データ伝送方法及び装置

申请号 JP2017541292 申请日 2015-09-08 公开(公告)号 JP2018506234A 公开(公告)日 2018-03-01
申请人 ゼットティーイー コーポレーション; ZTE CORPORATION; 发明人 ワン,リーリン; ドゥ,チャオ; ワン,ヤンフェン; リウ,カイ; ジャオ,シン;
摘要 本発明は、データ伝送方法及び装置を提供し、前記方法は、ソースデバイスは、RapidIOアドレス空間とソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、ソースデバイスのメモリにおける伝送すべきデータをRapidIOメッセージに移動し、RapidIOメッセージを伝送網メッセージに変換することと、ソースデバイスは、伝送網メッセージをターゲットデバイスに送信することと、ターゲットデバイスは、受信した伝送網メッセージをRapidIOメッセージに変換することと、ターゲットデバイスは、RapidIOアドレス空間とターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、RapidIOメッセージをメモリの 指定 した記憶 位置 であって、RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に移動することと、を含む。上記技術案によれば、関連技術において、基地局の情報交換中に遅延時間が大きいことに起因する関連問題を解決し、そのうえ、データ処理中の遅延時間を低減する。
权利要求

ソースデバイスは、RapidIOアドレス空間と前記ソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、ソースデバイスのメモリにおける伝送すべきデータをRapidIOメッセージに移動し、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージに変換することと、 前記ソースデバイスは、前記伝送網メッセージをターゲットデバイスに送信することと、 前記ターゲットデバイスは、受信した前記伝送網メッセージをRapidIOメッセージに変換することと、 前記ターゲットデバイスは、RapidIOアドレス空間と前記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、前記RapidIOメッセージを該メモリの指定した記憶位置であって、前記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に移動することと、 を含むデータ伝送方法。前記RapidIOアドレス空間と前記メモリとの対応関係の設定は、 前記RapidIOメッセージのメッセージタイプであって、それぞれが異なるメモリの記憶位置に対応するメッセージタイプを定義し、 前記RapidIOメッセージのメッセージタイプに基づいて、RapidIOアドレス空間と前記メモリの指定した記憶位置との対応関係を設定するように行われる 請求項1に記載の方法。前記ターゲットデバイスは、RapidIOアドレス空間と前記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、前記RapidIOメッセージを前記メモリの指定した記憶位置に移動する前に、 前記ターゲットデバイスは、前記RapidIOメッセージのヘッダ及び予め設定されたマッピング関係であって、前記ヘッダと前記RapidIOアドレス空間とのマッピング関係に基づいて、前記RapidIOアドレス空間の情報を取得すること、をさらに含む 請求項1に記載の方法。ソースデバイスから送信された伝送網メッセージを受信することと、 予め設定されたマッピング関係に従って、伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングすることと、 RapidIOアドレス空間とターゲットデバイスにおけるメモリの記憶位置との対応関係に従って、前記RapidIOメッセージを該メモリの指定した記憶位置であって、前記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に伝送することと、 を含むデータ伝送方法。前記マッピング関係は、第1のマッピング関係を含み、予め設定されたマッピング関係に従って、伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングすることは、 前記伝送網メッセージの先頭フラグメントメッセージ又は前記伝送網メッセージの非フラグメントメッセージについて、前記先頭フラグメントメッセージ又は前記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、前記第1のマッピング関係に従ってRapidIOデバイス識別子を取得することと、 前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記伝送網メッセージを、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングすることと、を含む 請求項4に記載の方法。前記マッピング関係は、第2のマッピング関係をさらに含み、前記マッピング関係に従って、伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングすることは、 前記伝送網メッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得することと、 前記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って、前記伝送網メッセージのヘッダを取得することと、 前記伝送網メッセージのヘッダ及び前記第1のマッピング関係に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子を取得することと、 前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記伝送網メッセージを、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングすることと、を含む 請求項5に記載の方法。前記RapidIOデバイス識別子は、前記RapidIOデバイスのデバイス番号及び前記RapidIOアドレス空間のうち少なくとも一方を含む 請求項5又は6に記載の方法。RapidIOアドレス空間と前記メモリとの対応関係の設定は、 RapidIOメッセージのメッセージタイプであって、それぞれが異なるメモリの記憶位置に対応するメッセージタイプを定義し、 前記RapidIOメッセージのメッセージタイプに基づいて、RapidIOアドレス空間と前記メモリの指定した記憶位置との対応関係を設定するように行われる 請求項4に記載の方法。RapidIOメッセージにおけるRapidIOアドレス空間とソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、前記メモリにおける伝送すべきデータを前記RapidIOメッセージに移動することと、 予め設定されたマッピング関係に従って、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングすることと、 前記伝送網メッセージをターゲットデバイスに伝送することと、 を含むデータ伝送方法。前記マッピング関係は、第1のマッピング関係を含み、予め設定されたマッピング関係に従って、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングすることは、 前記RapidIOメッセージの先頭フラグメントメッセージ又は前記RapidIOメッセージの非フラグメントメッセージについて、前記先頭フラグメントメッセージ又は前記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、前記第1のマッピング関係に従って前記RapidIOデバイス識別子を取得することと、 前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを前記伝送網メッセージにマッピングすることと、を含む 請求項9に記載の方法。前記マッピング関係は、第2のマッピング関係を含み、予め設定されたマッピング関係に従って、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングすることは、 前記RapidIOメッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、前記他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得することと、 前記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って前記RapidIOメッセージのヘッダを取得することと、 前記伝送網メッセージのヘッダ及び前記第1のマッピング関係に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子を取得することと、 前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを前記伝送網メッセージにマッピングすることと、を含む 請求項10に記載の方法。RapidIOアドレス空間とソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、ソースデバイスのメモリにおける伝送すべきデータをRapidIOメッセージに移動し、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージに変換し、そして前記伝送網メッセージをターゲットデバイスに送信するソースデバイスと、 受信した前記伝送網メッセージをRapidIOメッセージに変換し、そしてRapidIOアドレス空間と前記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、前記RapidIOメッセージを、前記メモリの指定した記憶位置であって、前記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に移動する前記ターゲットデバイスと、 を備えるデータ伝送システム。前記ソースデバイス及び/又は前記ターゲットデバイスは、さらに、RapidIOアドレス空間とメモリとの対応関係の設定を、RapidIOメッセージのメッセージタイプであって、それぞれが異なるメモリの記憶位置に対応するメッセージタイプを定義し、前記RapidIOメッセージのメッセージタイプに基づいて、RapidIOアドレス空間と前記メモリの指定した記憶位置との対応関係を設定するように行う 請求項12に記載のシステム。前記ターゲットデバイスは、さらに、前記RapidIOメッセージのヘッダ及び予め設定されたマッピング関係であって、前記ヘッダと前記RapidIOアドレス空間とのマッピング関係に基づいて、前記RapidIOアドレス空間の情報を取得する 請求項12に記載のシステム。ソースデバイスから送信された伝送網メッセージを受信する受信モジュールと、 予め設定されたマッピング関係に従って、伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングするマッピングモジュールと、 RapidIOアドレス空間とターゲットデバイスにおけるメモリの記憶位置との対応関係に従って、前記RapidIOメッセージを該メモリの指定した記憶位置であって、前記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に伝送する伝送モジュールと、 を備えるデータ伝送装置。前記マッピングモジュールは、前記マッピング関係が第1のマッピング関係を含む場合、 前記伝送網メッセージの先頭フラグメントメッセージ又は前記伝送網メッセージの非フラグメントメッセージについて、前記先頭フラグメントメッセージ又は前記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、前記第1のマッピング関係に従ってRapidIOデバイス識別子を取得する第1の取得ユニットと、 前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記伝送網メッセージを、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングするマッピングユニットと、を含む 請求項15に記載の装置。前記マッピングモジュールは、前記マッピング関係が第2のマッピング関係をさらに含む場合、 前記伝送網メッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得する第2の取得ユニットと、 前記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って前記伝送網メッセージのヘッダを取得する第3の取得ユニットと、 前記伝送網メッセージのヘッダ及び前記第1のマッピング関係に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子を取得する第4の取得ユニットと、 前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記伝送網メッセージを、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングする前記マッピングユニットと、を含む 請求項16に記載の装置。RapidIOメッセージにおけるRapidIOアドレス空間とソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、前記メモリにおける伝送すべきデータを前記RapidIOメッセージに移動する移動モジュールと、 予め設定されたマッピング関係に従って、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングするマッピングモジュールと、 前記伝送網メッセージをターゲットデバイスに伝送する伝送モジュールと、 を備えるデータ伝送装置。前記マッピングモジュールは、前記マッピング関係が第1のマッピング関係を含む場合、 前記RapidIOメッセージの先頭フラグメントメッセージ又は前記RapidIOメッセージの非フラグメントメッセージについて、前記先頭フラグメントメッセージ又は前記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、前記第1のマッピング関係に従って前記RapidIOデバイス識別子を取得する第1の取得ユニットと、 前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを前記伝送網メッセージにマッピングするマッピングユニットと、を含む 請求項18に記載の装置。前記マッピングモジュールは、前記マッピング関係が第2のマッピング関係を含む場合、 前記RapidIOメッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、前記他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得する第2の取得ユニットと、 前記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って前記RapidIOメッセージのヘッダを取得する第3の取得ユニットと、 前記伝送網メッセージのヘッダ及び前記第1のマッピング関係に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子を取得する第4の取得ユニットと、 さらに前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを前記伝送網メッセージにマッピングする前記マッピングユニットと、を含む 請求項19に記載の装置。

说明书全文

本発明は、通信分野に関し、具体的には、データ伝送方法及び装置に関するものである。

移動通信システムにおいて、図1に示されるように、無線アクセスネットワークは、基地局(Base Station、単にBSという)と、基地局コントローラ(Base Station Controller、単にBSCという)又は無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、単にRNCという)からなり、移動通信技術は、2G/3G/4Gといった勢いよく急速な発展を経て、基地局のメンテナンス等の要因を考慮し、基地局間で基地局構成情報が携帯されるメッセージの交換のような応用場面がますます多くなっている。

図2には、代表的な基地局間でのメッセージ交換過程が示され、基地局装置内部のあるメモリ空間のデータを、ターゲット基地局の指定したメモリ空間に移動する必要がある。データはメッセージの形でRapidIO相互接続デバイスによって移動され、RapidIOメッセージと伝送網メッセージの相互変換及び伝送網での転送によって、最終的に指定したメモリ空間に移動される。

基地局間でのメッセージ伝送過程は、RapidIO移動及び伝送網での伝送の他には、基地局内部でRapidIOメッセージと伝送網メッセージの相互変換を完成する必要があり、そうでなければ、基地局のメモリメッセージを伝送網で伝送することを実現できない。メッセージの交換には、交換相手先の基地局にタイムリーに伝送する必要があり、伝送過程の遅延時間が大きければ、受信側基地局は、相手側基地局からの交換メッセージを正しく受信できなくなり、装置間の通信性能が影響されてしまう。現有の技術実現ソリューションにおいて、メッセージの変換処理過程には、大きな固定した遅延時間が発生し、特に、メッセージの長さが大きい場合、遅延時間が一層大きくなる。メッセージの処理中に遅延時間が大きい問題によって、基地局装置間の通信性能の向上がかなり制約されている。

技術の進展にともなって、複数の基地局間でのメッセージ交換要求が増加する一方である。これに加え、それぞれの基地局内部に、複数のRapidIOデバイスのチップ又はシングルボードが存在する(図3に示されるように)ため、メッセージの交換中に伝送されるデータ量が非常に大きい一方、10Gbps速度の伝送網が広く応用されるにつれ、メッセージの交換中にリンク帯域幅の最大限利用をどのように図るかという問題が生じる。

関連技術において、基地局の情報交換中に遅延時間が大きいため、基地局装置間の通信性能が劣り、リンク帯域幅が低い問題に対して、未だに有効な対応策が提示されていない。

上記課題を解決するために、本発明の実施例は、データ伝送方法及び装置を提供する。

本発明の一実施例によれば、ソースデバイスは、RapidIOアドレス空間と前記ソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、ソースデバイスのメモリにおける伝送すべきデータをRapidIOメッセージに移動し、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージに変換することと、前記ソースデバイスは、前記伝送網メッセージをターゲットデバイスに送信することと、前記ターゲットデバイスは、受信した前記伝送網メッセージをRapidIOメッセージに変換することと、前記ターゲットデバイスは、RapidIOアドレス空間と前記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、前記RapidIOメッセージを該メモリの指定した記憶位置であって、前記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に移動することと、を含むデータ伝送方法が提供される。

本発明の実施例において、前記RapidIOアドレス空間と前記メモリとの対応関係の設定は、前記RapidIOメッセージのメッセージタイプであって、それぞれが異なるメモリの記憶位置に対応するメッセージタイプを定義し、前記RapidIOメッセージのメッセージタイプに基づいて、RapidIOアドレス空間と前記メモリの指定した記憶位置との対応関係を設定するように行われる。

本発明の実施例において、前記ターゲットデバイスは、RapidIOアドレス空間と前記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、前記RapidIOメッセージを前記メモリの指定した記憶位置に移動する前に、 前記ターゲットデバイスは、前記RapidIOメッセージのヘッダ及び予め設定されたマッピング関係であって、前記ヘッダと前記RapidIOアドレス空間とのマッピング関係に基づいて、前記RapidIOアドレス空間の情報を取得すること、をさらに含む。

本発明の他の一実施例によれば、ソースデバイスから送信された伝送網メッセージを受信することと、予め設定されたマッピング関係に従って、伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングすることと、RapidIOアドレス空間とターゲットデバイスにおけるメモリの記憶位置との対応関係に従って、前記RapidIOメッセージを該メモリの指定した記憶位置であって、前記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に伝送することと、を含むデータ伝送方法がさらに提供される。

本発明の実施例において、前記マッピング関係は、第1のマッピング関係を含み、予め設定されたマッピング関係に従って、伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングすることは、前記伝送網メッセージの先頭フラグメントメッセージ又は前記伝送網メッセージの非フラグメントメッセージについて、前記先頭フラグメントメッセージ又は前記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、前記第1のマッピング関係に従ってRapidIOデバイス識別子を取得することと、前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記伝送網メッセージを、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングすることと、を含む。

本発明の実施例において、前記マッピング関係は、第2のマッピング関係をさらに含み、前記マッピング関係に従って、伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングすることは、前記伝送網メッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得することと、前記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って、前記伝送網メッセージのヘッダを取得することと、前記伝送網メッセージのヘッダ及び前記第1のマッピング関係に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子を取得することと、前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記伝送網メッセージを、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングすることと、を含む。

本発明の実施例において、前記RapidIOデバイス識別子は、前記RapidIOデバイスのデバイス番号及び前記RapidIOアドレス空間のうち少なくとも一方を含む。

本発明の実施例において、RapidIOアドレス空間と前記メモリとの対応関係の設定は、RapidIOメッセージのメッセージタイプであって、それぞれが異なるメモリの記憶位置に対応するメッセージタイプを定義し、前記RapidIOメッセージのメッセージタイプに基づいて、RapidIOアドレス空間と前記メモリの指定した記憶位置との対応関係を設定するように行われる。

本発明の他の一実施例によれば、RapidIOメッセージにおけるRapidIOアドレス空間とソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、前記メモリにおける伝送すべきデータを前記RapidIOメッセージに移動することと、予め設定されたマッピング関係に従って、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングすることと、前記伝送網メッセージをターゲットデバイスに伝送することと、を含むデータ伝送方法がさらに提供される。

本発明の実施例において、前記マッピング関係は、第1のマッピング関係を含み、予め設定されたマッピング関係に従って、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングすることは、前記RapidIOメッセージの先頭フラグメントメッセージ又は前記RapidIOメッセージの非フラグメントメッセージについて、前記先頭フラグメントメッセージ又は前記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、前記第1のマッピング関係に従って前記RapidIOデバイス識別子を取得することと、前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを前記伝送網メッセージにマッピングすることと、を含む。

本発明の実施例において、前記マッピング関係は、第2のマッピング関係を含み、予め設定されたマッピング関係に従って、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングすることは、前記RapidIOメッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、前記他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得することと、前記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って前記RapidIOメッセージのヘッダを取得することと、前記伝送網メッセージのヘッダ及び前記第1のマッピング関係に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子を取得することと、前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを前記伝送網メッセージにマッピングすることと、を含む。

本発明の他の一実施例によれば、RapidIOアドレス空間とソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、ソースデバイスのメモリにおける伝送すべきデータをRapidIOメッセージに移動し、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージに変換し、そして前記伝送網メッセージをターゲットデバイスに送信するソースデバイスと、受信した前記伝送網メッセージをRapidIOメッセージに変換し、そしてRapidIOアドレス空間と前記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、前記RapidIOメッセージを、前記メモリの指定した記憶位置であって、前記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に移動する前記ターゲットデバイスと、を備えるデータ伝送システムがさらに提供される。

本発明の実施例において、前記ソースデバイス及び/又は前記ターゲットデバイスは、さらに、RapidIOアドレス空間とメモリとの対応関係の設定を、RapidIOメッセージのメッセージタイプであって、それぞれが異なるメモリの記憶位置に対応するメッセージタイプを定義し、前記RapidIOメッセージのメッセージタイプに基づいて、RapidIOアドレス空間と前記メモリの指定した記憶位置との対応関係を設定するように行う。

本発明の実施例において、前記ターゲットデバイスは、さらに、前記RapidIOメッセージのヘッダ及び予め設定されたマッピング関係であって、前記ヘッダと前記RapidIOアドレス空間とのマッピング関係に基づいて、前記RapidIOアドレス空間の情報を取得する。

本発明の他の一実施例によれば、ソースデバイスから送信された伝送網メッセージを受信する受信モジュールと、予め設定されたマッピング関係に従って、伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングするマッピングモジュールと、RapidIOアドレス空間とターゲットデバイスにおけるメモリの記憶位置との対応関係に従って、前記RapidIOメッセージを該メモリの指定した記憶位置であって、前記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に伝送する伝送モジュールと、を備えるデータ伝送装置がさらに提供される。

本発明の実施例において、前記マッピングモジュールは、前記マッピング関係が第1のマッピング関係を含む場合、前記伝送網メッセージの先頭フラグメントメッセージ又は前記伝送網メッセージの非フラグメントメッセージについて、前記先頭フラグメントメッセージ又は前記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、前記第1のマッピング関係に従ってRapidIOデバイス識別子を取得する第1の取得ユニットと、前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記伝送網メッセージを、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングするマッピングユニットと、を含む。

本発明の実施例において、前記マッピングモジュールは、前記マッピング関係が第2のマッピング関係をさらに含む場合、前記伝送網メッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得する第2の取得ユニットと、前記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って前記伝送網メッセージのヘッダを取得する第3の取得ユニットと、前記伝送網メッセージのヘッダ及び前記第1のマッピング関係に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子を取得する第4の取得ユニットと、前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記伝送網メッセージを、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングする前記マッピングユニットと、を含む。

本発明の他の一実施例によれば、RapidIOメッセージにおけるRapidIOアドレス空間とソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、前記メモリにおける伝送すべきデータを前記RapidIOメッセージに移動する移動モジュールと、予め設定されたマッピング関係に従って、前記RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングするマッピングモジュールと、前記伝送網メッセージをターゲットデバイスに伝送する伝送モジュールと、を備えるデータ伝送装置がさらに提供される。

本発明の実施例において、前記マッピングモジュールは、前記マッピング関係が第1のマッピング関係を含む場合、前記RapidIOメッセージの先頭フラグメントメッセージ又は前記RapidIOメッセージの非フラグメントメッセージについて、前記先頭フラグメントメッセージ又は前記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、前記第1のマッピング関係に従って前記RapidIOデバイス識別子を取得する第1の取得ユニットと、前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを前記伝送網メッセージにマッピングするマッピングユニットと、を含む。

本発明の実施例において、前記マッピングモジュールは、前記マッピング関係が第2のマッピング関係を含む場合、前記RapidIOメッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、前記他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得する第2の取得ユニットと、前記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って前記RapidIOメッセージのヘッダを取得する第3の取得ユニットと、前記伝送網メッセージのヘッダ及び前記第1のマッピング関係に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子を取得する第4の取得ユニットと、さらに前記RapidIOデバイス識別子に基づいて、前記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを前記伝送網メッセージにマッピングする前記マッピングユニットと、を含む。

本発明の実施例によると、ソースデバイスとターゲットデバイスとの間の交換過程によって、ソースデバイスは、まず、伝送すべきデータをRapidIOメッセージに移動し、RapidIOメッセージを伝送網メッセージに変換してターゲットデバイスに送信する一方、ターゲットデバイス側は、受信した伝送網メッセージをRapidIOメッセージに変換し、RapidIOアドレス空間と上記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、上記RapidIOメッセージを、該メモリの指定した記憶位置に移動する。上記技術案によれば、関連技術において、基地局の情報交換中に遅延時間が大きいため、基地局装置間の通信性能が劣り、リンク帯域幅が低い問題を解決し、データ処理中の遅延時間を低減し、伝送網リンクの帯域幅リソースを最大限に利用することができる。

ここで説明した図面は、本発明をさらに理解させるためのものであり、本願の一部を構成し、また、本発明における模式的実施例及びその説明は本発明を説明するものであり、本発明を不当に限定するものではない。図面において、

関連技術における無線アクセスネットワークの構成構造図である。

関連技術における基地局間でのメッセージ交換過程を示す図である。

関連技術における基地局間での大容量のメッセージ交換過程を示す図である。

本発明の実施例によるデータ伝送方法のフローチャートである。

本発明の実施例における基地局の内部デバイス間でのデータ処理遅延時間問題の対応ソリューションを示す図である。

本発明の実施例におけるデータ伝送過程のマッピング関係を示す図である。

本発明の実施例によるデータ伝送装置の構造ブロック図である。

本発明の実施例によるデータ伝送装置の他の構造ブロック図である。

本発明の実施例によるデータ伝送方法の他のフローチャートである。

本発明の実施例によるデータ伝送装置の更なる構造ブロック図aである。

本発明の実施例によるデータ伝送装置の更なる構造ブロック図bである。

本発明の実施例によるデータ伝送方法のもう1つのフローチャートである。

本発明の実施例によるデータ伝送システムの構造ブロック図である。

本発明の実施例における伝送網デバイスによる送信過程のデータ処理を示す図である。

本発明の実施例におけるRapidIO相互接続デバイスによる送信過程のデータ処理を示す図である。

以下、図面を参照しつつ実施例を結合して本発明を詳しく説明する。なお、衝突しない限り、本願の実施例及び実施例中の構成要件を組み合わせることができる。

本発明の他の特徴及び利点を後の明細書において説明し、その一部は明細書から自明になったり、本発明を実施することで把握されるようになる。また、本発明の目的及び他の利点は、明細書、特許請求の範囲及び図面に記載した構造によって実現され獲得されることができる。

当業者に本発明の構成をよりよく理解してもらうように、以下、本発明の実施例の図面を結合して本発明の技術案を明瞭かつ完全に説明する。説明する実施例は本発明の実施例の一部に過ぎず、全部ではないことは、言うまでもないことである。当業者が本発明の実施例に基づいて、創造的な労働無しに得られた他の実施例も、すべて本発明の保護範囲内に含まれるべきである。

上記課題を解決するために、本実施例においてデータ伝送方法が提供され、図4は、本発明の実施例によるデータ伝送方法のフローチャートであり、図4に示すように、以下のステップS402〜ステップS406を含む。

ステップS402:ソースデバイスから送信された伝送網メッセージを受信する。

ステップS404:予め設定されたマッピング関係に従って、伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングする。

ステップS406:RapidIOアドレス空間とターゲットデバイスにおけるメモリの記憶位置との対応関係に従って、上記RapidIOメッセージを該メモリの指定した記憶位置であって、上記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に伝送する。

上記各ステップを通じて、予め設定されたマッピング関係に従って、ソースデバイスから送信された伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングし、上記RapidIOメッセージを上記メモリの指定した記憶位置に伝送することができ、これにより、関連技術において、基地局の情報交換中に遅延時間が大きいため、基地局装置間の通信性能が劣り、リンク帯域幅が低い問題を解決し、データ処理中の遅延時間を低減し、伝送網リンクの帯域幅リソースを最大限に利用することができる。

オプションとして、上記ステップS404の技術案は、下記2つの場面によって実現されることができる。

なお、下記2つの場面におけるRapidIOデバイス識別子は、RapidIOデバイスのデバイス番号及びRapidIOアドレス空間のうち少なくとも一方を含む。

場面1 上記マッピング関係が第1のマッピング関係を含む場合、ステップS404に表される技術案は、上記伝送網メッセージの先頭フラグメントメッセージ又は上記伝送網メッセージの非フラグメントメッセージについて、上記先頭フラグメントメッセージ又は上記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、上記第1のマッピング関係に従ってRapidIOデバイス識別子を取得し、そして、上記RapidIOデバイス識別子に基づいて、上記伝送網メッセージを、上記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングする技術案により実現される。

場面2 上記マッピング関係が第2のマッピング関係を含む場合、ステップS404に表される技術案は、上記伝送網メッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得し、上記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って上記伝送網メッセージのヘッダを取得し、そして、上記ヘッダ及び上記第1のマッピング関係に基づいて、上記RapidIOデバイス識別子を取得し、さらに、上記RapidIOデバイス識別子に基づいて、上記伝送網メッセージを、上記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングする技術案により実現される。

なお、本発明の実施例の選択可能な例において、RapidIOアドレス空間と基地局のメモリの記憶位置との対応関係の設定は、RapidIOメッセージのメッセージタイプであって、それぞれが異なるメモリの記憶位置に対応するメッセージタイプを定義し、そして、上記RapidIOメッセージのメッセージタイプに基づいて、RapidIOアドレス空間と上記メモリの指定した記憶位置との対応関係を設定するように行われる。

上述したように、本発明の実施例に提供される技術案は、図5に示すように、メモリ空間の適切な分割及びデータ変換時のマッピングルールによって、基地局システムの内部デバイス間でデータ処理の遅延時間が大きい問題を解決する。このようなマッピングルール(図6に示されるように)によって、データをデバイス間で伝送する中、処理及び再構成を行う必要がなく、メンテナンスするマッピングテーブルを調べることで、伝送過程のターゲットアドレス及びデータ移動のターゲットメモリを得ることができ、これにより、基地局装置間で容量が大きく遅延時間が低いデータ伝送及び交換方法を実現する。

本実施例においてデータ伝送装置がさらに提供され、上記実施例及び好適な実施形態を実現するものであって、既に説明したものは省略されるが、以下、該装置に係わるモジュールについて説明する。以下で使用する用語「モジュール」とは、所定の機能を実現可能なソフトウェア及び/又はハードウェアの組み合わせである。以下の実施例に説明する装置をソフトウェアで実現することが好ましいが、ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現することも可能であり、構想されている。図7は、本発明の実施例によるデータ伝送装置の構造ブロック図であり、図7に示すように、 ソースデバイスから送信された伝送網メッセージを受信する受信モジュール70と、 受信モジュール70に接続され、予め設定されたマッピング関係に従って、伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングするマッピングモジュール72と、 マッピングモジュール72に接続され、RapidIOアドレス空間と基地局のメモリの記憶位置との対応関係に従って、上記RapidIOメッセージを上記メモリの指定した記憶位置であって、上記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に伝送する伝送モジュール74と、を備える。

上記各モジュールを統合して応用することで、予め設定されたマッピング関係に従って、ソースデバイスから受信した伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングし、上記RapidIOメッセージを上記メモリの指定した記憶位置に伝送することができ、これにより、関連技術において、基地局の情報交換中に遅延時間が大きいため、基地局装置間の通信性能が劣り、リンク帯域幅が低い問題を解決し、データ処理中の遅延時間を低減し、伝送網リンクの帯域幅リソースを最大限に利用することができる。

図8に示すように、マッピングモジュール72は、上記マッピング関係が第1のマッピング関係を含む場合、上記伝送網メッセージの先頭フラグメントメッセージ又は上記伝送網メッセージの非フラグメントメッセージについて、上記先頭フラグメントメッセージ又は上記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、上記第1のマッピング関係に従ってRapidIOデバイス識別子を取得する第1の取得ユニット720と、第1の取得ユニット720に接続され、上記RapidIOデバイス識別子に基づいて、上記伝送網メッセージを、上記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングするマッピングユニット722と、を含む。

本発明の実施例において、マッピングモジュール72は、上記マッピング関係が第2のマッピング関係を含む場合、上記伝送網メッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得する第2の取得ユニット724と、第2の取得ユニット724に接続され、上記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って上記伝送網メッセージのヘッダを取得する第3の取得ユニット726と、第2の取得ユニット724に接続され、上記ヘッダ及び上記第1のマッピング関係に基づいて、上記RapidIOデバイス識別子を取得する第4の取得ユニット728と、第4の取得ユニット728に接続され、さらに、上記RapidIOデバイス識別子に基づいて、上記伝送網メッセージを、上記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージにマッピングするマッピングユニット722と、を含む。

上記技術案を改善するために、本発明の実施例において、データ送信過程に基づくデータ伝送方法がさらに提供され、図9は、本発明の実施例によるデータ伝送方法の他のフローチャートであり、図9に示すように、以下のステップS902〜ステップS906を含む。

ステップS902:RapidIOメッセージにおけるRapidIOアドレス空間とソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、上記メモリにおける伝送すべきデータを上記RapidIOメッセージに移動する。

ステップS904:予め設定されたマッピング関係に従って、上記RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングする。

ステップS906:上記伝送網メッセージをターゲットデバイスに伝送する。

上記各ステップを通じて、予め設定されたマッピング関係に従って、RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングし、該伝送網メッセージをターゲットデバイスに伝送することができ、これにより、関連技術において、基地局の情報交換中に遅延時間が大きいため、基地局装置間の通信性能が劣り、リンク帯域幅が低い問題を解決し、データ処理中の遅延時間を低減し、伝送網リンクの帯域幅リソースを最大限に利用することができる。

本発明の実施例において、ステップS904は、(1)上記マッピング関係が第1のマッピング関係を含む場合、上記RapidIOメッセージの先頭フラグメントメッセージ又は上記RapidIOメッセージの非フラグメントメッセージについて、上記先頭フラグメントメッセージ又は上記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、上記第1のマッピング関係に従って上記RapidIOデバイス識別子を取得し、そして、上記RapidIOデバイス識別子に基づいて、上記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを上記伝送網メッセージにマッピングする技術案、(2)上記マッピング関係が第2のマッピング関係を含む場合、上記RapidIOメッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、上記他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得し、上記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って上記RapidIOメッセージのヘッダを取得し、そして、上記伝送網メッセージのヘッダ及び上記第1のマッピング関係に基づいて、上記RapidIOデバイス識別子を取得し、さらに、上記RapidIOデバイス識別子に基づいて、上記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを上記伝送網メッセージにマッピングする技術案により実現されることができる。

本実施例においてデータ伝送装置がさらに提供され、上記実施例及び好適な実施形態を実現するものであって、既に説明したものは省略されるが、以下、該装置に係わるモジュールについて説明する。以下で使用する用語「モジュール」とは、所定の機能を実現可能なソフトウェア及び/又はハードウェアの組み合わせである。以下の実施例に説明する装置をソフトウェアで実現することが好ましいが、ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現することも可能であり、構想されている。図10は、本発明の実施例によるデータ伝送装置の更なる構造ブロック図aであり、図10に示すように、 RapidIOメッセージにおけるRapidIOアドレス空間と基地局のメモリとの対応関係に従って、上記メモリにおける伝送すべきデータを上記RapidIOメッセージに移動する移動モジュール100と、 移動モジュール100に接続され、予め設定されたマッピング関係に従って、上記RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングするマッピングモジュール102と、 マッピングモジュール102に接続され、上記伝送網メッセージをターゲットデバイスに伝送する伝送モジュール104と、を備える。

上記各モジュールを統合して応用することで、予め設定されたマッピング関係に従って、RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングし、他のマッピング関係に従って該伝送網メッセージをターゲットデバイスに伝送することができ、これにより、関連技術において、基地局の情報交換中に遅延時間が大きいため、基地局装置間の通信性能が劣り、リンク帯域幅が低い問題を解決し、データ処理中の遅延時間を低減し、伝送網リンクの帯域幅リソースを最大限に利用することができる。

オプションとして、図11は、本発明の実施例によるデータ伝送装置の更なる構造ブロック図bであり、図11に示すように、マッピングモジュール102は、上記マッピング関係が第1のマッピング関係を含む場合、上記RapidIOメッセージの先頭フラグメントメッセージ又は上記RapidIOメッセージの非フラグメントメッセージについて、上記先頭フラグメントメッセージ又は上記非フラグメントメッセージのヘッダに基づいて、上記第1のマッピング関係に従って上記RapidIOデバイス識別子を取得する第1の取得ユニット1020と、第1の取得ユニット1020に接続され、上記RapidIOデバイス識別子に基づいて、上記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを上記伝送網メッセージにマッピングするマッピングユニット1022と、を含み、また、マッピングモジュール102は、上記マッピング関係が第2のマッピング関係を含む場合、上記RapidIOメッセージのフラグメントメッセージのうち先頭フラグメントメッセージを除いた他のメッセージについて、上記他のメッセージのヘッダに基づいて、伝送網のルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子を取得する第2の取得ユニット1024と、第2の取得ユニット1024に接続され、上記ルーティングアドレス及び/又はフラグメントメッセージ識別子に基づいて、第2のマッピング関係に従って上記RapidIOメッセージのヘッダを取得する第3の取得ユニット1026と、第3の取得ユニット1026に接続され、上記伝送網メッセージのヘッダ及び上記第1のマッピング関係に基づいて、上記RapidIOデバイス識別子を取得する第4の取得ユニット1028と、さらに上記RapidIOデバイス識別子に基づいて、上記RapidIOデバイス識別子に示されるRapidIOデバイスのRapidIOメッセージを上記伝送網メッセージにマッピングするマッピングユニット1022と、を含む。

上記実施例は、それぞれソースデバイス及びターゲットデバイス側からデータ伝送ソリューションを提供するものであり、上記実施例の技術案をよりよく理解してもらうために、本発明の実施例において、ソースデバイスとターゲットデバイス側の交換過程によって実現されるデータ伝送ソリューションがさらに提供され、図12は、本発明の実施例によるデータ伝送方法のもう1つのフローチャートであり、図12に示すように、以下のステップS1202〜ステップS1208を含む。

ステップS1202:ソースデバイスは、RapidIOアドレス空間と上記ソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、ソースデバイスのメモリにおける伝送すべきデータをRapidIOメッセージに移動し、上記RapidIOメッセージを伝送網メッセージに変換する。

ステップS1204:上記ソースデバイスは、上記伝送網メッセージをターゲットデバイスに送信する。

ステップS1206:上記ターゲットデバイスは、受信した上記伝送網メッセージをRapidIOメッセージに変換する。

ステップS1208:ターゲットデバイスは、RapidIOアドレス空間と上記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、上記RapidIOメッセージを、該メモリの指定した記憶位置であって、上記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に移動する。

上記各ステップを通じて、ソースデバイスとターゲットデバイスとの間の交換過程によって、ソースデバイスは、まず、伝送すべきデータをRapidIOメッセージに移動し、RapidIOメッセージを伝送網メッセージに変換してターゲットデバイスに送信する一方、ターゲットデバイス側は、受信した伝送網メッセージをRapidIOメッセージに変換し、RapidIOアドレス空間と上記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、上記RapidIOメッセージを、該メモリの指定した記憶位置に移動する。本発明の実施例に提供される上記技術案によれば、関連技術において、基地局の情報交換中に遅延時間が大きいため、基地局装置間の通信性能が劣り、リンク帯域幅が低い問題を解決し、データ処理中の遅延時間を低減し、伝送網リンクの帯域幅リソースを最大限に利用することができる。

本発明の実施例において、上記RapidIOアドレス空間と上記メモリとの対応関係の設定は、上記RapidIOメッセージのメッセージタイプであって、それぞれが異なるメモリの記憶位置に対応するメッセージタイプを定義し、そして、上記RapidIOメッセージのメッセージタイプに基づいて、RapidIOアドレス空間と上記メモリの指定した記憶位置との対応関係を設定し、即ち、メモリの異なる位置には、それぞれ、異なるメッセージタイプのRapidIOが対応付けられて記憶されるように行われることができ、もちろん、上記の対応関係を他の方式で設定してもよいが、本発明の実施例は、これについて限定しない。

上記ステップS1208を実行する前に、ターゲットデバイスは、上記RapidIOメッセージのヘッダ及び予め設定されたマッピング関係に基づいて、上記RapidIOアドレス空間の情報を取得し、ここで、上記マッピング関係は、上記ヘッダと上記RapidIOアドレス空間とのマッピング関係である技術案を実行してもよく、上記技術案によってRapidIOアドレス空間の情報を取得した後、ターゲットデバイスは、RapidIOアドレス空間と上記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、上記RapidIOメッセージを該メモリの指定した記憶位置に移動する。

図13は、本発明の実施例によるデータ伝送システムの構造ブロック図であり、図13に示すように、ソースデバイス130は、RapidIOアドレス空間と上記ソースデバイスのメモリとの対応関係に従って、ソースデバイスのメモリにおける伝送すべきデータをRapidIOメッセージに移動し、上記RapidIOメッセージを伝送網メッセージに変換し、そして上記伝送網メッセージをターゲットデバイスに送信する。ターゲットデバイス132は、ターゲットデバイス130に接続され、受信した上記伝送網メッセージをRapidIOメッセージに変換し、そしてRapidIOアドレス空間と上記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、上記RapidIOメッセージを、上記メモリの指定した記憶位置であって、上記RapidIOメッセージに携帯されるRapidIOアドレス空間に対応する指定した記憶位置に移動する。

オプションとして、ソースデバイス130及び/又はターゲットデバイス132は、RapidIOアドレス空間とメモリとの対応関係の設定を、RapidIOメッセージのメッセージタイプであって、それぞれが異なるメモリの記憶位置に対応するメッセージタイプを定義し、そして、上記RapidIOメッセージのメッセージタイプに基づいて、RapidIOアドレス空間と上記メモリの指定した記憶位置との対応関係を設定するように行うことができる。

ターゲットデバイス132は、さらに、上記RapidIOメッセージのヘッダ及び予め設定されたマッピング関係に基づいて、上記RapidIOアドレス空間の情報を取得し、ここで、上記マッピング関係は、上記ヘッダと上記RapidIOアドレス空間とのマッピング関係である。

以下、一例を結合して上記データ伝送過程を解釈し説明するが、本発明の実施例を限定することは意図していない。

本発明の実施例の例は、基地局装置間で容量が大きく遅延時間が低いデータ伝送及び交換に関する新しい方法、及び現有方法を実現できる装置を提供することがその主要精神であり、本発明の例は、ソース基地局装置とターゲット基地局装置にてそれぞれマッピングルールテーブルをメンテナンスすることで、マッピングルールによってRapidIOメッセージと伝送網メッセージのマッピング伝送を完成し、メッセージの処理中に識別、再構成、分配等の固定した遅延時間が発生することを低減するとともに、伝送網リンクのデータ帯域幅を最大限に利用し、主に以下のステップを含む。

ステップ1:メモリのアドレス空間を適切に分割する。基地局の内部デバイスは、RapidIOデバイスを介してデータを互いに移動し合う。図4に示される対応ソリューションにおいて、メモリのデータは、メッセージの形で移動される。メッセージヘッダにてデータのターゲットアドレス、ソースアドレス、データタイプ等の情報が定義される。メッセージの負荷データはメモリ空間のデータである。RapidIOデバイスは、移動中、ヘッダにRapidIOデバイスのアドレス空間の情報が携帯され、メモリのアドレス空間を適切に分割することで、RapidIOデバイスのアドレス空間とメモリの空間との対応付けを済ませる。該対応関係によって、RapidIOデバイスがメモリのデータを急速に移動することを実現できる。

ステップ2:伝送網デバイス側において、図14に示すように、システムデバイスは、伝送網メッセージを受信した後、メッセージの解析を行い、プロトコルタイプ等の主要情報に基づいて、該伝送網メッセージをRapidIOメッセージにマッピングする必要があるか否かを判別する。伝送効率を考慮して、伝送網メッセージは、通常、伝送中にフラグメントの形で伝送されながら、異なるフラグメントが入れ替わるように伝送される。さらにマッピングする必要のある伝送網メッセージについて、該メッセージは、非フラグメントメッセージ又はフラグメントメッセージの先頭ヘッダであれば、直接サービスデータヘッダによってメッセージ情報番号を取り出し、メッセージ情報番号からマッピング関係テーブルを作成する。一方、該メッセージは、フラグメントメッセージであれば、伝送網メッセージのルーティングアドレス及びIP識別子に基づいて、上記マッピング関係テーブルからメッセージ情報番号を調べ、メッセージ番号からアドレス空間がマッピングされるルールによって、RapidIOデバイスのデバイス識別子、アドレス空間等の情報がマッピングされる。

ステップ3:RapidIOデバイス側において、図15に示すように、伝送効率を考慮して、伝送網メッセージは、通常、伝送中にフラグメントの形で伝送されながら、異なるフラグメントが入れ替わるように伝送される。上記サービスデータヘッダは、通常、RapidIOの非フラグメントメッセージ及びフラグメントメッセージの先頭フラグメントメッセージのみに現れ、異なるRapidIOパケットのフラグメントを区別可能にするために、受信側にて、異なるRapidIOパケットに対して1つの独立したアドレス空間を分けるように、アドレス空間を分割する必要がある。このように、RapidIOメッセージの先頭フラグメントメッセージ及び非フラグメントメッセージについて、上記ステップ1に従って、直接サービスデータヘッダから制御情報ヘッダを取得することができる。他のRapidIOのフラグメントメッセージについて、RapidIOメッセージのアドレス空間のフィールド情報及びアドレス空間の分割ルールに基づいて、アドレス空間と制御情報ヘッダの相互マッピングを完成する。

以下、本発明の実施例における、基地局装置間での容量が大きく遅延時間が低いデータ伝送及び交換方法の各ステップをさらに解析し、ステップ1は以下のようである。

101)メッセージタイプを定義し、メッセージタイプごとに異なるメモリ領域が対応する。デバイス内部が若干のサブシステムに分けられていれば、個々のサブシステムが1つのメッセージタイプに対応する。それぞれのサブシステムに記憶空間が共有されるか、シェアされる。

102)データの移動中に、直接RapidIOデバイスのアドレス空間によって対応するメッセージタイプ及び該メッセージが対応するメモリ空間を見出すように、RapidIOデバイスのアドレス空間とメモリ空間との対応関係を定義する。

ステップ2は以下のようである。

201)システムは、伝送網メッセージを受信して解析し、伝送網メッセージのプロトコルタイプに基づいて、現在受信したメッセージをRapidIOメッセージにマッピングする必要があるか否かを決定する。

202)さらにRapidIOメッセージに変換される必要のある伝送網メッセージのうち、伝送網のフラグメントメッセージの先頭フラグメントメッセージ及び非フラグメントメッセージについて、直接サービスデータヘッダからメッセージヘッダを取得し、図5に示されるマッピングテーブル2を作成し更新することができる。RapidIOのフラグメントメッセージについて、解析した伝送網のルーティングアドレス、フラグメント識別子に基づいて、図5のマッピングテーブル1に従って対応するメッセージヘッダを調べる必要がある。

203)上記メッセージヘッダ及び上記マッピングテーブル2のマッピングルールに基づいて、メッセージをターゲットメモリの専用した受信空間に配信し、伝送網メッセージからRapidIOメッセージへの伝送を完成する。

ステップ3は以下のようである。

301)各ターゲットメモリからのRapidIOメッセージデータを受信し、RapidIOメッセージのメッセージタイプによって、現在受信したメッセージを伝送網メッセージにマッピングする必要があるか否かを決定する。

302)さらに伝送網メッセージに変換される必要のあるRapidIOメッセージのうち、RapidIOのフラグメントメッセージの先頭フラグメントメッセージ及び非フラグメントメッセージについて、直接サービスデータヘッダからメッセージヘッダを取得し、図5に示されるマッピングテーブル1を作成し更新することができる。他のRapidIOのフラグメントメッセージについて、メモリアドレス空間及び図5のマッピングテーブル2のマッピングルールに基づいて、メッセージヘッダを調べる。

303)上記メッセージ及び上記マッピングテーブル1のマッピングルールに基づいて、伝送網データを、転送デバイスを介してターゲットデバイスに送信する。

上記伝送網データ及びRapidIOデータは、伝送中、マッピングテーブル1及びマッピングテーブル2を作成し調べることで、データの識別、転送等の処理過程を完成する。このような伝送中のマッピング実現方式では、長さが大きいフラグメントメッセージ又はMACメッセージを、1つずつターゲットメモリ又はターゲットアドレスに直接的にマッピングし転送すればよく、すべてのフラグメント又はデータが集まってくるのを待つ必要がない。リンクの帯域幅が有効に利用され、容量がより大きいデータを伝送することができる。

同時に、処理過程は、マッピングテーブルを調べることで完成され、伝送網リンクにおけるすべてのデータを、一連のフラグメントとして見なすことができ、メッセージヘッダの再構成等の操作を必要としないため、リンクにてシステムの処理時間を待つ必要がなく、データの処理過程における固定した遅延時間を最大のミリ秒レベルからナノ秒レベルまで低減することができる。データ処理における固定した遅延時間を大幅に低減することで、現在基地局のRapidIOメッセージを伝送網を介してターゲット基地局に伝送する遅延時間は、伝送遅延時間及び移動遅延時間とほぼ同じである。

上述したように、本発明の例に提供される技術案は、従来のメッセージ伝送過程の処理方式に比べ、マッピング処理の伝送方式によって、データ処理能がシステムの処理性能に制約されないようになり、リンク帯域幅リソースを最大限に利用する。同時にデータ処理速度がより速く、データ処理中の固定した遅延時間を大幅に低減する。

上記データ伝送過程をよりよく理解してもらうために、以下、好適な実施例1乃至好適な実施例3を結合して上記技術案を詳しく説明するが、本発明の実施例を限定することは意図していない。

(好適な実施例1) システムデバイスのRapidIOスイッチ装置又はRapidIOデバイスが互いに接続される場合、RapidIOメッセージを受信するとともに、RapidIOメッセージの送信元デバイスの識別のために、RapidIOデバイス番号情報をも受信する。RapidIOメッセージを解析し、プロトコルタイプ等の主要情報に基づいて、該RapidIOメッセージをイーサネット(登録商標)メッセージに変換する必要があるか否かを判別する。更なる変換の必要のあるRapidIOメッセージについて、該メッセージが非フラグメントメッセージ又はフラグメントメッセージの先頭メッセージであれば、直接メッセージヘッダ及びRapidIOデバイス番号情報を解析することで、マッピングテーブル1を作成する。該メッセージが他のフラグメントメッセージであれば、RapidIOメッセージのアドレス空間によって、マッピングテーブル2を調べて現在メッセージデータのメッセージヘッダを得る。そして、取得したメッセージヘッダ及びマッピングテーブル1のマッピングルールに基づいて、ターゲット基地局装置のターゲットルーティング情報及びフラグメント識別子を取得し、ターゲットルーティング情報及びフラグメント識別子に基づいて、現在メッセージデータをターゲット基地局の指定した装置に転送する。

マッピングテーブル1におけるルーティングアドレスのマッピングルールの実現方法は以下のようである。

ルーティングアドレスは、主として、ネクストホップメディアアクセス制御(Media Access Control、単に「MAC」という)アドレス、ターゲットIP、仮想ローカルエリアネットワーク(Virtual Local Area Network、単に「VLAN」という)情報である。マッピング関係は、以下の表1に示されるように、すべてのRapidIOデバイス情報に対して、1からM0まで合わせてM0個の番号を付け、メッセージヘッダのすべてのソースシステム構成情報に対して、1からM2まで合わせてM2個の番号を付け、N=M0*M2になるようにする。番号1から番号Nまでのそれぞれの番号ごとに1セットの伝送網ヘッダルーティング情報が対応し、それぞれ、選択可能なVLAN値、ターゲットMAC、選択可能なターゲットIP等の値である。

マッピングテーブル1におけるIP識別子のマッピングルールの実現方法は以下のようである。

IPフラグメント識別子は、主に、同一のメッセージのフラグメント及び異なるメッセージのフラグメントを区別することに用いられる。マッピングの実現方法は、すべてのRapidIOデバイスに対して、1からM0まで合わせてM0個の番号を付け、すべてのターゲット基地局装置に対して、1からM1まで合わせてM1個の番号を付け、すべてのソース基地局装置に対して、1からM2まで合わせてM2個の番号を付け、そして、すべてのパケットタイプに対して、1からM3まで合わせてM3個の番号を付けるようなものである。IP識別子は、ある時間帯(例えば、10ms)における異なるフラグメントメッセージを異ならせればよいことを考慮し、ある固定した時間帯にて交換されるパケットが合わせてM5個あるとすることができる。このため、M0*M1*M2*M3≧M5になるようにすれば、ある時間帯にて異なるフラグメントメッセージを区別することができる。さらに、IP識別子は伝送網ヘッダにおいて合わせて16桁であるため、M0*M1*M2*M3≦65,536になるように調整する必要があり、即ち、単位時間あたりM5≦M0*M1*M2*M3≦65,536である。

10msの時間帯において、10Gのイーサネットインターフェースで伝送されるバイト数が多くとも12,500,000byteであり、データタイプの平均長さが500byteであるとすると、10msにて交換すべきパケット数M5の値が25,000になる。また、10msにて交換されるデータタイプが合わせて16個であり、RapidIOデバイス情報番号が合わせて10個であり、ターゲットシステム構成情報番号が合わせて16個であり、ソースシステム構成情報番号が合わせて16個であるとすると、IPフラグメント識別子が合わせて16*10*16*16=40,960個になり、10msにてせいぜい25,000個のパケットを区別できる。IP識別子フィールドを1から40,960まで番号付けし、その番号が65,536よりも小さい。番号を調整することで、制御情報ヘッダとフラグメント識別子のマッピングを完成する。

(好適な実施例2) システムデバイスは、イーサネットメッセージを受信した後、メッセージの解析を行い、プロトコル対応等の主要情報に基づいて、該イーサネットメッセージをRapidIOメッセージに変換する必要があるか否かを判別する。更なる変換の必要のあるイーサネットメッセージについて、該メッセージが非フラグメントメッセージ又はフラグメントメッセージの先頭メッセージであれば、直接、解析したメッセージヘッダによって、マッピングテーブル2を作成する。該メッセージがフラグメントメッセージの他のメッセージであれば、伝送網メッセージのIP識別子及びルーティングアドレスによって、マッピングテーブル1を調べて現在メッセージデータのメッセージヘッダを得る。そして、取得したメッセージヘッダ及びマッピングテーブル2のマッピングルールに基づいて、RapidIOデバイスのアドレス空間の情報を取得し、該アドレス空間に基づいて、現在のメッセージデータを指定したデバイスのメモリ空間に移動する。

マッピングテーブル2のマッピングルールの実現方法は以下のようである。

メッセージヘッダのすべてのターゲットシステム構成情報に対して、1からM1まで合わせてM1個の番号を付け、すべてのソースシステム構成情報に対して、1からM2まで合わせてM2個の番号を付け、そして、すべてのパケットタイプに対して、1からM3まで合わせてM3個の番号を付け、それぞれのパケットタイプの占めるアドレス空間をM4とする。同時に、M1*M2*M3*M4は、RapidIOデバイスがプログラマブルロジックデバイスにアクセスする最大のアドレス空間以下であるようにする。空間分割及び番号調整によって、アドレス空間とメッセージヘッダのマッピングを完成する。

(好適な実施例3) 図14及び図15において、データを伝送網とRapidIO相互接続アーキテクチャで伝送する中、データ処理はマッピングテーブル1及びマッピングテーブル2を作成し調べることで、データの識別、移動、転送等を完成する。RapidIOメッセージを伝送網メッセージにマッピングするのに余計な制御情報オーバヘッドが必要となる以外には、リンクデータ帯域幅を大いに利用することができる。

伝送網が10G伝送網であり、伝送網のメッセージタイプがIPV4フラグメントメッセージであり、フラグメントメッセージのMTUが256に設定されるとすると、RapidIOデバイスの利用可能なペイロードデータの有効な帯域幅の総和が約9Gbpsになり、帯域幅の有効利用率が90%以上に達する。

伝送網が100G伝送網であるとすると、20個の速度が6.25GbpsのRapidIOデバイスを相互接続することができ、それぞれのRapidIOデバイスの帯域幅利用率が90%以上に達する。

同様に、本発明の実施例において、データを伝送網とRapidIO相互接続アーキテクチャで伝送する中、データの伝送能力は、CPU等の処理システムの処理能力に制約されず、伝送リンクの帯域幅のみに関わっている。これにより、大容量のデータ伝送及び交換能力を達成する。

(好適な実施例4) 上記伝送網データ及びRapidIOデータの伝送処理中、マッピングテーブル1及びマッピングテーブル2を作成し調べることで、マッピングテーブルを検索し調べることによってデータ処理を完成し、メッセージヘッダの再構成等の操作を必要とせず、リンクにてシステムの処理時間を待つ必要がなくなる。

マッピングテーブルを調べることによって、1回の伝送網メッセージとRapidIOメッセージの変換処理を完成することは、数百ナノ秒の時間だけかけて実現することができる。従来技術において、CPU等がメッセージを処理することに起因するマイクロ秒レベル、さらにはミリ秒レベルのデータ処理遅延時間よりも遥かに低い。

上述したように、本発明の実施例は、関連技術において、基地局の情報交換中に遅延時間が大きいため、基地局装置間の通信性能が劣り、リンク帯域幅が低い問題を解決し、データ処理中の遅延時間を低減し、伝送網リンクの帯域幅リソースを最大限に利用することができる、という技術効果を達成している。

もう1つの実施例において、上記実施例及び好適な実施形態に説明した技術案を実行するためのソフトウェアがさらに提供される。

もう1つの実施例において、上記ソフトウェアが記憶された記憶媒体がさらに提供され、該記憶媒体は、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、消去可能なメモリ等を含むが、これには限定されない。

なお、本発明の明細書及び特許請求の範囲並びに上記図面に言及された「第1」、「第2」等の用語は、類似した対象を区別するためのものであり、特定の順番又は前後順序を説明するためのものではない。ここで説明した本発明の実施例をここで示した又は説明した順番以外の順番で実施可能なものにするために、このように使用された数字は適した場合であれば互いに取り替え可能なことは、理解されるべきである。また、用語「含む」、「有する」及びそれらの如何なる変形は、排他的にならずに含まれたものをカバーすることがその意図であり、例えば、一連のステップ又はユニットを含めたプロセス、方法、システム、製品又は機器は、明確に示したステップ又はユニットに限定される必要がなく、これらのプロセス、方法、製品又は機器に対して明確に示していなかったり、固有であったりする他のステップ又はユニットを含むことができる。

当業者にとって、上述の本発明の各ブロック又は各ステップは汎用の計算装置によって実現することができ、単独の計算装置に集成させることができれば、複数の計算装置から構成されるネットワークに分布させることもでき、さらに計算装置で実行可能なプログラムのコードによって実現することもできるので、それらを記憶装置に格納して計算装置によって実行することができ、そして場合によって、示した又は説明したステップを上述と異なる手順で実行することができ、それぞれ集積回路ブロックに製作したり、これらのうち複数のブロック又はステップを単独の集積回路ブロックに製作したりして実現することができることは、明らかなことである。このように、本発明は、如何なる特定のハードウェアとソフトウェアの結合に限定されない。

以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定することは意図していない。当業者であれば、本発明に様々な変更や変形が可能である。本発明の思想や原則内の如何なる修正、均等の置き換え、改良なども、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。

本発明の実施例に提供される上記技術案は、データ伝送過程に応用され、ソースデバイスとターゲットデバイスとの間の交換過程によって、ソースデバイスは、まず、伝送すべきデータをRapidIOメッセージに移動し、RapidIOメッセージを伝送網メッセージに変換してターゲットデバイスに送信する一方、ターゲットデバイス側は、受信した伝送網メッセージをRapidIOメッセージに変換し、RapidIOアドレス空間と上記ターゲットデバイスのメモリとの対応関係に従って、上記RapidIOメッセージを、該メモリの指定した記憶位置に移動する。上記技術案によれば、関連技術において、基地局の情報交換中に遅延時間が大きいため、基地局装置間の通信性能が劣り、リンク帯域幅が低い問題を解決し、データ処理中の遅延時間を低減し、伝送網リンクの帯域幅リソースを最大限に利用することができる。

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