Golf swing analysis method and apparatus

申请号 JP2010252310 申请日 2010-11-10 公开(公告)号 JP5269857B2 公开(公告)日 2013-08-21
申请人 ナイキ インターナショナル リミテッド; 发明人 ヒデユキ イシイ;
摘要 This disclosure relates to a method for analyzing a golf swing, and an associated apparatus for use in the method. More specifically, this disclosure relates generally to a method of analyzing a golf swing by impacting a deformable medium (103) with a golf club head (107). In the method, a club head impacts the deformable medium, causing the deformable medium to change shape. The change in shape may then be correlated to the value of a swing profile characteristic. Alternatively, the deformable medium may include a sensor (402), such that the sensor senses a measurement that is correlated to a value of a swing profile characteristic. Also disclosed are a deformable medium and a kit for use in the method.
权利要求
  • ゴルフクラブをスウィングするゴルファーのゴルフスウィングを分析する方法において、
    第1形態を有する変形可能媒体を準備することと、
    ゴルフスウィングの軌道に前記変形可能媒体を位置づけることとであって、この位置づけることは、ゴルフスウィングの際、ゴルフクラブのクラブヘッドの少なくとも一部がインパクトを与え、これによって前記変形可能媒体が第1形態とは異なる第2形態をとるように行われる、位置づけることと、
    第1形態と第2形態の間の形状変化を特徴づける測定値を取得することと、
    前記測定値を、少なくとも一つのスウィングプロフィール特徴の値と相関させることと、
    を含み、
    前記変形可能媒体は、ゴルフスウィングが実行されたときに、クラブヘッドの縦、横および奥行きの3方向について該クラブヘッドの辺縁全体に隣接し得るように配置されていて、
    前記スウィングプロフィール特徴は、クラブヘッドスピード、打撃角度、クラブヘッドのオープン角度/クローズド角度、クラブフェイスの垂直角度及びクラブフェイスの垂直位置のうちの少なくとも一つであることを特徴とする、方法。
  • 前記変形可能媒体が前記第2形態を恒久的に保持することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  • 前記変形可能媒体が、インパクト後、所定の期間において前記第1形態に復帰することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  • 前記少なくとも一つのスウィングプロフィール特徴の値が、前記測定値及び前記クラブヘッドの間連属性から計算されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  • 前記変形可能媒体が、変形可能材料から成る少なくとも二つの隣接した垂直セグメントのシリーズからなり、
    前記垂直セグメントは、ゴルフスウィングが実行される面に直交するように配置され、
    前記垂直セグメントは、各セグメントが互いに視覚的に識別可能となるようにマークが施されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  • 前記変形可能媒体が、変形可能材料から成る少なくとも二つの隣接した層のシリーズからなり、
    これらの層が、ゴルフスウィングが実行される面に平行に配置され、これらの層は、各層が互いに視覚的に識別可能となるようにマークが施されていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  • 前記変形可能媒体が、フォームつまり発泡体、クレイ、砂およびプラスチックのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  • 说明书全文

    本開示は、ゴルフスウィングを分析するための方法、及び、該方法に使用される関連装置に関する。 より具体的には、本開示は、一般に、ゴルフクラブヘッドによって変形可能な媒体にインパクトを与えることによってゴルフスウィングを分析する方法に関する。

    ゴルフというゲームは、ゴルファーが、彼又は彼女のスウィングの学に関して微細なコントロールを提示することを要求する。 ゴルファーのスウィングの僅かな差が、ゴルフボールの打撃状態、及びその後のプレイに激烈な影響を及ぼすことがあり得る。 アマチュアであれプロゴルファーであれ、ゲームを向上させるために必要な、筋肉記憶及び微細な運動スキルを涵養するには相当量の時間を費やす。

    当該技術分野では、種々の、ゴルフスウィング測定デバイスが知られる。 このようなデバイスは、ゴルファーが、彼又は彼女のスウィングの種々の局面を測定することを可能とするので、そのため、該ゴルファーは、それらの局面を批判し、改良することが可能となる。 このようなデバイスは一般に、ゴルファーがボールに向かってスウィングを実行することを要求し、一方、その様子は、ローンチモニター、ビデオデバイス、及びその他の測定デバイスによって監視される。 一般に採取される測定値としては、特に、クラブヘッドスピード、ボールスピード、ローンチ度、打撃角度、バックスピン、サイドスピン、及び総距離が挙げられる。

    このようなデバイスはさらに、ボール適性目的のためのスウィングデータの収集にも使用される場合がある。 ボール適性システムは、米国特許第_号、現在は、2009年7月7日に出願され「ボール適性分析の方法及びシステム("Method and System for Ball Fitting Analysis")」と題する米国特許出願第12/498,364号(特許文献1)に論じられている。 なお、これらの開示の全体を引用により本明細書に含める。

    米国特許出願第12/498,364号明細書

    しかしながら、このようなデバイスはいくつかの欠陥を抱える。 それらの内でもっとも大きいのはコストである。 あるタイプのローンチモニターは、一般に、ゴルフクラブとボールのスピード及び位置を測定するために、ドップラー効果と組み合わせたレーダー技術を用いる。 これらのローンチモニターは、ゴルファーに有用な情報を提供するためには、ドップラー効果による周波数変移に必要な、正確なタイプのレーダーを発射するだけでなく、該周波数変移を分析することが可能でなければならない。 したがって、ローンチモニターは、高価となりがちで、特に、アマチュアゴルファーにとっては高値の花となりかねない。 同様に、ビデオモニターは、一般に、少なくとも一つのビデオカメラ及びビデオ分析ソフトウェアを必要とする。 あるビデオモニターは、複数の角度からゴルファーのスウィングを視認するために、複数のビデオカメラを使用する。 しかしながら、この機器も高価である。

    したがって、アマチュアゴルファーであれば、彼らのスウィングの種々な局面を、正確かつコスト有効的なやり方で測定することができるのであればそれを好ましいと思うであろう。

    当該技術分野では、上述の従来技術の欠点に対処するシステム及び方法が求められている。

    一局面では、本開示は、ゴルフクラブをスウィングするゴルファーのゴルフスウィングを分析するための方法であって、第1形態を有する変形可能媒体を準備すること;ゴルフスウィングの軌道に該変形可能媒体を位置づけること、その位置づけは、ゴルフスウィングの際、ゴルフクラブのクラブヘッドの少なくとも一部が該変形可能媒体にインパクトを与え、そのため、該変形可能媒体が、第1形態とは異なる第2形態を取るように行われる;第1形態と第2形態の間の形状変化を特徴づける測定値を取得すること;及び、該測定値を、少なくとも一つのスウィングプロフィール特徴の値と相関させること、を含む方法を提供する。

    別の局面では、本開示は、変形可能媒体が少なくとも一つのセンサーを含む、上述の方法を提供する。

    本開示はさらに、ゴルフクラブのインパクト情報を収集するための変形可能媒体を提供する。 該媒体は、ゴルフクラブによってインパクトを与えられると可塑性変形を受け、そのため変形が起こるような指定の圧縮強度を有し、該媒体は、変形可能材料から成る、一連の、少なくとも二つの連続セクションを含み、各セクションは、それぞれ視覚的に他者とは識別可能となるようにマークされ、各セクションは指定の厚みを持ち、これらのセクションは、ゴルフスウィングプロフィール特徴の値が、変形される各セグメントの指定の厚み、及び変形されるセグメントの数に基づいて、その変形から決定することが可能となるように構成される。

    最後に、本開示は、上述のような変形可能媒体、及び、変形される各セグメントの指定の厚み、変形されるセグメントの数、及びゴルフスウィングプロフィールの特徴値の間の少なくとも一つの関係を表示する表を含むキットを提供する。

    当業者であれば、本開示の他のシステム、方法、特色、及び利点は、下記の図面及び詳細な説明を精査することによって明白であろう。 そのような追加のシステム、方法、特色、及び利点は、本明細書及び本概要の範囲内、本開示の範囲内に含まれ、下記の特許請求項によって保護されることが意図される。

    本発明は、下記の図面及び説明を参照することによってより良く理解することが可能である。 図面の成分は必ずしも実尺に合うものではなく、むしろ重点は、本発明の原理の具体的説明に置かれる。 さらに、これらの図面において、同じ参照数字は、種々の投影図を通じて対応部品を表す。

    変形可能媒体の実施態様に向かってまさにゴルフクラブをスウィングしようとしているゴルファーを示す。

    ゴルフクラブが、図1の変形可能媒体にインパクトを与えた直後のゴルファーを示す。

    ゴルフクラブによるインパクト後の、図1の変形可能媒体の接近拡大図を示す。

    インパクト後の図1の変形可能媒体、及び、該変形可能媒体におけるゴルフクラブのいくつかの変動位置及び角度の側面図を示す。

    インパクト後の図1の変形可能媒体、及び、該変形可能媒体におけるゴルフクラブのいくつかの変動位置及び角度の上面図を示す。

    インパクト後の図1の変形可能媒体、及び、該変形可能媒体におけるゴルフクラブのいくつかの変動位置及び角度の背面図を示す。

    変形可能媒体の実施態様であって、変形可能媒体が、変形可能な材料から成る、一連の、いくつかの連続的垂直セグメントから構成される実施態様を示す。

    図7の変形可能媒体実施態様の分解図を示す。

    変形可能媒体の別の実施態様に向かってゴルフクラブをスウィングするゴルファーを示す。

    図9に示す変形可能媒体タイプの変形可能媒体実施態様の接近拡大図を示す。

    図10の変形可能媒体の側面図を示す。

    図9に示す変形可能媒体タイプの変形可能媒体の別実施態様の側面図を示す。

    図9に示す変形可能媒体タイプの変形可能媒体の別実施態様の側面図を示す。

    変形可能媒体の異なる実施態様の接近拡大図を示す。

    図14の変形可能媒体の背側を示す。

    ゴルフクラブによってインパクトを与えられたときの、変形可能媒体の別の実施態様を示す。

    変形可能媒体のさらに別の実施態様の側面断面図を示す。

    ゴルフクラブによるインパクト後の、図17の変形可能媒体の側面断面図を示す。

    ゴルフクラブの関連属性に基づいて、変形可能媒体の変形とスウィングプロフィール特徴との間の関係を表示する表の代表的実施態様を示す。

    ゴルフスウィングを分析するための方法は、変形可能媒体の使用を含む。 その際、ゴルフクラブは、ゴルフスウィング時該変形可能媒体が形態を変えるように変形可能媒体にインパクトを与える。 次に、この形態の変化を、スウィングプロフィール特徴の値と相関させてもよい。

    ゴルファー101は、彼又は彼女のゴルフスウィングのスウィングプロフィール特徴に関する情報を得たいと思う場合がある。 図1に示すように、ゴルファー101は、変形可能媒体103に向かってゴルフクラブ102を振り下ろしてもよい。 図1及びその後の図面を通じて示されるゴルフクラブ102はドライバーであるが、このゴルフクラブ102は、ゴルファー101の望むものであればどのタイプのゴルフクラブであってもよく、例えば、アイアン又はパターであってもよい。

    ゴルファーは、変形可能媒体103上の標的104を狙ってもよい。 標的104は単に、ゴルファー101のために参照枠を提供するだけのもので、それによって、ゴルファー101が、丁度彼又は彼女がティー上のゴルフボールを狙うときと同様に、標的104を狙うことができるようにするためである。

    変形可能媒体103は、ゴルフスウィングの軌道に沿って与えられ、そのため、ゴルファー101が彼又は彼女のゴルフスウィングを完了するとき、ゴルフクラブ102は、変形可能媒体103にインパクトを与えることが可能とされる。 図2は、ゴルフクラブ102と変形可能媒体103の間のインパクトを示す。 このインパクトの結果、変形可能媒体103は形を変える。 具体的には、変形可能媒体103は、図1に示す第1形態から、図2に105において示す第2形態に変わる。 この第2形態は第1形態とは異なる。

    図3において、ゴルフクラブ102と変形可能媒体103の間のインパクトがさらに精しく示される。 具体的には、クラブヘッド107の少なくとも一部は変形可能媒体103にインパクトを与える。 ある実施態様では、図3及び4に示すように、変形可能媒体は、インパクト時、3辺においてクラブヘッドの辺縁に隣接する。 クラブシャフト106の一部が変形可能媒体にインパクトを与えてもよい。 しかしながら、クラブシャフト106は、一般に、スウィングプロフィール特徴の値を定めるために、変形可能媒体103にインパクトを与える必要はない。

    一般に、本法によって定められるスウィングプロフィール特徴は、クラブヘッドスピード、打撃角度、それによってクラブヘッドがオープン/クローズドとされる角度、クラブフェイスの垂直角度、及びクラブフェイスの垂直位置の内の少なくとも一つを含んでよい。 例えば、図4は、少なくとも一つのスウィングプロフィール特徴値に相関させることが可能な、変形可能媒体103の第2形態105に関するいくつかの測定値を示す。 図4は、ゴルフクラブヘッド107によるインパクト後の変形可能媒体103の側面断面図を示す。

    先ず、変形可能媒体103の第2形態105は、クラブヘッドスピードに相関させることが可能である。 当該技術分野で公知のように、クラブヘッドスピードとは、クラブヘッドが標的(例えば、ゴルフボール)にインパクトを与えた瞬間、該クラブヘッドが移動するスピードである。 クラブヘッドスピードは、ドライバーショット時に実現されるパワー及び距離に関連するので、ゴルファーのスウィングにとって重要である。 クラブヘッドスピードは、クラブヘッド107が変形可能媒体103の中を移動する距離203に基づいて決めてもよい。

    具体的には、変形可能媒体は、既知の指定の弾性及び既知の指定の圧縮強度を有していてもよい。 図1-15に示すものと同様の実施態様、すなわち、変形可能媒体が恒久的に第2位置を取る実施態様では、一般に、クラブヘッドスピードの決定には、圧縮強度の方が弾性よりも重要である。 当該技術分野で公知のように、材料の圧縮強度とは、応力ひずみ曲線において、弾性変形が終わり、可塑性変形が始まる点である。 圧縮強度はまた、時に、「クラッシュ強度」、圧縮下の「降伏強度」、圧縮下の「可塑性降伏強度」とも呼ばれる。 一般に、圧縮強度は、変形可能媒体103が、通常のクラブヘッドスピードの範囲、及び、通常のクラブヘッド重量の範囲においてはクラブヘッドのインパクトを吸収できるような範囲内になければならない。

    さらに、スウィングプロフィール特徴の値を決めるには、クラブヘッドの一つ以上の関連属性を使用してもよい。 クラブヘッドの関連属性としては、例えば、クラブヘッド107の重量(すなわち、質量)、クラブヘッドのフェイス109の表面積、又は、クラブシャフト106の長さが挙げられてもよい。 したがって、クラブヘッドスピードの値は、距離203、指定の圧縮強度の外、ゴルフクラブの任意の必要関連属性から決定してよい。

    クラブヘッドスピードと緊密に関連する、本法によって決めてもよい、スウィングプロフィール特徴は、スウィング時、ゴルファー101によってクラブ102に対して印加される力である。 具体的には、ゴルファーによって印加される力は、距離203及びクラブシャフト106の長さから、先ず、インパクト時のクラブヘッドスピードを定める(上述のように)ことによって決めてもよい。 次に、クラブヘッド107が、スウィングのトップから、スウィング軌道に沿ってインパクト部位に降下するにつれて生じる、ポテンシャルエネルギーから運動エネルギーへの変化が計算される。 スウィングの軌道は直接クラブシャフト107の長さに関連する。 なぜなら、より長いクラブシャフトは、それに沿ってクラブヘッドが移動する、より広い「アーク状」軌道を生成するからである。 したがって、ポテンシャルエネルギーから運動エネルギーへの、この変化に基づいて期待されるクラブヘッドスピードと、実際のクラブヘッドスピードとの差は、スウィング時、ゴルファー101によってクラブ102に印加される力に関連する。

    図4はさらに、他のスウィングプロフィール特徴がどのように決められるかについても示す。 打撃角度は、クラブヘッドがゴルフボールに向かって移動し、該ボールと接触するときの、クラブヘッド軌道の角度を表す。 参照点として、一般に、打撃のゼロ角度とは、クラブヘッドが、インパクト時、地面と平行に移動することを意味する。 これは時に、打撃のsweeping angle(掃引角度)とも呼ばれる。 ゴルファーのスウィングは、陽性の打撃角度又は陰性の打撃角度を生ずる蓋然性の方がはるかに高く、すなわち、ボールの下を移動し、インパクト時上方に移動するか、又は、ゴルフボールに向かって下りてきて、インパクト後ボールの下を移動する方がはるかに起こりやすい。 したがって、ドライバーの場合、「よりフラット」なスウィングの方が、距離も正確度も向上する。 浅い打撃角度の方が、より少ないスピンでよりしっかりとボールを叩くので、ショットがより長く、より真っ直ぐになる。

    打撃角度は、変形可能媒体103の第2形態105において測定される角度201から決めてもよい。 ゴルファー101が、クラブヘッド107を変形可能媒体103の中に振り下ろすとき、打撃角度は、矢印204の示すように変動してもよい。 角度201はさらに、クラブヘッドのロフト角度に依存してもよい。 ゴルフにおいて公知のように、クラブヘッドのロフト角度とは、地面に対して垂直な垂直面に対するクラブフェイス109の角度である。 したがって、打撃角度の値は、角度201の測定値と、ゴルフクラブの関連属性、例えば、ロフト角度から決定してもよい。 クラブシャフト106の標準的長さ、例えば、45インチを用いてもよい。

    次に、本法は、クラブフェイス109の垂直位置を決めるために使用してもよい。 具体的には、図4に示す距離202は、クラブフェイス209の垂直位置の測定値として使用することが可能である。 ゴルファーは、彼又は彼女のクラブフェイスの垂直位置を知りたいと思う場合がある。 なぜなら、クラブヘッド重心の、標的ゴルフボールとの適正なアライメント(alignment)は、優れた距離とコントロールの確保を助けるものであるから。

    図5に示すように、変形可能媒体103の形態の変化105はさらに、それによってクラブフェイス109がオープン又はクローズドとされる角度の値を決めるのに使用してもよい。 図5は、変形可能媒体103の平面断面図である。 具体的には、角度210は、クラブフェイス109がそれによってオープン又はクローズドとされる角度である。 ゴルフの技術分野で使用されるように、「オープン」クラブフェイスとは、ゴルフスウィングの際、クラブヘッド107が標的(例えば、ゴルフボール)を打つときの地点において、クラブフェイス109がゴルファー101から離れる方を向くことを意味する。 図5に示す角度210は、「オープン」クラブフェイスである。 一方、「クローズド」クラブフェイスはゴルファー101の方を向く。 それによってクラブフェイスがオープン又はクローズドとされる角度の値は、矢印211の示すように、クラブヘッドが移動するにつれて変動してよい。 それによってクラブフェイス109がオープン又はクローズドとされる角度は、ボールがフックするか、又はスライスするかに影響を及ぼす。

    さらに、本法は、クラブフェイスの垂直角度の値を決めるのに使用してもよい。 図6は変形可能媒体103の背側断面図を示す。 図6に示すように、クラブフェイスの垂直角度212とは、矢印213の示すように、クラブヘッド107が回転する角度である。 クラブフェイス109の垂直角度は、スウィング時ゴルフボールに付与されるスピンの性質に影響を及ぼす場合がある。

    これまでいくつかのスウィングプロフィール特徴が論じられてきたが、本開示の方法は、これらの特定のスウィングプロフィール特徴に限定されない。 本開示の方法は、ゴルファーが望む可能性のある、他の、種々のスウィングプロフィール特徴を決定するのに使用してもよい。

    変形可能媒体103は、一般に、ゴルフクラブによるインパクトによって第1形態から第2形態に変化するものであればどのような材料から製造されてもよい。 ある実施態様では、変形可能媒体103は、第2形態105を恒久的に保持する。 このような実施態様では、変形可能媒体は可塑性変形を受ける。 「可塑性変形」という用語は、材料科学分野では、印加される力に反応して形状の非可逆的変化を受ける材料の変形を指すために使用される。 本明細書において上述したように、このような実施態様は、一般に、応力ひずみ曲線における降伏点が、正常なゴルフスウィング時クラブヘッドによって印加することが可能な力の範囲内に納まるような圧縮強度を有する。 第1形態から第2形態への変化が恒久的である実施態様は、図1-15に示される。

    このような実施態様において変形可能媒体103を含んでもよい材料の例としては、フォーム、クレイ、成形砂、又はプラスチックが挙げられる。 一般に、材料は、その間には、該材料が弾性(すなわち、非可塑性)変形を受ける、小範囲の応力、及び、その間には、材料が、破断前に可塑性変形を受ける、広範囲の応力を有していなければならない。 特に、独立気泡フォーム材料は、広範な圧縮強度を持つように構成され、そのため、そのフォームの特性が、本法で使用される特定の所望の圧縮強度を持つように適合的に調整可能とされる。

    別の実施態様では、第1形態から第2形態への変化は恒久的ではない。 このような実施態様では、変形可能媒体103は、インパクト後、指定の期間において第1形態に復帰する。 図16-18はそのような実施態様を示す。 この指定期間は、長くとも短くともよい。 例えば、長い指定期間は、数分から30分の桁であってもよい。 短い指定期間は、1秒の数分の1の桁であってもよい。 一般に、これらの実施態様では、変形可能媒体は、弾性だけの変形を受け、可塑的には変形しない。

    変形媒体103が恒久的変形を受けない実施態様において使用してよい材料の例としては、ゴム、ゲル、及び「記憶」フォームが挙げられる。

    変形可能媒体103は、種々の形に配置してよい。 例えば、図7は、変形可能媒体103の特定実施態様を示す。 この実施態様は、変形可能材料から成る、一連の、少なくとも二つの垂直セグメントから構成される。 特に、一連の、少なくとも二つの垂直セグメントは、第1垂直セグメント501、第2垂直セグメント502、第3垂直セグメント503、第4垂直セグメント504、第5垂直セグメント505、第6垂直セグメント506、及び、第7垂直セグメント507から構成させることが可能である。 図7及び8では7個の垂直セグメントが示されるが、この垂直セグメントシリーズは、任意の数の垂直セグメントから構成させることが可能である。 例えば、シリーズは、2個の垂直セグメント、3個の垂直セグメント、4個の垂直セグメント、又はそれを超える任意の数の垂直セグメントを含んでもよい。 一般に、各セグメントの厚みは、シリーズにおける垂直セグメントの総数が増加するにつれて減少する。

    シリーズにおける垂直セグメントはそれぞれ、ゴルフスウィングが行われる表面に対して垂直に配置されてもよい。 言い換えると、変形可能媒体103は、各垂直セグメントが、ゴルフスウィングが行われる平面に対して垂直な主軸を有するように位置づけられる。

    次に、シリーズの各垂直セグメントは、他の垂直セグメントと視覚的に識別可能となるようにマークされてもよい。 マーキングは、着色の形を取ってもよく、例えば、完全に異なる色の異なる色調を帯びていてもよい。 それとは別にマーキングは、縞又はその他の濃淡調の形を取ってもよい。

    シリーズにおける垂直セグメントはそれぞれ、隣接垂直セグメントとの間に介在する界面を有していてもよい。 例えば、第1界面510は第1セグメント501と第2セグメントの間に、第2界面511は第2セグメント502と第3セグメント503の間に、第3界面512は第3セグメント503と第4セグメント504の間に、第4界面513は第4セグメント504と第5セグメント505の間に、第5界面514は第5セグメント505と第6セグメント506の間に、及び、第6界面515は第6セグメント506と第7セグメント507の間に配置されてもよい。

    図8に示すように、シリーズ中の各垂直セグメントは互いに分離可能であってもよい。 具体的には、各界面は、付着機構516を含んでもよい。 図8に示す付着機構516の実施態様は、ピン型機構である。 しかしながら、付着機構516は、一般に、方法中、垂直セグメントを一緒にまとめて維持するものであるならばどのような機構であってもよく、例えば、ラッチ、ボルト、又は、接着剤などの化学的手段であってもよい。 垂直セグメントは、ゴルファー101が、ゴルフクラブのインパクトによって生じた形態105の変化を測定するために、特定のセグメント、例えば、第3セグメント503をより良く調べることが可能となるように分離可能であってもよい。

    変形可能媒体はさらに、図9に示すように、異なる形301を取ってもよい。 図9は、ゴルファー101が、変形可能媒体301の上面350の上にゴルフスウィングを実行するところを示す。 この実施態様では、変形可能媒体301は、ゴルフスウィングが実行される平面360と等高な上面350を有する。 したがって、ゴルフクラブ102によって、変形可能媒体301の、直方体ボックス(図示せず)などの第1形態から第2形態302への変化が引き起こされる。

    図10は、この型の変形可能媒体301の特定実施態様を示す。 具体的には、変形可能媒体301は、変形可能材料から成る、一連の少なくとも二つの連続層から構成されてもよい。 この変形可能媒体301は、これらの層が、ゴルフスウィングが実行される表面360に対して平行に配置されるように位置づけられる。 さらに、各層は、他の層と視覚的に識別可能となるようにマークされる。 これらのマーキングは上述の通りである。

    図10に示す特定実施態様は、シリーズの中に3層の変形可能材料を含む。 具体的には、第1層303は最上層であり、第2層304は中間層であり、第3層305は基底層である。 図11は、図10の実施態様の側面断面図を示す。 図11はさらに、各層の間の界面、例えば、第1層303と第2層304の間の第1界面306、及び、第2層304と第3層302の間の第2界面307を示す。 この実施態様はさらに、クラブフェイス209の垂直位置に相関する垂直距離として距離202を示す。 距離214は、距離203に一致する平距離である、すなわち、距離214は、上述のように、クラブヘッドスピードと相関することが可能である。

    図12及び13は、シリーズの中に異なる数の層を含む、変形可能媒体301の別態様を示す。 具体的には、図12は、第1層308及び第2層309から構成される変形可能媒体301の実施態様を示す。 同様に、図13は、第1層310、第2層311、第3層312、及び第4層314から構成される変形可能媒体301の実施態様を示す。

    本法はさらに、異なるタイプの変形可能媒体、少なくとも一つのセンサーを含む媒体を使用してもよい。 このタイプの変形可能媒体を図14-18に示す。 本法のこれらの実施態様では、センサーは、測定値を産みだすためにクラブヘッド107のインパクトを測定し、次いで、この測定値は、少なくとも一つのスウィングプロフィール特徴の値に相関される。

    例えば、図14では、変形可能媒体401が、クラブヘッド107によってインパクトを与えられる。 このインパクトはセンサー402によって測定され、測定値が生成される。 図15に示すように、センサー402は、センサーグリッド403を構成するように2次元パターンに配される複数のセンサーから構成されていてもよい。 図15に例示されるセンサーグリッドは、ゴルフスウィングが実行される表面360に対し垂直に配置されるが、しかしながら、センサーグリッドは、一般に、変形可能媒体401中において任意の角度で存在してもよい。 さらに、図15に示すように、センサーグリッドは、変形可能媒体の、クラブヘッド107によってインパクトを与えられる側とは反対の、変形可能媒体の側に配置されてもよい。 センサーグリッド403は、ケーブル404によって、外部電源(図示せず)及び/又は、汎用コンピュータなどの外部データ終着点(図示せず)に接続されてもよい。

    図16は、変形可能媒体内でいくつかのセンサーグリッドを使用する別態様を示す。 具体的には、図16は、変形可能媒体601において、センサーグリッド403の外に、第1センサーグリッド602、第2センサーグリッド603、及び第3センサーグリッド604も存在してよいことを示す。 図16は4個のセンサーグリッドを示すが、変形可能媒体601は、一般に、すくなくともいくつかの、任意の数のセンサーグリッドを含んでもよい。 センサーグリッド403の場合と同様、いくつかのセンサーグリッドは、それぞれ、ゴルフスウィングが実行される平面360に対し垂直に配置されてもよい。 さらに、各センサーグリッドは、クラブヘッドによってインパクトを与えられる変形可能媒体の側から異なる距離に設置されてもよい。 したがって、いくつかのセンサーグリッドの方が、インパクトによって印加される力の程度に応じてクラブヘッド107のインパクトをより良く測定できる可能性がある。

    一般に、図14に示すような単一センサーグリッド403、又は、図16に示すようないくつかのセンサーグリッドは、スウィングプロフィール特徴の値に相関させることが可能な、いくつかの変数の内の任意のものを測定することによってクラブヘッド107のインパクトを測定する。 具体的には、センサーグリッドは、変形可能媒体におけるセンサー部位、2次元センサーグリッドにおけるインパクト部位、クラブヘッドのインパクトの形状、及び、クラブヘッドのインパクトによって産出される力の量を測定する。

    このいくつかのセンサーグリッドは、電力又はデータ情報を転送するために、ワイヤー605によって接続されてもよい。 変形可能媒体601はさらに、図16に示すように、電子保存及び送信機構606に接続されてもよい。 電子保存及び送信機構606はコントローラー607を含んでもよい。 コントローラー607は、センサーグリッドによって補足された測定データを処理してもよい。 電子保存及び送信機構606はさらに、測定データを保存するためにデータ保存機構608を含んでもよい。 最後に、電子保存及び送信機構は、測定データを、例えば、汎用コンピュータに無線送信するためにアンテナ609を含んでもよい。

    変形可能媒体401及び601のいくつかの実施態様が、図14-16を参照しながら別々に論じられているが、これらの実施態様の特色は、それぞれ、本明細書において開示される実施態様のいずれとも相互交換的に使用されてよい。

    センサーを用いる別の実施態様が図17及び18に示される。 この実施態様では、変形可能媒体700は、該変形可能媒体700全体に亘って異なる部位に別々に配置される複数のセンサー701を含んでもよい。 図17は側面断面図を示すが、センサーは、変形可能媒体700内において任意の3次元座標を持つと理解される。 この実施態様はさらに、変形可能媒体を取り囲む筐体702を含んでもよい。 筐体は、各センサー701の3次元部位が、該筐体受信機702によって検出されるよう、受信機を構成してもよい。

    変形可能媒体700がクラブヘッド107によってインパクトを与えられると、センサー701の少なくともいくつかにおいて位置の変化を検出することが可能である。 具体的には、図18は、クラブヘッド107のインパクトによって、センサー701のいくつかが、どのように第1位置703から第2位置704へ移動する可能性があるのかを示す。 センサー705の内のあるものは不動のまま留まってもよい。 したがって、第1位置703から第2位置704への位置変化は、それによってセンサーがインパクトの測定値を取得する機序であってもよい。

    変形可能媒体700はさらに、上述の通り、電子保存及び送信機構606を含んでもよい。

    最後に、本開示は、上述の方法にしたがって使用してもよい構造体、装置、及びキットを提供する。

    本法において使用される変形可能媒体は、上に広く論じた。 上述のように、このような変形可能媒体は、一実施態様では、クラブヘッド107によってインパクトを与えられると可塑的変形を受けて変形105をもたらすように、ある指定の圧縮強度を有していてもよい。 変形可能媒体はさらに、変形可能媒体から成る、少なくとも二つの連続セクションを含んでもよい。 その際、該セクションは、上述の垂直セグメント又は層であっても、あるいは、別の構造体であってもよい。 垂直セグメントに関して上述したように、セクションは、それぞれ、他のものから視覚的に識別可能となるようにマークされてもよい。 さらに、各セクションは、指定の厚みを有してもよい。

    これらのセクションはさらに、変形される指定の厚み、及びセクションの数に基づいて、ゴルフスウィングプロフィールの値がその変形から決めることが可能となるように構成されていてもよい。 そのような配置を持つ変形可能媒体のいくつかの実施態様が、図7、8、及び10-13に示される。

    さらに、直ぐ上に論じた変形可能媒体は、表と一緒にキットとして提供されてもよい。 図19は、そのようなキットに含めてもよい代表的表を示す。 一般に、表は、クラブヘッドのインパクトによって変形される各セクションの指定の厚み、変形されるセクションの数、ゴルフスウィングプロフィール特徴の値、及び、関連すると予想される任意のクラブヘッド属性、の間の少なくとも一つの関係を表示する。

    例えば、図19に示すように、表は、各セクションの一定な指定厚みにおける、変形されるセクションの数、クラブヘッド重量(すなわち、質量)、及び、クラブヘッドスピードの値の間の関係を表示してもよい。 具体的には、図19の表は、種々の重量(すなわち、質量)範囲のクラブヘッドにおける、第1セクション、第2セクション、及び、第3セクションの変形の間の関係を表示する。 しかしながら、キットに含まれる表は、上述のいくつかの変数の間の任意の関係を表示してよい。

    この表は、印刷された表、参照チャート、コンピュータソフトウェアパッケージ、モバイル用計算プラットフォーム、又は、他の任意の情報ディスプレイシステムの形を取ってもよい。

    したがって、ゴルファーは、キットを購入し、次いで、変形可能媒体を用い、表を参照することによって各種スウィングプロフィール特徴値を決めてもよい。 このようにして該ゴルファーは、彼又は彼女のスウィングを改善し、そうすることによって彼又は彼女のゲームを向上させてもよい。

    これまで本発明の各種実施態様が説明されてきたわけであるが、この説明は、限定的ではなくむしろ例示的あることが意図される、したがって、本発明の範囲内でさらに多くの実施態様及び実行例が可能であることは当業者には明白であろう。 したがって、本発明は、添付の特許請求項及びその等価物に徴することを除いては限定されない。 さらに、添付の特許請求項の範囲内においても、種々の改変及び変更を実行することが可能である。

    101 ゴルファー 102 ゴルフクラブ
    103 変形可能媒体 104 標的 105 第2形態

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