Face protection tool of Iron

申请号 JP2001387391 申请日 2001-12-20 公开(公告)号 JP3355327B1 公开(公告)日 2002-12-09
申请人 進造 上野; 发明人 進造 上野;
摘要 【要約】 【課題】ゴルフバッグを移動する場合などにおいてもアイアンの頭部同士が互いに衝突してフェイスが損傷してしまうことを確実に防止することができ、プレー中に希望するアイアンをゴルフバッグから容易に取り出すことができ、且つ、ゴルフバッグを一瞥するだけでどのアイアンが紛失しているかを直ちに感得することができるような、アイアンのフェイス保護用具を提供する。 【解決手段】アイアンのシャフトをそれぞれ挿入できるパイプであって、各アイアンのシャフトに対応する長さをそれぞれが有している9本又は10本のパイプAと、
ゴルフバッグの内部に挿入される円筒状又は多 角 筒状の筒状部1であって、パイプをその外周面に固定するための筒状部と、パイプが固定された前記筒状部の外壁面の各パイプの斜め上方の 位置 のパイプにそれぞれ挿入されている各アイアンの頭部をそれぞれ支持するための頭部支持部と、を備えている。
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 長さが互いに異なる9本又は10本のアイアンのシャフトをそれぞれ挿入できる9本又は10本のパイプであって、各アイアンのシャフトの長さに対応する長さをそれぞれが有している9本又は10本のパイプと、 ゴルフバッグの内部に挿入される円筒状又は多角筒状の筒状部であって、前記9本又は10本のパイプを、「各パイプの軸方向が前記筒状部の軸方向とほぼ平行な向きに配置され互いに所定の間隔を介しながら平面略リング状に並べられた状態に配置されるように、前記各パイプが前記ゴルフバッグの内壁面に接触する位置又は前記内壁面の近傍の位置に配置されるように、且つ、前記各パイプの上端部の高さ位置が前記各パイプの長さが長いものから短いものへと順次低くなるように配置されるように」、その外周面に固定するための筒状部と、 前記9本又は10本のパイプが固定された前記筒状部の外周面の前記9本又は10本の各パイプの斜め上方の位置にそれぞれ設けられており、前記9本又は10本のパイプにそれぞれ挿入されている各アイアンの頭部であって前記各パイプからそれぞれ突出している頭部をそれぞれ支持するための9個又は10個の頭部支持部であって、「前記各アイアンの頭部を前記筒状部側との間で支持するための弾性帯体であって、その一方の端部が前記各パイプの上端部の近傍の位置で前記筒状部側に固定されており、その他方の端部が前記一方の端部の位置から右斜め上方又は左斜め上方に向かって所定の距離だけ離れた位置で前記筒状部側に固定されている弾性帯体」により構成されている9個又は10個の頭部支持部と、を備えたことを特徴とするアイアンのフェイス保護用具。
  • 【請求項2】 請求項1において、前記筒状部は、その上端部が、挿入されるべき各アイアンの長さに応じて互いに異なる前記各パイプの上端部の高さ位置に対応するように、前記筒状部の軸方向に対して斜め方向に延びるように形成されている、ことを特徴とするアイアンのフェイス保護用具。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブのアイアンの頭部、特にフェイス(ボールが当たる面)を保護するためのアイアンのフェイス保護用具に関する。

    【0002】

    【従来の技術】一般に、ゴルフをプレーする場合は、1
    4本のゴルフクラブをゴルフバッグに入れ、そのゴルフバッグをカートに載せて移動しながら、各ホールを回っている。 このプレー中に、ゴルフバッグをカートに載せて移動する場合(この場合、ゴルフバッグはカートの中で斜め又は横向きに置かれることが多い)などにおいては、ゴルフバッグ内で多数のゴルフクラブが互いに接触・衝突して、大切な頭部のフェイスが傷つけられることが少なくない。

    【0003】このような場合でも、アイアン以外のクラブ(ウッドなど)については、使う回数が少ないことや購入時に初めからヘッドカバーがほとんど付属していることなどから、頭部にヘッドカバーを付けることが行われているので、頭部はある程度保護される。 しかし、アイアンについては、使う回数が多いことや購入時には通常ヘッドカバーが付属していないことなどから、上記のカートでの移動時に、互いに接触・衝突して致命的な傷がついてしまう場合が少なくない。

    【0004】上記のようなゴルフバッグに入れたゴルフクラブが互いにぶつかり合って損傷してしまうことを防止するための幾つかの工夫が従来から提案されている。
    例えば、次の(1)から(5)のような提案がなされている。

    【0005】(1)特開平5−337224号公報は、
    ゴルフバッグの内部に円筒状の区画を作る円筒と円筒の周囲をさらに複数の区画に分ける仕切りを有するゴルフバッグを提案している。 しかしながら、この公報の提案内容では、各クラブの頭部は、ゴルフバッグの上方で「ブラブラと移動・回動が自由な状態」に保たれたままであるから、例えばカートで移動する間に(このカートでの移動時には、ゴルフクラブは斜めや横向きの状態でカートの中に置かれていることが多い)、各クラブの頭部が互いに衝突して損傷が生じてしまう。 したがって、
    この公報の提案内容では、ゴルフクラブの「シャフト」
    同士が互いにぶつかり合うことを防ぐことはできたとしても、ゴルフクラブの「頭部」同士が互いにぶつかり合うことを防ぐことは全くできない。

    【0006】(2)また、実開平5−173号公報は、
    ゴルフバッグの内部に、14本のパイプ(それぞれにゴルフクラブのシャフトを挿入できるもの)を束ねて固定したものを収容したゴルフバッグを提案している。 しかしながら、この公報の提案内容では、各クラブの頭部は、ゴルフバッグの上方で「ブラブラと移動・回動が自由な状態」に保たれたままであるから、例えばゴルフバッグをカートに載せて移動する間に(このカートでの移動時には、ゴルフクラブは斜めや横向きにしてカートの中に置かれていることが多い)、各クラブの頭部が互いに衝突して損傷が生じてしまう。 したがって、この公報の提案内容では、ゴルフクラブの「シャフト」同士が互いにぶつかり合うことを防ぐことはできるが、ゴルフクラブの「頭部」同士が互いにぶつかり合うことを防ぐことは全くできない。

    【0007】(3)また、特開平11−128423号公報は、ゴルフバッグの上方の開口部の位置に、アイアン用の小さなクラブ出入孔(7)及びその上方に備えられたU字形ヘッドシールド(8)と、パター用の1個のクラブ出入孔(7')と、その他の複数本のクラブ用の1個の大きな中央出入孔(10)と、を形成したゴルフバッグを提案している。 しかしながら、この公報の提案内容においては、アイアン用の各クラブ出入孔(7)の上方に「U字形ヘッドシールド(8)」が備えられているとしても、 各アイアンの頭部は「U字形ヘッドシール
    ド(8)」の中で「ブラブラと自由に動ける状態」に保
    たれているため、ゴルフバッグが斜め又は横向きに置か
    れた状態でカートに載せられて移動するとき、カートの
    振動などによって、各アイアンを含む各ゴルフクラブの
    頭部は、前記の「U字形ヘッドシールド(8)」から上
    方に移動する(ずれる)ことがしばしばで、その結果、
    ゴルフバッグの上方(前記「U字形ヘッドシールド
    (8)」の上方)で「ブラブラと互いに衝突しうる状
    態」になってしまう 。 したがって、この公報の提案内容によっては、例えばゴルフバッグを斜めや横向きの状態
    で置いてカートに載せて移動する場合(ゴルフバッグをカートに載せる場合は、ゴルフバッグが斜め又は横向きに置かれることが極めて多い)は、各クラブの「頭部」
    同士が互いに衝突して損傷が生じてしまう。 よって、この公報の提案内容では、 ゴルフバッグを斜めや横向きの
    状態で置いてカートに載せて移動する場合(ゴルフバッ
    グをカートに載せる場合は、ゴルフバッグが斜め又は横
    向きに置かれることが極めて多い)などに、各アイアン
    を含む各ゴルフクラブの「頭部」同士が互いにぶつかり
    合ってフェイスが損傷してしまうことを防ぐことは、全くできない。

    【0008】また、この公報の提案内容は、ゴルフバッグの上方の開口部の位置に、前記のような複数のクラブ出入孔を形成するだけであるから、ゴルフクラブのシャフトの下半分(ゴルフバッグの底部に近い側の部分、すなわち、前記クラブ出入孔(7)から離れた下方の部分)は「ブラブラと互いに自由に移動できる状態」に保持されたままである。 したがって、この公報の提案内容では、 ゴルフバッグをカートに載せて移動する場合(特
    に、ゴルフバッグが斜めや横向きにしてカートに載せら
    れた場合)に、ゴルフクラブの「シャフト」同士が互い
    に重なり合ったり衝突し合ったりして折れ曲がってしま
    などの問題が生じる恐れがある。

    【0009】また、この公報の提案内容は、ゴルフバッグの開口部の位置に前記の「各クラブ出入孔及びU字形ヘッドシールド」を備えているだけなので、 各クラブを
    バッグから引き出そうとするとき、各クラブのシャフト
    やグリップの部分が「前記各クラブ出入孔の周囲の壁
    (仕切り壁)」に引っ掛かってしまいアイアンを含む各
    ゴルフクラブが前記各クラブ出入孔から容易に引き出せ
    なくなってしまうという不都合が生じてしまうという問題がある。

    【0010】また、この公報の提案内容では、前記の「アイアンの長い方から5本まで」を順次配置しうる「5個のクラブ出入孔」について、「5個のU字形ヘッドシールド」を各対応クラブの長さに合わせて連設するようにしている(この公報の特許請求の範囲の請求項1
    及び図1の符号8など参照)。 しかしながら、この公報の提案内容では、前記のように、「5個のU字形ヘッドシールドのみ」(「9本又は10本のアイアンの全体」
    ではなく)を各クラブの長さに対応するように連設しているだけなので、「9本又は10本のアイアンの全体」
    を長い順に一瞥して認知してその全体の中のどのアンアンが紛失しているかをユーザーが容易に気づくようにすることは極めて困難である。

    【0011】(4)また、実開昭58−80273号公報は、1本のクラブのシャフトを挿入できる1本の収納筒体(パイプ)とその頭部を支持できるU字状の頭部収容部とから成るクラブ用ケースを提案している。 しかしながら、この公報の提案内容は、ただ1本のクラブだけを入れるための収納筒体から成るクラブ用ケースであるから、各クラブ用ケースは、複数本バラバラにゴルフバッグの中に入れられることになる。 したがって、ゴルフバッグに入れられた複数のクラブの中から希望のクラブを取り出そうするときは、多くの場合、ユーザーが使用を希望するクラブが前記収容筒体に収容されたままの状態で(各ゴルフクラブが各収容筒体に引っ掛かった状態で)、希望するクラブとその収容筒体とが一緒にゴルフバッグから引き出されてしまう。 そのため、ユーザーは、希望するクラブ(前記収容筒体に入ったままの状態のクラブ)を前記収容筒体と一緒にゴルフバッグから引き出した後に、さらにそのクラブを前記収容筒体から引き出すという作業を改めて行う必要があり、ユーザーにとって大変に煩雑な作業を強いることになってしまうという問題がある。

    【0012】また、この公報の「U字状の頭部収容部」
    では、アイアンの頭部は製品によってそのロフト・ライ角・背面形状などのパターンが様々に異なるため、ロフト角・ライ角・背面形状などのパターンが様々に異なる全てのアイアンの頭部には対応できないという問題がある(ロフト角・ライ角・背面形状が様々に異なる全てのアイアンの頭部に対応しようとすれば、U字状の頭部収容部の頭部が挟持されるU字状の凹部の角度・サイズを広げる必要があるが、そのようにすると、逆に、 U字
    状の凹部の角度・サイズが広がりすぎて(大きくなりす
    ぎて)、頭部がうまく挟持できず、頭部がU字状の凹部
    の中でガタガタと自由に動いてしまう、また、カートの
    中に斜め又は横向きに載せたときは、カートが移動する
    間に、振動などで頭部が上方に移動して、頭部同士が互
    いに衝突してしまう 、という事態になってしまう)。

    【0013】(5)さらに、実開平5−33751号公報は、ゴルフクラブの頭部がそれぞれ収納可能な袋体を連続形成した帯状のヘッドカバーを提案している。 しかしながら、この公報の提案内容は、ゴルフバッグに収容された複数のクラブの各頭部をまとめて一連の各袋体に収容するというものであるから、少なくともプレー中には、使用することはできない。 なぜなら、プレー中に、
    複数のクラブのヘッドをまとめて収容しながら、希望のクラブを出し入れすることは、大変に煩雑な作業でありとても実用的なものとは言えないからである。 したがって、この公報のアイデアは、「 プレー中にゴルフバッグをカートに載せて移動する場合などに、アイアンの頭部同士が衝突してフェイスが損傷してしまうことを防止する」という目的のためには、全く使用することができない。

    【0014】

    【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、プレー中にゴルフバッグを斜め又は横向きに置いてカートに載せて移動する場合(ゴルフバッグをカートに載せる場合は、ゴルフバッグが斜め又は横向きに置かれることが極めて多い)などにおいてもアイアンの「シャフト」同士が互いに衝突して折れ曲がってしまったりアイアンの「頭部」同士が互いに衝突してフェイスが損傷してしまうことを確実に防止することができ、ロフト角・ライ角・背面形状などのパターンが様々に異なる全てのアイアンの頭部を適切に支持することができ、ユーザーがプレー中に希望するアイアンをゴルフバッグから容易に取り出すことができ、且つ、ユーザーがゴルフバッグを一瞥するだけで9本又は10本の全てのアイアンの中のどのアイアンが紛失しているかを直ちに感得することができるような、アイアンのフェイス保護用具を提供することを目的とするものである。

    【0015】

    【課題を解決するための手段】このような従来技術の課題を解決するための本発明によるアイアンのフェイス保護用具は、長さが互いに異なる9本又は10本のアイアンのシャフトをそれぞれ挿入できる9本又は10本のパイプであって、各アイアンのシャフトの長さに対応する長さをそれぞれが有している9本又は10本のパイプと、ゴルフバッグの内部に挿入される円筒状又は多角筒状の筒状部であって、前記9本又は10本のパイプを、
    「各パイプの軸方向が前記筒状部の軸方向とほぼ平行な向きに配置され互いに所定の間隔を介しながら平面略リング状に並べられた状態に配置されるように、前記各パイプが前記ゴルフバッグの内壁面に接触する位置又は前記内壁面の近傍の位置に配置されるように、且つ、(前記各パイプの下端部は互いにほぼ同一の高さに配置されており)前記各パイプの上端部は前記各パイプの長さが長いものから短いものへと順次低くなるように配置されるように」、その外周面に固定するための筒状部と、前記9本又は10本のパイプが固定された前記筒状部の外周面の前記9本又は10本の各パイプの斜め上方の位置にそれぞれ設けられている9個又は10個の頭部支持部であって、前記9本又は10本のパイプにそれぞれ挿入されている各アイアンの頭部であって前記各パイプからそれぞれ突出している頭部をそれぞれ支持するための9
    個又は10個の頭部支持部と、を備えたことを特徴としている。

    【0016】また、本発明のアイアンのフェイス保護用具においては、前記筒状部の内部には、その中に挿入される5本又は4本のゴルフクラブを互いに分離した状態で保持するための仕切り部が備えられているのがよい。

    【0017】また、本発明のアイアンのフェイス保護用具においては、前記筒状部は、その上端部が、各アイアンの長さ(各パイプの長さ)に応じて互いに異なる前記各パイプの上端部の高さ位置に対応するように、前記筒状部の軸方向に対して斜めに形成されているのがよい。

    【0018】また、本発明のアイアンのフェイス保護用具においては、前記筒状部の前記各アイアンの頭部が接触又は対向する部分には、フェルトなどの柔らかい布が取り付けられているのがよい。

    【0019】さらに、本発明のアイアンのフェイス保護用具においては、前記頭部支持部は、「前記各アイアンの頭部を前記筒状部側との間で支持するための弾性帯体であって、その一方の端部が前記各パイプの上端部の近傍の位置で前記筒状部側に固定されており、その他方の端部が前記一方の端部の位置から右斜め上方又は左斜め上方に向かって所定の距離だけ離れた位置で前記筒状部側に固定されている弾性帯体」により構成されていることが望ましい。

    【0020】

    【発明の実施の形態】実施形態1. 以下、本発明の実施形態1を説明する。 図1は本実施形態による筒状部とパイプと頭部支持部を示す斜視図である。 図1において、
    1は例えばプラスチック製の筒状部である。 この筒状部1は、図示しないゴルフバッグの内部に挿入(望ましくは、ネジなどでゴルフバッグに固定)されて使用されるものである。 この津筒状部1は、例えば直径約13〜1
    4cm、高さ約80cm程度(望ましくは、ゴルフバッグの内部に挿入したとき、ゴルフバッグの開口部よりも約20〜数cmだけ突出するような高さ寸法)の円筒状に形成されている。

    【0021】また、図1に示すように、前記筒状部1の上端部は、ある部分1aが最も高く形成され、その部分と接する他の部分1bが最も低く形成され、前記部分1
    aと前記部分1bとの間は滑らかに傾斜するように形成されている。

    【0022】また、図1では図示を省略しているが、前記筒状部1の上部(後述の各パイプAの上端部よりも上の部分及びその近傍部分)の外周面には、例えばフェルト布などの衝撃を吸収しうる柔らかい布が接着されている(詳しくは後述するが、前記フェルト布などの柔らかい布を接着させることにより、各アイアンの頭部が後述の弾性帯体Bで支持されたとき、アイアン頭部のフェイスが前記フェルト布などの柔らかい布に当接されるので、アイアン頭部のフェイスが確実に保護されるようになっている)。

    【0023】また、図1において、Aは前記筒状部1の外周面に、互いに所定の間隔を介しながら、ネジ止めなどで固定された計9本の金属製又はプラスチック製のパイプである(なお、前記各パイプAは、ネット状・多孔状に形成されていてもよい)。 これにより、各パイプA
    は、互いに所定の間隔を介しながら平面略リング状に並ぶように、前記筒状部1の外周面に固定される。

    【0024】前記各パイプAは、ユーザーが各アイアンのグリップ及びシャフトをその中に挿入する(これにより、各アイアンのグリップが下方に位置し、各アイアンの頭部は前記各パイプAから上方に突出される状態になる)ことにより保護するためのものである。 前記各パイプAは、例えば直径が約3.2cmに形成されている。
    また、前記各パイプAは、互いに長さの異なる9本の各アイアンの長さにそれぞれ対応する長さ、すなわち、各アイアンをそれぞれ挿入したとき、おおよそ頭部の部分だけが各パイプAから突出するような長さに形成されている。

    【0025】また、前記各パイプAの下端部は、図1では図示省略しているが、互いに同じ高さ位置となるように(各パイプAの下端部がそれぞれゴルフバッグの内部の底面に当接した状態となるように)、前記筒状部1に固定されている(後述の図3を参照)。 また、前記各パイプAの上端部は、各アイアンの長さに対応するように互いに異なる高さ位置となるように(前記各パイプAの上端部の高さ位置が前記各パイプの長さが長いものから短いものへと順次低くなるように配置されるように)、
    前記筒状部1に固定されている。 すなわち、図3に示すように、前記の計9本のパイプAは、前記筒状部1の前記部分1aの下方に固定される1本のパイプAの上端部が最も高い位置となり、前記部分1bの下方に固定される1本のパイプAの上端部が最も低い位置となり、その間に固定される計7本のパイプAは前記部分1aから離れるにしたがって順次低くなるように固定されている。

    【0026】また、図1において、Bは前記筒状部1の上端部近傍で前記各パイプAの上端部の斜め上の位置にそれぞれ備えられた計9個の弾性帯体である。 前記弾性帯体Bは、例えば数cm長のゴム製の帯状体で構成され、その両端が前記筒状部1側に固定されている(具体的には、前記弾性帯体Bの両端は、前記筒状部1の上部の外周面に接着されたフェルトなどの柔らかい布に、縫製又はマジックテープ(登録商標)(面状テープ)などにより固定されている)。 また、前記弾性帯体Bは、その下端が前記各パイプAの上端部の近傍の位置に固定され、その上端が前記各パイプAの上端部から離れるに従って図示左斜め上方向に延びる位置に固定されている。
    したがって、図1の本実施形態では、前記各弾性帯体B
    は、それぞれ、前記各パイプAの上端部の近傍の位置から前記各パイプAの軸方向に対して図示左斜め上方向に数cmだけ延びるように、配置されている。

    【0027】本実施形態において、前記弾性帯体Bは、
    前記各パイプAに挿入された各アイアンの頭部を支持する(前記筒状部1の前記フェルト布との間で挟持する)
    ためのものである。 すなわち、図2に示すように、あるアイアン5(アイアンのグリップとシャフト)を前記パイプAに挿入すると、そのアイアンの頭部5aだけが前記パイプAから突出した状態になり、そのままでは、前記頭部5aはブラブラと自由に移動・回動できる状態となってしまう。 そこで、本実施形態では、図2に示すように、前記頭部5aを、ユーザーが前記弾性帯体Bと前記筒状部1側(筒状部1の外周面のフェルト布)との間に挿入させることにより、前記頭部5aが自由に動かないように支持するようにしている。 なお、図2においても、図1と同様に、筒状部1の外周面に取り付けられたフェルト布の図示を省略している。

    【0028】本実施形態では、前述のようにゴムなどで形成される弾性帯体Bを使用しているので、ロフト角・
    ライ角・背面形状などのパターンが様々に異なる全てのアイアンの頭部に対応でき、前記弾性帯体Bによって、
    ロフト角・ライ角・背面形状などのパターンが様々に異なる全てのアイアンの頭部を適切に支持することができる。

    【0029】次に、図3(a)は図1で説明した筒状部1、パイプA、及び弾性帯体Bを説明するための図で、
    前記筒状部1を仮想的に展開したときの状態を示す仮想展開図、図3(b)はその側面図である。

    【0030】図3において、10は前記筒状部1の上部に接着剤などで固定されたフェルト布、A1〜A9は前記筒状部1に対して例えばネジ(図3(b)の符号1
    1,12参照)などで固定された計9本のパイプ、B1
    〜B9は前記筒状部1上の前記フェルト布10に縫製などで両端が固定された計9個の弾性帯体、である

    【0031】本実施形態では、前記の計9本のパイプA
    1〜A9には、それぞれ、例えば、アイアンの4番、アイアンの5番、アイアンの6番、アイアンの7番、アイアンの8番、アイアンの9番、アイアンのPW、アイアンのSW、アイアンのLAが挿入されることを予定している。

    【0032】また、本実施形態では、前記筒状部1に固定された各パイプA1〜A9の間の各ピッチ(各パイプの軸中心間の距離)は、例えば4cmとなっている。 また、前記筒状部1の固定された各パイプA1〜A9の上端部の高さ位置は、パイプA1−A2間及びA2−A3
    間でそれぞれ1.5cmずつ低くなるように固定し、パイプA3−A4間及びA5−A6間でそれぞれ1cmずつ低くなるように固定し、パイプA6−A7間及びA8
    −A9間でそれぞれ0.5cmずつ低くなるように固定している。

    【0033】次に、図4は本実施形態の前記筒状部1をその上方から見たときの平面図、図5は前記筒状部1をその斜め上方から見たときの斜視図である。 本実施形態では、図4及び図5に示すように、前記筒状部1の上方の開口部の近傍に、15a〜15eまでの計5個の区画を形成するための仕切り部(仕切り壁)16を備えている。 この仕切り部16は、例えばプラスチック製で、ネジ止め又は接着などの方法で前記筒状部1の内壁面に固定されている。 本実施形態では、前記仕切り部16により形成される計5個の区画15a〜15eの中に、それぞれ、アイアン以外の計5本のクラブ(ウッドなど)を挿入するようにしている。

    【0034】本実施形態では、前記区画15a〜15e
    に挿入される各クラブについては、その頭部を支持するための部材を備えていない。 しかし、通常、アイアン以外のクラブについては、その頭部を保護するためのヘッドカバーを備えることが行われているため、前記の計5
    本のクラブの頭部が互いに衝突して損傷する可能性は極めて少ない。 また、本実施形態では、前記仕切り部16
    の上端部及びその周辺に、フェルト布などの衝撃を吸収しうる柔らかい布を接着するようにしている。 これにより、前記仕切り部16から各クラブを出し入れするときに、各クラブのシャフトが前記仕切り部16に接触して損傷したりメッキが剥げたりしてしまうことを防止できる。

    【0035】以上のように、本実施形態1においては、
    計9本のアイアンのシャフトを前記各パイプAの中に挿入すると共に、前記弾性帯体Bにより、前記各パイプA
    から上方に突出した各アイアンの頭部5aを自由に動かないように支持するようにしている(図6の使用状態図を参照。なお、図6において、30はゴルフバッグである。また、この図6においても、図1と同様に、筒状部1の外周面に取り付けられたフェルト布の図示を省略している。)。 したがって、本実施形態によれば、プレー中にゴルフバッグを斜め又は横向きにして状態でカートに載せて移動する場合などにおいても、計9本の各アイアンの「頭部」同士がゴルフバッグの中で互いに衝突して頭部のフェイスが損傷してしまうという不都合を確実に防止できるようになる。

    【0036】また、本実施形態では、前述のようにゴムなどから形成される弾性帯体Bを使用しているので、ロフト角・ライ角・背面形状などのパターンが様々に異なる全てのアイアンの頭部に対応でき、ロフト角・ライ角・背面形状などのパターンが様々に異なる全てのアイアンの頭部を適切に支持することができる。

    【0037】また、本実施形態においては、計9本のアイアンを、前記各アイアンのグリップ及びシャフトの長さに対応する長さをそれぞれ有する各パイプAの中にそれぞれ挿入するようにしているので、プレー中に各アイアンを取り出すとき、従来のように各アイアンのグリップなどがゴルフバッグの仕切り壁に引っ掛かって容易に取り出せなくなるなどの不都合(本明細書の従来の技術の項目で説明した特開平11−128423号公報などにおける問題)を回避することができる。

    【0038】さらに、本実施形態においては、前記筒状部1の外周面に各アイアンの長さが長いものから短いものに順次対応するように高さ位置が順次低くなっている(平面から見たときは略リング状に並べられている)計9個のパイプの中に、それぞれ、長さが対応する各アイアンを挿入するようにしているので、ユーザーは、ゴルフバッグを一瞥するだけで計9本の全てのアイアンの中のどのアイアンが紛失しているかを直ちに感得することができるようになる。

    【0039】実施形態2. 図7(a)は本発明の実施形態2を説明するための筒状部の仮想展開図、同(b)はその側面図である。 本実施形態2においては、前記の計9本のパイプAの上半分はプラスチック製の筒状部21
    により互いに(平面略リング状に並ぶように)固定されると共に、前記各パイプAの下端部は連結部22により互いに(平面略リング状に並ぶように)固定されている。 本実施形態2では、前記各パイプAは、図7(b)
    に示すように、それぞれ、2つのネジ11,11aにより前記筒状部21に固定されている。 また、前記各パイプAは、それぞれ、各パイプAの周囲を囲むリング22
    aが互いに連結されて成る連結部22により、互いに連結されている。 本実施形態2の構成は、以上に説明した点以外は、前記の実施形態1とほぼ同様である。 したがって、この実施形態2によっても、前記の実施形態1とほぼ同様の作用効果を奏することができる。

    【0040】実施形態3. 次に、図8(a)は本発明の実施形態3を説明するための筒状部の仮想展開図、同(b)はその側面図である。 本実施形態3においては、
    前記各パイプAが互いに所定の間隔を介しながら平面略リング状に並んだ状態に保持されるように、プラスチック製の筒状部31を備えるようにしているが、この筒状部31は、実施形態1の筒状部1(その上端部が斜めに形成されているもの)と異なって、その上端部がほぼ平となるように(その上端部の全ての高さがほぼ同一となるように)形成されている。 本実施形態3の構成は、
    以上に説明した点以外は、前記の実施形態1とほぼ同様である。 したがって、この実施形態3によっても、前記の実施形態1とほぼ同様の作用効果を奏することができる。

    【0041】以上、本発明の各実施形態について説明してきたが、本発明はこれらに限られるものではなく、様々な変更が可能である。 例えば、前記の各実施形態においては、各パイプAは計9本としていたが、本発明では、計10本のパイプを使用するようにしてもよい。 ユーザーによっては、アイアンを9本ではなく10本使用することがあるからである。

    【0042】また、前記の各実施形態では、前記パイプAは円筒状に形成しているが、本発明では、各アイアンのグリップ及びシャフトが挿入できる形状であればよく、例えば多角筒状でもよい。 また、前記各パイプAを構成する金属製又はプラスチック製の薄板は、ネット状・多孔状でもよいし、そうでなくてもよい。

    【0043】また、前記の各実施形態では、前記筒状部1は円筒状に形成しているが、本発明では、前記各パイプAを互いに所定の間隔を介しながら平面略リング状に並んだ状態に保持できるものであればよく、例えば多角筒状でもよい。 また、前記筒状部1を構成するプラスチック製又は金属製の薄板は、ネット状・多孔状でもよいし、そうでなくてもよい。

    【0044】また、本実施形態では、図1などに示すように、各パイプAの上端部の図示左上側に各弾性帯体B
    を配置するようにしているが、これは右利き用クラブの頭部のフェイスを保護するため(右利き用クラブの頭部のフェイスが筒状部1の柔らかいフェルト布側に対向・
    接触するようにするため)である。 本発明では、左利き用クラブの頭部のフェイスを保護するために、各パイプAの上端部の図示右側に各弾性帯体Bを配置するようにしてもよい。

    【0045】また、本発明の各パイプAの長さ、及び、
    筒状部1の長さは、各ユーザーが購入したクラブのシャフトの長さに合わせて、それぞれ切断するなどの方法により調整することができる。 この切断などによる長さ調整は、本発明のアイアンのフェイス保護用具を製造するメーカーの段階で行ってもよいし、ユーザーが本発明のフェイス保護用具を購入する販売店で行ってもよいし、
    購入後にユーザーが自分で行ってもよい。 また、一般にゴルフクラブの内部(クラブ収容部)の口径についても、例えば8インチ、8.5インチ、9インチなど様々なタイプがあるが、この様々なタイプに合わせて、前記筒状部1の直径を調整するのが望ましい。 この直径の調整も、本発明のアイアンのフェイス保護用具を製造するメーカーの段階で行ってもよいし、ユーザーが本発明のフェイス保護用具を購入する販売店で行ってもよいし、
    購入後にユーザーが自分で行ってもよい。

    【0046】また、本発明においては、前記各パイプA
    の上端部及びその周辺に、例えばフェルト布などの衝撃を吸収しうる柔らかい布を接着することが望ましい。 これにより、前記各パイプAから各アイアンを出し入れするときに、各アイアンのシャフトが前記各パイプAの上端部に接触して損傷したりメッキが剥げたりしてしまうことを防止できる。

    【0047】また、前記の実施形態1では、前記各パイプAは、前記筒状部1にネジ11,12などで固定するようにしているが、本発明では、前記各パイプAを筒状部1に固定するために様々な方法を採用することができる。 例えば、筒状部1の各ネジ11,12(図1参照)
    が止められている個所にそれぞれ前記各パイプAを挿入できるリングを予め固定しておき、その各リングの中に前記各パイプAを挿入することにより、前記各パイプを筒状部に固定するようにしてもよい。

    【0048】また、本発明では、前記筒状部1の内部に仕切り部により5個又は4個の区画(図4の15a〜1
    5e参照)を形成したとき、さらに、この各区画の中に、各ゴルフクラブ(アイアン以外のクラブ)を挿入するためのパイプ(これらのパイプの上端部及びその周辺には、前記各パイプAと同様に、フェルト布などの襲撃を吸収できる柔らかい布を貼り付けることが望ましい)
    を挿入して、これらの各パイプを、前記筒状部1又は前記仕切り部の内壁面などに固定するようにしてもよい。
    このようにしたときは、「前記各区画に各クラブをそのまま(前記パイプが無い状態のまま)挿入した後に、そのクラブを引き出すときに、そのクラブのグリップが前記仕切り部の壁に当たって引き出し難くなるという不都合」を、回避できるようになる。

    【0049】また、本実施形態では、アイアンの頭部を支持するための頭部支持部を弾性帯体(図1のB参照)
    により構成しているが、本発明はこれに限られるものではない。 本発明では、例えば、図1の各弾性帯体B(B
    1−B9)に代えて、「各アイアンの各頭部を支持するための金属又はプラスチック材料で帯状・扇状又はその他の形状に形成されている各クリップであって、その長手方向が前記筒状部の軸方向とほぼ平行に配置されており、その各上端部が『図1の各弾性帯体Bの各上端部が存在している位置(各パイプAの斜め上方の位置であって、前記各パイプAに挿入された各アイアンの各頭部の上方の位置)』で前記筒状部1に固定されており、その各下端部が、前記各上端部を支点として、上方(前記筒状部1の外表面から離れた方向)から下方(前記筒状部1の外表面に近づく方向)に向けて、前記各アイアンの各頭部を押さえつけるようにバネなどで付勢されている、各クリップ(アイアンの頭部などの物体を挟むための金属製又はプラスチック製の用具)」を、頭部支持部として備えるようにしてもよい。 また、本発明では、例えば、図1の各弾性帯体B(B1−B9)に代えて、
    「各アイアンの各頭部を支持するための金属又はプラスチック材料で帯状・扇状又はその他の形状に形成されている各クリップであって、その長手方向が前記筒状部の軸方向とほぼ直交する方向又は前記軸方向に対して斜めに延びる方向に配置されており、その一方の端部(各頭部から離れている側の端部)が前記各パイプAに挿入された各アイアンの各頭部の左右いずれかの横側の位置で前記筒状部1に固定されており、その他方の端部(各頭部に対向している側の端部)が、前記一方の端部を支点として、前記筒状部1の外表面から離れた方向から前記筒状部1の外表面に近づく方向に向けて、前記各アイアンの各頭部を押さえつけるようにバネなどで付勢されている、各クリップ(アイアンの頭部などの物体を挟むための金属製又はプラスチック製の用具)」を、頭部支持部として備えるようにしてもよい。

    【0050】

    【発明の効果】以上に説明したように、本発明のアイアンのフェイス保護用具によれば、計9本又は10本のアイアンのシャフトを前記各パイプの中に挿入すると共に、前記各パイプから上方に突出した各アイアンの頭部を、前記弾性帯体により、自由に動かないように支持することができる。 したがって、本発明によれば、プレー中にゴルフバッグを斜め又は横向きに置いてカートに載せて移動する場合(ゴルフバッグをカートに載せる場合は、ゴルフバッグが斜め又は横向きに置かれることが極めて多い)などにおいても、「計9本又は10本の各アイアンの『シャフト』同士が互いに衝突して折れ曲がってしまうという不都合と、計9本又は10本の各アイアンの『頭部』同士がゴルフバッグの中で互いに衝突して頭部のフェイスが損傷してしまうという不都合との双方」を、確実に防止できるようになる。

    【0051】また、本発明においては、ゴムなどから成る「弾性帯体」を使用してアイアンの頭部を支持するようにしているので、 ロフト角・ライ角・背面形状などの
    パターンがメーカーなどにより様々に異なる全てのアイ
    アン頭部に対応でき、ロフト角・ライ角・背面形状など
    のパターンが様々に異なる全てのアイアン頭部を確実に
    適切に支持することができる (よって、本発明によれば、本明細書の従来の技術の項目で述べたような、実開昭58−80273号公報が提案しているU字状の頭部収納部を備えた場合の「ロフト角・ライ角・背面形状などのパターンが様々に異なる全てのアイアン頭部に対応できない」という従来技術の課題を解決することができる)。

    【0052】また、本発明では、 各アイアンの「頭部」
    が前記「弾性帯体」により確実に支持されるので、ゴル
    フバッグが斜め又は横向きの状態でカートに載せられて
    移動される場合でも、各アイアンの「頭部」の位置が前
    記カートの振動などにより上方に移動することはない
    (この点で、従来の技術の項目で示した特開平11−1
    28423号公報の提案内容におけるような、「 ゴルフ
    バッグが斜め又は横向きの状態でカートに載せられて移
    動される場合に、カートの振動などにより、各アイアン
    の『頭部』が『U字形ヘッドシールド』の上方にずれて
    移動し、『頭部』同士が互いに衝突してフェイスが損傷
    するに至ってしまう」という問題が生じることはない)。 したがって、 本発明によれば、ゴルフバッグが斜
    め又は横向きの状態でカートに載せられて移動される場
    合でも、各アイアンの「頭部」同士が互いに衝突してフ
    ェイスが損傷することが確実に防止されるようになる。

    【0053】また、本発明においては、計9本又は10
    本のアイアンを、前記各アイアンのグリップ及びシャフトの長さに対応する長さを有する各パイプの中にそれぞれ挿入するようにしているので、プレー中に各アイアンを取り出すとき、従来のように各アイアンのグリップなどがゴルフバッグの仕切り壁などに引っ掛かって容易に取り出せなくなるなどの不都合を回避することができる(よって、本発明によれば、本明細書の従来の技術の項目で述べたような、特開平11−128423号公報が提案しているゴルフバッグの開口部の位置にクラブ出入孔を備えた場合の「クラブ出入孔からアイアンを引き出すときにグリップなどがクラブ出入孔の仕切り壁に当たって容易に引き出せなくなる」という従来技術の課題を解決することができる)。

    【0054】また、本発明においては、前記筒状部の外周面に各アイアンの長さが長いものから短いものに順次対応するように高さ位置が順次低くなっている(他方、
    平面から見たときは略リング状に並べられている)計9
    個又は10個のパイプの中に、それぞれ、長さが対応する各アイアンを挿入するようにしている。 したがって、
    本発明によれば、ユーザーは、ゴルフバッグを一瞥するだけで計9本又は10本の全てのアイアンの中のどのアイアンが紛失しているかを直ちに感得することができるようになり、プレー中のアイアンの放置による紛失を有効に防止できるようになる。

    【0055】また、特に、本発明では、筒状部の各アイアン頭部が接触又は対向する部分に、フェルト布などの衝撃を吸収しうる柔らかい布を取り付けるようにしたので、各アイアンの頭部が弾性帯体で支持されたとき、アイアン頭部のフェイスが前記フェルト布などの柔らかい布に接触又は対向するので、アイアン頭部のフェイスが確実に保護されるようになる。

    【0056】さらに、本発明において、前記筒状部の上端部を、挿入されるべき各アイアンの長さに応じて互いに異なる前記各パイプの上端部の高さ位置(前記各パイプの長さに応じて互いに異なる前記各パイプの上端部の高さ位置)に対応するように、前記筒状部の軸方向に対して斜めに形成するようにしたときは、ユーザーがゴルフバッグを斜めから見たときでも、9本又は10本のアイアンの頭部(又は、それらが挿入されるべき9本又は10本のパイプの上方部分)の全体を容易に見渡すことができるので、ユーザーは、一瞥しただけで9本又は1
    0本のアイアンの全体の中のどれが欠けているか(どのアイアンがプレー中の置き忘れなどで紛失しているか)
    を極めて容易に把握できるようになる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明の実施形態1によるアイアンのフェイス保護用具を説明するための斜視図。

    【図2】 本実施形態1による弾性帯体の使用方法を示す斜視図。

    【図3】 (a)は本実施形態1の筒状部の仮想展開図、(b)はその側面図。

    【図4】 本実施形態1の筒状部に備えられた仕切り部を説明するための平面図。

    【図5】 本実施形態1の筒状部に備えられた仕切り部を説明するための斜視図。

    【図6】 本実施形態1の使用状態を示す斜視図。

    【図7】 (a)は本発明の実施形態2を説明するための筒状部の仮想展開図、(b)はその側面図。

    【図8】 (a)は本発明の実施形態3を説明するための筒状部の仮想展開図、(b)はその側面図。

    【符号の説明】

    1,21,31 筒状部 5 アイアン 5a アイアンの頭部 11,11a,12 ネジ 15a〜15e 区画 16 仕切り部 22 連結部 30 ゴルフバッグ A,A1〜A9 パイプ B,B1〜B9 弾性帯体

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