Cellular communication system

申请号 JP2001541274 申请日 2000-11-14 公开(公告)号 JP4615172B2 公开(公告)日 2011-01-19
申请人 モトローラ・インコーポレイテッドMotorola Incorporated; 发明人 アベルブッチ、ロッド; ジェイムズ クライスラー、ケネス; ヒューズ、ジョン; ヤコブセン、ケン; ジョージ ロマーノ、ガイ;
摘要
权利要求
  • 異なる地理的な通信対象エリアを有する少なくとも第1及び第2無線ネットワークを有するセル方式通信システムであって、前記セル方式通信システムは、
    IPアドレスを使用してアドレス可能な移動局と、
    前記第1ネットワークと関連した第1コントローラと、
    前記第2ネットワークと関連した第2コントローラと、
    から成り、
    前記移動局は前記第1無線ネットワークと前記第2無線ネットワークとの間をローミングするように適合され、前記第1ネットワークは前記移動局のホームネットワークを備え、前記第2ネットワークは前記移動局のフォーレンネットワークを備え、
    前記移動局が前記第1ネットワークから前記第2ネットワークにローミングする際に前記第2コントローラは、
    (i)セル方式通信システムが前記第1コントローラにより前記移動局に事前に割当てられた固定IPアドレスを前記移動局に割当てる前記移動局の要求を受信するように適合され、
    (ii)前記移動局からの要求に対して、前記固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていないことを前記第1コントローラにより確認するように適合され、
    (iii)前記固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていない場合、前記第2ネットワークにおいて使用する移動局に対して、前記第1コントローラにより前記移動局に事前に割当てられた前記固定IPアドレスを割当てるように適合されている、
    システム。
  • 前記第2コントローラは、前記移動局に代わって、第1コントローラへのモバイルIPの登録を実行するように更に適合されている請求項1に記載のシステム。
  • 前記移動局は準備完了タイマーを備え、前記移動局は、
    (i)前記準備完了タイマーが終了しているか否かを確認するように適合され、
    (ii)前記準備完了タイマーが終了していない場合、前記固定IPアドレスの割当てを要求するように適合されている、
    請求項1に記載のシステム。
  • 前記移動局は前記第2ネットワークにおける第1コンテキストアクティベーションの際に前記準備完了タイマーが終了しているか否かの確認を実行するように適合されている請求項3に記載のシステム。
  • 前記移動局は待機タイマーを備え、前記移動局は、
    (i)前記移動局の待機タイマーが終了しているか否かを確認するように適合され、
    (ii)前記待機タイマーが終了していない場合、前記固定IPアドレスの割当てを要求するように適合されている、
    請求項1に記載のシステム。
  • 前記移動局は前記第2ネットワークにおける第1コンテキストアクティベーションの際に前記待機タイマーが終了しているか否かの確認を実行するように適合されている請求項5に記載のシステム。
  • 前記第2ネットワークは、前記第1ネットワークとは異なるIPアドレスの集合を有するセル方式通信システムの管理ユニットである請求項1に記載のシステム。
  • 前記第1コントローラは前記第1ネットワークのSwMIデータコントローラであり、前記第2ネットワークは前記第1ネットワークとは異なるスイッチング及びマネージメント・インフラストラクチャ(SwMI)の制御下にある請求項1に記載のシステム。
  • 前記セル方式通信システムはパケット交換データネットワークの一部である請求項1に記載のシステム。
  • 前記第1コントローラにより前記移動局に事前に割当てられた前記固定IPアドレスが別の移動局に割当てられた場合、前記第2コントローラは前記第2ネットワークに使用可能なIPアドレスの集合から前記移動局に新たなIPアドレスを割当てるように適合されている請求項1に記載のシステム。
  • 前記新たなIPアドレスは動的IPアドレスである請求項10に記載のシステム。
  • セル方式通信システムにおける移動局の登録方法であって、前記セル方式通信システムは異なる地理的な通信対象エリアを有する複数の無線ネットワークを備え、前記移動局の登録方法は、
    移動局は前記複数のネットワークの特定のフォーレンネットワークに進入し、IPアドレスを使用してアドレス可能となることと、
    前記移動局が、前記複数のネットワークのホームネットワークにある間に事前に割当てられた前記固定IPアドレスを前記セル方式通信システムが前記移動局に割当てるように要求することと、
    前記フォーレンネットワークと関連した第1コントローラが、前記ホームネットワークと関連した第2コントローラにより、前記固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていないことを確認し、前記固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていない場合、前記第1コントローラは、前記ホームネットワークにある間に前記移動局に事前に割当てられた前記固定IPアドレスを前記フォーレンネットワークにある間に使用する前記移動局に割当てることと、から成る方法。
  • 前記第1コントローラは前記移動局に代わって第2コントローラへのモバイルIPの登録を実行する請求項12に記載の方法。
  • 前記移動局は前記移動局の準備完了タイマーが終了していないか否かを確認し、前記準備完了タイマーが終了していない場合、前記移動局は前記固定IPアドレスの割当てを要求する請求項12に記載の方法。
  • 前記移動局は、前記フォーレンネットワークに進入する際の前記セルの第1コンテキストアクティベーションの際に前記準備完了タイマーが終了しているか否かの確認を実行する請求項14に記載の方法。
  • 前記移動局は前記移動局の待機タイマーが終了しているか否かを確認し、前記待機タイマーが終了していない場合、前記移動局は前記固定IPアドレスの割当てを要求する請求項12に記載の方法。
  • 前記移動局は、前記フォーレンネットワークに進入する際の前記セルの第1コンテキストアクティベーションの際に前記待機タイマーが終了しているか否かの確認を実行する請求項16に記載の方法。
  • 前記フォーレンネットワークは、前記ホームネットワークとは異なるIPアドレスの集合を有する前記セル方式通信システムの管理ユニットである請求項12に記載の方法。
  • 前記フォーレンネットワークは前記ホームネットワークとは異なるスイッチング及びマネージメント・インフラストラクチャ(SwMI)の制御下にある請求項12に記載の方法。
  • 前記セル方式通信システムはパケット交換データネットワークの一部である請求項12に記載の方法。
  • 前記ホームネットワークにある間に前記移動局に事前に割当てられた前記固定IPアドレスが別の移動局に割当てられた場合、前記第1コントローラは前記フォーレンネットワークにおいて使用可能なIPアドレスの集合から前記移動局に新たなIPアドレスを割当てる請求項12に記載の方法。
  • 前記新たなIPアドレスは動的IPアドレスである請求項21に記載の方法。
  • 前記第1コントローラはモバイル・インターネット・プロトコルに基づいた前記移動局のホームエージェントである請求項1に記載のセル方式通信システム。
  • 前記第2コントローラはモバイル・インターネット・プロトコルに基づいた前記移動局のフォーレンエージェントである請求項1に記載のセル方式通信システム。
  • 前記第2コントローラはモバイル・インターネット・プロトコルに基づいた前記移動局のホームエージェントである請求項 12に記載の方法。
  • 说明书全文

    【0001】
    (技術分野)
    本発明は移動無線通信システムの分野に関する。
    (技術背景)
    従来の移動無線通信システムは複数のセルに分割され得る。 以下に、移動局と称する移動電話又は移動無線機は、特定のセル内を移動することができる。 移動局は一つのセルから他のセルに移動することも可能である。
    【0002】
    図1はセル方式システムの1つのセルを示す。 図1に示される複数の要素は、個人用移動無線(PMR)システム10の概略図を示す。 図1の携帯無線機2,4,6は基地局8と通信可能である。 無線機2,4,6は等しく適当に車両に搭載される移動無線機であり得る。 図1に示される各無線機は基地局8を介して1つ以上の他の無線機と通信可能である。 無線機2,4,6は、ダイレクトモード・オペレーション(direct mode operation )が可能であり、従って基地局8を通る通信回路を介さずに、もう一つの無線機又は他の複数の無線機と直接通信することが可能である。 無線機2,4,6は、上記のシステムにおいて移動局を構成する。
    【0003】
    図1に示した従来の一般的なタイプの無線システムの例は、iDEN及びTETRA無線システムである。
    図2はセル方式システムの複数のセル110,120,130,140,150の構成を示す。 「Software and Measurement Infrastructure (ソフトウェア及びメジャメント・インフラストラクチャ)」(SwMI)100はこれらの5つのセルを制御する。 SwMI及びSwMIが制御するセルは、無線「ネットワーク」を構成する。 SwMIは多数のファンクションを担っている。 これらのファンクションには、ネットワークにおいて作動する移動局に対するIPアドレスの割当ての制御や、ネットワークでのモバイルエージェントの間やそのモバイルエージェントに対する通信のルーティングも含まれる。 図1の符号2,4,6で示すような無線機は、ネットワーク内をセルからセルへと移動可能であり、任意のセルにおいて通信する。
    【0004】
    図2に示したSwMI100は、ブロック100の「FA」,「IP」,「HA」として示すいくつかのファンクションを実行する。 「IP」ボックスは、SwMIがセル110〜150内で作動している無線機にIPアドレス(複数の番号)を割当てるのを担っていることを示す。 IPアドレスは、正しいIPアドレスを備えたデータのパケットをネットワーク内の無線機に配信することを可能にする。 SwMIは、移動局の通信範囲内に位置する基地局にコールをルーティングするために、移動無線機が位置するセルを示すテーブルを保持する。
    【0005】
    要素100の「HA」ブロックは、ネットワークにおいて通常に作動する無線機に対してSwMIが「ホームエージェント(Home Agent)」(HA)ファンクションを更に実行することを示す。 最後に、要素100の「FA」ブロックは、ネットワークに進入するがそのネットワーク内では通常は作動しない無線機に対して、SwMIが「フォーレンエージェント(Foreign Agent )」(FA)を更に実行することを示す。 ホームエージェント及びフォーレンエージェントのファンクションは、図4に関連して、以下により詳細に説明される。
    【0006】
    移動局は、例えば異なる国におけるネットワーク等の、複数の異なるネットワークにおいて作動可能であり得る。 これは、「ローミング(roaming )」と呼ばれている。 既に、TETRA規格により設計された無線機は一方のネットワークから別のネットワークにローミングすることができる。 GSM及びPCS1800デジタル移動電話の規格では、移動電話はネットワーク及び国の少なくともいずれか一方の間をローミングすることが可能である。
    【0007】
    将来は、移動局がインターネットプロトコル(IP)によるアドレス指定を通して容易に連絡可能になることが望まれる。 IPアドレス指定可能な移動局が一方のネットワークから別のネットワークにローミングすることが可能であることは特に望まれる。
    【0008】
    IPアドレス指定可能な移動局がセル方式通信ネットワーク内、又はそのようなネットワーク間をローミングすることを可能にするいくつかの考案が提案されている。
    それらの考案の4つの例は以下に説明される。
    【0009】
    (モバイルインターネットプロトコル)
    完全なモバイルインターネットプロトコルシステムが提案される。 このシステムでは、移動局が通常に作動するネットワークの一部でない「フォーレン」セルにある場合、移動局は認識可能である。 移動局が通常に作動するネットワークは、移動局の「ホームエージェント」の制御下にあるネットワークである。 ホームエージェントには、移動局が通常に作動するネットワーク内の移動局に対するIPアドレスが提供される。 ホームエージェントの制御下でないセルは、「フォーレンエージェント」の制御下にあるセルとなる。
    【0010】
    移動局がそのホームネットワークから別のフォーレンネットワークに移動した場合でも、IPアドレスを備えたデータパケットは移動局に到達することが可能である。 モバイルインターネットプロトコルは、ホームエージェントが移動局のIPアドレスをフォーレンエージェントに転送するために、フォーレンエージェントのアドレス宛(c/o)にマッピング及びカプセル化することを可能にする。
    【0011】
    モバイルインターネットプロトコルの提案によると、移動局はそのホームエージェントに、移動局が現在位置するフォーレンエージェントに関する情報を送信することが可能になる。 このためには、移動局がホームエージェントの制御下にあるセルに存在しないことを認識し、フォーレンエージェントの識別も認識し、且つホームエージェントとの登録を実行する過程の一部としてホームエージェントにそのような情報を提供するように、移動局を適合させる必要がある。
    【0012】
    (iDENモバイルIP無線機)
    iDENモバイルIP無線機は、それに装着された非移動式データ端末装置(DTE)のプロキシとしてモバイルIPの役割を果たすことができるモードを有する。 そのようなDTEの例は、ラップトップ式携帯型コンピュータであり得る。 この場合、iDEN無線機は、プロキシファンクションを実行するように構成され、且つそれ自体が上記に説明した意味でモバイルIP対応でなければならない。
    【0013】
    (セルラーデジタルパケットデータの可動性)
    セルラーデジタルパケットデータ(CDPD)は米国で使用されている無線通信システムである。 このシステムでは、インフラストラクチャ及び移動局の双方がモバイルファンクションに適合している場合にのみ、ローミング中でもIPのアドレス指定が可能である。
    【0014】
    従ってCDPDでは、IPアドレスのローミングは、適切に適合された送受信器と、ローミングを支援できるセル内に限り存在するこれらの送受信器とに対してのみ可能である。
    【0015】
    (TETRAパケットデータ規格)
    TETRAパケットデータ規格EPTWG3(98)005は、SwMIが特定の移動無線機に対してIPアドレスを割当てる手段を説明する。 IPを割当てる工程は、TETRA「コンテキストアクティベーション(Context Activation)」の一部である。 移動局はコンテキストアクティベーションを実行する。 コンテキストアクティベーションは、ネットワークを介してIPアドレス指定を使用したパケットデータの送信及び受信を開始するための、ネットワークに登録した移動局の動作である。 ネットワークは、コンテキストアクティベーションの際に移動局にIPアドレスを割当てる。 従って、コンテキストアクティベーションは、移動局が「IPパケット」を送信及び受信するためにインターネット接続を取得させることを可能にする。
    【0016】
    TETRA無線機は、無線ネットワーク上の音声通信を単に処理するためにコンテキストアクティベーションを実行する必要はない。 しかし、無線機がTETRAネットワークを介してパケットデータを送信する必要がある場合、無線機はコンテキストアクティベーションを実行する必要がある。 TETRA無線機はユーザによりコンテキストアクティベーションを実行するよう命令され得る。 代わりに、無線機は、無線機のPCへの接続やPCの起動の際などの外部からの変化によりコンテキストアクティベーションを実行する必要があると認識する場合がある。
    【0017】
    コンテキストアクティベーションが完了した際、ネットワークは無線機に割当てられたIPアドレスをその無線機の固有TETRA加入者識別子(ITSI)にマッピングすることが可能になる。 ネットワークは無線機に対するデータのパケットを受信すると、ネットワークは次に無線機のITSI番号を保持するロケーションマップを使用して無線機の位置を特定することができる。 これは、ネットワークがネットワーク内の無線機の位置にデータパケットを転送することを可能にする。
    【0018】
    特定のネットワーク内の移動局に割当てられたIPアドレスは「固定」であっても、「動的」であってもよい。 「固定」IPアドレスは通常、移動無線機がコンテキストアクティベーションを実行する際に移動無線機は該アドレスの使用を必要とする特定のアドレスである。 このIPアドレスは、移動無線機が事前に使用したIPアドレスであろう。
    【0019】
    しかし、無線機は、コンテキストアクティベーションの際にいかなるIPアドレスも特定しない場合がある。 この場合は、2つの起こり得る結果が存在する。 第1には、ネットワークは、移動局を認識し、且つネットワークが事前にその移動局に割当てたのと同じIPアドレスをその移動局に割当てる場合がある。 これは固定アドレス指定であるが、コンテキストアクティベーション要求においていかなる特定のIPアドレスも有する移動局も存在しない固定アドレス指定である。 第2の起こり得る結果は、ネットワークが現に使用されていない移動局に対して、そのネットワークに使用可能なIPアドレスの集合から任意のIPアドレスを割当てることである。 これは「動的」なアドレス割当てである。 SwMIは動的割当てに使用するIPアドレスの集合を有する。 1つのSwMIに使用可能なアドレスの集合は、別のSwMIに使用可能な集合とは異なる場合があり、例えば、異なる国でのネットワークのアドレス集合、又は異なる企業により所有されたネットワークのアドレス集合等がある。
    【0020】
    TETRAパケットデータ規格は、移動無線機がSwMIにより認識されるための特定のIPアドレスを要求することを可能にする。 しかし、この現行の規格は異なるSwMIの間でのローミング手段を提供していない。
    【0021】
    TETRAパケットデータ規格の更なる詳細を参照すると、この規格は移動無線機の3つの基本状態を定義している。
    (i)アイドル(Idle)−これはコンテキストアクティベーション前の状態である。
    【0022】
    (ii)待機(Standby )−これはコンテキストアクティベーション後の状態である。
    (iii)準備完了(Ready )−これはデータアクティビティ中の状態である。
    【0023】
    移動局は2つのタイマーを有し、これらのうちの1つは「待機」タイマーである。 待機タイマーは、コンテキストアクティベーションからの時間を計測する。 一般的には、該タイマーはコンテキストアクティベーションが終了する前にコンテキストアクティベーションから数時間に設定され得、移動局はアイドルモードに戻る。 待機タイマーが終了すると、移動無線機は、ネットワークを介してデータ交換を再度開始するために、コンテキストアクティベーションを実行する必要がある。
    【0024】
    他方のタイマーは「準備完了」タイマーである。 移動無線機は、アクティブオペレーションの間、準備完了状態にあるときに、ネットワークを介してデータパケットを交換する。 準備完了タイマーの時間制限は、準備完了タイマーがまだ終了していない状態では移動局がネットワークを介する通信を尚も実行中であるように設計される。 準備完了タイマーは、最近のパケットデータアクティビティから約10秒間計測する。 従って、準備完了タイマーの状態は移動無線機の状態を特定する。 即ち、移動無線機が通信状態にあるか否かを特定する。 準備完了タイマーが終了すると、無線機は待機モードに戻る。 準備完了タイマーの終了は、IPパケットデータの送信及び受信を開始するために、移動無線機にコンテキストアクティベーションの実行を必要とさせない。
    【0025】
    移動無線機のホームネットワークでは、移動無線は待機タイマーが終了するまで1つのIPアドレスを保持する。 これは、移動無線機がそのIPアドレスを使用してデータパケットを最後に送信又は受信した後に1つのIPアドレスを非常に長い期間に渡って保持することを意味する。 上記の期間は通常約24時間であり、その期間中の移動無線機は待機モードである。 移動無線機は、上記の時間よりも短い時間が経過する限り、IPデータパケットの送信又は受信を開始するためにコンテキストアクティベーションを実行する必要がない。 待機モードの際に移動無線機がIPデータパケットの送信又は受信を再度開始する場合、移動無線機は待機タイマー及び準備完了タイマーの両方を再設定する。
    【0026】
    しかし、移動無線機は、新たなネットワークに進入すると直ちにコンテキストアクティベーションを実行する必要もある。 従って、移動式TETRA無線機は、フォーレンエージャントの制御下にある特定のセルに進入する際、コンテント起動を実行するように試みる。
    【0027】
    (個人用TETRA加入者識別子の可動性)
    個人用TETRA加入者識別子(Individual TETRA Subscriber Identity)(ITSI)の可動性は、TETRA規格内の移動局の可動性に対する提案である。 この可動性はIP規格を基にするものではなく、インフラストラクチャのホーム・ロケーション登録(Home Location Resister)などの音量感知器からの情報源を必要とする。
    【0028】
    従来技術によるシステム及び提案には、更なる改良を設ける必要が存在する。
    (好ましい実施形態の詳細な説明)
    図3は本発明による移動局を示す。 図3の移動局の形態は、携帯型無線機又は移動無線機の形態のいずれであってもよいが、携帯型電話は同様に機能するように構成され得る。
    【0029】
    図3の無線機2は、無線機のユーザから音声を伝送することができる。 無線機は、無線機により伝送される信号を提供するマイクロフォン34を備える。 マイクロフォンからの信号は送信回路22により送信される。 送信回路22はスイッチ24及びアンテナ26を介して送信する。
    【0030】
    送信器2はコントローラ20及び読み取り専用メモリ(ROM)32を更に備える。 コントローラ20は図3の実施形態ではマイクロプロセッサである。 ROM32は固定記憶(permanent memory)であり、不揮発性の電気的消却・プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)であってもよい。 ROM32は、メモリ内に多数の異なる領域を有し得る。
    【0031】
    図3の無線機2は、無線機のユーザインターフェイス回路の一部として機能するディスプレイ42及びキーパット44を更に備える。 ユーザインターフェイス回路の少なくともキーパット44の部分は、ユーザにより操作可能である。 無線機の音声操作又はユーザとの相互作用による他の手段が用いられてもよい。
    【0032】
    無線機により受信された信号はスイッチ24により受信回路28にルーティングされる。 その後、受信された信号はコントローラ20及び処理回路38にルーティングされる。 オーディオ回路38には拡声器40が接続される。 拡声器40はユーザインターフェイスの更なる一部を形成する。
    【0033】
    データ端子36が設けられてもよい。 端子36は、送信回路22、スイッチ24及びアンテナ26により伝送データから成る信号を提供し得る。 受信回路28はデータを受信するように適合され得る。 受信されたデータは、受信回路28からデータ端子36に提供されてもよいが、この接続に関しては図による説明を簡単にする目的で図3には図示されない。
    【0034】
    無線機2には「準備完了タイマー」46及び「待機」タイマー48が設けられ、それらの機能は以下に詳細に説明される。
    図4は、本発明によるセル方式通信システムの実施形態を示す。 図3の無線機2は図4の構成において使用され得る。 図4の移動局374は図3に示した形態の無線機である。
    【0035】
    図4のセル方式通信システムは、セル350内の移動局374等の移動局に対して無線信号を発信するための少なくとも1つの基地局358を有する。 移動局374はIPアドレスを使用してアドレス可能である。
    【0036】
    セル350は、図4の境界線290の右側に位置する概略的に示された地理的な領域を占める。 図4は更に、別のセル210を概略的に表示している。 セル210はセル350とは異なるネットワークの一部である。 従って、セル210,350は異なるSwMIの制御下にある。
    【0037】
    セル210,350を制御するSwMIは図4の上部に示される。 SwMI200はセル200を制御する。 図2の構成と同様に、SwMI200は更なるセルを制御してもよい。 SwMI300はセル350を制御する。 やはり、図2の構成と同様に、SwMI300は更なるセルを制御して得る。
    【0038】
    SwMI300、セル350及びSwMI300により制御された他のセルは第1ネットワークを形成する。 SwMI200、セル210及びSwMI200により制御された他のセルは、第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを形成する。
    【0039】
    重要なことに、セル350に示した移動局374はセル210から由来している。 従って、SwMI200は移動局374に対する「ホームエージェント」となる。 つまり、移動局374は通常、第2ネットワークに属する。
    【0040】
    図4はセル350における2つの他の移動局372及び376を更に示す。 これらの移動局は、移動局374がセル350を訪問しているのと同様に、別のネットワークからセル350を訪問している他の移動局であり得る。 代わりに、移動局372,376のうちの一方又は両方は、セル350又はSwMI300により制御された別のセル内に通常に存在してもよく、従って、それらのホームエージェントはSwMI300となる。 同様に、セル210における3つの移動局202,204,206は通常、セル210又はSwMI200により制御されたネットワーク内の別の場所に存在し得る。 しかし、移動局202,204,206はセル210を訪問しているのであって、通常はもう一方のネットワークに存在してもよい。
    【0041】
    移動局374はセル350内に進入する。 移動局374の観点からすると、セル350は「フォーレンエージェント」の制御下にある。 移動局374に対する「フォーレンエージェント」のファンクションはSwMI300により提供される。
    【0042】
    フォーレンエージェントはセル350内の複数の移動局に対するIPアドレスの割当てを制御する。 特に、フォーレンエージェントはセル350内の第1コントローラの役目を果たす。 セル210におけるホームエージェント200はセル210内の第2コントローラの役目を果たす。
    【0043】
    SwMI300は接続280を介してSwMI200にリンクされた状態で示される。 例えば、SwMI200とSwMI300には、光ファイバーリンク等の固定ラインであり得る物理的なリンクが示されているが、無線等による他の方法でリンクされてもよい。
    【0044】
    セル方式通信システムの第1ネットワークにおけるセル350に対する第1コントローラとして機能するSwMI300は、セル方式通信システムがセル350の外部で移動局に事前に割当てられた固定IPアドレスを移動局374に割当てる要求を移動局374から受信するように適合される。 移動局374がセル210からセル350に直接移動した場合、移動局374からフォーレンエージェントとして機能するSwMI300への要求は、移動局374がセル210において使用していたのと同じIPアドレスに対応するものであり得る。
    【0045】
    SwMI300は、移動局374からの要求に対応して、要求された固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていないことを、セル210に関連したSwMI200により確認するよう更に適合される。 この例では移動局374はセル210からセル350に直接移動したが、一般に、SwMI300は移動局が事前に登録されたロケーションにあるセルのコントローラにより確認するように適合される。 これは、移動局374に対応する、図4に示されていない別のフォーレンエージェントであってもよい。
    【0046】
    最後に、セル350の外部にある移動局374に事前に割当てられた固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていない場合、SWMI300は、セル350内において使用する移動局374に対して、該固定IPアドレスを割当てるように適合される。 SwMI300のホームエージェントによる登録により、ネットワークを通してトンネリングすることによりSwMI300にデータパケットを転送することが可能になる。 セル350の外部で移動局374に事前に割当てられたIPアドレスがSwMI200により別の移動局に割当てられるため、そのようなIPアドレスがセル350における使用を目的にSwMI300によって割当てられることが不可能となり得る。 更に、既にセル350内にある別の移動局には移動局374により事前に使用したIPアドレスが与えられるため、移動局374に事前に割当てられたIPアドレスはセル350における使用を目的にSwMI300により移動局374に割当てられることが不可能となり得る。
    【0047】
    図4の実施形態では、SwMI300が、固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていないことを、コントローラが移動局を事前に登録したロケーションにあるSwMI200により確認する点について説明されている。 しかし、本発明の別の実施形態では、フォーレンエージェントは、固定IPアドレスが登録されているロケーションと関連したSwMIにより構成された第2コントローラにより(固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていないことを)確認することが可能である。 これは、セル350に進入する移動局により要求されたIPアドレスが常に特定のセルに属しているように識別可能である場合に適切である。 この構成の利点は、移動局374が複数のネットワークを通じてローミングする際に、 SwMI300のフォーレンエージェントが移動局374により要求されたIPアドレスの可用性を確認する必要のあるネットワークコントローラのチェイン全体を設定しなくてもよい点である。 代わりに、フォーレンエージェント374は、固定IPアドレスが登録されたままである1つのセルにより即時に確認可能である。
    【0048】
    本発明のセル方式通信システムの更なる向上が可能である。 第1コントローラとして機能するSwMI300は、移動局374の代わりに、第2コントローラとして機能するホームエージェントSwMI200へのモバイルIPの登録を実行するように更に適合され得る。 これは、移動局374がモバイルIP対応の端末となることなく、セル350の移動局374にIPパケットデータを転送することを提供し得る。 従って、移動局374は、そのような追加機能を有さずにより単純な端末であることができる。 そのような構成は、セル350を制御するネットワークのSwMIに対する適合性のみを使用して、移動局に完全なIPモビリティを提供する利点を備える。 例えば、TETRA無線等のように、移動局の適合性は、このネットワークローミングを容易にするためには必要とされない。 従って、本発明の原理を使用することで、IPアドレス指定可能な移動局は、ネットワークのインフラストラクチャの変更だけでローミング可能なモバイルIP基地局にも変化させることが可能である。 これは、既存のTETRA移動局に対応するIPアドレス指定を容易にし、将来のモバイルIP基地局の複雑性を低減させる。
    【0049】
    第1コントローラとして機能するSwMI300が、移動局374に代わりホームエージェントSwMI200へのモバイルIPの登録を実行するように更に適合された場合、SwMI300はこれを実行するために移動局のITSI番号を使用してもよい。 ITSI番号は、SwMIがホームSwMIのホーム・ロケーション登録(HLR)に記憶された移動局の詳細にアクセスすることを可能にする。
    【0050】
    図4は、移動局374が1つのモバイル通信ネットワークから別のモバイル通信ネットワークにローミングされている構成を示す。 しかし、移動局374は代わりに、例えば、オフィスでのケーブル接続によるローカルエリア・ネットワーク(LAN)に最初に接続されていてもよい。 移動局374はその後、ユーザによりその有線接続から取り外され得、モバイルネットワークを通した通信を開設する必要がある。 そのような移行は図4に示されたローミングと同様に行われ得る。 モバイルネットワークから固定LANに戻る移行も同様に行われてもよい。
    【0051】
    移動局374は準備完了タイマー46を備え、移動局374は待機タイマー48を更に備える図3を参照。
    作動中、移動局374はセル350に進入する際にコンテキストアクティベーションを実行する。 これは、移動局374がこの例ではSwMI200を通じて以前に通信していたことに対して、移動局374がSwMI300を通じて通信する必要があるためである。 しかし、移動局374は、固定IPアドレスを要求する前に待機タイマー又は準備完了タイマーのいずれかで確認するように適合され得る。 移動局374は、それらのタイマーのうちの1つが終了していない場合のみ、セル350の外部で有していたのと同じIPアドレスを要求するように適合され得る。
    【0052】
    移動局374は、(i)準備完了タイマー46が終了しているか否かを確認し、(ii)準備完了タイマー374が終了していない場合、セル350の外部で移動局374に事前に割当てられた固定IPアドレスの割当てを要求するように適合され得る。
    【0053】
    移動局374は、セル内での第1コンテキストアクティベーションの際に準備完了タイマー46が終了しているか否かの確認を実行し得る。 従って、これは、移動局374がセル350に進入する際にデータの送信又は受信を実行している場合、移動局374がセル350の外部での移動局374に事前に割当てられた固定IPアドレスの割当てを要求することを確実にする。 移動局374がこれを実行することは優れた利点を有する。 なぜなら、移動局374がセル350に進入する際に進行中であるデータ交換が、そのデータ交換を通じて同じIPアドレスを使用して続行及び完了されることを確実にするためである。 これは、データ交換におけるすべてのIPデータパケットが移動局374にうまく配信される可能性を向上させる。
    【0054】
    移動局374は代わりに、(i)移動局の待機タイマー48が終了しているか否かを確認し、(ii)待機タイマーが終了していない場合、セル350の外部で移動局374に事前に割当てられた固定IPアドレスの割当てを要求するようにも適合され得る。
    【0055】
    移動局374は、セル350内での第1コンテキストアクティベーションの際に待機タイマー48が終了しているか否かの確認を実行し得る。 従って、移動局374は、移動局374がセル350に進入する際に作動状態又はアイドル状態のいずれかである場合、セル350の外部での移動局374に事前に割当てられた固定IPアドレスを要求する。
    【0056】
    セル350は、移動局374が事前に登録されているロケーションとは異なるIPアドレスの集合を備えたセル方式通信システムの管理ユニットの一部であってもよい。 図4の例の場合、IPアドレスを割当てる管理ファンクションはSwMI300により実行され、セル350は、移動局が事前に登録されたロケーションとは異なるスイッチング及びマネージメント・インフラストラクチャ(Switching and Management Infrastructure )(SwMI)の制御下にある。 本発明のセル方式通信システムは、パケット交換データネットワークの一部であってもよい。
    【0057】
    フォーレンエージェントとして機能するSwMI300が、固定IPアドレスが登録されたロケーションと関連した第2コントローラにより、固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていないことを確認する別の実施形態が上記に説明された。 この場合、セル350は、固定IPアドレスが登録されているロケーションとは異なるIPアドレスの集合を有するセル方式通信システムの管理ユニットの一部であってもよい。 図4の例では、第1コントローラはセル350におけるSwMIのデータコントローラにより構成され、セル350は固定IPアドレスが登録されたロケーションとは異なるスイッチング及びマネージメント・インフラストラクチャ(SwMI)の制御下にある。 SwMIのデータコントローラはいくつかのファンクションを有し得る。 一般的に、データパケットのルーティング、1つのSwMIから別のSwMIへのデータパケットのトンネリング、及び割当てを含めたIPアドレスの管理がある。
    【0058】
    セルの外部で移動局に事前に割当てられた固定IPアドレスが別の移動局に割当てられている場合、SwMI300はSwMI300により制御されたネットワークにおける使用可能なIPアドレスの集合から新たなIPアドレスを移動局374に割当てるように適合され得る。 これは、移動局374がセルに進入する前に使用した固定IPアドレスを要求した場合、失敗することを意味する。 しかし、これは、符号372又は376等の移動局に現に割当てらているIPアドレスを移動局374に割当てないことを確実にする。 移動局374に割当てられた新たなIPアドレスは動的IPアドレスであってもよい。
    【0059】
    一般的に示されるように、本発明は複数のSwMIの間をローミングするための技術を提供する。 コンテキストアクティベーションの間、移動局374はIPアドレスを受信する。 移動局374のホームネットワークの外部では、移動局374はコンテキストアクティベーションの一部として固定IPアドレスを要求し得る。
    【0060】
    本発明による移動局が、そのホームSwMIから移動先のSwMIにローミングする際、新たなコンテキストアクティベーションが実行される。 本発明は、RFC2002に説明されるようなモバイルIPの機能性に基づいたトラヒックモビリティを提案する。 しかし、モバイルノードの機能性は移動局に位置していない。 この機能性は移動先のSwMIインフラストラクチャにおいて存在する。 ローミングする移動局に与えられた固定IPアドレスは、インフラストラクチャによるモバイルIPアドレス且つ移動局による本来の固定IPアドレスとして処理される。
    【0061】
    移動局が本発明により構築された移動先のSwMIにローミングする際、移動局の準備完了タイマー又は待機タイマーがオン状態であるかを確認し得る。 これらのタイマーのうちの1つの状態に基づいて、移動局は、IPセッションの使用を維持するために、前回と同じIPアドレスを維持するか否かを判定する。 該当するタイマーがオン状態である場合、移動局はホームSwMIにより割当てられたアドレスと同じ固定アドレスを要求する。 移動先のSwMIは、IPアドレスがまだ使用可能であるかをホームSwMIにより確認する。 使用可能であれば、移動先のSwMIは移動局に代わりホームエージェントへのモバイルIPの登録を実行し、ホームエージェントは実際にホームSwMI又はインターネット上のいずれかに存在し得る。
    【0062】
    ホームエージェントは次に、その移動局にアドレス指定されたデータのパケットを移動先のSwMIに転送する。 その場合、移動先のSwMIはモバイルIPのフォーレンエージェントの機能を更に実行する。
    【0063】
    モバイルが移動先のセルに進入する際にアイドル状態である場合、移動局はいかなる特定のアドレスタイプも要求しない場合がある。 移動先のSwMIは移動局に対して固定アドレス又は新たな動的アドレスのいずれかを割当て得る。 固定アドレスの場合、SwMIはホームSwMIと確認した後に前回使用したIPアドレスを割当てる。 移動先のSwMIはモビリティを提供するためにホームエージェントにおけるモバイルIPの登録を更に実行する。 移動先のSwMIが、移動先のSwMIに使用可能であるIPアドレスの集合から移動局に動的IPアドレスを割当てる場合、移動先のSwMIは、移動局が準備完了状態の間にローミングする場合に動的IPにモビリティを提供するため、動的IPアドレスのモバイルIPの登録を実行し得る。
    【0064】
    本発明の利点には、複数のSwMIの間でモビリティを提供することと、動的IPアドレスの割当てを通常に支援する移動先のSwMIにローミングした後でも実行中のIP通信セッションを維持することとが含まれる。
    【0065】
    異なるネットワーク間における通信中のローミングの実施例は以下に説明される。 IPアドレス指定可能なTETRA無線機は、例えば、そのホームネットワークの外れで稼動している場合がある。 この場合、TETRA無線機はそのネットワークに属している無線基地局を介してデータのパケットを交換している場合がある。 この交換の間、TETRA無線機は、例えば異なる企業により所有された別のネットワーク内に移動する場合がある。 本発明の構成では、該無線機は、ホームネットワークで使用していたIPアドレスと同じIPアドレスを使用してデータ交換を継続することが可能である。 モバイルIPの登録は、新たなネットワークにおけるフォーレンエージェント(SwMI)により処理され得る。 IPデータパケットの転送はホームエージェントにより実行され得る。 これは、本発明の構成を欠いたネットワークと比較した場合、サービスの連続性を提供し、且つ呼び出し(call)を失う可能性を低減することを提供する。
    【0066】
    上記に説明したセル方式通信システムに加えて、本発明はセル方式通信システムにおける移動局の登録方法も更に包含する。
    本発明は、特定のセル内の移動局に対して無線信号を発信する少なくとも一つの基地局を備えたセル方式通信システムに関する。 本発明による移動局の登録方法は、a)移動局はセル方式通信システムの特定のセルに進入し、IPアドレスを使用してアドレス可能となることと、b)移動局はセル方式通信システムがセルの外部で移動局に事前に割当てられた固定IPアドレスを移動局に割当てるように要求することと、c)セルと関連した第1コントローラは、移動局が事前に登録されたロケーションと関連した第2コントローラに、固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていないことを確認することと、から成る。 固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていない場合、第1コントローラは、セルの外部で移動局に事前に割当てられた固定IPアドレスをセルで使用する移動局に割当てる。
    【0067】
    本発明による別の方法も可能である。 この別の方法は、上記の工程a)〜c)を含むが、工程c)では、セルと関連した第1コントローラは、固定IPアドレスが登録されたロケーションと関連した第2コントローラにより、固定IPアドレスが別の移動局に割当てられていないことを確認する。 これは、上記の工程c)における、移動局が事前に登録されたロケーションと関連した第2コントローラによる確認と差し替えられる。
    【0068】
    図5は、移動先のSWMIの観点から見た、本発明によるIPアドレスの割当て及びモバイルIPの登録を示すフローチャートである。
    ボックス502から開始し、移動局は「移動先の」SWMIによりサーブされたエリア内にローミングされる。 ボックス504において、移動先のSWMIが動的IPアドレスの割当てを望まない場合、ボックス506において移動局の固定IPアドレスが使用可能であるか否かの確認はホームSWMIを用いて行われる。
    【0069】
    固定IPアドレスが使用可能である場合、ボックス518において移動先のSwMIはホームエージェントによりモバイルIPの登録を実行し、ボックス520においてコンテキストアクセプタンスは固定IPアドレスの認証を示す。 次に、ボックス514において移動局は待機状態に戻る。
    【0070】
    固定IPアドレスが使用不可能であることをボックス506における確認が明らかにした場合、ボックス508において移動先のSwMIはそのSwMIに使用可能なIPアドレスの集合から移動局に動的IPアドレスを割当てる。 次に、ボックス510においてSwMIはローカル・ホームエージェントでモバイルIPの登録を実行する。 工程510は任意の工程であるため破線によるボックスで示されている。 工程510の登録は通常、移動先のSwMIのホームエージェントに対するものである。 SwMIは、ローカルセッションの間にSwMI内のモビリティを提供するために、SwMIの動的集合からのモバイルIPアドレスを使用するように構成され得る。
    【0071】
    動的IPアドレスは、ボックス512においてコンテキストアクセプタンスを介して移動局に与えられる。 次に、移動局はボックス514において待機状態に戻る。
    【0072】
    ボックス504の確認において、移動先のSwMIが動的IPアドレスの割当てを望むことが見出された場合、移動局はボックス516において移動局に割当てるための固定IPアドレスを要求し得る。 この場合、そのプロセスは上記に説明したようにボックス506に移行する。 移動局が移動局に割当てるための固定IPアドレスを要求しない場合、プロセスは上記に説明したようにボックス516からボックス508に移行する。
    【0073】
    図5は本発明による1つのプロセスを示す。
    ボックス506の工程は、移動局が事前に登録されたロケーション又は要求された固定IPアドレスが登録されたロケーションのいずれかによる確認から成り得る。
    図6は、移動局の観点から見た、固定IPアドレスの割当てを要求するための移動局の判定プロセスを示したフローチャートである。
    【0074】
    ボックス602から開始し、移動局は「移動先の」SwMIによりサーブされたエリア内にローミングされる。 ボックス604において移動局の準備完了タイマーが「オン」状態でない場合、ボックス606において移動式加入者装置はその待機タイマーを確認する。 待機タイマーがオン状態である場合、ボックス608において移動局はアプリケーションが無線機上で「開いた」状態であるか否かを確認する。 オープン状態のアプリケーションは無線機上で稼動するものである。 従って、ボックス608において無線機はそのアプリケーションが現に稼動しているか否かを確認する。 アプリケーションの例としては、モトローラ社の「iDEN」無線機上で稼動するインターネットブラウザであってもよい。
    【0075】
    アプリケーションが開いていない場合やボックス606において待機タイマーがオン状態でない結果が発生した場合、ボックス610において移動局はコンテキストアクティベーションの間にIPアドレスを特定しない。 次に、移動局は、ボックス612においてコンテキストアクセプタンスを介してIPアドレスを受信し、ボックス614において最終的に待機状態になる。
    【0076】
    準備完了タイマーがボックス604においてオン状態である場合又は待機タイマーがオン状態であり且つ無線機上でアプリケーションが開いた状態である場合のいずれかにおいて、移動局はボックス616においてコンテキストアクティベーションの間に固定IPアドレスを要求する。 次に、移動局は、ボックス618においてコンテキストアクティベーションを介して固定IPアドレスに対する認証を受信し得る。 次にボックス620において、移動局は、固定IPアドレスを使用して、データのパケットの送信又は受信を継続するためにパケットデータチャンネルを使用する。 最終的に、移動局はボックス622において準備完了状態になる。
    【0077】
    ボックス512,520,612,618に記載した「コンテキストアクセプト」は、SwMIから移動局に送信されたメッセージである。 コンテキストアクセプトのメッセージは移動局が使用すべきIPアドレスを通知する。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】 従来技術によるセル方式システムの1つのセルを示す図。
    【図2】 セル方式システムの5つのセルを制御するソフトウェア及びメジャメント・インフラストラクチャを示す図。
    【図3】 本発明に従ったセルラー移動局の一例を示す図。
    【図4】 本発明に従った構成におけるホームネットワーク及び移動先のネットワークを示す図。
    【図5】 移動先のSwMIからの観点による、本発明に従ったIPアドレスの割当て及びモバイルIPのレジストレーションを示すフローチャート。
    【図6】 移動無線機からの観点による、固定IPアドレスの割当てを要求するための移動局の判定プロセスを示すフローチャート。

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