Golf club for practice head speed is adjustable

申请号 JP2011551001 申请日 2010-02-17 公开(公告)号 JP2012517878A 公开(公告)日 2012-08-09
申请人 ヨンドク キム; 发明人 ヨンドク キム;
摘要 グリップGを有するシャフトSの先端部に取り付けられてスイング動作によって打撃音を出すヘッドHを有するものにおいて、前記ヘッドHは、前記シャフトSの先端部に取設される第1の胴体100と、両端が貫通された管体状を呈し、且つ、前記第1の胴体100の後尾部に螺着される第2の胴体110と、前記第2の胴体110の内部に移動自在に配設される可動錘140と、磁 力 により前記第2の胴体110の先端部に前記可動錘140を固定する磁石180と、前記磁石180と可動錘140との間の間隔を調節して可動錘140を引き寄せる磁力の強さを調節する調節手段と、前記第2の胴体110の後端部に螺着されるキャップ120と、前記キャップ120と可動錘140との間に介装されて遠心力によって瞬時に移動して前記キャップ120に衝突して衝撃音が発生すれば、これを元の 位置 に戻す戻し手段と、を備える。
权利要求
  • グリップ(G)を有するシャフト(S)の先端部に取り付けられてスイング動作によって打撃音を出すヘッド(H)を有するものにおいて、
    前記ヘッド(H)は、
    前記シャフト(S)の先端部に取設される第1の胴体(100)と、
    両端が貫通された管体状を呈し、且つ、前記第1の胴体(100)の後尾部に螺着される第2の胴体(110)と、
    前記第2の胴体(110)の内部に移動自在に配設される可動錘(140)と、
    磁力により前記第2の胴体(110)の先端部に前記可動錘(140)を固定する磁石(180)と、
    前記磁石(180)と可動錘(140)との間の間隔を調節して可動錘(140)を引き寄せる磁力の強さを調節する調節手段と、
    前記第2の胴体(110)の後端部に螺着されるキャップ(120)と、
    前記キャップ(120)と可動錘(140)との間に介装されて遠心力によって瞬時に移動して前記キャップ(120)に衝突して衝撃音が発生すれば、これを元の位置に戻す戻し手段と、
    を備えるヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブ。
  • 前記調節手段は、
    第1の胴体(100)と接する第2の胴体(110)の内径部に段差(112)を形成して前記第1の胴体(100)側への可動錘(140)の移動を制限し、
    前記段差(112)と対応する前記第1の胴体(100)には前記磁石(180)を固定して、螺着された前記第2の胴体(110)を正逆転させて第1の胴体(100)から前後進させることにより前記磁石(180)と可動錘(140)との間の間隔を調節することを特徴とする請求項1に記載のヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブ。
  • 前記第1の胴体(100)の周縁に係止爪(204)を形成し、
    前記第1の胴体(100)よりも大きな内径を有する抜け止め胴体(200)を設けて前記第2の胴体(110)に螺着された第1の胴体(100)が前記抜け止め胴体(200)の内部においてねじ回転によって前後進自在に前記第2の胴体(110)に螺着され、
    前記抜け止め胴体(200)の一方の先端部の内径に前記係止爪(204)と対応して係止されて前記第1の胴体(100)がヘッドスピードの調節範囲以上に後退して引き抜かれないように限界を与える抜け止め爪(205)を形成したことを特徴とする請求項2に記載のヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブ。
  • 前記調節手段は、
    第1の胴体(100)と接する第2の胴体(110)の内径部に段差(112)を形成し、
    前記段差(112)に中央部に軸孔(182)が貫設された磁石(180)を固設し、
    前記第1の胴体(100)における前記軸孔(182)と並ぶ個所に雌ねじ部を形成し、
    前記軸孔(182)を貫通して前記雌ねじ部に螺着される調節ボルトを締め付けて、第1の胴体(100)に螺着された前記第2の胴体(110)の正逆転によって前後進して前記調節ボルトが軸孔(182)に対して出没して前記可動錘(140)を押して磁石(180)との間隔を調節することを特徴とする請求項2に記載のヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブ。
  • 前記第2の胴体(110)の後尾部と前記第1の胴体(100)の空間との間に相互間に弾性緊張力を与えるバネ(190)が張設されたことを特徴とする請求項4に記載のヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブ。
  • 前記第1の胴体(100)に螺着された第2の胴体(110)のねじ回転によって前後動する距離に応じて第1の胴体(100)の磁石(180)と可動錘(140)との間の距離が変化して可動錘(140)に働く磁力の強さを調節し、その調節の度合いが目視できるように第2の胴体(110)と対応する第1の胴体(100)の外側面の一方の側部に基準表示点を形成し、これと対応する前記第2の胴体(110)の周縁に磁力の強さに比例するヘッドスピード及びこれにより得られる飛距離(メートル、ヤード)を表示した調節目盛(170)を形成したことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブ。
  • 前記戻し手段は、戻しバネ(160)であることを特徴とする請求項1に記載のヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブ。
  • 前記戻し手段は、前記可動錘(140)とヘッド(H)の対応面に互いに同じ極が相対するように反発磁石(162a)(162b)を配設して磁石の反発力によって元の位置に戻るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブ。
  • 前記第2の胴体(110)とキャップ(120)との間に一つまたは複数が選択的に螺着される補助胴体(150)がさらに介装される請求項1に記載のヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブ。
  • 前記キャップ(120)の中央部にねじ孔(156)を穿設してここに騒音調節ねじ(158)を締め付けて前記ねじの先端部が可動錘(140)とぶつかるキャップ(120)面又は補助胴体(150)の面よりも突出させて可動錘(140)がねじの先端部にぶつかるようにして衝撃音を低減するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブ。
  • 前記騒音調節ねじ(158)の端部に騒音緩和部材が取り付けられたことを特徴とする請求項10に記載のヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブ。
  • 说明书全文

    本発明は、スイング動作時にヘッド内部の可動錘が遠心によって外部に移動してインパクト時点でヘッドの内部を打撃して発生する衝撃音と、手に伝わる感じを感知して正確なスイングが行われた否かが分かる練習用ゴルフクラブに関し、さらに詳しくは、可動錘の移動を抑える抑制力を精度よく調節して飛距離に要されるヘッドスピードが得られたときに限って正確なインパクト位置において打撃音を発生することから、スイング動作によるヘッドスピード感を体得することができる、ヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブに関する。

    従来の練習用ゴルフクラブは、図1に示すように、グリップを有するシャフトの先端に打撃音を発生するヘッドを取り付けたような構造を有する。
    前記ヘッドHは、胴体1、2の内部に摺動空間10を有し、前記空間10内に可動錘20を内蔵し、前記可動錘20の先端部にバネ30を取設してゴルフクラブSを把持してスイングをすれば、遠心力によって前記可動錘20がバネ30を圧縮させつつ移動して空間10の内側先端を打撃することにより打撃音を出すようになっている。

    また、打撃後のフィニッシュ動作に際しては、圧縮されていたバネ30の弾性力によって戻りつつ空間10の後尾部を打撃して動作が完了した旨を知らせる打撃音を発生するようになっている。 さらに、可動錘20が僅かなスイング動作によっても打撃音を出すことを防ぐために、可動錘20の初期位置の区間に可動錘20の側面を付勢して引き金の機能をするボールストッパー40を装着して可動錘20の移動を抑えることにより、一定以上の遠心力が発生したときに限って弾み出されて衝撃音が出るようになっている。

    しかしながら、この種の従来の練習用ゴルフクラブは、打撃音の発生時点を調節することができないようになっている。 このため、所定のスピード以上のスイング動作さえ行われる限り打撃音が発生するため、ユーザーの身体的条件若しくはスイングスピード能力に応じて、ある場合には打撃音を発生させるのに甚だしい力が掛ったり、ある場合には正常インパクト時点前に予め打撃音が発生して正確なスイングが行われた否かが全く分からなくなったりする。 これは、個人的な身体条件に応じてゴルフクラブを振り回すスイング速度が異ならざるを得ないため、設定されたヘッドスピード速度に達する時点が異なることに起因する。

    このため、ゴルフスイング練習の効率性を期待することができないという不都合があり、実際に消費者からこのような苦情が昔から提起されてきたが、これを明快に解消できる製品が上市されていないのが現状である。
    このような現象は個人的な身体特性によって発生することもあれば、練習用ゴルフクラブの特性によって発生することもある。 すなわち、可動錘20を元の位置に戻すバネ30の弾性力の違いや可動錘20の移動を抑えるボールストッパー40の弾性力によっても打撃音の発生時点が変化するため、練習用ゴルフクラブの信頼性が低下するという問題点がある。

    本発明は上述した従来の問題点を解消するためになされたものであり、その目的は、 練習用ゴルフクラブの打撃音を出すためのヘッドスピードをユーザーが任意に調節することができて、個人差に応じてゴルフスイング練習が行えるヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブを提供するところにある。

    また、本発明の他の目的は、打撃音の発生のためのヘッドスピードを目視しつつ正確に調節することを可能とし、目標とするゴルフボールの飛距離を出すのに必要とされるヘッドスピードを設定してそれに合うスイング動作を習得させることにより、飛距離に応じた正確なヘッドスピード感を体得することができる、ヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブを提供するところにある。

    前記目的を達成するために、本発明に係るヘッドスピードの調節可能な練習用ゴルフクラブは、グリップを有するシャフトの先端部に取り付けられてスイング動作によって打撃音を出すヘッドを有するものであって、前記ヘッドは、前記シャフトの先端部に取設される第1の胴体と、両端が貫通された管体状を呈し、且つ、前記第1の胴体の後尾部に螺着される第2の胴体と、前記第2の胴体の内部に移動自在に配設される可動錘と、磁力により前記第2の胴体の先端部に前記可動錘を固定する磁石と、前記磁石と可動錘との間の間隔を調節して可動錘を引き寄せる磁力の強さを調節する調節手段と、前記第2の胴体の後端部に螺着されるキャップと、前記キャップと可動錘との間に介装されて遠心力によって瞬時に移動して前記キャップに衝突して衝撃音が発生すれば、これを元の位置に戻す戻し手段と、を備える。

    また、本発明に係るヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブにおいて、前記調節手段は、第1の胴体と接する第2の胴体の内径部に段差を形成して前記第1の胴体側への可動錘の移動を制限し、前記段差と対応する前記第1の胴体には前記磁石を固定して、螺着された前記第2の胴体を正逆転させて第1の胴体から前後進させることにより前記磁石と可動錘との間の間隔を調節することを特徴とする。

    さらに、本発明に係るヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブにおいて、前記調節手段は、第1の胴体と接する第2の胴体の内径部に段差を形成し、前記段差に中央部に軸孔が貫設された磁石を固設し、前記第1の胴体における前記軸孔と並ぶ個所に雌ねじ部を形成し、前記軸孔を貫通して前記雌ねじ部に螺着される調節ボルトを締め付けて、第1の胴体に螺着された前記第2の胴体の正逆転によって前後進して前記調節ボルトが軸孔を出没して前記可動錘を押して磁石との間隔を調節することを特徴とする。

    さらに、本発明に係るヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブは、前記第1の胴体に螺着された第2の胴体のねじ回転によって前後動する距離に応じて第1の胴体の磁石と可動錘との間の距離が変化して可動錘に働く磁力の強さを調節し、その調節の度合いが目視できるように第2の胴体と対応する第1の胴体の外側面の一方の側部に基準表示点を形成し、これと対応する前記第2の胴体の周縁に磁力の強さと比例するヘッドスピード及びこれにより得られる飛距離(メートル、ヤード)を表示した調節目盛を形成したことを特徴とする。

    本発明に係るヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブは、第2の胴体に形成された任意の飛距離目盛を第1の胴体の基準目盛に一致させると、設定された磁石と可動錘との間の間隔が調節されてスイング動作時に目標とする飛距離に必要なヘッドスピードが得られたときに限って正確なインパクト位置において打撃音が発生する。 これにより、練習者が自ら所望の飛距離に必要なヘッドスピード感を体得することができるというメリットがある。

    また、フルスイングをするときにも、身体的条件やスイングスピード能力に合わせてヘッドスピードを調節することができるので、自分の条件に合う正確なスイング動作を練習することができるというメリットがある。

    図1は、従来の技術による練習用ゴルフクラブの構造を示す断面図である。

    図2は、本発明の第1の実施形態による練習用ゴルフクラブの分解断面図である。

    図3は、本発明の第1の実施形態による練習用ゴルフクラブの結合断面図である。

    図4は、本発明の第1の実施形態による練習用ゴルフクラブの正面図である。

    図5は、本発明の第2の実施形態による練習用ゴルフクラブの分解断面図である。

    図6は、本発明の第2の実施形態による練習用ゴルフクラブの結合断面図である。

    図7は、本発明の第3の実施形態による練習用ゴルフクラブの構造図である。

    図8は、本発明の第3の実施形態による練習用ゴルフクラブの構造図である。

    以下、添付図面に基づき、本発明に係るヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブの構成を詳述する。
    図2は、本発明の第1の実施形態による練習用ゴルフクラブの分解断面図であり、図3は、本発明の第1の実施形態による練習用ゴルフクラブの結合断面図であり、図4は、本発明の第1の実施形態による練習用ゴルフクラブの正面図である。

    同図に示すように、本発明に係るヘッドスピードが調節可能な練習用ゴルフクラブは、グリップGを有するシャフトSと、前記シャフトSの先端部に取り付けられてスイング動作によって打撃音を出すヘッドHと、から構成される。

    また、前記ヘッドHは、前記シャフトSの先端部に取設される第1の胴体100と、前記第1の胴体100の後尾部に螺着される第2の胴体110と、前記第2の胴体110の内部に移動自在に配設される可動錘140と、磁力により前記第2の胴体110の先端部に前記可動錘140を固定する磁石180と、前記磁石180と可動錘140との間の間隔を調節して可動錘140を引き寄せる磁力の強さを調節する調節手段と、前記第2の胴体110の後端部に螺着されるキャップ120と、前記キャップ120と可動錘140との間に介装されて前記可動錘140を元の位置に戻す戻し手段と、から構成される。

    前記ヘッドHの第1の胴体100は、一方の端部にシャフト孔102を穿設し、その反対側の先端部に第2の胴体110を螺着する第1の雌ねじ部108を形成する。 前記第1の雌ねじ部108の深さを十分に与えて前記第2の胴体110の先端部の周縁に形成された第2の雄ねじ部114が十分な深さをもって結合できるように構成する。

    また、シャフト孔102が穿設された第1の胴体100の側部には、シャフト孔102に貫通されるキー溝104と、前記キー溝104に嵌め込まれるキー106と、を設ける。 これにより、前記シャフトSの先端部を挿入した後、側部にシャフト孔102に向かうキー溝104を凹設し、ここにキー106を打ち込んで前記シャフトSとの強固な結合を図る。 すなわち、前記キー溝104はねじ孔として形成するとともに、前記キー106はねじを形成してねじ孔にねじを締め付けてシャフト孔102に挿入されたシャフトSを押し付けて第1の胴体100とシャフトSを一体化させるのである。

    前記ヘッドHの第2の胴体110は、両側が開放された管体であり、第1の胴体100と対応する先端部の内径に段差112を形成し、先端部の周縁に第1の胴体100の第1の雌ねじ部108に締め付けられる第2の雄ねじ部114を形成して第1の胴体100の第1の雌ねじ部108に螺着する。 前記第2の胴体110は、正逆転操作により前記第1の胴体100からの出没深さが調節される。 また、前記第2の雄ねじ部114と反対側の先端部の内径にはキャップ120の結合のための第2の雌ねじ部116を形成する。

    前記ヘッドHの可動錘140は、一方の端部の周縁に段差112が収容される段差溝142を凹設して前記第2の胴体110の内部に挿入する。 挿入された可動錘140を段差112に向かって移動させると、周縁に凹設された前記段差溝142によって自然に形成された中央の突出部144が前記段差112の内部空間に挿入される。 そして、反対側の端部にはバネ支持部146を突設して戻しバネ160の一方の端を支持する。 前記バネ支持部146の前面は、スイングによる遠心力が発生すれば、キャップ120に向かって移動しつつキャップ120面に衝突して衝撃音を発生させる。 前記衝撃音は、ゴルフボールを打つときに発生する打撃音と同様であり、ゴルフボールを打つような感じを持たせてもよい。

    前記キャップ120は、一方の側に前記第2の胴体110の第2の雌ねじ部116に締め付けられる第3の雄ねじ部122を形成して、上述したように、前記第2の胴体110の第2の雌ねじ部116に螺着する。
    前記補助胴体150は、前方に第2の胴体110の第2の雌ねじ部116に取設される第4の雄ねじ部152を形成し、その後尾部にキャップ120の第3の雄ねじ部122または他の補助胴体150の第4の雄ねじ部152を締め付けるための第4の雌ねじ部154を形成したような構造を有する。

    このような補助胴体150は複数設けて、必要に応じて、連続的に結合してヘッドHの重量を増やす。 もちろん、最終的な後尾部第4の雌ねじ部154にはキャップ120の第3の雄ねじ部122を螺着する。 これは、ヘッドHの重さをユーザーの好みに応じて加減するためである。 また、本発明に係るゴルフクラブのヘッドHは、スイング動作によって発生した遠心力が磁石180によって取り付けられた可動錘140を磁石180から取り外す限界点を調節する調節手段を有する。

    前記調節手段の機能は、第1の胴体100と接する第2の胴体110の内径部に段差112と前記第2の胴体110が第1の胴体において正逆転して出没することにより、段差112によって第2の胴体110と一緒に可動錘140が進退して第1の胴体100に配設された磁石180との距離を変化させることにより行われる。 すなわち、第2の胴体110を時計回り方向に回転させて後退させると、第1の胴体100に固定された磁石180から前記可動錘140が遠ざかるため、磁力の範囲から遠ざかり、これにより、可動錘140を引き寄せようとする力が弱化して弱い遠心力でも可動錘140をキャップ120に向かって移動させることができる。 逆に、第2の胴体110を第1の胴体100に向かって移動させると、磁石180に可動錘140が次第に近づいて磁力が強くなるため、磁石180から可動錘140を取り外すのに一層強い遠心力が必要となり、一層高速なスイングをしてこそ、可動錘140が取り外されて打撃音を出すこととなる。

    一方、ヘッドHに向かって移動した可動錘140をさらに磁石180が位置している元の個所に戻す戻し手段として戻しバネ160を使用してもよく、前記可動錘140とヘッドHの対応面に互いに同じ極が相対するように反発磁石162a、162bを配設して磁石の反発力によって戻るようにしてもよい。 これは、戻しバネ160の製造に際して、長いバネを所定の長さに切り取って製造するが、このとき、切断誤差によって長さにばらつきが発生して弾性力にばらつきが発生する。 ところが、磁石は、その磁力を一定に形成することができるので、復帰力が一定に働くという効果がある。

    また、本発明に係るゴルフクラブのヘッドHを構成している第2の胴体110の先端部の周縁には複数の調節目盛170を形成し、これと対応する第1の胴体100の周縁には基準目盛172を一つ描いている。 特に、前記調節目盛170は、任意の飛距離を出すために必要なヘッドスピードを計算して、これを基準として可動錘140の移動抑制力を算出し、これによる磁石180と可動錘140との間の間隔をどれほど離隔させるべきであるかを表示してユーザーが目視できるようにしたものである。
    換言すれば、前記第1の胴体100に螺着された第2の胴体110のねじ回転によって第1の胴体100内の磁石180と第2の胴体110内の可動錘140との間の距離が変化して、可動錘140に働く磁力の強さを調節するためのものであり、前記調節目盛170はその調節の度合いを目視できるようにするためのものである。 すなわち、可動錘140を引き寄せる磁力の強さに比例するヘッドスピードに応じて得られる飛距離を表示した調節目盛170を形成している。

    前記調節目盛170は、ゴルファーが重要視するヘッドスピードが表示されており、ヘッドスピードによる実際の飛距離がメートルまたはヤードにて表記されていて、実質的なヘッドスピードと距離感覚を身に付けることができ、これにより、実質的な練習及び興味を感じることが可能となる。

    以下、このような構造による本発明の動作関係を説明する。
    グリップGを把持した状態で、ゴルフクラブを振り回してスイング動作をすれば、ヘッドHが体を中心として回転することとなり、ヘッドHに内蔵された可動錘140に大きな遠心力が働いて外部に移動しようとする力が発生することとなる。 その力が可動錘140を固定している磁力よりも強い場合にはキャップ120に向かって移動して衝撃することとなり、その衝撃によって打撃音が発生することとなる。 ところが、遠心力が可動錘140を引き寄せている磁力よりも弱い場合には可動錘140は移動しなくなり、音が出ない。 これは、十分なヘッドスピードが得られなかったということであり、より高速なスイングを通じて適正なヘッドスピードを出す訓練をすることができる。

    ヘッドスピードを減らして小さくて遅いスイング動作をしても打撃音を出したいときには、第2の胴体110を時計回り方向に回転させて後退させる。 この操作によって第2の胴体110内に配設された可動錘140が第1の胴体100に配設された磁石180から遠ざかることとなる。 第2の胴体110の周縁に表示された飛距離調節目盛170を確認しつつ所望の距離だけ後退させた後にスイングをすれば、小さくて遅いスイング動作をしても可動錘140が移動して打撃音が出ることとなる。

    逆に、高速なヘッドスピードで打撃音を出したいときには、第2の胴体110を時計回り方向に回転させて第1の胴体100に向かって移動させる。 第2の胴体110が第1の胴体100に向かって移動すれば、第2の胴体110に内蔵された磁石180が第1の胴体100に配設された磁石180に近づくため、可動錘140は強い磁力の範囲に次第に収まり、強い遠心力を加えてこそ、可動錘140が取り外されて打撃音が出ることとなる。 これもまた、第2の胴体110に表示された飛距離調節目盛170を第1の胴体100の基準目盛172に対応付けて調節した後に使用する。

    ちなみに、本発明に係る練習用ゴルフクラブを使って練習するユーザーは、飛距離調節目盛170を調節して自分が目標とする飛距離を出したいときにはどれほどのヘッドスピードを出せばよいかを練習することが可能となる。 すなわち、特定の飛距離調節目盛170に基準目盛172を一致させた後にスイングをすれば、その遠心力の強さによって可動錘140が移動して打撃音を出すこととなるが、適正なヘッドスピードに達しない場合には、可動錘140が移動しなくなり、音が出なくなる。 また、適正なヘッドスピード以上にスイングがなされた場合には正確なインパクト位置の以前に打撃音が発生してスイング動作が過渡に行われたことを感じることとなる。 このような過程を繰り返して、正確なインパクト位置において打撃音が発生するときにはじめて正確な目標の飛距離に必要なヘッドスピードが分かることとなるため、これを繰り返し練習して身に付けることが可能となる。

    一方、スイング動作中にフィニッシュ動作が行われると、遠心力が除去されて戻し手段である戻しバネ160の弾性力若しくは反発磁石の反発力によって可動錘140は再び磁石180のところに戻る。 また、本発明に係る練習用ゴルフクラブには、夜間にスイング練習をするとき、打撃音のボリュームを減らす機能が付いている。 すなわち、キャップ120の中央部にねじ孔156を穿設して、ここに騒音調節ねじ158を締め付けてその先端が第2の胴体110の内部に出没されるようにする。 また、前記騒音調節ねじ158の端部には騒音緩和部材が配設されるが、主としてテフロン(登録商標)やアセタールを使用し、その他の騒音緩和機能を有する素材を採用してもよい。

    このような構造によって前記ねじの先端部が可動錘140とぶつかるキャップ120面よりも突き出ると、可動錘140はねじの先端部に取設されている衝撃音緩和素材の一種であるテフロン(登録商標)やアセタールなどにぶつかるため、衝撃音が大幅に減少し、その代わりに、シャフトに乗って伝わる衝撃力を手で感じることとなり、周りの人々に騒音を発生することなく練習することができる。 このため、キャップ120に取り付けられた騒音調節ねじ158を調節することにより打撃音を調節することが可能となる。
    前記騒音調節ねじ158は、キャップ120に配設された場合を例にとって説明したが、各補助胴体150に配設して打撃音の強弱を調節してもよい。

    発明の実施のための態様 図5は、本発明の第2の実施形態による練習用ゴルフクラブの分解断面図であり、図6は、本発明の第2の実施形態による練習用ゴルフクラブの結合断面図である。

    同図に示すように、本発明の第2の実施形態による練習用ゴルフクラブは、第1の実施形態とは、調節手段の構造が異なるというところに相違点がある。
    前記第2の胴体110の先端の内径部に段差112を形成してその内側に可動錘140を磁力により引き寄せて固定する磁石180を配設し、前記磁石180の中央部に軸孔182を形成し、これと対応する第1の胴体100の内部にねじ孔101を穿設して前記軸孔182を介して前記ねじ孔101に隙間調節ねじ103を締め付けて前記第2の胴体110を正逆転させるといった操作によって前後進させると、第1の胴体100に締め付けられた隙間調節ねじ103が第1の胴体100と一緒に前後進しつつ第2の胴体110の内部に出没して前記可動錘140を押すため、可動錘140と磁石180との間の距離を調節することが可能となる。

    さらに、第2の胴体110と第1の胴体100との間には、互いに緊張力を与えるために互いに胴体に弾性力を加えるバネ190を張設する。
    組み合わせ方法は、第2の胴体110を第1の胴体100に締め付け、磁石180と可動錘140との間の間隔を調節範囲の限界点に後退させた後、第2の胴体110の内部を通って前記ねじ孔101に隙間調節ねじ103を締め付けて強固に締め付ける。 その後、可動錘140と戻しバネ160及びキャップ120または補助胴体150を組み合わせる。 このようにして組み合わせが完了すると、第2の胴体110は間隔調節範囲の限界点以上に後退させると、前記第2の胴体110またはその内部に配設された磁石180の軸孔182に隙間調節ねじ103の頭部が引っ掛かってそれ以上移動できなくなる。

    すなわち、第2の胴体110が第1の胴体100に螺着されるとともに、隙間調節ねじ103が第1の胴体100の雌ねじ部107に螺着されて、結果的に2重結合がなされる。 特に、第2の胴体110と第1の胴体100との間の間隔と、第2の胴体110と隙間調節ねじ103との間の間隔とが異なるため、第2の胴体110が第1の胴体100から取り外されるときに隙間調節ねじ103の限界以上に取り外される場合には前記隙間調節ねじ103の頭部に引っ掛かってそれ以上引き抜かれないため、第2の胴体110が第1の胴体100から非正常的に取り外されるという現象が防がれる。 このように第2の実施形態の隙間調節ねじ103は、第2の胴体110と第1の胴体100とを強固に連結する安全装置の機能を兼ねる。

    また、このように第1の胴体100と第2の胴体110との間に隙間調節ねじ103やバネ190などの附属物が介装されるため、附属物を収容するためのスペースを確保するために第1の胴体100と第2の胴体110の構造が僅かに変更せざるを得ない。 すなわち、附属物を収容するためのスペースを確保するために、前記第1の胴体100の第2の胴体110と対応する先端部に雄ねじ部105を形成し、これと対応する第2の胴体110には雌ねじ部107を形成して螺合するという構造を形成する。 このような構造を有する第2の実施形態は、目標とするヘッドスピードを設定する機能は第1の実施形態と同様である。

    図7及び図8は、本発明の第3の実施形態による練習用ゴルフクラブの構造図である。
    前記図7及び図8に示すように、ヘッドHに第2の胴体110に螺着された第1の胴体100が非正常的な原因によって取り外されることを防ぐ安全装置を設ける。
    すなわち、前記第1の胴体100の周縁に係止爪204を形成し、前記第1の胴体100よりも大きな内径を有する抜け止め胴体200を設けて、前記第2の胴体110に螺着された第1の胴体100が前記第2の胴体110に螺着し、前記抜け止め胴体200の内部においてねじ回転によって前後進動作が可能となる。 次いで、前記第1の胴体100がヘッドスピード調節範囲以上に後退して引き抜かれないように限界を与える抜け止め爪205を形成し、前記抜け止め胴体200の一方の先端部内径の前記係止爪204と対応して係止される。

    このとき、前記第2の胴体110に第1の胴体100が組み付けられるために、第2の胴体110の周縁にロック雄ねじ部203を形成し、これと対応する前記抜け止め胴体200の一方の先端部の内径にはロック雌ねじ部202を形成する。
    このような構造によって、前記抜け止め胴体200を最大限に第2の胴体110に完全に締め付けても、前記第1の胴体100は第2の胴体110と抜け止め胴体200の抜け止め爪205との間においてヘッドスピードを十分に調節することができる。

    もし、第1の胴体100を第2の胴体110から最後まで後退させても、第1の胴体100の周縁の係止爪204が前記抜け止め胴体200の抜け止め爪205に引っ掛かってそれ以上後退することができない。 このため、第1の胴体100は抜け止め胴体200によって人為的に取り外す操作をしなくては、非正常的に第2の胴体110から取り外されない。

    G グリップS シャフトH ヘッド100 第1の胴体102 シャフト孔104 キー溝106 キー108 第1の雌ねじ部110 第2の胴体112 段差114 第2の雄ねじ部116 第2の雌ねじ部120 キャップ122 第3の雄ねじ部140 可動錘142 段差溝144 突出部146 バネ支持部150 補助胴体152 第4の雄ねじ部154 第4の雌ねじ部156 ねじ孔158 騒音調節ねじ160 戻しバネ162a、162b 反発磁石170 調節目盛172 基準目盛180 磁石182 軸孔101 ねじ孔103 隙間調節ねじ105 雄ねじ部107 雌ねじ部190 バネ200 抜け止め胴体202 ロック雌ねじ部203 ロック雄ねじ部204 係止爪

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