首页 / 国际专利分类库 / 电学 / 电通信技术 / 无线通信网络 / 专门适用于无线通信网络的接口 / .在不同分层网络设备之间的接口 / Method and service network unit for information when the incoming call directed to a subscriber of the communication network requests

Method and service network unit for information when the incoming call directed to a subscriber of the communication network requests

申请号 JP2000541834 申请日 1999-03-22 公开(公告)号 JP2002510912A 公开(公告)日 2002-04-09
申请人 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト; 发明人 ベッヒャー ラインハルト;
摘要 (57)【要約】 本発明による情報伝送のための方法によれば、加入者データベース(HLR)からトリガ情報(T−CSI)が加入者に対して目下対応しているサービスネットワークユニット(MSSP)に対して送信され、それと共にトリガイベント(TRE)もサービスネットワークユニット(MSSP)に記憶される。 トリガイベントの存在のもとで情報は、サービス制御ユニット(SCP)からサービスネットワークユニット(MSSP)によって直接請求される。 このようにして、情報は、接続構築の最中でも、あるいは接続が既に一旦形成された後でもサービス制御ユニットによって呼出され加入者もしくはその通信端末に提供される。
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ネットワーク化された交換装置(GMSC,MSC)と、;
    該交換装置(GMSC,MSC)においてはさらなる装置(BS)を介して加入者のアクセスを可能にする複数の通信端末(MS)が接続可能であり、および/
    または少なくとも1つのさらなるネットワーク(PSTN)への移行が実施可能であり、 通信網に登録される加入者のデータ記憶のための少なくとも1つの加入者データベース(HLR)と、 サービス管理のための少なくとも1つのサービスネットワークユニット(MS
    SP)とサービス制御ユニット(SCP)とを有している、通信網の加入者(B
    )に向けられた着呼の際の情報要求のための方法において、 加入者データベース(HLR)からトリガ情報(T−CSI)を加入者に目下対応しているサービスネットワークユニット(MSSP)に送信し、該トリガ情報と共にトリガイベント(TRE)をサービスネットワークユニット(MSSP
    )に記憶させ、 トリガイベント(TRE)の存在のもとで、サービスネットワークユニット(
    MSSP)によって情報をサービス制御ユニット(SCP)に直接要求することを特徴とする方法。
  • 【請求項2】 データおよび/またはパラメータ(epar,epar*)をサービス制御ユニット(SCP)から伝送し、サービスネットワークユニット(
    MSSP)を介して通信端末装置(MS)に送信する、請求項1記載の方法。
  • 【請求項3】 データ及び/又はパラメータ(epar,epar*)をサービスネットワークユニット(MSSP)から通信端末装置(MS)に透過的に転送する、請求項2記載の方法。
  • 【請求項4】 データおよび/またはパラメータ(epar,epar*)を、サービスネットワークユニット(MSSP)によって処理し、その後で通信端末装置(MS)に転送する、請求項2記載の方法。
  • 【請求項5】 トリガ情報(T−CSI)と共に、情報を要求しているサービス制御ユニット(SCP)のアドレス(SCP−AD)を、サービスネットワークユニット(MSSP)に記憶する、請求項1から4いずれか1項記載の方法。
  • 【請求項6】 トリガ情報(T−CSI)を、着呼を受信した交換装置(G
    MSC)の問合せ(SRI)に基づいて加入者データベース(HLR)から転送し、 直接要求すべき情報に対する標識(reqP)を、開始される交換装置(GM
    SC)のメッセージ(IDP)に基づいてサービス制御ユニット(SCP)から転送し、 トリガ情報(T−CSI)を、標識(reqP)と一緒に交換装置(GMSC
    )から加入者データベース(HLR)を介して、加入者の滞在位置を表わす移動加入者ローミングナンバ(MSRN)の伝送のための要求(PRN)の中で送信する、請求項1から5いずれか1項記載の方法。
  • 【請求項7】 前記トリガ情報(T−CSI)を、加入者データベース(H
    LR)から加入者の滞在位置の実際化のためにサービスネットワークユニット(
    MSSP)に使用される情報(LUP)の中で送信する、請求項1から5いずれか1項記載の方法。
  • 【請求項8】 サービス制御ユニット(SCP)並びにサービスネットワークユニット(MSSP)から相関情報(CorrId)を利用し、該相関情報に基づいてサービス制御ユニット(SCP)から直接要求される情報を、そのつどの呼出しに対応付ける、請求項1から7いずれか1項記載の方法。
  • 【請求項9】 呼出し料金計算のためにサービス制御ユニット(SCP)から複数のパラメータ(epar1,epar2)セットを伝送し、このうちの第1のパラメータ(epar1)は、サービスネットワークユニット(MSSP)
    によって求められた料金切換前に適用されるのものであり、第2のパラメータ(
    epar2)は、料金切換後に適用されるものである、請求項1から8いずれか1項記載の方法。
  • 【請求項10】 サービス制御ユニット(SCP)によって求められた料金切換後に、呼出し料金計算のためのさらなるパラメータ(epar*)がサービス制御ユニット(SCP)から伝送される、請求項9記載の方法。
  • 【請求項11】 サービスネットワークユニット(MSSP)はトリガイベント(TRE)の充足のもとでインターネットサービスユニット(WEBS)の情報(DAT)を要求して受信し、通信端末装置(MS)に送信する、請求項1
    から10いずれか1項記載の方法。
  • 【請求項12】 サービスネットワークユニット(MSSP)から相関情報(CorrId)をサービス制御ユニット(SCP)に送信し、それによってインターネットサービスユニット(WEBS)から情報を要求し、それをそのつどの呼出しに対応付けする、請求項11記載の方法。
  • 【請求項13】 ネットワーク化された交換装置(GMSC,MSC)と、 通信網に登録される加入者のデータ記憶のための少なくとも1つの加入者データベース(HLR)と、 サービス管理のための少なくとも1つのサービスネットワークユニット(MS
    SP)とサービス制御ユニット(SCP)とを有し、 前記交換装置(GMSC,MSC)においてはさらなる装置(BS)を介して加入者のアクセスを可能にする複数の通信端末(MS)が接続可能であり、および/または少なくとも1つのさらなるネットワーク(PSTN)への移行が実施可能である、通信網における加入者(B)に向けられた着呼の際の情報要求のためのサービスネットワークユニット(MSSP)において、 加入者データベース(HLR)から伝送されたトリガ情報(T−CSI)に基づいてトリガイベント(TRE)を記憶するためのメモリ装置(SP)と、 トリガイベント(TRE)の存在のもとで情報要求をサービス制御ユニット(
    SCP)に直接送信するメッセージの生成のための制御装置(SE)とを有していることを特徴とするサービスネットワークユニット。
  • 【請求項14】 前記メモリ装置(SP)は、サービス制御ユニット(SC
    P)から伝送されたデータおよび/またはパラメータ(epar,epar*)を記憶し、前記制御装置(SE)は、通信端末装置(MS)に対するデータおよび
    /またはパラメータ(epar,epar*)の送信を引き起こす、請求項13記載のサービスネットワークユニット。
  • 【請求項15】 前記メモリ装置(SP)は、トリガ情報(T−CSI)と共に、情報を要求するサービス制御ユニット(SCP)のアドレス(SCP−A
    D)も記憶する、請求項13または14記載のサービスネットワークユニット。
  • 【請求項16】 前記制御装置(SE)は、加入者の滞在位置を表わす移動加入者ローミングナンバ(MSRN)の伝送に対する要求(SRI,PRN)の中で、トリガ情報(T−CSI)を、直接要求すべき情報に対する標識(req
    P)と一緒に受信し、前記記憶装置(SP)は該トリガ情報(T−CSI)を標識(reqP)と共に記憶する、請求項13から15いずれか1項記載のサービスネットワークユニット。
  • 【請求項17】 前記制御装置(SE)は、加入者データベース(HLR)
    からの情報(T−CSI)を、加入者の滞在位置の実際化のために形成されるメッセージの中で受信する、請求項13から15いずれか1項記載のサービスネットワークユニット。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】 本発明は、通信網の加入者に向けられた着呼の際の情報の要求のための方法及びサービスネットワークユニットに関する。

    【0002】 通信ネットワークは例えば固定網もしくは無線網(例えば公知のGSM移動無線網(Global System for Mobile Communications)など)として構成されており、相互にネットワーク化された交換装置を有している。 移動無線網では、交換装置にそのつど基地局が接続され、この基地局の支援によってエアーインターフェースを介して通信端末装置が接続可能である。 この通信端末装置は、無線ネットワークの無線加入者にネットワークアクセスを可能にする。 交換装置はさらに、
    別のネットワーク、例えばデータ伝送網、固定網または移動無線網への移行を行う。

    【0003】 さらにGSM移動無線網では周知のように、メモリユニットとして加入者データベースが利用され、その中には例えば加入者毎に登録されるサービスに対するデータなどの加入者固有のデータがそれぞれ記憶されている。 この種のメモリユニットはホームレジスタであり、これは通常固定的に定められた箇所に存在し、
    ここには加入者の登録に基づくデータがファイルされている。 移動加入者の目下の滞在位置に依存して1つのメモリユニットがいわゆる訪問者レジスタとしてあてがわれる。 移動加入者に対する固有のデータが存在する訪問者レジスタに対しては当該加入者の滞在位置に応じてメモリユニットも変更できる。

    【0004】 通信網(固定網または移動無線網)の加入者に対する付加的なサービスを、サービス制御ユニット(サービスコントロールポイント)を備えたインテリジェントネットワーク(IN)の構造によってサポートすることは一般的に公知である。 従ってこのサービス制御ユニットと、これにファイルされた付加的サービスのプロファイルは、その実現に必要な情報も含めてそれぞれの通信網に依存しないで可変である。 この場合インテリジェントネットワークで使用可能なサービスは、サービスネットワークユニット(サービススイッチングポイント)で開始される。 これは、通常の呼び出し処理から降りて付加的なサービスへのアクセスを活動化するためである。 公知文献“The CAMEL feature,proposed revisions to th
    e stage 1 description”,ETSI/STC/SMG1. 14.03.95,GSM 02.78, Version 0.4.9
    ,1-14pp.からは、CAMELプラットフォーム(Customized Application for M
    obil network Enhanced Logic)が公知であり、これによればプロバイダー固有の付加的なサービスが、加入者に対してどこにいても、例えば外国に滞在していても可能となる。 これにより、通信網のネットワーク境界およびサービス境界を越えて、プロバイダー固有の付加的サービスを使用することができる。 これは、
    付加的サービスを開始するサービス交換ユニットが要求されたサービスに対して所要のCAP(CAMEL Application Part)シグナリング方式を処理でき、ネットワーク境界を越えてシグナリング情報をホームレジスタと付加的サービスのサービス制御ユニットの間で交換できる場合である。

    【0005】 呼出し接続の構築の際には、到来する呼出しを管轄する交換装置から2段階の滞在問合せ(インタロゲーション)が行われる。 その際交換装置は第1段階でホームレジスタに対する読出しを送信し、これによって加入者に対するIN/CA
    MEL−サブスクリプトのエントリのもとにサービス制御ユニットによるダイアログが引き起こされる。 第2段階ではさらなる問合せがホームレジスタに送信される。 この目的は、当該ホームレジスタが目下の呼出し側の無線加入者に対応している交換装置から移動加入者ローミングナンバ(Mobil Subscriber Roming Nu
    mber)を要求し、着呼側で対応している交換装置にそれを伝送させるようにするためである。 この場合はサービス制御ユニットが、例えば呼出し課金に対するパラメータなどの情報を伝送してもよい。 但しこの2段開式の問合せプロシージャーの枠内では一度だけである。 サービス制御ユニットのデータとパラメータへのアクセスは後の時点では不可能である。 このことは、被呼加入者に対するそのつどの新たな情報が個々のケースで新たに標準化され、相応の伝送媒体(例えば新たな情報コンテナ)が可用となることを意味する。 その上さらに、サービス制御ユニットの問合せによる接続が構築された時点で得られる情報だけしか伝送できない。

    【0006】 本発明の課題は、呼出し到来の際に情報の伝送をさらに向上させることのできる方法並びにサービスネットワークユニットを提供することである。

    【0007】 上記課題は、請求項1の特徴部分に記載の本発明による方法及び請求項13の特徴部分に記載のサービス制御ユニットによって解決される。 本発明の別の有利な実施例は従属請求項に記載される。

    【0008】 本発明による情報伝送のための方法によれば、加入者データベースからトリガ情報が加入者に対して目下対応しているサービスネットワークユニットへ送信され、それと共にトリガイベントがこのサービスネットワークユニットへ記憶される。 トリガイベントの存在のもとではサービス制御ユニットの情報がサービスネットワークユニットから直接要求される。 このようにして情報は、接続形成の最中でもあるいは接続が既に一旦形成された後でもサービス制御ユニットから呼出され、加入者ないしはその通信端末に提供される。 所定のトリガイベントに関する情報の直接の要求は、本発明によればいつでも可能である。 データとパラメータは、本発明によればサービス制御ユニットとサービスネットワークユニットの間ないしは呼出された加入者に対応している交換装置(訪問者MSC)および/
    または通信端末装置の間で伝送可能となる。 これに対するアクセス交換装置(ゲートウエイMSC)、加入者データベース及びサービスネットワークユニット間での情報の変更は必要はない。 このことはシグナリングの回復や情報伝送の融通性に関する著しい利点となり、特に新しい情報の場合には顕著である。 標準化された伝送方式のそのつどの適合化は必要ない(これはまだ未知のものでありまだ適用に至っていない)。 サービス制御ユニットと通信機器の間の最適なインターワーキングは、直接か又はサービスネットワークユニットを介して接続形成の最中でも、接続が確率された後の接続中でも続けられる。

    【0009】 本発明の別の構成例によれば、トリガ情報によって、情報の求められているサービス制御ユニットのアドレスがサービスネットワークユニット内に記憶される。

    【0010】 本発明の別の有利な実施例によれば、到来する呼出しを受信した交換装置の問合せに基づいて、トリガ情報が加入者データベースから送信され、並びに直接要求される情報に対する標識が交換装置の開始情報に基づいてサービス制御ユニットから送信される。 引続きこれらの2つの情報は共に交換装置から加入者データベースを介して、加入者の滞在位置を表わすローミングナンバの伝送要求の中でサービスネットワークユニットへ送信される。 それによって情報要求のきっかけとなる情報が2段階の問合せ(インタロゲーション)の適用下でサービスネットワークユニットへ到達する。

    【0011】 それに対して代替的な本発明による別の有利な実施例によれば、トリガ情報が、加入者データベースから加入者の滞在位置の実際化に用いられるメッセージの中でサービスネットワークユニットへ送信される。 それにより情報要求のトリガがネットワーク内にある実際化プロシージャーの利用によって直接的な経路で開始され得る。 この手法はシグナリング方式の交信に関して非常に低コストである。

    【0012】 本発明の別の有利な実施例によれば、サービス制御ユニット並びにサービスネットワークユニットから相関情報が利用され、それに基づいてサービス制御ユニットから直接要求される情報がその都度の呼出しに対応付けされる。 それにより、要求のトリガが多数生じている場合でも、そのつどの呼出しに対して準備される情報の確かな対応付けが補償される。

    【0013】 別の有利な実施例によれば、サービスネットワークユニットがトリガイベントの充足のもとで有利にはサービス制御ユニットを介してインターネットサービスユニット(ウエブサーバー)からの情報を要求し受信して通信用端末機器に送信する。 それにより、他のサービスユニット(例えばウエブサーバー)からの情報、例えば記憶されているEメール、広告などが加入者ないしその通信用端末に転送される。

    【0014】 本発明によるサービスネットワークユニットは、加入者データベースから転送されたトリガ情報に基づいてトリガイベントを記憶するメモリ装置と、メッセージの生成のための制御装置とを有する。 このメッセージは、情報要求のためのトリガイベントの存在のもとでサービス制御ユニットに直接送信される。

    【0015】 実施例 次に本発明を図面に基づき以下の明細書で詳細に説明する。 この場合、 図1は、通信網のブロック回路図であり、 図2から4は、本発明による方法に関与する情報伝送の様々なケースでの相応の情報流を伴う装置を概略的に示したものである。

    【0016】 図1には通信網としてGSM規格で駆動される移動無線網が示されており、これに基づいて本発明の説明を行う。 但し本発明はGSM規格による移動無線網に限定されるのではなく、その他のネットワークやアクセス規格でも適用が可能である。 通信網KNは通常、複数の交換装置MSC/VLRを有する。 これらの交換装置は相互に接続されている。 1つの交換装置MSC/VLRは、加入者に対する接続を、基地局BSと、基地局BSと移動局MSの間の無線区間を介して形成する。 基地局BSは交換装置VLR/MSCとライン接続されている。 移動局MSは移動加入者AもしくはBの通信端末機であり、加入者Aは、目標加入者への発呼を開始し(MOC;Mobile originated Call)、加入者Bは、着呼を受信する(MTC; Mobile terminated Call)。 さらなる交換装置GMSC/VLRは別の通信網、例えば固定網PSTNへのネット移行を形成する。

    【0017】 さらにこの通信網KNは、サービス制御ユニットSCP(CAMELフェーズ1によれば“CSE−CAMEL サービス環境”とも称される)と、インテリジェントネットワークのネットワーク構造をサポートするためのサービスネットワークユニットSSPを有している。 この場合それぞれ1つのサービスネットワークシステムSSPが交換装置MSC/VLRないしは交換装置GMSC/VL
    Rと共にサービスネットワークユニットMSSPを形成し、これは通信網KNとインテリジェントネットワーク間のインターフェースに作用する。 この接続のもとでは、各サービス制御ユニットSCPがそれぞれの交換装置MSC/VLRないしGMSC/VLRと共に各サービスネットワークユニットMSSPに図示のように直接接続される必要はない。 これらが通信網KNまたは他のネットワークを介して第7シグナリング方式により達成できれば十分である。 当該実施例では、2つのサービス制御ユニットSCPが通信ネットワークKN内に存在し、2つのサービスネットワークユニットSSPと、INAP(Intelligent Network App
    lication Part)シグナリング方式もしくはCAP(CAMEL Application Part)
    シグナリング方式を介して直接接続される。 また移動無線網GSMにおける装置間の情報交換のためのMAP(Mobile Application Part)シグナリング方式の利用も可能である。 図1によれば、加入者A,Bのホームレジスタとしての加入者データベースHLRは固有のメモリユニットとして通信網KN内に配置されている。 この加入者データベースHLRは図示の例では、交換装置MSC/VLRないしは交換装置GMSC/VLRに接続されている。 この2つの交換装置MSC
    /VLRないしはGMSC/VLRは、1つの加入者データベースとゲストレジスタVLRを含んでいてもよい。 このレジスタには、移動加入者がこの交換装置の管轄域に滞在する間、加入者A,Bの加入者データが記憶される。 サービス制御ユニットSCPもサービスネットワークユニットMSSPもメモリ装置SPと制御装置SEを介して得られる。

    【0018】 例えば固定網PSTNから無線加入者Bに向けられる発呼においては、ネットワーク移行部における交換装置GMSC/VLRがこの場合は該当する移動加入者呼出しナンバ(MSISDN)に基づく接続形成の開始と処理を達成する。 交換装置GMSC/VLRの問合せ(インタロゲーション)に基づいてホームレジスタHLRからはトリガ情報が供給され、これは当該加入者に目下対応しているサービスネットワークユニットMSSPに送信される。 トリガ情報によって1つのトリガイベントがサービスネットワークユニットに記憶され、それによってトリガイベントの存在のもとで、サービス制御ユニットSCPのデータとパラメータがサービスネットワークユニットMSSPによって直接要求される。 本発明による要求のトリガのもとでは有利には、情報を提供するサービス制御ユニットS
    CPもトリガ情報内に含まれるSCPアドレスに基づいて選択される。 このようにして情報は、接続を形成している間だけでなく既にその接続が一旦確立された後でもサービス制御ユニットから呼出され、加入者Bないしその通信端末機器M
    Sに提供され得る。 所定のトリガイベントに関する情報の要求は、基本的にはいつでも可能であり、接続形成前の唯一度の呼出しだけに制限されるものでもない。 このことはシグナリングの回復や情報伝送の融通性に関する著しい利点となり、特に新しい情報の場合には顕著である。

    【0019】 代替的な手法によれば、トリガ情報がトリガイベントとSCPアドレスと共に加入者データベースHLRから、加入者の滞在位置の実際化のためのメッセージ(“ロケーションアップデート”)の中でサービスネットワークユニットMSS
    Pに送信されそこに記憶される。 これにより、本発明による情報要求のトリガは、ネットワーク内に既存のそして使用中の“ロケーションアップデート”プロシージャーの利用によって開始され得る。 このようなトリガ方式は、シグナリング交信に関して低コストとなる。

    【0020】 各サービスネットワークユニットMSSPは本発明による情報の要求のためにメモリ装置SPと制御装置SEを有している。 メモリ装置SPは、加入者データベースHLRから転送されたトリガ情報に基づいてトリガイベントを記憶するために用いられ、制御装置SEは、トリガイベントの存在する際の情報伝送のためにアドレス指定されたサービス制御ユニットSCPに直接送信する要求を生成するために用いられる。

    【0021】 図2には、接続構築に関与する装置間の情報流が示されている。 これらの装置は、交換装置GMSC、ホームレジスタHLR、メモリ装置SPと制御装置SE
    を備えたサービス制御ユニットSCP、メモリ装置SPと制御装置SEを備えたサービスネットワークユニットMSSP、通信端末機器MSである。 ここにおいて呼出しを開始する加入者Aは、例えば固定網において、無線加入者Bの移動加入者番号MSISDNをダイヤルすると、これはネットワーク移行部の移動無線網の交換装置GMSCによて受信される(1)。 さらに交換装置GMSCは問合せSRI(Send Routing Info)をホームレジスタHLRに配信し、このホームレジスタHLRは無線加入者に対して1つのトリガ情報T−CSI(Trigger-CAME
    L Subscription Identity)を記憶する。 このトリガ情報T−CSIは、トリガイベントTREとサービス制御ユニットSCPのアドレスSCP−ADを定め、そこからサービスネットワークユニットMSSPによって、トリガイベントTRE
    の存在のもとで加入者Bに目下対応している交換装置と共に要求される。 それ故にホームレジスタHLRは、交換装置GMSCに対しトリガ情報T−CSIを返信する(3)。

    【0022】 交換装置GMSCは、開始情報IDP(Initial detection Point) をいくつかのパラメータ、例えばサービスキーSk、移動加入者番号Msisdn、交換装置GMSCの識別子、ゲストレジスタの識別子VlrId、サービス制御装置SCPの呼出し識別子CallRefと共に送信する。 この場合シグナリングはトランザクションに関して、例えばCAPプロトコルを介して行われる。

    【0023】 サービス制御ユニットSCPのメモリ装置は、該当するパラメータと記憶し、
    パラメータMsisdn,GmscId,VlrId、CallRef,から相関情報CorrIdを生成する。 この相関情報CorrIdは、サービスネットワークユニットMSSPと同じように、サービス制御ユニットSCPから直接要求される情報をそのつどの呼出しに対応付けるために、サービス制御ユニットS
    CPによって使用される。 サービス制御ユニットSCPは、開始されたメッセージIDPに対する応答として、標識reqP(request Parameter)付きのメッセージCON(Connect)を返信する。 この標識reqPは、アドレス指定されたサービス制御ユニットSCPから、後の時点、例えば接続確率後の時点で情報を要求のトリガに依存して呼出し可能であることを示す。

    【0024】 交換装置GMSCは第2の問合せSRIをホームレジスタHLR(7)に生成する。 この場合問合せSRIにはトリガ情報T−CSIと標識reqPが含まれている。 ホームレジスタHLRは、トリガ情報T−CSIと標識reqPを、加入者Bの滞在位置を表わす移動加入者ローミングナンバの伝送のための要求PR
    N(Provide Roaming Number)へ挿入し、サービスネットワークユニットMSS
    Pの加入者Bに対応している交換装置に送信する(8)。 サービスネットワークユニットMSSPのメモリ装置SPからは、移動加入者ローミングナンバMSR
    Nが読出され、要求すべきホームレジスタHLRへ返信される(9)。 サービスネットワークユニットMSSPは、サービスネットワークユニットMSSPとサービス制御ユニットSCPの間の情報要求のトリガの際のそのつどの呼出しに対する一義的な関係を有するために、相関情報CorrIdも記憶する。 この相関情報CorrIdは、有利にはサービス制御ユニットSCPから直接サービスネットワークユニットMSSPへ送信され、記憶装置SPにエントリされる。 ホームレジスタHLRは受信した移動加入者ローミングナンバMSRNを交換装置G
    MSCに送信する(10)。 この交換装置GMSCはさらに接続構築メッセージ(IAM(Initial Address Message)を生成し、このメッセージIAM内に伝送された移動加入者ローミングナンバMSRNを、加入者Bに対応するサービスネットワークユニットMSSPの交換装置に送信する(11)。

    【0025】 接続の構築は、まず無線呼出しPag(Paging)が基地局を介して、サービスネットワークユニットMSSPの交換装置が受け持っている滞在領域の無線セルへ送信され、加入者Bの通信端末MSからのメッセージによって確認される。 このページングと平行してもしくはその後で、サービスネットワークユニットMS
    SPの制御装置SEは活動を開始し、事前に設定されたトリガイベントの発生と同時に、データおよび/またはパラメータを伴う要求tc−beg(begin)をサービス制御ユニットSCPから直接呼出される(12)。 このサービス制御ユニットSCPに向けられた要求tc−begには、所望の相関情報CorrIdとパラメータ情報Preq(Prameter request)が含まれている。 図示の実施例は、
    呼出し料金の計算のためのパラメータである。 さらなるデータやパラメータは有利には通信端末MSにリアルタイムで転送される。 これらは、例えばオンライン課金の開始をシグナリングするため、あるいはゾーン依存性の課金システム適用の際の所定のゾーン(ホームゾーン)を知らせるため、もしくは目下の使用サービスの変更、ゾーン移行時の引渡し決定などを知らせるための特殊な呼出し音(
    リンギングトーン)や警告音であってもよい。

    【0026】 サービス制御ユニットSCPの制御装置SEは、メッセージtc−con(con
    tinue)を生成する。 このメッセージには呼出し料金のケースに対して複数の課金パラメータeparが挿入されており、前記要求tc−begに対する応答としてサービスネットワークユニットMSSPに返信される(13)。 この場合パラメータセットeparは、料金切換前に有効な第1のパラメータepar1と、
    料金切換後に適用される第2のパラメータepar2を含んでいる。 このことは、サービスネットワークユニットMSSPがまずメッセージCON(Connect)を第1のパラメータepar1と共に通信端末MSに送信していることを意味する。 このメッセージは、既に接続が一旦形成された後に、該当する料金パラメータから呼出し料金が例えば連続的に公知の手法で求められ、場合によっては表示される。 サービスネットワークユニットMSSPは料金の変更を検出すると、直ちにさらなるメッセージPROC(Proceed)を料金精算の継続のために通信端末M
    Sに送信する。 この場合このメッセージPROC内には第2のパラメータepa
    r2だけが含まれる(15)。

    【0027】 それとは反対にサービス制御ユニットSCPが料金の切換を検出した場合には、呼出し料金精算のためのさらなる課金パラメータepar*をサービスネットワークユニットMSSPに提供する新たなメッセージtc−con内に入れて送信する。 サービスネットワークユニットMSSP側でもメッセージPROCを料金精算の継続のために生成し、但しその中には新たなパラメータepar*を入れて通信端末MSに送信する(17)。 この例は、料金パラメータ(もちろんそれ以外のデータも)が、任意に頻繁に呼出し可能であって、特に接続が既に一旦形成された後でもサービス制御ユニットSCPから要求のトリガによって呼出し可能であることを明らかにしている。

    【0028】 図3には、トリガ情報が図2による通常の二段階式の問合せを介してではなく、サービスネットワークユニットMSSPへの“location update”-プロシージャを介して直接行われている場合の、本発明による情報伝送の様子が示されている。 それに対する実際化に用いられるホームレジスタHLRは、要求isd(ins
    ert subscriber data)を伴うメッセージLUP(Location Update)を生成する。
    このメッセージは、サービスネットワークユニットMSSPにおける交換装置のゲストレジスタ内か又は記憶装置SP内のデータが変更ないし書込み可能であることを知らせるものである。 要求isdと一緒に本発明に従って使用されるトリガ情報T−CSIは、トリガイベントTREとアドレスSCP−ADも含めてホームレジスタHLRからサービスネットワークユニットMSSPへ転送される。
    それにより、情報要求のトリガがサービスネットワークユニットMSSP内で設定される。

    【0029】 接続構築の経過は図2のものと同じように行われるが但し次の点だけは異なっている。 すなわち前記図2で説明したステップ(3)においてはトリガ情報が送信されるのではなく、サービス制御ユニットSCPによって制御されるサービスに関する一般情報CSIがホームレジスタHLRから提供される点である。 この場合移動加入者ローミングナンバMSRN伝送のための公知の2段階の問合せが行われる。 その際ステップ(6)と(9)において、メッセージCONおよびP
    RNが通常の方式で図2によるトリガ情報もしくは標識なしで送信される。 ステップ(10)と(17)は、図2で説明したメッセージの流れと同じである。 それにより、記憶されたトリガイベントTREの出現のもとにサービスネットワークユニットMSSPにおいてそのつどの要求tc−begを伴った情報伝送が開始される。 要求された情報、当該実施例では課金パラメータepar1,epq
    r2,epar*は、そのつどのメッセージtc−conの中でサービス制御ユニットSCPから供給される。 その際これらのデータ及びパラメータは、サービスネットワークユニットMSSPによって通信端末MSへの転送前に処理させてもよいし、直通的にループさせてもよい。

    【0030】 図4には、サービス制御ユニットSCPを介してインターネットサービスユニットWEBS(Web-Server)からの情報を要求できる本発明の特別な適用例での情報伝送に対するメッセージの流れを示した図である。 交換装置GMSC、ホームレジスタHLR、サービス制御ユニットSCP、およびサービスネットワークユニットMSSPは、図2または図3で示したステップ(1)(=移動加入者呼出し番号MSISDN)からステップ(11)(=接続構築メッセージIAM)に相応している。 この中には、ステップ(2)〜(7)の二段階式の問合せSRI
    (サービス制御ユニットSCPとサービスネットワークユニットMSSPへの相関情報CorrIdの生成と記憶も含めて)と、ステップ(8)(9)(10)
    の移動加入者ローミングナンバの要求と伝送が含まれている。 受信した移動加入者ローミングナンバMSRNに基づいてサービスネットワークユニットMSSP
    ないしは加入者Bに対応している交換装置は、通信端末MSとの接続形成のために、無線呼出しpagを送信する。

    【0031】 本発明による情報の伝送のための要求のトリガは、図2による二段開式の問合せを伴う方式(relay indication)か図3による直接の“ロケーションアップデート”プロシージャーを伴う方式を介して達成され得る。 しかしながら選択された方式に左右されることなくサービスネットワークユニットMSSPは、プリセッティングされたトリガイベントTERが充たされると同時に(13)、サービス制御ユニットSCPに対するメッセージ転送を開始する。 その際には相関情報CorrIdも送信され、それに基づいてインターネットサービスユニットWE
    BSから直接要求される情報がそのつどの呼出しに対応付けられる。 それに対してサービス制御ユニットSCPは、インターネットサービスユニットWEBSが情報伝送のためのメッセージT−WEBSを配信する(15)ようにインターネットサービスユニットWEBSをトリガする。 その後でインターネットサービスユニットWEBSは、サービスネットワークユニットMSSPに対する情報を伴ったメッセージPdatを送信する(16)。 サービスネットワークユニットM
    SSPはこの情報DATを通信端末MSに直接か又は処理を施した後で転送する(17)。 前述した手法に対して代替的に、インターネットサービスユニットW
    EBSは、情報DATの伝送のためにサービスネットワークユニットMSSPから直接アドレス指定されてもよい。 トリガによって呼出される情報の例としては、インターネットに記憶されているEメールや広告などが挙げられる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 通信網のブロック回路図である。

    【図2】 本発明による方法に関与する情報伝送の様々なケースでの相応の情報流を伴う装置を概略的に示したものである。

    【図3】 発明による方法に関与する情報伝送の様々なケースでの相応の情報流を伴う装置を概略的に示したものである。

    【図4】 発明による方法に関与する情報伝送の様々なケースでの相応の情報流を伴う装置を概略的に示したものである。

    【手続補正書】特許協条約第34条補正の翻訳文提出書

    【提出日】平成12年5月29日(2000.5.29)

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】特許請求の範囲

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【特許請求の範囲】

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