簡易化されたゴルフクラブスイングトレーニング装置

申请号 JP2015560374 申请日 2014-02-28 公开(公告)号 JP6412023B2 公开(公告)日 2018-10-24
申请人 ベスト スウィング ワン リミテッド ライアビリティ カンパニー; 发明人 ウェン−スン ホウ;
摘要
权利要求

ゴルフクラブスイングトレーニング装置であって、 バット端部およびヘッド端部を有するゴルフクラブのシャフトであって、間に空隙を形成するように離間された2つの別々の別個の部分を備え、前記部分は、前記シャフトの前記バット端部を備える上側シャフト部分と、前記シャフトの前記ヘッド端部を備える下側シャフト部分とを備える、ゴルフクラブのシャフトと、 前記シャフトの前記ヘッド端部に連結された打球ヘッドと、 前記空隙内に挿入され、前記上側シャフト部分の下側端部および前記下側シャフト部分の上側端部に連結された摺動機構と を備え、 前記摺動機構は、前記ゴルフクラブのスイング中、前記下側端部に対する前記上側端部の横方向シフトを前記上側端部の長手方向軸および前記下側端部の長手方向軸の両方に対して直交する方向に沿って可能にするように構成されることを特徴とするゴルフクラブスイングトレーニング装置。前記摺動機構は、離間した関係の平行な線形ガイドブロックの対と、前記線形ガイドブロックを互いに向かって圧迫する締結具の組立体の対と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。前記摺動機構は、摺動レールおよびレールガイドブロックを備え、 前記レールガイドブロックの上側部分は、対向するレール進行特徴部の対を備える線形ガイドチャネルを備え、 前記摺動レールの下側部分は、前記摺動レールが前記線形ガイドチャネル内に摺動可能に挿入されたとき、前記レール進行特徴部を摺動係合状態で受け入れるように適合された対向する細長のレールスロットの対を備え、 前記レールガイドブロックの下側部分は、前記上側端部の長軸が、前記レール進行特徴部に対してほぼ垂直であることを保証し、また、前記下側端部および前記上側端部が、前記摺動レールが最も右の位置に位置するときにほぼ同軸であることも保証するやり方で、下側コネクタの中心上部表面に連結されることを可能にするように適合されることを特徴とする請求項1に記載の装置。前記摺動機構は、下側コネクタを備え、 前記下側コネクタの上側部分は、前記横方向シフトを最大のレール進行距離に制限するように適合された対向するレール進行距離制限特徴部の対を備え、 前記下側コネクタの下側部分は、前記上側端部の長軸が、前記下側コネクタの中心上部表面に対してほぼ垂直であることを保証するやり方で、前記上側端部が前記下側コネクタの底部に連結されることを可能にするように適合されることを特徴とする請求項1に記載の装置。前記対向するレール進行距離制限特徴部は、 所定の長さL1を含む右側レール進行距離制限特徴部と、 長さL1より大きい所定の長さL2を含む左側レール進行距離制限特徴部と を備え、 長さL2と長さL1の間の相違が、前記最大のレール進行距離を定めることを特徴とする請求項4に記載の装置。前記下側コネクタの前記下側部分の適合は、 前記中心上部表面に対してほぼ垂直である長手方向軸を有し、接着剤が、前記上側端部の径方向の外面を空洞の径方向壁に接着するために使用されながら、前記上側端部が前記空洞にぴったりと挿入されることを可能にするようにサイズ設定された直径を有する、円筒状空洞を前記下側コネクタの底端部が備えること、または 前記中心上部表面に対してほぼ垂直である長手方向軸を有し、前記空洞が下方向に進むにつれて径方向に内方向にテーパになる直径を有する円錐台空洞を前記下側コネクタの底端部が備えること、のいずれかを備え、前記直径は、前記空洞の形状およびサイズが、前記上側端部の外部形状およびサイズにほぼ合致するように、且つ、接着剤が、前記上側端部の前記径方向の外面を前記空洞の前記径方向壁に接着するために使用されながら、前記下側シャフト部分が前記空洞内に下方に完全に挿入されるとき、前記上側端部の上部が、前記中心上部表面と同一平面になる、またはそのわずか下方にあるように選択されることを特徴とする請求項4に記載の装置。中に挿入されたブッシングを介して前記シャフトの前記バット端部に連結される拮抗部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。前記摺動機構は、前記横方向シフト時に前記シャフトの前記バット端部において認識可能な音および触知式感覚の両方を生成することを特徴とする請求項1に記載の装置。前記横方向シフトは、最大のレール進行距離に制限され、 前記摺動機構は、ゴルファが最大のレール進行距離を選択的に低減することを可能にするように適合されたレール進行距離制限ねじを備える下側コネクタを備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。ゴルフクラブスイングトレーニング装置を製作するための方法であって、 バット端部およびヘッド端部を有するシャフトを備えるゴルフクラブを提供する動作であって、前記シャフトの前記ヘッド端部は、打球ヘッドに固着される、動作と、 前記シャフトを、前記シャフトの前記バット端部を備える上側シャフト部分と、前記シャフトの前記ヘッド端部を備える下側シャフト部分とを備える2つの部分に切断する動作と、 軸合わせ装置を使用して前記2つの部分を摺動機構の対向するコネクタに連結する動作と を備え、 前記軸合わせ装置は、前記連結がなされているとき、前記上側シャフト部分の長軸を、前記下側シャフト部分の長軸とほぼ位置合わせして維持するために使用され、 前記摺動機構は、前記下側シャフト部分の上側端部が、ボールを前記打球ヘッドで打撃するための前記ゴルフクラブのスイング中、前記上側シャフト部分の下側端部に対して、前記上側端部の長手方向軸および前記下側端部の長手方向軸の両方に対して直交する方向に沿って横方向にシフトすることを可能にするように構成されることを特徴とする方法。

说明书全文

本発明は、ゴルフクラブのスイングトレーニングに関する。

ゴルファは、常に、自身のスコアを向上させる方法を探している。その結果、ゴルファの技術のさまざまな側面を向上させるための多くの異なる種類のトレーニングデバイスが、発行された米国特許文献において開示されている。一部のそのようなトレーニングデバイスは、詳細には、ゴルファがゴルフボールをより長く、またはより直線に、またはより正確に打つようにゴルファのスイングを向上させるように構成される。通常、そのようなトレーニングデバイスは、ヒッティング領域で使用されるように設計されており、そこで、デバイスの反復使用が、ゴルフの実際のラウンド中に従来のゴルフクラブをより良好に使用するためにゴルファのスイングを変えるように、筋肉記憶または他の身体的効果を生み出すことになる。

本概要は、「発明を実施するための形態」においてこれ以後さらに説明される、簡易化された形態の一揃えの概念を紹介するために提供される。本概要は、特許請求される主題のキーとなるまたは必須の特徴を特定するようには意図されず、または特許請求される主題の範囲を決定する補助として使用されるようにも意図されない。

本明細書において説明されるトレーニング装置の実施形態は、通常、ゴルフクラブスイングトレーニング装置を伴う。1つの例示的実施形態では、トレーニング装置は、ゴルフクラブのシャフトおよび摺動機構を含む。シャフトは、バット端部およびヘッド端部を有し、2つの別々の別個の部分を含み、これらの部分は、その間に空隙を形成するように離間され、この場合、これらの部分は、シャフトのバット端部を含む上側シャフト部分と、シャフトのヘッド端部を含む下側シャフト部分とを含む。打球ヘッドは、シャフトのヘッド端部に連結される。摺動機構は、この空隙内に挿入され、上側シャフト部分の下側端部および下側シャフト部分の上側端部に連結される。摺動機構は、クラブのスイング中、上側シャフト部分の下側端部に対する、下側シャフト部分の上側端部の横方向のシフトを可能にするように構成される。

本明細書において説明されるトレーニング装置の実施形態はまた、トレーニング装置を製作するための方法も伴う。この方法の例示的実施形態では、バット端部およびヘッド端部を有するシャフトであって、シャフトのヘッド端部は、打球ヘッドに固着される、シャフトを含むゴルフクラブが、提供される。シャフトは、次いで、前述された2つの部分に切断される。軸合わせ装置が、次いで、これらの2つの部分を摺動機構の対向するコネクタに連結するために使用される。軸合わせ装置は、摺動機構との連結が行われているとき、上側シャフト部分の長軸を下側シャフト部分の長軸とほぼ位置合わせして維持する。摺動機構は、下側シャフト部分の上側端部が、打球ヘッドでボールを打撃するためのクラブのスイング中、上側シャフト部分の下側端部に対して横方向にシフトすることを可能にするように構成される。

本発明(本明細書においてはトレーニング装置実施形態とも称される)の前述された目的および利点、ならびにその追加の目的および利点は、以下の図を併用されてとらえられたとき、好ましい実施形態の詳細な説明の結果、本明細書においてより充分に理解されるであろう。

左から右の湾曲の代替の軌道を提供する別個の状態下におけるゴルフボールによる打撃におけるトレーニングゴルフクラブの全体形状の例示的実施形態を示す図である。

右から左の湾曲の代替の軌道を提供する別個の状態下におけるゴルフボールによる打撃におけるトレーニングゴルフクラブの全体形状の例示的実施形態を示す図である。

図2の実施形態によるゴルフクラブシャフト内に挿入されて示された摺動機構の1つの実施形態の平面図である。

図3の摺動機構の構成要素の例示的実施形態の3次元図である。

図3の摺動機構の構成要素の例示的実施形態の3次元図である。

図3の摺動機構の構成要素の例示的実施形態の3次元図である。

図3の摺動機構の構成要素の例示的実施形態の3次元図である。

ゴルフクラブシャフトの上側部分の下側端部とゴルフクラブシャフトの下側部分の上側端部との間に中間に挿入されて示された摺動機構の別の実施形態の簡易化された形態の平面図であり、この場合、摺動機構の摺動レールは最も右の位置に位置し、それにより、これらの下側端部および上側端部は、ほぼ同軸である。

図8の摺動機構の簡易化された形態の平面図であり、この場合、摺動機構の摺動レールは、最も左の位置に位置し、それにより、ゴルフクラブシャフトの下側部分の上側端部は、ゴルフクラブシャフトの上側部分の下側端部から所定の距離だけ横断方向にずらされる。

図8の摺動機構の簡易化された形態の分解平面図である。

図8の摺動機構の上側コネクタの1つの実施形態の簡易化された形態の、単独の透視平面図である。

90度左に回転された図11の上側コネクタの簡易化された形態の透視平面図である。

図11の上側コネクタの簡易化された形態の透視底面図である。

図11の上側コネクタの簡易化された形態の透視上面図である。

図8の摺動機構の上側コネクタの別の実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図である。

90度左に回転された図15の上側コネクタの簡易化された形態の透視平面図である。

図15の上側コネクタの簡易化された形態の透視底面図である。

図15の上側コネクタの簡易化された形態の透視上面図である。

図8の摺動機構の摺動レールの例示的実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図である。

図19の摺動レールの簡易化された形態の透視底面図である。

90度左に回転された図19の摺動レールの簡易化された形態の透視平面図である。

図8の摺動機構のレールガイドブロックの例示的実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図である。

図22のレールガイドブロックの簡易化された形態の透視上面図である。

図22のレールガイドブロックの簡易化された形態の透視底面図である。

90度左に回転された図22のレールガイドブロックの簡易化された形態の透視平面図である。

図8の摺動機構の下側コネクタの1つの実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図である。

図26の下側コネクタの簡易化された形態の透視上面図である。

図26の下側コネクタの簡易化された形態の透視底面図である。

90度左に回転された図26の下側コネクタの簡易化された形態の透視平面図である。

図8の摺動機構の下側コネクタの別の実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図である。

図30の下側コネクタの簡易化された形態の透視上面図である。

図30の下側コネクタの簡易化された形態の透視底面図である。

90度左に回転された図30の下側コネクタの簡易化された形態の透視平面図である。

本明細書において説明されたゴルフクラブスイングトレーニング装置の製作中に使用され得る軸合わせ装置の例示的実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図である。

図34の線A−Aに沿って切り取られた軸合わせ装置の簡易化された形態の断面図である。

図34の線B−Bに沿って切り取られた軸合わせ装置の簡易化された形態の断面図である。

図8の摺動機構のゴルフクラブシャフトの上側および下側部分を連結するために使用されている軸合わせ装置の例示的実施形態の簡易化された形態の平面図である。

図37の線C−Cに沿って切り取られた、図37に示される図の簡易化された形態の断面図である。

中に挿入されるブッシングを介してゴルフクラブのバット端部に任意選択で連結され得る拮抗部材の例示的実施形態の簡易化された形態の分解平面図である。

図39に示される拮抗部材の簡易化された形態の直立透視上面図である。

図39の線D−Dに沿って切り取られた図39に示されるブッシングの簡易化された形態の断面図である。

図39の線E−Eに沿って切り取られた図39に示されるゴルフクラブシャフトのバット端部の簡易化された形態の断面図である。

図8の摺動機構の下側コネクタのさらに別の実施形態の簡易化された形態の独立平面図である。

図43の下側コネクタの簡易化された形態の分解透視平面図である。

本明細書において説明されるゴルフクラブスイングトレーニング装置を製作するための方法の簡易化された形態の例示的実施形態を示す流れ図である。

本明細書において説明されるゴルフクラブスイングトレーニング装置を作動させるための方法の簡易化された形態の例示的実施形態を示す流れ図である。

3つの別個の構成要素、すなわちねじを用いて一緒にボルト留めされたレール進行距離リミッタおよび下側シャフト部分コネクタから構成される図8の摺動機構の下側コネクタのさらに別の実施形態の簡易化された形態の分解平面図であり、レール進行距離リミッタが、ねじを用いて図8のレールガイドブロックにどのようにボルト留めされるかも示す図である。

図47の下側シャフト部分コネクタの簡易化された形態の直立透視平面図である。

図48の下側シャフト部分コネクタの簡易化された形態の透視上面図である。

図48の下側シャフト部分コネクタの簡易化された形態の透視底面図である。

図47のレール進行距離リミッタの簡易化された形態の直立透視平面図である。

図51のレール進行距離リミッタの簡易化された形態の透視上面図である。

図51のレール進行距離リミッタの簡易化された形態の透視底面図である。

ゴルフクラブシャフトの下側部分の上側端部を、常にシャフトの上側部分の下側端部とほぼ同軸に位置合わせして維持する非摺動機構に変換されている、変換可能な摺動機構の例示的実施形態の簡易化された形態の部分断面図および部分平面図である。

変換可能な摺動機構を摺動機構から非摺動機構に変換するための方法の簡易化された形態の例示的実施形態を示す流れ図である。

(これ以後トレーニング装置実施形態と称される)本発明の以下の説明では、その一部を形成し、トレーニング装置が実践され得る特有の実施形態が例証として示される添付の図に参照がなされる。他の実施形態が利用されることが可能であり、構造的変更が、トレーニング装置実施形態の範囲から逸脱することなくなされ得ることが理解される。

明確にするために、特有の専門用語が、本明細書において説明されるトレーニング装置実施形態を説明する上で用いられ、これらの実施形態が、そのように選択された特有の用語に限定されるようには意図されないことも留意される。さらに、各々の特有の用語が、類似の目的を達成するために概して類似するやり方で作動するそのすべての技術的等価物を含むことを理解されたい。本明細書では、「1つの実施形態」、または「別の実施形態」、または「例示的実施形態」、または「代替的実施形態」、または「1つの実施」、または「別の実施」、または「例示的な実施」、または「代替の実施」への参照は、実施形態または実施に関連して説明された特定の特徴、特定の構造、または特定の特性が、トレーニング装置の少なくとも1つの実施形態内に含まれ得ることを意味する。本明細書においてさまざまな場所にある「1つの実施形態では」、「別の実施形態では」、「例示的実施形態では」、「代替的実施形態では」、「1つの実施において」、「別の実施において」、「例示的な実施において」、および「代替の実施において」の語句の出現は、同じ実施形態もしくは実施を必ずしもすべて参照せず、または別々のもしくは代替的実施形態/実施が、他の実施形態/実施を相互に排除しない。さらに、トレーニング装置の1または複数の実施形態または実施を表すプロセス流れの順序は、本質的に、いかなる特定の順序も示さず、トレーニング装置のいかなる限定事項も含意しない。

本明細書において説明されるトレーニング装置の実施形態は、一般にゴルフクラブの分野に関し、より具体的には、ゴルファのスイングを向上させるためのゴルフクラブトレーニングデバイスに関する。開示された実施形態では、ゴルフクラブシャフトは、その長さに沿って横断方向に切断され、一部分が取り外され、埋め合わせられる摺動機構が、切断部において挿入されて、シャフトの下側部分が、所望のスイング中、シャフトの上側部分に対して横断方向に移動することができるようにする。ゴルフクラブシャフトの自然な可撓性は、適正な打ち出しゴルフボール軌道を成形して、ボールを左から右または右から左に選択的に湾曲させるために採用される。このトレーニングデバイスは、ゴルフクラブヘッドの勢いを利用して所望のボール軌道形状を達成するようなやり方でゴルフクラブをスイングすることをゴルファに教示する。換言すれば、このトレーニングデバイスは、詳細には、ボール軌道を、ボールが右から左または左から右に制御されたやり方で移動するように選択的に成形するゴルファの能を向上させるように構成される。後続のより詳細な説明から理解されるように、切断されたシャフトの上側と下側の部分の中間に挿入された摺動機構は、一方のそのような部分が、好ましいスイング中に発生する力によって他のそのような部分に対して横方向に移動されることを可能にする。

1.0 ゴルフクラブスイングトレーニング装置 次により詳細に説明されるように、本明細書において説明されるトレーニング装置の実施形態は、ボールが、右から左、または左から右に「曲げられる」ようにゴルフボール軌道形状を選択的に制御することをゴルファが習得するのを助けるように設計されたゴルフクラブスイングトレーニング装置を伴う。装置は、(ゴルフクラブの他のタイプの中でもとりわけ)ドライバなどの別の形の従来のゴルフクラブとして構成されるが、この場合、シャフトは、その長さに沿った、シャフトのバット端部とヘッド端部の間の場所において繋ぎ合わされる。シャフトの短い部片を取り外してクラブの全体長さを保持した後、摺動機構が、シャフトの上側および下側の部分と係合するように挿入される。摺動機構は、クラブのバット端部またはグリップを含む上側部分に対する、ゴルフクラブヘッドに連結された下側部分の制限的な横断方向移動を可能にする。この動きは、シャフトの長軸に対してほぼ直交する方向にあり、この好ましい実施形態では、約0.25インチ(0.635cm)の最大進行に制限される。この動きは、トレーニングデバイスの首尾よい使用中、すなわち、ボールの軌道形状の所望の制御を達成するための適正なスイング中に起こる。摺動機構の所望の動きは、通常、スイング中にゴルファにより聞かれ、また感じられ、それにより、ゴルファは、ゴルフクラブトレーニングデバイスを通じて、所望のスイングプロファイル(swing profile)が達成されたことを示す可聴式および触知式の両方のフィードバックを有する。

添付の図に移れば、図1では、本明細書において説明されるトレーニング装置の実施形態は、ホーゼル14によってヘッド16に連結されたシャフト12を有するゴルフクラブ10を伴うことが見られる。しかし、任意の他のゴルフクラブとは異なり、トレーニング装置実施形態は、摺動機構18を採用し、摺動機構18は、シャフト12内の上側部分20と下側部分22の間に間置されており、それにより、機構18は、これら2つの部分20および22を相互連結させる。図1に示される特定の実施形態では、ゴルフクラブ10は、ドライバクラブであり、摺動機構18は、ヘッド16を含むクラブの長さを約5分の2下ったところに間置されている。そのため、たとえば、45インチ(114.3cm)の全体長さを有するドライバ内では、摺動機構18は、シャフト12のバット端部から約18インチ(45.72cm)のところにある。シャフトは、通常、シャフトの軸に対してほぼ垂直である方向の場所において切り開かれる。摺動機構は、次いで、シャフトの短い部片を下側部分から取り外した後、その結果生じたシャフトの上側と下側の部分の中間に連結されて、摺動機構のおよそ2インチ(5.08cm)長さを収容してクラブの全体長さを保持する。シャフトの繋ぎ合わせの場所は、好ましくは、シャフトの最大曲がり点または頂点またはそれらの近くになるように選択され、この曲がり点は、ゴルフクラブの長さおよびタイプによって変わり得る。したがって、3ウッドまたは2アイアンなどのより短いクラブでは、繋ぎ合わせ点は、幾分、バット端部により近くなり得る。

摺動機構18が、図3〜図7を参照することによって最適に理解される。図3に示されるように、全部組み立てられ連結されたとき、摺動機構18は、上側シャフト部分20に対する下側シャフト部分22の低摩擦の横方向移動を可能にする。コネクタ24および26は、それぞれのシャフト部分20および22に接着式に連結され、それにより、これらは、完全に同軸になるように軸方向に位置合わせされ得る。しかし、図1および図2に示されるようにティー支持されたゴルフボール11を打撃するようなフルスイング中に発生した力に応じて、下側シャフト部分22は、約0.25インチ(0.635cm)まで横断方向に摺動またはシフトして、(図2に示されるように)軸外れ位置を生み出して打撃においてヘッドをボール11に向かって前進させることができる。そのようなシフトの結果、ヘッドのフェースがボール11の打撃時にスクエア(square)であるとき、右から左の軌道プロファイル(trajectory profile)を生じさせることになる。他方では、ゴルファが自身のスイングを制御して下側部分22のそのようなシフトを防止するとき、2つの部分は、ほぼ同軸のままであり、ヘッドは、(図1に示されるように)シャフト軸の後方でボール11を打撃し、それによって打撃時のスクエアフェースによって左から右の軌道形状を生じさせる。

図3〜図7に戻ると、開示された摺動実施形態18は、さらに、インターフェース27と、摺動レール28および30と、レールインターフェースプレート29と、レール安定化装置32および34と、線形ガイドブロック36および40と、ヨーク38とを含むことが見られる。図4に示されるように、各々の摺動レール28および30は、レール進行フランジ37(図5を参照)を摺動係合で受け入れる細長レールスロット31を有する。図3、図6、および図7に見られるヨーク38は、対向する表面44および46上に複数の鉛直円筒状プローブ42を提供する。これらのプローブ42は、図5に示される位置合わせされたブロック穴39と係合することによって線形ガイドブロック36および40との安定した機械的インターフェースを可能にする。図3に観察されるように上側線形ガイドブロック36の穴39は下方に方向付けられ、下側線形ガイドブロック40の穴は上方に方向付けられ、それにより、これらは各々、対向する方向でヨーク38と係合し、したがって、平行かつ離間されたレール28および30に沿って1つのユニットとして一緒に摺動する。さらに、摺動レール28と30の間の距離は、ノブ48を用いて調整可能であり、摺動レールを互いに向かってヨーク38をその間に置いた状態で圧迫する締結具49によって設定される。この複合レール組立体は、最も高くなりやすいクラブヘッド速度であっても、スイング中の曲がりおよび可能性のある破損に対する強力な機械的抵抗を提供する。最終的に、機械的強度および均一な摺動の動きは、レール安定化装置32および34によって保証され、レール安定化装置32および34は、図4に示されるように、摺動レールのそれぞれの端部にあるそれぞれのねじ切りされた開口45内にねじ41によってボルト留めされる。全部組み立てられた摺動機構18は、選択された短い距離(すなわち0.25インチ(0.635cm)以下)にわたる、上側シャフト部分20に対する下側シャフト部分22の制限された摺動を、ほぼ機械的完全性を有して可能にする。

次に、本明細書において説明されるトレーニング装置の実施形態のスイングトレーニングクラブを用いて練習することにより、ゴルファは、右から左または左から右の所望のボール軌道プロファイルを生み出すためにスイングをどのように制御し変更するかを習得することが理解される。さらに、本明細書において説明される摺動機構の実施形態は、シャフトの下側部分の突然のシフトを生み出すことがあり、このシフトは、音および触知式の両方の打撃を生成して、そのようなシフトまたは摺動が、スイング中に起こったかどうか、およびいつ起こったかをゴルファに知らせ、スイング機構を変更して、選択された軌道に対して望まれるようにシフトを生み出すまたはシフトを防止することができることが理解されよう。

図1および2に例示されるトレーニングゴルフクラブは、左から右のやり方でゴルファによってスイングされている右利きゴルフクラブであり、この場合、下側シャフト部分22は、右利きゴルフクラブが左から右のやり方でスイングされたとき、上側シャフト部分20に対して横断方向に右方向に摺動するまたはシフトすることが可能にされることが留意される。本明細書において説明されるトレーニング装置の実施形態はまた、右から左のやり方でスイングされる左利きゴルフクラブにも変換可能である。より具体的には、本明細書において説明される摺動機構の実施形態はまた、いかなる左利きゴルフクラブのシャフトにも間置され得る。この場合、および図1〜図3に示される摺動機構18を例示的に参照すれば、摺動機構は、コネクタ24および26の長手方向軸の周りで180度回転され、それにより、下側シャフト部分は、左利きゴルフクラブが右から左のやり方でスイングされたとき、上側シャフト部分に対して横断方向に左方向に摺動またはシフトすることが可能にされる。

2.0 改変された摺動機構 図8〜図14および図19〜図29は、本明細書において説明されるトレーニング装置の実施形態の摺動機構の簡易化された形態の別の実施形態を示す。より具体的には、図8は、改変された摺動機構50の例示的実施形態の簡易化された形態の平面図を示し、改変された摺動機構50は、ゴルフクラブシャフトの上側部分20の下側端部とゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部との中間に挿入されて示される。図8に例示されるように、改変された摺動機構50は、上側コネクタ54と、摺動レール52と、レールガイドブロック56と、下側コネクタ58とを含む。図8に示される改変された摺動機構50の摺動レール52は、最も右に位置し、それにより、ゴルフクラブシャフトの上側部分20の下側端部の長手方向軸Y1は、ゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部の長手方向軸Y2とほぼ位置合わせされる(たとえば、これらの下側および上側端部は、摺動レール52が最も右に位置するときにほぼ同軸である)。後続の改変された摺動機構50のより詳細な説明から理解されるように、ゴルファのバックスイングの勢いは、レールガイドブロック56、下側コネクタ58、およびゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部をこの最も右の位置に自然に移動させる。図9は、改変された摺動機構50の簡易化された形態の平面図であり、この場合、摺動レール52は、最も左の位置に位置し、それにより、ゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部の長手方向軸Y2は、ゴルフクラブシャフトの上側部分20の下側端部の長手方向軸Y1から所定の最大レール進行距離D1だけ横断方向にずらされる。図10は、改変された摺動機構50の簡易化された形態の分解平面図を示す。添付の図に示される最大レール進行距離D1のサイズおよび(これ以後より詳細に説明される)長さL1とL2の間の関連する相違が、これらをより見やすくするために誇張されることが留意される。

図8〜図14および図19〜図29および後続のこれらの図のより詳細な説明から理解されるように、改変された摺動機構50の設計は、図3に例示されこれまでに説明された摺動機構18の設計より極めて簡単である(たとえば、改変された摺動機構50は、摺動機構18より部品の数が極めて少ない)。改変された摺動機構50の設計はまた、これが、その構造的完全性を最大にしながら機構の重量を最小にし、さらに最も高くなりやすいクラブヘッド速度であっても、ゴルフクラブのスイング中の曲がりおよび可能性のある破損に対する強力な機械的抵抗を提供するため、有利である。図8および図9に例示されるように、改変された摺動機構50が、全部組み立てられ、ゴルフクラブシャフトの上側および下側部分20および22に連結されたとき、改変された摺動機構50は、ゴルフクラブシャフトの上側部分20の下側端部に対する、ゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部の制限された低摩擦の横断方向移動を、ほぼ機械的完全性を有して可能にする。換言すれば、改変された摺動機構50は、ゴルフボールに向かうゴルフクラブのスイング中、この下側端部20に対するこの上側端部22の低摩擦の横方向移動(たとえば横方向シフト/摺動)を可能にし、この場合、この横方向移動/動き/シフトは、この上側端部22の長手方向軸Y2およびこの下側端部20の長手方向軸Y1の両方に対してほぼ直交する方向に留められ、この横方向の移動/動き/シフトは、最大レール進行距離D1に制限される。

図11は、図8の改変された摺動機構50の上側コネクタ54の1つの実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図を示す。図12は、90度左に回転された図11の上側コネクタ54の簡易化された形態の透視平面図を示す。図13は、図11の上側コネクタ54の簡易化された形態の透視底面図を示す。図14は、図11の上側コネクタ54の簡易化された形態の透視上面図を示す。図19は、図8の改変された摺動機構50の摺動レール52の例示的実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図を示す。図20は、図19の摺動レール52の簡易化された形態の透視平面図を示す。図21は、90度左に回転された図19の摺動レール52の簡易化された形態の透視平面図を示す。図22は、図8の改変された摺動機構50のレールガイドブロック56の例示的実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図を示す。図23は、図22のレールガイドブロック56の簡易化された形態の透視上面図を示す。図24は、図22のレールガイドブロック56の簡易化された形態の透視底面図を示す。図25は、90度左に回転された図22のレールガイドブロック56の簡易化された形態の透視平面図を示す。図26は、図8の改変された摺動機構50の下側コネクタ58の1つの実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図を示す。図27は、図26の下側コネクタ58の簡易化された形態の透視上面図を示す。図28は、図26の下側コネクタ58の簡易化された形態の透視底面図を示す。図29は、90度左に回転された図26の下側コネクタ58の簡易化された形態の透視平面図を示す。

図8〜図14に例示されるように、上側コネクタ54の上側部分は、ゴルフクラブシャフトの上側部分20の下側端部が、コネクタ54とほぼ同軸であることを保証するやり方で、コネクタ54の上部に強固に連結されることを可能にするように適合される。図11〜14に例示される上側コネクタの実施形態では、この適合は、以下の通りに構成される。上側コネクタ54の上端部は、コネクタ54とほぼ同軸である円筒状空洞64を含む。この空洞64は、強力な接着剤が、上側部分20の下側端部の径方向の外面を空洞64の径方向壁に強固に接着させるために使用されながら、この下側端部20が、空洞64内に下方向にぴったりと挿入されることを可能にするようにサイズ設定された直径を有する。接着剤のさまざまなタイプが、使用され得ることが理解されよう。改変された摺動機構50の例示的な実施において、接着剤はエポキシである。

図8〜図14および図19〜図21に例示されるように、上側コネクタ54の下側部分は、円筒状空洞64の長手方向軸Y3が、表面66に対してほぼ垂直であることを保証し、したがって上側部分20の下側端部の長手方向軸が、この下側端部がコネクタ54の上部に連結されたときに表面66に対してほぼ垂直であることを保証するやり方で摺動レール52の上部表面66上の中央位置に強固に連結されることを可能にするように適合される。本明細書において説明される例示的な上側コネクタおよび摺動レールの実施形態では、この適合は以下の通りに構成される。摺動レール52は、ねじ74によってボルト留めされ、ねじ74は、摺動レール52を平に通り抜ける開口80を通って、上側コネクタ54の底部に配置される係合するねじ切りされた開口76内に挿入される。図19〜図21に例示されるように、曲線状の対向する壁を有する細長空洞84は、摺動レール52の底端部上の中央に配置され、この場合、開口80は、空洞84のおよその中心を通り抜ける。空洞84は、改変された摺動機構50の重量を低減するように働き、ねじ74のヘッド82が、ねじ74が係合するねじ切りされた開口76内に充分に締め付けられたとき、摺動レール52の底部表面の下方に引っ込められるようになることを可能にするのに十分である高さおよび全体容量を有する。

図8、図9および図19〜図25に例示されるように、摺動レール52の下側部分は、対向する細長レールのスロット100および102の対を含む。レールガイドブロック56の上側部分は、平行な鉛直側壁を有する線形ガイドチャネル108と、対向するレール進行特徴部104および106の対とを含み、この場合、レール進行特徴部の一方104は、チャネル108の側壁の一方上に配設され、レール進行特徴部の他方106は、チャネル108の側壁の他方上に配設される。細長レールスロット100は、係合するレール進行特徴部104と係合するように適合され、細長レールスロット102は、係合するレール進行特徴部106と係合するように適合される。それにしたがって、対向する細長レールスロット100および102の対は、摺動レール52が、レールガイドブロック56の線形ガイドチャネル108内に摺動可能に挿入されたとき、対向するレール進行特徴部104および106の対を低摩擦摺動係合で受け入れるように適合される。

図8〜図10および図22〜図29に例示されるように、レールガイドブロック56の下側部分は、下側コネクタ58の底端部上に配置された円筒状空洞112の長手方向軸Y5(したがってこの空洞112内に挿入されるゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部の長軸)が、対向するレール進行特徴部104および106に対してほぼ垂直であることを保証するやり方で、下側コネクタ58の中央上部表面110に強固に連結されることを可能にするように適合される。本明細書において説明される例示的なレールガイドブロックおよび下側コネクタの実施形態では、この適合は、以下の通りに構成される。下側コネクタ58は、複数のねじ(たとえば114および116)によってボルト留めされ、この複数のねじは、下側コネクタ58を水平に通り抜ける開口118〜121を通って、レールガイドブロック56の底部に配置された係合するねじ切りされた開口122〜125内に挿入される。図8および図9、ならびに前に説明された改変された摺動機構50の機能的作動から理解されるように、下側コネクタ58は、摺動レール52がブロック56の線形ガイドチャネル108内に摺動可能に挿入され終わるまでレールガイドブロック56にボルト留めされない。

再度図8〜図10および図26〜図29に戻れば、下側コネクタ58の上側部分は、摺動レール52の進行を最大レール進行距離D1に制限する(たとえば、前述された横方向のシフトを制限する)ように適合された対向するレール進行距離制限特徴部60および62の対を含む。本明細書において説明される例示的な下側コネクタの実施形態では、この適合は以下の通りに構成される。下側コネクタ58は、所定の長さL1を有する右側レール進行距離制限特徴部60と、長さL1より大きい所定の長さL2を有する左側レール進行距離制限特徴部62とを含む。図8および図9から理解されるように、長さL2と長さL1の間の相違は、最大レール進行距離D1を定める。摺動レール52が前述された最も右の位置に位置するとき、摺動レールの右側は、右側レール進行距離制限特徴部60の内側鉛直壁126と接触する。摺動レール52が前述された最も左の位置に位置するとき、摺動レール52の左側は、左側レール進行距離制限特徴部62の内側鉛直壁128と接触する。概して言えば、長さL1およびL2は、距離D1が任意の値を有することができるように選択されることが可能であり、この場合、この値は、シャフトの硬度に基づいて選択される。例として、それだけに限定されないが、改変された摺動機構50の1つの実施において、長さL1およびL2は、距離D1がおよそ0.25インチ(0.635cm)になるように選択される。改変された摺動機構50の別の実施において、長さL1およびL2は、距離D1が0.55ミリメートルから0.75ミリメートルの間にあるように選択される。

再度図8〜図10および図26〜図29を参照すれば、下側コネクタ58の下側部分は、ゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部が、この上側端部22の長軸がコネクタ58の中心上部表面110に対してほぼ垂直であることを保証するやり方で、コネクタ58の底部に強固に連結されることを可能にするように適合される。図26〜図29に例示される下側コネクタの実施形態では、この適合は、以下の通りに構成される。下側コネクタ58の底端部は、コネクタ58の中心上部表面110に対してほぼ垂直である長手方向軸Y5を有する円筒状空洞112を含む。この空洞112は、前述された強力な接着剤が、下側部分22の上側端部の径方向の外面を空洞112の径方向壁に強固に接着させるために使用されながら、この上側端部22が、空洞112内に上方向にまたは下方向にぴったりと挿入されることを可能にするようにサイズ設定された直径を有する。従来のゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部の直径は、シャフトの上側部分20の下側端部の直径よりわずかに小さいため、空洞112の直径は、通常、空洞64の直径よりわずかに小さくなることが留意される。

図19〜図21に例示されるように、また再度図8を参照すれば、摺動レール52は、任意選択により、改変された摺動機構50の重量をさらに低減するように働く1または複数の重量低減開口83および85を含むことができる。これらの開口83および85ならびに細長空洞84は、摺動レール52の構造的完全性に悪影響を与えることなくできるだけ大きくなるようにサイズ設定される。同様に、図22〜図25に例示されるように、レールガイドブロック56は、任意選択により、改変された摺動機構50の重量をさらに低減するように働く別の重量低減開口86を含むことができる。この開口86は、レールガイドブロック56の構造的完全性に悪影響を与えることなくできるだけ大きくなるようにサイズ設定される。(他の場所の中でもとりわけ)図8〜図10、図23、図26および図27に例示されるように、改変された摺動機構50上の外部コーナは、ゴルファの負傷を防止し、さらに、改変された摺動機構50の重量も低減するために曲線状にされ得る。例として、それだけに限定されないが、レールガイドブロック56上の4つの外部コーナ(たとえばコーナ90)は、曲線状にされる。下側コネクタ58上の12の外部コーナ(たとえば、コーナ92、94、96、および98)もまた、曲線状にされる。

再度図8および図22〜図25を参照すれば、レールガイドブロック56は、さまざまな方法で実施され得ることが理解されよう。改変された摺動機構50の例示的な実施において、市販の小型の線形ガイド製品(Chieftek Precision Company.,Ltd.によって製造された、部品番号CPC−MR7WL)のブロックが、レールガイドブロック56のために使用され、この場合、重量低減開口86は、任意選択により、この市販ブロックに追加され得る。この特定の実施において、係合するレール進行特徴部104および106の各々は、潤滑された、小型のステンレス鋼玉軸受の再循環トレーンを含む。

先述の場合、本明細書において説明される改変された摺動機構の実施形態は、シャフトに沿った任意の所望の場所においてゴルフクラブシャフト内に間置され得ることがさらに理解されよう。前述された切断がなされる、および改変された摺動機構の実施形態が間置される、シャフトに沿った場所の決定は、それだけに限定されないが以下を含むさまざまな要因の考慮を伴う。改変された摺動機構をシャフトのバット端部上のグリップのより近くに配置することにより、クラブがスイングされたときのシャフトの下側部分内の撓みを最大限にし、これは有利である。しかし、改変された摺動機構の実施形態の固有の重量はまた、クラブの釣り合い点を変更する可能性もあり、これは欠点であり、この場合、この変更の程度は、機構の実際の重量、および機構が間置される、シャフトに沿った特定の場所に応じて決まる。ゴルフクラブが、グラファイトシャフトおよび約45インチ(114.3cm)の全体長さを有するドライバクラブである、改変された摺動機構の実施形態の例示的な実施において、改変された摺動機構が中に挿入される前述された空隙は、クラブの(クラブのヘッドを含む)合計長さの約30パーセントのシャフトのバット端部からの距離を離して配置される。

図1、図2、図8、図9、および図26を再度参照すれば、摺動機構18に類似して、改変された摺動機構50の設計は、これが、ゴルファがゴルフクラブ10の自身のスイング中、改変された摺動機構50の所望の動きを聞き感じることを可能にするため、さらに有利である。換言すれば、改変された摺動機構50が、先に説明されたようにゴルフクラブシャフト内に間置されたとき、機構50は、ゴルファに、所望のスイングプロファイルを達成したか否かを示す可聴式および触知式両方のフィードバックを提供する。たとえば、ゴルフクラブが、ゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部を、ゴルフクラブシャフトの上側部分20の下側端部に対して右方向に横方向にシフトさせるようなやり方でスイングされ、それにより、摺動レール52が、前述された最も左の位置に到達し、摺動レール52の左側が、下側コネクタ58の左側レール進行距離制限特徴部62の内側鉛直壁128に衝突するとき、改変された摺動機構50は、認識可能な音を生成し(たとえば、ゴルファは「クリック(click)」音を聞く)、また、シャフトのバット端部において触知感覚も生成する(たとえば、ゴルファは、改変された摺動機構50から上側部分20を通り、自身の手内へと進行する振動を感じる)。

図46は、本明細書において説明されるゴルフクラブスイングトレーニング装置を作動させるための方法の簡易化された形態の例示的実施形態を示す。この方法は、本明細書において説明される、改変された摺動機構50の実施形態が、ゴルフクラブシャフト内に間置されるという文脈で説明されているが、この方法はまた、本明細書において説明される摺動機構18の実施形態が、シャフト内に間置されている場合にも適用する。図46に例示されるように、また、再度図8および図9を参照すると、ゴルファは自身のバックスイングを開始するとき、改変された摺動機構50の摺動レール52は最も左の位置に位置し、それにより、シャフトの下側部分22の上側端部の長手方向軸Y2が、図9に示されるようにシャフトの上側部分20の下側端部の長手方向軸Y1から最大レール進行距離D1だけ横断方向にずらされる(動作462)。ゴルファの腕が上がり、ゴルファの体がバックスイングのトップまで回るにつれて、ゴルファが手首を持ち上げたとき、改変された摺動機構50の摺動レール52は、最も右の位置に位置し、それにより、シャフトの下側部分22の上側端部の長手方向軸Y2は、図8に示されるようにシャフトの上側部分20の下側端部の長手方向軸Y1とほぼ位置合わせされる(動作464)。次いで、ゴルファが、ボールを打球ヘッドで打撃するために自身のダウンスイングをどのように実行するかに応じて、ダウンスイング中、改変された摺動機構50は、図8に示される配置に留まる(動作466)または図9に示される配置まで移動する(動作468)。

2.1 変換可能な摺動機構 この項は、本明細書において説明される改変された摺動機構の代替的実施形態を説明し、この摺動機構は、ゴルファによって自由に、ゴルフクラブシャフトの下側部分の上側端部を、ゴルファがクラブをどのようにスイングするかに関わらず、常にシャフトの上側部分の下側端部とほぼ同軸の位置合わせで維持する非摺動機構に変換され得る。この項で説明される代替的実施形態は、これ以後簡単に、変換可能な摺動機構実施形態と称される。

図47は、図8の摺動機構の下側コネクタのさらに別の実施形態の簡易化された形態の分解平面図を示し、この下側コネクタは、3つの別々の構成要素、すなわちねじ75を用いて一緒にボルト留めされたレール進行距離リミッタ53および下側シャフト部分コネクタ59から構成される。図47はまた、レール進行距離リミッタ53が、追加のねじ(たとえば114および116)を用いて図8のレールガイドブロック56にどのようにボルト留めされるかも示す。図48は、図47の下側シャフト部分コネクタ59の簡易化された形態の直立透視平面図を示す。図49は、図48の下側シャフト部分コネクタ59の簡易化された形態の透視上面図を示す。図50は、図48の下側シャフト部分コネクタ59の簡易化された形態の透視底面図を示す。図51は、図47のレール進行距離リミッタ53の簡易化された形態の直立透視平面図を示す。図52は、図51のレール進行距離リミッタ53の簡易化された形態の透視上面図を示す。図53は、図51のレール進行距離リミッタ53の簡易化された形態の透視底面図を示す。

図48〜図50に例示されるように、また再度図8を参照すれば、下側シャフト部分コネクタ59の下側部分は、ゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部が、この上側端部22がコネクタ59とほぼ同軸であることを保証するやり方で、コネクタ59の底部に強固に連結されることを可能にするように適合される。図48〜図50に例示される下側シャフト部分コネクタの実施形態では、この適合は以下の通りに構成される。下側シャフト部分コネクタ59の底端部は、コネクタ59とほぼ同軸である円筒状空洞61を含む。この空洞61は、強力な接着剤が、下側部分22の上側端部の径方向の外面を空洞61の径方向壁に強固に接着させるために使用されながら、この上側端部22が、空洞61内に上方向にぴったりと挿入されることを可能にするようにサイズ設定された直径を有する。

図47〜図53に例示されるように、下側シャフト部分コネクタ59の上側部分は、円筒状空洞61の長手方向軸Y7が、この底部表面に対してほぼ垂直であることを保証するやり方で、レール進行距離リミッタ53の底部表面に強固に連結されることを可能にするように適合され、したがってゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部の長手方向軸は、この上側端部22がコネクタ59の底部に連結されたときにこの底部表面に対してほぼ垂直であることを保証する。本明細書において説明される例示的な下側シャフト部分コネクタおよびレール進行距離リミッタの実施形態では、この適合は、以下の通りに構成される。レール進行距離リミッタ53は、ねじ75によってボルト留めされ、ねじ75は、レール進行距離リミッタ53を水平に通り抜ける開口55を通って、下側シャフト部分コネクタ59の上部に配置された係合するねじ切りされた開口57内に挿入される。下側シャフト部分コネクタ59は、コネクタ59の上部表面上の中央に強固に配設された位置合わせ特徴部63を含む。レール進行距離リミッタ53は、位置合わせ特徴部63と充分に係合するように適合された位置合わせ空洞65を含む。換言すれば、位置合わせ空洞65は、レール進行距離リミッタ53が下側シャフト部分コネクタ59にボルト留めされたとき、位置合わせ特徴部63全体をぴったりと受け入れるように適合される。

図22〜図25および図47〜図53に例示されるように、また再度図8および図26を参照すれば、レールガイドブロック56の下側部分は、円筒状空洞61の長手方向軸Y7(およびしたがって空洞61に挿入されたゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部の長軸)が、レールガイドブロック56の対向するレール進行特徴部104および106に対してほぼ垂直であることを保証するやり方で、レール進行距離リミッタ53の中心上部表面111に強固に連結されることを可能にするように適合される。本明細書において説明される例示的なレールガイドブロックおよびレール進行距離リミッタの実施形態では、この適合は以下の通りに構成される。レール進行距離リミッタ53は、複数のねじ(たとえば114および116)によってボルト留めされ、この複数のねじは、レール進行距離リミッタ53を水平に通り抜ける開口176〜179を通って、レールガイドブロック56の底部に配置された係合するねじ切りされた開口122〜125に挿入される。レール進行距離リミッタ53は、下側コネクタ58上のレール進行距離制限特徴部60および62と同じやり方で、摺動レール52の進行を制限するように適合された対向するレール進行距離制限特徴部67および69の対を含む。

図54は、変換可能な摺動機構51の例示的実施形態の簡易化された形態の部分断面図および部分平面図を示し、変換可能な摺動機構51は、ゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部を、常にシャフトの上側部分20の下側端部とほぼ同軸の位置合わせで維持する非摺動機構に変換されている。図54に例示される変換可能な摺動機構51は、これまでに説明されたように、上側部分20の下側端部が上側コネクタ54の上部に強固に連結されており、下側部分22の上側端部が下側シャフト部分コネクタ59の底部に強固に連結されていると想定する。変換可能な摺動機構51は、さらに、摺動レール52がボルト留めされず、上側コネクタ54の底部から取り外されており、その場所内に、上側変換部材71が、摺動レール52を上側コネクタ54にボルト留めするために使用された同じねじ74を用いて上側コネクタ54の底部上にボルト留めされていると想定する。ロックワッシャ77が、任意選択により、このボルト留めが実行される前にねじ74のねじ切りされたシャフト上に配設され得る。変換可能な摺動機構51は、さらに、レール進行距離リミッタ53、およびしたがってこれにボルト留めされたレールガイドブロック56が、ボルト留めされず、下側シャフト部分コネクタ59の上部から取り外されており、それらの場所内に、下側変換部材73が、レール進行距離リミッタ53を下側シャフト部分コネクタ59にボルト留めするために使用された同じねじ75を用いて下側シャフト部分コネクタ59の上部にボルト留めされていると想定する。別のロックワッシャ79が、任意選択により、このボルト留めが実行される前にねじ75のねじ切りされたシャフト上に配設され得る。

図54に例示されるように、下側変換部材73の径方向に外部がねじ切りされた上側部分は、上側変換部材71の径方向に内部がねじ切りされた下側部分に、これら2つの変換部材73および71が、この連結がなされたときに取り外し可能に強固に相互連結され、同軸であることを保証するやり方で、ねじ式に連結されることを可能にするように適合される。したがって、直近で説明されたように、上側変換部材71が上側コネクタ54の底部上にボルト留めされ、下側変換部材73が下側シャフト部分コネクタ59の上部にボルト留めされた後、下側変換部材73は、上側変換部材71にねじ式に連結されることが可能であり、この場合、下側変換部材73は、これが上側変換部材71に締め付けられるまで軸方向に回転される。本明細書において説明される変換可能な摺動機構51の例示的実施形態では、下側および上側変換部材73および71両方上のねじ山は、反時計周りの配置で形成され、この結果、下側変換部材73と上側変換部材71の間の相互連結は、ゴルフクラブがゴルファによってスイングされたとき、緊密なままであるため、これは有利である。ロックワッシャ81が、任意選択により、この連結が実行される前に下側変換部材73の径方向に外部がねじ切りされた上側部分上に配設され得る。下側変換部材73が、上側変換部材71内に充分に締め付けられたとき、相互連結された下側変換部材73および上側変換部材71ならびにこれらの間に挟まれたロックワッシャ81は、組み合わされた高さH3を有し、高さH3は、摺動レール52がレールガイドブロック56の線形ガイドチャネル内に摺動可能に挿入され、レール進行距離リミッタ53がレールガイドブロック56にボルト留めされたときの、摺動レール52、レールガイドブロック56、およびレール進行距離リミッタ53の組み合わされた高さに等しい。

図55は、本明細書において説明される変換可能な摺動機構を、(シャフトの上側部分20の下側端部に対する、ゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部の横方向のシフトを可能にする)摺動機構から、直近で説明された非摺動機構に変換するための方法の簡易化された形態の例示的実施形態を示す。図55に例示されるように、方法は、レール進行距離リミッタをレールガイドブロックにボルト留めするために使用されるねじを取り外すことから開始する(動作480)。摺動レールを上側コネクタにボルト留めするために使用されるねじが、次いで、取り外される(動作482)。摺動レールおよびレールガイドブロックが、次いで、上側コネクタから1つのユニットとして一緒に取り外される(動作484)。レール進行距離リミッタを下側シャフト部分コネクタにボルト留めするために使用されるねじが、次いで、取り外される(動作486)。レール進行距離リミッタが、次いで、下側シャフト部分コネクタから取り外される(動作488)。下側変換部材が、次いで、レール進行距離リミッタを下側シャフト部分コネクタにボルト留めした同じねじを用いて、下側シャフト部分コネクタにボルト留めされる(動作490)。上側変換部材が、次いで、摺動レールを上側コネクタにボルト留めした同じねじを用いて、上側コネクタにボルト留めされる(動作492)。ロックワッシャが、次いで、任意選択により、下側変換部材の上側部分に追加される(動作494)。上側変換部材および下側変換部材は、次いで、反時計周りで締め付けられる(動作496)。

3.0 拮抗部材 概して言えば、図39〜図42は、中に挿入されたブッシングを介してゴルフクラブシャフトのバット端部に任意選択により連結され得る拮抗部材の簡易化された形態の例示的実施形態を示す。より具体的には、図39は、中に挿入された、内部がねじ切りされたブッシング138を介してゴルフクラブシャフト部分20のバット端部180に連結され得る拮抗部材136の簡易化された形態の分解平面図を示す。図40は、図39に示される拮抗部材136の簡易化された形態の直立透視上面図を示す。図41は、図39の線D−Dに沿って切り取られた図39に示される内部がねじ切りされたブッシング138の簡易化された形態の断面図を示す。図42は、図39の線E−Eに沿って切り取られた、図39に示されるシャフト部分20の簡易化された形態の断面図を示す。図39〜図42に例示されるように、ブッシング138は、径方向の外部直径D3を有し、径方向の外部直径D3は、ブッシング138が、シャフト部分20のバット端部180の内部140に保持式に挿入(たとえば圧入)されることを可能にするようにサイズ設定され、それにより、ブッシング138はその径方向内壁に接着される。ブッシング138の内部径方向壁142は、ねじ切りされる。拮抗部材136は、ヘッド144と、ブッシング138のねじ切りされた内部径方向壁142にねじ式に連結されるように適合された短いねじ切りされたシャフト146とを含む。ねじ切りされたシャフト146の一方の端部は、ヘッド144の底部上に強固に配設される。ねじ切りされたシャフト146の他方の端部は、ブッシング138の内部径方向壁142に回転可能におよびねじ式に連結される。拮抗部材136は、ヘッド144の底部がバット端部180と接触するまでブッシング138内にねじ込まれ得る。

図1、図8、および図39を再度参照すれば、拮抗部材136およびその関連付けられたブッシング138が、本明細書において説明される摺動機構18または改変された摺動機構50の実施形態と併用して使用され得ることが理解されよう。拮抗部材136およびブッシング138の使用は、ゴルフクラブシャフト内に間置された後の摺動機構18/50の重量と釣り合うように働き、したがってゴルフクラブを、ゴルファにヘッド端部がそれほど重くないように感じさせるため、有利である。換言すれば、拮抗部材136およびブッシング138は、摺動機構18/50がシャフト内に間置された後、クラブの元の釣り合い点を再度作り出すように働く。拮抗部材136は、さまざまな異なる重量を有することができ、この場合、選択される具体的な重量は、摺動機構18/50が中に間置されるゴルフクラブのタイプ、ゴルフクラブの重量、摺動機構18/50が間置されるシャフトに沿った特定の場所、および(中でもとりわけ)摺動機構18/50の重量などのさまざまな要因による。本明細書において説明されるトレーニング装置の例示的実施形態では、拮抗部材136は、3グラム以上、かつ53グラム以下の任意の重量を有することができる。

4.0 軸合わせ装置 図34〜36は、本明細書において説明されるゴルフクラブスイングトレーニング装置の製作中使用され得る軸合わせ装置の簡易化された形態の例示的実施形態を示す。より具体的には、図34は、軸合わせ装置158の例示的実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図を示す。図35は、図34の線A−Aに沿って切り取られた装置158の簡易化された形態の断面図を示す。図36は、図34の線B−Bに沿って切り取られた装置158の簡易化された形態の断面図を示す。これ以後より詳細に説明されるように、また再度図8を参照すれば、装置158は、改変された摺動機構50が、22の上側部分および20の下側部分に連結されているとき、ゴルフクラブシャフトの上側部分20の長軸を、ゴルフクラブシャフトの下側部分22の長軸とほぼ位置合わせして維持するために使用され得る。

図34〜図36に例示されるように、軸合わせ装置158は、フランジ168および170の対を有するチャネル横材164と、細長頂点V1を有し、1つの細長のトラフT1を形成する左側L字横材160と、細長頂点V2を有し、別の細長のトラフを形成する右側L字横材162とを含み、この場合、チャネル横材164は、装置158のベースとして働く。材料を製造する当技術分野で理解されるように、L字横材は、L字形状の断面を有する横材であり、したがってL字断面横材としても知られている。図35に例示される装置の実施形態では、左側L字横材160は、2つの脚部(たとえばタブ)172および174が同じ幅を有する正方形のL字横材である。軸合わせ装置の代替的実施形態(図示せず)もまた、可能であり、この場合、左側L字横材は、2つの脚部が異なる幅を有する矩形L字横材になることができる。同様に、右側L字横材162は、正方形または矩形になることができる。図35に例示される装置の実施形態では、チャネル横材164は、フランジ168および170が共通の高さH1を有するU字横材である。軸合わせ装置の代替的実施形態(図示せず)もまた可能であり、この場合、チャネル横材は、(横材の他のタイプの中でもとりわけ)I字横材になることができ、この場合、チャネル横材のフランジは、異なる高さを有することができる。

再度図34〜図36を参照すれば、チャネル横材164は、フランジ168および170が低減された高さを有する切断断面166を含む(たとえば、フランジ168および170は、高さH1よりかなり小さい高さH2を有する)。概して言えば、左側L字横材160は、チャネル横材164のフランジ168および170の上部縁上に、切断断面166の左側に強固に配設され、それにより、細長のトラフT1は、上方向を向く。右側L字横材162は、この上部縁上の切断断面166の右に強固に配設され、それにより、他方の細長のトラフは上方向を向き、右側L字横材162の細長頂点V2は、左側L字横材160の細長頂点V1とほぼ位置合わせされる。より具体的には、また図34および図35に例示されるように、左側L字横材160の脚部172の一方は、チャネル横材164のフランジ168の一方の左側部分176の上部縁上に強固に配設され、左側L字横材160の脚部174の他方は、チャネル横材164のフランジ170の他方の左側部分176の上部縁上に強固に配設される。同様に、右側L字横材162の脚部の一方は、チャネル横材164のフランジ168の一方の右側部分178の上部縁上に強固に配設され、右側L字横材162の脚部の他方は、チャネル横材164のフランジ170の他方の右側部分178の上部縁上に強固に配設される。

図37は、ゴルフクラブシャフトの上側および下側部分20および22を図8の改変された摺動機構50に連結するために使用される、図34の軸合わせ装置158の例示的実施形態の簡易化された形態の平面図を示す。図38は、図37の線C−Cに沿って切り取られた、図37に示される図の簡易化された形態の断面図を示す。図37および図38に例示されるように、また再度図34を参照すれば、ゴルフクラブシャフトの上側部分20は、左側L字横材160の細長のトラフT1内に置かれ、ゴルフクラブシャフトの下側部分22は、右側L字横材162の他方の細長のトラフ内に置かれ、摺動機構50は、チャネル横材164の切断断面166内に置かれる。

図45は、本明細書において説明されるゴルフクラブスイングトレーニング装置を製作するための方法の簡易化された形態の例示的実施形態を示す。図45に例示されるように、方法は、バット端部およびヘッド端部を有するシャフトを含むゴルフクラブを提供することから開始し(動作450)、この場合、ヘッド端部は、打球ヘッドに固着される。トレーニング装置のより容易かつより正確な製作を行うために、打球ヘッドは、次いで、任意選択により、シャフトのヘッド端部から取り外されてよい(動作452)。シャフトが、次いで、2つの部分、すなわちバット端部を含む上側部分と、ヘッド端部を含む下側部分とに切断される(動作454)。シャフトの長さが、次いで任意選択により、2つの部分の少なくとも1つから取り外され(動作456)、この場合、この長さは、2つの部分が摺動機構の対向するコネクタに連結された後のシャフトの長さが、切断される前のシャフトの元の長さに等しくなるように選択される。軸合わせ装置が、次いで、この2つの部分を摺動機構の対向するコネクタに連結するために使用される(動作458)。任意選択の動作452が実行された場合、打球ヘッドが、次いで、シャフトのヘッド端部上に戻されて連結される(動作460)。先に説明されたように、摺動機構は、シャフトの下側部分の上側端部が、打球ヘッドでボールを打撃するためのクラブのスイング中、シャフトの上側部分の下側端部に対して横方向にシフトすることを可能にするように構成される。

5.0 追加の実施形態 特定の実施形態が、本明細書において開示されたが、ゴルフクラブおよび機械的相互連結デバイスの当業者は、同じ機能および結果を達成するために利用され得るさまざまな代替的実施形態を把握するであろう。例として、それだけに限定されないが、図10および44を再度参照すれば、上側コネクタ54および摺動レール52は、単一部品として製作されることが可能であり、この場合、ねじ74は不必要である。ロックワッシャ(図示せず)が、ねじがその係合するねじ切りされた開口に挿入される前に、ねじ74、75、114、116および152の各々のねじ切りされたシャフト上に配設されることも可能である。

図15〜図18は、図8の改変された摺動機構50の上側コネクタの簡易化された形態の別の実施形態を示す。より具体的には、図15は、上側コネクタ68の別の実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図を示す。図16は、90度左に回転された図15の上側コネクタ68の簡易化された形態の透視平面図を示す。図17は、図15の上側コネクタ68の簡易化された形態の透視底面図を示す。図18は、図15の上側コネクタ68の簡易化された形態の透視上面図を示す。図15〜図18に例示されるように、上側コネクタ68の上側部分は、ゴルフクラブシャフトの上側部分20の下側部分が、コネクタ68とほぼ同軸であることを保証するやり方でコネクタ68の上部に強固に連結されることを可能にするように適合される。図15〜図18に例示される上側コネクタの実施形態では、この適合は、以下の通りに構成される。上側コネクタ68の上端部は、コネクタ68とほぼ同軸である円筒状空洞70を含む。この空洞70は、上側部分20の下側端部が空洞70に下方向にぴったりと挿入されることを可能にするようにサイズ設定された直径を有する。上側コネクタ68はまた、空洞70の底部から所定の距離D2だけ上方向に突起し、これもまたコネクタ68とほぼ同軸であるチューブ72も含む。ゴルフクラブシャフトの上側部分20の下側端部は、前述された強力な接着剤を使用してこの下側端部20の径方向の外面を空洞70の径方向壁に強固に接着することによって、また接着剤を使用してこの下側端部20の径方向の内面をチューブ72の径方向の外面に強固に接着することによって上側コネクタ68の上部に強固に連結される。接着剤を使用して上側部分20の下側端部を空洞70の径方向壁およびチューブ72の径方向の外面の両方に強固に接着することは、この下側端部20と摺動機構50の間の接合の強度をさらに増大させるため有利であることが理解されよう。上側コネクタ68の下側部分は、円筒状空洞70の長手方向軸Y4が、表面66に対してほぼ垂直であることを保証するやり方で摺動レール52の上部表面66上の中央位置に強固に連結されることを可能にするように適合される。より具体的には、摺動レール52は、ねじ74によって、上側コネクタ68の底部に配置された係合するねじ切りされた開口78内にボルト留めされ得る。

図30〜図33は、図8の改変された摺動機構50の下側コネクタの簡易化された形態の別の実施形態を示す。より具体的には、図30は、下側コネクタ130の別の実施形態の簡易化された形態の直立透視平面図を示す。図31は、図30の下側コネクタ130の簡易化された形態の透視上面図を示す。図32は、図30の下側コネクタ130の簡易化された形態の透視底面図を示す。図33は、90度左に回転された図30の下側コネクタ130の簡易化された形態の透視平面図を示す。図30〜図33に例示されるように、下側コネクタ130の下側部分は、ゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部が、その長軸がコネクタ130の中心上部表面134に対してほぼ垂直であることを保証するやり方で、コネクタ130の底部に強固に連結されることを可能にするように適合される。図30〜図33に例示される下側コネクタの実施形態では、この適合は以下の通りに構成される。下側コネクタ130の底端部は、コネクタ130の中心上部表面134に対してほぼ垂直である長手方向軸Y6を有する円錐台空洞132を含み、円錐台空洞132は、空洞が下方向に進むにつれて径方向にわずかに内方向にテーパになる直径を有する。この直径は、空洞132の形状およびサイズが、下側部分22の上側端部の外部形状およびサイズにほぼ合致するように、且つ、前述された強力な接着剤が、この上側端部の径方向の外面を空洞132の径方向壁に強固に接着するために使用されながら、下側部分22が空洞132内に下方向に完全に挿入されたとき、この上側端部の上部が、中心上部表面134と同一平面になるまたはわずかにその下方にあるように選択される。直近で説明された、空洞132の直径のわずかに内方向のテーパは、ゴルフクラブシャフトの下側部分22が、接着剤がその接合力を損失した場合に下側コネクタ130から外に摺動することを防止することを助けるため、有利であることが理解されよう。

図43および図44は、図8の改変された摺動機構50の下側コネクタの簡易化された形態のさらに別の実施形態を示す。より具体的には、図43は、下側コネクタ148のさらに別の実施形態の簡易化された形態の直立平面図を示す。図44は、図43の下側コネクタ148の簡易化された形態の分解透視平面図を示す。概して言えば、下側コネクタ148は、レール進行距離制限ねじ152を含み、レール進行距離制限ねじ152は、ゴルファが、前述された最大レール進行距離D1を選択的に低減することを可能にするように適合される。より具体的には、図43および図44に例示されるように、また再度図8および図9を参照すれば、下側コネクタ148の左側レール進行距離制限特徴部150は、レール進行距離制限ねじ152を含み、レール進行距離制限ねじ152は、この特徴部150の内側鉛直壁156に対してほぼ垂直であり、これを通過する係合するねじ切りされた開口154に回転可能におよびねじ式に連結され得る。ねじ152は、ねじ152の右端部が、壁156の左または壁156の右のさまざまな所定の地点に回転可能に配置されることを可能にするのに概ね十分である長さL3を有する。したがって、ねじ152は、距離D1を選択的に減じるためにゴルファによって使用され得る。下側コネクタ148の例示的な実施においては、ねじ152の長さL3は、図8に例示されるように、前述された最も右の位置に位置するとき、その右端が摺動レール52の左側と接触することを可能にするのに十分であり、したがってゴルファが距離D1をゼロに低減することを可能にする。したがって、ねじ152は、ゴルフクラブシャフトの上側部分20の下側端部に対する、ゴルフクラブシャフトの下側部分22の上側端部の横方向シフトを完全に不能にするために使用され得る。換言すれば、ねじ152は、この下側端部20に対するこの上側端部22の横方向シフトを防止し、上側端部22を、ゴルファがゴルフクラブをどのようにスイングするかに関わらず、常に下側端部20とほぼ同軸に位置合わせして維持するために使用され得る。

前述された実施形態の任意のものまたはすべてが、追加の混合実施形態を形成するのに望まれる任意の組み合わせで使用され得ることが留意される。本明細書において開示された特定の実施形態は、構造的特徴および/または方法論的作動に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲において定められる主題は、必ずしも、これまでに説明された特有の特徴または作動に限定されないことを理解されたい。そうではなく、これまでに説明された特有の特徴および作動は、特許請求の範囲を実施する例となる形態として開示される。

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