Golf cup device

申请号 JP30875992 申请日 1992-11-18 公开(公告)号 JPH06154372A 公开(公告)日 1994-06-03
申请人 Kawasaki Corp Kk; カワサキコーポレーション株式会社; 发明人 KAWASAKI SHIYOUZOU;
摘要 PURPOSE: To make an opening area of a cup changeable so that a golf ball is cupped in moderate probability, in a golf game course or a driving range.
CONSTITUTION: By operating a selection switch, an electrically-driven motor 33 is rotated, the rotation of the motor 33 is transferred to a rotary shaft 31 through a belt 32 and the shaft 31 is rotated. By the rotation of this rotary shaft 31, a bottom face plate 27b formed integrally with a third plate 27 formed by attaching fixedly a nut 28 is allowed to ascend and descend. In connection with the ascent and the descent of this bottom face plate 27b, a second plate 24 is allowed to ascend and descend by an action of a projection 27c and a tension spring 25. Accordingly, an opening area of a golf cup is switched to the diameters determined by the inside diameters of a first - a third plates 22, 24 and 27, that is, three stages.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO&Japio
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 打席から所定距離だけ離れた位置に設けたカップを有するゴルフカップ装置において、カップの開口面積を変更可能とする開口面積変更機構と、前記開口面積変更機構を駆動して前記開口面積を変更する電気的アクチュエータと、前記開口面積の大きさを選択する選択手段と、前記選択手段の選択操作に応答して前記電気的アクチュエータを駆動制御し前記カップの開口面積を前記選択された開口面積に設定する電気制御手段とを備えたことを特徴とするゴルフカップ装置。
  • 【請求項2】 グリーンに埋め込まれて円形の開口面を有するゴルフカップ装置において、グリーンの表面とほぼ同一面に固定され中央部に円形孔を形成した第1プレートと、前記第1プレートに設けた孔の内周上に昇降可能に設けた環状の第2プレートと、前記第2プレートを昇降させる昇降機構と、前記昇降機構を駆動して第2プレートを昇降させるアクチュエータとを備えたことを特徴とするゴルフカップ装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ練習場又はゴルフ遊技場に設けたグリーンに埋め込まれてなりプレイヤがゴルフボールを打って入れるためのカップを含むゴルフカップ装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来から、複数の打席を有し、各打席に用意されたマット上のゴルフボール又はティーアップされたゴルフボールを打ってゴルフを練習するゴルフ練習場はよく知られている。 また、短いアプローチ及びパターコースを設けて打席(ティーグランド)からゴルフボールをショートアイアン及びパターで打って、同ボールをグリーン上に設けたカップに入れるようにしたゴルフ練習場及びゴルフ遊技場もよく知られている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例における前者のゴルフ練習場にあっては、ゲーム性に欠けるために面白味がなくゴルフ練習が退屈なものとなる。
    そこで、本出願人は、先に出願した特願平4−2211
    96号にて、練習場のフェアウェイにグリーンを想定して同グリーン上にカップを埋め込み、このカップにゴルフボールを入れるようにするとともにカップインしたゴルフボールを打ったプレイヤを判定できるようにした「ゴルフゲーム装置」を提案した。 このようにゴルフ練習場に埋め込まれたカップ、又は上記従来例における後者のゴルフ練習場又はゴルフ遊技場のグリーンに埋め込まれたカップにあっては、カップの開口面の直径は常に一定であるので、打席(ティーグランド)からカップまでの距離及びプレイヤの技量に関係して、ゴルフボールがカップに頻繁に入り過ぎたり、逆にゴルフボールがカップにほとんど入らないで、面白味がないという問題がある。

    【0004】本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、カップの開口面積を変更可能として打席(ティーグランド)からカップまでの距離及びプレイヤの技量に関係なくゴルフボールがカップに適度な確率で入るようにし、常に面白味をもってゴルフゲーム又はゴルフ練習ができるようにしたゴルフカップ装置を提供することにある。 また、他の目的は、カップの直径を簡単に変更できるような機構を備えたゴルフカップ装置を提供することにある。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、上記請求項1に記載の第1の発明は、打席から所定距離だけ離れた位置に設けたカップを有するゴルフカップ装置において、カップの開口面積を変更可能とする開口面積変更機構と、開口面積変更機構を駆動して開口面積を変更する電気的アクチュエータと、開口面積の大きさを選択する選択手段と、選択手段の選択操作に応答して電気的アクチュエータを駆動制御しカップの開口面積を前記選択された開口面積に設定する電気制御手段とを備えたことにある。

    【0006】また、上記請求項2に記載の第2の発明は、グリーンに埋め込まれて円形の開口面を有するゴルフカップ装置において、グリーンの表面とほぼ同一面に固定され中央部に円形孔を形成した第1プレートと、第1プレートに設けた孔の内周上に昇降可能に設けた環状の第2プレートと、第2プレートを昇降させる昇降機構と、昇降機構を駆動して第2プレートを昇降させるアクチュエータとを備えたことにある。

    【0007】

    【発明の作用・効果】上記のように構成した第1の発明においては、プレイヤ、係員などが選択手段にてカップの開口面積の大きさを選択すれば、電気制御手段が選択手段の選択操作に応答して電気的アクチュエータを駆動制御し、同アクチュエータが開口面積変更機構を駆動してカップの開口面積を前記選択された開口面積に設定する。 これにより、第1の発明によれば、選択手段の操作のみで、打席(ティーグランド)からカップまでの距離及びプレイヤの技量に関係なくゴルフボールがカップに適度な確率で入るように調整することができ、常に面白味をもってゴルフゲーム又はゴルフ練習ができるようになる。

    【0008】また、上記のように構成した第2の発明においては、アクチュエータを制御して昇降機構を駆動すれば、第2プレートが第1プレートの内周上にて昇降する。 第2プレートが第1プレートと同一平面に位置すればカップの開口面積は第2プレートの内径に等しい小さなものとなり、第2プレートが第1プレートより下方に位置すればカップの開口面積は第1プレートの円形孔の直径に等しい大きなものとなる。 これにより、第2の発明によれば、簡単な構成によってゴルフカップの開口面積を変更できるようになる。

    【0009】

    【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、図1は本発明の適用されるゴルフ練習場の一例を平面図により示している。 このゴルフ練習場は周囲をネットなどでにより囲まれており、練習場内の後方位置には複数の打席11−1,11−2〜11−nが並べられているとともに、同打席のさらに後方には操作器12
    が配置されている。 各打席11−1,11−2〜11−
    nの前方には芝生などを植えたフェアウェイ13が広がっているとともに、同フェアウェイ13上には適宜グリーン14,14が設けられている。 グリーン14,14
    には本発明に係るゴルフカップ装置20,20がそれぞれ埋め込まれている。

    【0010】図2は本発明の適用されるパターコースの一例を平面図により示している。 このパターコースは人工芝の敷かれたフェアウェイ15の後方位置に打席(ティーグランド)16が設けられているとともに、同打席16の側方には操作器17が配置されている。 フェアウェイ15の前方位置にはグリーン18が設けられており、同グリーン18には本発明に係るゴルフカップ装置20が埋め込まれている。

    【0011】このゴルフカップ装置20の具体例を図面を用いて説明すると、図3,5,6は同ゴルフカップ装置20を縦断面図により示し、図4は同ゴルフカップ装置20を平面図により示している。 このゴルフカップ装置20は直方体状のハウジング21を備え、同ハウジング21の上端面には正方形状の第1プレート22がその縁部にて固着されているとともに、下端にてハウジング21の底面に固着された4本の支持ロッド23により支承されている。 第1プレート22の中央部には円形の孔22a(例えば、直径40cm程度)が形成されており、
    その内周上には斜め下方に向けたフランジ部22bが一体的に形成されている。

    【0012】第1プレート22の孔22aの内周上には多少の隙間を隔てて環状の第2プレート24が配置されている。 第2プレート24には下方に延設した円筒状の側壁24aが一体的に形成され、同側壁24aの下端には径方向両側に延びた環状の底面プレート24bが一体的に形成されている。 底面プレート24bはその端部に設けた孔を4本の支持ロッド23にそれぞれ貫通させることによって各ロッド23に対して軸方向に摺動可能かつ回転不能に組み付けられるとともに、上端を第1プレート22の裏面に固定した4本の引っ張りスプリング2
    5により上方に付勢されている。 各支持ロッド23の上部にはストッパ26が固定されており、基準状態(図3
    の状態)にて底面プレート24bの上面がストッパ26
    にそれぞれ当接するようになっている。 第2プレート2
    4の内径は例えば30cm程度に設定されており、同内周上には斜め下方に向けたフランジ部24cが一体的に形成されている。

    【0013】第2プレート24の内周上には多少の隙間を隔てて環状の第3プレート27が配置されている。 第3プレート27には下方に延設した円筒状の側壁27a
    が一体的に形成され、同側壁27aの下端には径方向外側に延びた環状の底面プレート27bが一体的に形成されている。 底面プレート27bはその端部に設けた孔を4本の支持ロッド23にそれぞれ貫通させることによって各ロッド23に対して軸方向に摺動可能かつ回転不能に組み付けられている。 底面プレート24bの外周端には4個のナット28が固着され、各ナット28は4本の回転シャフト31に設けた雄ねじ部にそれぞれ螺合している。 回転シャフト31はそれらの各両端にてハウジング21の上面と下面に軸回りに回転可能に組み付けられている。 回転シャフト31の下部にはプーリ31aがそれぞれ固定され、各プーリ31aはベルト32を介して電動モータ33の回転軸に固定したプーリ33aにそれぞれ接続されている。 なお、図示においては、電動モータ33の回転を回転シャフト31に伝達するベルト32
    を2つのみ示したが、同モータ33の回転軸にプーリ3
    3aをさらに2つ設けて残りの2つの回転シャフト31
    に電動モータ33の回転を伝達するようにしてもよいし、電動モータ33と同期して回転する別の電動モータを設けてこの別の電動モータの回転を残りの2つの回転シャフト31に伝達するようにしてもよい。 第3プレート27の下面には下方に突出した突起27cが形成されており、同突起27cは第3プレートの下降に伴って底面プレート24bを下方に押圧するようになっている。
    第3プレート27の内径は例えば20cm程度に設定されており、その中心には旗34を立てるための基台35が配置されている。 この基台35は放射状に延設されて第3プレート27の内周上に接続した連結ロッド36により固定されている。

    【0014】これらの第1〜第3プレート22,24,
    27の上面は基準状態(図3の状態)にて平に設定されるとともに、各プレート22,24,27の上面に添着した人工芝片37,38,39の上面がグリーン1
    4,18の面位置とほぼ一致するように設定されている。 旗34及び基台35の下方のハウジング21の底面上にはボール収容器41が配置されており、同収容器4
    1は収容したゴルフボールを判別するとともに判別後にパイプ42を介して判別されたゴルフボールを外部へ排出する。 ボール収容器41の上面には円錐状に形成した受け皿43が設けられており、同受け皿43は第3プレート27の内周上に落下したゴルフボールを受けてボール収容器41に導く。 なお、このボール収容器41は本発明に直接関係しないので詳しい説明は省略するが、本出願と同一の出願人の先願である実願平4−67761
    号「ゴルフボール判別装置」に記載のものを利用できる。

    【0015】次に、上記のように構成したゴルフカップ装置の電気制御回路について説明する。 このゴルフカップ装置は、図3,7に示すように、第1〜第3リードスイッチLSW1,LSW2,LSW3を備えている。 第1リードスイッチLSW1は第1〜第3プレート22,24,27が基準状態(図3の状態)にあることを検出するためのもので、
    ハウジング21の上部側壁に下向きに固定されており、
    通常オフ状態にあってナット28の上昇に伴い同ナット28に設けた突起28aにより押圧されてオンする。 第2リードスイッチLSW2は第3プレート27のみを下降させた状態(図5の状態)を検出するためのもので、底面プレート24bの上面に上向きに固定されており、通常オフ状態にあって第3プレート27の下降に伴い底面プレート27bに固定した鈎型ロッド27cにより押圧されてオンする。 第3リードスイッチLSW3は第2,3プレート24,27を共に下降させた状態(図6の状態)を検出するためのもので、支持ロッド23の中央部に上向きに固定されており、通常オフ状態にあって第3プレート27の下降に伴い底面プレート27bにより押圧されてオンする。

    【0016】また、電気制御装置は第1〜第3プレート22,24,27の前記各状態を選択するための第1〜
    第3選択スイッチSSW1,SSW2,SSW3を備え、各スイッチSS
    W1,SSW2,SSW3は操作器12,17に設けられている。 これらの第1〜3リードスイッチLSW1〜LSW3及び第1〜3
    選択スイッチSSW1〜SSW3は操作器12,17に内蔵したマイクロコンピュータ51に接続されており、同コンピュータ51は図8,9に示したフローチャートに対応したプログラムを実行して電動モータ33の回転を制御する。 マイクロコンピュータ51と電動モータ33との間には駆動回路52が設けられており、同回路52はハウジング21内に収容されてマイクロコンピュータ51からの制御信号に応答して電動モータ33を駆動する。

    【0017】上記のように構成した実施例の動作を図8,9に示したフローチャートに沿って説明する。 電源スイッチ(図示しない)が投入されると、マイクロコンピュータ51はステップ100にてプログラムの実行を開始し、ステップ102にて駆動回路52に電動モータ33を逆転させるための制御信号を出する。 駆動回路52はこの制御信号に応答して電動モータ33を逆転させる。 この電動モータ33の逆転はプーリ33a、ベルト32及びプーリ31aを介して回転シャフト31に伝達され、同シャフト31も逆転する。 この回転シャフト31の逆転によりナット28及び底面プレート27bは上昇する。 この場合、底面プレート27bが図5の状態にあれば、同底面プレート27bのみが電動モータ33
    の回転に応じて上昇するのみである。 また、底面プレート27bが図6の状態にあった場合には、この底面プレート27bの上昇によって突起27cによる底面プレート24bに対する押圧が解除されるので、底面プレート24bは引っ張りスプリング25によって引き上げられて底面プレート27bとの間隔を図6の状態に保ったまま同プレート27bと共に上昇する。 次に、底面プレート24bの上昇がストッパ26により規制された(図5
    の状態)以降は、前記と同様にして底面プレート27b
    のみが上昇する。

    【0018】前記ステップ102の処理後、ステップ1
    04にて第1リードスイッチLSW1がオンしているか否かを判定し、オンしていなければステップ104にて「N
    O」と判定してプログラムをステップ102に戻して、
    ステップ102,104からなる循環処理を繰り返し実行する。 一方、前記底面プレート27bの上昇により第1リードスイッチLSW1がオンすれば、ステップ104にて「YES」と判定してプログラムをステップ106に進める。 ステップ106においては、駆動回路52に電動モータ33の回転を停止させるための制御信号を出力するとともに、第2,3プレート24,27の昇降状態を表すフラグFLG を”1”に設定する。 これらのステップ102〜106の処理により、電源スイッチの投入直後には、第2,第3プレート24,27が如何なる状態にあっても、第2,3プレート24,27は基準状態(図3の状態)に戻されるとともに、フラグFLG は”
    1”に設定される。

    【0019】前記ステップ106の処理後、マイクロコンピュータ51はステップ108にて「カップ径変更ルーチン」を繰り返し実行する。 この「カップ径変更ルーチン」は図9に詳細に示されているように、その実行がステップ200にて開始され、ステップ202〜206
    の判定処理によって第1〜3選択スイッチSSW1〜SSW3がオン操作されたか否かを判定する。 第1〜3選択スイッチSSW1〜SSW3のいずれもオン操作されなければ、ステップ202〜206にて共に「NO」と判定してプログラムをステップ240に進め、同ステップ240にてこの「カップ径変更ルーチン」を終了する。 第1選択スイッチSSW1がオン操作された場合には、ステップ202にて「YES」と判定してプログラムをステップ208へ進め、同ステップ208にてフラグFLG が”1”であるか否かを判定する。 第2,3プレート24,27が前述のように基準状態にあってフラグFLG が”1”に設定されていれば、ステップ208にて「YES」と判定してプログラムをステップ240に進め、同ステップ240にてこの「カップ径変更ルーチン」を終了する。 したがって、この場合には、第2,3プレート24,27は基準状態(図3の状態)に維持される。

    【0020】一方、第1選択スイッチSSW1がオン操作されたとき、第2,3プレート24,27が基準状態になければ、ステップ208にて「NO」と判定してプログラムをステップ210〜214に進める。 ステップ21
    0〜214にて、前述のステップ102〜106の処理と同様に、第2,3プレート24,27は基準状態(図3の状態)に設定されるとともに、フラグFLG が”1”
    に設定される。 このような状態では、ゴルフカップ装置における開口面積は第3プレート27の内径により規定される小さなものである。

    【0021】また、第2選択スイッチSSW2がオン操作されると、ステップ204にて「YES」と判定してプログラムをステップ216にて進め、同ステップ216にてフラグFLG が”2”であるか否かを判定する。 第3プレート27が図5の状態まで下降していてフラグFLG
    が”2”に設定されていれば、ステップ216にて「Y
    ES」と判定してプログラムをステップ240に進め、
    同ステップ240にてこの「カップ径変更ルーチン」を終了する。 したがって、この場合には、第3プレート2
    7のみが下降した状態(図5の状態)に維持される。

    【0022】一方、フラグFLG が”2”に設定されていなければ、ステップ216にて「NO」と判定してプログラムをステップ218に進め、同ステップ218にてフラグFLG が”1”であるか否かを判定する。 第2,第3プレート24,27が基準状態(図3の状態)にあってフラグFLG が”1”に設定されていれば、ステップ2
    18にて「YES」と判定してプログラムをステップ2
    20,222に進める。 ステップ220,222においては第2リードスイッチLSW2がオンするまで電動モータ33を正転させる。 この電動モータ33の正転によって回転シャフト23も正転する。 これにより、底面プレート27bは下降し、同プレート27bが図5の状態まで来ると、第2リードスイッチLSW2がオンする。 この第2
    リードスイッチLSW2のオンにより、ステップ222にて「YES」と判定してプログラムをステップ224に進める。 ステップ224においては、電動モータ33の正転を停止させるとともに、フラグFLG を”2”に設定する。

    【0023】また、第2,第3プレート24,27が共に下降している状態(図6の状態)にあってフラグFLG
    が”3”に設定されていれば、ステップ218にて「N
    O」と判定してプログラムをステップ226,228に進める。 ステップ226,228においては第3リードスイッチLSW3がオフするまで電動モータ33を逆転させる。 この電動モータ33の逆転により回転シャフト23
    も逆転し、底面プレート27bは上昇する。 この底面プレート27bの上昇によって突起27cによる底面プレート24bに対する押圧が解除されるので、底面プレート24bは引っ張りスプリング25によって引き上げられて底面プレート27bとの間隔を図6の状態に保ったまま同プレート27bと共に上昇する。 そして、底面プレート24bが図5の状態まで上昇すると、同プレート24bの上昇はストッパ26により規制される。 この底面プレート24bの上昇停止直後に、底面プレート27
    bのわずかな上昇によって第2リードスイッチLSW2がオフする。 この第2リードスイッチLSW2のオフにより、ステップ228にて「YES」と判定してプログラムをステップ230に進める。 ステップ230においては、電動モータ33の逆転を停止させるとともに、フラグFLG
    を”2”に設定する。 このように図5の状態に設定されたゴルフカップ装置においては、その開口面積が第2プレート24の内径により規定される中程度ものとなる。

    【0024】また、第3選択スイッチSSW3がオン操作されると、ステップ206にて「YES」と判定してプログラムをステップ232に進め、同ステップ232にてフラグFLG が”3”であるか否かを判定する。 第3プレート27が図6の状態まで下降していてフラグFLG が”
    3”に設定されていれば、ステップ232にて「YE
    S」と判定してプログラムをステップ240に進め、同ステップ240にてこの「カップ径変更ルーチン」を終了する。 したがって、この場合には、第2,3プレート24,27が共に下降した状態(図6の状態)に維持される。 一方、フラグFLG が”3”に設定されていなければ、ステップ232にて「NO」と判定してプログラムをステップ234,236に進める。 ステップ234,
    236においては、第3リードスイッチLSW3がオンするまで、電動モータ33を正転させ続ける。 したがって、
    底面プレート27bは下降する。

    【0025】この場合、底面プレート27bが図5の状態にあれば、底面プレート24bは、突起27cの押圧により、スプリング25の引っ張り力に抗して、底面プレート27bとの間隔を図5の状態に保ったまま同プレート27bと共に電動モータ33の正転に応じて下降する。 また、底面プレート27bが図3の状態にあった場合には、まず底面プレート27bのみが下降し、突起2
    7cが底面プレート24bに当接した(図5の状態)
    後、底面プレート27bは底面プレート24cとの間隔を図5の状態に保ったまま同プレート24bと共に下降する。 そして。 底面プレート27bが図6に示すように、第3リードスイッチLSW3の位置まで下降して同スイッチLSW3をオンさせると、ステップ236にて「YE
    S」と判定してプログラムをステップ238に進める。
    ステップ238においては、電動モータ33の正転を停止させるとともに、フラグFLG を”3”に設定する。 このように図6の状態に設定されたゴルフカップ装置においては、その開口面積が第1プレート24の内径により規定される大きなものとなる。

    【0026】以上説明したように、上記実施例においては、第1〜3選択スイッチSSW1〜SSW3を選択操作するのみで、ゴルフカップ装置の開口面積が簡単に変更されるので、打席(ティーグランド)からカップまでの距離及びプレイヤの技量に関係なくゴルフボールが適度な確率でカップインするようにでき、ゴルフ練習又はゴルフゲームが面白味のあるものとなる。 また、第2,3プレート24,27を昇降させるのみで開口面積を変更できるので、簡単な構成により開口面積を変更可能なゴルフカップ装置を実現できる。

    【0027】なお、上記実施例においては、収容器41
    によるゴルフボールの判別後の処置については詳しい説明を省略したが、本実施例の装置は、本願と同一出願人の先願に相当する特願平4−221196号「ゴルフゲーム装置」、実願平4−67761号「ゴルフボール判別装置」及び実願平4−68206号「ミニチュアゴルフ」に記載の発明又は考案のように、ゴルフボールがカップインした際にファンファーレを鳴らしたり、カップインしたプレイヤを表示したりするように利用できる。

    【0028】また、上記実施例においては、ゴルフカップの開口面積を3段階に切り換えできるようにしたが、
    第1〜3プレート22,24,27の数を減らして前記切り換えを2段階にしてもよい。 また、第1〜3プレートの数を増加させて前記切り換えをさらに多段にしてもよい。 さらに、カメラに用いる絞りのような機構を用いて、前記開口面積を無段階かつ連続的に変更できるようにしてもよい。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明に係るゴルフカップ装置が適用されるゴルフ練習場の一例を示す平面図である。

    【図2】 同ゴルフカップ装置が適用されるパターコースの一例を示す平面図である。

    【図3】 本発明の一実施例を示すゴルフカップ装置の縦断面図である。

    【図4】 同ゴルフカップ装置の平面図である。

    【図5】 同ゴルフカップ装置の一作動状態を示す縦断面図である。

    【図6】 同ゴルフカップ装置の他の作動状態を示す縦断面図である。

    【図7】 同ゴルフカップ装置の電気制御装置のブロック図である。

    【図8】 図7のマイクロコンピュータにて実行されるプログラムに対応したフローチャートである。

    【図9】 図8のカップ径変更ルーチンの詳細を示すフローチャートである。

    【符号の説明】

    11−1〜11−n…打席、12,17…操作器、1
    3,15…フェアウェイ、14,18…グリーン、16
    …ティーグランド、20…ゴルフカップ装置、21…ハウジング、22…第1プレート、23…支持ロッド、2
    4…第2プレート、25…引っ張りスプリング、27…
    第3プレート、28…ナット、31…回転シャフト、3
    2…ベルト、33…電動モータ、37〜39…人工芝、
    51…マイクロコンピュータ、LSW1〜LSW3…リードスイッチ、SSW1〜SSW3…選択スイッチ。

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