ゴルフ用ティ

申请号 JP2013523807 申请日 2012-02-17 公开(公告)号 JPWO2013121576A1 公开(公告)日 2015-05-11
申请人 今井 丈雄; 丈雄 今井; 发明人 今井 丈雄; 丈雄 今井;
摘要 ゴルフボールを載せたまま支軸部を目標方向に向けて傾斜させた状態で刺せるようにすることで、ゴルフボールを打ち出す際の抵抗を少なくし、ゴルフボールを打ち出す方向のイメージを描き易くし、ゴルフプレーヤーの向きを目標方向に対して正確に構え易くする。ゴルフボール12を載せる球座部14と、球座部14から下方に向けて形成された棒状の支軸部16とからなり、支軸部16は側方に向けて突出形成された突起16aを備え、球座部14及び支軸部16は支軸部16の中心軸線及び突起16aの先端部を含む一平面に対して面対称に形成され、球座部14の上側のゴルフボール12が乗った際にゴルフボール12と 接触 する接触部分を含む仮想平面と支軸部16の中心軸線とは、該一平面内において、該軸線の一方の側に鈍 角 を形成し、該軸線の他方の側に鋭角を形成し、突起16aは、該鈍角を形成する側に突出形成されている。
权利要求

ゴルフボールを乗せる球座部と、該球座部から下方に向けて形成された棒状の支軸部とからなり、該支軸部は側方に向けて突出形成された突起を備え、該球座部及び該支軸部は該支軸部の中心軸線及び該突起の先端部を含む一平面に対して面対称に形成され、該球座部の上側のゴルフボールが乗った際に該ゴルフボールと接触する接触部分を含む仮想平面と該支軸部の中心軸線とは、該一平面内において、該軸線の一方の側に鈍を形成し、該軸線の他方の側に鋭角を形成し、該突起は、鈍角を形成する側に突出形成されていることを特徴とするゴルフ用ティ。前記鈍角が100度〜120度、前記鋭角が60度〜80度、であることを特徴とする請求項1に記載のゴルフ用ティ。前記鈍角が105度〜108度、前記鋭角が72〜75度、であることを特徴とする請求項2に記載のゴルフ用ティ。前記突起が前記支軸部の中間高さ位置より前記球座部に近い位置に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のゴルフ用ティ。前記突起がフィン状のものからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のゴルフ用ティ。前記突起の下部から支軸部にかけて湾曲した凹部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のゴルフ用ティ。

ゴルフボールを乗せる球座部と、該球座部から下方に向けて形成された棒状の支軸部とからなり、該支軸部は該球座部から間隔をおいた部位に側方に向けて突出形成された突起を備え、該球座部及び該支軸部は該支軸部の中心軸線及び該突起の先端部を含む一平面に対して面対称に形成され、該球座部の上側のゴルフボールが乗った際に該ゴルフボールと接触する接触部分を含む仮想平面と該支軸部の中心軸線とは、該一平面内において、該軸線の一方の側に鈍角を形成し、該軸線の他方の側に鋭角を形成し、該突起は、鈍角を形成する側に突出形成されていることを特徴とするゴルフ用ティ。前記鈍角が100度〜120度、前記鋭角が60度〜80度、であることを特徴とする請求項1に記載のゴルフ用ティ。前記鈍角が105度〜108度、前記鋭角が72〜75度、であることを特徴とする請求項2に記載のゴルフ用ティ。前記突起が前記支軸部の中間高さ位置より前記球座部に近い位置に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のゴルフ用ティ。前記突起がフィン状のものからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のゴルフ用ティ。前記突起の下部から支軸部にかけて湾曲した凹部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のゴルフ用ティ。

说明书全文

本発明は、ゴルフボールを打ち出す方向のイメージを描き易くし、かつゴルフボールを打ち出す際の抵抗を少なくしたゴルフ用ティに関するものである。

ゴルフ用ティは、ティショットの際にゴルフボールを地面の上方の所定の高さ位置に保持するものであり、従来から様々な形状、構造、材質のものが提案され、販売され、使用されている。

図7は従来のゴルフ用ティーの一例を示す説明図であり、このゴルフ用ティ10は、ゴルフボール12を乗せる球座部14と、球座部14の底部から下方に垂直に形成された棒状の支軸部16とからなる。球座部14の上側の、ゴルフボール12が乗った際にゴルフボール12と接触する接触部分を含む仮想平面(破線Aで示す)と支軸部16とが成す度αは、図7に示すように、略直角(略90度)になっている。

このような従来の一般的なゴルフ用ティ10を使用してゴルフボール12を打つ場合、図8(a)に示すように、ゴルフプレーヤーはまずゴルフ用ティ10の支軸部16を地面に適当な深さまで垂直に突き刺し、この状態で球座部14の上にゴルフボール12を乗せる。

次に、ゴルフボール12を飛ばしたい目標地点を決め、該目標地点とゴルフ用ティ10の球座部14に乗せたゴルフボール12とを結んだ線のなす方向、すなわち打球の目標方向(以降、目標方向と記す)に対し、ゴルフプレーヤーの両足を結んだ線、詳しく言えばゴルフプレーヤーの両足のつま先を結んだ線が、通常のショットでは平行となるように構えることを基本(スクエア スタンス)とし、好み或いは目的とする打球軌道の種類等の条件に応じて左足を後退させて構え(右打ちの場合はオープンスタンス)るか、右足を後退させて構え(右打ちの場合はクローズドスタンス)、これにより、前記目標方向に対して前記ゴルフプレーヤーの向きを合わせる。

このような構えと、正しいスイングでゴルフボール12を理想的に打つことができれば、そのゴルフボール12は正確に前記目標方向に飛ぶこととなる。

ところが、遠く離れた目標地点に対し、目測でゴルフプレーヤーの向きを正確に合わせて構えることは難しく、目標方向に対して構えたゴルフプレーヤーの向きがずれている場合が多い。従って、正しいスイングで理想的にゴルフボール12を打つことができても、目標方向と実際の打球の方向との間にずれを生じることがある。

そこで、ゴルフプレーヤーにより近い目標地点に対してゴルフプレーヤーの向きを合わせる方が前記向きのずれが小さいので、ゴルフプレーヤーはできるだけ近くにある木や草等の中から、目標方向と同一方向にあるものを見つけ、それを仮目標に設定し、その仮目標に対してゴルフプレーヤーの向きを合わせて構えることにより、前記向きのずれを小さくするようにしていた。

しかしながら、すべてのホールにおいて、目標方向と同一方向に仮目標として適したものがあるとは限らず、仮目標を設定できない場合も多い。その場合はやむを得ず、遠く離れた目標地点に対してゴルフプレーヤーの向きを合わせざるをえないため、前記のような目標方向と実際の打球の方向との間のずれが大きくなりやすいという問題点があった。

そこで、ゴルフボールを乗せる球座部と、該球座部から下方に向けて形成された棒状の支軸部とからなり、該球座部の上側のゴルフボールが乗った際に該ゴルフボールと接触する接触部分を含む仮想平面と該支軸部の中心軸線とは、一平面内において、該軸線の一方の側に鈍角を形成し、該軸線の他方の側に鋭角を形成しているゴルフ用ティが提案されている。

このゴルフ用ティは、図8(b)に示すように、ゴルフボール12を打ち出す方向に向けてゴルフ用ティ10の支軸部16を地面に斜めに突き刺し、この状態でゴルフ用ティ10の球座部14にゴルフボール12を乗せる。

ゴルフプレーヤーは、この状態で、ゴルフ用ティ10の前に立って構える。支軸部16は、ゴルフプレーヤーから目標方向に向けて見え、ゴルフプレーヤーの向きを合わせるための好適な指標となり、目標方向に対してゴルフプレーヤーの向きをより正確に合わせて構えることができる。

実用新案登録第3060039号公報

特開2000−116832

しかし、前記ゴルフ用ティは、支軸部を目標方向に向けて傾斜させて地面に刺した場合、球座部に乗せたゴルフボールが、支軸部の傾斜方向をプレーヤーの視界から遮る為、目標方向に支軸部を傾斜させる事が困難である。

そして、そのような場合、一度球座部よりゴルフボールを離し、支軸部の傾斜が目標方向へ向いている事を確認してから、再度ゴルフボールを球座部へ戻すか、または手探りでゴルフ用ティの支軸部を目標方向へ傾斜させるしかなかった。

本発明が解決しようとする課題は、ゴルフ用ティを地面に斜めに刺した場合、仮想平面と支軸部が形成する鈍角側の角度が最大になる側(正面側)を、ゴルフボールを球座部に乗せた状態で、目標方向に正確に向け、且つ球座部の仮想平面を略平に保持することができるゴルフ用ティを提供することである。

本発明は、ゴルフボールを乗せる球座部と、該球座部の底部から下方に向けて形成された棒状の支軸部とからなり、該支軸部は側部に突起を有し、ゴルフボールが乗った際に該ゴルフボールと接触する該球座部の接触部分を含む仮想平面に対して該支軸部が斜めに設けられ、該突起が該仮想平面と該支軸部が鈍角を形成する側に設けられていることを最も主要な特徴とする。

更に詳しく言えば、該球座部及び該支軸部は該支軸部の中心軸線及び該突起の先端部を含む一平面に対して面対称に形成され、該球座部の上側のゴルフボールが乗った際に該ゴルフボールと接触する接触部分を含む仮想平面と該支軸部の中心軸線とは、該一平面内において、該軸線の一方の側に鈍角を形成し、該軸線の他方の側に鋭角を形成し、該突起は、鈍角を形成する側に突出形成されている。

球座部は、ゴルフボールが球座部から転がり落ちないように乗せておくことができれば、どのような形状のものでもよく、例えば、外縁部が丸い皿状のものでもよいし、外縁部が不規則に曲がった形状のものでもよい。また、前記支軸部は丸棒状でも良いし角棒状でも良いが、地面への刺し易さという観点から、先端部が尖っているものが好ましい。

前記支軸部の軸線の一方の側に形成される鈍角は100度〜120度、該軸線の他方の側に形成される鋭角は60度〜80度の範囲で適宜変更することができるが、ゴルフボールを打ち出す際の方向イメージのし易さ、地面に刺してゴルフボールを乗せたティの倒れ易さ、ゴルフボールを打ち出す際の抵抗の少なさを総合的に判断すると、前記鈍角は105度〜108度、前記鋭角は72〜75度の範囲が好ましい。

前記突起は前記支軸部の中間高さ位置より前記球座部に近い位置に形成することができるが、該突起の位置は該突起の下に人差し指を掛け、ゴルフボールを該球座部に載せた状態で該ゴルフボールを柔らかく握ることができる位置が好ましい。突起の形状は特に限定しないが、ゴルフボールを打ち出す方向を示す目印という意味で先端が尖ったフィン状のものが好ましい。

ゴルフ用ティの材質としては、木,合成樹脂(例えばポリカーボネート)がもっとも代表的な例としてあげられるが、ゴルフ用ティの地面への設置形式が、ゴルフ用ティを地面に突き刺して立てる形式の場合には、ゴルフ用ティを地面に突き刺し立てて設置するときに受ける応に耐える強度及び乗せられたボールを支持できる強度があれば、特に限定されるものではなく、いかなる材質でも問題ない。

ゴルフ用ティを構成する前記球座部、前記支軸部は、通常は同一の材質からなるが、それぞれ異なる材質からなる部位を組み合わせてゴルフ用ティを構成してもよい。

なお、本発明のゴルフ用ティは、ゴルフのルールに沿っているものであり、ゴルフ練習場等におけるゴルフの練習において使用することができるのみならず、ゴルフ場におけるゴルフ競技においても使用することができるのはもちろんである。

本発明のゴルフ用ティーは、球座部の仮想平面に対して支軸部が鈍角を形成する側に突起が突出形成されているので、手で突起物を触れた感覚だけで支軸部の鈍角側、すなわちゴルフ用ティーの前側を認識することができ、従って、ゴルフ用ティーを見ることなく、ゴルフ用ティーの前側をゴルフボールを打ち出す目標方向に向け、適切な角度に傾斜させた状態で地面に刺すことができるという利点がある。

そして、本発明のゴルフ用ティーは、ゴルフボールを打ち出す目標方向に向けてゴルフ用ティを傾斜させた状態で地面に刺してプレイする場合、プレーヤーがゴルフ用ティの支軸部を常に視認できるので、ティアップされたゴルフボールをドライバーで打ち出すときにゴルフボールを打ち出す目標方向のイメージが描きやすいという利点がある。

また、本発明のゴルフ用ティは、ゴルフボールを打ち出す目標方向に向けてゴルフ用ティを傾斜させた状態で地面に刺してプレイする場合、プレーヤーがゴルフ用ティの支軸部を常に視認できるので、適当な仮目標がない場合においても、目標方向に対してゴルフプレーヤーの向きを正確に合わせて構えることが可能であり、その結果、前記目標方向と実際の打球の方向との間のずれを小さくすることができるという利点がある。

また、本発明のゴルフ用ティは、ゴルフボールを打ち出す目標方向に向けてゴルフ用ティを適切な角度に傾斜させた状態で地面に刺し、この状態で球座部にゴルフボールを乗せた場合、ゴルフ用ティの支軸部に加わるゴルフボールの重心が、支軸部から外れる為、ゴルフボールの重量を分散させており、その結果、ドライバーでゴルフボールを打ち出す際のドライバーに与えるゴルフ用ティの抵抗を小さくすることができるという利点がある(図6参照)。

図1は本発明の実施例に係るゴルフ用ティの斜視図である。

図2は本発明の実施例に係るゴルフ用ティの頭部の拡大斜視図である。

図3は本発明の実施例に係るゴルフ用ティの側面図である。

図4は本発明の実施例に係るゴルフ用ティの正面図である。

図5は本発明の実施例に係るゴルフ用ティ及びゴルフボールを概念的に示した説明図である。

図6はゴルフ用ティーがドライバーに与える抵抗を説明する説明図である。

図7は従来のゴルフ用ティーの一例を示す説明図である。

図8はゴルフプレイヤーから見た状態のティ及びゴルフボールを示す説明図である。

ティアップされたゴルフボールをドライバーで打ち出すときにゴルフボールを打ち出す方向のイメージを描き易くするという目的を、簡単な構成で、ゴルフのルールを破ることなく実現した。

以下、本発明の実施例に係るゴルフ用ティを、図を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例に係るゴルフ用ティの斜視図、図2は本発明の実施例に係るゴルフ用ティの頭部の拡大斜視図、図3は本発明の実施例に係るゴルフ用ティの側面図、図4は本発明の実施例に係るゴルフ用ティの正面図、図5は本発明の実施例に係るゴルフ用ティ及びゴルフボールを概念的に示した説明図である。

これらの図に示すように、ゴルフ用ティ10は、ゴルフボール12を乗せる球座部14と、球座部14の底部から下方に向けて形成された棒状の支軸部16とからなり、支軸部16は側方に向けて突出形成された突起16aを備えている。球座部14及び支軸部16は支軸部16の中心軸線及び突起16aの先端部を含む一平面(図示せず)に対して略面対称に形成されている。

球座部14の上側のゴルフボール12が乗った際にゴルフボール12と接触する接触部分を含む仮想平面(破線P)と支軸部16の中心軸線とは、前記一平面内において、中心軸線の一方の側、すなわち支軸部16の一方の側に角度α(鈍角)を形成し、中心軸線の他方の側、すなわち支軸部16の他方の側に角度β(鋭角)を形成し、突起16aは角度α(鈍角)を形成する側に突出形成されている。

球座部14は、ゴルフボール12が転がり落ちないように乗せておくことができるものであれば、どのような形状のものでもよく、一般的には中央部が窪んでいて周囲が高くなっている円形で皿状のものが好ましい。しかし、ゴルフボール12を転がり落ちないように乗せておくことができるものであれば、外縁部が例えば不規則に曲がっているような形状のものでもよい。

支軸部16は地面に突き刺して立てておくことができるような形状のものであればどのような形状のものでもよいが、地面への突き刺し易さという点では先端部が尖っている棒状のものが好ましい。支軸部16は円柱状でも良いし角柱状になっていても良い。本実施例では、球座部14と支軸部16はポリカーボネイトにより一体的に成形されている。

支軸部16の中心軸と仮想平面との成す角度αの好ましい範囲は人により異なる。角度αが大きければ大きいほどドライバーに対する抵抗が小さくなり、地中に刺し難くなり、角度αが90度に近づくほどドライバーに対する抵抗が大きくなり、地中に刺し易くなる。支軸部16の軸線の一方の側に形成される角度αは100度〜120度、軸線の他方の側に形成される角度βは60度〜80度の範囲で適宜変更することができる。

ゴルフボール12を打ち出す際の方向イメージのし易さ、地面に刺してゴルフボール12を乗せたゴルフ用ティ10の倒れ易さ、ゴルフボール12を打ち出す際の抵抗の少なさを総合的に判断すると、支軸部16の軸線の一方の側に形成される角度αは105度〜108度の範囲、軸線の他方の側に形成される角度βは72〜75度の範囲が好ましい。

突起16aは支軸部16の中間高さ位置より球座部14に近い位置に形成することができるが、突起16aの位置は突起16aの下に人差し指を掛け、ゴルフボール12を球座部14に載せた状態でゴルフボール12を柔らかく握ることができる位置が好ましい。また、握り易さ、人差し指の引っ掛け易さという点で、突起16aの下部から支軸部16にかけて湾曲した凹部16bが形成されているのが好ましい。突起16aの形状は特に限定しないが、ゴルフボール12を打ち出す方向を示す目印という意味では先端が尖ったフィン状のものが好ましい。

ゴルフ用ティ10の材質としては、木,合成樹脂(例えばポリカーボネート)がもっとも代表的な例としてあげられるが、ゴルフ用ティ10の地面への設置形式が、ゴルフ用ティ10を地面に突き刺して立てる形式の場合には、ゴルフ用ティ10を地面に突き刺し立てて設置するときに受ける応力に耐える強度及び乗せられたゴルフボール12を支持できる強度があれば、特に限定されるものではなく、いかなる材質でも問題ない。また、ゴルフ用ティ10を構成する球座部14、支軸部16は、通常は同一の材質からなるが、それぞれ異なる材質からなる部位を組み合わせてゴルフ用ティ10を構成してもよい。

次に、本発明の実施例に係るゴルフ用ティの使用方法について説明する。

まず、本発明の実施例に係るゴルフ用ティ10の突起16aの下に人差し指を掛け、ゴルフボール12を球座部14に載せてゴルフボール12をゴルフ用ティ10とともに握る。人差し指で突起16aの感触を認識しながら突起16aをゴルフボール12を飛ばしたい目標地点に向け、支軸部16を地面に対して鉛直線から10度〜30度程度傾けて突き刺す。この際、球座部14は仮想平面(破線A)ができるだけ水平になるように維持する。

ゴルフプレーヤーは、この状態で、本発明に係るゴルフ用ティ10の前に立って構える。支軸部16は、図8(b)に示すように、ゴルフプレーヤーから目標方向に向けて見え、ゴルフプレーヤーの向きを合わせるための好適な指標となり、目標方向に対してゴルフプレーヤーの向きをより正確に合わせて構えることができる。また、これを基本として、前記のオープンスタンスやクローズドスタンスをとることもできる。

また、支軸部16の方向は、ゴルフプレーヤーがゴルフクラブでゴルフボール12を打つ際に、ゴルフクラブのクラブヘッドがゴルフボール12をインパクトする前後のクラブヘッドの軌道の方向と同一方向である。従って、支軸部16の方向はクラブヘッドの軌道の目安となるので、支軸部16はゴルフプレーヤーが正しいクラブヘッドの軌道をもってゴルフボール12を打つための補助となる。

また、ゴルフ用ティ10がドライバーに与える抵抗に関してであるが、ゴルフ用ティ10がドライバーに与える抵抗は、ゴルフ用ティ10の重さと、地面とゴルフ用ティ10の軸が作る角度βに関係する。そして、従来のゴルフ用ティ10は、図6(a)に示すように、地面とゴルフ用ティ10の支軸部16が作る角度βが90度であり、ゴルフボール12の重心を直下に受けて支軸部16がゴルフボール12の重量をそのまま支えているが、本発明に係るゴルフ用ティ10は、図6(b)に示すように、ゴルフ用ティ10の支軸部16が地面に対して角度β(β<90度)を作ることにより、従来のゴルフ用ティ10の支軸部16が作る角度βよりもゴルフボール12の重心を支軸部16から外して支えているので、ドライバーへの抵抗Bは従来のゴルフ用ティ10によるドライバーへの抵抗Aより小さくなると考えられる。

なお、本発明のゴルフ用ティ10は、ゴルフのルールを破るものではなく、ゴルフ練習場等におけるゴルフの練習において使用することができるのみならず、ゴルフ場におけるゴルフ競技においても使用することができるのは勿論である。また、本発明に係るゴルフ用ティ10は、ゴルフプレーヤーが右打ちのゴルフプレーヤーでも、左打ちのゴルフプレーヤーでも、どちらも使用可能であることは勿論である。

10 ゴルフ用ティ 12 ゴルフボール 14 球座部 16 支軸部 16a 突起

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