Indicator for golf players

【発明の詳細な説明】 【０００１】 本発明はゴルフプレーヤー用のインジケータに関する。 【０００２】 前記インジケータはゴルファーがゴルフコースにおける自分の位置をインジケータに入力し、記憶させることができるＧＰＳナビゲータを含む。 ゴルファーはゴルフボールが落ちた地点をマークし、それによってボールがグリーンまで、またはホールまで、またはその位置が予め設定されているその他の何らかの目標までの距離を計算するためにＧＰＳナビゲータを使用しうることが知られている。 【０００３】 また、そのようなシステムはボールから次の目標とする対象物、例えばホールまでの距離に関連してクラブ選択を推奨しうることも知られている。 【０００４】 ゴルファーの腕を上げるために、トレーナー、すなわちプロは実際にプレーヤーがどのようにゴルフをするか、すなわちボールを打つためににゴルファーが選ぶ弾道、使用クラブ、ボールを落したい目標とする対象物、そして最終的にボールが実際に落ちる個所を実際に観察する必要がある。 【０００５】 このことはプレーの間トレーナーの存在を必要とすることは明らかである。 しかしながら、トレーナーを利用できるのは極めて少ないゴルファーでしかないことが理解される。 【０００６】 本発明はこの問題を大いに解決し、続いてゴルファーのゲームを分析できるようにする。 【０００７】 このように、本発明はある個所の地理的位置を検出し、この位置をメモリに記憶させるＧＢＳナビゲータまたはその他の何らかの相応する位置指示手段を含み、また当該ゴルフコースとその一部を示すことができるディスプレーを含み、また例えば位置、クラブ選択、ストローク数等の情報を可搬ユニットに入力する手段を含む可搬ユニットを含むゴルフ用インジケータであって、前記可搬ユニットが使用者がゴルフコースまたはその一部を表示している間に前記ディスプレーにポインタで指すことができ前記メモリにおいて指示された位置に対応する地理的位置が前記インジケータに入力されることを特徴とするゴルフ用インジケータに関する。 【０００８】 本発明を実施例および添付図面を参照して以下詳細に説明する。 【０００９】 図１は本発明によるインジケータの概略図である。 インジケータは何れの設計でもよいことが理解される。 【００１０】 ゴルフ用インジケータは所定の個所の地理的位置を検出し、この位置をメモリに記憶させるようにされたＧＰＳナビゲータまたは何らかの相応の位置指示手段を含む可搬ユニット１を含む。 可搬ユニットは当該ゴルフコースおよび該ゴルフコースの部分とを表示しうるディスプレー２を含む。 可搬ユニットは、また該可搬ユニットの使用者が位置情報、クラブ選択、打ったストローク数等の情報を入力しうるキーボードのようなデータ入力装置３を含む。 入力装置は代わりに電子ダイアリに含まれた機能に対応するポインタ機能または書き込み機能であってもよい。 【００１１】 ＧＰＳナビゲータは周知の種類のものである。 それは衛星信号を受信するためのアンテナ４を含む。 ＧＰＳナビゲータは周知の仕方で受信した信号に基づいてその位置を計算する。 前記位置は、例えば十字またはドットによりディスプレーに都合よく表示される。 もっともそれは代替的に座標で示してもよい。 【００１２】 代替的に、前記位置はゴルフコースの特定の位置に３個の送信機が位置し、可搬ユニットが送信機の信号を受信し、受信した信号に基づいてその位置を検出する従来の三角測量法によって計算してもよい。 【００１３】 当該ゴルフコースまたは該ゴルフコースの部分がディスプレー２に表示される。 例えば、フェアウエイ、バンカー、サンドトラップ、境界線、ウオータハザード、グリーンおよびホールのような全ての部分を含むゴルフコースが本発明によるユニットまたはゴルフコースの説明をしたチャートであって、座標の形態でデータに変換されたチャートによって正確に測定される。 ゴルフコースおよび座標に関連した全ての部分は可搬ユニット１のメモリに送られる。 【００１４】 あるゴフルコースにおけるあるグリーンのホールのカップは規則的な間隔でグリーンの種々の位置に動かされる（これはある場合には旗位置変えと称される）
。 この点に関して、可搬ユニットは動かされた旗の新しい位置を検出するために使用可能である。 当然ながら、全ての可搬ユニットはコースの変更に関して更新する必要がある。 【００１５】 ユニット１はディスプレーにゴルフコースを示すように構成されている。 理解されるように、一方ではホール全体を示し、他方でコースの一部を詳細に示しうるようにゴルフコースの部分を種々の大きさで拡大して示しうることが必要である。 ディスプレーの拡大範囲は例えばキーパッド３のキーを介して入力装置によって選択しうる。 【００１６】 使用クラブの選択、ストローク数およびその他の重要な情報は例えばキーパッド３のようなデータ入力装置によってゲームの過程で前記ユニットのメモリに入力可能である。 【００１７】 本発明によると、可搬ユニットはゴルフコースまたはその一部が表示されている間に使用者がディスプレーの主要点を指示しうるようにポインタ情報を受け取るようにされ、それによってディスプレー上で指示された位置に対応する地理的位置を可搬ユニットのメモリに入力するようなディスプレー２を含む。 例えばプラスチックポインタのような対象物５がディスプレー上の位置を指示するために使用されることが好ましい。 ディスプレーにポインタで指すことによって情報を受け取るように構成されたディスプレーは周知であり、従って、これ以上詳細には説明しない。 【００１８】 あるホールをプレーする場合、本発明によれば可搬ユニットをボールの上に保持し、キーまたはボタンを押すことによりボールがティーアップされた位置を先ず記憶させ、それによってＧＰＳナビゲータが当該位置を計算し、その位置を記憶するようにさせることができる。 プレーヤーは次に自分でボールを打った後落したいと思うコース上の位置を選択する。 【００１９】 この点に関して、ディスプレーはホールの大部分を表示しうる。 プレーヤーはディスプレー上にポインタ５で指すことによってこの所望の位置を記憶させる。
プレーヤーは任意にボールを打つのに使用するクラブの型式をメモリに入力してもよい。 次に、プレーヤーはボールを打って、ボールが落ちた場所まで移動する。 プレーヤーは次に可搬ユニットをボールの上に保持し、ボールの位置を記憶させるためにキーまたはボタンを押す。 【００２０】 このように、可搬ユニットのメモリは今ではティー上のボールの位置、ボールを打った後のボールの所望位置、およびボールが落ちた実際の位置とを記憶していることになる。 【００２１】 次に、プレーヤーはボールを打った後ボールを落したい場所をディスプレー上でマークし、次にボールを再度打つ。 プレーヤーは、またこの特定のストロークのためのクラブ選択を前記ユニットのメモリに入力してもよい。 次に、ボールが落ちる実際の位置がＧＰＳナビゲータによって前記ユニットのメモリに送り込まれる。 この手順がゴルフのラウンドが終わるまで繰り返される。 【００２２】 可搬ユニットはボールの実際の位置とディスプレー上に指示した位置との間の距離を計算することによって、計画されたストロークを実行したときのボールの飛んだ距離を計算することができるのは当然である。 可搬ユニットは、また数人のプレーヤーに関するデータを記憶するようにプログラム化することも可能で、
また一人以上のプレーヤーのスコアカードとして機能するようにもプログラム化しうる。 【００２３】 ＧＰＳナビゲータは約２メートルの典型的な分解能を有する。 これはフェアウエイに関する限り十分であるが、ウオータハザード近く、バンカーやサンドトラップ内での、そしてグリーンの近く、またはグリーン上およびコースに沿ったその他の位置におけるプレーに関しては十分ではない。 【００２４】 本発明の好適な一実施例によると、ＧＰＳナビゲータによって計算された位置はディスプレー上にマークされる。 このことによって、プレーヤーはＧＰＳナビゲータによって検出された位置が正確であるが、修正を必要とするか否かを視覚で設定できるようにする。 【００２５】 従って、本発明の極めて好ましい一実施例においては、可搬ユニットがＧＰＳ
ナビゲータによってディスプレーにマークされた位置がポインタによって別の位置に指すことによって変更しうるように構成され、それによってディスプレー上に指示された新しい位置がメモリに記憶される。 【００２６】 この点に関する一例が図１に示されており、参照番号６がパッティンググリーンの縁部を指示し、参照番号７がホールを指示し、参照番号８がバンカーを指示する。 ＧＰＳナビゲータがボールの位置を十字９でマークし、一方ボールが実際に丸で囲った位置１０においてバンカーに入っていると想定する。 これらの２個の位置の間にはショットの難しさと使用すべきクラブとの双方に関して大きな差異がある。 この場合、プレーヤーはポインタによって、またはキーまたはボタンを適当に操作することによってメモリから十字でマークした位置を除去する。 そうすれば、ディスプレーにおいて指示された位置がボールの正しい位置としてメモリに記憶される。 【００２７】 ある計器の精度は通常許容されうるが、改良は行いうる。 【００２８】 本発明の好適実施例によると、ＧＰＳナビゲータは当該ゴルフクラブの領域、
例えばコースにあるクラブハウス１２に近接して位置した基地１１の形態の固定点と協働する差動ＧＰＳナビゲータである。 基地は使用された各種の可搬ユニットに修正情報を従来の方法で提供するために使用されている。 差動ＧＰＳの場合、基地の正しい位置は高い精度で既知である。 基地はインジケータと同じ衛星から情報を受信し、計算された位置を正しい位置と比較する。 計算された位置と正しい位置との間の乖離は修正情報として各種のインジケータに送られる。 この技術は周知であり、従って詳細には説明しない。 差動ＧＰＳによって０．５メートルの精度を得ることができる。 【００２９】 このためには、可搬ユニット１が当該ゴルフコースの送信機からの情報を受信するように構成された受信機を含む必要がある。 受信機は図１においてアンテナ１３のみによって示されている。 【００３０】 正確な情報を受信することに加えて、可搬ユニットは当該ゴルフコースにある送信機から情報を受信するようにされた受信機を含みうる。 送信機は基地１１でよい。 可搬ユニットは、また当該ゴルフコースの受信機に情報を送信する送信機を具備してよく、この情報は例えばクラブハウスのコンピュータに記憶されている。 送信機は図１においてアンテナ１３によって示されており、送信機および受信機の双方に対して共通としうる。 【００３１】 本実施例はプレヤーとトレーナーとの間の２方向情報を達成可能にする。 この点に関して、インジケータはその情報内容が送信機を介してクラブハウスのコンピュータまで転送されうるように構成されることが極めて有利である。 【００３２】 このことによってトレーナーはプレーヤーがボールの打ち方とこの点に関して使用されるクラブとをどのように選択するかをパーソナルコンピュータ上で見ることができるようにする。 そうすればトレーナーは、ゴルフストロークがディスプレー上で示された後、パーソナルコンピュータまたは無線リンクを介して異なるクラブの使用やボールに対するアドレスを変えるように示唆することができる。 ディスプレーがカラーディスプレーである場合、トレーナーによる示唆はプレーヤーが行なったマーキングの色と異なる色で示すことができる。 これによってトレーナーが数人のプレーヤーのゲームを同時に指導できるようにする。 【００３３】 二方向の情報リンクを含む前記実施例は、またインジケータを介してプレーヤーによって要求されたチャートによりクラブハウスのコンピュータから連続して更新できるようにする。 このことはインジケータに全てのチャートを記憶させる必要がないことを意味する。 【００３４】 好適一実施例において、インジケータはゲームの終了時その情報内容が当該クラブハウスのコンピュータに転送されうるように構成されている。 【００３５】 クラブハウスのコンピュータはプレーヤーのゲームを分析し、以前のラウンドの時のショットと比較できるようにする分析プログラムを都合よく含む。 分析プログラムは例えば、練習を集中すべきプレーヤーのゲームにおける点をトレーナーがプレーヤーに通知する上でトレーナーが利用しうる偏向やその他の判定に関する統計的データを計算しうる。 重要な機能はプレーヤーの練習が正しい方向に確実に展開されるようにプレーヤーの進歩がゲーム毎に比較できるということである。 【００３６】 本発明を種々実施例を参照して説明してきたが、前述した装置は修正可能であることが理解される。 例えば、インジケータは２個の装置、例えばプレーヤーのゴルフバッグに位置するより重いユニットと、ゲームの間常にプレーヤー自身運ぶより小型で、より軽いユニットとに分けることができる。 後者の場合、より重いユニットとより軽いユニットとの間で２方向の局所的な情報リンクを設けうる。 本発明によるインジケータは従来のＧＰＳナビゲータの大きさと概ね対応する。 【００３７】 特許請求の範囲内で修正や変更が可能なので、本発明は前述した実施例に限定されるものと考えるべきでない。 【図面の簡単な説明】 【図１】 本発明によるインジケータを示す。 【図２】 ポインタを示す。 【図３】 インジケータと基地との概略図である。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書【提出日】平成１３年１０月３日（２００１．１０．３） 【手続補正１】 【補正対象書類名】明細書【補正対象項目名】特許請求の範囲【補正方法】変更【補正の内容】 【特許請求の範囲】 【請求項１】 可搬ユニット（１）を含むゴルフプレーヤー用インジケータであって、前記可搬ユニットがＧＰＳナビゲータまたは所定の場所の地理的場所すなわち位置を検出し、かつゲームの後の分析のため該位置をメモリに記憶するように構成されている対応の位置指示装置を含み、更にゴルフコースまたは該ゴルフコースの一部を表示しうるディスプレー（２）を含み、更に位置情報、使用クラブの選択に関わる情報、打ったストロークの数等のような情報を前記可搬ユニットに入力しうるデータ入力装置（３）を含み、前記可搬ユニット（１）が、
前記ディスプレー上で示された位置に対応する地理的位置を前記メモリに入力するように、ゴルフコースまたはゴルフコースの一部が前記ディスプレーに示されている間に使用者がディスプレー上の位置をポインタで示すことができるようにポインタ情報を受け取るようにされたディスプレー（２）を含むようなゴルフプレーヤー用のインジケータにおいて、可搬ユニット（１）が前記ディスプレー（
２）上でＧＰＳナビゲータによって明示された位置を前記ディスプレー（２）上の他の位置を示すことによって変更できるように構成され、前記ディスプレー上で指示された新しい位置が前記メモリに記憶されることを特徴とするゴルフプレーヤー用のインジケータ。 【請求項２】 前記ＧＰＳナビゲータによって検出された位置が前記ディスプレー（２）上に明示されることを特徴とする請求項１に記載のインジケータ。 【請求項３】 前記ＧＰＳナビゲータが差動ＧＰＳナビゲータであることを特徴とする請求項１または請求項２に記載のインジケータ。 【請求項４】 前記インジケータが情報を当該ゴルフコースのクラブハウスにある受信機に送るようにされた送信機（１３）を含み、前記情報がクラブハウスに設置されたコンピュータに記憶されることを特徴とする請求項１、請求項２
または請求項３に記載のインジケータ。 【請求項５】 前記インジケータが当該クラブハウスにある送信機によって送られた情報を受け取るように構成された受信器（１３）を含むことを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３または請求項４に記載のインジケータ。 【請求項６】 前記インジケータが情報内容を当該クラブハウスに設置されたコンピュータに移送できるように構成されていることを特徴とする請求項１、
請求項２、請求項３、請求項４または請求項５に記載のインジケータ。

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