ゴルフアクセサリーおよびこれを含むシステム

申请号 JP2016558239 申请日 2014-12-05 公开(公告)号 JP2017506992A 公开(公告)日 2017-03-16
申请人 ブレンダン ロバート オズボーン; ブレンダン ロバート オズボーン; 发明人 ブレンダン ロバート オズボーン; ブレンダン ロバート オズボーン;
摘要 ゴルフプレー統計データ収集システムであって、それぞれがゴルファーのクラブセットの中のそれぞれのゴルフクラブに取り付けられる複数の近距離無線通信タグと、統計データ収集ソフトウェアを動作させる外部の電子デバイスと、ゴルフアクセサリーであって、近距離無線通信リーダメカニズムと、近距離無線通信リーダメカニズムに関連付けられており、近距離無線通信リーダメカニズムから情報を受け取って外部の電子デバイスに情報を送信する無線通信デバイスと、を含むゴルフアクセサリーと、を含む、ゴルフプレー統計データ収集システム、を提供する。【選択図】図1
权利要求

ハウジングを含むゴルフアクセサリーであって、 少なくとも1つの近距離無線通信リーダメカニズムと、 前記近距離無線通信リーダメカニズムに関連付けられる無線通信デバイスであって、前記近距離無線通信リーダメカニズムから情報を受け取り、外部の電子デバイスに情報を送信する、前記無線通信デバイスと、 前記ハウジングにおいて外側からアクセスすることができ、かつ前記無線通信デバイスに関連付けられている少なくとも1つの入ボタンと、 前記近距離無線通信リーダメカニズムおよび前記無線通信デバイスに電力を供給する電源と、 を有し、 前記近距離無線通信リーダメカニズムが、電力供給されているとき、ゴルフクラブに取り付けられている近距離無線通信タグを読み取って前記ゴルフクラブの種類を求め、その情報を前記外部の電子デバイスに送信し、 課せられたペナルティストロークを加えるために、前記少なくとも1つの入力ボタンを使用して、追加のストローク情報を前記外部の電子デバイスに手動で送信することができる、 ゴルフアクセサリー。前記少なくとも1つの入力ボタンが、入力または命令を提供する目的で前記ハウジング内のスイッチと通信する、請求項1に記載のゴルフアクセサリー。前記少なくとも1つの近距離無線通信リーダメカニズムが、 前記近距離無線通信タグから情報を収集する目的で前記近距離無線通信タグに通電する対応するアンテナを有する近距離通信リーダデバイス、 を含む、 請求項1または請求項2に記載のゴルフアクセサリー。ユーザによって要求されるときに前記近距離無線通信リーダメカニズムに通電することを可能にする、前記ハウジングの外壁に設けられている通電ボタン、 をさらに含む、請求項1から請求項3のいずれかに記載のゴルフアクセサリー。前記無線通信デバイスがBluetooth Low Energyデバイスである、請求項1から請求項4のいずれかに記載のゴルフアクセサリー。電力を節約する目的で、前記無線通信デバイスへの電力が、前記近距離無線通信リーダメカニズムと一緒に遮断され、前記無線通信デバイスが、前記近距離無線通信リーダメカニズムと同じ前記通電ボタンを通じて通電される、請求項4に記載のゴルフアクセサリー。任意のオンボード電池の充電と、前記ゴルフアクセサリーに渡される情報転送と、を可能にするUSB、が設けられており、 1つまたは複数の状態表示器をさらに含み、通常では電池状態表示器または充電残量表示器が設けられており、通常では電池充電状態表示器がさらに設けられている、 請求項1から請求項6のいずれかに記載のゴルフアクセサリー。距離入力ボタンに要求が入力され、前記要求が前記外部の電子デバイスに送信され、結果として、前記外部の電子デバイスによって距離情報が表示される、または可聴式に出力される、請求項1から請求項7のいずれかに記載のゴルフアクセサリー。ゴルフプレー統計データ収集システムであって、 それぞれがゴルファーのクラブセットの中のそれぞれのゴルフクラブに取り付けられる複数の近距離無線通信タグと、 統計データ収集ソフトウェアを動作させる外部の電子デバイスと、 請求項1から請求項8のいずれかに記載のゴルフアクセサリーと、 を含む、ゴルフプレー統計データ収集システム。ゴルフプレー統計データ収集システムであって、 それぞれがゴルファーのクラブセットの中のそれぞれのゴルフクラブに取り付けられる複数の近距離無線通信タグと、 統計データ収集ソフトウェアを動作させる外部の電子デバイスと、 ハウジングを含むゴルフアクセサリーであって、 少なくとも1つの近距離無線通信リーダメカニズムと、 前記近距離無線通信リーダメカニズムに関連付けられる無線通信デバイスであって、前記近距離無線通信リーダメカニズムから情報を受け取り、前記外部の電子デバイスに情報を送信する、前記無線通信デバイスと、 前記ハウジングにおいて外側からアクセスすることができ、かつ前記無線通信デバイスに関連付けられている少なくとも1つの入力ボタンと、 前記近距離無線通信リーダメカニズムおよび前記無線通信デバイスに電力を供給する電源と、を有し、 前記近距離無線通信リーダメカニズムが、電力供給されているとき、ゴルフクラブに取り付けられている前記近距離無線通信タグを読み取って、各ストロークにおいて前記ゴルファーによって使用される前記ゴルフクラブの種類を求め、その情報を、前記外部の電子デバイス上で動作している前記統計データ収集ソフトウェアに送信し、 課せられたペナルティストロークを加えるために、前記少なくとも1つの入力ボタンを使用して、前記外部の電子デバイス上で動作している前記統計データ収集ソフトウェアに追加のストローク情報を手動で送信することができる、 前記ゴルフアクセサリーと、 を含む、ゴルフプレー統計データ収集システム。前記近距離無線通信タグそれぞれをゴルファーのクラブセットの中のクラブに取り付けて、それ以降に前記クラブが識別されるように各クラブの識別情報を前記近距離無線通信タグそれぞれに関連付ける、セットアッププロセス、 を含む、請求項9または請求項10のいずれかに記載のゴルフプレー統計データ収集システム。前記外部の電子デバイスそれぞれが、命令を格納および実行するプロセッサおよびメモリと、前記プロセッサによってインタフェースを生成して統計データを示すことのできるディスプレイと、を含む、請求項9から請求項11のいずれかに記載のゴルフプレー統計データ収集システム。距離情報および位置情報に関して、前記外部の電子デバイスの一部として提供されるロケーションデバイスが使用される、請求項9から請求項12のいずれかに記載のゴルフプレー統計データ収集システム。

说明书全文

本発明は、ゴルフで使用するための電子装置およびシステムに関し、より詳細には、プレーヤーがプレー統計データをより容易に追跡することを可能にする電子装置およびシステムに関する。さらに、ゲームまたはゲームのための練習に関連するデータを収集および管理するシステムおよび方法を開示する。

ゴルフGPS装置における既存のゴルフソフトウェアや、タブレットまたはスマートフォン上に提供されるソフトウェアアプリケーションは、ゴルフのラウンド全体を通じてショットを追跡する機能を備えている。これによりユーザは、各ショットの前にGPS座標を取得することによって、スコアをつけて、ショットの距離を追跡することができる。

さらに、これらのソフトウェアは、プレーしているホールのグリーンまたはティーからの距離をユーザに知らせる機能を備えている。場合によっては、GPS装置やスマートフォンあるいはソフトウェアにユーザが情報を入しておくと、次のショットのためのクラブの種類を推奨することもできる。

1つの問題として、これらのGPS装置やスマートフォンをユーザのバッグやポケットから取り出して、上述した機能を手動で初期化する必要がある。例えば、ショットの距離を追跡するためには、ユーザは各ショットを行う前に装置のユーザインタフェース上のボタンを押さなければならない。アマチュアプレーヤーの場合、ラウンドあたりのショット数は約100回にもなりうる。このシステムは、手間がかかりすぎる。

本明細書において従来技術の文献を参照している場合、その参照は、その文献がオーストラリアまたは他の国におけるこの技術分野における共通の一般的知識の一部を形成していることを認めるものではないことを理解されたい。

本発明は、ゴルフアクセサリーおよびこれを含むシステムであって、上述した欠点の少なくとも1つを少なくとも部分的に克服する、あるいは有用な選択肢または市販品としての選択肢を消費者に提供する、ゴルフアクセサリーおよびこれを含むシステム、を対象とする。

前述した問題点に鑑み、本発明は、一形態において、広義には、ハウジングを含むゴルフアクセサリーであって、少なくとも1つの近距離無線通信リーダメカニズムと、前記近距離無線通信リーダメカニズムに関連付けられる無線通信デバイスであって、前記近距離無線通信リーダメカニズムから情報を受け取り、外部の電子デバイスに情報を送信する、前記無線通信デバイスと、前記ハウジングにおいて外側からアクセスすることができ、かつ前記無線通信デバイスに関連付けられている少なくとも1つの入力ボタンと、前記近距離無線通信リーダメカニズムおよび前記無線通信デバイスに電力を供給する電源と、を有し、前記近距離無線通信リーダメカニズムが、電力供給されているとき、ゴルフクラブに取り付けられている近距離無線通信タグを読み取って前記ゴルフクラブの種類を求め、その情報を前記外部の電子デバイスに送信し、課せられたペナルティストロークを加えるために、前記少なくとも1つの入力ボタンを使用して、追加のストローク情報を前記外部の電子デバイスに手動で送信することができる、ゴルフアクセサリー、に属する。

代替形態においては、本発明は、ゴルフプレー統計データ収集システムであって、それぞれがゴルファーのクラブセットの中のそれぞれのゴルフクラブに取り付けられる複数の近距離無線通信タグと、統計データ収集ソフトウェアを動作させる外部の電子デバイスと、ハウジングを含むゴルフアクセサリーであって、少なくとも1つの近距離無線通信リーダメカニズムと、前記近距離無線通信リーダメカニズムに関連付けられる無線通信デバイスであって、前記近距離無線通信リーダメカニズムから情報を受け取り、前記外部の電子デバイスに情報を送信する、前記無線通信デバイスと、前記ハウジングにおいて外側からアクセスすることができ、かつ前記無線通信デバイスに関連付けられている少なくとも1つの入力ボタンと、前記近距離無線通信リーダメカニズムおよび前記無線通信デバイスに電力を供給する電源と、を有し、前記近距離無線通信リーダメカニズムが、電力供給されているとき、ゴルフクラブに取り付けられている前記近距離無線通信タグを読み取って、各ストロークにおいて前記ゴルファーによって使用される前記ゴルフクラブの種類を求め、その情報を、前記外部の電子デバイス上で動作している前記統計データ収集ソフトウェアに送信し、課せられたペナルティストロークを加えるために、前記少なくとも1つの入力ボタンを使用して、前記外部の電子デバイス上で動作している前記統計データ収集ソフトウェアに追加のストローク情報を手動で送信することができる、前記ゴルフアクセサリーと、を含む、ゴルフプレー統計データ収集システム、に属する。

本発明のシステムは、再検討もしくは分析またはその両方を、プレーと並行して、または後から行うことができるように、プレー統計データをリアルタイムで収集するようにされており、これは有利である。具体的には、本システムは、ゴルファーが自分のプレーを分析することができるようにする目的で、ゲーム中の任意の対象物までの距離または任意の対象物からの距離、各ショットにおける各クラブによってボールが移動した距離、ショットまたはボールの方向、ストローク数、ペナルティストローク数などを、収集するようにすることができる。

本発明のシステムは、特に、ゴルファーが総ストローク数を入力または収集することのみならず、ストローク(好ましくは各ストローク)に実際に使用したクラブを識別することも可能にすることを目的とする。

ゴルファーの各クラブは、一般には、近距離無線通信タグを使用して本システム内で識別される。近距離無線通信タグを使用する利点として、近距離無線通信が動作する範囲が狭く、一般にはわずか約5cm以内である。RFIDの近距離無線通信(NFC)の仕様では、近接した(5cm以内)タグをスキャンする目的に13.56MHzを利用する。これにより、ゴルファーが間違ったタグを誤ってスキャンしてしまい、正しくない情報を収集する可能性が最小となり、これは有利である。

一般には、セットアッププロセスとして、各タグをゴルファーのクラブセットの中の1本のクラブに取り付けて、次いで使用可能化する。使用可能化プロセスまたはセットアッププロセス時に、それ以降にクラブが識別されるように、各クラブの識別情報を近距離無線通信タグそれぞれに関連付けることが好ましい。この関連付けは自動的とする(言い換えれば近距離無線通信タグを、それぞれ特定のクラブに取り付けるように事前にプログラムしておく)、あるいはゴルファーが、使用可能化段階またはセットアップ段階においてこれを設定することができる。

金属上に配置されたNFCタグは、通常では金属からの干渉のため動作しない。抗金属NFCタグ(Anti-metal NFC tag)は、金属上でタグを動作させるための特殊な絶縁層を有する(例えば(通常では)ゴルフクラブの金属シャフトに使用されているものなど)。別のオプションとしては、クラブのシャフトに取り付けることのできる、NFCブレスレットを切り詰めたものを使用する。好ましい配置構成においては、ユーザがタグを容易に本ゴルフアクセサリーの近くに並置させることができるように、タグをクラブのグリップの端部に配置することができる。

ユーザには、同梱されるNFCタグが提供されることが好ましい。ユーザは、各タグを自分のゴルフクラブセットのうちの1本に取り付ける。タグは、クラブの名前(「7番アイアン」、「ドライバー」など)を使用してあらかじめプログラムしておく、または別のオプションとして、ユーザが自分の電子デバイス上のソフトウェアを通じて各クラブの識別情報を対応するタグに関連付けることができる。例えば、ユーザがタグをスキャンし、ソフトウェアが、クラブの種類、番号、またはロフトを設定するようにユーザに指示することができる。これによってクラブの種類がタグIDに設定される。

本発明のシステムは、統計データ収集ソフトウェアを動作させる外部の電子デバイスを含む。この外部の電子デバイスは、例えばタブレットやスマートフォンとする、あるいは、本発明のゴルフアクセサリーによって収集された情報を、ユーザが入力または操作する必要なしに使用して統計データを記録することのできる既存のゴルフ関連装置とすることができる。

特に、タブレットやスマートフォンなどのデバイスは、通常ではユーザが携帯するが、身に付けることはない。これにより、通常ではユーザと外部の電子デバイスを隔てることができる。

本発明において使用される外部の電子デバイスそれぞれは、通常、命令を格納および実行するプロセッサおよびメモリと、プロセッサによってインタフェースを生成して統計データを示すことのできるディスプレイとを含む。通常の使用時、外部の電子デバイスは、本ゴルフアクセサリーから情報を受信し、外部の電子デバイス上で動作している統計データ収集ソフトウェアにその情報を提供することが好ましい。

このソフトウェアは、通常ではソフトウェアアプリケーションであり、現在利用可能なソフトウェアアプリケーションからの適合化された機能を有するアプリケーションとする、または特注ソフトウェアアプリケーションを提供することができる。このソフトウェアアプリケーションは、情報を収集し、収集された情報に基づいて統計データを分析および表示できることが好ましい。重要な点として、このソフトウェアは、特定のストローク時の距離と、そのストロークに使用されたクラブとに関する統計データを提供することができる。

本発明のシステムは、距離情報および位置情報に関して、外部の電子デバイスの一部として提供されるロケーションデバイスを使用することが好ましい。本発明において使用されるゴルフアクセサリーは、そのサイズを最小限にするためロケーション機能を備えないことが特に好ましい。

本発明のシステムは、ハウジングを含むゴルフアクセサリーを含む。本発明のゴルフアクセサリーは、ユーザが身に付けるが、ユーザの手や手首から離れた位置に装着するように設計されていることが好ましく、なぜなら手や手首はゴルフクラブから近く、近距離無線通信タグが誤って、または知らずにスキャンされうるためである。したがって、特に好ましい実施形態によると、本ゴルフアクセサリーは、ユーザのベルトに取り付けられるように設計されている。本ゴルフアクセサリーは、ユーザの動きの妨げにならないように、できる限り小型であるように設計されている。

後からさらに説明するように、本ゴルフアクセサリーが通電ボタンを有する実施形態など、別の実施形態においては、ユーザは本ゴルフアクセサリーを手または手首に、またはその近くに装着することができる。

好ましい実施形態のゴルフアクセサリーのハウジングは、一般には極めて小さい。ハウジングは、通常、複数の部分からなるハウジングであり、互いに取り外し自在に取り付けることのできる2つ以上のハウジングセクションまたはハウジング部分からなることが好ましい。クラムシェル型に具体化することが特に好ましい。

ハウジングは、ほぼ矩形であることが好ましい。ハウジングは耐候性であることが好ましく、したがって、プラスチックなどの材料が好ましい。ハウジングは、その中に本ゴルフアクセサリーの構成要素を囲い込むようにされている。外部デバイス(例えばケーブルまたはコード)を取り付けることができるようにする目的で、1つまたは複数のポートまたは類似する開口部を設けることができる。ポートが設けられる場合、ほこりや分などの侵入を防止するため、これらのポートは、通常では取り外し可能なカバーによって密封可能であるようにする。

後からさらに説明するように、一般にハウジングには、ハウジングの壁のうちの1つまたは複数において1つまたは複数のボタンが設けられている。設けられているボタンは、一般に可動であり、好ましくは押下することができる。特に好ましい実施形態によると、3つのボタンが設けられており、ハウジングの側壁に設けられる2つのボタン(すなわち「ドロップ」ボタンおよび「リセット」ボタン(または「距離」ボタン))と、ハウジングの外壁または前面壁に設けられる「通電」ボタンである。

ボタンが設けられる場合、ボタンを通じたほこりや水分などの侵入を最小にする、または防止する目的で、ボタンも耐候性であることが好ましい。ボタンは、入力または命令を提供する目的で、通常ではハウジング内のスイッチまたは他の入力デバイスと通信する。

ゴルファーのベルトまたは他の服飾部分に取り付けることができるようにする目的で、本ゴルフアクセサリーにはベルトクリップが提供されることが好ましい。好ましいベルトクリップは、弾力性があり、ゴルファーがスイングするとき、あるいは誤って接触した場合にもベルトまたは他の服飾部分を把持しているように、常時付勢されている。

本発明のシステムの一部であるゴルフアクセサリーは、少なくとも1つの近距離無線通信リーダメカニズムを含む。対応するアンテナを有するリーダデバイスが設けられていることが好ましい。近距離無線通信タグから情報を収集する目的で、アンテナを使用して近距離無線通信タグに通電することが好ましい。

ユーザによって要求されるときに近距離無線通信リーダメカニズムに電力を供給する、または通電することができるように、外側に取り付けられるアクチュエータ(通常ではボタンまたは類似する要素)がハウジングに設けられていることが、特に好ましい。ユーザは、タグをスキャンする目的で必要なときに近距離無線通信リーダメカニズムに通電することが好ましく、リーダは、電池の電力を保護する、またはより少ない電力を使用する目的で、その後に電力を遮断することが好ましい。特に好ましい実施形態によると、ハウジングの前面または外側に面する表面の大部分を占める大きな通電ボタンが設けられている。

好ましい構造においては、クラブ/タグを通電ボタンに押し付けることによって、通電ボタンをトリガーすることができる。クラブが通電ボタンを押している間、デバイスに電力を供給することができる。ユーザがクラブを離すと、デバイスへの電力を再び遮断することができる。

リーダメカニズムは、好ましくは自身が近距離無線通信タグから収集した情報を無線通信デバイスに渡す目的で、無線通信デバイスと通信する。任意のタイプの近距離無線通信リーダメカニズムを設けることができる。リーダメカニズムには、オンボード電源によって電力供給することが好ましい。

本ゴルフアクセサリーには、タグが正常にスキャンされたことやボタンが押されたことを音声もしくは触覚またはその両方によってフィードバックするフィードバックメカニズムが設けられていることが好ましい。タグが正常にスキャンされたことやボタンが押されたことをユーザに知らせる目的には、振動モータ、ブザー、またはスピーカーを使用することができる。このフィードバックメカニズムは、ユーザが自分のスマートフォンをゴルフバッグ/ゴルフバギー/ゴルフカートに置いたままにする場合に使用される可能性が高い。バイブレータ/ブザー/スピーカーのオン/オフは、スマートフォンのソフトウェアを介して切り替えることができる。

本発明のシステムの一部であるゴルフアクセサリーは、さらに無線通信デバイスを含む。無線通信デバイスは、近距離無線通信リーダメカニズムから情報を受け取り、外部の電子デバイスに情報を送信することが好ましい。無線通信デバイスは、比較的単純であることが好ましく、任意のタイプのデバイスまたは通信経路を使用することができる。このデバイスの特に好ましい形態は、本ゴルフアクセサリーが外部の電子デバイスと同期通信を行うことができるように、Bluetooth Low Energyデバイスまたは類似するデバイスである。

本ゴルフアクセサリーが外部の電子デバイスといったん同期すると、これらのデバイスは、起動のたびに、または互いに動作範囲内に入ったときに、同期通信を自動的に再確立することができる。電力を節約する目的で、無線通信デバイスへの電力は、近距離無線通信リーダメカニズムと一緒に遮断することができる。無線通信デバイスには、近距離無線通信リーダメカニズムと同じ構造を通じて電力供給または通電することができる。具体的には、必要なときに外側の通電ボタンを使用して近距離無線通信リーダメカニズムおよび無線通信デバイスの両方に通電することができる。これに代えて、本ゴルフアクセサリーが電力供給されるとき、またはオンになるときに、無線通信デバイスをアクティブにすることができる。

さらに一般に、無線通信デバイスは、本ゴルフアクセサリーのハウジング内の他の構成要素からの情報を受け取って送信する目的にも使用される。無線通信デバイスは、一般には外部との主たる通信経路である。有線経路などの補助的な通信経路は、USB接続部などを通じて提供することができる。

本発明のシステムの一部であるゴルフアクセサリーは、さらに、ハウジングにおいて外側からアクセス可能であり無線通信デバイスに関連付けられている少なくとも1つの入力ボタンを含む。特に好ましい実施形態によると、通電ボタンに加えて、一対の入力ボタンが設けられている。これら一対の入力ボタンは、一般に、本ゴルフアクセサリーに情報を入力できるようにするためと、無線通信デバイスと通信できるようにするために設けられている。好ましくは、一方のボタンは、課されたペナルティストロークをユーザが手動で入力できるようにするために設けられており、他方のボタンは、一般には、手動または誤ったNFCタグのスキャンによって正しくない情報が入力された場合に、ユーザが本ゴルフアクセサリーをリセットできるようにするために設けられ、例えばリセットボタンは、好ましくは最後に行われた動作の直前の状態にリセットする。したがって、リセットボタンを1回押すと、最も最近の動作の前の状態にリセットされ、ユーザがリセットボタンをもう一回押すと、さらにその前の状態にリセットされ、以下同様である。これに代えて、ボタンのうちの1つまたは複数を、(例えば数秒間の)長押し時に好ましくは別の動作が実行されるように構成することができる。普通に押すとピンまでの距離を音声で知らせるようにソフトウェアアプリケーションが指示され、長押しする(ボタンを1〜2秒間押したままにする)と、ピンまでの距離と、例えば推奨されるクラブとを音声で知らせるようにソフトウェアアプリケーションが指示されるように、構成することができる。

これら少なくとも1つの入力ボタンは、無線通信デバイスへの入力を提供し、この入力を外部の電子デバイスに伝えて記録を実行させることができる。入力ボタンは、一般にはゴルフアクセサリーのハウジングの側面に位置する。入力ボタンが誤って押されることを防止する目的で、入力ボタンをハウジングの高さよりも引っ込んだ位置に配置することができる。

通電ボタンは、上述したように、このボタンに容易にアクセスできるように、一般にはゴルフアクセサリーのハウジングの前面または外側に面する表面に設けられている。

本発明の一部であるゴルフアクセサリーは、さらに電源を含むことが好ましい。任意のタイプの電源を使用することができる。特に好ましい電源は、1つまたは複数のオンボード電池である。1つまたは複数のオンボード電池は、充電式または交換式とすることができる。充電式の場合、本ゴルフアクセサリー内に充電器が設けられることが好ましい。

オンボード充電池を充電する目的で、ユーザが充電ケーブルまたは類似する要素を取り付けるようにすることができる。このような充電ケーブルは、好ましくは、本ゴルフアクセサリーに情報を転送したり更新情報を渡すことのできるUSB充電ケーブルである。これに代えて、誘導充電メカニズムを含めることができる。

本ゴルフアクセサリーは、さらに、1つまたは複数の状態表示器を含むことが好ましい。具体的には、通常では電池状態表示器または充電残量表示器を設ける。さらに、通常では電池充電状態表示器も設ける。

本発明に含まれるゴルフアクセサリーは、さらに、ゴルフアクセサリー全体のオン/オフを切り替える目的で、一般にオン/オフスイッチを有する。オン/オフスイッチは、好ましい通電ボタンに加えて設けられ、これによりユーザは、電力を節約する目的で、必要に応じて近距離無線通信リーダもしくは無線通信デバイスまたはその両方に通電することができる。

本ゴルフアクセサリーには、ユーザがピン/グリーンまでの距離や推奨されるクラブなどの情報を必要とするときに押すことのできるボタンを設けることができる。これらの要求を外部の電子デバイスに送信することができ、結果を外部の電子デバイスによって表示する、または可聴式に(好ましくは音声形式で)出力することができる。電池状態も、Bluetooth Low Energyを介して外部の電子デバイスに送ることができる。

本発明における重要な技術は、RFID(NFC)リーダおよびBluetooth Low Energy通信デバイスを使用することである。これにより、本発明のデバイスおよびシステムは、長時間にわたり動作することができるが、電力使用量は最小限である。さらにこれにより、外部の電子デバイスは、Bluetooth Low Energyを動作させて本ゴルフアクセサリーに接続することができるが、ブルートゥースの以前の仕様ならば、外部の電子デバイスのバッテリはゴルフのラウンド中にずっと速く消費される。本システムは、ユーザの外部の電子デバイスのGPSを利用することが好ましく、これによりシステムの複雑さおよびコストが大幅に減少する。

本明細書に記載されている任意の特徴を、本明細書に記載されている他の特徴のうちの任意の1つまたは複数と、本発明の範囲内で、任意の組合せにおいて組み合わせることができる。

本明細書において従来技術を参照している場合、その参照は、その従来技術が共通の一般的知識の一部を形成していることを認めるものでも示唆するものでもない。

以下の詳細な説明では、当業者が本発明を実施するための十分な情報を提供する。本発明の好ましい特徴、実施形態、および変形形態は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。以下の詳細な説明は、上の発明の概要のセクションに示した本発明の範囲をいかようにも制限するようには解釈されないものとする。以下の詳細な説明では、複数の図面を参照する。

本発明の特に好ましい実施形態によるシステムの概略図である。

本発明の特に好ましい実施形態による、分解した状態の一対のハウジングの等図である。

本発明の好ましい実施形態によるゴルフアクセサリーの内部の配置構造の等角図である。

本発明の好ましい実施形態に従って使用されるセットアッププロセスの流れ図である。

本発明の好ましい実施形態に従って使用されるプレー過程の流れ図である。

本発明の特に好ましい実施形態によると、ゴルフアクセサリーを利用してゴルフ中に統計データを追跡するシステム(言い換えればゴルフプレー統計データ収集システム)、が提供される。

本発明の特に好ましい実施形態によると、このゴルフプレー統計データ収集システムは、3つの主要要素を含み、すなわち、それぞれがゴルファーのクラブセットの中のそれぞれのゴルフクラブ10に取り付けられる複数の近距離無線通信タグ11と、外部の電子デバイス(通常ではゴルフ統計データ収集ソフトウェアを動作させるスマートフォン12)と、近距離無線通信タグ11から情報を収集して、スマートフォン12上で動作している統計データ収集ソフトウェアと通信するために使用されるゴルフアクセサリー13、を含む。このシステムは、図1に概略的に示してある。

本発明のシステムは、ゴルファーが再検討もしくは分析またはその両方を、プレーと並行して、または後から行うことができるように、プレー統計データをリアルタイムで収集するようにされている。具体的には、本システムは、ゴルファーが自分のプレーを分析できるようにする目的で、各ショットに使用されたクラブ(これにより各ショットにおいてボールが移動した距離を計算することができる)、ストローク数、ペナルティストローク数などに関する情報を収集するようにされている。

好ましい実施形態によると、ゴルファーの各クラブ10は、近距離無線通信(NFC)タグ11を使用してシステム内で識別される。近距離無線通信タグを使用することの利点として、近距離無線通信が動作する範囲が狭く、一般にはわずか約5cm以内である。RFIDの近距離無線通信(NFC)の仕様では、近接した(5cm以内)タグをスキャンする目的に13.56MHzを利用する。

本発明のシステムを購入した後、ユーザはセットアッププロセスを行い、このプロセスでは、各NFCタグ11をゴルファーのクラブセットの中のクラブ10に取り付けた後、使用可能化する。使用可能化プロセスまたはセットアッププロセス時に、それ以降にクラブ10が識別されるように、各クラブ10の識別情報が各NFCタグ11に関連付けられる。この処理は自動的とする(言い換えれば近距離無線通信タグを、それぞれ特定のクラブに取り付けるように事前にプログラムしておく)、あるいはゴルファーが、使用可能化段階またはセットアップ段階においてこれを設定することができる。

金属上に配置されたNFCタグは、通常では金属からの干渉のため動作しない。抗金属NFCタグは、金属上でタグを動作させるための特殊な絶縁層を有する(例えば(通常では)ゴルフクラブの金属シャフトに使用されているものなど)。別のオプションとしては、クラブのシャフトに取り付けることのできる、NFCブレスレットを切り詰めたものを使用する。

ユーザには、同梱されるNFCタグが提供されることが好ましい。ユーザは、各タグを自分の複数のゴルフクラブのうちの1本に取り付ける。タグは、クラブの名前(「7番アイアン」、「ドライバー」など)を使用してあらかじめプログラムしておく、または別のオプションとして、ユーザが自分の電子デバイス上のソフトウェアを通じて各クラブの識別情報を対応するタグに関連付けることができる。例えば、ユーザがタグをスキャンし、ソフトウェアが、クラブの種類を設定するようにユーザに指示することができる。これによってクラブの種類がタグIDに設定される。

本システムの好ましい実施形態は、ゴルフ統計データ収集ソフトウェアを動作させる外部の電子デバイス(通常ではスマートフォン12)を含む。この外部の電子デバイスは、ユーザが入力または操作して統計データを記録する必要なしに、本発明のゴルフアクセサリーによって収集された情報を使用することのできる既存のゴルフ関連装置とすることもできる(スコア記録装置として使用されるゴルフ関連装置では通常ではユーザが入力または操作する必要がある)。

スマートフォン12それぞれは、命令を格納および実行するプロセッサおよびメモリと、プロセッサによってインタフェースを生成して統計データを示すことのできるディスプレイとを含む。通常の使用時、スマートフォン12は、本ゴルフアクセサリー13から情報を受信し、スマートフォン12上で動作している統計データ収集ソフトウェアにその情報を提供する。

このソフトウェアは、通常ではソフトウェアアプリケーションであり、現在利用可能なソフトウェアアプリケーションからの適合化された機能を有するアプリケーションとする、または特注ソフトウェアアプリケーションを提供することができる。このソフトウェアアプリケーションは、情報を収集し、収集された情報に基づいて統計データを分析および表示することができる。重要な点として、このソフトウェアは、特定のストローク時の距離と、そのストロークに使用されたクラブとに関する統計データを提供することができる。

本システムは、距離情報および位置情報に関して、スマートフォン12の一部として提供されるロケーションデバイスを使用することが好ましい。本発明において使用されるゴルフアクセサリー13は、そのサイズを最小限にするためロケーション機能を備えないことが特に好ましい。

本発明のシステムは、システムの機能の中心であるゴルフアクセサリーを含む。好ましい実施形態のゴルフアクセサリー13は図2および図3に示してあり、システムの機能は図1に示してある。

好ましい実施形態のゴルフアクセサリー13は、ハウジングを含む。好ましい実施形態のゴルフアクセサリーは、ユーザが自分のベルトに取り付けることによって装着するように設計されている。ゴルフアクセサリー13は、ユーザの動きの妨げにならないように、できる限り小型であるように設計されている。

好ましい実施形態のゴルフアクセサリーのハウジングは、一般には極めて小さい。図2に示したハウジングは、複数の部分からなるハウジングであり、互いに取り外し自在に取り付けることのできる2つのハウジングセクション(ハウジング基部14および背面カバー15)からなることが好ましい。さらに着脱式のベルトクリップ16も提供される。

図示したように、ハウジングは、ほぼ矩形であり、かつ耐候性であり、したがってプラスチックなどの材料が好ましい。ハウジングは、図3に示したようにゴルフアクセサリー13の構成要素を自身の中に囲い込むようにされている。外部デバイス(例えばケーブルまたはコード)を取り付けることができるようにする目的で、1つまたは複数のポートまたは類似する開口部を設けることができる。ポートが設けられる場合、ほこりや水分などの侵入を防止するため、これらのポートは、通常では取り外し可能なカバーによって密封可能であるようにする。

後からさらに説明するように、ハウジングには、ハウジングの壁のうちの1つにおいて一対のボタン17,18が設けられている。設けられているボタンは、可動であり、押下することができる。特に好ましい実施形態によると、3つのボタンが設けられており、ハウジングの側壁に設けられる2つのボタン17,18(すなわち「ドロップ」ボタン17および「距離」ボタン18)と、図2に示したようにハウジングの外壁または前面壁に設けられる「通電」ボタン19である。

ボタンを通じたほこりや水分などの侵入を最小にする、または防止する目的で、ボタンも耐候性であることが好ましい。ボタンは、入力または命令を提供する目的で、通常ではハウジング内のスイッチ20と通信する。図示したように、ボタン17,18は、ハウジング部分における相補的な切取り部21にぴったりと嵌まり、内部シール用フランジ22を有する。

ベルトクリップ16は、弾力性があり、ゴルファーがスイングするとき、あるいは誤って接触した場合にもベルトまたは他の服飾部分を把持しているように、常時付勢されている。

ゴルフアクセサリー13は、近距離無線通信リーダメカニズムを含む。図1に示したように、リーダメカニズムは、対応するアンテナ24を有するリーダデバイス23を含み、アンテナ24は、近距離無線通信タグ11から情報を収集する目的でタグ11に通電する目的にも使用される。

上に概説したように、ユーザによって要求されるときに近距離無線通信リーダメカニズムに電力を供給する、または通電することができるように、外側に取り付けられる通電ボタン19がハウジングに設けられていることが、特に好ましい。ユーザは、タグ11をスキャンする目的で必要なときに近距離無線通信リーダメカニズムに通電することが好ましく、リーダは、電池の電力を保護する、またはより少ない電力を使用する目的で、その後に電力を遮断することが好ましい。図示した実施形態によると、ハウジングの前面または外側に面する表面の大部分を占める大きな通電ボタン19が設けられている。

対応するアンテナ24を有するNFCリーダデバイス23は、対応するアンテナ24を使用してリーダデバイス23によって近距離無線通信タグ11から収集された情報をブルートゥース通信デバイス25に渡す目的で、ブルートゥース通信デバイス25と通信する。対応するアンテナ24を有するNFCリーダデバイス23には、オンボード電源によって電力供給することが好ましい。

ブルートゥース通信デバイス25は、近距離無線通信NFCリーダデバイス23から情報を受け取り、スマートフォン12に情報を送信する。ブルートゥース通信デバイス25は、本ゴルフアクセサリーがスマートフォン12と同期通信を行うことができるように、Bluetooth Low Energyデバイスまたは類似するデバイスであることが好ましい。

ゴルフアクセサリー13がスマートフォン12といったん同期すると、これらのデバイスは、起動のたびに、または互いに動作範囲内に入ったときに、同期通信を自動的に再確立する。電力を節約する目的で、ブルートゥース通信デバイス25への電力を、近距離無線通信リーダメカニズムと一緒に遮断することができる。ブルートゥース通信デバイス25には、近距離無線通信リーダメカニズムと同じ構造を通じて電力供給または通電することができる。具体的には、必要なときに外側の通電ボタン19を使用して近距離無線通信リーダメカニズムおよびブルートゥース通信デバイス25の両方に通電することができる。これに代えて、本ゴルフアクセサリーに電力が供給されるとき、またはオンになるときに、ブルートゥース通信デバイス25をアクティブにすることができる。

さらに一般に、ブルートゥース通信デバイス25は、ゴルフアクセサリー13のハウジング内の他の構成要素からの情報を受け取って送信する目的にも使用される。ブルートゥース通信デバイス25は、一般には、外部との主たる通信経路である。有線経路などの補助的な通信経路は、USB接続部26を通じて提供することができ、USB接続部26を使用してゴルフアクセサリー13に電力を供給することもできる。

図示した実施形態によると、通電ボタン19に加えて、一対の入力ボタン17,18が設けられている。これら一対の入力ボタンは、一般に、ゴルフアクセサリー13に情報を入力できるようにするためと、ブルートゥース通信デバイス25と通信できるようにするために設けられている。好ましい実施形態においては、「ドロップ」ボタン17は、課されたペナルティストロークをユーザが手動で入力できるようにするためにが設けられており、「距離」ボタン18は、関連付けられるスマートフォン12からユーザが距離情報を取得することを可能にし、スマートフォン12は、この距離情報を自身のハードウェアを使用して通常では音声によって知らせる。

ボタン17,18は、ブルートゥース通信デバイス25への入力を提供し、この入力をスマートフォンに伝えて動作を実行させることができる。特に図2および図3に示したように、入力ボタン17,18は、ゴルフアクセサリー13のハウジングの側面に位置する。

本発明の一部であるゴルフアクセサリー13は、さらに電源を含むことが好ましく、任意のタイプの電源を使用することができる。特に好ましい電源は、図3に示したものなど、1つまたは複数のオンボード電池27である。これに代えて、充電池28を設けることができ、その場合にはゴルフアクセサリー13内に充電器29が設けられる。

オンボード充電池を充電する目的で、ユーザが充電ケーブルまたは類似する要素を取り付けるようにすることができる。このような充電ケーブルは、好ましくは、本ゴルフアクセサリーに情報を転送したり更新情報を渡すことのできるUSB充電ケーブルである。これに代えて、誘導充電メカニズムを含めることができる。

電池状態表示器30が設けられていることが好ましく、さらに充電状態表示器31も設けられている。図1に概略的に示したゴルフアクセサリー13の構成要素は、通常ではハウジング内のプリント基板33上に設けられており、アクセサリー13のオン/オフを切り替えるためのオン/オフボタン32も設けられている。

ユーザは、ゴルフのラウンドを開始する前に、ゴルフアクセサリー13のスイッチをオンにして自分のベルトに取り付ける。次いでユーザは、(Bluetooth Low Energy対応型の)自分のスマートフォン上に、好みのゴルフアプリケーションを起動する。ゴルフアプリケーションには、本発明のためのサポートを事前に追加しておく必要がある。ユーザは自分のスマートフォンを本発明にリンクする。ユーザは、アプリケーションを通じてラウンドを開始し、プレーするコースを選択する。するとアプリケーションは、Bluetooth Low Energyプロトコルに基づくデータをリスンする。GPS座標がボールの位置に近いように、ユーザはスマートフォンをポケットに入れておく、またはクリップでベルトに取り付けておくことが好ましい。しかしながら、ユーザがGPS位置を記録せずショット数を記録するためだけに本発明を使用する場合、スマートフォンをゴルフバッグ/ゴルフバギー/ゴルフカートに置いておくこともできる。

各ショットを行う前に、ユーザは本発明におけるゴルフクラブのタグ11をスキャンする。NFCタグデータがBluetooth Low Energyを介してスマートフォンに送られる。スマートフォン上で動作しているアプリケーションは、このデータを認識し、スコアカードにショットを記入し、ユーザのGPS位置を記録し(ユーザがこの機能を有効にしている場合)、さらにオプションとして、タグが正常にスキャンされたことの音声アラートをトリガーする。音声アラートは、スマートフォンのアプリケーションにおいて設定することができる。

ユーザがドロップを行う必要がある状況では、ユーザは本発明におけるドロップボタンを押し、これにより、事前に定義された通知がBluetooth Low Energyを介してスマートフォンに送られる。スマートフォンのアプリケーションはこれを認識し、ショット数にドロップを記入する。

ユーザは、自分の位置からグリーンまたはピンまでの距離、あるいは推奨されるクラブの情報を必要とする状況では、距離ボタン18を押す。これによりBluetooth Low Energyを介してスマートフォン12に通知が送られる。スマートフォンのソフトウェアアプリケーションはこれを認識し、ピンまたはグリーンまでの距離、およびオプションとして推奨されるクラブの種類を、音声によって知らせることができる。

オプションとして、スマートフォンのソフトウェアアプリケーションにおいてユーザによって設定される事前定義された挙動によって応答することのできるさらなるボタンを設けることができる。このような挙動は、ユーザの現在のホール、パー数、そのホールでプレーするためのアドバイスを音声で知らせるなど、情報に関連する挙動とすることができる。現在のショット数、時刻、プレー時間、天候、またはスマートフォンにおいて利用可能な任意の他の情報を知らせることもできる。

図4は、本システムをセットアップするときの好ましい操作方法を示しており、図5は、本システムを使用するときの好ましい操作方法を示している。

本明細書および請求項において、語「備えている」およびその活用形(「備える」など)は、明記されている整数それぞれを含むが、1つまたは複数のさらなる整数が含まれることを除外するものではない。

本明細書全体を通じて、「一実施形態」または「実施形態」が参照される場合、その実施形態に関連して記載されている特定の機能、構造、または特徴が、本発明の少なくとも一実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通じてさまざまな箇所に現れる「一実施形態においては」または「実施形態においては」という表現は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指していない。さらには、これらの特定の機能、構造、または特徴は、1つまたは複数の組合せにおいて任意の適切な方式で組み合わせることができる。

ここまで本発明について、特許法に従って、構造上の特徴または方法の特徴にいくぶん固有な用語を使用して説明してきた。しかしながら本明細書に記載されている手段は、本発明を実施するうえでの好ましい形態を含むため、本発明は、図示または説明されている特定の特徴に制限されないことを理解されたい。したがって、本発明は、当業者によって適切に解釈される添付の請求項(存在時)の適切な範囲内での本発明の任意の形態または修正形態において、特許請求されるものである。

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