With the support of the integral of the hand and wrist weight lifting gloves

本発明は、一般的に、グローブに関し、とりわけ、ウェイトリフティングのような活動に従事する人が使用するためのグローブに関する。

米国特許第4,958,384号明細書は、手首を捻挫することがあるウェイトリフティングや他の活動に従事する人の手首の靭帯及び腱の過伸展を防ぐために設計されたグローブを開示する。 そのグローブはグローブ本体に取付けられた手首ストラップを有し、過伸展が起らないように手首ストラップを手首に巻いてグローブを手に固定し且つ手首を拘束する。

手首に巻きつくストラップ付きの他のグローブは、米国特許第6,704,939号明細書、ドイツ特許320,872、ドイツ特許362,927に見られる。

ウェイトリフティングのような活動に従事する人が使用するための新規且つ改良されたグローブを提供することが、一般に、本発明の目的である。

本発明の他の目的は、手と手首用の一体の支持体を提供する上記特徴のグローブを提供することにある。

これら及び他の目的は、手の掌の上に重なる前側及び手の甲の上に重なる後ろ側を有する本体と、前記本体の上部から伸びる指スリーブと、前記本体の前側から延びる親指スリーブと、前記本体の前側に取付けられ、前記手の掌ほぼ全体の上に重なり、且つ前記親指を取り囲む、掌セクションと前記掌セクションから側方に延びるストラップとを有する支持ラップと、を備え、ストラップは前記掌及び前記手の親指部分並びに前記手首のための一体的な支持体を提供するために前記手首及び前記掌セクションの一部分のまわりに巻きつけられる、ことを特徴とするグローブを提供することによる本発明によって達成される。

使用者の手につけた本発明によるグローブの１実施形態の前立面図である。

グローブの本体を平らにし、支持ストラップを広げた状態にした図１の実施形態の前側平面図である。

本体を平にし支持ストラップを広げた状態にした図１の実施形態の後ろ側平面図である。

本体を平にし、支持ストラップを広げた状態にした図１の実施形態の前側拡大断片平面図である。

グローブの本体を使用者の手につけ、支持ストラップを手首に巻きつけた図１の実施形態の等角図である。

グローブの本体を使用者の手につけ、支持ストラップを手首に巻きつけた図１の実施形態の等角図である。

グローブの本体を使用者の手につけ、支持ストラップを手首に巻きつけた図１の実施形態の等角図である。

グローブの本体を使用者の手につけ、支持ストラップを手首に巻きつけた図１の実施形態の等角図である。

使用者の手につけたグローブの甲側と親指側を示す図１の実施形態の等角図である。

図面に示すように、グローブは、前側１７と後ろ側１８を有する本体１６を有し、前側と後ろ側は、使用者の手の掌及び甲に概ね一致するように形成される。 図２、３及び５で最もよく分かるように、グローブが使用者の手にはめられているときに、本体の前側は、掌を越えて伸び、手首の一部分の上に重なる。 それに関しては、前ピース１７の下縁が、本体の小指側から親指側に向かって手首の前をわたって下方に湾曲線をしていることに気づくであろう。 前ピースは、革のような強くて比較的可撓性の材料で形成される。

本体の後ろ側は、指関節と手の付け根との間で手の甲の上に重なる織物又は他の適当で従順な材料の下部パネル１９を含む。 本体の後ろ側は、また、指の付け根で指関節の上に重なる伸張可能な材料の上部パネル２１を有する。 本体の後ろ側は、手の付け根で終わり、手首の上には延びない。

指スリーブ２２が、本体の上部分から延び、親指スリーブ２３は前側から延びる。 指スリーブは、伸張可能な可撓性材料で形成され、その前面や後面に革のセクションを有する。 グローブの前側では、前ピース１７は、スリーブの上に重なり、縫い目によって指スリーブに取り付けられた指セクション２４を有する。 後ろ側では、ベースセクション２６がスリーブの下部分に縫い付けられ、別々の先端ピース２７が上部分に縫い付けられる。 革セクションの全てがスリーブに別々に取り付けられているので、スリーブは、指の側面に沿って、また甲の異なるセクションの間で、自由に伸び、且つ撓む。

親指スリーブ２３は、前ピース１７と同じ材料で形成され、且つ前ピースの親指開口のまわりを縫い付けることによって前ピースに取り付けられている。

支持ストラップ又はラップ２９が、グローブの本体に取付けられ、手の掌及び親指部分並びに手首のための一体的な支持体を提供するように使用者の手と手首の周りに巻きつけられる。 この支持体は、前ピース１７の上に重なる掌セクション３１を有し、拳セクション３１は前ピースと実質的に同一の広がりを持ち、かくして手の掌全体と手首の部分の両方を覆う。 掌セクションは、親指を取り囲み、親指スリーブが貫いて延びる開口３２を有する。 掌セクションは、革のような耐久力のあり非弾性的な材料で形成され、且つ掌セクションの周り及び親指スリーブの周りに延びる縫い目３３、３４によって前ピースに取付けられる。

親指ピース３６が、親指のための追加の支持体を提供するために親指スリーブの内側に沿って延びる。 親指ピースは、掌セクションと同じ材料で形成され、縫い目３４によって掌セクションに取付けられ、縫い目３７によって親指スリーブに取付けられる。

ラップは、手の親指側から側方に延び、ほぼ一様な幅の細長いセクション３７まで先細になる。 テーパー３８は、グローブ本体の縁で掌セクションの頂部で始まり、手の甲側及び掌側のまわりに巻きつけるのに十分な距離続き、親指の付け根のすぐ下の箇所で終わる。 ストラップの下縁３９は、掌セクションに沿って下縁が前ピース１７の下縁の湾曲４１に続く以外はほぼまっすぐである。 かくして、細長いセクション３７は、親指スリーブの付け根と掌セクションの最下縁との間の距離よりもわずかに狭い幅を有し、手首のまわりに巻かれるときに、細長いセクションは、前ピースと掌セクションの下部分の上に重なる。

グローブの前側にはストラップが手首に巻きつく親指スリーブの下の領域にクッションパッド４３が設けられる。 このパッドは、縫い目４４によって、ストラップの掌セクションと本体の前ピースとの間に形成されたポケットに設置される。

図示した実施形態では、ラップは、２つのピース４６、４７で形成され、これらは縫い目４８によって互いに結合される。 第１ピース４６は、掌セクション３１と、手の甲に巻きつくテーパーセクション４９と、を含む。 第２ピースは、前ピース１７と同じ非弾性材料で製造され、テーパー且つ細長セクション３７の残部を含む。 ２つのピースの縁は縁取りテープ５０で縁取りされる。

使用者の手首の周りにストラップを解放可能に固定するためにベルクロ（登録商標）フック及びループファスナーが設けられる。 このファスナーは、テーパーを越える領域でストラップの前側に取付けられた第１パッド５１と、ストラップの遠位端又は自由端近くでストラップの後ろ側に取付けられた第２パッド５２とを含む。 図示した実施形態では、パッド５１はファスナーのループ又は雌部であり、パッド５２はフック又は雄部である。

グリップ強化パッド５３、５４及び５５が、グローブの前側の掌領域、親指領域、及び指領域に設けられる。 これらのパッドは、ゴム又は他のエラストマーのような材料で形成され、パッド５３、５４は、掌セクション及び支持ラップの親指ピースの切り抜き領域５６、５７に配置され、且つ本体の前ピース１７及び親指スリーブ２３の側面に接着剤で貼付けられる。 縫い目５８、５９が、掌セクション及び親指ピースを本体の前ピース及び切り抜き領域のまわりで親指スリーブの側面に固定する。 パッド５５は、指スリーブ２２の前側で革の切り抜き領域６１に配置される。

図５ないし９に示すように、最初に手をグローブの本体に差し込むことによってグローブを使用者の手にはめると、ストラップの掌部分３１は掌及び手首部分にわたって延び、ストラップの自由部分は手の親指側から延びる。 次いで、自由部分を手の後ろ側と手首の周りに巻き、テーパー部分４９は手の甲を部分的に覆う。 次いで、テーパー部の残部を、手の前側と手首の周りに巻きつけ、グローブの本体及びストラップの掌セクションの下部分の上に重なる。 次いで、ベルクロパッド５１付きのストラップのセクションを、パッドが外方に面した状態で、手首の甲のまわりに巻きつけ、２つのベルクロパッドがストラップを係合して適所に固定するまで、この巻き付けを続ける。

本発明は、多数の重要な特徴と強みを有する。 支持ラップが、掌全体を覆うこと及び親指を取り囲むこと並びに手首の周りに巻きつけられることをして、グローブは手首だけではなく、手全体のための強い支持体を提供する。 ラップがグローブの掌及び持ち上げ領域の構造に一体化されていることにより、重量挙げの選手は選手の持ち上げ動作をより正確にコントロールする。 さらに、この構造は、持ち上げるときに適切なポジショニングを達成する能力を高め、それによって過伸展を防ぎ、グローブが提供する全支持を増大させる。 その上、手と手首の一体化を増すことは、より大きな持ち上げ効率を提供し、且つ手の疲労を減少させる。

一体にされた掌、手首及び親指支持をもつ新規且つ改良されたウェイトリフティンググローブを提供したことが前述から明らかである。 現在の好ましい実施形態を１つだけ詳細に記述したが、以下の特許請求の範囲によって定められる本発明の範囲から逸脱することなく、或る変更及び修正をなすことができることは当業者に明らかであろう。