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情報処理システム、中継装置、情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法

申请号 JP2015534103 申请日 2014-07-30 公开(公告)号 JPWO2015029683A1 公开(公告)日 2017-03-02
申请人 日本電気株式会社; 发明人 真二 益田; 智憲 熊谷;
摘要 中継装置(100)は、第1通信部及び第2通信部を備えている。第1通信部は、その中継装置(100)の通信圏内に 位置 する携帯通信端末(30)に対して繰り返し通信を試み、通信が確立した携帯通信端末(30)のそれぞれからその携帯通信端末(30)の端末識別情報を受信する。第2通信部は、第1通信部が通信を試みるたびに、移動体識別情報を、第1通信部が受信した端末識別情報とともに、在圏情報として情報処理装置(200)に送信する。情報処理装置(200)は、在圏情報記憶部及び更新部を備えている。在圏情報記憶部は、中継装置(100)の第2通信部から受信した在圏情報を記憶する。更新部は、第2通信部から新たな在圏情報を受信するたびに、在圏情報記憶部が記憶している端末識別情報を更新する。
权利要求

人が乗降する移動体に取り付けられ、携帯通信端末と通信する中継装置と、 前記中継装置と通信する情報処理装置と、 を備え、 前記中継装置は、 当該中継装置の通信圏内に位置する前記携帯通信端末に対して繰り返し通信を試み、通信が確立した前記携帯通信端末のそれぞれから当該携帯通信端末を識別する端末識別情報を受信する第1通信手段と、 前記第1通信手段が通信を試みるたびに、前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報、及び前記第1通信手段が受信した前記端末識別情報を、在圏情報として前記情報処理装置に送信する第2通信手段と、 を有し、 前記情報処理装置は、 前記第2通信手段から受信した在圏情報を記憶する在圏情報記憶手段と、 新たな前記在圏情報を前記第2通信手段から受信するたびに、前記在圏情報記憶手段が記憶している前記端末識別情報を更新する更新手段と、 を備える情報処理システム。請求項1に記載の情報処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、 前記端末識別情報を、当該端末識別情報に対応する前記携帯通信端末のデータ通信用のアドレスに対応付けて記憶するアドレス記憶手段と、 前記移動体の現在位置を示す位置情報を、前記移動体の前記移動体識別情報に対応付けて記憶する位置情報記憶手段と、 前記携帯通信端末に提供すべき少なくとも一つの提供情報を、位置情報に対応付けて記憶する提供情報記憶手段と、 に接続可能であり、 前記更新手段が前記在圏情報記憶手段を更新するたびに、前記在圏情報記憶手段から削除された前記端末識別情報に対応する前記アドレスを前記アドレス記憶手段から読み出すアドレス読出手段と、 前記更新手段が前記在圏情報記憶手段を更新するたびに、前記在圏情報記憶手段から削除された前記端末識別情報に対応する前記移動体識別情報に対応する位置情報を前記位置情報記憶手段から読み出す位置情報読出手段と、 前記位置情報読出手段が読み出した位置情報に対応する提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出す提供情報読出手段と、 前記提供情報読出手段が読み出した前記提供情報を前記アドレス読出手段が読み出した前記アドレスを用いて送信する情報送信手段と、 を有する情報処理システム。請求項2に記載の情報処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、さらに、前記移動体から、当該移動体の現在位置を示す位置情報を前記移動体識別情報に対応付けて受信して前記位置情報記憶手段を更新する位置情報更新手段を備える情報処理システム。請求項3に記載の情報処理システムにおいて、 前記移動体は、 当該移動体の現在位置を示す位置情報を生成して前記位置情報更新手段に送信する位置情報生成手段を有し、 前記位置情報生成手段は、当該位置情報生成手段を互いに識別する生成部識別情報を生成した位置情報とともに前記情報処理装置に送信し、 前記情報処理装置は、前記生成部識別情報を前記移動体識別情報に対応付けて記憶する変換情報記憶手段を備え、 前記位置情報更新手段は、前記位置情報生成手段から受信した前記生成部識別情報に対応する前記移動体識別情報を前記変換情報記憶手段から読み出し、読み出した前記移動体識別情報、及び前記位置情報生成手段から受信した位置情報を用いて、前記位置情報記憶手段が記憶している位置情報を更新する情報処理システム。請求項4に記載の情報処理システムにおいて、 前記位置情報生成手段は、前記生成部識別情報及び前記生成した位置情報を、前記中継装置を介して前記情報処理装置に送信する情報処理システム。請求項4に記載の情報処理システムにおいて、 前記中継装置は、前記在圏情報を、前記位置情報生成手段を介して前記情報処理装置に送信する情報処理システム。請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理システムにおいて、 前記移動体はバス又は列車である情報処理システム。人が乗降する移動体に取り付けられ、携帯通信端末と通信する中継装置であって、 当該中継装置の通信圏内に位置する前記携帯通信端末に対して繰り返し通信を試み、通信が確立した前記携帯通信端末のそれぞれから当該携帯通信端末を識別する端末識別情報を受信する第1通信手段と、 前記第1通信手段が通信を試みるたびに、前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報、及び前記第1通信手段が受信した前記端末識別情報を、在圏情報として情報処理装置に送信する第2通信手段と、 を備える中継装置。人が乗降する移動体に取り付けられていて携帯通信端末と通信する中継装置と通信する情報処理装置であって、 前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報、及び前記中継装置が前記携帯通信端末から受信した端末識別情報を、在圏情報として記憶する在圏情報記憶手段と、 新たな前記在圏情報を前記中継装置から受信し、かつ前記在圏情報を受信するたびに、前記在圏情報記憶手段が記憶している前記端末識別情報を更新する更新手段と、 を備える情報処理装置。請求項9に記載の情報処理装置において、 前記端末識別情報を、当該端末識別情報に対応する前記携帯通信端末のデータ通信用のアドレスに対応付けて記憶するアドレス記憶手段と、 前記移動体の現在位置を示す位置情報を、前記移動体の前記移動体識別情報に対応付けて記憶する位置情報記憶手段と、 前記携帯通信端末に提供すべき少なくとも一つの提供情報を、位置情報に対応付けて記憶する提供情報記憶手段と、 に接続可能であり、 前記更新手段が前記在圏情報記憶手段を更新するたびに、前記在圏情報記憶手段から削除された前記端末識別情報に対応する前記アドレスを前記アドレス記憶手段から読み出すアドレス読出手段と、 前記更新手段が前記在圏情報記憶手段を更新するたびに、前記在圏情報記憶手段から削除された前記端末識別情報に対応する前記移動体識別情報に対応する位置情報を前記位置情報記憶手段から読み出す位置情報読出手段と、 前記位置情報読出手段が読み出した位置情報に対応する提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出す提供情報読出手段と、 前記提供情報読出手段が読み出した前記提供情報を前記アドレス読出手段が読み出した前記アドレスを用いて送信する情報送信手段と、 を備える情報処理装置。人が乗降する移動体に取り付けられ、携帯通信端末と通信する中継装置に用いられるプログラムであって、 当該中継装置の通信圏内に位置する前記携帯通信端末に対して繰り返し通信を試み、通信が確立した前記携帯通信端末のそれぞれから当該携帯通信端末を識別する端末識別情報を受信する第1通信機能と、 前記第1通信機能により前記中継装置が通信を試みるたびに、前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報、及び前記第1通信機能によって受信した前記端末識別情報を、在圏情報として前記情報処理装置に送信する第2通信機能と、 を前記中継装置に持たせるプログラム。情報処理装置に用いられるプログラムであって、 前記情報処理装置は、人が乗降する移動体に取り付けられていて携帯通信端末と通信する中継装置と通信し、 前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報、及び前記中継装置が前記携帯通信端末から受信した端末識別情報を、在圏情報として記憶する在圏情報記憶機能と、 新たな前記在圏情報を前記中継装置から受信し、かつ前記在圏情報を受信するたびに、前記在圏情報記憶機能に記憶されている前記端末識別情報を更新する更新機能と、 を前記情報処理装置に持たせるプログラム。請求項12に記載のプログラムにおいて、 さらに、 前記情報処理装置は、 前記端末識別情報を、当該端末識別情報に対応する前記携帯通信端末のデータ通信用のアドレスに対応付けて記憶するアドレス記憶手段と、 前記移動体の現在位置を示す位置情報を、前記移動体の前記移動体識別情報に対応付けて記憶する位置情報記憶手段と、 前記携帯通信端末に提供すべき少なくとも一つの提供情報を、位置情報に対応付けて記憶する提供情報記憶手段と、 に接続可能であり、 前記更新機能が前記在圏情報記憶機能に記憶されている前記端末識別情報を更新するたびに、前記更新機能によって削除された前記端末識別情報に対応する前記アドレスを前記アドレス記憶手段に記憶されている情報から読み出すアドレス読出機能と、 前記更新機能が前記在圏情報記憶機能を更新するたびに、前記在圏情報記憶機能から削除された前記端末識別情報に対応する前記移動体識別情報に対応する位置情報を前記位置情報記憶手段から読み出す位置読出機能と、 前記位置読出機能が読み出した位置情報に対応する提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出す提供情報読出機能と、 前記提供情報読出機能が読み出した前記提供情報を前記アドレス読出機能が読み出した前記アドレスを用いて送信する情報送信機能と、 を前記情報処理装置に持たせるプログラム。人が乗降する移動体に取り付けられ、携帯通信端末と通信する中継装置と、 前記中継装置と通信する情報処理装置と、 を用いた情報処理方法であって、 前記中継装置は、 当該中継装置の通信圏内に位置する前記携帯通信端末に対して繰り返し通信を試み、 通信が確立した前記携帯通信端末のそれぞれから当該携帯通信端末を識別する端末識別情報を受信し、受信した前記端末識別情報を、前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報とともに、在圏情報として前記情報処理装置に送信し、 前記情報処理装置は、前記中継装置から受信した在圏情報を記憶し、かつ、新たな前記在圏情報を前記中継装置から受信するたびに、記憶している前記端末識別情報を更新する情報処理方法。

说明书全文

本発明は、情報処理システム、中継装置、情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法に関する。

ユーザの携帯通信端末に適切なタイミングで適切な情報を送信する技術の開発が進められている。このような技術の一つに、ユーザが車両で移動したときに、その移動先に合わせて情報を提供するものがある。

例えば特許文献1には、車載ナビゲーション装置に広告情報を送信しておき、車両からユーザが降車したことを検出したとき、車載ナビゲーション装置がユーザの携帯ナビゲーション装置に広告情報を送信することが記載されている。特許文献1のシステムは、車両のドアがロックされた場合、ドアが閉状態になった場合、エンジンが停止状態になった場合、又はイグニッションキーがオフの位置になった場合に、車両からユーザが降車したと判断している。

なお、特許文献2には、車両に搭載されているナビゲーション装置が算出した位置情報をユーザの携帯端末が受信し、この位置情報を、その携帯端末の位置情報として携帯端末がサーバに送信することが記載されている。サーバは、携帯端末から受信した位置情報に基づいてサービスを提供する。

特開2006−133141号公報

特開2013−122694号公報

本発明者は、バスや電車など、不特定多数の人が乗車する移動体で移動する人に対して、適切なタイミングで適切な情報を提供することを検討した。このためには、移動体に乗降する人を特定する必要がある、と考えた。

本発明の目的は、移動体に乗降する人を特定することができる情報処理システム、中継装置、情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法を提供することにある。

本発明によれば、人が乗降する移動体に取り付けられ、携帯通信端末と通信する中継装置と、 前記中継装置と通信する情報処理装置と、 を備え、 前記中継装置は、 当該中継装置の通信圏内に位置する前記携帯通信端末に対して繰り返し通信を試み、通信が確立した前記携帯通信端末のそれぞれから当該携帯通信端末を識別する端末識別情報を受信する第1通信手段と、 前記第1通信手段が通信を試みるたびに、前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報、及び前記第1通信手段が受信した前記端末識別情報を、在圏情報として前記情報処理装置に送信する第2通信手段と、 を有し、 前記情報処理装置は、 前記第2通信手段から受信した在圏情報を記憶する在圏情報記憶手段と、 新たな前記在圏情報を前記第2通信手段から受信するたびに、前記在圏情報記憶手段が記憶している前記端末識別情報を更新する更新手段と、 を備える情報処理システムが提供される。

本発明によれば、人が乗降する移動体に取り付けられ、携帯通信端末と通信する中継装置であって、 当該中継装置の通信圏内に位置する前記携帯通信端末に対して繰り返し通信を試み、通信が確立した前記携帯通信端末のそれぞれから当該携帯通信端末を識別する端末識別情報を受信する第1通信手段と、 前記第1通信手段が通信を試みるたびに、前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報、及び前記第1通信手段が受信した前記端末識別情報を、在圏情報として情報処理装置に送信する第2通信手段と、 を備える中継装置が提供される。

本発明によれば、人が乗降する移動体に取り付けられていて携帯通信端末と通信する中継装置と通信する情報処理装置であって、 前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報、及び前記中継装置が前記携帯通信端末から受信した端末識別情報を、在圏情報として記憶する在圏情報記憶手段と、 新たな前記在圏情報を前記中継装置から受信し、かつ前記在圏情報を受信するたびに、前記在圏情報記憶手段が記憶している前記端末識別情報を更新する更新手段と、 を備える情報処理装置が提供される。

本発明によれば、人が乗降する移動体に取り付けられ、携帯通信端末と通信する中継装置に用いられるプログラムであって、 当該中継装置の通信圏内に位置する前記携帯通信端末に対して繰り返し通信を試み、通信が確立した前記携帯通信端末のそれぞれから当該携帯通信端末を識別する端末識別情報を受信する第1通信機能と、 前記第1通信機能により前記中継装置が通信を試みるたびに、前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報、及び前記第1通信機能によって受信した前記端末識別情報を、在圏情報として前記情報処理装置に送信する第2通信機能と、 を前記中継装置に持たせるプログラムが提供される。

本発明によれば、情報処理装置に用いられるプログラムであって、 前記情報処理装置は、人が乗降する移動体に取り付けられていて携帯通信端末と通信する中継装置と通信し、 前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報、及び前記中継装置が前記携帯通信端末から受信した端末識別情報を、在圏情報として記憶する在圏情報記憶機能と、 新たな前記在圏情報を前記中継装置から受信し、かつ前記在圏情報を受信するたびに、前記在圏情報記憶機能に記憶されている前記端末識別情報を更新する更新機能と、 を前記情報処理装置に持たせるプログラムが提供される。

本発明によれば、人が乗降する移動体に取り付けられ、携帯通信端末と通信する中継装置と、 前記中継装置と通信する情報処理装置と、 を用いた情報処理方法であって、 前記中継装置は、 当該中継装置の通信圏内に位置する前記携帯通信端末に対して繰り返し通信を試み、 通信が確立した前記携帯通信端末のそれぞれから当該携帯通信端末を識別する端末識別情報を受信し、受信した前記端末識別情報を、前記中継装置又は前記移動体を識別する移動体識別情報とともに、在圏情報として前記情報処理装置に送信し、 前記情報処理装置は、前記中継装置から受信した在圏情報を記憶し、かつ、新たな前記在圏情報を前記中継装置から受信するたびに、記憶している前記端末識別情報を更新する情報処理方法が提供される。

本発明によれば、移動体に乗降する人を特定することができる。

上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。

第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。

中継装置の機能構成を示すブロック図である。

情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。

在圏情報記憶部が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。

中継装置及び情報処理装置が行う動作の一例を示すフローチャートである。

第2の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。

位置情報生成部の機能構成の一例を示すブロック図である。

情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。

アドレス記憶部が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。

位置情報記憶部が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。

提供情報記憶部が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。

本実施例に係る中継装置及び情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。

第3の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。

第4の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。

第5の実施形態に係る位置情報生成部の機能構成を示すブロック図である。

第5の実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。

変換情報記憶部が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。

以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。

なお、以下に示す説明において、各装置の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。

(第1の実施形態) 図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。この情報処理システムは、中継装置100及び情報処理装置200を備えている。中継装置100は、人が乗降する移動体20に取り付けられ、携帯通信端末30と通信する。情報処理装置200は、通信網10を介して中継装置100と通信する。中継装置100と通信網10は、無線通信を行う。通信網10は、例えばインターネットや携帯通信網などの公衆通信網である。

移動体20は、例えばバスや列車など、不特定多数の人が乗降する乗り物である。そして移動体20に取り付けられた中継装置100は、その移動体20に乗車している人が所持している携帯通信端末30に対して繰り返し通信を試み、通信できた携帯通信端末30を識別する情報(以下、端末識別情報と記載)を、通信網10を介して情報処理装置200に送信する。

情報処理装置200は、中継装置100から受信した端末識別情報を記憶する。この記憶された端末識別情報は、どの携帯通信端末30が中継装置100の通信圏内に位置しているかを示している。一方、携帯通信端末30が中継装置100の通信圏内に位置している場合、その携帯通信端末30の所有者は、移動体20に乗車していると推定できる。従って、情報処理装置200が記憶している端末識別情報は、移動体20に乗車している人を特定する情報となる。

また、情報処理装置200は、繰り返し中継装置100から情報を受信し、記憶している端末識別情報を更新する。そしてこの更新の際に削除された端末識別情報は、移動体20から降車した人を特定する情報となる。

このように、中継装置100の通信圏内に位置する携帯通信端末の端末識別情報を情報処理装置200が管理することにより、移動体20に乗降する人を特定することができる。また、端末識別情報が情報処理装置200に追加又は削除された場所(例えば停留所)を管理することで、情報処理装置200は、移動体20に乗降した人の位置を、リアルタイムに特定することができる。

図2は、中継装置100の機能構成を示すブロック図である。中継装置100は、第1通信部110、移動体識別情報記憶部122、及び第2通信部120を備えている。

第1通信部110は、その中継装置100の通信圏内に位置する携帯通信端末30に対して繰り返し通信を試み、通信が確立した携帯通信端末30のそれぞれからその携帯通信端末30の端末識別情報を受信する。中継装置100と携帯通信端末30の間の通信は、例えば無線LAN(IEEE 802.11)やBluetooth(登録商標)(IEEE 802.15.1)を用いて行われる。そして、無線LANの通信規格を活用すれば、その携帯通信端末30のMACアドレス(Media Access Control address)を中継装置100において取得可能である。この場合、中継装置100は、このMACアドレスを端末識別情報として使用する。なお、端末識別情報は、MACアドレス以外の情報であっても良い。また、第1通信部110が携帯通信端末30と通信を試みるタイミングは、停留所や駅を発車した直後であるが、定期的(例えば1分間隔)であってもよい。

移動体識別情報記憶部122は、中継装置100又は移動体20を識別する情報(以下、移動体識別情報と記載)を記憶している。

第2通信部120は、第1通信部110が通信を試みるたびに、移動体識別情報記憶部122が記憶している移動体識別情報を、第1通信部110が受信した端末識別情報とともに、在圏情報として情報処理装置200に送信する。

図3は、情報処理装置200の機能構成を示すブロック図である。情報処理装置200は、在圏情報記憶部210及び更新部220を備えている。在圏情報記憶部210は、中継装置100の第2通信部120から受信した在圏情報を記憶する。具体的には、在圏情報記憶部210は、移動体識別情報別に、端末識別情報を記憶している。更新部220は、第2通信部120から新たな在圏情報を受信するたびに、在圏情報記憶部210が記憶している端末識別情報を更新する。なお、在圏情報記憶部210と更新部220は、ハードウエア上は互いに別の装置であっても良い。

図4は、在圏情報記憶部210が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。本図に示すように、在圏情報記憶部210は、移動体識別情報別に、端末識別情報を記憶している。

図5は、中継装置100及び情報処理装置200が行う動作の一例を示すフローチャートである。中継装置100の第1通信部110は、繰り返し携帯通信端末30と通信を試み、その中継装置100の通信圏内に位置する携帯通信端末30の端末識別情報を受信する(ステップS110)。そして中継装置100の第2通信部120は、第1通信部110が通信を試みるたびに、移動体識別情報記憶部122が記憶している移動体識別情報を、第1通信部110が受信した端末識別情報とともに、在圏情報として情報処理装置200に送信する(ステップS120)。

情報処理装置200の更新部220は、中継装置100の第2通信部120から新たな在圏情報を受信するたびに、在圏情報記憶部210が記憶している端末識別情報を更新する(ステップS210)。

以上、本実施形態によれば、情報処理装置200の在圏情報記憶部210は、移動体識別情報別に、端末識別情報を記憶している。この端末識別情報は、その移動体識別情報が示す移動体20に設けられた中継装置100の通信圏内に位置している携帯通信端末30、すなわち移動体20に乗車している人を示している。このため、情報処理装置200は、移動体20に乗車している人を特定することができる。

また、情報処理装置200は、繰り返し中継装置100から情報を受信し、記憶している端末識別情報を更新する。そして、情報処理装置200は、この更新の際に削除された端末識別情報を認識することにより、移動体20から降車した人を特定することができる。

(第2の実施形態) 図6は、第2の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。本図に示す情報処理システムは、以下の点を除いて、第1の実施形態に係る情報処理システムと同様の構成である。

まず、情報処理装置200は、中継装置100の通信圏外になった携帯通信端末30(以下、携帯通信端末30aと記載)に対して、情報(以下、提供情報と記載)を送信する。なお、携帯通信端末30aを所有している人は、移動体20から降車したと推定される。そして提供情報は、例えば、その降車位置の近隣に位置する店舗の広告情報である。なお、提供情報は、携帯通信端末30aのユーザにサービスを提供するためのプログラム等、他の情報であってもよい。

また、移動体20には位置情報生成部400が取り付けられている。位置情報生成部400は、移動体20の位置情報を生成して、通信網10を介して情報処理装置200に送信する。情報処理装置200は、移動体20の位置情報を、携帯通信端末30に送る提供情報を選択するときに使用する。

図7は、位置情報生成部400の機能構成の一例を示すブロック図である。本図に示す例において、位置情報生成部400は、GPS処理部410、位置情報送信部420、及び移動体識別情報記憶部422を備えている。

GPS処理部410は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からGPS情報を受信し、受信したGPS情報を処理することで移動体20の位置情報を生成する。この位置情報は、例えば緯度経度情報である。移動体識別情報記憶部422は、移動体20の移動体識別情報を記憶している。そして位置情報送信部420は、GPS処理部410が位置情報を生成すると、移動体識別情報記憶部422から移動体識別情報を読み出し、読み出した移動体識別情報をGPS処理部410が生成した位置情報とともに情報処理装置200に送信する。

なお、GPS処理部410は、定期的(例えば1分おき)に、位置情報を生成する。ただし、GPS処理部410は、移動体20が停留所や駅を発車した直後に位置情報を生成しても良い。

図8は、本実施形態に係る情報処理装置200の機能構成を示すブロック図である。情報処理装置200は、在圏情報記憶部210及び更新部220のほかに、アドレス記憶部230、位置情報記憶部240、提供情報記憶部250、アドレス読出部260、位置読出部270、提供情報読出部280、及び情報送信部290を備えている。

アドレス記憶部230は、携帯通信端末30のデータ通信用のアドレス(例えばメールアドレス)を端末識別情報に対応付けて記憶している。位置情報記憶部240は、移動体20の現在位置を示す位置情報を、移動体20の移動体識別情報に対応付けて記憶する。提供情報記憶部250は、携帯通信端末30に提供すべき少なくとも一つの提供情報を、位置情報に対応付けて記憶する。

アドレス読出部260は、更新部220が在圏情報記憶部210を更新するたびに、在圏情報記憶部210から削除された端末識別情報に対応するアドレスを、アドレス記憶部230ら読み出す。位置読出部270は、更新部220が在圏情報記憶部210を更新するたびに、在圏情報記憶部210から削除された端末識別情報に対応する移動体識別情報に対応する位置情報を、位置情報記憶部240から読み出す。提供情報読出部280は、位置読出部270が読み出した位置情報に対応する提供情報を、提供情報記憶部250から読み出す。そして情報送信部290は、提供情報読出部280が読み出した提供情報を、アドレス読出部260が読み出したアドレスを用いて携帯通信端末30aに送信する。

なお、アドレス記憶部230、位置情報記憶部240、及び提供情報記憶部250は、情報処理装置200の外部に設けられていても良い。

また、情報処理装置200は、さらに位置情報更新部245を備えている。位置情報更新部245は、移動体20に取り付けられた位置情報生成部400から、位置情報及び移動体識別情報を繰り返し受信する。そして位置情報更新部245は、受信した情報を用いて位置情報更新部245が記憶している位置情報を更新する。

図9は、アドレス記憶部230が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。本図に示すように、アドレス記憶部230は、複数の携帯通信端末30それぞれのアドレスを、その携帯通信端末30の端末識別情報(例えばMACアドレス)に対応付けて記憶している。なお、携帯通信端末30のアドレスは、例えば携帯通信端末30のユーザによって予めアドレス記憶部230に登録されている。

図10は、位置情報記憶部240が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。本図に示すように、位置情報記憶部240は、複数の移動体20それぞれの移動体識別情報を、その移動体20の位置情報に対応付けて記憶している。

図11は、提供情報記憶部250が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。本図に示すように、提供情報記憶部250は、位置情報別に、少なくとも一つの提供情報を記憶している。本図に示す例では、提供情報記憶部250は、位置情報が示す数値に幅を持たせた上で、その幅(数値範囲)別に提供情報を管理している。そして提供情報読出部280は、位置読出部270が読み出した位置情報を含む数値範囲に対応する提供情報を、提供情報記憶部250から読み出す。

図12は、本実施例に係る中継装置100及び情報処理装置200の動作の一例を示すフローチャートである。本図に示す処理は、S210までの処理は、図5に示した処理と同様である。なお、位置情報生成部400は、本図に示すフローチャートから独立して動作している。また、S120とS210の間に、MACアドレス等を用いたユーザ認証処理が行われても良い。

情報処理装置200の更新部220は、在圏情報を更新すると、在圏情報記憶部210から削除された端末識別情報をアドレス読出部260に出するとともに、移動体識別情報を位置読出部270に出力する。そして、アドレス読出部260は、更新部220から受信した端末識別情報に対応するアドレスを、アドレス記憶部230から読み出す(ステップS212)。また、位置読出部270は、更新部220から受信した移動体識別情報に対応する位置情報を、位置情報記憶部240から読み出す(ステップS214)。

さらに、提供情報読出部280は、位置読出部270が読み出した位置情報に対応する提供情報を、提供情報記憶部250から読み出す(ステップS216)。そして、情報送信部290は、提供情報読出部280が読み出した提供情報を、アドレス読出部260が読み出したアドレスを用いて携帯通信端末30aに送信する(ステップS218)。

以上、本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、情報処理装置200の情報送信部290は、移動体20から降車したと推定される人が所有している携帯通信端末30aに、その降車位置に基づいた提供情報を送信することができる。

また、情報処理装置200の位置情報更新部245は、繰り返し位置情報生成部400から位置情報及び移動体識別情報を受信し、受信した位置情報及び移動体識別情報を用いて位置情報記憶部240を更新する。従って、情報送信部290が携帯通信端末30aに提供する提供情報は、さらに的確な情報になる。

(第3の実施形態) 図13は、第3の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。本実施形態に係る情報処理システムは、以下の点を除いて第2の実施形態に係る情報処理システムと同様の構成である。

まず、位置情報生成部400及び中継装置100は、移動体20の内部に設けられた通信回線(有線及び無線のいずれでもよい)を介して互いに通信している。そして位置情報生成部400は、生成した位置情報及び移動体識別情報を、中継装置100の第2通信部120及び通信網10を介して情報処理装置200に送信している。

なお、本実施形態において、位置情報生成部400は移動体識別情報記憶部422を有していなくても良い。この場合、中継装置100の第2通信部120は、位置情報を送信するときにも、移動体識別情報記憶部122から移動体識別情報を読み出して情報処理装置200に送信する。

本実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、位置情報生成部400は、中継装置100を介して情報処理装置200に位置情報を送信するため、無線通信機能を有さなくて良い。

(第4の実施形態) 図14は、第4の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。本実施形態に係る情報処理システムは、以下の点を除いて第3の実施形態に係る情報処理システムと同様の構成である。

まず、位置情報生成部400は、通信網10を介して位置情報及び移動体識別情報を情報処理装置200に送信している。一方、中継装置100は、位置情報生成部400及び通信網10を介して、端末識別情報及び移動体識別情報を情報処理装置200に送信している。

なお、本実施形態において、中継装置100は移動体識別情報記憶部122を有していなくても良い。この場合、位置情報生成部400の位置情報送信部420は、端末識別情報を送信するときにも、移動体識別情報記憶部422から移動体識別情報を読み出して情報処理装置200に送信する。

本実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、中継装置100は位置情報生成部400を介して情報処理装置200に端末識別情報を送信するため、無線通信機能を有さなくて良い。

(第5の実施形態) 本実施形態に係る情報処理システムは、位置情報生成部400及び情報処理装置200の構成を除いて、第2〜第4の実施形態のいずれかに係る情報処理システムと同様の構成である。

図15は、本実施形態に係る位置情報生成部400の機能構成を示すブロック図である。本実施形態に係る位置情報生成部400は、移動体識別情報記憶部422の代わりに生成部識別情報記憶部424を有している点を除いて、第2〜第4の実施形態のいずれかに係る位置情報生成部400と同様の構成である。生成部識別情報記憶部424は、その位置情報生成部400を他の位置情報生成部400から識別する情報(以下、生成部識別情報と記載)を記憶している。そして位置情報送信部420は、移動体識別情報の代わりに、生成部識別情報を位置情報とともに情報処理装置200に送信する。

図16は、本実施形態に係る情報処理装置200の機能構成を示すブロック図である。本実施形態に係る情報処理装置200は、変換情報記憶部247を有している点を除いて、第2〜第4の実施形態のいずれかに係る情報処理装置200同様の構成である。変換情報記憶部247は、図17のテーブルに示すように、複数の生成部識別情報を、その生成部識別情報に対応する位置情報生成部400が取り付けられている移動体20の移動体識別情報に対応付けて、記憶している。

本実施形態によっても、第2〜第4の実施形態と同様の効果が得られる。

以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。

この出願は、2013年8月28日に出願された日本出願特願2013−176959号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

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