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Wireless network access authentication technology

申请号 JP2002367502 申请日 2002-12-19 公开(公告)号 JP3742056B2 公开(公告)日 2006-02-01
申请人 株式会社バッファロー; 发明人 敬 石徹白;
摘要
权利要求
  • 無線ネットワークを介した広域ネットワークへのアクセスポイントを端末機器に提供する接続装置を複数の地点に配置したアクセスポイントシステムにおいて、広域ネットワークとの通信を要求する端末機器に対して、登録された認証情報を照合することによりアクセス認証を行うアクセス認証システムであって、
    前記接続装置は、
    認証情報が登録されていない端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から該端末機器に関する識別情報を受信し、該端末機器に関する識別情報を含む認証情報を登録し、該端末機器に当該接続装置に関する識別情報を送信する登録手段と、
    当該接続装置とは異なる他の接続装置が、前記認証情報が登録された端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、前記広域ネットワークを介して他の接続装置から送信される該端末機器に関する識別情報を、前記登録手段が登録した認証情報に照合することにより、前記広域ネットワークを介して該端末機器のアクセス認証を行う認証手段とを備え、
    前記端末機器は、
    認証情報が登録されていない状態で、前記接続装置によってアクセスポイントの提供を受ける際、該接続装置に当該端末機器に関する識別情報を送信し、該接続装置から該接続装置に関する識別情報を受信し記憶する端末登録手段と、
    認証情報が登録された状態で、前記他の接続装置によってアクセスポイントの提供を受ける際、他の接続装置に、記憶した前記接続装置に関する識別情報と、当該端末機器に関する識別情報とを送信する端末提供手段とを備え、
    前記他の接続装置は、
    前記接続装置によって認証情報が登録された端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から、前記接続装置に関する識別情報と、該端末機器に関する識別情報とを受信して、該前記接続装置に関する識別情報に基づいて前記広域ネットワークを介した前記接続装置との接続を確立して、該接続を介して前記接続装置に該端末機器に関する識別情報を送信して、前記接続装置が行う該端末機器のアクセス認証に基づいて、該端末機器に当該アクセスポイントを提供する提供手段を備えたアクセス認証システム。
  • 広域ネットワークとの通信を要求する端末機器に対して、該端末機器の登録された認証情報を照合することによるアクセス認証に基づいて、無線ネットワークを介した広域ネットワークへのアクセスポイントを提供する接続装置であって、
    認証情報が登録されていない端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から該端末機器に関する識別情報を受信し、該端末機器に関する識別情報を含む認証情報を登録し、該端末機器に当該接続装置に関する識別情報を送信する登録手段と、
    当該接続装置とは異なる他の接続装置が、前記認証情報が登録された端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、前記広域ネットワークを介して他の接続装置から送信される該端末機器に関する識別情報を、前記登録手段が登録した認証情報に照合することにより、前記広域ネットワークを介して該端末機器のアクセス認証を行う認証手段と認証情報が登録された端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から、前記認証情報の登録をした接続装置に関する識別情報と、該端末機器に関する識別情報とを受信して、該接続装置に関する識別情報に基づいて前記広域ネットワークを介した該接続装置との接続を確立して、該接続を介して該接続装置に該端末機器に関する識別情報を送信して、該接続装置が行う該端末機器のアクセス認証に基づいて、該端末機器に当該アクセスポイントを提供する提供手段とを備えた接続装置。
  • 端末機器に関する識別情報は、MACアドレスである請求項2記載の接続装置。
  • 端末機器に関する識別情報は、該端末機器が備える着脱可能な識別情報手段に関する識別情報である請求項2または3記載の接続装置。
  • 接続装置に関する識別情報は、少なくとも前記広域ネットワーク上のグローバルIPアドレスまたはMACアドレスである請求項2ないし4のいずれか記載の接続装置。
  • 前記登録手段が登録してから所定期間の経過した端末機器に関する認証情報の登録を削除する期間登録削除手段を備える請求項2ないし5のいずれか記載の接続装置。
  • 前記登録手段が登録した端末機器に関する認証情報が所定の件数となる際に、先に登録した端末機器に関する認証情報から順に登録を削除する件数登録削除手段を備える請求項2ないし6のいずれか記載の接続装置。
  • 前記登録手段が登録する端末機器に関する認証情報を管理する管理端末機器を備える請求項2ないし7のいずれか記載の接続装置。
  • 請求項2ないし8のいずれか記載の接続装置であって、
    前記広域ネットワークは、インターネットであり、
    前記無線ネットワークは、複数の端末機器を接続することのできる無線ローカルエリアネットワークである接続装置。
  • 登録された認証情報を照合することによるアクセス認証に基づいて、接続装置から無線ネットワークを介した広域ネットワークへのアクセスポイントの提供を受けて、広域ネットワークとの通信を行う端末機器であって、
    認証情報が登録されていない状態で、前記接続装置によってアクセスポイントの提供を受ける際、該接続装置に当該端末機器に関する識別情報を送信し、該接続装置から該接続装置に関する識別情報を受信し記憶する端末登録手段と、
    認証情報が登録された状態で、前記接続装置とは異なる他の接続装置によってアクセスポイントの提供を受ける際、他の接続装置に、記憶した前記接続装置に関する識別情報と、当該端末機器に関する識別情報とを送信する端末提供手段とを備えた端末機器。
  • 接続装置に送信する当該端末機器に関する識別情報を格納した着脱可能な識別情報手段を備えた請求項10記載の端末機器。
  • 無線ネットワークを介した広域ネットワークへのアクセスポイントを端末機器に提供する接続装置を複数の地点に配置したアクセスポイントシステムにおいて、広域ネットワークとの通信を要求する端末機器に対して、登録された認証情報を照合することによりアクセス認証を行う方法であって、
    認証情報が登録されていない端末機器に対して、前記接続装置によってアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から該端末機器に関する識別情報を受信し、該接続装置に該端末機器に関する識別情報を含む認証情報を登録し、該端末機器に該接続装置に関する識別情報を送信して、
    前記接続装置に認証情報が登録された端末機器に対して、前記接続装置とは異なる他の接続装置によってアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から、前記接続装置に関する識別情報と、該端末機器に関する識別情報とを受信して、該前記接続装置に関する識別情報に基づいて前記広域ネットワークを介した前記接続装置と他の接続装置との接続を確立して、該接続を介して他の接続装置から前記接続装置に該端末機器に関する識別情報を送信して、該端末機器に関する識別情報と前記登録した認証情報とを照合することにより該端末機器のアクセス認証を行って、他の接続装置によってアクセスポイントを該端末機器に提供する方法。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、無線ネットワークのアクセス認証技術に関し、詳しくは、無線ネットワークを介した広域ネットワークへのアクセスポイントを端末機器に提供する接続装置において、広域ネットワークとの通信を要求する端末機器の認証情報を照合してアクセス認証を行うアクセス認証技術に関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    無線ネットワークを介した広域ネットワークへのアクセスポイントを端末機器に提供する接続装置を複数の地点に配置したアクセスポイントシステムにおいては、このアクセスポイントシステムの不正利用を回避するため、端末機器が広域ネットワークとの通信を接続装置に要求する際に、登録しておいた端末機器の認証情報を照合することによりアクセス認証を行う。 従来、このアクセス認証は、このアクセスポイントシステムを利用する全ての端末機器の認証情報を一元管理する認証サーバにより行っていた。
    【0003】
    例えば、下記特許文献には、アクセスポイントシステムを利用する全ての端末機器の認証情報を一元管理する認証サーバによるアクセス認証技術が記載されている。
    【特許文献1】
    特開2002−124952号公報【0004】
    【発明が解決しようとする課題】
    しかしながら、認証情報を一元管理する認証サーバによるアクセス認証では、認証サーバの故障などの場合には、全ての端末機器がアクセスできなくなるというシステムの脆弱性があり、また、複数のアクセス認証が認証サーバに集中した場合には、認証サーバの負荷が増大し、アクセス認証に時間がかるという問題があった。
    【0005】
    本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、端末機器のアクセス認証におけるアクセスポイントシステムの安定性を向上するアクセス認証技術を提供することを目的とする。
    【0006】
    【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
    上記した課題を解決するため、本発明のアクセス認証システムは、無線ネットワークを介した広域ネットワークへのアクセスポイントを端末機器に提供する接続装置を複数の地点に配置したアクセスポイントシステムにおいて、広域ネットワークとの通信を要求する端末機器に対して、登録された認証情報を照合することによりアクセス認証を行うアクセス認証システムであって、
    前記接続装置は、
    認証情報が登録されていない端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から該端末機器に関する識別情報を受信し、該端末機器に関する識別情報を含む認証情報を登録し、該端末機器に当該接続装置に関する識別情報を送信する登録手段と、
    当該接続装置とは異なる他の接続装置が、前記認証情報が登録された端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、前記広域ネットワークを介して他の接続装置から送信される該端末機器に関する識別情報を、前記登録手段が登録した認証情報に照合することにより、前記広域ネットワークを介して該端末機器のアクセス認証を行う認証手段とを備え、
    前記端末機器は、
    認証情報が登録されていない状態で、前記接続装置によってアクセスポイントの提供を受ける際、該接続装置に当該端末機器に関する識別情報を送信し、該接続装置から該接続装置に関する識別情報を受信し記憶する端末登録手段と、
    認証情報が登録された状態で、前記他の接続装置によってアクセスポイントの提供を受ける際、他の接続装置に、記憶した前記接続装置に関する識別情報と、当該端末機器に関する識別情報とを送信する端末提供手段とを備え、
    前記他の接続装置は、
    前記接続装置によって認証情報が登録された端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から、前記接続装置に関する識別情報と、該端末機器に関する識別情報とを受信して、該前記接続装置に関する識別情報に基づいて前記広域ネットワークを介した前記接続装置との接続を確立して、該接続を介して前記接続装置に該端末機器に関する識別情報を送信して、前記接続装置が行う該端末機器のアクセス認証に基づいて、該端末機器に当該アクセスポイントを提供する提供手段を備えたことを特徴とする。
    【0007】
    また、このアクセス認証システムに対応した方法の発明は、無線ネットワークを介した広域ネットワークへのアクセスポイントを端末機器に提供する接続装置を複数の地点に配置したアクセスポイントシステムにおいて、広域ネットワークとの通信を要求する端末機器に対して、登録された認証情報を照合することによりアクセス認証を行う方法であって、
    認証情報が登録されていない端末機器に対して、前記接続装置によってアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から該端末機器に関する識別情報を受信し、該接続装置に該端末機器に関する識別情報を含む認証情報を登録し、該端末機器に該接続装置に関する識別情報を送信して、
    前記接続装置に認証情報が登録された端末機器に対して、前記接続装置とは異なる他の接続装置によってアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から、前記接続装置に関する識別情報と、該端末機器に関する識別情報とを受信して、該前記接続装置に関する識別情報に基づいて前記広域ネットワークを介した前記接続装置と他の接続装置との接続を確立して、該接続を介して他の接続装置から前記接続装置に該端末機器に関する識別情報を送信して、該端末機器に関する識別情報と前記登録した認証情報とを照合することにより該端末機器のアクセス認証を行って、他の接続装置によってアクセスポイントを該端末機器に提供することを特徴とする。
    【0008】
    かかるアクセス認証システム、およびこれに対応した方法によれば、端末機器の認証情報を、認証情報の登録を受けていない状態の端末機器にアクセスポイントを提供した接続装置に登録する。 その後、認証情報の登録を受けた端末機器を、他の接続装置によってアクセスポイントを提供する際には、最初にアクセスポイントを提供した接続装置に登録した認証情報に基づいて、端末機器のアクセス認証を行う。 よって、複数の接続装置に端末機器の認証情報を分散して管理するため、例え、ある接続装置が故障したとしても、アクセス認証の不能が全端末機器に及ぶことはないし、認証情報の照合ができずにアクセス認証ができなくなった端末機器についても、他の接続装置に認証情報の再登録を行うことにより、アクセス認証を行うことができる。 また、システム全体における複数の端末機器のアクセス認証の処理負担を、複数の接続装置に分散して行うことができる。 したがって、端末機器のアクセス認証におけるアクセスポイントシステムの安定性を向上することができる。 また、アクセスポイントの管理者の負担を軽減することができる。 また、端末機器のユーザの利便性を向上することができる。
    【0009】
    また、前記アクセス認証システムに対応した接続装置の発明は、広域ネットワークとの通信を要求する端末機器に対して、該端末機器の登録された認証情報を照合することによるアクセス認証に基づいて、無線ネットワークを介した広域ネットワークへのアクセスポイントを提供する接続装置であって、
    認証情報が登録されていない端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から該端末機器に関する識別情報を受信し、該端末機器に関する識別情報を含む認証情報を登録し、該端末機器に当該接続装置に関する識別情報を送信する登録手段と、
    当該接続装置とは異なる他の接続装置が、前記認証情報が登録された端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、前記広域ネットワークを介して他の接続装置から送信される該端末機器に関する識別情報を、前記登録手段が登録した認証情報に照合することにより、前記広域ネットワークを介して該端末機器のアクセス認証を行う認証手段と認証情報が登録された端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、該端末機器から、前記認証情報の登録をした接続装置に関する識別情報と、該端末機器に関する識別情報とを受信して、該接続装置に関する識別情報に基づいて前記広域ネットワークを介した該接続装置との接続を確立して、該接続を介して該接続装置に該端末機器に関する識別情報を送信して、該接続装置が行う該端末機器のアクセス認証に基づいて、該端末機器に当該アクセスポイントを提供する提供手段とを備えたことを特徴とする。
    【0010】
    かかる接続装置によれば、接続装置自らが認証情報を登録した端末機器については、他の接続装置がこの端末機器から広域ネットワークとの通信の要求を受けた際には、他の接続装置に代わりアクセス認証を行う。 一方、接続装置自らが認証情報を登録していない端末機器については、この端末機器から広域ネットワークとの通信の要求を受けた際には、この端末機器の認証情報を登録した他の接続装置のアクセス認証に基づいて、端末機器にアクセスポイントを提供する。 よって、複数の接続装置が、端末機器の認証情報を分散して登録・管理するため、ある接続装置が故障などしたとしても、アクセス認証の不能が全端末機器に及ぶことはないし、故障した接続装置が認証情報を登録していた端末機器については、他の接続装置によって認証情報の再登録を行うことができる。 また、システム全体における端末機器のアクセス認証の処理負担を、接続装置間にて分散して行うことができる。 したがって、端末機器のアクセス認証におけるアクセスポイントシステムの安定性を向上することができる。 また、アクセスポイントの管理者の負担を軽減することができる。
    【0011】
    上記の構成を有する本発明の接続装置は、以下の態様を採ることもできる。 端末機器に関する識別情報は、MACアドレスであるとしても良い。 かかる接続装置によれば、接続装置は、端末機器のMACアドレスを、登録した認証情報に照合してアクセス認証を行う。 よって、MACアドレスは、ネットワーク機器のハードウェアが個別に持つ世界中に1つしかないユニークな番号であるため、接続装置は、同じハードウェアである端末機器を使用してアクセスするユーザは、同一ユーザであるとみなしてアクセス認証を行うことができる。 したがって、端末機器のユーザは、パスワードなどの識別情報の入を行うことなく、端末機器を使用した広域ネットワークとの通信を行うことができる。
    【0012】
    端末機器に関する識別情報は、該端末機器が備える着脱可能な識別情報手段に関する識別情報であるとしても良い。 かかる接続装置によれば、接続装置は、端末機器が備える着脱可能な識別情報手段に関する識別情報を、登録した認証情報に照合してアクセス認証を行う。 よって、接続装置は、同じ識別情報手段を備えた端末機器は同じ端末機器であるとみなしてアクセス認証を行うことができる。 したがって、複数の端末機器を保有するユーザは、登録を受けた端末機器から、登録を受けていない他の端末機器に、識別情報手段を付け替えることにより、認証情報の再登録を行うことなく、他の端末機器を使用した広域ネットワークとの通信を行うことができる。 例えば、端末機器であるパーソナルコンピュータなどに備える着脱可能な識別情報手段としては、PCカードやUSBキーなどを想定できる。
    【0013】
    接続装置に関する識別情報は、少なくとも前記広域ネットワーク上のグローバルIPアドレスまたはMACアドレスであるとしても良い。 かかる接続装置によれば、接続装置は、認証情報の登録を受けた端末機器に対してアクセスポイントの提供を行う際、少なくとも広域ネットワーク上のグローバルIPアドレスまたはMACアドレスに基づいて、認証情報を登録した他の接続装置との広域ネットワークを介した接続を確立する。 よって、IPアドレスは、ネットワーク上の個々のノードを識別するものであり、MACアドレスは、ネットワーク機器のハードウェアが個別に持つ世界中に1つしかないユニークな番号であるため、接続装置は、広域ネットワーク上から、端末機器の認証情報を管理する他の接続装置を特定することができる。
    【0014】
    前記登録手段が登録してから所定期間の経過した端末機器に関する認証情報の登録を削除する期間登録削除手段を備えるとしても良い。 かかる接続装置によれば、接続装置は、次々に登録した複数の認証情報のうち、登録してから所定期間の経過したものから順に削除して、新たな認証情報を登録するための記憶容量を確保する。 よって、認証情報を記憶する記憶容量を抑えることができ、また、定期的な認証情報の更新を行うことができ、また、接続装置を利用しなくなった端末機器の認証情報を抹消することができる。
    【0015】
    前記登録手段が登録した端末機器に関する認証情報が所定の件数となる際に、先に登録した端末機器に関する認証情報から順に登録を削除する件数登録削除手段を備えるとしても良い。 かかる接続装置によれば、接続装置は、次々に登録した複数の認証情報が所定の件数となると、先に登録したものから順に削除して、新たな認証情報を登録するための記憶容量を確保する。 よって、認証情報を記憶する記憶容量を抑えることができ、また、この記憶容量がフルとなるまで認証情報を記憶することができ、また、接続装置を利用しなくなった端末機器の認証情報を抹消することができる。
    【0016】
    前記登録手段が登録する端末機器に関する認証情報を管理する管理端末機器を備えるとしても良い。 かかる接続装置によれば、接続装置が登録した認証情報の管理処理の全部またはその一部を、接続装置とは別体の管理端末機器が行う。 よって、接続装置における認証情報の管理処理の負担を軽減することができ、また、接続装置の管理者は、管理端末機器を操作することにより、接続装置の遠隔地から認証情報の管理を行うことができる。
    【0017】
    前記広域ネットワークとしては、インターネットを考えることができ、前記無線ネットワークとしては、複数の端末機器を接続することのできる無線ローカルエリアネットワークを用いることができる。 よって、広範囲な場所に接続装置を設置して、1つの接続装置に複数の端末機器を接続することにより、アクセスポイントの提供を受ける端末機器の利便性を高めることができる。
    【0018】
    また、前記アクセス認証システムに対応した端末機器の発明は、登録された認証情報を照合することによるアクセス認証に基づいて、接続装置から無線ネットワークを介した広域ネットワークへのアクセスポイントの提供を受けて、広域ネットワークとの通信を行う端末機器であって、
    認証情報が登録されていない状態で、前記接続装置によってアクセスポイントの提供を受ける際、該接続装置に当該端末機器に関する識別情報を送信し、該接続装置から該接続装置に関する識別情報を受信し記憶する端末登録手段と、
    認証情報が登録された状態で、前記接続装置とは異なる他の接続装置によってアクセスポイントの提供を受ける際、他の接続装置に、記憶した前記接続装置に関する識別情報と、当該端末機器に関する識別情報とを送信する端末提供手段とを備えたことを特徴とする。
    【0019】
    かかる端末機器によれば、端末機器は、当該端末機器の認証情報を登録した接続装置に関する識別情報を記憶する。 その後、この端末機器は、他の接続装置からアクセスポイントの提供を受ける際に、この他の接続装置に、当該端末機器の認証情報を登録した接続装置の識別情報を送信することによりアクセス認証を受ける。 よって、ある接続装置が認証情報を登録している限り、端末機器は、他の接続装置からアクセスポイントの提供を受ける際に、改めて認証情報の登録をすることなしに、広域ネットワークとの通信を行うことができる。
    【0020】
    上記の構成を有する本発明の端末機器は、以下の態様を採ることもできる。 接続装置に送信する当該端末機器に関する識別情報を格納した着脱可能な識別情報手段を備えたとしても良い。 よって、複数の端末機器を保有するユーザは、登録を受けた端末機器から、登録を受けていない他の端末機器に、識別情報手段を付け替えることにより、認証情報の再登録を行うことなく、他の端末機器を使用した広域ネットワークとの通信を行うことができる。
    【0021】
    【発明の実施の形態】
    以上説明した本発明の構成及び作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用したアクセスポイントシステムの一つとして、無線ローカルエリアネットワーク(以下、無線LANという)を用いたアクセスポイントシステムについて説明する。
    【0022】
    図1は、本発明の一形態であるアクセスポイントシステム10の全体構成図である。 アクセスポイントシステム10は、広域ネットワークであるインターネット50を利用したものである。 アクセスポイントシステム10には、接続装置20a,20b,20cが設置されている。 この接続装置20a,20b,20cは、無線LANにより端末機器30と接続する。 この無線LANとしては、IEEE802.11b規格に準拠した無線LANが考えられる。 なお、図1では、端末機器30の全てを図示しないが、実際のアクセスポイントシステム10には、複数の端末機器30が接続される。 また、接続装置20a,20b,20cの台数は、3台に限るものではなく、2台以上であれば良い。
    【0023】
    インターネット50には、ルータ40a,40b,40cが接続されている。 このルータ40a,40b,40cには、それぞれ接続装置20a,20b,20cが接続されている。 ルータ40a,40b,40cは、異なるネットワーク同士であるインターネット50と接続装置20a,20b,20cの無線LANとを相互接続するものである。 これにより、接続装置20a,20b,20cは、インターネット50を介したデータのやり取りが可能となり、接続装置20a,20b,20c間のデータのやり取りも可能となる。
    【0024】
    接続装置20a,20b,20cは、インターネット50との通信の要求であるアクセス要求を行う端末機器30に対して、登録された認証情報を照合することによるアクセス認証に基づいて、無線LANを介したインターネット50へのアクセスポイントを提供する。 このアクセス認証は、アクセスポイントシステム10の利用を許可された特定の者が使用する端末機器30のみに、アクセスポイントを提供するためのものである。 認証情報は、利用を許可された者の端末機器30であるかを照合するため、予め登録されたデータである。 接続装置20a,20b,20cは、端末機器30が送信するユーザを特定するための識別情報と、登録された認証情報とを照合することにより、利用を許可された者が使用する端末機器30であるとの認証ができると、端末機器30とサーバ60などとの間のデータのやり取りの中継を行う。 これにより、端末機器30は、接続装置20a,20b,20cを介して、インターネット50に接続されたサーバ60などとのデータのやり取りを行うインターネット通信が可能となる。 この端末機器30のインターネット通信の形態としては、ウェブコンテンツの取得、電子メールの受送信、インターネット電話などがある。
    【0025】
    接続装置20a,20b,20cは、それぞれの無線LANによる端末機器30との接続が可能な範囲である無線ゾーン25a,25b,25c内の端末機器30に対してアクセスポイントを提供することができる。 なお、図1では、無線ゾーン25a内にある端末機器30が、後に無線ゾーン25b,25cに移動することを表すために、無線ゾーン25b,25c内の端末機器30を、二点鎖線を用いて示している。
    【0026】
    次に、接続装置20a,20b,20cの内部構造について説明する。 接続装置20aは、CPU,ROM,RAMなどで構成した制御装置210a、ハードディスクドライブ(以下、HDDという)などの記憶装置220aのほか、インターネット50や無線LANのインターフェースなどを備える。 制御装置210aは、端末機器30へのアクセスポイントの提供に関する各種の処理を実行する。 記憶装置220aは、制御装置210aで実行された処理の結果をデータとして格納するほか、製造業者によりこの接続装置20aに固有のMACアドレスが予め記録されている。 制御装置210aは、接続装置20aがルータ40aに設置されると、インターネット50上からルータ40aを識別できるグローバルなIPアドレスを記憶装置220aに格納する。 これらのMACアドレスとIPアドレスは、他の接続装置20b,20cが、接続装置20aとデータのやり取りをする際に、インターネット50上から接続装置20aを特定するために、接続装置20aの識別情報として利用される。 なお、この識別情報は、IPアドレスやMACアドレスに限らず、他の接続装置20b,20cが、接続装置20aをインターネット50上から識別できるものであれば良い。 接続装置20b,20cについても同様に、それぞれ制御装置210b,210cや記憶装置220b,220cのほか、インターネット50や無線LANのインターフェースなどを備える。 なお、接続装置20a,20b,20cは、これら制御装置210a,210b,210cや記憶装置220a,220b,220cを内蔵するものに限らず、その全部またはその一部を有線または無線で接続する構成としても良い。
    【0027】
    次に、端末機器30の内部構造について説明する。 端末機器30は、CPU,ROM,RAM,HDD,PCMCIAインターフェース320,ディスプレイ330、キーボード340などを備える周知のモバイルコンピュータである。 この端末機器30は、PCMCIAインターフェース320に着脱可能な無線カード310を備える。 端末機器30は、この無線カード310を備えることにより、無線LANを介して接続装置20a,20b,20cと接続することが可能となる。
    【0028】
    端末機器30が備える無線カード310は、CPU,ROM,RAMなどで構成した制御装置311、EEPROMなどの不揮発メモリである記憶装置312のほか、無線LANのインターフェースなどを備える。 制御装置311は、接続装置20a,20b,20cからのアクセスポイントの提供に関する各種の処理を実行する。 記憶装置312は、制御装置311で実行された処理の結果をデータとして格納するほか、製造業者によりこの無線カード310に固有のMACアドレスが予め記録されている。 このMACアドレスは、接続装置20a,20b,20cが、アクセス認証の際に、端末機器30のユーザを特定するために、端末機器30の識別情報として利用される。 なお、この識別情報は、MACアドレスに限らず、接続装置20a,20b,20cが、アクセス認証の際に、端末機器30のユーザを識別できるものであれば良い。 また、端末機器30は、着脱可能な無線カード310を備えるものに限らず、無線カード310の機能を内蔵し一体とした携帯情報端末などの他の端末であっても良い。
    【0029】
    次に、接続装置20aが、認証情報が登録されていない端末機器30のアクセス認証を行う最初のアクセス認証について説明する。 図2は、本発明における接続装置20aの制御装置210aと、端末機器30の制御装置311とが最初のアクセス認証で実行する処理を示すフローチャートである。 図2において、右側は、接続装置20aの制御装置210aが実行する処理のフローチャートを示し、左側は、端末機器30の制御装置311が実行する処理のフローチャートを示す。
    【0030】
    端末機器30が、接続装置20aに広域ネットワークとの通信を要求するアクセス要求をする際であって、端末機器30の制御装置311が、一度もアクセス認証を受けていない場合、または、後述する登録要求を受けた場合には、端末機器30の制御装置311は、図2の左側に示した処理を開始する。 処理を開始すると、端末機器30のユーザからユーザ特定情報の入力を読み込むユーザ特定情報入力処理を実行する(ステップS110)。 このユーザ特定情報受付処理では、制御装置311は、端末機器30のユーザがキーボード340などに入力したユーザ特定情報を読み込む。 このユーザ特定情報は、アクセスポイントシステム10の利用を許可された端末機器30のユーザに予め与えられたパスワードである。
    【0031】
    端末機器30の制御装置311は、ユーザ特定情報入力処理の後(ステップS110)、ユーザ特定情報処理で読み込んだユーザ特定情報としてのパスワードと、端末機器30の識別情報として記憶装置312に予め記録されている無線カード310のMACアドレスとを、接続装置20aの無線LANを介して接続装置20aに送信する(ステップS120)。
    【0032】
    接続装置20aの制御装置210aは、端末機器30から、ユーザ特定情報と端末機器30との識別情報の送信を受けると、図2の右側に示した処理を開始する。 処理を開始すると、ユーザ特定情報と端末機器30の識別情報とを受信して、これらを読み込み(ステップS210)、初期認証を実行する(ステップS220)。 この初期認証は、ユーザ特定情報であるパスワードを解析することにより、端末機器30のユーザが、アクセスポイントシステム10の利用を許可された者であるとの認証である。 なお、この初期認証は、パスワード認証に限らず、端末機器30のユーザを特定することができる認証方式であれば良い。 例えば、クレジットカード認証などであっても良い。 このクレジットカード認証は、接続装置20aとインターネット50などを介して接続されたクレジットカード会社の認証サーバなどが、端末機器30のユーザが所有するクレジットカードの番号を照合することによる認証である。
    【0033】
    初期認証を終えると(ステップS220)、端末機器30からの今後のアクセス認証に使用するための認証情報を記憶装置220aにデータとして記憶することにより、端末機器30の認証情報を登録する(ステップS230)。 この認証情報には、ステップS210で読み込んだ端末機器30の識別情報のほか、登録処理を行った日時、ユーザの氏名、会員番号などの情報を関連付けて記憶する。 なお、この認証情報は、これらの情報に限らず、アクセス認証や認証情報の管理に用いる情報であれば良い。 その後、記憶装置220aに記憶してある接続装置20aの識別情報として、接続装置20aのMACアドレスと、ルータ40aのIPアドレスとを、接続装置20aの無線LANを介して端末機器30に送信する(ステップS240)。 その後、端末機器30へのアクセスポイントの提供を許可して(ステップS250)、処理を終了する。
    【0034】
    他方、端末機器30の制御装置311は、接続装置20aが接続装置20aの識別情報を送信すると(ステップS240)、この識別情報を受信して読み込み(ステップS130)、記憶装置312に記憶する(ステップS140)。 その後、接続装置20aがアクセスポイント提供の許可をすると(ステップS250)、インターネットとの通信を確立して(ステップS150)、処理を終了する。 これにより、端末機器30は、接続装置20aからアクセスポイントの提供を受けて、インターネット50とのデータのやり取りが可能となる。
    【0035】
    次に、接続装置20bが、接続装置20aに認証情報を登録した端末機器30のアクセス認証を行う通常のアクセス認証について説明する。 図3は、本発明における接続装置20bの制御装置210bが通常のアクセス認証で実行する処理を示すフローチャートである。 図4は、本発明における接続装置20aの制御装置210aが通常のアクセス認証で実行する処理を示すフローチャートである。 図5は、本発明における端末機器30の制御装置311が通常のアクセス認証で実行する処理を示すフローチャートである。 図6は、本発明における通常のアクセス認証について説明するシーケンス図である。
    【0036】
    端末機器30の制御装置311は、前述の最初のアクセス認証を終え、接続装置20aからアクセスポイントの提供を受けた後、端末機器30が接続装置20bの無線ゾーン25bに移動すると、接続装置20bに対してアクセス要求を行う。 このアクセス要求を受けた接続装置20bの制御装置210bは、端末機器30に対して、端末機器30の識別情報と、認証情報を登録した接続装置の識別情報との送信を要求する。
    【0037】
    端末機器30の制御装置311は、接続装置20bから、識別情報の要求を受けると、図5に示した処理を開始する。 処理を開始すると、端末機器30の識別情報として記憶装置312に予め記録されている無線カード310のMACアドレスと、認証情報を登録した接続装置20aの識別情報として記憶装置312に前述の最初のアクセス認証で記憶した接続装置20aの識別情報とを、接続装置20bの無線LANを介して接続装置20bに送信する(ステップS510、図6に示す(1)の処理)。
    【0038】
    接続装置20bの制御装置210bは、端末機器30から、端末機器30の識別情報と、接続装置20aの識別情報との送信を受けると、図3に示した処理を開始する。 処理を開始すると、端末機器30の識別情報と、接続装置20aの識別情報とを受信して、これらを読み込む(ステップS310)。 その後、受信した接続装置の識別情報が、自局の識別情報であるかを判断する(ステップS320)。 本実施例において端末機器30が送信したのは、接続装置20aの識別情報であり、このことは、端末機器30の認証情報は他局である接続装置20aにあることを意味する。 認証情報が他局にあると判断すると(ステップS320)、この接続装置20aの識別情報に基づいて、インターネット50上から接続装置20aを特定し、インターネット50を介した接続装置20aと通信可能に接続を確立する(ステップS330)。 この接続を通じて接続装置20aに端末機器30の識別情報を送信して、認証可否の問合せを行う(ステップS340、図6に示す(2)の処理)。
    【0039】
    接続装置20aの制御装置210aは、インターネット50を介して、接続装置20bから、認証可否の問合せを受けると、図4に示した処理を開始する。 処理を開始すると、端末機器30の識別情報を受信して、これを読み込む(ステップS410)。 その後、読み込んだ端末機器30の識別情報を、前述した最初のアクセス認証で記憶装置220aに記憶した認証情報に照合する(ステップS420、図6に示す(3)の処理)。 認証情報の登録があり、端末機器30の認証ができれば(ステップS430)、インターネット50を介して接続装置20bに認証する旨の回答を行い(ステップS440、図6に示す(4)の処理)、処理を終了する。 一方、認証情報の登録がなく、端末機器30の認証ができなければ(ステップS430)、インターネット50を介して接続装置20bに認証しない旨の回答を行い(ステップS450)、処理を終了する。
    【0040】
    接続装置20bの制御装置210bは、インターネット50を介して接続装置20aから、認証する旨の回答を受信すれば(ステップS350)、端末機器30へのアクセスポイントの提供を許可して(ステップS360、図6に示す(5)の処理)、処理を終了する。 一方、インターネット50を介して接続装置20aから、認証しない旨の回答を受信すれば(ステップS350)、接続装置20bの無線LANを介して端末機器30に、接続装置20bへの認証情報の登録を要求して(ステップS360)、処理を終了する。
    【0041】
    端末機器30の制御装置311は、接続装置20bの無線LANを介して、接続装置20bからアクセスポイント提供の許可を受ければ(ステップS520)、インターネットとの通信を確立して(ステップS530、図6に示す(6)の処理)、処理を終了する。 これにより、端末機器30は、接続装置20bからアクセスポイントの提供を受けて、インターネット50とのデータのやり取りが可能となる。 一方、接続装置20bから、アクセスポイント提供の許可ではなく、登録要求を受ければ(ステップS520)、接続装置20bに対して前述の図2に示した最初のアクセス認証の処理を行う(ステップS540)。 その後、処理を終了する。
    【0042】
    本実施例では、端末機器30の認証情報は、接続装置20aに登録してあるが、例えば、接続装置20bに登録してある場合であって、接続装置20bが、接続装置20aに認証情報を登録した端末機器30のアクセス認証を行う通常のアクセス認証について説明する。 この場合、接続装置20bの制御装置210bは、図3に示すステップS310の後、認証情報が自局にあると判断すると(ステップS370)、読み込んだ端末機器30の識別情報を、記憶装置220bに記憶してある認証情報に照合する(ステップS370)。 その後、認証情報の登録があり、端末機器30の認証ができれば(ステップS380)、端末機器30へのアクセスポイントの提供を許可して(ステップS360)、処理を終了する。 一方、認証情報の登録がなく、端末機器30の認証ができなければ(ステップS380)、接続装置20bの無線LANを介して端末機器30に、接続装置20bへの認証情報の登録を要求して(ステップS390)、処理を終了する。
    【0043】
    なお、本実施例では、接続装置20aに登録した端末機器30が、接続装置20bに移動した場合を説明したが、その後、接続装置20bから接続装置20cに移動した場合にも同様である。 すなわち、この場合、接続装置20cは、接続装置20aに対して認証の可否を問合せることによって、端末機器30にアクセスポイントを提供するかを判断する。
    【0044】
    次に、接続装置20aの制御装置210aが、記憶装置220aに記憶する認証情報を管理する情報管理処理について説明する。 図7は、本発明における接続装置20aの制御装置210aが実行する情報管理処理を示すフローチャートである。 接続装置20aの制御装置210aは、所定のタイミングで、この情報管理処理を実行する。 図7に示した処理を開始すると、前述の最初のアクセス認証にて認証情報に関連付けて記憶装置220aにデータとして記憶した登録処理を行った日時を読み込む(ステップS710)。 その後、登録から所定の期間(例えば、1ヶ月)を経過した認証情報であるかを判断する(ステップS720)。 登録から所定の期間を経過しているならば(ステップS720)。 この認証情報を記憶装置220aから削除する(ステップS730)。 一方、登録から所定の期間を経過していないならば(ステップS720)、この認証情報を削除しない。 その後、記憶装置220aに記憶した全ての認証情報について処理を完了していれば(ステップS740)、処理を終了する。 一方、全ての認証情報について処理を完了していなければ(ステップS740)、ステップS710からの処理を繰り返す。 接続装置20b,20cの制御装置210b,210cも同様に、情報管理処理を実行する。
    【0045】
    なお、認証情報を削除する基準である登録からの所定の期間は、記憶装置220aの記憶容量やセキュリティーの関係など、種々の要因を検討して定めれば良い。 また、情報管理処理による認証情報の削除の条件を、認証情報が所定の件数となる際に、先に登録した端末機器に関する認証情報から順に登録を削除するようにしても良い。 また、周知のコンピュータなどで構成される管理端末機器を接続装置20aとLANなどで接続することにより、この管理端末機器が、認証情報の記憶や情報管理処理などを行うようにしても良い。
    【0046】
    以上説明した実施例によれば、接続装置20aは、自らが認証情報を管理する端末機器30については、接続装置20b,20cが端末機器30からアクセス要求を受けた際には、接続装置20b,20cに代わりアクセス認証を行う。 一方、接続装置20b,20cは、自らが認証情報を管理しない端末機器30については、端末機器30からアクセス要求を受けた際には、端末機器30の認証情報を保有する接続装置20aのアクセス認証に基づいて端末機器30にアクセスポイントを提供する。 よって、接続装置同士が、端末機器の認証情報を分散して管理するため、ある接続装置が故障などしたとしても、アクセス認証の不能が全端末機器に及ぶことはないし、故障した接続装置が認証情報を管理していた端末機器については、他の接続装置によって認証情報の再登録を行うことができる。 また、システム全体における端末機器のアクセス認証の処理負担を、接続装置同士で分散して行うことができる。 したがって、端末機器のアクセス認証における接続装置システムの安定性を向上することができる。
    【0047】
    以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。 例えば、本実施例では、端末機器30の識別情報は、端末機器30が備える着脱可能な無線カード310のMACアドレスとしたが、端末機器30のMACアドレスであっても良いし、端末機器30に着脱可能に備えるUSBキーなどのMACアドレスであっても良い。 また、接続装置20aや端末機器30の識別情報は、MACアドレスやIPアドレスとしたが、各々を識別できるパスワードなどのデータであっても良い。 接続装置20aは、ルータ機能を備えるようにして、ルータ40aを介することなくインターネット50に直接接続するようにしても良い。 また、接続装置20a,20b,20cの接続先は、インターネット50に限らず、他の広域ネットワークとしても良いし、接続装置20a,20b,20cが端末機器30に提供するのは、無線LANに限らず、他の無線ネットワークとしても良い。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】 本発明の一形態であるアクセスポイントシステム10の全体構成図である。
    【図2】 本発明における接続装置20aの制御装置210aと端末機器30の制御装置311とが最初のアクセス認証で実行する処理を示すフローチャートである。
    【図3】 本発明における接続装置20bの制御装置210bが通常のアクセス認証で実行する処理を示すフローチャートである。
    【図4】 本発明における接続装置20aの制御装置210aが通常のアクセス認証で実行する処理を示すフローチャートである。
    【図5】 本発明における端末機器30の制御装置311が通常のアクセス認証で実行する処理を示すフローチャートである。
    【図6】 本発明における通常のアクセス認証について説明するシーケンス図である。
    【図7】 本発明における接続装置20aの制御装置210aが実行する情報管理処理を示すフローチャートである。
    【符号の説明】
    10…アクセスポイントシステム20a,20b,20c…接続装置25a,25b,25c…無線ゾーン30…端末機器40a,40b,40c…ルータ50…インターネット60…サーバ210a,210b,210c…制御装置220a,220b,220c…記憶装置310…無線カード311…制御装置312…記憶装置320…PCMCIAインターフェース330…ディスプレイ

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