テーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェ

本発明は、2歳以上7歳未満の子供(以下「幼児」という)が、室内で楽しくて安全な各種のテーマ遊びを楽しむとともに、幼児がテーマ遊びを楽しむ間、幼児連れの親、または親代りの保護者(以下「保護者」という)は、育児・保護時間から解放され、余裕のある個人時間、すなわち、読書をしたり、友達と談笑したり、お茶を飲んだりするなど、幼児を気にせず、気楽でかつ安楽な休み時間を過ごすようにする、テーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェに関する。

従来、室内に設置される子供遊び施設物は多くあるが、この種の子供遊び施設物は、プラスチック射出成形で規格化した組立式滑り台を始め、トンネル遊び構造物及びはしご構造物等があり、ある場合は、多数の小さいゴムボールで区切られた空間を満たしてなる、いわゆるボールプールが知られており、最近となっては、いわゆるジャングルジムという構造物が設置されている。

しかしながら、上述した従来の子供遊び施設物は、それぞれ独立して設置される構造物であるので、幼児が数種の遊び施設を連結した状態で利用できず、一方の施設物から他方の施設物に移動する過程で、遊びへの興味を失い、しかも、施設物に衝突し、頻繁な負傷事故が生じるため、保護者が、いつも幼児の側で見守らなければならず、休みらしい休みが取れなかった。

一方、本発明の出願人は、上述した問題を解決するために、特許文献1を提案しているが、この特許文献1の技術的特徴によると、特許請求の範囲の請求項1において、『仕切りを有する棚に、各種の野菜、果物、魚の模型が陳列され、前方の壁面に出入口が設けられ、出入口の一側壁面に、敷居の高さが建物の床面から40cmに至るソファ連結通路を有するスーパーマーケット遊びルームが1階に設けられ、2階には、円滑な通気及び落下事故防止のための欄干と、欄干の上部に透明窓とが設けられ、内外部が透視され、壁面に第1の水平移動連結通路を有するおもちゃ遊びルームが設けられ、内部壁面に沿って第1階段及び第2階段が設けられ、前記スーパーマーケット遊びルーム及びおもちゃ遊びルームを上下することができ、第1番ルームの床面は、おもちゃ遊びルームの床面と平行な高さに形成され、第2番ルームの床面は、前記第1番ルームの高さの1/2に該当する低い位置に形成され、第3番ルームの床面は、前記第1番ルームの床面と同一の高さに形成され、第5番ルームの床面は、建物の床面に形成され、上側には第2番ルームが形成され、踏み台空間が第5番ルームの1/2の高さまで形成され、第4番ルームの床面と第6番ルームの床面が踏み台空間の上部に形成され、第4番ルームの上部には第1番ルームが、第6番ルームの上部には第3番ルームが複層で形成され、前記第1番ルーム、第2番ルーム、第3番ルーム、第4番ルーム、第5番ルーム、第6番ルームには、傾斜状の連結階段通路が設けられた階段通路ルームが、前記1,2階の複層で構成されたスーパーマーケット遊びルームとおもちゃ遊びルームの一側面に連結構成され、連結通路を有するエア垂直壁が第6番ルームの外部壁面に設けられ、連結通路が第2の水平移動連結通路の位置と一致した状態で連結され、エアマトリクスが膨張したとき、その表面の高さが第6番ルームの床面の高さと一致し、前方には傾斜状のクッションパネルを有するエアバウンスルームが、前記階段通路ルームの外部に並んで設置され、衝撃吸収パッドが内部壁面と建物の床面に付着され、四角形のフレームが設けられ、ゴムボールが充満され、出入口を有するフェンスが設けられたボールプールが、前記エアバウンスルームを往来可能に並んで連結構成され、室内壁面に衝撃吸収パッドが付着され、幼児の授乳及び睡眠のためのソファが設けられた母児室が、前記ボールプールの一側前面に設けられ、母児室の前面の外部の一側には、子供の身長だけの洗面台が設けられ、内部壁面に沿ってソファが固定設置され、前記ソファの高さと平行に一致する高さの敷居を有するソファ連結通路及び出入口を有する室内壁面からなる読書室が設けられ、お茶と飲料及び注文された食べ物を調理可能なキッチンが設けられ、テーブルと椅子で休息空間が構成されることを特徴とする親子カフェテーマ遊びルーム』であることが分かる。

一方、本発明は、上述した本願出願人による先発明の機能がさらに向上した発明を提供するために案出されたものである。

大韓民国登録特許第10‐1490293号公報(2015.01.30)

本発明の施設物は、建物の室内において、平面上に、一直線の長手方向またはフ字状、コ字状で設置され、子供(以下、「幼児」という)たちが長時間の間、興味を失わず、安全に楽しむように設置されるものとする。

特に、本発明の目的は、幼児が保護者から離れ、楽しいテーマ遊びをする過程で、精神的には独立心と自身感を養い、肉体的には骨と筋肉を増強させ、精神と肉体の健康な成長を助け、一方では、楽しいテーマ遊びに集中して遊ぶ幼児の姿を可視距離内に置き、実時間で確認し、友達または隣と談笑しながら、安らかな休み時間を過ごすようにすることにある。

上述した目的を達成するために、本発明は、子供たちが買い物遊びをするスーパーマーケット遊びルームと、おもちゃ遊びをする上層の第1のテーマ遊びルームと、上下左右の数個のテーマ遊びルームからなる第2のテーマ遊びルームと、少なくとも30cm以上の空気層厚さのエアマトリクスからなり、スカイジャンプ遊びをするエアバウンスルームと、体力と胆力を養う岩登り構造物と、多数のゴムボールで満たされ、遊泳するボールプールと、組立式おもちゃで遊ぶブロック遊びルームと、車遊びをしながら、体力を高め、早期交通安全教育を経験する自動車トラックと、母の愛が伝えられる赤ちゃん授乳母児室と、投げたらくっつく投擲ゲームルームと、EQ、IQを高めるPCゲームルームと、想像力を高める赤ちゃん専用劇場と、冒険心と体力を養う洞窟遊び器具と、保護者と一緒にする読書室と、ヒノキチップからなるヒノキチップルームと、テーブルと椅子を有する休息空間と、を備え、お茶と飲料、食べ物を調理して提供するカフェを提供することにより、室内において、幼児と保護者が一緒に楽しい時間を過ごすようにすることを特徴とする。

本発明によれば、数種の遊び施設物を狭い室内空間に安価な費用で設置し、幼児が利用中に落ちて怪我することを予防し、異なる遊び施設を連携して用いるので、長時間飽かずに楽しい時間を過ごすことができる。

特に、幼児が楽しい遊びをするとともに、精神的な独立心、挑戦精神、集中力、冒険心、独創的な考え方を高め、身体を健康に発達させ、社会性及び教育効果を与え、保護者は、幼児が遊ぶ姿を可視距離内に置き、実時間で見ながら、友達または隣と安心して談笑し、安らかで余裕のある休み時間を有し、健康で楽しい家庭を作るのに寄与することができる、極めて有用な発明である。

本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェを示す全体平面図

本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの要部を示す正面図

本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造における階段通路ルームを示す拡大正面図

本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造におけるスーパーマーケット遊びルームと複層で構成したおもちゃ遊びルームを説明する平面図

本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造における階段通路ルームを示す拡大平面図

本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造におけるエアバウンスルームを示す拡大平面図

本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造における垂直壁面に岩登り構造物とボールプールを示す拡大平面図

本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造における自動車トラックの側面全体を示す断面図

図8に示した自動車トラックの一部を示す断面図

本発明の実施例による自動車トラックを正面からみた状態を示す断面図

本発明の実施例による遊び用自動車が下り坂を下りて立ち止まった状態を説明する部分拡大側断面図

本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造における自動車トラックの全体を示す平面図

図12に示した自動車トラックにおいて遊び用自動車が出発する状態と到着して立ち止った状態を説明する平面図

図12に示した自動車トラックにおいて遊び用自動車が上り坂を登っている状態と下り坂を下りる状態を説明する平面図

図12に示した自動車トラックにおいて遊び用自動車が上り坂を登ってターンして下り坂を下りる状態を説明する平面図

図1は、本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェを示す全体平面図であり、図2は、本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの要部を示す正面図であり、図3は、本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造における階段通路ルームを示す拡大正面図であり、図4は、本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造におけるスーパーマーケット遊びルームと複層で構成したおもちゃ遊びルームを説明する平面図であり、図5は、本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造における階段通路ルームを示す拡大平面図であり、図6は、本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造におけるエアバウンスルームを示す拡大平面図であり、図7は、本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造における垂直壁面に岩登り構造物とボールプールを示す拡大平面図であり、図8は、本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造における自動車トラックの側面全体を示す断面図であり、図9は、図8に示した自動車トラックの一部を示す断面図であり、図10は、本発明の実施例による自動車トラックを正面からみた状態を示す断面図であり、図11は、本発明の実施例による遊び用自動車が下り坂を下りて立ち止まった状態を説明する部分拡大側断面図であり、図12は、本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの構造における自動車トラックの全体を示す平面図であり、図13は、図12に示した自動車トラックにおいて遊び用自動車が出発する状態と到着して立ち止った状態を説明する平面図であり、図14は、図12に示した自動車トラックにおいて遊び用自動車が上り坂を登っている状態と下り坂を下りる状態を説明する平面図であり、図15は、図12に示した自動車トラックにおいて遊び用自動車が上り坂を登ってターンして下り坂を下りる状態を説明する平面図である。

参考として、本発明を説明するにあたって、関連した公知の構成についての具体的な説明が、本発明の要旨を不明にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。

また、後述する用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であって、これらは、使用者の意図または慣例により変わることがある。

このため、その定義は、本明細書の全般に渡った内容に基づく。次いで、添付図面により、本発明について詳述する。

図1は、本発明の実施状態を示す平面図であって、この図によると、本発明のテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェは、子供たちが買い物遊びとキッチン遊びをする下層のスーパーマーケット遊びルーム10と、おもちゃ遊びをする上層の第1のテーマ遊びルーム20と、床面から空中に2層以上の遊び空間26と少なくとも3つ以上のポケット空間27、及びブリッジ28を有する網ネットルーム25と、多数のルームからなり、多様な体験をして遊ぶ第2のテーマ遊びルーム30と、少なくとも30cm以上の空気層厚さのエアマトリクスからなり、スカイジャンプ遊びをするエアバウンスルーム40と、体力と胆力を養う岩登り遊び構造物50と、フレーム63に多数のボールを満たして構成したボールプール60と、組立式おもちゃで遊ぶブロック遊びルーム70と、自動車遊びをしながら、体力を高め、早期交通安全教育を経験する自動車トラック80と、母の愛が伝えられる赤ちゃん授乳母児室90と、投げたらくっつく投擲ゲームルーム100と、EQ、IQを高めるPCゲームルーム110と、想像力を高める赤ちゃん専用劇場120と、冒険心と体力を養う洞窟遊び器具130と、保護者と一緒にする読書室140と、ヒノキチップ161からなるヒノキチップルーム150と、テーブル181と椅子182を有する休息空間180と、を連結構成し、室内において幼児と保護者が一緒に楽しい時間を過ごすことができるお茶と飲料、食べ物を調理して提供するカフェを構成するものであって、以下、上記した構成要素についてさらに詳述する。

先ず、スーパーマーケット遊びルーム10には、図2及び図4に示すように、仕切りからなる棚10cが設けられ、各種の多様な模型の野菜と果物、魚等の食品がきちんと陳列され、遊び用ガスレンジ11と流し台12が設けられ、主出入口10aとソファ連結通路10bを有し、その上部には、第1のテーマ遊びルーム20が設けられる。

一方、前記スーパーマーケット遊びルーム10と第1のテーマ遊びルーム20は、階段1020を通じて往来することができ、前記階段1020は、単層型階段または滑り台型階段であってもよく、また、スーパーマーケット遊びルーム10と第1のテーマ遊びルーム20の内部と階段1020は、適正な厚さの衝撃吸収パッドCと仕上げシートTを重ね合って、幼児期の子供たちが歩きまたはのそのそと這って上下することができるが、前記衝撃吸収パッドCと仕上げシートTを必ずしも適用すべきものではなく、内部仕上げ資材により適用する否かを判断すればよい。

例えば、スーパーマーケット遊びルーム10と第1のテーマ遊びルーム20の室内を原木で構成し、または特殊の発泡材を用いて構成すると、そのものだけでも衝撃防止と負傷防止が可能であるので、衝撃吸収パッドCと仕上げシートTを重ね合って構成する必要がなく、これらを適用するか否かは、本発明の実施例によるテーマ遊びルーム施設の内部の全般に共通する。

また、前記スーパーマーケット遊びルーム10の前面には、ソファ連結通路10bが設けられるが、このソファ連結通路10bは、その敷居の高さを、壁体Bに寄せて設置したソファSの高さを鑑み、約30cm以上と高く構成し、ソファSは、建物の室内壁面Aに沿って設置する。

一方、前記第1のテーマ遊びルーム20は、2つのルームに分割して構成されるが、第1のテーマ遊びルーム20の一側には、床面から空中に2層以上の遊び空間26と少なくとも3つ以上のポケット空間27が設けられ、天井から1次固定され、第1のテーマ遊びルーム20とはブリッジ28で連結固定された網ネットルーム25が構成される。

また、前記ソファSは、長く連結され、スーパーマーケット遊びルーム10と対向した方向にソファ連結通路140aを有する読書室140と連結すると、ソファSを橋にしてスーパーマーケット遊びルーム10と読書室140を往来することができる。

また、前記第1のテーマ遊びルーム20は、階段1020から下層のスーパーマーケット遊びルーム10を往来し、移動連結通路2030から数個のルームを有する第2のテーマ遊びルーム30を往来し、前面には、透明窓20b及び欄干20aが設けられ、第1のテーマ遊びルーム20内で遊ぶ幼児と休息空間180で休みを取る保護者が、実時間で互いを確認可能にする。

前記第2のテーマ遊びルーム30は、図3に示すように、第1番ルーム31、第2番ルーム32、第3番ルーム33、第4番ルーム34、第5番ルーム35、第6番ルーム36が互いに連結して構成される。

前記移動連結通路2030は、第1のテーマ遊びルーム20と第1番ルーム31を往来し、第6番ルーム36の移動連結通路3040は、エアバウンスルーム40を往来する移動通路であり、第1の通路階段30aは、第1番ルーム31と第2番ルーム32を往来し、第2の通路階段30bは、第2番ルーム32と第4番ルーム34を往来し、第3の通路階段30cは、第2番ルーム32と第3番ルーム33を往来し、第4の通路階段30dは、第3番ルーム33と第5番ルーム35を往来し、第5の通路階段30eは、第4番ルーム34と第5番ルーム35を往来し、第6の通路階段30fは、第5番ルーム35と第6番ルーム36を自由に往来することができる。

また、前記第1番ルーム31乃至第6番ルーム36の前面には、透明窓37が設けられ、遊んでいる幼児と休息空間180で休息中の保護者が実時間で目を合わしながら確認することができる。

また、前記第2のテーマ遊びルーム30の一側には、エアバウンスルーム40が設けられるが、このエアバウンスルーム40は、ファンモータMにより空気が充填されるエアマトリクス41とエアチューブウォール42からなり、エアチューブウォール42には、移動連結通路3040が設けられ、これにより前記第6番ルーム36を往来し、エアマトリクス41の前面には、ブリッジ機能と落ちて怪我することを防止するクッションパネル43が設けられる。

また、前記壁体Dには、図1及び図6に示すように、幼児が手足で取ったり踏んだりして上下する岩登り遊びをするように、数個の岩登り構造物50を設置し、体力と冒険心を成長させるようになる。

また、前記エアバウンスルーム40の一側には、図7に示すように、壁体Dと連結して、出入口61とフェンス62からなるフレーム63を区画設置し、直径10cm程度の多数のプラスチックゴムボール64を少なくとも40cm以上の高さまで満たして遊泳して楽しむボールプール60を設置し、このボールプール60の一側には、知能開発のために、ブロックにより、家、自動車、ロボット等を組み立てるブロック遊びルーム70を設置する。

また、建物内部の床面Bには、適正面積を区画し、幼児が自動車遊びを楽しむ自動車トラック80が設けられるが、この自動車トラック80は、図8及び図9と図12に示すように、出入口80aを有する垣根85と、中央分離帯の機能をする中央遮断壁83と、登り坂81と下り坂82を有する。

また、前記登り坂81と下り坂82は、傾斜面からなる登り傾斜区間81aと水平面からなる登り休み区間81bが、頂上地点Uまで、少なくとも2回以上繰り返され、下り坂82には、傾斜面からなる下り傾斜区間82aと水平面からなる速度制御区間82bが、少なくとも2回以上繰り返されてなる。

前記中央遮断壁83は、子供が遊び用自動車200に乗った状態で、反対側の友達の顔が見えるような高さで構成され、出入口80aを有する垣根85は、子供の身長高さとする。

また、前記下り坂82の端部の到着位置88aの床面には、クッションマット86が設けられ、垣根85と直角をなすクッションマット86の端部には、速度制御に失敗した場合、停止衝撃を吸収する衝撃吸収段87が設けられる。

また、前記登り坂81と下り坂82、及び中央遮断壁83と垣根85は、垂直水平方向に木材フレームPを設置し、ベニヤ板Wと衝撃吸収パッドC及び仕上げシートTを順次に重ね合って構成する。

また、前記登り坂81と下り坂82を構成するベニヤ板Wの上面には、そのものに車線表示Lが可能であるが、必要に応じて、材質の堅固なゴム材質の仕上げシートTを重ね合った後、車線表示Lを行うことも好ましい。

また、前記登り傾斜区間81aと休み区間81bは、状況に応じて、単純な構造の登り坂81と下り坂82で構成してもよく、ある場合は、登り坂81や下り坂82無しで、中央遮断壁83を中央に設置し、周辺に垣根85のみを設置して、一方向または双方向に通行する自動車トラック80を構成することも好ましい。

また、前記中央遮断壁83と垣根85は、適正な厚さの衝撃吸収パッドCと仕上げシートTを重ね合うことにより、幼児が遊んでいる最中にぶつかっても、衝撃を吸収して負傷を予防することが好ましい。

しかし、室内を原木で構成し、または特殊の発泡材を用いて構成する場合は、そのものだけでも衝撃防止と負傷防止が可能であり、その他、衝撃吸収パッドCと仕上げシートTを重ね合わなくてもよいので、前記衝撃吸収パッドCと仕上げシートTを適用するか否かは、内部の仕上げ材質により選択的に決定してもよい。

また、一方には、睡眠または授乳が必要な幼児のための母児室90が設けられる。このとき、入口には、洗面台91が設けられることも好ましい。

また、ターゲットに向かってボールを投げると、ボールがターゲットにくっつく不織布ボールを有する投擲ゲームルーム100と、幼児の娯楽プログラムを有するPCゲームルーム110と、保護者と幼児が一緒に観覧可能な子供専用劇場120と、くねくねとした円筒状構造を通り抜ける洞窟遊び器具130と、幼児に本を読んでやる読書室140と、トイレット150及び簡易シャワー室155と、小粒のヒノキチップを充填したヒノキチップルーム160と、砂に代わって遊ぶような小麦粉遊びルーム165と、幼児と保護者がお茶と飲料と食べ物を注文し、調理して提供するカフェキッチン170と、幼児と保護者が座って休んだり食べ物を食べたりするテーブル181と椅子182を有する休息空間180と、を含むテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェを提供することを特徴とする。

前記小麦粉遊びルーム165は、一般に、幼児が、砂場において、砂の家や城を作って遊んだり、掘削機及びブルドーザーまたはダンプカーで遊んだりすることを、砂に代わって、赤ちゃんが口に入れても環境的に安全な小麦粉を用いて設置したものである。

また、前記ヒノキチップルーム160については、学術名でヒノキは、コノテガシワ科の植物であって、フィトンチッドとの物質を提供する植物であり、精神健康医学界により多く知られている。

また、フィトンチッドとは、植物に含有された物質であって、微生物の繁殖や成長を抑制する全ての物質と定義され、植物の2次代謝産物の一種であると、既に学界に広く知られていることが分かる。

現在、ヒノキのフィトンチッドは、無毒性が立証され、精油を希釈し揮散させて吸入しても、人体に無害なものと知られている。

また、一般に、ヒノキの強い香りは、殺菌、脱臭、美白皮膚美容、血液循環、免疫力増大、抗酸化作用等に効能があるだけでなく、血液循環及び新陳代謝を促進し、森林浴のような効能を発し、疲労回復と健康長寿に神秘な効果があるものと、既に広く知られている。

これらの事実は、密閉した空間で頭をすっきりさせるために韓国の有名映画館で用いていることから、その効能が推測され、ストレス状況においてストレスホルモンであるコルチゾールの濃度を50%まで低くすることが、実験を通じて証明されたものとも知られている。

特に、快適な感じと鎮静作用による睡眠時間の延長、熟眠誘発とコレステロール合成阻害作用を通じて、血圧調節、血液循環系改善、高脂血症、血栓心不全症に効果があると知られたことから、ヒノキチップルーム160は、子供たちが楽しく遊ぶ間、精神を清くし、不安感及び急な性格を安定にする効果を提供する。

一方、親子カフェは、幼児と保護者が共有する空間であって、一般に、アパートまたは隣近所に設けられる。

また、親子カフェは、子供または幼児を持つ保護者が、幼児を一人だけにしてはならない状況で、誰かと会う約束があるときに用いられ、または隣の幼児を持つ母親同士で、子供の養育等の情報を交換する出合いの場として用いられている。

次いで、本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェの利用状態について説明すると、先ず、本発明の実施例によるテーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェは、幼児と保護者が入る前に、ファンモータMを動作させ、エアマトリクス41とエアチューブウォール42を膨張させるために空気圧を充填し、空気圧が充填されたエアマトリクス41とエアチューブウォール42は、移動連結通路3040の床面の高さが一致する。

これにより、階段通路ルームの第6番ルーム36とエアバウンスルーム40を往来する利用への準備が完了し、次いで、親子カフェに入った幼児は、親子カフェの遊びルームの職員(ヘルパー)の案内を受け、楽しい時間を過ごすこととなる。

また、幼児連れの保護者は、子供が楽しく遊ぶ姿をみながら、休息空間180に設けられた椅子182またはソファSに座って休みを取り、隣と談笑をし、また、お茶等の食・飲料をカフェキッチン170に注文すると、カフェキッチン170では、注文されたお茶または食・飲料を調理して提供し、休息空間180に設けられたテーブル181、椅子に座って休息と共に、余裕時間を楽しむことができる。

一方、幼児がテーマ遊びを楽しむ順序については、先ず、幼児がどの施設で遊ぶかを選択することにより遊びが始まるが、例えば、幼児がスーパーマーケット遊びルーム10を最初に選んで遊び始めると、先ず、スーパーマーケット遊びルーム10の主出入口10aに入って、内部に予め準備された幼児遊び用のカートを押して回りながら、棚10cに陳列されている各種の果物、野菜、魚コーナーで、自身の希望する商品を選んで入れ、遊び用ガスレンジ11と流し台12で調理するなどのままごとをし、このままごとを終え、または他の遊びをしようとする子供は、階段1020から上層の第1のテーマ遊びルーム20に登って、その内部のおもちゃを持って楽しい時間を過ごすことができ、ある場合は、階段1020からスーパーマーケット遊びルーム10に再び降りてきてもよい。

また、スーパーマーケット遊びルーム10に再び降りてきた子供や好奇心の多い子供は、窓枠状のフレームのソファ連結通路10bを乗り越え、ソファSを踏んで読書室140を往来することになる。

一方、第1のテーマ遊びルーム20で楽しい時間を過ごしている子供と保護者は、欄干20aまたは透明窓20bからアイコンタクトしながら、幼児は、保護者の存在を確認し、安心して遊ぶと共に、保護者は、実時間で子供が楽しくて安全に遊ぶ姿をみながら、余裕で楽しくて安らかな休み時間を過ごすことができる。

また、前記第1のテーマ遊びルーム20で遊んでいた子供は、移動連結通路2030から第2のテーマ遊びルーム30を構成する第1番ルーム31に入り、このように入った子供は、第1の通路階段30a乃至第6の通路階段30fを用いて第6番ルーム36まで往来し、楽しい時間を過ごす間、透明窓37から窓外の保護者を確認可能であるので、心理的な安心感を持って楽しい時間を過ごすとともに、保護者も幼児の遊ぶ姿を透明窓37から観察しながら、休息空間180で安らかな休みを楽しむことができる。

一方、第1番ルーム31乃至第6番ルーム36には、動物、昆虫、植物、果物、野菜、自然を主題とする標本及び写真、画像、音響がテーマ別に設けられ、ある場合は、宇宙、科学、医学、文化等の内容がさらに含まれるテーマ遊びルームであって、幼児が多くの関心を持って楽しい時間を過ごすようになっている。

このため、幼児は、各種の多様なテーマ施設において楽しい時間を過ごす過程で、活発な頭脳活動と一緒に学習効果が得られ、保護者は、このように幼児が楽しい時間を過ごす過程で、特に関心を持つ遊びを通じて早期に子供の特技を発見する成果が得られる。

また、第1番ルーム31から第6番ルーム36までを全て用いた子供は、移動連結通路3040から出てエアバウンスルーム40に入って、スカイジャンプをしながら遊び、さらに、壁体Dに設けられた岩登り構造物50を用いて上下する岩登り遊びを行い、前記エアバウンスルーム40と岩登り構造物50を用いた幼児は、ボールプール60に入って遊泳しながら楽しむことができる。

また、ボールプール60を用いた幼児は、ボールプール60から出てブロック遊びルーム70に移動し、各種のブロック等の組立式おもちゃで遊び、ブロック遊びルーム70の利用を終えた幼児は、ブロック遊びルーム70から出て自動車トラック80に移動した後、トラックに設けられた無動力の遊び用自動車200に乗って楽しい時間を過ごすことができる。

また、出入口80aから自動車トラック80に入った幼児は、職員またはヘルパーの助けを受け、出発位置88aにおいて無動力の遊び用自動車200に乗った状態で、足で床を蹴って登り坂81を自ら登り、登り頂上地点Uに到達した後は、Uターンして下り坂82を下りる。

ところが、前記登り坂81と下り坂82において、図8及び図9に示すように、区間別に登り坂81には、傾斜面登り傾斜区間81aと水平面状の登り休み区間81bが頂上地点Uまで少なくとも2回以上繰り返され、下り坂82には、傾斜面下り傾斜区間82aと水平面状の速度制御区間82bが少なくとも2回以上繰り返されており、到着地点88bの床面にはクッションマット86が覆われ、垣根85と直角をなすクッションマット86の端部には、速度制御に失敗した場合、停止衝撃を吸収する衝撃吸収段87が設けられているので、幼児の安全な自動車遊びを保障することができる。

また、多くの時間を楽しく過ごし、疲れたり、睡眠または授乳が必要であったりする幼児は、保護者が幼児を洗面台91に連れて行き、手と顔を洗った後、母児室90に連れて入り、授乳または睡眠を行うことができる。

また、前記網ネットルーム25は、積層溝27で連結された第1のテーマ遊びルーム20を往来するとともに、 床面Bから空中の2層の遊び空間26と少なくとも3つ以上のポケット空間27を往来することができ、ブリッジ28を用いて第1のテーマ遊びルーム20を往来して遊ぶことができる。

前記ブリッジ28は、吊り橋となり、スリルがあって興味深い経験をし、幼児の好奇心と胆力を養う好適な遊び器具として用いられる。

その他、幼児は、保護者と一緒に、投擲ゲームルーム100、PCゲームルーム110、子供専用劇場120でゲームを楽しみ、また、ヒノキチップルーム160及び小麦粉遊びルーム165を選択して楽しい時間を過ごすことができ、上述した本発明は、幼児期の子供と保護者が一緒に、楽しくて安全で安らかな休みを取ることができるものであって、これによると、時代変化の速度とともに加速化している都心地の深刻な空気汚染の中で、幼児と保護者が空気が浄化される室内において、安心して楽しくて安らかな遊びと休みを取るように提供されるものである。

A 壁面 B 床面 C 衝撃吸収パッド D 壁体 L 車線 M モータ P フレーム S ソファ T 仕上げシート U 頂上地点 W ベニヤ板 10 スーパーマーケット遊びルーム 10a 主出入口 10b、140a ソファ連結通路 10c 陳列台 11 ガスレンジ 12 流し台 20 第1のテーマ遊びルーム 20a 欄干 20b、37 透明窓 25 網ネットルーム 26 遊び空間 27 ポケット空間 28 ブリッジ 30 第2のテーマ遊びルーム 30a 第1の通路階段 30b 第2の通路階段 30c 第3の通路階段 30d 第4の通路階段 30e 第5の通路階段 30f 第6の通路階段 31 第1番ルーム 32 第2番ルーム 33 第3番ルーム 34 第4番ルーム 35 第5番ルーム 36 第6番ルーム 38 踏み台 40 エアバウンスルーム 41 エアマトリクス 42 エアチューブウォール 43 クッションパネル 50 岩登り遊び構造物 60 ボールプール 61、80a 出入口 62 フェンス 63 フレーム 70 ブロック遊びルーム 80 自動車トラック 81 登り坂 81a 登り傾斜区間 81b 水平面の登り休み区間 82 下り坂 82a 下り傾斜区間 82b 速度制御区間 83 中央遮断壁 85 垣根 86 クッションマット 87 衝撃吸収段 90 母児室 91 洗面台 100 投擲ゲームルーム 110 PCゲームルーム 120 子供専用劇場 130 洞窟遊び器具 140 読書室 150 トイレット 155 簡易プール 160 ヒノキチップルーム 161 ヒノキチップ 165 小麦粉遊びルーム 170 カフェキッチン 180 休息空間 181 テーブル 182 椅子 200 遊び用自動車 1020 階段 2030、3040 移動連結通路