ゴルフボールマーカおよびゴルフボールマーカ用キット

申请号 JP2014004686 申请日 2014-09-03 公开(公告)号 JP3194292U 公开(公告)日 2014-11-13
申请人 正 河内; 正 河内; 发明人 正 河内; 正 河内;
摘要 【課題】ゴルフボールマーカの視認性や判別性を改善する。【解決手段】ゴルフボールマーカ1は、磁石22を有する 基台 4と、磁石22の磁 力 により基台4の裏面に取り外し可能に取り付けられる着脱マーカ6と、を有する。そして、たとえば、着脱マーカ6は、平板部11を有し、基台4は、着脱マーカ6の平板部11より一回り大きいサイズに形成されるハウジング21と、ハウジング21内に配置される磁石22とを有し、ゴルフボールマーカ1は、ハウジング21の表面に突出して設けられる装飾部材2をさらに有し、着脱マーカ6は、基台4の裏面に取り付けられた状態でハウジング21より下へ突出してもよい。【選択図】図2
权利要求
  • 磁石を有する基台と、
    前記磁石の磁力により前記基台の裏面に取り外し可能に取り付けられる着脱マーカと、
    を有するゴルフボールマーカ。
  • 前記着脱マーカは、平板部を有し、
    前記基台は、
    前記着脱マーカの前記平板部より一回り大きいサイズに形成されるハウジングと、
    前記ハウジング内に配置される磁石と、
    を有し、
    前記ハウジングの表面に突出して設けられる装飾部材をさらに有し、
    前記着脱マーカは、前記基台の裏面に取り付けられた状態で前記ハウジングより下へ突出する、
    請求項1記載のゴルフボールマーカ。
  • 前記装飾部材は、装飾金属板を有し、前記装飾金属板が前記ハウジング内の前記磁石と吸着することにより取り外し可能に前記基台に取り付けられ、
    前記磁石は、前記着脱マーカ側の吸着面の面積より前記装飾部材側の吸着面の面積が大きくなるように形成される、
    請求項2記載のゴルフボールマーカ。
  • 前記磁石は、円柱形状または円筒形状を有し、
    前記着脱マーカは、円板形状または円環形状のマーカ金属板が前記平板部と重ねて設けられ、
    前記マーカ金属板は、前記磁石より小径に形成される、
    請求項2または3記載のゴルフボールマーカ。
  • 前記着脱マーカは、平板部と、前記平板部の一面の略中央から突出するピン部と、を有し、
    前記基台は、
    前記着脱マーカの前記平板部より一回り大きいサイズに形成され、裏面に前記着脱マーカが取り付けられるハウジングと、
    前記ハウジングの中央部に形成され、前記ハウジングの裏面に取り付けられた前記着脱マーカの前記ピン部が貫通するハウジング貫通孔と、
    前記ハウジング内に配置される磁石と、
    を有し、
    前記ハウジングの表面の略中央部に取り付けられて、前記ハウジング貫通孔から突出する前記ピン部の先端部分を覆う装飾部材をさらに有し、
    前記着脱マーカは、前記基台の裏面に取り付けられた状態で前記ハウジングより下へ突出する、
    請求項1記載のゴルフボールマーカ。
  • 前記装飾部材は、前記ピン部の先端部分が貫通する装飾貫通孔が形成された装飾金属板を有し、前記装飾金属板が前記ハウジング内の前記磁石と吸着することにより取り外し可能に前記基台に取り付けられ、
    前記磁石は、前記着脱マーカ側の吸着面の面積より前記装飾部材側の吸着面の面積が大きくなるように形成される、
    請求項5記載のゴルフボールマーカ。
  • 前記磁石は、前記ピン部が挿入される磁石貫通孔を有する円筒形状を有し、
    前記着脱マーカは、前記ピン部が挿入されるマーカ貫通孔を有する円環形状のマーカ金属板が前記平板部と重ねて設けられ、
    前記マーカ金属板は、前記磁石より小径に形成される、
    請求項5または6記載のゴルフボールマーカ。
  • 円筒形状の前記磁石は、前記着脱マーカ側の吸着面に、前記磁石貫通孔から続くテーパ面が形成され、
    前記着脱マーカは、前記マーカ金属板が前記テーパ面の外周より小径に形成され、
    前記平板部が、前記マーカ金属板の厚みにより前記基台に取り付けられた状態で前記基台から浮く、
    請求項7記載のゴルフボールマーカ。
  • 前記ハウジングの表面には、前記装飾部材の前記装飾金属板が収まる凹部および前記装飾金属板の周囲で突出する凸部の中の少なくとも一方が形成される、
    請求項3または6記載のゴルフボールマーカ。
  • 前記着脱マーカは、平板部を有し、
    前記基台は、
    前記着脱マーカの前記平板部より一回り大きいサイズに形成されるハウジングと、
    前記ハウジング内に配置される磁石と、
    を有し、
    前記着脱マーカは、前記基台の裏面に取り付けられた状態で前記ハウジングより下へ突出する、
    請求項1記載のゴルフボールマーカ。
  • 前記着脱マーカは、平板部と、前記平板部の一面の略中央から突出するピン部と、を有し、
    前記基台は、
    前記着脱マーカの前記平板部より一回り大きいサイズに形成され、裏面に前記着脱マーカが取り付けられるハウジングと、
    前記ハウジングの中央部に形成され、前記ハウジングの裏面に取り付けられた前記着脱マーカの前記ピン部が貫通するハウジング貫通孔と、
    前記ハウジング内に配置される磁石と、
    を有し、
    前記ピン部は、前記着脱マーカが前記基台の裏面に取り付けられた状態で前記ハウジングの表面より上へ突出する、
    請求項1記載のゴルフボールマーカ。
  • 磁石を有する基台と、
    前記磁石の磁力により前記基台の裏面に取り外し可能に取り付けられる着脱マーカに用いられるマーカ金属板と、
    を有するゴルフボールマーカ用キット。
  • 说明书全文

    本考案は、ゴルフボールマーカおよびゴルフボールマーカ用キットに関する。

    ゴルフでは、グリーン上でパッティングする際に、自己のゴルフボールをグリーン上から取り除くための目印としてゴルフボールマーカを使用する。
    特許文献1は、ゴルフボールマーカを開示する。 このゴルフボールマーカは、円板形状の平板部と、平板部の一面の中央から突出するピン部と、を有する。 このゴルフボールマーカは、ゴルフボールを取り除いた地面にピン部を刺して使用される。 平板部の表面が平らであるため、グリーン上に異物が突出しなくなる。 ゴルフボールがあった位置を他人のゴルフボールが通過できるようにできる。 略同一条件での競技が可能になる。

    特開平05−168735号公報

    しかしながら、このようなゴルフボールマーカは、一般的に小さくて目立ち難い。 そのため、グリーン上に置いたときに発見し難い。 特に、視が弱い人が天候の暗いときにプレーしている場合、使用したゴルフボールマーカを見失ってしまうことがある。 また、ゴルフボールマーカは、ポケットなどに入れて持ち歩いた場合、紛失し易い。
    また、近接して複数の同じゴルフボールマーカが設置された場合、使用者が、そのどちらのゴルフボールマーカが自分のものであるのかを判別できなくなってしまうことがある。 特に、ゴルフ場などから提供されたゴルフボールマーカを複数人が使用している場合、自分が使用しているゴルフボールマーカをはっきりと意識することなく、しかも、ゴルフボールマーカをズボンのポケットに入れて持ち運んでいる。 この場合、自分が使用したゴルフボールマーカがどのようなデザインのものであるのかを、そもそもはっきりと意識していないことがある。
    また、同行者は、一般的にしゃがみこんで低い位置からパッティングのコースを読み取る。 この場合、ゴルフボールマーカの位置を目視できないことが多い。 その結果、ゴルフボールマーカの位置をさけてパッティングをしようとしても、それを容易に実施することができない。

    このように、ゴルフボールマーカでは、その視認性や判別性を改善することなどが、潜在的に要望されている。

    本考案に係るゴルフボールマーカは、磁石を有する基台と、前記磁石の磁力により前記基台の裏面に取り外し可能に取り付けられる着脱マーカと、を有する。

    好適には、前記着脱マーカは、平板部を有し、前記基台は、前記着脱マーカの前記平板部より一回り大きいサイズに形成されるハウジングと、前記ハウジング内に配置される磁石と、を有し、前記ハウジングの表面に突出して設けられる装飾部材をさらに有し、前記着脱マーカは、前記基台の裏面に取り付けられた状態で前記ハウジングより下へ突出する、とよい。

    好適には、前記装飾部材は、装飾金属板を有し、前記装飾金属板が前記ハウジング内の前記磁石と吸着することにより取り外し可能に前記基台に取り付けられ、前記磁石は、前記着脱マーカ側の吸着面の面積より前記装飾部材側の吸着面の面積が大きくなるように形成される、とよい。

    好適には、前記磁石は、円柱形状または円筒形状を有し、前記着脱マーカは、円板形状または円環形状のマーカ金属板が前記平板部と重ねて設けられ、前記マーカ金属板は、前記磁石より小径に形成される、とよい。

    好適には、前記着脱マーカは、平板部と、前記平板部の一面の略中央から突出するピン部と、を有し、前記基台は、前記着脱マーカの前記平板部より一回り大きいサイズに形成され、裏面に前記着脱マーカが取り付けられるハウジングと、前記ハウジングの中央部に形成され、前記ハウジングの裏面に取り付けられた前記着脱マーカの前記ピン部が貫通するハウジング貫通孔と、前記ハウジング内に配置される磁石と、を有し、前記ハウジングの表面の略中央部に取り付けられて、前記ハウジング貫通孔から突出する前記ピン部の先端部分を覆う装飾部材をさらに有し、前記着脱マーカは、前記基台の裏面に取り付けられた状態で前記ハウジングより下へ突出する、とよい。

    好適には、前記装飾部材は、前記ピン部の先端部分が貫通する装飾貫通孔が形成された装飾金属板を有し、前記装飾金属板が前記ハウジング内の前記磁石と吸着することにより取り外し可能に前記基台に取り付けられ、前記磁石は、前記着脱マーカ側の吸着面の面積より前記装飾部材側の吸着面の面積が大きくなるように形成される、とよい。

    好適には、前記磁石は、前記ピン部が挿入される磁石貫通孔を有する円筒形状を有し、前記着脱マーカは、前記ピン部が挿入されるマーカ貫通孔を有する円環形状のマーカ金属板が前記平板部と重ねて設けられ、前記マーカ金属板は、前記磁石より小径に形成される、とよい。

    好適には、円筒形状の前記磁石は、前記着脱マーカ側の吸着面に、前記磁石貫通孔から続くテーパ面が形成され、前記着脱マーカは、前記マーカ金属板が前記テーパ面の外周より小径に形成され、前記平板部が、前記マーカ金属板の厚みにより前記基台に取り付けられた状態で前記基台から浮く、とよい。

    好適には、前記ハウジングの表面には、前記装飾部材の前記装飾金属板が収まる凹部および前記装飾金属板の周囲で突出する凸部の中の少なくとも一方が形成される、とよい。

    好適には、前記着脱マーカは、平板部を有し、前記基台は、前記着脱マーカの前記平板部より一回り大きいサイズに形成されるハウジングと、前記ハウジング内に配置される磁石と、を有し、前記着脱マーカは、前記基台の裏面に取り付けられた状態で前記ハウジングより下へ突出する、とよい。

    好適には、前記着脱マーカは、平板部と、前記平板部の一面の略中央から突出するピン部と、を有し、前記基台は、前記着脱マーカの前記平板部より一回り大きいサイズに形成され、裏面に前記着脱マーカが取り付けられるハウジングと、前記ハウジングの中央部に形成され、前記ハウジングの裏面に取り付けられた前記着脱マーカの前記ピン部が貫通するハウジング貫通孔と、前記ハウジング内に配置される磁石と、を有し、前記ピン部は、前記着脱マーカが前記基台の裏面に取り付けられた状態で前記ハウジングの表面より上へ突出する、とよい。

    本考案に係るゴルフボールマーカ用キットは、磁石を有する基台と、前記磁石の磁力により前記基台の裏面に取り外し可能に取り付けられる着脱マーカに用いられるマーカ金属板と、を有する。

    本考案では、ゴルフボールマーカを磁力で金属製のクリップやタイピン、ゴルフバッグの金属部分に取り付けることができる。 ゴルフボールマーカを判り易いところに取り付けて持ち運ぶことができる。 また、ゴルフボールマーカを目立つところに取り付けて紛失し難くできる。 また、基台を地面に設置したり、基台から取り外した着脱マーカのみを地面に設置したりすることができる。 たとえば、カップの近くであって他人のゴルフボールの進路を妨げるような位置の場合には、着脱マーカのみを用いて進路を妨害しないことを優先し、それ以外のカップから離れた位置の場合には、目立つ基台を上にして基台および着脱マーカを用いて視認性を優先させることができる。
    また、着脱マーカが基台と一体化された状態で金属製のクリップに取り付けることができるようになっている状況下で、状況に応じてこれらの使い分けを意識させることで、使用している基台および着脱マーカを共に使用者に強く意識させ、使用者による自他ゴルフボールマーカの識別性を自然と改善できる。 また、着脱マーカより目立つ基台を地面に設置することで、ゴルフボールマーカが目立ち易くなり、発見し易くなる。 物理的な視認性(識別性)と精神的な視認性(識別性)とを共に改善することができる。
    また、このようにゴルフボールマーカを意識して目立つところにつけて持ち運ぶことにより、自分が使用しているゴルフボールマーカがどのようなデザインのものかをはっきりと意識させることが可能になる。 他人に対しても、自分のゴルフボールマーカを意識させることができる。
    このように、本考案では、ゴルフボールマーカの視認性と判別性とを共に改善することができる。

    図1は、本考案の第1実施形態に係るゴルフボールマーカの外観図である。

    図2は、図1のゴルフボールマーカの断面図である。

    図3は、本考案の第2実施形態に係るゴルフボールマーカの外観図である。

    図4は、図3のゴルフボールマーカの断面図である。

    図5は、本考案の第3実施形態に係るゴルフボールマーカを下から見た外観図である。

    図6は、図5のゴルフボールマーカの断面図である。

    図7は、本考案の第4実施形態に係るゴルフボールマーカの外観図である。

    図8は、図7のゴルフボールマーカを下から見た断面図である。

    図9は、第2実施形態に係るゴルフボールマーカの変形例の外観図である。

    図10は、図9のゴルフボールマーカの断面図である。

    以下、本考案の実施形態を、図面に基づいて説明する。

    [第1実施形態]
    図1は、本考案の第1実施形態に係るゴルフボールマーカ1の外観図である。 図1(A)は側面図であり、図1(B)は上面図であり、図1(C)は裏面図である。
    図2は、図1のゴルフボールマーカ1の断面図である。
    図1および図2のゴルフボールマーカ1は、グリーン上でパッティングする際に、他人のゴルフボールをグリーン上から取り除くための目印として使用される。
    ゴルフボールマーカ1は、装飾部材2、磁石22を有する基台4、着脱マーカ6、を有する。 図1(A)において、着脱マーカ6は、基台4から取り外されている。 図1(C)において、着脱マーカ6は、点線で図示されている。

    着脱マーカ6は、平板部11、マーカ金属板12、を有する。
    平板部11は、一般的なゴルフボールマーカ1と同程度の数センチメートルのサイズの円板形状を有する。 平板部11は、たとえば樹脂材料により形成される。 樹脂材料には、磁力を透過する特性がある。
    マーカ金属板12は、平板部11より小さい外形の円板形状または円環形状を有する。 マーカ金属板12は、磁石22に吸着する金属材料により形成される。
    そして、マーカ金属板12は、平板部11と同心に、平板部11に重ねて設けられる。 図1では、マーカ金属板12は、たとえば接着剤により、略円板形状の平板部11の上面に重ねて取り付けられる。
    このような形状の着脱マーカ6は、それ単体でゴルフボールマーカとして使用することができる。

    基台4は、ハウジング21、磁石22、クッション材23、を有する。
    ハウジング21は、着脱マーカ6の平板部11より一回り大きいサイズの略円板形状の外形に形成される。 円板形状のハウジング21では、上面の中央部が周縁部より上へ突出した凸曲面形状に形成される。 ハウジング21は、樹脂材料により形成される。 ハウジング21の裏面には、ハウジング凹部24が形成される。 ハウジング凹部24が形成されることにより、ハウジング21は、略一定の厚さに形成される。
    磁石22は、たとえば永久磁石である。 磁石22は、円柱形状に形成される。 なお、磁石22は、円筒形状に形成されてもよい。 磁石22は、略円板形状のハウジング21の中央部において、ハウジング21内に収めて配置される。 円柱形状の磁石22の裏面は、ハウジング21の裏面より上側となるように奥へ引っ込んでいる。 円柱形状の磁石22の裏面には、円板形状の溝である磁石凹部25が形成される。 磁石22および磁石凹部25は、略円板形状のハウジング21とは略同心となるように設けられる。
    クッション材23は、たとえばウレタン材料で形成される。 クッション材23は、ハウジング凹部24において磁石22の周囲に充填される。 これにより、ハウジング21の裏面には、磁石22の周囲に、柔らかいクッション材23が露出して設けられる。 クッション材23の裏面は、磁石22の裏面と面一に形成される。

    装飾部材2は、たとえばスポンジ材料により球形に形成された装飾部31を有する。 装飾部31は、目立つようにたとえば黄色、赤色などの原色に着色されてよい。 また、装飾部31には、球形のスポンジ材料から周囲へ突出させて複数のヒゲ部32が設けられる。 ヒゲ部32は、たとえば透明な樹脂線材でよい。 原色に着色したスポンジ材料の周囲に透明な樹脂線材が突出することで、グリーン上で高い異物感が得られ、高い視認性が得られる。
    そして、装飾部材2の装飾部31は、ハウジング21の上面にたとえは接着して固定される。 このように装飾部材2が基台4と一体化したゴルフボールマーカ1は、ハウジング21の上面中央部から上へ装飾部材2が突出した外形に形成される。 高さを有するゴルフボールマーカ1は、グリーンの芝に埋もれることなく、グリーンから突出し、高い視認性が得られる。
    なお、装飾部材2は、ハウジング21の上面から上へ突出してゴルフボールマーカ1を目立たせることができるものであればよく、この他にもたとえば熊形状のプラモデルでもよい。

    そして、このようなゴルフボールマーカ1では、マーカ金属板12が磁石凹部25に収まった状態で磁石22と吸着できる。 これにより、着脱マーカ6は、磁石22の磁力により、基台4のハウジング21の裏面に、取り外し可能に取り付けられる。 また、マーカ金属板12は、磁石22より小径に形成されている。 よって、基台4は、着脱マーカ6を間に挟んだ状態で、たとえば金属製のクリップに取り付けることができる。 また、着脱マーカ6が装飾部材2および基台4と一体化している状態で、グリーン上に置いて、ゴルフボールマーカ1として使用することができる。
    また、着脱マーカ6は、この基台4の裏面に取り付けられた状態で、ハウジング21より下へ突出する。 着脱マーカ6の平板部11と、基台4のクッション材23との間には隙間が形成される。 この隙間にたとえば爪先を入れることにより、磁力で磁石22に吸着している着脱マーカ6を、基台4から容易に取り外すことができる。 取り外した着脱マーカ6は、それ単体で、ゴルフボールマーカ1として使用することができる。 また、着脱マーカ6を取り外した基台4は、たとえば金属製のクリップに取り付けることができる。

    以上のように、本実施形態では、ゴルフボールマーカ1を磁力で金属製のクリップやタイピン、ゴルフバッグの金属部分に取り付けることができる。 ゴルフボールマーカ1を視認し易いところに取り付けて持ち運ぶことができる。 ゴルフボールマーカ1を目立つところに取り付けて紛失し難くできる。 また、たとえば基台4を地面に目立つように設置したり、基台4から取り外した着脱マーカ6のみを地面に設置したりすることができる。 たとえば、カップの近くであって他人のゴルフボールの進路を妨げるような位置の場合には、着脱マーカ6のみを用いて進路を妨害しないようにゴルフボールマーカ1を設置し、それ以外のカップから離れた位置の場合には、ゴルフボールマーカ1が目立つように基台4および装飾部材2を設置することができる。 また、着脱マーカ6が基台4と一体化された状態で金属製のクリップに取り付けることができるようになっている状況下で、状況に応じてこれらの使い分けを意識させることで、使用している基台4および着脱マーカ6を共に使用者に強く意識させ、使用者による自他ゴルフボールマーカ1の識別性を自然と改善できる。 また、着脱マーカ6より高くて目立つ基台4および装飾部材2を地面に設置することで、ゴルフボールマーカ1が目立ち易くなり、発見し易くなる。 物理的な視認性(識別性)と精神的な視認性(識別性)とを共に改善することができる。
    また、このようにゴルフボールマーカ1を意識して目立つところにつけて持ち運ぶことにより、自分が使用しているゴルフボールマーカ1がどのようなデザインのものかをはっきりと自他に意識させることが可能になる。 他人に対しても、自分のゴルフボールマーカ1を意識させることができる。
    このように、本実施形態では、ゴルフボールマーカ1の視認性と判別性とを共に改善することができる。

    また、本実施形態では、裏面に着脱マーカ6が取り付けられる基台4のハウジング21の表面から突出して装飾部材2が設けられる。 よって、ゴルフボールマーカ1の視認性および判別性を格段に改善できる。
    しかも、ゴルフボールマーカ1を金属製のクリップなどに取り付けた場合、基台4の磁石22と金属製のクリップとの間に着脱マーカ6が介在する。 また、基台4の磁石22は、金属製のクリップから浮かした状態になる。 金属製のクリップに対する磁力は、着脱マーカ6に対する磁力と比べて相対的に弱くなる。 よって、基台4のハウジング21の表面から突出している装飾部材2を指で挟んで引っ張ることにより、金属製のクリップから基台4とともに着脱マーカ6を容易に取り外すことができる。 ゴルフボールマーカ1の全体を容易に取り外すことができる。 ゴルフボールマーカ1の使用性として好適なものを得ることができる。

    また、本実施形態では、着脱マーカ6における円板形状または円環形状のマーカ金属板12が、円柱形状または円筒形状の磁石22より小径に形成される。 マーカ金属板12により磁石22の裏面の全体を覆わない。 よって、着脱マーカ6が取り付けられた基台4を、金属製のクリップなどに対して、磁石22の磁力により取り付けることができる。
    また、着脱マーカ6の平板部11は、マーカ金属板12の厚さにより、基台4に対して浮かして取り付けられる。 着脱マーカ6の平板部11と基台4との間に爪先などを入れて、着脱マーカ6を容易に基台4から取り外すことができる。 指がかじかんでいる状態でも高い作業性を確保できる。

    [第2実施形態]
    次に、本考案の第2実施形態に係るゴルフボールマーカ1について説明する。 第2実施形態の各構成要素については、対応する第1実施形態と同一の符号を付して重複する説明を省略する。 以下の説明では、主に第1実施形態との相違点について説明する。
    図3は、本考案の第2実施形態に係るゴルフボールマーカ1の外観図である。
    図4は、図3のゴルフボールマーカ1の断面図である。
    ゴルフボールマーカ1は、装飾部材2、磁石22を有する基台4、着脱マーカ6、を有する。 図3において、着脱マーカ6および装飾部材2は、基台4から取り外されている。

    基台4は、ハウジング21、磁石22、クッション材23、を有する。
    中央部が周縁部より上へ突出した凸曲面形状のハウジング21には、ハウジング貫通孔26が形成される。 ハウジング貫通孔26は、略円形形状のハウジング21の中央を貫通する。
    磁石22は、円筒形状に形成される。 円筒形状の磁石22の中心には、磁石貫通孔27が形成される。 ハウジング21の裏面の中央部に磁石22が取り付けられた状態で、磁石貫通孔27は、ハウジング貫通孔26と重なる。 基台4には、その中心を貫通する基台貫通孔28が形成される。
    また、円筒形状の磁石22には、磁石貫通孔27と同軸に、磁石凹部25の替わりに、円錐形状のテーパ部29が形成される。 テーパ部29は、円筒形状の磁石22の裏面に形成される。 テーパ部29の周囲には、円筒形状の磁石22の裏面が円環形状に残る。 これにより、磁石22は、着脱マーカ6が吸着する裏面の面積より、装飾部材2が吸着する上面の面積が大きくなるように形成される。

    着脱マーカ6は、平板部11、マーカ金属板12、ピン部13、を有する。
    ピン部13は、円柱形状を有し、円板形状の平板部11の一面の中央から突出する。 ピン部13は、たとえば円板形状の平板部11と一体に成形されてよい。
    マーカ金属板12は、平板部11より小さい外形の円環形状を有する。 マーカ金属板12は、磁石22のテーパ部29による円錐の裏面より一回り小さく形成される。 すなわち、円筒形状の磁石22より小径に形成される。
    また、円環形状のマーカ金属板12の中心には、マーカ貫通孔14が形成される。 マーカ貫通孔14には、ピン部13が挿入される。 ピン部13が装飾貫通孔34を貫通した状態で、マーカ金属板12は平板部11の上に重ねられる。 なお、マーカ金属板12は、接着剤により、平板部11に接着される。

    装飾部材2は、装飾部31、ヒゲ部32、装飾金属板33、を有する。
    装飾金属板33は、円環形状を有する。 円環形状の装飾金属板33の中心には、装飾貫通孔34が形成される。 装飾金属板33は、磁石22に吸着する金属材料により形成される。
    そして、装飾金属板33は、装飾部31の下部に接着剤により取り付けられる。 また、装飾部31には、装飾貫通孔34と連通する装飾穴35が形成される。 装飾貫通孔34および装飾穴35は、着脱マーカ6のピン部13より大径に形成される。

    このようなゴルフボールマーカ1では、装飾金属板33が磁石22と吸着することにより、ハウジング21の上面に装飾部材2が取り外し可能に取り付けられる。 基台4の磁石貫通孔27およびハウジング貫通孔26の上に、装飾部材2の装飾貫通孔34および装飾穴35が位置し得る。
    また、マーカ金属板12が磁石22と吸着することにより、基台4の裏面に着脱マーカ6が取り外し可能に取り付けられる。 マーカ金属板12により、着脱マーカ6の平板部11は、基台4の裏面に取り付けられた状態で、ハウジング21より下へ突出する。 着脱マーカ6の平板部11と、基台4のクッション材23との間には隙間が形成される。 平板部11は、マーカ金属板12の厚みにより、基台4に取り付けられた状態で基台4から浮く。
    また、着脱マーカ6のピン部13は、基台4の磁石貫通孔27およびハウジング貫通孔26に挿入される。 ピン部13は、基台4を貫通し、基台4のハウジング21の上面から上へ突出する。 ハウジング貫通孔26から突出するピン部13の先端部分は、ハウジング貫通孔26と重なる装飾貫通孔34および装飾穴35に挿入される。 着脱マーカ6のピン部13は、基台4および装飾部材2により覆われ、露出しない。
    そして、このようなゴルフボールマーカ1では、マーカ金属板12が磁石22のテーパ部29に収まった状態で磁石22と吸着できる。 これにより、着脱マーカ6は、磁石22の磁力により、基台4のハウジング21の裏面に、取り外し可能に取り付けられる。 また、マーカ金属板12は、磁石22より小径に形成されている。 よって、基台4は、着脱マーカ6を間に挟んだ状態で、たとえば金属製のクリップに取り付けることができる。 また、着脱マーカ6が装飾部材2および基台4と一体化している状態で、グリーン上に置いて、ゴルフボールマーカ1として使用することができる。
    また、着脱マーカ6は、この基台4の裏面に取り付けられた状態で、ハウジング21より下へ突出する。 着脱マーカ6の平板部11と、基台4のクッション材23との間には隙間が形成される。 この隙間にたとえば爪先を入れることにより、磁力で磁石22に吸着している着脱マーカ6を、基台4から容易に取り外すことができる。 取り外した着脱マーカ6は、それ単体で、ピン部13で地面を刺して、ゴルフボールマーカ1として使用することができる。 また、着脱マーカ6を取り外した基台4は、たとえば金属製のクリップに取り付けることができる。

    以上のように、本実施形態において、着脱マーカ6は、平板部11の一面の略中央からピン部13が突出している。 よって、着脱マーカ6は、それ単体で、一般的なゴルフボールマーカ1と同様に地面に突き刺して利用することができる。
    また、基台4にはハウジング21にピン部13が貫通する基台貫通孔28が形成される。 基台貫通孔28から突出するピン部13の先端部分を覆う装飾部材2を有する。 突出するピン部13を有する着脱マーカ6の全体は、基台4および装飾部材2により覆われ得る。 しかも、ハウジング21ではピン部13が貫通するので、ハウジング21をピン部13の全体を覆う厚さに形成する必要はなく、ハウジング21をピン部13よりも薄く形成することもできる。 薄いハウジング21とその表面に突出した装飾部材2とによる特徴的な形状とすることができ、ゴルフボールマーカ1として高いデザイン性を得ることができる。
    しかも、ゴルフボールマーカ1を金属製のクリップなどに取り付けた場合、基台4の磁石22と金属製のクリップとの間に着脱マーカ6を介在させることができる。 また、基台4の磁石22を金属製のクリップから浮かした状態で取り付けることができる。 さらに、ハウジング21の表面には装飾部材2が突出して設けられる。 その結果、突出している装飾部材2を指で挟んで引くことにより、金属製のクリップから装飾部材2とともに基台4および着脱マーカ6を容易に一体的に取り外すことができる。

    また、本実施形態では、磁石22が、着脱マーカ6側の吸着面の面積より装飾部材2側の吸着面の面積が大きくなるように形成されている。 よって、装飾金属板33を有する装飾部材2は、基台4の磁石22に対して、着脱マーカ6より強く吸着し得る。 また、金属製のクリップより強く吸着し得る。 その結果、装飾部材2を指で挟んで引くことで、装飾部材2とともに着脱マーカ6が吸着している基台4を金属製のクリップから容易に取り外すことができる。
    また、着脱マーカ6の先端部分が装飾部材2の装飾金属板33の装飾貫通孔34に挿入されているので、金属製のクリップの表面に沿って装飾部材2をつかんでずらしたとしても、装飾部材2とともに着脱マーカ6および基台4の全体をずらすことができる。 装飾部材2を持ってスライドさせることで、ゴルフボールマーカ1を金属製のクリップから取り外すことができる。
    しかも、着脱マーカ6を取り外して使用している場合に、使用していない装飾部材2および基台4を金属製のクリップに取り付けたとしても、その装飾部材2を指で挟んで引くことで、装飾部材2とともに基台4を金属製のクリップから容易に取り外すことができる。
    また、装飾部材2は磁力により基台4と一体化する。 装飾部材2と基台4との組み合わせを容易に変更できる。 色彩が異なる複数組を予め準備することで、使用者は、装飾部材2のデザインと基台4のデザインとの組み合わせを選ぶことができる。 これにより、ゴルフボールマーカ1の視認性および判別性をさらに改善できる。

    また、本実施形態では、着脱マーカ6のマーカ金属板12は、磁石22より小径に形成される。 着脱マーカ6のマーカ金属板12により磁石22の全体を覆わない。 よって、着脱マーカ6が取り付けられた基台4を、磁石22の磁力により金属製のクリップなどに取り付けることができる。
    また、着脱マーカ6の平板部11は、マーカ金属板12の厚みにより、基台4に対して浮かして取り付けられる。 着脱マーカ6の平板部11と基台4との間に爪先などを入れて、着脱マーカ6を容易に基台4から取り外すことができる。

    また、本実施形態では、円筒形状の磁石22についての着脱マーカ6側の吸着面には、磁石貫通孔27から続くテーパ部29が形成されている。 よって、基台4に取り付けられている着脱マーカ6は、平板部11の周縁部分が押されることで、基台4の裏面に対して斜めに立ち上がり、斜めの状態で保持され得る。 斜めに立った着脱マーカ6の平板部11と基台4との間に指の腹などを入れることができる。 指先に負担をかけないで、着脱マーカ6を基台4から容易に取り外すことができる。

    なお、第1実施形態では、装飾部材2は、基台4のハウジング21の上面中央部に接着されている。 この他もたとえば、第1実施形態のゴルフボールマーカ1において、装飾部材2に円板形状の装飾金属板33を設け、磁力により装飾部材2を基台4ハウジング21内の磁石22を取り付けてもよい。 この場合、装飾部材2は、基台4から取り外すことができる。 さらに、第2実施形態のように、磁石22を、着脱マーカ6側の吸着面の面積より装飾部材2側の吸着面の面積が大きくなるように形成してもよい。 この場合、装飾金属板33を有する装飾部材2は、基台4の磁石22に対して、着脱マーカ6より強く吸着し得る。 また、金属製のクリップより強く吸着し得る。 その結果、装飾部材2を指で挟んで引くことで、装飾部材2とともに着脱マーカ6が吸着している基台4を金属製のクリップから容易に取り外すことができる。 しかも、着脱マーカ6を取り外して使用している場合に、使用していない装飾部材2および基台4を金属製のクリップに取り付けていたとしても、その装飾部材2を指で挟んで引くことにより、装飾部材2とともに基台4を金属製のクリップから容易に取り外すことができる。
    また、装飾部材2は磁力により基台4と一体化する。 装飾部材2と基台4との組み合わせを容易に変更できる。 使用者は、装飾部材2のデザインと基台4のデザインとの組み合わせを選ぶことができる。 これにより、ゴルフボールマーカ1の視認性および判別性をさらに改善できる。

    [第3実施形態]
    次に、本考案の第3実施形態に係るゴルフボールマーカ1について説明する。 第2実施形態の各構成要素については、対応する第1実施形態と同一の符号を付して重複する説明を省略する。 以下の説明では、主に第1実施形態との相違点について説明する。
    図5は、本考案の第3実施形態に係るゴルフボールマーカ1を下から見た外観図である。
    図6は、図5のゴルフボールマーカ1の断面図である。
    ゴルフボールマーカ1は、磁石22を有する基台4、着脱マーカ6、を有する。 図6において、着脱マーカ6は、基台4から取り外されている。 図5では、着脱マーカ6が点線で図示されている。

    基台4は、ハウジング21、磁石22、を有する。
    ハウジング21は、たとえば樹脂材料により、着脱マーカ6の平板部11より一回り大きいサイズの略円板形状の外形に形成される。 円板形状のハウジング21の上面には上面凹部41が形成され、裏面には裏面凹部42が形成される。 上面凹部41および裏面凹部42は、着脱マーカ6の平板部11より大径の円板形状に形成される。 上面凹部41および裏面凹部42により、ハウジング21についての中心部分は、薄くなる。
    また、円板形状のハウジング21の中心部分には、磁石用挿入孔43が形成される。
    磁石22は、磁石用挿入孔43と略同径の円柱形状に形成される。 また、磁石22は、マーカ金属板12より大径に形成される。 円柱形状の磁石22は、磁石用挿入孔43に挿入される。 磁石22は、磁石用挿入孔43に圧入されても、接着剤により張り付けられてもよい。
    また、磁石22は、ハウジング21についての中心部分より薄く形成される。 これにより、磁石用挿入孔43に挿入された磁石22の裏面は、ハウジング21についての裏面凹部42が形成された裏面部分より、上へ窪む。

    着脱マーカ6は、平板部11、マーカ金属板12、を有する。
    マーカ金属板12は、磁石22に吸着する金属材料により、円板形状または円環形状を有する。 マーカ金属板12は、円筒形状の磁石22より小径に形成される。 マーカ金属板12は、基台4における磁石22によるくぼみの深さより、厚く形成される。

    このようなゴルフボールマーカ1では、マーカ金属板12が磁石22と吸着することにより、基台4の裏面に着脱マーカ6が取り外し可能に取り付けられる。 また、マーカ金属板12は、磁石22より小径に形成されている。 よって、基台4は、着脱マーカ6を間に挟んだ状態で、たとえば金属製のクリップに取り付けることができる。 また、着脱マーカ6が装飾部材2および基台4と一体化している状態で、グリーン上に置いて、ゴルフボールマーカとして使用することができる。
    また、着脱マーカ6の平板部11は、基台4の裏面に取り付けられた状態で、マーカ金属板12の厚みにより、ハウジング21より下へ突出する。 着脱マーカ6の平板部11と、基台4のクッション材23との間には隙間が形成される。 平板部11は、マーカ金属板12の厚みにより、基台4に取り付けられた状態で基台4から浮く。 そして、この隙間にたとえば爪先を入れることにより、磁力で磁石22に吸着している着脱マーカ6を、基台4から容易に取り外すことができる。 取り外した着脱マーカ6は、それ単体で、ゴルフボールマーカ1として使用することができる。 また、着脱マーカ6を取り外した基台4は、たとえば金属製のクリップに取り付けることができる。

    以上のように、本実施形態では、基台4が、着脱マーカ6の平板部11より一回り大きいサイズに形成されるハウジング21を有する。 よって、ゴルフボールマーカ1の視認性および判別性を格段に改善できる。
    しかも、ゴルフボールマーカ1を金属製のクリップなどに取り付けた場合、基台4の磁石22と金属製のクリップとの間に着脱マーカ6が介在する。 また、基台4の磁石22は、金属製のクリップから浮かした状態になる。 金属製のクリップに対する磁力は相対的に弱くなる。 よって、基台4のハウジング21を指で挟んで引っ張ることにより、金属製のクリップから基台4とともに着脱マーカ6を一体的に取り外すことができる。 ゴルフボールマーカ1の使用性として好適なものを得ることができる。

    [第4実施形態]
    次に、本考案の第4実施形態に係るゴルフボールマーカ1について説明する。 第2実施形態の各構成要素については、対応する第1実施形態と同一の符号を付して重複する説明を省略する。 以下の説明では、主に第2実施形態との相違点について説明する。
    図7は、本考案の第4実施形態に係るゴルフボールマーカ1の断面図である。
    図8は、図7のゴルフボールマーカ1を下から見た外観図である。
    ゴルフボールマーカ1は、磁石22を有する基台4、着脱マーカ6、を有する。 図7において、着脱マーカ6は、基台4から取り外されている。 図8では、着脱マーカ6が点線で図示されている。

    基台4は、ハウジング21、磁石22、を有する。
    ハウジング21は、たとえば樹脂材料により、着脱マーカ6の平板部11より一回り大きいサイズの略円板形状の外形に形成される。 円板形状のハウジング21の上面には上面凹部41が形成され、裏面には裏面凹部42が形成される。 上面凹部41および裏面凹部42は、着脱マーカ6の平板部11より大径の円板形状に形成される。 上面凹部41および裏面凹部42により、ハウジング21についての中心部分は、薄くなる。
    また、円板形状のハウジング21の中心部分には、磁石用挿入孔43が形成される。
    磁石22は、磁石用挿入孔43と略同径の円筒形状に形成される。 また、磁石22は、マーカ金属板12より大径に形成される。 円柱形状の磁石22は、磁石用挿入孔43に挿入される。 磁石22は、磁石用挿入孔43に圧入されても、接着剤により張り付けられてもよい。
    また、磁石22は、ハウジング21についての中心部分より厚く形成される。 また、磁石用挿入孔43に挿入された磁石22の裏面は、ハウジング21についての裏面凹部42が形成された裏面部分より、上へ窪む。 これにより、磁石22は、磁石用挿入孔43より上へ突出する。
    また、円筒形状の磁石22の中心の磁石貫通孔27は、着脱マーカ6のピン部13より大径に形成される。

    着脱マーカ6は、平板部11、マーカ金属板12、ピン部13、を有する。
    マーカ金属板12は、磁石22に吸着する金属材料により、円環形状を有する。 マーカ金属板12は、円筒形状の磁石22より小径に形成される。 マーカ金属板12は、磁石22による基台4の裏面の窪みの深さより、厚く形成される。
    また、円環形状のマーカ金属板12の中心には、マーカ貫通孔14が形成される。 マーカ貫通孔14には、ピン部13が挿入される。

    このようなゴルフボールマーカ1では、マーカ金属板12が磁石22と吸着することにより、基台4の裏面に着脱マーカ6が取り外し可能に取り付けられる。 また、マーカ金属板12は、磁石22より小径に形成されている。 よって、基台4は、着脱マーカ6を間に挟んだ状態で、たとえば金属製のクリップに取り付けることができる。 また、着脱マーカ6が装飾部材2および基台4と一体化している状態で、グリーン上に置いて、ゴルフボールマーカとして使用することができる。
    また、着脱マーカ6の平板部11は、基台4の裏面に取り付けられた状態で、マーカ金属板12の厚みにより、ハウジング21より下へ突出する。 着脱マーカ6の平板部11と、基台4のクッション材23との間には隙間が形成される。 平板部11は、マーカ金属板12の厚みにより、基台4に取り付けられた状態で基台4から浮く。 そして、この隙間にたとえば爪先を入れることにより、磁力で磁石22に吸着している着脱マーカ6を、基台4から容易に取り外すことができる。 取り外した着脱マーカ6は、それ単体で、ピン部13を地面に刺して、ゴルフボールマーカ1として使用することができる。 また、着脱マーカ6を取り外した基台4は、たとえば金属製のクリップに取り付けることができる。
    また、着脱マーカ6のピン部13は、磁石貫通孔27を貫通し、基台4の上へ突出する。 よって、この突出部分を上から押すことによっても、磁力で磁石22に吸着している着脱マーカ6を、基台4から容易に取り外すことができる。

    以上のように、本実施形態において、着脱マーカ6は、平板部11の一面の略中央からピン部13が突出している。 よって、一般的なゴルフボールマーカ1と同様に地面に突き刺して利用することができる。
    また、ゴルフボールマーカ1を金属製のクリップなどに取り付けた場合、基台4の磁石22と金属製のクリップとの間に着脱マーカ6を介在させることができる。 また、基台4の磁石22を金属製のクリップから浮かした状態で取り付けることができる。 その結果、基台4のハウジング21を指で挟んで引っ張ることにより、金属製のクリップから基台4とともに着脱マーカ6を一体的に取り外すことができる。 ゴルフボールマーカ1の使用性として好適なものを得ることができる。
    また、着脱マーカ6のピン部13は、着脱マーカ6が基台4の裏面に取り付けられた状態でハウジング21の表面より上へ突出する。 よって、突出したピン部13を押すことで、基台4から着脱マーカ6を取り外すことができる。

    以上の実施形態は、本考案の好適な実施形態の例であるが、本考案は、これに限定されるものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。

    たとえば上記第2実施形態では、基台4のハウジング21の略円板形状の上面は、中央部が周縁部より上へ突出した凸曲面形状に形成されている。 そして、中央部分には、ハウジング貫通孔26が形成される。
    図9は、第2実施形態に係るゴルフボールマーカ1の変形例の外観図である。 図9のゴルフボールマーカ1では、着脱マーカ6および装飾部材2は、基台4から取り外されている。
    図10は、図9のゴルフボールマーカ1の断面図である。
    図9および図10の基台4のハウジング21の上面中央部分には、装飾部材2の装飾金属板33が収まる収容凹部51が形成される。
    このような変形例では、基台4に装飾部材2が取り付けられた状態で、装飾金属板33が収容凹部51に収容される。 ゴルフボールマーカ1の表面に、装飾部材2の装飾金属板33が露出し難くなる。 装飾金属板33が目立たなくなることで、基台4のハウジング21の表面のデザインと、装飾部材2の表面のデザインとの一体感を得ることができる。 ゴルフボールマーカ1としてのデザイン性を改善し得る。
    しかも、装飾部材2を持ってスライドさせた場合に、装飾金属板33が収容凹部51の内面に当たるので、ハウジング21の表面で装飾部材2がスライドし難くなり、装飾部材2とともに基台4をスライドさせることができる。 着脱マーカ6の着脱状態にかかわらず、装飾部材2とともに基台4をスライドさせることができる。
    なお、装飾部材2の装飾金属板33が収まる収容凹部51の替わりに、ハウジング21の表面において装飾金属板33の周囲で突出する凸部を設けてもよい。 また、収容凹部51とともに凸部を設けてもよい。

    そして、これらの実施形態および変形例のゴルフボールマーカ1では、磁石22の磁力により、帽子のつば部分に取り付けた金属製のクリップなどに対して取り付けて、携帯できる。 また、ポケットに入れた場合でも、従来のゴルフボールマーカよりも大きいので、取り出しやすく、無くし難い。 また、自前のたとえばカジノコインをゴルフボールマーカとして用いる場合には、それとは別にゴルフ場に常備されているプラスチック製マーカを一緒に持ち歩くことになるが、そのように複数のマーカを別々に持ち歩く面倒もない。 また、本実施形態および変形例のゴルフボールマーカ1を使用することにより、カップから離れた場所にマーカを置いた場合でも、それを見失いにくい。 ライン読みの際の低い姿勢でも、ゴルフボールマーカ1を視認し易い。
    これらの効果は、たとえば、基台4の磁石22に対して着脱マーカ6、装飾部材2および金属製のクリップを好適なバランスで吸着させていることにより得られるものである。 なお、本考案においては、磁石22の磁力の強さをこれらの間で好適に調整できればよく、基台4に設ける磁石22が1つに限れるものではないことは言うまでもない。

    上記実施形態では、ゴルフボールマーカ1は、少なくとも、磁石22を有する基台4と、着脱マーカ6と、を有する。 また、着脱マーカ6は、少なくとも、平板部11と、磁石22の磁力により基台4の裏面に取り外し可能に取り付けられるマーカ金属板12と、を有する。 そして、マーカ金属板12は、平板部11と重ねて設けられる。 また、着脱マーカ6は、既存のゴルフボールマーカと同様の樹脂材料により、たとえば平板部11およびピン部13を有する既存のゴルフボールマーカと同様の形状に形成し得る。
    このため、上記実施形態のゴルフボールマーカ1では、樹脂材料により形成可能な着脱マーカ6のたとえば平板部11およびピン部13として、既存のゴルフボールマーカを使用することも可能である。 この場合、該樹脂材料部分以外の部分である、磁石22を有する基台4およびマーカ金属板12は、ゴルフボールマーカ用キットとして販売等されればよい。 そして、たとえば、マーカ金属板12のマーカ貫通孔14に既存のゴルフボールマーカのピン部13を挿入することにより、磁石22の磁力により基台4の裏面に取り外し可能に取り付けられる着脱マーカ6を形成することができる。 該ゴルフボールマーカ用キットと既存のゴルフボールマーカと組み合わせることで、各実施形態のゴルフボールマーカ1を完成させて使用することができる。

    1…ゴルフボールマーカ2…装飾部材4…基台6…着脱マーカ11…平板部12…マーカ金属板13…ピン部14…マーカ貫通孔21…ハウジング22…磁石23…クッション材24…ハウジング凹部25…磁石凹部26…ハウジング貫通孔27…磁石貫通孔28…基台貫通孔29…テーパ部31…装飾部32…ヒゲ部33…装飾金属板34…装飾貫通孔35…装飾穴41…上面凹部42…裏面凹部43…磁石用挿入孔51…収容凹部

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