自動化ティーバッティング装置

申请号 JP2017502562 申请日 2016-02-16 公开(公告)号 JP2017509469A 公开(公告)日 2017-04-06
申请人 ソン キム・ム; ソン キム・ム; 发明人 ソン キム・ム; ソン キム・ム;
摘要 【課題】自動化ティーバッティング装置を提供する。【解決手段】本発明は、貯蔵されたボールをバッティング可能に連続して供給するボール貯蔵部、供給部に排出されたボールをティー台の上端部に安着させてティーバッティングを可能にする昇降部、及び供給部と昇降部との間に配置された供給部を含んでなる自動化ティーバッティング装置であって、可変式の内部空間と回転設備を備えたボール貯蔵部を介して円滑かつ迅速にボール、野球ボールをティー台用昇降部へ供給することができることを特徴とする。本発明の好適な実施例に係る自動化ティーバッティング装置は、昇降するティー台を用いた打撃練習だけでなく、シリンダーを介した守備練習も可能である。【選択図】図1
权利要求

貯蔵されたボール(B)をバッティング可能に連続して供給するボール貯蔵部(300)と、前記供給部(300)に排出されたボール(B)をティー台(131)の上端部に安着させてティーバッティングを可能にする昇降部(100)と、前記供給部(300)と昇降部(100)との間に配置された供給部(200)とを含んでなる自動化ティーバッティング装置であって、 前記ボール貯蔵部(300)は、 中空の筒状部(350)と; ボディ部分に一つ以上の貫通孔(322)、及び一側縁部から下方に延びた案内管(360)を形成し、前記筒状部(350)の下部を閉鎖する底板(320)と; 前記底板(320)から離隔した状態で前記筒状部(350)の内周縁に沿って所定の間隔を置いて配置された多数のリブ(311)と; 前記筒状部(350)と前記多数のリブ(311)との間に介在する弾性部材(312)と; 多形状の底辺を持つ錐状に形成され、前記底板(320)上に回転可能に配置された回転板(330)と; 前記回転板(330)の駆動を助けるモーター(M3)と;を備えることを特徴とする、自動化ティーバッティング装置。前記回転板(330)は前記底面の周りに沿って一つ以上の羽根部(340)を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の自動化ティーバッティング装置。前記羽根部は柔軟な材質の細長い棒状に形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の自動化ティーバッティング装置。前記回転板(330)の中心から底辺の縁部までの距離(L330)は、前記回転板(300)の中心から前記案内管(330)までの離隔距離(L)と同じか或いはそれよりも長く伸長されていることを特徴とする、請求項1に記載の自動化ティーバッティング装置。前記回転板(330)は、該回転板(330)の上面に同心軸線上に配置された回転棒(370)をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の自動化ティーバッティング装置。前記回転棒(370)は、該回転棒(370)の外周面から放射状に突出した一つ以上の突起部(371)をさらに備えることを特徴とする、請求項5に記載の自動化ティーバッティング装置。前記ボール貯蔵部は、前記貫通孔(322)に異物を吸引する真空ポンプ(P)と、該真空ポンプ(P)で吸引された異物を集塵するトレイ(21)をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の自動化ティーバッティング装置。前記弾性部材は圧縮バネからなることを特徴とする、請求項1に記載の自動化ティーバッティング装置。前記筒状部(350)は中空の多角柱状をすることを特徴とする、請求項1に記載の自動化ティーバッティング装置。前記多数のリブ(311)は前記筒状部(350)の側面の数と同じ数を有することを特徴とする、請求項1に記載の自動化ティーバッティング装置。前記多数のリブ(311)は、前記リブ(311)の両端部から半径方向に延びているダンパー(311a)をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の自動化ティーバッティング装置。前記ダンパー(311a)はゴム材質からなることを特徴とする、請求項11に記載の自動化ティーバッティング装置。前記昇降部(100)は、垂直方向に延びるレール(120)と、該レール(120)に平行してモーター(M1)の駆動で回転するベルト(170)と、該ベルト(170)の回転によって前記レール(120)に沿って滑走するキャリッジ(130)と、該キャリッジ(130)から垂直方向に立設されているティー台(131)とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の自動化ティーバッティング装置。前記ティー台(131)は、延びた支持バー(131a)と、該支持バー(131a)の上端部に前記ボール(B)を安着させる球受け皿(131c)と、前記支持バー(131a)の上端部と前記球受け皿(131c)との間に介在するバネ部材(131b)と、前記支持バー(131a)に備えられたセンサー(S)とから構成されることを特徴とする、請求項13に記載の自動化ティーバッティング装置。前記供給部(200)は、離隔して配置された二つの足車(252、253)と、前記二つの足車(252、253)に掛け回されるベルト(251)と、前記ベルト(251)の外周面に一定の間隔で配置された多数のピン(251a)とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の自動化ティーバッティング装置。シリンダー部(140)をさらに備えることを特徴とする、請求項14に記載の自動化ティーバッティング装置。前記シリンダー部(140)は前記ティー台(131)の球受け皿(131c)の下死点と同じ高さに配置されることを特徴とする、請求項16に記載の自動化ティーバッティング装置。

说明书全文

本発明は、自動化ティーバッティング装置に係り、特に、野球ボールティーバッティング装置に関する。

レジャー人口が増加するにつれて、一般社会人たちも、様々なスポーツ同好会を構成し、運動競技を見ることに留まらず、直接身体を動かして走りながらお互いの親睦を深め、健康を増進させている。例えば、社会人野球チームやサッカーチーム、バスケットボールチームなどは、定期的または非定期的に競技場に集まって試合を行ったりフィットネスや技術練習を行ったりして競技を向上させている。

一方、様々なスポーツの中でも、特に野球の場合は、バッティング練習が不可欠である。一般的なバッティング練習は、例えば、技術コーチが打撃者にボールを投げ、該ボールを打撃者がバットで打撃する方式で行われる。

ところが、このような人力を用いた方式は、少なくともボールを投げる人が必要であり、特に安全事故の危険性を抱えている。つまり、打撃者が打撃したボールが、ボールを投げてくれる人に飛ばされた場合或いは打撃の際にバットを逃した場合には、非常に大きな怪我をするおそれがある。打撃されたボールが頭や目などに当たれば脳震盪、失明または死亡することもある。

このような不便さを解決するために、ボールを自動的に供給するための打撃練習装置が提案されている。韓国公開特許第10−2012−0066269号(特許文献1)の自動打撃練習装置は、垂直に配置された一つのシリンダーの上端部に昇降部を設置し、外部から供給されたボールを該昇降部が打撃経路の内部に上げる構成を持つ。打撃者は、昇降部に乗せられて上死点に上がってきたボールを打撃する。

従来の打撃練習装置は、ボールの供給が円滑でないため、ボールの供給がよく途切れるという問題があった。その理由は、ボールがパイプ状筒体を通過する間に、相互間の摩擦によって絡んで円滑に転がらないためである。このような現象は湿気が多い場合にさらにひどい。

また、シリンダーを駆動する駆動源として圧縮機を用いるため、使用中に非常に大きな騒音が発生するという欠点もあった。圧縮機の騒音のためにコーチと上手く意思疎通ができないのはもちろんのこと、騒音に敏感な人はストレスを受けて訓練効率が低下することもある。

韓国公開特許第10−2012−0066269号公報

本発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ホッパーの内部に保管されたボールを容易にティー台に供給するとともに、装置の携帯性及び便宜性によって打撃練習を行うことを可能にすることにある。

また、本発明の他の目的は、打撃練習だけでなく、守備のためのキャッチボール(catch ball)もしくはノック(fungo)練習も可能にすることにある。

上記目的を達成するための本発明の好適な実施例は、貯蔵されたボールをバッティング可能に連続して供給するボール貯蔵部と、供給部に排出されたボールをティー台の上端部に安着させてティーバッティングを可能にする昇降部と、供給部と昇降部との間に配置された供給部とを含んでなる自動化ティーバッティング装置であって、 前記ボール貯蔵部は、 中空の筒状部と; ボディ部分に一つ以上の貫通孔、及び一側縁部から下方に延びた案内管を形成し、筒状部の下部を閉鎖する底板と; 底板から離隔した状態で筒状部の内周縁に沿って所定の間隔を置いて配置された多数のリブと; 筒状部と多数のリブとの間に介在する弾性部材と; 多形状の底辺を持つ錐状に形成され、底板上に回転可能に配置された回転板と; 回転板の駆動を助けるモーターと;を備えることを特徴とする。

本発明において、回転板は、底面の周りに沿って一つ以上の羽根部を備えることができる。羽根部は柔軟な材質の細長い棒状に形成されている。 回転板の中心から底辺の縁部までの距離(L330)は、回転板の中心から案内管までの離隔距離(L)と同じか或いはそれよりも長く伸長できる。 回転板は、該回転板の上面に同心軸線上に配置された回転棒をさらに備えることができる。 回転棒は、その外周面から放射状に突出した一つ以上の突起部をさらに備えることができる。 ボール貯蔵部は、貫通孔に異物を吸引する真空ポンプと、該真空ポンプで吸引された異物を集塵するトレイをさらに備えることができる。 弾性部材は圧縮バネからなることができる。 筒状部は中空の多角柱状をすることができる。 多数のリブは筒状部の側面の数と同じ数を有する。 多数のリブは、リブの両端部から半径方向に延びているダンパーをさらに備えることができる。 ダンパーはゴム材質からなることができる。 昇降部は、垂直方向に延びるレールと、該レールに平行してモーターの駆動で回転するベルトと、ベルトの回転によってレールに沿って滑走するキャリッジと、キャリッジから垂直方向に立設されているティー台とを備える。 ティー台は、延びた支持バーと、該支持バーの上端部に前記ボールを安着させる球受け皿と、支持バーの上端部と球受け皿との間に介在するバネ部材と、支持バーに備えられたセンサーとから構成できる。 供給部は、離隔して配置された二つの足車と、二つの足車に掛け回されるベルトと、ベルトの外周面に一定の間隔で配置された複数のピンとを備える。 本発明に係る自動化ティーバッティング装置はシリンダー部をさらに備えることができる。 シリンダー部はティー台の球受け皿の下死点と同じ高さに配置される。

本発明の特徴及び利点は 添付図面に基づいた以下の詳細な説明からさらに明白になるであろう。

これに先立ち、本明細書及び請求の範囲に使用された用語または単語は、通常的かつ辞典的な意味で解釈されてはならず、発明者が自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に基づき、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。

上述した本発明の説明によれば、本発明は、ボール貯蔵部、供給部及び昇降部を一列に配置し、ボールの保管、供給移送及び打撃まで制御可能な自動化供給ラインを提供する。 特に、本発明は、打撃練習球の迅速かつ円滑な供給を可能にするボール貯蔵部を採用している。

本発明は、ベルト駆動方式でティー台の昇降を助けてティー台の高低だけでなく、ティー台の昇降速度を容易に制御することができ、使用寿命を延長する効果を提供する。

ちなみに、本発明は、打撃練習だけでなく、守備練習も行うことができるように設計されている。

本発明の好適な実施例に係る自動化ティーバッティング装置の斜視図である。

本発明の好適な実施例に係る自動化ティーバッティング装置の第1本体と第2本体との組立前の斜視図である。

図1に示した自動化ティーバッティング装置の平面図である。

ボール貯蔵部の上部ケースを取り外した状態で示す自動化ティーバッティング装置の平面図である。

図3の円弧部(A)を拡大して示す断面図である。

図1に示した自動化ティーバッティング装置の全体的な構成を概略的に示す図である。

自動化ティーバッティング装置の昇降部を概略的に示す図である。

リブの他の実例を装着したボール貯蔵部の部分断面図である。

以下、本発明に係る自動化ティーバッティング装置を添付図面に基づいて詳細に説明する。

本発明の利点、特徴及びその達成方法は、添付図面と共に後述の実施例からさらに明白になるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照符号を付するにあたり、明細書全体にわたって同一の参照符号は同じ或いは類似する構成要素を示す。また、本明細書において、関連する公知の技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にする場合にはその詳細な説明を省略する。

図1〜図4を参照すると、本発明の好適な実施例に係る自動化ティーバッティング装置は、ボールBの昇降を助ける昇降部100、及び該昇降部のティー台131までのボールBの供給移送を助ける供給部200を備えた第1本体1と、供給部200へ供給されるボールBを一時的に収容するボール貯蔵部300を備えた第2本体2とから構成されている。本発明は、第1本体1と第2本体2を分離可能な構造で出来ており、移動及び/または組立の便宜性を提供することができるだろう。ここで、第1本体1と第2本体2は様々な方法で着脱可能である。それだけでなく、第1本体1と第2本体2は同じ高さを有しており、本発明の自動化ティーバッティング装置に備えられた昇降部100、供給部200及びボール貯蔵部300を一列に配列することができるようになっている。

図3はボール貯蔵部300の上部ケースを取り外した状態で示す自動化ティーバッティング装置の平面図であって、ボール貯蔵部300の内部の構成及び配列状態を確認することができる。図4は図3の一部を拡大して示す図である。

ボール貯蔵部300は、貯蔵保有されたボールBを一つずつ供給部200(図5参照)に連続して供給することが可能な構成部材である。図示の如く、本発明のボール貯蔵部300は、上部と下部を開放した筒状部350と、筒状部350の開放下部面を遮断する底板320と、底板320上に回転可能に配置された回転板330とを備える。

底板320はその外周縁或いは一側縁に一つの案内管360を形成するが、該案内管360は、ボール貯蔵部300に貯蔵保有されたボールBを後段設備、即ち供給部へ移動させることを助ける。

回転板330は、モーター軸に連結されて正方向に回転しながらボールBを案内管360に向かって強制的に押し付ける役割を果たす。ボールBが回転板330に押し付けられて案内管360へ案内されると、底板320の下に落下して供給部へ移送できる。回転板330の正方向回転にも拘わらず、ボールBの流動が全く発生しなくなる場合には、必要に応じて回転板300を逆方向に回転させ、内部空間310で絡んでいる多数のボールBを互いに緩く配列することもできる。

ボールBの排出を確保するために、回転板330の底辺が案内管360に重なり合う部分を最小化して、ボールBの流入を確保することができるようにする。つまり、回転板330の中心から辺までの距離L330は、図示の如く、回転板330の中心から案内管360までの離隔距離Lと同一にすることが好ましい。これに限定されず、回転板330の底辺が案内管360と若干重なり合うように形成されても構わない。

図示の如く、多角形状の底辺を持つ回転板330は、底辺の周りに沿って配置された一つ以上の羽根部340を備える。羽根部340は、回転板300の底辺の周りに沿って等間隔で配置させる。羽根部340は、柔軟な材質の細長い棒状に形成され、回転板330の回転の際に、底板320の最外殻に置かれたボールBも案内管360へ案内することができる。羽根部340は、シリコンまたはゴム材質で製作できる。ゴム材質で製作された羽根部340は、底板320に置かれたボールBの表面で滑らないため、ボールBを回転方向に移動させることが容易になる。羽根部340は、柔軟な材質で出来ており、ボールBが内部空間310内に絡んでいるため流動しない場合、回転板330の強制回転時に曲がり易くて羽根部340の損傷を防止することができる。

また、回転板330は、その上面に同心軸線上に配置された回転棒370を備える。回転棒370は、その外周面に放射状方向に突出した一つ以上の突起部371を備える。回転棒370は、ボールBとの接触時にボールBの外皮に損傷を与えないように、柔らかくて柔軟なゴム材質で製作できる。

回転棒370は、内部空間310内に積載保有されたボールB同士の間に配置され、回転板330と共に回転しながら、突起部371によって、回転棒370に隣接したボールBに一方向に外力(回転力)を加えて、密着状態で絡んでいるボールBを流動可能に互いに散らばるようにすることができる。選択的に、回転棒370は、回転板330の回転時に軸線方向に昇降してボールBの移動を回転方向に移動させるだけでなく、内部空間310に積載されたボールを上方にも移動させることができる。

特に、本発明の好適な実施例に係る自動化ティーバッティング装置は、ボール貯蔵部300を装着する第2ケース20に固定結合された中空の多角柱状の筒状部350を備える。第2ケース20は、筒状部350の上部の開放面に対応する上部面の一部を穿孔する。これは、ボールBをボール貯蔵部300の内部空間310内へ接近させることを許して、ボールBを多数のリブ311と底板320で限定されたボール貯蔵部300の内部空間310に貯蔵させることができるようにする。

本発明の自動化ティーバッティング装置は筒状部350と多数のリブ311とが二重管状に配列されるが、多数のリブ311は筒状部350の内周縁に沿って同心円構造で配置される。図示の如く、それぞれのリブ(rib)311は、隣接したリブと所定の間隙で離隔して配置される。リブ間の間隙はボールの直径よりも小さくなければならない。ちなみに、多数のリブ311は、底板320との離隔状態を維持することができるように、筒状部350の側面に弾性部材312によって吊設される(図4参照)。

筒状部350は、図示の如く、中空の多角柱状をする。筒状部350の各側面に一つのリブ311を対面して配置することが好ましい。そのために、多数のリブ311は筒状部350の側面の数と同じ数にする。

前述したように、それぞれのリブ311は筒状部350の内周縁と所定の間隔を置いて垂直方向に配置されるが、リブ311は弾性部材312を介して筒状部350の内周縁に位置固定できる。

内部空間310に絡まった状態で積載されたボールBは、回転板330及び/または回転棒370によって強制的に回転するが、このような外力が加わると、一部のボールBがプレート形状のリブ311を加圧しながら筒状部350に向かって平方向、言い換えれば半径方向に移動する。加圧されたリブ311が半径方向に移動することにより、内部空間310の大きさを拡張するように可変させ、内部空間310の内部に収容されたボールB同士の間に左右及び/または上下に余裕空間を提供し、その結果としてボールBを下方の案内管360に流動させることができる。もちろん、加圧状態から解除されると、弾性部材312の復元力により、リブ211は定位置に原状復帰できる。

リブ311は、図示の如く平らなプレート形状をし、全体的に筒状部350の内周縁に対応する形状を持つようにする。これに限定されず、リブ311の平らな面は所定の曲率の凹面或いは凸面でも代替可能である。このような可変式内部空間310を備えたボール貯蔵部300は、回転板330及び/または回転棒370の回転時にさらに効果的にボールB同士の間に余裕空間を形成することができる。

それぞれのリブ311は、弾性部材312によって筒状部350に吊り下げられた状態で固定できる。ここで、弾性部材312は圧縮バネであってもよい。

図5及び図6は自動化ティーバッティング装置の内部構成を概略的に示す図である。 昇降部100は、供給部200に供給されたボールBの高さ調節によって打撃を可能にする構成部材であって、ティーバッティングのために、例えばストライクゾーン(strike zone)領域、或いはその他の所定の打撃領域にボールBを配置するものである。

図示の如く、昇降部100は、内部空間を限定する第1ケース10の内部でモーターM1の駆動によるベルト170の回転によってティー台131の昇降を可能にする。ティー台131は、図6に示すように、キャリッジ130上で垂直上方に延びるが、支持バー131aと、該支持バー131aの上端部へのボールBの安着を助ける球受け皿131cとからなる。支持バー131aはセンサーSをさらに備えることができる。センサーSは振動センサーであってもよい。センサーSが支持バー131aから振動を感知すると、本発明は、センサーSの感知信号を制御部Cへ送出し、送出された信号を受信した制御部Cはティー台131を下方に移動させて球受け皿131c上にボールBを供給し、再び所定の高さにティー台131を上方移動させることができる。

選択的に、ティー台131は、支持バー131aと球受け皿131cとの間にバネ部材131bを介在させることができる。バネ部材131bは、支持バー131aと球受け皿131cを互いに所定の間隔で離隔するように配置させ、打撃練習の際にバットで支持バー131a及び/または球受け皿131cを打撃する場合、打者の衝撃を極力抑えることができるうえ、支持バー及び球受け皿の損傷を未然に防止することができる。衝撃が終了した後は、バネ部材131bの弾性復元力によって支持バー131a及び球受け皿131cを速やかに元の状態に戻すことができる。

昇降部100は、第1ケース10の内部に配置されたモーターM1の駆動軸に連結された第1ベルトプーリー150と、該第1ベルトプーリー150から垂直上方に所定の間隔を置いて離隔するように配置された第2ベルトプーリー160と、第1ベルトプーリー150及び第2ベルトプーリー160に装着されて回転するベルト170とを備える。図示の如く、第1ベルトプーリー150は第1ケース10の底面に配置されるが、第2ベルトプーリー160は第1ケース10の上部の内側面に配置される。

昇降部100は第1ケース10の内部で垂直方向に延びるレール120を備えるが、好ましくは、レール120は平行に配置された一対のレールからなる。キャリッジ130は、レール120の長手方向に沿って滑走移動可能な構成部材である。キャリッジ130は、クランプ137を介してベルト170に結束されているので、ベルト170の回転に従属してレール120の長手方向に沿って昇降することができる。つまり、ベルト170とレール120は平行に配置されており、ベルト170の回転移動によって、キャリッジ130は、レールに沿って上下方向に昇降しながら、打撃者の身体条件或いは所定の打撃位置に応じて打撃点、すなわちティー台131の上死点の高さを制御することができる。

図示の如く、キャリッジ130は、レール120上への装着を助けるホルダー132を備える。ホルダー132はレール120と同じ個数で構成されるが、レール120とキャリッジ130との分離を防止しながらキャリッジ130の滑走を助けるようにキャリッジ130と一体に備えられる。選択的に、ホルダー132は、レール120との摩擦を減らすためにローラー或いはベアリングを備えることもできる。

言い換えれば、キャリッジ130はその側面上にクランプ137を備える。クランプ137は、モーターM1で駆動回転するベルト170との締結を助ける。したがって、ベルト170がクランプ137によってキャリッジ130の一側面に固定され、ベルト170の回転速度及び/または回転移動距離に対応してキャリッジ130をレール120上で滑走させることができる。つまり、本発明の昇降部100は、ベルト駆動方式で連動し、キャリッジ130の球受け皿131cを垂直方向に往復移動させることができるように設計されている。

第1本体1は昇降部100を囲む第1ケース10の上部面に開口部13を形成し、この開口部13は、昇降するティー台131の支持バー131a及び/または球受け皿131cの移動経路を提供する。よって、開口部13は、球受け皿131cの流出入を保障することができるように球受け皿131c或いはボールBの大きさよりも大きくしなければならない。

開口部13は、第1ケース10の上面から側面の上端まで延長することができる。第1ケース10の側面まで開放された開口部13は、外力、例えばシリンダー部140を介したボールBの横方向の飛行を可能にする。第1ケース10の開口部13は、球受け皿131cの下死点と同じ高さに配置してもよく、それよりも高く或いはそれよりも低く配置してもよい。シリンダー部140は、球受け皿131cの下死点と同じ高さで水平に配置されるが、シリンダー部140によって水平方向に往復する作動ロッド141を備える。作動ロッド141の先端部は、球受け皿131c上に安着したボールBの側面に外力を加えて強制的に押し付けたり打撃したりして開口部13を介して側方向に飛行することができるようにする。作動ロッド141の外力程度に応じて、ボールBの飛行軌跡、飛行速度、飛行距離などを制御することができるだろう。これらのシリンダー部140は、前述したようにボールBを横方向に飛ばさしてキャッチボール、ノック(fungo)、ロングトスなどの守備練習を可能にすることができる。ちなみに、シリンダー部140は、ボールBを横方向に効果的に飛べるように作動ロッド141の先端部に弾性ゴム装着部141aを装着し、作動ロッド141の先端部と弾性ゴム装着部141aとの間に圧縮バネ141bを介在させることができる。

供給部200は、内部空間を限定する第1ケース10の内部でモーターM2の駆動によってボールBを第1ケース10の下部からティー台131の球受け皿131cまで移送することができるようにする。供給部200は、低い位置に排出されたボールBをこれより高いティー台131の上に移送させることができるため、全体的に、本発明に係る自動化ティーバッティング装置の設置高さを下げることができる。

具体的には、供給部200は、開口部13に対向する第1ケース10の一側面に隣接して配置されるが、第1ケース10の下部内側に隣接して配置された軸に第1スプロケット221を装着する一方、第1ケース10の上部内側に隣接して配置された軸に第2スプロケット222を装着し、第1スプロケット221の歯状突起及び第2スプロケット222の歯状突起の周りにチェーン223を噛合させて回転可能に連結する。モーターM2に接続された第2スプロケット222が回転すると、第2スプロケット222の歯状突起とチェーンとが噛み合って上方に回転する。ちなみに、供給部200は第2スプロケット222の軸を中心に所定の角度で旋回可能に装着できる。旋回可能に装着された供給部200は、自動化ティーバッティング装置の移動の際に第1ケース10内で例えば垂直方向に立設されるように配置することができ、打撃練習の際に所定の角度、例えば45度傾くように配置することができる。供給部200の立設角度は作業者或いは打撃者のニーズに応じて多様に設定可能である。

また、チェーン223は、外周面の周りに一定の間隔をおいて配置された多数のピン223aを備える。多数のピン223aは、一つのピン223aと隣接する他のピン223aとの間に一つのボールBを配置することができるようにボールBの直径よりも大きく離間して配置されることが好ましい。多数のピン223a間の離隔距離はボール直径の1.1倍〜1.5倍程度でよい。

選択的に、供給部200は第1スプロケット221の下に移送コンベヤー250をさらに配置することができる。移送コンベヤー250は一方向にボールBを連続的に運搬するベルト251を備え、このベルト251は二つの足車252、253に掛け回される。ここで、一方向とは、ボール貯蔵部300の案内管360から供給部200の第1スプロケット221の下部までのボールBの移送を意味する。

ベルト251の外表面には、一定の間隔をおいて配置された多数のピン251aを備える。ピン251aは、案内管360に沿ってボール貯蔵部300に排出されたボールBを一つずつ周期的に供給部200のチェーン223上に供給することができるように助ける。

好ましくは、本発明の好適な実施例に係る自動化ティーバッティング装置は、第2ケース20の内部に装着されたボール貯蔵部300を備えるが、ボール貯蔵部300の内部空間310に収容されたボールBは、回転板330と回転棒370を介して底板320の案内管360に沿って第1ケース10の供給部200へ移送される。

前述したように、回転板330は、底板320の下部に配置されたモーターM3の駆動によって回転することにより、案内管360へのボールBの移動を助長することができる。ボールB、特に野球ボールの特性上、その表面に摩擦力によってリブ311の側面或いは案内管360の近傍でボトルネック現象が時々発生するが、このような場合、回転板330の回転によってボールB同士が一時的に広げられるようにして容易に案内管360に沿ってボールBを一つずつ排出させることができる。

特に、回転板330は多角錐状に形成されている。回転板330は、図5に示すように、モーターM3の軸の中心から半径方向に厚さが薄く形成され、回転板300上へのボールBの滞留を防止し、迅速に外方向、すなわちリブ311に向かって移動させることができる。 特に、回転板330は、図2及び図3に示すように底辺を多角形状に形成している。

本発明の好適な実施例に係る自動化ティーバッティング装置は、第2ケース20の内側下部に真空ポンプPをさらに配置することができる。真空ポンプPは、ボールBの表面から離れた異物(土)を集塵することができる。そのために、底板320は一つ以上の貫通孔322を備えるが、該貫通孔322はボールBの直径よりは小さくなければならない。

貫通孔322は、底板320に積もっている異物を真空ポンプPで吸入するとき、内部空間310と底板320で限定された内部空間の外へ排出させる経路として使用できる。第2ケース20は、真空ポンプPに吸入された異物をトレイ21に捕集することができる。トレイ21が第2ケース20から取り外し可能に設置され、トレイ21の内部に捕集されたゴミや埃などを外部へ排出させることができる。

選択的に、本発明の好適な実施例に係る自動化ティーバッティング装置は、第1ケース10及び/または第2ケース20の内部に蓄電池400を備える。本発明の自動化ティーバッティング装置は、蓄電池400を備えており、室内コンセントにプラグを差し込まなくても、屋外での打撃練習を可能にする。

本発明の好適な実施例に係る自動化ティーバッティング装置は、制御部C(図1参照)を第1ケース10に備えるが、制御部Cは作業者の様々な設定を助けるようにディスプレイを備えている。このような制御部Cは、センサーSの感知信号、昇降部100の高さ制御、ティー台の上下移動速度、シリンダー140の作動ロッド141の駆動、供給部200の供給速度、回転板330の回転駆動、真空ポンプPの作動などを調整することができ、このような設定は、ディスプレイを介して肉眼で直接確認することができるだろう。別に備えられたカメラ(参照図なし)で撮影された打撃姿勢をキャプチャしてディスプレイ或いは別の記憶手段(USB、SDカードなど)への保存も可能である。キャプチャされた資料は、後から打撃姿勢の長所及び短所の把握に使用できる。

図7を参照すると、本発明の好適な実施例に係る自動化ティーバッティング装置は、他の実例のリブ311を備えることができる。前述したように、多数のリブ311は筒状部350の内周縁と所定の間隙をおいて配置して形成される。それぞれのリブ311は弾性部材312を用いて筒状部350の各側面上に半径方向に移動可能に装着できる。

好ましくは、他の実例のリブ311は細長いプレート状をしており、該リブ311の両端部から筒状部350の内周縁に向かって伸長されたダンパー311aをさらに備えることができる。結果的に、リブ311は「コ」字状に形成される。特に、隣接して配置されたそれぞれのダンパー311aは互いに密着固定されておらず、半径方向に沿って移動することができるように配置される。

弾性部材312は、ダンパー311aの長さよりも長く形成してリブ311をボールBで加圧する場合、筒状部350に向かって水平方向に移動することが可能な機会を提供する。つまり、あるリブ311のダンパー311aが内周縁に向かって加圧されるとき、左右に隣接しているリブ311のダンパー311a間の空間に沿って移動することにより、左右に偏向するように傾くのを極力抑えることができる。また、ダンパー311aは、ゴム素材で出来ており、筒状部350とリブ311との衝突の際に緩衝作用を提供するとともにリブ311の移動範囲を制限することが可能なスペーサー(spacer)の役割を果たす。

加圧状態に従属して半径方向に移動するリブ311は、可変式の内部空間310を提供することにより、ボールBの流動空間をさらに確保することができる。

以上、本発明を具体的な実施例に基づいて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものである。本発明に係る自動化ティーバッティング装置は、これに限定されず、当該分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内においての変形や改良が可能であることは明白であろう。

本発明の単純な変形乃至変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。

1 第1本体 2 第2本体 10 第1ケース 20 第2ケース 100 昇降部 200 供給部 300 ボール貯蔵部 311 リブ 312 弾性部材 320 底板 330 回転板 350 筒状部 370 回転棒

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