Inner bag of ball

申请号 JP2009267311 申请日 2009-11-25 公开(公告)号 JP2010125333A 公开(公告)日 2010-06-10
申请人 Adidas Internatl Marketing Bv; アディダス インターナショナル マーケティング ベー ヴェーadidas International Marketing B.V.; 发明人 STEIDLE VOLKER PETER;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide electric wiring (30, 60) in an inner bag (1) of the expansion type ball, which can more effectively endure a load applied during the use of a ball than a known arrangement in a prior art, and accordingly, has a more reliable function in connected electric/or electronic parts. SOLUTION: In the inner bag (1) having a form substantially corresponding to the form of the ball and including the electric wiring (30, 60), the wiring (30, 60) is at least partly arranged along an inner bag wall (50). The wiring (30, 60) is preferably arranged inside the inner bag wall (50). The wiring (30, 60) is also preferably arranged at least partly in a tunnel (55) formed at least partly by the inner bag wall (50). COPYRIGHT: (C)2010,JPO&INPIT
权利要求
  • 膨らませ式ボールの内袋(1)であって、ボールの形状に実質的に対応する形状を有し、電気配線(30,60)を備えた内袋(1)において、前記配線(30,60)が内袋壁(50)に沿って少なくとも部分的に配置されていることを特徴とする内袋(1)。
  • 前記配線(30,60)が前記内袋壁(50)の内側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の内袋(1)。
  • 前記配線(30,60)がトンネル(55)の内部に少なくとも部分的に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の内袋(1)。
  • 前記トンネル(55)が前記内袋壁(50)によって少なくとも部分的に形成されていることを特徴とする請求項3記載の内袋(1)。
  • 前記トンネル(55)が前記内袋(1)の内部に向いた複数の開口部を含むことを特徴とする請求項3記載の内袋(1)。
  • 前記内袋壁(50)に沿った配線(30,60)が、少なくとも1つの区画において、湾曲した区画(32)により接続された実質的に真っ直ぐな区画(31)を有する経路を含むことを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の内袋(1)。
  • 前記配線(30,60)が、前記内袋(50)の実質的に対向するパネル(3)に配置された、前記内袋(1)の中心に相対的な2つの区画を含むことを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の内袋(1)。
  • 前記配線(30,60)が、第1の電気/電子素子(13)を第2の電気/電子素子(20)と相互接続することを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の内袋(1)。
  • 前記配線(30,60)が、前記内袋(1)内の圧力を測定するための圧力センサ(20)を表示装置(13)に相互接続することを特徴とする請求項8記載の内袋(1)。
  • 前記表示装置(13)が、前記内袋(1)の弁(10)に組み込まれていることを特徴とする請求項9記載の内袋(1)。
  • 前記配線(30,60)が電磁コイル(13)をエネルギー貯蔵装置(20)に相互接続することを特徴とする請求項8記載の内袋(1)。
  • 少なくとも1つの電気および/または少なくとも1つの電子素子(20,l3)および請求項1から11いずれか1項記載の内袋(1)を有するボール。
  • 说明书全文

    本発明は、電気配線を備えた膨らませ式ボールのための内袋に関する。

    ここ数年に亘り、超小型電子技術の進歩により、電気および/または電子部品を備えた、サッカーボールなどのボールを提供することが可能になった。 例えば、本出願人の特許文献1および2、並びに特許文献3および4には、ボールの内袋内への種々のセンサ、受信器、送信器またはスピーカの配置が開示されている。

    ボールのプレイ特性に悪影響を与えずに、電子または電気部品をいくつかバランスよく配置するには、そのボールが実質的に不均衡な質量を有さないように、内袋の中心に共通する位置決めか、別個であるが実質的に対称的な部品の分布のいずれかが必要である。 別個の部品を電気接続する必要がある場合、例えば、小さな蓄電池により電子素子に電を供給する場合、それらの部品は、導線などによって電気接続しなければならない。 特許文献3には、2つの内袋房の間の充電ケーブルの中心配置が開示されている。 内袋房内の空気圧が十分である場合には、ケーブルおよび接続された電子部品は、2つの内袋房の隣接する壁によって内袋の中心に固定される。 上述した特許文献1において、電気ケーブルは、内袋の内部を通って、2つの対向して配置された部品間の中心に延在し、よって、直接経路を用いて2つの部品を相互接続している。

    本発明の出願人は、公知の配置により、バランスのとれたボール構造が提供されることを理解している。 しかしながら、それらの配置は、特に、サッカーボールに生じるような、ボールへの動的要件に耐えるのには適していない。 例えば、ペナルティー・キックのときなどの、鋭いシュートの場合、サッカーボールは著しい力に曝され、この力によって、ボールはバナナ状の形状に変形するかもしれない。 従来技術から公知の内袋内の配線は、ケーブル、その接点または接続された部品が損傷を受けるほどのそのような力に耐えることはできない。 このことは、特に、2つの内袋房内の空気圧が不十分で、ケーブルが十分に固定されていない場合、内袋内に自由に延在する導線だけでなく、2つの内部の内袋壁の間の配置にも特に当てはまる。

    米国特許出願公開第2004/0162170A1号明細書

    欧州特許出願公開第1637192A1号明細書

    独国特許出願公開第10350300A1号明細書

    独国特許出願公開第102007013025A1号明細書

    したがって、本発明は、従来技術において公知の配置よりも良好にこれらの負荷に耐えることができ、したがって、接続された電気および/または電子部品のより信頼性のある機能を提供する電気配線を有する膨らませ式ボールの内袋を提供するという課題に基づくものである。

    本発明は、ボールの形状に実質的に対応する形状および電気配線を有する、膨らませ式ボール、特に、サッカーボールの内袋であって、配線が内袋壁に沿って少なくとも部分的に配置されている内袋を提供することによって、この課題を解決する。

    したがって、本発明はもはや、配線は内袋の中心に延在する必要があるという、先に説明した従来技術における確固たる考えにならわない。 ボールの外皮に直接接触するか、カーカスにより隔てられたか、いずれかの内袋壁、好ましくは外側の内袋壁に沿った配置のために、配線は、二次元的に固定され、したがって、従来技術とは対照的に、機械的に安定化される。

    配線が内袋壁の内側に配置されることが好ましい。 しかしながら、配線を内袋壁の外側に配置したり、または例えば、内袋材料の製造中に、配線を内袋壁に組み込むことも考えられる。

    配線が、内袋壁により少なくとも部分的に形成されることが好ましいトンネルの内部に少なくとも部分的に配置されていることが好ましい。 この実施の形態は、上述した二次元固定の現在好ましい実施例であり、このことは、内袋が大きく変形する状況下での損傷を避けるために特に有利である。

    このトンネルは、トンネルの内部と内袋の内部との間の圧力を確実に等しくするため、またボールが変形した状況下での種々の圧力による機械的負荷を避けるために、内袋の内部に向いた開口部を複数有することが好ましい。 さらに、これらの開口部の内の2つが、配線の挿入のために使用できる。

    ある実施の形態において、内袋壁に沿った配線の少なくとも一部が、湾曲部分により相互接続された実質的に真っ直ぐな一連の部分を含む。 したがって、配線の配置は、接続すべき部品間の測地線、すなわち、外側の内袋壁に沿った最も短い相互接続には対応せず、これに対して、意図的に湾曲した経路を含む。 このことは、内袋が激しく変形した状況下での配線の安定性にとって特に有利であることが分かった。 したがって、ボールが激しく変形した状況下でさえ、または内袋内の圧力が不十分な場合でさえ、過剰な引張負荷が排除される。

    ある実施の形態において、上述した配線は、内袋壁の実質的に対向する区画に配置された2つの部分を含む。 外側の内袋壁に沿った配線の配置によって不均衡が生じるが、この不均衡は、内袋の対向する区画上の対称配置によって、大半が相殺できる。

    先に説明した実施の形態において、配線は、第1の電気/電子部品を第2の電気/電子部品、例えば、内袋内の圧力を測定するための圧力センサおよび内袋の弁に組み込むことのできるディスプレイ装置に相互接続することが好ましい。 しかしながら、上述した配線の他の使用分野、例えば、電磁コイルのエネルギー貯蔵部との接続のための、またはボールの電磁受信器および/または送信器のためのアンテナ構成としての使用も考えられる。 基本的に、配線によって接続すべき部品は、対応するボールの内袋の内側または外側に取り付けることができる。

    さらに別の態様によれば、本発明は、少なくとも1つの電気部品および/または少なくとも1つの電子部品を有するボール、特に、サッカーボールに関する。 そのボールは、上述した実施の形態による内袋を備え、したがって、上述した従来技術のデザインよりも実質的に長い、電気接続の寿命を有する。

    以下において、添付の図面を参照して、本発明をさらに説明する。

    本発明による内袋の現在好ましい実施の形態を示す透視図

    外側の内袋壁および配置された配線の対称的な断面図

    さらに別の実施の形態の部分透視図

    本発明のさらに別の実施の形態の上面図

    本発明のさらに別の実施の形態の側面図

    以下において、本発明の実施の形態を、サッカーボールの内袋の実施例を参照してさらに説明する。 しかしながら、本発明は、サッカーボールにおける使用には制限されないことが理解されよう。 ハンドボール、バスケットボール、バレーボール、ラグビーボール、アメリカンフットボール用ボールなどの、膨らませ式内袋を備えた他のボールに、以下に記載するように、配線を設けてもよい。 しかしながら、本発明は、サッカーボールにおける使用にとって特に有効な利点を提供する。 何故ならば、サッカーボールは、試合中に特に大きな変形に曝されるからであり、これが、従来技術から知られている内袋の配線がしばしば機能しなくなる理由である。

    図1に、内袋1の実施の形態が示されている。 内袋1は、プラスチック材料から製造される。 図1の実施の形態の内袋1は、内袋1の頂部である「北極点」から、内袋1の下端である「南極点」まで実質的に延在する、合計で6枚のパネル3からなるのが分かる。 パネル3の側縁は、例えば、接着または高周波溶着によって、相互接続されている。 あるいは、内袋1は、例えば、それより少ないパネル3を使用することにより、もしくは押出しまたは他の方法を用いて完全な内袋壁50の一体製造によって、異なる様式で製造しても差し支えない。 内袋1は、例えば、ラテックスなどの加硫ゴム材料、または例えば、熱可塑性ウレタン(TPU)などのプラスチック材料から製造することができる。 それにより、このことが、内袋1を透明または半透明の材料から製造する場合、組立てに有利である。

    弁10が内袋1の北極点に配置されている。 この弁10は、緑と赤の2色の発光ダイオードを備えた表示素子13を備えることができ、その発光ダイオードは、内袋1内の空気圧が所定の範囲内(例えば、サッカーボールについては、0.8〜1.0バール)にあるか否かを示す。 赤の発光ダイオードが図1に示されているのに対して、緑の発光ダイオードは、弁10の反対側に配置されており、したがって、図1には示されていない。 圧力センサおよび充電式であってよい電源装置、例えば、電池を備えた電子素子20が内袋1の南極点に配置されている。

    発光ダイオード、圧力センサおよび電池は、内袋1に、またはその内部に配置できる電気および/または電子部品の単なる例示であることに留意されたい。 例えば、加速度計、スピーカ、GPS受信器、電磁信号の送信器および/または受信器、音響および/または光学信号表示器、データ、例えば、加速値または位置データを記憶するためのメモリチップ、もしくは電池またはコンデンサなどのエネルギー貯蔵部を誘電充電するための誘電コイルまたは充電するための充電ソケットなどの他の電気/電子素子を代わりにまたは追加に、内袋1にまたはその内部に配置してもよい。 対応する配線は、いくつの部品を相互接続すべきかに応じて、以下の詳細な説明に説明されているケーブルの数とは異なる数のケーブルを含んでもよい。

    図3は、本発明による配線が設けられた誘導コイルの例を概略的に示している。 弁110および電磁コイル100を備えたボールの内袋1が見える。 電磁コイル100は、内袋1に取り付けられ、弁110を環状に取り囲んでいる。 さらに別の実施の形態において、電磁コイル100は、電磁場への近接が役割を果たす内袋1の他の位置に配置される。 電磁コイル100が充電ステーションの電磁場に近いほど、電磁コイル100に接続されたエネルギー貯蔵部を速く充電することができ、要求されるエネルギーが少なくなる。

    電子素子20および発光ダイオードの各々が、一対のケーブル30によりそれぞれ接続されているのが見える。 内袋1内の圧力に応じて、一方または他方の発光ダイオードに、一対のケーブル30により電力が供給される。 図1に示されている内袋1の実施の形態において、二対のケーブル30が、内袋1の、したがって、ボールの不均衡を避けるために、外側の内袋壁の対応するパネル3に沿って配置されている。 このことは、ケーブル30の質量が軽いことを考慮すれば、絶対に必要なわけではない。 例えば、より単純な実施の形態において、圧力表示器は、1つのパネル3のみに配置された一対のケーブル30により電源が供給される1つの発光ダイオードのみを備えてもよい。 しかしながら、この場合においても、内袋1の不均衡な質量を避けるために、正のケーブルと接地ケーブルが内袋壁50の対向するパネルに沿って延在している内袋1の実施の形態が好ましい。 これに対して、例えば、2つの部品を接続するために4本より多くの配線が必要な場合、または複雑なアンテナ構成を実現すべき場合、外側の内袋壁の3つ以上のパネル3に沿ってケーブルを配置することも可能である。

    図1の全体図は、真っ直ぐな区画31と湾曲した区画32を交互にすることによって形成された内袋壁に沿った二対のケーブル30のほぼジグザグ形の経路を示している。 それゆえ、内袋1が極端に変形されたときでさえ、ケーブル30への、したがって、発光ダイオード13および素子20での電気接続への引張負荷が避けられる。 図1に示されたジグザグ形の経路以外に、この目的を達成するために、真っ直ぐな区画と湾曲した区画の他の配列も考えられる。

    図4aおよび4bは、ジグザグ形の経路のさらに別の概略図を示している。 それによって、内袋壁50の対向するパネル3での配線の対称配置が見える。 さらに、これらの概略図は、湾曲した区画32を介して互いに接続された多数の区画31をさらに明白に示している(図4b参照)。

    しかしながら、特にサッカーボールでは、ケーブルが測地線、すなわち、接続すべき電気/電子部品の間で内袋壁50に沿った最短の接続に実質的にしたがって延在した配置はそれほど好ましくない。 北極点に発光ダイオード13を、南極点に素子20を有する図1の内袋1において、測地線は、内袋1の仮想の「子午線」に沿ったケーブル経路である。 測地線に沿った配置では、強烈に変形した場合、ケーブルが内袋壁50から外れ、電気接続および/または内袋壁50を損傷させる虞が大きくなる。 しかしながら、強烈な変形にそれほど曝されないボールについては、この態様はそれほど関係しないであろうから、そのような場合において、ケーブルの長さ、したがって、質量を節約するために、配線を測地線に沿って配置することが有用であろう。

    図2は、先に説明した、内袋壁50に沿って延在する実施の形態の一対のケーブル60の例示の配置を示している。 このために、各ケーブル60がその内部に延在できる2つのトンネルまたは通路55が形成されるように、さらに別の材料53が内袋壁50の内側に積層されている。 2本以上のケーブル60を内袋壁50の共通するトンネル55内に配置することも可能である。 しかしながら、このことは、内袋壁50の表面に大きな波形が形成されるのを避けるために薄いケーブルが使用される場合のみに好ましい。 そのような波形があると、内袋1をカーカスおよび/またはボールの外殻に相互接続するときに難点が生じるかもしれない。 あるいは、トンネル55は、内袋壁50の外側に配置しても差し支えない(図示されていない)。 内側での配置の場合におけるように、ここでは、トンネル55が、内袋壁50により部分的に形成されること、またはトンネル55が、別個に製造され、その後、内袋壁50に留め付けることも可能である。

    ケーブル60は、トンネル55内で柔軟性である。 このために、各ケーブル60は、トンネル55の端部に、適度な余分な長さを有する。 さらに、ジグザグ形の経路のお陰で、内袋1が大きく変形した場合でさえ、ケーブル60、その接続または内袋壁50が損傷しないように、ケーブル60に適度な遊びがあることとなる。

    トンネル55は、一方では、内袋壁50に沿ってケーブル60をしっかりと固定する。 他方では、そのトンネルは、電気接続への引張負荷が避けられるようにケーブル60にある程度の遊びを与える。 圧力を均等化し、様々な圧力による材料への任意の負荷を避けるために、内袋の内部に向いたトンネル55の側(図面には示されていない)に複数の孔が配置されていることが好ましい。 孔または開口部が、湾曲した区画32の区域に配置され、それによって追加に、トンネル55の内壁を形成する材料53の重なりと剥離を避けることが好ましい。

    図2に示した実施の形態において、各ケーブル60は、実際の導体62を取り囲む自身の絶縁体61を有する。 しかしながら、導体62が十分に薄い場合には、例えば、内袋材料として用いられるプラスチックホイルのカレンダ加工中に、導体を内袋壁50中に直接組み込むこともできる。 さらに、ケーブル60が、内袋壁50の内側または外側に単純に接着された、もしくは高周波溶着によって内袋壁50に接続された実施の形態も考えられる。 最後に、ケーブル60を内袋壁50に部分的にだけ接続することも可能である。

    誘導コイルの提供に関して図3に示された配線も、同様に、内袋壁50に配置しても差し支えない。 内袋壁50の内側または外側にある実質的に円形のトンネルと組み合わせて数巻のコイル100を配置することも考えられる。 各場合において、1つ以上の巻のコイルが設けられた(図示せず)いくつかの、ことによると同心のトンネルを提供することも考えられる。

    1 内袋 3 区画 10、110 弁 13 表示素子 30、60 ケーブル 50 内袋壁 100 電磁コイル

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