Identifier setting method of a user device in a wireless communication system |
申请号 |
JP2002198007
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申请日 |
2002-07-05 |
公开(公告)号 |
JP4248198B2 |
公开(公告)日 |
2009-04-02 |
申请人 |
エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド;
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发明人 |
▲運▼ 榮 呂;
承 俊 李;
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摘要 |
The present invention is directed to a method for setting a user equipment identifier as user equipment identification information used when data received through a dedicated logical channel is transmitted through a common transport channel. The method includes transmitting data and a message type indicator as user equipment identification information from a RRC layer to an RLC layer; setting a user equipment identifier indicator according to the received message type indicator in the RLC layer and transmitting it with the data to a MAC layer; and selecting a user equipment identifier type and a user equipment identifier according to the set user equipment indication identifier, adding it to a header of a MAC SDU in the MAC layer and transmitting it to a corresponding MAC layer in a receiving device. |
权利要求 |
複数のプロトコル階層を有する無線通信システムにおいて、 第3プロトコル階層から下位階層である第2プロトコル階層に使用者装置の識別子タイプ指示子に関連するデータ及びパラメータを提供する工程と、 受信されたパラメータによって使用者装置の識別子タイプ指示子を第2プロトコル階層で設定する工程と、 前記第2プロトコル階層から第1プロトコル階層に前記使用者装置の識別子タイプ指示子及びデータを提供する工程と、 前記第1プロトコル階層で、前記使用者装置の識別子タイプ指示子によって使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を該第1プロトコル階層データパケットに貼付する工程と を順次行うことを特徴とする使用者装置の識別子設定方法。 前記第3プロトコル階層は、 無線資源制御(Radio Resource Control:RRC)階層である請求項1に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記第2プロトコル階層は、 無線リンク制御(Radio Link Control:RLC)階層である請求項1に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記第1プロトコル階層は、 媒体接続制御(Medium Access Control:MAC)階層である請求項1に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記第1プロトコル階層データパケットは、 MACプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit:PDU)である請求項4に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記MAC PDUは、 MACサービスデータユニット(Service Data Unit:SDU)、使用者装置の識別子、使用者装置の識別子タイプにより構成された請求項5に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記MAC階層は、 RNTI(Radio Network Temporary Identify)と関連する使用者装置の識別子タイプを指示する使用者装置の識別子タイプ指示子とMAC SDUを受信して、MAC PDUの一部として、特に、MAC PDUヘッダーの一部として、使用者装置の識別子タイプと使用者装置の識別子を設定する請求項4に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記使用者装置の識別子タイプ指示子は、 少なくともC−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identity)及びU−RNTI(UTRAN Radio Network Temporary Identity)のうち何れか一つに関連する請求項7に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記使用者装置の識別子タイプは、 無線ベアラ(Radio bearer)を設定する無線資源の決定時に使用され、前記使用者装置の識別子タイプ指示子は、前記第2プロトコル階層から前記第1プロトコル階層に伝送される請求項7に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記使用者装置の識別子タイプ指示子は、 無線通信網で使用される使用者装置の識別子タイプが変更される時、前記第3プロトコル階層の制御情報によって動的に更新される請求項7に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記使用者装置の識別子タイプは、 RRC階層からRLC階層に伝送されたRLC SDUによって変化する請求項10に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記使用者装置の識別子タイプ指示子と関連するパラメータは、メッセージタイプ指示子である請求項1に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記使用者装置の識別子タイプ指示子と関連するメッセージタイプ指示子は、RRC階層からRLC階層に伝送され、前記RLC階層は、受信された使用者装置の識別子タイプ指示子を、無線通信システムで使用者装置を管理するためのネットワーク領域に適当な使用者装置を区別するように設定する請求項12に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記使用者装置は、 MAC階層で形成されたRLC PDUが他の使用者装置タイプを有するRRCメッセージを含むとき、使用者装置の識別子により区別される請求項13に記載の使用者装置の識別子設定方法。 前記使用者装置は、 RLC階層がRRC階層ではない他の階層からデータを受信するとき、セルレベルで区別可能な使用者装置の識別子によって区別される請求項13に記載の使用者装置の識別子設定方法。 複数のプロトコル階層と、 第3プロトコル階層から下位階層の第2プロトコル階層にデータ及び、使用者装置の識別子タイプ指示子と関連するデータ及びパラメータを提供する手段と、 前記第2プロトコル階層で前記受信されたパラメータによって使用者装置の識別子タイプ指示子を設定する手段と、 前記第2プロトコル階層から第1プロトコル階層に前記使用者装置の識別子タイプ指示子及びデータを提供する手段と、 前記第1プロトコル階層で、前記使用者装置の識別子タイプ指示子によって使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を該第1プロトコル階層データパケットに貼付する手段と を備えたことを特徴とする無線通信網における使用者装置の識別システム。 前記第3プロトコル階層は無線資源制御(Radio Resource Control:RRC)階層であり、前記第2プロトコル階層は無線リンク制御(Radio Link Control:RLC)階層であり、前記第1プロトコル階層は媒体接続制御(Medium Access Control:MAC)階層である請求項16に記載の無線通信網における使用者装置の識別システム。 前記第1プロトコル階層データパケットは、 MACプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit:PDU)である請求項17に記載の無線通信網における使用者装置の識別システム。 前記MAC PDUは、 MACサービスデータユニット(Service Data Unit:SDU)、使用者装置の識別子、使用者装置の識別子タイプにより構成された請求項18に記載の 無線通信網における使用者装置の識別 システム 。 前記MAC階層は、 RNTI(Radio Network Temporary Identify)と関連する使用者装置タイプを示す使用者装置の識別子タイプ指示子とMAC SDUを受信して、MAC PDUの一部として、特に、MAC PDUヘッダーの一部として、使用者装置の識別子タイプと使用者装置の識別子を設定する請求項18に記載の 無線通信網における使用者装置の識別 システム 。 前記使用者装置の識別子タイプ指示子は、 少なくともC−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identity)及びU−RNTI(UTRAN Radio Network Temporary Identity)のうち何れか一つと関連する請求項16に記載の 無線通信網における使用者装置の識別 システム 。 前記使用者装置の識別子タイプは、 無線ベアラ(Radio bearer)を設定する無線資源の決定時に使用され、前記使用者装置の識別子タイプ指示子は、前記第2プロトコル階層から前記第1プロトコル階層に伝送される請求項16に記載の 無線通信網における使用者装置の識別 システム 。 前記使用者装置の識別子タイプ指示子は、 無線通信網で使用される使用者装置タイプが変更される時、前記第3プロトコル階層の制御情報によって動的に更新される請求項16に記載の 無線通信網における使用者装置の識別 システム 。 前記第3プロトコル階層から提供される使用者装置の識別子タイプ指示子と関連するパラメータは、メッセージタイプ指示子である請求項16に記載の 無線通信網における使用者装置の識別 システム 。 前記使用者装置の識別子タイプ指示子と関連するメッセージタイプ指示子及びデータは、第3プロトコル階層から第2プロトコル階層に伝送され、前記第2プロトコル階層は、受信された使用者装置の識別子タイプ指示子を無線通信システムで使用者装置を適切に管理するためのネットワーク領域に適当な使用者装置を区別するように設定する請求項24に記載の 無線通信網における使用者装置の識別 システム 。 |
说明书全文 |
【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、専用論理チャンネルを介して受信されたデータが共用伝送チャンネルを介して伝送される時、移動通信システムにおける端末識別情報として端末(使用者装置)の識別子を設定する方法に係るもので、詳しくは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System、ヨーロッパ型IMT−2000無線通信システム)における使用者装置の識別子を設定するための方法に関するものである。 【0002】 使用者装置の識別情報としての役割を遂行するデータ(Link Control Service Data Unit、以下、“RLC SDU”と略称す)及びメッセージタイプ指示子(indicator)は、RRC(Radio Resource Control)階層からRLC(Radio Link Control)階層に伝送され、前記RLC階層は、伝送されたメッセージタイプ指示子によって使用者装置の識別子指示子を設定した後、データと一緒にMAC(Mediun Access Control)階層に伝送し、該MAC階層は、受信されたデータに適切な使用者装置識別情報を付着する。 【0003】 【従来の技術】 GSM核心網、W−CDMA無線接続網及びシステム用使用者装置の仕様に基づいて発展した第3世代移動通信システム(IMT−2000)の細部規格を作成するために、ヨーロッパのETSI、日本のARIB/TTC、米国のT1及び大韓民国のTTAを含む各標準開発機構(Standard Developing Organizations、以下“SDO”と略称す)は、第3世代共同プロジェクト(Third Generation Partnership Project、以下“3GPP”と略称す)という単一化された標準開発機構を設立した。 前記3GPPは、無線網を介して音声、映像及びデータを包括する高性能マルチメディアサービスを提供する第3世代移動通信システム(IMT−2000)を開発している。 【0004】 そして、前記3GPPには効率的な管理及び技術開発のために5個の技術規格グループ(Technical Specification Group、以下、“TSG”と略称す)が組織され、それらTSGは夫々の分野(field)に関連する標準規格の承認、開発及び管理を担当している。 前記各グループ中、無線接続網(Radio Access Network:RAN)グループ(以下、“TSG−RAN”と略称す)は、第3世代移動通信システムに新しい無線接続網規格を設定するために、使用者装置及びUTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)に関連する機能、要求事項及びインターフェース規格を開発する。 【0005】 前記TSG−RANグループは、一つの代表グループ(Plenary group)及び4個の運営グループ(Working Group)により構成される。 第1運営グループ(WG1)は物理階層(第1階層)に対する規格を開発し、第2運営グループ(WG2)はデータリンク階層(第2階層)及びネットワーク階層(第3階層)に対する規格を開発する。 そして、第3運営グループ(WG3)は前記UTRANと基地局、無線網制御機(Radio NetworkController:RNC)及び核心網(Core Network:CN)間のインターフェース規格を開発し、最後に第4運営グループ(WG4)は無線リンク性能、無線資源管理及び要求事項を議論する。 【0006】 前記UTRAN20の構造においては、図3に示したように、ノードB及びRNCにより構成される。 前記ノードBは前記RNCにより制御され、使用者装置からアップリンク(Uplink)情報を受信し、ダウンリンク(Downlink)情報を前記UTRAN20から物理階層を介して伝送することによって接続点としての役割を遂行する。 【0007】 前記RNCは無線資源を割当して管理するもので、制御RNC(Control RNC:CRNC)と担当RNC(Serving RNC:SRNC)と、に分類される。 前記制御RNCは、前記ノードBを直接管理し、共用無線資源(common radio resource)を管理し、前記担当RNCは、各使用者装置に割当された専用無線資源(dedicated radio resource)を管理する。 【0008】 前記制御RNC及び担当RNCは同様であることもあるが、使用者装置が前記担当RNCの領域から他のRNCの領域に移動する場合は、前記制御RNCと担当RNCとは相違するようになり、このように前記制御RNCと担当RNCとが相違する時、使用者装置に伝送されるデータは、前記担当RNCを介して前記制御RNCに伝送された後、該当の制御RNCに接続された前記ノードBを介して使用者装置に伝送される。 【0009】 図3に示されたように、無線網副システム(Radio Network Sub−system:RNS)は、一つのRNC及び複数のノードBにより構成される。 この時、前記担当RNCが位置するRNSを担当RNSという。 【0010】 また、3GPPの無線網規格に基づいた一般の無線インターフェースプロトコル構造においては、図4に示したように、使用者装置とUTRAN間の無線インターフェースプロトコルは、水平的に物理階層(第1階層)と、データリンク階層(第2階層)と、ネットワーク階層(第3階層)と、に区分され、垂直的には制御信号を伝達するための制御平面(control Plane)と、データ情報を伝達するための使用者平面(User Plane)と、に区分される。 【0011】 垂直的区分に対して詳しく説明すると、前記制御平面は、無線資源制御(Radio Resource Control、以下、“RRC”と略称す)階層、無線リンク制御(Radio Link Control、以下、“RLC”と略称す)階層、媒体接続制御(Medium Access Control、以下、“MAC”と略称す)階層及び第1階層として物理階層(Physical Layer)を包含して構成され、また、前記使用者平面は、パケットデータ収斂プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、以下“PDCP”と略称す)階層、放送/マルチキャスト制御(Broadcast/Multicast Control、以下、“BMC”と略称す)階層、RLC階層、MAC階層及び物理階層を包含して構成されている。 【0012】 前記物理階層は、多様な無線伝送技術を利用して上位階層に情報伝送サービスを提供する。 前記物理階層は伝送チャンネルを介して上位階層のMAC階層に接続され、前記伝送チャンネルを介してMAC階層と物理階層間のデータ伝送が行われる。 前記伝送チャンネルは、一つの使用者装置が独占的に利用することができるか、または、複数の使用者装置が共有することができるか、によって専用伝送チャンネル(Dedicated Transport Channel)と、共用伝送チャンネル(Common Transport Channel)と、に区分される。 【0013】 前記MAC階層は、無線資源の割当及び再割当のためのMACパラメータ再割当サービスを提供する。 前記MAC階層は論理チャンネルを介して前記RLC階層と接続され、伝送された情報タイプによって多様な論理チャンネルが提供される。 一般に、制御平面上で情報が伝送される場合は制御チャンネルが使用され、使用者平面上で情報が伝送される場合はトラフィックチャンネルが使用される。 【0014】 前記RLC階層は、無線リンクを設定して解除する機能を行い、使用者平面の上位階層から伝達されたRLCサービスデータユニット(Service Data Unit、以下、“SDU”と略称す)の分割及び組立機能を行う。 前記RLC SDUの大きさは処理容量に適合するようにRLC階層で調節され、大きさの調節された前記RLC SDUは、ヘッダーが付着されてプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、以下、“PDU”と略称す)形態に前記MAC階層に伝送される。 【0015】 前記PDCP階層は前記RLC階層の上位階層であるので、IPv4またはIpv6のようなパケット網プロトコルのデータを前記RLC階層に適合したフォーマットのデータに変換させる役割を行う。 その他にも前記PDCP階層は、有線網で使用される不必要な制御情報を效率的に低減して、無線インターフェースを介してデータが伝送されるように下位階層を支援する。 このような機能をヘッダー圧縮と言い、前記ヘッダー圧縮は、例えば、TCP/ヘッダー情報を低減するために使用することができる。 【0016】 前記BMC階層は使用者平面に存在され、無線インターフェースを有するシステムに放送サービスまたはマルチキャストサービスを提供するために使用される。 【0017】 前記RRC階層は、所定領域に位置する全ての使用者装置に情報放送サービスを提供する。 また、前記RRC階層は、送信側と受信側の第3階層間で交換される制御信号のための制御平面信号処理を行い、使用者装置と前記UTRAN間の無線資源を設定/維持/解除する機能を行う。 特に、前記RRC階層は、無線ベアラ(Radio Bearer)を設定/維持/解除する機能及び、無線接続網に必要な無線資源を割当/再構成/解除する機能を行う。 ここで、前記無線ベアラは、使用者装置と前記UTRAN間のデータ伝送のために第2階層により提供されるサービスを意味する。 即ち、無線ベアラを設定するということは、所定サービスを提供するために必要なプロトコル階層の特性及びチャンネルを規定し、特定パラメータ及び動作方法を設定することを意味する。 【0018】 各使用者装置は全てインターフェース階層を包含しているが、前記UTRANにおいて、前記プロトコル階層は、前記UTRANの複数の構成要素別に分散されている。 【0019】 図5は、無線接続網の構成要素によるプロトコル階層階位(hierarchy)の一例を示したもので、一般に、RLC階層は、担当RNC内に位置する。 MAC階層は、伝送チャンネルのタイプによってその機能が分類され、前記担当RNCまたは制御RNC内に位置される。 【0020】 図示されたように、二つのRNCが同時に担当RNC及び制御RNCとして夫々動作する時、前記MAC階層は伝送チャンネルのタイプによってMAC−d副階層とMAC−c/sh副階層とに区分され、担当RNC及び制御RNC内に夫々位置する。 【0021】 それとは異なって、一つのRNCが共通に担当RNC及び制御RNCとして動作する時、MAC−c/sh副階層及びMAC−d副階層は同一RNC上に存在するようになる。 それはMAC−d副階層は使用者装置の専用論理チャンネルを管理し、MAC−c/sh副階層は共用伝送チャンネルを管理するからである。 前記MAC−c/sh副階層は、セルで全ての使用者装置により共同に使用される共用伝送チャンネルを管理するため、各セルは一つのMAC−c/sh副階層を有する。 前記MAC−d副階層は、使用者装置に専用サービスを提供するから、一つの使用者装置に対して一つのMAC−d副階層が存在する。 また、物理階層はノードBに位置する。 【0022】 図6は、前記UTRANにおけるRLC階層及びMAC階層の構造を示した図である。 【0023】 ダウンリンクの場合、データが上位階層から伝送されると、RLC階層はRLCバッファに伝達されたRLC PDUを格納し、MAC階層の要求に応じて所定量のPDUを伝送する。 そして、MAC−d階層で受信された前記RLC PDUは、チャンネルスイッチングにより専用伝送チャンネル(Dedicated Transport Channel、以下、“DTCH”と略称す)または共用伝送チャンネル(Common Transport Channel、以下、“CTCH”と略称す)を介して伝送される。 前記DTCHを介して伝送される場合は、前記MAC−d副階層で関連ヘッダーが付着された後、専用チャンネル(Dedicated Channel、以下、“DCH”と略称す)を介して物理階層に伝送される。 【0024】 然し、前記RLC PDUが前記CTCHを介して伝送される場合、前記RLC PDUはMAC−d副階層からMAC−c/sh副階層に伝送されて関連ヘッダーが付着され、その後、他の論理チャンネルを介して多重化されてページングチャンネル(Paging Channel、以下、“PCH”と略称す)、順方向接続チャンネル(Forward Access Channel、以下、“FACH”と略称す)及びダウンリンク共有チャンネル(DownlinkShared Channel、以下、“DSCH”と略称す)のような共用伝送チャンネルを介して伝送される。 【0025】 一方、アップリンクの場合は、データは逆接続チャンネル(Reverse Access Channel、以下、“Rach”と略称す)及び共用パケットチャンネル(Common Packet Channel、以下、“CPCH”と略称す)のような専用チャンネル及び共用伝送チャンネルを介して受信されて、上位階層に順次伝送される。 この場合、データはダウンリンクと反対の逆経路を経由して前記RLC階層に伝送される。 【0026】 使用者装置にあるRLC階層及びMAC階層の構造は、図6に示した構造とほぼ同様であるので、以下、共用伝送チャンネルのFACHを利用したデータ伝送に対し、図6を参照して説明する。 【0027】 RLC階層から伝送されたRLC PDUはMAC−c/sh副階層のFACHを使用するのでチャンネルスイッチング及び制御伝送多重化によりMAC−c/sh副階層に伝送され、前記制御伝送多重化は複数個の論理チャンネルの多重化を意味する。 【0028】 MAC−c/sh副階層に伝送されたデータは、他の論理チャンネルのデータと多重化される。 また、多様な使用者装置のデータが共用伝送チャンネル(CTCH)を介して伝送されるので、該当データを受信する使用者装置を示すために、データ多重化のための使用者装置の識別子を挿入することで、目的地使用者装置の識別子をMAC PDUに追加することができる。 【0029】 ここで、データ多重化のためのTCTF(Target Channel Type Field)マッピングは、論理チャンネルと伝送チャンネル間の関係をマッピングし、FACH伝送チャンネルにマッピングされたデータは使用者装置の優先順位を考慮したデータ伝送スケジュールに基づいてFACHに伝送される。 【0030】 前記UTRAN、または、使用者装置のRLC階層から論理チャンネルを介して前記MAC階層に伝送されたRLC PDUは、適切な伝送チャンネルを介して物理階層に伝送される。 ここで、専用論理チャンネルを通過したデータが共用伝送チャンネルを介して伝送される時、上述したように、該当データはMAC−d副階層及びMAC−c/sh副階層を介して最終的に物理階層に伝送される。 この場合、前記MAC階層の各副によって添付されるMAC PDUヘッダー情報は、TCTFフィールド、使用者装置の識別子タイプフィールド、使用者装置の識別子フィールド及びC/Tフィールドなどを包含する。 【0031】 ここで、前記TCTFフィールドは、特定伝送チャンネルを介して伝送される論理チャンネルデータのタイプを示し、前記使用者装置の識別子タイプフィールドは、多様なタイプの使用者装置の識別子中どの識別子が使用されるかを示し、前記使用者装置の識別子フィールドは、使用者装置の識別子タイプフィールドに表示された使用者装置の識別情報を包含し、前記C/Tフィールドは、複数の論理チャンネルのデータが一つの伝送チャンネルに伝送される時に各論理チャンネルを区別するための情報を提供する。 【0032】 図6に示されたMAC−c/sh階層において、使用者装置を識別するために使用される使用者装置の識別子は、ネットワークで区別可能な(distinguishable)使用者装置の地理的領域(各使用者装置がカバー可能なる範囲)によって二つのタイプに区分することができる。 【0033】 第一に、使用者装置が新しいセルにリンクされると、制御RNCによってC−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identity)が割当てられ、従って、C−RNTIはセルで固有(unique)値を有し、セル領域はC−RNTIの有効領域となる。 従って、使用者装置が他のセルに移動すると、前記C−RNTIは変更されるべきである。 【0034】 第二に、UTRANで所定使用者装置を識別するためにU−RNTI(UTRAN Radio Network Temporary)が使用され、前記U−RNTIは、S−RNTI(SRNC RNTI)と担当RNC識別子とにより構成される。 前記S−RNTIは、前記担当RNCで使用者装置を識別するために使用される識別値で、各使用者装置は前記担当RNCで固有(単一)S−RNTI値を有する。 また、前記担当RNC識別子は、前記UTRANでRNCを識別するために使用される。 従って、前記UTRANで使用者装置を指定するためには、前記担当RNC識別子情報及び該当RNCにおける使用者装置の識別値が必要である。 【0035】 よって、前記U−RNTIは前記UTRANで固有値を有して、使用者装置が前記RNCから他のセルに移動する場合にも変更されない。 ところが、前記担当RNCの変更により担当RNC識別子が変更されると、新しいU−RNTIが割当てられなければならない。 特に、前記U−RNTIの有効範囲は前記担当RNCにより管理される領域である。 【0036】 3GPPの標準に基づくシステムにおいて、使用者装置は二つのタイプの使用者装置の識別子中何れか一つ、即ち、16ビットで表現されるC−RNTIまたは32ビットで表現されるU−RNTIを利用して識別される。 従って、前記C−RNTIが使用される時、制限された無線チャンネル資源を效率的に使用することができる。 場合によっては前記U−RNTI値が使用され、例えば、C−RNTI値が頻繁に変更される時、前記U−RNTIを利用して使用者装置を效率的に識別することができる。 【0037】 【発明が解決しようとする課題】 然るに、このような3GPP標準に基づく従来のシステムにおいては、使用者装置の識別情報は送信側のMAC階層によってMAC PDUに追加され、前記使用者装置の識別情報は前記MAC階層の受信側で識別されるようになっていた。 【0038】 そのため、前記送信側MAC階層はRLCから伝送されたRLC PDUを多重化し、MAC PDU(RLC PDUに該当するデータユニット)に使用者装置の識別情報を追加するが、前記MAC階層は、何時、どんな使用者装置の識別子を使用すべきであるかを認識することができず、動的に使用者装置のタイプを変更することができないという不都合な点があった。 【0039】 本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、MAC階層で、何時、どんな使用者装置の識別子を使用すべきであるかを決定するために、他の階層からMAC階層に使用者装置の識別子(C−RNTI、U−RNTI)設定に必要な情報を提供し、該当使用者装置の識別子値を設定するための方法を提供することを目的とする。 【0040】 【課題を解決するための手段】 本発明の使用者装置の識別子設定方法は、複数のプロトコル階層を有する無線通信システムにおいて、無線資源管理(RRC)階層から無線リンク制御(RLC)階層にデータ及び使用者装置の識別子指示子に関連するメッセージタイプ指示子を提供する工程と、受信されたメッセージタイプ指示子によって使用者装置の識別子指示子をRLC階層で設定する工程と、MAC階層で、使用者装置の識別子指示子によって使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を該MAC階層のデータユニットのヘッダーに貼付する工程と、を順次行うことを特徴とする。 【0041】 前記MAC階層のデータユニットは、使用者装置の識別子タイプと使用者装置の識別子を有するMAC SDUとにより構成される。 【0042】 前記RLC階層は、前記RRC階層から使用者装置の識別子指示子と関連するデータ及びメッセージタイプ指示子を受信し、無線通信システムで使用者装置を管理するためのネットワーク領域に適切な使用者装置を区別する使用者装置の識別子指示子を設定する。 【0043】 前記MAC階層は、MAC SDU及びRNTI(Radio Network Temporary Identify)と関連する使用者装置タイプを示す使用者装置の識別子指示子を受信し、MAC PDUの一部として使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を設定する。 【0044】 前記MAC階層は、RNTIと関連する使用者装置タイプを示す使用者装置の識別子指示子及びMAC SDUを受信し、MAC PDUヘッダーの一部として使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を設定する。 【0045】 前記使用者装置タイプは、無線ベアラ(Radio bearer)を設定する無線資源の決定時に使用され、前記使用者装置の識別子指示子は、RLC階層からMAC階層に伝送される。 【0046】 前記使用者装置の識別子指示子は、使用者装置のタイプが変更されるとき、前記RRC階層の制御情報により動的に更新される。 【0047】 前記使用者装置タイプは、前記RRC階層から前記RLC階層に伝送されたデータ(RLC SDU)によって変更される。 【0048】 前記使用者装置は、MAC階層で形成されたRLC PDUが相違する使用者装置タイプを有するRRCメッセージを包含する時、使用者装置の識別子により区別される。 【0049】 前記使用者装置は、前記RLC階層がRRC階層でなく他の階層からデータを受信する時、セルレベルで区別可能な使用者装置の識別子により区別される。 【0050】 本発明の使用者装置の識別子設定方法は、複数のプロトコル階層を有する無線通信システムにおいて、第3プロトコル階層から下位階層の第2プロトコル階層に使用者装置の識別子タイプ指示子に関連するデータ及びパラメータを提供する工程と、前記第2プロトコル階層から第1プロトコル階層に使用者装置の識別子指示子及びデータを提供する工程と、前記第1プロトコル階層で、使用者装置の識別子指示子によって使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を該第1プロトコル階層データパケットに貼付する工程と、を順次行うことを特徴とする。 【0051】 前記第3プロトコル階層は、無線資源制御(Radio Resource Control:RRC)階層である。 【0052】 前記第2プロトコル階層は、無線リンク制御(Radio Link Control:RNC)階層である。 【0053】 前記第1プロトコル階層は、媒体接続制御(Medium Access Control:MAC)階層である。 【0054】 前記第1プロトコル階層データパケットは、MACプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit:PDU)である。 【0055】 前記MAC PDUは、MACサービスデータユニット(Service Data Unit:SDU)及び使用者装置の識別子により構成される。 【0056】 前記使用者装置の識別子指示子は、少なくともC−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identity)及びU−RNTI(UTRAN Radio Network Temporary Identity)中何れか一つに関連する。 【0057】 前記MAC階層は、RNTI(Radio Network Temporary Identify)と関連する使用者装置タイプを示す使用者装置の識別子指示子及びMAC SDUを受信し、MAC PDUの一部として使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を設定する。 【0058】 前記使用者装置タイプは、無線ベアラ(Radiobearer)を設定する無線資源の決定時に使用され、前記使用者装置の識別子指示子は、前記第2プロトコル階層から前記第1プロトコル階層に伝送される。 【0059】 前記使用者装置の識別子指示子は、無線通信網で使用される使用者装置タイプが変更される時、前記第3プロトコル階層の制御情報によって動的に更新される。 【0060】 本発明の無線通信網における使用者装置の識別システムは、複数のプロトコル階層と、RRC(Radio Resource Control)階層からRLC(Radio Link Control)階層にデータ及び使用者装置の識別子指示子と関連するメッセージタイプ指示子を提供する手段と、前記RLC階層で、前記受信されたメッセージタイプ指示子によって使用者装置の識別子指示子を設定する手段と、MAC階層で、使用者装置の識別子指示子によって使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を該MAC階層のデータユニットのヘッダーに貼付する手段と、を包含して構成されることを特徴とする。 【0061】 前記MAC階層のデータユニットは、使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を有するMAC SDUにより構成される。 【0062】 前記RLC階層は、前記RRC階層から使用者装置の識別子指示子と関連するデータ及びメッセージタイプ指示子を受信し、無線通信システムで使用者装置を適切に管理するためのネットワーク領域に適当な使用者装置を区別する使用者装置の識別子指示子を設定する。 【0063】 前記MAC階層は、RNTI(Radio Network Temporary Identify)と関連する使用者装置タイプを示す使用者装置の識別子指示子及びMAC SDUを受信し、MAC PDUの一部として使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を設定する。 【0064】 前記MAC階層は、RNTIと関連する使用者装置タイプを示す使用者装置の識別子指示子及びMAC SDUを受信し、MAC PDUヘッダーの一部として使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を設定する。 【0065】 本発明の無線通信網における使用者装置の識別システムは、複数のプロトコル階層と、第3プロトコル階層から下位階層の第2プロトコル階層にデータ及び、使用者装置の識別子タイプ指示子と関連するデータ及びパラメータを提供する手段と、前記第2プロトコル階層から第1プロトコル階層に使用者装置の識別子指示子及びデータを提供する手段と、前記第1プロトコル階層で、使用者装置の識別子指示子によって使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を該第1プロトコル階層データパケットに貼付する手段と、を包含して構成されたことを特徴とする。 【0066】 前記第3プロトコル階層は、無線資源制御(Radio Resource Control:RRC)階層、前記第2プロトコル階層は、無線リンク制御(Radio Link Control:RLC)階層、前記第1プロトコル階層は、媒体接続制御(Medium Access Control:MAC)階層、である。 【0067】 前記第1プロトコル階層データパケットは、MACプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit:PDU)である。 【0068】 前記MAC PDUは、MACサービスデータユニット(Service Data Unit:SDU)及び使用者装置の識別子により構成される。 【0069】 前記使用者装置の識別子指示子は、少なくともC−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identity)及びU−RNTI(UTRAN Radio Network Temporary Identity)中何れか一つと関連する。 【0070】 前記MAC階層は、RNTI(Radio Network Temporary Identify)と関連する使用者装置タイプを示す使用者装置の識別子指示子及びMAC SDUを受信し、MAC PDUの一部として使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を設定する。 【0071】 前記使用者装置タイプは、無線ベアラ(Radio bearer)を設定する無線資源の決定時に使用され、前記使用者装置の識別子指示子は、前記第2プロトコル階層から前記第1プロトコル階層に伝送される。 【0072】 前記使用者装置の識別子指示子は、無線通信網で使用される使用者装置タイプが変更される時、前記第3プロトコル階層の制御情報によって動的に更新される。 【0073】 このような目的を達成するため、専用論理チャンネルを介して受信されたデータが共用伝送チャンネルを介して伝送される時、MAC階層で使用者装置識別子を利用してデータの目的地の使用者装置を区別する必要があり、以下、MAC PDUヘッダーに追加される使用者装置識別子の設定方法について記述する。 【0074】 本発明に係る使用者装置の識別子設定方法においては、使用者装置識別情報としてデータ及びメッセージタイプ指示子を無線資源管理(RRC)階層から無線リンク制御(RLC)階層に伝送する工程と、受信されたメッセージタイプ指示子によって使用者装置の識別子指示子を前記RLC階層で設定し、前記データと一緒にMAC階層に伝送する工程と、MAC階層で、使用者装置の識別子指示子によって使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を選択してMAC PDUのヘッダーに貼付する工程と、添付されたMAC PDUを受信側MAC階層に伝送する工程と、を順次行うように構成される。 【0075】 ここで、前記MAC PDUはヘッダー及びMAC SDUにより構成され、該MAC SDUはRLC PDUと基本的に同様である。 【0076】 また、前記使用者装置の識別子設定方法は、MAC階層からMAC PDUフォーマットに無線伝送を行う工程と、使用者装置の識別子フィールドを示す使用者装置の識別子タイプフィールド及び使用者装置の識別子をMAC PDUヘッダーに追加する工程と、該MAC PDUを受信側に伝送し、受信側で前記MAC PDUヘッダー情報を利用して使用者装置を区別する工程を追加包含する。 【0077】 前記RLC階層は、前記RRC階層から使用者装置の識別情報としてデータ及びメッセージタイプ指示子を受信し、移動通信システムで使用者装置を管理するネットワーク領域に適切な使用者装置を区別するための使用者装置の識別子指示子を設定することを特徴とする。 【0078】 前記MAC階層は、使用者装置の識別子のタイプ(U−RNTI、C−RNTI)を示す使用者装置の識別子指示子を受信し、MAC PDUヘッダー情報として使用者装置の識別子及び使用者装置の識別子タイプフィールドを設定することを特徴とする。 【0079】 前記使用者装置タイプは無線ベアラ(Radio bearer)の設定時に決定され、設定された無線ベアラを使用する伝送セッション(Session)で、使用者装置の識別子指示子は前記RLC階層から前記MAC階層に伝送されることを特徴とする。 【0080】 前記使用者装置の識別子指示子は、使用者装置識別子のタイプが変更される時、前記RRC階層の制御情報によって更新されることを特徴とする。 【0081】 前記使用者装置識別子のタイプは、前記RRC階層から前記RLCに伝送されたデータ(RLC SDU)のタイプによって設定されることを特徴とする。 【0082】 複数のプロトコル階層を有する無線通信システムにおいて、本発明に係る使用者装置の識別子設定方法は、第3プロトコル階層から下位階層の第2プロトコル階層に使用者装置識別子タイプ指示子に関連するデータ及びパラメータを提供する工程と、前記第2プロトコル階層から第1プロトコル階層に使用者装置識別子指示子及びデータを提供する工程と、前記第1プロトコル階層で、使用者装置識別子指示子によって使用者装置識別子タイプ及び使用者装置識別子を該第1プロトコル階層データパケットに貼付する工程と、を順次行うように構成されたことを特徴とする。 【0083】 前記第3プロトコル階層は無線資源制御(RRC)階層で、前記第2プロトコル階層は無線リンク制御(RLC)階層で、前記第1プロトコル階層は媒体接続制御(MAC)階層であることを特徴とする。 【0084】 前記第1プロトコル階層データパケットはMACサービスデータユニット(SDU)で、MACプロトコルデータユニット(PDU)はMAC SDU及び使用者装置識別子により構成されたことを特徴とする。 【0085】 前記使用者装置識別子指示子は、少なくともC−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identity)及びU−RNTI(UTRAN Radio Network Temporary Identity)中何れか一つに関連され、前記MAC階層は、RNTIと関連する使用者装置タイプを示す使用者装置識別子指示子及びMACSDUを受信して、MAC PDUの一部として使用者装置識別子タイプ及び使用者装置識別子を設定することを特徴とする。 【0086】 前記使用者装置タイプは無線ベアラ(Radio bearer)を設定する無線資源の決定時に使用され、前記使用者装置の識別子指示子は、前記第2プロトコル階層から前記第1プロトコル階層に伝送されることを特徴とする。 【0087】 そして、前記使用者装置の識別子指示子は、無線通信網で使用される使用者装置タイプが変更する時、前記第3プロトコル階層の制御情報によって動的に更新されることを特徴とする。 【0088】 本発明に係る無線通信網における使用者装置の識別システムにおいては、複数のプロトコル階層と、RRC階層からRLC階層にデータ及び使用者装置の識別子指示子と関連するメッセージタイプ指示子を提供する手段と、受信されたメッセージタイプ指示子によって使用者装置の識別子指示子をRLC階層で設定する手段と、使用者装置の識別子指示子及びデータをMAC階層に提供する手段と、該MAC階層で使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置識別子をMAC SDUのヘッダーに添加する手段と、を包含して構成されたことを特徴とする。 【0089】 また、本発明に係る無線通信網における使用者装置識別システムにおいては、第3プロトコル階層から下位階層の第2プロトコル階層に使用者装置の識別子タイプ指示子に関連するデータ及びパラメータを提供する工程と、前記第2プロトコル階層から第1プロトコル階層に使用者装置の識別子指示子及びデータを提供する工程と、前記第1プロトコル階層で、使用者装置の識別子指示子によって使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置識別子を前記第1プロトコル階層データパケットに貼付する工程と、を順次行うことを特徴とする。 【0090】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態に対し、図面を用いて説明する。 【0091】 先ず、各使用者装置の識別子(C−RNTI、U−RNTI)に対して説明する。 【0092】 無線通信網において、C−RNTI(Cell Radio NetworkTempory Identity)は、専用論理チャンネルの専用トラフィックチャンネル(Dedicated Traffic Channel、以下、“DTCH”と略称す)または専用制御チャンネル(Dedicated Control Channel、以下、“DCCH”と略称す)のデータが共用伝送チャンネルに伝送される時及び、DSCH(Downlink Shared Channel)が共用伝送チャンネルに使用される時に利用される。 そして、U−RNTI(UTRAN Radio Network Temporary Identity)は、DCCHのデータが共用伝送チャンネルに伝送される時に使用される。 【0093】 従って、使用者装置の識別子は、使用される論理チャンネルのタイプによって変更され、MAC階層で設定される。 ところが、MAC階層はどのタイプの識別子が使用されるべきであるかを認識できないため、上位階層のRLC階層から識別子値を受けなければならない。 即ち、RLC階層は、RLC PDUと一緒に使用者装置の識別子のタイプを示すパラメータ(例えば、C−RNTIを示す“0”またはU−RNTIを示す“1”)を伝送するべきである。 【0094】 図7に示したように、パラメータが使用者装置の識別子であると仮定すると、RLC階層から伝送されたRLC PDUを含むMAC PDUのヘッダーに、MAC階層の使用者装置の識別子タイプフィールド及び使用者装置の識別子指示子が指示する使用者装置の識別子が添加される。 【0095】 然し、RLC階層エンティティ(entity)は使用される使用者装置の識別子のタイプを認識できないため、次の二つの方法を利用して使用者装置の識別子を設定する。 【0096】 1. 静的(Static)設定方法:無線ベアラ(bearer)の設定時、使用者装置の識別子のタイプ決定一般に、無線ベアラが設定されると、一つまたは二つの論理チャンネルが所定RLC階層エンティティで使用される。 即ち、殆どの場合、一つのRLC階層エンティティには一つのDCH(DCCHまたはDTCH)が使用されるが、場合によってはDTCH伝送に必要な制御情報を伝送するために一つのDCCHが追加されることがある。 【0097】 従って、論理チャンネルタイプが無線ベアラの設定により決定されるため、使用者装置の識別子のタイプ(U−RNTIまたはC−RNTI)もやはり無線ベアラが設定される時に決定される。 一旦無線ベアラが設定されると、使用者装置の識別子タイプは無線ベアラの設定が変更される時まで継続的に使用される。 即ち、RLC階層は同一使用者装置の識別子をMAC階層に報せる。 その後、使用者装置の識別子のタイプを変更する必要が発生すると、無線ベアラの設定が変更されて、他のタイプの使用者装置の識別子が使用されるようになる。 【0098】 2. 動的(Dynamic)設定方法:伝送メッセージのタイプによって使用者装置の識別子のタイプ決定前記静的設定方法は簡単に具現することができるが、所定無線ベアラは同一タイプの使用者装置の識別子を使用する。 例えば、無線ベアラがU−RNTI(32ビット使用)を使用するように設定された場合は、C−RNTI(16ビット使用)を使用するように設定された場合よりも無駄に資源を浪費するようになる。 【0099】 よって、本発明ではU−RNTI情報とC−RNTI情報とを使用する場合を区別して、該当情報の伝送時にMAC階層で使用されるべき使用者装置の識別子のタイプを示すと同時にRLC階層に報せる方法を使用する。 【0100】 上述したように、論理チャンネルとしてDTCHが使用される時はC−RNTIだけが使用されるため、本発明の実施例に係る動的使用者装置識別方法はDCCHに関連して説明する。 【0101】 一般に、DCCHは、RRC(Radio Resource Control)階層から伝送された制御情報を伝送するための制御チャンネルであって、RRCメッセージは、呼びの設定、維持及び解除機能に関連した情報を包含する。 【0102】 RRC階層は、使用者装置が一つのセル(またはノード)から他のセル(または他のノード)に移動する間、呼び接続が断絶しないように支援する機能を行う。 若し、C−RNTI値が変更される場合は、使用者装置の識別子情報としてU−RNTIを利用することが妥当である。 ところが、殆どの場合C−RNTIにより使用者装置を識別することができるため、選択的に使用者装置の識別子を選択すると、資源浪費を最小化することができる。 【0103】 また、RRCメッセージが伝送される時、RRC階層だけがどんな使用者装置の識別子タイプ(C−RNTIまたはU−RNTI)が必要であるかを認識しているため、RRC階層はRCL階層に関連パラメータを伝送しなければならない。 【0104】 前記パラメータは“メッセージタイプ指示子”と呼ばれる。 例えば、RRC階層から伝送されるメッセージがU−RNTIを必要とする場合、先ず、RRC階層はU−TNTIを示すメッセージタイプ指示子と一緒にRLC SDUを伝送し、次いでRLC階層はメッセージに応じて使用者装置の識別子指示子を設定した後、RLC PDUと一緒にMAC階層に伝送する。 【0105】 一方、RRC階層から伝送されるメッセージがC−RNTIを必要とする場合、RRC階層は、C−TNTIを示すメッセージタイプ指示子を有するRLC SDUを伝送した後、メッセージによって使用者装置の識別子指示子を設定し、MAC PDU(=RLC PDU)と一緒にMAC階層に伝送する。 【0106】 図2は、本発明の実施例に係る使用者装置の識別子タイプの動的設定方法を示したフローチャートで、図示されたように、無線ベアラを設定する時、RRC階層は、使用される使用者装置の識別子を設定した後、設定された指示子をMACSDUと一緒にMAC階層に伝送することで、使用者装置の識別子タイプフィールド及び使用者装置の識別子フィールドを設定する(工程71〜73)。 【0107】 若し、再設定が必要な場合は、前記工程(73、71)に示されたように、無線ベアラの設定を変更することで使用者装置の識別子タイプを変更させる。 【0108】 図1は、本発明の実施例に係る使用者装置の識別子タイプの静的設定を示したフローチャートである。 【0109】 即ち、本発明は、無線接続網における使用者装置の識別子タイプの動的決定方法について記述する。 【0110】 先ず、RLC階層は、RRC階層からRLC SDU及びメッセージタイプ指示子を受信する(工程61)。 【0111】 次いで、RLC階層は、受信されたメッセージタイプ指示子を確認し、MACSDUの伝送に使用されるU−RNTIまたはC−RNTIを判断して使用者装置の識別子指示子を設定した後、設定された使用者装置の識別子指示子をMAC SDUと一緒にMAC階層に伝送する(工程62〜65)。 【0112】 一方、前記工程(62〜64)で、RLC階層は、RLC SDUを分割及び再組立する。 従って、2個以上のメッセージが一つのRLC PDUを形成することが可能で、また、複数のRLC PDUが一つのメッセージを形成することもできる。 特に、複数のメッセージが一つのRLC PDUを形成する時、各メッセージに使用される使用者装置の識別子指示子のタイプは相違することもできる(例えば、1番目のメッセージはU−RNTIに、2番目のメッセージはC−RNTに関連することもできる)。 この場合、MAC PDUのヘッダーを形成するために、より広い概念の識別子であるU−RNTIだけを利用して使用者装置の識別子指示子が設定される。 【0113】 また、一つのRLC SDUに少なくとも二つのタイプのRLC SDUのデータが包含され、SDUに同一タイプの使用者装置の識別子指示子が使用される時、前記同一使用者装置の識別子指示子はMAC SDU(=RLC PDU)と一緒にMAC階層に伝送される。 【0114】 そして、メッセージタイプ指示子と使用者装置の識別子指示子とは同様のものと見なされるが、RLC SDUの分割及び再組立はRLC階層で行われるので、RLC PDUの使用者装置の識別子指示子は前記メッセージタイプ指示子に基づいて設定される。 【0115】 使用者装置識別情報としてデータ及びメッセージタイプ指示子を無線資源管理(RRC)階層から無線リンク制御(RLC)階層に伝送する工程と、前記RLC階層で受信されたメッセージタイプ指示子によって使用者装置の識別子指示子を前記RLC階層で設定し、前記データと一緒にMAC階層に伝送する工程と、MAC階層で、使用者装置の識別子指示子によって使用者装置の識別子タイプ及び使用者装置の識別子を選択してMAC PDUのヘッダーに貼付する工程と、添付されたMAC PDUを受信側MAC階層に伝送する工程と、を順次行って無線通信システムにおける使用者装置の識別子設定方法を構成する。 【0116】 【発明の効果】 以上説明したように、本発明に係る無線通信システムにおける使用者装置の識別子設定方法においては、RRC階層は使用者装置識別情報としてデータ(RLC SDU)及びメッセージタイプ指示子をRLC階層に伝送し、該RLC階層は、伝送されたメッセージタイプ指示子によって使用者装置の識別子指示子を設定した後、データと一緒にMAC階層に伝送するため、MAC階層は適切な使用者装置識別情報を追加することができるという効果がある。 【0117】 且つ、専用論理チャンネルを介して送信または受信されたデータを共用伝送チャンネルを介して伝送され、使用者装置の識別子を利用して使用者装置を区別する必要がある時、本発明は一括的に一つのタイプの使用者装置の識別子を設定せず、必要に応じて適切な使用者装置の識別子を設定することで、無線資源の浪費を最小化し得るという効果がある。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る使用者装置の識別子指示子の静的(static)設定過程を示したフローチャートである。 【図2】本発明に係る使用者装置の識別子指示子の動的(dynamic)設定過程を示したフローチャートである。 【図3】従来及び本発明に適用される第3世代共同プロジェクト(3GPP)無線接続網規格に基づいたUTRAN(Universal Mobile Telecommunication Network Terrestrial)を示した図である。 【図4】3GPPが勧告する無線接続網規格に基づく一般無線インターフェースプロトコルの構造を示した図である。 【図5】無線接続網の構成要素別に組織されたプロトコル階層の一例を示した図である。 【図6】UTRAN側のRLC(Radio Link Control)階層及びMAC(Medium Access Control)階層の構造を示した図である。 【図7】MAC PDU(Protocol Data Unit)を示した図である。 【符号の説明】 RRC Radio Resource Control RLC Radio Link Control MAC Medium Access Control PDU Protocol Data Unit SDU Service Data Unit C−RNTI Cell Radio Network TemporaryIdentity U−RNTI UTRAN Radio Network Temporary Identity DTCH Dedicated Traffic Channel DSCH Downlink Shared Channel |