ゴルフスイング練習装置及び方法

申请号 JP2013540256 申请日 2011-11-11 公开(公告)号 JP5972276B2 公开(公告)日 2016-08-17
申请人 ヴォルフ, ローベルト; 发明人 ヴォルフ, ローベルト;
摘要
权利要求

指定経路上でゴルフクラブ(28)を誘導可能なガイド(10)を備え、 前記ガイド(10)は、第一ポジションにおいては前記指定経路にあり、第二ポジションにおいては指定経路から外れる少なくとも一つのサブセクション(15)を備え、 前記サブセクション(15)を前記第一から前記第二ポジションへ移動可能な装置(16、17; 18、19)が設けられており、 前記装置(16、17; 18、19)は、前記サブセクション(15)が、少なくとも一つのゴルフスイング段階(P6-P8)の際に、前記第二ポジションへ移動するように構成されている、 ゴルフスイング練習装置。前記装置(16、17; 18、19)は、前記サブセクション(15)が、フォロースルー及び/又はフィニッシュの際に、前記第二ポジションへ移動するように構成されている、請求項1に記載の装置。特に少なくとも一つのゴルフスイング段階(P8)における前記ゴルフクラブ(28)は、前記第二ポジションに位置する前記サブセクション(15)と接触することができない、請求項1又は2に記載の装置。前記装置(16、17)は、前記サブセクション(15)が前記第一から前記第二ポジションへ枢動できるように構成されている、請求項1から3のいずれかに記載の装置。前記ガイド(10)の正面領域におけるゴルフクラブ(28)は、前記指定経路上で誘導させることができ、 前記装置(16、17)は、前記ガイド(10)の背面領域の方向に、このサブセクション(15)を動かす、特に枢動させることによって、前記第一から前記第二ポジションへ移動可能である、請求項1から4のいずれかに記載の装置。前記装置(18、19)は、前記サブセクション(15)を前記第一から前記第二ポジションへ変位させるように構成されている、請求項1から3のいずれかに記載の装置。前記装置(18、19)は、前記ガイド(10)の形状に沿って特に前記サブセクション(15)を変位させることができる輸送機構を備える、請求項6に記載の装置。前記サブセクション(15)は、前記ガイド(10)上の上部自由端に設置される、請求項1から7のいずれかに記載の装置。前記ガイド(10)は、空間的に垂直(7)方向に傾斜して設置される、請求項1から8のいずれかに記載の装置。前記ガイド(10)の領域に1又は複数のセンサー(25)が備わり、 前記1又は複数のセンサー(25)は、前記経路に沿って誘導される前記ゴルフクラブ(28)の位置及び/又は方向及び/又は速度及び/又は加速度を検出する、請求項1から9のいずれかに記載の装置。ゴルフプレーヤー(20)の位置及び/又は姿勢及び/又は加重シフトを検出するための検出装置(41、42)を少なくとも一つ備える、請求項1から10のいずれかに記載の装置。前記検出装置(41、42)は、特にゴルフスイング中の前記ゴルフプレーヤー(20)の少なくとも一つの足の領域における圧分布を検出することができる圧力分布センサーを備える、請求項11に記載の装置。前記ゴルフプレーヤー(20)の位置及び/又は姿勢及び/又は加重シフトに関する情報を出力するための出力装置(53、54)を少なくとも一つ備える、請求項1から12のいずれかに記載の装置。前記出力装置(53、54)は、前記ゴルフプレーヤー(20)の足に、触覚シグナルを、特に1又は複数の衝突又は振動として出力するように構成されている、請求項13に記載の装置。指定経路上のガイド(10)に沿ってゴルフクラブ(28)を誘導させるゴルフスイング練習方法であって、 前記ガイド(10)のサブセクション(15)は、前記サブセクション(15)が前記指定経路にある第一ポジションから前記サブセクション(15)が前記指定経路から外れる第二ポジションへ移動し、 前記サブセクション(15)が、少なくとも一つのゴルフスイング段階(P6-P8)の際に、前記第二ポジションへ移動することを特徴とする、方法。

说明书全文

記述 本発明は、請求項1又は15の前置によるゴルフスイング練習装置と、対応する方法に関する。

ゴルフスイングは、一連の動作が最も難しいスポーツの一つであると考えられており、通常は、ゴルフインストラクターの教えに従って学習し練習する。これとは別に或いはこれに追加する形でゴルフスイングの練習が可能なものとして、ゴルフインストラクターと一緒に又はインストラクターなしでゴルフプレーヤーが典型的な一連の動作を練習することができる練習装置がある。

特定のゴルフスイングにおける重要な要件は、ゴルフクラブが常に適切な面で誘導されることである。これには、好ましい姿勢と、身体のねじり、ねじれ、腕下の回転及びアームスイングとの適切な組合せが要求される。

先行技術として知られているものは、円形又は弓形ガイドを備える練習装置であって、ゴルフクラブを、クラブシャフトに取り付けられた1又は複数のガイド要素によって上記円形又は弓形ガイドに接続させ、そこに沿って誘導させることができる練習装置である。

本発明の目的は、ゴルフスイングを向上させる練習が可能になる装置と、対応する方法を提供することである。

上記目的は、請求項1若しくは15による装置又は方法によって解決される。

本発明による装置は、指定経路上でゴルフクラブを誘導可能なガイドを備え、上記ガイドは、第一ポジションにおいては指定経路にあり、第二ポジションにおいては指定経路から外れる少なくとも一つのサブセクション備える、という点を特徴とする。更に、上記サブセクションを第一から第二ポジション(及びその逆)に移動させることが可能な装置が備わる。

本発明の方法によると、ゴルフクラブは、指定経路上のガイドに沿って誘導され、そして上記ガイドのサブセクションは、サブセクションが指定経路に位置する第一ポジションから、サブセクションが指定経路から外れる第二ポジションへ移動する。

指定経路は、好ましくは円形コースを有し、特に円弧形状を有する。しかしながら、原則として、指定経路は、円形コースから外れた形状、好ましくは楕円弧形状を有することもできる。

本発明は、特定のゴルフスイング段階(好ましくはバックスイング及びダウンスイング)中においては、ガイド経路に存在してゴルフクラブのガイドとしての役割を担い、且つ、他の特定のゴルフスイング段階(好ましくはフォロースルー及び/又はフィニッシュ)においては、ガイドのこの部分とゴルフクラブが接触できないようにガイドトラックから除かれるように、ガイド経路の一部を構成するというアイデアに基づいている。その結果、ゴルフプレーヤーはゴルフクラブの誘導が適切な面でサポートされるため、指定のガイド経路に沿ってゴルフクラブを確実に誘導させて練習することができる一方で、特定のゴルフスイング段階におけるその自由な動作はガイド経路によって不必要に制限されないということが、簡単に成し遂げられる。以上のことから、上記ゴルフスイング練習は、より効果的であり、より好ましいものである。

本発明の第一実施形態によると、上記装置は、少なくとも一つのゴルフスイング段階において、サブセクションが第二ポジションに移動するように構成されている。指定経路におけるゴルフクラブの正確な誘導が完全には必要でなかったり、特定の練習目的には望まれていなかったりするゴルフスイングの段階(例えば、フォロースルー及び/又はフィニッシュの間)においては、サブセクションを本来の経路から除くか、或いはそこから外れる位置に移動させることができるため、ゴルフプレーヤーはゴルフスイング中の動作をより自由にすることができる点で、これは有利である。

さらなる実施形態によると、少なくとも一つのゴルフスイング段階におけるゴルフクラブは、特に、第二ポジションに位置するサブセクションとは接触することができない。これによって、より自由な動作が特に高いレベルで保証される。

上記装置は、ガイドのサブセクションが第一から第二ポジション(及びその逆)に枢動できるように特に構成することができる。サブセクションの枢動は、第一から第二ポジションへのサブセクションの移動を特に容易に行える構成であり、制御可能な構成であり、同時に実現性が高い構成である。

サブセクションは、好ましくは、ガイドの余りの部分に対してヒンジを介して取り付けられる。枢動の動作は、好ましくは、特に伝達装置を介して直接又は間接的にヒンジと接続するモーター駆動によって行われる。枢動の動作は、サブセクションに接続した油圧駆動によって行なうことも可能である。枢動の動作を特に容易に実現させるために、ガイド上の第一ポジションにサブセクションを保持させる単純なロック機構(例えばロック)を備えてもよい。ロック機構が解除されると、サブセクションは固定が外され、重に従うことによって、指定経路の外側へ折り広げられる。

本発明の別の実施形態によると、上記装置は、ガイドの背面領域方向にサブセクションを動かす(特に枢動させる)ことによって、このサブセクションを第一から第二ポジションへ移動させることができる。この点について、ガイドの背面領域とは、ゴルフプレーヤーの後に位置する領域のことであり、指定経路上でゴルフクラブを誘導するガイドの正面領域とは反対の側にある領域として理解される。

好ましくは、上記装置は、サブセクションを第一から第二ポジションへ変位させることができるように構成されている。この手段によって、上記サブセクションを第一から第二ポジション(及び、その逆)に単純且つ正確な方法で移動させることができる。

この場合、上記装置は、ガイドの形状に沿ってサブセクションを特に変位させることができる輸送機構を備えてもよい。上記輸送機構は、好ましくは、サブセクションに設置される1又は複数の滑走体がガイドにおける対応するガイド溝と係合するによって実現する。代わりに又は付加的に、複数のローラー対をガイド領域に配置することができる。これを通じて、ガイドレールに取り付けられたサブセクションを動かすことができる。これとは反対に、サブセクション上にローラー対を、そしてガイド領域にガイドレールを設けることも可能である。上記輸送機構は、安全且つ丈夫な様式でサブセクションの変位を確実にする。

サブセクションをガイドの上部自由端に設置することも好ましい。これよって、第一ポジションに位置するサブセクションが、バックスイング及びダウンスイング中のゴルフクラブの誘導を保証する。更には、フォロースルー中(特にフィニッシュ中)にサブセクションが指定経路外の第二ポジションに位置している場合は、ゴルフプレーヤーの自由な動作を制限しない。

上記ガイドは、空間的に垂直方向に傾斜して設置されることがより好ましい。特に、垂直方向のガイド傾斜は調節可能であるため、上記装置は、特定の条件(例えば、ゴルフプレーヤーの身長、体格及びスイング技術)及び要件(例えば、所望の練習目的)に適合させることができる。

代わりに又は付加的に、ベースに対するガイドの高さを調節する手段が備わる。この目的のために、例えば、ガイドが搭載される、ロックナット付きネジを用いてもよい。油圧によって高さ調節が可能な脚部を備えたガイドを設けることも可能である。これにより、便利且つ迅速に所望の高さへガイドを調節することができる。これらの手段によって、上記装置は、練習中に特定の条件及び要求へ適合させることもできる。

本発明の別の実施形態においては、ガイド領域に、経路に沿って誘導されるゴルフクラブの位置及び/又は方向及び/又は速度及び/又は加速度を検出する1又は複数のセンサーが備わる。センサーには、ガイド経路上の特定の位置でゴルフクラブの存在を検出するための光学センサー(例えば、光導電セル)又はゴルフクラブとガイド経路との間の距離を検出するための距離センサーを含ませることができる。誘導センサーを用いることもできる。誘導センサーは、電気伝導性材料でできているゴルフクラブに渦電流を発生させる交流電磁場を作り出す。ゴルフクラブが通過すると渦電流が交流電磁場の振幅を変化させるため、これによってゴルフクラブを検出することができる。

センサーによって検出された量は、表示装置(例えば、スクリーンを備えるコンピュータ)に表示させてもよい。表示装置は、好ましくは、特定の情報と比較して検出量から情報を得るように構成されている。表示装置は、好ましくは、ゴルフクラブの検出位置から補間によってその経路を判定してもよい。経路は、特定の理想的な経路と共に次々と表示装置に出力されて比較される。経路に沿ったゴルフクラブの速度及び加速度についての検出距離及びこれに由来する方向も同様とする。この手段によってゴルフプレーヤーは、彼のゴルフスイングが特定の値からどの程度ズレているかを容易に特定することができ、ゴルフインストラクターがいない場合であってもスイングコースを具体的に変えることができる。

本発明による装置の更に有利な実施形態においては、検出装置が備わり、ゴルフプレーヤーの位置及び/又は姿勢及び/又は加重シフトが検出される。この手段によって、ゴルフクラブを適切な面で適切に誘導するのに必要とされる、それぞれのゴルフスイング段階にあるゴルフプレーヤーの位置若しくは姿勢又はゴルフプレーヤーの両足の加重シフトに関する情報を得ることができる。その結果、本発明による装置を用いたゴルフスイングの練習は、より効率的になる。ゴルフプレーヤーの位置又は姿勢を検出するために、検出装置は、例えば、ゴルフプレーヤーの個々の身体部(特に足、脚部又は上半身)の位置及び姿勢を非接触的に測定可能な複数の光学及び/又は音響センサーを備えてもよい。ゴルフスイング中に検出されたゴルフプレーヤーの位置又は姿勢から、足の加重シフトの変化を測定することも可能である。測定された位置、姿勢又は重量配分は、適切なフィードバック(例えば、修正情報)を出来る限りゴルフプレーヤーへ提供するために、表示装置に表示すること及び/又は理想値と比較することができる。

本発明の好ましい更なる発展型として、上記検出装置には、特にゴルフスイング中のゴルフプレーヤーの少なくとも一つの足の領域における圧力分布の検出が可能な圧力分布センサーが備わる。この手段によって、ゴルフスイング中のゴルフプレーヤーの両足の加重シフト(例えば、左足から右足)、更に個々の足の表面領域での加重シフト(例えば、足指から踵)の測定は、簡便な方法により直接測定が可能である。圧力分布センサーは、装置が設置されている床に配置することができるため、ゴルフプレーヤーは練習中に靴を履いていても履いていなくてもセンサー上に立つことができる。しかしながら、代わりに又は付加的に、圧力分布センサーは、例えば、自己粘着性がある靴の中敷きとしてゴルフプレーヤーの靴底に組み込むこともできる。できる限り最も自由な動作を保証するために、練習中、それぞれの圧力分布センサーの出力信号を非接触シグナル伝達によって制御ユニットへ伝達させ、更なる処理を行い、可能であれば表示させることが、この場合には有利である。

本発明による装置の更に有利な実施形態においては、出力装置が備わり、ゴルフプレーヤーの位置及び/又は姿勢及び/又は加重シフトに関する情報が出力される。このようにして、ゴルフプレーヤーは、ゴルフスイングを適切に行なうのに必要な情報(彼の空間位置、体の姿勢又は両足(特に、足の個々の部分)に対する彼の加重シフトに関する情報)を受け取ることができる。最も簡単な実例として、これは、表示装置(例えば、光信号によるもの)又は画面表示又は音響表示(例えば、シグナル音又は音声指示によるもの)によって実現される。この場合、出力情報は、検出装置によって検出されたゴルフプレーヤーの位置、姿勢又は加重シフトからのものとすることができ、検出位置、姿勢又は加重シフトが理想値から外れている場合は、特に修正を指示する文字を有することができる。しかしながら、代わりに又は付加的に、出力情報には、ゴルフプレーヤーの適切な位置、体及び/若しくはクラブの姿勢又は加重シフトを思い出させるために、特定のスイング段階に到達する前だけでなく特定のスイング段階の間であっても、既に取得済みの情報に関する文字を含ませることもできる。

好ましくは、出力装置は、1又は複数の触覚シグナル、特に衝突又は振動としてゴルフプレーヤーの足に出力するように構成されている。この手段によって、適切な姿勢、位置又は加重シフトに関する適切な情報を、単純で、信頼性が高く、直観的に容易に区別可能な様式によりゴルフプレーヤーへ伝達させることができる。例えば、ゴルフプレーヤーが立つ場所の床部分に電気機械式アクチュエータによって駆動するタペットを設けて、ゴルフプレーヤーの足、特に足の外側にある靴底を叩いたり振動を与えたりすることによって、この足に体重をシフトさせるシグナルを彼に与える。タペットを有するアクチュエータは、好ましくは、足又は靴底の後方領域(特に踵部分)を叩いたりそこに振動を与えたりする場所に関して配置される。

検出装置又は出力装置の利点及び有利な実施形態は、既に本発明に関連して説明されている。あるいは、検出装置又は出力装置の上記利点は、ガイドのサブセクションが第一から第二ポジション(及びその逆)に移動しないか移動できない場合でも有効である。

従って、本発明は、指定経路上でゴルフクラブを誘導可能なガイドを備えたゴルフスイング練習装置であるとも考えることもできる。上記装置は、ゴルフプレーヤーの位置及び/又は姿勢及び/又は加重シフトを検出する検出装置、及び/又はゴルフプレーヤーの位置及び/又は姿勢及び/又は加重シフトに関する情報を出力する出力装置によって特徴づけられる。本発明に関して記載されている好ましい実施形態及びそれらの利点は、この代替発明と共に組み合わせてもよく、またこの代替発明と共に成し遂げられてもよい。

本発明の更なる利点、特徴及び可能性がある用途は、図と関連させて以下の記述から得られる。

図1は、本発明による装置の第一実施例の斜視正面図を示す。

図2は、図1に示される第一実施例の斜視背面図(一部分)を示す。

図3は、図1に示される第一実施例の別の斜視背面図(一部分)を示す。

図4は、本発明による装置の第二実施例の斜視正面図を示す。

図5は、図4に示される第二実施例の別の斜視正面図を示す。

図6は、特定のゴルフスイング段階にあるゴルフクラブが示された、図1のガイドに関する非常に模式化された正面図を示す。

図7は、更なるゴルフスイング段階にあるゴルフクラブが示された、図1のガイドに関する非常に模式化された正面図を示す。

図8は、特定のゴルフスイング段階にあるゴルフクラブが示された、図4及び5のガイドに関する非常に模式化された正面図を示す。

図9は、更なるゴルフスイング段階にあるゴルフクラブが示された、図4及び5のガイドに関する非常に模式化された正面図を示す。

図10は、図1に示した本発明による装置の第一実施例の側面図を示す。

図11は、本発明による装置の第二実施例の追加の斜視正面図を示す。

図12は、本発明による装置の一実施形態の模式図を示す。

図13は、本発明による装置の第三実施例の斜視正面図を示す。

図14は、本発明による装置の第四実施例の斜視正面図を示す。

図15は、本発明による装置の第五実施例の側面図を示す。

図16は、本発明による装置の第五実施例の平面図を示す。

図1は、本発明による装置の第一実施例の斜視正面図を示す。弓形ガイド10は、その下方領域が湾曲ロッドによって形成されており、上方領域には平らなセクションが延在している。

ガイド10は、ベースプレート12上の脚部11と共に立っている2つの直立ロッド8及び9により支えられている。ガイド10を更に支持する湾曲壁14は、ロッド8と9の間に提供される。練習時にゴルフプレーヤー20が立つベースプレート12の正面領域に、練習時にゴルフボールを設置するティーオフプレート13が設けられている。必要であれば、ボールの設置を可能にする所謂ティーをティーオフプレート13上に差し込ませることができる。

ここで示される実施例において、練習時にゴルフプレーヤー20がゴルフクラブを誘導させるのに用いる指定経路付きガイド10は、垂直方向に傾斜した面に実質的に位置している。その結果、直立したゴルフプレーヤー20の上半身は、上記面から突き出ることになる。

ガイド10の上方領域には、ガイド10の上部自由端を形成するサブセクション15が備わっている。サブセクション15は、ヒンジ16によって枢動可能にガイド10に搭載され、油圧システム17を用いてガイド10の本来の経路から外れる方向に枢動可能である。

これは、図1に示される第一実施例の斜視背面図を示す図2及び3の各々に詳細に図示されている。図2に示されるガイド10のサブセクション15の位置は、図1の第一ポジションに対応する。図1において、サブセクション15は、ガイド10の経路上にあり、ガイド10の一部を形成している。

図3に示される実施例において、サブセクション15は、ヒンジ16における油圧システム17を用いてガイド10の本来の指定経路から後方へ枢動されている。その結果、このサブセクションは、第二ポジションに位置している。ゴルフボールのティーオフ後に、ゴルフプレーヤー20が、フォロースルー及びその後の所謂フィニッシュ中のゴルフプレーヤー20の肩よりもガイド10の上部自由端の背面方向にゴルフクラブを移動させても、この第二ポジションにおけるガイド10のサブセクション15は、ゴルフクラブからより離れている。

図4及び5は、それぞれ、本発明による装置の第二実施例の斜視正面図を示す。

この実施例では、ガイド10は、ベースプレート12上に存在する高さ可調脚部11の上に立つ壁部14によって支持されている。ガイド10の下方領域は、湾曲ロッドによって形成され、ガイド10の上方領域には平行延在湾曲壁21及び22が存在し、上記湾曲壁は、ガイド10の溝様領域を形成する。

ガイド10によって規定された経路中には、実施例に示す通り、U字状の形状を有する溝又は矩形断面を有する管から形成される支持要素18が延在している。支持要素18に、そしてガイド10の上部溝様領域には、センサー25又は26が設けられている。かかるセンサーは、ガイド10の経路に沿って誘導されるゴルフクラブの位置及び/又は方向及び/又は速度及び/又は加速度を検出するために用いられる。

ガイド10は、その上部自由端の領域にサブセクション15を備える。本発明による様式において、かかるサブセクションは、上記装置によって、ガイド10の弓形経路の方向へ反時計回りに変位可能である。これによって、フィニッシュ時におけるゴルフクラブの完全なスウィングアウトのために、ガイド10の上部自由端が露出する。

この状態にある装置を図5に示す。ガイド10は、ガイド10によって規定された経路に沿うサブセクション15の変位によって伸縮自在に短縮させた。これによって、溝様領域は、ガイド10に沿って移動している。

好ましくは、ガイド10(特に、ガイド10の上部溝様領域)は、支持要素18のサブ領域19に変位可能に取り付けられる。変位のために輸送機構を設けてもよい。溝様領域の下側(特に、サブセクション15)に、ガイド10の経路に沿って移動し且つ支持要素18のサブ領域19に付随する溝と係合する滑走体が設けられる。

図6及び7は、それぞれ、種々のゴルフスイング段階(P1からP8)にあるゴルフクラブ28と共に、図1に示されるガイド10を非常に模式化した正面図を示している。

図6には、段階P1にあるゴルフクラブ28が示されている。これがダウンスイング動作の最初の位置であり、矢印によって反時計回りの方向が示されている。ダウンスイングの動作中におけるゴルフクラブ28は、ゴルフプレーヤーによって(明確にするために図示せず)、最初はガイドのサブセクション15に沿って移動(段階P1及びP2)し、次にガイド10の残りの領域に沿って移動(段階P3及びP2)し、最後に段階P5のゴルフボール29を打つまで移動する。ゴルフ用語において、この瞬間のことをインパクトモーメント又はインパクトと称されている。

図7には、インパクトモーメント後にガイド10を離れ、フォロースルー(段階P6及びP7)後の所謂フィニッシ(段階P8)に到達したゴルフクラブの位置28が示されている。この段階において、ゴルフクラブ28は、通常、非常に後方へ傾いているが、非常に模式化した表現であるため図7では判別することができない。

図1〜3に示される実施例に関連して既に説明した通り、ガイド10のサブセクション15は、その本来の第一ポジション(図6を参照)から図7の第二ポジションへ、適したタイミングで後方へ枢動される。その結果、フォロースルー中かその後(特に、フィニッシュ時)に、ゴルフクラブ28は、図中の段階P8においてサブセクション15と接触することはない。従って、ダウンスイングの練習に必要なガイド10のサブセクション15によって妨害されることも妨げられたりすることもなく、フィニッシュを含む完全なフォロースルー動作が可能になる。

図8及び9には、それぞれ、種々のゴルフスイング段階におけるゴルフクラブ28と共に、図4及び5に示されるガイド10を非常に模式化した正面図が示されている。図6及び7に示す実施例についての説明は、ここにおいても適用される。従って、このケースにおいては、ガイド10のサブセクション15は、その本来の第一ポジションから枢動によって第二ポジションに移動するのではなく、図4及び5の例示的な実施形態について既に説明した通り、ガイド10に沿った変位によって移動する。

図8及び9を参照することにより、本発明のこの例示的な実施形態においては、バックスイング及びダウンスイング(P5に対する段階P1)中のゴルフクラブの経路が正確に規定される一方で、フォロースルー(段階P6及びP7)中、特に、フィニッシュ(段階P8)時におけるゴルフプレーヤーの自由な動作がゴルフクラブ28の姿勢に関連して制限されないことは明白である。

図4に示した例示的な実施形態に関連して既に言及した通り、センサー25は、装置の支持要素18に設けられる。かかるセンサーを用いて、ガイド10の経路に沿って誘導されるゴルフクラブの位置及び/又は方向及び/又は速度及び/又は加速度を検出する。図4から明らかなように、更なるセンサー26を、ガイド10の溝形サブセクション15に設けてもよい。同様のことが図1に示される例示的な実施形態にも適用される。これが、そこで選択した線図中に認められない場合であっても、上記センサーは、ガイド10の下方領域(即ち、湾曲ロッド)及びガイドの上方領域(即ち、特に、サブセクション15)の両方に設けられる。

第一ポジションにおけるガイド10の各サブセクション15がガイド10の一部を形成する場合、その上に設置されるセンサー26はバックスイング及びダウンスイング中のゴルフクラブの運動量(特に、位置及び速度)を確実に検出することができる。更なるゴルフスイング段階において、各サブセクション15は、本発明の方法によって、もはやガイド10の経路ではない第二ポジションへ枢動又は変位させることができる。そして、ゴルフプレーヤー20の動作がより自由になるばかりでなく、サブセクション15に設置されたセンサー26がこれらの段階(特に、フィニッシュ時)におけるゴルフクラブの衝突によって損傷を受けることがないという利点が達成される。

図10は、図1に示される本発明による装置の第一実施例の側面図を示している。図の通り、ガイド10は、横部材6上に配置される2つの直立ロッド8及び9によって支持される。横部材6は、上記装置が立つベースプレート12上に存在する高さ可調脚部11と共に設置される。

サブセクション15は、ガイド10の上方領域に見ることができ、ヒンジ16及び油圧システム17によって、図に示す矢印方向へ後方に枢動できる。

ここに示した実施例では、ガイド10の経路は、垂線7に対する角度αで傾斜した面上に延在する。本装置は、好ましくは、垂線7に対するガイド10の傾斜を変更可能に構成することができる。高さ可調脚部11と併用して、又はそれに代えて、本発明による練習装置は、種々の身長、体格又はゴルフスイング技術を有するゴルフプレーヤーに対して又は種々の練習目的に対して、適合させることができる。角度αは、好ましくは約30度から40度、特に約35度である。従って、平線に対する、対応する傾斜角は、好ましくは約50度から60度、特に約55度である。

図11は、図4及び5に示される本発明による装置の第二実施例を更に発展させたものを示している。この図を参照して、ガイド10のサブセクション15の制御が一例として説明されている。原則として、以下の説明も図1〜3に示される本発明による装置の第一実施例に準用される。

ガイド10のサブセクション15の制御のために、機械的始動機構を設けてもよい。かかる機構は、ガイド10の指定経路に沿って導かれるゴルフクラブとの接触によって始動する。好ましくは、支持要素18又はガイド10に配置されるピン30をこの目的のために設けてもよい。かかるピンは支持要素18に設置される始動機構と接続し、始動機構は変位のためにサブセクション15を解放するか、その変位自体を引き起こす。

代わりに又は付加的に、サブセクション15は、電子的に制御できる。これによって、ガイド10に沿う経路上の特定の位置におけるゴルフクラブの存在は、例えば、センサー25及び/又は26によって検出される。センサー25又は26によって生じるセンサーシグナルは、制御ユニット31(特に、コンピュータ)に提供される。かかる制御ユニットは、(おそらくセンサーシグナルの評価の後に)サブセクション15を変位させる装置を動かすのに対応する制御シグナルを発生させる。

サブセクション15を電気機械的に制御することも可能である。これによって、例えば、ピン30は、電気的スイッチとして構成される。かかるスイッチがゴルフクラブによって作動すると、対応するスイッチングシグナルが制御ユニット31へ送られ、サブセクション15を変位させる装置を動かすことができる。

既に説明した通り、センサー25及び/又は26を用いて、ゴルフクラブが通過したスイング経路に関する情報及び/又はその速度及び/又はその加速度であってスイング経路に沿ったものを得ることは可能である。少なくとも一部の複数のセンサー25又は26を距離センサーとして構成する場合は、ゴルフスイングの適切な面又は指定経路からのゴルフクラブのズレを更に検出することができる。

検出情報は、視覚的に、好ましくは「スイングパターン」の形で、モニター32に表示でき、例えば、複数のゴルフスイング段階において、ゴルフクラブが特定のスイング経路又は速度又は加速度から外れているゴルフプレーヤー20を示すことができる。このようにすると、ゴルフクラブがゴルフスイングの適切な面から外れているか否か、そしてどの時間においてもそのようであるかを図示することもできる。

代わりに又は付加的に、制御ユニット31は、ゴルフクラブが指定のスイング経路、特に適切な面又は速度又は加速度から外れると、音響及び/又は視覚シグナル33を出力するように構成することができる。従って、ゴルフプレーヤー20は、ゴルフスイング中の任意のエラーがフィードバックされ、これを直ちに受け入れて、直ぐに修正することができる。

代わりに又は付加的に、ストップエレメント27(破線)を設けてもよい。ストップエレメント27は、バックスイング動作の終了時に、これとゴルフクラブが接触することができるように、ガイド10(特に上方領域及び/又はサブセクション15)の領域に配置される。ストップエレメント27に対するゴルフクラブの衝突及びゴルフクラブからの関連音及び/又は振動の結果、ゴルフプレーヤーは、バックスイング動作が終了したという音響又は触覚フィードバックを受け取る。このようにゴルフスイングを練習すると、特にバックスイングを明確に向上させることができる。

ゴルフプレーヤーの身長、体格及びゲーム技術並びに練習目的によって、ストップエレメント27は、図11において明示される矢印の方向に沿って、ガイド10の上部末端へ向かう方向に配置したり、そこから離れる方向に配置したりすることができる。ストップエレメント27のベースボディは、金属でできていてもよく、少なくともゴルフクラブの予想衝突領域においては、特に弾性保護被覆を設けてもよい。これによって、一方ではストップエレメント27の損傷が防止され、他方ではゴルフクラブの損傷が防止される。最も単純な実例として、例えば、発泡体又はゴムをこの目的のために用いることができる。

ガイド10のサブセクション15と同様に、適切な装置(図示せず)を設けてもよい。かかる装置は、指定経路に存在する第一ポジションからストップエレメント27を移動させることができ且つゴルフクラブのバックスイング中に上記エレメントと接触して、上記経路に存在しない第二ポジションへストップエレメント27を移動させることができる。これよって、ゴルフスイング終了時のフォロースルー又はフィニッシュを妨げること無くバックスイングを向上させる練習が可能になる。

説明した機械的ストップエレメント27の代わりに又は付加的に、その特定のバックスイング動作完了フィードバックに関する機能は、ガイド10の上部末端(特に、サブセクション15領域)におけるセンサー26によって補助されたり、引き継がれたりしてもよい。本実施形態において、ガイド10の上方領域におけるゴルフクラブの存在は、センサー26によって検出され、対応するセンサーシグナルが生じると制御ユニット31に送られる。制御ユニット31は、本明細書においては、ゴルフクラブが特定のセンサー26の領域、つまりガイド10の規定された局所領域に位置すると、視覚及び/又は音響信号33を引き起こすように構成されている。このようにして、ゴルフプレーヤーは、バックスイング中に終了位置に到達したことを示す視覚又は音響フィードバックを受け取る。

図12は、ゴルフクラブ28とガイド10のそれぞれの一部分の概略図を示しており、本発明による装置の更なる実施形態を説明している。

図12の左側から見て取れるように、一実施形態において、センサー25は、ガイド10の少なくとも一部分において特定の距離だけ互いに離れて両側に配置され、好ましくはペアとして互いに異なる側に位置するように構成されている。

ガイド10におけるこの区間に沿ったその経路において明示された矢印の方向へ、ゴルフクラブ28が連続して個々のセンサー25を通過すると、それに応じた時間差のセンサーシグナルが生じる。これらのシグナルは、ゴルフクラブ28のそれぞれの方向に関する情報(好ましくは、ゴルフクラブ28のそれぞれの半径方向の位置及び/又はそれの水平線に対するそれぞれの傾斜角β)が得られるように、制御装置31(図11を参照)に伝達されて、そこで評価される。

代わりに又は付加的に、ゴルフクラブ28及び/又はセンサー25は、ゴルフクラブ28の軸の位置を検出したり、判定したりすることもできるように構成することができる。これは、例えば、図12の右側に示されるゴルフクラブ28の一部分を参照することで説明される。

ゴルフスイング中にガイド10の領域へ誘導されるゴルフクラブ28の一部分にマーキング35を設けてもよい。マーキング35は、それに対応するように構成されたセンサー25によって検出することができる。この場合、センサー25がガイド10側の面に沿って配置されている場合であっても基本的に充分である。この場合、センサー25は、例えば、光か他の電磁放射を発してそれを受信できるアクティブセンサーとして構成することができる。しかしながら、基本的には、電磁放射の検出が可能なパッシブセンサー(例えば、フォトダイオード又はCCDアレイ)も適している。

ここに示した例では、マーキング35(おそらくバーコード式)は、ゴルフクラブシャフトの軸に対して各々が円周方向へ延在するように構成されている。ゴルフクラブ28のシャフトの軸36について、明示された矢印の方向へのゴルフクラブ28の回転により、センサー25は、さまざまな大きさのマーキング35を検出して、それに応じた種々のセンサーシグナルが生じ、ゴルフクラブ28の軸の位置が制御ユニット31(図11を参照)へ次々と伝えられる。

マーキング35の特に確実なセンサーによる検出を達成するために、これらは、光を反射するか吸収するように構成することができる。代わりに又は付加的に、マーキングは、光の照射の後、(時計文字盤の様に)一定時間光を発する燐光物質を含んでもよい。

図13は、ゴルフスイング練習装置の第三実施例に関する斜視正面図の一部分を示している。装置のベースプレート12おいてゴルフプレーヤー(参照図11)が位置する領域に、2つ圧力分布センサー41及び42を設けてゴルフプレーヤーの足領域における圧力分布を検出してもよい。この実施形態における圧力分布は、足部分の単位面積当たりに発生する加重による力の大きさを表す任意の情報として、ここでは、理解されている。両足用の2つの圧力分布センサー41及び42の代わりに、代替案として、片足用の一つの圧力分布センサーだけを設けてもよい。

好ましくは、圧力分布センサー41及び42のそれぞれは、二次元に配置させた複数の独立した感圧センサーを有する。そのシグナルは、接続43(特に無線)を介して制御ユニットへ伝達されて、処理及びおそらく評価の対象になる。代わりに又は付加的に、圧力分布センサー41及び42は、ゴルフプレーヤーの靴底に収容してもよい。これにより、特定の足の部分(例えば踵、足指、外側の足)の領域における特に正確な圧力分布が検出可能になり、非常に区分けされた圧力分布の検査が可能になる。

例えば、検出された圧力分布は、特定のゴルフスイング段階における適切な加重配分に対応する予め保存された理想値と比較してもよい。従って、検出された圧力分布が理想値から外れる場合は、これを視覚的に及び/又は音響的に表示してもよい。これにより、ゴルフプレーヤーは、現在又は次のゴルフスイングにおいて彼の姿勢又は加重配分を直すことができる。

図11に関する説明は、モニター32又はシグナル33等による光学的又は音響的表示に準用する。

図14は、ゴルフスイング練習装置の第四実施例の斜視正面図を示す。装置のベースプレート12における2つのエレメント53及び54は、ゴルフプレーヤーが足を置く領域51及び52の下に設けられる(参照図11)。これらのエレメントは、領域51及び52に立っているゴルフプレーヤーの特定の足又は靴底(好ましくは、踵部分)に、例えば、衝突又は振動として触覚シグナルを与えることができる。両足用の2つのエレメント53及び54の代わりに、かかるエレメントを一つのみ、片方の足だけに設けてもよい。

エレメント53及び54は、好ましくは、接続55を介して制御ユニット31に接続され、これによって制御される。エレメント53及び54は、例えば、電気機械式アクチュエータによって駆動するタペットを備えて、ゴルフプレーヤーの靴底を打つことができる。しかしながら、これとは別に、エレメント53及び54は、振動シグナルによりゴルフプレーヤーの靴底に作用可能な振動エレメントとして構成することもできる。

ゴルフプレーヤーの足に対する触覚シグナル(特に1又は複数の衝突又は振動として)の出力の結果、適切な姿勢、位置又は加重シフトに関する情報は、簡単で信頼性が高く直観的な方法により上記ゴルフプレーヤーに伝えられる。従って、ゴルフプレーヤーは、例えば、モニター32上の情報又は光学的信号33(図11を参照)に対応する表示に注意を払う必要なく、ゴルフスイングの実行に集中することができる。

図14に図示した実施形態は、図13に示される本発明の実施形態と効果的に組合せることができる。触覚シグナルとしてゴルフプレーヤーに与えられる情報は、圧力分布センサー41及び42によって検出されるゴルフプレーヤーの加重シフトの位置から算出し得るものであり、特に、検出位置又は加重シフトが特定の理想値から外れる場合は修正命令であってもよい。

しかしながら、代わりに又は付加的に、伝達情報には、特定のスイング段階の各状況において要求される体の位置、姿勢又は加重シフトに関する注意を促すための指標を含ませてもよい。従って、エレメント53及び54は、例えば、特定のスイング段階中に踵部分を叩くように制御されてもよい。例えば、ダウンスイング中にエレメント53によって右足の踵を叩き、右足の左への加重シフトを起こす必要があることをシグナルによってゴルフプレーヤーに伝える。

その他の点では、図11に関する説明は、図14にもあてはまる。

図15及び16は、本発明による装置の第五実施例の側面図又は平面図を示す。例えば、図1及び4に示される壁部21及び22並びに脚部11又はロッド8及び9による取付けとは異なり、この実施例におけるガイド10は、下方領域が第一接続部5によって取付けられており、上方領域がベースプレート12上の第二接続部7を有する伸縮自在の支持体6によって取付けられている。支持体6の長さは、好ましくは油圧によって、セグメント6'及び6"を格納したり伸長させたりして調節することができる。しかしながら、伸縮自在の支持体6の個々のセグメント6'及び6"を、ロックネジ又はボルトによって互いが相対して確実及び/又は不確実にロックして、一定の長さの支持体6に調節してもよい。垂線又は水平線に対するガイド10の傾斜角は、支持体6の長さにより一定の限度内で調節してもよい。

ガイド10の上方領域におけるサブセクション15は、枢動可能に取付けられ、ゴルフスイング中のゴルフクラブがフォロースルー及び/又はフィニッシュ段階に到達したときに、ガイド10の本来の経路から外れる方向へ枢動するように制御される。図1〜3に示した例示的な実施形態に関する上記の説明は、準用される。

ゴルフスイング中のゴルフクラブは、指定経路に沿って、サブセクション15を含むガイド10の正面領域4上に導かれる。ここで示される好適な実施形態においては、摩耗保護部2が正面領域に設けられており、ゴルフクラブとガイド10又はサブセクション15と間の摩擦力を低減させている、及び/又は、ゴルフクラブだけでなくガイド10又はサブセクション15に対する摩耗を予防させるか少なくとも低減させている。

好ましくは、摩耗保護部2は、必要があればサブセクション15又はガイド10から取り除いて、新しいものか別のものに取り替えることができる交換可能な設計である。例えば、摩耗保護部2は、ガイド10又はサブセクション15と接着でき、必要に応じて再び取り除くことができる粘着テープとして設計されてもよい。

本実施例においては、2台の超音波センサー26(図16を参照)がサブセクション15に設けられており、サブセクション15領域においてゴルフクラブの存在を検出することができるようになっている。図11で示した例示的な実施形態と同様に、超音波センサー26によって生じる電気シグナルは、制御ユニット31へ伝達させてもよい。その部品は、ダウンスイングの開始に必要な初期位置にゴルフクラブが到達したことを示すシグナルをゴルフプレーヤーに伝達させるために、光学、音響、触覚シグナルを出力する。従って、間隔を置いて配置された一つ又は両方の超音波センサー26を、バックスイング中のゴルフクラブのシャフトが通過すると、シャフトが予想折り返し地点領域において必要な軸角又は適切な軸角に到達したことを示すシグナルをゴルフプレーヤーに伝達させるために、特に音響シグナルを出力させてダウンスイングを開始させることができる。当然、本実施例においては、超音波センサー26の代わりに、対応する光学センサーを用いることもできる。

カバー3は、サブセクション15の背面領域に配置される。カバー3は、超音波センサー26の後方部分と、場合によってはその制御に要求される電子装置とを環境の影響から保護するのに役立つ。

弓形ガイド10は、好ましくは、チューブ状であり、超音波センサー26又はサブセクション15を枢動させる電気モーター若しくは油圧機構17(参照:図1〜3)用の電気及び/又は油圧リードを導くことができる空洞を有する。ガイド10は、好ましくは、楕円形の断面を有することができる。

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