自動化個人トレーニングのための方法およびシステム

申请号 JP2017003322 申请日 2017-01-12 公开(公告)号 JP2017060891A 公开(公告)日 2017-03-30
申请人 ナイキ イノベイト セー. フェー.; 发明人 アラゴネス テサ; ウォーリング ハイデン; チェン アニー;
摘要 【課題】ユーザの活動に付随する利益を認識することにより、ユーザは、例えば一つまたは複数の規則的活動への参加などを通してエクササイズを続けるよう奨励できる装置を提供する。 【解決手段】エクササイズを行っているユーザをモニタし、ユーザのアバタおよび仮想影を生成するように構成されたシステム、方法、装置、およびコンピュータ可読媒体に関するものであり、仮想影はエクササイズの正しいフォームを例示する。例示的態様はさらに、仮想アバタと仮想影とのオーバーラップの量を求め、オーバーラップの量に基づいてフィードバックスコアを生成するように構成される。 【選択図】図1A
权利要求

ユーザに運動動作を行うよう指示を与える段階; 少なくとも第1のセンサにより、前記運動動作を行っている前記ユーザをモニタする段階; 前記ユーザの前記運動動作の実技の間に前記ユーザの仮想アバタを生成する段階; 表示機器上に、前記仮想アバタを、仮想影に対して重ね合わせて表示する段階; プロセッサにより、前記仮想アバタと前記仮想影とのオーバーラップの量を求める段階;および 少なくとも一部は前記オーバーラップの量に基づいてフィードバックスコアを生成する段階 を含む、コンピュータにより実現される方法であって、 ここで、 前記仮想アバタは第1のヒト対象のように形作られた第1の連続した領域を有し、 前記第1の連続した領域は前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記仮想影は、前記第1の連続した領域よりも大きくかつ前記第1のヒト対象のように形作られた第2の連続した領域を含み、かつ、前記第2の連続した領域は前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記仮想影の前記付属肢様のサブ領域は前記仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域よりも大きいが前記仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域に比例しており、 前記仮想影は、前記第1のユーザが前記運動動作の正しいフォームを行うと前記第1の連続した領域が完全に前記第2の連続した領域内に留まるように、前記運動動作の正しいフォームを例示するように構成されている 前記方法。仮想影を生成する段階であって、前記仮想影のサイズが、少なくとも一部は、ユーザについて判定された技能レベルに基づくものである、段階 をさらに含む、請求項1記載の方法。仮想アバタと複数の影アバタの各々とのオーバーラップの量に基づいてユーザの技能レベルを判定する段階であって、前記影アバタの各々が閾値と関連付けられている、段階 をさらに含む、請求項1記載の方法。ユーザをモニタする前記段階が、撮像機器から複数の画像を受け取ることを含み、 方法が、 各サブセクション内の仮想アバタと仮想影とのオーバーラップの量を求めるために、前記複数の画像の中からの少なくとも一つの画像のサブセクションを処理する段階 をさらに含む、請求項1記載の方法。オーバーラップの量が所定の閾値未満であるサブセクションを特定する段階 をさらに含む、請求項4記載の方法。前記特定されたサブセクションの拡大図を表示する段階 をさらに含む、請求項5記載の方法。ネットワークを介してフィードバックスコアを伝達する段階;および 前記ユーザを、前記運動動作を行った少なくとも1人の他のユーザに対してランク付けする段階 をさらに含む、請求項1記載の方法。ユーザが身体部分を仮想目標と一致するように動かしたかどうかの測定に基づいて仮想目標スコアを求める段階であって、フィードバックスコアが、少なくとも一部は前記仮想目標スコアに基づくものである、段階 をさらに含む、請求項1記載の方法。運動動作の実技の間のユーザの2つの身体部分間の度と、前記運動動作の間の前記2つの身体部分間の望ましい角度との比較に基づいて角度スコアを求める段階であって、フィードバックスコアが前記角度スコアに基づくものである、段階 をさらに含む、請求項1記載の方法。仮想アバタと影とのオーバーラップの量に基づいてオーバーラップスコアを求める段階であって、フィードバックスコアが前記オーバーラップスコアに基づくものである、段階 をさらに含む、請求項1記載の方法。フィードバックスコアが、角度スコア、仮想目標スコア、およびオーバーラップスコアの加重和に基づくものである、請求項1記載の方法。実行されたときに、 ユーザに運動動作を行うよう指示を与える段階; 少なくとも第1のセンサにより、前記運動動作を行っている前記ユーザをモニタする段階; 前記ユーザの前記運動動作の実技の間に前記ユーザの仮想アバタを生成する段階; 仮想影を生成する段階; 表示機器上に、前記仮想アバタを、前記仮想影に対して重ね合わせて表示する段階; プロセッサにより、前記仮想アバタと前記仮想影とのオーバーラップの量を求める段階;および 前記オーバーラップの量に基づいてフィードバックスコアを生成する段階 を含む方法を行うコンピュータ実行可能命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体であって、 ここで、 前記アバタは第1のヒト対象のように形作られた第1の連続した領域を有し、 前記連続した領域は前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記仮想影は、前記第1の連続した領域よりも大きくかつ少なくとも一部は前記ユーザの前記指示された運動動作についての技能レベルに基づいてサイズ決めされかつ前記第1のヒト対象のように形作られた第2の連続した領域を含み、かつ、前記第2の連続した領域は、前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記仮想影の前記付属肢様のサブ領域は前記仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域よりも大きいが前記仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域に釣り合っており、かつ、 前記仮想影は、前記第1のユーザが前記運動動作の正しいフォームを行うと前記第1の連続した領域が完全に前記第2の連続した領域内に留まるように、前記ユーザの運動動作の正しいフォームを例示するように構成されている 前記コンピュータ可読媒体。実行されたときに、 仮想アバタと複数の影アバタの各々とのオーバーラップの量に基づいてユーザの技能レベルを判定する段階であって、前記影アバタの各々が閾値と関連付けられている、段階 を含む方法を行う命令をさらに含む、請求項12記載のコンピュータ可読媒体。ユーザをモニタする前記段階が、撮像機器から複数の画像を受け取ることを含み、 前記方法が、各サブセクション内の仮想アバタと仮想影とのオーバーラップの量を求めるために、前記複数の画像の中からの少なくとも一つの画像のサブセクションを処理する段階をさらに含む、 請求項12記載のコンピュータ可読媒体。実行されたときに、 オーバーラップの量が所定の閾値未満であるサブセクションを特定する段階;および 前記特定されたサブセクションの拡大図を表示する段階 を含む方法を行う命令をさらに含む、請求項14記載のコンピュータ可読媒体。実行されたときに、 運動動作の実技の間のユーザの2つの身体部分間の角度と、前記運動動作の間の前記2つの身体部分間の望ましい角度との比較に基づいて角度スコアを求める段階であって、フィードバックスコアが前記角度スコアに基づくものである、段階 を含む方法を行う命令をさらに含む、請求項12記載のコンピュータ可読媒体。少なくとも一つのプロセッサと; 実行されたときに装置に、少なくとも、 ユーザに運動動作を行うよう指示を与えさせ、 少なくとも第1のセンサにより、前記運動動作を行っている前記ユーザをモニタさせ、 前記ユーザの前記運動動作の実技の間に前記ユーザの仮想アバタを生成させ、 表示機器上に、前記仮想アバタを、仮想影に対して重ね合わせて表示させ、 プロセッサにより、前記仮想アバタと前記仮想影とのオーバーラップの量を求めさせ、 前記オーバーラップの量に基づいてフィードバックスコアを生成させる 命令を記憶している少なくとも一つの非一時的メモリと を含む、装置であって、 ここで、 前記アバタは第1のヒト対象のように形作られた第1の連続した領域を有し、 前記連続した領域は前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記仮想影は、前記第1の連続した領域よりも大きくかつ前記第1のヒト対象のように形作られた第2の連続した領域を含み、かつ、前記第2の連続した領域は前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記仮想影の前記付属肢様のサブ領域は前記仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域よりも大きく、 前記仮想影は、前記第1のユーザが前記運動動作の正しいフォームを行うと前記第1の連続した領域が完全に前記第2の連続した領域内に留まるように、前記運動動作の正しいフォームを例示する 前記装置。命令が、実行されたときに装置に、仮想アバタと複数の影アバタの各々とのオーバーラップの量に基づいて技能レベルを判定させ、ここで、前記影アバタの各々が閾値と関連付けられている、請求項17記載の装置。ユーザをモニタすることが、前記ユーザのビデオ映像を記録することを含み、 命令が、実行されたときに装置に、 各サブセクション内の仮想アバタと仮想影とのオーバーラップの量を求めるために、複数の画像の中からの少なくとも一つの画像のサブセクションを処理させ、 前記オーバーラップの量が所定の閾値未満であるサブセクションを特定させ、 前記特定されたサブセクションの拡大図を表示させる、 請求項17記載の装置。命令が、実行されたときに装置に、 ユーザが身体部分を仮想目標と一致するように動かしたかどうかの測定に基づいて仮想目標スコアを求めさせ、 前記ユーザの2つの身体部分間の角度と、前記2つの身体部分間の望ましい角度との比較に基づいて角度スコアを求めさせ、 仮想アバタと影とのオーバーラップの量を求めることに基づいてオーバーラップスコアを求めさせ、ここで、フィードバックスコアが、前記角度スコア、前記仮想目標スコア、および前記オーバーラップスコアの加重和に基づくものである、 請求項17記載の装置。第1のユーザに、ワークアウトセッションの間に少なくとも一つのエクササイズを行うよう促す段階; モニタリング機器により、前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第1のユーザをモニタする段階; プロセッサにより、前記モニタリング機器によって取得されたデータに基づいて前記第1のユーザの第1の仮想アバタを生成する段階; 前記第1のユーザに関連した属性に基づくものである、前記第1の仮想アバタの第1の仮想影を生成する段階; 第2の仮想アバタおよび第2の仮想影を生成するために第2のユーザに対応する第2のユーザデータを受け取る段階であって、前記第2の仮想アバタが前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第2のユーザのモニタリングに基づくものである、段階;ならびに、 表示機器上に、前記第1の仮想アバタおよび前記第2の仮想アバタと、前記第1の仮想影および前記第2の仮想影とを同時に表示する段階 を含む、コンピュータにより実現される方法であって、 ここで、 前記第1の仮想アバタは第1のヒト対象のように形作られた第1の連続した領域を有し、 前記第1の連続した領域は前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記第1の仮想影は前記第1の連続した領域よりも大きくかつ前記第1のヒト対象のように形作られた第2の連続した領域を含み、かつ、前記第2の連続した領域は前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記第1の仮想影の前記付属肢様のサブ領域は前記第1の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域よりも大きいが前記第1の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域に比例しており、 前記第1の仮想影は、前記第1のユーザが前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを行うと前記第1の連続した領域が完全に前記第2の連続した領域内に留まるように、前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを例示するように構成されており、 前記第2の仮想アバタは第2のヒト対象のように形作られた第3の連続した領域を有し、 前記第3の連続した領域は前記第2のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、かつ、前記第2の仮想影は前記第2のユーザに関連した属性に基づくものであり、かつ、前記第2の仮想影は前記第3の連続した領域よりも大きくかつ前記第2のヒト対象のように形作られた第4の連続した領域を含み、かつ、前記第4の連続した領域は前記第2のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記第2の仮想影の前記付属肢様のサブ領域は前記第2の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域よりも大きいが前記第2の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域に比例しており、 前記第2の仮想影は、前記第2のユーザが前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを行うと前記第3の連続した領域が完全に前記第4の連続した領域内に留まるように、前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを例示するように構成されている、 前記方法。第2のユーザデータが遠隔の場所から受け取られる、請求項21記載の方法。第2のユーザの技能レベルに対する第1のユーザの技能レベルに基づいて第1の仮想影または第2の仮想影にハンディキャップを適用する段階をさらに含む、請求項21記載の方法。前記ハンディキャップを適用することが第1の仮想影または第2の仮想影のサイズを調整する、請求項23記載の方法。ワークアウトセッションの間の、第1の仮想影に対する第1の仮想アバタの動きに基づいた第1のユーザについての第1のスコアと、該ワークアウトセッションの間の、第2の仮想影に対する第2の仮想アバタの動きに基づいた第2のユーザについての第2のスコアとを生成する段階をさらに含む、請求項21記載の方法。前記第1の仮想影のサイズが前記第1のユーザの技能レベルに基づくもので、前記第2の仮想影のサイズが前記第2のユーザの技能レベルに基づくものである、請求項25記載の方法。第1のスコアおよび第2のスコアに基づいてワークアウトセッションの完了時に勝者を特定する段階をさらに含む、請求項25記載の方法。第2のユーザデータが、前に完了したワークアウトセッションの間の少なくとも一つのエクササイズを行っている第2のユーザのモニタリングに対応するものである、請求項21記載の方法。第2のユーザデータが、前記ワークアウトセッションと同時に行われる第2のワークアウトセッションの間の少なくとも一つのエクササイズを行っている第2のユーザのモニタリングに対応するものである、請求項21記載の方法。第1の仮想アバタについての実技メトリックおよび第2の仮想アバタについての実技メトリックを表示する段階をさらに含む、請求項21記載の方法。プロセッサにより実行されたときに、 第1のユーザに、ワークアウトセッションの間に少なくとも一つのエクササイズを行うよう促す段階; 第1のモニタリング機器により、前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第1のユーザをモニタする段階; 前記モニタリング機器によって取得されたデータに基づいて前記第1のユーザの第1の仮想アバタを生成する段階; 前記第1のユーザに関連した属性に基づくものである、前記第1の仮想アバタの第1の仮想影を生成する段階; 第2の仮想アバタおよび第2の仮想影を生成するために第2のユーザに対応する第2のユーザデータを受け取る段階であって、前記第2の仮想アバタが前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第2のユーザのモニタリングに基づくものである、段階;ならびに 表示機器上に、前記第1の仮想アバタおよび前記第2の仮想アバタと、前記第1の仮想影および前記第2の仮想影とを同時に表示する段階 を含む方法を行う実行可能命令を記憶している、非一時的コンピュータ可読媒体であって、 ここで、 前記第1の仮想アバタは第1のヒト対象のように形作られた第1の連続した領域を有し、 前記第1の連続した領域は前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記第1の仮想影は前記第1の連続した領域よりも大きくかつ前記第1のヒト対象のように形作られた第2の連続した領域を含み、かつ、前記第2の連続した領域は前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記第1の仮想影の前記付属肢様のサブ領域は前記第1の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域よりも大きいが前記第1の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域に比例しており、 前記第1の仮想影は、前記第1のユーザが前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを行うと前記第1の連続した領域が完全に前記第2の連続した領域内に留まるように、前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを例示するように構成されており、 前記第2の仮想アバタは第2のヒト対象のように形作られた第3の連続した領域を有し、 前記第3の連続した領域は前記第2のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、かつ、前記第2の仮想影は前記第2のユーザに関連した属性に基づくものであり、かつ、前記第2の仮想影は前記第3の連続した領域よりも大きくかつ前記第2のヒト対象のように形作られた第4の連続した領域を含み、かつ、前記第4の連続した領域は前記第2のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記第2の仮想影の前記付属肢様のサブ領域は前記第2の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域よりも大きいが前記第2の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域に比例しており、 前記第2の仮想影は、前記第2のユーザが前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを行うと前記第3の連続した領域が完全に前記第4の連続した領域内に留まるように、前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを例示するように構成されている、 前記コンピュータ可読媒体。プロセッサにより実行されたときに、 第2のユーザの技能レベルに対する第1のユーザの技能レベルに基づいて第1の仮想影または第2の仮想影にハンディキャップを適用する段階 を行うさらに別の命令を含む、請求項31記載のコンピュータ可読媒体。前記ハンディキャップが第1の仮想影または第2の仮想影のサイズを調整する、請求項32記載のコンピュータ可読媒体。プロセッサにより実行されたときに、 ワークアウトセッションの間の、第1の仮想影に対する第1の仮想アバタの動きに基づいた第1のユーザについての第1のスコアと、該ワークアウトセッションの間の、第2の仮想影に対する第2の仮想アバタの動きに基づいた第2のユーザについての第2のスコアとを生成する段階 を行うさらに別の命令を含む、請求項31記載のコンピュータ可読媒体。プロセッサにより実行されたときに、 第1のスコアおよび第2のスコアに基づいてワークアウトセッションの完了時に勝者を特定する段階 を行うさらに別の命令を含む、請求項34記載のコンピュータ可読媒体。少なくとも一つのプロセッサと; プロセッサにより実行されたときに装置に、少なくとも、 第1のユーザに、ワークアウトセッションの間に少なくとも一つのエクササイズを行うよう促させ、 第1のモニタリング機器により、前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第1のユーザをモニタさせ、 前記モニタリング機器によって取得されたデータに基づいて前記第1のユーザの第1の仮想アバタを生成させ、 前記第1のユーザに関連した属性に基づくものである、前記第1の仮想アバタの第1の仮想影を生成させ、 第2の仮想アバタおよび第2の仮想影を生成するために第2のユーザに対応する第2のユーザデータを受け取らせ、ここで、前記第2の仮想アバタは前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第2のユーザのモニタリングに基づくものであり 表示機器上に、前記第1の仮想アバタおよび前記第2の仮想アバタと、前記第1の仮想影および前記第2の仮想影とを同時に表示させる 実行可能命令を記憶している少なくとも一つのメモリと を含む、装置であって、 ここで、 前記第1の仮想アバタは第1のヒト対象のように形作られた第1の連続した領域を有し、 前記第1の連続した領域は前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記第1の仮想影は前記第1の連続した領域よりも大きくかつ前記第1のヒト対象のように形作られた第2の連続した領域を含み、かつ、前記第2の連続した領域は前記第1のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記第1の仮想影の前記付属肢様のサブ領域は前記第1の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域よりも大きいが前記第1の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域に比例しており、 前記第1の仮想影は、前記第1のユーザが前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを行うと前記第1の連続した領域が完全に前記第2の連続した領域内に留まるように、前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを例示するように構成されており、 前記第2の仮想アバタは第2のヒト対象のように形作られた第3の連続した領域を有し、 前記第3の連続した領域は前記第2のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、かつ、前記第2の仮想影は前記第2のユーザに関連した属性に基づくものであり、かつ、前記第2の仮想影は前記第3の連続した領域よりも大きくかつ前記第2のヒト対象のように形作られた第4の連続した領域を含み、かつ、前記第4の連続した領域は前記第2のヒト対象の付属肢を表す複数の付属肢様のサブ領域を含み、 前記第2の仮想影の前記付属肢様のサブ領域は前記第2の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域よりも大きいが前記第2の仮想アバタの前記付属肢様のサブ領域に比例しており、 前記第2の仮想影は、前記第2のユーザが前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを行うと前記第3の連続した領域が完全に前記第4の連続した領域内に留まるように、前記少なくとも一つのエクササイズの正しいフォームを例示するように構成されている、 前記装置。前記命令が、実行されたときに、装置にさらに、前記第2のユーザの技能レベルに対する前記第1のユーザの技能レベルに基づいて前記第1の仮想影または前記第2の仮想影にハンディキャップを適用させる、請求項36記載の装置。前記ハンディキャップを適用することが、前記第1の仮想影または前記第2の仮想影のサイズを調整する、請求項37記載の装置。前記命令が、実行されたときに、装置にさらに、ワークアウトセッションの間の、第1の仮想影に対する第1の仮想アバタの動きに基づいた第1のユーザについての第1のスコアと、該ワークアウトセッションの間の、第2の仮想影に対する第2の仮想アバタの動きに基づいた第2のユーザについての第2のスコアとを生成させる、請求項36記載の装置。前記命令が、実行されたときに、装置にさらに、第1のスコアおよび第2のスコアに基づいてワークアウトセッションの完了時に勝者を特定させる、請求項39記載の装置。

第1のユーザに、ワークアウトセッションの間に少なくとも一つのエクササイズを行うよう促す段階; モニタリング機器により、前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第1のユーザをモニタする段階であって、該モニタリング機器が前記第1のユーザの衣料品に組み込まれた柔軟な覚センサを含む、段階; プロセッサにより、前記モニタリング機器によって取得されたデータに基づいて前記第1のユーザの第1の仮想アバタを生成する段階であって、前記柔軟な力覚センサによって算出された角度に基づいて前記第1のユーザの身体部分の間の角度を該第1の仮想アバタが表示する、段階; 前記第1のユーザに関連した属性に基づくものである、前記第1の仮想アバタの第1の仮想影を生成する段階; 第2の仮想アバタおよび第2の仮想影を生成するために第2のユーザに対応する第2のユーザデータを受け取る段階であって、前記第2の仮想アバタが前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第2のユーザのモニタリングに基づくものであり、かつ前記第2の仮想影が前記第2のユーザに関連した属性に基づくものである、段階;ならびに、 表示機器上に、前記第1の仮想アバタおよび前記第2の仮想アバタと、前記第1の仮想影および前記第2の仮想影とを同時に表示する段階 を含む、コンピュータにより実現される方法。第2のユーザデータが遠隔の場所から受け取られる、請求項1記載の方法。第2のユーザの技能レベルに対する第1のユーザの技能レベルに基づいて第1の仮想影または第2の仮想影にハンディキャップを適用する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。前記ハンディキャップを適用することが第1の仮想影または第2の仮想影のサイズを調整する、請求項3記載の方法。ワークアウトセッションの間の、第1の仮想影に対する第1の仮想アバタの動きに基づいた第1のユーザについての第1のスコアと、該ワークアウトセッションの間の、第2の仮想影に対する第2の仮想アバタの動きに基づいた第2のユーザについての第2のスコアとを生成する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。前記第1の仮想影のサイズが前記第1のユーザの技能レベルに基づくもので、前記第2の仮想影のサイズが前記第2のユーザの技能レベルに基づくものである、請求項5記載の方法。第1のスコアおよび第2のスコアに基づいてワークアウトセッションの完了時に勝者を特定する段階をさらに含む、請求項5記載の方法。第2のユーザデータが、前に完了したワークアウトセッションの間の少なくとも一つのエクササイズを行っている第2のユーザのモニタリングに対応するものである、請求項1記載の方法。前記ワークアウトセッションが第1のワークアウトセッションであって、第2のユーザデータが、前記第1のワークアウトセッションと同時に行われる第2のワークアウトセッションの間の少なくとも一つのエクササイズを行っている第2のユーザのモニタリングに対応するものである、請求項1記載の方法。第1の仮想アバタについての実技メトリックおよび第2の仮想アバタについての実技メトリックを表示する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。プロセッサにより実行されたときに、該プロセッサに少なくとも: 第1のユーザに、ワークアウトセッションの間に少なくとも一つのエクササイズを行うよう促す段階; 第1のモニタリング機器により、前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第1のユーザをモニタする段階であって、該第1のモニタリング機器が前記第1のユーザの衣料品に組み込まれた柔軟なピエゾ抵抗センサを含む、段階; 前記第1のモニタリング機器によって取得されたデータに基づいて前記第1のユーザの第1の仮想アバタを生成する段階であって、前記柔軟なピエゾ抵抗センサによって算出された角度に基づいて前記第1のユーザの身体部分の間の角度を該第1の仮想アバタが表示する、段階; 前記第1のユーザに関連した属性に基づくものである、前記第1の仮想アバタの第1の仮想影を生成する段階; 第2の仮想アバタおよび第2の仮想影を生成するために第2のユーザに対応する第2のユーザデータを受け取る段階であって、前記第2の仮想アバタが前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第2のユーザのモニタリングに基づくものであり、かつ前記第2の仮想影が前記第2のユーザに関連した属性に基づくものである、段階;ならびに 表示機器上に、前記第1の仮想アバタおよび前記第2の仮想アバタと、前記第1の仮想影および前記第2の仮想影とを同時に表示する段階 を行わせる実行可能命令を記憶している、非一時的コンピュータ可読媒体。プロセッサにより実行されたときに、該プロセッサに 第2のユーザの技能レベルに対する第1のユーザの技能レベルに基づいて第1の仮想影または第2の仮想影にハンディキャップを適用する段階 を行わせるさらに別の命令を含む、請求項11記載のコンピュータ可読媒体。前記ハンディキャップが第1の仮想影または第2の仮想影のサイズを調整する、請求項12記載のコンピュータ可読媒体。プロセッサにより実行されたときに、該プロセッサに ワークアウトセッションの間の、第1の仮想影に対する第1の仮想アバタの動きに基づいた第1のユーザについての第1のスコアと、該ワークアウトセッションの間の、第2の仮想影に対する第2の仮想アバタの動きに基づいた第2のユーザについての第2のスコアとを生成する段階 を行わせるさらに別の命令を含む、請求項11記載のコンピュータ可読媒体。プロセッサにより実行されたときに、該プロセッサに 第1のスコアおよび第2のスコアに基づいてワークアウトセッションの完了時に勝者を特定する段階 を行わせるさらに別の命令を含む、請求項14記載のコンピュータ可読媒体。少なくとも一つのプロセッサと; プロセッサにより実行されたときに該プロセッサに、少なくとも: 第1のユーザに、ワークアウトセッションの間に少なくとも一つのエクササイズを行うよう促す段階; 第1のモニタリング機器により、前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第1のユーザをモニタする段階であって、該第1のモニタリング機器が前記第1のユーザの衣料品に組み込まれた柔軟な力覚センサを含む、段階; 前記第1のモニタリング機器によって取得されたデータに基づいて前記第1のユーザの第1の仮想アバタを生成する段階であって、前記柔軟な力覚センサによって算出された角度に基づいて前記第1のユーザの身体部分の間の角度を該第1の仮想アバタが表示する、段階; 前記第1のユーザに関連した属性に基づくものである、前記第1の仮想アバタの第1の仮想影を生成する段階; 第2の仮想アバタおよび第2の仮想影を生成するために第2のユーザに対応する第2のユーザデータを受け取る段階であって、前記第2の仮想アバタは前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第2のユーザのモニタリングに基づくものであり、かつ前記第2の仮想影が前記第2のユーザに関連した属性に基づくものである、段階;ならびに、 表示機器上に、前記第1の仮想アバタおよび前記第2の仮想アバタと、前記第1の仮想影および前記第2の仮想影とを同時に表示する段階 を行わせる実行可能命令を記憶している少なくとも一つのメモリと を含む、装置。前記メモリが、プロセッサにより実行されたときに、該プロセッサに、 前記第2のユーザの技能レベルに対する前記第1のユーザの技能レベルに基づいて前記第1の仮想影または前記第2の仮想影にハンディキャップを適用する段階 を行わせるさらに別の命令を含む、請求項16記載の装置。前記ハンディキャップを適用することが、前記第1の仮想影または前記第2の仮想影のサイズを調整する、請求項17記載の装置。前記メモリが、プロセッサにより実行されたときに、該プロセッサに、 ワークアウトセッションの間の、第1の仮想影に対する第1の仮想アバタの動きに基づいた第1のユーザについての第1のスコアと、該ワークアウトセッションの間の、第2の仮想影に対する第2の仮想アバタの動きに基づいた第2のユーザについての第2のスコアとを生成する段階 を行わせるさらに別の命令を含む、請求項16記載の装置。前記メモリが、プロセッサにより実行されたときに、該プロセッサに、 第1のスコアおよび第2のスコアに基づいてワークアウトセッションの完了時に勝者を特定する段階 を行わせるさらに別の命令を含む、請求項19記載の装置。

说明书全文

関連出願の相互参照 本出願は、各々「Method and System for Automated Personal Training」という名称で、2010年11月5日に出願された米国仮特許出願第61/410777号、2010年11月24日に出願された米国仮特許出願第61/417102号、2010年12月13日に出願された米国仮特許出願第61/422511号、2011年1月13日に出願された米国仮特許出願第61/432472号、および2011年1月18日に出願された米国仮特許出願第61/433792号の恩典および優先権を主張するものである。各仮出願の内容は、あらゆる非限定的目的においてその全体が参照により本明細書に明示的に組み入れられる。

ほとんどの人が体増進の重要性を認識しているが、多くは、規則的なエクササイズプログラムを維持するのに必要とされる動機付けを見つけるのに苦労している。ある人々にとっては、ランニング、ウォーキング、自転車こぎといった継続的反復運動を伴うエクササイズレジメンを維持することが特に難しく感じられる。

加えて、個人がエクササイズを労働またはつまらない作業とみなし、よって、エクササイズを個人の日常生活の楽しい局面と切り離して考えることもある。多くの場合、運動活動と他の活動とのこの切り離しにより、個人がエクササイズに対して持ち得たモチベーションの量が低減する。さらに、個人に運動活動への取り組みを促すことを対象とする運動活動のサービスおよびシステムでも、一つまたは複数の特定の活動に的が絞られすぎており、個人の興味が無視されている場合がある。これは、運動活動への参加、または運動活動のサービスおよびシステムの使用に対するユーザの興味をさらに低減させ得る。

したがって、当技術分野における上記その他の短所に対処するための改善されたシステムおよび方法が求められている。

以下に、本開示のいくつかの局面の基本的理解を提供するための簡略化した概要を提示する。この概要は本開示の包括的な概説ではない。この概要は、本開示の主要要素または必須要素を特定するためのものでも、本開示の範囲を詳しく記述するためのものでもない。以下の概要は単に、下記の説明への前段として、簡略化した形で本開示のいくつかの概念を提示するものにすぎない。

本開示の各局面は、個人に、閾値レベルの身体活動を得る、または維持する動機を与えることに関するものである。ある実施態様は、個人に、規則的なエクササイズプログラムに参加する動機を与え得る。一態様では、フィードバックにより、個人が身体活動に付随する一つまたは複数の利益を確認することが促進され得る。ユーザの活動に付随する利益を認識することにより、ユーザは、例えば一つまたは複数の規則的活動への参加などを通してエクササイズを続けるよう奨励され得る。

例示的態様は、エクササイズを行っているユーザをモニタし、ユーザの表現および仮想影を生成するように構成されたシステム、方法、装置、およびコンピュータ可読媒体に関し得るものである。一実施態様によれば、仮想影は、エクササイズの正しいフォーム(または特定のフォーム)を例示し得る。例示的態様はさらに、ユーザの表現と仮想影とのオーバーラップの量を判定し、オーバーラップの量に基づいてフィードバックスコアを生成するように構成され得る。

[本発明1001] ユーザに運動動作を行うよう指示を与える段階; 少なくとも第1のセンサにより、前記運動動作を行っている前記ユーザをモニタする段階; 前記ユーザの前記運動動作の実技の間に前記ユーザの仮想アバタを生成する段階; 表示機器上に、前記仮想アバタを、前記運動動作の正しいフォームを例示する仮想影に対して重ね合わせて表示する段階; プロセッサにより、前記仮想アバタと前記仮想影とのオーバーラップの量を求める段階;および 少なくとも一部は前記オーバーラップの量に基づいてフィードバックスコアを生成する段階 を含む、コンピュータにより実現される方法。 [本発明1002] 仮想影を生成する段階であって、前記仮想影のサイズが、少なくとも一部は、ユーザについて判定された技能レベルに基づくものである、段階 をさらに含む、本発明1001の方法。 [本発明1003] 仮想アバタと複数の影アバタの各々とのオーバーラップの量に基づいてユーザの技能レベルを判定する段階であって、前記影アバタの各々が閾値と関連付けられている、段階 をさらに含む、本発明1001の方法。 [本発明1004] ユーザをモニタする前記段階が、撮像機器から複数の画像を受け取ることを含み、 方法が、 各サブセクション内の仮想アバタと仮想影とのオーバーラップの量を求めるために、前記複数の画像の中からの少なくとも一つの画像のサブセクションを処理する段階 をさらに含む、本発明1001の方法。 [本発明1005] オーバーラップの量が所定の閾値未満であるサブセクションを特定する段階 をさらに含む、本発明1004の方法。 [本発明1006] 前記特定されたサブセクションの拡大図を表示する段階 をさらに含む、本発明1005の方法。 [本発明1007] ネットワークを介してフィードバックスコアを伝達する段階;および 前記ユーザを、前記運動動作を行った少なくとも1人の他のユーザに対してランク付けする段階 をさらに含む、本発明1001の方法。 [本発明1008] ユーザが身体部分を仮想目標と一致するように動かしたかどうかの測定に基づいて仮想目標スコアを求める段階であって、フィードバックスコアが、少なくとも一部は前記仮想目標スコアに基づくものである、段階 をさらに含む、本発明1001の方法。 [本発明1009] 運動動作の実技の間のユーザの2つの身体部分間の度と、前記運動動作の間の前記2つの身体部分間の望ましい角度との比較に基づいて角度スコアを求める段階であって、フィードバックスコアが前記角度スコアに基づくものである、段階 をさらに含む、本発明1001の方法。 [本発明1010] 仮想アバタと影とのオーバーラップの量に基づいてオーバーラップスコアを求める段階であって、フィードバックスコアが前記オーバーラップスコアに基づくものである、段階 をさらに含む、本発明1001の方法。 [本発明1011] フィードバックスコアが、角度スコア、仮想目標スコア、およびオーバーラップスコアの加重和に基づくものである、本発明1001の方法。 [本発明1012] 実行されたときに、 ユーザに運動動作を行うよう指示を与える段階; 少なくとも第1のセンサにより、前記運動動作を行っている前記ユーザをモニタする段階; 前記ユーザの前記運動動作の実技の間に前記ユーザの仮想アバタを生成する段階; 表示機器上に、前記仮想アバタを、前記運動動作の正しいフォームを例示する仮想影に対して重ね合わせて表示する段階; プロセッサにより、前記仮想アバタと前記仮想影とのオーバーラップの量を求める段階;および 前記オーバーラップの量に基づいてフィードバックスコアを生成する段階 を含む方法を行うコンピュータ実行可能命令を含む、有形のコンピュータ可読媒体。 [本発明1013] 実行されたときに、 仮想アバタと複数の影アバタの各々とのオーバーラップの量に基づいてユーザの技能レベルを判定する段階であって、前記影アバタの各々が閾値と関連付けられている、段階 を含む方法を行う命令をさらに含む、本発明1012のコンピュータ可読媒体。 [本発明1014] ユーザをモニタする前記段階が、撮像機器から複数の画像を受け取ることを含み、 前記方法が、各サブセクション内の仮想アバタと仮想影とのオーバーラップの量を求めるために、前記複数の画像の中からの少なくとも一つの画像のサブセクションを処理する段階をさらに含む、 本発明1012のコンピュータ可読媒体。 [本発明1015] 実行されたときに、 オーバーラップの量が所定の閾値未満であるサブセクションを特定する段階;および 前記特定されたサブセクションの拡大図を表示する段階 を含む方法を行う命令をさらに含む、本発明1014のコンピュータ可読媒体。 [本発明1016] 実行されたときに、 運動動作の実技の間のユーザの2つの身体部分間の角度と、前記運動動作の間の前記2つの身体部分間の望ましい角度との比較に基づいて角度スコアを求める段階であって、フィードバックスコアが前記角度スコアに基づくものである、段階 を含む方法を行う命令をさらに含む、本発明1012のコンピュータ可読媒体。 [本発明1017] 少なくとも一つのプロセッサと; 実行されたときに装置に、少なくとも、 ユーザに運動動作を行うよう指示を与えさせ、 少なくとも第1のセンサにより、前記運動動作を行っている前記ユーザをモニタさせ、 前記ユーザの前記運動動作の実技の間に前記ユーザの仮想アバタを生成させ、 表示機器上に、前記仮想アバタを、前記運動動作の正しいフォームを例示する仮想影に対して重ね合わせて表示させ、 プロセッサにより、前記仮想アバタと前記仮想影とのオーバーラップの量を求めさせ、 前記オーバーラップの量に基づいてフィードバックスコアを生成させる 命令を記憶している少なくとも一つのメモリと を含む、装置。 [本発明1018] 命令が、実行されたときに装置に、仮想アバタと複数の影アバタの各々とのオーバーラップの量に基づいて技能レベルを判定させ、ここで、前記影アバタの各々が閾値と関連付けられている、本発明1017の装置。 [本発明1019] ユーザをモニタすることが、前記ユーザのビデオ映像を記録することを含み、 命令が、実行されたときに装置に、 各サブセクション内の仮想アバタと仮想影とのオーバーラップの量を求めるために、複数の画像の中からの少なくとも一つの画像のサブセクションを処理させ、 前記オーバーラップの量が所定の閾値未満であるサブセクションを特定させ、 前記特定されたサブセクションの拡大図を表示させる、 本発明1017の装置。 [本発明1020] 命令が、実行されたときに装置に、 ユーザが身体部分を仮想目標と一致するように動かしたかどうかの測定に基づいて仮想目標スコアを求めさせ、 前記ユーザの2つの身体部分間の角度と、前記2つの身体部分間の望ましい角度との比較に基づいて角度スコアを求めさせ、 仮想アバタと影とのオーバーラップの量を求めることに基づいてオーバーラップスコアを求めさせ、ここで、フィードバックスコアが、前記角度スコア、前記仮想目標スコア、および前記オーバーラップスコアの加重和に基づくものである、 本発明1017の装置。 [本発明1021] 第1のユーザに、ワークアウトセッションの間に少なくとも一つのエクササイズを行うよう促す段階; モニタリング機器により、前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第1のユーザをモニタする段階; プロセッサにより、前記モニタリング機器によって取得されたデータに基づいて前記第1のユーザの第1の仮想アバタを生成する段階; 前記第1のユーザに関連した属性に基づくものである、前記第1の仮想アバタの第1の仮想影を生成する段階; 第2の仮想アバタおよび第2の仮想影を生成するために第2のユーザに対応する第2のユーザデータを受け取る段階であって、前記第2の仮想アバタが前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第2のユーザのモニタリングに基づくものであり、かつ前記第2の仮想影が前記第2のユーザに関連した属性に基づくものである、段階;ならびに 表示機器上に、前記第1の仮想アバタおよび前記第2の仮想アバタと、前記第1の仮想影および前記第2の仮想影とを同時に表示する段階 を含む、コンピュータにより実現される方法。 [本発明1022] 第2のユーザデータが遠隔の場所から受け取られる、本発明1021の方法。 [本発明1023] 第2のユーザの技能レベルに対する第1のユーザの技能レベルに基づいて第1の仮想影または第2の仮想影にハンディキャップを適用する段階をさらに含む、本発明1021の方法。 [本発明1024] ハンディキャップの適用により第1の仮想影または第2の仮想影のサイズが調整される、本発明1023の方法。 [本発明1025] ワークアウトセッションの間の、第1の仮想影に対する第1の仮想アバタの動きに基づいた第1のユーザについての第1のスコアと、該ワークアウトセッションの間の、第2の仮想影に対する第2の仮想アバタの動きに基づいた第2のユーザについての第2のスコアとを生成する段階をさらに含む、本発明1021の方法。 [本発明1026] 第1の仮想影のサイズが第1のユーザの技能レベルに基づくものであり、かつ第2の仮想影のサイズが第2のユーザの技能レベルに基づくものである、本発明1025の方法。 [本発明1027] 第1のスコアおよび第2のスコアに基づいてワークアウトセッションの完了時に勝者を特定する段階をさらに含む、本発明1025の方法。 [本発明1028] 第2のユーザデータが、前に完了したワークアウトセッションの間の少なくとも一つのエクササイズを行っている第2のユーザのモニタリングに対応するものである、本発明1021の方法。 [本発明1029] 第2のユーザデータが、前記ワークアウトセッションと同時に行われる第2のワークアウトセッションの間の少なくとも一つのエクササイズを行っている第2のユーザのモニタリングに対応するものである、本発明1021の方法。 [本発明1030] 第1の仮想アバタについての実技メトリックおよび第2の仮想アバタについての実技メトリックを表示する段階をさらに含む、本発明1021の方法。 [本発明1031] プロセッサにより実行されたときに、 第1のユーザに、ワークアウトセッションの間に少なくとも一つのエクササイズを行うよう促す段階; 第1のモニタリング機器により、前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第1のユーザをモニタする段階; 前記モニタリング機器によって取得されたデータに基づいて前記第1のユーザの第1の仮想アバタを生成する段階; 前記第1のユーザに関連した属性に基づくものである、前記第1の仮想アバタの第1の仮想影を生成する段階; 第2の仮想アバタおよび第2の仮想影を生成するために第2のユーザに対応する第2のユーザデータを受け取る段階であって、前記第2の仮想アバタが前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第2のユーザのモニタリングに基づくものであり、かつ前記第2の仮想影が前記第2のユーザに関連した属性に基づくものである、段階;ならびに 表示機器上に、前記第1の仮想アバタおよび前記第2の仮想アバタと、前記第1の仮想影および前記第2の仮想影とを同時に表示する段階 を含む方法を行う実行可能命令を記憶している、非一時的コンピュータ可読媒体。 [本発明1032] プロセッサにより実行されたときに、 第2のユーザの技能レベルに対する第1のユーザの技能レベルに基づいて第1の仮想影または第2の仮想影にハンディキャップを適用する段階 を行うさらに別の命令を含む、本発明1031のコンピュータ可読媒体。 [本発明1033] ハンディキャップにより第1の仮想影または第2の仮想影のサイズが調整される、本発明1032のコンピュータ可読媒体。 [本発明1034] プロセッサにより実行されたときに、 ワークアウトセッションの間の、第1の仮想影に対する第1の仮想アバタの動きに基づいた第1のユーザについての第1のスコアと、該ワークアウトセッションの間の、第2の仮想影に対する第2の仮想アバタの動きに基づいた第2のユーザについての第2のスコアとを生成する段階 を行うさらに別の命令を含む、本発明1031のコンピュータ可読媒体。 [本発明1035] プロセッサにより実行されたときに、 第1のスコアおよび第2のスコアに基づいてワークアウトセッションの完了時に勝者を特定する段階 を行うさらに別の命令を含む、本発明1034のコンピュータ可読媒体。 [本発明1036] 少なくとも一つのプロセッサと; プロセッサにより実行されたときに装置に、少なくとも、 第1のユーザに、ワークアウトセッションの間に少なくとも一つのエクササイズを行うよう促させ、 第1のモニタリング機器により、前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第1のユーザをモニタさせ、 前記モニタリング機器によって取得されたデータに基づいて前記第1のユーザの第1の仮想アバタを生成させ、 前記第1のユーザに関連した属性に基づくものである、前記第1の仮想アバタの第1の仮想影を生成させ、 第2の仮想アバタおよび第2の仮想影を生成するために第2のユーザに対応する第2のユーザデータを受け取らせ、ここで、前記第2の仮想アバタは前記少なくとも一つのエクササイズを行っている前記第2のユーザのモニタリングに基づくものであり、かつ前記第2の仮想影は前記第2のユーザに関連した属性に基づくものであり、さらに、 表示機器上に、前記第1の仮想アバタおよび前記第2の仮想アバタと、前記第1の仮想影および前記第2の仮想影とを同時に表示させる、 実行可能命令を記憶している少なくとも一つのメモリと を含む、装置。 [本発明1037] 前記コンピュータ可読媒体が、プロセッサにより実行されたときに、 第2のユーザの技能レベルに対する第1のユーザの技能レベルに基づいて第1の仮想影または第2の仮想影にハンディキャップを適用する さらに別の命令を含む、本発明1036の装置。 [本発明1038] ハンディキャップの適用により第1の仮想影または第2の仮想影のサイズが調整される、本発明1037の装置。 [本発明1039] 前記命令が、実行されたときに装置にさらに、ワークアウトセッションの間の、第1の仮想影に対する第1の仮想アバタの動きに基づいた第1のユーザについての第1のスコアと、該ワークアウトセッションの間の、第2の仮想影に対する第2の仮想アバタの動きに基づいた第2のユーザについての第2のスコアとを生成させる、本発明1036の装置。 [本発明1040] 前記コンピュータ可読媒体が、プロセッサにより実行されたときに、 第1のスコアおよび第2のスコアに基づいてワークアウトセッションの完了時に勝者を特定させる さらに別の命令を含む、本発明1039の装置。 各態様の上記その他の局面を、添付の図面を含む本開示全体にわたってさらに詳細に論じる。

添付の図において、本開示を限定ではなく例として示し、図中、類似の参照番号は類似の要素を表す。

例示的態様による個人トレーニングを提供するためのシステムの例を示す図であり、運動活動をモニタするように構成されたネットワーク例を示す図である。

例示的態様による個人トレーニングを提供するためのシステムの例を示す図であり、例示的態様によるコンピュータ処理機器の例を示す図である。

図2A〜Bは、例示的態様による、ユーザが装着し得るセンサアセンブリの例を示す図である。

例示的態様による、エクササイズを行っている間にユーザにフィードバックを提供するための方法を示す流れ図の例である。

例示的態様による、モニタすべきユーザの身体上の点の例を示す図である。

例示的態様による、姿勢評価の例を示す図である。

例示的態様による、ユーザにどのようにしてエクササイズを行うべきか指示する仮想トレーナの表示例を示す図である。

例示的態様による、ユーザにどのようにしてエクササイズを行うべきか指示する仮想トレーナの表示例を示す図である。

例示的態様による、エクササイズを行っているユーザアバタの表示例を示す図である。

例示的態様による、エクササイズを行っているユーザアバタの表示例を示す図である。

図10A〜Bは、例示的態様による、エクササイズを行っているユーザアバタの表示例を示す図である。

例示的態様による、ユーザアバタの仮想影を含む表示例を示す図である。

例示的態様による、ユーザアバタの仮想影を含む表示例を示す図である。

図13A〜Bは、例示的態様による、ユーザアバタの仮想影の位置の例を示す図である。

例示的態様による、ユーザアバタと仮想影とのオーバーラップの量を求めるための画像サブセクションの表示例を示す図である。

例示的態様による、エクササイズを行っている間に誤ったフォームに関するフィードバックを提供する拡大挿入ビューを有するユーザアバタの表示例を示す図である。

図16A〜Bは、例示的態様による、誤ったフォームを検出し、ユーザにフィードバックを提供するための、仮想影に対するユーザアバタを描写する表示例を示す図である。

例示的態様による、ユーザの画像上のオニオンスキン表示の例を示す図である。

一つまたは複数の例示的態様による、仮想環境における複数の仮想アバタ間の仮想競争を提供するための方法を示す流れ図の例である。

一つまたは複数の例示的態様による、仮想環境において競争する、各々が影を有する複数のアバタを示す図である。

詳細な説明 様々な態様の以下の説明においては、本明細書の一部を形成し、本開示が実施され得る様々な態様を例として示す添付の図面を参照する。本開示の範囲および趣旨を逸脱することなく、他の態様が利用されてもよく、構造的、機能的改変が加えられてもよいことを理解すべきである。さらに、本開示内の見出しは、本開示を限定する局面とみなすべきではない。本開示の恩典を有する当業者は、例示的態様が見出しの例のみに限定されないことを理解するであろう。

I.個人用トレーニングシステムの例 A.例示的コンピュータ処理機器 図1Aに、例示的態様による個人用トレーニングシステム100の例を示す。システム例100は、コンピュータ102のような一つまたは複数の電子機器を含み得る。コンピュータ102は、電話機、音楽プレーヤ、タブレット、ノートブック、任意の携帯用機器といった移動端末を含み得る。別の態様では、コンピュータ102は、セットトップボックス(STB)、デスクトップコンピュータ、(1台もしくは複数の)ディジタルビデオレコーダ(DVR)、(1台もしくは複数の)コンピュータサーバ、および/または他の任意の所望のコンピュータ処理機器を含み得る。ある構成では、コンピュータ102は、例えば、Microsoft(登録商標)XBOXのゲームコンソール、Sony(登録商標)Playstationのゲームコンソール、および/またはNintendo(登録商標)Wiiのゲームコンソールといったゲームコンソールを含み得る。当業者は、これらが単に説明のためのコンソールの例にすぎず、本開示はいかなるコンソールにも機器にも限定されないことを理解するであろう。

簡単に図1Bを見ると、コンピュータ102はコンピュータ処理ユニット104を含んでいてよく、コンピュータ処理ユニット104は少なくとも一つのプロセッシングユニット106を含んでいてよい。プロセッシングユニット106は、例えば、マイクロプロセッサ装置といった、ソフトウェア命令を実行するための任意の種類のプロセッシングユニットとすることができる。コンピュータ102は、メモリ108といった、様々な非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。メモリ108は、それだけに限らないが、RAM110といったランダムアクセスメモリ(RAM)、および/またはROM112といった読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ108は、電気的消去書込み可能ROM(EEPROM)、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、CD-ROM、ディジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光ディスク記憶、磁気記憶装置、または、所望の情報を記憶するのに使用することができ、コンピュータ102からアクセスすることのできる任意の他の媒体のうちのいずれかを含んでいてよい。

プロセッシングユニット106およびシステムメモリ108は、バス114または代替の通信構造を介して一つもしくは複数の周辺機器に直接または間接的に接続され得る。例えば、プロセッシングユニット106またはシステムメモリ108は、ハードディスクドライブ116、取り外し可能磁気ディスクドライブ、光ディスクドライブ118、フラッシュメモリカードといった追加の記憶装置に、また入力機器120および出力機器122にも、直接または間接的に接続されていてよい。またプロセッシングユニット106およびシステムメモリ108は、一つまたは複数の入力機器120および一つまたは複数の出力機器122にも直接または間接的に接続されていてよい。出力機器122には、例えば、モニタディスプレイ、テレビ、プリンタ、ステレオ、スピーカなどが含まれ得る。入力機器120には、例えば、キーボード、タッチスクリーン、リモートコントロールパッド、ポインティングデバイス(マウス、タッチパッド、スタイラス、トラックボール、ジョイスティックなど)、スキャナ、カメラ、マイクロフォンなどが含まれ得る。この点に関して、入力機器120は、図1Aに示すユーザ124などのユーザから運動動作を感知し、検出し、かつ/または測定するように構成された一つまたは複数のセンサを含んでいてよい。

図1Aに戻って、撮像機器126および/またはセンサ128は、ユーザ124の運動動作を検出し、かつ/または測定するのに利用され得る。一態様では、撮像機器126またはセンサ128から得られるデータは、撮像機器126またはセンサ128から得られるデータが動作パラメータと直接相関するように、運動動作を直接検出し得る。例えば、図4を参照すると、撮像機器126からの画像データはセンサ位置402gとセンサ位置402iとの距離が縮んだことを検出し、それにより、撮像機器126が単独でユーザ124の右腕が動いたことを検出するように構成される。さらに別の態様では、撮像機器126および/またはセンサ128からのデータは、動きを検出し、かつ/または測定するために、互いと共に、または他のセンサと組み合わせて利用され得る。よって、ある測定は2台以上の機器から得られたデータの組み合わせから判定され得る。撮像機器126および/またはセンサ128は、一つまたは複数のセンサを含み、または一つもしくは複数のセンサに動作可能に接続されていてよく、これらのセンサには、それだけに限らないが、加速度計、ジャイロスコープ、位置決定機器(GPSなど)、光センサ、温度センサ(周囲温度および/または体温を含む)、心拍数モニタ、撮像センサ、分センサおよび/またはこれらの組み合わせが含まれる。例示的センサ126、128の使用例は、以下の「例示的センサ」という見出しのセクションI.のCに示す。またコンピュータ102は、グラフィカルユーザインターフェースからの選択を行うためにユーザがどこを指し示しているか判定するタッチスクリーンまたは撮像機器も使用し得る。一つまたは複数の態様において、一つまたは複数の有線技術および/または無線技術を単独で、または組み合わせて利用してよく、無線技術の例には、Bluetooth(登録商標)技術、Bluetooth(登録商標)低エネルギー技術、および/またはANT技術が含まれる。

B.例示的ネットワーク またさらに、コンピュータ102、コンピュータ処理ユニット104、および/または他の任意の電子機器は、ネットワーク132のようなネットワークと通信するために、(図1Bに示す)インターフェース例130のような一つまたは複数のネットワークインターフェースに直接または間接的に接続され得る。図1Bの例では、ネットワークインターフェース130は、伝送制御プロトコル(TCP:Transmission Control Protocol)、インターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP:User Datagram Protocol)といった一つまたは複数の通信プロトコルに従って、コンピュータ処理ユニット104からのデータおよび制御信号をネットワークメッセージへ変換するように構成されたネットワークアダプタまたはネットワークインターフェースカード(NIC:network interface card)を含み得る。これらのプロトコルは当技術分野で周知であり、よってここではこれ以上詳細に論じない。インターフェース130は、例えば、無線送受信機、電力線アダプタ、モデム、イーサネット接続を含む、ネットワークに接続するための任意の適切な接続エージェントを用いてよい。しかし、ネットワーク132は、(一つまたは複数の)インターネット、(一つまたは複数の)イントラネット、(一つまたは複数の)クラウド、(一つまたは複数の)LANといった、単独または組み合わせとしての、任意の(一つもしくは複数の)種類または(一つもしくは複数の)トポグラフィの任意の一つまたは複数の情報流通ネットワークとすることができる。ネットワーク132は、ケーブル、ファイバ、衛星、電話、セルラ、無線などのうちの任意の一つまたは複数とすることができる。ネットワークは当技術分野で周知であり、よってここではこれ以上詳細に論じない。ネットワーク132は、例えば、一つもしくは複数の場所(学校、企業、住宅、顧客住居、ネットワークリソースなど)を1台もしくは複数のリモートサーバ134へ、またはコンピュータ102と同様もしくは同一の他のコンピュータへ接続する一つまたは複数の有線または無線の通信チャネルを有するといったように、様々に構成されていてよい。実際には、システム100は、各構成要素の複数の実体(例えば複数のコンピュータ102、複数のディスプレイ136など)を含み得る。

ネットワーク132内のコンピュータ102または他の電子機器が携帯用であるか、それとも固定された場所にあるかにかかわらず、上記で具体的に挙げた入力、出力および記憶の各周辺機器に加えて、コンピュータ処理機器は、直接、またはネットワーク132を介して、入力機能、出力機能、および記憶機能、またはこれらのある組み合わせを果たし得るものを含む様々な他の周辺機器にも接続されていてよい。ある態様では、1台の機器が図1Aに示す一つまたは複数の構成要素を組み込んでいてよい。例えば、1台の機器が、コンピュータ102、撮像機器126、センサ128、ディスプレイ136、および/またはさらに別の構成要素を含んでいてもよい。一態様では、センサ機器138が、ディスプレイ136、撮像機器126、および一つまたは複数のセンサ128を有する移動端末を含み得る。さらに別の態様では、撮像機器126および/またはセンサ128は、例えばゲームシステムやメディアシステムなどを含むメディア機器に動作可能に接続されるように構成された周辺機器とすることができる。よって以上より、本開示は固定されたシステムおよび方法のみに限定されるものではないことがわかる。そうではなく、ある態様は、ユーザ124によってほとんどあらゆる場所で実行され得る。

C.例示的センサ コンピュータ102および/または他の機器は、ユーザ124の少なくとも一つのフィットネスパラメータを検出し、かつ/またはモニタするように構成された一つまたは複数のセンサ126、128を含み得る。センサ126および/またはセンサ128には、それだけに限らないが、加速度計、ジャイロスコープ、位置決定機器(GPSなど)、光センサ、温度センサ(周囲温度および/または体温を含む)、心拍数モニタ、撮像センサ、水分センサ、および/またはこれらの組み合わせが含まれ得る。ネットワーク132および/またはコンピュータ102は、例えば、ディスプレイ136、撮像機器126(1台または複数のビデオカメラなど)、赤外線(IR)機器などのセンサ128などを含む、システム100の1台または複数の電子機器と通信状態にあってよい。一態様では、センサ128はIR送受信機を含み得る。例えば、センサ126、および/またはセンサ128は、ユーザ124の方向へ送ることを含めて、環境へ波形を送信し、それらの放出された波形の「反射」を受信し、またはそれらの変化を別の形で検出してもよい。さらに別の態様では、撮像機器126および/またはセンサ128は、レーダ、ソナー、および/または可聴情報といった他の無線信号を送信し、かつ/または受信するように構成され得る。多数の異なるデータスペクトルに対応する信号が様々な態様に従って利用され得ることを当業者は容易に理解するであろう。この点に関して、センサ126および/またはセンサ128は、(例えばシステム100ではない)外部ソースから発せられた波形を検出してもよい。例えば、センサ126および/またはセンサ128は、ユーザ124および/または周囲環境から発せられている熱を検出してもよい。よって、撮像機器126および/またはセンサ128は、1台または複数の熱画像機器を含んでいてよい。一態様では、撮像機器126および/またはセンサ128は、レンジフェノメノロジ(range phenomenology)を行うように構成されたIR機器を含んでいてよい。非限定的な例として、レンジフェノメノロジを行うように構成された撮像機器は、米国オレゴン州ポートランド所在のFlir Systems, Inc.から市販されている。撮像機器126およびセンサ128およびディスプレイ136はコンピュータ102と直接(無線または有線で)通信するものとして図示されているが、いずれかがネットワーク132と直接(無線または有線で)通信してもよいことを当業者は理解するであろう。

1.多目的電子機器 ユーザ124は、感覚機器138、140、142、および/または144を含む、任意の台数の電子機器を所持し、持ち運び、かつ/または装着し得る。ある態様では、一つまたは複数の機器138、140、142、および/または144は、フィットネス目的または運動目的で特に製造されなくてもよい。実際には、本開示の各局面は、そのうちのあるものがフィットネス機器ではない複数の機器からのデータを利用して運動データを収集し、検出し、かつ/または測定することに関するものである。一態様では、機器138は、米国カリフォルニア州クパチーノ所在のApple, Inc.から入手できるブランド機器であるiPod(登録商標)、iPad(登録商標)、またはiPhone(登録商標)、あるいは米国ワシントン州レドモンド所在のMicrosoftから入手できるZune(登録商標)またはMicrosoft(登録商標)Windows機器を含む電話やディジタル音楽プレーヤといった携帯用電子機器を含み得る。当技術分野で公知のように、ディジタルメディアプレーヤは、(例えばサウンドファイルからの音楽や画像ファイルからの写真を出力する)コンピュータ用の出力機器としても、記憶装置としても使用することができる。一態様では、機器138はコンピュータ102とすることができ、さらに別の態様では、コンピュータ102を機器138と完全に別個のものとすることができる。機器138がある出力を提供するように構成されているかどうかにかかわらず、機器138は、感覚情報を受け取るための入力機器として使用されてよい。

機器138、140、142、および/または144には、それだけに限らないが、加速度計、ジャイロスコープ、位置決定機器(GPSなど)、光センサ、温度センサ(周囲温度および/または体温を含む)、心拍数モニタ、撮像センサ、水分センサ、および/またはこれらの組み合わせを含む一つまたは複数のセンサが含まれ得る。ある態様では、センサは、(特に)撮像機器126および/またはセンサ128によって検出され得る反射材料などのように、受動的なものとすることができる。ある態様では、センサ144は、運動服などの衣料品に組み込まれ得る。例えばユーザ124は一つまたは複数の身体上のセンサ144a〜144bを装着してよい。センサ144は、ユーザ124の衣服に組み込まれていてもよく、かつ/またはユーザ124の身体の任意の所望の位置に配置されていてもよい。センサ144は、コンピュータ102、センサ128、138、140、および142、ならびに/またはカメラ126と(無線などで)通信し得る。対話式ゲーム用衣料品の例が、2002年10月30日に出願され、米国特許出願公開第2004/0087366号として公開された、米国特許出願第10/286396号明細書に記載されており、これらの内容は参照によりあらゆる非限定的目的においてその全体が本明細書に組み入れられる。ある態様では、受動感知面が、撮像機器126および/またはセンサ128によって発せられる、赤外光などの波形を反射し得る。一態様では、ユーザ124の衣料品上に位置する受動センサは、波形を反射し得るガラスまたは他の透明もしくは半透明の表面でできたおおむね球状の構造体を含み得る。様々な種類の衣料品が利用されてよく、そこでは、所与の種類の衣料品が、正しく装着されたときにユーザ124の身体の特定の部分の近くに位置するように構成された特定のセンサを有する。例えば、衣料品上に第1の構成で位置決めされた一つまたは複数のセンサがゴルフウェアに含まれていてもよく、さらに衣料品上に第2の構成で位置決めされた一つまたは複数のセンサがサッカーウェアに含まれていてもよい。例えば、図14を簡単に見ると、ゴルフウェアには、領域1402Aと領域1402Dの周りに、サッカー用のウェアよりも多くのセンサが位置決めされていてよく、サッカーウェアには、領域1402Cと領域1402Fの周りにより多くのセンサ(および/または異なる種類のセンサ)が位置決めされていてよい。機器138〜機器144は、直接、またはネットワーク132などのネットワークを介して相互に通信し得る。機器138〜機器144のうちの1台または複数の間の通信は、コンピュータ102を介して行われてよい。例えば、機器138〜機器144のうちの2台以上が、コンピュータ102のバス114に動作可能に接続された周辺機器であってもよい。さらに別の態様では、機器138などの第1の機器は、コンピュータ102などの第1のコンピュータとも機器142などの別の機器とも通信し得、また一方、機器142は、コンピュータ102に接続するように構成されていないが機器138と通信してもよい。他の構成も可能であることを当業者は理解するであろう。

例示的態様のいくつかの実施態様は、代替的にまたは追加的に、デスクトップやラップトップのパーソナルコンピュータといった、多種多様な機能を果たし得ることが意図されているコンピュータ処理機器を用いてもよい。これらのコンピュータ処理機器は、所望するとおりに周辺機器または追加構成要素の任意の組み合わせを備えていてよい。また、図1Bに示す構成要素は、サーバ134、他のコンピュータ、装置などにも含まれ得る。

2.例示的衣料品/付属センサ ある態様では、感覚機器138、140、142および/または144は、腕時計、アームバンド、リストバンド、ネックレス、シャツ、シューズなどを含む、ユーザ124の衣服またはアクセサリ内に形成されるか、または別の方法でこれらと関連付けられ得る。シューズ搭載式機器および手首装着式機器の例(それぞれ機器140と機器142)については次に説明するが、これらは単なる例示的態様にすぎず、本開示はこれらのみに限定されるべきではない。

i.シューズ搭載式機器 ある態様では、感覚機器140は、それだけに限らないが、加速度計、GPSなどの位置感知構成要素、および/または力覚センサシステムを含む一つまたは複数のセンサを含み得るフットウェアを含んでいてよい。図2Aに、センサシステム例202の一つの例示的態様を示す。ある態様では、システム202はセンサアセンブリ204を含み得る。アセンブリ204は、例えば、加速度計、位置決定構成要素、および/または力覚センサなどの一つまたは複数のセンサを含み得る。図示の態様では、アセンブリ204は複数のセンサを組み込んでおり、その中には、感圧抵抗(FSR:force-sensitive resistor)センサ206が含まれ得る。さらに別の態様では、他の(一つまたは複数の)センサが利用され得る。ポート208は、シューズの靴底構造209内に位置決めされていてよい。ポート208は、任意で、電子モジュール210(ハウジング211内にあってよい)およびFSRセンサ206をポート208に接続する複数のリード212と通信するように設けられていてよい。モジュール210は、シューズの靴底構造内のくぼみまたは空洞内に含まれていてよい。ポート208およびモジュール210は、接続および通信のための補足的インターフェース214、216を含む。

ある態様では、図2Aに示す少なくとも一つの感圧抵抗器206は、第1および第2の電極または電気接点218、220と、電極218、220を相互に電気的に接続するために電極218、220間に配置された感圧抵抗材料222および/または224とを含み得る。感圧材料222/224に圧力が加えられると、感圧材料222/224の抵抗率および/または導電率が変化し、それが電極218、220間の電位を変化させる。抵抗の変化は、センサ216に加えられた力を検出するセンサシステム202によって検出することができる。感圧抵抗材料222/224は、圧力下でその抵抗を様々に変化させ得る。例えば、感圧材料222/224は、以下でさらに詳細に説明する量子トンネリング複合体(quantum tunneling composite)と同様に、この材料が圧縮されると減少する内部抵抗を有し得る。この材料をさらに圧縮すると抵抗がさらに減少し、定量的測定、ならびに2値(オン/オフ)測定が可能になり得る。状況によっては、この種の感圧抵抗挙動を「体積ベースの抵抗」として記述してもよく、この挙動を呈する材料を「スマート材料」と呼んでもよい。別の例として、材料222/224は、表面間接触の度合いを変化させることによって抵抗を変化させてもよい。これは、例えば、非圧縮条件で表面抵抗を上昇させる表面上のマイクロプロジェクション(microprojection)(マイクロプロジェクションが圧縮されるときに表面抵抗が減少する)を使用することによって、あるいは、別の電極との表面間接触の増加を生じさせるように変形させることができる柔軟な電極を使用することによってなど、いくつかのやり方で実現することができる。この表面抵抗は、材料222と電極218、220との間の抵抗、および/または多層材料222/224の導電層(炭素/黒鉛など)と感圧層(半導体など)との間の表面抵抗とすることができる。圧縮が大きいほど表面間接触も大きくなり、抵抗がより低くなり、定量的測定が可能になる。状況によっては、この種の感圧抵抗挙動を「接触ベースの抵抗」として記述してもよい。感圧抵抗材料222/224は、本明細書で定義する場合、ドープまたは非ドープ半導体材料とすることができ、またはこれを含み得る。

FSRセンサ206の電極218、220は、金属、炭素/黒鉛の繊維もしくは複合材料、他の導電性複合材料、導電性ポリマーもしくは導電材料を含むポリマー、導電性セラミック、ドープ半導体、または他の任意の導電材料を含む任意の導電材料で形成することができる。リード212は、溶接、はんだ付け、ろう付け、接着接合、ファスナ、または他の任意の一体型もしくは非一体型の接合法によって電極218、220に接続させることができる。あるいは、電極218、220およびこれらと関連付けられる(一つまたは複数の)リード212は、同じ材料222/224の単一部分で形成されていてもよい。別の態様では、材料222は、少なくとも一つの電気的特性(例えば導電性、抵抗性など)を有するように構成されている。例示的センサの例が、2009年6月12日に出願された米国特許出願第12/483824号明細書に開示されており、その内容はあらゆる非限定的目的においてその全体が本明細書に組み入れられる。

ii.手首装着式機器 図2Bに示すように、機器226(図1Aに示した感覚機器142、またはそれと同じもの、またはそれに類似したものとすることができる)は、手首、腕、足首の周りなど、ユーザ124に装着されるように構成されていてよい。機器226は、例えば、ユーザ124の運動動作や他の活動などを含むユーザの運動をモニタし得る。例えば一態様では、機器226は、ユーザのコンピュータ102との近接性とも対話とも無関係に、ユーザの活動(または不活動)を測定し、モニタし、追跡し、または別の方法で感知する活動モニタとすることもできる。機器226は、ユーザ124のコンピュータ102との対話の間の運動動作もしくは他の活動(もしくは非活動)を検出してもよく、かつ/またはコンピュータ102から独立して動作してもよい。機器226は、ネットワーク132と、かつ/または機器138および/もしくは機器140といった他の機器と、直接または間接的に、有線または無線で通信し得る。機器226から得られた運動データは、どのエクササイズプログラムがユーザ124に提示されるかに関連した決定など、コンピュータ102によって行われる決定に際して利用され得る。本明細書で使用する場合、運動データとは、ユーザの活動(または非活動)に関する、またはこれに関連したデータを意味する。一態様では、機器226は、直接または間接的に(例えば、ユーザ124と関連付けられた機器138などのモバイル機器を介して)、フィットネスや健康関連の内容を目的としたサイトといったリモートウェブサイトと無線で対話し得る。この態様または別の態様で、機器226は、機器138などのモバイル機器と、フィットネスや健康関連の内容を目的としたアプリケーションについて対話し得る。上記その他の態様では、機器226は、上記のアプリケーションについて機器138といったモバイル機器とも、フィットネスや健康関連の内容を目的としたサイトといったリモートウェブサイトとも、直接または間接的に(例えば機器138などのモバイル機器を介して)対話し得る。ある態様では、ある所定の(一つまたは複数の)時刻に、ユーザは、機器226から別の場所へデータを転送しようとしてもよい。例えばユーザは、相対的に容量の小さいメモリを備える携帯用機器からより大容量のメモリを備えるより大型の機器へデータをアップロードしようとしてもよい。機器226と他の機器との間の通信は、無線で、かつ/または有線機構を介して行われ得る。

図2Bに示すように、機器226は、機器226の動作を支援するための、ボタン228などの入力機構を含み得る。ボタン228は、コントローラ230および/または、図1Bに示すコンピュータ102に関連して論じた(一つまたは複数の)種類の一つまたは複数の要素といった他の任意の電子構成要素に動作可能に接続された押し下げ可能な入力部とすることができる。コントローラ230は埋め込まれていてもよく、別の形でハウジング232の一部となっていてもよい。ハウジング232は、エラストマー成分を含む一つまたは複数の材料で形成され、ディスプレイ234などの一つまたは複数のディスプレイを含んでいてよい。ディスプレイは機器226の照明可能な部分とみなされ得る。ディスプレイ234は、例示的態様では、LED灯234のような、一連の個別の照明要素または光部材を含み得る。LED灯はアレイとして形成され、コントローラ230に動作可能に接続されていてよい。機器226はインジケータシステム236を含んでいてよく、インジケータシステム236はディスプレイ234全体の一部分または構成部品ともみなされ得る。インジケータシステム236は、ディスプレイ234(画素部材235を有し得る)と連動して動作して照明することもでき、ディスプレイ234とは完全に別個に動作して照明することもできることが理解される。またインジケータシステム236は、複数のさらに別の照明要素または光部材238も含んでいてよく、これらの照明要素も例示的態様ではLED灯の形をとり得る。ある態様では、インジケータシステム236は、例えば、一つまたは複数の目標へ向けた達成を表すために照明部材238の一部分を照明することによる、目標の視覚表示を提供し得る。

留め機構240は外すことができ、これにより機器226をユーザ124の手首の周りに位置決めすることができ、続いて留め機構240をラッチ位置に置くことができる。ユーザは望めばいつでも機器226を装着することができる。一態様では、留め機構240は、コンピュータ102および/もしくは機器138、140との操作的対話、ならびに/または内蔵電源への充電のための、それだけに限らないがUSBポートを含むインターフェースを含み得る。

ある態様では、機器226は(図2Bには示していない)センサアセンブリを含み得る。センサアセンブリは複数の異なるセンサを含んでいてよい。例示的態様では、センサアセンブリは、加速度計(多軸加速度計の形のものを含む)、ジャイロスコープ、位置決定機器(GPSなど)、光センサ、温度センサ(周囲温度および/もしくは体温を含む)、心拍数モニタ、撮像センサ、水分センサ、ならびに/またはこれらの組み合わせを含んでいてよく、あるいは操作のためのこれらへの接続を可能とし得る。機器142の(一つまたは複数の)センサから検出される動きまたはパラメータには、それだけに限らないが、速度、距離、進んだ歩数、およびカロリー、心拍数、汗検出といったエネルギー消費を含む多種多様なパラメータ、メトリックまたは生理特性が含まれていてよい(またはそれらを形成するのに使用されてよい)。またそのようなパラメータは、ユーザの活動に基づく活動ポイントまたはユーザが獲得した通貨として表されてもよい。様々な態様に従って利用され得る手首装着式センサの例は、2011年11月1日に出願された米国特許出願第13/287064号明細書に開示されており、その内容全体があらゆる非限定的目的において本明細書に組み入れられる。

II.例示的な運動モニタリング方法 システム100は、ユーザに、一つまたは複数のエクササイズを行うよう促し、エクササイズを行っている間のユーザの動きをモニタし、ユーザにユーザの実技に基づくフィードバックを提供し得る。一態様では、コンピュータ102、撮像機器126、センサ128、およびディスプレイ136は、ユーザの住居の範囲内で実施され得るが、学校、体育館、および/または企業を含む他の場所も企図されている。さらに、上記のように、コンピュータ102は携帯電話などの携帯用機器とすることができ、したがって、本明細書で論じる一つまたは複数の局面はほとんどあらゆる場所で実行され得る。

A.ユーザの動きのモニタリング エクササイズが行われている間、システム100は一つまたは複数の技術を使用してユーザの動きをモニタし得る。図3に、一つまたは複数の例示的態様による、エクササイズを行っている間にユーザにフィードバックを提供するための方法の流れ図の例を示す。方法は、例えば、コンピュータ102、機器138、140、142および/もしくは144、ならびに/または他の装置によって実施されてよい。図3に示す各ブロックは並べ替えられてよく、あるブロックが削除されてもよく、追加のブロックが加えられてもよく、各ブロックが1回または複数回繰り返されてもよく、流れ図が1回または複数回繰り返されてもよい。流れ図はブロック302から開始し得る。

1.ユーザ評価を行う ブロック302において、一つまたは複数の態様は、ユーザの初期評価を行うことを含み得る。ユーザ124などのユーザは撮像機器126および/またはセンサ128の前といったセンサの範囲内に位置決めされてよく、センサは赤外線送受信機を含み得る。ディスプレイ136は、「鏡像」とすることのできるユーザ124の表現を提示し、またはユーザの動きと一致して動くユーザアバタなどの仮想アバタを描写し得る。コンピュータ102は、ユーザに、ユーザがフレームおよび/または範囲内に入るように、撮像機器126に対して、かつ/またはセンサ128に対してある一定の領域内へ移動するよう促し得る。正しく位置決めされると、システム100はユーザの動きを処理する。「初期」という語が使用されているが、この評価は、ユーザがシステム100を開始する度に、またはユーザがシステム100を開始する所定の(規則的な、もしくはランダムな)回数ごとに、または時間の経過時に(例えば最初の初期設定からの、もしくはその後のそうした出来事に基づいて順番に)、またはユーザがある所定の、ユーザ選択による、一つまたは複数の順番、セット、もしくは他の動作を行う度に、あるいは他の任意の理由で、行われてよい。よって、本明細書でいう評価は1回の評価のみに限定されるものではない。

a.感覚位置を特定する システム100は、感覚データを処理してユーザの動きのデータを特定し得る。一態様では、感覚位置が特定され得る(ブロック302a参照)。例えば、撮像機器126などからの記録されたビデオ映像中の画像が、ユーザの動きの特定に際して使用されてもよい。例えば、ユーザは撮像機器126からある距離のところに立っており、その距離は既定であっても既定でなくてもよく、コンピュータ102は、例えば、視差マッピング法などを使用して、画像を処理してビデオ映像内のユーザ124を特定してもよい。一例では、撮像機器126は、互いに空間的にオフセットされ、ユーザの2つ以上の画像を同時に取得する2つ以上のレンズを有するステレオカメラとすることができる。コンピュータ102は、同じ瞬間に撮られた2つ以上の画像を、座標系(デカルト座標など)を使用してビデオ映像内の各画像(または画像のうちの少なくともいくつか)におけるユーザの身体のある特定の部分の位置を決定するための視差マップを生成するように処理し得る。視差マップは、各オフセットレンズによって取得された画像間の差を表示し得る。

第2の例では、一つまたは複数のセンサが様々な位置でユーザ124の身体上またはその近くに位置していてもよく、(ユーザが)様々な位置に配置されたセンサを有するスーツを装着してもよい。さらに別の態様では、センサ位置が、機器138、140、142、および/または144といった他の感覚機器から決定され得る。図4を参照すると、センサは、関節(例えば足首、ひじ、肩など)などの身体動作領域において、またはユーザ124の身体上の他の関心対象位置において配置され(または、撮像機器126などと関連付けられ)得る。感覚位置の例が図4に位置402a〜402oで表示されている。この点に関して、センサはユーザの衣服上/衣服内に位置する物理センサとすることもでき、さらに別の態様では、センサ位置402a〜402oは、2つの動く身体部分間の関係の特定に基づくものとすることができる。例えば、センサ位置402aは、撮像機器126などの撮像機器でユーザ124の動きを特定することによって決定されてもよい。よってある態様では、センサは、(センサ位置402a〜402oといった)特定の位置に物理的に位置していなくてよく、撮像機器126などを用いて、当該位置の特性を感知するように構成されている。この点に関しては、ユーザの身体の全体の形またはその一部が、ある身体部分の特定を可能にし得る。カメラ126などの撮像機器が利用されるかどうか、ならびに/またはセンサ138、140、142、および/もしくは144のうちの一つまたは複数内のセンサ、またはこれらとは別個のセンサなどのユーザ124上に位置する物理センサが利用されるかどうかにかかわらず、各センサは身体部分の現在の位置を感知し、かつ/または身体部分の動きを追跡し得る。一態様では、位置402mが、ユーザの重心(質量中心ともいう)の判定に際して利用され得る。例えば、位置402m〜402oの一つまたは複数に対する位置402aと位置402f/402lとの間の関係が、ユーザの重心が(ジャンプの間などに)縦軸に沿って上昇したかどうか、あるいはユーザが膝を曲げたり動かしたりすることによってジャンプする「ふり」をしようとしているかどうか判定するのに利用されてもよい。一態様では、センサ位置402nがユーザ124の胸骨の辺りに位置し得る。同様に、センサ位置402oがユーザ124のへその辺りに位置し得る。ある態様では、センサ位置402m〜402oからのデータが、ユーザ124の重心を決定するのに(単独で、または他のデータと組み合わせて)利用され得る。別の態様では、複数のセンサ位置、例えばセンサ位置402m〜402oなどの間の関係が、ユーザ124の向きおよび/またはユーザ124の胴体のひねりといった回転力を求める際に利用され得る。さらに、(一つまたは複数の)位置といった一つまたは複数の位置がモーメントの中心位置として利用されてもよい。例えば、一態様では、位置402m〜402oの一つまたは複数が、ユーザ124のモーメントの中心位置の点として使用されてもよい。別の態様では、一つまたは複数の位置が特定の身体部分または領域のモーメントの中心として使用され得る。

ある態様では、身体部分がある位置にあった特定の時刻を示すデータのタイムスタンプが収集される(例えば図3のブロック302の一部で収集されるなど)。センサデータは、無線または有線伝送によってコンピュータ102(または他の機器)で受け取られ得る。コンピュータ102などのコンピュータおよび/または機器138、140、142、144は、ビデオ映像内の画像の各々(またはその少なくとも一部)内で座標系(デカルト座標など)を使用して身体部分の位置を決定するようにタイムスタンプを処理し得る。撮像機器126から受け取られたデータは、訂正され、変更され、かつ/または一つまたは複数の他の機器138、140、142および144から受け取られたデータと組み合わされてよい。

第3の例では、コンピュータ102は、ユーザの動きおよびユーザ124の身体部分の位置を検出するために赤外線パターン認識を使用し得る。例えば、センサ128は、赤外線信号を使用してユーザ124の身体を照射する赤外線信号を発し得る、撮像機器126または別の機器の一部とすることのできる赤外線送受信機を含んでいてもよい。赤外線送受信機128はユーザ124の身体からの赤外線信号の反射を取得し得る。反射に基づき、コンピュータ102は個々の瞬間の座標系(デカルト座標など)を使用してユーザの身体のある部分の位置を特定し得る。どの身体部分がどのようにして特定されるかは、ユーザが行うよう要求されるエクササイズの種類に基づいて事前に決定されてよい。

ワークアウトルーチンの一部として、コンピュータ102は、図3のブロック302の初期ユーザ評価の一部としてユーザ124の初期姿勢評価を行ってもよい。図5を参照すると、コンピュータ102は、ユーザの肩、上背部、腰部、臀部、膝、および足首のうちの一つまたは複数の位置を決定するために、ユーザ124の正面画像および側面画像を分析し得る。また身体上のセンサおよび/または赤外線技術も、姿勢評価において様々な身体部分の位置を決定するのに、単独で、または撮像機器126と併せて使用され得る。例えばコンピュータ102は、例えば、足首、膝、臀部、上背部、腰部、肩といったユーザの身体上の様々な点の位置を決定するために評価線124a〜124gを決定してもよい。

b.感覚領域を特定する 別の態様では、システム100は感覚領域を特定し得る(ブロック302bなどを参照)。一態様では、評価線124a〜124gがユーザの身体を各領域へ分割するのに利用され得る。

例えば、線124b〜124fは横軸とすることができる。例えば「肩」領域502はユーザの肩(線124b参照)の周りに下限を有する身体部分に相関していてよく、領域504は肩(線124b)と臀部までの距離の約半分(線124c参照)との間の身体部分に相関し、よって「上背部」領域とすることができ、領域506は、「腰部領域」を含むように線124cから臀部(線124d参照)までの領域にわたっていてよい。同様に領域508は、「臀部」(線124d)と「膝」(線124e)との間の領域にわたっていてよく、領域510は、線124eと線124fとの間にわたっていてよく、領域512(「足首」参照)は線124fの辺りに上限を有していてよい。領域502〜512は、例えば、軸124aおよび軸124gを使用することによって象限へ分割するなど、さらに分割されてよい。

c.位置または領域を分類する 特定の点(図4に示す位置など)および/または領域(図5に示す領域など)にかかわらず、相互に近接していない身体部分または領域が、それにもかかわらず同じ動作カテゴリに分類される場合もある(ブロック302c参照)。例えば、図5に示すように、「上背部」領域504、「臀部」領域508、および「足首」領域512は、「可動性」カテゴリに属するものとして分類され得る。別の態様では、「腰部」領域506および「膝」領域510が、「安定性」カテゴリに属するものとして分類され得る。これらの分類は単なる例にすぎず、別の態様では、位置または領域が複数のカテゴリに属していてもよい。例えば、「重心」領域が、領域504および領域506から形成されていてもよい。一態様では、「重心」は、領域504および領域506の部分を含み得る。別の態様では、「モーメントの中心」カテゴリが、独立に、あるいは、少なくとも別の一つのカテゴリの一部分を含むものとして設けられ得る。一態様では、一つの位置が、例えば、「安定性」カテゴリで10%重み付けされ、「可動性」カテゴリで90%重み付けされるなど、2つ以上のカテゴリで重み付けされ得る。

またコンピュータ102は、ユーザをその周囲環境と差別化するために、ユーザの衣服の色または他の識別特徴を決定するように画像を処理してもよい。処理の後、コンピュータ102はユーザの身体上の複数の点の位置を特定し、図4の位置402などのそれらの点の位置を追跡し得る。またコンピュータ102は、ユーザに、例えば年齢、体重などといった、姿勢評価を補足するための質問に答えるよう促してもよい。

2.フォームの提供 図3を参照すると、ブロック304で、一つまたは複数の態様は、エクササイズの正しいフォームを実演すること、およびユーザにエクササイズを行うよう促すことを含み得る。例えば、初期姿勢評価の後で、またはこれに加えて、コンピュータ102は、ユーザに正しいフォームについて指示するために、ディスプレイ136にエクササイズを実演する仮想トレーナを提示させてもよい。

図6〜図7に、例示的態様による、エクササイズを行っている仮想トレーナ602の表示例を示す。図6を参照すると、ディスプレイ136は、複数の位置と、どの方向に動かすべきかユーザに指示する矢印604とで仮想トレーナ602を提示し得る。図7を参照すると、ディスプレイ136は、エクササイズ(スローランジなど)の再現を行うための正しいフォームを実演する仮想トレーナ602のアニメーションを提示し得る。仮想トレーナ602に加えて、またはその代わりに、ディスプレイ136は、エクササイズの正しいフォームを実演する実際の人の描写および/または実際のビデオ映像を提示してもよい。

エクササイズを実演するときに、フォーム指導情報702が仮想トレーナ602の上に提示されてもよい。フォーム指導情報702は、ユーザにエクササイズの正しいフォームについて指導するための、直線、線と線との角度、または他の情報とすることができる。図7では、例えば、フォーム指導情報702は、ユーザに床に対してユーザの臀部の高さを保持するよう指示する、ユーザの寛骨を横断する直線である。フォーム指導情報は、仮想トレーナ602などのアバタに重ね合わされたグラフィックデータまたはテキストデータを含まないフィードバック機構によって提供されてもよい。この点に関して、フォーム指導情報は、聴覚情報または触覚情報を含み得る。例えば、声または音で、ユーザの臀部がどれほど真直ぐであるか(または真直ぐでないか)の指示を提供してもよい。別の態様では、指導を提供するためにユーザ124に感じられるよう構成された振動出力を提供するように、(一つまたは複数の)センサ機器138、140、142、および/または144といった機器に信号が提供され得る。例えば振動は、ユーザの臀部が真直ぐではないと判定し次第センサ機器138に提供されてもよい。

B.フィードバック 図3に戻って、ブロック306において、一つまたは複数の態様は、エクササイズを行っているユーザをモニタすること、およびユーザにユーザのフォームに関するフィードバックを提供することを含み得る。エクササイズを行っている間に、コンピュータ102は、ディスプレイ136などのディスプレイに、リアルタイムのフィードバックを伴うユーザ表現を提示させてよい。図8に、例示的態様による、エクササイズを行っている間のユーザ表現の表示例を示す。ユーザ124が動きを行っている間、コンピュータ102は、ディスプレイ136で表示するためのユーザ表現を作成し得る。コンピュータは、撮像機器126によって取得されたビデオ映像の一部または全部の画像を処理すること、センサ128から受け取られたデータを処理すること、ならびにセンサ138、140、142、および144から受け取られたデータを処理することのうちの一つまたは複数に基づいてユーザ表現を作成し得る。ユーザ表現は、例えば、ユーザのビデオ映像などとすることもでき、画像および/または赤外線データを含むセンサデータに基づいて作成されたユーザアバタ802とすることもできる。

1.指導情報 ユーザ124を支援するために、ディスプレイ136は、ユーザアバタ802上のフォーム指導情報702と、ユーザについての現在のフォーム情報804も提示し得る。現在のフォーム情報804は、特定のエクササイズにおける対象となるユーザの現在のフォームの測定値とすることができる。現在のフォーム情報804は、特定の身体部分間の直線、ある身体部分間の角度、身体部分の曲率、または特定のエクササイズについてモニタされている他の情報とすることができる。例えば、図8に示すように、現在のフォーム情報804は、一方の臀部が他方と比べて下がっているかどうか表示する(例えば、ユーザの臀部間の直線が床と平行であるかどうか表示する)ユーザの臀部間の直線などとすることができる。また、ユーザが自分の身体の寛骨のところにセンサを取り付けてもよく、コンピュータ102が、検出される赤外線情報に基づいてユーザの寛骨の位置を推定してもよい。現在のフォーム情報804の色は、ユーザのフォームが望ましいフォームにどの程度一致しているかに基づいて変化し得る。例えば、緑色はフォーム指導情報702の線と現在のフォーム情報804の線との間の5度未満の角度を表示してよく、黄色はフォーム指導情報702の線と現在のフォーム情報804の線との間の5度から15度までの角度を表示してよく、赤色はフォーム指導情報702の線と現在のフォーム情報804の線との間の15度を超える角度を表示してよい。

また、ユーザが正しいフォームを身につけるのをさらに支援するために、コンピュータ102は、画像、赤外線データ、および/またはセンサデータといった取得データを処理して、ある身体部分間の関係を求めてもよい。これらの関係は、ある身体部分の別の身体部分に対する角度を含み得る。例えば、ユーザがスクワットを行っているときに、コンピュータ102は、ユーザの胴体と大腿との間に形成される角度を比較してもよい。別の例では、コンピュータ102は、腕立て伏せの間にユーザのひじおよび手に対するユーザの肩の位置を比較してもよい。別の例では、コンピュータ102は、肩と臀部とを比較して肩と臀部との間の相対回転を求めてもよく、かつ/あるいは、片足もしくは両足に対して肩と臀部のどちらかもしくは両方を比較して、肩と臀部との間の、または肩と臀部と足との間の相対回転、または臀部もしくは肩の絶対回転を求めてもよい。任意の一つまたは複数の所望の身体部分の間の角度、回転、および他の関係がモニタされ、分析され得る。(例えば身体の外の)基準点と任意の一つまたは複数の所望の身体部分との間の角度、回転、および他の関係がモニタされ、分析され得る。

2.データの比較 コンピュータ102は、エクササイズを行っている間のユーザのフォームをモニタするために、エクササイズごとに、取得データを望ましいデータと比較し得る。望ましいデータは、エクササイズ全体にわたる複数の比較点、および/またはエクササイズ中の様々な身体部分の位置を含み得る。例えば腕立て伏せは以下の4つのイベントに分けることができる。(1)ユーザの胸が地面または他の基準点に最も近づき、かつ/またはユーザの腕が最大の曲がりで曲がっている最低点、(2)ユーザの胸が地面から最も離れ、かつ/またはユーザの腕が真直ぐになっている(最大真直度など)最高点、(3)ユーザが最低点から最高点へ移行する上向きイベント、および(4)ユーザが最高点から最低点へ移行する下向きイベント。

望ましいデータは、ある身体部分に注目したこれらのイベントごとの比較点を指定し得る。例えば、腕立て伏せの間の各比較点で、コンピュータ102は、ユーザの両手の間隔、ユーザの背中の真直度、ユーザの胴体に対するユーザの頭の位置、ユーザの足と足との間隔、または他の局面をモニタしてもよい。望ましいデータにより、エクササイズについての比較点の間にモニタされる身体部分ごとの望ましい位置、ならびに望ましい位置からの許容される変動が特定され得る。ユーザの身体部分が許容限度を超えて変動する場合、コンピュータ102は、ユーザに、身体部分およびユーザのフォームの修正(例えば、腕立て伏せの間に背中が曲がっていて真直ぐではないなど)を特定するフィードバックを提供し得る。

またコンピュータ102は、ユーザのエクササイズの実技にスコアを与えてもよい。スコアは、ユーザのフォーム、ユーザがどれほど速くエクササイズを完了することができたか(例えば60秒間に腕立て伏せ20回など)、ユーザが完了した反復回数、ユーザがエクササイズの間に使用したウェイトの量、または他のエクササイズメトリックに基づくものとすることができる。画像、センサデータ、および赤外線データを処理することに加えて、コンピュータ102は他のソースからデータを受け取ってもよい。例えば、ユーザはユーザに取り付けられたセンサ(シューズ内のセンサなど)または全地球測位システム(GPS)機器によって測定される所定の距離を走り、データをコンピュータ102にアップロードしてもよい。コンピュータ102は、データを処理して、ユーザにフィードバックを提供し得る。またコンピュータ102は、異なる視点からのユーザの分析に基づいてフィードバックを提供してもよい。

3.表現 図9に、例示的態様による、エクササイズを行っている異なる視点から見た複数のユーザアバタの表示例を示す。一例では、図1のシステム100は、複数の撮像機器126を含み、異なる視野からビデオを撮影し得る。さらに別の態様では、異なる角度からのデータが一つまたは複数のソースから導出され得る。例えば、撮像機器126は、エクササイズを行っているユーザに対して任意の所望の角度に、例えば、ユーザの正面ビュー、左側面ビュー、右側面ビュー、および背面ビューのうちの少なくとも一つに位置決めされてもよい。別の例では、システム100は、異なる視野からのユーザ124の赤外線反射を取得するために、複数の赤外線機器128を含み得る。またシステム100は、異なる/様々な場所に位置決めされた撮像機器126と赤外線送受信機128の両方(すなわちどちらか一方より多くまたは両方)を含んでいてもよい。

コンピュータ102は、一部または全部の画像および/または赤外線データを処理して、ディスプレイ136により表示するための第1のユーザアバタ802Aおよび第2のユーザアバタ802Bを作成し得る。このように、ディスプレイ136はユーザが確認するための複数の角度からのユーザのフォームを提示し得る。さらに、ユーザが正しいフォームを獲得するのを支援するためにユーザアバタ802A〜802Bのそれぞれにフォーム指導情報702A〜702Cが加えられてもよい。

図10A〜図10Bに、例示的態様による、ユーザアバタ上にフォームのフィードバックを描写する表示例を示す。エクササイズを行っているときに、ディスプレイ136は、ユーザに、手、足、またはユーザの身体の他の部分をそこに配置するよう指示するための複数の仮想目標1002A〜1002Cを提示し得る。例えば、図10Aには、ユーザの一方の足の仮想目標1002Aと、ユーザの他方の足の仮想目標1002Bと、ユーザの両手の仮想目標1002Cとが描かれている。仮想目標1002は、ユーザが正しいフォームを身につけるのを支援するのに使用され得る。コンピュータ102は、ユーザがエクササイズの実技の間に望ましい仮想目標1002内に正しい身体部分を配置しているかどうかをユーザが判断するようにビデオ映像、センサデータ、または赤外線データを処理し得る。ユーザが仮想目標1002内に正しい身体部分を配置している場合、コンピュータ102は、ディスプレイ136に、ある特定の色(緑色など)で各目標1002を強調表示させ、かつ/または可聴音を再生し得る。一態様では、様々な色がユーザの実技に基づいて表示され得る。着色の範囲は、成績の閾値に基づくものとすることができる。例えば、緑色の着色は、ユーザが90%の閾値を上回る場合に利用されてよく、オレンジ色の着色はユーザが89%〜70%の閾値の間にある場合に利用されてよく、赤色の着色はユーザの成績が70%の閾値未満に下がった場合に利用されてよい。同様に、異なる音がユーザにフィードバックを提供するために利用されてもよい。ユーザが仮想目標1002内に正しい身体部分を配置していない場合、コンピュータ102は、ミスした各目標1002を強調表示し、かつ/または可聴音を再生し、ユーザのフォームを修正するよう提案し得る。例えばコンピュータ102は、ユーザの膝が曲がっていたためにユーザが目標1002B〜1002C(の全部または一部)をミスする結果になったと判定し得る。コンピュータ102は、ディスプレイ136に、膝および/または他の問題領域を強調表示した(例えば異なる色、一つまたは複数の身体部分を丸で囲む、問題領域の拡大ビューの挿入図など)ユーザアバタ802を表示させてよい。ディスプレイ136は、ユーザのフォームを修正するための指示1006(膝を真直ぐにするなど)を表示し得る。

4.影 図3に戻って、ブロック308で、一つまたは複数の態様は、ユーザの表現および仮想影を生成することを含んでいてよく、仮想影はエクササイズの正しいフォームを例示する。また例示的態様は、ユーザアバタ802に対する仮想影を表示するのに使用されてもよい。仮想影は、正しいフォームを実演すること、ユーザの現在の実技に対するユーザの(または別の個人の)以前に記録されたエクササイズの実技を提示すること、エクササイズを行っている間にユーザにリアルタイムフィードバックを提供すること、複数の個人間での相互交流および/または競争を円滑に行わせること、ならびにユーザのフォームについてユーザにワークアウト後のフィードバックを提供することのうちの一つまたは複数に使用されてよく、以下でこれについてさらに詳細に説明する。

以下のいくつかの例で示すように、影はアバタとぴったり重ね合わされても、または部分的に重ね合わされてもよい。しかし別の態様では、影はアバタと全くオーバーラップしなくてもよい。例えばある態様では、影は仮想トレーナの形とすることができる。本明細書で開示する例示的態様はユーザの運動活動の実技の間などにユーザに影を表示することに関するものであるが、別の態様は、ユーザ124に影の視覚描写を表示しなくてもよい。ある態様では、ユーザに対して影の視覚描写を実際に表示せずに、大きさに関連した(dimensional)仮想影に対応するデータが利用され得る。これは、ユーザに視覚的な実技測定値の直接表示を提供することが望ましくない実施態様で有利となり得る。ある態様では、オーディオキューおよび/またはビデオキューが、ユーザに、影に関連したユーザの実技を表すフィードバックを、影から独立して、または影と組み合わせて提供し得る。

図11に、例示的態様による、図1に示すユーザ124などのユーザが自分自身または他者と競争することを可能にする仮想影1102を有するユーザアバタの例を示す。最初にコンピュータ102は、撮像機器126、センサ128、ならびに/または感覚機器138、140、142、および/もしくは144を使用して、エクササイズを行っているユーザをモニタし得る。収集されたデータに基づき、コンピュータ102は、ユーザアバタ802などのユーザ表現、ならびに仮想影1102を作成し得る。影1102は、例えば、ユーザアバタ802のより透明なバージョン、異なる色で提示されたユーザアバタ802、パターン(例えばグリッド、斜影線など)付きで提示されたユーザアバタ802など、(例えば球体、薄片、ブロックなどで構成された)対比構造を有するアバタ802などとすることができる。任意の視覚的差異が、アバタ802を影1102と差別化するのに利用されてよい。

a.ユーザ対ユーザ 一例では、仮想影1102は、ユーザ124などのユーザが自分自身と競争しているという外観で表示され得る。例えば、コンピュータ102(または他の任意の電子機器)は、ユーザ124がエクササイズを行っている間にユーザアバタ802を記憶し得る。後でコンピュータ102は、ユーザに、ユーザの前のエクササイズの実技と競争したいかどうか確認し得る。その場合、システム100は、最新の、または選択された以前に完了したエクササイズセッションから生成されたユーザアバタ802に基づく仮想影1102を生成し得る。自己競争によりユーザは、例えば、最近の改善や(例えばユーザが選択した)ある期間にわたる改善や開始以来の改善を含む、自分の経時的改善を確認することができる。

自分自身と競争するときに、コンピュータ102は、仮想影1102と同時に表示するために、ユーザがエクササイズを行う際に新しいユーザアバタ802を生成し得る。新しいユーザアバタ802は、図11および図13Aに示すように、影越しに、または影の真後ろに表示されてよい。あるいは、ディスプレイ136は、例えば図12や図13Bに示すように、影1102を新しいユーザアバタ802からずらして提示してもよい。コンピュータ102は、ユーザアバタ802が仮想影1102と競争しているように見えるように開始時刻を同期させてよい。エクササイズが完了すると、コンピュータ102はユーザ124に勝者を知らせ、仮想影1102に対する現在の実技の比較統計を提供し得る。その一例が、図11の統計1104で示されている。

またディスプレイ136は、図12に描かれているように、ユーザの実技メトリックを表示するための一つまたは複数の実技レベルインジケータ1202も提示し得る。実技レベルインジケータは影の代わりに表示されてもよい。さらに別の態様では、インジケータは影と併せて表示され得る。メトリックの例には、速度、素早さ、力、寸法(進んだ距離または下げた距離、跳んだ高さ、臀部または肩の回転など)、反応時間、敏捷さ、柔軟性、加速度、心拍数、温度(過熱など)、血中酸素含量、または他の身体的もしくは生理的メトリックが含まれ得る。実技レベルインジケータ1202は、例えば、ゲージ、速度計、バー型インジケータ、パーセンテージインジケータなどとして描写され得る。

b.ユーザ対別のユーザ 一例では、仮想影1102は、ユーザ124などのユーザが別のユーザと競争しているという外観で表示され得る。一態様では、ユーザ124は第1の物理的場所、例えば自宅などに位置していてよく、第2のユーザは第2の物理的場所、例えば体育館、住居、学校などに位置していても、市中を走っているなど、屋外でエクササイズしていてもよい。異なる物理的場所にいるにもかかわらず、ユーザらは競争し、かつ/または運動活動に一緒に取り組むことができる。一態様では、複数のユーザは各々、実質的にリアルタイムで競争を行い得る。さらに別の態様では、第1のユーザが既定の一連の活動またはルーチンを実行し、その第1のユーザの実技からのデータが後で行われる競争で利用され得る。一態様では、2人以上のユーザが「並んで」競争を行い得る。例えば、コンピュータ102(または他の任意の電子機器)は、第1のユーザ124がエクササイズを行っている間にユーザアバタ802を生成し、または記憶し得る。同じコンピュータ102および/またはネットワーク132と動作可能な通信状態にある電子機器といった別のコンピュータは、第2のユーザを表す第2のアバタを生成し、かつ/または記憶し得る。これらのアバタの両方が、ユーザ124の場所で(かつ/または第2のユーザの場所で)ディスプレイ136などの1台の表示機器に表示され得る。よって、ユーザ124には両方のアバタが見える。各ユーザのアバタは、任意の運動活動の実技の間にそれ自体の影と一緒に表示され得る。ある実施態様では、影は個々のユーザの理想的フォームを表し得る。フォームを表すのに影を使用する例については以下のサブセクションで示す。別の態様では、ユーザは、可変の影特性を利用することによって「ハンディキャップを与えられ」得る。影は、競争で行われている活動などの一つまたは複数の活動での過去の実技、または人それぞれの能力の評価(例えば現在のフィットネスレベルなど)に基づいて生成され得る。したがって、2人のユーザが相互に競争し合っていたとしても、理想的なフォームを表す影以外の一方または両方の影を利用して、第1のユーザに、第2のユーザよりも相対的により優れたフォームおよび/またはフィットネスパラメータを身につけるよう要求し得る(例えば、第1のユーザの仮想影は理想的フォームを表し得るが、第2のユーザの仮想影は、例えば、2人のユーザの相対的適応度と比例して、理想よりも低いなど)。

別の態様では、ユーザは別のユーザの影と競争し得る。例えば、ユーザ124などの第1のユーザは、優れたワークアウトを行い、第2のユーザがどれほどの成績であるか、または第1のユーザのワークアウトに対してどれほど匹敵するかを確かめるために第2のユーザに挑戦しようとしてもよい。第2のユーザが第1のユーザの実技と競争することができるように第1のユーザのワークアウトを表す影が伝送され得る。一態様では、第2のユーザの仮想アバタ802がディスプレイ136上に表示され得る。第1のユーザ124のワークアウトに基づいて仮想影1102が生成され得る。システム100は、ユーザアバタ802が仮想影1102と競争しているように見えるように開始時刻を同期させてよい。エクササイズが完了すると、コンピュータ102はどちらのユーザにも勝者を知らせてよい。またシステム100は、第1のユーザ124の仮想影1102に対する第2のユーザの現在の実技の比較統計も提供し得る。他のユーザの(一つまたは複数の)影1102との競争は、リアルタイム環境で行われてもよく、前の運動活動からの影1102を利用してもよい。

c.正しいフォーム またある態様によれば、コンピュータ102(または他の任意の電子機器)は、影1102を使用してユーザに正しいフォームに関するフィードバックを提供してもよい。ユーザのフォームについてユーザを支援するために、ユーザ124がエクササイズを行っている間に、仮想影1102を使用してユーザに正しいフォームが提示され得る。例えば、仮想影1102は、エクササイズの正しいフォームを実演するプロの運動選手またはトレーナからのデータの取込みに基づいて作成されてもよい。繰り返しエクササイズを行っている間、コンピュータ102はディスプレイ136に、ユーザアバタ802に対する正しいエクササイズフォームの仮想影1102を提示させてよい。例えば、仮想影1102は、図13Aに示すようにユーザアバタ802越しに描写されてもよく、例えば図13Bに示すようにユーザアバタ802からずらして描写されてもよい。一例では、仮想影1102は、エクササイズを行っているユーザと同じペースで動かされるアニメーションとすることができる。一態様では、コンピュータ102は、ユーザのエクササイズの実技に基づいてアニメーションのペースを変えるように構成されている。

d.影のオーバーラップ さらに別の態様は、ユーザの表現と仮想影とのオーバーラップの量を求めることを含み得る(図3のブロック310参照)。一例では、コンピュータ102(または他の任意の電子機器)は、ユーザにリアルタイムフィードバックを提供するためにユーザアバタ802が仮想影1102とどの程度オーバーラップしているかモニタし、かつ/または調整し得る。例えばコンピュータ102は、一つまたは複数のオーバーラップ閾値を定義してもよい。一態様では、コンピュータ102は、影1102とアバタ802とのオーバーラップをモニタし得る。一態様では、システム100は、仮想影1102とユーザアバタ802との間に少なくとも第1の所定の閾値(例えば95%以上など)のオーバーラップがある場合にユーザのフォームは良いと判定してよく、少なくとも第2の所定の閾値(例えば85%と95%の間など)のオーバーラップがある場合にユーザのフォームは許容できると判定してよく、第2の所定の閾値未満(例えば85%未満など)のオーバーラップがある場合にユーザのフォームは誤っていると判定してよい。

さらに別の局面は、オーバーラップを求めるシステムおよび方法に関するものである。一態様では、コンピュータ102(または他の任意の電子機器)は、図14に示すように、誤った動きを行っている可能性のある身体部分を特定するために取得されたビデオ映像からの画像をサブセクションに分割し得る。別の態様では、サブセクションは、図5に関連して論じた領域と同様のものとすることができる。

図14を見ると、コンピュータ102は、画像1400で表されている感知データを固有のサブセクション1402へ分割し、各サブセクション内の影1102とユーザアバタ802とのオーバーラップの量を求めることができる。一態様では、一つまたは複数のサブセクション1402は、図5に示す象限のように、象限に対応し得る。一例として図14には、6個の異なるサブセクション1402A〜1402Fが示されているが、任意の所望の数が使用されてよい。コンピュータ102は、オーバーラップを比較して最も低い割合のオーバーラップを有するサブセクション(図14のサブセクション1402Dなど)を特定し得る。またコンピュータ102は、所定の量を下回る(例えば60%未満などの)オーバーラップの割合を有する一つまたは複数のサブセクションも特定し得る。

別の例では、コンピュータ102は、赤外線データおよび/またはセンサデータを処理してユーザの身体部分の位置(例えば位置402a〜402mのうちの一つまたは複数など)を決定し、特定された位置を望ましい位置と比較することによってオーバーラップの量を求めてもよい。コンピュータ102は、望ましい身体部分位置と実際の位置との距離の量を比較するオーバーラップゾーンを定義し得る。例えば、良いフォームゾーンは、望ましい位置から第1の距離以内(例えばひじが望ましい位置から2インチ以内であるなど)とし、または望ましい位置からある一定の割合(例えば5%)未満だけ変動し得る。許容できるフォームゾーンは、望ましい位置から第2の距離の範囲内(例えばひじが望ましい位置から2〜4インチ以内であるなど)とし、または身体部分が望ましい位置からある一定の割合(例えば15%)未満だけ異なる場合とすることができる。許容できないフォームゾーンは、望ましい位置からある一定の距離より大きく離れており、かつ/または身体部分が望ましい位置からある一定の割合より大きく(例えば15%より大きく)異なる場合とすることができる。任意の数のゾーンが定義されてよい。

e.修正 オーバーラップ判定および/または他の基準の一部として、システム100は、ディスプレイ136に、ユーザのフォームに対する推奨される修正を提示させ得る。これは、許容できるフォームゾーンの表示がある場合であれ、許容できないフォームゾーンの表示がある場合であれ、どちらにしても行われ得る。図10Bを参照すると、表示される指示1006は、ユーザに、膝を真直ぐにするよう促すために提供され得る。またコンピュータ102は、表示されるユーザアバタ802のビデオ映像に、色を点滅させる、色で特定の身体部分を強調表示させる(例えば臀部領域、ひじなどを強調表示する、図10の1004参照)、音を出させるかもしくは可聴指示を提供させる(背中を伸ばしなさいなど)、悪いフォームになっているユーザの身体の身体部分もしくは領域のビデオ映像にズームインさせるかもしくはこれを拡大させる、または測定されたフォームと望ましいフォームとの間の差(例えば、上腕とフォームとの角度が望ましい角度より25%大きいなど)を示す図を表示させてもよく、あるいは他のやり方でユーザに聴覚的もしくは視覚的に問題を知らせてもよい。修正はアバタ802の一部として示されているが、別の態様では影の一部として修正を示してもよい。

システム100は、一度に一つの問題を修正するフィードバックを提供してよく、ある問題が他の問題より優先されてもよい。あるエクササイズまたは動作は、正しく行われない場合に、ユーザをけがの危険にさらすおそれがある。けがをさせるおそれのある誤ったフォームは最優先されてよく、これに次いで他の誤った身体部分位置が、ユーザがエクササイズの十分な利益を得るのを支援するために優先順に提示されてよい。

許容できないフォームゾーンにあるときに、コンピュータ102は、誤って配置された身体部分を特定するフィードバックを提供し、ユーザのフォームを改善して許容できるフォームゾーンへ移動させようと試みることができる。許容できるフォームゾーンになった後で、コンピュータ102は、誤って配置された身体部分を特定するフィードバックを提供し、ユーザのフォームを改善して良いフォームゾーンへ移動させようと試みることができる。所定回数の反復後にユーザのフォームが引き続き許容できないフォームゾーンにある場合には、コンピュータ102はエクササイズまたはルーチンを停止し得る。ある態様では、システム100はユーザに誤りを知らせ、かつ/またはエクササイズを再度実演し得る。またコンピュータ102は、エクササイズをより易しいものに変更してもよく、ユーザの実行に基づいて反復回数を調整してもよい。ユーザのフォームが時間の経過と共に改善するに従って、コンピュータ102は、修正フィードバック(指示や修正)の提供から動機付けの提供へと移行し得る。

図15に、例示的態様による、運動活動を行っている間に誤ったフォームに関するフィードバックを提供する拡大挿入ビューを有するユーザアバタの表示例を示す。誤ったフォームを有するものとして特定された一つまたは複数の身体部分(例えば、仮想影1102とのオーバーラップが不十分であり、かつ/または許容できないフォームゾーンに入っている、図14に示す特定されたサブセクション1402など)について、システム100は一つまたは複数の挿入拡大ビューを提供し得る。例えば、図15の拡大ビュー1502には、仮想影1102と一致しない(例えば最小閾値内にない)ユーザアバタ802の身体部分が示されている。図15に示すように、ユーザアバタ802の腕は影1102の対応する腕と同じ位置にない。ユーザアバタ802のこの部分は拡大挿入ビュー1502内に提示されている。また拡大挿入ビュー1502は、問題を強調するために、第1の色(赤色など)でユーザアバタ802を強調表示してもよい。

別の局面では、コンピュータ102は、ユーザがそのエクササイズの実技を見直すことを可能にする再生フィードバックモードを提供し得る。一例では、コンピュータ102は、ユーザアバタ802と影1102とのオーバーラップがある一定の閾値未満に低下したときに、ビデオ映像で実例を判定し得る。例えばコンピュータ102は、ビデオ映像の各画像のサブセクション1402、または少なくとも画像のうちのいくつかのサブセクション1402を処理して、ユーザアバタ802と影1102とのオーバーラップが閾値未満に低下したサブセクションを特定してもよい。システム100は、特定されたサブセクション1402に対応するビデオ映像からの所定数の前の画像を特定、記憶し、ユーザアバタ802と影1102とのオーバーラップが閾値より上へ増加するまでビデオ映像から画像を記憶し続けてよい。記憶された画像は差異シーケンス(variance sequence)と呼ぶことができる。

システム100は、ユーザに、運動動作の間の収集された差異シーケンスの数、および差異の発生に関与した一つまたは複数の身体部分に関するフィードバックを提供し得る。ディスプレイ136は、ユーザにユーザのフォームに関するフィードバックを提供するために各差異シーケンスを表示し得る。またシステム100は、問題領域の拡大ビューにより正しいフォームの例を提供し、かつ/またはユーザが正しいフォームを身につけるのを支援するための推奨される矯正エクササイズおよび/もしくは演習を提供するために、仮想トレーナアバタ802も提示し得る。

図16A〜図16Bに、例示的態様による、誤ったフォームを検出し、ユーザにフィードバックを提供するために、仮想影に対するユーザアバタを描写する表示例を示す。図16Aでユーザアバタ802は、影1102内に位置決めされた線で表されている。システム100は、ユーザのフォームをモニタし、ユーザの身体部分間のある一定の角度に注目すると共に、ユーザアバタ802が影1102内に留まっているかどうか判定する。例えばシステム100は、ユーザアバタ802の大腿と脛との角度、ならびにユーザの胴体と両大腿との角度をモニタしてもよい。一例では、ユーザの大腿と脛との望ましい角度を61.6°とすることができ、許容できるフォームは、望ましい角度の21°の範囲内(例えば50.5°と72.1°の間)とすることができる。図16Bでは、ユーザアバタ802の大腿と脛との角度は望ましい範囲外(47°など)にはみ出している可能性がある。(アバタ802で表されている)ユーザが誤ったフォームをしていることを強調するために、アバタ802は、完全に影1102内に入っていないものとして表示され得る。図16Bに示すように、ユーザアバタ802の大腿は影1102の大腿の外側にある。例えば影は周囲1602のような外周を有する領域で定義されてもよい。周囲1602は単一の周囲として示されているが、影1102は、各々がそれぞれの周囲を有する複数のセクションまたは領域で構成されていてもよいことを、本開示の恩典を有する当業者は理解するであろう。また、問題領域は、ディスプレイ136において、ユーザのフォームを改善するための指示と共に強調表示されてもよい。例えば、ディスプレイ136は、ユーザに、スクワットの最低位置において大腿を地面と平行に保持するよう指示する指示を提示してもよい。(ユーザが装着しているものを含む)様々に配置され得る複数のセンサから受け取られたデータが上記その他の判定で利用され得る。

f.技能レベル判定 図13Aを再度参照すると、仮想影1102はユーザの技能レベルを表すのにも使用され得る。一例では、システム100は、正しいフォームを維持することのできるユーザの能力に基づいて仮想影1102のサイズを調整し得る。コンピュータ102は、エクササイズを行っている間にユーザアバタ802を仮想影1102内に保持することができるユーザの能力に基づいて、ユーザが正しいフォームを使用することができるかどうか判定し得る。影1102のサイズは、エクササイズを行う際のユーザの技能レベルに対応し得る。例えば、ある実施態様では、初心者はより大きい仮想影から開始してよい。影(または影の各部分)のサイズは、ユーザの身体の仮想サイズに実質的に対応するまで縮小され得る。

最初にシステム100は、エクササイズごとのユーザのフォームを評価するために、ユーザ124に一連のエクササイズを行うよう指示し得る。例えばシステム100は、絶えず、またはエクササイズ内のある別個の点で、ユーザアバタ802の様々な身体部分の位置を影1102と比較してもよい。例えば、別個の点は、特定の筋肉または筋肉群に作用していることを保証するために、かつ/またはユーザがけがを負う可能性を防ぎ、もしくは低減するためにユーザのフォームが重要となり得る、エクササイズ内のいくつかの点に対応していてもよい。一例では、コンピュータ102は、ユーザアバタ802と影1102とのオーバーラップの量を求め得る。また一例では、コンピュータ102は複数の影を定義してよく、その場合、第1の影は初心者の影であり、第2の影は中級者の影であり、第3の影は熟練者の影である。当然ながら、任意の数の影が定義されてよい。

システム100は、ユーザのフォームを、例えば3つの(またはそれ以上の)影の各々とのオーバーラップの量を求めることによって、影の各々と比較し得る。一例では、影のうちの少なくともいくつかが、オーバーラップの閾値量と関連付けられ得る。オーバーラップ閾値量は、その影の技能レベルに到達している影との最低限のオーバーラップの量を表し得る。例えば、初心者は閾値と関連付けられていなくてよく、中級者の影は85%のオーバーラップ閾値と関連付けられていてよく、熟練者の影は90%のオーバーラップ閾値と関連付けられていてよい。閾値は、影全体と関連していてもよく、影のある領域と関連していてもよい。

ユーザがある技能レベルに達したことを判定するために、システム100は、ユーザアバタ802と特定の影とのオーバーラップの量がその影のオーバーラップ閾値を超えているかどうか判定し得る。一例では、システム100は、エクササイズまたは一連の運動動作の間のある一定の時刻に、ユーザアバタ802と影の各々とのオーバーラップの量を計算し、オーバーラップ量を平均し得る。システム100は、この平均値を閾値の各々と比較し、ユーザの技能レベルに基づいてユーザ124に影のうちの特定の一つを割り当ててよい。例えばコンピュータ102は、ユーザアバタ802が、初心者の影との95%の平均オーバーラップ量、中級者の影との85%の平均オーバーラップ量、および熟練者の影との60%の平均オーバーラップ量を有すると判定し得る。

上記の閾値の例を使用して、システム100は、ユーザ124を、中級の技能レベルを有するものとして分類し、ユーザがその後にそのエクササイズを行うときに中級者の影を表示し得る。コンピュータ102は、ユーザを経時的にモニタし、ユーザのフォームが改善したときに、ユーザが次に高い技能レベルの影でエクササイズを行うことができるようにユーザに知らせてよい。またシステム100は、ユーザのフォームが悪化した場合には、ユーザを次に低い技能レベルの影に移行させてもよい。コンピュータ102はユーザの影のサイズおよびその影についてのオーバーラップ割合をサーバ134に伝えてよい。例えばサーバ134は、ソーシャルネットワーキングウェブサイトを提供してもよく、ユーザの影のサイズに基づいてユーザをランク付けしてもよい。

5.オーバーラップスコア判定 さらに別の態様は、オーバーラップの量に基づいてフィードバックスコアを生成することを含み得る(図3のブロック312などを参照)。一例では、システム100は、ユーザが仮ユーザアバタ802を仮想影1102と一致するようにどれほどうまくコントロールしたかに基づいてフィードバックスコアを生成し得る。例えば、システム100は、ユーザがユーザアバタ802を仮想影1102と一致するようにどれほどうまくコントロールしたかを表示するスコアアルゴリズムを提供してもよい。ユーザのスコアは、サーバ134などを介して、ソーシャルネットワークまたはウェブサイトにアップロードされ、ユーザ相互のまたは標準に対する、ユーザのランク付けに利用されてよい。

システム100は、ユーザの個々の身体部分または身体部分群の位置をモニタし、それぞれが正しい位置にあるかどうかに基づいて、各身体部分または身体部分群に位置スコアを割り当ててよい。例えば図8を参照すると、コンピュータ102は、ユーザの臀部を横切る直線とフォーム指導情報702との角度を求めてもよい。コンピュータ102は、現在のフォーム情報804の線とフォーム指導情報702の線との角度に基づいて角度スコアを割り当ててよい。より小さい角度はより高いスコアに対応し得る。別の例として図16Bを参照すると、システム100は、身体部分の相対的位置に基づいて角度スコアを割り当ててもよい。例えば、コンピュータ102は、ユーザの大腿と脛との角度と望ましい角度との比較に基づいて角度スコアを割り当ててもよい。第2の身体部分または領域に対する第1の身体部分または領域の回転が求められてもよい。一態様では、一つまたは複数のセンサが、別のオブジェクトに対するユーザ124の向き、位置、および/または距離を検出するように位置決めされ、または構成され得る。例えば、ユーザの環境内またはユーザ上の基準点を利用して、ユーザの相対的状況が、それらの位置、動き、回転、向き、および組み合わせを含めて判定され得る。

別の例として図10A〜図10Bを参照すると、システム100は、ユーザが一つまたは複数の時間間隔で身体部分を仮想目標1002内に配置することができる場合に、目標スコアを割り当ててよい。さらに別の例では、システム100は、影1102に対するユーザアバタ802のオーバーラップの量に基づいてオーバーラップスコアを割り当ててよい。

ある態様では、システム100は、各スコアの合計としてワークアウトスコアを求めてよい。割り当てられる各スコアはエクササイズの種類によって様々とすることができ、あるスコアは他のスコアよりも多く重み付けされていてもよい。例えば、ワークアウトスコアは、一つまたは複数の角度スコア、一つまたは複数の仮想目標スコア、および一つまたは複数のオーバーラップスコアの加重和とすることもできる。またスコアはマイナスとすることもできる。一例では、コンピュータ102は、2つの角度スコア(例えば胴体と大腿との角度、大腿と脛との角度など)、仮想目標スコア、およびオーバーラップスコアの和を求めてよい。コンピュータ102は合計スコアをサーバ134に伝えてよく、サーバ134は、特定の動作または一連の動作の間のユーザのフォームに基づき、ユーザを他のユーザに対してランク付けし得る。

6.身体系フィードバック さらに別の例では、ディスプレイ136は、ユーザに、エクササイズの間に目標とされる筋肉群など、運動活動の間に目標とされる身体系を知らせることができる。図17に、例示的態様による、エクササイズによって発達する筋肉に関するフィードバックをユーザに提供する表示例を示す。一態様では、システム100は、ユーザ124の画像を処理し、ディスプレイ136に、エクササイズによって発達する一つまたは複数の筋肉上にグリッド1702A/1702Bを提示させることができる。図17に示すように、グリッド1702Aはユーザの肩および腕の近くに表示されており、グリッド1702Bはユーザのハムストリングの近くに表示されている。ユーザの筋肉または筋肉群の上にグリッドを表示することを「オニオンスキン表示」といってもよい。オニオンスキン表示は、ユーザの注意を、エクササイズの間にはたらく筋肉または筋肉群といった特定の系または領域へ集中させるのに使用され得る。またシステム100は、ディスプレイ136に、エクササイズの実演の間に仮想トレーナアバタ602上にオニオンスキン表示を提示してもよい。ワークアウトの後またはワークアウト中に、ユーザ124は、コンピュータマウスもしくは他の入力機器を使用して、撮像機器126の前で合図することによって、または、コンピュータ102に指示する音声コマンドによって、オニオンスキン表示された位置を選択し、アバタのスキンをはがしてエクササイズ中にはたらく筋肉を表示させてもよい。

図18に、一つまたは複数の例示的態様による、複数の仮想アバタ間などの仮想環境における仮想競争を提供するための方法の流れ図の例を示す。様々な方法が、コンピュータ102などのコンピュータ、機器138、140、142および/もしくは144、ならびに/または他の装置によって実施され得る。図18に示す各ブロックは並べ替えられてよく、あるブロックが削除されてもよく、追加のブロックが加えられてもよく、各ブロックが1回または複数回繰り返されてもよく、流れ図が1回または複数回繰り返されてもよい。流れ図はブロック1802から開始し得る。

ブロック1802において、一つまたは複数の態様は、ユーザ124などの第1のユーザに、ワークアウトセッションの間に少なくとも一つのエクササイズを行うよう促すことを含み得る。一例では、コンピュータ102は、ユーザに、ワークアウトセッションの間に一つまたは複数のエクササイズを行うよう促し得る。ワークアウトセッションは所定の数のエクササイズ(例えば腕立て伏せ、スクワット、ランジなど)を含んでいてよく、そこでコンピュータ102はユーザに各エクササイズを所定の反復回数行うよう促す。またワークアウトセッションは一つの運動活動のみ(ランニング10マイルなど)を含んでいてもよい。

ワークアウトセッションの一部として、ユーザ124は、以前のワークアウトセッションの実技または別のユーザと競争してよい。例えば、コンピュータ102は複数のアバタを表示してよく、その場合、第1のユーザアバタはユーザの現在の実技に対応し、第2のユーザアバタはワークアウトセッションの以前の実技に対応する。図19に、仮想環境において相互に競争する複数のアバタ802a〜802bの表示例を示す。

別の例では、ユーザアバタのうちの第2のもの802bは、ワークアウトセッションの間の第2のユーザ(ユーザ124ではないユーザなど)のモニタリングから得られたデータに基づくものとすることができる。データは離れた場所から受け取られて(ネットワーク132を介して伝達されて)もよく、第1のユーザ124と同じ場所から得られてもよい。一例では、第2のユーザは、特定のワークアウトセッションを完了し、その際コンピュータが第2のユーザの実技をモニタし、そしてそのコンピュータに、コンピュータ102へ挑戦を送らせて第1のユーザの実技に勝つべく第1のユーザに挑戦してよい。挑戦は、特定のワークアウトセッションを行っている第2のユーザのデータを含み得る。別の例では、両ユーザが同時にワークアウトセッションを行ってよく、その場合、それぞれのコンピュータ102が各ユーザの実技をモニタし、各コンピュータが仮想競争において他方のアバタを表示させることができるように、ネットワーク132を介して他方のユーザのコンピュータとデータを交換し得る。

ブロック1804において、一つまたは複数の態様は、モニタリング機器により、少なくとも一つのエクササイズを行っている第1のユーザをモニタすることを含み得る。前述のように、例えば、センサ128、138、140、142、および144、ならびに/またはカメラ126といった様々なモニタリング機器で、一つまたは複数のエクササイズを行っているユーザのデータを取得し得る。

ブロック1806において、一つまたは複数の態様は、モニタリング機器によって取得されたデータに基づいて第1のユーザの第1の仮想アバタを生成することを含み得る。本開示全体で説明したように、複数のセンサが、データをモニタするために、単独で、または組み合わせて利用され得る。一態様では、コンピュータ102は、センサ128、138、140、142、144および/またはカメラ126のうちの一つまたは複数によって取得されたデータに基づいてユーザの仮想アバタ802aを生成し得る。

ブロック1808において、一つまたは複数の態様は、第1のユーザに関連した属性に基づくものである第1の仮想アバタの第1の仮想影を生成することを含み得る。前述のように、コンピュータ102は仮想影1102aを生成し得る。例えばコンピュータ102は、ユーザの技能レベルに基づく特定のサイズを有する仮想影1102aを生成してもよい。

ブロック1810において、一つまたは複数の態様は、第2の仮想アバタおよび第2の仮想影を生成するために第2のユーザに対応する第2のユーザデータを受け取ることを含み得る。ある実施態様では、第2の仮想アバタは、少なくとも一つのエクササイズを行っている第2のユーザのモニタリングに基づくものであり、第2の仮想影は第2のユーザに関連した属性に基づくものである。一例では、システム100は、ワークアウトセッションにおいて同じエクササイズを行っている第2のユーザをモニタすることにより取得されたデータを受け取り得る。また受け取ったデータは、第2のユーザの仮想影に関する情報も含み得る。第2のユーザのデータは、各ユーザによるワークアウトセッションの同時の実技に基づくものとすることもでき、以前に完了したワークアウトセッションに基づくものとすることもできる。

ブロック1812において、一つまたは複数の態様は、表示機器上に、第1の仮想アバタ802aおよび第2の仮想アバタ802bと、第1の仮想影1002aおよび第2の仮想影1002bとを同時に表示することを含み得る。一例では、コンピュータ102は、ディスプレイ136に、ユーザの各々に対応する仮想アバタ802a〜802bを同時に表示させてよい。またディスプレイ136は、アバタごとの仮想影1102a〜1102bも表示し得る。コンピュータ102は、各アバタ802a〜802bが仮想環境で競争することを可能にするために、ワークアウトセッションの開始を同期させてよい。一例では、競争は、徒競走、ユーザの動きにより乗物を動かす競走、ウェイトリフティング、跳躍、または他の種類(もしくは組み合わせ)の運動競技とすることができる。ディスプレイ136によって提示される仮想環境は行われる活動に対応し得る。例えば仮想環境は、徒競走ではトラック、ウェイトリフティングセッションでは体育館などとすることができる。

ユーザ間の競争を可能にするために、コンピュータ102は、ユーザの各々がワークアウトセッションの間にどれほどうまくそれぞれの仮想アバタ802a〜802bをそれらの仮想影1102a〜1102b内に保持することができるかをスコア化し、セッションの終わりにスコアを表示してよい。例えば、コンピュータ102は、ワークアウトセッションの間の第1の仮想影1102aに対する第1の仮想アバタ802aの動きに基づいて第1のユーザについての第1のスコアを生成し、前記ワークアウトセッションの間の第2の仮想影1102bに対する第2の仮想アバタ802bの動きに基づいて第2のユーザについての第2のスコアを生成してよい。各ユーザは、各ユーザのアバタ802をその影1102内に保持することによってポイントを得、影1102の外にはみ出したときにポイントを失ってもよい。

影1102a〜1102bのサイズは、ユーザの技能レベルに対応し得る。例えば、より高い技能レベルはユーザアバタ802の形に合わせたより小さい影1102をもたらしてよく、よって、ユーザのアバタ802を仮想影1102内に保持する際にユーザに許容される誤差の余地がより少なくなる。逆に、より低い技能レベルは、ユーザにより大きい誤差の余地を許容するより大きい影1102に対応し得る。またコンピュータ102は、第2のユーザの技能レベルに対する第1のユーザの技能レベルに基づいて第1の仮想影1102aまたは第2の仮想影1102bにハンディキャップを適用してもよく、そのため、各ユーザの実際の技能レベルにかかわらず競争相手にチャレンジすることができる。ハンディキャップの適用を実施するために、コンピュータ102は、例えば、第1の仮想影1102aまたは第2の仮想影1102bのサイズを調整してもよい。

ワークアウトセッションの完了時に、コンピュータ102は、ユーザごとのスコアと、ワークアウトセッションの間に誰がより優れたスコアであったか(例えば、勝者)を判定し得る。またコンピュータ102は、行われているエクササイズの種類に基づいて比較するために、ユーザごとに一つまたは複数の実技メトリックも表示し得る。例えばコンピュータ102は、総計(完了した腕立て伏せの合計回数など)、最高属性(最高速度、最大距離など)、平均メトリック(平均速度など)、または他の運動成績情報を表示し得る。図18を参照して、方法を終了しても、前のブロックのいずれかに戻ってもよい。

結論 本明細書で説明した特徴のうちの一つまたは複数を有する活動環境を提供することにより、運動活動に取り組み、健康を増進するよう奨励し動機付けすることになる没入型体験が、ユーザに対して提供され得る。各ユーザは、さらに、ソーシャルコミュニティを介してやりとりし、相互にチャレンジし合って様々なフィットネスレベルに到達し、各ユーザのフィットネスレベルおよび活動を確認することもできる。

以上、各態様の局面をそれらの例示的態様に関して説明した。添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨に含まれる多数の他の態様、改変、および変形が、本開示を考察すれば当業者には想起されるであろう。例えば、各例示図に図示されている各段階は、記載された以外の順序で行われてもよいこと、および例示の一つまたは複数の段階は、各態様の局面に従って任意であり得ることを当業者は理解するであろう。

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