Suspension system for a power wheelchair

申请号 JP54265897 申请日 1997-05-20 公开(公告)号 JP2000503238A 公开(公告)日 2000-03-21
申请人 テフテック・コーポレーション; 发明人 フィンチ,ジェームス・エイ; フィンチ,トーマス・イー;
摘要 (57)【要約】 動 力 車椅子(1)の地面係合動力車輪(3)及び(又は)キャスター車輪(4)のための懸架装置は3つのリンクを有し、そのうちの2つ(6)は車椅子(1)のフレーム(2)と車輪装着トランスアクセルハウジング又は副フレーム(5)との間で自由に枢動できるように連結されて、車輪(3)が垂直面内で車椅子(1)のフレーム(2)に関して傾斜できるようにする。 第3のリンク(7)は車両のフレーム(2)と 水 平面内でのみ枢動できる車輪装着構造体との間で連結され、車両のフレーム(2)に関する車輪(3)の任意の横方向の変位を拘束する。 リンク(6、7)と車両のフレーム(2)との間で作動できる 流体 シリンダ(13、13)はフレーム(2)のクッションを提供し、また、流体シリンダ(13)から流体を除去することにより、地面係合車輪(3)に関して車椅子(2)の全体のフレームを下降させて、車椅子(1)及び乗員が普通のバンの側方ドア開口ヘ進入できるようにする。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 乗員座席を支持する細長いフレームを有する動力車椅子のための懸架装置; トランスアクセルハウジングであって、当該トランスアクセルハウジングの両端に装着された一対の動力車輪を有するトランスアクセルハウジングと; 上記トランスアクセルハウジングが上記細長いフレームに対して横方向の垂直面内で自由に傾斜でき、もって、上記動力車輪が当該動力車輪の走行する地面の輪郭を追従できるようにした状態で、横方向の関係にて当該トランスアクセルハウジングを当該細長いフレームに連結するためのリンク機構手段と; 上記リンク機構手段と上記フレームとの間で作動的に連結され、上記地面係合車輪に関して当該フレームを垂直方向で位置決めする流体圧力シリンダ手段と; 上記流体圧力シリンダ手段に対して流体を供給及び除去するための、運転手により制御される手段と; を有することを特徴とする懸架装置。 2. 請求の範囲第1項に記載の懸架装置において、 上記動力車椅子のための一対のキャスター車輪と; 上記細長いフレームに対して横方向に離間した関係にて上記キャスター車輪を支持する副フレームと; 上記細長いフレームに関して垂直な横方向の面内での上記副フレームの傾斜を許容して、上記キャスター車輪が当該キャスター車輪の走行する地面の輪郭を追従できるようにした状態で、当該細長いフレームに対して横方向の関係にて当該副フレームを支持するための第2のリンク機構手段と; 上記第2のリンク機構手段と上記細長いフレームとの間で作動的に連結され、 上記キャスター車輪に関して当該細長いフレームを垂直方向で位置決めする第2 の流体圧力シリンダ手段と; 上記第2の流体圧力シリンダ手段に対して流体を供給及び除去するために、当該第2の流体圧力シリンダ手段を上記運転手により制御される手段に連結する手段と; を更に備えたことを特徴とする懸架装置。 3. 長手方向で離間し、垂下した第1及び第2の垂直部分を備えた剛直で細長い関節フレームと、横方向に位置したトランスアクセルハウジングと、上記トランスアクセルハウジングの横方向の両端に回転可能に装着された一対の動力車輪と、上記フレームの一端を支持するために当該フレームの上記第2の垂直部分上に装着されたキャスター車輪手段とを有する動力車椅子のための懸架装置において、 上記フレームの上記第1の垂直部分上に位置し、一対の水平方向で整合し横方向に離間したユニバーサルピボット装着部; 上記一対のユニバーサルピボット装着部内に自由に枢動できるように装着された一端と、上記トランスアクセルハウジングに自由に枢動できるように固定された他端とをそれぞれ有し、上記動力車輪が垂直面内で運動できるようにした、一対の同一形状の装着リンク; 上記一対のユニバーサルピボット装着部に関して垂直に離間して上記フレームの上記第1の垂直部分上に位置し、共通の水平軸線を画定する一対の横方向で離間し水平方向で整合した単軸ピボット装着部; 幅広いベース部分と頂点部分とを画定するほぼ三角形形状を有する安定化リンク; 上記安定化リンクの上記ベース部分の両端に位置し、垂直面内のみでの当該安定化リンクの枢動を許容するように上記一対の単軸ピボット装着部にそれぞれ係合する手段;及び 上記トランスアクセルハウジングの横方向の中心に上記安定化リンクの上記頂点部分を自由に枢動できるように連結する手段; を組み合わせて備え、地面の輪郭を追従するような上記動力車輪の独立の垂直運動を制限することなく、上記細長いフレームに関する当該動力車輪の横方向運動を阻止することを特徴とする懸架装置。 4. 請求の範囲第3項に記載の懸架装置において、上記装着リンクと上記剛直なフレームとの間で作動できる衝撃吸収手段を更に備えたことを特徴とする懸架装置。 5. 請求の範囲第4項に記載の懸架装置において、上記衝撃吸収手段が当該衝撃吸収手段を伸縮させる流体圧力手段を有し; 上記動力車輪に関して上記フレームを上昇又は下降させるように上記流体圧力手段内に存在する流体の量を増大又は減少させるための、運転手により制御される手段; を備えたことを特徴とする懸架装置。 6. 請求の範囲第3項に記載の懸架装置において、上記キャスター車輪装着部が垂下した関係にて2つの横方向で離間したキャスター車輪を支持する水平の脚部と、垂直の脚部とを備えたL字状の副フレームを有し; 上記フレームの上記第2の垂直部分上に設けられた第2の対の水平方向で整合し横方向に離間したユニバーサルピボット装着部と; 上記第2の対のユニバーサルピボット装着部内に自由に枢動できるように装着された一端と、上記キャスター車輪副フレームの上記垂直脚部に自由に枢動できるように固定された他端とをそれぞれ有し、上記キャスター車輪が垂直面内で運動できるようにした、第2の対の同一形状の装着リンクと; 上記第2の対のユニバーサルピボット装着部に関して垂直に離間して上記フレームの上記第2の垂直部分上に位置し、共通の水平ピボット軸線を画定する第2 の対の横方向で離間し水平方向で整合した単軸ピボット装着部と; 幅広いベース部分と頂点部分とを画定するほぼ三角形形状を有する第2の安定化リンクと; 上記キャスター車輪副フレームの上記垂直脚部に上記安定化リンクの上記頂点部分を自由に枢動できるように連結する手段と; を有し、地面の輪郭を追従するような上記キャスター車輪の独立の垂直運動を制限することなく、当該キャスター車輪の横方向運動を阻止することを特徴とする懸架装置。 7. 請求の範囲第6項に記載の懸架装置において、上記第1の対の装着リンクと上記剛直なフレームとの間で作動できる衝撃吸収手段と; 上記第2の対の安定化リンクと上記剛直なフレームとの間で作動できる第2の衝撃吸収手段と; を更に備えたことを特徴とする懸架装置。 8. 請求の範囲第7項に記載の懸架装置において、上記各衝撃吸収手段が当該各衝撃吸収手段を伸縮させる流体圧力手段を有し; 上記動力車輪及び上記キャスター車輪に関して上記フレームを上昇又は下降させるように上記流体圧力手段内に存在する流体の量を増大又は減少させるための、運転手により制御される手段; を備えたことを特徴とする懸架装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 動車椅子のための懸架装置従来の発明との関係この出願は1996年5月21日付け出願の米国特許出願第60/017,6 79号の一部継続出願である。 発明の分野本発明は、車両のフレームを動力車輪に関して有効に下降でき、車両が走行する地面即ち路面の輪郭を車輪が追従できるように車両のすべての車輪を車両のフレームに関して垂直に移動できるようにした動力車椅子又は同様の自走車両のための懸架装置に関する。 発明の背景市場で入手できる動力車椅子及び類似の車両は一般に、車両のフレームに調整できない状態で装着された1以上のキャスター車輪と一対の動力駆動車輪とを有することを特徴とする。 従って、車椅子の場合は、車椅子の乗員と椅子の構造体との合計高さが普通の側方積み込み乗用車即ち乗用バン(passenger van)において利用できるクリアランスを越えてしまい、乗員がいない状態で車椅子をバンに積み込み、次いで、乗員をバン内へ手動で持ち上げ、車椅子に乗せる必要がある。 この問題に対する従来の解決策は、小さな傾斜部の助けをかりて乗員が車椅子をバン内へ直接駆動できるようにバンの床を下降させるような高価な修正を伴う。 別の試みは、バンの屋根を持ち上げ、バンの側方ドアから突出する動力上昇プラットフォームを設置することである。 側方積み込みドアを有する従来の乗用バンのこのような修正はバンの価格を越える10000ドル(約120万円)以上の出費となってしまう。 従来の車椅子及び同様の自走車両における別の問題点は、車輪装着部が車両の走行する地面即ち路面の輪郭を追従するような垂直面での任意の車輪(動力駆動車輪又はキャスター車輪)の独立の運動を許さないことである。 車両のフレーム及び乗員に対する路面による衝撃を緩和することもおおいに望ましい。 本発明の目的は動力車椅子及び同様の自走車両のための従来の懸架装置における上述の問題を克服することである。 発明の概要本発明を具体化した動力車椅子又は同様の自走車両は、好ましくは、二重遊星トランスミッションを収容したトランスアクセル(transaxle)ハウジングの両端に回転可能な状態で装着された2つの動力路面係合車輪を使用する。 好ましくは、トランスアクセルハウジング及び囲まれた二重遊星トランスミッションは米国特許第5,275,248号明細書及び1996年5月25日に出願された米国特許出願第08/652,975号明細書に記載された構造のものである。 車椅子のための細長いフレームが設けられ、これは、乗員座席、駆動及び操(ステアリング)モータ及びバッテリーコンパートメントを普通の態様で装着する。 好ましくは、バッテリーコンパートメントは車両の座席の下側に位置する。 本発明に従えば、トランスアクセルハウジングは3つのリンクにより第1の垂直に垂下したフレーム部分に装着される。 リンクのうちの2つは同一であり、このようなリンクの一端は上述の垂下したフレーム部分上に平に離間した関係にてそれぞれ設けられた一対のユニバーサルピボット装着部にそれぞれ装着される。 このようなリンクの他端は水平に離間した関係にてトランスアクセルハウジング上に設けられた2つのユニバーサルピボット装着部にそれぞれ装着される。 従って、動力車輪は、地面即ち路面の輪郭を追従するようにトランスアクセルハウジングを傾斜させることにより、互いに関して垂直方向に自由に運動できる。 フレームに関する動力車輪の横方向の変位を阻止するため、実質上三形形状の第3のリンクを設ける。 このようなリンクはその三角形の辺の各端部に水平なピボットを有し、これらのピボットのための2つの水平に離間した単軸ピボット装着部がユニバーサルピボット装着部に対して垂直に離間した関係にて上述の第1の垂下したフレーム部分上に設けられる。 以下に安定化リンクとして参照する三角形のリンクの頂点部分は、上述の2つのユニバーサルピボット装着部の中央中間の位置でトランスアクセルハウジング上のユニバーサルピボット装着部に枢着される。 従って、トランスアクセルハウジング(従って動力車輪)は車両のフレームに関しての水平方向の変位を阻止される。 車両のための2つのキャスター車輪は便宜的には逆L字状の副フレームに装着され、この副フレームはキャスター車輪を支持する水平脚部と、第1の垂下したフレーム部分に関して長手方向に離間した第2の垂下したフレーム部分に装着された垂直脚部とを有する。 例えば、一方の垂下したフレーム部分はまたバッテリーコンパートメントのための前方壁を提供することができ、一方、他方の垂下したフレーム部分はバッテリーコンパートメントのための後方壁を提供する。 第2の垂下したフレーム部分へのキャスター車輪副フレームの装着は同一構成の3つのリンクにより達成され、リンクのうちの2つは第2の垂下したフレーム部分及びキャスター車輪副フレームの垂直脚部に対するユニバーサルピボット連結部を有し、三角形の安定化リンクは第2の垂下したフレーム部分に対する2つの水平軸ピボット連結部と、キャスター車輪副フレームに対する単一のユニバーサルピボット連結部とを有する。 従って、キャスター車輪は動力車輪について述べたものと同じ装着部を有し、互いに関して及び車両のフレームに関して独立に動くことができ、地面即ち路面の輪郭を追従できる。 動力車輪及びキャスター車輪に関してフレームの高さを選択的に位置決めするため、一対の液圧又は空気圧シリンダが2つの安定化リンクと車両のフレームとの間でそれぞれ装着される。 このようなシリンダの軸線はほぼ垂直である。 モータ駆動流体ポンプは車両のフレーム上の任意の便利な位置に装着される。 運転手(オペレータ)作動流体制御回路を設けて、両方の流体シリンダの伸縮を選択的に行わせる。 代わりに、本発明の好ましい実施の形態においては、2つの流体シリンダを使用して、トランスアクセルを連結する2つのリンクをフレーム上に設けた別個の位置にそれぞれ連結することができる。 これらの2つのシリンダは上述のように安定化リンクを車両のフレームに連結する単一のシリンダに置き換えることができる。 このような2つのシリンダは流体制御回路内で並列に接続でき、従って、 同時に制御できる。 従って、運転手は、垂直面内で、地面係合動力車輪及びキャスター車輪に関して車両のフレームを上昇、下降又は傾斜させることができる。 車両と運転手との合計高さは、地面即ち路面からバンの床への傾斜部を設けるだけで、普通のバンの側方積み込みドア内へ直接進入できる程度に減少できる。 2つの流体シリンダはまた、路面の衝撃に対して車両のフレームにクッションを与え、車両が走行する地面即ち路面の輪郭を車輪が追従するように車両の車輪(動力車輪及びキャスター車輪の双方)が垂直に運動できるようにする機能を果たすことができる。 車椅子及び同様の車両のための上述の懸架装置の利点は当業者にとって容易に明らかとなろう。 図面の説明第1図は動力車椅子に適用されるような本発明の概略側立面図で、車椅子のフレーム及び座席が地面係合車輪に関してその通常の上昇位置にある状態を示す図、 第2図は第1図と同様の図であるが、車椅子のフレーム及び座席が地面係合車輪に関して下降位置にある状態を示す図、 第3図は車椅子の動力車輪に適用されるような本発明を具体化した懸架装置の概略斜視図、 第4図は車椅子のキャスター車輪に適用されるような本発明を具体化した懸架装置の拡大概略斜視図、 第5図は地面係合車輪に関する車椅子のフレーム及び座席の高さの変化を生じさせる流体制御回路の詳細図、 第6図は第1図の車椅子の前立面図で、地面輪郭に対する動力車輪の追従を示す図、 第7図は第1図の車椅子の後立面図で、地面輪郭に対するキャスター車輪の追従を示す図、 第8図は本発明の修正例に係る動力車椅子の概略側立面図である。 発明の詳細な説明第1図を参照には、上記米国特許第5,275,248号明細書及び1996 年5月25日に出願された米国特許出願第08/652,975号明細書に詳細に記載された型式の動力車椅子を概略的に示す。 このような車椅子は細長い関節フレーム2を有し、このフレームはその前端に脚載置部分2aを備え、細長いフレームの中間部分はフレーム2上での乗員座席2b及びフレーム2の下でのバッテリーコンパートメント2cのための普通の装着部を形成し、バッテリーコンパートメントは前垂直壁2d及び後垂直壁2eを有する。 フレーム2は、細長いフレーム2の前方端において示される2つの地面係合車輪3とフレーム2の後方端における一対のキャスター車輪4とにより支持され、運動せしめられる。 当業者は、「前方」及び「後方」なる用語が相対的な用語であり、フレーム2に関して動力車輪3とキャスター車輪4とを逆にできることを理解できよう。 2つの動力車輪は上記米国特許第5,275,248号明細書及び米国特許出願第08/652,975号明細書に詳細に記載されたトランスアクセルハウジング5の両端に装着される。 図を明瞭にするため、トランスアクセルハウジングは故意に減寸で示されているが、このようなハウジングは、上記米国特許第5, 275,248号明細書及び米国特許出願第08/652,975号明細書に詳細に記載されているように、運転手により制御されるような駆動及び操舵パワーを動力車輪3に供給する二重遊星トランスミッションを収容することを理解されたい。 車椅子1の操舵は2つの動力車輪3の方向又は回転速度に差を与えることにより達成される。 従って、フレーム2へのトランスアクセルハウジング5の装着はフレーム2に関する動力車輪3の垂直位置を制御し、一方、フレーム2への副フレーム8の装着はフレーム2に関するキャスター車輪4の垂直位置を制御する。 本発明に従えば、動力車輪3及びキャスター車輪4のための装着部は機能的に同一である。 一対の装着リンク6はそれぞれユニバーサルピボット軸受2fによりバッテリーコンパートメント2cの垂下した前方壁2dに水平に離間した関係にて連結された一端を有する。 装着リンク6の他端はトランスアクセルハウジング5の底壁に(又はほぼ平行な関係にて装着リンクを配置させる任意の他の便宜的な位置に)設けたユニバーサルピボット軸受5aにより連結される。 装着リンク6の両端のユニバーサルピボット装着部のため、動力車輪3は、車輪が走行する地面即ち路面の輪郭を追従するときに、フレーム2に関して複数の垂直位置を占めることができる。 トランスアクセルハウジング5の横方向の移動、従って、フレーム2に関する動力車輪3の横方向に移動を阻止するため、ほぼ三角形又はT字形の安定化リンク7が設けられ、このリンクは、第3図に明示するように、幅広いベース部分7 aと頂点部分7bとを有する。 一対の水平に離間した水平軸ピボット装着部2g がバッテリーコンパートメントの垂直壁2d上に設けられ、安定化リンク7の横方向の端部に設けたピボット穴7cを通るピボットピンをそれぞれ受け入れる。 従って、安定化リンク7はピボット軸受2gにより画定された水平軸線のまわりを垂直面内でのみ運動でき、第3図に示すようなユニバーサルピボット軸受2f の上方又は下方のいずれかに位置することができる。 安定化リンク7の頂点端部7bはユニバーサルピボット5cによりトランスアクセルハウジング5に固定され、もって、地面の輪郭を追従する動力車輪3のために垂直面内でのトランスアクセルハウジング5の傾斜を許容するが、細長いフレーム2に関するトランスアクセルハウジング5の大きな横方向の変位はない。 キャスター車輪4をフレーム2に同様に装着するために、水平なキャスター車輪装着脚部8aと、ほぼ垂直なリンク装着脚部8bとを備えたほぼ逆L字形状の副フレーム8(第4図に明示する)を設ける。 1つ又は好ましくは2つのキャスター車輪4が便宜的には副フレーム8の水平脚部8a上に旋回可能に装着される。 細長いフレーム2に副フレーム8を固定するため、一対の装着リンク9が副フレーム8の水平脚部8a上に水平に離間した関係にて設けられた一対のユニバーサルピボット装着部8cにそれぞれ連結される。 装着リンク9の他端はバッテリーコンパートメント2cの後方の垂直壁2e上に設けた一対の水平に離間したユニバーサルピボット装着部2jにそれぞれ連結される。 従って、副フレーム8は、キャスター車輪が路面即ち地面の輪郭を追従するときに、垂直面内で自由に枢動できる。 必要なら、横方向のロッド14によりリンク9を緩く相互連結することができる。 細長いフレーム2に関する副フレーム8の横方向運動を阻止するため、ほぼ三角形状又はT字形状の安定化リンク10を設ける。 リンク10は2つの水平に離間した単軸ピボット穴10bで終端する幅広いベース部分10aを有し、これらの穴はバッテリーコンパートメントの後方壁2e上に設けた2つの水平に離間した水平軸ピボット装着部2kにそれぞれ固定される。 安定化リンク10の頂点部分10cは副フレーム8上のピボット軸受8dに自由に枢動できるように固定される。 従って、車椅子がでこぼこの表面上を移動するときに、キャスター車輪4 の大きな横方向運動を生じなくすることができる。 安定化リンク10は、第3図における動力車輪4について示すように、装着リンク9の(第4図に示すような)下方又は上方のいずれかに位置することができる。 好ましくは、捩りロッドが装着リンク6間及び装着リンク9間で連結され、互いに関する装着リンク6、9の水平性を維持する。 動力車椅子の動力車輪及びキャスター車輪のための上述の装着構造は、これらの車輪が路面即ち地面の輪郭を追従するのを許容するが、このような装着構造はまた、車輪に関するフレーム及び座席の乗員により制御された昇降を行えるようにする。 この極めて望ましい特徴は、第4図に示すように安定化リンク10と垂直フレーム2との間で作動する一対の流体圧力シリンダ12を設けることにより、または、第3図に示すように装着リンク7とフレーム2との間でそれぞれ作動する一対の流体圧力シリンダ13を利用することにより、達成される。 いずれかの修正において、流体圧力シリンダへの空気又は液圧のいずれかである加圧流体の供給により、このようなシリンダが伸長して、第1図に示すように車輪に関して全体のフレーム2及び座席を上昇させる。 このようなシリンダから流体を除去すると、地面係合車輪に関してフレームが下降し、第2図に示すように、乗員を乗せた車椅子は普通のバンの側方ドアへ進入することができる。 乗員により制御される流体回路を第5図に詳細に示す。 第5図に施した説明文がこのような回路を自己説明している。 キャスター車輪に関する動力車輪の垂直位置の別個の制御が制御棒の適当な運動により行えることを特に注目すべきである。 フレーム昇降流体圧力シリンダは、特にこのようなシリンダが作動流体として空気を収容する場合に、別の望ましい特徴を与える。 普通の空気袋を使用することができる。 流体圧力シリンダが車輪装着リンクとフレームとの間でそれぞれ連結されているので、隆起又はへこみに遭遇する動力車輪又はキャスター車輪により生じるこのようなリンクの垂直運動は流体圧力シリンダにより緩和され、フレーム従って車椅子の乗員に加わる衝撃力を減少させる。 第6図は動力車輪3が垂直面内でのトランスアクセルハウジングの傾斜により路面即ち地面の表面の隆起を追従する様子を示す。 明らかに、キャスター車輪4は垂直面内での副フレーム8の傾斜により同様に追従できる。 すべての車輪はまた、第7図に示すように、 乗員に対する衝撃を最小に抑えた状態でくぼみを通過することができる。 ここで図面の第8図を参照すると、大きなトランスアクセルハウジング5を有する動力車椅子にとって特に適する本発明の修正例が示されている。 このような大きなトランスアクセルハウジングは第1図に示すような流体シリンダ12の位置と抵触する。 代わりに、リンク6は符号6′にて示すように前方へ伸長され、 空気袋式の流体シリンダ15が各リンクの延長部6′の前方端部とトランスアクセルハウジング5上に形成した棚5mとの間に装着される。 この実施の形態の作用は上述のものと同じである。 空気袋15に対して加圧空気を供給又は除去すると、装着リンク6及び安定化リンク7を枢動させることにより、動力車輪3に関してフレームが上昇又は下降する。 同様の空気袋15が安定化リンク10とフレーム2上の突起2mとの間に適用され、キャスター車輪4 に関するフレーム2の垂直位置を制御し、また、路面即ち地面の輪郭を追従するような動力車輪3の垂直運動と抵触することなく、フレーム2に伝達される大きな路面衝撃を減少させる機能を果たす。 当業者にとって本発明の修正を行うことができること明らかであり、このようなすべての修正は請求の範囲の要旨内に含まれる。

    【手続補正書】特許法第184条の4第4項【提出日】1997年10月27日(1997.10.27) 【補正内容】 請求の範囲1. 乗員座席を支持する細長いフレームを有する動力車椅子のための懸架装置において; トランスアクセルハウジングであって、当該トランスアクセルハウジングの両端に装着された一対の動力車輪を有するトランスアクセルハウジングと; 上記トランスアクセルハウジングが上記細長いフレームに対して横方向の垂直面内で自由に傾斜できる状態で、当該細長いフレームの長さに対して横方向の関係にて当該トランスアクセルハウジングを連結するための第1のリンク機構手段であって、該細長いフレーム及び該トランスアクセルハウジング上のユニバーサル型のピボット軸受を有し、もって、上記動力車輪が当該動力車輪の走行する地面の輪郭を追従できるようにした第1のリンク機構手段と; 上記リンク機構手段と上記フレームとの間で作動的に連結され、上記地面係合車輪に関して当該細長いフレームを垂直方向で位置決めする流体圧力シリンダ手段と; 上記流体圧力シリンダ手段に対して流体を供給及び除去するための、運転手により制御される手段と; を有することを特徴とする懸架装置。 2. 請求の範囲第1項に記載の懸架装置において、 上記動力車椅子のための一対のキャスター車輪と; 水平に離間した関係にて上記キャスター車輪を支持する副フレームと; 上記細長いフレームに関して垂直な横方向の面内での上記副フレームの傾斜運動を許容して、上記キャスター車輪が当該キャスター車輪の走行する地面の輪郭を追従できるようにした状態で、当該細長いフレームの長さに対して横方向の関係にて当該副フレームを支持するための第2のリンク機構手段と; 上記第2のリンク機構手段と上記細長いフレームとの間で作動的に連結され、 上記キャスター車輪に関して当該細長いフレームを垂直方向で位置決めする第2 の流体圧力シリンダ手段と; 上記第2の流体圧力シリンダ手段に対して流体を供給及び除去するために、当該第2の流体圧力シリンダ手段を上記運転手により制御される手段に連結する手段と; を更に備えたことを特徴とする懸架装置。 3. 長手方向で離間し、垂下した第1及び第2の垂直フレーム部分を備えた剛直で細長いフレームと、横方向に位置したトランスアクセルハウジングと、上記トランスアクセルハウジングの横方向の両端に回転可能に装着された一対の動力車輪と、上記フレームの一端を支持するために上記第2の垂直フレーム部分上に装着されたキャスター車輪手段とを有する動力車椅子のための懸架装置において、 上記第1の垂直フレーム部分上に位置し、一対の水平方向で整合し横方向に離間したユニバーサルピボット装着部; 上記一対のユニバーサルピボット装着部内に自由に枢動できるように装着された一端と、上記トランスアクセルハウジングに自由に枢動できるように固定された他端とをそれぞれ有し、上記動力車輪が垂直面内で運動できるようにした、一対の同一形状の装着リンク; 上記一対のユニバーサルピボット装着部に関して垂直に離間して上記第1の垂直フレーム部分上に位置し、共通の水平軸線を画定する一対の横方向で離間し水平方向で整合した単軸ピボット装着部; 幅広いベース部分と頂点部分とを画定するほぼ三角形形状を有する安定化リンク; 上記安定化リンクの上記ベース部分の両端に位置し、垂直面内のみでの当該安定化リンクの枢動を許容するように上記一対の単軸ピボット装着部にそれぞれ係合する手段;及び 上記トランスアクセルハウジングの横方向の中心に上記安定化リンクの上記頂点部分を自由に枢動できるように連結する手段; を組み合わせて備え、地面の輪郭を追従するような上記動力車輪の独立の垂直運動を制限することなく、上記細長いフレームに関する当該動力車輪の横方向運動を阻止することを特徴とする懸架装置。 4. 請求の範囲第3項に記載の懸架装置において、上記装着リンクと上記剛直なフレームとの間で作動できる衝撃吸収手段を更に備えたことを特徴とする懸架装置。 5. 請求の範囲第4項に記載の懸架装置において、上記衝撃吸収手段が当該衝撃吸収手段を伸縮させる流体圧力手段を有し; 上記動力車輪に関して上記フレームを上昇又は下降させるように上記流体圧力手段内に存在する流体の量を増大又は減少させるための、運転手により制御される手段; を備えたことを特徴とする懸架装置。 6. 請求の範囲第3項に記載の懸架装置において、上記キャスター車輪手段が水平方向で離間し垂下した関係にて2つの横方向で離間したキャスター車輪を支持する水平の脚部と、垂直の脚部とを備えたT字状の副フレームを有し; 上記第2の垂直フレーム部分上に設けられた第2の対の水平方向で整合し横方向に離間したユニバーサルピボット装着部と; 上記第2の対のユニバーサルピボット装着部内に自由に枢動できるように装着された一端と、上記T字状の副フレームの上記水平脚部に自由に枢動できるように固定された他端とをそれぞれ有し、上記キャスター車輪が垂直面内で互いに関して運動できるようにした、第2の対の同一形状の装着リンクと; 上記第2の対のユニバーサルピボット装着部に関して垂直に離間して上記第2 の垂直フレーム部分上に位置し、共通の水平ピボット軸線を画定する第2の対の横方向で離間し水平方向で整合した単軸ピボット装着部と; 幅広いベース部分と頂点部分とを画定するほぼ三角形形状を有する第2の安定化リンクと; 上記幅広いベース部分の各端部に位置し、上記第2の対のユニバーサルピボット装着部にそれぞれ装着されたピボットピンと; 上記キャスター車輪副フレームの上記垂直脚部に上記安定化リンクの上記頂点部分を自由に枢動できるように連結する手段と; を有し、地面の輪郭を追従するような上記キャスター車輪の独立の垂直運動を制限することなく、当該キャスター車輪の水平運動を阻止することを特徴とする懸架装置。 7. 請求の範囲第6項に記載の懸架装置において、上記第1の対の装着リンクと上記剛直で細長いフレームとの間で作動できる第1の衝撃吸収手段と; 上記第2の対の安定化リンクと上記剛直で細長いフレームとの間で作動できる第2の衝撃吸収手段と; を更に備えたことを特徴とする懸架装置。 8. 請求の範囲第7項に記載の懸架装置において、上記各衝撃吸収手段が当該各衝撃吸収手段を伸縮させる流体圧力手段を有し; 上記動力車輪及び上記キャスター車輪に関して上記剛直で細長いフレームを上昇又は下降させるように上記流体圧力手段内に存在する流体の量を増大又は減少させるための、運転手により制御される手段; を備えたことを特徴とする懸架装置。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),CA,CN,JP,K P,NZ

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