Radio communications system |
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申请号 | JP2006178385 | 申请日 | 2006-06-28 | 公开(公告)号 | JP4281763B2 | 公开(公告)日 | 2009-06-17 |
申请人 | カシオ計算機株式会社; | 发明人 | 敏夫 英; 尚登 遠田; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 複数の異なるネットワークに接続される複数の基地局と、 前記複数の基地局のいずれかに無線接続される IP電話機能を有する無線通信端末とを備え、 前記複数の基地局の中で前記無線通信端末が接続する基地局を切換える無線通信システムであって、 前記無線通信端末は、 前記複数の基地局のいずれかに無線接続された際にDHCPサーバからIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段と、特定の通信相手を IP電話の通話先として指定する指定手段を備え、 前記複数の基地局は 前記無線通信端末が送信する発呼要求を検知することにより前記指定手段により指定された通信相手と前記無線通信端末との通信を開始したことを検出 し、前記無線通信端末が送信する切断要求を検知することにより前記通信相手と前記無線通信端末との通信が終了したことを検出する検出手段を備え、 前記複数の基地局のうち、前記指定手段により指定された通信相手と前記無線通信端末との通信を開始したことを前記検出手段により検出した基地局(以下、「基準基地局」という)は、 前記無線通信端末の接続先が当該基準基地局と異なる基地局(以下、「切換先基地局」という)に切換えられた場合に、前記無線通信端末と前記通信相手との通信が終了するまで前記通信相手から前記無線通信端末宛に送信される情報を前記切換先基地局に対して転送する基準基地局転送手段を備え 、 前記無線通信端末は、接続する基地局をサブネットを越えて切り換える際に、その切り換えが発呼要求を送信する前である場合には即座にIPアドレスの再取得を行い、発呼要求を送信した後であった場合にはIPアドレスの再取得を即座には行わずに切断要求を送信した後にIPアドレスの再取得を行うことを特徴とする無線通信システム。 |
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说明书全文 | 本発明は、IP電話端末等の無線通信端末が通信相手と通信しながら異なるネットワーク間を移動する際に、無線通信端末が接続されるアクセスポイント(基地局)を切換える無線通信システムに関する。 近年、無線通信システムは、IPネットワーク通信技術と移動通信技術の進展によって、複数のアクセスポイントのうち、一のアクセスポイントと無線LAN(Local Area Network)等を介して接続されたIP電話端末が、異なるサブネット間を移動する際に、信号受信レベルのより高いアクセスポイントにハンドオーバーすることで通信先端末との通信を継続できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。 ここで、ハンドオーバー処理について図21を参照して説明する。 ところで、ハンドオーバー処理は、上記のように、IP電話端末が受信レベルの低下を検出して、アクセスポイントを切替る必要性が生じたと判断した場合に行うようになっている。 このため、IP電話端末がIPアドレスの再取得を行い、かつSIPサーバが新規に取得したIP電話端末のIPアドレスの変更処理を完了するまで、通話先端末との間で通信を行うことができず、通話が途切れてしまうこととなる。 この通話が途切れてしまう時間が、例えば数秒以上にもなると、IP電話の商品価値が低下してしまうといった問題がある。 また、異なるサブネット間を端末が移動した場合であっても、IPアドレスを保持したまま通信先端末との通信を継続させる技術として、例えば、IETFのRFC2002及びRFC3220に規定される「モバイルIP」技術等も知られている。 そこで、本発明の課題は、基地局の切換えの際に情報通信が途絶える時間の短縮を図ることができる無線通信システムをより安価に実現することである。 請求項1に記載の発明は、 本発明によれば、ハンドオーバー後に切換先の基地局と同一のネットワークアドレスのIPアドレスの再取得を行う必要がなくなって、ハンドオーバー処理の高速化をより安価に実現することができる。 以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。 ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。 [実施形態1] 先ず、IP電話端末2について図2を参照して詳細に説明する。 図2は、IP電話端末2のブロック図である。 無線通信処理部21は、例えば、アクセスポイント1と信号の送受信を行うための送受信用アンテナ21aを備え、この送受信用アンテナ21aからアクセスポイント1のサブネットに応じた所定の識別子「ESSID」を用いて所定の周波数「CH」で信号を送受信するものである。 具体的には、無線通信処理部21は、例えば、当該IP電話端末2周辺の無線リンクを確立可能なアクセスポイント1を所定のタイミングで検索する場合に、サブネットを識別する全ての識別子「ESSID」及び周波数「CH」について送受信用アンテナ21aからプローブ要求を送信するようになっている。 即ち、無線通信処理部21は、例えば、識別子を「ESSID1」、「ESSID2」、「ESSID3」等とするプローブ要求を送受信用アンテナ21aから送信するようになっている。 また、無線通信処理部21は、アクセスポイント特定部22により接続先として特定されたアクセスポイント1と無線リンクを確立する際には、送受信用アンテナ21aからアソシエーション要求を送信するようになっており、アクセスポイント1からのアソシエーション応答により当該アクセスポイント1とIP電話端末2との間で無線リンクが確立される。 また、無線通信処理部21は、例えば、アクセスポイント特定部22によりハンドオーバー先のアクセスポイント1(例えば、第二及び第三のアクセスポイント1B、1C(後述)等)が特定された場合には、当該アクセスポイント1をハンドオーバー先とするハンドオーバー先情報を現に接続されているアクセスポイント1(例えば、第一のアクセスポイント1A(後述)等)に送信するようになっている。 さらに、無線通信処理部21は、アドレス取得手段として、例えば、通話終了後にハンドオーバー先のアクセスポイント1が接続されるネットワークと同一のネットワークアドレスを取得するようになっている。 無線通信処理部21は、例えば、通話終了後に、このアクセスポイント1を介して図示しないDHCPサーバから当該アクセスポイント1が接続されるサブネットにおけるIPアドレスを取得するようになっている。 アクセスポイント特定部22は、例えば、無線通信処理部21から送信されたプローブ要求に対してアクセスポイント1から応答(プローブ応答)があった場合に、当該プローブ応答の受信レベルを検出して、最も受信レベルの高いアクセスポイント1を接続先やハンドオーバー先のアクセスポイント1として特定するものである。 通話先指定部23は、指定手段として、特定の通信相手を指定するものであり、例えば、通話先端末の電話番号(図示略)を指定することにより通話する相手を指定するようになっている。 制御部24は、例えば、図示は省略するが、CPU、RAM、ROM等から構成されて、各部を統括的に制御するものである。 以下に、アクセスポイント1について、図3〜図5を参照して詳細に説明する。 図1に示すように、複数のアクセスポイント(基地局)1、…は、例えば、所定の周波数(CH)でIP電話端末2と無線リンクを確立して通信を行うものであり、所定のゲートウェイ4及び有線LAN5を介して相互に通信自在に接続されている。 具体的には、例えば、ネットワークアドレスを「192.168.1」とするIPアドレスのサブネット(識別子;「ESSID1」)に接続される第一のアクセスポイント1Aと、ネットワークアドレスを「192.168.2」とするIPアドレスのサブネット(識別子;「ESSID2」)に接続される第二のアクセスポイント1Bと、ネットワークアドレスを「192.168.3」とするIPアドレスのサブネット(識別子;「ESSID3」)に接続される第三のアクセスポイント1C等を備えている。 第一のアクセスポイント1Aは、例えば、IPアドレス「192.168.1.1」の第一のゲートウェイ4Aに接続され、IPアドレスを「192.168.1.2」としてサブネット内で無線通信を行うものである。 また、第二のアクセスポイント1Bは、例えば、IPアドレス「192.168.2.1」の第二のゲートウェイ4Bに接続され、IPアドレスを「192.168.2.2」としてサブネット内で無線通信を行うものである。 また、第三のアクセスポイント1Cは、IPアドレス「192.168.2.1」の第三のゲートウェイ4Cに接続され、IPアドレスを「192.168.3.3」としてサブネット内で無線通信を行うものである。 また、各アクセスポイント1は、例えば、図3に示すように、無線リンクが確立(無線接続)されたIP電話端末2と信号の送受信を行う端末通信部11と、他のアクセスポイント1と通信を行うアクセスポイント通信部12と、他のアクセスポイント1とのIPトンネリングの形成・解除を行うトンネリング処理部13と、これら各部を制御する制御部14等を備えている。 端末通信部11は、例えば、IP電話端末2との間で無線リンクを確立して通信を行うものであり、IP電話端末2と信号の送受信を行うための送受信用アンテナ11aを備えている。 また、ハンドオーバー後であって、IP電話端末2との間で無線リンクが確立されているアクセスポイント1の端末通信部11は、例えば、IP電話端末2からSIPサーバ6に対し、通話の切断要求が発せられると、即ち、IP電話端末2と通話先端末3との通話の終了を検出すると、端末通信部11は、取得指示送信手段として、例えば、IP電話端末2に対して当該アクセスポイント1が接続されるサブネットと同一のネットワークアドレスのIPアドレスの取得を指示するIPアドレス取得要求を送信するようになっている。 アクセスポイント通信部12は、例えば、有線LAN5に接続されて、当該有線LAN5に接続された複数のアクセスポイント1、…どうしで各種情報の送受信を行うためのものである。 また、切換先アクセスポイント(例えば、第二のアクセスポイント1B等)のアクセスポイント通信部12は、例えば、変更指示送信手段として、アクセスポイント1の再度のハンドオーバーが行われると、当該再切換先アクセスポイント(例えば、第三のアクセスポイント1C等)をトンネリングの新たな接続先とするIPトンネリング変更要求(変更指示)を基準アクセスポイント(例えば、第一のアクセスポイント1A等)に送信するようになっている。 また、ハンドオーバー後であって、IP電話端末2との間で無線リンクが確立されている切換先アクセスポイント(再切換先アクセスポイント)のアクセスポイント通信部12は、解除指示送信手段として、例えば、IP電話端末2と通話先端末3との通話が終了すると、基準アクセスポイントに対してIPトンネリングの解除を指示するIPトンネリング解除要求を送信するようになっている。 また、基準アクセスポイントのアクセスポイント通信部12は、第二の接続指示送信手段として、切換先アクセスポイント(再切換先アクセスポイント)のアクセスポイント通信部12から送信されるIPトンネリング変更要求を受信する毎に、再切換先アクセスポイントに対して当該基準アクセスポイントとのIPトンネリングによる接続指示を送信するようになっている。 即ち、基準アクセスポイントは、例えば、トンネリング処理部13による切換先アクセスポイント(例えば、第二のアクセスポイント1B)とのIPトンネリングの解除後に、再切換先アクセスポイント(例えば、第三のアクセスポイント1C)に対して当該基準アクセスポイントとのIPトンネリング開始要求を送信するようになっている。 トンネリング処理部13は、例えば、他のアクセスポイント1との間でIPトンネリングを形成したり、当該IPトンネリングを解除して他のアクセスポイント1との間でのデータのパケット通信を制御するようになっている。 また、基準アクセスポイントのトンネリング処理部13は、基準基地局転送手段として、IP電話端末2と通話先端末3との通話が終了するまで、この通話先端末3からIP電話端末2に送信されるデータ、即ち、通話先端末3から切換先アクセスポイント(再度のハンドオーバー後にあっては、再切換先アクセスポイント(新たな切換先アクセスポイント))宛に送信されネットワーク回線Nを介して当該基準アクセスポイントにて受信したデータをIPトンネリングを介して切換先アクセスポイント(再切換先アクセスポイント)に対して転送するようになっている。 以下に、図4及び図5を参照してトンネリング処理に係るデータのパケット構造について説明する。 先ず、パケット通信される一般的なデータは、例えば、図4に示すように、IPパケットとして通信される「データ部」と、この「データ部」よりも前に付けられる「IPヘッダ部」等からなるパケット構造をなしている。 これに対して、IPトンネリングを介してパケット通信されるデータは、例えば、図5(a)に示すように、一般的なデータのパケット構造におけるデータ全体を「データ部」として、このデータ全体(「データ部」)に「IPヘッダ部」(第一のヘッダ部)に相当するヘッダ部としての「第二のヘッダ部」が付けられた構造をなしている。 そして、アクセスポイント1どうしがIPトンネリングにより接続されている場合、例えば、図5(b)に示すように、IP電話端末2から第二のアクセスポイント1B→IPトンネリング→第一のアクセスポイント1Aを経て通話先端末3にデータが送信される場合、通常パケットのIPヘッダ部の「通信元IPアドレス1」には「IP電話端末IPアドレス」が「通信先IPアドレス1」には「通話先端末IPアドレス」が付されるようになっている。 一方、通話先端末3から第一のアクセスポイント1A→IPトンネリング→第二のアクセスポイント1Bを経てIP電話端末2にデータが送信される場合、通常パケットの「通信元IPアドレス1」には「通話先端末IPアドレス」が「通信先IPアドレス1」には「IP電話端末IPアドレス」が付されるようになっている。 なお、音声データを運ぶ通常パケットの場合、例えば、UDP(User Datagram Protocol)タイプのプロトコルが使用され、当該プロトコル番号1として例えば、「17」が付されるようになっている。 制御部14は、例えば、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成されて、各部を統括的に制御するものである。 通話先端末3については、詳細な説明は省略するが、IP電話端末2と通話可能なものであれば如何なる端末であっても良く、例えば、IP電話端末、一般電話端末、携帯電話端末等が挙げられる。 次に、IP電話システム100によるハンドオーバー処理について図6〜図10を参照して説明する。 通話先端末3との通話の際に、先ず、IP電話端末2は、無線リンクを確立可能なアクセスポイント1の検索を全ての識別子「ESSID」及び周波数「CH」で行う。 具体的には、IP電話端末2の電源が投入されると、無線通信処理部21は、送受信用アンテナ21aから所定の識別子「ESSID」のプローブ要求を所定の周波数「CH」で送信する。 IP電話端末2にあっては、送受信用アンテナ21aによりプローブ応答を受信すると、アクセスポイント特定部22は、プローブ応答の受信レベルを検出して、最も受信レベルの高いアクセスポイント1を接続先のアクセスポイント1(例えば、第一のアクセスポイント1A等)として特定する。 そして、無線通信処理部21は、特定したアクセスポイント1と無線リンクを確立するために、送受信用アンテナ21aからアソシエーション要求を送信する。 続けて、IP電話端末2の無線通信処理部21は、例えば、DHCP取得要求を第一のアクセスポイント1Aを介してDHCPサーバ(図示略)に送信し、当該DHCPサーバから当該アクセスポイント1Aが接続されるサブネットにおけるIPアドレス「IP:192.168.1.10」を取得する(ステップS2)。 SIPサーバ6は、IP電話端末2からの登録要求を受信すると、当該登録要求に対して応答し(ステップS4)、IP電話端末2のIPアドレスと電話番号とを対応付けて登録する(ステップS5)。 その後、IP電話端末2の操作部の通話開始ボタン(図示略)がユーザにより操作されると、無線通信処理部21は、第一のアクセスポイント1Aを介してSIPサーバ6に発呼要求信号を送信する(ステップS6)。 なお、第一のアクセスポイント1Aが発呼要求信号を監視する代わりに、例えば、IP電話端末2が、発呼要求信号を送信した際に、経由したアクセスポイント1Aに対して「基準アクセスポイントであること」を報知するような構成としても良い。 そして、IP電話端末2は、SIPサーバ6を介して接続された通話先端末3との通話(通信)が開始され、当該通話先端末3との間で第一のアクセスポイント1Aを介してデータの送受信が行われる(ステップS10及びS11)。 そして、IP電話端末2のアクセスポイント特定部22は、例えば、第一のアクセスポイント1Aから送信され送受信用アンテナ21aにより受信した信号の受信レベルを所定のタイミングで検出して、受信レベルが所定値以下となっているか否かを判定する。 第一のアクセスポイント1Aにあっては、IP電話端末2から送信されたハンドオーバー先情報を端末通信部11により受信すると、アクセスポイント通信部12は、ハンドオーバー先である第二のアクセスポイント1Bに対してIPトンネリング開始要求を送信する(ステップS13)。 第二のアクセスポイント1Bにあっては、第一のアクセスポイント1Aから送信されたIPトンネリング開始要求をアクセスポイント通信部12により受信すると、トンネリング処理部13は、当該第二のアクセスポイント1Bと第一のアクセスポイント1AとをIPトンネリングによりデータ通信可能に接続する(ステップS14)。 これによって、IP電話端末2と通話先端末3との通話の際には、通話先端末3から送信される通信データは、第一のアクセスポイント1Aにより受信され、当該アクセスポイント1Aにて第二ヘッダ部が付加された後、IPトンネリングを通過して第二のアクセスポイント1Bへと送られ、当該アクセスポイント1Bにて第二ヘッダ部が取り除かれた後、ネットワーク回線Nを経由してIP電話端末2へと送信される(ステップS16)。 一方、IP電話端末2から送信される通信データは、第二のアクセスポイント1Bにより受信され、当該アクセスポイント1Bにて第二ヘッダ部が付加された後、IPトンネリングを通過して第一のアクセスポイント1Aへと送られ、当該アクセスポイント1Aにて第二ヘッダ部が取り除かれた後、ネットワーク回線Nを経由して通話先端末3へと送信される(ステップS17)。 その後、IP電話端末2を所持するユーザが、C地点からD地点へと移動すると(図9参照)、アクセスポイント特定部22により検出されるIP電話端末2からの信号の受信レベルが次第に低下することとなる。 第二のアクセスポイント1Bにあっては、IP電話端末2から送信されたハンドオーバー先情報を端末通信部11により受信すると、アクセスポイント通信部12は、第一のアクセスポイント1Aに対して再ハンドオーバー先である第三のアクセスポイント1Cをトンネリングの新たな接続先とするIPトンネリング変更要求を送信する(ステップS19)。 第一のアクセスポイント1Aにあっては、第二のアクセスポイント1Bから送信されたIPトンネリング変更要求をアクセスポイント通信部12により受信すると、トンネリング処理部13は、当該第一のアクセスポイント1Aと第二のアクセスポイント1Bとの間を接続するIPトンネリングを解除する(ステップS20)。 第三のアクセスポイント1Cにあっては、第一のアクセスポイント1Aから送信されたIPトンネリング開始要求をアクセスポイント通信部12により受信すると、トンネリング処理部13は、当該第三のアクセスポイント1Cと第一のアクセスポイント1AとをIPトンネリングによりデータ通信可能に接続する(ステップS22)。 これによって、IP電話端末2と通話先端末3との通話の際には、通話先端末3から送信される通信データは、第一のアクセスポイント1Aにより受信され、当該アクセスポイント1Aにて第二ヘッダ部が付加された後、IPトンネリングを通過して第三のアクセスポイント1Cへと送られ、当該アクセスポイント1Cにて第二ヘッダ部が取り除かれた後、IP電話端末2へと送信される(ステップS24)。 一方、IP電話端末2から送信される通信データは、第三のアクセスポイント1Cにより受信され、当該アクセスポイント1Cにて第二ヘッダ部が付加された後、IPトンネリングを通過して第一のアクセスポイント1Aへと送られ、当該アクセスポイント1Aにて第二ヘッダ部が取り除かれた後、ネットワーク回線Nを経由して通話先端末3へと送信される(ステップS25)。 その後、IP電話端末2の操作部の通話終了ボタン(図示略)がユーザにより操作されると、無線通信処理部21は、第三のアクセスポイント1C、IPトンネリング及び第一のアクセスポイント1Aを介してSIPサーバ6に切断要求信号を送信する(ステップS26)。 通話終了後、IP電話端末2の無線通信処理部21は、第三のアクセスポイント1Cを介して図示しないDHCPサーバから当該アクセスポイント1Cが接続されるサブネットにおけるIPアドレス「IP:192.168.3.10」を取得する(ステップS33;図10参照)。 SIPサーバ6は、IP電話端末2からの登録要求を受信すると、当該登録要求に対して応答し(ステップS35)、IP電話端末2のIPアドレスと電話番号とを対応付けて登録する(ステップS36)。 なお、IP電話端末2の操作部の通話終了ボタン(図示略)がユーザにより操作される代わりに、通話先端末3の通話終了ボタンが操作されるようにしても良い。 この場合、第三のアクセスポイント1Cは、通話先端末3から送信された切断要求信号を検出することに基づいて、通話終了を認識することができるようになっている。 以上のように、実施形態1のIP電話システム100によれば、ハンドオーバーの際に基準アクセスポイントと切換先アクセスポイントとをIPトンネリングにより接続することができるので、ハンドオーバー後に切換先のアクセスポイント1と同一のネットワークアドレスのIPアドレスの再取得を行う必要がなくなって、DHCPサーバからの新IPアドレスの取得処理と、SIPサーバ6及び通話先端末3へのIPアドレス変更要求処理と、通話先端末3でのIP電話端末2のIPアドレス変更処理を行う必要がなくなり、通話が途絶えて再開するまでの時間を大幅に削減することができる。 また、IP電話端末2が異なるサブネット間を移動してハンドオーバーが再度行われても、基準アクセスポイントと再切換先アクセスポイントとの間を新たなIPトンネリングにより接続し直すことができるので、ハンドオーバーを何度繰り返しても、通話が途絶えて再開するまでの時間を大幅に削減することができ、ハンドオーバーしても音切れの少ない、又は、無視できる程度の音切れしか生じないIP電話システム100をより安価に実現することができる。 また、IP電話端末2は、通話先端末3との通話終了後に、IPアドレスを取得するとともに不要になったIPトンネリングを解除することで、アクセスポイント1の処理の負担を軽減させることができる。 <変形例1> 変形例1のIP電話システムは、ハンドオーバー先の特定、及びハンドオーバーの実行タイミングの指示を無線リンクを形成しているアクセスポイント201主導で行うようになっている。 端末通信部211は、例えば、無線リンクが確立したIP電話端末202との信号の送受信の際に、当該IP電話端末202から送信され送受信用アンテナ11aにより受信した信号の第一の受信レベルを所定のタイミングで取得するようになっている。 また、端末通信部211は、アクセスポイント特定部216(後述)によるハンドオーバー先のアクセスポイント201の特定後、当該ハンドオーバー先のアクセスポイント201の識別子「ESSID」、周波数「CH」、MAC(Media Access Control)アドレスをIP電話端末202に送信するようになっている。 また、端末通信部211は、例えば、IP電話端末202と接続しているアクセスポイント201(例えば、第一のアクセスポイント1A)による第一の受信レベルと、ハンドオーバー先のアクセスポイント201(例えば、第二のアクセスポイント1B)によるIP電話端末202からの信号の第二の受信レベルとの差が特定値(例えば、閾値B)以上となっていると判定された場合(後述)に、基準アクセスポイントとのアソシエーション解除信号をIP電話端末202に送信するものである。 即ち、基準アクセスポイントのアクセスポイント通信部12は、例えば、端末通信部211にて第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、複数のアクセスポイント201、…のうち、周辺アクセスポイント201によるIP電話端末202から送信される信号の第二の受信レベルの測定要求信号を有線LAN5に接続された周辺アクセスポイント201送信するようになっている。 また、アクセスポイント201のアクセスポイント通信部12は、例えば、受信レベル検出部215により検出された第二の受信レベル(後述)を基準アクセスポイントに送信するようになっている。 受信レベル検出部215は、例えば、受信レベル検出用アンテナ215aを備え、無線リンクが確立していないIP電話端末202から送信される信号の第二の受信レベルを検出するためのものである。 即ち、例えば、周辺アクセスポイント201の受信レベル検出部215は、基準アクセスポイントのアクセスポイント通信部12から送信された測定要求信号の受信に基づいて、受信レベル検出用アンテナ215aにより第二の受信レベルを検出するようになっている。 具体的には、例えば、IP電話端末202と第一のアクセスポイント1Aが無線リンクを確立している場合にあっては、その周辺に存する第二及び第三のアクセスポイント1B、1Cの受信レベル検出部215は、IP電話端末202から所定の周波数で送信される信号を受信レベル検出用アンテナ215aにより受信してその受信レベルを検出するようになっている。 アクセスポイント特定部216は、複数のアクセスポイント201、…の中からハンドオーバー先のアクセスポイント201を特定するためのものである。 基準アクセスポイントのタイミング決定部217は、アクセスポイント特定部216により特定されたハンドオーバー先の周辺アクセスポイント201による第二の受信レベルと当該基準アクセスポイントによる第一の受信レベルとの差に基づいて、ハンドオーバーのタイミングを決定するものである。 次に、IP電話端末202について図15を参照して説明する。 ハンドオーバー実行処理部222は、例えば、基準アクセスポイントから送信され無線通信処理部21にて受信されたアソシエーション解除信号に基づいて、当該基準アクセスポイントとの無線リンクの解除、並びにハンドオーバー先のアクセスポイント201に対するハンドオーバーの実行を処理するようになっている。 変形例1のIP電話システムによるハンドオーバー処理について図11及び図12並びに図16を参照して説明する。 図11及び図12に示すように、変形例1のIP電話システムにあっては、実施形態1のIP電話システム100と同様にして第一のアクセスポイント1AとIP電話端末202との間で無線リンクが確立された後、当該IP電話端末202と通話先端末3との間でデータ通信が行われている際に(ステップS1〜ステップS11)、第一のアクセスポイント1A主導でハンドオーバー先特定処理を行うようになっている(ステップS50)。 以下に、ハンドオーバー先特定処理について図16を参照して詳細に説明する。 第二及び第三のアクセスポイント1B、1Cにあっては、アクセスポイント通信部12により受信した第二の受信レベルの測定要求信号に基づいて、受信レベル検出部215は、IP電話端末202から所定の周波数で送信される信号を受信レベル検出用アンテナ215aにより受信してその受信レベル(第二の受信レベル)を検出する(ステップS53)。 第一のアクセスポイント1Aにあっては、アクセスポイント通信部12により第二及び第三のアクセスポイント1B、1Cから送信された各々の第二の受信レベルを受信すると、アクセスポイント特定部216は、最も高い受信レベルのアクセスポイント201(例えば、第二のアクセスポイント1B)をハンドオーバー先のアクセスポイント201として特定する(ステップS55)。 その後、第一のアクセスポイント1Aのタイミング決定部217は、所定のタイミングでハンドオーバー先の第二のアクセスポイント1Bの第二の受信レベルを取得して、当該第一のアクセスポイント1Aの第一の受信レベルとの差が閾値B以上となっているか否かを判定する。 なお、ハンドオーバー先のアクセスポイント201の再切換が再度行われる場合にも、現にIP電話端末202と無線リンクが確立されているアクセスポイント201(例えば、第二のアクセスポイント1B等)の主導でハンドオーバー先特定処理が実行されるようになっている。 以上のように、変形例1のIP電話システムによれば、IP電話端末202と無線接続されているアクセスポイント201は、当該IP電話端末202から送信される信号の周辺のアクセスポイント201による受信レベルを取得してハンドオーバー先を特定することができる。 即ち、各アクセスポイント201は、IP電話端末202との通信用の送受信用アンテナ11aの他に受信レベル検出用アンテナ215aを具備する受信レベル検出部215を備えているので、所定のIP電話端末202と通信中であっても、他のIP電話端末202からの信号の受信レベルの検出を適正に行うことができる。 さらに、周辺アクセスポイント201の第二の受信レベルと接続アクセスポイント201の第一の受信レベルの差が閾値B以上となった場合に、IP電話端末202に対してハンドオーバーの実行を指示することができる。 なお、上記変形例1にあっては、アクセスポイント201に自己と無線リンクを確立しているIP電話端末202以外のIP電話端末202からの信号の受信レベルを検出する受信レベル検出部を備えることにより、ハンドオーバーの実行タイミングを決定するようにしたが、これに限られるものではない。 例えば、切換先アクセスポイントの端末通信部211の周波数をIP電話端末202と無線リンクを確立しているアクセスポイント201の無線通信の周波数に切換えることにより、当該端末通信部211を用いてIP電話端末202からの信号の受信レベルを検出するようにしても良い。 また、上記実施形態1及び変形例1にあっては、アクセスポイントの切換後に再度切換え(ハンドオーバー)を行う構成のものを例示したが、これに限られるものではなく、例えば、基準アクセスポイントから切換先アクセスポイントにハンドオーバーされた後は、そのまま通話終了となるような構成のシステムであっても良い。 [実施形態2] 実施形態2のIP電話システム300のアクセスポイント301は、図17に示すように、ハンドオーバーの際のIP電話端末302からのプローブ要求に対して基準アクセスポイントが接続するサブネットの識別子と同一の仮識別子のプローブ応答をすることで、IP電話端末302と仮のサブネットを介して無線接続されるようになっている。 基準アクセスポイント(例えば、第一のアクセスポイント1A等)のアクセスポイント通信部312は、IP電話端末302との無線リンクが確立されると、仮識別情報生成手段として、自己が接続するサブネットの識別子「ESSID」と同一の仮「ESSID」及びIP電話端末302のMACアドレス情報を含む仮ESSID使用命令を作成するようになっている。 また、基準アクセスポイント(例えば、第一のアクセスポイント1A等)のアクセスポイント通信部312は、周辺アクセスポイントとのIPトンネリングによる接続後に、仮「ESSID」の使用解除を指示する仮ESSID解除命令を作成して、事前に登録されている全ての周辺アクセスポイント301に対して送信するようになっている。 周辺アクセスポイント301(例えば、第二のアクセスポイント1B等)の端末通信部311は、例えば、応答手段として、IP電話端末302の無線通信処理部21(切換先検索手段)から送信されるプローブ要求を送受信用アンテナ11aにより受信して、当該プローブ要求に含まれるESSID情報と基準アクセスポイントから送信されアクセスポイント通信部312により受信された仮ESSID使用命令の「ESSID」が一致する場合にプローブ応答を返信するようになっている。 具体的には、端末通信部311は、プローブ要求を受信すると、当該プローブ要求を送信したIP電話端末302のMACアドレス及び識別子「ESSID」が仮ESSID使用命令のMACアドレス及び識別子「ESSID」と一致する場合にプローブ応答を返信するようになっている。 また、端末通信部311は、通信解除指示送信手段として、IP電話端末302との仮のサブネットを介した無線通信の終了後に、当該仮のサブネットを介した無線リンクの解除を指示する無線リンク解除要求をIP電話端末302に対して送信するようになっている。 次に、IP電話システム100によるハンドオーバー処理について図19及び図20を参照して詳細に説明する。 図19に示すように、実施形態2のIP電話システム100にあっては、実施形態1のIP電話システム100と同様にして第一のアクセスポイント1AとIP電話端末302との間で無線リンクが確立されて、IPアドレス「IP:192.168.1.10」を取得した後、通話が開始されると(ステップS1〜ステップS9)、第一のアクセスポイント1Aのアクセスポイント通信部312は、自己のサブネットの識別子「ESSID1」と同一の仮「ESSID1」及びIP電話端末302のMACアドレス情報を含む仮ESSID使用命令を作成して、当該仮ESSID使用命令を周辺のアクセスポイント301(図19にあっては、第二のアクセスポイント1Bを矢印で指示する)に対して送信する(ステップS101)。 そして、IP電話端末302は、SIPサーバ6を介して接続された通話先端末3との通話(通信)が開始され、当該通話先端末3との間で第一のアクセスポイント1Aを介してデータの送受信が行われる(ステップS102及びS103)。 ここで、IP電話端末302を所持するユーザが、A地点からB地点に移動すると(図17参照)、アクセスポイント特定部22により検出される第一のアクセスポイント1Aからの信号の受信レベルが次第に低下することとなる。 そして、アクセスポイント特定部22により受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合には、無線通信処理部21は、現在接続中の識別子である「ESSID」に関して全ての周波数「CH」について送受信用アンテナ11aからプローブ要求を送信してハンドオーバー先のアクセスポイント301を検索する(ステップS104)。 ここで、第二のアクセスポイント1Bの端末通信部311は、仮ESSID使用命令に基づいて、第一のサブネットの識別子「ESSID1」と同一のプローブ要求に対しては、MACアドレス及び識別子「ESSID1」がともに一致するのでプローブ応答する(ステップS105)。 IP電話端末302にあっては、アクセスポイント特定部22は、第二のアクセスポイント1Bからのプローブ応答を送受信用アンテナ11aにより受信すると、当該第二のアクセスポイント1Bをハンドオーバー先のアクセスポイント301として特定する。 第一のアクセスポイント1Aにあっては、IP電話端末302から送信されたハンドオーバー先情報を端末通信部11により受信すると、アクセスポイント通信部312は、ハンドオーバー先である第二のアクセスポイント1Bに対してIPトンネリング開始要求を送信する(ステップS107)。 第二のアクセスポイント1Bにあっては、第一のアクセスポイント1Aから送信されたIPトンネリング開始要求をアクセスポイント通信部312により受信すると、トンネリング処理部13は、当該第二のアクセスポイント1Bと第一のアクセスポイント1AとをIPトンネリングによりデータ通信可能に接続する(ステップS108)。 そして、IP電話端末302から仮ESSID使用命令の識別子と同一の識別子「ESSID1」のアソシエーション要求に対して、第二のアクセスポイント1Bがアソシエーション応答することにより、当該第二のアクセスポイント1BとIP電話端末302との間で、識別子「ESSID1」の仮のサブネットを介して無線リンクが確立する(ステップS110)。 その後、アクセスポイント通信部312は、次回のハンドオーバーに備えて、仮「ESSID1」及びIP電話端末302のMACアドレス情報を含む仮ESSID使用命令を作成して、当該仮ESSID使用命令を第一のアクセスポイント1A以外の周辺のアクセスポイント301に対して送信する(ステップS111)。 そして、IP電話端末302と通話先端末3との通話の際には、通話先端末3から送信される通信データは、第一のアクセスポイント1Aにより受信され、当該アクセスポイント1Aにて第二ヘッダ部が付加された後、IPトンネリングを通過して第二のアクセスポイント1Bへと送られ、当該アクセスポイント1Bにて第二ヘッダ部が取り除かれた後、IP電話端末302へと送信される(ステップS112;図20参照)。 一方、IP電話端末302から送信される通信データは、第二のアクセスポイント1Bにより受信され、当該アクセスポイント1Bにて第二ヘッダ部が付加された後、IPトンネリングを通過して第一のアクセスポイント1Aへと送られ、当該アクセスポイント1Aにて第二ヘッダ部が取り除かれた後、ネットワーク回線Nを経由して通話先端末3へと送信される(ステップS113)。 その後、IP電話端末302の操作部の通話終了ボタン(図示略)がユーザにより操作されると、無線通信処理部21は、第二のアクセスポイント1B、IPトンネリング及び第一のアクセスポイント1Aを介してSIPサーバ6に切断要求信号を送信する(ステップS114)。 第一のアクセスポイント1Aにあっては、第二のアクセスポイント1Bから送信されたIPトンネリング解除要求をアクセスポイント通信部312により受信すると、トンネリング処理部13は、当該第一のアクセスポイント1Aと第二のアクセスポイント1Bとの間を接続するIPトンネリングを解除する(ステップS119)。 また、第二のアクセスポイント1Bは、例えば、IP電話端末302の通話終了後、IP電話端末302に対して識別子「ESSID1」の無線リンク解除要求を送信する(ステップS120)。 そして、第二のアクセスポイント1Bのアクセスポイント通信部312は、仮「ESSID」の使用解除を指示する仮ESSID解除命令を作成して、全ての周辺アクセスポイント301に対して送信する(ステップS124)。 また、IP電話端末302の無線通信処理部21は、例えば、第二のアクセスポイント1Bとの正規のサブネット(識別子「ESSID2」)を介した無線リンクの確立後、DHCP要求を第二のアクセスポイント1Bを介してDHCPサーバ(図示略)に送信し、当該DHCPサーバから当該アクセスポイント1Bが接続されるサブネットにおけるIPアドレス「IP:192.168.2.10」を取得する(ステップS126)。 SIPサーバ6は、IP電話端末302からの登録要求を受信すると、当該登録要求に対して応答し(ステップS128)、IP電話端末302のIPアドレスと電話番号とを対応付けて登録する(ステップS129)。 以上のように、実施形態2のIP電話システム300によれば、仮ESSID使用命令を用いることで切換先のアクセスポイント301の識別子「ESSID」を基準アクセスポイントと同じ識別子「ESSID」とすることができる。 そして、ハンドオーバーの際に基準アクセスポイントと切換先アクセスポイントとをIPトンネリングにより接続することができるので、ハンドオーバー後に切換先のアクセスポイント301と同一のネットワークアドレスのIPアドレスの再取得を行う必要がなくなって、DHCPサーバからの新IPアドレスの取得処理と、SIPサーバ6及び通話先端末3へのIPアドレス変更要求処理と、通話先端末3でのIP電話端末2のIPアドレス変更処理を行う必要がなくなり、通話が途絶えて再開するまでの時間を大幅に削減することができる。 なお、上記実施形態2にあっては、ハンドオーバーを一度行う構成のものを例示したが、再度のハンドオーバーを繰り返し行う構成のものであっても良い。 この場合であっても、予め、次回のハンドオーバーに備えて、仮ESSID使用命令を周辺のアクセスポイント301に対して送信しておき、その後の基準アクセスポイントと切換先アクセスポイントとの間を新たなIPトンネリングにより接続し直すことにより、ハンドオーバーを何度繰り返すようにしても良い。 なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。 また、上記実施形態では、ネットワーク回線Nとして、閉鎖的な通信ネットワークである社内LANを例示したが、これに限られるものではなく、例えば、インターネット等に代表されるオープンな通信ネットワークであっても良い。 100、300 IP電話システム(無線通信システム) |