Vehicles for baggage to carry out single shoulder shoulders support switching

申请号 JP2004551888 申请日 2003-11-07 公开(公告)号 JP2006505356A 公开(公告)日 2006-02-16
申请人 オジオ インターナショナル インコーポレイテッド; 发明人 コレット,ブランドン,ブレント; ジェンセン,ジェームズ; プラット,マイケル,ジェームズ; ワーナー,スコット,ケンドリック;
摘要 本発明は、携行品を運搬するための独自の運搬具を特徴とし、運搬具は、剛性構造で形成されるとともに、使用者の第1肩部と当接するための手段と、使用者の第2肩部と当接するための手段と、使用者の第1および第2肩部と当接するための手段を一緒に接続するための手段と、運搬具の人間工学的構造を調節するための手段と、運搬具をゴルフバッグに着脱自在に結合または装着するための手段と、選択的作動時に、単肩運搬形態または 位置 から両肩運搬形態または位置へ運搬具を切り換えるつまり変形させるように機能する切換手段とを含む。
权利要求
  • 携行品を運搬するのに適した運搬具において、
    携行品を運搬支持するように使用者の第1肩部と当接するための手段であって、剛性の主肩範囲を含む、第1肩部と当接するための手段と、
    前記携行品をさらに運搬支持するように使用者の第2肩部と選択的に当接するための手段であって、剛性の副肩範囲を含む、第2肩部と当接するための手段と、
    前記主肩範囲を前記副肩範囲に接続するための手段と、
    休止不使用状態の第1の肩離間位置と、前記副肩範囲を前記使用者の第2肩部と当接させる使用状態の第2の携行品副支持位置との間で、該第2肩部と選択的に当接するための前記手段を一回の効率的な動作で切り換えて、前記運搬具の単肩−両肩運搬を行わせる切換手段と、
    前記運搬具を前記携行品へ着脱自在に装着するための手段と、
    を含む運搬具。
  • 前記携行品がゴルフバッグを含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記携行品が郵便袋を含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記携行品がバックパックを含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記携行品が手荷物を含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • さらに、何人もの使用者に適合するように前記運搬具を調節するための手段を含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記調節手段が、前記主副肩範囲の間に配置されて該範囲間の相対移動を可能にする調節アセンブリを含み、該調節アセンブリが、
    前記主副肩範囲の一方に装着される連結具と、
    前記連結具と反対にある前記主副肩範囲の一方にやはり装着されるインサート部材であって、前記連結具に摺動自在かつ回転自在に取り付けられるインサート部材と、
    前記インサート部材を前記連結具の中の設定位置に固定するための手段と、
    を含み、
    前記運搬具が前記使用者の好みに合わせて正確に調節される、
    特許請求の範囲第6項の運搬具。
  • 前記剛性主肩範囲が前面部と背面部とを含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記剛性副肩範囲が前面部と背面部とを含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記主肩範囲を前記副肩範囲へ接続するための前記手段が肩ブリッジを含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記主肩範囲を前記副肩範囲に接続するための前記手段が背面補強部を含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記肩ブリッジが剛性である、特許請求の範囲第10項の運搬具。
  • 前記肩ブリッジが可撓性である、特許請求の範囲第10項の運搬具。
  • 前記切換手段が前記主肩範囲から延出する切換アームを含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記切換アームが前記主肩範囲に着脱自在かつ取外し自在に結合される、特許請求の範囲第14項の運搬具。
  • 前記切換アームが前記主肩範囲と一体的に形成される、特許請求の範囲第14項の運搬具。
  • 前記切換手段が把持部と掌握部とを含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記切換手段が、使用者の第2肩部と選択的に当接するための前記手段の切換を行う目的のため該使用者によって把持される前記主肩範囲の一部を含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記運搬具を前記携行品に着脱自在に装着するための前記手段が支持ストラップアセンブリを含み、該支持ストラップアセンブリが、
    第1および第2端部を有する調節自在な背面支持ストラップと、
    調節自在な横方向支持ストラップと、
    前記調節自在背面支持ストラップおよび前記調節自在横方向支持ストラップを前記運搬具および前記携行品に装着するのに適した装着手段と、
    を含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記支持ストラップアセンブリが、前記携行品の多数の点で装着自在である多数のストラップ支持体を含む、特許請求の範囲第19項の運搬具。
  • 前記背面支持ストラップおよび前記横方向支持ストラップが、単一のストラップ設計を含み、複数の装着点で前記携行品に装着自在であり、また、該携行品を運搬中に受ける様々な環境および負荷の条件に対応するように幾つかの装着点箇所での切換えまたは該箇所に合わせた自動的調節が可能である、特許請求の範囲第19項の運搬具。
  • 前記背面ストラップが、前記接続手段に装着される前記第1および第2ストラップ延長部を含み、該第1および第2ストラップ延長部が、該接続手段の中心点から等距離位置に装着される、特許請求の範囲第19項の運搬具。
  • 主肩範囲と当接するための前記手段と、副肩範囲と選択的に当接するための前記手段と、前記接続手段と、前記切換手段とが、すべて一体的に接続されるとともに一緒に形成されて一体構造を成す、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 主肩範囲と当接するための前記手段と、副肩範囲と選択的に当接するための前記手段と、前記接続手段と、前記切換手段とが、各箇所において各々が相互に着脱および取外し自在に結合された個別の独立した部品を含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記調節自在横方向支持ストラップが前記切換手段に装着される、特許請求の範囲第19項の運搬具。
  • 前記調節自在な横方向支持ストラップが前記主肩範囲に装着される、特許請求の範囲第19項の運搬具。
  • 前記調節自在背面支持ストラップが前記運搬具の前記主副肩範囲に装着される、特許請求の範囲第19項の運搬具。
  • さらに、前記運搬具の少なくとも一つの点に装着され、前記横方向支持ストラップと反対の方向に延在し、前記携行品の少なくとも一つの点に装着される拘束具を含む、特許請求の範囲第19項の運搬具。
  • 使用者の第1肩部と当接するための前記手段に装着される第1端部と、前記携行品に装着される第2端部とを前記拘束具が含む、特許請求の範囲第28項の運搬具。
  • 前記拘束具が、前記切換手段に装着される第1端部と、前記携行品に装着される第2端部とを含む、特許請求の範囲第28項の運搬具。
  • 固定自在配置モジュールにより利用できる複数の固定自在仮位置の一つに前記副肩範囲を調節自在および配置自在とするように設計された固定自在配置モジュールを該副肩範囲が含む、特許請求の範囲第1項の運搬具。
  • 前記固定自在配置モジュールが前記副肩範囲の前面部を前記副肩範囲の背面部に結合し、前記様々な固定自在仮位置において該背面部が該前面部に対して回転して、該副肩範囲の調節および配置を実施する、特許請求の範囲第31項の運搬具。
  • 前記副肩範囲と前記接続手段との接合部に前記固定自在配置モジュールが位置し、該副肩範囲が該接続手段を中心に全体として回転する、特許請求の範囲第31項の運搬具。
  • 前記固定自在配置モジュールが、前記副肩範囲を複数の仮位置の一つに固定するように機能する、特許請求の範囲第31項の運搬具。
  • 前記固定自在配置モジュールが、前記副肩範囲を0度と180度の間で回転させることのできる動作範囲を含む、特許請求の範囲第31項の運搬具。
  • 簡易着脱機構とラチェット機構とスロット・インサートアセンブリと、他の同様の機構およびアセンブリとで構成される群から前記固定自在配置モジュールが選択される、特許請求の範囲第31項の運搬具。
  • 携行品の運搬を可能にするのに適した運搬具において、
    主肩フレームを含む主肩範囲であって、携行品を支持するため最初に使用者の第1肩部に配置されるように設計された主肩範囲と、
    前記主肩範囲に補足的で、前記使用者の前記第2肩部に選択的に配置されるのに適した副肩範囲であって、副肩フレームを含む副肩範囲と、
    前記主肩範囲を前記副肩範囲に接続する肩ブリッジと、
    休止不使用状態の第1の肩離間位置から使用状態の第2の運搬支持位置へ前記副肩フレームを切り換えて、前記運搬具の両肩−単肩運搬支持切換を行うことによって、該副肩フレームによる使用者の第2肩部との当接を一回の効率的な動作で行うように機能する切換アームと、
    前記副肩範囲および前記使用者の身体に対して前記主肩範囲を選択的に調節するための調節アセンブリを含む調節範囲と、
    前記主副肩フレームに着脱自在に結合される背面支持ストラップであって、前記運搬具を前記携行品の第1装着点に結合するのに適した背面支持ストラップと、
    係止点において前記切換アームに着脱自在に結合される横方向支持ストラップであって、前記運搬具を前記携行品に設けられた第2装着点に結合するのに適した横方向支持ストラップと、
    を含む運搬具。
  • 携行品を運搬するための方法において、
    運搬システムの主肩範囲を使用者の第1肩部と当接させる段階であって、前記運搬具が単肩運搬形態にある段階と、
    前記運搬システムの副肩範囲を一回の効率的な動作で前記使用者の第2肩部と当接させるように該運搬システムの切換手段を選択的に作動させる段階であって、休止不使用状態の肩離間位置から使用状態の支持位置へ該副肩範囲を切り換えるつまり変形させて、単肩運搬形態と両肩運搬形態との間で前記運搬具の切換を行う作動段階と、
    を含む方法。
  • 前記主肩範囲が、前面フレーム部分と人間工学的かつ一体的に形成された背面フレーム部分を含む剛性フレーム構造を含む、特許請求の範囲第38項の方法。
  • 前記副肩範囲が、前面フレーム部分と人間工学的かつ一体的に形成された背面フレーム部分を含む剛性フレーム構造を含む、特許請求の範囲第38項の方法。
  • 前記切換アームが前記主肩範囲から延出するとともに該主肩範囲に一体的に結合される、特許請求の範囲第38項の方法。
  • 前記切換アームが剛性構造と中央回転軸とを含み、前記作動段階が、該中央軸を中心として前記切換アームを回転させるとともに、前記運搬システムに回転力を発生させて前記副肩範囲の切換を行う、特許請求の範囲第38項の方法。
  • 前記切換アームがさらに、前記主肩範囲から離間した前記切換アームの端部に一体的に形成された把持部を含む、特許請求の範囲第38項の方法。
  • 前記把持部が、前記切換アームを作動させる段階を容易にするための掌延長部を含む、特許請求の範囲第43項の方法。
  • さらに、ゴルフバッグ運搬システムの前記副肩範囲を前記使用者の前記第2肩部と解離および解除させるように前記切換アームを作動させる段階を含み、該作動段階が、使用状態のゴルフバッグ副支持位置から休止不使用状態の肩離間位置へ該副肩範囲を切り換えるつまり変形させて、前記運搬具を単肩運搬形態へ戻す、特許請求の範囲第38項の方法。
  • さらに、前記主副肩範囲を一緒に結合する調節アセンブリを作動させることにより特定の使用者の身体に適合させるように、前記ゴルフバッグ運搬ケースを調節する段階を含む、特許請求の範囲第38項の方法。
  • 前記調節段階が、前記調節アセンブリを介して前記主肩範囲および前記副肩範囲の相互に対する位置を選択的に修正することを含む、特許請求の範囲第46項の方法。
  • 前記調節アセンブリが、
    前記主副肩フレームの一方に装着される連結具と、
    前記連結具と反対の前記主副肩フレームの一方にやはり装着されるインサート部材であって、該連結具に摺動自在および回転自在に取り付けられるインサート部材と、
    前記連結具内の設定位置に前記インサート部材を固定するための手段であって、前記ゴルフバッグ運搬具が前記使用者の好みに合わせて正確に調節される、手段と、
    を含む、特許請求の範囲第46項の方法。
  • 前記固定手段が簡易着脱機構を含む、特許請求の範囲第48項の方法。
  • 前記固定手段がねじ付の指締め部材を含む、特許請求の範囲第48項の方法。
  • 前記固定手段が、前記連結具内での前記インサート部材の予設定位置調節を可能にするインデックスモジュールを含む、特許請求の範囲第48項の方法。
  • 前記携行品が、ゴルフバッグとバックパックと手荷物と郵便袋と軍用袋のうち一つを含む、特許請求の範囲第38項の方法。
  • 携行品のための運搬具を単肩位置から両肩位置へ切り換えるための方法において、
    運搬具の主肩フレームを第1肩部に載置する段階であって、該運搬具が単肩運搬形態にある段階と、
    前記切換手段を持ち上げて回転させ、肩離間位置から肩当接位置への前記副肩フレームの一回の効率的な動作での変形を実施することにより、前記運搬具が両肩運搬形態となるように、副肩フレームを切り換えるための手段を作動させる段階と、
    前記切換手段を解除する段階であって、前記副肩フレームが前記使用者の第2肩部と当接する段階と、
    を含む方法。
  • 前記切換手段が切換アームを含む、特許請求の範囲第53項の方法。
  • 前記切換アームが前記主肩フレームから延出するとともに該主肩フレームと一体的に形成される、特許請求の範囲第54項の方法。
  • 前記切換アームが前記主肩フレームから延出するとともに該主要肩フレームに取外し自在に結合される、特許請求の範囲第54項の方法。
  • 前記切換手段が前記主肩フレームの一部を含んで該主肩フレームと一体的に形成される、特許請求の範囲第53項の方法。
  • さらに、前記運搬具が前記単肩運搬形態へ戻るように、前記第2肩範囲から前記副肩フレームを切り換えて離間させるように前記切換手段を作動させる段階を含む、特許請求の範囲第53項の方法。
  • さらに、前記使用者の身体プロポーションに人間工学的に適合するように前記運搬具を調節する段階を含む、特許請求の範囲第53項の方法。
  • 前記調節段階が、前記運搬具に設けられた少なくとも一つの調節アセンブリを調節することを含む、特許請求の範囲第59項の方法。
  • 前記調節段階が、前記運搬具に設けられた多数の調節アセンブリを調節することを含む、特許請求の範囲第59項の方法。
  • 前記副肩フレームに対して前記主肩フレームが調節されるように前記調節アセンブリが配置される、特許請求の範囲第60項の方法。
  • 前記切換手段に対して前記主肩フレームが調節されるように前記調節アセンブリが配置される、特許請求の範囲第60項の方法。
  • 前記主副肩フレームを一緒に接続するための手段に対して該主肩フレームが調節されるように前記調節アセンブリが配置される、特許請求の範囲第60項の方法。
  • 前記切換手段の把持部が所望の通りに調節されるように前記調節アセンブリが該切換手段に配置される、特許請求の範囲第60項の方法。
  • 主肩フレームを含む主肩範囲であって、該主肩フレームが、略垂直前面部と一体的に形成された略水平背面部を含み、該主肩範囲が、ゴルフバッグを運搬しようとする使用者の第1肩部に最初に配置されるように設計される、主肩範囲と、
    前記主肩範囲に補足的で前記使用者の前記第2肩部に選択的に配置されるのに適した副肩範囲であって、略垂直前面部と一体的に形成された略垂直背面部をやはり有する副肩フレームを含む、副肩範囲と、
    前記主肩フレームの前記背面部を前記副肩フレームの前記背面部と接続するための手段であって、前記運搬具を前記使用者の身体に対して補強するように設計された接続手段であり、前記肩ブリッジが重心軸を含む、接続手段と、
    前記主肩フレームの前記前面部と一体的に形成されるとともに、前記肩ブリッジの前記重心軸に対して略垂直であるとともに該重心軸からオフセットした中央回転軸を含む切換手段であって、休止不使用状態の第1の肩離間位置から前記使用者の前記第2肩部上にある使用状態の第2のゴルフバッグ支持位置への一回の効率的な動作での前記副肩フレームの切換を行って、前記ゴルフバッグ運搬具の単肩−両肩補助切換を行うように、該使用者に該中央回転軸を中心として前記切換手段を回転させるための手段と、
    前記ゴルフバッグ運搬具をゴルフバッグに着脱自在に装着するための手段と、
    を含むゴルフバッグ運搬具。
  • さらに、前記ゴルフバッグ運搬具を前記使用者の好みに合わせて調節するための手段を含む、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記調節手段が、前記副肩範囲に対して前記主肩範囲を選択的に調節するための調節アセンブリを含む調節範囲を含む、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記調節範囲が前記肩ブリッジに設けられる、特許請求の範囲第68項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記調節アセンブリが、
    前記主副肩フレームの一方に装着される連結具と、
    前記連結具と反対の前記主副肩フレームの一方にやはり装着されるインサート部材であって、前記連結具に摺動自在および回転自在に取り付けられるインサート部材と、
    前記連結具内の設定位置に前記インサート部材を固定するための手段であって、前記ゴルフバッグ運搬具が前記使用者の好みに合わせて正確に調節される、手段と、
    を含む、特許請求の範囲第68項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記固定手段が簡易着脱機構を含む、特許請求の範囲第70項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記固定手段がねじ付の指締め部材を含む、特許請求の範囲第70項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記固定手段が、前記連結具内での前記インサート部材の予設定位置調節を可能にするインデックスモジュールを含む、特許請求の範囲第70項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記ゴルフバッグ運搬具を前記ゴルフバッグに着脱自在に装着するための前記手段が、
    第1および第2端部を有する調節自在な背面支持ストラップであって、該第1端部が前記ゴルフバッグ運搬具に装着され、該第2端部が前記ゴルフバッグに装着される、背面支持ストラップと、
    前記調節自在背面支持ストラップの前記第1および第2端部を前記ゴルフバッグ運搬具および前記ゴルフバッグに装着するのに適した装着手段と、
    を含む支持ストラップアセンブリを含む、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記支持ストラップアセンブリがさらに、前記調節自在背面支持ストラップに並置状態で装着される付勢部材を含み、該付勢部材が、該支持ストラップアセンブリを介して前記ゴルフバッグ運搬具と前記ゴルフバッグとの間に可撓性引張状態を提供するのに適している、特許請求の範囲第74項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記調節自在背面支持ストラップが付勢材料を含む、特許請求の範囲第74項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記支持ストラップアセンブリがさらに、前記ゴルフバッグ運搬具に旋回自在に装着される第1端部と、前記ゴルフバッグに装着される第2端部とを含む横方向支持ストラップを含む、特許請求の範囲第74項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記横方向支持ストラップの第1端部が前記切換手段に装着される、特許請求の範囲第77項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記横方向支持ストラップの前記第1端部が前記主肩範囲において前記ゴルフバッグ運搬具に装着される、特許請求の範囲第58項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記主副肩フレームの各々のほぼ上方死点位置において前記肩ブリッジの中心点から等距離に設けられた各係止点で、前記背面支持ストラップが前記ゴルフバッグ運搬具の前記主副肩範囲に着脱自在に装着され、該背面支持ストラップと該上方死点係止点とにより該ゴルフバッグ運搬具が該肩ブリッジの前記重心軸を中心に旋回して、該ゴルフバッグ運搬具の前記単肩−両肩支持切換を補助しさらに容易にする、特許請求の範囲第74項のゴルフバッグ運搬具。
  • さらに、前記切換手段に回転自在に結合された旋回カフを含み、該旋回カフが、前記横方向支持ストラップの前記第1端部を収容するのに適した取付点を含み、該旋回カフが水平および垂直ベクトルを含んで、前記使用者の身体の周囲で最も快適で人間工学的に正しい位置へ前記ゴルフバッグを自然に旋回させ、該旋回カフが、必要に応じて前記ゴルフバッグの垂直移動に適応してこれを可能にするとともに該ゴルフバッグの再配置にも適している、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記旋回カフが約0度と約360度の範囲の間で前記切換手段を中心に回転するとともに、全体としての回転を阻止できる固定機構を含む、特許請求の範囲第81項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記使用者の前記身体の周囲での前記ゴルフバッグの過剰な旋回を防止するとともに、前記副肩範囲および前記ゴルフバッグ運搬具の両肩形態への切換を容易にするため、前記旋回カフが約0度と約60度の範囲の間で前記切換手段を中心に回転する、特許請求の範囲第82項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記主肩フレームがさらに、前記使用者の前記第1肩部を保護するための主肩パッドを含み、該主肩パッドが取外し自在および取外し不能な設計の一方から選択される、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記副肩フレームがさらに、前記使用者の前記第2肩部を保護するための副肩パッドを含み、該副肩パッドが取外し自在および取外し不能な設計の一方から選択される、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • さらに、前記主副肩フレームに結合されるとともに該肩フレームをほぼ被覆する単一の一体化した取外し自在肩パッドを含む、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記使用者の首および肩範囲に人間工学的に適合するように、前記主副肩フレームの前記背面および前面部がそれぞれ成形される、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記副肩フレームの前記前面部が外方に湾曲した下部を含む、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記主副肩フレームの前記背面および前面部が剛性の一体形成部品を含む、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記切換手段が上部と下部とを含み、該上部が前記主肩フレームの前記前面部から延出するとともに該前面部と一体的に形成され、該下部が手把持部を有する自由端部を含む、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記手把持部が、前記切換アームを作動させる際に前記使用者を補助するように、該使用者の掌と当接するのに適した掌延長部を含む、特許請求の範囲第90項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記切換手段が前記主肩フレームの一部を含む、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記切換手段が、前記副肩フレームに装着された引きストラップを含む、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記ゴルフバッグ運搬具が携行品の既存ストラップとともに利用されるのに適しており、前記主肩フレームが該携行品の該既存ストラップと当接する、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記主副肩フレームが剛性である、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記切換手段が切換アームを含む、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記切換アームが前記主肩範囲から延出するとともに該主肩範囲と一体的に形成される、特許請求の範囲第96項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記切換アームが装着手段を用いて前記主肩範囲に取外し自在に結合される、特許請求の範囲第96項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記装着手段が、逆雌ねじ部分にねじ込まれる逆雄ねじ部分を含む、特許請求の範囲第96項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記主副肩フレームの各々において前記肩ブリッジの中心点から等距離で設けられた各係止点で、前記背面支持ストラップが前記ゴルフバッグ運搬具の前記主副肩範囲に着脱自在に装着される、特許請求の範囲第74項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記肩ブリッジの中心点から等距離に設けられた各係止点において、前記背面支持ストラップが前記ゴルフバッグ運搬具の前記肩ブリッジに着脱自在に装着される、特許請求の範囲第74項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記副肩範囲がさらに、前記固定自在配置モジュールによって利用可能な複数の固定自在仮位置の一つに前記副肩範囲を調節自在および配置自在にするように設計された固定自在配置モジュールを含む、特許請求の範囲第66項のゴルフバッグ運搬具。
  • 前記固定自在配置モジュールが、前記副肩範囲の前記前面部を該副肩範囲の背面部に結合し、該背面部が、前記様々な固定自在仮位置において前記前面部に対して回転して、該副肩範囲の調節および配置を実施する、特許請求の範囲第102項の運搬具。
  • 前記固定自在配置モジュールが前記副肩範囲と前記肩ブリッジとの接合部に位置し、該副肩範囲が該肩ブリッジを中心に全体として回転する、特許請求の範囲第102項の運搬具。
  • 前記固定自在配置モジュールが、複数の仮位置の一つに前記副肩範囲を固定するように機能する、特許請求の範囲第102項の運搬具。
  • 前記支持ストラップアセンブリがさらに、前記運搬具の前記主肩範囲に装着される第1端部と、前記ゴルフバッグに装着される第2端部とを有する調節自在な拘束具を含み、該拘束具が、前記使用者の、前記横方向支持ストラップと反対の側で前記運搬具から前記ゴルフバッグまで延在する、特許請求の範囲第77項のゴルフバッグ運搬具。
  • 主肩フレームを含む主肩範囲であって、ゴルフバッグを支持するため最初に使用者の第1肩部に配置されるように設計された主肩範囲と、
    前記主肩範囲を補足するとともに、前記使用者の前記第2肩部に選択的に配置されるのに適した副肩範囲であって、副肩フレームを含む副肩範囲と、
    前記主肩フレームを前記副肩フレームと接続する肩ブリッジと、
    前記主肩フレームに一体的に結合された切換アームであって、休止不使用状態の第1の肩離間位置から使用状態の第2のゴルフバッグ副支持位置へ一回の効率的な動作で前記副肩フレームを切り換えて前記ゴルフバッグ運搬具の単肩−両肩支持切換を行うことにより、該副肩フレームによる前記使用者の第2肩部との当接を実施するように機能する切換アームと、
    前記副肩範囲および前記使用者の身体に対して前記主肩範囲を選択的に調節するための調節アセンブリを含む調節範囲と、
    前記主副肩フレームの一方と前記肩ブリッジとに各係止点で着脱自在に結合される背面支持ストラップと、
    前記ゴルフバッグ運搬具に装着される第1端部と、前記ゴルフバッグに装着される第2端部とを含む横方向支持ストラップと、
    前記切換アームに結合された旋回カフであって、前記横方向支持ストラップの前記第1端部の収容に適した取付点を含む旋回カフと、
    を含むゴルフバッグ運搬具。
  • ゴルフバッグを支持するため使用者の第1肩部と当接するための手段と、
    使用者の第2肩部と選択的に当接するための手段と、
    第1肩部と当接するための前記手段と、第2肩部と選択的に当接するための前記手段とを接続するための手段と、
    前記使用者の前記第2肩部と当接するように、休止不使用状態の第1の肩離間位置と使用状態の第2の副ゴルフバッグ補助位置との間で、第2肩部と選択的に当接するための前記手段を一回の効率的な動作で切り換えて、前記ゴルフバッグ運搬具の単肩−両肩支持切換を行うための手段と、
    第1肩部と当接するための前記手段と、第2肩部と選択的に当接するための前記手段と、前記接続手段と、相互に切り換えるための前記手段とを調節するための手段と、
    前記ゴルフバッグ運搬具をゴルフバッグへ着脱自在に装着するための手段と、
    を含むゴルフバッグ運搬具。
  • 前面部と人間工学的かつ一体的に形成された背面部を有する主肩フレームを有する主肩範囲と、
    前記主肩範囲に一体的に結合された切換アームであって、休止不使用状態の第1の肩離間位置から使用状態の第2のゴルフバッグ副支持位置へ副肩範囲を一回の効率的な動作で切り換えて、前記ゴルフバッグ運搬具の単肩−両肩支持切換を行うことにより、前記使用者の第2肩部との当接を実施するように機能する切換アームであり、前記副肩フレームが、前面部と人間工学的かつ一体的に形成された背面部を有する副肩フレームを含む、切換アームと、
    を含む運搬具。
  • さらに、前記ゴルフバッグ運搬具をゴルフバッグに着脱自在に装着するための手段を含む、特許請求の範囲第109項のゴルフバッグ運搬具。
  • ゴルフバッグと、
    前記ゴルフバッグに着脱自在に装着される運搬具であって、
    前面フレーム部と人間工学的かつ一体的に形成された背面フレーム部を有する主肩範囲と、
    前記主肩範囲から延出する切換アームであって、休止不使用状態の肩離間位置から使用状態の第2ゴルフバッグ副支持位置へ副肩範囲を一回の効率的な動作で切り換えて前記ゴルフバッグ運搬具の単肩−両肩切換を行うことにより、前記使用者の第2肩部との当接を実施するように機能する切換アームであり、該副肩範囲が該主肩範囲と一体的に形成されるとともに、前面フレーム部と人間工学的かつ一体的に形成された背面フレーム部を含む、切換アームと、
    を含むゴルフバッグ運搬システム。
  • 単肩−両肩支持切換を行うための運搬具であって、
    背面および前面フレーム部を含むとともに、使用者の第1肩部と当接するのに適した使用状態の剛性主肩範囲と、
    前記主肩範囲に接続された剛性副肩範囲であって、やはり背面および前面フレーム部を含むとともに、前記使用者の第2肩部と選択的に当接するのに適した剛性副肩範囲と、
    前記主肩範囲に一体的に結合された切換アームであって、休止不使用状態の第1の肩離間位置から使用状態の副バッグ補助位置へ前記副肩範囲を一回の効率的な動作で切り換えるように該副肩範囲を選択的に作動させて、前記運搬具の単肩−両肩支持切換を行うように機能する切換アームと、
    を含む運搬具。
  • 使用者の第1肩部と、また選択的に第2肩部と当接するための手段であって、剛性の主肩フレームと剛性の副肩フレームとをそれぞれ含む手段であり、各肩フレームが、略垂直前面部と一体的に形成された略水平背面部を有する、手段と、
    作動時に、前記当接手段を一回の効率的な動作で前記使用者の前記第2肩部と当接させる切換アームと、
    前記ゴルフバッグ運搬具を所望の人間工学的形態に調節するように機能する、前記当接手段とともに動作可能な調節アセンブリであって、
    前記主副肩フレームの一方に装着される連結具と、
    前記連結具と反対の前記主副肩フレームの一方にやはり装着されるインサート部材であって、前記連結具に摺動自在かつ回転自在に取り付けられるインサート部材と、
    前記インサート部材を前記連結具内の設定位置に固定するための手段であって、前記ゴルフバッグ運搬具が前記使用者の所望の好みに合わせて正確に調節される、固定手段と、
    を含む調節アセンブリと、
    前記運搬具を携行品に装着するための支持ストラップアセンブリと、
    を含む運搬具。
  • 前記当接手段が剛性構造である、特許請求の範囲第113項の運搬具。
  • 前記固定手段が簡易着脱機構を含む、特許請求の範囲第113項の運搬具。
  • 前記固定手段がねじ付の指締め部材を含む、特許請求の範囲第113項の運搬具。
  • 前記固定手段が、前記連結具内における前記インサート部材の予設定位置調節を可能にするインデックスモジュールを含む、特許請求の範囲第113項の運搬具。
  • 前記携行品が、ゴルフバッグと荷物とバックパックと郵便袋と軍用袋と他の同様の品物とで構成される群から選択される、特許請求の範囲第113項の運搬具。
  • 既存の運搬具を単肩−両肩切換システムへ変形するためのアダプタであって、
    携行品の既存ストラップと当接するための手段を含む主肩範囲であって、該主肩範囲と該当接した既存ストラップとが、使用者の第1肩部と当接するように機能する、主肩範囲と、
    前記主肩範囲を補足するとともに前記使用者の前記第2肩部に選択的に配置されるのに適した副肩範囲であって、略垂直前面部と一体的に形成された略水平背面部を有する副肩フレームを含む副肩範囲と、
    前記主肩範囲を前記副肩フレームの前記背面部と接続するための肩ブリッジであって、前記使用者の肩上部と首下部に当たるように設計された肩ブリッジであり、重心軸を含む肩ブリッジと、
    不使用状態の第1の肩離間位置から使用状態の前記使用者の前記第2肩部の上の第2位置へ前記副肩フレームを一回の効率的な動作で切り換えて、前記既存ストラップの単肩−両肩支持切換を行うための切換アームと、
    を含むアダプタ。
  • 携行品を運搬するための方法において、使用者の肩部に携行品を支持することのできる運搬具を得る段階を含む方法であって、該運搬具が、
    携行品を運搬支持するため使用者の第1肩部と当接するための手段であって、剛性の主肩範囲を含む、第1肩部と当接するための手段と、
    前記携行品をさらに運搬支持するため使用者の第2肩部と当接するための手段であって、剛性の副肩範囲を含む、第2肩部と当接するための手段と、
    前記主肩範囲を前記副肩範囲に接続するための手段と、
    単肩運搬形態と両肩運搬形態との間で前記運搬具を一回の効率的な動作で切り換えるための手段と、
    前記運搬具を前記携行品に着脱自在に装着するための手段と、
    前記運搬具が最初に前記両肩運搬形態で載置されるように、前記運搬具を持ち上げて使用者の第1および第2肩部に配置することと、
    を含む、方法。
  • さらに、前記切換手段を作動させることにより、前記両肩運搬形態から前記単肩運搬形態へ、そしてその逆に、所望の通りに前記運搬具を切り換える段階を含む、特許請求の範囲第120項の方法。
  • 前記切換手段が切換アームを含む、特許請求の範囲第120項の方法。
  • 前記切換手段が、使用者の第1肩部と当接するための前記手段の一部を含む、特許請求の範囲第120項の方法。
  • 前記接続手段が肩ブリッジを含む、特許請求の範囲第120項の方法。
  • 前記調節手段が調節アセンブリを含む、特許請求の範囲第120項の方法。
  • 使用者の肩を介して携行品を運搬するための方法において、
    運搬具の主肩範囲を前記使用者の第1肩部と当接させる段階と、
    前記運搬具が最初に両肩運搬形態で前記使用者に載置されるように、前記主肩範囲が前記第1肩部と当接するのとほぼ同時に、該運搬具の副肩範囲を使用者の第2肩部と当接させる段階と、
    を含む方法。
  • さらに、前記両肩運搬形態と単肩運搬形態との間で前記運搬具を一回の効率的な動作で切り換えるように、該運搬具の切換手段を選択的に作動させる段階を含み、前記副肩範囲が前記使用者の前記第2肩部とそれぞれ解離および当接する、特許請求の範囲第126項の方法。
  • 携行品の運搬を可能にするのに適した運搬具において、
    携行品を運搬支持するため使用者の第1肩部と当接するための手段であって、剛性の主肩範囲を含む、第1肩部と当接するための手段と、
    前記携行品をさらに運搬支持するため、使用者の第1肩部と当接するための前記手段とほぼ同時に該使用者の第2肩部と選択的に当接するための手段であって、剛性の副肩範囲を含む、第2肩部と当接するための手段と、
    前記主肩範囲を前記副肩範囲に接続するための手段と、
    最初の両肩形態と単肩形態との間で前記運搬具を一回の効率的な動作で切り換えるための手段であって、第2肩部と選択的に当接するための前記手段が、前記使用者の該第2肩部とそれぞれ解離および当接する、手段と、
    前記運搬具を前記携行品に着脱自在に装着するための手段と、
    を含む運搬具。
  • 一つ以上の積載範囲を画定する本体構造と、
    前記本体構造に結合されるとともに、使用者の肩で携行品を運搬支持するのに適した運搬具であって、
    前記携行品を運搬支持するため使用者の第1肩部と当接するための手段であって、剛性の主肩範囲を含む、第1肩部と当接するための手段と、
    前記携行品をさらに運搬支持するため使用者の第2肩部と選択的に当接するための手段であって、剛性の副肩範囲を含む、第2肩部と当接するための手段と、
    前記主肩範囲を前記副肩範囲に接続するための手段と、
    単肩運搬位置と両肩運搬位置との間で前記運搬具を一回の効率的な動作で切り換えるための手段と、
    を含む運搬具と、
    を含む携行品。
  • 前記運搬具がさらに背面延長部を含む、特許請求の範囲第129項の携行品。
  • 一つ以上の積載範囲を画定する本体構造と、
    前記本体構造を構造的に支持する主要部と、
    前記主要部と一体であるとともに、使用者の肩で前記携行品を運搬支持するのに適した運搬具であって、
    前記携行品を運搬支持するため使用者の第1肩部と当接するための手段であって、剛性の主肩範囲を含む、第1肩部と当接するための手段と、
    前記携行品をさらに運搬支持するため、使用者の第2肩部と選択的に当接するための手段であって、剛性の副肩範囲を含む、第2肩部と当接するための手段と、
    前記主肩範囲を前記副肩範囲に接続するための手段と、
    単肩運搬位置と両肩運搬位置との間で前記運搬具を一回の効率的な動作で切り換えるための手段と、
    を含む運搬具と、
    を含む携行品。
  • 前記運搬具がさらに背面延長部を含む、特許請求の範囲第131項の携行品。
  • 前記運搬具が前記主要部と一体的に形成される、特許請求の範囲第131項の携行品。
  • 前記運搬具が前記主要部に固定結合される、特許請求の範囲第131項の携行品。
  • 前記運搬具が前記主要部と着脱自在に結合される、特許請求の範囲第131項の携行品。

  • 说明书全文

    本発明は、容器、バックパック、手荷物、バッグ(例えばゴルフバッグ、郵便袋など)、基本的には多様な種類のあらゆる携行品すべてに装着または一体化されるような設計であって、使用者が運搬具を用いて片方または両方の肩に携行品を運搬支持することを可能にする、ハーネスやストラップなどの運搬具に関連する。 すなわち本発明は、使用者が最初に携行品を片方の肩に運搬支持できるような設計であって、さらに、携行品を両肩で運搬支持できるように運搬具を即座にかつ簡単に切り換えることのできる独自の運搬具およびシステムに関連する。 本発明はまた、単肩運搬支持位置から両肩運搬支持位置へ運搬具を切り換える方法に関連する。

    ハーネスやストラップなどの運搬具は、バックパック、ゴルフバッグ、郵便袋、荷物その他などの携行品の使用者の肩による運搬を補助するため、よく見かけられ、日常的な状況で利用されている。 このような先行技術による運搬具の多くは、使用者の片方または両方の肩と当接するデザインであり、一方と他方を選択することはできない。 さらにこれら先行技術による運搬具の多くは、使用者に不必要なひずみや張を与える軟質の可撓性材料で製作されている。

    このような運搬具は特に、ゴルフ場でよく見られる。 ゴルフのゲームは、世界で最も広く楽しまれているスポーツ活動の一つであって、プロのレベルだけではなくレクリエーションのレベルでも強い支持を集めている。 ゴルフはこれまでも常に初心者とプロの両方にとって楽しめるゲームであったが、近年、このゲームの人気は爆発的である。 何百ヤードも先にある4インチのホールに小さな白いボールをできるだけ少ない打数で入れるという見たところ困難な作業で自分の腕を試そうと、記録的な数の人が世界中の美しいコースに群がっている。 爆発的な人気と記録的な数のプレイヤーとともに、ゴルフの道具も変化を見せている。 すなわち、ゲームのプレイを行うための幾つもの異なるクラブ、ボール、ティー、その他のアクセサリがゴルフのゲームでは必要なので、あらゆるゴルファーの持ち物の中でもゴルフバッグは不可欠な部分を占めている。

    プレイ中、一般的にゴルファーは、幾つかの方法の一つでコースを移動する。 例えば、ゴルファーがコースを歩いて自分のクラブを運ぶか、時にはキャディーを雇って自分の代わりにクラブを運んでもらうこともある。 車輪付きの手引きカート、またはゴルフバッグに入れられたゴルフクラブがカートの一般的には後部付近に取り付けられる電動またはエンジン式カートを利用するゴルファーもいる。 ここで特に関心があるのは、ゴルフコースを歩いてクラブセットを運ぶ人々である。 ゆえに本発明は、健康的で楽しめる運動の手段としてゴルフコースを歩きたいと考えるかなりの数のゴルファーにとって有益である。

    このようなゴルファーが長年直面している欠点の一つは、標準的なゴルフバッグの構造が持つ性質である。 ゴルフバッグは伝統的に、クラブとボールの両方を収容するゴルフバッグをゴルファーが運ぶための手段を提供するためだけに考えられた非常に単純な運搬システムを持つように設計および製造されてきた。 この場合、クラブセットを収納するのに使用される典型的なゴルフバッグは、クラブのシャフトがバッグに長手方向に収容されるように一端が閉じられた筒状の運搬部材の形であった。 さらに、これらのゴルフバッグを運搬するのに採用される伝統的な運搬システムまたは運搬具は、ゴルフバッグの上縁からバッグの中間点まで延在する単一のストラップで構成される。 ストラップは緩く、可撓性材料で製造されることが望ましく、ゴルファーまたはキャディーは、ストラップが片方の肩に掛かるようにストラップに片方の腕を通して移動のためバッグを支持することにより、ゴルフバッグを運搬できる。 結果的にゴルフバッグは、その場所で垂れ下がりストラップが緩んだ自然な静止位置で懸架されることになる。 設計は単純であるが、この単一ストラップ設計は長年にわたってすたれることなく、今日でも、低価格のゴルフバッグではとりわけ非常に普及している。

    普及してはいるが、この設計には、ゴルフコースでこのようなゴルフバッグを運ぶ人には容易に認識される幾つかの短所および欠点が存在する。 このような問題の一つは、一般的には20から30ポンド程度であるゴルフクラブとバッグの重量全体が、数ラウンドのプレイが行われる時には特に、使用者の肩を疲れさせるという事実から生じる。 重量があるというゴルフバッグの性質によるこのような疲労は、首、肩、背中の筋肉疲労を悪化させ、使用者に対するゴルフバッグのバランスがしばしば悪いという性質のため、この疲労はさらに永続する。 例えば、使用者の背骨に対してバッグの重心がずれているという事実により、重量、バランスの悪さ、単一ストラップ設計は関連する腰と下背部の筋肉痛を生じさせる。 背中の故障を経験しているゴルファーには、これは特に問題である。 単一ストラップ設計に関連する別の問題は、使用者がホールからホールへ歩く際に、何度も何度も繰り返しぶつかるゴルフバッグの厄介な振れや揺れである。 この一定の振れまたは揺れの動きは使用者が自然に歩くリズムによって生じるものでこれと一致しており、安定させるのは困難である。

    近年になり、こういった明らかな欠点を修正するとともに、一層多様化した膨大なゴルフ人口にアピールしようという試みの中で、このような初期の先駆的なバッグが大いに改良されている。 このような設計の幾つかについて簡単に述べる。

    Steurerの米国特許第362,752号には、ゴルフバッグ用のH形二重ストラップの設計が教示されている。

    Beebe et al. の米国特許第387,556号には、二重肩ストラップを備えるゴルフバッグの設計が教示されている。

    Dunnの米国特許第348,567号には、単一ストラップを備えるゴルフバッグの設計が教示されている。

    Shinの米国特許第6,152,343号には、ゴルフバッグへの2点または4点装着のための4本の調節自在ストラップとなる一体的ヨークタイプのカラーが記載されている。 カラーは、ゴルファーの背中へゴルフバッグを横方向に取り付けるのに適している。 カラーは、快適性を満たす材料による広い表面を有し、所与のゴルファーに適合するのに必要な形状を取ることができる。

    Izzoの米国特許第5,593,077号には、ゴルフバッグ用の肩ストラップアセンブリが提示されている。 第1肩ストラップはバッグの外面の離間した箇所の間で長手方向に延在し、第2肩ストラップは、第1肩ストラップ部材が接続された離間した箇所の一方の付近において相互に近接してバッグに接続された両側の接続端部を有し、このようにして第2肩ストラップはほぼループ状の形態でバッグから延出し、ゴルファーまたはキャディーの片方または両方の肩から片方または両方の肩ストラップによってバッグが懸架される。

    Izzoの米国特許第5,558,259号には、二重運搬ストラップアセンブリを備えるゴルフバッグが記載されている。 一実施例では、ストラップアセンブリは、ゴルフバッグに装着されるとともに、長手方向に離間した第1および第2箇所でゴルフバッグに連結された第1ストラップを含む。 ストラップアセンブリはまた、やはりゴルフバッグに装着され、第2箇所でゴルフバッグに連結される一端部と、同じ第2箇所とゴルフバッグの運搬ハンドルなどの中間箇所のいずれかでゴルフバッグに連結される他端部とを有する別の第2ストラップを含む。 それにもかかわらず、ゴルフバッグがゴルファーの両肩で支持されるように、2本の別々のストラップは2本のループを形成する。

    Izzoの米国特許第5,042,703号には、ゴルフバッグの片側に沿って相互に端部どうしで接続された第1および第2ストラップ部材と、ストラップ部材の隣接端部を相互接続するハンドル把持部と、ストラップが肩を通過する時に運搬者の背中の中央にバッグを維持するように第1および第2ストラップ部材の両端部をゴルフバッグに接続するための外周ループとを有する、ゴルフバッグ用の二重肩ストラップアセンブリが記載されている。 ストラップ部材の上下の両端部は周方向に自己調節でき、ストラップ部材を上方位置に維持してバッグを地面から容易に持ち上げ運搬者の肩にさらに容易に載せられるように、ストラップ部材間の隣接端部は相互接続されている。

    Izzoの米国特許第5,038,984号には、人が運搬するための支持ストラップアセンブリを有するゴルフバッグが提示されている。 ストラップアセンブリは、上方開口端部においてゴルフバッグの第1箇所に固定される一方のストラップ端部を有する第1ストラップを含み、他のストラップ端部は第1箇所から長手方向に離間した第2箇所においてゴルフバッグに固定されている。 第2ストラップは、第2箇所においてゴルフバッグに固定される一端部を有し、他のストラップ端部は第2箇所とゴルフバッグの閉口端部との間で第2箇所から長手方向に離間した第3箇所において、ゴルフバッグに固定されている。 第2箇所に固定された端部は、相互に装着されてストラップアセンブリの中央部分を形成することが望ましい。 こうして2本のストラップによりゴルフバッグが両肩に運搬されて、背中で横方向の配向を持つ。 これら2本のストラップについては様々な取付部が記載され、異なる調節・パッド構造が開示されている。

    Izzoの米国特許第5,042,704号には、ゴルフバッグに固定されて腕と肩の開口部を画定する第1および第2ストラップを含む二重ストラップキャリヤの形のゴルフバッグ運搬システムが記載されている。 ストラップは肩パッドを有し、その一つは比較的滑らかな材料で覆われている。 第1ストラップの第2端部と第2ストラップ第1端部とは、中央箇所でバッグの中間部分に装着されている。 第1および第2ストラップの他端部は、中央箇所の両側においてゴルフバッグに長手方向に固定されている。 ストラップは中央箇所に第1および第2弾性ストラップ要素を含み、弾性要素は肩パッドから離間した箇所を終端とする。 これらの弾性ストラップ要素はこうして、アクセスを容易にするようにストラップを配置する。 ストラップをバッグに固定するための第1、第2、第3取付部は、バッグのバランスを取るとともに肩幅を調節するため、バッグの長手方向に沿って選択的に調節自在である。 また、パッドは着用を簡単にするため側面が弓形である。 さらに、ゴルファーの背中に適合するように、バッグには凹形構造が形成されている。

    Jones et al. の米国特許第5,636,778号には、それぞれ第1および第2箇所においてゴルフバッグの略筒状本体に装着される上下端部を有する第1肩ストラップを含むゴルフバッグ用の二重ストラップシステムが記載されている。 二重ストラップシステムの一実施例では、ゴルフバッグ本体の長さ寸法とほぼ平行な方向に第2箇所を再配置するために設けられたバックル・スライド機構に、第1肩ストラップの下端部が接続されている。 第2肩ストラップは、別の方向に離間した第3および第4箇所でゴルフバッグ本体に装着された両端部を有する。 二重ストラップシステムの代替実施例では、第1肩ストラップの下端部は、ゴルフバッグ本体に取り付けられた一対の装着具のいずれか一方に接続されることにより、第2箇所を再配置する。

    Steurerの米国特許第5,348,205号には、ゴルフバッグを運搬する人の両肩と当接するための二重ループ2点式肩ストラップを有するハンドルを備える筒形容器の形のゴルフバッグが記載されている。 肩ストラップは一実施例において、相互に対向するベルト端部を備える単一の長形ベルトを有する。 ベルト端部の一つと、ベルト端部の間のベルトの第1部分とは、ゴルフバッグの第1点に接続され、ゴルフバッグを片方の肩で少なくとも部分的に支持するために人が片腕を通す第1ループを画定する。 他のベルト端部と、ベルト端部の間のベルトの第2部分とは、ゴルフバッグの第2点に接続され、ゴルフバッグを反対の肩で少なくとも部分的に支持するために人が反対の腕を通す第2ループを画定する。

    Zegarの米国特許第4,487,347号は、ゴルフバッグと運搬具とを含む。 従来の単一ストラップゴルフバッグに装着自在である長形の剛性バーを含む。 バーは孔を含む。 一実施例において、2本の肩ストラップは調節自在に設計され、長形剛性バーに対する簡易着脱のための手段を含む。

    Lamarの米国特許第5,419,473号には、長形筒状容器と、使用者の肩で容器を運搬するための肩ストラップシステムと、容器の重量を使用者の下半身で支持するように容器を使用者の腰に締結するための腰バンドシステムとを有する、ゴルフクラブを保持するため使用者が運搬するゴルフバッグが記載されている。 腰バンドシステムは、使用者の腰の回りに締結するための腰バンドと、使用者の下背部の緩衝材となる腰パッドとを含む。 このゴルフバッグによって使用者は、バッグの重量を肩から下背部へ移動させて、肩への疲労と痛みを改善するとともに、ゴルファーの姿勢とゴルフの腕を向上させることができる。

    Williamsの米国特許第2,853,111号には、背中でバッグを運搬するための周方向に離間した一対のストラップを備えるゴルフバッグが教示されている。 ストラップは完全に分離して独立している。

    伝統的な単一ストラップ設計は大きく改良されたが、これらの先行技術設計には幾つかの欠点も明らかに存在する。 すなわち、Shinには、ゴルフバッグの横方向取付を可能にするストラップが教示されている。 Dunnには、長手方向の配向を持つ単一の肩ストラップが教示されている。 ZegarとWiliamsにはそれぞれ、ゴルフバッグの側面から周方向に延在する別々の独立した肩ストラップを使用することが教示されている。 Izzoには、ゴルフバッグへ3点接続される二重肩ループアセンブリとなる単一ストラップが教示されている。 Lamar、Jones et al. 、Steurer′205、Beebe et al. にはそれぞれ、様々な方法でゴルフバッグに配置された二重独立肩ストラップが教示されている。 Steurer′752には、結合ストラップによって相互接続された独立した二つの二分割部分と、ゴルフバッグへの4点接続とを有するハーネスが教示されている。 このような先行技術設計は、片方の肩による運搬に使用者を制限するか、あるいは両肩設計を利用するのに著しい労力を払うことを使用者に必要とする。

    したがって、必要とされるのは、使用者が片方の肩か両方の肩でゴルフバッグを支持でき、これらの運搬形態の間での切換と変換が簡単で効率的であるゴルフバッグ運搬具である。

    先行技術の設計に見られる欠点を考慮して、本発明は、様々な物品を運搬または収容するのに一般的に使用される様々な容器、バックパック、荷物、バッグ、運搬が可能である他の同様の構造(以下、まとめて「携行品」と呼ぶ)を運搬するための、新規で独自の道具、システム、方法を生み出そうとする。

    これを実現するため、本発明は、携行品の運搬を可能にできる運搬具を特徴とする。 運搬具は、携行品を運搬支持するように使用者の第1肩部と当接するための手段であって、剛性の主肩範囲を含む、第1肩部と当接するための手段と、携行品を使用者の両肩でさらに運搬支持するように使用者の第2肩部と選択的に当接するための手段であって、剛性の副肩範囲を含む、第2肩部と当接するための手段と、第1および第2肩範囲を一緒に接続するための手段と、休止不使用状態(latent and inactive、休止非作動状態)の第1の肩離間位置と使用状態(active、作動状態)の第2の携行品副支持位置との間で第2肩と選択的に当接するための手段を切り換えるための手段であって、副肩範囲が使用者の第2肩部と当接することで、運搬具の単肩から両肩への運搬支持切換を行う手段と、運搬具を携行品に着脱自在に装着するための手段とを含む。

    本発明の切換特徴は、使用者に必要とされる労力がわずかな、一回のスムーズで効率的な動作により達成されるものである。

    好適な実施例では、第1肩部と当接するための手段は、剛性の主肩フレームと、使用者の肩/首範囲と上胸範囲にそれぞれ適合する前面部と背面部とを有する主肩範囲を含む。

    使用者の第2肩部と当接するための手段は、剛性の副肩フレームを有する副肩範囲を含み、望ましくは、それぞれ使用者の肩/首範囲と上胸範囲とに適合する前面および背面部とを有する副肩範囲を含む。 また副肩範囲は、静止背面部に対する多数位置に前面部を調節および固定するなど、副肩範囲の静止部に対する多数の仮位置に副肩範囲の最遠部を調節自在に固定するように載置された固定自在配置モジュールを含む。 この実施例では、固定自在配置モジュールは、最遠部を上下させて所望する仮位置の一つにこれを固定することができる。

    主肩範囲を一緒に接続するための手段は、主副肩範囲の間に延在する、やはり剛性構造の肩ブリッジを含む。 この肩ブリッジは、様々な体格の使用者に一層フィットするように運搬具を調節するための調節手段を含んでも含まなくてもよい。

    本発明はさらに、運搬具、特に主副肩範囲を相互に、平、回転、横方向に正確に調節することのできる調節アセンブリを含む、運搬具を調節するための手段を特徴とする。

    本発明はさらに、運搬具を携行品に着脱自在に装着するための手段を特徴とし、着脱自在に装着するための手段は背面および側面の支持ストラップを有する支持ストラップアセンブリを含むことが望ましい。 一実施例では、背面支持ストラップは、運搬具の肩ブリッジと、肩ブリッジまたはその付近において携行品に設けられた一つ以上の装着点とに装着される。 またある実施例においては、横方向支持ストラップは、切換のための手段と、携行品の前部に設けられた装着部とに装着される。 着脱自在に装着するための手段はさらに、携行品に装着するため使用者の身体の周囲で横方向支持ストラップと反対方向に延在する拘束部を含む。 拘束部は横方向支持ストラップと全く同じように機能するが、横方向支持ストラップと反対の回転防止支持を携行品に与える。 拘束部は、使用者の第1肩部と当接するための手段、すなわち主肩範囲の少なくとも一点に装着できるか、あるいは切換手段の少なくとも一点への装着に適している。 そのうえ、拘束部は携行品の少なくとも一点に装着される。 拘束部には、当該技術で周知の何らかの装着手段の利用が考えられる。

    切換手段は、主肩範囲とともに機能するため、主肩範囲と一体的に形成されるか主肩範囲に結合または着脱自在に結合され、あるいは、実際に主肩範囲の一部である。 一実施例において切換手段は、主肩範囲と一体的に形成されるか着脱自在にこれに結合され、主肩範囲から延出する切換アームを含む。 切換手段はまた、切換手段を促進または作動させるために設けられた何らかの種類の把持部と掌握部とを含む。

    一実施例において、切換手段の作動は、切換アームの上昇および回転によって達成され、これにより副肩範囲の対応する回転および上昇が発生する。 切換アームをさらに操作すると、使用者の未使用の第2肩部と当接するように使用者は副肩範囲を正しく配置して、単肩運搬支持形態から両肩運搬支持形態への運搬具の切換を実施できる。

    好適であるが例に過ぎない実施例において、本発明は上に挙げたいかなるタイプの携行品にも適しているが、ゴルフバッグを運搬する手段を提供するという目的のため、ゴルフバッグに結合されるかゴルフバッグと一体的に形成されるのに適したゴルフバッグ運搬システムまたは運搬具を特徴とする。 同様にして、この好適な実施例は、ゴルフバッグを運搬するためと、ゴルフバッグの単肩から両肩運搬支持へ運搬具を切り換えるための方法を特徴とする。

    本発明によるゴルフバッグ運搬のシステム、道具、方法は、上述したものだけでなく言及していない従来および最新式のゴルフバッグ運搬のシステム、道具、方法からの独自で完璧な模範的変化であり、ゴルフコースを歩きながらゴルファーまたはキャディーがゴルフバッグを運搬するための新規の方法を提供する。

    ここに具体化され、広く記載された本発明によるこの独自のシステムは、剛性構造を有し、使用者の第1肩部と当接するための手段と、使用者の第2肩部と当接するための手段と、使用者の第1および第2肩部と当接するための手段を一緒に接続するための手段と、運搬具を調節するための手段と、運搬具をゴルフバッグに着脱自在に結合または装着するための手段と、選択的作動時に、単肩運搬補助形態または位置から両肩運搬補助位置へ運搬具を切り換えるつまり変形させる切換アームとを含むゴルフバッグ運搬具を特徴とする。

    より特定の実施例においてゴルフバッグ運搬具は、主肩フレームを含む主肩範囲であって、ゴルフバッグを支持するように使用者の第1肩に最初に配置される主肩範囲と、主肩範囲に補足的で使用者の第2肩部に選択的に配置されるのに適した副肩範囲であって、副肩フレームを含む副肩範囲と、主肩フレームを副肩フレームと接続する肩ブリッジと、主肩フレームに形成された切換アームであって、休止不使用状態の第1の肩離間位置から使用状態の第2のゴルフバッグ副支持位置へ副肩フレームを切り換えることにより、副肩フレームによる使用者の第2肩部との当接を実施して、ゴルフバッグ運搬具の単肩−両肩支持切換を行うように機能する、切換アームと、副肩範囲と使用者の身体に対して主肩範囲を選択的に調節するための調節アセンブリを含む調節範囲と、それぞれの係止点において主副肩フレームに着脱自在に結合された背面支持ストラップと、ゴルフバッグ運搬具に装着される第1端部と、ゴルフバッグに装着される第2端部とを含む横方向支持ストラップとを含む。

    最後に本発明は、現存して周知であるバックパックの支持ストラップを不要にして、上述した運搬具と置き換える主要部および/または部品一体化の概念を特徴とする。 特に、本発明は、バックパックの既存の主要部または他の部品と一体的に形成されるか、これに結合される本発明の運搬具を含む携行品を特徴とする。

    上に記載された本発明の長所および特徴とその他の長所および特徴を理解するため、添付図面に図示された特定の実施例を参照して、上に簡潔に記載された本発明をさらに詳細に説明する。 これらの図面は本発明の典型的な実施例を描いたものに過ぎず、そのため本発明の範囲を限定するものと考えるべきでないことを理解したうえで、添付図面を利用して本発明をさらに明確かつ詳細に記載および説明する。

    概説され図に描かれた本発明の部品が非常に多様な構造に配置および設計されることは、容易に理解できるだろう。 ゆえに、図1から17に図示された本発明のシステムおよび方法の実施例についての以下の詳細な説明は、請求項に記載された本発明の範囲を限定する意図はなく、現時点で好適な本発明の実施例を表すものに過ぎない。

    現時点で好適な本発明の実施例は、全体を通して同様の部品が同様の数字で示された図面を参照することにより、最もよく理解されるだろう。

    本発明は、使用者の肩で支持されるように設計されて携行品に装着される先行技術の運搬具からの独自の模範的変化を特徴とする。 この模範的変化は主として、ここに記載により教示、図示、請求される携行品を運搬するための方法、道具、システムによって達成される。 簡単に述べると、本発明には、携行品を運搬するための方法、道具、システムが記載されてこれを特徴とし、詳述する運搬具を切り換えるための幾つかの手段の一つを作動させることにより、使用者は単肩運搬具から両肩運搬具へ運搬具を切り換える、つまり変形させることができる。 本発明のこの切換特徴は、使用者による労力をほとんど必要としないスムーズで効率的な一回の動作で達成されるものである。

    本発明の運搬具には幾つかの独自の特徴と長所が見られ、その大部分を以下に記載および説明する。 同様に、明記されていないものは、当該技術の熟練者には明らかであり、本発明の範囲に包含されるものとする。

    本発明の概念と特徴を明らかにするため、以下のより詳細な説明は、本発明の運搬具の特定の態様、構造、特徴、機能、動作方法にそれぞれ焦点を当てた多数の節に分割される。 すなわち、以下の説明は、最初の「運搬具およびシステムの構造に関する実施例」という名称の節、二番目の「主要部または部品の一体化」という名称の節、三番目の「運搬具およびシステムの動作方法と機能」という名称の節に分割される。

    必ずしも使用者により運搬されるものではないがそのように改造または改変してもよい付加的な携行品とともに、使用者の身体を使って運搬されるいかなるタイプ、スタイル、設計、サイズ、形状の携行品との使用に、本発明の運搬具およびシステムが適していることに注意すべきである。 特許の開示と範囲のため、使用者の身体を使って運搬、牽引、携行、支持、保持されるとともに、一つ以上の物体を収容および収納できるバッグ、容器、キャリヤ、袋、荷物、同様の構造または道具として、携行品は定義される。 さらに、使用者が自分の身体を使って肉体的に保持、携行、牽引、支持、運搬しようとする構造、道具、システム、装置、物体などとして携行品を定義してもよい。 実際、携行品に考えられるすべてのタイプ、スタイル、設計、サイズ、形状がここに明記、開示、図示、請求されているわけではないが、それにもかかわらず、当該技術の通常の技量を有する者には認識され明らかであるように、ここに提示および提起される開示、図面、請求項の範囲に包含されるものとする。

    運搬具およびシステムの構造に関する実施例 図1〜5は、運搬具10の特徴、要素、全体的構造を強調した、つまりこれらに焦点を当てた、運搬具の幾つかの斜視図を示す。 図1を参照すると、運搬の道具およびシステム10(以下、「運搬具10」と呼ぶ)が、単一の一体形成された設計と構成を持つものとして最高レベルの抽象化で図示されているのに対して、図2〜5には、幾つかの付加的な部品または要素を含むものとして運搬具10が図示されている。

    すなわち、図1〜5の各々には、一体的に形成された剛性構造を持ち、携行品を運搬支持するように使用者の第1肩部と当接するための手段と、さらに使用者の第2肩部で携行品を運搬支持するように使用者の第2肩部と選択的に当接するための手段と、第1および第2肩範囲を一緒に接続するための手段と、休止不使用状態である第1の肩離間位置と、副肩範囲が使用者の第2肩と当接する使用状態である第2の携行品副支持位置との間で第2肩部と選択的に当接するための手段を切り換えるための手段であって、使用者の片方の肩のみを利用する単肩運搬具と使用者の両肩を利用する両肩運搬具との間における運搬具の切換を行う手段と、運搬具を携行品に着脱自在に装着するための手段とを含む運搬具10が描かれている。

    可撓性または軟質の肩ストラップまたはハーネスを利用または採用する先行技術による運搬具とは異なり、本発明の運搬具10は、ここに記載する或る長所と利点を提供する剛性構造をその主な構成に含む。 一実施例において、運搬具10は、プラスチック材料で構成され、射出成形、鋳造など、幾つかの製造方法の一つを用いて形成される。 運搬具10は、金属、カーボングラファイト、木材などの他の材料で形成されてもよいが、プラスチックまたはプラスチック組成物が望ましい。

    使用者の第1肩部と当接するための手段は、使用者の第1肩部の肩および首範囲に適合またはほぼ適合する人間工学的設計を持つ主肩範囲14を含む。 主肩範囲14は、運搬具10を最初に利用する際に使用者の第1肩部と当接する第1範囲として機能する。 言い換えると、主肩範囲14は、装着された携行品の運搬を目的として使用者が運搬具10を持ち上げてこれを自分の肩と当接させる際の初期単肩運搬状態または形態で使用状態にある運搬具10の一部である。 この状態で、単肩形態または位置で機能する運搬具10を介して、主肩範囲14は携行品の単肩運搬を行うのである。

    主肩範囲14はさらに、主肩フレーム18など幾つかの要素を含む。 主肩フレーム18は、図14に見られるように使用者の第1のつまり主な運搬肩に嵌着してこれと当接できる輪郭を有する剛性部材である。 主肩フレーム14の幾つかの実施例は、背面部20と、背面部20から延出する前面部19とを含む。 このような実施例において背面部20と前面部19の各々は、使用時に運搬具10の動きとずれをさらに制限するように使用者の身体に対する運搬具10のフィットを改良して運搬具をさらに補強するように機能する。

    主肩範囲14はさらに、主肩フレーム18の前面および背面部19,20に嵌着するように設計された主肩パッド22を含む。 当該技術の熟練者には明らかであるように、主肩パッド22の寸法、厚さ、硬さ、形態を変えてもよいことは言うまでもない。 例えば、主肩パッド22は着脱自在であって、必要に応じて使用者がパッドをクリーニングまたは交換できてもよい。 そのうえ、使用者が運搬具10にある程度の改造を加えることができるように、主肩パッド22は様々な寸法、色、形状などで製造されてもよい。 さらに主肩パッド22は、主範囲の重複成形パッドを含み、単一の一体形成された実施例では特に、製造コストを下げるとともに、よりまとまりのある一体形成の構造を運搬具10に付与してもよい。

    使用者の第2肩部と当接するための手段は、主肩範囲14と同様に剛性構造であることが望ましいとともに、対向する使用者の第2肩範囲と人間工学的に適合する副肩範囲26を含む。 副肩範囲26は、運搬具10を利用する際に使用者の第2肩部と当接する第2選択範囲として作用または機能する。 言い換えると、副肩範囲26は運搬具10の切換後に使用者の第2肩部と当接するように作用するとともに、運搬具10が両肩形態または位置で機能する際に運搬具10を介して携行品を両肩で運搬するように主肩範囲14とともに機能する、運搬具10の一部でもある。

    副肩範囲26を使用者の第2肩と当接させて両肩運搬を実施するための運搬具10の切換は、厳密には、使用者によって決定される本発明の選択的特徴である。 言い換えると、運搬具10を利用して携行品を単肩と両肩のどちらで運搬するかという選択は、完全に使用者に委ねられ、いずれの形態でも、携行品を運搬するという適切かつ機能的な能力を発揮できる。 ゆえに、使用者の反対側の第2肩部へ特に切り換えられなければ、副肩範囲26は休止・不使用状態にある。 この休止位置において副肩範囲26は、経路外にあって運搬具10の機能または使用者を妨害しない静止・不使用位置にあるように設計されるか、この位置を含む。 そのため本発明の運搬具では、単肩運搬形態と両肩運搬形態のいずれかを使用者が選択でき、いずれかを選択する際に運搬具10からの妨害は受けない。 単肩運搬形態では、主肩範囲は、使用者と当接する運搬具10の唯一の部分、または運搬具10に装着される携行品の運搬支持を行う唯一の範囲を含む。 当然、単肩運搬形態は両肩運搬形態ほど、使用者の身体に重量をバランスよく分配するわけではないが、運搬具10が短時間使用されるという状況では特に、携行品を運搬する好適な方法である。 使用者が携行品を長時間運搬する必要がある状況では両肩形態が望ましいことは明らかである。 これは本発明の長所の一つである。 つまり使用者は、運搬形態の選択と、両形態の間で即座に難なく切換を行う能力を持つのである。

    副肩範囲26はさらに、使用者の第2つまり副運搬肩に嵌着してこれと当接できるように設計された輪郭(図15参照)を有する副肩フレーム30など、幾つかの要素も含む。 副肩フレーム30の幾つかの実施例は、対応する主肩フレーム18と同様に、背面部32と、背面部32から延びる前面部31とを含む。 副肩フレーム30の背面部32と前面部31はともに、主肩フレーム18について上述した前面部19および背面部20と同じように機能する。

    図16−Aと図16−Bに図示された副肩範囲26に考えられる別の特徴は、副肩範囲26を使用者に対して上下に旋回させる、つまり使用者の身体に対して離間および近接させ、動作範囲内に存在する幾つかの仮位置の一つに副肩範囲を固定するための、固定自在配置モジュール300の形の手段を含む。 副肩範囲26の回転方向は、図16−Aと図16−Bに矢印で示されている。

    図16−Aに明示された一実施例において、固定自在配置モジュール300は、副肩範囲26の最遠部を副肩範囲26の静止部を中心として調節および回転させるとともに、副肩範囲26の静止部に対して幾つかの仮位置の一つに最遠部を固定することができる。 この実施例では、副肩範囲26は、固定自在配置モジュール300を介して相互に接続された二つの別々の部分を含む。 例えば、固定自在配置モジュールは、静止背面部304を旋回前面部308に接続するのに利用され、旋回前面部308は、静止背面部304に対して旋回するとともに、固定自在配置モジュール300によって利用されこのモジュールに存在する幾つかの仮位置の一つへの固定が可能である。

    別の実施例では、副肩範囲26が全体として肩ブリッジ36に対して、または肩ブリッジを中心に旋回するように、副肩範囲26と補助ブリッジ36との接合部に固定自在配置モジュールが位置する。 この実施例では、使用者が運搬具10の切換をさらに容易に実施するか、運搬具10を自分の肩に一層快適にフィットさせるように、副肩範囲26が上下に回転または旋回する。

    固定自在配置モジュールは、ラチェットシステム、簡易着脱機構、スロット・インサートアセンブリ、他の同様の道具、システム、アセンブリを含む、或る部分を別の部分に対して旋回させてから、多数の仮位置の一つに固定することのできる、当該技術で周知の道具またはシステムである。 固定自在配置モジュールは基本的に、様々な運搬形態の間で運搬具10をより効率的にそしてより妨害なく切り換えるため、切換手段を操作する前に副肩範囲26を経路から持ち上げるように機能する。 そのうえ、副肩範囲を使用者の第2肩部と当接させる(最初に、運搬具10を両肩運搬形態に配置するか、運搬具10を両肩運搬形態に切り換えることにより)前に、使用者が副肩範囲26を経路外に配置できるように、固定自在配置モジュールは機能する。 いったん所定位置に配置されると、副肩範囲26(またはその回転自在部)は、使用者の第2肩部と当接する位置へ回転する。 またさらに、固定自在配置モジュールは、副肩範囲26を様々な寸法の使用者に合わせて調節するように機能する。 実際、すべての身体タイプが同じであるわけではなく、運搬具10を利用する時に様々な使用者が可能な最も快適な人間工学的フィット感を得るための手段を設けると好都合であろう。 副肩範囲26を調節する能力は、この利点の実現に役立つ。 固定自在配置モジュールは、0度と180度の間の動作範囲と、その間の複数の固定自在位置を含むことに注意すべきである。

    主肩範囲14と同様に、副肩範囲26はさらに、副肩フレーム30の前面および背面部31,32に嵌着するように設計された副肩パッド34を含む。 当該技術の通常の技量を有する者には明らかなように、副肩パッド34のサイズ、厚さ、硬さ、形態は変えてもよい。 前面部31はさらに、使用中に運搬具10をさらに安定させるように機能する横方向延長部を含む。

    ほぼ明らかではあるが、たいていの実施例において主肩範囲14と副肩範囲26は、反対向きに存在するつまり反対向きの構造を持つに過ぎない基本的に同等の構造で構成されるという点で、実質的に相互に補足的である。 それぞれ上述した主副肩範囲14,26の背面および前面部、副肩範囲26の延長部、他の特徴または要素など、各肩範囲に取り入れられる様々な異なる設計が本発明では考えられることは言うまでもない。 そのため本発明では、所望するように、主副肩範囲14,26に取り入れられるいかなる設計構造も可能であり、ここに明記および図示されるものは、いかなる点でも限定的な意味を持たない。

    一実施例において、使用者の第1および第2肩部と当接するための手段を一緒に接続するための手段は、肩ブリッジ36を含む。 肩ブリッジ36は、主肩フレーム18と副肩フレーム30のいずれかまたはその両方から独立した部品であるか、あるいはこれらの一体的延長部である。 肩ブリッジ36は、運搬具10が両肩運搬形態にある時に使用者の首下部範囲に延在するように設計されたほぼ水平の横方向ブリッジの形で、主副肩範囲14,26を一緒に結合するように図示されている。 基本的に肩ブリッジ36は、主肩範囲14を副肩範囲26に結合、接続、固定するとともに、運搬具10の使用時に使用者の首下部範囲に延在する支持構造となるように機能する。 肩ブリッジ36はまた、剛性構造であることが望ましく、中央軸が貫通する。 後で詳述するように、幾つかの実施例では運搬具10がこの中央軸を中心として回転する。

    接続のための手段はさらに、後でさらに詳しく述べるように、運搬具10、詳しくは主副フレーム18,30をそれぞれ相互に調節するための手段を含むか、むしろこの手段のための箇所として機能する。

    主副肩範囲14,26の各々から使用者の背中を下方に延在する背面補強部150など、使用者の第1および第2肩部と当接するための手段を一緒に接続するための他の手段も考えられる。 背面補強部150は、様々な形状または構造的設計を含むが、そのうち二つが図6−Aと図6−Bに図示されている。 ここに明示および記載されたもの以外の設計も考えられ、利用することができる。

    使用者に人間工学的に適合するように設計されているので、運搬具10は、様々な寸法と形状(例えば、男性、女性、そして子供用の異なる寸法と形状)で製造され、そのため、主肩範囲14と副肩範囲26を特定の寸法と形状を持つ身体構造に最もよく適合させる、正しい、つまり人間工学的に正しいフィットをいろいろな使用者が選択できる。

    上述したように、本発明は、休止不使用状態の第1の肩離間位置と、作用状態の第2の携行品副支持位置との間で、第2肩部(例えば副肩範囲26)を選択的に当接させるための手段を切り換えるための手段を特徴とする。 言い換えると、本発明は、単肩運搬具および関連の単肩運搬形態と、両肩運搬具および関連の両肩運搬形態との間で運搬具10を切り換えるための手段を特徴とする。 これら二つの同一だが意味的に異なる手段(まとめて「切換手段」と呼ばれる)は同じで、このような切換機能を実現するための同じ要素を含む。

    すなわち、切換手段は幾つかの異なる実施例を含む。 図1〜5と7〜10を参照すると、本発明の切換手段は、単肩運搬形態または位置と両肩運搬形態または位置との間で運搬具10を切り換えるつまり変形させるように機能する切換アーム62を含む。

    図1〜5と7に図示された実施例において、切換アーム62は、主肩範囲14の前面部19から長手方向下方に延在する剛性アームまたは延長部を含む。 この実施例では、主肩範囲14に近接する上部66と、主肩範囲14から離間して上部66と一体的に形成された下部70とを切換アーム62が含む。 この特定実施例では、切換アーム62は主肩範囲14詳しくは主肩フレーム18と一体的に形成された単一の単体構造を含むため、運搬具10とその構成要素とは単一の単体部品を含む。

    図8に図示された代替実施例では、切換アーム62は、主肩範囲14に着脱自在に装着または結合される独立した構造部品である。 この実施例では、当該技術で周知の装着手段を用いて、切換アーム62が着脱自在に装着されている。 好適な実施例において装着手段は、逆ねじ形成を用いて適合する雌ねじ孔79へねじ込まれる雄ねじ部分77を含むため、切換特徴を実現するため使用者によって切換アーム62に印加される回転力が切換アーム62を緩めることはなく、代わりに切換アーム62と主肩範囲14との間の締結を維持するように機能する。 装着手段は、一般に周知の簡易着脱機構、または切換アーム62を主肩フレーム14へ固定的だが着脱自在に装着することのできる他の同様の手段を含む。

    図9に図示されたさらに別の実施例では、切換アーム62は主肩範囲14そのものの一部分を含む。 例えば図9に見られるように、主肩範囲14は前面部19を有する主肩フレーム18を含む。 この実施例では、前面部19は、運搬具10の切換を実施するために使用者によって把持および操作されるように設計された部分を含み、基本的には、主肩フレーム18の前面部19を他の実施例の切換アーム62と同様に機能させる。

    また別の実施例では、切換アーム62は、主副肩フレーム18,30にそれぞれ装着されて、使用者の第2肩部に対して当接および離間するように副肩範囲26を切り換える手段を実現する引きストラップまたは他の同様の道具である。

    いずれにしても、切換手段や、主肩範囲14に対する切換手段の関係は、主肩範囲14またはフレーム18を介して運搬具10、詳しくは副肩範囲26またはフレーム30を効果的に操作して、使用者が所望するように使用者の単肩運搬形態と両肩運搬形態との間で運搬具10を切り換えるのに切換手段を使用できるようなものである。 実際、当該技術の熟練者は、切換手段に含まれる可能な設計構造を多く認めるであろう。 そのため、ここに詳しく記載されているものはいかなる点でも限定の意図を持たない。 剛性の主副肩範囲を切り換えて相関させるための手段は、本発明独自の特徴であり、先行技術の運搬具設計には見られない。 さらに、切換手段は本発明の運搬具およびシステムに独自の機能性を付与するだけでなく、先行技術の設計には見られない多くの長所および利点を提供する。 そのため、切換手段と独自の設計とを備える本発明の運搬具は、従来の知識からの完全な模範的変化となるので、「肩上」と「肩離間」位置の間で第2肩範囲が切り換わるように運搬具を操作する機能を果たすいかなる構造、道具、構成、システム、形態でも、ここに記載、図示、請求される本発明の範囲に含まれる。

    図10に図示された代替実施例では、切換アーム62は湾曲したスプライン形状を含む。 すなわち切換アーム62は、やはり湾曲スプライン形状を持つ下部と一体的に形成された、湾曲スプライン形状を有する上部を含むのである。 切換アーム62に湾曲スプライン形状を設けることは、切換アーム62により大きなてこ作用を与えることによって、単肩運搬形態と両肩運搬形態との間で運搬具10の切換を行うという目的の機能を容易にするように機能する。 実際、切換アーム62が湾曲の性質を持つことは切換アーム62を操作および回転させるための付加的なてこ作用を使用者に与えるため、使用者は切換を実施しようとする際に助けられる。 本発明では、切換アーム62に見られる特定の湾曲スプライン形状が考えられるが、上部は使用者の身体に対して凹状に湾曲し、下部は上部から外方に湾曲することが望ましい。 さらに、本発明ではいかなる曲率半径もここに挙げる説明の範囲に含まれると考えられる。

    切換手段はさらに、使用者によって把持可能であるとともに、単肩運搬形態と両肩運搬形態との間における運搬具10の切換を容易にするのに使用される構造を含む。 ここに図示される実施例では、切換手段はハンドル部分または把持部74と、対応する掌握部78とを含む。

    図1〜5の実施例を参照すると、切換アーム62は把持部74を含むものとして図示されている。 把持部74は下部70に沿って配置され、切換アーム62を作動させる際に使用者が把持するための指定または指示された特定の箇所を設けるように機能する。 作動段階において使用者の手の中での滑りを減少させるため、把持部74はゴムまたはその他同様の材料を備える。 切換アーム62はまた、把持部74と一体的に形成されるかもしくは把持部に結合された掌握部78を含むものとして図示されている。 掌握部78は把持部74から外方に延在して、切換アーム62を作動させる際に使用者が利用するためのてこ作用を提供する。 掌握部78によって使用者は、より大きなモーメントまたは回転力を切換アーム62に付与することができるので、基本的に掌握部78は上述した切換アーム62の回転を容易にする。 言い換えると、把持部74と切換アーム62と延在構造における相対位置を持つ掌握部78は、切換アーム62をその軸を中心として回転させて、最終的に副肩範囲26を二つの指定位置の間で転用させるモーメントアームを含むと効果的である。 当該技術で周知のように、点または軸を中心として作用する力のモーメントの大きさは、この点または軸からの力の距離に正比例する。 この場合、掌握部78が切換アーム62の中央軸および回転軸から延在する距離が長いほど、発生するモーメントアームは大きくなり、切換アーム62をその中央軸を中心として回転させるモーメントまたは回転力を生じさせることが容易となる。

    図9に図示された実施例を参照すると、主肩範囲14、特に前面部19は、把持部74と任意で関連の掌握部78とを含む。 この実施例ではすでに説明したように、主肩範囲14は切換手段を含むのに適している。 そのため、使用者が主肩範囲14の把持部74を把持し、必要に応じてこれを操作し、すでに説明した単肩運搬形態と両肩運搬形態との間で運搬具10を切り換えられるように、主肩範囲、特に主肩フレーム18の前面部19は、把持部74と掌握部78とを備える。 主肩範囲14に形成された切換手段を使用者が操作できるように、いかなるタイプの構造を主肩範囲14に取り入れてもよい。 最も単純な実施例では、切換手段は、切換を行うため使用者によって把持される特定の構造は含まず、代わりに使用者が把持しようとする主肩範囲14のいかなる部分をも含んでもよい。 これら実施例の各々では、付加的な切換アームは必要ない。

    各図に見られるように、切換手段は、使用者が所望の通りに運搬具10を選択的に身体で操作するように把持し作動させて、副肩範囲26が不使用状態で使用者の肩から離れている単肩運搬形態と、主肩範囲14を補助しこれと当接する肩と反対側の使用者の第2肩部と副肩範囲26が使用状態で当接する両肩運搬形態との間で運搬具10の切換または変形を行う構造を特徴とするかこれを含む。 上述したように、装着された携行品が、その箇所や位置に関係なく、切換手段の作動により使用者の片方または両方の肩に運搬または支持され、このプロセスは選択的である。

    切換手段は、使用者の第2肩部と当接する位置へ副肩範囲26が持ち上げられて回転されるようにこの手段を切り換えて操作するための把持手段によって作動する。 上述したように、副肩範囲26は、使用者の第2肩部から離れた状態と定義される休止不使用位置または状態と、使用者の第2肩部にあってこれと当接する状態と定義される使用状態の当接位置または状態とを含む。 そのため副肩範囲26はこれら二つの状態の間の切換中に、指定の動作範囲を移動する。 一実施例において切換手段は、使用者の身体へと引き下げられてほぼその中央軸を中心として回転されるように操作される。 これは、副肩範囲26を対応して上方に移動させ回転させる効果がある。 一度正しく配置されると、切換手段は解除され、使用者の第2肩部と当接する休止位置へ副肩範囲26が移動する。 こうして、前は使われていなかった使用者の第2肩部と副肩範囲26が当接するように使用者が切換手段を操作でき、効果的である。 同様に、副肩範囲26を使用者の第2肩部から解離させるには、切換手段が反対に操作され、副肩範囲26が使用者の第2肩部から解離した時に解除される。

    別の実施例では、単一の一体形成された構造を含む運搬具10の代わりに、運搬具10は相互に着脱自在に結合されて運搬具10を形成または構成する一つ以上の独立した別々の部品を含む。 このような独立した別々の部品は、図11に図示された実施例に見られ、主肩範囲14と副肩範囲26と切換手段(肩ブリッジ36として図示)と切換手段(切換アーム62として図示)とは、着脱自在に相互に結合されている。 このような設計は、後述するように、様々な寸法と形状の使用者の便宜を図るため、より多くの調節点を運搬具10に取り入れることができるという点で好都合である。 これら部品の各々を一緒に結合するのに使用される手段は、適合するねじが形成された雄および雌部分など、当該技術で広く周知の手段でよい。

    上記のように、本発明はさらに、異なる個々の使用者の身体寸法、形状、身長、プロポーションなどに運搬具10を適合させるように運搬具を調節するための手段を特徴とする。 調節手段は、必要または所望に応じて使用者が運搬具10を即座に調節できるように、簡単で効率的なものとされる。 図2〜5と12を参照すると、調節のための手段は、主副肩範囲14,26を一緒に接続するための手段に沿ってまたはこの手段の中に配置された概略調節範囲を含む。 この実施例では、接続手段は肩ブリッジ36を含む。

    この実施例ではまた、運搬具10の相対的な調節、特に副肩範囲26に対する主肩範囲14の調節を行うように設計された調節アセンブリ42を含む調節手段が図示されており、調節アセンブリ42は、主肩フレーム18と副肩フレーム30の一方にしっかりと装着された連結具46と、反対側の連結具46と、主肩フレーム18と副肩フレーム30のいずれか一方にしっかりと装着されたインサート部材50とを含む。 インサート部材50は、しっかりと装着されているが、回転自在である、つまり連結具46に回転自在に挿入されるように設計されて、肩ブリッジ36の中央軸を中心に主肩範囲14を副肩範囲26に対して旋回させるとともに、個々の使用者の選択された肩範囲に適合する最適な人間工学的形態を達成するように横方向または双方向に摺動させる。 この動作の横方向または回転範囲が、図6に矢印で示されている。

    調節アセンブリ42はさらに、調節アセンブリ42、特にインサート部材50を所定箇所に固定するための手段を含む。 調節アセンブリ42を所定箇所に固定するための手段は、当該技術で周知の手段を含む。 しかし本発明では、インデックスモジュール、簡易解除機構、指で締めるねじの使用が考えられる。 これら固定手段の各々は、使用者の特定のサイズおよび形状に適合する複数の予設定または予決定位置の一つに調節アセンブリを固定するためのものである。

    他の調節手段についてもここで検討する。 例えば、上記のように、運搬具10の主な部品の各々、つまり主肩範囲14と、副肩範囲26と、これらを接続する手段(例えば肩ブリッジ36)と、切換手段(例えば切換アーム62)とは、それぞれ、何らかの方法で一緒に着脱自在に結合して運搬具10を形成する別々の独立した部品を含む(図11参照)。 あるいは、いくつかの部品が、別々に独立した残りの部品に一体的に形成され、一体的に形成された部品へ結合する必要があることもある。 いずれにしても、これら部品の各々は、関連する対応部品に対するこの部品の正確な調節を可能にするための同様の調節手段を含む。 例えば、切換アーム62は主肩アーム14に対して調節自在であってもよい。 主肩範囲14は、切換アーム62、または肩ブリッジ36、結果的には副肩範囲26に対して調節自在であってもよい。 同様に、副肩範囲26は、肩ブリッジ36、結果的に主肩範囲14に対して調節自在であってもよい。 そのうえ、これら部品の各々は、この特定の部品を調節するための手段を含んでもよい。 例えば、切換アーム62の一つ以上の部分が調節自在となるように、切換アーム62を調節するための手段を切換アーム62が含む。 調節手段のタイプは、当該技術では一般的に知られており、ラチェットシステム、指で締めるねじ、簡易着脱機構、インデックスアセンブリ、その他を含む。

    本発明はさらに、運搬具10を携行品へ着脱自在に結合または装着するための手段を特徴とする。 図1〜5と12〜15を参照すると、支持ストラップアセンブリを含む一実施例が図示されている。 図示された支持ストラップアセンブリは、主副肩範囲14,26を一緒に接続するための手段(肩ブリッジ36として図示)から、使用者の背面をほぼ垂直方向下方に延在して、ここで携行品160(ゴルフバッグとして図示)の中央部に装着される背面支持ストラップ90を含む。 支持ストラップアセンブリはさらに、切換手段(切換アーム62として図示)から使用者の腕の下をほぼ横方向つまり水平方向に延在して、ここで携行品160の前部に装着される横方向支持ストラップ126を含む。 各ストラップはまた、バックル138または当該技術で一般的に周知の同様の機構などの調節手段を介して、必要または所望に応じて調節できる。

    図13に図示されているように、背面支持ストラップ90はほぼその中央部で携行品160に装着されるのに対して、横方向支持ストラップ126はほぼ頂部または上部付近で携行品160に装着される。 しかし本発明では、負荷の分布、携行品のサイズ、携行品を運搬中に生じる動作などを含む幾つかの要因に応じて、携行品160には他の様々な装着点または箇所が見られると考えられる。 さらに本発明では、二つ以上の装着点の間での調節自在であるとともに携行品の複数の装着点へ着脱自在に装着されて負荷の分布または他の条件の変化に対応できる装着手段が考えられ、このような調節は携行品の運搬をできるだけ増大および/または最大化する。 そのため、上記のこれら装着点はいかなる点でも限定的であると考えるべきでない。

    実施例に図示されているように、背面および横方向ストラップ支持体90,126の各々は、それぞれ装着手段102,118を用いて携行品160に装着される。 装着手段102,118は、背面ストラップ90と横方向支持ストラップ126とを携行品160に固定できる周知のいかなるタイプの装着具、システム、機構、材料をも含む。

    一実施例では、携行品160を垂直方向に支持するための背面支持ストラップ90は、主ストラップまたはストラップ部分92と、それぞれ第1および第2ストラップ延長部94,98と、二つの別々の背面ストラップ部品をここから分岐させる連結器100と、運搬具10とゴルフバッグ160の両方に背面ストラップ90をそれぞれ装着できる装着手段102,118と、背面支持ストラップ90を引張状態にするとともに携行品160の垂直方向のずれ(例えば、使用者が歩く際に携行品160が受ける弾み)を吸収および緩和できる付勢部材114とを含む。 言うまでもなく、背面支持ストラップ90は、運搬具10に装着される第1端部と、ゴルフバッグ160に装着される第2端部とを有する単一の部品であり、上述した要素がさらに組み合わされることはない。

    図12−Aと図12−Bに詳しく図示されているように、背面支持ストラップ90は、運搬具10を接続するための手段(例えば肩ブリッジ36)に配置された二つの別々の離間した係止点106,110でそれぞれ装着される二つの別々のストラップ延長部94,98を含む。 係止点106,110は、接続手段の中心点から測定して等距離の箇所で離間していることが望ましい。 第1および第2ストラップ延長部94,98は、連結器100を介して背面支持ストラップ90に結合されるとともに、ここから分離した別々の独立した部品(例えば金属リングなど)であるか、あるいは主ストラップ部分92と一体的に形成されて連結器の必要を無くしてもよい。 いずれにしても、背面支持ストラップ92は少なくとも2箇所で運搬具10に結合されることが望ましい。

    また、図12−Aと図12−Bに詳しく図示されているように、第1および第2係止点106,110は、肩ブリッジ36に配置されている。 係止点106,110はまた、第1および第2肩範囲14,26にそれぞれ設けられている。 係止点106,110が肩ブリッジ36の頂部死点位置に設けられて、頂部死点が、運搬具10を上から見た場合に肩ブリッジ36の頂部および中央の相対的な箇所として定義され、運搬具10が両肩運搬形態(図12−A)で使用者に正しく配置されることが望ましい。 しかし係止点106,110は、肩ブリッジのいずれかの箇所だけでなく、図12−Bに図示されているように主副肩フレーム18,30に形成されたスロットを用いて、主副肩フレーム18,30など主副肩範囲14,26にもそれぞれ配置されてもよい。

    また、第1および第2係止点106,110を肩ブリッジ36(または主副肩フレーム18,30)の頂部死点に配置すると、背面支持ストラップ90にモーメントアームが発生して、運搬具10が使用者の肩にある時、(例えば装着された携行品の重量により)垂直方向下向きに引かれると、背面支持ストラップ90は肩ブリッジ36の中央軸を中心として運搬具10を回転させる傾向を持つ。 さらに、第1および第2係止点106,110を頂部死点に配置すると、ゴルフバッグ160の重量が、係止点106,110に接続された第1および第2ストラップ延長部94,98の配向と組み合わされて、運搬具10を下に引いて肩ブリッジ36を使用者の首範囲にぴったり引き寄せるように運搬具を回転させる傾向を持つので、運搬具10を使用者の身体に一層確実に保持するように機能する。 さらに、係止点106,110を頂部死点に配置して、第1および第2ストラップ延長部94,98を相対的に装着すると、切換手段の作動を容易にする。 すなわち、ゴルフバッグ160が装着されて、使用者が運搬具10を第1肩部へ持ち上げると、その結果生じる肩ブリッジ36の中央軸を中心とする回転運動は、切換手段を外方および上方に押す傾向があり、これは切換手段を作動させる通常の移動経路である。 そのため、使用者は切換手段を作動させるのに必要な力をすべて提供する必要はなく、むしろ背面ストラップ90の特定要素の配置および配向によって生じる運搬具10の回転がこれを補助する。

    上述したように、係止点106,110は、肩ブリッジ36と主副肩範囲14,26のいずれかに配置される。 また本発明では、上記の頂部死点位置、頂部死点位置からオフセットした位置、底面に沿ってといったように、これら二つの箇所のいかなる位置にも係止点106,110を配置することが考えられる。 また装着方法は、図面に図示されたものなど周知の手段でよい。 さらに、背面ストラップは、上述した二重装着システムを含むのではなく、単一の装着部を含んでよく、肩ブリッジ36または主副肩範囲14,26に沿ったいずれかに配置された一つの係止点において、肩ブリッジ36または主副肩範囲14,26に装着されてよい。 単一の装着部または係止点もいずれかに配置されて、何らかの装着手段を使用してよい。

    第1および第2ストラップ延長部94,98は主ストラップ部分92から延出して、運搬具10、詳しくは肩ブリッジ36(または主副肩範囲)の外周に沿って肩ブリッジ36の係止点106,110に装着される。 言い換えると、第1および第2ストラップ延長部94,98は、図面に図示された肩ブリッジ36のフレーム部分の下ではなく、肩ブリッジ36の外側フレーム部分を巻くように設けられる。 しかし代わりに、第1および第2ストラップ延長部94,98が肩ブリッジ36のフレーム部分の下を通ることも考えられる。 肩ブリッジ36の上または下に第1および第2ストラップ延長部94,98を通すと、背面支持ストラップ90が垂直方向下向きに引かれる時に肩ブリッジ36の中央軸を中心とする運搬具10の回転方向を決定または制御する。 ストラップ延長部94,98のこのような配向は、運搬具10、特に肩ブリッジ36を携行品160から離間するように回転させるのに対して、下の回転は、携行品160に向かって肩ブリッジ36を反対方向に回転させる。

    上記のように、背面支持ストラップ90は付勢部材114を含む。 付勢部材114は、その長手方向長さに沿ったどこかで背面支持ストラップ90に載置、結合、挿入、組み込まれる。 別の実施例では、背面支持ストラップ90は付勢材料で製作されることにより、独立した付勢装置または部材の必要性を無くす。 あるいは、付勢部材114が全体として省略されてもよい。

    一実施例において、付勢部材114は主ストラップ部分92と並置して装着された別々の独立部品を含むが、その詳細な配置は機能にとって重要ではない。 付勢部材114は、背面支持ストラップ90に付勢引張状態を付与および導入するように機能する。 付勢部材114はさらに、携行品160の重量の結果、運搬具10によって誘導され、運搬具内に導入される垂直方向の力の大部分を吸収および緩和するように機能する。

    背面支持ストラップ90と横方向支持ストラップはまた、携行品160を最も効率的で快適な方法で配置することのできる、調節自在だが指定された長さを含む。 これらの長さによって携行品160を使用者の背中で横方向に配置することができる。

    別の実施例では、上述され、図6−Aと図6−Bに図示されたのと同様の方法で背面支持ストラップが背面補強部150に結合される。

    横方向支持ストラップ126がより詳しく図示された図4,7,9,13〜15を参照すると、横方向支持ストラップ126は、装着手段134を介して運搬具10に着脱自在に装着される第1端部と、装着手段138を介して第1装着点180で携行品160に着脱自在に装着される第2端部と、横方向支持ストラップ126の長さを必要に応じて調節できる調節手段142とを含む。 一実施例において、横方向支持ストラップ126の第1端部は、切換アーム62に配置された旋回カフ82に装着されている。 旋回カフ82は、携行品160の相対的位置を妨害せずに切換アーム62を作動(上昇と回転)させるように機能する。 言い換えると、旋回カフ82は、単肩運搬形態と両肩運搬形態との間の前後の切換中に、ゴルフバッグの相対的位置に大きく影響することもこれを妨害することもなく、切換アーム62を作動させるように機能するのである。 旋回カフ82は水平方向と垂直方向の両方のベクトルを含み、結果的に0度と360度、望ましくは0度と180度との間に存在するかなりの程度または範囲の回転運動となるので、このような機能が可能となる。 この特徴により、旋回カフ82は携行品160の回転および過剰な回転をかなり減少させる。 旋回カフ82の運動範囲を(例えば180度に)制限することにより、切換プロセス中に携行品160の現在位置をほぼ変化しないままとするだけでなく、運搬具を介して携行品を運搬しながら歩くか走る時によく見られる運動である運搬具10の運動の量を制限する、正しい量とタイミングの引張状態が達成される。 携行品160の運動範囲を制限すると、使用者の身体の周囲での携行品160の激しすぎる移動および回転が効果的に減少する。 例えば、ゴルフのラウンド中には、歩行によるものであれ、ゴルフバッグの上げ下げによるものであれ、使用者の動きによって、ゴルフバッグが揺れたり、弾んだり、回転することは珍しくない。 旋回カフ82はゴルフバッグの運動を制限するように作用する一方で、同時に、必要に応じてかなりの自由度を提供する。 旋回カフ82の運動範囲の制限はまた、単肩形態から両肩形態への携行品160の切換を容易にするように機能する。 旋回カフを自由に回転させないことにより、モーメントがゼロである直列位置へ回転するのではなく、モーメントが発生するオフセット位置に維持されるので、携行品160により旋回カフ82に生じる引張状態のため、運搬具10には回転力が誘導される。 旋回カフ82に存在するこのモーメントは続いて、使用者の第2肩部への副肩範囲14の持ち上げと切換を容易にするように結果的に生じる運搬具10の回転力を誘導する。 運動の程度とその相対的な配置は、切換が容易であるが、携行品160の通常の使用と運搬は妨害されないように戦略的に設計される。

    代替実施例において、旋回カフ82は、旋回カフ82を所望の位置または配向に固定するための手段を含む。 固定手段は、ピンインサート、ストッパなど、当該技術で周知のいかなるものでもよい。 旋回カフ82が固定可能であることは、使用者が自分の身体の周囲での携行品の移動または動作範囲を望まない時があるという点で、好都合である。

    切換アーム62と旋回カフ82はさらに、横方向支持ストラップの第1端部を運搬具10へ取り付けて、図4と15の矢印で示されているように取付点86の中央回転軸を中心として横方向支持ストラップを旋回させる取付点86を特徴とする。 また取付点86は、横方向支持ストラップ126を旋回カフ82に装着するため、当該技術で一般的に周知のいかなる装着手段134を利用してもよい。 横方向支持ストラップ126は、作動時に、切換アーム62の上方および外方移動に対して旋回できる。 特に、横方向支持ストラップ126は部品として含まれる場合に切換アーム62に直接装着されることが望ましいので、この旋回特徴はさらに、切換段階で携行品160の安定性に寄与する。

    図9に図示された別の実施例では、横方向支持ストラップ126が主肩範囲14、特に切換手段にはるかに単純な方法で装着されている。 すなわち、主肩範囲14内に形成された孔またはスロット84を通り、横方向支持ストラップ126の端部をこのストラップに縫い付けるか、バックルなど何らかのタイプの着脱手段を設けること、あるいは続いて第1端部を携行品に結合することなどにより、当該技術で一般的に周知の手段によって所定箇所に固定された第1端部を有する横方向支持ストラップ126が、図9に図示されているのである。 孔ではなく、スナップやリベットを用いてストラップ126の第1端部を運搬具に装着してここにストラップを通すなど、他の装着方法も利用してよい。 基本的に、横方向支持ストラップ126を運搬具10に装着するいかなる手段でも考えられ、旋回カフが使用されないこの実施例では、本発明の範囲に包含されるものとする。 この実施例では、旋回カフおよび取付点に見られる長所と利点の多くが含まれないが、単純な設計は、製造と生産がはるかに安価であるといった独自の長所と利点を持つことに注意すべきである。 そのうえ、ストラップには動作範囲が見られないので、この実施例では使用者の身体の周囲での携行品の移動を著しく減少させる。 この実施例は基本的に、旋回カフ82が所与の位置または配向に固定される実施例と同じように機能する。 上記実施例のように、横方向支持ストラップ126は、上述したように携行品に着脱自在に装着される第2端部を含む。

    横方向支持ストラップ126の第2端部は、携行品160の正面上部付近に位置する第1装着点180に装着される。 このように配置された第1装着点180はさらに、使用者の背中で横方向にある携行品160の配向に寄与する。 さらに、使用者の身体を中心として揺動または過剰回転するという携行品160の傾向を軽減することによって、携行品160の安定化にも役立つ。

    ストラップアセンブリに関する上記の説明は、背面および横方向ストラップ支持体90,126に焦点を当てたものであったが、運搬具10を携行品に装着するための他の幾つかのストラップ形態、設計、構造、支持体などが本発明では考えられる。 そのため、当該技術の通常の技量を有する者は、本発明の運搬具に組み込まれる他のストラップ形態に気づくであろうから、上記の説明はいかなる点でも限定的と解釈されるべきではない。

    例えば別の実施例では、運搬具10を携行品160、特に支持ストラップアセンブリに着脱自在に装着するための手段はさらに、第1肩部と当接するための手段、すなわち主肩範囲14上の少なくとも1点、または切換手段(例えば切換アーム62または主肩範囲14の一部を含む)上の少なくとも1点において運搬具10に装着され、横方向支持ストラップ126と反対の方向に使用者の身体の周囲に延在し、携行品160上の少なくとも1点に装着される拘束具220を含む。 拘束具220は、図9−A,13,15に図示されている。 拘束具220が運搬具10上の点から延在し、使用者の身体の正面を回って、横方向支持ストラップ126と反対方向に携行品160に装着されることに注意することは重要である。 言い換えると、拘束具220は使用者の片側で運搬具10から延出して使用者の正面と使用者の側面を通るように設計されているのに対して、横方向支持ストラップ126は使用者の反対側で運搬具10から延出するように設計されることにより、運搬具10は携行品160の回転防止支持体となるのである。

    拘束具220は、携行品160をさらに運搬支持するように機能する。 拘束具220はまた、付加的でさらに有益な安定性を運搬具10に持たせるように機能する。 すなわち拘束具220は、横方向支持体126によって与えられるのとは反対の回転防止支持を運搬具10に与えるのである。 そのため、二つの部材はともに、運搬具10に横方向安定性を付与する。 主要部を装着するための手段は、背面支持ストラップ90と横方向支持ストラップ126について記載したものと同様である。 そのうえ、異なるサイズの使用者を収容するように拘束具220を調節自在とするための当該技術で一般的に周知のいかなる調節手段をも、拘束具220は含む。

    本発明による運搬具は、幾つかの異なるタイプの携行品に適用可能であるが、好適な実施例はゴルフバッグとの使用に適した運搬具を含む。 そのため、図13〜15には、運搬具10はゴルフバッグ運搬具を含む、運搬具10の実施例の幾つかの異なる斜視図が提示または図示されている。 特に図13〜15を参照すると、ゴルフバッグ運搬具は、主肩範囲14と、副肩範囲26と、肩ブリッジ36と、単肩運搬形態と両肩運搬形態との間でゴルフバッグ運搬具を切り換えるつまり変形させる切換アーム62と、調節アセンブリと、ゴルフバッグ運搬具10をゴルフバッグに着脱自在に結合または装着するように機能する背面および横方向支持ストラップ90,126とを含む剛性構造を特徴とする。 主肩範囲14は、人間工学的かつ一体的に前面部に形成された背面部を有する主肩フレーム18を含む。 同様に、副肩範囲26は、人間工学的かつ一体的に前面部に形成された背面部を有する副肩フレーム30を含む。

    切換アーム62は、副肩範囲26の切換を行って使用者の第2肩部と当接させることを目的として、主肩範囲14と一体的に形成されるとともにここから延出する。

    先行技術によるゴルフバッグ運搬具に対する本発明の認識されている利点と長所の幾つかは、本発明の構成が剛性であることにある。 剛性の設計にすると、剛性の前面および背面部が使用者の身体にすぐ隣接してこれに押圧され、ゴルフバッグをより均一に分布した位置に保持するので、ゴルフのラウンド中、ショットの間にバッグを運搬する際の姿勢を改善するのに役立つ。 本発明の運搬具はまた、緊密に関連しているので、この重量分布を運搬具へ伝達して運搬具内で分散させることにより、ゴルフバッグの重量分布を吸収するつまり受容して、よりバランスを保つように機能する。 この利点は、肩と背中の痛みの緩和、スタミナの増加または疲労の軽減、ゴルフバッグの運搬に関連する他の一般的な健康問題の軽減など、他の利点につながる。 他の長所と利点は、当該技術の通常の技量を有する者には明らかだろう。

    さらに別の代替実施例において本発明は、既存の単一ストラップなどの既存の運搬具を上述した単肩−両肩切換システムへ変形するためのアダプタシステムを特徴とする。 アダプタシステムは、既存の運搬具と係合するための手段を含む剛性の主肩範囲を含み、主肩範囲と、係合した既存の運搬具とは、使用者の第1肩部と当接するように機能する。 アダプタシステムはさらに、主肩範囲を補足する副肩範囲を含み、副肩範囲は、使用者の第2肩部に選択的に配置されるように設計されている。 副肩範囲は、略垂直前面部と一体的に形成された略水平背面部を有する副肩フレームを含むことが望ましい。 さらにアダプタシステムは、主肩範囲を副肩範囲と接続する肩ブリッジを含み、上述した他の実施例と同様に、肩ブリッジは使用者の肩上部と首下部に載置されるように設計され、肩ブリッジは重心軸を含む。 最後に、アダプタシステムは、単肩運搬形態と両肩運搬形態との間でアダプタシステムを切り換えて、既存の運搬具の単肩−両肩支持切換を行うための、望ましくは切換アームの形の切換手段を含む。

    主要部または部品の一体化 本発明の運搬具はさらに、携行品、特にバックパックに既に存在する様々な部品および/または主要部を利用するように考案された概念および幾つかの実施例を含む。 バックパックを構造的に支持するとともに、ストラップやハーネスアセンブリなど使用される特定タイプの運搬具とともにバックパックをさらに運搬支持するように機能する内部または外部フレームアセンブリなどの主要部を、多くのバックパックと他の同様タイプのバッグが含むことはよく周知である。 しかし、これらのバックパックに存在するストラップアセンブリは、上述した他の先行技術ストラップアセンブリと同じ問題を持つ。 そのため、本発明は多くの先行技術バックパックに現存するようなストラップアセンブリの全体、または少なくとも主要ストラップアセンブリを無くした携行品、特にバックパックを特徴とする。 当該技術では広く知られているように、先行技術のバックパックを運搬するための手段は一般的に主ストラップアセンブリを含むのに対して、本発明は、バックパックにすでに存在する一つ以上の部品構造を用いて、ここに記載および図示する本発明の剛性運搬具の一体化と利用によってバックパックを運搬するための、新規かつ独自の手段および方法を特徴とする。 例えば、主要部であるバックパック(内部または外部フレームアセンブリ−主要部を含むもの)では、運搬具は主要部と一体的に形成されるかこれに結合され、使用者の肩でバックパックを運搬するための手段を提供するため上述のように機能する。 別の例では、軟質形状のバックパック(内部または外部フレームアセンブリを持たないもの)では、当該技術で周知の何らかの手段を用いて、剛性の運搬具がバックパックに結合または固定締結される。 基本的にこの概念により、使用者の肩でバックパックを運搬または支持するための主要手段として運搬具は機能することができ、ゆえに大部分の先行技術バックパックに見られるストラップアセンブリの必要が無くなる。

    詳しくは本発明は、一つ以上の積載範囲を画定する本体と、本体を構造的に支持する主要部を含む携行品と、主要部と一体的に形成されるか着脱自在または固定自在に結合されて、使用者の肩における携行品の運搬支持に適した運搬具とを特徴とする。 すなわち運搬具は、携行品を支持するように使用者の第1肩部と当接するための手段であって、剛性主肩範囲を含む、第1肩部と当接するための手段と、携行品をさらに運搬支持するように使用者の第2肩部と選択的に当接するための手段であって、剛性の副肩範囲を含む、第2肩部と当接するための手段と、主肩範囲を副肩範囲に接続するための手段と、単肩運搬位置と両肩運搬位置との間で運搬具を一回の効率的動作で切り換えるための手段とを含む。

    図17に図示された一実施例において、バックパック400は、外部主要部つまりフレームアセンブリを含む主要部バックパックである。 しかしバックパック400は、先行技術の主要部バックパックに広く見られるような主ストラップアセンブリを含まない。 代わりに、一体的部品として主要部404に一体的に形成された運搬具10を含む。 運搬具10が、一体的に形成されるのでなく、一つ以上の装着手段を用いて主要部404に結合されてもよいことは言うまでもない。 運搬具10を主要部404に装着または結合するための装着手段は、当該技術で周知のいかなるものをも含む。 そのうえ主要部404は、図17に図示された外側主要部でなく内側主要部であってもよい。

    運搬具10は、列挙された固有の実施例すべてを含めて、ここに記載された部品と特徴をすべて含み、ここに記載および教示された方法で機能する。

    図6−Aと図6−Bに図示された上述の別の実施例では、運搬具10は、図17に図示されたバックパック400と一体的に形成されるかこれに固定結合された背面補強部150を含む。 背面補強部はバックパック400の外側に装着されるか、バックパック400の布構造に縫い付けられてもよい。 この実施例では、背面補強部150は上述のように機能するが、先行技術の主要部バックパックに見られるようにフレームアセンブリとしても機能する。

    本発明の主要部および/または部品一体化概念についての他の実施例は、当該技術の通常の技量を有する者には明白で自明であろう。 そのため、詳しく列挙されたこれらはいかなる点でも限定的な意味を持たない。

    ゴルフバッグ運搬具およびシステムの動作方法と機能 図14と15を参照すると、ゴルフバッグの形の携行品に装着されるかその収容に適した運搬具10(つまりゴルフバッグ運搬具10)の、単肩運搬形態または位置と、切り換えられた両肩運搬形態または位置がそれぞれ図示されている。 本発明の方法はいかなる携行品にも適しているが、記載および図示された実施例の多くはゴルフバッグを含む。 そのため、本発明ではゴルフバッグを運搬するための方法、より詳しくは単肩運搬形態から両肩運搬形態まで運搬具10を切り換えてゴルフバッグ運搬具10の単肩−両肩支持切換を行うための方法が示され、これを特徴とする。

    図8に図示された単肩位置では、副肩範囲26、詳しくは副肩フレーム30は、休止不使用状態である肩離間位置にあるのに対して、主肩範囲14、詳しくは主肩フレーム18は、使用者の第1肩部と当接して、ゴルフバッグ運搬具10が片方の肩のみと当接した状態で使用者がゴルフバッグを運搬できるように機能する。

    図15に図示された両肩位置では、副肩範囲26が第1肩範囲14を補足して使用者の第2肩部と当接し、ゴルフバッグ運搬具10が両肩と当接した状態で使用者はゴルフバッグを運搬できる。 ゆえに副肩範囲は、使用者の反対側の肩に位置する使用状態のゴルフバッグ副支持位置に配置されることにより機能できるようになる。

    すなわち、本発明はゴルフバッグを運搬するための方法を特徴とし、この方法は、ゴルフバッグ運搬システムの主肩範囲を使用者の第1肩部と当接させる段階と、ゴルフバッグ運搬システムの副肩範囲を使用者の第2肩部と当接させるようにゴルフバッグ運搬システムに配置された切換手段(切換アーム62として図示)を選択的に作動させる段階とを含み、作動段階は、休止不使用状態の肩離間位置から使用状態のゴルフバッグ副支持位置へ副肩範囲を切り換える、つまり変形させ、こうしてゴルフバッグ運搬システムの単肩−両肩支持切換を実施する。

    この特定方法はさらに、副肩範囲に使用者の第2肩部を解除または解離させるように切換するための手段を作動させる段階を含み、作動段階は、作用状態のゴルフバッグ副支持位置から休止不使用状態の肩離間位置へ副肩範囲を切り換えるつまり変形させるか、もしくはこの段階で両肩運搬形態から単肩運搬形態へ運搬具を切り換える。 この切換は、使用者が所望するたびに実施してよい。

    本発明はさらに、単肩運搬形態または位置から両肩運搬形態または位置へゴルフバッグ運搬具を切り換えるための方法を特徴とする。 この方法は、ゴルフバッグ運搬具の主肩フレームを第1肩部に載置する段階と、主肩フレームから延出する切換アームを持ち上げて回転させることにより切換アームを作動させて、肩離間位置から当接した肩上位置への切換を実施する段階と、切換アームを解除して、副肩フレームが使用者の第2肩部と当接する支持位置へ戻す段階とを含む。

    またさらに本発明は、携行品の既存のストラップに運搬具を適合させる方法を含む。 この実施例では、主肩範囲と、副肩範囲と、単肩運搬形態と両肩運搬形態との間で運搬具を切り換えるための手段とを含む運搬具を適合させることが方法に含まれる。 この実施例では、主肩範囲が携行品の既存のストラップに適合できる。

    ここに記載および図示された運搬具は、単肩運搬形態と両肩運搬形態との間で切り換わるように設計され、上述したように、最初、運搬具は使用者の第1肩部と当接する。 しかし、本発明はさらに、最初に使用者の両方の肩と同時またはほぼ同時に当接するための方法を特徴とする。 言い換えると、本発明はさらに、運搬具を持ち上げて最初にこれを単肩でなく両肩運搬形態で両方の肩と当接させ、単肩運搬形態から両肩運搬形態へ運搬具を切り換えるための切換手段を作動させる方法を特徴とする。 この特定方法により使用者は、これら二つの形態の間で運搬具を前後に切り換えられるが、最初は使用者の両肩と当接する。 そのため、この特定方法により携行品を運搬するには、使用者は最初に運搬具を両肩に配置させるため、運搬具は両肩運搬形態となる。 上述したように、続いて両肩運搬形態から単肩運搬形態へ、またその逆に切換することも、やはり可能である。

    本発明を基本的な特徴から逸脱することなく他の固有の形で具体化してもよい。 上述した実施例は、あらゆる点で限定的でなく例示的であると考えられるものである。 そのため、本発明の範囲は、上述した説明でなく添付された請求項によって示される。 請求項の均等物の意味とその範囲に含まれる変更が、請求項の範囲に包含される。

    本発明の実施例による、一体的に形成された運搬具の正面図を示す。

    本発明の一実施例による幾つかの付加的部品を有する運搬具の正面図を示す。

    本発明の一実施例による運搬具の背面図を示す。

    本発明の一実施例による切換アーム、把持部、旋回カフ、副肩ストラップとともに、主肩範囲と主肩フレームを強調した、運搬具の側面図を示す。

    本発明の一実施例による副肩範囲と副肩フレームとを強調したゴルフバッグ運搬具の側面図を示す。

    本発明の二つの実施例による背面補強部の二つの設計例を示す。

    本発明の二つの実施例による背面補強部の二つの設計例を示す。

    本発明の一実施例によるゴルフバッグ運搬具の切換アーム、旋回カフ、横方向支持ストラップ、把持部および掌握部のより詳細な図を示す。

    運搬具の主肩範囲と別の、つまり着脱自在に結合された切換手段、詳しくは切換アームの実施例を示す。

    本発明の実施例によるより単純な横方向支持ストラップの装着とともに、切換手段、詳しくは、運搬具の主肩範囲の構造に直接組み込まれた切換手段の別の実施例を示す。

    本発明の実施例によるより単純な横方向支持ストラップの装着とともに、切換手段、詳しくは、運搬具の主肩範囲の構造に直接組み込まれた切換手段の別の実施例を示す。

    切換手段、詳しくは一つ以上の湾曲スプライン形状を含む切換手段のさらに別の実施例を示す。

    様々な使用者により適合するように運搬具をさらに正確に調節するため、各部品が着脱自在に相互結合される方法を示す、運搬具の実施例の図である。

    調節範囲を含む肩ブリッジの二つの実施例と背面支持ストラップを運搬具に装着するための二つの方法および設計を示す詳細な図である。

    調節範囲を含む肩ブリッジの二つの実施例と背面支持ストラップを運搬具に装着するための二つの方法および設計を示す詳細な図である。

    ゴルフバッグに結合された本発明のゴルフバッグ運搬具と、ゴルフバッグの相対的装着点とを示す。

    本発明の一実施例による、ゴルフバッグに装着されて単肩形態でゴルファーにより運搬されるゴルフバッグ運搬具を示す。

    本発明の一実施例による、ゴルフバッグに装着されて、図14に示された単肩機構から切り換えられた後の両肩機構でゴルファーにより運搬されるゴルフバッグ運搬具を示す。

    副肩範囲を使用者に対して旋回および回転させるとともに、幾つかの仮位置の一つにこれを固定する固定自在配置モジュールの二つの実施例を示す。

    副肩範囲を使用者に対して旋回および回転させるとともに、幾つかの仮位置の一つにこれを固定する固定自在配置モジュールの二つの実施例を示す。

    本発明による主要部一体化の概念、すなわち、ストラップやハーネスを含まないが、ここに記載される運搬具がバックパックのフレームアセンブリと一体的に形成されたバックパックの形の携行品を示す。

    符号の説明

    10 運搬具 14 主肩範囲 18 主肩フレーム 19 前面部 20 背面部 22 主肩パッド 26 副肩範囲 30 副肩フレーム 31 前面部 32 背面部 34 副肩パッド 36 肩ブリッジ 42 調節アセンブリ 46 連結具 50 インサート部材 62 切換アーム 66 上部 68,70 下部 74 ハンドル部分/把持部 77 雄ねじ部分 78 掌握部 79 雌ねじ孔 82 旋回カフ 86 取付点 90 背面支持ストラップ 92 主ストラップ/ストラップ部分 94 第1ストラップ延長部 98 第2ストラップ延長部 100 連結器 102,118 装着手段 106,110 係止点 114 付勢部材 126 横方向支持ストラップ 134 装着手段 138 バックル/装着手段 142 調節手段 150 背面補強部 160 携行品 180 第1装着点 220 拘束具 300 固定自在配置モジュール 304 静止背面部 308 旋回前面部 400 バックパック 404 主要部

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