汎用の運動指導システム

申请号 JP2011201769 申请日 2011-09-15 公开(公告)号 JP5959819B2 公开(公告)日 2016-08-02
申请人 プリコー インコーポレイテッド; Precor, Inc.; 发明人 デイヴィッド イー ダイヤー; ジェイムズ エス ビレル; ブラディ エイ オラソン; ブライアン ディー ウィルソン; デイヴィット ダブリュー フリント; オータム エル ストループ;
摘要
权利要求

コンピュータデバイスを用いて、個人のフィットネス目的を受信するステップと、 前記コンピュータデバイスを用いて、前記フィットネス目的を達成するために、トレーニングの運動ルートを特定して、格納するステップであって、各トレーニングは、少なくとも部分的に代謝当量に基づく観点で規定され、前記運動ルートは、1つ以上の所定の個人のトレーニングパラメータ及び1つ以上の運動装置での各所定のトレーニングの頻度を意味する、ステップと、 前記コンピュータデバイスを用いて、複数の異なる運動オプション及びその関連するトレーニングパラメータを表示するステップと、 を含み、前記複数の異なる運動オプションは、前記運動ルートの1つのトレーニングの間に入れ替え可能であり、且つ個人により選択可能であり、前記複数の運動オプションの各々のトレーニングパラメータは、前記複数の運動オプションの各々のトレーニングパラメータに対する代謝当量に少なくとも部分的に基づく、方法。前記コンピュータデバイスを用いて、第1タイプの運動装置から第1の運動結果データを受信するステップと、 前記コンピュータデバイスを用いて、前記第1の運動結果データを第1の代謝当量に変換するステップと、 前記コンピュータデバイスを用いて、前記第1タイプの運動装置とは異なる第2タイプの運動装置から第2の運動結果データを受信するステップと、 前記コンピュータデバイスを用いて、前記第2の運動結果データを第2の代謝当量に変換するステップと、 前記コンピュータデバイスを用いて、前記第1の代謝当量及び前記第2の代謝当量を用いて、前記トレーニングのルートを調整するステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記第1タイプの運動装置及び前記第2タイプの運動装置は、エリプティカル運動装置、トレッドミル、ステアステッパー、自転車運動装置及び適応運動訓練装置から成る、運動装置のグループから選択される、請求項2に記載の方法。前記複数の運動オプションは、陸上運動及び運動装置での運動を含む、請求項1に記載の方法。前記複数の運動オプションの内のどれを表示するかは、トレーニングの利用可能時間に基づく、請求項1に記載の方法。ユニバーサル完了時間を受信するステップと、 現在のユニバーサル時間及び受信したユニバーサル完了時間を用いて、前記トレーニングの前記利用可能時間を決定するステップと、 をさらに含む、請求項5に記載の方法。表示される前記運動オプションに関連する前記パラメータは、トレーニングの利用可能時間に基づく、請求項1に記載の方法。トレーニングを完了するユニバーサル時間を受信するステップと、 現在のユニバーサル時間及び受信した前記トレーニングを完了するユニバーサル時間を用いて、前記トレーニングの前記利用可能時間を決定するステップと、 をさらに含む、請求項7に記載の方法。トレーニング施設を退くユニバーサル時間を受信するステップと、 現在のユニバーサル時間及び受信した前記トレーニングを完了するユニバーサル時間を用いて、前記トレーニングの前記利用可能時間を決定するステップと、 をさらに含む、請求項8に記載の方法。衛生管理の時間割り当てを含むユーザプロファイルを格納するステップをさらに含み、前記利用可能時間は前記衛生管理の時間割り当てを用いて決定される、請求項9に記載の方法。トレーニング施設から遠隔の場所に到着するユニバーサル時間を受信するステップと、 現在のユニバーサル時間及びトレーニング施設から遠隔の場所に到着する前記ユニバーサル時間を用いて、前記トレーニングの前記利用可能時間を決定するステップと、 をさらに含む、請求項8に記載の方法。トレーニング施設から遠隔の複数の場所を含むユーザプロファイルを格納するステップと、 前記複数の場所の内の1つの選択場所を受信するステップと、 をさらに含む、請求項10に記載の方法。複数のトレーニングオプションを表示するステップをさらに含み、該複数のトレーニングオプションの各々は、異なる運動オプションの異なる組み合わせ及び/又は異なる関連するパラメータを有し、表示される前記異なるオプションは、前記トレーニングの前記利用可能時間に基づく、請求項7に記載の方法。各トレーニングは、個人の代謝当量及び酸素処理能VO2最大に少なくとも部分的に基づく観点で規定される、請求項1に記載の方法。第1タイプの第1の運動装置と、 前記第1タイプと異なる第2タイプの第2の運動装置と、 ディスプレイと、 コンピュータ可読プログラムと、 を備える、運動指導システムであって、 前記コンピュータ可読プログラムは、 個人のフィットネス目的を受信し、 前記フィットネス目的を達成するために、トレーニングの運動ルートを特定して、格納し、各トレーニングは、少なくとも部分的に代謝当量に基づく観点で規定され、前記運動ルートは、1つ以上の所定の個人のトレーニングパラメータ及び1つ以上の運動装置での各所定のトレーニングの頻度を意味し、 複数の異なる運動オプション及びその関連するトレーニングパラメータを表示するように構成され、 前記複数の異なる運動オプションは、前記運動ルートの1つのトレーニングの間に入れ替え可能であり、且つ個人により選択可能であり、前記複数の運動オプションの各々のトレーニングパラメータは、前記複数の運動オプションの各々のトレーニングパラメータの代謝当量に少なくとも部分的に基づき、前記複数の運動オプションは、前記第1の運動装置を用いる運動と、前記第2の運動装置を用いる運動とを含む、運動指導システム。前記コンピュータ可読プログラムは、 第1タイプの運動装置から第1の運動結果データを受信し、 前記第1の運動結果データを第1の代謝当量に変換し、 前記第1タイプの運動装置とは異なる第2タイプの運動装置から第2の運動結果データを受信し、 前記第2の運動結果データを第2の代謝当量に変換し、 前記第1の代謝当量及び前記第2の代謝当量を用いて、前記トレーニングのルートを調整するように構成される、請求項15に記載の運動指導システム。前記第1タイプの運動装置及び前記第2タイプの運動装置は、エリプティカル運動装置、トレッドミル、ステアステッパー、自転車運動装置及び適応運動訓練装置から成る、運動装置のグループから選択される、請求項16に記載の運動指導システム。前記複数の運動オプションは、陸上運動及び運動装置での運動を含む、請求項15に記載の運動指導システム。前記複数の運動オプションの内のどれを表示するかは、トレーニングの利用可能時間に基づく、請求項15に記載の運動指導システム。コンピュータデバイスを用いて、個人から入力したユニバーサル時間を受信するステップと、 前記コンピュータデバイスを用いて、現在のユニバーサル時間と、トレーニングを完了する前記受信したユニバーサル時間とを用いて、トレーニングの利用可能時間を決定するステップと、 前記コンピュータデバイスを用いて、前記利用可能時間及び個人のトレーニング目的に基づいて、少なくとも1つの運動オプション及び関連する運動オプションのパラメータを決定するステップと、 前記少なくとも1つの運動オプション及び関連する運動オプションのパラメータを表示するステップと、 を含む、方法。前記ユニバーサル時間は、前記トレーニングのセッションを完了するユニバーサル時間である、請求項20に記載の方法。前記ユニバーサル時間は、トレーニング施設を退くユニバーサル時間である、請求項20に記載の方法。衛生管理の時間割り当てを含むユーザプロファイルを格納するステップをさらに含み、前記利用可能時間は前記衛生管理の時間の割り当てを用いて決定される、請求項20に記載の方法。前記ユニバーサル時間は、トレーニング施設から遠隔の場所に到着するユニバーサル時間である、請求項20に記載の方法。トレーニング施設から遠隔の複数の場所を含むユーザのプロファイルを格納するステップと、 前記複数の場所の内の1つの選択を受信するステップと、 をさらに含む、請求項24に記載の方法。複数のトレーニングオプションを表示するステップをさらに含み、該複数のトレーニングオプションの各々は、異なる運動オプション、異なる運動オプションの異なる組み合わせ又は異なる関連するパラメータを有する同じ運動オプションを有し、表示される異なるトレーニングオプションは、前記トレーニングの前記利用可能時間と個人のトレーニング目的とに基づく、請求項20に記載の方法。

说明书全文

本発明は、運動指導システム及び方法に関する。

[関連する特許出願の相互参照] 本出願は、James S. Birrell, Brady A. Olason, David W. Flynt, Autumn L. Stroupe及びDavid E. Dyerによる「EXERCISE COMMUNITY SYSTEM」と題する2009年10月2日に出願された同時係属出願第12/572,444号に関連し、その全開示が本明細書に参照により組み込まれる。

本出願は、David E. Dyer, James S. Birrell, Brady A. Olason, Brian D. Wilson, David W. Flynt, 及びAutumn L. Stroupeによる「EXERCISE GUIDANCE SYSTEM」と題する2009年10月2日に出願された同時係属出願第12/572,448号に関連し、その全開示が本明細書に参照により組み込まれる。

フィットネスの目標を達成しようとする人はよくいる。しかしながら、厳しいトレーニング計画を維持することが、病気や仕事による中断及び様々な他の状況の変化により、困難であることがよくある。また、フィットネスの目標を達成するための運動の計画又はルートは、特定の運動器具での指定された運動形態を行使するのに個人に制限を加え、柔軟性がないことがよくある。そのような運動レジメンは個人に選択肢を与えておらず、その計画は新鮮さを失い個人の興味を失わせることになる。その結果、個人のフィットネス目標の達成が、困難であることがよくある。

本発明の目的は、個人のフィットネス目標を達成させるのに適した運動指導システム及び方法を提供することにある。

本発明による運動指導システム及び方法は、個人の運動目的に基づいて、トレーニングオプション又は異なる運動オプションのいずれかを表示させ、表示されるオプションは、代謝当量に少なくとも部分的に基づくようにする。

例示実施形態による運動指導システムの概略図である。

図1のシステムの運動装置の一例の後面斜視図である。

図1のシステムの運動装置の別の実施形態の後面斜視図である。

図1のシステムによる運動ルートの創作に用いるためのフィットネス指標の特定を例示する概略図である。

運動ルートと見なされるリストを生成するために、図1のシステムにより用いられる方法のフロー図である。

図1の運動指導システムにより提示されるトレーニングオプションの表示を例示する図である。

図1は、例示実施形態による運動指導システム10の概略図である。以後、説明するように、運動指導システム10は、1つ以上の運動装置を用いて1つ以上のフィットネスの目的又は目標を達成するための運動ルートを特定し、且つ運動結果又は運動メトリクス(exercise metrics)と、運動ルート、ユーザ順守及び計画外又は計画内のユーザイベントとの比較に基づいて、運動ルートを自動的に調整する。結果的に、運動指導システム10は、病気、旅行、仕事又は生活の変化による中断、目標の再調整及び他の状況の変化と言ったような運動レジメンの中断又は中止を考慮に入れることになる。本開示において、「運動ルート」とは、フィットネス又は他の運動目的に向けて前進させるように、1つ以上の運動活動を用いるための、計画、仕様、経路、レシピ又は他の段階的な指示又は命令を意味する。

運動指導システム10は、複数のフィットネス装置又は運動装置12A、12B(まとめて運動装置12と呼ぶ)、入装置16、ディスプレイ18及びコントローラ20を含む。運動装置12は、運動器具を備え、個人は、その運動器具により、運動装置12に関連する1つ又は複数の可動構造物に力又は動きを加えることにより、運動することができる。運動装置12は、体重、身体組成、心拍数のような個人の1つ以上の属性を検知又は測定するように構成されているほかに、主観的なユーザ入力を集める手段でもある。運動装置12は、足支持具又はスイングアームを動かす速度、トレッドミルを動かす速度及び傾斜、ユーザの歩調などのような、個人が運動することにより加えられる力、強さ又は動きから成る運動結果を検知するようにも構成されている。運動装置12により検知される個人の属性並びに運動結果はコントローラ20に伝えられる。

一実施形態では、運動装置12は、有線方式でコントローラ20と通信する。別の実施形態では、運動装置12は、無線方式でコントローラ20と通信する。一実施形態では、運動装置12は、ローカルエリア・ネットワークを用いてコントローラ20と通信することができ、又は、インターネット通信を用いて通信することができる。運動指導システム10が単一の運動装置12を含み、かつ、コントローラ20が単一の運動装置12の一部として組み込まれる実施形態では、そのような通信は、有線方式、若しくは無線方式で直接行うか、又はUSBフラッシュドライブのような他の転送可能手段を介して行うことができる。

図2及び図3は、それぞれ、運動装置12A及び12Bの具体例である運動装置112A及び112Bを例示する。一実施形態では、運動装置112Aはエリプティカルマシンを備える。運動装置112Aは、概して、足支持具124、スイングアーム126、1つ以上の抵抗源128(概略的に示される)、1つ以上のセンサ130、体重センサ132、身体組成センサ134及びコントロールパネル136を備える。足支持具124及びスイングアーム126は、運動をする個人が携わるように構成されており、運動をする人は、多くの抵抗源128の内の1つにより与えられる抵抗に抗してそのような構造物を動かすように、足支持具124及びスイングアーム126に対して力又は動きを及ぼす。抵抗源128は、足支持具124及びスイングアーム126の動きに抵抗する。一実施形態では、抵抗源128は、摩擦抵抗機構、空気ブレーキ、渦電流ブレーキ、発電機、又はそのような動きに対して制御可能で調整可能な抵抗を与えるように構成された他の装置を含むことができる。一実施形態では、抵抗源128は、足支持具124の動きに抵抗するが、スイングアーム126の動きには抵抗しないようにするか、又は、スイングアーム126を除くことができる。多くの抵抗源128の内の1つにより与えられる抵抗の量又は程度は、コントローラ20(図1に示す)に伝えられる。

センサ130は、足支持具124及びスイングアーム126をトレーニング中に個人が動かす速度又はレートのような運動のメトリクス又は値を検知又は検出するように構成された1つ以上の検知装置を備える。そのような検知した値は、コントローラ20(図1に示す)に伝えられる。抵抗源128及びセンサ130は、エリプティカル運動装置112Aの後部に配置されるように、概略的に例示されているけれども、他の実施形態では、抵抗源128及びセンサ130は、運動装置112Aの前部に又は他の位置に配置することもできる。

体重センサ132は、個人の重量を検出するように構成された1つ以上の装置を備える。例示した例では、センサ132は個人の重量を検知するパッド又は脚部を備える。個人の重量は、その人が運動装置112Aに乗った時の全重量を検知し、運動装置112A自体の重量を差し引いて決定される。個人の検出体重は、コントローラ20(図1に示す)に伝えられる。

センサ134は、個人の心拍数のほかに除脂肪体重と体脂肪に起因する体脂肪率も検知するように構成された装置を備える。例示の例では、センサ134は、個人の心拍数のほかに、電気抵抗又は他の既知の方法に基づいて、彼又は彼女の身体組成も検出するように構成されたハンドグリップを備えている。検出した心拍数及び身体組成は、コントローラ20(図1に示す)に伝えられる。他の実施形態では、体重センサ132及び/又は心拍数−身体組成センサ134を除くことができる。例えば、他の実施形態では、個人の心拍数は、胸部ストラップ又は他の同様の検知装置を用いて検出することができる。そのような実施形態では、個人の体重又は彼又は彼女の身体組成は、入力装置16(図1に示す)又は無線スケールのような接続装置を用いて入力することができる。

コントロールパネル136は、運動装置112Aの一部を構成し、運動する個人がそれにより運動装置112Aと対話することができる。特に、コントロールパネル136は、運動装置112Aへの命令の入力又はデータの入力を容易にし、一方、運動する個人にフィードバック出力も与える。コントロールパネル136は、様々な入力装置138及び1つ以上のディスプレイ140を含む。一実施形態では、入力装置138及びディスプレイ140の内の1方又は双方を、図1の入力装置16及びディスプレイ18として役立てることができる。他の実施形態では、入力装置16及びディスプレイ18は、運動装置112Aから分離した他の構造物により提供することができる。

図3に示すように、運動装置112Bは、運動装置112Aと比較すると、異なる種類の運動装置を備える。結果的に、運動装置112Bは、異なる種類のトレーニングを提供する。トレーニングの多様性を増加することにより、運動装置112は、個人の能力を向上させて、彼又は彼女のフィットネス目的をかなえる。例示の例では、運動装置112Bはトレッドミルを備えている。他の実施形態では、運動装置112A及び112Bは、エリプティカルマシン及びトレッドミル以外の運動器具を備えることができる。

運動装置112Bは、トレッドミルベルト150、1つ以上の抵抗源152(概略的に示す)、多くのセンサの内の1つ154(概略的に示す)、体重センサ156、心拍数/身体組成センサ158及びコントロールパネル160を含む。トレッドミルベルト150は、運動する個人が携わるように構成されており、運動する人は、多くの抵抗源152の内の1つにより与えられる抵抗に抗してベルト150を動かすようにベルト150に対して力又は動きを及ぼすか、又は、トレッドミルベルトと同じペースを保つことが必要とされる。

抵抗源152はベルト150の動きに抵抗する。一実施形態では、抵抗源152は、摩擦抵抗機構、空気ブレーキ、渦電流ブレーキ、発電機又はそのような動きに対して制御可能でかつ調整可能な抵抗を与えるように構成された他の装置を含むことができる。多くの抵抗源152の内の1つにより与えられる抵抗の量又は程度は、コントローラ20(図1に示す)に伝えられる。

センサ154は、ベルト150がトレーニング中に個人により動かされる速度又はレートのような運動のメトリクス又は値を検知又は検出するように構成された1つ以上の検知装置を備える。そのような検知した値は、コントローラ20(図1に示す)に伝えられる。抵抗源152及びセンサ154は、運動装置112Bの前部に配置されるように、概略的に例示されているけれども、他の実施形態では、抵抗源152及びセンサ154は、運動装置112Bの後部に又は他の位置に配置することもできる。

体重センサ156は、個人の重量又は質量を検出するように構成された1つ以上の装置を備える。例示した例では、センサ156は個人の重量を検知するパッド又は脚部を備える。個人の重量は、個人が運動装置112Bに乗った時の全重量を検知し、運動装置112B自体の重量を差し引いて決定される。個人の検出した体重は、コントローラ20に送信される(図1に示す)。別の実施形態では、重量測定装置は独立したものとするが、無線又は有線方式で運動装置に接続する。

センサ158は、個人の心拍数のほかに除脂肪体重に起因する体脂肪率も検知するように構成された装置を備える。例示の例では、センサ158は、個人の心拍数のほかに、電気抵抗又は他の既知の方法に基づいて、個人の身体組成も検出するように構成されたハンドグリップを備える。検出した心拍数及び身体組成は、コントローラ20(図1に示す)に伝えられる。他の実施形態では、体重センサ156及び/又はセンサ158を省略することができる。そのような実施形態では、個人の体重又は彼又は彼女の身体組成は、入力装置16(図1に示す)を用いて入力してコントローラ20に供給することができる。個人の心拍数は他の装置を用いて検知することができる。

コントロールパネル160は、運動装置112Bの一部を構成し、運動する個人がそれにより運動装置112Bと交信することができる。特に、コントロールパネル160は、運動装置112Bへの命令の入力又はデータの入力を容易にし、一方、運動する個人へのフィードバック出力も与える。コントロールパネル160は、様々な入力装置162及び1つ以上のディスプレイ164を含む。一実施形態では、入力装置162及びディスプレイ164の内の1方又は双方を、図1の入力装置16及びディスプレイ18として役立てることができる。他の実施形態では、入力装置16及びディスプレイ18は、運動装置112Bから分離した他の構造物により提供することができる。

図1に示すように、入力装置16は、それによりデータ又は情報をコントローラ20に供給し得る1つ以上の装置を備える。入力装置16によって、個人は彼又は彼女のフィットネス目的のほかに、彼又は彼女の年令、体重、性別、トレーニングに利用可能な時間、週当りの選択頻度、つまり、トレーニングに利用可能な回数若しくは日数、又は、彼又は彼女のフィットネス目的を達成するために用いるべき運動器具の種類と言ったような属性も、入力することができる。入力装置16によって、さらに、個人はリクエスト又は命令をコントローラ20に入力することができる。一実施形態では、入力装置16は、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン又は他の入力装置を備える。入力装置16は、運動装置12の内の1つに関連するコントロールパネルの一部として設けるか、又は別のコンピュータ、携帯端末(PDA)又はコントローラ20と通信する同種のもののような分離した入力装置とすることができる。

ディスプレイ18は、それにより、情報又はデータを個人に出力又は提示することができる1つ以上の装置を備える。ディスプレイ18は、コントローラ20が、運動ルート、運動パラメータ、フィットネスの目標及び目的の予測などのような情報を提供することを可能にする。一実施形態では、ディスプレイ18はディスプレイスクリーンを備えることができる。さらに他の実施形態では、ディスプレイ18は、発光ダイオード又は音声通信の音声のような可聴信号を用いるような他の方法で情報を伝えることができる。一実施形態では、ディスプレイ18は運動装置12の内の1つの一部として設けることができる。さらに他の実施形態では、ディスプレイ18は、別のコンピュータ、携帯端末(PDA)又はコントローラ20と通信する同種のもののような運動装置12から分離した他の装置の一部として設けるスクリーンを備えることができる。

コントローラ20は、個人に彼又は彼女のフィットネス目的の達成に向けて、指導、モチベーション及び鼓舞メッセージを与えるように構成された1つ以上の処理装置22及び関連するメモリ24を備えている。本出願において「処理装置」とは、メモリに含まれている命令シーケンスを実行する目下開発されている、又は将来開発される処理装置を意味する。命令シーケンスの実行により、処理装置は制御信号を生成するようなステップを実行する。命令は、処理装置による実行のために、読み出し専用メモリ(ROM)、大容量記憶装置又は他の何らかの永続記憶装置からランダム・アクセス・メモリ(RAM)にロードすることができる。他の実施形態では、上記の機能を実施するために、ハードワイヤド回路をソフトウェア命令の代わりに又は組み合わせて用いることができる。例えば、コントローラ20は、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)の一部として、具体化することができる。特に断りのない限り、コントローラは、ハードウェア回路及びソフトウェアの任意の特定の組み合わせに限定されるものではなく、処理装置により実行される命令のための任意の特定のソースに限定されるものでもない。

例示の例では、命令をプロセッサ22に与えるメモリ24は、1つ以上のコンピュータ可読プログラム26を含む。コンピュータ可読プログラム26は、1つ以上のプロセッサ22の動作を指示するように構成された、ソフトウェアコードのようなコンピュータ可読命令を含む。コンピュータ可読プログラム26は、特に、(1)個人のフィットネス目的を受信すること、(2)1つ以上の運動装置12を用いて個人のフィットネス目的を達成するための運動ルートを特定し格納すること、(3)1つ以上の運動装置12の1つからの運動のメトリクス(運動結果データ)を受け取ること、(4)この運動メトリクスを運動ルート及び期待した結果と比較すること、(5)この比較に基づいて、前に作成した運動ルートを調整すること、を含むが、それらに限定されない機能又はプロセスを、プロセッサ22に実行させることを指示するように構成されている。多数の個人のトレーニング用に規定されたトレーニングパラメータを含む、新しく調整された運動ルートは、個人に提示されるか、又はディスプレイに表示される。

上述の通り、コンピュータ可読プログラム26は、個人のフィットネス目的を受信するように1つ以上のプロセッサ22に命令する。フィットネス目的の例は、体重管理、フィットネス管理、イベント準備及びパフォーマンス強化を含むが、それらに限定されない。体重管理の目的での目標は所望の体重を達成又は維持することである。フィットネス管理の目的での目標は、一定レベルのフィットネスを所定強度のトレーニングを受けた個人の脈拍数、血圧等のような測定した様々な生理学的指標として達成又は維持することにある。イベント準備の目的は、将来のレース、自転車イベントなどのような特定の運動イベント又は競技の準備をすることにある。最後に、パフォーマンス強化の目的は、特定の運動装置で、特定のモダリティ又はアクティビティを実行しながら、一定の速度又は他の運動メトリクスを達成又は維持することにある。

一旦、フィットネス目的を受信すると、プロセッサ22は、コンピュータ可読プログラム26により与えられる命令に従って、1つ以上の運動装置12を用いてフィットネス目的を達成するための運動ルートを特定し格納する。そのために、プロセッサ22は、ディスプレイ18(運動装置の一部として又は別個のディスプレイとして)により、プロンプト又は質問を発して、彼又は彼女の年令、体重、性別、トレーニングに利用可能な時間、週当りの選択頻度、好ましい運動器具、フィットネス目的を達成する日付及び他の適切な質問のような一定の個人の属性を、個人が入力するように要求することができる。コントローラ20は、さらに、個人の体重及び身体組成のような情報を要求することができる。そのようなセンサを備えていれば、この情報を運動装置から直接得ることもできる。

そのような情報の入力を要求することに加えて、コントローラ20は、個人がフィットネス評価テストを終了した旨を要求することもできる。特に、コントローラ20は、1つの運動装置12に対するフィットネステストパラメータをディスプレイに表示することができる。運動パラメータは、一定期間に対する一定の速度若しくはレート、一定レベルの抵抗又はトレーニング強度を含むが、それらに限定されない。コントローラ20は、上記のパラメータが設定されているようなテスト用に用いられる運動装置12を制御することができる。テストの一部としての個人による運動中に、コントローラ20は、フィットネステストのメトリクス又は運動結果を受け取ることができる。一実施形態では、そのような結果は、所定のテスト強度レベルでの心拍数の形式で得られる。テスト中に、運動装置は、さらに、個人の身体組成及び体重を検出することができる。これらの値もコントローラ20に伝えられる。テストトレーニングの終わりに、コントローラ20は、テストトレーニングが容易であったか、適度又は難しかったかどうかの査定を個人に質問することができる。図4に概略的に示すように、コントローラ20は、テスト結果(心拍数)及び検知した属性(体重32及び身体組成34)の各々を用い、コントローラ20は、個人のフィットネスレベル又はフィットネス指数36を評価し、このフィットネスレベル36を用いて、運動ルートを特定又は創出する。

特定の実施形態では、コントローラ20は、運動ルートを形成又は特定するのに、他の入力又は履歴情報を利用することができる。例えば、一実施形態では、コントローラ20は、さらに、通信インターフェース28を含むことができ、それにより、コントローラ20は、通信することができ、外部ソースからデータ又は入力を受信することができる。例えば、一実施形態では、コントローラ20は、ユーザ、医師、ヘルスケア提供者又は個人トレーナーからの(個人により入力装置16を用いて特定される)入力又は履歴データを通信インターフェース28経由で受信することができる。例えば、運動ルートを創出する際に、コントローラ20は、追加の入力を得るために、自動的に対応して、(医師又はヘルスケア提供者のサーバにある)医療記録と通信することができる。特定の実施形態では、コントローラ20は、そのようなデータへの許可又はアクセスを得るために、入力装置16に許可を要求することができる。

コントローラ20は、特定された又は生成された運動ルートを格納し、その運動ルートを個人にディスプレイ18経由で提示する。生成運動ルートは、USB、無線又は有線接続により運動装置12にアップロードできるユーザプロファイルの一部として格納することができる。特定の実施形態では、コントローラ20は、さらに、所定の運動ルートのほかに運動目的も、医師又はヘルスケア提供者へ、自動的に送信又は転送するように構成することができる。

本開示において、「運動ルート」とは、1つ以上の所定のトレーニングパラメータ(個人のトレーニングのパラメータ)及び1つ以上の運動装置12での各所定トレーニングの頻度(すなわち、1週間当りの回数)を意味する。運動ルートは、個人のトレーニングパラメータ、トレーニングの週当りのグループ分け及び週当りのグループ分けの収集を含むことができる。運動ルートは、個人用の運動レジメンを提供する。運動ルートは、休息(活動回復)、活動再生、下半身エアロビクス、上半身エアロビクス、エアロビクスパワー、嫌気性クロスオーバー、及び最大嫌気性型トレーニングを含むが、それらに限定されない、多数の異なる種類のトレーニングを含むことができる。いくつかの実施形態では、個人は、運動ルートを選択又は優先するオプションを有することができる。他の実施形態では、コントローラ20は、個人がルートに沿って目下居る場所に基づいて、運動パラメータ又は運動ルートのトレーニングパラメータを整合させるように、運動装置の少なくともいくつかの設定を自動的に調整することができる。

個人のトレーニング中に、コントローラ20は、特定の運動装置12から、運動メトリクス又は運動結果を受信する。上記のように、そのような運動結果は、抵抗源128、152(図2及び3に示す)により与えられる抵抗のレベル、トレーニングの強度、運動装置の可動部材を駆動するか、動かすレート又は速度、異なる強度レベル又は異なる設定でのトレーニングの期間又はトレーニングの一部又は区分の期間、個人の検出された心拍数又はトレーニングに関連する他のメトリクス若しくは値を含むことができる。個人のトレーニング中に、コントローラ20は、さらに、個人の身体組成及び体重のアップデートされた結果を受信することができる。

受信した運動結果を用いて、コントローラ20は、特定の運動結果を、推奨運動ルートに基づく期待された運動結果と比較する。この比較に基づいて、コントローラ20は、コンピュータ可読プログラム26の命令に従って、ルートを調整する。一実施形態では、ルートの調整は、さらに、医師、ヘルスケア提供者、個人トレーナー又は他の情報提供者からの通信インターフェース28経由で受信した追加の入力に基づくことができる。

一実施形態では、そのようなルートの調整は、ルートに対する順守の程度に基づいて行うことができる。例えば、着実に運動している個人が、実質上、順守にそぐわない運動結果を出し、運動ルートの所定のレベルを満たさない場合、コントローラ20は、トレーニングの強度を下げ、頻度を減らすことができる。このルート調整は、フィットネス目的を達成するために、推定した日にちを遅らせることになる。あるいは、着実に運動している個人が、運動ルートをしのぐ場合には、コントローラ20は、トレーニングの強度、頻度または他のパラメータを増大させることができる。一実施形態では、コントローラ20は、運動ルートを用いてのフィットネス予想を個人に提供するように構成する。そのようなフィットネス予想は、運動ルートに従うと仮定して、いつの日時に個人のフィットネスレベルが一定の基準に達するかを彼又は彼女に知らせる。

図5は一例のプロセス200を示し、それにより運動指導システム10は運動ルート202を創出し、且つ調整する。ステップ210により示すように、システム10は、先ず個人の年令、性別、身長、フィットネスの経歴及び参加計画のような属性を含むプロファイルを創出することができる。そのような情報は、個人の医師又はヘルスケア提供者から得ることができる。

ステップ212により示すように、システム10は、個人の体重及び身体組成に関するデータ収集を始める。このデータ収集は、入力装置16を用いて達成するか、又は運動装置の様々なセンサを用いて達成することができる。ステップ214により示すように、トレーニング中に、システム10は、個人の脈拍数又は代謝当量(Mets)のような追加のフィットネス評価情報を得る。全ての収集データに基づいて、システム10は、例示の運動ルート202を生成する。

運動ルート202(「計画経路」とも呼ぶ)は、多数の個々のトレーニング220(ノードとして例示する)を含む。各トレーニング後、又は、所定の最小の数のトレーニング後に、(運動ルートの度重なる調整を減らすために)、システム10は、運動ルートを調整する。そのような調整は、運動ルートがより難しくなるか、又は、より易しくなるようにする。

運動ルート202は、他の要因に基づいて調整することもできる。例えば、コントローラ20が各トレーニングの期間を短縮する個人の傾向又はパターンを特定する場合、コントローラ20は、個人の限られた時間又は時間の必要性により良く合わせるために、各トレーニングの期間を自動的に調整することができる。一実施形態では、コントローラ20は、個人のフィットネス目的達成の期日を遅らすか若しくは延期するオプションを個人に与えることができ、又は、短時間トレーニングの強度若しくは頻度を増加するように要求することができる。

多くのフィットネス目的又は目標の1つを達成するための運動ルートを決定又は特定し、運動結果又は運動メトリクスを、運動ルート、ユーザ順守及び計画外又は計画内のユーザイベントと比較することに基づいて、運動ルートを自動的に調整することに加えて、入力装置16、ディスプレイ18及びコントローラ20(コンピュータデバイスとして役立つ)も、フィットネス目的又は目標を達成しようとするためのルートに沿って強化した柔軟性又は増加したオプションの範囲を、運動する個人に提供する。ルート202の特定のトレーニング220(図5に示す)に対して、個人がどんな個々の運動装置を用いなければならないか、及び、どんな特定の設定又はパラメータ(抵抗レベル、速度など)を用いなければならないか、ということを個人に指図するのではなく、コントローラ20は、トレーニング220の要件及び個人が選択することができるルート202の要件を満たすための異なるオプションを運動しようとしている個人に提供又は表示する。表示する運動オプションは、トレーニング220の同じ部分に対して入れ替えることができる。例えば、トレーニング220(図5に示す)の1つの間に、運動しようとしている人は、トレーニングの異なる選択をすることができる。彼又は彼女は、各オプションに関連する異なる設定又はパラメータを有する、異なる運動オプション又は同一の運動オプションを潜在的に有している異なるトレーニングオプションの中から選択をすることができる。

本開示において、「運動オプション」とは、それぞれ図2及び3に示す運動装置112A及び112B、又は、他の運動器具若しくは運動装置(ステアステッパー、自転車運動装置、適応運動訓練装置など)を用いるような1つ以上の異なる運動装置で運動すること、及び/又は、フリーウェイトの使用、陸上運動、ヨガ、エアロビクス若しくは、本来運動器具を利用又は利用しない他の運動活動により運動すること、のような運動の種類を意味する。本開示において、「陸上運動」とは、トレッドミル、エリプティカルマシン、固定自転車装置、ステアステッパー又は適応運動訓練装置のような固定の運動器具とは無関係の、ランニング、自転車に乗ること、登ること、ジョギング又は歩くことを意味する。適応運動訓練装置は、運動する個人が運動訓練装置に加える力に応じて、即座に変更できる異なる運動の経路を提供する器具である。運動器具と無関係なそのような陸上運動又は他の運動活動からの運動メトリクス又は運動結果は、運動する個人から入力装置16(図1に示す)を介して直接、コントローラ20に供給するか、又は、運動する若しくは自転車で走行する人が携行する血圧検知装置、又は、GPS付きの時計若しくは靴インサートなどのような距離検知装置のような他の検知装置により得られ格納されるメトリクスのダウンロードによりコントローラ20に供給することができる。

運動オプションの各々は、同じか又は異なる運動オプションのパラメータを有することができる。本開示において、運動オプションの「パラメータ」とは、特定の運動オプションでの調整可能又は可変の設定値及び運動の継続時間を意味する。パラメータの例は、抵抗の設定値、運動の経路、運動の高さ、走行距離、加速度率、速度率、距離及び継続時間を含むが、それらに限定されない。エリプティカル運動装置(第1の運動オプション)のパラメータは、異なる抵抗及び速度部分の各々に対する抵抗、速度及び継続時間を含むことができる。適応運動訓練装置のパラメータは、抵抗、速度、1つ以上の選択可能な運動経路(個人の足又は腕が運動装置に携わっている間に動く経路)、全体の継続時間及び各異なる選択した抵抗、速度又は経路に対する継続時間、を含むことができる。走ること(第2の運動オプション)のような陸上運動のパラメータは、1つ以上の速度、距離又は標高変化を含むことができる。

個人の運動又はフィットネスの目的を達成するために、全体のルート202に実質上影響を与えずに、選択的に入れ替えることができるルート202に沿う特定のトレーニング220(図5に示す)に対するトレーニングオプションの特定を容易にするために、コントローラ20は、代謝当量(METSとしても知られる)のような汎用の運動測定メトリクスに少なくとも部分的に基づく観点から、各トレーニング220又は各トレーニング220の割り当て分を見いだす。ルート202及びその個々のトレーニング220は、コントローラ20により、代謝当量(METS)の共通項を用いて規定されるため、多数の運動オプション及び多数の異なる運動オプションのパラメータは、トレーニング220又はトレーニング220の割り当て分を入れ替え可能にして、容易に特定することができる。いくつかの実施形態では、ルート202のトレーニング220は、さらに、個人の代謝当量及び酸素処理能力VO2最大に基づく、相対的な個人としての又は認識される努力のレベルに基づいて、規定することもできる。一実施形態では、相対的な認識される努力は、1/(VO2最大×METS)により定義される。

さらに、トレーニング中に、コントローラ20は、その後のトレーニング220のためのルート202を調整する前に、多数の異なる運動オプション(運動装置の種類又は陸上運動の種類)による運動メトリクス又は運動の結果データを、代謝当量の共通項に変換する。コントローラ20は、次に、各々の異なる運動オプション又は運動装置による運動結果からの代謝当量を用いてトレーニング220のルート202を調整する。結果的に、異なる運動オプション又は異なる運動装置による運動結果を、計画経路又はルート202の調整により一層容易に組み込むことができる。

図6は、コントローラ20(図1に示す)の指示に従って、ディスプレイ18により、トレーニング220(図5に示す)の異なるトレーニングオプションを表示する一例を例示する。図6は、ディスプレイ18(図1に示す)による10個の異なるトレーニングオプションの行300〜318の表示を例示する。オプション300〜318の各々は、トレーニング220をする個人が入れ替えることができ、かつ、選択することができる。オプション300〜304は、第1の運動オプションO1に対応し、各オプション300〜304は、その特定の運動オプションに対して異なるパラメータPを有する。オプション306〜308は、第1の運動オプションO1とは異なる第2の運動オプションO2に対応する。各オプション306〜308は異なるパラメータPを有する。オプション310及び312は、第1の運動オプションO1及び第2の運動オプションO2とは異なる第3の運動オプションO3に対応する。オプション310及び312の各々は異なるパラメータPを有する。オプション314〜318は、多数の運動オプションO1〜O4の異なる組み合わせを有する。一例では、オプションO1は、エリプティカルマシン上での運動を含むことができる。オプションO2は、トレッドミルでの運動を含むことができる。オプションO3は、陸上運動を含むことができる。オプションO4は、適応運動訓練装置上での運動を含むことができる。他の実施形態では、オプションO1〜O4は、他の形態の運動を含むことができる。他の実施形態では、トレーニングオプションは、自由な運動オプションより多くのオプションを含むことができる。他の実施形態では、コントローラ20によって、より多くの又はより少ないそのようなトレーニングオプションを、特定し、かつ、ディスプレイ18に表示させることができる。

個人に彼又は彼女のフィットネスの目的を達成させながら、個人により選択することができる入れ替え可能なトレーニングオプションを提示することに加えて、コントローラ20は、特定のトレーニング220に個人が利用可能な時間に最も良く適しているトレーニングオプションを決定して、提示することもできる。現代生活の慌ただしさにより、多くの個人は、トレーニング施設に遅刻したり、又は、早く出かけたりする必要があることがよくある。最初に計画し予想したトレーニングは、個人が利用できる時間量が短くて、遂行できないことがある。結果的に、トレーニングは短縮され、個人はルート202でのトレーニングを順調に進めることができなくなる。

しかしながら、コントローラ20は、特定のトレーニングに対する個人が利用可能な時間を考慮に入れて、個人にルート202でのトレーニングを順調に進めさせながら、短い期間で遂行させることができる特定のトレーニングオプションを決定する。例えば、コントローラ20は、異なる、恐らくもっと激しい、運動オプションを用いる異なるトレーニングオプションを特定するか、又は、短い利用可能時間に合わせるために、もっと強烈なソースとなるように、前の同じ運動オプションのパラメータを調整することができる。個人が以前に予想したよりも時間がかかる他の状況では、コントローラ20によって、異なる運動オプション又はパラメータの異なる同じ運動オプションを有するトレーニングオプションを特定することができる。結果的に、コントローラ20は、運動する個人が利用できる時間の最適活用を促進する。

一実施形態によれば、コントローラ20は、トレーニングに利用可能な時間量を定義するユニバーサル時間値を要求するか、又は、得ることができる。本開示において、「ユニバーサル時間」とは、地球の回転に基づく時間値を意味し、継続時間又は期間ではない。ユニバーサル時間の例は、〈米〉中央標準時午後11:00、〈米・カナダ〉太平洋標準時刻午前1:25などを含む。一実施形態では、コントローラ20は、トレーニングを完了するためのユニバーサル時間、トレーニング施設を退くためのユニバーサル時間又は トレーニング施設から遠隔の場所に到着するまでのユニバーサル時間を含むユニバーサル時間に、個人に促して運動させようとすることができる。本開示において、「トレーニング施設」とは、ジム、ヘルスクラブ又は個人の住宅のような、運動活動が行われる場所のことである。この入力したユニバーサル時間及び現在のユニバーサル時間に基づいてコントローラ20は、トレーニングのために利用可能な時間を決定し、この利用可能時間を用いて、個人の利用可能時間で、(ルート202により定められているような)特定のトレーニング220のための個人の目的を達成するトレーニングオプションを決定又は特定する。

別の実施形態では、利用可能時間を決定するために用いるべきユニバーサル時間値に、個人に促して運動させようとする代わりに、コントローラ20は、その代案として、このユニバーサル時間にユーザのプロファイルを調べることができる。例えば、個人は、特定の日又は複数の日の個人の日程又は予定を与えるユニバーサルプロファイルを創出することができ、メモリ24に格納する。メモリ24に格納する代わりに、コントローラ20は、その代案として、個人の個人用データ補助装置、コンピュータカレンダーなどのような個人の外部スケジューリング装置から有線又は無線方式で、このユニバーサル時間にアクセスして得ることができる。個人が、入力装置16を介して、又は、(トレーニング施設で、又は、特定の運動装置のいずれかで)他の存在検知センサを介して、個人の存在を示す際に、コントローラ20は、個人がトレーニングを完了する予定のユニバーサル時間、個人がトレーニング施設を退く予定のユニバーサル時間又は個人がトレーニング施設から遠隔の場所に到着する予定のユニバーサル時間を得るために、メモリ24又は外部スケジューリング装置を自動的に調べることができる。利用可能時間は、それから、コントローラ20により、未来のユニバーサル時間及び現在のユニバーサル時間を用いて決定され、コントローラ20は、決定した利用可能時間に基づいて、トレーニングオプションを示唆し提示する。

一実施形態では、コントローラ20は、利用可能時間の決定を、入力装置16を用いて個人により入力される、メモリ24又は別のメモリ内の個人又はユーザのプロファイルから得られる、又は、外部スケジューリング装置から得られる、追加の要因に基づくことができる。例えば、ユニバーサル時間が、単にトレーニングを完了する時間ではなく、トレーニング施設を退く時間である状況では、コントローラ20は、追加の時間の決定を、個人のプロファイルに格納され、又は、外部データ源に含まれるような、個人の衛生管理の時間の割り当て(トレーニング後の個人のクールダウン、シャワー及び着替えに必要な予定時間)の使用に基づく。

ユニバーサル時間が、遠隔の場所に到着する時間である状況では、コントローラ20は、その決定を、トレーニング施設から特定の遠隔の場所に移動するための見積時間に基づくことができる。一実施形態では、コントローラ20は、運動をする個人がトレーニング後に頻繁に移動する、トレーニング施設からの複数の遠隔の場所を含むユーザのプロファイルを調べることができる。例えば、ユーザのプロファイルは、個人の住居の住所、勤務先、商用サイト又は他の場所を含むことができる。個人がトレーニングを始める前に、コントローラ20は、個人がトレーニング後に移動したい場所の1つを選択するように促される、様々な可能性のある遠隔の場所を提示することができる。(メモリ24に格納されるか、又は、MAPQUESTマッピングサービスのようなインターネットソースを介してのいずれかの)マッピング又は旅行アプリケーション又はソフトウェアを用いて、コントローラ20は、トレーニング施設から選択した遠隔の場所への移動推定時間を決定することができる。いくつかの実施形態では、コントローラ20は、必要な移動時間の推定量及び現在の又は予期される交通状況をさらに調整するために、追加的に交通データ源を調べることができる。他の実施形態では、個人は、トレーニングの場所から1つ以上の遠隔の場所への移動推定時間を入力することができ、このような移動時間はメモリ24又は他のメモリの場所に格納される。

一実施形態での例として、個人がトレーニング施設に午後5:00に到着し、トレーニングを午後5:50までに完了しなければならないとする。コントローラ20は、個人が50分のトレーニング利用可能時間を有することを決定し、50分以内の利用可能時間に合うトレーニングオプションを提示する。別の実施形態では、個人がトレーニング施設に午後5:00に到着し、トレーニング施設を午後6:15までに退かなければならないとする。個人がトレーニング後に個人の衛生管理の時間に通常10分を要することを示すユーザのプロファイルを調べた後に、コントローラ20は、個人が55分のトレーニング利用可能時間を有することを決定し、55分以内の利用可能時間に合うトレーニングオプションを提示する。

さらに別の実施形態では、個人がトレーニング施設に午後5:00に到着し、午後7:00までに自宅に帰らなければならないとする。個人がトレーニング後に個人の衛生管理の時間に通常10分を要し、トレーニングの施設又は場所と個人の住居との間の移動時間が予期される交通状況の場合に45分であることを示すユーザのプロファイルを調べた後に、コントローラ20は、個人が65分のトレーニング利用可能時間を有することを決定し、65分以内の利用可能時間に合うトレーニングオプションを提示する。これらは、予約を満たすことの個人の心配とストレスも減らしながら、コントローラ20が、個人の運動の目的の軌道に乗って個人の利用可能時間の最適な使用をどのように手助けすることができるかのほんの数例である。

本発明の開示を例示の実施形態で参照して説明したが、特許請求の範囲の主題の精神及び範囲から逸脱することなく、形式及び細部を変更できることを当業者は認めるであろう。例えば、異なる例示の実施形態を1つ以上の利益を与える1つ以上の特徴を含むように説明したが、説明した特徴は、説明した例示の実施形態又は他の代わりの実施形態で、互いに交換することができ、又は、代わりに互いに組み合わせることができると考えられる。本発明の開示の技術は比較的複雑なため、技術のすべての変更が予測できるとは限らない。例示の実施形態で参照して説明し、以下の特許請求の範囲に記載の本発明の開示は、できるだけ広くすることを明白に意図している。例えば、特に具体的に断りのない限り、単一の特定の要素を列挙する特許請求の範囲は、複数のこのような特定の要素も包含する。

10 運動指導システム 12A、12B、112A、112B 運動装置 16、138、162 入力装置 18、140、164 ディスプレイ 22 処理装置 24 メモリ 26 コンピュータ可読プログラム 28 通信インターフェース 30 心拍数 32 体重 34 身体組成、 36 フィットネス指数 124 足支持具 126 スイングアーム 128、152 抵抗源 130、154 センサ 132、156 体重センサ 134 身体組成センサ 136、160 コントロールパネル 150 トレッドミルベルト 158 心拍数/身体組成センサ 200 プロセス 202 運動ルート 220 トレーニング

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