Golf game device

本発明は、ゴルフゲーム装置に関する。

ゴルフは非常にポピュラーなスポーツであり、その結果ゴルフ関連ゲームおよび関連商品の高い需要がある。 種々のインドアパットゲームが提案されてきたが、それぞれ良くない点も存在する。

例えば、管理されていないゲームの有する問題点は、賞品が与えられる場合、ゲームのオーナもしくは相互に各プレーヤが騙すことができる点にある。 さもなければ、ゴルフ関連ゲームを楽しむ多くの人たちは、スコアを維持ことが困難で、さらに時間を消費する可能性がある。 プレーヤの中には、如何なるやり方でも変化しない装置上でのプレーを行うことは、所定時間の後に退屈になる可能性がある。

本発明の各観点は、上記問題点の一つもしくはそれ以上を克服し、もしくは減少しようとすることにある。

本発明の第１の側面は、ゴルフゲーム装置に関する。 このゴルフゲーム装置は、プレーヤのための第１のティーエリアおよび１個もしくはそれ以上のゴルフホールを有する第２のエリアを含むパター面を備え、上記ティーエリアと上記第２のエリアとの間に設けられ、プレーヤが上記第２のエリアへアクセスすることを阻止するスクリーンが設けられている。

上記の装置は、上記第１のエリアから上記第２のエリアへ移動するボールおよび任意の他の対象物を識別する手段が設けられてもよい。 この識別手段は、１個もしくはそれ以上の光電ビームで、上記対象物の高さ、長さおよび／もしくは運動の方向を決定するようにしてもよい。 例えば２個のビームを上記パター面上の異なった高さおよび／もしくは上記第１のエリアからの異なった距離において設けられてもよい。

好ましくは、上記第２のエリアは複数のゴルフホールを有しており、そして上記各ホールの１つを選択すると共に、この選択されたホールをプレーヤに判別させるための手段が設けられる。 この判別を実行するために、好ましくは上記選択されたホールを照明するための手段が設けられる。

好ましい各実施の態様においては、ゴルフボールが入ることを検出すると共にそれを示す信号を制御手段に送るために各ホールにおいて各手段が設けられる。 上記制御手段はゴルフボールがホール内に入ることを示すための手段を備えていてもよい。 この制御手段は、特定のスコアを上記プレーヤに割り当てるようにしてもよい。 各好ましい実施の態様においては、上記制御手段はまた上述した節で取り上げた上記ホール選択および判別手段に接続され、更に選択されたホール内へボールが入ることが検出されるならば、より高いスコアを割り当てる。

一つの好ましい実施の態様は対角線十字状に配列された９個のホールを有している。

上記パター面は、上記各ゴルフホールを捕らえそこなったボールがプレーヤに戻ることが出来るように上記ティーエリアに向けて傾斜されてもよい。 上記装置は上記パター面の下方にあって、さらに上記装置の上記ティーエリアに向けた傾斜する第２の面を有し、それにより上記各ホールの一つを通って下降するボールが、上記ティーエリア端部におけるボール受け手段に戻ることが出来るようにしてもよい。

上記装置は、好ましくはこの装置に例えばセキュリティーケーブルにより固着されるパターを備えていてもよい。 この装置はまた、１個もしくはそれ以上のゴルフボールが供給されるようであってもよい。

本発明の第２の側面は、複数のゴルフホールを備えたプレーする面と、上記各ホールの一つを選択すると共に、この選択されたホールをプレーヤに、例えばそれを照明することによって判別するための手段とを含むゴルフゲーム装置が提供される。

本発明の第３の側面は、複数のゴルフホールを備えたパター面と、ゴルフボールが入ることを検出するために各ホールに設けられた各手段と、各スコアを割り当てると共に示すために、上記検出手段に応答する手段とを含むゴルフゲーム装置が提供される。

本発明の好ましい各実施の態様を添付された図面を参照して例としのみ以下説明される。

図１は本発明の一つの実施の態様に従うゲーム装置の透視図である。

図２は図１の装置のプレーをする面の部分を示す図である。

図３は図２の上記プレーをする部分の展開図である。

図面を参照すれば、ゴルフゲーム装置もしくはマシーン１０は、プレーをする面の部分１４および基部１６を有するプレーをする部分１２を含んでいる。 上記プレーをする面の部分１４の右手側端部は、プレーヤが立ってパター２５を用いてゴルフボール２４を叩き出す所であるティーエリア２２に連続している。 このプレーヤは上記部分１４における略Ｌ型の開口部３１を介してトレイ４１からボールを取得してプレーをする。

このボールは、上記部分１４の対向もしくはフィールド外端部２７に隣接する対角線十字の形状で配置されている９個のホール２６に向けて叩き出される。 上記端部２７と上記基部１６の隣接端部との間に、装置１０の幅に交差して延在するギャップ２８がある。 上記各ホール２６の一つの中に落ちない各ボール２４は、上記ギャップ２８内に下降する。

この部分１４は、もしボールが不十分な力で叩き出されるならば、ボールは上記ギャップ２８に到達せず、さらに上記各ホール２６の任意のホール内に落ちず、重力の下で上記プレーヤに戻って来るように上記ティーエリア２２に向けて僅かに下側に向けて傾斜している。

上記基部１６は比較的大きな溝４３および隆起したエリア４４に分割され、そしてホール２６内に落ちていくボールは上記溝４３内に各通路３２を降下する。 その左側の端部として、上記基部はボールが上記ギャップ２８あるいはホール３０を通過して降下するより小さな溝４５を有している。 この溝４５はチャンネル４７を経由して溝４３に連通している。 この溝４５の床面は、上記装置の中間部に向けて傾斜し、上記チャンネルおよび溝４３の床面は上記装置の右手側端部に向けて傾斜している。 かくして、上記ギャップ２８あるいはホール３０内へ降下するボールは上記溝内に上記チャンネル４７に沿って方向づけられており、従って上記チャンネル４８により上記溝４３に連通している上記トレー内に方向づけられている。 上記ホール２６の１個を通って落下するボールは直接上記溝４３内に入り、さらに次いで上記トレー４１内に導かれる。

ボール検出器が、ボールの通路を検出するために各ホールにおいて設けられている。 図示される実施の態様においては、ボールはホールを介して落下するにつれて光ビームを遮断し、そして上記各光ビーム検出器は、上記プレーをする部分１２の下で延在する各ケーブルによって制御装置６０に結合されている。

上記制御装置６０は、ホールのためのボール検出器がそれに信号を送出する際、プレーヤにスコアを与えるための手段を有する。 このスコアは、パネル６２上で表示される。 ホール３０を通過するボールは常に高いスコアが与えられるか、および／もしくは現金の支払い等の賞品が与えられる。 装置６０は上記各ホール２６の特定の一つを選択したホールを照明し、それをプレーヤに判別させる手段をも有している。 この照明は、各ホールの周りのリングの手段である。 ボールが照明されたホール２６を通過する際、上記制御装置は上記他の各ホール２６に対してよりも、より高いスコアを与える。

上記装置のフィールド外へのアクセスを阻止するために、傾斜された透明なスクリーンあるいはカバー６４（図１）がハウジング内に設けられる。 上記スクリーン６４の低い方の縁６５は、５ｃｍ即ちゴルフボールの直径よりも僅かに大きい長さだけ上記部分１４の表面の上方で離隔している。

図２を参照すると上記スクリーン６４の下方に、２個の光電式バリア装置６６ａ、６６ｂおよび６７ａ、６７ｂが位置している。 このバリア素子６６ａと６６ｂとの間の光電ビームは上記部分１４の上記表面の上方約１ｃｍである。 上記バリア素子６７ａ、６７ｂは上記ティーエリア２２から更に僅かに離れるように離隔され、そしてその間の光電ビームは上記部分１４の上記表面の上方で約４ｃｍである。 上記ビーム装置からの各信号は制御装置６０に供給され、この制御装置６０は上記各信号を用いて上記ティーエリアから上記左手側あるいはフィールド外端部へ通過するボールと、反対側に通過するボールと、上記スクリーン６４の下方に移動する他の対象物、例えばパターあるいは他の細長く伸びた対象物とを識別する手段を含んでいる。 これらの三つの状況はデイプレイスクリーン６２上で表示可能であってもよく、更に、この装置６０は、ボール以外の対象物が検出される際作動される可視的および可聴的アラームデバイスを有していてもよい。

上記パター２５はフレキシブルであるが強いケーブル７１の長さによって上記制御装置に取り付けられ、窃盗を防ぐ。

上記装置１０を用いてプレーされる典型的な各ゲームが以下記述されるであろう。

ユーザーは、最初にコインもしくは紙幣を装置６０内の適切な溝（図示せず）内に特定値だけ挿入する。 そうでなければ、支払いは自動的に行われてもよい。 上記ユーザーは、次いでデスプレースクリーン６２のタッチの便宜性を用いてプレーヤの数を選択する。 同様に、上記ユーザーは次いでプレーするやり方が望まれているゲームのタイプ（例えば実際には、チャレンジゲームあるいは現金獲得ゲーム）を選択する。

１個もしくはそれ以上のボールは次いでソレノイドあるいは他の適切な機構によってトレー４１内にリリースされる。

上記制御装置６０は次いで上記各ホール２６の周りに光を照明し、どのホールが特定のスコアを誘引するであろうかを示す。 上記プレーヤは次いでボール２４を上記ティーエリア２２の上に置き、上記プレイする表面部の上記左手側端部にそのボールをパットする。 このボールはスクリーン６４の上記縁６５の下を通過し、上記光電式バリア装置６６ａ、６６ｂおよび６７ａ、６７ｂを順次過ぎていく。 かくして、上記制御装置６０はボールが適切に各ホール２６を備えた上記エリアに入ったことを今や検出することが出来る。 もし上記ボールがホール２６内に降下するならば、適切なスコアが、適切な音、グラフィックス出力および／もしくは光と一緒に与えられる。 もし上記ボールが照明されたホール２６あるいは特定のホール３０に入ったならば、各異なったスコアが与えられると共に、異なった付随効果が引き起こされる。

もし上記ボールがあまりに強くヒットされ全ての上記ホールを捕らえ損なう場合には、このボールはギャップ２８即ち「制限範囲外」に下降し、上記ボールリリース機構へ溝４５および４３を経由して戻る。 もし複数のボールがトレー４１に最初に設けられているならば、このボールは次いでチャンネル４８内の物理的なバリア（図示せず）により上記トレーへ戻ることが阻止される。 もし単一のボールがトレー４１に最初に設けられているならば、このボールはトレー４１へ戻り；ショットの数がカウントされ、さらに上記物理的バリアはショットの数が所定数に達すると作動される。

もしボールがあまりにもソフトにヒットされ、そして上記各ホール２６を捕らえ損なうならば、このボールは上記ティーエリア２２への傾斜面の下方へ戻るであろう。 この反対方向のボールの動きは、上記光電式バリア装置６７ａ、６７ｂおよび６６ａ、６６ｂによって検出され、さらに上記制御装置は、次のショットのためにこのことを考慮にいれる。

ゲームの終わりで、なんらかの現金賞品を装置６０に一体的に組み込まれた適切なマネー取り扱いマシーン（図示せず）によって引き出すことが出来る。

もし上記装置のユーザが騙そうと試みるならば、以下の構成要素の助力で上記制御装置６０によってこの騙す行為が検出されると共に示めされる。

（ｉ）スクリーン６４が正しく適切な位置にあることをチェックする１個もしくはそれ以上のセンサー（図示せず）；
（ｉｉ）フィールド外に入っていくゴルフボール以外の何かの表示を与えるために上記装置のいずれかに位置する光電式ビ−ム装置６６ａ，６６ｂおよび６７ａ。 ６７ｂ、さらに可能な限りの他の素子と；
（ｉｉｉ）各ゴルフボールが正確な時間間隔で正確な論理シークエンスで種々のセンサーにより検出されることを保証する精確なタイミングデバイス（図示せず）。

上述した装置は数多くの利点を有する。 この装置は、小さなエリアを占有しつつ、現実的で人工的なパット面を備えるナイン‐ホールパットコースを提供する。 この装置は、標準ゴルフボール２４と、実際のパター２５と、標準サイズ化された各ゴルフホール２６とを採用している。 かくして、この装置は通常のパットアクションを用いた物理的なスキルに基づくゲームを提供し、即ちプレーヤをアシストしたり、あるいは邪魔をするシュミレーションあるいはオートメーションは存在しない。

上記マシーンは、全ての年齢層および能力に対するレジャー、娯楽、ファンおよび挑戦のために設計されている。 このシステムは、ゲームの終わりにおいて総計される各ショットについてのスコアを各プレーヤに自動的に与える。 このシステムは、もし必要ならば現金の賞品を支払うか或いは賞品チケットを自動的に支払うことが出来る。 また、ボールの回収、自動的にスコアを付けること、および現金の取り扱いが、高い信頼性を提供する可動部品をほとんど用いず全て実施される。 現金賞品の計算および支払いは、装置６０内のソフトの制御の下で容易に引き受けることが出来る。

その各構成要素は、標準の戸口を通過し、次いで容易に組み立てることが可能である。 このシステムは丈夫で堅牢であり、騙すことを試みることに抵抗することができる。 この騙すことに抵抗することに加えて、スクリーン６４は上記各ホール２６および上記フィールド外エリアの残りをクリーンに維持するように作用する。 このプレーをする面部１４は、もし必要ならばクリーニング時さらにサービスを提供する際、および各センサーあるいは他の構成要素を取り替える際アシストすべく基部１６から容易に分離されることができる。

この騙す特徴は、監視もしくはチェックのための必要性なしで自動的且つ迅速に現金が支払われることを可能とし、そして上記各ユニットを用いてあるいはそれらを結合することなしで開催されるリーグ、イベントおよびコンペを可能にする。

種々の修正が上述した装置に対して成されることが可能である。 例えば、各ホール２６の任意の適切な数は１から１８あるいはそれ以上に提供されてもよい。 各ホールは四角、円あるいは任意の他の望ましいパターンで配列されてもよい。 ホール３０は省略されてもよく、あるいは複数の「特殊なホール」が設けられてもよい。 この装置は、マネー取り扱い装置なしでの個人的な使用のために提供されてもよい。

３個以上の複数のビームホール以上の光電式ビーム装置が設けられてもよい。 もし十分なビーム装置が設けられていれば、個々のホールにおける上記ボール検出器装置を省略することができる。 例えば、５０ｍｍの相互間隔を備えた交差する光電ビームのグリッドは、制御装置６０内の適切なソフトによって常にボールの位置の跡を辿ることを可能にする。

上記光電式ビーム装置の替わりに、もしくはそれに加えて、ゴルフボールを検出するための他の存在検出装置、例えば、容量検出器を使用してもよい。 上記パター２５は、またボールがヒットされる時、上記制御装置６０にそれを示すセンサーを備えていてもよい。

各ボールの跡を追うおよび／もしくは騙しを阻止する他のやり方は、１個もしくはそれ以上のカメラを設置して、上記装置を監視することである。 各出力信号を上記制御装置に供給することによって、上記各カメラは、適切なソフトに自動的にスコアをプレーヤに与えると共に、騙しを阻止することを可能にする。 あるカメラは、上記装置の裏面の中心における位置８４および／もしくは上記制御装置６０の側部の位置８５に設けることができ；複数の付加的カメラが設けられてもよい。

選択されたホールを照明するために他の手段が設けられてもよく、例えば、１個もしくはそれ以上の可動サーチライトが、この上記選択されたホールに方向づけられてもよい。 このホールを他のやり方で、選択しようとすれば可能であり、例えば、上記各ホールはナンバーもしくは他の判別手段を有してもよく、そして上記制御装置６０は上記デイプレースクリーン６２上で可聴的および／もしくは可視的に上記判別手段を示すようにしてもよい。

上記装置は、プレーのスピードを増加するよう単一のボールを用いて、あるいは複数のボールを用いて動作するようにしてもよい。

基部は、凹凸のある床の上で上記装置のレベル調整をする際、アシストする調節可能なフィートを備えていてもよい。 この基部は設置および移動の容易さのため車輪を備えていてもよい。

上記装置は、交互にショットプレーをする単一なプレーヤもしくはグループのプレーヤのために使用することができる。 複数のマシーンをインターネット、ワイアレスネットワーク等を経由してリンクすることが出来、その結果プレーヤが異なった集合場所で互いにプレーをするこができる。

もし望むならば、デイスプレースクリーン８２を、装置１０のフィールド外の端部に替わりに、もしくは加えて設けてもよい。 上記制御装置６０はデイスプレースクリーン８２と一体であってもよく、上記装置内の何れかあるいは別体のデバイスとして位置づけられてもよい。

上記制御装置６０は、スコアを付けることのレベルおよび／もしくは現金賞金の支払いを各プレーヤのスキルレベルを考慮して修正するソフトを一体化していてもよい。

上記装置は、他のゲームもしくはスポーツを複製するよう修正することができる。 例えば、この装置はテーブルの頂部レベルにおいてパター２５の代わりに使用されるキューを備えて、上記各ホールへ向けての玉突きあるいはビリヤードに方向づけようとすれば、それも可能である。 さもなければ、パター２５の代わりに、クロケットの打球づちを設けてホールあるいは輪を介して各ボールを方向づけるようにしようとすれば、それも可能である。

種々の修正の各特徴は望まれたように組み合わされ、もしくは互いに交換されてもよい。