Hit ball for exercise equipment

申请号 JP26067393 申请日 1993-10-19 公开(公告)号 JP3362172B2 公开(公告)日 2003-01-07
申请人 興嘉 清水; 发明人 興嘉 清水;
摘要 A sporting implement has a head portion with a hitting surface for contacting a ball. The implement uses a plurality of animal hide sections formed in a laminate for excellent durability, elasticity, batting sound and batting field. Each of the animal hide sections have a plurality of slits therein. The head portion or club head of the sporting implement is profiled so that the laminated end surfaces of the laminated hide are directed at a hitting or batting surface, whereby a stress generated in the batting surface at the time of batting is absorbed and attenuated by the plurality of slits within the laminated hide surface.
权利要求
  • (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のスリットを平行に設けた革同士を、互いにスリットが平行となるように向けて積層し、
    これを圧縮硬化した積革からなる打球用運動具であって、前記積革の積層端面が打面に向かうようにし、かつ前記スリットが当該打面と平行となるように向けて打球部を形成してなる構成を有する打球用運動具。 【請求項2】 スリットは複数列に形成し、かつ打面と直交する方向に1以上のスリットが交差するように配置形成してなる請求項1に記載の打球用運動具。 【請求項3】硬化剤乃至接着剤を積革間に含浸乃至塗布させるとともに、スリット内に含浸硬化させてなる請求項1又は2に記載の打球用運動具。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、や馬その他の適宜動物の革を利用して打球部を形成してなるゴルフクラブ、
    野球用バット、クリケット、その他ものを含む打球用運動具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ゴルフクラブについて説明すれば、従来より、ウッドクラブのクラブヘッドとして、柿の木の一種であるパーシモン、メタル、或いはカーボン等が用いられてきたが、メタル製、カーボン製などのクラブヘッドは飛距離においてパーシモンを越えることができるが、打撃音や打撃感触、打撃安定性においてパーシモンに及ばず、そのパーシモン製も、飛距離を伸ばすために硬度を増して弾発を高めたボールに比して硬度が不足しているためにボールの弾発力を生かしきることができない現状であった。 【0003】そこで、このような問題点を踏まえ、硬度の高いボールに対してもパーシモンの良さとメタルやカーボン等のもつ良さを合わせて発揮することができ、かつ高級感のあるクラブヘッドを有するゴルフクラブを提供すべく、牛や馬その他の適宜動物の皮革を積層してクラブヘッドを構成したゴルフクラブが開示されている(特開平3ー236866)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記発明を踏まえて皮革部材を積層して構成したゴルフクラブを試作してみた。 確かに外観の美観、打撃音、及び打撃感触において優れたものであり、また、硬度はメタルヘッドのそれより若干低くカーボンと略近似し、パーシモンより高く、硬度の高いボールに対しても飛距離をパーシモン以上に伸ばすことができた。 しかし、使用に連れて、打撃衝撃を受けたクラブヘッドの打撃面反対側やネック部、或いはトゥ部の端部の皮革繊維組織が次第に崩れてくるという耐久性の面での課題が判ってきた。 【0005】そこで本発明者は、上記のような課題に着目し、その原因を追求した結果、打撃応力が上記各端部に集中することに問題点があると判断するに至り、これを解決すべく、革にスリットを設けて、積層することによって、課題である耐久性の向上を実現し、耐久性、弾発性、打撃音、及び打撃感触に優れた性質を発揮する打球部を具備した打球用運動具を提供することができるに至った。 【0006】また、ゴルフクラブヘッドと同様に、打球部を有する野球のバットや卓球ラケット、或いはクリケット等の打球部を革を積層して形成すれば、硬度や打撃感触などにおいて優れたものを製造できることにも想い至り、本発明に至ったものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため本発明の打球用運動具は、複数のスリットを平行に設けた革同士を、互いにスリットが平行となるように向けて積層し、これを圧縮硬化した積革からなる打球用運動具であって、前記積革の積層端面が打面に向かうようにし、かつ前記スリットが当該打面と平行となるように向けて打球部を形成してなる構成を有するものとした。 特にスリットは複数列に形成し、かつ打面と直交する方向に1以上のスリットが交差するように配置形成するのが好ましい。 さらに、硬化剤乃至接着剤を積革間に含浸乃至塗布させるとともに、スリット内に含浸硬化させるようにするのが好ましい。 【0008】上記のように、積層端面が打面に向かうようにするとともに、スリットが打面と平行となるように向けて、つまり打球方向に交差するように配設し、さらには硬化剤乃至接着剤を含浸させることにより、弾発性、打撃音、及び打撃感触、耐久性を維持しつつ、より硬度の高い優れた打球用運道具とすることができる。 【0009】 【作用】打球時に打球部に生じる応力は、積革面内の複数のスリットに吸収減衰され、積革端部に生じる応力を弱めることができる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって説明する。 【0011】図1、2、4、5において本発明に係わる革1は、牛や馬その他の動物好ましくは厚く強靱な動物の皮、例えば真皮層を加工処理したものであり、図1に示すように全面に渡って複数のスリット2を断続的に形成してなっており、適宜硬化剤を含浸させた上で複数枚の革1を適宜接着剤を介して積層すると共に、加熱プレスして圧縮硬化させ、十分な硬さを持たせた積革として形成してある。 【0012】上記スリット2は、適宜長さ、例えば10
    〜15mm前後とし、その配列は、例えば図2に示すように、断続的に配設したスリット列を複数列平行に形成し、打撃時によって生じたスリット2に対する略々直交方向の応力が複数列の一つ以上のスリット2に必ず交差するように配設してある。 尚、スリット2は、図3に示すように、打球部であるクラブヘッドの打面部3を中心にして同心円状に適宜間隔をおいて配設するようにしてもよい。 【0013】上記硬化剤乃至接着剤の含浸乃至塗布は、
    従来の皮革加工法に準じて行うことができ、積革状態においてはスリット2内には硬化剤乃至接着剤が含浸する。 加熱プレスも同様であるが、積革4面に対して直交方向に加圧することが望ましい。 【0014】この積革4を加熱プレスして圧縮させ、乾燥装置により約35〜60℃程度の温度で一昼夜程度の間、温風乾燥させて硬化させ、十分な硬さを持たせた積革として形成する。 温風乾燥温度が高すぎると革を劣化させるので好ましくない。 【0015】上記加熱プレスに替えて無熱プレスを行うこともできる。 この場合、温風乾燥に替えて、自然乾燥を採ることができる。 好ましくは化学反応を抑制しつつ乾燥を進行させるために暗室内において自然乾燥を進めるが、室温例えば20℃前後の環境で一昼夜程度放置しておけばよい。 いずれの方法を採るにしても、分を1
    00%の状態から5〜10%程度まで低下させるようにする。 【0016】上記積革4は、適宜大きさと適宜積革枚数としてよい。 例えば、積革4はコピング(ならい加工)
    によって、本発明に係わるクラブヘッド5を複数個型出可能な同数の単位ブロック7に細分割可能なものとして形成するのが好ましい。 【0017】この積革4からのクラブヘッド5の型出しは、積層端面が打面6に向かうようにすると共に、スリット2が打球方向に略々直交状に交差するように行う。 【0018】また、製法の一例として、図4、図5の如く、積革4からクラブヘッド5を形成するための複数の単位ブロック7を型出し、各単位ブロック7をコピングしてソール面8に対して積層面方向10がネック部11
    側に略45度(この度は任意)立上り傾斜した状態のクラブヘッド5を形成して、積革4の積層面方向10がクラブヘッド5のソール面8に対してネック部11側に立ち上がり傾斜した状態となるように設定し、次にネック部11にシャフト挿着孔12を形成し、表面を任意に仕上げ加工し、好ましくはフェースプレート或いはソールプレートを固着し、シャフト13を挿入し接着剤で固着してゴルフクラブ5とする。 【0019】また、図示はしないが、打面6以外のクラブヘッド表面乃至ヘッド表面に沿って革を被覆一体化し、革面が表面に現れた外観のクラブヘッド5を形成することも可能である。 【0020】さらにまた、図6、図7の如く、積革4の単位ブロック7を加熱圧縮する際に、ヘッド部5aに該当する部分の積層面方向10をソール面8に略平行状とし、ネック部11に該当する部分の積層面方向10をシャフト方向と略平行状となるように、ヘッド部5aに対してネック部11を折曲して形成することもできる。 従って、ヘッド部5aからネック部11端に亘って同一の革が連続して伸び、この連続した革内にシャフト挿通孔12を形成することもできる。 【0021】上記のクラブヘッド5によれば、打球時に打面6が受けた応力及び衝撃振動は、略々反打球方向に生じると同時に、積層した各革1に設けた複数のスリット2に交差して吸収減衰され、ヘッド5aの反対側縁部14、ネック部11、乃至トゥ部15等に集中する応力を著しく弱めることができ、クラブヘッド5の耐久性を著しく向上させ得る。 【0022】また、スリット2内に含浸した硬化剤乃至接着剤によって硬度が一層高まり、例えば、硬度の高いボールに対しても飛距離をさらに伸ばすことができ、より澄んだ打撃音を発することができる。 これは、スリットを設けない場合と比較しても顕著である。 ちなみに、
    他の素材のヘッド、或いはスリットを設けない場合との硬度差を実験によって比較してみると、カーボン素材の硬度を100とした時に、メタル素材約120、パーシモン約65、革素材(スリット無)約70、革素材(スリット有)約85〜95という結果を得ることができた。 【0023】さらに、スリットを設けないクラブヘッドと比較して、複数のスリット2を設けたクラブヘッド5
    は軽量化が図れる。 【0024】図8、図9は、本発明に係わる野球用バット20を示したものである。 野球用バット20は、その中心軸22と積革24のスリット23方向とが略平行状態となるように型出してバットを形成したものである。
    その製法は、例えば、上記積革4と同様に革21から積革24を形成し、図8の如く、積革24から野球用バットを形成するための複数の単位ブロックを型出し、各単位ブロックをコピングして、中心軸22がスリット23
    方向と略平行になるように製造することができる。 【0025】この野球用バット20によれば、図10に示す、ボールを積層面方向25に対して交差方向に打ち返す場合(A方向の飛球を打ち返す場合)は、上記のゴルフヘッド5の場合と同様に硬度、打撃感触、打撃音において効果を発揮すると共に、ボールを積層面方向25
    に打ち返す場合(B方向からの飛球を打ち返す場合)
    は、圧縮硬化した積革の硬度とスリット23内にも含浸固化した硬化剤乃至接着剤の作用によって強度が増し、
    A方向以上の強度を発揮できる。 これは、従来の木製バットが正目方向に強く、板目方向には弱いことに比較すれば、強度のバランスが優れていることが分かる。 【0026】また、図11は別の構成の本発明に係わる野球用バット30を示してある。 野球用バット30は、
    積革33のそれぞれの積層端面が、中心軸32から略々半径方向に放射状に配設されて外観に見てバット状を呈するものとしてある。 この製法は、例えば、中心軸32
    を中心にして適宜枚数の革33を、接着面方向31が中心軸32を中心にして放射状をなすように、そして好ましくはスリット34が中心軸32と平行するように適宜接着剤乃至硬化剤によって接着し、この中心軸32を野球用バットの中心軸32としてバット状に型出して形成すれば野球用バット30を製造することができる。 【0027】この野球用バット30によれば、全域に積層端面が向いて形成されるので、野球用バット20以上に優れた硬度、打撃感触、打撃音を発することはもちろん、上記の野球用バット20以上にバランスに優れた硬度乃至強度を発揮できる。 【0028】他にも、図示はしないが、卓球用ラケット、クリケットの打球具、ホッケーやアイスホッケーのスティック等の打球用運動具においても、その打球部(ゴルフクラブにおいては主にヘッド部、野球用バットにおいては全体)を上記と同様に積革を形成して同様な効果を発揮し得る打球用運動具の製造が可能である。 【0029】また上記の様な打球用運動具の少なくとも打球部を、革をチップ状或いは繊維状などに破砕し、これに硬化剤、接着剤などを含浸させ、加熱プレスして所望形状にして形成してもよい。 この製法によれば、革を再生利用することができ、しかも十分な強度と硬度の打球面を有する運動具とすることができる。 【0030】 【発明の効果】上記のように、本発明によれば、革という新素材からなる打球部を有する打球用運動具を製造可能であり、スリットを設けた革で打球用運動具を製造することにより、弾発性、打撃音、及び打撃感触に優れていると共に、打撃応力を吸収減衰可能であって耐久性に優れている打球用運動具を提供可能である。 また、軽量化も同時に図ることができ、より扱い易い打球用運動具とすることが可能である。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の積革によるゴルフクラブヘッドの加工状態を示す平面図である。 【図2】スリットの配設状態の一例を示した拡大部分平面図である。 【図3】スリットの配設状態の別の一例を示した平面図である。 【図4】本発明の積革によるゴルフのクラブヘッドの加工状態を示す正面図である。 【図5】図1、図4によって造られたクラブヘッドの一部切欠状態斜視図である。 【図6】本発明の別の実施例に係わるクラブヘッドの製法を示す加工状態正面図である。 【図7】図6によって造られたクラブヘッドの斜視図である。 【図8】本発明の積革を野球用バットとした加工状態を示す断面図である。 【図9】図8の横断面図である。 【図10】図8によって造られた野球用バットの横断面図である。 【図11】本発明の別の一実施例に係わる野球用バットの横断面図である。 【符号の説明】 1,21,33 革2,23,34 スリット3 打面部4,24 積革5 クラブヘッド6 打面7 単位ブロック10,25 積層面方向11 ネック部20,30 野球用バット22,32 中心軸31 接着面方向

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) A63B 53/04 A63B 59/06 B68F 1/00

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