Vibrationproofing bed

申请号 JP18489494 申请日 1994-08-05 公开(公告)号 JPH0847510A 公开(公告)日 1996-02-20
申请人 Delta Kogyo Co Ltd; デルタ工業株式会社; 发明人 SAKAMOTO YUTAKA;
摘要 PURPOSE:To surely provide a vibrationproofing function with simple structure and to facilitate loading/unloading of a stretcher. CONSTITUTION:This bed comprises of a placing board 2 to place a stretcher S, an upper magnet 4 and a lower magnet 3 with the same magnetic pole and provided so as to confront with each other on the lower surface part and the upper surface part of the placing board 2, and a quadrangular link structure. and the quadrangular link 5 structure comprises the placing board 2, a floor F, and a front link rod 25 and a rear link rod 26 provided between the placing board 2 and the floor F. The size of the front link rod 25 is formed longer than that of the rear link rod 26, and the front link rod performs a link motion between a state in which the placing board 2 is placed in parallel with the floor F and the one in which the tip of the placing board is inclined downward when it is directed to the rear opening of an ambulance.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 救急自動車内に設けられ、かつ、救急患者を乗せたストレッチャーを収容するための防振ベッドであって、上記ストレッチャーを載置する載置台と、この載置台の下面部とフロアの上面部とに同一の磁極同士で互いに対向するように設けられた上部磁性体および下部磁性体と、上記載置台とフロアとの間に設けられた四辺形リンク構造とから構成され、この四辺形リンク構造は、載置台がフロアに対して平行状態と救急自動車の後部開口に向けた先下がりの傾斜状態との間でリンク運動を行うように構成されていることを特徴とする防振ベッド。
  • 【請求項2】 上記四辺形リンク構造は、上記載置台と、フロアと、載置台およびフロア間に設けられる前方リンクロッドおよび後方リンクロッドとから構成され、
    これら前方リンクロッドおよび後方リンクロッドは載置台が水平姿勢に設定された状態でフロアから前方に向けて先上がりに配設され、かつ、前方リンクロッドは後方リンクロッドよりも長尺に寸法設定されていることを特徴とする請求項1記載の防振ベッド。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、救急自動車内に収容されるストレッチャーを載置するための防振ベッドに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来図4に示すような救急自動車に設けられた救急用の防振ベッドが知られている。 この図に示すように、防振ベッドは、救急自動車C内のフロアF上に設けられた載置台20aによって構成されている。 このような載置台20aにストレッチャーSが載置されるようになっている。 ストレッチャーSの長手方向両側部には、ブラケットを介して平軸回りに回動可能に折畳み脚部S2が設けられているとともに、その先端部には車輪S1が設けられている。

    【0003】ストレッチャーSを載置台20a上に載置するときは、バックドアDを開放してその開口部に二点鎖線で示すようにストレッチャーSを対向させ、矢印で示すように上記開口部から車内に押し込まれる。 そうすれば、前方の折畳み脚部S2は載置台20aの縁部に当止して内側に折れ曲がり、折り畳まれた状態で実線で示すように載置台20a上に載置された状態になる。

    【0004】ところで、従来の上記のような防振ベッドにおいては、載置台20aに特別なクッション機構が設けられていないため、走行中の自動車の振動がフロアF
    および載置台20aを介して直接ストレッチャーSに伝えられ、ストレッチャーS上の患者に悪影響を及ぼすことになる。

    【0005】このような不都合を回避するために、従来、図5に示すようなクッション手段の設けられた防振ベッドが採用されることがある。 この防振ベッド10
    は、救急自動車C内のフロアF上に設けられた載置台2
    0と、この載置台20を支持する支持台30と、上記載置台20および支持台30間に挾持された防振用のスプリングBとから構成されている。

    【0006】なお、図5に示す例では、クッション手段としてスプリングBが採用されているが、スプリングB
    の代わりに永久磁石等の磁性体が用いられ、その反発でクッション性を得るようにしたものもある。 防振ベッド10をクッション性を有するように構成することによって、自動車の走行中に発生する振動は支持台30と基台40との間に介在されたクッション手段によって吸収され、ストレッチャーS上の患者に与える悪影響は緩和される。

    【0007】しかしながら、防振ベッド10をスプリングBを介在させた支持台30と載置台20との積層構造にすると、防振ベッド10の上下方向の厚みが大きくなり、その結果、二点鎖線で示す自動車の後部開口に対向したストレッチャーSを載置台20の上に載置するためには、実線で示すようにストレッチャーSの前方を相当の高さまで持ち上げなければならない等、ストレッチャーSの防振ベッド10への載置操作が困難になるという問題点を有していた。

    【0008】そこで、このような不都合を解消するために、自動車C内の適所に油圧機構等を利用した昇降手段を設け、ストレッチャーSの防振ベッドに対する乗降操作を行うときは、上記昇降手段を作動させることによって防振ベッドの後端部が下降するように構成されたものが従来から知られている。 このような防振ベッドによれば、ストレッチャーSを載置台20に載せるときなど、
    上記昇降手段を作動させて防振ベッドの後端部を下降させることによりストレッチャーSの前方の持ち上げ量を減少させることができ載置操作の困難性が解消される。

    【0009】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の上記のような油圧機構等を利用した昇降手段を防振ベッド10に適用しようとすれば、その構造が非常に複雑になり、部品点数が多くなるとともに、組み付け工数も多くなり、製造コストが嵩むという新たな問題点が提起される。

    【0010】本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、ストレッチャーが載置された状態での確実な防振効果が得られ、かつ、ストレッチャーの自動車に対する乗降操作が容易であって、さらに、
    部品点数が少なく、組み付け工数が少なく、その結果製造コストを低減させることが可能な防振ベッドを提供することを目的としている。

    【0011】

    【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の防振ベッドは、救急自動車内に設けられ、かつ、救急患者を乗せたストレッチャーを収容するための防振ベッドであって、上記ストレッチャーを載置する載置台と、この載置台の下面部とフロアの上面部とに同一の磁極同士で互いに対向するように設けられた上部磁性体および下部磁性体と、上記載置台とフロアとの間に設けられた四辺形リンク構造とから構成され、この四辺形リンク構造は、載置台がフロアに対して平行状態と救急自動車の後部開口に向けた先下がりの傾斜状態との間でリンク運動を行うように構成されていることを特徴とするものである。

    【0012】本発明の請求項2記載の防振ベッドは、請求項1記載の防振ベッドにおいて、上記四辺形リンク構造は、上記載置台と、フロアと、載置台およびフロア間に設けられる前方リンクロッドおよび後方リンクロッドとから構成され、これら前方リンクロッドおよび後方リンクロッドは載置台が水平姿勢に設定された状態でフロアから前方に向けて先上がりに配設され、かつ、前方リンクロッドは後方リンクロッドよりも長尺に寸法設定されていることを特徴とするものである。

    【0013】

    【作用】上記請求項1記載の防振ベッドによれば、載置台の下面部とフロアの上面部とには、異なった磁極の上部磁性体と下部磁性体とが互いに対向するように設けられたているため、両磁性体の反発力によって載置台は四辺形リンク構造を介してフロア上に浮遊した状態になっており、この浮遊状態によってストレッチャーを乗せた載置台の振動は有効に吸収される。

    【0014】そして、ストレッチャーの載置台に対する乗降操作に際し、四辺形リンク構造のリンク運動により載置台がフロアに対して平行な状態から救急自動車の後部開口に向けた先下がりの傾斜状態に移行させることによって、載置台の後端部はより地面に近づいた状態になり、ストレッチャーの載置台に対する降乗操作が容易になる。

    【0015】また、載置台のフロアに対する支持については、磁性体を用いたリンク構造が採用されているため、従来のスライド方式の載置台のように、ガイドレールを用いたスライド機構やバネを用いた防振機構等の複雑な機構を採用する必要はなく、装置全体を簡単に構成することが可能になる。

    【0016】上記請求項2記載の防振ベッドによれば、
    前方リンクロッドおよび後方リンクロッドは載置台が水平姿勢に設定された状態でフロアから前方に向けて先上がりに配設され、かつ、前方リンクロッドは後方リンクロッドよりも長尺に寸法設定されているため、フロアに対して平行姿勢の載置台を後方に移動させれば、水平方向の同一移動量に対して前方リンクロッドの回転度よりも後方リンクロッドの回転角度の方が大きくなり、その結果載置台は後部開口に向けて突出しかつ先下がりの状態になる。

    【0017】

    【実施例】図1は、本発明に係る防振ベッドの一例を示す斜視図である。 この図に示すように、防振ベッド1
    は、救急用自動車のフロア上に設けられた基台としてアングル材3aと、このアングル材3a上に四辺形リンク構造を介して設けられた載置台2とから基本構成されている。 この載置台2上に車輪S1を有する救急患者を運ぶためのストレッチャーSが載置されるようになっている。

    【0018】載置台2は平面視が長方形の枠組みを有している。 載置台2の幅方向両側部は一対のU形鋼21で形成され、これら一対のU形鋼21に長手方向両側部で一対の桟材22が差し渡され、かつ、中央部で1枚の結合板23が差し渡された状態で載置台2の枠組みが形成されている。 上記U形鋼21はその溝の開口を上方に向けた状態で前後一対の桟材22に固定され、ストレッチャーSはその底部に設けられた車輪S1がU形鋼21の溝に嵌まり込んだ状態で載置台2上に載置されるようになっている。

    【0019】また、左右一対のU形鋼21間には、前後一対の上部磁石支持体41が設けられ、これら上部磁石支持体41の下面部には磁性体としての永久磁石からなる上部磁石4が取り付けられている。

    【0020】一方、上記自動車内のフロアに設けられた一対のアングル材3a間に上部磁石支持体41に対応した前後一対の下部磁石支持体31が架け渡されており、
    この下部磁石支持体31の上表面に磁性体としての永久磁石からなる下部磁石3が取り付けられている。 そして、図1および図2に示すように、載置台2がフロアF
    に対して平行になった状態で下部磁石3と上部磁石4とは異なった磁極が対向するように位置設定されている。

    【0021】従って、載置台2がフロアFに対して平行になっている状態では、同一磁極の対向によって下部磁石3および上部磁石4間に反発力が生じ、載置台2はフロア上に浮上している。 この載置台2の浮上状態を確実なものにするために、載置台2と、この載置台2の下方のフロアFに固設されたアングル材3aとの間に四辺形リンク構造が形成され、この四辺形リンク構造によって載置台2は浮上状態が安定するとともに、外力を加えることによって四辺形リンク構造はリンク運動を行い、載置台2は前後方向に移動することできるようになっている。

    【0022】上記四辺形リンク構造を形成するために、
    載置台2のU形鋼21間に長手方向一対の上部ロッド2
    4が架け渡され、これら一対の上部ロッド24に対応した一対の下部ロッド32がアングル材3a間に設けられている。 そして、互いに対応した前方の上部ロッド24
    と下部ロッド32との間には左右一対の前方リンクロッド25が上部ロッド24および下部ロッド32に回りに回動自在に設けられているとともに、互いに対応した後方の上部ロッド24と下部ロッド32との間には左右一対の後方リンクロッド26が上部ロッド24および下部ロッド32回りに回動自在に設けられている。

    【0023】上記前方リンクロッド25および後方リンクロッド26の双方は、載置台2が水平姿勢になっている状態で、前後の下部ロッド32から先上がりでそれぞれの上部ロッド24に向かって傾斜している。 そして、
    本実施例においては、前方リンクロッド25の方が後方リンクロッド26よりも長尺に寸法設定されている。 このような前方リンクロッド25と、後方リンクロッド2
    6と、U形鋼21と、アングル材3aとで本発明に係る四辺形リンク構造が形成され、載置台2はフロアに対して非平行状態で前後動が可能になっている。

    【0024】以下図2および図3を基に本発明の作用について説明する。 図2は、図1に示す防振ベッドの作用を説明するための側面視の説明図であり、載置台がフロアに対して平行な状態を示し、図3は傾いた状態を示している。

    【0025】まず図2に示す状態においては、載置台2
    に設けられた前後一対の上部磁石4は、アングル材3a
    に設けられた前後一対の下部磁石3に対向し、これら磁石4,3の対向面は一方がN極のときは他方もN極に、
    また一方がS極のときは他方もS極になるように同一の磁極が対向しているため、これら磁石の対向によって載置台2は救急自動車CのフロアF上に四辺形リンク構造を介して浮上状態になっている。 このような載置台2上に、折畳み脚部S2が折り畳まれた状態の救急患者を横たえたストレッチャーSが載置されている。

    【0026】従って、この状態で救急自動車Cを走行させたとしても、上記磁石の反発力が載置台2を上方に押し遣る良好なサスペンション作用を発揮するため、このサスペンション作用によって救急自動車Cの走行により生じる振動は有効に吸収され、ストレッチャーS上の患者への悪影響は有効に回避される。

    【0027】つぎに、載置台2に対してストレッチャーSを乗降させるときは、図3に示すように、救急自動車CのバックドアDを跳ね上げて後部を開放し、載置台2
    を後方に移動させればよい。 そうすれば、前方リンクロッド25と後方リンクロッド26を介してアングル材3
    a上に位置した載置台2はリンク運動を行って救急自動車Cの開放された後部から後端部が外方に突出されるが、前方リンクロッド25は後方リンクロッド26よりも長尺に寸法設定されているため、水平方向の同一移動量に対して前方リンクロッド25の回転角度よりも後方リンクロッド26の回転角度の方が大きくなり、その結果、図3および図1の二点鎖線で示すように、載置台2
    は後部開口に向けて突出しかつ先下がりの状態になる。

    【0028】このように、載置台2を後方に移動させることによって、前方リンクロッド25の方が後方リンクロッド26よりも長尺に設定された四辺形リンク構造の作用により載置台2には後方に向かって先下がりの傾斜が形成されるため、図5に示す従来の防振ベッド10に比べて載置台2の後端の地面からの距離は低くなり、ストレッチャーSの載置台2への乗せ降ろし操作は容易になる。

    【0029】また、防振ベッド1は、載置台2が前後一対のリンクロッド25,26によってアングル材3aに支持されてなるものであるため、従来のように油圧シリンダ等からなる昇降機構の採用されたものに比べて構造が簡単であり、その結果部品点数を少なくし、製造コストを低減させることが可能になる。

    【0030】本発明の防振ベッド1は、以上詳述したように、ストレッチャーSを載置する載置台2とフロアF
    とに対極状態で磁性体を対向させるとともに、四辺形リンク構造によって載置台2をフロアF上に支持し、前方リンクロッド25を後方リンクロッド26よりも長く寸法設定することによって、載置台2を後方に移動させたとき、載置台2の後端部が斜めに下降するように構成されているため、従来の油圧式のものに比較して非常に簡単な構造で防振ベッド1,1aを構成することができるとともに、載置台2を後方に移動させた状態でストレッチャーSの乗せ降ろし操作を容易に行うことができ、救急活動を行う上で極めて有効である。

    【0031】

    【発明の効果】本発明の請求項1記載の防振ベッドによれば、載置台の下面部とフロアの上面部とには、異なった磁極の上部磁性体と下部磁性体とが互いに対向するように設けられたているため、両磁性体の反発力によって載置台は四辺形リンク構造を介してフロア上に浮遊した状態になっており、この浮遊状態によってストレッチャーを乗せた載置台の振動は有効に吸収される。

    【0032】そして、ストレッチャーの載置台に対する乗降操作に際し、四辺形リンク構造のリンク運動により載置台がフロアに対して平行な状態から救急自動車の後部開口に向けた先下がりの傾斜状態に移行させることによって、載置台の後端部はより地面に近づいた状態になり、ストレッチャーの載置台に対する降乗操作が容易になる。

    【0033】また、載置台のフロアに対する支持については、磁性体を用いたリンク構造が採用されているため、従来のスライド方式の載置台のように、ガイドレールを用いたスライド機構やバネを用いた防振機構等の複雑な機構を採用する必要はなく、装置全体を簡単に構成することが可能になり、製造コストを低減させる上で好都合である。

    【0034】本発明の請求項2記載の防振ベッドによれば、四辺形リンク構造は、載置台と、フロアと、載置台およびフロア間に設けられる前方リンクロッドおよび後方リンクロッドとから構成され、これら前方リンクロッドおよび後方リンクロッドは載置台が水平姿勢に設定された状態でフロアから前方に向けて先上がりに配設され、かつ、前方リンクロッドは後方リンクロッドよりも長尺に寸法設定されているため、フロアに対して平行状態の載置台を後方に移動させれば、水平方向の同一移動量に対して前方リンクロッドの回転角度よりも後方リンクロッドの回転角度の方が大きくなり、その結果載置台は後部開口に向けて突出しかつ先下がりの状態になる。

    【0035】このように、前方リンクロッドおよび後方リンクロッドの寸法設定を異ならせるだけで載置台を後方に移動させたときにその後端部を下降させるようにすることができ、製造コストを軽減させる上で有用である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係る防振ベッドの一例を示す斜視図である。

    【図2】図1の防振ベッドの作用を説明するための側面視の説明図であり、載置台上にストレッチャーを載置した状態を示している。

    【図3】図1の防振ベッドの作用を説明するための側面視の説明図であり、ストレッチャーの載置台に対する乗降操作を行うために載置台を傾けた状態を示している。

    【図4】従来の防振ベッドを例示する側面視の説明図である。

    【図5】従来の他の例の防振ベッドを例示する側面視の説明図である。

    【符号の説明】

    1 防振ベッド 2 載置台 21 U形鋼 22 桟材 23 結合板 24 上部ロッド 25 前方リンクロッド 26 後方リンクロッド 3 下部磁石(磁性体) 3a アングル材 31 上部磁石支持体 32 下部ロッド 4 上部磁石(磁性体) 41 下部磁石支持体 C 救急自動車 D バックドア F フロア S ストレッチャー S1 車輪

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