Patient transfer system

申请号 JP2000573688 申请日 1999-09-23 公开(公告)号 JP4298923B2 公开(公告)日 2009-07-22
申请人 バートン メディカル コーポレーション; 发明人 ホッジェッツ,グラハム,エル.;
摘要
权利要求
  • a)ベースと、b)前記ベースに 支持された患者支持部材と、c)前記ベースに着脱可能に 取り付けられ 、長手方向に伸びた形状のローラ 、前記ローラに摺動可能に支持されて前記長手方向に移動可能な複数のスリーブ を有するコンベヤと、d )前記患者支持部材上に配置され 、前記コンベアによって巻き取り可能なシーツと、e)第1端部と第2端部を有して、一方の端部が前記スリーブの一つに取り付けられ、他方の端部が前記シーツに取り外し可能に取り付けられる折り曲げ可能 で前記コンベアによって巻き取り可能な複数のストラップと、f)前記スリーブの一つに固定される少なくとも一つのストップクリップとを備え、前記折り曲げ可能な各ストラップは前記スリーブに取り外し可能に取り付けられ、前記の各ストラップの長さはその両端で調節可能に設けられ、前記の各ストラップは第1 側面と第2 側面と、前記ストラップの前記第2 側面の前記第1端部と第2端部に隣接してそれぞれ配置されたフックタイプファスナーと、前記ストラップの前記第2 側面の前記フックタイプファスナーの間に配置されたループタイプファスナーと、前記ストラップの前記第1 側面に配置されたフックタイプファスナーとを含み、前記ストラップの前記第2 側面の前記フックタイプファスナーは前記ストラップの前記第2 側面の前記ループタイプファスナー に着脱可能に止め付けられてストラップループを形成し、前記ストップクリップは通路を設けたボディを有するブラケットを含み、前記折り曲げ可能なストラップは前記通路を通るように設けられている とともに、前記第1端部及び前記第2端部の前記フックタイプファスナと前記ループタイプファスナは、その間で互いに接し、前記第2側面の前記ストラップの全長に沿ってともに連続的に伸びることを特徴とする患者移動装置。
  • 前記コンベヤは の長さを調節する入れ子式機構を備えることを特徴とする請求項1記載の患者移動装置。
  • 前記入れ子式機構は、第1長手方向伸長部材と、前記第1長手方向伸長部材 内に挿入され摺動可能に支持される第2長手方向伸長部材とを備えることを特徴とする請求項2記載の患者移動装置。
  • 前記第1長手方向伸長部材の一方の端部 に凹部が形成されると共に、前記第2長手方向伸長部材は前記第1長手方向伸長部材によって前記凹部内に摺動可能に支持されることを特徴とする請求項3記載の患者移動装置。
  • 前記第1長手方向伸長部材の一方の端部に前記第2長手方向伸長部材の断面形状と同 じ形状を有する凹部が形成されることを特徴とする請求項4記載の患者移動装置。
  • 前記ローラは第1長手方向軸に沿って伸びた形状で、第2長手方向伸長部材は前記第1長手方向伸長部材に対して前記第1長手方向軸にそって摺動可能に移動することができ、前記第2長手方向伸長部材は前記第1長手方向伸長部材と伝動するように嵌合し、前記第2長手方向伸長部材が前記第1長手方向軸の周りを回転する時に前記第1長手方向軸の周りに前記第1長手方向伸長部材を回転させるようにしたことを特徴とする請求項4記載の患者移動装置。
  • 前記ローラ の端部に取り付けられ、前記ローラを回転操作するハンドルを備えることを特徴とする請求項2記載の患者移動装置。
  • 前記ハンドルは 前記ローラに摺動して着脱可能に支持されることを特徴とする請求項7記載の患者移動装置。
  • 前記スリーブの少なくとも一つは前記第2長手方向伸長部材により摺動可能に支持されていることを特徴とする請求項4記載の患者移動装置。
  • 前記スリーブの少なくとも一つは前記第1長手方向伸長部材により摺動可能に支持されると共に、前記スリーブの少なくとも一つは前記第2長手方向伸長部材により摺動可能に支持されていることを特徴とする請求項3記載の患者移動装置。
  • それぞれが前記折り曲げ可能なストラップの前記他方の端部に取り付けられて着脱可能に前記シーツに取り付けられる複数のクリップを備えることを特徴とする請求項1記載の患者移動装置。
  • 前記折り曲げ可能な各ストラップは、ベルクロファスナの止め付け位置を変えることで前記折り曲げ可能なストラップの長さを調節可能とされていることを特徴とする請求項1記載の患者移動装置。
  • 前記コンベヤを前記ベースに着脱可能に固定する手段を備え、前記手段は、前記ローラを着脱可能に支持するために上を向いて開放されたスロットを有するベアリングユニットを備えることを特徴とする請求項1記載の患者移動装置。
  • 前記コンベヤを前記ベースに着脱可能に固定する前記手段は、チューブと、前記チューブにより摺動可能に支持されるポストとを備えると共に、前記ポストとチューブとの一方を前記ベースに固定して、前記ポストとチューブとの他方を前記コンベヤに固定するようにしたことを特徴とする請求項13記載の患者移動装置。
  • 前記ポストに十字形スロットを形成すると共に、前記チューブにピンを固定して、前記十字形スロットにより前記ピンを支持するようにしたことを特徴とする請求項14記載の患者移動装置。
  • 前記スリーブそれぞれ は、前記ローラの断面形状と同 じ形状を有する通路を形成する 断面形状となっており、前記通路に前記ローラを通して取り付けられることを特徴とする請求項1記載の患者移動装置。
  • 前記ローラは前記スリーブと伝動するように嵌合することによって前記ローラが回転して前記スリーブを回転させることを特徴とする請求項1記載の患者移動装置。
  • クリップとプラグとを備えると共に、前記クリップは前記シーツを前記各ストラップに固定するために各ストラップに固定されて、前記各クリップは、縁部により形成され るスロットが形成されるボディと前記ボディに取り付けられて前記スロット内に配置されて一体成形ヒンジにより前記ボディに固定される膜とを備えて、尚かつ、前記プラグは前記縁部との間に前記シーツを挟むために前記スロット内で支持されて、前記プラグは第2 ディスクに取り付けられた第1 ディスクと前記第2 ディスクに取り付けられた第3 ディスクとを含み、前記第2 ディスクは前記第1 ディスクと前記第3 ディスクとの間に配置されて、前記第1 ディスクと前記第3 ディスクは前記第2 ディスクより大き な直径を有して、前記ボディの前記各縁部の一部が前記第1 ディスクと前記第3 ディスクに挟まれて前記第2 ディスクは前記ボディの前記縁部の前記一部の間に配置され、前記シーツは前記第1 ディスクと前記第2 ディスクと前記第3 ディスクと前記ボディの前記縁部の前記一部との間に挟まれて、前記プラグは 前記膜に形成され第1幅と第2幅を有する ガイドスロットを貫通して前記膜により摺動可能かつ着脱可能に支持され、前記プラグは、前記第3 ディスクに取り付けられて前記 ガイドスロットを貫通する第4 ディスクと該第4 ディスクに取り付けられた第5 ディスクとを備えて、前記第3 ディスクと前記第5 ディスクは前記第4 ディスクや前記 ガイドスロットの前記第1幅よりも大き な直径を有し、これにより前記膜の一部が前記第3 ディスクと前記第5 ディスクの間に位置されて、前記プラグが前記 ガイドスロットの一部により摺動可能に支持されると共に前記ボディおよび前記膜に対して移動するように設けられ て、前記第5 ディスクが前記 ガイドスロットの前記第2幅よりも小さ い直径を有して前記プラグが前記クリップから取り外し可能であることを特徴とする請求項1記載の患者移動装置。
  • ベースと、前記ベースに 支持された患者支持部材と、 前記患者支持部材上に配置するシーツとを共に使用する装置において、長手方向に伸長した形状 のローラと、前記ローラに摺動可能に 支持されると共に前記長手方向に移動可能な複数のスリーブと、前記ローラの 両端部にそれぞれ着脱可能かつ回転可能に固定されるように設けた2つのベアリング ユニットと、一方の端が前記スリーブのそれぞれに取り付けられ、もう一方の端が前記シーツに取り外し可能に取付けられている両端部を有する折り曲げ可能な複数のストラップと、前記スリーブの一つに固定される少なくとも一つのストップクリップとを備え、前記折り曲げ可能な各ストラップは前記スリーブに取り外し可能に取り付けられ、前記の各ストラップの長さは前記ストラップの両端で調節可能であり、前記折り曲げ可能な各ストラップは第1 側面と第2 側面 、第1端部と第2端部を含み、さらに前記ストラップは前記ストラップの前記第2 側面の前記第1端部と第2端部に隣接してそれぞれ配置されたフックタイプファスナーと、前記ストラップの前記第2 側面の前記フックタイプファスナーの間に配置されたループタイプファスナーと、前記ストラップの前記第1 側面に配置されたフックタイプファスナーを含み、前記ストラップの前記第2 側面の前記フックタイプファスナーは前記ストラップの前記第2 側面の前記ループタイプファスナー に着脱可能に止め付けられてストラップループを形成し、前記ストップクリップは通路を設けたボディを有するブラケットを含み、前記折り曲げ可能なストラップは前記通路を通るように設けられている とともに、前記第1端部及び前記第2端部の前記フックタイプファスナと前記ループタイプファスナは、その間で互いに接し、前記第2側面の前記ストラップの全長に沿ってともに連続的に伸びることを特徴とする装置。
  • a)ベースと、b)前記ベースに 支持された患者支持部材と、c)前記ベースに着脱可能に 取り付けられ、長手方向に伸びた形状のローラ と、前記ローラに摺動可能に支持されて前記長手方向に移動可能な複数のスリーブとを有するコンベアと、d )前記患者支持部材上に配置され、折り曲げ可能なストラップによって前記コンベアに固定されるように設けられたシーツを備え、前記折り曲げ可能なストラップは、第1 側面 、第2 側面 、第1端部と第2端部、前記ストラップの前記第2 側面の前記第1端部と前記第2端部に隣接してそれぞれ配置されたフックタイプファスナーと、前記ストラップの前記第2 側面の前記フックタイプファスナーの間に配置されたループタイプファスナーと、前記ストラップの第1 側面に配置されたフックタイプファスナーとを含み、前記ストラップの前記第2 側面のフックタイプファスナーは前記ストラップの前記第2 側面の前記ループタイプファスナー に着脱可能に止め付けられてストラップループを形成し、少なくとも一つのストップクリップが前記スリーブの一つに固定され、前記ストップクリップは通路を設けたボディを有するブラケットを含み、前記折り曲げ可能なストラップは前記通路を通るように設けられている とともに、前記第1端部及び前記第2端部の前記フックタイプファスナと前記ループタイプファスナは、その間で互いに接し、前記第2側面の前記ストラップの全長にそってともに連続的に伸びることを特徴とする患者移動装置に使用される折り曲げ可能なストラップ。
  • 说明书全文

    【0001】
    本発明は患者移動システムに関する。 更に詳述すると、自分で動くことのできない患者をベッドから台車付き担架へ、あるいは台車付き担架からベッドへ移動させるシステムに関する。
    【0002】
    看護婦や病院の看護スタッフの主要な(または主要でないとしても)職業病は、患者を持ち上げてベッドと台車付き担架若しくはストレッチャーとの間で移動することに起因する背中の痛みや障害であると言われている。 現在行われている方法や技術に関する調査では、患者をベッドから台車付き担架へ、あるいは台車付き担架からベッドへ移動させる場合、患者を抱き上げる以外に簡単かつ安全な方法はないとされている。 患者をつり帯で吊り上げる引き揚げタイプ(hoist-type)のリフトがある。 これはつり帯を先ず患者の下側に配置してから患者を物理的に持ち上げるため、患者の体が変形してしまい、また患者がベッドに横になっている時に患者の体にかかる圧とは異なる圧力を受けてしまう。 また、ローラーボードというものがある。 これは、ローラーボードの一部が患者の下に入れ込まれて、それから患者がローラーボードの上に引き載せられる。 再び、ローラーボードの一部が患者の下に入れ込まれて、それから患者の体がローラーボードの上に引き載せられる。 最後には、患者は台車付き担架やベッドではなく、ローラーボードの上に載る。 このローラーボードには付加的な欠点がある。 それは、移動を行う介護者に患者の方が合わせなければならないか、あるいは移動の為に複数の介護人が必要となることである。 また、患者は、ローラーボードから落ちてベッドと台車付き担架の間の床にぶつかりそうだと感じている。
    【0003】
    また、従来の発明では、患者を移動するベッドおよび台車付き担架の外部にあるコンベヤを利用しているため不必要で複雑な装置になり、さらにサイズの異なるベッドには適用できなかった。 このような装置は、米国特許第5163189号、第4776047号、第4761841号、第3810263号、第3769642号、第3593351号、第3413663号、第3302219号、第2733452号、第2630583号、第2536707号、第1487171号、第1263611号、第716886号、第378220号に記載されている。
    【0004】
    そこで、本発明は、横たわったままで全く動けない患者を、比較的小さな力の一人の者によりスムーズかつ安全にベッドから台車付き担架へ若しくはその逆に移動させることを目的としている。
    【0005】
    また、本発明は、横たわったままで全く動けない患者を、比較的小さな力の一人の者により安全にベッドから台車付き担架へ若しくはその逆に移動させることと、一台の運搬装置を異なる長さのベッドに適応させることを目的としている。
    【0006】
    さらに、本発明は、ベッドと台車付き担架との結合および解除を容易にできる患者移動システムを提供することを目的としている。
    【0007】
    本発明は、ベースと、該ベースに支持された患者支持部材と、ベースに着脱可能に取り付けられ、長手方向に伸びた形状のローラと該ローラに摺動可能に支持されて長手方向に移動可能な複数のスリーブとを有するコンベヤと、シーツと、複数のストラップと、少なくとも一つのストップクリップを含む患者移動装置である。 シーツはコンベヤによって巻き取り可能になっている。 シーツは患者支持部材上に位置するように設けられている。 ベースと患者支持部材は、ベッドや、台車付き担架や、台車付き担架から車椅子に若しくはその逆に変換する装置を形成するようにできる。
    【0008】
    コンベヤは、ベースに回転可能に取り付けられたローラを含む。 このローラは、グラファイト繊維か、アルミニウムか、ファイバーグラスか、スチールにより作られている。 ローラは第1端部と第2端部を有する。 シーツの第1端部は、ローラと、ローラの第1端部および第2端部のそれぞれに着脱かつ回転可能に取り付けられた2個のベアリングとに取り付ける。
    【0009】
    各ベアリングは、第1脚と、この第1脚に取り付けられた第2脚とを含む。 第1脚と第2脚は、ローラの一方の端部を受ける開放端ローラ受け凹部を形成する。 これらの脚の1つからローラ受け凹部へ1つの突起が突出している。 この突起は、第1脚から突出するのが好ましい。 この第1脚は、第1セクションと第2セクションを有する内側面を含んでおり、これら二つのセクションの境界部で突起が突出している。 第2脚は、第1セグメントと第2セグメントとを含んでいる。 第2セグメントは第1脚に固定されている。 第1セグメントと第2セグメントと第2セクションの内側面が、ローラ係合凹部を形成している。 第2セクションの内側面は凹形状である。
    【0010】
    一組のカラーがローラの両端部に設けられ、これらカラーの間で各ベアリングが支持されている。
    【0011】
    シーツは、折り曲げ可能なストラップによってコンベヤに着脱可能に取り付けられる。 このストラップは、取り外し可能にローラに取り付けられた一端部と、取り外し可能にシーツに取り付けられた他端部とを備える。 ストラップの他端部に1つのクリップを取り外し可能に固定してシーツに取り付けることが好ましい。 このクリップは、スロットを定める本体と、このスロットに支持されるプラグとを含む。 このプラグは、該プラグと本体との間でシーツの一部を挟んで締めるように設けられている。 ストラップの長さは調節可能とする。 ストラップがローラに取り外し可能に固定されるように、ストラップの一端部、並びにローラの長手方向に沿わせてベルクロ(登録商標)ファスナを設けるのが好ましい。
    各ストラップは、第1端部と第2端部を有して、一方の端部がスリーブの一つに取り付けられ、他方の端部がシーツに取り外し可能に取り付けられる折り曲げ可能なものである。 各ストラップはスリーブに取り外し可能に取り付けられ、各ストラップの長さはその両端で調節可能に設けられている。 各ストラップは第1 側面と第2 側面と、ストラップの第2 側面の第1端部と第2端部に隣接してそれぞれ配置されたフックタイプファスナーと、ストラップの第2 側面のフックタイプファスナーの間に配置されたループタイプファスナーと、ストラップの第1 側面に配置されたフックタイプファスナーとを含み、ストラップの第2 側面のフックタイプファスナーはストラップの第2 側面のループタイプファスナーに着脱可能に止め付けられてストラップループを形成している。
    ストップクリップはスリーブの一つに固定されるものである。 ストップクリップは通路を設けたボディを有するブラケットを含み、折り曲げ可能なストラップは通路を通るように設けられているとともに、第1端部及び第2端部のフックタイプファスナとループタイプファスナは、その間で互いに接し、第2側面の前記ストラップの全長に沿ってともに連続的に伸びている。
    【0012】
    ローラは、長さを調節できるように入れ子式に形成しても良い。 この場合の入れ子式機構は第1長手方向伸長部材を有しており、この第1長手方向伸長部材内に形成された凹部に第2長手方向伸長部材が摺動可能に支持されている。 この凹部は第2長手方向伸長部材の断面形状と同じ形とするのが好ましい。 ローラには、複数部品から成る分割ハンドルが取り付けられる。 環状部材が第2長手方向伸長部材により摺動可能を支持されて、また折り曲げ可能なストラップが環状部材に固定されている。
    【0013】
    1本のチューブがベースに取り付けられて、1本のポストがベアリングに取り付けられている。 あるいは、これとは逆に、1本のチューブがベアリングに取り付けられて、1本のポストがベースに取り付けられることもある。 ポストがチューブにより摺動可能に支持されることによって、ベアリングがベースに着脱可能に固定される。 ローラとベアリングに1組の爪とラチェットを設けて、ローラが所定の方向に回転するのを防ぐようにしてもよい。
    【0014】
    本発明は、ベッドや、台車付き担架や、台車付き担架から車椅子に変換できる兼用可能な台車付き担架において使用できる。
    【0015】
    本発明は、上述のコンベヤを使用して以下の工程を実行することにより、患者をベッドから台車付き担架に若しくはその逆に移動させる方法でもある。 この発明の工程は、ベッドのマットレス上と台車付き担架の患者支持面上との一方にシーツを置くことと、患者をこのシーツの上に置くことと、ベッドまたは台車付き担架のシーツを置かなかった方にコンベヤを取り付けることと、コンベヤがベッドまたは台車付き担架のシーツを置いた方から最も離れると共にベッドまたは台車付き担架のシーツを置かなかった方の側部に沿うように、台車付き担架をベッドに隣り合わせに置くことと、シーツをローラに着脱可能に取り付けることと、ローラを回転させること及びこれによりローラにシーツを巻き付けることと、シーツ上の患者をベッドあるいは台車付き担架の一方からローラに向けて移動し更にベッドあるいは台車付き担架の他方の上に移動させることと、ローラをベッドあるいは台車付き担架の一方から取り外すこととを含んでいる。
    【0016】
    さらに本発明は、第1 側面 、第2 側面 、第1端部、第2端部を有し、上記装置と共に使用する折り曲げ可能なストラップである。 ストラップの第2 面上の第1端部と第2端部に隣接するようにフックタイプファスナーをそれぞれ配置する。 ループタイプファスナーをストラップの第2 面上のフックタイプファスナーの間に配置する。 フックタイプファスナーをストラップの第1 面上に配置して、ストラップの第2 面上のフックタイプファスナーがストラップの第2 面上のループタイプファスナーとストラップループを形成するように設けている。
    【0017】
    上記の方法はさらに、ローラーに固定されたストラップにシーツを取り付ける過程と、シーツ上に患者を移動した後、すべてのストラップがピンと張るようにストラップの長さを調節する過程を含んでいる。
    【0018】
    この方法は、ローラに固定したストラップにシーツを取り付けることと、患者がシーツの上で移動し始めた後にストラップが全てぴんと張るようにストラップの長さを調節することとをも含んでいる。
    【0019】
    図1〜図9に、本発明に係るコンベヤを備えたベッドおよび台車付き担架を示す。 具体的には図1に示すようにベッド10は、ヘッドボード14を有するベッドフレームあるいはベース12と、ベースボード16と、ヘッドボード14およびベースボード16に取り付けられた脚18と、ヘッドボード14とベースボード16と脚18に取り付けられたマットレス支持フレーム20とを備えている。 マットレス22は、マットレス支持フレーム20によって支持されている。 台車付き担架あるいはストレッチャ30は、ベッド10のマットレス22の一方の側部31に直接隣り合わせに配置されて、ホイール34が取り付けられているフレームあるいはベース32を含んでいる(本明細書中では、台車付き担架とストレッチャは入れ替え可能としている)。 患者支持部材36はフレーム32によって支持されている。 マットレス22および患者支持部材36は、いずれも矢印Xで示す第1長手方向を長手方向にしている。
    【0020】
    図1から分かるように、ベッド10と台車付き担架30は、いずれもそれらに取り付けるコンベヤ40を有している。 各コンベヤ40は、両端部に端部43a,43bを有するローラ42を含む。 各端部43a,43bは、各ベアリングユニット44に対して、回転可能に支持されているか、あるいは回転可能に連結されている。 このように、ベアリングユニット44はローラ42の両端部の近傍に配置されている。 着脱可能なハンドル46あるいは回転部材は、ローラ42の端部43bに取り付けられているカップリング47によって支持されている。 各ベアリングユニット44は、ファーブニル(Fafnir)R. P. B. ベアリングのような低摩擦ベアリング部材と、ハウジング48とを含む。 ローラ42と、ベアリングユニット44と、ハンドル46と、カップリング47とは、米国特許第5,340,266およびPCT出願US94/07816に記載されたロードハンドラーインダストリー(Loadhandler Industries)社製のLH−1000アンローダ(Unloader)に使用されているものと同様のものである。 これらの特許および出願は、引用例として本明細書に記載されている。 各ハウジング48は、取付部材プレート49を含む。 このプレート49は、プレート49を台車付き担架のフレーム32あるいはベッドのフレーム12に溶接するか、あるいはプレート49を台車付き担架のフレーム32あるいはベッドのフレーム12にスクリューのような留め具を介してしっかり留め付けるかのどちらかの方法で、台車付き担架30あるいはベッド10に取り付けられている。
    【0021】
    あるいは、各プレート49をコンベヤ取付部材50に対して取り付けるか若しくは連結させてもよい。 各部材50は、そこから伸びた第1脚54および第2脚56を有するL形プレート52を含む。 第2部材58にはU形部60が形成されている。 2つの脚62,64は、U形部60から垂れ下がっている。 部材58は、円形断面を有する金属性ロッドを折り曲げることにより形成するのが好ましい。 各脚62,64は、ねじ部の形成された端部66,68を有する。 脚62,64がそれぞれ貫通する2つの透孔が、L形プレート52の脚56に形成されている。 凹部70がL形プレート52と第2部材58の間に形成されている。 図1および図2に示すように、ベッド10のヘッドボード14あるいはベースボード16のどちらかが、この凹部70内に設けられる。
    【0022】
    以下に示すように、コンベヤ40はベッド10に対して取り付けるか、あるいは連結される。 先ず、ベアリングユニット44の一方に固定されているL形プレート52の第2脚56と第2部材58のU形部分60とが、ヘッドボード14の両側面を挟み付ける。 次に、蝶ナット72,74を各脚62,64のねじ部を有する端部66,68にねじ止め支持させて、各々第2脚56に接するようにする。 そして、これら蝶ナット72と74を締め付けることにより、第2脚56とU形部分60をしっかり固定する。 蝶ナット72,74は、取付部材50をヘッドボード14に摩擦力によって固定するように十分に締め付けられる。 ベースボード16に固定されているもう一方のベアリングユニット44の第2脚56とU形部分60についても、同じ工程が繰り返される。 このようにしてコンベヤ40が固定される。
    【0023】
    ベッドシーツなどのシーツ80は、着脱可能にローラ42に取り付けられる。 シーツ80の幅は、図1に示すようにベッド10と台車付き担架30を隣り合わせて並べたときのベッド10と台車付き担架30の幅Wの少なくとも2倍にすることが好ましい。 シーツ80の一方の端部81aは、裏が布製の救急絆創膏やダクトテープなどの想像線(破線)で示した接着テープTにより着脱可能にローラ42に取り付けられる。 シーツのもう一方の端部81bは、固定せずに自由端にしておく。 シーツ80としては、コットンやポリエステルなどで、1インチに少なくとも180本の糸が編み込まれている高品質の織物製が好ましい。 しかし、人の体を支えることができるシーツ素材の各種のものを使用することができる。 クィーンサイズベッド用のシーツは、ツインサイズのマットレスに使用するのに丁度良い。 コンベヤ40は、シーツ80を移動させることによって患者100を矢印Yに示す第2長手方向へ移動させるように設けられている。 この第2長手方向は、矢印Xで示す第1長手方向に対して直交する。
    【0024】
    コンベヤ40の使用により患者100を移動させる手順を以下に説明する。
    【0025】
    a)患者をベッドから台車付き担架へ移動させる場合図3に示すように、先ず患者100をベッド10の上に、好ましくはシーツ80の長手方向の中心線L上あるいはその近傍に寝かせる。 普通、シーツ80はマットレス22の下に端を押し込んでベッド10に止められている。 次に、シーツ80をベッド10から外して止めを解除して、シーツ80の台車付き担架30側の縁部81bを台車付き担架30の上へ広げる。 コンベヤ40が、台車付き担架30のベッド10から遠い方の側部83に取り付けられる。 シーツ80の縁部81bが、接着テープなどにより着脱可能にローラ42に取り付けられる。 ベッド10と台車付き担架30は、マットレス22の上面82が患者支持部材36の上面84より約2インチの高さHだけ高くなるように調節しておくのが好ましい。 病院用ベッドおよび台車付き担架用の高さ調節機構は、本技術分野では周知である。 次に、ローラ42をローラ42内を通る長手方向軸Xの周りでゆっくり回転させて、好ましくはローラ42にシーツ80が少なくとも完全に二回転巻き付くようにする。 それから、ハンドル46がコンベヤ40のカップリング47に対して挿入されるか若しくは固定される。 さらに、ローラ42を長手方向軸Xの周りで回転させて、シーツ80をローラ42に巻き続ける。 こうして、上面に患者100が横たわったシーツ80が、マットレス22の上面82および台車付き担架の支持部材36の上面84を横切って摺動する。 さらに、図3に想像線で示すように、患者100はベッド10から台車付き担架30へ移動される。 患者100が台車付き担架30へ移動された後に、シーツ80のベッド10上に残された部分を患者100の上に掛けることができる。 このようにして、患者100を台車付き担架30で搬送することができる。
    【0026】
    b)患者を台車付き担架からベッドへ移動させる場合図4に示すように、先ず患者100を台車付き担架30に寝かせる。 具体的には、患者支持部材36の上面84に掛かっているシーツ80の長手方向中心線L上あるいはその近傍に患者を寝かせる。 台車付き担架30が、ベッド10の一方の側部86に並べられる。 コンベヤ40が、ベッド10の台車付き担架30から遠い方の側部88に取り付けられる。 シーツ80のベッド10側の縁部81aが、先に述べたように例えば4〜5枚の接着テープ片などで着脱可能にローラ42に固定される。 ベッド10と台車付き担架30は、マットレス22の上面82が患者支持部材36の上面84より約2インチ高くなるように調整するのが好ましい。 次に、ローラ42を長手方向軸Xの周りでゆっくり回転させて、ローラ42にシーツ80が少なくとも2周り完全に巻きつくようにする。 次にハンドル46をコンベヤ40のカップリング47に挿入するか、または取り付けて、ローラ42を長手方向軸Xの周りで回転させて、さらにシーツ80がローラ42に巻き続けられるようにする。 こうすることによって先述の患者100をベッド10から台車付き担架30へ移動させるのと同様の方法で、患者100を台車付き担架30からベッド10に移動させることができる。 患者がベッド10の中心部Mにくるまでローラは回転される。 次に接着テープをはがしてシーツ80をローラ42から外し、シーツ80をマットレス22の下に入れ込んでベッド10に固定する。 そして、コンベヤ40をベッド10から取り外す。
    【0027】
    c)横になったままで自分で移動できない患者のベッドシーツを、患者を持ち上げたり人の手で動かしたりせず交換する場合図5〜図9に、横になったままで自分で移動できない患者のベッド10のシーツを、患者を持ち上げたり人の手で動かしたりせずに交換する方法を示す。 少なくとも2台のコンベヤ40が必要であり、それぞれ40'と40”とする。図5に示すように、第1のコンベヤ40'をベッド10の側部86に取り付け、第2のコンベヤ40”を台車付き担架30の側部83に取り付ける。 コンベヤ40'、40”は、既に記載したコンベヤ40と同じものである。先ず、患者100はベッド10のベッドシーツ80'の上に位置して、基本的にはシーツ80'の長手方向に沿った中心線L'上に寝ている。患者100の下にあるシーツ80'は、ベッドに固定せずに、接着テープか他のタイプの取り外し可能な留め具を使って着脱可能に長手方向に沿った縁部81b'に留め付けられる。次にローラ42'を手でゆっくり回転させて、シーツ80'がローラ42'の周りに好ましくは少なくとも2回巻き付くようにする。次に新しいシーツ80”を台車付き担架30の患者支持部材36に広げる。 シーツ80”の長手方向に沿った縁部81b”を接着テープでローラ42”に留め付ける。次にローラ42”を手でゆっくり回転させて、シーツ80”がローラ42”の周りに好ましくは少なくとも2回巻き付くようにする。 新しいシーツ80”の自由端部81a”は、図5〜図9に示すように、集められてアコーディオン状に細かく折り畳んだ状態にして台車付き担架30の長手方向に沿った縁部112の下にあるシーツ収容器110に納めておく。 台車付き担架30の縁部112をベッド10の一方の側部86とコンベヤ40'とに並べて置いて、コンベヤ40'がベッド10と台車付き担架30の間に位置するようにし、また台車付き担架30のコンベヤ40”を台車付き担架30のベッド10から遠い方の側部に配置する。ベッド10と台車付き担架30は、マットレス22の上面82が患者支持部材36の上面84より約2インチ高くなるように、またローラ42'の上側平接線が上面82より約1インチ下になるように並べて配置するのが好ましい。次に台車付き担架30を、台車付き担架30の車輪をロックすることができるようなクランプ装置、例えばC−クランプを使ってベッド10にクランプ止めするのが好ましい。次に図6に示すように、ハンドル46'をコンベヤ40'のカップリング47'に挿入するか、または取り付けて回転させて、患者100の肩が台車付き担架30に載って新しいシーツ80”を台車付き担架30の側部83に向けて押し始めるまで、患者100を台車付き担架30の方に移動させる。 それから第2のハンドル46”をコンベヤ40”のカップリング47”に挿入するか、または取り付ける。それから図7に示すように、ハンドル46”を長手方向軸X”の周りで回転させて新しいシーツ80”と患者100を台車付き担架30に移動させる。 ハンドル46”を回転させながらハンドル46'を回転させ続けるのが好ましい。
    【0028】
    患者100が台車付き担架30上に載ったら、ハンドル46'と46”の回転を止め、図8に示すようにベッド10上のシーツ80'の自由縁部81a'を掴んでローラ42'から引き剥がすことにより、ベッド10とコンベヤ40'からシーツ80'を外す。次にコンベヤ40'を動かしてベッド10の側部88、つまり図9に示すように台車付き担架30から遠い方の側部に取り付ける。シーツ80”の自由縁部81a”を、ベッド10のマットレス22を横切るように広げてローラ42'に着脱可能に留め付ける。次にハンドル46'をコンベヤ40'のカップリング47'に挿入するか、または取り付けて、すでに記載したように長手方向軸X'の周りで回転させて、ローラ42'の周りにシーツ80”を巻き付ける。 次にコンベヤ40'により移動されるシーツ80”によって患者100を台車付き担架30からベッド10へ移動させる。こうして患者は新しいシーツ80”上に横になれる。 それからシーツ80”をローラ42'、42”から外し、マットレス22の下側にきちんと折り込む。 シーツ80”はローラ42'に巻き付ける前にローラ42”から外してもよい。 次にコンベヤ40'、40”をベッド10と台車付き担架30との双方から、あるいはベッド10または台車付き担架30の一方から外せばよい。
    【0029】
    尚、コンベヤ40は、ローラ42を回転させるハンドルの代わりにモータを含むこともできる。 また、上述のコンベヤ40はベッド10または台車付き担架30に永久的に固定してもかまわないし、1つか2つのコンベヤをベッド10および台車付き担架30の双方に、あるいはベッド10または台車付き担架30の一方に取り付けることもできる。 これは、コンベヤ40をベッド10または台車付き担架30の一方の側部あるいは両方の側部に取り付けるかによって決まる。
    【0030】
    患者を台車付き担架30からベッド10へ移動させるコンベヤ40および上述の方法は、自分で動くことのできない患者を移動させる上で生じるいくつかの問題を解決するものである。 先ず、コンベヤ40は製造費があまり高くなく、また操作が簡単であり、この技術分野で現在知られている複雑な移動機構における多くの問題点を克服するものである。 また、コンベヤ40は、その後ベッドに使用するベッドシーツ80を利用している。 このため、台車付き担架30からベッド10へ、あるいはベッド10から台車付き担架30へ患者を持ち上げて移動させる必要がなくなった。 さらに、患者はシーツによって移動されるので、看護助手や看護人自身が患者の体を持ち上げる必要がない。 これにより、台車付き担架30からベッド10へ、あるいはベッド10から台車付き担架30へ患者を移動させる際に、看護人や看護助手や患者が体を痛めることを最小限に抑えることができる。 さらに、台車付き担架30とベッド10との間の患者の移動をたった一人で行える。 これにより、患者の移動における相当な人件費の節約を図ることができる。
    【0031】
    図10〜図20に、米国特許出願第08/330,808号に記載されると共にコンベヤ200として示されるコンベヤ40の第2の実施例を示した。 コンベヤ200とコンベヤ40は、コンベヤ200がクリップ202を有している点を除いて同じである。 同様の部材には同様の符号を使用している。
    【0032】
    図10に示すように、コンベヤ200は、ローラ42と、ベアリングユニット44と、カップリング47によって支持される着脱可能なハンドル46とを含んでいる。 各ベアリングユニットは、低摩擦ベアリングと、取付部材プレート49を有するハウジング48とを含んでいる。 各プレート49は、コンベヤ取付部材50に取り付けられる。
    【0033】
    3つの留め具あるいはクリップ202をローラ42に留め付ける。 具体的には、各クリップ202は、それぞれの折り曲げ可能なベルト206の一端部204に取り付けられている。 ベルト206の他端部208はローラ42に取り付けられている。 3本か4本のベルト206をローラ42に沿って間隔をあけて設けるのが好ましい。 ベルト206は、接着剤あるいは機械的留め具によってローラ42に永久的に固定する。 ベルト206は、織ったポリエステルや織ったポリエチレンやコットンなどの折り曲げ可能な素材でできている。 ベルト206は入れ替えられるシーツの長さと少なくとも同じ長さにし、ツインサイズベッドの場合は約3〜4フィートの長さになる。
    【0034】
    図10〜図16に示すように、各クリップ202はほぼ平坦なボディ部材210とプラグ部材212とを含んでいる。 プラグ部材212は折り曲げ可能なひも213によってベルト206に取り付けられて、プラグ部材212が紛失しないようになっている(図10参照)。 ボディ部材210は、ベルト受けスロット216を有する第1セクション214を含んでいる。 ベルト端部204をスロット216に通して、ベルト206の一部218に縫い付けてクリップボディ部材210をベルト206に取り付ける(図16参照)。 あるいは、ベルクロ(登録商標)ファスナをベルト端部208と一部218とに設けて、互いを着脱可能に止めるようにしてもよい。 ベルクロ(登録商標)ファスナを使用すればベルト206の長さが調節できる。
    【0035】
    図11および図12に示すように、ボディ部材210はプラグ部材受けスロット222を有する第2セクション220を含んでいる。 スロット222は、長方形部分224と、三形部分226とを含んでいる。 長方形部分224は、3つの縁228a,228b,228cにより定められる。 縁228a,228cの長さはA で、縁228bの長さはA である。 三角形部分226は、3つの縁230a,230b,230cにより定められる。 縁230a,230cは、交差ポイント232a,232cで縁228a,228cに交わっている。 ここでは縁228a,228cおよび縁230a,230cは、それぞれA 'の間隔がとられ、この場合はA と同じである。 縁230bの長さはA である。 縁230a,230cは縁230bに向かって先が細くなっている。 縁230a,230cと縁228a,228cが、それぞれ点232a,232cにおいて角度αを為す。 ボディ部材210は、第1辺236a,236bと第2辺237a,237bと第1端部238と第2端部239とを有するアウタエッジ234を備える。 これら各部の長さは、順にそれぞれA 、A 、A 、A 、A 、A である。 ボディ部材210は、高密度ポリエチレンや、フィリップス石油社製のソリドール(Solidor、登録商標)などの超高分子重量ポリエチレンや、ポロプロピレンや、ポリオレフィン素材のものが好ましく、これらによれば可撓性があると共に使用に耐える十分な強度を有したものにすることができる。
    【0036】
    ボディ部材210は、組み立てて形成したものでも、あるいは一体成形したものであってもよい。 実際のボディ部材は、長さA が1.25インチ、長さA が1.5インチ、長さがA が0.5インチ、角度αが165度に形成されている。 ボディ部材210は高密度ポリエチレン製で、厚さが0.125インチである。 長さA 〜A はそれぞれ約2.25インチ、2.5インチ、2.25インチ、2.5インチ、3インチ、1.5インチである。 スロット216は長さが約1.5インチ、幅が約0.25インチである。
    【0037】
    図13及び図14に示すように、プラグ部材212は3個の円形ディスクである部材242,244,246を含んでいる。 このディスク244はディスク242と246の間に挟まれて固定されている。 ディスク244の直径Dは、ディスク242,246の直径より小さい。 ディスク244の直径はA 'より小さいが、A より大きい。 ディスク242と246の直径は同じで、尚かつA またはA 以下にし、プラグ212が長方形部分224に通るようにするのが好ましい。 あるいは、ディスク242の直径を長さA より大きくして、ボディ部材210の上面250上に置いて、ディスク244,246が長方形部分224だけを通るようにしてもよい。 ディスク244の厚さt、すなわちディスク242,246の間のスペースは、ボディ部材210の厚さと同じかあるいはそれよりわずかに大きくするのが好ましい(図15参照)。 ボディ部材受け凹部252が、ディスク242,244,246のそれぞれの表面254,256,258により形成されている。 プラグ212は、例えばEPDMゴムのように、Aスケールが60〜70のショア硬度を持つゴム製で一体成形するのが好ましい。
    【0038】
    実際のプラグ212は、ディスク242,246の直径がそれぞれ1.5インチで、ディスク244の直径が0.75インチで厚さが0.125インチとなるように作られている。
    【0039】
    コンベヤ200は、図10および図17〜図19に示すように、ローラ42に固定された複数のスリーブ260を含んでいる。 これらのスリーブ260は、ローラ42上を摺動する中空のほぼ円筒形部材で、ベルト206の幅より少々広い間隔をあけてベルト受け凹部270を形成するように配置される(図17〜図19参照)。 スリーブ260は、止めねじ280でローラ42に固定されている。 3〜4フィート位の十分な長さのベルト206を使うと、上述したような大型のベッドシーツの代わりに標準サイズのベッドシーツが使用できる。 つまり、ツインサイズのベッドマットレスにクィーンサイズのベッドシーツを使うのと対照的に、ツインサイズのベッドマットレスにツインサイズの標準ベッドシーツを使用することができる。
    【0040】
    患者を移動する上記の方法は、シーツ80,80',80”をローラ42にテープ止めするのではなく次に説明するようにクリップ止めする方法を除いて、クリップ202またはテープTのどちらを使ったときも同じである。まず、患者をベッド10から台車付き担架30へ移動する場合、シーツ80の押し込まれている部分を例えば引き抜いて外す。各ベルト206を伸ばし、シーツ80の裏面290をボディ部材210の上面250に置く(図10と図18と図20参照)。次にプラグ部材212を長方形部分の凹部224の真上に位置するシーツ80の上面300に置く。次に各プラグ部材212をシーツ80を押しつけて、縁230a,230cが凹部252に入り込むまで縁230bに向けて移動させる。そして、交差点302,304においてディスク242,244,246と縁230a,230c部分との間にシーツ80が挟まれて固定されるまで、プラグ部材212を端部230bに向けて更に移動させる。これにより、プラグ部材212と縁230a,230bとで、シーツ80を着脱可能にコンベヤ40に取り付ける(図20参照)。
    【0041】
    次にローラ42を既に記載した通りに回転させる。 ベルト206をローラ42に巻き各凹部270にベルト206をガイドするスリーブ260で支持する。 こうすると、シーツ80がローラ42に向かってクリップ202とベルト206によって引っぱられる。 ローラ42をさらに回転させると、各プラグ部材212が各縁230bに向かって移動してシーツ80を各クリップ202にしっかり留め付ける。 さらにローラ42を回転し続けると、各ベルト206とクリップ202がローラ42に巻き付く。 各クリップ202は、ローラ42に巻き付く程度に変形可能なものが好ましい。 ローラ42をさらに回転させると、シーツ80がローラ42に巻き付く(図19参照)。 先に述べたように、このようにして患者100をシーツ80によってベッド10から台車付き担架30へ移動させる。 ローラ42からシーツ80を取り外すには、クリップ202が表れるまでローラ42を逆回転させる。 各プラグ部材212を各縁228bに向かって移動させて、プラグ部材212からシーツ80をゆるめる。 各プラグ部材212をスロット222から外してシーツ80を抜き、各クリップ202がシーツ80から外れる。 このようにして、各クリップ202はシーツ80を着脱可能にコンベヤ40に取り付ける。 既に述べた方法ではいずれも、クリップ202をテープTの代わりに使用することができる。
    【0042】
    クリップ202はまた、ボートカバーや車カバーや折り曲げ可能なカバーやターポーリンなどのシート材料や膜を固定するのに使用できる。
    【0043】
    図21には、本発明に係るコンベヤを有するベッド310(ベッド10と同様のもの)が示されている。 ベッド310は、ヘッドボードとベースボードと脚とマットレス支持フレームとを有するベッドフレームベース312を含んでいる。 マットレス314はマットレス支持フレームによって支持されている。
    【0044】
    図21及び図22に示すように、ベッド310にコンベヤ340が取り付けられている。 コンベヤ340は、患者を移動するために上述のコンベヤ40,200の代わりに使用することができる。 コンベヤ340は、両端部に端部343a,343bを有するローラ342を含んでいる。 端部343a,343bは、それぞれベアリングユニット344に回転可能に支持されているか、あるいは連結されている。 図23に示すように、各ベアリングユニット344は、第1の脚346と、それと一体として取り付けられている第2のL形脚348とを含んでいる。 この第2の脚によって、ローラ342の両端343a,343bを支持するための上を向いて開放されたスロット350が形成される。 脚346を2つの部分に分ける突起352が脚346から突き出ている。 脚346に形成されたC形面356と、脚348の内側面358の一部とにより、ロック凹部354が形成される。 突起352の下端が前記のC形面356の上部を形成している。 ベアリングユニット344は、高密度ポリエチレンや超高分子重量ポリエチレンなどのポリマー素材製が好ましい。 また、各ベアリングユニット344は、脚346に形成された穴370を通る留め具により、あるいは別の方法でベッドにしっかり取り付けられるのが好ましい。 図示していないが、同様のベアリングユニット344を台車付き担架に取り付け可能である。
    【0045】
    ローラ342は、ほぼ円柱形でベッド310の長手方向に大体沿って配置されている。 ローラ342は、アルミニウムや、プラスティックあるいはその他の高分子材料や、グラファイト繊維材や、ファイバーグラス材などの軽量な素材でできていることが好ましい。 またローラ342は鋼鉄など別の素材で作ることもできる。 グラファイト繊維材は引き抜き加工(pulltrude)できる(つまり、グラファイト繊維樹脂合成物がダイから引き抜かれる。これは当技術分野では周知である)。 ローラ342は第1端343aに間隔を開けて設けた二つのカラー部材372,374を含んでいる。 カラー部材372,374の間にジャーナル部376が形成される。 ローラ342の第2端343bには間隔を開けて二つのカラー部材378,380が設けられている。 ジャーナル部382は、カラー部材378,380の間に形成される。 ジャーナル部376,382は各ベアリングユニット344にそれぞれ着脱可能に支持されている。 具体的にはジャーナル部376,382はロック凹部354に位置し、ベアリングユニット344の各C形面356と接するように設けられている。 カラー部材372,374の間隔はベアリングユニット344の厚さより大きい。 カラー部材378,380の間隔についても同様である。 突起352とL形脚348の上部との間隔はジャーナル部376,382の直径より小さい。 このようにしてローラ342はベアリングユニット344に容易に支持される。
    【0046】
    ローラ342の一方の端にハンドル384を取り付ける。 ハンドル384は取っ手部385と接続部386,388を含んでいる。 接続部388の断面は正方形で、ローラ342の両端に形成された正方形孔390(図25参照)に摺動可能に支持されるよう設けられている。 カラー部材374,378の間にはローラ342の長さ方向に沿ってベルクロ(登録商標)細片392を設ける。
    【0047】
    図21と図22と図24aにローラ342に着脱可能に固定したストラップつまりベルト400を示す。 ストラップ400を4本設けるのが好ましいが、患者を移動できればこれより多くても少なくても構わない。 各ストラップ400は第1 側面 402と第2 側面 404を含んでいる。 ベルクロファスナ(登録商標)406,410、つまり当技術分野では周知であるフックとループのファスナをストラップ400の第1 側面 402の両端に取り付ける。 ベルクロ(登録商標)ファスナ408をストラップ400の第2 側面 404の中央部分に取り付ける。 ストラップ400の一方の端416にクリップ418を取り付ける。 クリップ418はすでに記載したボディ部材210とプラグ部材212と同様のボディ部材419とプラグ部材420を含んでいる。 ストラップ400をローラ342の長さ方向に沿って間隔を開けて設ける。 ストラップ400は、織ったポリエステルや織ったポリプロピレンやコットンなどの折り曲げ可能な素材で作られている。 ストラップ400は少なくともベッドシーツの幅と同じ長さにするのが好ましい。 ファスナ408(ループファスナ)の長さは、ストラップ400がローラ342に完全に巻き付いた時にファスナ408がファスナ410(フックファスナ)に着脱可能に固定されて、ローラ342が動いていない時にストラップ400が外れないようにできる程度にする。
    【0048】
    プラグ部材420がなくならないように折り曲げ可能なひも422でストラップ400に止め付けておく。 クリップ418はプラグ部材受けスロット424とベルト受けスロット426を含んでいる。 ボディ部材419は高密度ポリエチレンや、超高分子重量ポリエチレンや、ポリプロピレンや、別のポリオレフィンなどの適度に折り曲げ可能でありながら、使用に耐える充分な強度がある材質で作られるのが好ましい。
    【0049】
    プラグ部材420はゴム製の円形ディスクを3個含んでいる(図24aおよび図24b参照)。 プラグ部材420はプラグ部材受けスロット424の一部を通って、それからプラグ部材受けスロット424の他の部分でスロット424の両側部に噛み合って、シーツをプラグ部材420とクリップボディ419との間に挟むようにしている。
    【0050】
    ローラ342にシーツ430を取り付けるには、図21に示すように、先ずストラップ400を患者の体重分布に合わせてローラ342に間隔を開けて配置する。 体重の重い患者を移動させる場合は、患者の尻あるいは胴の部分にストラップ400を2本並べて配置する。 また状況によっては、患者を移動させるためにストラップ400の位置を等間隔にするなどして変えることもできる。 次に、各ストラップ400のベルクロ(登録商標)ファスナ406をベルクロ(登録商標)細片392に着脱可能に固定する。 ファスナ406はループファスナかフックファスナのいずれかであるが、ベルクロ(登録商標)細片392はベルクロ(登録商標)ファスナ406とは反対側のものにする。 ストラップ400は、すべてのストラップがローラ342に少なくとも1.5回転巻き付くまでローラ342が回転できるような長さにするのが好ましい。 こうすることによって、ストラップ400がピンと張った時に、ファスナ406がローラ342のベルクロ(登録商標)細片392から外れないようにしている。 次にクリップ418を図21に示すようにシーツ430の一方の縁432に近いところに留める付ける。 各ストラップ400を伸ばしてシーツ430の上端をクリップボディ419の下側の面に合わせる。 次にプラグ部材420をプラグ部材受けスロット424の真下に位置するシーツ430の下側の面に合わせて配置する。 次に各プラグ部材420をシーツ430に押し込んでからプラグ受けスロット424の狭い部分に向かって移動させる。 シーツ430がプラグ部材420とプラグ受けスロット424を形成する縁との間に挟まれて締め付けられるまでプラグ部材420を移動させて、プラグ部材420とプラグ受けスロット424に形成された縁部分でシーツ430がコンベヤ340のローラ342に着脱可能に取り付けられる。
    【0051】
    患者を台車付き担架からベッド310へ移動させる時は、台車付き担架(図示せず)上のシーツ430の上側の面に患者を寝かせ、ハンドル384をローラ342の長手方向軸の周りで回転させてローラ342を回転させる。 ストラップ400をまずローラ342に巻き付けて、ストラップがローラ342の上接線450に巻き付くようにすることが好ましい。 こうするとシーツ430がクリップ418とストラップ400によってローラ342に向かって引っぱられる。 ローラ342の第1方向への回転によって各プラグ部材420が各プラグ受けスロット424と噛み合って、シーツ430が各クリップ418にしっかり固定される。 さらに、ローラ342の回転によってローラ342のジャーナル部376,382がベアリング面として機能するC形面356に向けて引き込まれて接する。 突起352によって形成されたC形面356の上部によって、ジャーナル部376,384が巻き上げ中にベアリングユニットから滑り落ちるのを防いでいる。 さらにローラ342を回転することにより、シーツ430の上面434に寝ている患者が台車付き担架からベッド310に向けて移動され、ストラップ400とクリップ418がローラ342に巻き付けられる。 クリップ418はローラ342に巻き付けられるように折り曲げ可能なものが好ましい。 ローラ342をさらに回転し続けると、シーツ430がローラ342に巻き付く。 このようにして患者は台車付き担架からベッド310へシーツ430によって移動される。 回転とともにシーツ430がマットレス322の上面434を摺動する。 患者がベッド310の上に移動したら、ローラ342をクリップ418が表れるように逆回転させてシーツ430をローラ342から外す。 各プラグ部材420をプラグ受けスロット424から外して、各クリップ418をシーツ430から外す。 次にジャーナル部376,382を各ベアリングロック凹部354から持ち上げて外してローラ342をベッド310から外す。 上記の方法の逆を行えば患者をベッドから台車付き担架へ移動させることができる。
    【0052】
    病院のベッドの長さはまちまちである。 これは、マットレスを動かして患者の位置を移動させる電動ベッドのように、ベッドのフレームの長さが違うことに起因する。 しかしこのような場合は、ローラ342に図27〜図32に示すような変更を加えればよい。 ローラ342を入れ子式機構500にする。 入れ子式機構500は、コンベヤ340のうちで端部343aと、カラー部材372,374と、ジャーナル部376と、ハンドル384とを取り替える。 ハンドル501を入れ子式機構500の一方の端部に固定する。 ローラ3 (第1長手方向伸長部材)の一方の端部に六角形の穴を形成し、六角形入れ子部材502 (第2長手方向伸長部材)をローラ342の上記端部に摺動可能に支持させる(図27および図28参照)。 六角形の透孔を有するスリーブ504を六角形入れ子部材502で摺動可能に支持する。 細片392と同じ種類のベルクロ(登録商標)ファスナ505をスリーブ504に取り付ける。 六角形入れ子部材502の一方の端部に凹みジャーナル部506を形成する。 凹みジャーナル部506に接する入れ子部材502によりガイド面508,510が形成される。 先端キャップ512を入れ子部材502の一方の端部に取り付ける。 先端キャップ512は図32に示すような四角形の穴513を含んでいる。
    【0053】
    ハンドル501は、部分514a,514b,514cを含んでいる。 ハンドルの各部分514a,514b,514cは互いに回転可能に軸止めされており、真っ直ぐにして(図27に想像線で示す)、図29に示すように穴513に滑り込ませることもできる。 部分514a,514b,514cの断面は四角形である。 ハンドル501は長手方向に真っ直ぐに伸ばすと、穴513と入れ子部材502に設けられた穴を通して入れ子部材502に摺動可能に納めることができる。
    【0054】
    部分514cの外側の周囲の長さは、スロット513よりわずかに小さくする。 こうしてハンドルの部分514cを長手方向軸Xの周りで回転させてローラ342を長手方向軸Xの周りで回転させる。 押さえ514dをハンドル501に取り付けて、図29および図31に示すようにハンドル501が穴513に入り込んだ時に押さえ514dがエンドキャップ512と接するようにする。
    【0055】
    使用する際は、ストラップ400はベルクロ(登録商標)細片392とスリーブ504のベルクロ(登録商標)細片505の両方に設けることができる。 凹みジャーナル部506をベアリングユニット344で着脱可能に支持する。 上記のように変更を加えたローラの動作は、ベッド310の長さに合わせてコンベヤ340の長さを変えること以外は、すでに記載したローラの動きと同じである。 具体的には、六角形入れ子部材502をローラ342に設けたに滑り込ませたり、出したりすることによってコンベヤ340の全体の長さを変えている。 ストラップ400はスリーブ504のベルクロ(登録商標)細片505に取り付けるのが好ましい。 この場合もすでに記載したようにストラップ400をベルクロ(登録商標)細片392に取り付けるのと同様である。 長手方向軸Xの周りでハンドル501を回転させて入れ子部材502を長手方向軸の周りで回転させ、これによりスリーブ504とローラ342を長手方向軸の周りで回転させる。 これはハンドル501がエンドキャップ512と連動し、入れ子部材502がスリーブ504とローラ342とエンドキャップ512が長手方向軸Xの周りで連動するためである。
    【0056】
    患者を台車付き担架からベッド310に移したあと、ローラ342をすでに記載したようにベアリングユニット344から外し、ハンドル501を入れ子部材502の中に滑り込ませ、さらに入れ子部材502をローラ342の中に滑り込ませると、図29および図31に示すようなコンパクトなデザインになる。 あるいは、ローラ342をベアリングのジャーナル部506,382でベッドに永久的に固定してもよい。 また、ハンドル501は折り畳めないハンドル384に置き換えても良い。 さらに、入れ子式機構としては、ローラ342の一方の端部のみに設けずに両端部に設けてもよい。
    【0057】
    さらに図33にローラ342の別の実施例を示す。 入れ子部材502'は、円形穴を介してローラ342に摺動可能に支持されている。 入れ子部材502'には長いスロットを設けている。 ピン503'をローラ342の一方の端部に取り付けて前記スロットを貫通させてX軸に沿って部材502'を摺動可能に導くようにしている。 円形穴を有する円筒形スリーブ504'は部材502'上で摺動可能に支持されている。 ベルクロ(登録商標)細片505と同様のベルクロ(登録商標)細片505'をスリーブ504'に取り付ける。 ピン506'をスリーブ504'に取り付けて、前記スロットを摺動可能に貫通させる。 カラー部材372,374とジャーナル部376(すでに記載した)を、部材502'の一方の端部に設ける。 すでに記載した部分514a〜514cを有するハンドル501をカラー部材372に取り付ける。 ハンドル501は、図27の実施例に示すハンドルと同じように、カラー部材372に形成された四角形のスロットを通るように設けられている。 ジャーナル部材376は、すでに記載したベアリングユニット344に摺動可能に支持されるように設けられている。 図33に示すローラ342の特徴は他に示すローラ342と同様である。 ローラ342の長さはローラ342に設けた穴から部材502'を伸ばすことによって、あるいは引っ込ませることによって変えられる。
    【0058】
    図34および図35はストラップ600の別の実施例を示している。 このストラップ600は下記の点を除いてストラップ400と同様である。 ベッドシーツは患者独自の体重分布に応じて異なる伸び方をし、患者を移動することはできるが、シーツの伸びの違いによって患者の体を屈曲させてしまうことが分かった。 この問題を克服するには、ストラップ600がベルクロ(登録商標)フックファスナ部610とこれに隣接するベルクロ(登録商標)ループファスナ部612とを有するようにする。 ストラップ600のクリップ受け端部613によって、クリップ419を着脱可能に支持する。 具体的にはストラップ600のクリップ受け端部613をクリップ418のスロット426に通して巻いて、ベルクロ(登録商標)フック部610がベルクロ(登録商標)ループ部612に接して着脱可能に留め付けられるようにする。 次にストラップ600をストラップ400の場合と同じ方法でローラに留め付け、さらにクリップ418を先に記載の方法と同じ方法でシーツ430に着脱可能に留め付ける。 次にローラ342を先に記載の方法と同じ方法で少なくともストラップ600の一つがピンと張るまで巻く。 この時、ローラを回転させる人は大腿部をローラ342に当て、ローラ342のジャーナル部376,382をベアリング面356に押し当てるようにし、ローラが長手方向軸Xの周りで回転しないようにする。 次にベルクロ(登録商標)各部610,612を互いに離し、各ストラップ600がピンと張るまで各ベルクロフック部610を引っぱってファスナループ部612に着脱可能に再度固定することにより、全てのストラップ600をピンと張らせる。 各ストラップ600についてこの作業が終わったら、ローラ342を先に記載の方法で巻き付ける。 尚、ベルクロ各部610,612をバックルに置き変えてストラップ600の長さを調節することもできる。 この場合、バックルはストラップがローラの周りに巻き付くのをさまたげないようなものでなければならない。
    【0059】
    あるいは、大腿部でローラの回転を防ぐ代わりに図36に示すようなラチェット機構(pawl and ratchet arrangement)640を設けてもよい。 図示するラチェット機構640は図21〜図27の実施例において使用しているが、すでに記載したローラのすべてに使用することができる。 ラチェット機構640は、カラー部材372に接するローラ342の一方の端部に固定された歯付きラチェットホイール642を含んでいる。 ばねで付勢される爪644をベアリングユニット344のうちの一つのベアリングユニット344の側壁に取り付ける。 トーションスプリング(図示せず)を爪644に固定して、ベアリングユニットの前記側壁が爪644をストッパ646に当接させる。 このストッパ646は、ベアリングの側壁に固定されると共にそこから突出している突起などである。
    【0060】
    ローラ342を先に記載の通りにベアリングに固定する。 ローラが長手方向軸Xの周りを第1の締める方向(時計回りに)に回転されると、ストラップ600の少なくとも一つがぴんと張ってくる。 ローラがC形面356に向かって引っぱられ、爪644がラチェットホイール642と嵌合して、爪644がラチェットホイール642の各歯648の間に入り込む。 第2の方向(即ち、時計回りと逆の方向)にローラを回転させてローラの巻きを解こうとしても、ラチェット機構640によって阻止される。
    【0061】
    ストラップ600の残りの部分は既に記載の方法で調節することができ、こうしてローラ342が患者を移動する。 図36に破線で示すように嵌合しない位置で爪を回転させるか、あるいはストラップ600をシーツからすべて弛めてローラ342をC形面356から外して開放端部スロットを通してベアリングユニット344から外すことによって、ローラは簡単に外れる。
    【0062】
    病院ベッドの種類によっては、ベアリングユニット344をヘッドボードあるいはベースボードにうまく固定することができない。 この場合は、図37〜図39に示すチューブ700でベアリングユニット344をベッドフレームに着脱可能に固定する。 たいていの場合、チューブ700はベッドフレームの4隅に前もって設けてあり、患者に点滴(IV)の薬品を供給するバッグを支持するポストを支えるための点滴(IV)チューブホルダとして使用されている。
    【0063】
    図38および図39に示すように、ベアリングホルダ702が設けられている。 ベアリングホルダ702は、チューブ700によって支持されるように設けられている長手のポスト704を含んでいる。 ポスト704は長方形の上部と円筒形あるいは円柱形の下部とを含む。 下部の下端部にはスロットが形成されて、各チューブ700内にあるピン706に噛み合うように設けられている。 ポスト704の上部にはプラスチック製のスペーサブロック708が固定されている。 次に(先に記載した)ベアリングユニット344をポスト704とスペーサブロック708にボルト710で固定する。 このポストは”4140”工具鋼などの高強度の鋼鉄で作られているのが好ましい。
    【0064】
    使用する際は、2個のベアリングホルダ702をベッド310の片側部の両端部に位置するチューブ700内に設けて、ベアリング組立体344がベッドから外側に向きポストスロットがピン706とそれぞれ噛み合うようにする。 ローラの両端部343a,343bをベアリング組立体344にそれぞれ固定し、ストラップ400を先に記載の通りにシーツに止め付ける。 同様のチューブ700を台車付き担架にも設ければ、ローラ342とベアリングホルダ702をベッドにつけたのと同様に台車付き担架にも着脱可能に取り付けることができる。 患者が移動したら、ローラ342とベアリングホルダ702をベッドから外した方がよい。
    【0065】
    別の構成では、ベアリング組立体344とベアリングホルダ702にローラを永久的に固定して、ベアリング組立体のすべてをチューブ700によって着脱可能に支持するようにしている。
    【0066】
    図40に、ハンドル384を除いてローラ342と同様のローラの他の実施例を示す。 カラー部材372に駆動機構800を固定した。 この機構は米国特許第5,340,266号に開示した駆動機構と同様のものである。 駆動機構800は、一端部がカラー部材372にしっかり止め付けられた大体が円筒形のカップリング802を含んでいる。 まっすぐな長い長方形のスロット804がカップリング802の脇を通っている。 断面が長方形のクランクハンドル806が、スロット804によって摺動可能に支持されるよう設けられている。 ハンドル384と同様に、ハンドルの延長部808によって使用者はハンドル806をX軸の周りで回転させることができる。 患者を移動した後、ハンドル806はスロット804から取り外すのが好ましい。 ハンドル延長部808が床に着いてハンドル延長部808を誰も握っていない時には、ハンドルのベース部810をスロット804から外しておけるように設けられている。 こうすることによってローラをハンドルで回転させる以外でローラが回転している時に、つまり巻き上げたシーツをローラから引っ張ってクリップを露出させてシーツをストラップから外す時などに、ローラの回転中に側にいる人がハンドル806に当たらないようにしている。 ハンドル806は本文記載のどのローラにも組み込むことができる。
    【0067】
    図41に、先に記載のすべてのコンベヤと同様のコンベヤ900をベッドのヘッド側に取り付けた本発明の他の実施例を示す。
    【0068】
    この方法では、シーツ430をコンベヤ900のローラに巻き付けることによって、患者をベッドの足側からベッドのヘッド側に向けて移動させることができる。 好ましくはチューブ700とベアリングホルダ702を設けて、患者が移動し終えたらコンベヤを外せるようにするのがよい。 この構成では、コンベヤ900をベッドの足側に固定して患者をベッドの足側へ引っぱることもできる。 コンベヤ900に入れ子部材を設けて、その長さを十分に調節可能にしてベッドのヘッド側でも足側でも、あるいはベッドの側部にも取り付けられるように設けるのが好ましい。
    【0069】
    図42〜図44に、車椅子に変換可能な台車付き担架に関する本発明の別の実施例を示す。 ガーディアンプロダクツ社(Guardian Product, Inc.)(カリフォルニア州91331、アリエタ、ウェントワースストリート、12800)が台車付き担架へ変換できる車椅子をMedi−Chairの登録商標で現在販売している。 この変換可能台車付き担架は本分野では周知である。 図42及び図43には、Medi−Chair変換可能台車付き担架No. 020−0205型とno. 020−0206A型などの台車付き担架1000を示す。 この台車付き担架1000は、台車付き担架の状態(図42)と、車椅子の状態(図43)とを有する。 変換可能台車付き担架1000は、フレーム1002と、このフレーム1002に取り付けた患者支持部材1004を含んでいる。 中空のチューブホルダ1006を、好ましくはボルト止めあるいは溶接によって変換可能台車付き担架1000のヘッド部1008と足側部1010に固定する。
    【0070】
    図42および図44に示すように、それぞれが水平ポスト1014を含むベアリングホルダ1012を2個設けている。 ポスト1014は、チューブホルダ1006にそれぞれ着脱可能に支持されるように設けられている。 ベアリングホルダ1012は、ベアリングユニット344がファスナ710によって垂直ポスト708に取り付けられている点でベアリングホルダ702と同じである。 ベアリングホルダ1012の場合、垂直ポスト704を図44に示すように水平ポスト1014に取り付ける。
    【0071】
    患者をベッドから変換可能台車付き担架1000へ移動する方法を次に説明する。 先ず、変換可能台車付き担架1000を図42のように台車付き担架の状態にして、シーツ上に患者が横になっているときのベッドに近付ける。 次にベアリングホルダ1012をヘッド部1008と足側部1010にあるチューブホルダ1006内に摺動可能かつ着脱可能に支持して、ベアリングユニット344が台車のベッドから遠い方の側部に並ぶように配置する。 次にローラ342をベアリングユニット344で支持し、仮想して示したシーツ430を仮想して示したストラップ400に先に記載の通りに着脱可能に固定する。
    【0072】
    次にコンベヤ340のハンドルを回転させて患者を変換可能台車付き担架1000へ移動させ、患者の頭部が好ましくは担架のヘッド部1008の近くに、患者の足が足側部1010の近くにくるようにする。 次にシーツをローラ342から外し、コンベヤ340とベアリングホルダ1012を変換可能台車付き担架1000から外す。 シーツの端部を患者の下に折り込んで、変換可能台車付き担架1000を図43に示すような車椅子に変換する。 患者をベッドに戻すには、変換可能台車付き担架1000を車椅子の状態から担架の状態に変換し、それから先に記載の方法と逆の方法で患者を台車付き担架1000からベッドへ移動させる。 この場合、コンベヤ340を台車付き担架1000から遠い方のベッドの側部に取り付ける点を除いては、先に記載した患者を台車付き担架1000からベッドへ移動させる方法と同じである。
    【0073】
    先に記載の方法で、各クリップおよび各ストラップを使って、ストラップをシーツまたは膜へ取り付ける。 巻いた状態のストラップを解くときは、一人の人が4個以上のクリップを一度に掴んで同時にストラップをローラから解くことができないので、ストラップは別々に解くことになる。 そのため、掴まれないストラップは巻いたままにする一方、掴まれたストラップが引かれて、そのままローラを回転させる。 つまり、ストラップは位相を変えてしまい、操作する人が巻き残っている方のストラップを解いて、掴んで引っぱり戻したストラップと同じ長さにするまでに時間を要してしまう。 この特別な時間は、ローラに取り付けられたすべてのクリップ(普通は3個)を一つの統合的クリップ機構1100にまとめることによって無くすこともできる。 こうすることによって操作する人はクリップ機構1100の中心部を片手で掴むことができ、一度に数本のストラップを引っぱることができる。
    【0074】
    図45に詳しく示すように、クリップ機構1100は、この長手方向に沿って等間隔に設けた3個のクリップ部1110を含んでいる。 クリップ機構1100は二つの統合部1120を含み、通常はプラスチック製である。 複数の穴1122を設けてクリップ機構1100の重さを軽くしている。 各クリップ部1110は、クリップ部1110のボディ1128に一体成形のヒンジ1126によって固定された薄いプラスチック膜1124を含んでいる。 膜1124にはガイドスロット1130が設けられている。 クリップ部1110にはストラップ400が通るストラップスロット1132が設けられている。
    【0075】
    あるいは、クリップ部1110を図46および図47に示すような個別のクリップ1134としてもよい。 同様の部材には同じ符号を使用している。 図47から分かるようにヒンジ1126は一体成形ヒンジで、膜1124がボディ1128に対して、曲がり若しくはヒンジの周りを回転できる位の薄さがよい。 クリップ1134は高密度ポリエチレンなどのプラスチック製が好ましい。 クリップ1134は、図27〜図32に示す変更を加えたローラの装置においてクリップ機構1100と共に使用する。 この場合、クリップ機構1100をローラ342と共に使用し、またクリップ1134は入れ子機構500と共に使用する。 こうすることによって操作する人がクリップ機構1100の中心部を片手で掴んで、一度に数本のストラップをひっぱることができる。 開いた方の手で残りのクリップ1134を引っぱることができる。 このクリップ1134は入れ子機構500に固定されているものである。 こうしてベッドに設けられたベアリング内のローラによって、一人で一度にすべてのストラップを引っ張って同じ長さにすることができる。
    【0076】
    図48Aおよび図48Bに示すように、プラグ212,420と同様のゴムプラグ1150を設ける。 プラグ1150は互いに連結している五つの円形ディスク1152,1154,1156,1158,1160を含んでいる。 ディスク(第3のディスク) 1156の直径はディスク(第1のディスク) 1160の直径より大きい。 ディスク1160の直径はディスク(第5のディスク) 1152, ディスク(第2のディスク) 1158の直径より大きい。 ディスク1152,1158の直径はディスク(第4のディスク) 1154の直径より大きい。 ディスク1154は膜1124内のスロット1130に摺動可能に支持されている。 スロット1130の幅”w”はディスク1154の直径より少々大きい。 ディスク1152,1156は膜1124の両側に位置する。 膜1124の一部がこれらディスクの間に挟まれる。 ディスク1152,1156の直径はスロット1130の幅”w”より大きい。 膜1124はディスク1156,1152の間にはさまれている。 ディスク1154の厚さは膜1124の厚さより大きい。 ボディ1128の一部はディスク1156,1160の間にはさまれるように設けられている。 ディスク1156,1158,1160はプラグ組立体1162を構成し、この組立体1162はプラグ部材420と同じ寸法である。 図49に示すように、プラグ組立体1162は、プラグ部材420がクリップ418と相互に作用するのと同じようにボディ1128と相互に作用する。
    【0077】
    同じく図49に示すように、膜1124は折り曲げ可能にして、プラグ1150がクリップの先端に向かってスロット1130にそって移動して、ベッドシーツがボディ1128とプラグ組立体1162の間に挟まれるようにする。 プラグを先端からスロット1132に向けて移動することによって、図47に仮想して示すように、ディスク1160がプラグ組立体1162をシーツから外し、ディスク1160が凹部1164を通るようにしている。 膜1124とディスク1152,1154,1156との構成によって、プラグ1150がボディ1128と嵌合していない時にプラグ1150が紛失するのを防ぎ、またシーツとボディ1128とプラグ1150を簡単につなぐことができるようにしている。
    【0078】
    先に記載の通り、ゴムプラグ212,420はプラスチッククリップ202,418に紐などで繋がれている。 この構成では、操作する人がプラグを置いて、正しく配置し、それからクリップに挿入しなければならない。 クリップ機構1100とクリップ1134によれば、プラグ1150がクリップ機構1100とクリップ1134の近くで常に正しい向きに保たれる。 このため時間の節約に成ると共に、操作する人が片手でシーツをクリップ止めすることができる。 スロット1130の長さは、プラグ1150とクリップボディ1128との間にシーツを挿入できる程度に、プラグ1150がボディ1128のV字形部1140から離れられる位にする。 スロット1130の長さは、プラグがV字形部1140に摺動して入り込んでシーツを掴むことができる位にする。 一般的な構成では、シーツをプラグ1150とクリップボディ1128の間に取り付けてしまえば、操作する人は親指をプラグ1150とシーツの上部に置き、中指をプラグ1150の最も下のディスクにおいてプラグ1150だけを握り、次にプラグ1150を(親指とプラグ1150の間に挟まれているシーツと一緒に)ベッドユニットから摺動させる。 プラグおよびシーツは、クリップボディ1128に形成されて凹部1164を有する穴にぴったり入る。 次にプラグおよびシーツを、クリップボディ1128のV字形部1140に押し込まれるまで、ベッドに向けて摺動させる。
    【0079】
    図50A〜図50Bにローラ420と同様であるが、一部変更を加えた中空グラファイトローラ1165を示す。 これはローラ420のベルクロ(登録商標)細片392に代えて、複数の金属製ストップクリップあるいはブリッジ状のストラップ用係止点1166を設けている。 図50A〜図50Cに示すように、複数部材から成る分割ハンドル501と同様に2箇所で分割されたハンドル1167がローラ1165の両端部で摺動可能に支持されている。 ストップクリップ1166は通常は金属製ブラケットで、二つの端部1168と、一段高くなった中央部1169とを有している。 高くなった中央部1169とローラ1165の外側面の一部の間に通路1170が設けられている。 両端部1168は機械的留め具あるいは接着剤のどちらかでローラ1165に固定されている。
    【0080】
    図51にストラップ600と同様の折り曲げ可能なストラップ1171を示す。 このストラップ1171は、織ったポリエステルや織ったポリエチレンやコットン等の折り曲げ可能な素材1172を含んでいる。 ストラップ1171はもつれないようにできるだけ短くするのが好ましい。 ベルクロ(登録商標)ファスナのフック素材1174をベルト前端部に取り付ける。 このベルトはクリップ1134あるいはクリップ部1110のスロット1132を通るように設けられている。 ベルクロ(登録商標)ファスナのループ素材1176を、折り曲げ可能素材の中央部のフック素材1174と同じ側に取り付ける。 ストラップ1171とクリップ1134あるいは機構1100との長さは、ストラップの第1端部をクリップストラップスロット1132に通してフックファスナ部材1174をループファスナ部材1176に図34と図35に示すように固定してから調整する。 ベルクロ(登録商標)ファスナのフック素材1178を、ストラップ1171の折り曲げ可能素材1172の中央部でその裏側に固定する。 端部1179はストラップ1171の折り曲げ可能素材1172を数回折り畳み、折り重なった部分を縫い止めるなどして重なりを固定する。 端部1179の高さ1180は通路1170の高さ1182より大きい。 このようにして各ストラップ1171の各前端部1184を通路1170に通し、ストラップ1171を引っぱって端部1179が図50Aおよび図50Bに仮想して示すように各ストップクリップ1166により止められるところまでもってくる。 つまり、ストラップ1171を端部1184からストップクリップ1166を通して送り込み、ストラップ自体を3〜4回折って縫い留めたストラップの重なった部分で端部1179に止まるようにしている。 このようにすればストラップに積極的なストッパを作ることができ、先に記載したようにベルクロ(登録商標)ファスナでストラップをローラに固定する場合に2回以上ストラップを巻く必要があったことを不要にできる。 以上の過程を逆にたどれば、ストラップ1171をローラ1165から外すことができる。 折り込んで止めたストラップに代わり、他の種類の止め機構を利用することができる。 例えば、高さ1180を有するか、あるいは幅が通路の幅より大きくて、ストラップの端部1179に固定されたプラスチックブロック等である。
    【0081】
    図52と図53にベアリングユニット344と同様でこれに代わって使用することができるベアリングユニット1200を示す。 ベアリングユニット1200はボディ1202と脚1204,1206,1208,1210を含み、これらの脚により凹部1212,1214,1216が形成される。 ローラ1165のジャーナル部1220は、ベッドの形によってベアリングスロットあるいは凹部1212,1214,1216のいずれかに支持されるように設けられている。 図50Aに示すローラ1165のカラー部材1222,1224は、ベアリングユニット1200の厚さ寸法より大きな間隔を開けて設ける。 各ベアリングユニット1200はカラー1222と1224の間に着脱可能に設けられている。 使用する際は、ローラ1165の両端部にあるジャーナル部1220は各スロット1212,1214,1216によって支持されている。 シーツを先に記載の方法でローラに取り付ける。 ローラ1165の回転によって、ジャーナル部1220がC形面1230,1240,1260のいずれかに向けて引っぱられる。 ベアリングユニットがポスト704に固定されるように、ねじ穴1270を設けている。
    【0082】
    病院ベッドの多くが共通の特徴を持っている。 つまり点滴用支柱の支持ソケットが備え付けになっている。 多くの病院ベッドは、ソケットの内径が同じで、直径が3/4インチのロッドを受けられるようになっている。 ほとんどの場合、ソケットが本患者移動システムを利用して患者を移動する場合に生じる負荷に耐えられる強度を持っている。 よって、図37〜図39に示すソケットは本患者移動システムを支えるにはちょうど良いものである。 ソケットの直径は一定であるが、ソケットの横方向の位置と垂直方向の位置は一定ではない。 しかし、ほとんどの場合、三つのベアリング垂直位置ですべてに間に合わせることができる。 ベアリングユニット1200は、最も共通する垂直位置を提供することができる。 またベアリングユニット1200は、ローラのジャーナル部1220をベアリングスロットあるいは凹部1212,1214,1215のいずれかに挿入するだけでベッドに合わせて選択可能な一連の高さを提供するものである。 図52と図53は異なる高さの三つのみの位置を有するベアリングユニットを示しているが、ベアリングボディをより長くすればさらにいくつかの凹部をもうけることができるし、二つの位置にすることもできる。 凹部の横方向の位置についても変えることができる。
    【0083】
    図54は図27〜図32に示す実施例と同様の本発明のさらなる実施例を示している。 同様の部材には同様の符号を使用している。 断面がほぼ六角形のローラ1300を設けている。 ローラ1300の両端部にはカラー1302,1304,1306を設けている。 カラー1302,1304の間に円柱形のジャーナル部1308を設けている。 ローラ1300の一方の端部を先に記載した入れ子機構500のような入れ子式にする。 尚、ここでも同様の部材には同様の符号を使用している。 入れ子機構 500は、分割ハンドル501と、六角形入れ子部材502と、スリーブ504とを含んでいる。 ローラ1300の一方の端部に六角形の穴を設けて入れ子部材502を摺動可能に支持している。 スリーブ504は六角形の孔を有し、その孔に入れ子部材502を摺動可能に支持する。 スリーブ504にはベルクロ(登録商標)細片505を取り付ける。 入れ子部材502の一方の端部に凹み円筒形ジャーナル部506を設ける。 凹みジャーナル部506に接する入れ子部材502によりガイド面508,510が形成される。 入れ子部材502の一方の端部にエンドキャップ512を取り付ける。 このキャップ512はハンドル501と共に作用する。
    【0084】
    複数のローラスリーブ1310はローラ1300上に摺動可能に支持されている。 各ローラスリーブ1310は中空で六角形の通路を形成している。 ローラスリーブ1310の通路はローラの断面形状と同じ幾何学形状であることが好ましい。 各ローラスリーブ1310は、先に記載したようなストップクリップ1166を含んでいる。 先に記載したように、ストラップ1171を設けて各ストップクリップ1166と共に作用する。 あるいは、改良したストラップ1171を設けてもよい。 ここでの改良したストラップ1171は、強化した端部1179以外は先に記載のストラップ1171と同様である。 ここでのストラップ1171の改良した端部1179では、ベルクロ(登録商標)ファスナのフック部とループ部を既に記載の通りに設ける。 そして、端部1179をストップクリップ1166に通して、各ストラップにストップクリップの中央部1169に巻き付く固定ループを形成する。 この固定ループは、フック部がループ部に接して形成される。 クリップ1312はすでに記載したクリップ1134と同じように着脱可能にストラップに固定する。 あるいは改良したストラップ1171を使えば、ストラップの長さが改良したストラップ1171の両端部で調節することができる。 このようにして改良したストラップ1171は、ストップクリップ1166と接する改良したストラップ1171の両端部で調節してぴんと張るようにすることができる。 ストラップがスリーブ1310の周りで回転する時に、改良したストラップ1171の1本以上の長さや張り具合を再調節する必要が生じるかもしれない。 この調節は、ストラップ600により為されるようにクリップ1312に接するストラップ端部で行うことができる。 ここでのストラップの長さとは、符号1350で表した距離を意味する。 すなわち、各スリーブ1310とクリップ1312の間の距離である。
    【0085】
    ローラ1300はベッドあるいは台車付き担架に、すでに記載のローラの場合と同じように固定されている。 ローラ1300を取り付けて、ストラップ1171をローラ1300を通る長手方向軸Xにそって移動して配置する。 ストラップも先に記載の通りスリーブ504に固定する。 次にシーツを先に記載のプラグで先に記載の方法でクリップ1312に止め付ける。 次にストラップ1171とスリーブ504に固定されたストラップをもう一度締め直してピンと張らせる。 そしてローラ1300をハンドル501により回転させて、スリーブ1310,504を長手方向軸Xの周りで回転させながら長手方向軸Xにそって移動させる。 スリーブ1310,504は、ローラ1300と入れ子部材502の六角形の面がスリーブ1310,504の内側面とそれぞれ連動し、あるいは伝動するように(drivingly)嵌合することによって前記X軸の周りで回転する。 ローラ1300を回転させながら、ストラップ1171の全てとスリーブ504に固定されたストラップとを前記X軸にそって移動させるようにすると良い結果が得られることが分かった。
    【0086】
    図55〜図56に別のスリーブ1314を有するローラ1300を示す。 スリーブ1314はローラ1300に摺動可能に支持されている。 また、ストップクリップ1166の代わりにスリーブ1314の外側面にベルクロ(登録商標)ファスナ1316を取り付けたことと、ストラップ1171の代わりにローラ1300にストラップ600を着脱自在に取り付けたことを除いて、スリーブ1314はスリーブ1310と同様である。
    【0087】
    図57にポスト704以外はベアリングホルダ702と同様のベアリングホルダ1400を示す。 同様の部材には同様の符号を使用している。 ベアリングホルダ1400は、チューブ700(図37〜図39と図58に示す)によって支持されるように設けられた細長のポスト1402を含んでいる。 ポスト1402は、長方形の上部と、ポスト1402の底端部に形成された90度間隔の4個のスロットによって形成された十字形スロット1404とを含んでいる。 十字形スロット1404は、ポスト1402がピンと嵌合するように各チューブ内のピンを受ける。 ポスト1402の上部にはプラスチックスペーサブロック708が固定されている。 さらにポスト1402とプラスチックブロック708にはボルト710で(既に記載の)ベアリングユニット344を固定している。
    【0088】
    図59には8個のチューブ700を有するベッド310を示した。 チューブ700内にピン706が設けられている。 一組のチューブ700をベッド310の両側部と、ベッド310のヘッド部と足側部とに配置する。 このような構成によって一組のベアリングホルダ1400がチューブ700によって支持され、ピン706が十字形スロット1404と共に作用する。 先に記載の入れ子式ローラの一つがベアリングユニット344に支持されて、図60に示すように、どちらのチューブ700がベアリングホルダ1400を支持するかで、長手方向1406あるいはベッド310を横切る横方向1408のいずれかの方向へ患者を引っぱる。 あるいは、このような構成によって二つの異なるサイズのローラを支持することもできる。 つまり、一つはベッド310のヘッド部と足側部にあるチューブ700によって支持されるように設けられ、もう一つはベッド310の側部に沿ってあるチューブ700に支持されるように設けられる。 十字形スロット1404の利点は、図59に示すようにピン706が同じ方向を向くこと、あるいはそれぞれが直角になってポスト1402と正確に噛み合って、ローラがベアリングユニット344に支持されるようにできることである。 長手方向1406に患者を移動させることは、患者をベッドのヘッド部あるいは足側部に向けて摺動させて位置を直す場合に有利である。 ベッドのヘッド部にローラを設けてベッドのヘッド部方向へ患者を移動させ、ベッドの足側部へローラを設けてベッドの足側部方向へ患者を移動させる。
    【0089】
    図61に図54に示したクリップ1312を示す。 クリップ1312は先に記載のクリップ1134と同様のもので、同様の部材は同様の符号で表している。 クリップ1312は、ボディ1128に一体形成されたヒンジ1126に取り付けたプラスチック膜1124を含んでいる。 膜1124にはガイドスロット1130が設けられている。 ボディ1128にはストラップ1171を通すストラップスロット1132が設けられている。 ボディ1128にはV字形部1140が設けられている。 ボディ1128には凹部1164が設けられている。 ガイドスロット1130は、V字形部1140の反対側で幅Wを有する長手幅広部1410を含んでいる。 幅Wは、ガイドスロット1130の他部の幅W'より広い。
    【0090】
    図62にはゴムプラグ1150と同様のプラグ1500を示す。 プラグは5枚の円形ディスク1152,1154,1156,1158',1160を含む。 同様の部材は同様の符号で示した。 ゴムプラグ1500とゴムプラグ1150との違いは、ディスク(第2のディスク) 1158'の高さHがディスク1158の高さより高いので、厚いシーツも使用することができる点だけである。 ゴムプラグ1500は、(既に記載したように)ゴムプラグ1150がクリップ1134と共に作用するのと同じように、クリップ1312と共に作用するが、ただゴムプラグ1500はディスク1152をスロット1130の幅広部分を通すことによって膜1124から外せる点が違っている。 スロット1130の幅広部1410の幅Wはディスク1152の直径より大きくし、スロット1130の他の部分の幅W'はディスク1152の直径より小さくして、当該他の部分ではゴムプラグ1150がスロット1130に摺動可能に支持されるようにしている。
    【0091】
    図63〜67に本発明の折り曲げ可能なベルトあるいはストラップ1500を示す。 ストラップ1500は細長いストラップ部1502を含む。 ストラップ1500は第1 側面 1504、第2 側面 1506、第1端部1508、第2端部1510を含む。 第2 側面 1506は、第1端部1508に隣接して配置されたベルクロフックファスナーなどのフックファスナー部1512と、フックファスナー部1512に隣接して配置されたベルクロフックファスナーなどの中間のループファスナー部1514と、さらにループファスナー部1514と第2端部1510に隣接して配置されたベルクロフックファスナーなどのもう一つのフックファスナー部1516を含む。 ストラップ1500の第1 側面 1504は第1端部1508から間隔をあけたところに配置されたベルクロフックファスナーなどのフックファスナー部1518を含む。 フックファスナー部1512、中間のループファスナー部1514、フックファスナー部1516、フックファスナー部1518は細長いストラップ部1502に取り付けられている。
    【0092】
    図66では、ストップクリップ1166を第1端部1508に通して該第1端部1508を支持し、またクリップ1134を第2端部1510に通して該第2端部1510を支持する様子が示されている。 図66ではクリップ1134とストップクリップ1166は破線で示されている。 図に示すように、ストップクリップ1166を第1端部1508に通してフックファスナー部1512をループファスナー部1514に着脱可能に止め付けることにより第1のストラップループ1520を形成している。 同様に、クリップ1134を第2端部1510に通して、フックファスナー部1516をループファスナー部1514に着脱可能に止め付けることにより、第2のストラップループ1522を形成している。
    【0093】
    患者をベッドから台車付き担架あるいはストレッチャーに移動する場合は、ローラー1300をストレッチャーに固定しておく。 先ずクリップ1134をベッド長手方向の適切な位置でベッドシーツに取り付けるのが好ましい。 次にストラップ1500をクリップ1134にすでに記載した通りに取り付ける。 それからストレッチャーをベッドの隣りに置き、ストラップをストレッチャーの反対側に届くように渡す。 各ストラップの自由端をスリーブ1310のストップクリップ1166に挿入して同じ張り具合になるように締める。 そしてローラー1300を巻き上げて患者を移動させる。 もし患者の体が斜めを向きはじめたら、移動中に巻き上げを中止してから、ストラップ1500を第2端部あるいはクリップ端1510で調節する。 ストラップ1500がローラー1300に巻き取られると、フックファスナー部1518がループファスナー部1514と接触してストラップ1500を図67に示すように巻いた状態で維持する。 フックファスナー部1518はループファスナー部1514に着脱可能に止め付けられる。 これによりストラップ1500が巻き戻るのを防いでいる。 この方法は患者をストレッチャーからベッドへ移動する時にも使われる。
    【0094】
    記載したフックとループタイプのベルクロフックファスナーの代わりに別の着脱可能なファスナーを使用してもかまわない。 あるいは上記のループファスナーとフックファスナーを互いに入れ替えてもよい。
    【0095】
    また、0.125インチの厚みのボディ1128と一緒に使用する場合は、標準のシーツには、各ディスク1156,1160の間のスペースによって決められるディスク1158の厚さを、0.4インチ〜0.5インチにするのが好ましいことが分かった。
    【0096】
    本発明の好適な実施例を述べてきたが、これに限定されるものではなくクレームの要旨を逸脱しない範囲において変形可能である。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】 台車付き担架と病院用ベッドとコンベヤとの斜視図である。
    【図2】 図1のベッドとコンベヤの一部を示す部分平面図である。
    【図3】 ベッドと、台車付き担架と、ベッドから台車付き担架へ患者を移動させるように台車付き担架に取り付けたコンベヤとの概略側面図である。
    【図4】 ベッドと、台車付き担架と、台車付き担架からベッドへ患者を移動させるようにベッドに取り付けたコンベヤとの概略図である。
    【図5】 ベッドと、台車付き担架と、ベッド上のシーツ交換のために患者をベッドから台車付き担架へ、あるいは台車付き担架からベッドへ移動させるコンベヤとを示す概略図である。
    【図6】 ベッドと、台車付き担架と、ベッド上のシーツ交換のために患者をベッドから台車付き担架へ、あるいは台車付き担架からベッドへ移動させるコンベヤとを示す概略図である。
    【図7】 ベッドと、台車付き担架と、ベッド上のシーツ交換のために患者をベッドから台車付き担架へ、あるいは台車付き担架からベッドへ移動させるコンベヤとを示す概略図である。
    【図8】 ベッドと、台車付き担架と、ベッド上のシーツ交換のために患者をベッドから台車付き担架へ、あるいは台車付き担架からベッドへ移動させるコンベヤとを示す概略図である。
    【図9】 ベッドと、台車付き担架と、ベッド上のシーツ交換のために患者をベッドから台車付き担架へ、あるいは台車付き担架からベッドへ移動させるコンベヤとを示す概略図である。
    【図10】 ベッドと、ベルトおよびクリップを有するコンベヤとの部分斜視図である。
    【図11】 クリップ本体部材の平面図である。
    【図12】 図11のクリップ本体部材の正面図である。
    【図13】 クリッププラグ部材の平面図である。
    【図14】 図13のXIV−XIV線に沿った断面図である。
    【図15】 本体部材とプラグ部材との断面図である。
    【図16】 ボディ部材とベルトとの断面図である。
    【図17】 図10に示すコンベヤの一部を示す平面図である。
    【図18】 図10に示すコンベヤのシーツを取り付けた状態の一部を示す平面図である。
    【図19】 図10に示すコンベヤにベルトを部分的に巻き付けた状態の部分断面図である。
    【図20】 図18のXX−XX線に沿った断面図である。
    【図21】 病院用ベッドと、本発明に係るコンベヤとの斜視図である。
    【図22】 図21に示すコンベヤのローラ組立体の平面図である。
    【図23】 図21に示すコンベヤのベアリングの側面図である。
    【図24a】 図21に示すコンベヤのストラップおよびクリップの構成を示す平面図である。
    【図24b】 図24aのXXIVb−XXIVb線に沿った断面図である。
    【図25】 図22に示すローラのXXV−XXV線に沿った図である。
    【図26】 図22に示すローラのXXVI−XXVI線に沿った断面図である。
    【図27】 入れ子式ローラを有するコンベヤの一部を示す本発明の他の実施例の部分図である。
    【図28】 図27のXXVIII−XXVIII線に沿った断面図である。
    【図29】 図27に示す入れ子式ローラを縮めた時の部分平面図である。
    【図30】 図27に示すコンベヤローラを伸ばした時の部分斜視図である。
    【図31】 図30に示すコンベヤローラを収容した時の斜視図である。
    【図32】 図27に示す先端キャップの正面図である。
    【図33】 入れ子式ローラを有するコンベヤの一部を示す本発明の他の実施例の部分図である。
    【図34】 本発明に係るストラップの他の実施例の平面図である。
    【図35】 図34に示す実施例のクリップおよびストラップの平面図である。
    【図36】 本発明のコンベヤに用いたロック機構の部分側面図である。
    【図37】 ベッドの角部に合わせて配置したベアリングホルダチューブを有するベッドの平面図である。
    【図38】 本発明に係るベアリングホルダおよびポストを備えた図37に示すベッドの側面図である。
    【図39】 図38のベアリングホルダおよびポストを示す分解斜視図である。
    【図40】 図22に示すのと同様のローラ組立体に異なるハンドルを備えたときの平面図である。
    【図41】 ベッドの頭部に本発明に係るコンベヤを備えるベッドの平面図である。
    【図42】 車椅子に変換できる台車付き担架に使用するコンベヤを示す本発明の他の実施例の分解平面図である。
    【図43】 図42に示す台車付き担架を車椅子に変換した時の側面図である。
    【図44】 図42に示すベアリングユニットの側面図である。
    【図45】 本発明に係るクリップの構成の平面図である。
    【図46】 本発明に係るクリップの他の実施例の平面図である。
    【図47】 図46に示すクリップの側面図である。
    【図48A】 本発明に係る別のプラグの側面図である。
    【図48B】 図48 に示すプラグの平面図である。
    【図49】 図46と図47に示すクリップに嵌合した図48Aおよび図48Bに示すプラグを示す側面図である。
    【図50A】 本発明に係るローラの他の実施例の一部切断を含む側面図である。
    【図50B】 図50Aに示すローラの平面図である。
    【図50C】 図50および図50Bに示すローラに使用する折り畳み可能なハンドルの側面図である。
    【図51】 図50Aおよび図50Bに示すローラに使用するベルトの側面図である。
    【図52】 本発明に係るベアリングの側面図である。
    【図53】 図52に示すベアリングの平面図である。
    【図54】 本発明に係るローラ組立体の他の実施例の平面図である。
    【図55】 本発明に係るローラ組立体の更に他の実施例の平面図である。
    【図56】 図55に示すローラのLVI−LVI線に沿った断面図である。
    【図57】 ベアリングホルダを示す斜視図である。
    【図58】 図57に示すベアリングホルダを支持するように設けられたチューブおよびベッドの構成を示す斜視図である。
    【図59】 図57に示すベアリングホルダを支持するように設けられたチューブおよびピンの構成を有するベッドの斜視図である。
    【図60】 本発明に係るコンベヤを有するベッドの平面図である。
    【図9】 図61は、本発明に係るベルトの一部に取り付けるクリップの他の実施例の平面図である。
    【図62】 本発明に係る他のプラグの側面図である。
    【図63】 図54に示すローラーと共に使用するベルトの側面図である。
    【図64】 図63に示すベルトの平面図である。
    【図65】 図63に示すベルトの底面図である。
    【図66】 図63に示すベルトの組立時の側面図である。
    【図67】 図66に示すベルトが巻かれた状態の側面図である。

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