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Portable terminal machine having multi-functional socket, communication method therefor, adapter for multi-functional socket, and communication system the same

申请号 JP2006124522 申请日 2006-04-27 公开(公告)号 JP2006309771A 公开(公告)日 2006-11-09
申请人 Lg Electronics Inc; エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド; 发明人 LEE YONG-HUM; LEE SEONG-CHEOL; KA SEINICHI; SHIN SANG-CHUL;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a multi-functional socket having one socket part receiving a power supply signal or another signal from a connected apparatus for allowing operation of data/audio input/output function and a charging function by using one socket part for reducing the size of a portable terminal machine.
SOLUTION: This portable terminal machine includes a socket part connected to at least one apparatus for setting electric connection, a switching part, and a control part interlocking with the socket part and the switching part for receiving/transmitting at least one signal via at least one predetermined path based on at least one identification signal and generating a control signal controlling at least one signal. The at least one signal is the power supply signal or another signal.
COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT
权利要求
  • 1以上の接続機器と電気的接続を設定するソケット部と、
    所定の識別信号に応じて1以上の経路を選択設定可能なスイッチング部と、
    前記ソケット部及び前記スイッチング部と連動し、前記ソケット部を介して通信される信号の経路を設定し、該設定経路による信号を制御する制御信号を生成する制御部と、
    を含んで構成されることを特徴とする携帯端末機。
  • 前記ソケット部に複数の第1ピンが含まれ、
    前記接続機器が、前記第1ピンに接続可能な複数の第2ピンを有したコネクタ部を含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機。
  • 前記第1ピン及び前記第2ピンのためのピンマッピングテーブルと、前記接続機器の識別信号とを記憶するメモリをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末機。
  • 前記スイッチング部が、
    第1の識別信号に応じて前記接続機器の信号経路を設定する第1スイッチと、
    該第1スイッチにより設定された経路の少なくとも一部に対し、第2の識別信号に応じてさらに経路を設定する第2スイッチと、
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機。
  • 前記制御信号に基づいて、前記設定経路による信号を処理する複数の機能モジュールを備えた信号処理部をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の携帯端末機。
  • 前記ソケット部に接続される第1インタフェースと、
    前記接続機器のコネクタ部に接続される第2インタフェースと、
    を含んで構成されるアダプタを使用して、
    前記接続機器と前記ソケット部とが接続されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機。
  • 前記ソケット部に接続される第1インタフェースと、
    第1の接続機器のコネクタ部に接続される第2インタフェースと、
    第2の接続機器のコネクタ部に接続される第3インタフェースと、
    を含むアダプタを使用して、
    2つの前記接続機器と前記ソケット部とが接続されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機。
  • 前記識別信号が、前記接続機器を識別するために、前記接続機器のコネクタ部と接続された前記ソケット部の少なくとも1つのピンから発生する信号であることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機。
  • 前記第1インタフェースが、充電を行う接続機器からの電源信号を識別する少なくとも1つのピンを含むことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の携帯端末機。
  • 携帯電話機、PDA、ノートブック、PMP(Portable Multimedia Player)のうちの1つであることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末機。
  • 携帯端末機と少なくとも1つの機器との間に電気的接続を設定する段階と、
    前記携帯端末機と前記機器との間で通信する信号が電源信号かどうかを判断する段階と、
    前記判断の結果が電源信号であった場合に、前記電源信号を処理する段階と、
    前記判断の結果が電源信号でなかった場合に、所定の識別信号に応じて、前記機器との間で通信する信号の経路を設定し、該設定経路による信号を制御する制御信号を生成する段階と、
    を含んで構成されることを特徴とする携帯端末機の多機能ソケットによる通信方法。
  • 前記機器を識別するための前記識別信号を受信する段階をさらに含み、
    当該識別信号は、前記機器のコネクタ部に設けられた少なくとも1つのピンから発生した信号であることを特徴とする請求項11に記載の携帯端末機の多機能ソケットによる通信方法。
  • 第1の識別信号に応じて、第1の機器による信号の少なくとも一部に対する第1の経路を設定する段階と、
    第2の識別信号に応じて、第2の機器による信号の少なくとも一部に対する第2の経路を設定する段階と、
    をさらに含み、
    前記機器による信号が、発信信号、着信信号、制御信号、ファイル、テキストデータ、USBデータ、UARTデータ及びマルチメディアデータのうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項11に記載の携帯端末機の多機能ソケットによる通信方法。
  • 前記電源信号を通信する第1の機器が接続されると共に、前記電源信号ではない信号を通信する第2の機器が接続されたことを感知すると、
    前記第1の機器による電源信号を処理すると共に、所定の識別信号に応じて、前記第2の機器による信号の経路を設定する段階を、
    さらに含むことを特徴とする請求項11に記載の携帯端末機の多機能ソケットによる通信方法。
  • 前記携帯端末機が、前記機器のコネクタ部に接続可能なソケット部を備え、
    前記コネクタ部及び前記ソケット部がそれぞれ複数のピンを含むことを特徴とする請求項11に記載の携帯端末機の多機能ソケットによる通信方法。
  • 前記携帯端末機が、
    前記電源信号を通信する第1の機器及び前記電源信号ではない信号を通信する第2の機器のうち少なくとも1つのためのピンマッピングテーブルを内部に持ち、
    前記第1の機器及び前記第2の機器のうち少なくとも1つを識別する識別信号を記憶することを特徴とする請求項15に記載の携帯端末機の多機能ソケットによる通信方法。
  • 前記複数のピンに対し、バッテリを充電する機能、USBを介して電源を供給する機能、USBデータを送受信する機能、UARTデータを送受信する機能、CTS(Clear to Send)信号を送受信する機能、RTS(Ready to Send)信号を送受信する機能、及び前記機器の接続を検出する機能のいずれかが割り当てられることを特徴とする請求項16に記載の携帯端末機の多機能ソケットによる通信方法。
  • メインハウジングと、
    該メインハウジングの第1面から第1方向に凸設された第1配列部と、
    該第1配列部に提供される複数の第1ピンと、
    前記メインハウジングの第2面から第2方向に凹設された第2配列部と、
    前記第1配列部から離れた前記第2配列部に沿って配列された複数の第2ピンと、
    を含んで構成されることを特徴とする携帯端末機のためのアダプタ。
  • 前記第1配列部が、内部と側壁をもち、前記第1ピンが前記内部及び前記側壁のうち少なくとも1ヶ所に配列されることを特徴とする請求項18に記載の携帯端末機のためのアダプタ。
  • 前記メインハウジングの第3面から第3方向に凹設された第3配列部と、
    前記第1配列部及び前記第2配列部から離れた前記第3配列部に配列された複数の第3ピンと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の携帯端末機のためのアダプタ。
  • 前記第1、第2及び第3ピンのうち少なくとも1つが機器のコネクタ部に接続されることを特徴とする請求項20に記載の携帯端末機のためのアダプタ。
  • 前記第1、第2及び第3方向が、全て同一の方向であるか又はそれぞれ異なる方向であることを特徴とする請求項20に記載の携帯端末機のためのアダプタ。
  • 携帯端末機と少なくとも1つの機器とが当該アダプタに接続されたことを示すインジケータをさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の携帯端末機のためのアダプタ。
  • 前記第1、第2及び第3ピンのうち少なくとも1つが前記携帯端末機のソケット部に接続されることを特徴とする請求項21に記載の携帯端末機のためのアダプタ。
  • コネクタ部を有する少なくとも1つの機器と、携帯端末機と、を含み、
    該携帯端末機は、
    前記コネクタ部に接続されるソケット部と、
    所定の識別信号に応じて1以上の経路を選択設定可能なスイッチング部と、
    前記ソケット部及び前記スイッチング部と連動し、前記ソケット部を介して通信される信号の経路を設定し、該設定経路による信号を制御する制御信号を生成する制御部と、
    を含んで構成され、
    前記ソケット部を介して通信される信号が、電源信号又は電源信号以外の信号であることを特徴とする多機能ソケットを使用した通信システム。
  • メインハウジングと、
    該メインハウジングの第1面から第1方向に凸設された第1配列部と、
    該第1配列部に提供される複数の第1ピンと、
    前記メインハウジングの第2面から第2方向に凹設された第2配列部と、
    前記第1配列部から離れた前記第2配列部に沿って配列された複数の第2ピンと、
    を含んで構成されるアダプタをさらに含み、
    前記第1及び第2ピンが、前記コネクタ部及びソケット部に接続されることを特徴とする請求項25に記載の多機能ソケットを使用した通信システム。
  • 说明书全文

    本発明は、携帯端末機に関し、特に、携帯端末機の小型化を可能にする多機能ソケット(又は雌コネクタ)を使用する携帯端末機及びそのソケットによる通信方法に関する。

    一般に、移動通信端末機は、基地局(BS)により形成されるサービスエリア内で、MSC(Mobile Switching Center)のスイッチング制御によりいつでもどこでも直ちに無線呼び出し及び無線接続して相手との通信が可能な装置である。

    移動通信端末機は、コンピュータやデジタルカメラなどの外部機器とのデータ通信インタフェースのためのレセプタクル、さらには、イヤホンやスピーカ、マイクなどの入出機器とのインタフェースのためのソケットを、移動通信端末機の外面に備えている。

    移動通信端末機と外部機器とのデータ通信は、外部機器の内蔵又は外部メモリ等と移動通信端末機のUSB(Universal Serial Bus)又はUART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)との間の通信により行われる。 そのUARTは、移動通信端末機に取り付けられるシリアル方式装置へのインタフェースを制御するプログラムを格納しているマイクロチップであり、USBは、マウス、プリンタ、モデム、スピーカなどの周辺装置と移動通信端末機との間のデータ通信を可能にするインタフェースである。

    このようなデータ通信のために、移動通信端末機と外部機器との間には、USBケーブルやUARTケーブルが接続される。 これらUSBケーブルやUARTケーブルの一端は、外部機器のUSBポートやUARTポートに接続され、他端は、移動通信端末機のレセプタクルに接続される。

    一方、移動通信端末機にイヤホンやマイクなどの入出力機器を接続して利用する場合は、これらを移動通信端末機のソケットに接続し、当該移動通信端末機にオーディオ信号を入力したり、移動通信端末機からオーディオ信号を出力する。 このように移動通信端末機と接続したイヤホンやマイクのケーブルの中間にはリモートコントローラが設けられ、移動通信端末機の通話キー、オーディオプレーヤーのファンクションキーなどを制御できるようになっており、ユーザは、移動通信端末機の動作を遠隔制御することができる。

    上記のような従来の移動通信端末機は、データ信号用レセプタクルと、オーディオ信号用ソケットと、が外面にそれぞれ設置されており、接続機器に応じてデータ信号用コネクタ又はオーディオ信号用コネクタを対応する方に接続し、データ通信又はオーディオ信号入出力を実行している。 すなわち、移動通信端末機にはレセプタクルとソケットとが別個に設けられ、相異なるインタフェースのための機能がそれぞれに割り当てられている。

    このように従来の移動通信端末機では、データ信号用レセプタクルとオーディオ信号用ソケットとを別個に備えるため、レセプタクル及びソケットを構成する部品が移動通信端末機の外面において相当面積を占め、且つ移動通信端末機の内部でも相当面積を占める。 このことが、移動通信端末機のさらなる小型化にとって阻害要因となっている。

    この点に鑑みて本発明の目的は、接続した機器から少なくともデータ信号、オーディオ信号、電源信号の1つ以上を受信可能な1つのソケット部を備えることにより(つまりレセプタクルとソケットとを兼用できる仕組みとすることにより)、1つのソケット部を利用してデータ通信機能、オーディオ信号の入出力機能、あるいは充電機能をも含めてすべてを賄うことができるようにした、多機能ソケット(又は雌コネクタ)を備える携帯端末機及びそのソケットによる通信方法を提供することにある。

    このような目的を達成するために、本発明による多機能ソケットを備えた携帯端末機は、1以上の接続機器と電気的接続を設定するソケット部と、所定の識別信号に応じて1以上の経路を選択設定可能なスイッチング部と、前記ソケット部及び前記スイッチング部と連動し、前記ソケット部を介して通信される信号の経路を設定し、該設定経路による信号を制御する制御信号を生成する制御部と、を含んで構成されることを特徴とする。 その通信される信号は、電源信号又は電源信号以外の信号とすることが可能である。

    また、上記目的を達成するために、本発明による携帯端末機の多機能ソケットによる通信方法は、携帯端末機と少なくとも1つの機器との間に電気的接続を設定する段階と、前記携帯端末機と前記機器との間で通信する信号が電源信号かどうかを判断する段階と、前記判断の結果が電源信号であった場合に、前記電源信号を処理する段階と、前記判断の結果が電源信号でなかった場合に、所定の識別信号に応じて、前記機器との間で通信する信号の経路を設定し、該設定経路による信号を制御する制御信号を生成する段階と、を含んで構成されることを特徴とする。

    さらに、上記目的を達成するために、本発明による携帯端末機のためのアダプタは、メインハウジングと、該メインハウジングの第1面から第1方向に凸設された第1配列部と、該第1配列部により提供される複数の第1ピンと、前記メインハウジングの第2面から第2方向に凹設された第2配列部と、前記第1配列部から離れた前記第2配列部に沿って配列された複数の第2ピンと、を含むことを特徴とする。

    上記目的を達成するために、本発明による多機能ソケットを使用した通信システムは、コネクタ部を有する少なくとも1つの機器と、携帯端末機と、を含み、該携帯端末機は、前記コネクタ部に接続されるソケット部と、所定の識別信号に応じて1以上の経路を選択設定可能なスイッチング部と、前記ソケット部及び前記スイッチング部と連動し、前記ソケット部を介して通信される信号の経路を設定し、該設定経路による信号を制御する制御信号を生成する制御部と、を含んで構成され、前記ソケット部を介して通信される信号が、電源信号又は電源信号以外の信号であることを特徴とする。

    本発明の携帯端末機によれば、接続機器から少なくともデータ信号、オーディオ信号、電源信号の1つ以上を受信可能な1つのソケット部を備え、これによる通信方法を可能としたことにより、1つのソケット部を利用してデータ通信機能、オーディオ信号の入出力機能、さらには充電機能をも賄うことができるようにしたので、携帯端末機のよりいっそうの小型化が可能になるという効果がある。

    以下、接続機器から少なくともデータ信号、オーディオ信号、電源信号の1つ以上を受信可能な1つのソケット部を備えることにより、当該ソケット部を利用したデータ通信機能、オーディオ信号入出力機能、充電機能を実行可能として、携帯端末機の小型化を実現できる、多機能ソケット(又は雌コネクタ)付の携帯端末機及びそのソケットによる通信方法の実施形態を、図面を参照して説明する。

    本発明は、異種の機器を接続したり、1つの携帯端末機に対し2以上の機器を接続することを可能とするシステムであり、少なくともデータ通信機能、オーディオ信号入出力機能、充電機能のうちの2以上の機能を実行可能にする携帯端末機のためのアダプタを提供する。 本実施形態で説明するデータ通信機能、オーディオ信号入出力機能、充電機能を実行できる1つのソケット部は、携帯電話機、PDA、ノートブック、PMP(Portable Multimedia Player)を含む全ての携帯端末機に適用できる。 また、データは、発信信号、着信信号、制御信号、ファイルデータ、テキストデータ、USB(Universal Serial Bus)データ、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)データ、マルチメディアデータのいずれか1以上を含む。 さらに、携帯端末機に備えられた1つのソケット部を使用してTV(テレビジョン) OUT機能を行うこともできる。

    本実施形態におけるソケット部は、オーディオ信号を出力する既存のイヤホン(ステレオヘッドホン)を接続可能なソケットであり、12ピンで構成される。 ただし、12ピンに限定されるわけではなく、データ通信及び充電を行うための最小限のピン数以上を備えていてよい。

    図1は、本発明の第1実施形態による多機能ソケットを備えた携帯端末機を示す構成図である。

    図1に示すように、第1実施形態の携帯端末機は、送受信部110と、入力部120と、ディスプレイ部150と、接続機器を接続してと通信するためのソケット部(又は、雌コネクタ、ジャック)170と、ソケット部170から受信される少なくとも1つの識別信号に基づいて、多数ある分岐経路のうちから対応する経路を設定するスイッチング部(スイッチング回路)160と、当該設定経路による信号を制御するための制御信号を生成する制御部140と、ソケット部170と該ソケット部170に接続された機器のコネクタ部190のための情報、すなわち、ピンマッピングテーブルを保存するメモリ130と、を含む。

    スイッチング部160は、データ通信、オーディオ信号の入出力、あるいは充電のいずれかの機能を実行する接続機器から入力される識別信号に基づいて、分岐経路の中から、当該機器との通信経路を設定する。 その識別信号は、ソケット部170に接続された接続機器の種類を区別するために、ソケット部170に接続されたコネクタ部190の所定のピンを通して入力される信号である。

    図2は、ソケット部170の一形態を示す図である。

    ソケット部170は、接続機器のコネクタ部190を接続するために携帯端末機100の外面所定箇所に設けられる。 特に、図2に示すように、ディスプレイ部150を基準にして上下左右のうち、携帯端末機100の左右側面に備えられる。

    ソケット部170に対応して、コネクタ部190には、ソケット部170へ収容される配列部191が突設されている。 該配列部191は、コネクタ部190の側面から突設され、ソケット部170のスリットに嵌合する形状とされる。 このようなソケット部170及び配列部191は、長方形や円形など、多様な形態に形成できる。 また、多様な材質を利用してソケット部170及び配列部191を製造することができる。 図示したソケット部170及びコネクタ部190の構成は、本発明の説明のために参照されたもので、図示の形態以外の形態を利用することも当業者であれば容易である。

    複数の第1導電ピン171が、ソケット部170の内部や壁面に並列に形成されており、1列以上の配列が可能である。 一方、これに対応して複数の第2導電ピンが、コネクタ部190の配列部191の内側面や外側面に配列され、第1導電ピン171と整列させてある。 図2には、ソケット部170の内部に配列された第1導電ピン171の構成を簡単に示している。 この他にも、図2に示すような単一ソケット部の代わりに、2以上の小ソケット部を1セットとして携帯端末機に配列し、その各小ソケット部に、図2の単一ソケット部の場合よりは少数の導電ピン(たとえばそれぞれにピンを分割して)をそれぞれ配列する構成も可能である。 また、各小ソケット部をオーディオジャック(audio jack)の形態に構成して1セットとし、その複数のオーディオジャック形態のソケット部を直並列配置するような例も可能である。 このようなオーディオジャックは、ステレオヘッドホンやスピーカの一般的なオーディオプラグを接続することができる。 これら以外にも多様なソケット及びコネクタの構成を、当業者であれば容易に実施できる。

    ソケット部170のスリットは、携帯端末機100の外側面に開口する。 ソケット部170は、携帯端末機100の内部から外側面まで延長されて図2の配列部191と整合する。 ただし、この例に限らず、ソケット部170に配列部を形成し、接続機器のコネクタ部190がソケット部170の配列部を収容する方式とすることも可能である(図示略)。

    また、コネクタ部190は、図1と図2で違えて示すように、多様な構成に形成できる。 例えば、配列部191は、図2に示すようにコネクタ部190の側部に突設したものでもよいし、図1に示すように、コネクタ部190の頭部に突設したものでもよい。 なお、図1に示すように、配列部191がコネクタ部190の頭部に配置され、機器へのケーブルがコネクタ部190の下端から延びるといった、配列部191の形成部位を区別して説明するために、「頭部」、「側部」との概念を使用するものである。

    ソケット部170は、四形や円形などの多様な形態に実現でき、このような多様な形態に従って、ソケット部170の外部(壁面)又は内部に、縦横や1列、2列などの多様な形態でピンを配列することができる。 携帯端末機100は、ソケット部170に配列されたピンを保護するために、多様な形態のカバー(保護装置)172を備えることができる。 ソケット部170は、修理のために交換容易に携帯端末機100に装着、あるいは形成することができる。

    以下、図3を参照して、このように構成された携帯端末機の多機能ソケットによる通信方法を説明する。 図3は、その多機能ソケットの通信方法を説明したフローチャートである。

    図3に示すように、多機能ソケットの通信方法は、接続機器から、少なくともデータ信号(つまりデジタル信号)、オーディオ(ビデオ含む)信号(つまりアナログ信号)、電源信号のうち1以上を受信する段階(S310)と、受信した信号が電源信号かどうかを少なくとも判断する段階(S320)と、電源信号ではなかった場合(データ信号やオーディオ信号であった場合)、当該信号に含まれる識別信号に基づいて、対応する経路を設定する段階(S330)と、当該設定経路による信号を制御するための制御信号を生成する段階(S340)と、該制御信号に基づいて、前記設定経路による信号を処理する段階(S350)と、を含む。

    一方、携帯端末機100は、段階S320で電源信号であった場合、これに対応する制御信号を生成して処理する。

    以下、より詳細に説明する。

    まず、携帯端末機100は、接続機器のコネクタ部190と同数のピンを有する1つのソケット部170を備える。 その接続機器は、たとえば、オーディオ信号を入出力するイヤホン(ヘッドホン)やマイク、USBやUARTなどのデータ通信を行う機器、そして、充電器を意味する。

    このような携帯端末機100に備えられた1つのソケット部170に、データ通信、オーディオ信号入出力、充電のいずれかの機器におけるコネクタ部190が接続される(S310)。 以下、接続機器の種類によって異なる構成としたピンマッピングテーブルを図4A〜図4Cを参照して説明する。 すなわち、図4A〜図4Cは、ソケット部170のピンマッピングテーブルである。

    図4Aは、オーディオ信号を入出力する機器のコネクタ部190に対応したソケット部170のピンマッピングテーブルである。 コネクタ部190に対応して、EAR_L+(5)及びEAR_R+(4)が、それぞれイヤホンの左右オーディオ出力用、HOOK DETECT(7)が、イヤホンに設けられたリモートコントローラのフックスイッチ等の検出信号用、EAR_M−(8)が、イヤホンのリモートコントローラに設けられたマイクから入力されるオーディオ信号用、SELECT_1(11)は、イヤホンが接続されているか否かの検出信号用に、割り当てられている。

    図4Bは、データ通信を行うユーザ機器のコネクタ部190に対応したソケット部170のピンマッピングテーブルである。 コネクタ部190に対応して、VPWR(1)が電源供給用、USB_POWER(3)がUSBによる電源供給用、USB_D+(4)及びUSB_D−(5)が、それぞれUSBデータの送受信用、TXD(6)及びRXD(9)が、それぞれUARTデータの送受信用、CTS(Clear To Send)(7)がCTS信号用、RTS(Ready To Send)(8)がRTS信号用、SELECT_2(10)が機器接続検出信号用に、割り当てられている。

    図4Cは、データ通信を行う開発者用機器のコネクタ部190に対応したソケット部170のピンマッピングテーブルである。 コネクタ部190に対応して、BATTERY LINE(2)がバッテリへの電源供給用、POWER ON(3)が携帯端末機の電源オン用、TXD(4)及びRXD(5)が、それぞれUARTデータの送受信用、TDO_ARM(6)、TMS(7)、TCK(8)、TDI(9)が、検証のためのJTAG(Joint Test Action Group)モード用、SELECT_3(10)が機器接続検出信号用に、割り当てられている。

    ユーザ機器のSELECT_2(10)と開発者用機器のSELECT_3(10)とは同じピンに割り当てられているが、その信号値「0」又は「1」により区別することができる。 このように、オーディオ信号を入出力する機器とデータ通信を行う機器とに対するピンマッピングテーブルが提供されており、所定のピン、本例では10番ピン及び11番ピンによる識別信号で、接続機器を区別してスイッチングし、経路を設定することができる。

    このようなソケット部170及びコネクタ部190のためのピンマッピングテーブルは、使用方法に応じて多様に変更することができる。

    受信した信号がオーディオ信号あるいはデータ信号と判断されると(S320)、識別信号に基づいて、スイッチング部160で対応する経路が設定される(S330)。 この経路設定について、図5A及び図5Bを参照して説明する。

    図5A及び図5Bは、スイッチング部160の詳細構造を示す図である。

    図5Aに示すように、スイッチング部160は、ソケット部170の12個のピンから入力された信号に対し、1以上の識別信号(10番ピン、11番ピン)に基づいて、接続機器に対応する経路を設定する。

    図5Bに示すように、スイッチング部160は、ソケット部170の12個のピンから入力された信号に対し、第1スイッチ161及び第2スイッチ162において識別信号によるスイッチング、つまり経路設定を行う。 すなわち、第1スイッチ161において、第1識別信号(11)に応じて、接続機器に対応した経路を設定し、そして、第1スイッチ161で経路設定された信号に対し、さらに第2スイッチ162において、第2識別信号(10)に応じて、接続機器に対応した経路を設定する。

    本例では、スイッチング部160において第1スイッチ161及び第2スイッチ162を介し経路設定して信号を伝送する例を示したが、携帯端末機は、通信するデータ信号の種類によってより多くのスイッチを備えることもできる。

    制御部140は、設定された経路による信号を制御するために少なくとも1つの制御信号を生成し(S340)、信号処理部141は、その制御信号に基づいて、設定経路による信号を処理するか、あるいは、電源信号を処理する(S350)。 信号処理部141とは、ソケット部170に接続可能な機器との送受信信号を処理するための複数の機能ブロックのことを言い、例えば、ソケット部170に接続された機器の種類により、オーディオ処理部、ビデオ処理部、USBデータ処理部、UARTデータ処理部、及びバッテリ処理部などをハードウェア又はソフトウェアで構成したものである。

    このように、携帯端末機に備えられた1つのソケット部170を介して、1以上の機能を行う2以上の機器を接続することができる。 接続機器のコネクタ部190のピン数は、ソケット部170のピン数と同数として構成することができる。

    これに対して、データ通信、オーディオ信号入出力、充電のいずれかを行う接続機器のコネクタ部のピン数が、ソケット部のピン数と一致しない場合、これらコネクタ部とソケット部とを接続するためにアダプタを使用することができる。 このような本発明の第2実施形態による多機能ソケットを備えた携帯端末機の構成を図6を参照して説明する。

    図6は、本発明の第2実施形態による多機能ソケットを備えた携帯端末機を示す構成図である。

    図6に示すように、携帯端末機600は、データ通信、オーディオ信号入出力、充電のいずれかを行う接続機器のコネクタ部690に接続されるアダプタ680と、該アダプタ680と接続可能なソケット部670と、該ソケット部670から入力される信号に対し、識別信号に基づいて、対応する経路を設定するスイッチング部660と、該設定経路による信号を制御するための制御信号を生成する制御部640と、ソケット部670とコネクタ部690のための情報、すなわち、ピンマッピングテーブルを保存するメモリ630と、を含む。

    アダプタ680は、携帯端末機600に備えられたソケット部670に接続される第1インタフェース(インタフェース部)681と、コネクタ部690に接続される第2インタフェース683と、これら第1インタフェース681と第2インタフェース683との間を接続する接続ケーブル682と、を含む。 本例の接続ケーブル682はフレキシブルな形態を有する。 該接続ケーブル682の方向は、本例の場合、第1インタフェース683と第2インタフェースとを反対向き(同軸線上)に接続する方向である。

    例えば、アダプタ680は、24ピンを有する接続機器のコネクタ部690をソケット部670に接続するためのもので、ソケット部670に接続する第1インタフェース681を12ピンで構成し、コネクタ部690に接続する第2インタフェース683を24ピンで構成する。

    このようなアダプタは、図6中に示す他のタイプのアダプタ680Aとすることもできる。 当該アダプタ680Aでは、接続ケーブル682Aが、第1インタフェース681Aと第2インタフェース683Aとを、互いに直交する向きに接続する。 例えば、ソケット部670が携帯端末機の側面に備えられている場合、アダプタ680Aの第1インタフェース681Aが、アダプタ680Aの長手方向に対して直角方向に向いているため、第2インタフェース683Aに接続される機器を、携帯端末機100の上下部位に配置することができる。 アダプタ680Aのこれ以外の構成は、アダプタ680と同様の構造で形成できるため、これについての詳細な説明は省略する。

    前述したように、本発明の請求範囲は、機器やコネクタなどの特定要素に限定されない。 さらに、本発明の請求範囲は、特定種類の機器やアダプタに限定されずに他の多様なインタフェースが考慮できる。

    なお、第2実施形態による多機能ソケットを備えた携帯端末機は、上記第1実施形態の携帯端末機と同様であり、その詳細な説明は省略する。 すなわち、第2実施形態の携帯端末機は、ソケット部のピン数と接続機器のコネクタ部のピン数とが一致しない場合にアダプタを使用するという点が異なっている。 そこで、このアダプタに関したピンマッピングテーブルを図7A〜図7Eを参照して説明する。

    図7A〜図7Eは、第2実施形態の多機能ソケット部のピンマッピングテーブルである。

    図7Aに示すように、携帯端末機600は、アダプタ680を使用せずに機器がソケット部670に接続された場合、その識別信号(すなわち、EAR_SENSE(2))により、オーディオ信号入出力を行う機器が接続されたことを識別することができる。 この場合、ソケット部670及びコネクタ部690において3番、4番及び5番ピンを介してオーディオ信号の入出力を行っており、EAR_M−はマイクから入力されたオーディオ信号、EAR_L+及びEAR_R+は、イヤホンの左右に出力されるオーディオ信号である。 また、ソケット部670及びコネクタ部690において6番、9番及び10番ピンを介して遠隔制御を行っており、REM_VCCは、リモートコントローラの電源、REM_INTは遠隔制御の割り込み、REM_ADCは遠隔制御のADC(Analog Digital Converter)信号である。

    図7Bに示すように、携帯端末機600は、アダプタ680を使用して機器がソケット部670に接続された場合、その識別信号(すなわち、BATTERY ID(LATCH))により、充電用の機器が接続されたことを識別することができる。 この場合、ソケット部670及びコネクタ部690においてVPWR(11、12)により充電を行なっている。

    LATCHピンは、充電器から入力される電源信号を識別するためのピンであり、アダプタ680の第1インタフェース681の外部に別途に備えることもできる。

    図7Cに示すように、携帯端末機600は、アダプタ680を使用して機器がソケット部670に接続された場合、その識別信号(すなわち、ON_SWITCH(8))により、データ通信を行う機器、特に、開発者用機器が接続されたことを識別することができる。 本例の場合、ソケット部670及びコネクタ部690においてON_SWITCH(8)により、レベル変換器の挿入を認識している。 また、開発者用機器に接続してUARTデータ通信又はUSBデータ通信のための機器を使用することができる。

    図7Dに示すように、携帯端末機600は、アダプタ680を使用して機器がソケット部670に接続された場合、その識別信号(すなわち、USB_POWER(7))により、データ通信(すなわち、USBデータ通信)を行う機器が接続されたことを識別することができる。 この場合、ソケット部670及びコネクタ部690において、USB_D+(9)及びUSB_D−(10)は、USBデータ通信のために割り当てられ、USB_D+(9)がUSBデータの送信、USB_D−(10)がUSBデータの受信である。 また、USB_POWER(7)は、識別信号又はUSBを介した電源供給のために割り当てられている。 アダプタ680には、USB通信又はUART通信のために同一のピン番号を割り当てるため、別途のスイッチを備えることで、識別信号(USB_POWER(7))に基づいてUSBデータ又はUARTデータが対応する経路にスイッチングされる。

    アダプタ680は、USB電源により携帯端末機600のバッテリを充電できる。 この場合、USB電源を携帯端末機600のバッテリ電源に変換する別途の充電ICを備えることもできる。

    図7Eに示すように、携帯端末機600は、アダプタ680を使用して機器がソケット部670に接続された場合、識別信号が認識されなければ、デフォルトに設定されたデー通信(たとえばUARTデータ通信)を行う機器が接続されたと判断する。 この場合、ソケット部670及びコネクタ部690において、TXD(9)及びRXD(10)は、UART通信ために割り当てられ、TXDがUARTデータの送信、RXDがUARTデータの受信である。

    本発明の第2実施形態による携帯端末機600は、基本的にソケット部670に接続されて通信を行う機器に対するピンマッピングテーブルを有し、さらに、アダプタ680を介して接続されて通信又は充電を行う機器に対するピンマッピングテーブルを有する。 このようにソケット部670を介し通信される信号の経路設定原理につき、図8を参照して説明する。

    図8は、本発明の第2実施形態による携帯端末機のスイッチング部660の動作原理を説明するための図である。

    図8に示すように、スイッチング部660は、ソケット部670から入力された信号に対し、まず第1スイッチ661においてEAR_SENSE信号に基づき、接続機器に対応する経路の設定を行う。 そして、第1スイッチ661により経路設定した信号に対し、第2スイッチ662においてUSB_POWER信号に基づき、接続機器のUARTデータ通信又はUSBデータ通信に対応する経路の設定を行う。

    第2実施形態の場合、接続機器のコネクタ部690のピン数がソケット部670のピン数と一致しない場合、アダプタ680を介してコネクタ部690とソケット部670とを接続する。 このようにアダプタを利用する場合、たとえば、データ通信又はオーディオ信号入出力を行う機器と充電を行う機器とを、アダプタによりに同時に接続することもできる。 このような本発明の第3実施形態による多機能ソケットを備える携帯端末機の構成につき、図9を参照して説明する。 本例のアダプタ980は、第1及び第2インタフェース981、983に加え、第2インタフェース983に対し同じ方向又は直交方向に配列した第3インタフェース984をさらに備えている。

    図9は、本発明の第3実施形態による多機能ソケットを備えた携帯端末機を示す構成図である。

    図9に示すように、携帯端末機900は、データ通信、オーディオ信号入出力及び充電のいずれかの機能を行う2以上の機器のコネクタ部990を接続可能なアダプタ980を含む。 このアダプタ980は、2つの接続機器のコネクタ部990に接続される少なくとも2つの雌インタフェースである第2及び第3インタフェース983、984と、ソケット部970に接続される1つの雄インタフェースである第1インタフェース981と、を含む。

    さらに、図9中に示すように、他の配列の雌インタフェースを有するアダプタ980Aも可能である。 図示の例のアダプタ980Aは、第2インタフェース983Aの方向に対し直交方向に第3インタフェース984Aを備えている。 このような配列は、アダプタ980Aに接続される2つの機器が互いに邪魔にならないようにする。

    第3実施形態による携帯端末機についての説明は、上記第2実施形態についての内容と同様なので、その詳細な説明は省略し、拡張したソケット部のピンマッピングテーブルについて、図10A〜図10Fを参照して説明する。

    図10A〜図10Fは、本発明の第3実施形態による多機能ソケット部のピンマッピングテーブルである。

    図10A〜図10Bに示すように、第3実施形態による携帯端末機900は、少なくとも2つの機器を接続したソケット部970において、識別信号(EAR_SENSE(2)及びBATTERY ID(LATCH))が検出されると、オーディオ信号入出力を行う機器と充電を行う機器が共に接続されたことを識別することができる。 オーディオ信号入出力機器のコネクタ部990及びソケット部970においては、EAR_M−(3)、EAR_L+(4)、EAR_R+(5)による信号入出力、REM_VCC(6)、REM_INT(9)、REM_ADC(10)による遠隔制御を実行でき、充電機器のコネクタ部990及びソケット部970においては、VPWR(11、12)による充電を行うことができる。

    図10Bに太線で示す部分のように、充電機器のコネクタ部990における(GND(1))、オーディオ信号入出力機器のコネクタ部990における(GND(1))、そしてアダプタ980のインタフェース(BATTERY ID(LATCH))は、全てオープン状態にする。 これは、充電機器のコネクタ部990に接続したアダプタ980をソケット部970に接続するとき、バッテリ認識できないことにより充電が行われないエラーを回避するためである。

    以上により例えばユーザは、アダプタ980の第2及び第3インタフェース983、984に充電器とイヤホンを共に接続して、充電器により携帯端末機900のバッテリを充電しながらイヤホンにより通話や音楽を楽しむことができる。

    図10C及び図10Dに示すように、携帯端末機800は、機器を接続したソケット部970において、識別信号(EAR_SENSE(2)及びUSB_POWER(7))が検出されると、オーディオ信号入出力機器とデータ通信機器とが接続されたことを識別することができる。 オーディオ信号入出力機器のコネクタ部990及びソケット部970においては、EAR_M−(3)、EAR_L+(4)、EAR_R+(5)による信号入出力を行い、データ通信機器のコネクタ部990及びソケット部970においては、USB_D+/TXD(9)、USB_D−/RXD(10)によるUSB及びUARTデータ通信のいずれかを行うことができる。

    当該ソケット部970において9番及び10番ピンは、遠隔制御とUSB及びUARTデータ通信とに共通割り当てされているが、別途のスイッチにより選択可能である。

    図10E〜図10Fに示すように、携帯端末機900は、機器接続したソケット部970において、識別信号(BATTERY ID(LATCH)及びUSB_POWER(7))が検出されると、充電機器及びデータ通信機器が接続されたことを識別することができる。 充電機器のコネクタ部990及びソケット部970においては、VPWR(11、12)による充電、データ通信機器のコネクタ部990及びソケット部970においては、USB_D+/TXD(9)、USB_D−/RXD(10)によるUSB及びUARTデータ通信のいずれかを行うことができる。

    本発明による携帯端末機は、1以上の機器と電気的接続を設定するソケット部と、1以上の経路を選択設定可能なスイッチング部と、前記ソケット部及び前記スイッチング部と連動し、所定の識別信号に応じて、前記ソケット部を介し通信される信号の経路を設定し、該設定経路による信号を制御する制御信号を生成する制御部と、を含んで構成される。 ソケット部を介し通信される信号は、電源信号、オーディオ信号、データ信号のいずれか1以上であり得る。 ソケット部は複数の第1ピンを含み、接続機器は、その第1ピンに接続できる複数の第2ピンを含むコネクタ部を含むことができる。

    このような携帯端末機は、前記第1ピンと前記第2ピンのためのピンマッピングテーブル及び前記機器の識別信号を記憶するメモリをさらに含むことができる。 前記スイッチング部は、第1の識別信号に応じて前記機器の信号経路を設定する第1スイッチと、該第1のスイッチにより設定された経路の少なくとも一部に対し、第2の識別信号に応じてさらに経路を設定する第2スイッチと、を含むことができ、その経路による信号は、発信信号、着信信号、制御信号、ファイル、テキストデータ、USB(Universal Serial Bus)データ、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)データ及びマルチメディアデータのうち少なくとも1つとすることができる。

    携帯端末機は、前記制御信号に基づいて、前記設定経路による信号を処理し、前記機器と通信する複数の機能モジュールを備えた信号処理部をさらに含むことができる。 前記ソケット部は、該ソケット部に接続される第1インタフェースと、前記機器のコネクタ部に接続される第2インタフェースと、を含んで構成されるアダプタを使用して、前記機器と接続されるものとすることができる。 あるいは、前記ソケット部は、該ソケット部に接続される第1インタフェースと、第1の機器のコネクタ部に接続される第2インタフェースと、第2の機器のコネクタ部に接続される第3インタフェースと、を含むアダプタを使用して、2つの機器と接続されるものとすることができる。 前記識別信号は、前記機器を識別するために、前記機器のコネクタ部と接続されたソケット部の少なくとも1つのピンから発生する信号とすることができる。 前記第1インタフェースは、充電を行う機器からの電源信号を識別する少なくとも1つのピンを含むことができる。 このような携帯端末機は、携帯電話、PDA、ノートブック、PMP(Portable Multimedia Player)のうちの1つであり得る。

    本発明による携帯端末機の多機能ソケットによる通信方法は、携帯端末機と少なくとも1つの外部機器との間に電気的接続を設定する段階と、前記携帯端末機と前記機器との間で通信する信号が電源信号かどうかを判断する段階と、前記判断の結果が電源信号であった場合に、前記電源信号を処理する段階と、前記判断の結果が電源信号でなかった場合に、所定の識別信号に応じて、前記機器との間で通信する信号の経路を設定し、該設定経路による信号を制御する制御信号を生成する段階と、を含んで構成することができる。 当該方法は、前記機器を識別するための前記識別信号を受信する段階をさらに含み、当該識別信号は、前記機器のコネクタ部に設けられた少なくとも1つのピンから発生した信号とすることができる。

    当該方法は、第1の識別信号に応じて、第1の機器による信号の少なくとも一部に対する第1の経路を設定する段階と、第2の識別信号に応じて、第2の機器による信号の少なくとも一部に対する第2の経路を設定する段階と、をさらに含み、前記機器による信号が、発信信号、着信信号、制御信号、ファイル、テキストデータ、USBデータ、UARTデータ及びマルチメディアデータのうち少なくとも1つであることができる。

    当該方法は、前記電源信号を通信する第1の機器が接続されると共に、前記電源信号ではない信号を通信する第2の機器が接続されたことを感知すると、前記第1の機器による電源信号を処理すると共に、所定の識別信号に応じて、前記第2の機器による信号の経路を設定する段階を、さらに含むことができる。 当該方法では、前記携帯端末機が、前記機器のコネクタ部に接続可能なソケット部を備え、前記コネクタ部及び前記ソケット部がそれぞれ複数のピンを含むことができ、前記携帯端末機が、前記電源信号を通信する第1の機器及び前記電源信号ではない信号を通信する第2の機器のうち少なくとも1つのためのピンマッピングテーブルを内部に持ち、前記第1の機器及び前記第2の機器のうち少なくとも1つを識別する識別信号を記憶することができる。

    さらに、前記複数のピンに対し、バッテリを充電する機能、USBを介して電源を供給する機能、USBデータを送受信する機能、UARTデータを送受信する機能、CTS(Clear to Send)信号を送受信する機能、RTS(Ready to Send)信号を送受信する機能、及び前記機器の接続を検出する機能のいずれかを割り当てることができる。

    本発明による携帯端末機のためのアダプタは、メインハウジングと、該メインハウジングの第1面から第1方向に凸設された第1配列部と、該第1配列部により提供される複数の第1ピンと、前記メインハウジングの第2面から第2方向に凹設された第2配列部と、前記第1配列部から離れた前記第2配列部に沿って配列された複数の第2ピンと、を含むことができる。 前記第1配列部は、内部と側壁をもち、前記第1ピンが前記内部及び前記側壁のうち少なくとも1ヶ所に配列されることができる。

    当該アダプタは、前記メインハウジングの第3面から第3方向に凹設した第3配列部と、前記第1配列部及び前記第2配列部から離れた前記第3配列部に配列された複数の第3ピンと、をさらに含むことができる。 前記第1、第2及び第3ピンのうち少なくとも1つが機器のコネクタ部に接続できる。 前記第1、第2及び第3方向は、全て同一の方向であるか又はそれぞれ異なる方向であることができる。 さらに、当該アダプタは、携帯端末機と少なくとも1つの機器とが当該アダプタに接続されたことを示すインジケータをさらに含むことができる。 前記第1、第2及び第3ピンのうち少なくとも1つが前記携帯端末機のソケット部に接続される。

    本発明による通信システムは、コネクタ部を有する少なくとも1つの機器と、携帯端末機と、を含み、該携帯端末機は、前記コネクタ部に接続されるソケット部と、所定の識別信号に応じて1以上の経路を選択設定可能なスイッチング部と、前記ソケット部及び前記スイッチング部と連動し、前記ソケット部を介して通信される信号の経路を設定し、該設定経路による信号を制御する制御信号を生成する制御部とを含み、前記ソケットを介して通信される信号が、電源信号又は電源信号以外の信号であることができる。

    当該通信システムは、メインハウジングと、該メインハウジングの第1面から第1方向に凸設された第1配列部と、該第1配列部により提供される複数の第1ピンと、前記メインハウジングの第2面から第2方向に凹設された第2配列部と、前記第1配列部から離れた前記第2配列部に沿って配列された複数の第2ピンと、を含んで構成されるアダプタをさらに含み、前記第1及び第2ピンが、前記コネクタ部及び前記ソケット部に接続されるものとすることができる。

    本発明の第1実施形態による多機能ソケットを備えた携帯端末機を示す構成図である。

    本発明の第1実施形態による携帯端末機のソケット部を示す図である。

    本発明の第1実施形態による携帯端末機の多機能ソケットによる通信方法を示すフローチャートである。

    本発明の第1実施形態によるピンマッピングテーブルの一例である。

    本発明の第1実施形態によるピンマッピングテーブルの一例である。

    本発明の第1実施形態によるピンマッピングテーブルの一例である。

    本発明の第1実施形態によるスイッチング部の詳細構造を示す図である。

    本発明の第1実施形態によるスイッチング部の詳細構造を示す図である。

    本発明の第2実施形態による多機能ソケットを備えた携帯端末機を示す構成図である。

    本発明の第2実施形態によるピンマッピングテーブルである。

    本発明の第2実施形態によるピンマッピングテーブルである。

    本発明の第2実施形態によるピンマッピングテーブルである。

    本発明の第2実施形態によるピンマッピングテーブルである。

    本発明の第2実施形態によるピンマッピングテーブルである。

    本発明の第2実施形態によるスイッチング部の動作原理を説明するための図である。

    本発明の第3実施形態による多機能ソケットを備えた携帯端末機を示す構成図である。

    本発明の第3実施形態によるピンマッピングテーブルである。

    本発明の第3実施形態によるピンマッピングテーブルである。

    本発明の第3実施形態によるピンマッピングテーブルである。

    本発明の第3実施形態によるピンマッピングテーブルである。

    本発明の第3実施形態によるピンマッピングテーブルである。

    本発明の第3実施形態によるピンマッピングテーブルである。

    符号の説明

    100、600、900:携帯端末機110、60、910:送受信部120、620、920:入力部130、630、930:メモリ140、640、940:制御部141、641、941:信号処理部150、650、950:ディスプレイ部160、660、960:スイッチング部161:第1スイッチ162:第2スイッチ170、670、970:ソケット部171:ピン172:カバー190、690、990:コネクタ部191691、991:配列部680、980:アダプタ681、981:第1インタフェース682、982:接続ケーブル683、983:第2インタフェース884:第3インタフェース

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