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無線通信システムにおける端末により実行されるD2D発見信号送信方法及び前記方法を利用する端末

申请号 JP2017539010 申请日 2016-01-27 公开(公告)号 JP2018504850A 公开(公告)日 2018-02-15
申请人 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド; 发明人 リ, スンミン; セオ, ハンビョル; リム, スファン; イ, ユンジュン;
摘要 無線通信システムにおける端末により実行されるD2D(device−to−device)発見(discovery) 信号 送信方法及び前記方法を利用する端末を提供する。前記方法は、D2D発見信号送信のための電 力 情報(discMaxTxPower)を受信し、前記電力情報(discMaxTxPower)に基づいてD2D発見信号送信のための送信電力を決定することを特徴とする。前記電力情報(discMaxTxPower)に基づいて決定された送信電力(PPSDCH)で前記D2D発見信号を送信する。【選択図】図10
权利要求

無線通信システムにおける端末により実行されるD2D(device−to−device)発見(discovery)信号送信方法において、 D2D発見信号送信のための電情報(discMaxTxPower)を受信し、及び 前記電力情報(discMaxTxPower)に基づいてD2D発見信号送信のための送信電力(PPSDCH)を決定することを特徴とする方法。前記電力情報(discMaxTxPower)に基づいて決定された送信電力(PPSDCH)で前記D2D発見信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の方法。前記電力情報(discMaxTxPower)は、 D2D通信(communication)のための電力情報(P−Max)を受信するシステム情報ブロック(system information block)でない他のシステム情報ブロックを介して受信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。前記端末は、レンジクラス(range class)が設定され、前記レンジクラスは、短距離(short)、中間距離(medium)、長い距離(long)のうちいずれか一つを指示することを特徴とする請求項1に記載の方法。前記電力情報(discMaxTxPower)は、前記端末に設定されたレンジクラスによってD2D発見信号を送信する時に超過してはならない最大送信電力(maximum transmit power)を指示することを特徴とする請求項4に記載の方法。前記D2D発見信号送信のための送信電力(PPSDCH)は、 サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。前記サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)は、ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)に基づいて決定され、 前記ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)は、前記D2D発見信号送信のための電力情報(discMaxTxPower)により決定されることを特徴とする請求項6に記載の方法。無線通信システムにおける端末により実行されるサイドリンク同期化信号(sidelink synchronization signal:SLSS)及び物理サイドリンクブロードキャストチャネル(physical sidelink broadcast channel:PSBCH)送信方法において、 SLSS及びPSBCHのための送信電力を決定し、及び 前記決定された送信電力で前記SLSS及びPSBCHを送信し、 前記SLSS及びPSBCHの送信がD2D(device−to−device)発見(discovery)とD2D通信(communication)の両方ともにより同時にトリガ(trigger)される場合、 前記SLSS及びPSBCHのための送信電力は、前記D2D通信のための電力情報(P−Max)に基づいて決定されることを特徴とする方法。前記SLSS及びPSBCHのための送信電力は、 前記D2D発見のためにトリガされた場合と前記D2D通信のためにトリガされた場合に互いに異なる値に決定されることを特徴とする請求項8に記載の方法。前記D2D通信のための電力情報(P−Max)と前記D2D発見のための電力情報(discMaxTxPower)は、互いに異なるシステム情報ブロック(system information block:SIB)を介して受信されることを特徴とする請求項8に記載の方法。前記SLSS及びPSBCHのための送信電力は、 サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)に基づいて決定されることを特徴とする請求項8に記載の方法。前記サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)は、ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)に基づいて決定され、 前記ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)は、前記D2D通信(communication)のための電力情報(P−Max)により決定されることを特徴とする請求項11に記載の方法。端末は、 無線信号を送信及び受信するRF(Radio Frequency)部;及び、 前記RF部と結合して動作するプロセッサ;を含み、前記プロセッサは、 D2D発見信号送信のための電力情報(discMaxTxPower)を受信し、 前記電力情報(discMaxTxPower)に基づいてD2D発見信号送信のための送信電力を決定することを特徴とする端末。端末は、 無線信号を送信及び受信するRF(Radio Frequency)部;及び、 前記RF部と結合して動作するプロセッサ;を含み、前記プロセッサは、 サイドリンク同期化信号(sidelink synchronization signal:SLSS)及び物理サイドリンクブロードキャストチャネル(physical sidelink broadcast channel:PSBCH)のための送信電力を決定し、 前記決定された送信電力で前記SLSS及びPSBCHを送信し、 前記SLSS及びPSBCHの送信がD2D(device−to−device)発見(discovery)とD2D通信(communication)の両方ともにより同時にトリガ(trigger)される場合、 前記SLSS及びPSBCHのための送信電力は、前記D2D通信のための電力情報(P−Max)に基づいて決定されることを特徴とする端末。

说明书全文

本発明は、無線通信に関し、より詳しくは、無線通信システムにおいて、端末がD2D(device−to−device)発見信号を送信する方法及び前記方法を利用する端末に関する。

ITU−R(International Telecommunication Union Radio communication sector)では、3世代以後の次世代移動通信システムであるIMT(International Mobile Telecommunication)−Advancedの標準化作業を進行している。IMT−Advancedは、停止及び低速移動状態で1Gbps、高速移動状態で100Mbpsのデータ送信率でIP(Internet Protocol)ベースのマルチメディアサービスのサポートを目標とする。

3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、IMT−Advancedの要求事項を満たすシステム標準として、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)/SC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access)送信方式ベースのLTE(Long Term Evolution)を改善したLTE−Advanced(LTE−A)を用意している。LTE−Aは、IMT−Advancedのための有な候補のうち一つである。

一方、最近装置間の直接通信をするD2D(Device−to−Device)技術に対する関心が高まっている。特に、D2Dは、公共安全ネットワーク(public safety network)のための通信技術として注目を浴びている。商業的な通信ネットワークは、急速にLTEに変化しているが、既存通信規格との衝突問題と費用側面で現在の公共安全ネットワークは、主に2G技術に基づいている。このような技術間隙と改善されたサービスに対する要求は、公共安全ネットワークを改善しようとする努力につながっている。

公共安全ネットワークは、商業的な通信ネットワークに比べて高いサービス要求条件(信頼度及び保安性)を有し、特に、セルラ通信のカバレッジが届かない、または利用可能でない場合にも、装置間の直接信号送受信、即ち、D2D動作も要求している。

D2D動作は、近接した機器間の信号送受信という点で多様な長所を有することができる。例えば、D2D端末は、高い送信率及び低い遅延を有してデータ通信をすることができる。また、D2D動作は、基地局に集まるトラフィックを分散させることができ、D2D端末が中継器役割をする場合、基地局のカバレッジを拡張させる役割もできる。

一方、D2D動作にはD2D発見(discovery)とD2D通信(communication)がある。D2D発見は、近接サービスが可能な端末が隣接した他の近接サービス可能端末を発見するのに使われる手順を意味する。D2D通信は、隣接した端末間で直接データをやり取りする手順を意味する。D2D発見のための信号送信時にどのような方法でその送信電力を決定するかが問題になる。

また、D2D発見とD2D通信のためには同期化信号とブロードキャストチャネルの送信が必要である。D2D通信のための同期化信号は、既存広域ネットワーク(wide area network:WAN)における基地局と端末との間に使われる同期化信号と区分するために、サイドリンク同期化信号(sidelink synchronization signal:SLSSまたはSSS)といい、同じ理由で、D2D通信のためのブロードキャストチャネルを物理サイドリンクブロードキャストチャネル(physical sidelink broadcast channel:PSBCH)という。

SLSS/PSBCHは、D2D発見のために送信される場合、D2D発見のためにトリガリング(triggering)されたと表現し、D2D通信のために送信される場合、D2D通信のためにトリガリングされたと表現することができる。SLSS/PSBCHがD2D発見とD2D通信の両方とものために同じ時点にトリガリングされる場合、SLSS/PSBCHのための送信電力をどのように決定すべきかが問題になることができる。

本発明が解決しようとする技術的な課題は、無線通信システムにおける端末により実行されるD2D発見信号送信方法及び前記方法を利用する端末を提供することである。また、無線通信システムにおける端末により実行されるサイドリンク同期化信号及び物理サイドリンクブロードキャストチャネル送信方法及び前記方法を利用する端末を提供することである。

一側面において、無線通信システムにおける端末により実行されるD2D(device−to−device)発見(discovery)信号送信方法を提供する。前記方法は、D2D発見信号送信のための電力情報(discMaxTxPower)を受信し、及び前記電力情報(discMaxTxPower)に基づいてD2D発見信号送信のための送信電力(PPSDCH)を決定することを特徴とする。

前記電力情報(discMaxTxPower)に基づいて決定された送信電力(PPSDCH)で前記D2D発見信号を送信する。

前記電力情報(discMaxTxPower)は、D2D通信(communication)のための電力情報(P−Max)を受信するシステム情報ブロック(system information block)でない他のシステム情報ブロックを介して受信される。

前記端末は、レンジクラス(range class)が設定され、前記レンジクラスは、短距離(short)、中間距離(medium)、長い距離(long)のうちいずれか一つを指示する。

前記電力情報(discMaxTxPower)は、前記端末に設定されたレンジクラスによってD2D発見信号を送信する時に超過してはならない最大送信電力(maximum transmit power)を指示する。

前記D2D発見信号送信のための送信電力(PPSDCH)は、サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)に基づいて決定される。

前記サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)は、ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)に基づいて決定され、前記ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)は、前記D2D発見信号送信のための電力情報(discMaxTxPower)により決定される。

他の側面において、無線通信システムにおける端末により実行されるサイドリンク同期化信号(sidelink synchronization signal:SLSS)及び物理サイドリンクブロードキャストチャネル(physical sidelink broadcast channel:PSBCH)送信方法を提供する。前記方法は、SLSS及びPSBCHのための送信電力を決定し、及び前記決定された送信電力で前記SLSS及びPSBCHを送信し、前記SLSS及びPSBCHの送信がD2D(device−to−device)発見(discovery)とD2D通信(communication)の両方ともにより同時にトリガ(trigger)される場合、前記SLSS及びPSBCHのための送信電力は、前記D2D通信のための電力情報(P−Max)に基づいて決定されることを特徴とする。

前記SLSS及びPSBCHのための送信電力は、前記D2D発見のためにトリガされた場合と前記D2D通信のためにトリガされた場合に互いに異なる値に決定される。

前記D2D通信のための電力情報(P−Max)と前記D2D発見のための電力情報(discMaxTxPower)は、互いに異なるシステム情報ブロック(system information block:SIB)を介して受信される。

前記SLSS及びPSBCHのための送信電力は、サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)に基づいて決定される。

前記サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)は、ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)に基づいて決定され、前記ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)は、前記D2D通信(communication)のための電力情報(P−Max)により決定される。

他の側面で提供される端末は、無線信号を送信及び受信するRF(Radio Frequency)部及び前記RF部と結合して動作するプロセッサを含み、前記プロセッサは、D2D発見信号送信のための電力情報(discMaxTxPower)を受信し、前記電力情報(discMaxTxPower)に基づいてD2D発見信号送信のための送信電力を決定することを特徴とする。

他の側面で提供される端末は、無線信号を送信及び受信するRF(Radio Frequency)部及び前記RF部と結合して動作するプロセッサを含み、前記プロセッサは、サイドリンク同期化信号(sidelink synchronization signal:SLSS)及び物理サイドリンクブロードキャストチャネル(physical sidelink broadcast channel:PSBCH)のための送信電力を決定し、前記決定された送信電力で前記SLSS及びPSBCHを送信し、前記SLSS及びPSBCHの送信がD2D(device−to−device)発見(discovery)とD2D通信(communication)の両方ともにより同時にトリガ(trigger)される場合、前記SLSS及びPSBCHのための送信電力は、前記D2D通信のための電力情報(P−Max)に基づいて決定されることを特徴とする。

本発明によると、端末は、D2D発見信号を送信する時、自分に設定されたレンジクラス(range class)によって異なるように決定されることができる最大送信電力値を指示する電力情報に基づいてD2D発見信号を送信することができる。したがって、不要な電力浪費と干渉発生を減らすことができる。また、D2D動作のための同期化信号とブロードキャストチャネルの送信時にどのようなD2D動作、例えば、D2D発見のためにトリガリングされたか、またはD2D通信のためにトリガリングされたかによって同期化信号とブロードキャストチャネルの送信電力値が変わることができる。前記同期化信号とブロードキャストチャネルがD2D発見とD2D通信の両方ともによりトリガリングされた場合、何によって送信電力を決定しなければならないかが不明であり、本発明ではこれに対して明確に規定している。したがって、不明確性を除去することができる。

図1は、無線通信システムを示す。

図2は、ユーザ平面(user plane)に対する無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示すブロック図である。

図3は、制御平面(control plane)に対する無線プロトコル構造を示すブロック図である。

図4は、ProSeのための基準構造を示す。

図5は、ProSe直接通信を実行する端末とセルカバレッジの配置例を示す。

図6は、D2D発見過程の一実施例である。

図7は、D2D発見過程の他の実施例である。

図8は、中継機能を提供する端末の例を示す。

図9は、前述した‘場合(1)’及び‘場合(2)’を例示する。

図10は、本発明の一実施例に係る端末の発見信号送信方法を示す。

図11は、前述した‘例示#2−1’による端末のD2D信号に対する送信電力決定方法を示す。

図12は、同じサブフレームでD2D発見とD2D通信の両方とものために(または、D2D発見(送信)とD2D通信(送信)により同時に)SSS/PSBCHがトリガリングされた場合、送信電力決定方法を例示する。

図13は、場合(2)の一例である。

図14は、‘場合(2)’に対する他の変形例である。

図15は、本発明の一実施例に係る電力制御方法を示す。

図16は、便宜上、図9の副図面(b)を再び示す。

図17は、D2D信号の送信とWANアップリンク信号を送信するタイミングを示す例である。

図18は、搬送波cのサブフレームkと搬送波xのサブフレームiが重なる場合を示す。

図19は、サイドリンクサブフレームが複数のアップリンクサブフレームと重なる場合を例示する。

図20は、本発明の一実施例に係るアップリンク送信電力決定方法を示す。

図21は、本発明の実施例が具現される端末を示すブロック図である。

図1は、無線通信システムを示す。

無線通信システムは、例えば、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)、またはLTE(Long Term Evolution)/LTE−Aシステムということができる。

E−UTRANは、端末(User Equipment、UE)10に制御平面(control plane)とユーザ平面(user plane)を提供する基地局(Base Station、BS)20を含む。端末10は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、MS(Mobile station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)、MT(mobile terminal)、無線機器(Wireless Device)等、他の用語で呼ばれることもある。基地局20は、端末10と通信する固定局(fixed station)を意味し、eNB(evolved−NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語で呼ばれることもある。

基地局20は、X2インターフェースを介して互いに連結されることができる。基地局20は、S1インターフェースを介してEPC(Evolved Packet Core)30、より詳しくは、S1−MMEを介してMME(Mobility Management Entity)と連結され、S1−Uを介してS−GW(Serving Gateway)と連結される。

EPC30は、MME、S−GW及びP−GW(Packet Data Network−Gateway)で構成される。MMEは、端末の接続情報や端末の能力に対する情報を有しており、このような情報は、端末の移動性管理に主に使われる。S−GWは、E−UTRANを終端点として有するゲートウェイであり、P−GWは、PDNを終端点として有するゲートウェイである。

端末とネットワークとの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の階層は、通信システムで広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)基準モデルの下位3個階層に基づいてL1(第1の階層)、L2(第2の階層)、L3(第3の階層)に区分されることができ、このうち、第1の階層に属する物理階層は、物理チャネル(Physical Channel)を利用した情報転送サービス(Information Transfer Service)を提供し、第3の階層に位置するRRC(Radio Resource Control)階層は、端末とネットワークとの間に無線リソースを制御する役割を遂行する。そのために、RRC階層は、端末と基地局との間のRRCメッセージを交換する。

図2は、ユーザ平面(user plane)に対する無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示すブロック図である。図3は、制御平面(control plane)に対する無線プロトコル構造を示すブロック図である。ユーザ平面は、ユーザデータ送信のためのプロトコルスタック(protocol stack)であり、制御平面は、制御信号送信のためのプロトコルスタックである。

図2及び図3を参照すると、物理階層(PHY(physical) layer)は、物理チャネル(physical channel)を利用して上位階層に情報転送サービス(information transfer service)を提供する。物理階層は、上位階層であるMAC(Medium Access Control)階層とはトランスポートチャネル(transport channel)を介して連結されている。トランスポートチャネルを介してMAC階層と物理階層との間にデータが移動する。トランスポートチャネルは、無線インターフェースを介して、データが、どのように、どのような特徴にトランスポートされるかによって分類される。

互いに異なる物理階層間、即ち、送信機と受信機の物理階層間は、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に変調されることができ、時間と周波数を無線リソースとして活用する。

MAC階層の機能は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、及び論理チャネルに属するMAC SDU(service data unit)のトランスポートチャネル上に物理チャネルで提供されるトランスポートブロック(transport block)への多重化/逆多重化を含む。MAC階層は、論理チャネルを介してRLC(Radio Link Control)階層にサービスを提供する。

RLC階層の機能は、RLC SDUの連結(concatenation)、分割(segmentation)及び再結合(reassembly)を含む。無線ベアラ(Radio Bearer;RB)が要求する多様なQoS(Quality of Service)を保障するために、RLC階層は、透明モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)の三つの動作モードを提供する。AM RLCは、ARQ(automatic repeat request)を介してエラー訂正を提供する。

RRC(Radio Resource Control)階層は、制御平面でのみ定義される。RRC階層は、無線ベアラの設定(configuration)、再設定(re−configuration)及び解除(release)と関連して論理チャネル、トランスポートチャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために、第1の階層(PHY階層)及び第2の階層(MAC階層、RLC階層、PDCP階層)により提供される論理的経路を意味する。

ユーザ平面でのPDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層の機能は、ユーザデータの伝達、ヘッダ圧縮(header compression)及び暗号化(ciphering)を含む。制御平面でのPDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層の機能は、制御平面データの伝達及び暗号化/完全性保護(integrity protection)を含む。

RBが設定されるとは、特定サービスを提供するために、無線プロトコル階層及びチャネルの特性を規定し、それぞれの具体的なパラメータ及び動作方法を設定する過程を意味する。また、RBは、SRB(Signaling RB)とDRB(Data RB)の二つに分けられる。SRBは、制御平面でRRCメッセージを送信する通路として使われ、DRBは、ユーザ平面でユーザデータを送信する通路として使われる。

端末のRRC階層とE−UTRANのRRC階層との間にRRC接続(RRC Connection)が確立される場合、端末は、RRC接続(RRC connected)状態になり、そうでない場合、RRCアイドル(RRC idle)状態になる。

ネットワークから端末にデータを送信するダウンリンクトランスポートチャネルには、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)と、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信するダウンリンクSCH(Shared Channel)がある。ダウンリンクマルチキャストまたはブロードキャストサービスのトラフィックまたは制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信されることもでき、または別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信されることもできる。一方、端末からネットワークにデータを送信するアップリンクトランスポートチャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)がある。

トランスポートチャネル上位にあり、トランスポートチャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical Channel)には、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。

物理チャネル(Physical Channel)は、時間領域で複数個のOFDMシンボルと周波数領域で複数個の副搬送波(Sub−carrier)とで構成される。一つのサブフレーム(Sub−frame)は、時間領域で複数のOFDMシンボル(Symbol)で構成される。リソースブロックは、リソース割当単位であり、複数のOFDMシンボルと複数の副搬送波(sub−carrier)とで構成される。また、各サブフレームは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、即ち、L1/L2制御チャネルのために、該当サブフレームの特定OFDMシンボル(例えば、1番目のOFDMシンボル)の特定副搬送波を利用することができる。TTI(Transmission Time Interval)は、サブフレーム送信の単位時間である。

RRC状態とは、端末のRRC階層がE−UTRANのRRC階層と論理的接続(logical connection)されているかどうかを意味し、接続している場合はRRC接続状態(RRC_CONNECTED)といい、接続されていない場合はRRCアイドル状態(RRC_IDLE)という。RRC接続状態の端末は、RRC接続が存在するため、E−UTRANは、該当端末の存在をセル単位で把握することができ、したがって、端末を効果的に制御することができる。それに対し、RRCアイドル状態の端末は、E−UTRANが把握することができず、セルより大きい地域単位であるトラッキング領域(Tracking Area)単位でCN(core network)が管理する。即ち、RRCアイドル状態の端末は、大きい地域単位に存在可否のみが把握され、音声やデータのような通常の移動通信サービスを受けるためにはRRC接続状態に移動しなければならない。

ユーザが端末の電源を最初にオンにした時、端末は、まず、適切なセルを探索した後、該当セルでRRCアイドル状態にとどまる。RRCアイドル状態の端末は、RRC接続を確立する必要がある時になって初めてRRC接続過程(RRC connection procedure)を介してE−UTRANとRRC接続を確立し、RRC接続状態に移動する。RRCアイドル状態の端末がRRC接続を確立する必要がある場合は多様であり、例えば、ユーザの通話試みなどの理由で上りデータ送信が必要な場合、またはE−UTRANからページング(paging)メッセージを受信した場合、これに対する応答メッセージ送信などを挙げることができる。

RRC階層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)階層は、セッション管理(Session Management)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を遂行する。

NAS階層で端末の移動性を管理するために、EMM−REGISTERED(EPS Mobility Management−REGISTERED)及びEMM−DEREGISTEREDの二つの状態が定義されており、この二つの状態は、端末とMMEに適用される。初期端末は、EMM−DEREGISTERED状態であり、この端末がネットワークに接続するために初期連結(Initial Attach)手順を介して該当ネットワークに登録する過程を実行する。前記連結(Attach)手順が成功的に遂行されると、端末及びMMEは、EMM−REGISTERED状態になる。

端末とEPCとの間のシグナリング接続(signaling connection)を管理するために、ECM(EPS Connection Management)−IDLE状態及びECM−CONNECTED状態の二つの状態が定義されており、この二つの状態は、端末及びMMEに適用される。ECM−IDLE状態の端末がE−UTRANとRRC接続を確立すると、該当端末は、ECM−CONNECTED状態になる。ECM−IDLE状態にあるMMEは、E−UTRANとS1接続(S1 connection)を確立すると、ECM−CONNECTED状態になる。端末がECM−IDLE状態にある時、E−UTRANは、端末のコンテキスト(context)情報を有していない。したがって、ECM−IDLE状態の端末は、ネットワークの命令を受ける必要なく、セル選択(cell selection)またはセル再選択(reselection)のような端末ベースの移動性関連手順を実行する。それに対し、端末がECM−CONNECTED状態にある時、端末の移動性は、ネットワークの命令により管理される。ECM−IDLE状態で端末の位置が、ネットワークが知っている位置と異なる場合、端末は、トラッキング領域更新(Tracking Area Update)手順を介してネットワークに端末の該当位置を知らせる。

以下、D2D動作に対して説明する。3GPP LTE−AではD2D動作と関連したサービスを近接性ベースのサービス(Proximity based Services:ProSe)という。以下、ProSeは、D2D動作と同等な概念であり、ProSeは、D2D動作と混用されることができる。以下、ProSeに対して記述する。

ProSeには、ProSe直接通信(communication)とProSe直接発見(direct discovery)がある。ProSe直接通信は、近接した2以上の端末間で実行される通信を意味する。前記端末は、ユーザ平面のプロトコルを利用して通信を実行することができる。ProSe可能端末(ProSe−enabled UE)は、ProSeの要求条件と関連している手順をサポートする端末を意味する。別の言及がない場合、ProSe可能端末は、公用安全端末(public safety UE)と非公用安全端末(non−public safety UE)を両方とも含む。公用安全端末は、公用安全に特化された機能とProSe過程を両方ともサポートする端末であり、非公用安全端末は、ProSe過程はサポートするが、公用安全に特化された機能はサポートしない端末である。

ProSe直接発見(ProSe direct discovery)は、ProSe可能端末が、隣接した他のProSe可能端末を発見するための過程であり、このとき、前記2個のProSe可能端末の能力のみを使用する。EPC次元のProSe発見(EPC−level ProSe discovery)は、EPCが2個のProSe可能端末の近接可否を判断し、前記2個のProSe可能端末にそれらの近接を知らせる過程を意味する。

以下、便宜上、ProSe直接通信はD2D通信といい、ProSe直接発見はD2D発見という。

図4は、ProSeのための基準構造を示す。

図4を参照すると、ProSeのための基準構造は、E−UTRAN、EPC、ProSe応用プログラムを含む複数の端末、ProSe応用サーバ(ProSe APP server)、及びProSe機能(ProSe function)を含む。

EPCは、E−UTRANコアネットワーク構造を代表する。EPCは、MME、S−GW、P−GW、政策及び課金規則(policy and charging rules function:PCRF)、ホーム加入者サーバ(home subscriber server:HSS)などを含むことができる。

ProSe応用サーバは、応用機能を作成するためのProSe能力のユーザである。ProSe応用サーバは、端末内の応用プログラムと通信することができる。端末内の応用プログラムは、応用機能を作成するためのProSe能力を使用することができる。

ProSe機能は、下記のうち少なくとも一つを含むことができるが、必ずこれに制限されるものではない。

−第3者応用プログラムに向かう基準点を介したインターワーキング(Interworking via a reference point towards the 3rd party applications)

−発見及び直接通信のための認証及び端末に対する設定(Authorization and configuration of the UE for discovery and direct communication)

−EPC次元のProSe発見の機能(Enable the functionality of the EPC level ProSe discovery)

−ProSeと関連した新しい加入者データ及びデータ格納調整、ProSe IDの調整(ProSe related new subscriber data and handling of data storage、and also handling of ProSe identities)

−セキュリティ関連機能(Security related functionality)

−政策関連機能のためにEPCに向かう制御提供(Provide control towards the EPC for policy related functionality)

−課金のための機能提供(Provide functionality for charging(via or outside of EPC、例えば、offline charging))

以下、ProSeのための基準構造において、基準点と基準インターフェースを説明する。

−PC1:端末内のProSe応用プログラムとProSe応用サーバ内のProSe応用プログラムとの間の基準点である。これは応用次元でシグナリング要求条件を定義するために使われる。

−PC2:ProSe応用サーバとProSe機能との間の基準点である。これはProSe応用サーバとProSe機能との間の相互作用を定義するために使われる。ProSe機能のProSeデータベースの応用データアップデートが前記相互作用の一例になることができる。

−PC3:端末とProSe機能との間の基準点である。端末とProSe機能との間の相互作用を定義するために使われる。ProSe発見及び通信のための設定が前記相互作用の一例になることができる。

−PC4:EPCとProSe機能との間の基準点である。EPCとProSe機能との間の相互作用を定義するために使われる。前記相互作用は、端末間に1:1通信のための経路を設定する時、またはリアルタイムセッション管理や移動性管理のためのProSeサービスを認証する時を例示することができる。

−PC5:端末間に発見及び通信、中継、1:1通信のために制御/ユーザ平面を使用するための基準点である。

−PC6:互いに異なるPLMNに属するユーザ間にProSe発見のような機能を使用するための基準点である。

−SGi:応用データ及び応用次元制御情報交換のために使われることができる。

D2D動作は、端末がネットワークのカバレッジ内でサービスを受ける場合やネットワークのカバレッジから外れた場合の両方ともでサポートされることができる。

図5は、D2D動作を実行する端末とセルカバレッジの配置例を示す。

図5(a)を参照すると、端末A及び端末Bは、両方ともセルカバレッジの外側に位置できる。図5(b)を参照すると、端末Aは、セルカバレッジ内に位置し、端末Bは、セルカバレッジの外側に位置できる。図5(c)を参照すると、端末A及びBは、両方とも単一セルカバレッジ内に位置できる。図5(d)を参照すると、端末Aは、第1のセルのカバレッジ内に位置し、端末Bは、第2のセルのカバレッジ内に位置できる。

D2D動作は、図5のように多様な位置にある端末間に実行されることができる。

D2D通信のためのリソース割当には、下記の二つのモード(mode)のうち少なくとも一つを利用することができる。

1.モード1

モード1は、ProSe直接通信のためのリソースを基地局からスケジューリングを受けるモードである。モード1により端末がデータを送信するためにはRRC_CONNECTED状態でなければならない。端末は、送信リソースを基地局に要求し、基地局は、スケジューリング割当及びデータ送信のためのリソースをスケジューリングする。端末は、基地局にスケジューリング要求を送信し、ProSe BSR(Buffer Status Report)を送信することができる。基地局は、ProSe BSRに基づいて、前記端末がProSe直接通信をするデータを有しており、この送信のためのリソースが必要であると判断する

2.モード2

モード2は、端末が直接リソースを選択するモードである。端末は、リソースプール(resource pool)で直接ProSe直接通信のためのリソースを選択する。リソースプールは、ネットワークにより設定され、または予め決まることができる。

一方、端末がサービングセルを有している場合、即ち、端末が基地局とRRC_CONNECTED状態にある場合、またはRRC_IDLE状態で特定セルに位置した場合、前記端末は、基地局のカバレッジ内にあると見なされる。

端末がカバレッジ外にある場合、前記モード2のみ適用されることができる。もし、端末がカバレッジ内にある場合、基地局の設定によってモード1またはモード2を使用することができる。

他の例外的な条件がない場合、基地局が設定した時にのみ、端末は、モード1からモード2に、またはモード2からモード1にモードを変更することができる。

D2D発見は、ProSe可能端末が近接した他のProSe可能端末を発見するのに使われる手順を意味し、ProSe直接発見とも呼ぶ。以下、ProSe直接発見に使われる情報を発見情報(discovery information)という。

D2D発見のためにはPC5インターフェースが使われることができる。PC5インターフェースは、MAC階層、PHY階層及び上位階層であるProSe Protocol階層で構成される。上位階層(ProSe Protocol)で発見情報(discovery information)のお知らせ(announcement:以下、アナウンスメント)及びモニタリング(monitoring)に対する許可を取り扱い、発見情報の内容は、AS(access stratum)に対して透明(transparent)である。ProSe Protocolは、アナウンスメントのために有効な発見情報のみがASに伝達されるようにする。MAC階層は、上位階層(ProSe Protocol)から発見情報を受信する。IP階層は、発見情報送信のために使われない。MAC階層は、上位階層から受けた発見情報をアナウンスするために使われるリソースを決定する。MAC階層は、発見情報を伝送するMAC PDU(protocol data unit)を作って物理階層に送る。MACヘッダは、追加されない。

発見情報アナウンスメントのために二つのタイプ(type)のリソース割当がある。

1.タイプ1

発見情報のアナウンスメントのためのリソースが端末特定的でなく割り当てられる方法であって、基地局が端末に発見情報アナウンスメントのためのリソースプール設定を提供する。この設定は、システム情報ブロック(system information block:SIB)に含まれてブロードキャスト方式でシグナリングされることができる。または、前記設定は、端末特定的なRRCメッセージに含まれて提供されることができる。または、前記設定は、RRCメッセージ外の他の階層のブロードキャストシグナリングまたは端末特定的なシグナリングになることもできる。

端末は、指示されたリソースプールから自体的にリソースを選択し、選択したリソースを利用して発見情報をアナウンスする。端末は、各発見周期(discovery period)中に任意に選択したリソースを介して発見情報をアナウンスすることができる。

2.タイプ2

発見情報のアナウンスメントのためのリソースが、端末特定的に割り当てられる方法である。RRC_CONNECTED状態にある端末は、RRC信号を介して基地局に発見信号アナウンスメントのためのリソースを要求することができる。基地局は、RRC信号で発見信号アナウンスメントのためのリソースを割り当てることができる。端末に設定されたリソースプール内で発見信号モニタリングのためのリソースが割り当てられることができる。

RRC_IDLE状態にある端末に対して、基地局は、1)発見信号アナウンスメントのためのタイプ1のリソースプールをSIBで知らせることができる。ProSe直接発見が許容された端末は、RRC_IDLE状態で発見情報アナウンスメントのためにタイプ1のリソースプールを利用する。または、基地局は、2)SIBを介して前記基地局が、ProSe直接発見はサポートすることを知らせるが、発見情報アナウンスメントのためのリソースは提供しない。この場合、端末は、発見情報アナウンスメントのためにはRRC_CONNECTED状態に進入しなければならない。

RRC_CONNECTED状態にある端末に対して、基地局は、RRC信号を介して前記端末が発見情報アナウンスメントのためにタイプ1のリソースプールを使用するか、またはタイプ2のリソースを使用するかを設定することができる。

図6は、D2D発見過程の一実施例である。

図6を参照すると、端末Aと端末Bは、ProSeが可能な応用プログラム(ProSe−enabled application)が運用されており、前記応用プログラムで相互間に‘友人’である関係、即ち、相互間にD2D通信を許容することができる関係に設定されていると仮定する。以下、端末Bは、端末Aの‘友人’と表現できる。前記応用プログラムは、例えば、ソーシャルネットワーキングプログラムである。‘3GPP Layers’は、3GPPにより規定された、ProSe発見サービスを利用するための応用プログラムの機能に対応される。

端末Aと端末Bとの間のProSe直接発見は、下記の過程を経ることができる。

1.まず、端末Aは、応用サーバと正規応用レイヤ通信(regular application−Layer communication)を実行する。この通信は、応用プログラムインターフェース(Application programming interface:API)に基づいて行われる。

2.端末AのProSe可能応用プログラムは、‘友人’である関係にある応用レイヤIDのリストを受信する。前記応用レイヤIDは、一般的にネットワーク接続ID形態である。例えば、端末Aの応用レイヤIDは、“adam@example.com”のような形態である。

3.端末Aは、端末Aのユーザのための個人表現コード(private expressions codes)、前記ユーザの友人のための個人表現コードを要求する。

4.3GP Playersは、ProSeサーバに表現コード要求を送信する。

5.ProSeサーバは、運営者または第3者応用サーバから提供される応用レイヤIDを個人表現コードにマッピングする。例えば、“adam@example.com”のような応用レイヤIDは、“GTER543$#2FSJ67DFSF”のような個人表現コードにマッピングされることができる。このマッピングは、ネットワークの応用サーバから受けたパラメータ(例えば、マッピングアルゴリズム、キー値等)に基づいて実行されることができる。

6.ProSeサーバは、導出された表現コードを3GPP layersに応答する。3GPP layersは、要求された応用レイヤIDに対する表現コードが成功的に受信されたことをProSe可能応用プログラムに知らせる。そして、応用レイヤIDと表現コードとの間のマッピングテーブルを生成する。

7.ProSe可能応用プログラムは、3GPP layersに発見手順を開始するように要求する。即ち、提供された‘友人’のうち一つが端末Aの近くにあり、直接通信が可能な時に発見を試みるようにする。3GPP layersは、端末Aの個人表現コード(即ち、前記例において、“adam@example.com”の個人表現コードである“GTER543$#2FSJ67DFSF”)を知らせる(announce)。以下、これを‘アナウンス’という。該当応用プログラムの応用レイヤIDと個人表現コードとの間のマッピングは、このようなマッピング関係を予め受信した‘友人’のみが知ることができ、そのマッピングを実行することができる。

8.端末Bは、端末Aと同じProSe可能応用プログラムを運用中であり、前述した3乃至6ステップを実行したと仮定する。端末Bにある3GPP layersは、ProSe発見を実行することができる。

9.端末Bが端末Aから前述したアナウンスを受信すると、端末Bは、前記アナウンスに含まれている個人表現コードが自分が知っているかどうか及び応用レイヤIDとマッピングされるかどうかを判断する。8ステップで説明したように、端末Bも3乃至6ステップを実行したため、端末Aに対する個人表現コード、個人表現コードと応用レイヤIDとのマッピング、該当応用プログラムが何かを知っている。したがって、端末Bは、端末Aのアナウンスから端末Aを発見することができる。端末B内で、3GPP layersは、ProSe可能応用プログラムに“adam@example.com”を発見したことを知らせる。

図6では、端末A及びBとProSeサーバ、応用サーバなどを全て考慮して発見手順を説明した。端末Aと端末Bとの間の動作側面に限定してみると、端末Aは、アナウンスと呼ばれる信号を送信(この過程をアナウンスメントという)し、端末Bは、前記アナウンスを受信して端末Aを発見する。即ち、各端末で行われる動作のうち他の端末と直接的に関連した動作は、ただ一つのステップであるという側面で、図6の発見過程は、単一ステップ発見手順とも呼ぶ。

図7は、D2D発見過程の他の実施例である。

図7において、端末1乃至4は、特定GCSE(group communication system enablers)グループに含まれた端末と仮定する。端末1は、発見者(discoverer)であり、端末2、3、4は、発見される者(discoveree)と仮定する。端末5は、発見過程と関係ない端末である。

端末1及び端末2−4は、発見過程で下記の動作を実行することができる。

まず、端末1は、前記GCSEグループに含まれている任意の端末が周囲にあるかどうかを発見するために、ターゲット発見要求メッセージ(targeted discovery request message、以下、発見要求メッセージまたはM1と略称できる)をブロードキャストする。ターゲット発見要求メッセージには、前記特定GCSEグループの固有な応用プログラムグループIDまたはレイヤ−2グループIDを含むことができる。また、ターゲット発見要求メッセージには、端末1の固有なID、即ち、応用プログラム個人IDを含むことができる。ターゲット発見要求メッセージは、端末2、3、4及び5により受信されることができる。

端末5は、何らの応答メッセージを送信しない。それに対し、前記GCSEグループに含まれている端末2、3、4は、前記ターゲット発見要求メッセージに対する応答としてターゲット発見応答メッセージ(Targeted discovery response message、以下、発見応答メッセージまたはM2と略称できる)を送信する。ターゲット発見応答メッセージには、このメッセージを送信する端末の固有な応用プログラム個人IDが含まれることができる。

図7で説明したProSe発見過程で端末間の動作をみると、発見者(端末1)は、ターゲット発見要求メッセージを送信し、これに対する応答であるターゲット発見応答メッセージを受信する。また、発見される者(例えば、端末2)もターゲット発見要求メッセージを受信すると、これに対する応答としてターゲット発見応答メッセージを送信する。したがって、各端末は、2ステップの動作を実行する。このような側面で図7のProSe発見過程は、2ステップ発見手順ということができる。

前記図7で説明した発見手順に加えて、もし、端末1(発見者)がターゲット発見応答メッセージに対する応答として発見確認メッセージ(discovery confirm message、以下、M3と略称)を送信する場合、これは3ステップ発見手順ということができる。

一方、D2D動作をサポートする端末は、他のネットワークノード(例えば、他の端末や基地局)に中継機能(relay functionality)を提供することができる。

図8は、中継機能を提供する端末の例を示す。

図8を参照すると、端末2 153が基地局151と端末1 152との間で中継器役割をする。即ち、端末2 153は、ネットワークのカバレッジ154外側に位置している端末1 152と前記基地局151との間で中継をしているネットワークノードということができる。端末1及び2 152、153間にはD2D動作が実行されることができ、端末2 153と基地局151との間には既存のセルラ通信(または、WAN(wide area network)通信)が実行されることができる。図8において、端末1 152は、ネットワークカバレッジの外側に位置しているため、端末2 153が中継機能を提供しない場合、ネットワーク151と通信を実行することができない。

以下、本発明に対して説明する。

本発明では、D2D動作を実行する端末(このような端末を以下で“D2D端末”とも呼ぶ)がD2D信号を送信する時の送信電力(TRANSMISSION POWER)を効率的に決定する方法を提案する。ここで、D2D動作にはD2D発見とD2D通信がある。これに対しては前述した。D2D通信は、端末が他の端末と直接無線チャネルを利用してデータをやり取りする通信を実行することを意味し、D2D発見とは区分されて使われることができる。以下で、D2D発見は、単純に発見ということもできる。端末は、一般的にユーザが使用する端末を意味するが、基地局のようなネットワーク装備が端末間の通信方式によって信号を送/受信する場合には前記ネットワーク装備も一種の端末と見なされることができる。

まず、本明細書で使われる略字を説明する。

(1)PSBCH(Physical Sidelink Broadcast CHannel):物理サイドリンクブロードキャストチャネル。

(2)PSCCH(Physical Sidelink Control CHannel):物理サイドリンク制御チャネル。

(3)PSDCH(Physical Sidelink Discovery CHannel):物理サイドリンク発見チャネル。

(4)PSSCH(Physical Sidelink Shared CHannel):物理サイドリンク共有チャネル。

(5)SSS(Sidelink Synchronization Signal):サイドリンク同期化信号。SSSは、SLSSと表現することもできる。SSSにはPSSSとSSSSがある。A.PSSS(Primary Sidelink Synchronization Signal):プライマリサイドリンク同期化信号、B.SSSS(Secondary Sidelink Synchronization Signal):セカンダリサイドリンク同期化信号。

以下、説明の便宜のために3GPP LTE/LTE−Aシステムに基づいて提案方式を説明する。しかし、提案方式が適用されるシステムの範囲は、3GPP LTE/LTE−Aシステム外に他のシステムに拡張することも可能である。

端末がD2D動作を実行するサブフレームでのPSSCH/PSCCH/PSDCH/PSSS/SSSSと関連した送信電力は、下記のように計算することができる。

1)PSSCH電力制御

サイドリンク送信モード1及びPSCCH周期iにおいて、もし、PSCCH周期iに対するサイドリンクグラントのTPCフィールドが0に設定される場合、PPSSCH=PCMAX、PSSCHとして与えられる。もし、PSCCH周期iに対するサイドリンクグラントのTPCフィールドが1に設定される場合、PPSSCHは、下記のように与えられる。

前記数式において、PCMAX、PSSCHは、PSSCHが送信されるサイドリンクサブフレームに対応するアップリンクサブフレームに対して端末により決定されるPCMAX、c値である。MPSSCHは、リソースブロックの個数で表現されるPSSCHリソース割当の帯域である。PLは、経路損失値を示す。PO_PSSCH、1及びαPSSCH、1は、上位階層パラメータにより提供される値である。

サイドリンク送信モード2に対して、PPSSCHは、下記のように与えられる。

前記数式において、PCMAX、PSSCHは、PSSCHが送信されるサイドリンクサブフレームに対応するアップリンクサブフレームに対して端末により決定されるPCMAX、c値である。MPSSCHは、リソースブロックの個数で表現されるPSSCHリソース割当の帯域である。PLは、経路損失値を示す。PO_PSSCH、2及びαPSSCH、2は、上位階層パラメータにより提供される値である。

2)PSCCH電力制御

サイドリンク送信モード1及びPSCCH周期iにおいて、もし、PSCCH周期iに対するサイドリンクグラントのTPCフィールドが0に設定される場合、PPSCCH=PCMAX、PSCCHとして与えられる。もし、PSCCH周期iに対するサイドリンクグラントのTPCフィールドが1に設定される場合、PPSCCHは、下記のように与えられる。

前記数式において、PCMAX、PSCCHは、PSCCHが送信されるサイドリンクサブフレームに対応するアップリンクサブフレームに対して端末により決定されるPCMAX、c値である。MPSCCHは1であり、PLは経路損失値を示す。PO_PSCCH、1及びαPSCCH、1は、上位階層パラメータにより提供される値である。

サイドリンク送信モード2に対して、PPSCCHは、下記のように与えられる。

前記数式において、PCMAX、PSCCHは、上位階層により設定された(または、PSCCHが送信されるサイドリンクサブフレームに対応するアップリンクサブフレームに対して端末により決定される)PCMAX、c値である。MPSCCHは1であり、PLは経路損失値を示す。PO_PSCCH、2及びαPSCCH、2は、上位階層パラメータにより提供される値である。

3)PSDCH電力制御

サイドリンク発見(discovery)に対して、PPSDCHは、下記のように与えられる。

前記数式において、PCMAX、PSDCHは、PSDCHが送信されるサイドリンクサブフレームに対応するアップリンクサブフレームに対して端末により決定されるPCMAX、c値である。MPSDCHは2であり、PLは経路損失値を示す。PO_PSDCH、1及びαPSDCH、1は、上位階層パラメータにより提供される値である。

4)サイドリンク同期化信号(SSS)電力制御

サイドリンクでプライマリ同期化信号(PSSS)及びセカンダリ同期化信号(SSSS)を送信するのに使われる送信電力をPPSSSとすると、端末にサイドリンク送信モード1が設定され、PSCCH周期iでサイドリンク同期化信号を送信し、PSCCH周期iに対するサイドリンクグラントでのTPCフィールドが0に設定される場合、PPSSS=PCMAX、PSSSとして与えられる。そうでない場合、PPSSSは、下記のように与えられる。

前記数式において、PCMAX、PSSSは、サイドリンク同期化信号(SSS)が送信されるサイドリンクサブフレームに対応するアップリンクサブフレームに対して端末により決定されるPCMAX、c値である。PO_PSSS及びαPSSSは、上位階層パラメータにより提供される値であり、対応するサイドリンク同期化信号リソース設定に関連される。

一方、広域ネットワーク(WAN)のアップリンクサブフレーム(即ち、LTE/LTE−Aのような広域ネットワークでのアップリンク送信に使われるアップリンクサブフレーム)でのアップリンク信号送信電力決定に利用されるPCMAX、PCMAX、c値は、下記のように定義され、または計算されることができる。

端末は、サービングセルcに対して設定された最大出力電力(configured maximum output power)であるPCMAX、cを一定範囲内で自体的に設定することが許容される。PCMAX、cは、以下の数式のように特定範囲内で設定されることができる。

前記数式において、PCMAX_L、c及びPCMAX_H、cは、下記のように与えられる。

前記数式において、PEMAX、cは、サービングセルcに対する情報要素(Information Element)であるIE P−Maxにより提供される値である。前記IE P−Maxは、RRCメッセージに含まれることができる。PPowerClassは、許容誤差(tolerance)を考慮しない最大端末電力(Maximum UE power)である。MPRcは、サービングセルcに対する最大電力減少(Maximum Power Reduction)値を示し、A−MPRcは、サービングセルcに対する追加的な最大電力減少(Additional Maximum Power Reduction)値を示す。ΔTIB、cは、サービングセルcに対する追加的な許容誤差を示す。ΔTC、cは、1.5dBまたは0dBである。P−MPRcは、許容された最大出力電力減少(allowed maximum output power reduction)である。MIN{A、B}は、A、Bのうち小さいものを示す。

各サブフレームに対して、サービングセルcに対するPCMAX_L、cは、スロット別に計算され、サブフレーム内の2個のスロットの各々で計算されたPCMAX_L、cのうち最小値(minimum)がそのサブフレーム全体に適用される。端末は、どのような時間区間でもPPowerClassを超過しない。

一方、測定された‘設定された最大出力電力’をPUMAX、cとすると、PUMAX、cは、以下のような範囲内にあるようになる。

前記数式において、MAX{A、B}は、A、Bのうち大きいものを示し、T(PCMAX、c)は、以下の表により定義されることができる。

変調(modulation)、チャネル帯域(channel bandwidth)によって最大出力電力(maximum output power)に対する許容された最大電力減少(Maximum Power Reduction:MPR)が以下の表のように決まることができる。

ネットワークは、端末に追加的なACLR(Adjacent Channel Leakage power Ratio)及びスペクトラム放射(spectrum emission)要件(requirement)をシグナリングし、特定配置シナリオで追加的に満たすべき要件を知らせることができる。ACLRは、割り当てられたチャネル周波数の中心でフィルタリングされた平均電力と隣接したチャネル周波数の中心でフィルタリングされた平均電力との比を示す。このような追加的な要件を満たすために、追加的な最大電力減少(Additional Maximum Power Reduction:A−MPR)が許容されることができる。

アップリンクに複数の搬送波をアグリゲーションして使用するアップリンクキャリアアグリゲーションにおいて、前記複数の搬送波中に含まれたサービングセルcに対する最大出力電力(Maximum Output power)であるPCMAX、c及び前記複数の搬送波の全てに対する最大出力電力であるPCMAXを設定することが端末に許容される。

帯域間(inter−band)のアップリンクキャリアアグリゲーションにおけるPCMAXは、以下の数式のように一定範囲内で決まることができる。

前記数式において、PCMAX_L及びPCMAX_Hは、以下の数式のように決定されることができる。

前記数式において、pEMAX、cは、サービングセルcに対してIE P−Maxにより与えられたPEMAX、cの線形値(linear value)である。

PPowerClassは、許容誤差(tolerance)を考慮しない最大端末電力(Maximum UE power)であり、pPowerClassは、PPowerClassの線形値である。mprc、a−mprcは、MPRc及びA−MPRcの線形値である。pmprcは、P−MPRcの線形値である。ΔtC、cは、ΔTC、cの線形値であり、1.41または0である。ΔtIB、cは、ΔTIB、cの線形値である。

一方、帯域内(intra−band)アップリンクキャリアアグリゲーションにおけるPCMAX_L及びPCMAX_Hは、以下の数式のように決まることができる。

前記数式において、pEMAX、cは、サービングセルcに対してIE P−Maxにより与えられたPEMAX、cの線形値(linear value)である。PPowerClassは、許容誤差(tolerance)を考慮しない最大端末電力(Maximum UE power)である。MPRは、最大電力減少(Maximum Power Reduction)値を示し、A−MPRは、追加的な最大電力減少(Additional Maximum Power Reduction)値を示す。ΔTIB、cは、サービングセルcに対する追加的な許容誤差を示す。ΔTCは、ΔTC、Cのうち最も高い値であり、ΔTC、cは、1.5dBまたは0dBである。P−MPRは、端末のための電力管理項(term)である。

各サブフレームに対して、PCMAX_Lはスロット別に計算され、サブフレーム内の2個のスロットの各々で計算されたPCMAX_Lのうち最小値(minimum)がそのサブフレーム全体に適用される。端末は、どのような時間区間でもPPowerClassを超過しない。

端末に複数のTAG(Timing Advance Group)が設定され、サブフレームiで一つのTAGに属する任意のサービングセルのために端末が送信をする場合に、サブフレームi+1で他のTAGに属する他のサービングセルのための送信の1番目のシンボルの一部が重なる場合、端末は、サブフレームi、i+1に対するPCMAX_Lの最小値を前記重なる部分に適用することができる。端末は、どのような時間区間でもPPowerClassを超過しない。

帯域内(intra−band)連続的なキャリアアグリゲーションに対して、MPRは、下記のように与えられることができる。

端末が2個の互いに異なるセルに接続されている状態を示す二重接続(dual connectivity)状態で送信電力を決定する例に対して説明する。

セルグループi(i=1、2)のサービングセルcに対する最大出力電力(maximum output power)をPCMAX、c、iと仮定する。この場合、PCMAX、c、iは、以下の数式のような範囲内で設定されることができる。

一方、端末の総最大出力電力(PCMAX)は、下記のように決定される。

端末に二重接続(dual connectivity)が設定されると、一つのセルグループに対するサブフレームと他のセルグループに対するサブフレームが重なることができる。

セルグループのアップリンクサービングセル間で同時に送信が発生すると、PCMAX_LとPCMAX_Hは、帯域間(inter−band)キャリアアグリゲーションと類似するように決定される。

端末に二重接続が設定され、第1のセルグループの第1のサービングセルに対するサブフレームpでの送信と第2のセルグループの第2のサービングセルに対するサブフレームq+1での送信とが一部重なるようになると(サブフレームq+1の1番目のシンボルの一部で重なることができる)、端末は、サブフレームの対(p、q)、(p+1、q+1)間で、最も小さいPCMAX_Lを前記重なる部分に適用することができる。端末は、どのような時間区間でもPPowerClassを超過しない。

以下、D2D信号を送信するサブフレーム(以下、D2D SFということができる)で、D2D信号送信に関連した送信電力を決定/割り当てるのに使われることができる方法に対して説明する。下記方法は、一つのD2D SF内でD2D信号送信電力は一定にならなければならず、互いに異なる搬送波上の同じ時点または一部重なる時点で送信される広域ネットワークアップリンク信号送信電力決定に影響を及ぼさないと解釈されることができる。即ち、電力割当観点で広域ネットワーク(WAN)アップリンク信号がD2D信号より優先順位が高いと解釈されることができる。

特定時点で送信されるD2D信号は、下記の規則に基づいて送信電力を決定することができる。以下、説明の便宜のために、下記の場合を仮定する。

‘場合(1)’(CASE(1))は、セル#A上のD2D信号送信サブフレーム(これを“D2D TX SF”ということができる)関連時間同期が、セル#B上の広域ネットワーク(WAN)アップリンク信号を送信するサブフレーム(これを“WAN UL TX SF”ということができる)関連時間同期と一致する場合を示す。

‘場合(2)’(CASE(2))は、セル#A上のD2D信号送信サブフレーム関連時間同期が、セル#B上の広域ネットワークアップリンク信号を送信するサブフレーム関連時間同期と一致しない場合を示す。一致しない程度は、事前に定義されたまたはシグナリングされた閾値内である。また、一例として、‘場合(2)’は、セル#Aとセル#Bが異なるTAG(TIMING ADVANCE GROUP)に属することによって、セル#AのD2D信号送信サブフレームであるサブフレーム#Qと、セル#BのWANアップリンク信号送信サブフレームであるサブフレーム#(P+1)とが一部重なる場合と解釈されることができる。

図9は、前述した‘場合(1)’及び‘場合(2)’を例示する。

図9の副図面(a)を参照すると、セル#Aのサブフレーム#Q(SF#Q)とセル#Bのサブフレーム#P(SF#P)が時間的に整列されている。即ち、セル#Aのサブフレーム#Q(SF#Q)とセル#Bのサブフレーム#P(SF#P)の時間同期が一致する。

図9の副図面(b)を参照すると、セル#Aのサブフレーム#Q(SF#Q)とセル#Bのサブフレーム#P(SF#P)が時間的に整列されていない。図9の副図面(a)とは違って、セル#Aのサブフレーム#Q(SF#Q)とセル#Bのサブフレーム#P+1(SF#P+1)が一部重なっている。

本発明の提案方式は、他の場合、例えば、セル#A上のD2D信号送信サブフレームであるサブフレーム#Q(または、D2Dセル/搬送波)が、セル#B上のWAN信号送信サブフレームであるサブフレーム#P(または、WANアップリンクセル(搬送波))より時間領域上で先行(LEAD)する場合、そして/またはセル#B上のWANアップリンク送信サブフレームであるサブフレーム#P(または、WANアップリンクセル/搬送波)が、セル#A上のD2D信号送信サブフレームであるサブフレーム#Q(または、D2Dセル(搬送波))より時間領域上で先行する場合も拡張適用が可能である。

以下、説明の便宜のために、セル#Aのサブフレームインデックス‘Q(/(Q+1))’は‘K(または、(K+1))(/(K+1))’と仮定されることができ、セル#Bのサブフレームインデックス‘P(/(P+1))’は‘K(または、(K+1))(/(K+1))’と仮定されることもできる。

また、本発明の提案方式は、実際に発見信号が送信される時点そして/またはD2D通信(D2D COMMUNICATION)による信号送信時点でのみ限定的に適用されることもできる。

[提案方法#1]セル#Cのサブフレーム#NでD2D動作を実行しようとする端末が発見信号の送信動作を実行する時、セル#Cと関連した‘discMaxTxPower−r12’により指示される最大送信電力(MAXIMUM(DISCOVERY)TX POWER)値をPEMAX、Cパラメータに代入し、発見信号送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

ここで、前記‘discMaxTxPower−r12’は、特定レンジ(range)クラスで設定された端末が発見信号(ProSe direct discovery)を送信する時に最大送信電力を計算するために使われるパラメータであり、該当セルのカバレッジ内で発見信号を送信する時に特定レンジ(range)クラスで設定された端末が超えてはならない最大送信電力を示すことができる。

図10は、本発明の一実施例に係る端末の発見信号送信方法を示す。

図10を参照すると、端末#1は、ネットワークから発見信号送信のための電力情報(‘discMaxTxPower’)を受信する(S101)。ネットワークは、例えば、端末#1のサービングセルであり、端末#1は、前記サービングセルのカバレッジ内にある。前記電力情報(discMaxTxPower)は、D2D通信(communication)のための電力情報を受信するシステム情報ブロック(system information block)でない他のシステム情報ブロックを介して受信されることができる。例えば、D2D通信のための電力情報(P−Max)は、SIB 1を介して受信され、前記電力情報(discMaxTxPower)は、SIB 19を介して受信されることができる。

以下の表は、発見信号送信のための電力情報(‘discMaxTxPower’)の一例である。

前記表において、discMaxTxPower−r12は、複数個提供されることができ、このとき、1番目のものは、レンジクラスが短い(short)端末に対するものであり、2番目のものは、レンジクラスが中間(medium)である端末に対するものであり、3番目のものは、レンジクラスが長い(long)端末に対するものである。端末は、レンジクラス(range class)が設定され、前記レンジクラスは、短距離(short)、中間距離(medium)、長い距離(long)のうちいずれか一つを指示することができる。このとき、前記電力情報(discMaxTxPower)は、前記端末に設定されたレンジクラスによってD2D発見信号を送信する時に超過してはならない最大送信電力(maximum transmit power)を指示することができる。

端末#1は、発見信号送信のための電力情報に基づいて発見信号送信のための送信電力を決定する(S102)。

例えば、以下の数式のようにサービングセルcでの発見信号送信のための最大出力電力(PCMAX、c)を決定することができる。

前記数式において、PCMAX_L、c及びPCMAX_H、cは、下記のように与えられる。

前記数式において、PEMAX、cは、サービングセルcに対する情報要素(Information Element)であるIE P−Maxでなく、前述した発見信号送信のための電力情報(‘discMaxTxPower’)により提供される値である。前記‘discMaxTxPower’は、RRC信号として提供されることができる。PPowerClassは、許容誤差(tolerance)を考慮しない最大端末電力(Maximum UE power)である。MPRcは、サービングセルcに対する最大電力減少(Maximum Power Reduction)値を示し、A−MPRcは、サービングセルcに対する追加的な最大電力減少(Additional Maximum Power Reduction)値を示す。ΔTIB、cは、サービングセルcに対する追加的な許容誤差を示す。ΔTC、cは、1.5dBまたは0dBである。ΔTProSeは、0.1dBである。P−MPRcは、許容された最大出力電力減少(allowed maximum output power reduction)である。

数式16により決定された最大出力電力(PCMAX、c)に基づいて、発見信号送信に使われる送信電力PPSDCHは、以下の数式のように決定されることができる。

前記数式において、PCMAX、PSDCHは、PSDCHが送信されるサイドリンクサブフレームに対応するアップリンクサブフレームに対して端末により決定されるPCMAX、c値であり、このとき、PCMAX、c値が前記数式15及び数式16により決定されることができる。MPSDCHは2であり、PLは経路損失値を示す。PO_PSDCH、1及びαPSDCH、1は、上位階層パラメータにより提供される値である。

端末#1は、決定された送信電力(PPSDCH)で発見信号を送信する(S103)。例えば、端末#2が端末#1に隣接した場合、端末#1が送信した発見信号を受信することができる。

前記方法によると、サービングセルは、端末#1が発見信号を送信するのに使用する送信電力とサービングセルにアップリンク送信を実行するのに使用する送信電力とを互いに異なるように設定することができる。その理由は、既存情報要素(IE)P−Maxの代わりに‘discMaxTxPower’を利用してPEMAX、cを知らせることができるためである。したがって、セルカバレッジ内で発見信号を送信する端末の送信電力を適切に調節してセルカバレッジ内の干渉を調整することができる。また、端末のレンジクラスを考慮して発見信号送信のための送信電力を決定することができるため、不要な電力浪費も防止できる。

または、セル#Cのサブフレーム#NでD2D動作を実行しようとする端末が発見信号の送信動作を実行する時、事前に定義されたシグナル(例えば、SIB 1)を介して受信されるWANアップリンク通信関連セル#CのP−Maxパラメータに該当する最大送信電力(MAXIMUM(COMMUNICATION)TX POWER値)をPEMAX、Cパラメータに代入し、発見信号送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することもできる。

即ち、D2D発見信号送信のための送信電力(PPSDCH)は、サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)またはPCMAXに基づいて決定されることができる。このとき、サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)またはPCMAXは、ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)に基づいて決定され、前記ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)は、前記D2D発見信号送信のための電力情報(discMaxTxPower)またはD2D通信(communication)のための電力情報(P−Max)により決定されることができる。

他の一例として、特定セル#Cのサブフレーム#N時点上で、セルカバレッジ内(これをIN−COVERAGE:“INC”ということができる)にある端末がD2D通信による信号送信動作を実行する時、PEMAX、Cパラメータに(事前に定義されたシグナル(SIB 1)を介して受信される)WANアップリンク通信関連セル#CのP−Maxパラメータに該当する最大送信電力(MAXIMUM(COMMUNICATION)TX POWER)値を代入し、D2D通信による信号の送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

他の一例として、搬送波#C上でセルカバレッジの外側(これをOUT−OF−COVERAGE:“OOC”ということができる)にある端末がD2D通信の送信動作を実行する時、PEMAX、Cパラメータに(事前に定義されたシグナルを介して受信される)搬送波#C関連あらかじめ設定されたP−Maxパラメータに該当する最大送信電力(MAXIMUM(COMMUNICATION)TX POWER)値を代入し、D2D通信送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

他の一例として、特定セル#Cのサブフレーム#N(SF#N)時点上で、端末が発見信号送信動作を実行する時、PEMAX、Cパラメータに事前に定義された関数を介して導出される値を代入し、発見信号送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

前記関数は、MIN{(事前に定義されたシグナル(SIB 1)を介して受信される)WANアップリンク通信関連セル#CのP−Maxパラメータに該当する(D2D通信に使われる)最大送信電力(MAXIMUM(COMMUNICATION)TX POWER)値、PPowerClass値、discMaxTxPower−r12パラメータに該当する(発見信号送信に使われる)最大送信電力(MAXIMUM(DISCOVERY)TX POWER)値}である。または、前記関数は、MIN{(事前に定義されたシグナル(SIB 1)を介して受信される)WANアップリンク通信関連セル#CのP−Maxパラメータに該当する(D2D通信に使われる)最大送信電力(MAXIMUM(COMMUNICATION)TX POWER)値、PPowerClass値}に定義されることもできる。

一例として、特定セル#Cのサブフレーム#N時点上で、セルカバレッジ内の端末がD2D通信送信動作(または、セルカバレッジの外側の端末がD2D通信送信動作)を実行する時、PEMAX、Cパラメータに前記関数の結果値(または、(事前に定義されたシグナル(SIB 19)を介して受信される)セル#C関連discMaxTxPower−r12パラメータに該当する最大送信電力値)を代入し、D2D通信送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

前記[提案方法#1]は、発見(discovery)とD2D通信が両方とも可能な端末、または発見信号送信とD2D通信送信を同時に実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見とD2D通信が両方とも設定された端末、または発見のみが可能な(発見送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見のみが設定された)端末、またはD2D通信のみが可能な(または、D2D通信送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介してD2D通信のみが設定された)端末にのみ限定的に適用されることもできる。

[提案方法#2]提案方法#2は、D2D発見(D2D discovery、以下、単純に発見という)関連してPSSS(そして/またはPSBCH)を送信する時に送信電力を決定する方法、そして/またはD2D通信(D2D COMMUNICATION)関連してPSSS(そして/またはPSBCH)を送信する時に送信電力を決定する方法に対することである。下記の一部または全ての規則に基づいてD2D発見そして/またはD2D通信と関連した(または、D2D発見そして/またはD2D通信により(同時)トリガリングされた)PSSS及び/またはPSBCH送信時、送信電力を決定することができる。

下記の規則は、発見(discovery)とD2D通信が両方とも可能な端末、または発見信号送信とD2D通信送信を同時に実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見とD2D通信が両方とも設定された端末、または発見のみが可能な(または、発見送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見のみが設定された)端末、またはD2D通信のみが可能な(または、D2D通信送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介してD2D通信のみが設定された)端末にのみ限定的に適用されることもできる。

また、下記の規則は、発見とD2D通信を両方とも設定し(または、サポート可能な)、ネットワーク(または、セル)上のD2Dをサポートする端末にのみ限定的に適用されることもできる。

また、一例として、下記の規則で発見とD2D通信が両方とも可能な(または、発見送信とD2D通信送信を同時に実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見とD2D通信が設定された)端末(または、発見のみがサポート可能な(または、発見送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見のみが設定された)端末またはD2D通信のみが可能な(または、D2D通信送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介してD2D通信のみが設定された)端末)が送信する(発見そして/またはD2D通信関連または発見そして/またはD2D通信により(同時に)トリガリングされた)PSSS(そして/またはPSBCH)の送信電力は、1)SIB 19そして/またはSIB 18の存在(または、デコーディング可能)可否、2)D2D通信の‘syncConfig’そして/または発見の‘syncConfig’の存在(または、デコーディング可能)可否によって、MIN{最大D2D通信送信電力値、最大発見送信電力値}(または、MAX{最大D2D通信送信電力値、最大発見送信電力値}または最大D2D通信送信電力値または最大発見送信電力値)をPEMAX、Cパラメータに代入し、(発見そして/またはD2D通信送信関連または発見そして/またはD2D通信により(同時に)トリガリングされた)PSSS(そして/またはPSBCH)の送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

(例示#2−1)発見とD2D通信が両方とも可能な(または、発見送信とD2D通信送信を同時に実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見とD2D通信が設定された)端末(または、発見のみがサポート可能な(または、発見送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見のみが設定された)端末またはD2D通信のみが可能な(または、D2D通信送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介してD2D通信のみが設定された)端末)がセルカバレッジ内にあると仮定する。前記端末は、MIN{最大D2D通信送信電力値、最大発見送信電力値}またはMAX{最大D2D通信送信電力値、最大発見送信電力値}の結果値をPEMAX、Cパラメータに代入し、発見とD2D通信送信関連(または、発見そして/またはD2D通信により(同時に)トリガリングされた)PSSS(そして/またはPSBCH)の送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

ここで、一例として、最大D2D通信送信電力値は、事前に定義されたシグナル(例えば、SIB 1)を介して受信されるWANアップリンク通信関連セル#CのP−Maxパラメータに該当する最大(D2D通信)送信電力値に定義されることができる。

また、最大発見送信電力値は、事前に定義されたシグナル(例えば、SIB 19)を介して受信されるセル#C関連‘discMaxTxPower−r12’パラメータに該当する最大(発見)送信電力値に定義されることができる。

また、一例として、セルカバレッジ内にある発見とD2D通信が両方とも可能な(または、発見送信とD2D通信送信を同時に実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見とD2D通信が設定された)端末(または、発見のみがサポート可能な(または、発見送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見のみが設定された)端末またはD2D通信のみが可能な(または、D2D通信送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介してD2D通信のみが設定された)端末)は、(前記説明した)最大D2D通信送信電力値(または、最大発見送信電力値)をPEMAX、Cパラメータに代入し、発見とD2D通信送信関連(または、発見そして/またはD2D通信により(同時に)トリガリングされた)PSSS(そして/またはPSBCH)の送信電力を決定する時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

また、一例として、発見のみがサポート(/実行)可能な(または、発見送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見のみが設定された)端末がセルカバレッジ内にある場合、前記端末は、最大発見送信電力値(または、最大D2D通信送信電力値)をPEMAX、Cパラメータに代入し、発見送信関連(または、発見によりトリガリングされた)PSSS(そして/またはPSBCH)の送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

また、一例として、発見とD2D通信が両方とも可能な(または、発見送信とD2D通信送信を同時に実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見とD2D通信が設定された)端末(または、発見のみがサポート可能な(または、発見送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見のみが設定された)端末またはD2D通信のみが可能な(または、D2D通信送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介してD2D通信のみが設定された)端末)がセルカバレッジの外側にある場合、前記端末は、最大D2D通信送信電力値(または、最大発見送信電力値またはMIN{最大D2D通信送信電力値、最大発見送信電力値}またはMAX{最大D2D通信送信電力値、最大発見送信電力値})をPEMAX、Cパラメータに代入し、D2D通信送信関連(または、D2D通信によりトリガリングされた)PSSS(そして/またはPSBCH)の送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

一例として、(例示#2−1)は、発見とD2D通信が両方とも可能な(または、発見送信とD2D通信送信を同時に実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見とD2D通信が設定された)端末(または、発見のみが可能な(または、発見送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見のみが設定された)端末またはD2D通信のみが可能な(または、D2D通信送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介してD2D通信のみが設定された)端末)にのみ限定的に適用されるように設定されることもできる。

また、一例として、(例示#2−1)は、発見そして/またはD2D通信可能可否に関わらず、SIB 19(そして/またはSIB 18)を受信(または、デコーディング)するようにすることによってサポートされることができる。

また、一例として、(例示#2−1)で発見とD2D通信が両方とも可能な(または、発見送信とD2D通信送信を同時に実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見とD2D通信が設定された)端末がセルカバレッジ内にあるとしても、もし、発見動作(または、発見送信)のみが実行される場合(または、(上位階層シグナルを介して)設定される場合)、最大発見送信電力値(または、最大D2D通信送信電力値)をPEMAX、Cに代入し、発見送信関連(または、発見によりトリガリングされた)PSSS(そして/またはPSBCH)の送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

図11は、前述した‘例示#2−1’による端末のD2D信号に対する送信電力決定方法を示す。

図11を参照すると、サービングセルに関連された端末に対して、D2D通信のためにSSS/PSBCHがトリガリング(triggering)されたかどうかを判断する(S110)。

もし、D2D通信のためにSSS/PSBCHがトリガリングされた場合(これはD2D通信のみのためにSSS/PSBCHがトリガリングされた場合と、D2D通信とD2D発見の両方とものためにSSS/PSBCHがトリガリングされた場合とを含むことができる)、D2D通信に適用される送信電力パラメータ(P−Max)に基づいてSSS/PSBCHに対する送信電力を決定する(S111)。SSS、即ち、サイドリンク同期化信号にはPSSSそして/またはSSSSがある。PSSS、SSSSに対する送信電力は、同じように決定されることもでき、互いに異なるように決定されることもできる。PSSSに対する送信電力とPSBCHに対する送信電力は、同じように決定されることができる。一例として、前記P−Maxは、SIB 1に含まれて端末に提供されることができる。一例として、端末は、P−Maxにより提供される値をPEMAX、cとして使用してPCMAX、PSBCHを計算することができる。

端末は、前記決定されたSSS/PSBCHに対する送信電力でSSS/PSBCHを送信する(S112)。

一方、サービングセルに関連された端末に対して、D2D通信のためにSSS/PSBCHがトリガリングされない場合(これは、D2D発見(送信)によって(のみ)(または、D2D発見(送信)のために(のみ))SSS/PSBCHがトリガリングされた場合)、端末は、D2D発見に適用される送信電力パラメータ(discMaxTxPower)に基づいてSSS/PSBCHに対する送信電力を決定する(S113)。SSS、即ち、サイドリンク同期化信号にはPSSSそして/またはSSSSがある。PSSS、SSSSに対する送信電力は、同じように決定されることもでき、互いに異なるように決定されることもできる。PSSSに対する送信電力とPSBCHに対する送信電力は、同じように決定されることができる。一例として、前記discMaxTxPowerは、SIB 19を介して提供されることもできる。

端末は、決定されたSSS/PSBCHに対する送信電力でSSS/PSBCHを送信する(S114)。

SSS(SLSS)及びPSBCHのための送信電力は、(SSS(SLSS)及びPSBCHが)D2D発見(のみ)のためにトリガリングされたか(または、D2D発見送信によって(のみ)トリガリングされたか)、またはD2D通信のためにトリガリングされたか(例えば、SSS(SLSS)及びPSBCH送信がD2D通信とD2D発見により同時にトリガリングされた場合も含むことができる)によってその値が各々決定されることができる。即ち、SSS及びPSBCHのための送信電力(例えば、PPSSS、PPSBCH)は、サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)またはPCMAXに基づいて決定されることができる。このとき、サービングセルcでの最大出力電力(PCMAX、c)またはPCMAXは、ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)に基づいて決定されることができ、前記ネットワークにより設定される電力値(PEMAX、C)は、前記D2D発見信号送信のための電力情報(discMaxTxPower)またはD2D通信(communication)のための電力情報(P−Max)により決定されることができる。

前述したように、SSS/PSBCHは、D2D発見のために(または、D2D発見(送信)により)トリガリングされることもでき、D2D通信のために(または、D2D通信(送信)により)トリガリングされることもできる。しかし、もし、(事前にSSS/PSBCH送信用途で設定された(/シグナリングされた))同じサブフレーム上でD2D発見とD2D通信の両方とものために(または、D2D発見(送信)とD2D通信(送信)により同時に)トリガリングされる場合、SSS/PSBCHの送信のための送信電力をどのように決定するかが問題になることができる。

図12は、同じサブフレームでD2D発見とD2D通信の両方とものために(または、D2D発見(送信)とD2D通信(送信)により同時に)SSS/PSBCHがトリガリングされた場合、送信電力決定方法を例示する。

図12を参照すると、最初サブフレーム121ではD2D発見(のみ)のために(または、D2D発見(送信)(のみ)により)トリガリングされたSSS/PSBCHが送信されており、このとき、discMaxTxPowerに基づいて決定された送信電力でSSS/PSBCHが送信される。2番目のサブフレーム122ではD2D通信(のみ)のために(または、D2D通信(送信)(のみ)により)トリガリングされたSSS/PSBCHが送信されており、このとき、P−Maxに基づいて決定された送信電力でSSS/PSBCHが送信される。

しかし、(事前にSSS/PSBCH送信用途で設定された(/シグナリングされた))特定サブフレーム123上ではD2D発見とD2D通信の両方とものために(または、D2D発見(送信)とD2D通信(送信)により同時に)SSS/PSBCHがトリガリングされることができる。このとき、SSS/PSBCHは、P−Maxに基づいて決定された送信電力で送信される。即ち、D2D通信(のみ)のために(または、D2D通信(送信)(のみ)により)トリガリングされたSSS/PSBCH送信電力決定時122に利用されるP−Maxに基づいて最終送信電力値を導出するようになる。このような結論は、図11によっても導出されるが、図12にさらに明確に示している。図12において、各サブフレーム121、122、123の相互間の時間関係は単に例示に過ぎない。

(例示#2−2)特定セル#Cのサブフレーム#N(SF#N)時点上で、端末が発見送信動作を実行する時、以下の数式18〜25のうち一部または全ての数式によって導出された送信電力値を発見動作のPSSS(そして/またはPSBCH)送信に適用することができる。

ここで、事前に定義されたシグナル(SIB 1)を介して受信されるWANアップリンク通信関連セル#CのP−Maxパラメータに該当する最大(通信)送信電力値をPEMAX、Cパラメータに代入して計算された、発見動作のPSSS(そして/またはPSBCH)送信関連PCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を各々“PCMAXC_DIS”、“PCMAX_DIS”という。

また、事前に定義されたシグナル(SIB 19)を介して受信されるセル#C関連discMaxTxPower−r12パラメータに該当する最大(発見)送信電力値を“MAX_DIS”と命名する。

また、(例示#2−2)は、発見とD2D通信が両方とも可能な(または、発見送信とD2D通信送信を同時に実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見とD2D通信が設定された)端末(または、発見のみが可能な(または、発見送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見のみが設定された)端末またはD2D通信のみが可能な(または、D2D通信送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介してD2D通信のみが設定された)端末)にのみ限定的に適用されるように設定されることもできる。

[提案方法#3]特定セル#Cのサブフレーム#N時点上で送信されるD2D信号の送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))パラメータは、事前に定義され(または、シグナリングされた)広域ネットワーク(WAN)のアップリンク信号がD2D信号の送信関連リソース割当個数/位置そして/または変調方式(MODULATION)によって(同じように)送信される場合を仮定して計算されることができる。

ここで、一例として、該当WANアップリンク信号は、PUSCHで設定されることができる。このような方法の適用は、D2D信号送信関連MPRC(または、MPR)そして/またはA−MPRC(または、A−MPR)が(追加的に)定義されると解釈することも可能である。

また、一例として、[提案方法#3]は、単一アップリンクセルが設定された場合そして/または多重アップリンクセルがキャリアアグリゲーション(CA)技法で設定され、セル#CのD2D信号を送信するサブフレーム#Nと(一部または全て)重なる他のセル上でWANアップリンク送信が存在しない(または、実行されない)場合にのみ限定的に適用されることができる。

[提案方法#4]特定セル#Cのサブフレーム#N(SF#N)で送信されるWANアップリンク信号に対する送信電力決定時に利用されるPCMAX(N)(そして/またはPCMAX、C(N))パラメータは、前記サブフレーム#Nと重なる他のセル上の(一部または全て)サブフレームにD2D信号送信が存在しないという仮定下に計算されるように規則が定義されることができる。

具体的な一例として、前述した‘場合(1)’に該当規則が適用される場合、たとえ、セル#Aのサブフレーム#Qとセル#Bのサブフレーム#Pで各々D2D信号送信、WANアップリンク信号送信が実行されなければならないと(または、スケジューリングされたと)しても、セル#Bのサブフレーム#P上で送信されるWANアップリンク信号の送信電力決定時に利用されるPCMAX(P)(そして/またはPCMAX、B(P))パラメータは、セル#Aのサブフレーム#QでD2D信号送信が存在しないという仮定下で計算されることができる。

他の一例として、前述した‘場合(2)’に該当規則が適用される場合、たとえ、セル#Aのサブフレーム#Qとセル#Bのサブフレーム#P、セル#Bのサブフレーム#(P+1)で各々D2D信号送信、WANアップリンク信号送信、WANアップリンク信号送信が実行されなければならないと(または、スケジューリングされたと)しても、セル#Bのサブフレーム#Pとセル#Bのサブフレーム#(P+1)上で各々送信されるWANアップリンク信号の送信電力決定時に利用されるPCMAX(P)(そして/またはPCMAX、B(P))、PCMAX(P+1)(そして/またはPCMAX、B(P+1))パラメータは、セル#Aのサブフレーム#QでD2D信号送信が存在しないという仮定下で計算されることができる。

このような方法の適用を介して、D2D信号の送信電力がWANアップリンク信号の送信電力決定に影響を及ぼさないようになる。

他の一例として、特定セル#Cのサブフレーム#Nで送信されるWANアップリンク信号の送信電力決定時に利用されるPCMAX(N)(そして/またはPCMAX、C(N))パラメータは、もし、前記サブフレーム#Nと一部または全てが重なる他のセル上のサブフレームでD2D信号送信が存在する場合、(セル#Cサブフレーム#NでのWANアップリンク信号送信だけでなく)事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号がD2D信号送信関連したリソース割当個数/位置そして/または変調方式によって(共に)送信されると仮定した後に計算されることができる。

ここで、WANアップリンク信号が送信されるセル#Cサブフレーム#Nと(一部または全て)重なる他のセル#X上のサブフレームでD2D信号が送信される時、前記D2D信号に対する送信電力決定時に利用されるPCMAX(N)(そして/またはPCMAX、X(N))パラメータは、セル#Cサブフレーム#NでのWANアップリンク信号送信と事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号がD2D信号送信と関連したリソース割当個数/位置そして/または変調方式によって(セル#Xで)(共に)送信されると仮定した後に計算されることもできる。

具体的な一例として、‘場合(1)’に該当規則が適用される場合、もし、セル#Aのサブフレーム#Qとセル#Bのサブフレーム#Pで各々D2D信号送信、WANアップリンク信号送信が実行されなければならない(または、スケジューリングされた)場合、セル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号の送信電力決定時に利用されるPCMAX(P)(そして/またはPCMAX、B(P))パラメータは、(セル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号送信だけでなく)事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号がD2D信号送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によってセル#Aのサブフレーム#Qで(共に)送信されると仮定された後に計算されることができる。

このような方法が適用される場合、D2D信号の送信電力は、WANアップリンク信号の送信電力決定に影響を及ぼすようになる。

また、一例として、[提案方法#4]は、帯域内(INTRA−BAND)連続的なキャリアアグリゲーション(連続的なリソース割当方式及び/または非連続的なリソース割当方式を使用することができる)及び/または帯域内の非連続的なキャリアアグリゲーション(2個のアップリンク搬送波を使用することができる)にのみ限定的に適用されることができる。

[提案方法#5]特定セル#Cのサブフレーム#Nで送信されるD2D信号の送信電力は、下記の一部または全ての規則によって計算されることができる。

下記の規則を介して導出されるD2D_TXP(Q)そして/またはD2D_TXP(Q+1)は、MIN{D2D_TXP(Q)、discMaxTxPower−r12パラメータに該当する最大(発見)送信電力値}(または、MAX{D2D_TXP(Q)、discMaxTxPower−r12パラメータに該当する最大(発見)送信電力値})そして/またはMIN{D2D_TXP(Q+1)、discMaxTxPower−r12パラメータに該当する最大(発見)送信電力値}(または、MAX{D2D_TXP(Q+1)、discMaxTxPower−r12パラメータに該当する最大(発見)送信電力値})の演算を介して、最終決定されるように規則が定義されることもできる。

(例示#5−1)‘場合(1)’に対して、一例として、もし、セル#Aのサブフレーム#Qとセル#Bのサブフレーム#P上で各々D2D信号送信、WANアップリンク信号送信が(同時に)実行されなければならない場合、下記の規則によって、セル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力が決定されることができる。

1)他のセル上の(一部または全て)重なる時点(サブフレーム)で、D2D信号送信がないという仮定下で計算された(セル#Bのサブフレーム#Pでの)WANアップリンク信号送信関連したPCMAX(P)(“PCMAX_WO(P)”)(または、PCMAX_L(P)(“PCMAXL_WO(P)”))またはPCMAX、B(P)に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力が決定されることができる。

もし、開ループ(OPEN−LOOP)/閉ループ(CLOSED−LOOP)電力制御(OLPC/CLPC)パラメータにより決定されたセル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号送信電力を“WAN_CONP(P)”と仮定する場合、該当時点での最終的なWANアップリンク信号送信電力(これを“WAN_TXP(P)”という)は、MIN{PCMAX_WO(P)、MIN{PCMAX、B(P)、WAN_CONP(P)}}に決定されることができる。

2)セル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号送信だけでなく、事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号がD2D信号送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によって共に送信されると仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号送信関連PCMAX(Q(/P))(これを“PCMAX_DW(Q(/P))”という)(または、PCMAX_L(Q(/P))(“PCMAXL_DW(Q(/P))”))またはPCMAX、A(Q(/P))に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力が決定されることができる。

ここで、このような規則は、(セル#Bのサブフレーム#Pでの)WANアップリンク信号送信が(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号の送信電力(例えば、PCMAX_DW(P(/Q))(または、PCMAXL_DW(P(/Q))))計算のための基準で解釈されることもできる。

一例として、もし、開ループ電力制御(OLPC)パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を“D2D_CONP(Q)”と仮定する場合、該当時点での最終的なD2D信号の送信電力(これを“D2D_TXP(Q)”という)は、MIN{(PCMAX_DW(Q(/P))−WAN_TXP(P))、MIN{PCMAX、A(Q)、D2D_CONP(Q)}}に決定されることができる。このような方式が適用される場合、一例として、WAN_TXP(P)は、D2D_TXP(Q)に影響を受けないと解釈されることができる。また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q)決定関連PCMAX_DW(Q(/P))は、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることができる。

一例として、もし、D2D_TXP(Q)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件(EMISSION REQUIREMENT)を満たさない場合、前記放射要件が満たされる時まで、D2D_TXP(Q)を優先的に低めるように規則が定義されることができる。

他の一例として、このような問題を解決するために、事前に定義された(または、シグナリングされた)電力オフセット値が(最終)D2D_TXP(Q)に追加的に適用されるように規則が定義されることもできる。他の一例として、もし、D2D_TXP(Q)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件(EMISSION REQUIREMENT)を満たさない場合、該当D2D信号送信が省略されるように規則が定義されることもできる。

(例示#5−2)‘場合(1)’の場合、一例として、もし、セル#Aのサブフレーム#QでD2D信号送信が実行され、セル#Bのサブフレーム#PでWANアップリンク信号送信が実行されない場合、下記の規則によって、セル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力が決定されるように規則が定義されることができる。

1)事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号がD2D信号送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によって送信されると仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号送信関連PCMAX(Q)(“PCMAX_OD(Q)”)(または、PCMAX_L(Q)(“PCMAXL_OD(Q)”))またはPCMAX、A(Q)に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力が決定されることができる。

一例として、もし、開ループ電力制御(OLPC)パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を“D2D_CONP(Q)”と仮定する場合、該当時点での最終的なD2D信号の送信電力(これを“D2D_TXP(Q)”という)は、MIN{PCMAX_OD(Q)、MIN{PCMAX、A(Q)、D2D_CONP(Q)}}に決定されることができる。

また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q)決定関連PCMAX_OD(Q)は、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることもできる。

(例示#5−3)‘場合(1)’に対して、もし、セル#Aのサブフレーム#Qとセル#Bのサブフレーム#P上で各々D2D信号送信、WANアップリンク信号送信が(同時に)実行されなければならない場合、下記の規則によって、セル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を決定することができる。

セル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号送信だけでなく、事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号がD2D信号送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によって共に送信されると仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号送信関連PCMAX、A(Q)、(セル#Bのサブフレーム#Pでの)WANアップリンク信号送信関連PCMAX、B(P)、D2D信号送信/WANアップリンク信号送信関連PCMAX(Q(/P))(“PCMAX_DW(Q(/P))”)(または、PCMAX_L(Q(/P))(“PCMAXL_DW(Q(/P))”))に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を決定することができる。

ここで、一例として、このような規則は、(セル#Bのサブフレーム#Pでの)WANアップリンク信号送信が(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号の送信電力(例えば、PCMAX_DW(P(/Q))(または、PCMAXL_DW(P(/Q))))計算のための基準で解釈されることもできる。

一例として、もし、開ループ電力制御(OLPC)パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を“D2D_CONP(Q)”と仮定し、開ループ電力制御(OLPC)/閉ループ電力制御(CLPC)パラメータにより決定されたセル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号の送信電力を“WAN_CONP(P)”と仮定する場合、セル#Bのサブフレーム#Pでの最終的なWANアップリンク信号の送信電力(“WAN_TXP(P)”)は、MIN{PCMAX_DW(P(/Q))、MIN{PCMAX、B(P)、WAN_CONP(P)}}に決定され、セル#Aのサブフレーム#Qでの最終的なD2D信号の送信電力(“D2D_TXP(Q)”)は、MIN{(PCMAX_DW(Q(/P))−WAN_TXP(P))、MIN{PCMAX、A(Q)、D2D_CONP(Q)}}に決定されることができる。

このような方式が適用される場合、一例として、WAN_TXP(P)がD2D_TXP(Q)から影響を受けると解釈されることができる。また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q)決定関連PCMAX_DW(Q(/P))は、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることができる。

一例として、もし、D2D_TXP(Q)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件(EMISSION REQUIREMENT)を満たさない場合、放射要件が満たされる時まで、D2D_TXP(Q)を優先的に低めることができる。他の一例として、このような問題を解決するために、事前に定義された(または、シグナリングされた)電力オフセット値が(最終)D2D_TXP(Q)に追加的に適用されることができる。他の一例として、もし、D2D_TXP(Q)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件を満たさない場合、該当D2D信号送信が省略されるように規則が定義されることができる。

(例示#5−4)場合(1)の場合、一例として、もし、セル#Aのサブフレーム#Qとセル#Bのサブフレーム#P上で各々D2D信号送信、WANアップリンク信号送信が(同時に)実行されなければならない場合、下記の規則によって、セル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を決定することができる。

他のCELL(S)上の(一部または全て)重なるサブフレーム(時点)で、D2D信号送信がないという仮定下で計算された(セル#Bのサブフレーム#Pでの)WANアップリンク信号送信に関連したPCMAX(P)(“PCMAX_WO(P)”)(または、PCMAX_L(P)(“PCMAXL_WO(P)”))またはPCMAX、B(P)に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を決定することができる。

一例として、もし、開ループ電力制御/閉ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号の送信電力を“WAN_CONP(P)”と仮定する場合、該当時点での最終的なWANアップリンク信号の送信電力(“WAN_TXP(P)”)は、MIN{PCMAX_WO(P)、MIN{PCMAX、B(P)、WAN_CONP(P)}}に決定されることができる。

セル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号送信だけでなく、事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号がD2D信号の送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によって共に送信されると仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号送信に関連したPCMAX(Q(/P))(“PCMAX_DW(Q(/P))”)(または、PCMAX_L(Q(/P))(“PCMAXL_DW(Q(/P))”))またはPCMAX、A(Q(/P))に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を決定することができる。

このような規則は、(セル#Bのサブフレーム#Pでの)WANアップリンク信号送信が(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号の送信電力(例えば、PCMAX_DW(P(/Q))(または、PCMAXL_DW(P(/Q))))計算のための基準で解釈されることもできる。

もし、開ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を“D2D_CONP(Q)”と仮定する場合、該当時点での最終的なD2D信号の送信電力(“D2D_TXP(Q)”)は、MIN{(NEW_VAL−WAN_TXP(P))、MIN{PCMAX、A(Q)、D2D_CONP(Q)}}に決定されることができる。ここで、一例として、NEW VALは、MIN{PCMAXL_WO(P)、PCMAXL_DW(Q(/P))}(または、MAX{PCMAXL_WO(P)、PCMAXL_DW(Q(/P))}またはMIN{PCMAX_WO(P)、PCMAX_DW(Q(/P))}またはMAX{PCMAX_WO(P)、PCMAX_DW(Q(/P))}またはPCMAXL_WO(P)またはPCMAXL_DW(Q(/P)))に決定されることができる。また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q)決定関連NEW_VALは、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることもできる。

一例として、もし、D2D_TXP(Q)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件(EMISSION REQUIREMENT)を満たさない場合、放射要件が満たされる時まで、D2D_TXP(Q)を優先的に低めるように規則を定義することができる。他の一例として、このような問題を解決するために、事前に定義された(または、シグナリングされた)電力オフセット値が(最終)D2D_TXP(Q)に追加的に適用されるように規則が定義されることもできる。他の一例として、もし、D2D_TXP(Q)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件を満たさない場合、該当D2D信号送信が省略されるように規則が定義されることもできる。

図13は、場合(2)の一例である。

図13を参照すると、セル#Aのサブフレーム#Qとセル#Bのサブフレーム#Pは、時間的同期が合わない状態であり、D2D信号を送信するセル#Aのサブフレーム#QがWANアップリンク信号を送信するセル#Bのサブフレーム#P、(P+1)と一部ずつ重なる状況である。

(例示#5−5)前述した‘場合(2)’または図13のような‘場合(2)’に対する変形例のような状況を前提として、もし、セル#Aのサブフレーム#Q、セル#Bのサブフレーム#P、セル#Bのサブフレーム#(P+1)上で各々D2D信号送信、WANアップリンク信号送信、WANアップリンク信号送信が(同時に)実行されなければならない場合、下記の規則によって、セル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号に対する送信電力を決定することができる。

ここで、一例として、(例示#5−5)は、WANアップリンクセル(搬送波)がD2Dセル(搬送波)より先行(LEAD)する場合と解釈されることができる。また、一例として、図13において、セル#Aのサブフレームインデックス‘Q’は‘K’と仮定され、セル#Bのサブフレームインデックス‘P(/(P+1))’は‘K(/(K+1))’と仮定されることもできる。

他のCELL(S)上の(一部または全て)重なる時点(ら)で、D2D信号送信がないという仮定下で計算された、セル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号送信関連PCMAX(P)(“PCMAX_WO(P)”)(または、PCMAX_L(P)(“PCMAXL_WO(P)”))またはPCMAX、B(P)、セル#Bのサブフレーム#(P+1)でのWANアップリンク信号送信関連PCMAX(P+1)(“PCMAX_WO(P+1)”)(または、PCMAX_L(P+1)(“PCMAXL_WO(P+1)”))またはPCMAX、B(P+1)に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号に対する送信電力を決定することができる。

一例として、もし、開ループ電力制御/閉ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号の送信電力を“WAN_CONP(P)”と仮定し、セル#Bのサブフレーム#(P+1)でのWANアップリンク信号の送信電力を“WAN_CONP(P+1)”と仮定する場合、セル#Bのサブフレーム#Pでの最終的なWANアップリンク信号の送信電力(“WAN_TXP(P)”)は、MIN{PCMAX_WO(P)、MIN{PCMAX、B(P)、WAN_CONP(P)}}に決定され、セル#Bのサブフレーム#(P+1)での最終的なWANアップリンク信号の送信電力(“WAN_TXP(P+1)”)は、MIN{PCMAX_WO(P+1)、MIN{PCMAX、B(P+1)、WAN_CONP(P+1)}}に決定されることができる。

セル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号送信がD2D信号送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によってセル#Aのサブフレーム#Qで送信される事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号と一部重なる状況を仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号送信関連PCMAX(P、Q)(“PCMAX_DW(P、Q)”)(または、PCMAX_L(P、Q)(“PCMAXL_DW(P、Q)”))またはPCMAX、A(P、Q)に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号に対する送信電力を決定することができる。

ここで、一例として、このような規則は、(セル#Bのサブフレーム#Pでの)WANアップリンク信号送信が(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号の送信電力(例えば、PCMAX_DW(P、Q)(または、PCMAXL_DW(P、Q)))計算のための基準で解釈されることができる。

セル#Bのサブフレーム#(P+1)でのWANアップリンク信号送信がD2D信号送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によってセル#Aのサブフレーム#Qで送信される事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号と一部重なる状況を仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号送信に関連したPCMAX(Q、(P+1))(“PCMAX_DW(Q、(P+1))”)(または、PCMAX_L(Q、(P+1))(“PCMAXL_DW(Q、(P+1))”))またはPCMAX、A(Q、(P+1))に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号に対する送信電力を決定することができる。

ここで、一例として、このような規則は、(セル#Bのサブフレーム#(P+1)での)WANアップリンク信号送信が(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号の送信電力(例えば、PCMAX_DW(Q、(P+1))(または、PCMAXL_DW(Q、(P+1))))計算のための基準で解釈されることもできる。

一例として、PCMAX、A(P、Q)とPCMAX、A(Q、(P+1))は、同じ値を有することができる。

一例として、もし、開ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を“D2D_CONP(Q)”と仮定する場合、該当時点での最終的なD2D信号の送信電力(“D2D_TXP(Q)”)は、MIN{(NEW_VAL−MAX_WANVAL)、MIN{PCMAX、A(Q、Q)、D2D_CONP(Q)}}に決定されることもできる。

ここで、一例として、NEW VALは、MIN{PCMAXL_DW(P、Q)、PCMAXL_DW(Q、(P+1))}(または、MAX{PCMAXL_DW(P、Q)、PCMAXL_DW(Q、(P+1))}またはMIN{PCMAX_DW(P、Q)、PCMAX_DW(Q、(P+1))}またはMAX{PCMAX_DW(P、Q)、PCMAX_DW(Q、(P+1))}またはPCMAXL_DW(P、Q)またはPCMAXL_DW(Q、(P+1))またはPCMAX_DW(P、Q)またはPCMAX_DW(Q、(P+1)))に決定されることができる。

また、一例として、MAX_WANVALは、MAX{WAN_TXP(P)、WAN_TXP(P+1)}に決定されることができる。また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q)決定関連NEW_VALは、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることもできる。

一例として、もし、D2D_TXP(Q)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件(EMISSION REQUIREMENT)を満たさない場合、放射要件が満たされる時まで、D2D_TXP(Q)を優先的に低めるように規則が定義されることができる。

他の一例として、このような問題を解決するために、事前に定義された(または、シグナリングされた)電力オフセット値が(最終)D2D_TXP(Q)に追加的に適用されるように規則が定義されることもできる。

他の一例として、もし、D2D_TXP(Q)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件を満たさない場合、該当D2D信号の送信を省略するように規則が定義されることもできる。

図14は、‘場合(2)’に対する他の変形例である。

図14を参照すると、セル#Aのサブフレーム#Qとセル#Bのサブフレーム#Pは、時間的同期が合わない状態であり、D2D信号を送信するセル#Aのサブフレーム#Qとセル#Bのサブフレーム#Pが一部重なる状況である。

(例示#5−6)前述した‘場合(2)’または図14で例示した場合(2)に対する変形例に対して、一例として、もし、セル#Aのサブフレーム#Q、セル#Bのサブフレーム#P上で各々D2D信号送信、WANアップリンク信号送信が(同時に)実行されなければならない場合、下記の規則によって、セル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号に対する送信電力を決定することができる。

ここで、一例として、(例示#5−6)は、D2Dセル(搬送波)がWANアップリンクセル(搬送波)より先行(LEAD)する場合(または、WANアップリンクセル(搬送波)がD2Dセル(搬送波)より先行する場合)と解釈されることもできる。また、一例として、図14において、セル#Aのサブフレームインデックス‘Q’は‘K’と仮定され、セル#Bのサブフレームインデックス‘P’は‘(K+1)(または、‘K’)’と仮定されることもできる。

他のセル上の(一部または全て)重なる時点(サブフレーム)で、D2D信号送信がないという仮定下で計算された、セル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号送信に関連したPCMAX(P)(“PCMAX_WO(P)”)(または、PCMAX_L(P)(“PCMAXL_WO(P)”))またはPCMAX、B(P)に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号に対する送信電力を決定することができる。

一例として、もし、開ループ電力制御/閉ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号の送信電力を“WAN_CONP(P)”と仮定する場合、セル#Bのサブフレーム#Pでの最終的なWANアップリンク信号の送信電力(“WAN_TXP(P)”)は、MIN{PCMAX_WO(P)、MIN{PCMAX、B(P)、WAN_CONP(P)}}に決定されることができる。

セル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号送信が、D2D信号送信と関連したリソース割当個数/位置/変調方式によってセル#Aのサブフレーム#Qで送信される(事前に定義され、またはシグナリングされた)WANアップリンク信号と一部重なる状況を仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号送信に関連したPCMAX(Q、P)(“PCMAX_DW(Q、P)”)(または、PCMAX_L(Q、P)(“PCMAXL_DW(Q、P)”))またはPCMAX、A(Q、P)に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号に対する送信電力を決定することができる。

ここで、一例として、このような規則は、(セル#Bのサブフレーム#Pでの)WANアップリンク信号送信が(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号の送信電力(例えば、PCMAX_DW(Q、P)(または、PCMAXL_DW(Q、P)))計算のための基準で解釈されることもできる。

一例として、もし、開ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を“D2D_CONP(Q)”と仮定する場合、該当時点での最終的なD2D信号の送信電力(“D2D_TXP(Q)”)は、MIN{(NEW_VAL−MAX_WANVAL)、MIN{PCMAX、A(Q、P)、D2D_CONP(Q)}}に決定されることもできる。

ここで、一例として、NEW VALは、MIN{PCMAXL_WO(P)、PCMAXL_DW(Q、P)}(または、MAX{PCMAXL_WO(P)、PCMAXL_DW(Q、P)}またはMIN{PCMAX_WO(P)、PCMAX_DW(Q、P)}またはMAX{PCMAX_WO(P)、PCMAX_DW(Q、P)}またはPCMAXL_WO(P)またはPCMAXL_DW(Q、P)またはPCMAX_WO(P)またはPCMAX_DW(Q、P))に決定されることができる。

また、一例として、MAX_WANVALは、WAN_TXP(P)に決定されることができる。また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q)決定関連NEW_VALは、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることもできる。

一例として、もし、D2D_TXP(Q)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件を満たさない場合、放射要件が満たされる時まで、D2D_TXP(Q)を優先的に低めるように規則が定義されることができる。他の一例として、このような問題を解決するために、事前に定義された(または、シグナリングされた)電力オフセット値が(最終)D2D_TXP(Q)に追加的に適用されるように規則が定義されることもできる。他の一例として、もし、D2D_TXP(Q)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件を満たさない場合、該当D2D信号の送信が省略されるように規則が定義されることもできる。

図15は、本発明の一実施例に係る電力制御方法を示す。

図15を参照すると、端末は、第1のセル(第1の搬送波)の第1のサブフレーム、第2のセル(第2の搬送波)の第2のサブフレームに適用する送信電力を決定する(S151)。

端末は、第1のセルの第1のサブフレームでWAN送信を実行し(S152)、第2のセルの第2のサブフレームでD2D動作による送信を実行する(S153)。

このとき、前記第1のサブフレームと前記第2のサブフレームが時間的に一部のみが重なる場合、前記第1のセルの前記第1のサブフレームに対して決定される最大出力電力(PCMAX)に基づいて、前記第1のサブフレームでの前記WAN送信及び前記第2のサブフレームでの前記D2D動作による送信に対する送信電力を決定することができる。即ち、WANアップリンクセル(搬送波)(または、WANアップリンク信号を送信するサブフレーム)が(他のセル(搬送波)で実行される)D2D動作による送信及びWANアップリンク送信に関連したPCMAX(そして/またはPCMAX_Lそして/またはPCMAX_H)を計算するのに基準(REFERENCE)になることができる。

前記方法において、図13のように第1のサブフレームが第2のサブフレームに比べて時間的に先行し、または図14のように第1のサブフレームが第2のサブフレームに比べて時間的に遅れる状態である。前記第1のセル及び第2のセルは、互いに異なる周波数のセルである。第1及び第2のセルは、順に第1及び第2の搬送波で表現されることもできる。

図16は、便宜上、図9の副図面(b)を再び示す。

図16を参照すると、セル#Aのサブフレーム#Q(SF#Q)、サブフレーム#Q+1(SF#Q+1)と、セル#Bのサブフレーム#P(SF#P)、サブフレーム#P+1(SF#P+1)とが時間的に整列されていない。セル#Aのサブフレーム#Q(SF#Q)とセル#Bのサブフレーム#P+1(SF#P+1)が一部重なっており、セル#Bのサブフレームがセル#Aのサブフレームに比べて時間的に先行する状況である。図16は‘場合(2)’を示す。

(例示#5−7)図16の‘場合(2)’に対して、一例として、もし、セル#Aのサブフレーム#Q、セル#Aのサブフレーム#(Q+1)、セル#Bのサブフレーム#P、セル#Bのサブフレーム#(P+1)上で各々D2D信号送信、D2D信号送信、WANアップリンク信号送信、WANアップリンク信号送信が(同時に)実行されなければならない場合、下記の規則によって、セル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力、セル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号の送信電力が決定されるように規則が定義されることができる。

ここで、一例として、(例示#5−7)は、WANアップリンクセル(搬送波)がD2Dセル(搬送波)より先行(LEAD)する場合と解釈されることもできる。また、一例として、図16において、セル#Aのサブフレームインデックス‘Q(/(Q+1))’は‘K(/(K+1))’と仮定され、セル#Bのサブフレームインデックス‘P(/(P+1))’は‘K(/(K+1))’と仮定されることもできる。

他のセル上の(一部または全て)重なる時点(サブフレーム)で、D2D信号送信がないという仮定下で計算された、セル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号送信に関連したPCMAX(P)(“PCMAX_WO(P)”)(または、PCMAX_L(P)(“PCMAXL_WO(P)”))またはPCMAX、B(P)、セル#Bのサブフレーム#(P+1)でのWANアップリンク信号送信関連PCMAX(P+1)(“PCMAX_WO(P+1)”)(または、PCMAX_L(P+1)(“PCMAXL_WO(P+1)”))またはPCMAX、B(P+1)に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力、セル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号の送信電力が決定されることができる。

一例として、もし、開ループ電力制御/閉ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号の送信電力を“WAN_CONP(P)”と仮定し、セル#Bのサブフレーム#(P+1)でのWANアップリンク信号の送信電力を“WAN_CONP(P+1)”と仮定する場合、セル#Bのサブフレーム#Pでの最終的なWANアップリンク信号の送信電力(“WAN_TXP(P)”)は、MIN{PCMAX_WO(P)、MIN{PCMAX、B(P)、WAN_CONP(P)}}に決定され、セル#Bのサブフレーム#(P+1)での最終的なWANアップリンク信号の送信電力(“WAN_TXP(P+1)”)は、MIN{PCMAX_WO(P+1)、MIN{PCMAX、B(P+1)、WAN_CONP(P+1)}}に決定されることができる。

セル#Bのサブフレーム#PでのWANアップリンク信号の送信がD2D信号送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によってセル#Aのサブフレーム#Qで送信される事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号と一部重なる状況を仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号送信に関連したPCMAX(P、Q)(“PCMAX_DW(P、Q)”)(または、PCMAX_L(P、Q)(“PCMAXL_DW(P、Q)”))またはPCMAX、A(P、Q)に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力、セル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号送信電力が決定されるように規則が決まることができる。

ここで、一例として、このような規則は、(セル#Bのサブフレーム#Pでの)WANアップリンク信号送信が(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号の送信電力(例えば、PCMAX_DW(P、Q)(または、PCMAXL_DW(P、Q)))計算のための基準で解釈されることもできる。

セル#Bのサブフレーム#(P+1)でのWANアップリンク信号送信が(D2D信号送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によって)セル#Aのサブフレーム#Qで送信される事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号と一部重なる状況を仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号送信に関連したPCMAX(Q、(P+1))(“PCMAX_DW(Q、(P+1))”)(または、PCMAX_L(Q、(P+1))(“PCMAXL_DW(Q、(P+1))”))またはPCMAX、A(Q、(P+1))に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力、セル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号の送信電力を決定するように規則が定義されることができる。

ここで、一例として、このような規則は、(セル#Bのサブフレーム#(P+1)での)WANアップリンク信号送信が(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号の送信電力(例えば、PCMAX_DW(Q、(P+1))(または、PCMAXL_DW(Q、(P+1))))計算のための基準で解釈されることもできる。

セル#Bのサブフレーム#(P+1)でのWANアップリンク信号送信が(D2D信号送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によって)セル#Aのサブフレーム#(Q+1)で送信される事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号と一部重なる状況を仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#(Q+1)での)D2D信号の送信に関連したPCMAX((P+1)、(Q+1))(“PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))”)(または、PCMAX_L((P+1)、(Q+1))(“PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))”))またはPCMAX、A((P+1)、(Q+1))に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力、セル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号の送信電力が決定されるように規則が定義されることができる。ここで、一例として、このような規則は、(セル#Bのサブフレーム#(P+1)での)WANアップリンク信号送信が(セル#Aのサブフレーム#(Q+1)での)D2D信号の送信電力(例えば、PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))(または、PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))))計算のための基準で解釈されることもできる。

一例として、PCMAX、A(P、Q)とPCMAX、A(Q、(P+1))は、同じ値を有することができる。

一例として、もし、開ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号送信電力を“D2D_CONP(Q)”と仮定する場合、該当時点での最終的なD2D信号送信電力(“D2D_TXP(Q)”)は、MIN{(NEW_VAL−MAX_WANVAL)、MIN{PCMAX、A(Q、Q)、D2D_CONP(Q)}}に決定されることもできる。ここで、一例として、NEW VALは、MIN{PCMAXL_DW(P、Q)、PCMAXL_DW(Q、(P+1))}(または、MAX{PCMAXL_DW(P、Q)、PCMAXL_DW(Q、(P+1))}またはMIN{PCMAX_DW(P、Q)、PCMAX_DW(Q、(P+1))}またはMAX{PCMAX_DW(P、Q)、PCMAX_DW(Q、(P+1))}またはPCMAXL_DW(P、Q)またはPCMAXL_DW(Q、(P+1))またはPCMAX_DW(P、Q)またはPCMAX_DW(Q、(P+1)))に決定されることができる。また、一例として、MAX_WANVALは、MAX{WAN_TXP(P)、WAN_TXP(P+1)}に決定されることができる。また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q)決定関連NEW_VALは、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることもできる。

一例として、もし、開ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号送信電力を“D2D_CONP(Q+1)”と仮定する場合、該当時点での最終的なD2D信号の送信電力(“D2D_TXP(Q+1)”)は、MIN{(NEW_VAL−MAX_WANVAL)、MIN{PCMAX、A((Q+1)、(Q+1))、D2D_CONP(Q+1)}}に決定されることができる。ここで、一例として、NEW VALは、MIN{PCMAXL_WO(P+1)、PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))}(または、MAX{PCMAXL_WO(P+1)、PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))}またはMIN{PCMAX_WO(P+1)、PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))}またはMAX{PCMAX_WO(P+1)、PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))}またはPCMAXL_WO(P+1)またはPCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))またはPCMAX_WO(P+1)またはPCMAX_DW((P+1)、(Q+1)))に決定されることができる。また、一例として、MAX_WANVALは、WAN_TXP(P+1)に決定されることができる。また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q+1)決定関連NEW_VALは、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることもできる。

他の一例として、もし、開ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号送信電力を“D2D_CONP(Q)”と仮定する場合、該当時点での最終的なD2D信号送信電力(“D2D_TXP(Q)”)は、MIN{(NEW_VAL−MAX_WANVAL)、MIN{PCMAX、A(Q、Q)、D2D_CONP(Q)}}に決定されることができる。ここで、一例として、NEW VALは、MIN{PCMAXL_DW(P、Q)、MIN{PCMAXL_DW(Q、(P+1))、PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))}}(または、MAX{PCMAXL_DW(P、Q)、MIN{PCMAXL_DW(Q、(P+1))、PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))}}またはMIN{PCMAX_DW(P、Q)、MIN{PCMAX_DW(Q、(P+1))、PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))}}またはMAX{PCMAX_DW(P、Q)、MIN{PCMAX_DW(Q、(P+1))、PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))}}またはPCMAXL_DW(P、Q)またはMIN{PCMAXL_DW(Q、(P+1))、PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))}またはPCMAX_DW(P、Q)またはMIN{PCMAX_DW(Q、(P+1))、PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))}に決定されることができる。また、一例として、MAX_WANVALは、MAX{WAN_TXP(P)、WAN_TXP(P+1)}に決定されることができる。また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q)決定関連NEW_VALは、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることもできる。

他の一例として、もし、開ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号の送信電力を“D2D_CONP(Q+1)”と仮定する場合、該当時点での最終的なD2D信号の送信電力(“D2D_TXP(Q+1)”)は、MIN{(NEW_VAL−MAX_WANVAL)、MIN{PCMAX、A((Q+1)、(Q+1))、D2D_CONP(Q+1)}}に決定されることができる。ここで、一例として、NEW VALは、MIN{MIN{PCMAXL_WO(P+1)、PCMAXL_DW(Q、(P+1))}、PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))}(または、MAX{MIN{PCMAXL_WO(P+1)、PCMAXL_DW(Q、(P+1))}、PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))}またはMIN{MIN{PCMAX_WO(P+1)、PCMAX_DW(Q、(P+1))}、PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))}またはMAX{MIN{PCMAX_WO(P+1)、PCMAX_DW(Q、(P+1))}、PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))}またはMIN{PCMAXL_WO(P+1)、PCMAXL_DW(Q、(P+1))}またはPCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))またはMIN{PCMAX_WO(P+1)、PCMAX_DW(Q、(P+1))}またはPCMAX_DW((P+1)、(Q+1))に決定されることができる。また、一例として、MAX_WANVALは、WAN_TXP(P+1)に決定されることができる。また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q+1)決定関連NEW_VALは、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることもできる。

一例として、もし、D2D_TXP(Q)、D2D_TXP(Q+1)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件を満たさない場合、放射要件が満たされる時まで、D2D_TXP(Q)、D2D_TXP(Q+1)を優先的に低めるように規則が定義されることができる。他の一例として、このような問題を解決するために、事前に定義された(または、シグナリングされた)電力オフセット値が(最終)D2D_TXP(Q)そして/またはD2D_TXP(Q+1)に追加的に適用されるように規則が定義されることもできる。他の一例として、もし、D2D_TXP(Q)、D2D_TXP(Q+1)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射要件を満たさない場合、該当D2D信号送信が省略されるように規則が定義されることもできる。

図17は、D2D信号の送信とWANアップリンク信号を送信するタイミングを示す例である。

図17を参照すると、セル#AのサブフレームQ+1(SF#Q+1)とセル#Bのサブフレーム#P+1(SF#P+1)が時間的に整列されていない。セル#Aのサブフレーム#Q(SF#Q)、サブフレーム#Q+1ではD2D信号送信が実行され、セル#Bのサブフレーム#P+1(SF#P+1)ではWANアップリンク信号の送信が実行される状況である。

(例示#5−8)‘場合(2)’または図17のようなタイミングにおいて、一例として、もし、セル#Aのサブフレーム#Q、セル#Aのサブフレーム#(Q+1)、セル#Bのサブフレーム#(P+1)上で順にD2D信号送信、D2D信号送信、WANアップリンク信号送信が実行されなければならない場合、下記の規則によって、セル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力、セル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号の送信電力が決定されるように定義することができる。

ここで、一例として、(例示#5−8)は、WANアップリンクセル(搬送波)がD2Dセル(搬送波)より先行(LEAD)する場合と解釈されることもできる。また、一例として、図17において、セル#AのSFインデックス‘Q(/(Q+1))’は‘K(/(K+1))’と仮定され、セル#BのSFインデックス‘(P+1)’は‘(K+1)’と仮定されることもできる。

他のセル上の(一部または全て)重なる時点(サブフレーム)で、D2D信号送信がないという仮定下で計算された、セル#Bのサブフレーム#(P+1)でのWANアップリンク信号送信に関連したPCMAX(P+1)(“PCMAX_WO(P+1)”)(または、PCMAX_L(P+1)(“PCMAXL_WO(P+1)”))またはPCMAX、B(P+1)に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力、セル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号の送信電力を決定することができる。

一例として、もし、開ループ電力制御/閉ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Bのサブフレーム#(P+1)でのWANアップリンク信号の送信電力を“WAN_CONP(P+1)”と仮定する場合、セル#Bのサブフレーム#(P+1)での最終的なWANアップリンク信号の送信電力(“WAN_TXP(P+1)”)は、MIN{PCMAX_WO(P+1)、MIN{PCMAX、B(P+1)、WAN_CONP(P+1)}}に決定されることができる。

セル#Bのサブフレーム#(P+1)でのWANアップリンク信号送信が(D2D信号送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によって)セル#Aのサブフレーム#Qで送信される事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号と一部重なる状況を仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号送信に関連したPCMAX(Q、(P+1))(“PCMAX_DW(Q、(P+1))”)(または、PCMAX_L(Q、(P+1))(“PCMAXL_DW(Q、(P+1))”))またはPCMAX、A(Q、(P+1))に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力、セル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号の送信電力を決定することができる。このような規則は、(セル#Bのサブフレーム#(P+1)での)WANアップリンク信号送信が(セル#Aのサブフレーム#Qでの)D2D信号の送信電力(例えば、PCMAX_DW(Q、(P+1))(または、PCMAXL_DW(Q、(P+1))))計算のための基準で解釈されることもできる。

セル#Bのサブフレーム#(P+1)でのWANアップリンク信号送信がD2D信号送信に関連したリソース割当個数/位置/変調方式によってセル#Aのサブフレーム#(Q+1)で送信される事前に定義された(または、シグナリングされた)WANアップリンク信号と一部重なる状況を仮定した後に、計算された(セル#Aのサブフレーム#(Q+1)での)D2D信号送信に関連したPCMAX((P+1)、(Q+1))(“PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))”)(または、PCMAX_L((P+1)、(Q+1))(“PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))”))またはPCMAX、A((P+1)、(Q+1))に基づいてセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力、セル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号の送信電力を決定することができる。ここで、一例として、このような規則は、(セル#Bのサブフレーム#(P+1)での)WANアップリンク信号送信が(セル#Aのサブフレーム#(Q+1)での)D2D信号の送信電力(例えば、PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))(または、PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))))計算のための基準で解釈されることができる。

一例として、もし、開ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#QでのD2D信号の送信電力を“D2D_CONP(Q)”と仮定する場合、該当時点での最終的なD2D信号の送信電力(“D2D_TXP(Q)”)は、MIN{(NEW_VAL−MAX_WANVAL)、MIN{PCMAX、A(Q、(P+1))、D2D_CONP(Q)}}に決定されることができる。ここで、一例として、NEW VALは、MIN{PCMAXL_WO(P+1)、PCMAXL_DW(Q、(P+1))}(または、MAX{PCMAXL_WO(P+1)、PCMAXL_DW(Q、(P+1))}またはMIN{PCMAX_WO(P+1)、PCMAX_DW(Q、(P+1))}またはMAX{PCMAX_WO(P+1)、PCMAX_DW(Q、(P+1))}またはPCMAXL_WO(P+1)またはPCMAXL_DW(Q、(P+1))またはPCMAX_WO(P+1)またはPCMAX_DW(Q、(P+1))に決定されることができる。また、一例として、MAX_WANVALは、WAN_TXP(P+1)に決定されることができる。また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q)決定関連NEW_VALは、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることもできる。

一例として、もし、開ループ電力制御パラメータにより決定されたセル#Aのサブフレーム#(Q+1)でのD2D信号の送信電力を“D2D_CONP(Q+1)”と仮定する場合、該当時点での最終的なD2D信号の送信電力(“D2D_TXP(Q+1)”)は、MIN{(NEW_VAL−MAX_WANVAL)、MIN{PCMAX、A((P+1)、(Q+1))、D2D_CONP(Q+1)}}に決定されることができる。ここで、一例として、NEW VALは、MIN{PCMAXL_WO(P+1)、PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))}(または、MAX{PCMAXL_WO(P+1)、PCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))}またはMIN{PCMAX_WO(P+1)、PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))}またはMAX{PCMAX_WO(P+1)、PCMAX_DW((P+1)、(Q+1))}またはPCMAXL_WO(P+1)またはPCMAXL_DW((P+1)、(Q+1))またはPCMAX_WO(P+1)またはPCMAX_DW((P+1)、(Q+1)))に決定されることができる。また、一例として、MAX_WANVALは、WAN_TXP(P+1)に決定されることができる。また、一例として、前記数式において、D2D_TXP(Q+1)決定関連NEW_VALは、PPowerClassまたはMIN{PEMAX、A、PPowerClass}に代替されることもできる。

一例として、もし、D2D_TXP(Q)、D2D_TXP(Q+1)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射条件を満たさない場合、放射条件が満たされる時まで、D2D_TXP(Q)、D2D_TXP(Q+1)を優先的に低めるように規則が定義されることができる。他の一例として、このような問題を解決するために、事前に定義された(または、シグナリングされた)電力オフセット値が(最終)D2D_TXP(Q)そして/またはD2D_TXP(Q+1)に追加的に適用されるように規則が定義されることもできる。他の一例として、もし、D2D_TXP(Q)、D2D_TXP(Q+1)がWANアップリンク信号/D2D信号の同時送信状況での事前に定義された(または、シグナリングされた)放射条件を満たさない場合、該当D2D信号送信が省略されるように規則が定義されることもできる。

一例として、下記の一部または全ての方法の適用を介して、D2D信号の送信電力が導出/決定されるように規則が定義されることができる。

下記の規則は、発見(discovery)とD2D通信が両方とも可能な端末、または発見信号送信とD2D通信送信を同時に実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見とD2D通信が両方とも設定された端末、または発見のみが可能な(発見送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見のみが設定された)端末、またはD2D通信のみが可能な(または、D2D通信送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介してD2D通信のみが設定された)端末にのみ限定的に適用されることもできる。

また、一例として、下記の規則で発見とD2D通信が両方とも可能な(または、発見送信とD2D通信送信を同時に実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見とD2D通信が設定された)端末(または、発見のみがサポート可能な(または、発見送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介して発見のみが設定された)端末またはD2D通信のみが可能な(または、D2D通信送信のみを実行しており、または上位階層シグナリングを介してD2D通信のみが設定された端末)が送信する(発見そして/またはD2D通信関連)PSSS(そして/またはPSBCH)の送信電力は、1)SIB 19そして/またはSIB 18の存在(または、デコーディング可能)可否、2)D2D通信の‘syncConfig’そして/または発見の‘syncConfig’の存在(または、デコーディング可能)可否によって、MIN{最大D2D通信送信電力値、最大発見送信電力値}(または、MAX{最大D2D通信送信電力値、最大発見送信電力値}または最大D2D通信送信電力値または最大発見送信電力値)をPEMAX、Cパラメータに代入し、(発見そして/またはD2D通信送信関連)PSSS(そして/またはPSBCH)の送信電力決定時に利用されるPCMAX、C(N)(そして/またはPCMAX(N))値を計算することができる。

以下、互いに異なる搬送波でWANによるアップリンク送信とD2D送信(サイドリンク送信)を実行する場合、D2D送信電力によりWANによるアップリンク送信の送信電力に影響を及ぼすことを防止するための方法に対して説明する。

現在、サイドリンク(sidelink)チャネル及びサイドリンク信号の送信電力(transmission power)は、開ループ電力制御に基づく出力値と最大電力間のうち小さい値に決定される。例えば、モード2によるPSSCHに対する送信電力は、以下の数式のように決定されることができる。

前記数式において、PCMAX、PSSCHは、PSSCHが送信されるサイドリンクサブフレームに対応するアップリンクサブフレームに対して端末により決定されるPCMAX、c値である。MPSSCHは、リソースブロックの個数で表現されたPSSCHリソース割当の帯域であり、PLは経路損失値を示す。

ここで、PCMAX、cは、多様なパラメータを利用して決定され、前記パラメータのうち一つがPEMAXである。PEMAXは、SIB 1で定義している情報要素であるP−Maxにより与えられる値である。

一方、D2D送信のための最大電力の設定のためのパラメータが論議されている。例えば、前記パラメータには‘discMaxTxPower’、‘maxTxPower’などがある。‘discMaxTxPower’は、発見のための‘ProseDiscTxPowerInfo’という情報要素(IE)に含まれることができ、‘maxTxPower’は、セルカバレッジの外側でのD2D通信のための‘ProsePreconfiguration’という情報要素に含まれることができる。

端末がサイドリンク送信電力を決定する過程を完結するためには各サイドリンクチャネル/信号に対するPCMAX、cを定義することが必要である。

そのための一つの方法は、設定可能なパラメータであるPEMAXを該当サイドリンク送信に関連したパラメータ値として与えることである。

前述したように、PSDCHのためのPCMAX、cを計算する時、‘discMaxTxPower’により指示される値がPEMAX値に設定される。また、セルカバレッジの外側のPSCCH、PSSCHのためのPCMAX、cを計算する時、‘maxTxPower’により指示される値がPEMAX値に設定される。セルカバレッジ内のD2D通信のための設定はない状態であり、現存するパラメータであるP−Maxが再使用される。

一方、SLSS、PSBCHの最大電力をどのように決定するかが問題になる。この用途のために設定されることができる特定パラメータがないため、他のサイドリンクチャネルに使われるパラメータが再使用されることが必要である。

ここで、SLSS/PSBCHの送信を誘発したサイドリンクチャネルに使われるパラメータと前記SLSS/PSBCH送信に対するパラメータは、同じように使用することが好ましい。その理由は、SLSS/PSBCHのカバレッジは、SLSS/PSBCHを誘発したサイドリンクチャネルのカバレッジと類似するためである。

同じパラメータを使用しない場合、SLSS/PSBCHとこれを誘発したサイドリンクチャネルのカバレッジが互いに変わるようになる。例えば、SLSS/PSBCHが常にSIB 1に含まれたP−Maxを利用する場合、発見のみをサポートするネットワークがセル間干渉を考慮してPUSCHの最大電力を制限することを所望する場合、SLSSのカバレッジが発見の制限要素(bottleneck)になる。

一方、サブフレーム内でのSLSS/PSBCH送信は、セルカバレッジ内の端末がD2D通信及び発見を両方とも送信する場合、D2D通信及び発見により同時に誘発(triggering)されることができる。このとき、下記の二つの方法が考慮されることができる。

1.第1の方法は、‘discMaxTxPower’と‘P−Max’との間で最大値を取ることである。この方法は、SLSS/PSBCHがD2D発見及びD2D通信の両方とものカバレッジをカバー(cover)することができるという長所がある。しかし、この方法は、特定端末が発見信号を送信する発見リソースプールに関連したSLSSサブフレームでPSBCHのための最大電力パラメータを変更させることができるため、S−RSRPが変動する問題がある。

以下の議論は、サブフレーム単位でSLSSトリガリング条件が変更されることを仮定する。例えば、第1のサブフレームではD2D通信及び発見の両方ともによりSLSS送信がトリガリングされ、第2のサブフレームではD2D通信によってのみSLSS送信がトリガリングされることができる。例えば、発見信号送信のためのリソースプール(resource pool)の1番目のサブフレームであり、またD2D通信送信のためのPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)周期に含まれるサブフレームが前記第1のサブフレームになることができる。そして、D2D通信のみにより(D2D通信のみのために)40ms後にSLSSがトリガリングされることができ、このときのサブフレームが前記第2のサブフレームになることができる。

2.2番目の方法は、P−Max値を取ることである。この方法によると、S−RSRP変動を避けることができるという長所がある。

3.3番目の方法は、‘discMaxTxPower’値を取ることである。

PSDCHとSLSS/PSBCHのカバレッジとの間の相違点が発生する問題を解決するために、ネットワークは、D2D通信のカバレッジ及びPUSCHの最大電力を考慮してP−Max値を増加させることによって問題を解決することができる。

サイドリンク送信の最大電力をPCMAX、cとすると、PEMAXを下記のように設定することによって得ることができる。

ここで、D2D通信のためにトリガリングされたということは、特定サブフレームでのSLSS/PSBCH送信が下記の場合によりトリガリングされたことを意味する。

1)端末がD2D通信をすることができ、基地局が専用信号を介して前記端末にSLSS/PSBCH送信を指示した場合、2)サービングセルのRSRPがSLSS/PSBCH送信のために設定された閾値より低く、SLSS/PSBCH送信のためのサブフレームに含まれたPSCCH周期でPSCCHまたはPSSCHを送信する場合。

一方、多重搬送波運用で電力制限が発生すると、サイドリンクサブフレームでD2D送信電力は、一定の電力準に減らしてWANアップリンク送信電力に影響を及ぼさないようにすることができる。端末は、各チャネルの送信電力を計算して加えた結果がサポートできる最大電力を超過する場合、D2D送信電力を減らすことができる。

D2D送信が一つの搬送波でのみ発生する場合を考慮する。

以下で、

は、搬送波cを除外した搬送波でアップリンクサブフレームiでのアップリンク送信電力の和(sum)である。前記アップリンク送信電力和は、既存WANアップリンク電力制御によって実行することができる。これは搬送波cでのサイドリンク送信を考慮せずに計算される。

ここで、一例として、搬送波#C(即ち、サイドリンク送信が実行される搬送波)を除外した(WANアップリンク送信が実行される)残りの搬送波のうち、特定搬送波#Xのサブフレームi上でPUSCH送信(即ち、P_PUSCHの送信電力で実行される)とSRS送信(即ち、P_SRSの送信電力で実行される)が同時に実行される(または、設定される)場合、

を計算する時、該当搬送波#XのサブフレームiでのWANアップリンク送信電力は、P_PUSCHとP_SRSのうち最大値(または、最小値)と見なされる(または、仮定される)ように規則が定義されることもできる。

他の一例として、搬送波#C(即ち、サイドリンク送信が実行される搬送波)を除外した(WANアップリンク送信が実行される)残りの搬送波のうち、特定搬送波#Yのサブフレームi上でPUCCH送信(即ち、P_PUCCHの送信電力で実行される)とSRS送信(即ち、P_SRSの送信電力で実行される)が同時に実行される(または、設定される)場合、

を計算する時、該当搬送波#YのサブフレームiでのWANアップリンク送信電力は、P_PUCCHとP_SRSのうち最大値(または、最小値)と見なされる(または、仮定される)ように規則が定義されることもできる。

ここで、一例として、搬送波#Yのサブフレームi上でPUCCHとSRSの同時送信は、(搬送波#Yに)HARQ−ACKとSRSの同時送信が設定された場合(または、短いPUCCHフォーマット(SHORTENED PUCCH FORMAT)が設定された場合)と解釈されることもできる。

は、搬送波cを除外した残りの搬送波で時間的に重なるアップリンク送信がないという仮定下で、搬送波cでのサブフレームkに対するサイドリンク送信電力制御の結果値である。

は、搬送波cのサブフレームkでのサイドリンク送信に使用することができる電力を示す。このとき、他の搬送波のアップリンクサブフレームiが前記サブフレームkと時間的に重なるということを前提とする。

図18は、搬送波cのサブフレームkと搬送波xのサブフレームiが重なる場合を示す。

図18を参照すると、互いに異なる搬送波である搬送波c、搬送波xのサブフレームkとサブフレームiが時間的に重なっている。サブフレームkではサイドリンク送信、即ち、D2D動作による信号送信が実行され、サブフレームiではWANアップリンク送信が実行される。

図18のような状況で、端末がサポートできる最大電力である

小さい場合、各搬送波での送信が互いに影響を及ぼさずに追加的な電力減少は不要である。ここで、

は、WANアップリンク送信とサイドリンク送信が同時に実行されるということを考慮して計算されなければならず、このとき、サイドリンク送信は、帯域組み合わせ/変調/リソースなどのパラメータがPUSCH送信と同じであることを前提とすべきである。

もし、

大きい場合、サイドリンク送信電力は、以下の数式のように減らさなければならない。

前記数式において、w(k、i)は、スケーリングファクタ(scaling factor)であり、0から1までの値の中から選択されることができる。

図19は、サイドリンクサブフレームが複数のアップリンクサブフレームと重なる場合を例示する。

図19を参照すると、搬送波cのサブフレームkは、搬送波xのサブフレームi、i+1と一部分ずつ時間的に重なっている。サブフレームkではサイドリンク送信が実行され、サブフレームi、i+1ではWANアップリンク送信が実行される。

このような場合、一定のサイドリンク送信電力を実現するために、端末は、サイドリンクサブフレームkと重なる全てのアップリンクサブフレーム(即ち、サブフレームi、i+1)に対する

を計算した後、そのうち最も小さいものを取る。即ち、最終的なサイドリンク送信電力は、下記のように与えられる。

以下、図18及び図19のように互いに異なる搬送波でサイドリンク送信(D2D動作による送信)とWANアップリンク送信この時間的に互いに重なる場合に送信電力決定方法に対して説明する。

図20は、本発明の一実施例に係るアップリンク送信電力決定方法を示す。

図20を参照すると、端末は、各搬送波での送信電力を独立的に計算する(S191)。例えば、サイドリンク送信を実行する搬送波Cに対して送信電力を計算し、WANアップリンク送信を実行する搬送波Xに対して送信電力を計算する。

端末は、独立的に計算された各搬送波の送信電力の和がサポート可能な最大電力より大きい場合、サイドリンク送信電力を減少させる(S192)。ここで、サイドリンク送信を、他の搬送波でのWANアップリンク送信のように取り扱って(例えば、サイドリンク送信に関連したパラメータがWANアップリンク送信に適用されたと仮定)前記サポート可能な最大電力を計算(例えば、搬送波Cと搬送波X上にWANアップリンク送信が同時に発生された既存状況と同じように見なす(/解釈する))ことができる。即ち、前記サポート可能な最大電力は、サイドリンク送信をWANアップリンク送信と見なして計算され、このとき、前記WANアップリンク送信には前記サイドリンク送信と同じパラメータが使われることを仮定する。

例えば、第1の搬送波で実行されるWAN送信のための送信電力を第1の送信電力とし、第2の搬送波で実行されるD2D動作による送信のための送信電力を第2の送信電力とすると、前記第1及び第2の送信電力を独立的に計算し、第1の送信電力及び第2の送信電力の和が前記端末のサポート可能な最大電力より大きい場合、前記第2の送信電力を減少させる。

このとき、前記WAN送信と前記D2D動作による送信は、同時に実行され、前記第1の搬送波と前記第2の搬送波は、互いに異なる周波数の搬送波である。

また、前記端末がサポート可能な最大電力は、前記D2D動作による送信を前記WAN送信のように取り扱って計算(例えば、第1の搬送波と第2の搬送波上にWANアップリンク送信が同時に発生された既存状況と同じように見なす(/解釈する)ことができる)されることができる。

例えば、サイドリンク送信関連パラメータが同じようにWANアップリンク送信に適用されたと仮定して第2の送信電力を計算した後、該当第2の送信電力と第1の送信電力に基づいて(または、利用して)前記端末がサポート可能な最大電力を計算することができる。

即ち、図20の方法によると、サイドリンク送信に割り当てられる送信電力は、サポート可能な最大電力でWANアップリンク送信に電力を割り当てた後の残りより大きくない。このような方法によると、一例として、サイドリンク送信電力の割当は、WANアップリンク送信に影響を及ぼさないようになる。

以下、(非サービング搬送波/周波数での)D2D通信のための(非サービング搬送波/周波数上での)セル選択とセル再選択動作そして/またはPLMN内(INTRA−PLMN)/PLMN間(INTER−PLMN)状況下での交差プール設定(CROSS−POOL CONFIGURATION)動作に対して説明する。

次に説明する要件は、RRCアイドル状態及びRRC接続状態である端末に適用されることができる。端末が非サービング周波数でD2D通信を実行しようとする場合、セル選択及び周波数内(intra−frequency)の再選択目的のために前記非サービング周波数に対する測定を実行する。もし、端末がD2D通信を実行するように設定された前記周波数でS−基準(criterion)を満たす少なくとも一つのセルを検出した場合、前記端末は、D2D通信と関連して前記周波数でセルカバレッジ内にあると見なす。もし、前記周波数でS−基準を満たすセルを検出することができない場合、D2D通信と関連してセルカバレッジの外側にあると見なす。

D2D通信のための非サービング周波数でセルを選択すると、端末は、前記周波数でD2D通信のためのより良いセルを選択するための周波数内の再選択過程を実行することができる。このとき、D2D通信のために選択されたセルでブロードキャストする再選択関連パラメータによって前記再選択過程を実行することができる。

D2D通信のためにあらかじめ設定された搬送波が最も高いセル再選択優先順位を有すると見なすことができる。

もし、D2D通信のために設定された周波数がサービング周波数の場合、端末は、D2D通信のための前記周波数のサービングセルを利用する。

PLMN内では、RRC信号を介して他の搬送波で発見信号を送信するように設定することが許容されることができる。RRD信号は、プライマリ周波数でない周波数に対してタイプ1またはタイプ2発見設定を設定するのに使われることができる。

PLMN間では、上位階層により発見信号送信のためのPLMN間認証が制御されるかどうかに対するSA2指針が必要である。

もし、ネットワークがPLMN間情報を有している場合、前記ネットワークは、PLMN内の場合と類似するように端末を設定することができる。PLMN間協力が常に可能ではない。協力されないPLMN間において、端末は、使用した送信/受信リソースを知るために該当搬送波周波数のSIB 19を読むことができる。

D2D動作を実行する周波数に基地局が全くない場合にはセルカバレッジの外側でのD2D発見動作がサポートされることができる。

以下で、特定D2D信号を送信する端末のプライマリ周波数でない周波数/搬送波(非プライマリ周波数/搬送波という)(そして/または非サービング搬送波/周波数)を“NP_FRQ”と命名する。“NP_FRQ”上でD2Dチャネル/信号送信動作を実行する時、D2D送信電力を効率的に設定する方法を提案する。

ここで、D2D信号を送信する端末のプライマリ搬送波/周波数(そして/またはサービング搬送波/周波数)を“PR_FRQ”と命名する。NP_FRQは、PR_FRQとPLMNとの間(または、PLMN内)そして/または周波数間(または、周波数内)(そして/または隣接した周波数(または、同じ周波数)の関係を有することができる。

[提案方法#6]NP_FRQ上の非サービングセル関連経路損失(PL)推定は、多様な理由でPR_FRQ上のサービングセル関連経路損失推定に比べて不正確である。その理由は、(1)特定時間区間内に得ることができるNP_FRQ上の非サービングセル関連測定サンプル数がPR_FRQ上のサービングセル関連測定サンプル数に比べて相対的に少ない場合があるためである。ここで、一例として、急速に移動する端末のD2D信号送信の場合、相対的に少なく得たNP_FRQ非サービングセル関連測定サンプルすら不正確な場合があるため、事前に定義された(または、シグナリングされた)測定要件を満たすためにはより多くの時間(及び測定サンプル)が要求されることができる。また、(2)NP_FRQでのD2Dチャネル/信号送信動作関連電力を決定する経路損失推定がNP_FRQ非サービングセルでない事前に定義された(または、シグナリングされた)他の(搬送波/周波数上の)セルに定義されることができるためである。

一例として、不正確なNP_FRQ非サービングセル関連経路損失推定は、正確でないNP_FRQ上のD2Dチャネル/信号送信電力決定につながるようになり、これは非サービングセル(そして/またはサービングセル(例えば、NP_FRQとPR_FRQが隣接周波数の関係を有する場合))のWAN(UL(/DL))通信(そして/またはD2D通信)に好ましくない干渉を与えるようになり(例えば、NP_FRQ D2D送信電力が過度に高く決定された場合)、またはNP_FRQ上のD2Dチャネル/信号送信性能を低下(例えば、NP_FRQ D2D送信電力が過度に低く決定された場合)させることができる。

このような問題を緩和させるために、NP_FRQ D2Dチャネル/信号送信動作を実行する端末が、下記の(一部または全ての)規則に従うように設定できる。

ここで、D2Dチャネル/信号送信関連電力制御パラメータは、開ループ/閉ループ電力制御パラメータそして/または最大(許容)D2D送信電力と解釈されることができる。

(規則#6−1)PR_FRQ上のサービングセルがNP_FRQ D2Dチャネル/信号送信関連電力制御パラメータ(即ち、“NPPCPARA_SV”と命名)をシグナリング(または、設定)した場合、D2D信号を送信する端末は、NP_FRQ非サービングセルから(事前に定義されたシグナル受信(例えば、SIB)を介して)取得した(NP_FRQ D2Dチャネル/信号送信関連)電力制御パラメータ(即ち、“NPPCPARA_NS”と命名)を無視し、NPPCPARA_SVに基づいてNP_FRQ D2Dチャネル/信号送信電力を決定することができる。

ここで、一例として、PR_FRQ上のサービングセルがNPPCPARA_SVをシグナリング(または、設定)しない場合、前記端末が、(NP_FRQ非サービングセルから(事前に定義されたシグナル受信を介して)取得した)NPPCPARA_NSに基づいてNP_FRQ D2Dチャネル/信号送信電力を決定することができる。

PR_FRQ関連D2Dチャネル/信号リソースプール情報そして/またはD2Dチャネル/信号送信電力情報(または、PR_FRQと周波数内(または、PLMN内)関係にある搬送波(または、周波数)上のD2Dチャネル/信号リソースプール情報そして/またはD2Dチャネル/信号送信電力情報)を知らせるチャネル(例えば、SIB)と、NP_FRQ関連D2Dチャネル/信号リソースプール情報そして/またはD2Dチャネル/信号送信電力情報(または、PR_FRQと周波数間(または、PLMN間)関係にある搬送波(または、周波数)上のD2Dチャネル/信号リソースプール情報そして/またはD2Dチャネル/信号送信電力情報)を知らせるチャネル(例えば、SIB)とは、独立的に(または、異なるように)定義されることもできる。

(規則#6−2)NP_FRQ非サービングセルが事前に定義されたチャネル(/シグナル)(例えば、SIB)を介して二つ(用途)の電力制御パラメータをシグナリングし、一つ(即ち、“SV_PARA”と命名)は、自分をサービングセル(または、周波数内)として経路損失測定する端末が使用するようにし、他の一つ(即ち、“NS_PARA”と命名)は、自分を非サービングセル(または、周波数間)として経路測定する端末が使用するようにすることができる。

ここで、他の一例として、NP_FRQ非サービングセルは、事前に定義されたチャネル(/シグナル)(例えば、SIB)を介して、SV_PARAと(電力制御パラメータ)オフセット(即ち、自分を非サービングセル(または、周波数間)として経路損失測定する端末は、SV_PARAに該当(電力制御パラメータ)オフセットを適用して最終NP_FRQ D2D送信電力を決定するようになる)をシグナル(または、NS_PARAと(電力制御パラメータ)オフセット(即ち、自分をサービングセル(または、周波数内)として経路損失測定する端末は、NS_PARAに該当(電力制御パラメータ)オフセットを適用して最終NP_FRQ D2D送信電力を決定するようになる)をシグナル)することもできる。

他の一例として、PR_FRQ上のサービングセル(または、NP_FRQ上の非サービングセル)は、自分と連結を有している(または、自分のカバレッジ内にある)端末に、PLMN間搬送波(周波数)(または、周波数間)上のD2Dチャネル/信号送信実行時、相対的に少ない送信電力(そして/またはD2D送信可能性)を適用するように、(事前に定義されたシグナリングを介して)設定することができる。これは一種のペナルティと解釈できる。

また、一例として、PR_FRQ上のサービングセル(または、NP_FRQ上の非サービングセル)は、PLMN間(または、周波数間)セルと連結を有している(または、PLMN間(または、周波数間)セルのカバレッジ内にある)端末が自分の(PLMN内)搬送波/周波数(または、周波数内/搬送波上でD2Dチャネル/信号送信動作を実行しようとする時、(事前に定義されたシグナリングを介して)相対的に少ない送信電力(そして/またはD2D送信確率)を適用するように設定することもできる。これは一種のペナルティと解釈できる。

以下、セルカバレッジに部分的に含まれる場合またはセルカバレッジの外側の場合でPSDCH送信及びPSDCH関連SLSS送信方法に対して説明する。

LTE−A Rel−13により動作する端末をRel−13端末と仮定する。Rel−13端末は、SLSSを送信する時、下記の二つの動作(動作1、動作2)のうちいずれか一つによってタイプ1発見信号を送信する。

動作1:Rel−12と同じ動作で、端末は、各発見周期でRel−12動作によって決定されるサブフレームnでSLSSを送信する。

動作2:端末は、各発見周期で40ms毎にSLSSを送信する。実際的なSLSS送信は、WAN優先順位のようなRel−12条件による。端末は、SLSSを送信するサブフレームでPSBCHも送信する。このとき、Rel−13によるD2D通信を実行する端末のためのPSBCHと同じ内容(content)を使用することができる。

セルカバレッジの外側のRel−13端末がタイプ1公共安全(public safety:PS)発見信号を送信するにあたって、SLSSを送信する時、前述する動作2に従う。

セルカバレッジ内のRel−13端末が発見信号を送信するにあたって、SLSSを送信する時、公共安全でない用途の発見信号を送信する場合は動作1に従う。それに対して、公共安全用途の発見信号を送信する場合、基地局は、動作1または動作2を設定することができ、端末はこれに従う。

公共安全用途の発見信号送信に参加して動作2を使用する端末は、SLSSを40ms毎に送信する。このとき、端末は、上位階層から与えられた搬送波で送信する発見メッセージがある限り続けてSLSSを送信することができる。

公共安全用途の発見信号送信に参加して動作2を使用する端末は、Rel−12によるD2D通信で使われるPSBCHを再使用することができる。即ち、同じ内容を含むことができる。動作1を使用する端末は、PSBCHを送信しない。

セルカバレッジの外側の端末に対するPSCCH/PSSCH送信及びPSCCH/PSSCH関連SLSS送信に対するパラメータは、事前に定義されたシグナル(例えば、SIB)を介して設定されることができる。

以下の表は、サイドリンクに対するあらかじめ設定されたパラメータの例を示す。

前記表において、‘carrierFreq’は、サイドリンク動作のための搬送波周波数を指示する。FDDの場合、これはアップリンク周波数を示し、対応するダウンリンク周波数は、デフォルト(default)送信−受信周波数区分(TX−RX frequency separation)により決まることができる。

‘preconfigComm’は、個別的なリソースプールの個数のリストを指示する。D2D通信のための信号送受信に使われることができる。

‘syncRefDiffHyst’は、相対的な比較を利用して同期化のための基準端末を評価する時に使われる履歴(hysteresis)である。‘syncRefMinHyst’は、絶対的な比較を利用して同期化のための基準端末を評価する時に使われる履歴である。

一例として、セルカバレッジの外側にある端末のPSDCH送信と関連した最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSDCH)(そして/または該当PSDCHと連動されたSLSS送信関連最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSBCH、PCMAX、SSSS))は、セルカバレッジの外側にある端末のPSCCH(そして/またはPSSCH)送信と関連した最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSCCH、PCMAX、PSSCH)(そして/または該当PSCCH(そして/またはPSSCH)と連動されたSLSS送信関連最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSBCH、PCMAX、SSSS))と独立的に(または、異なるように)設定されるように規則が定義されることができる。

ここで、一例として、このような規則は、セルカバレッジの外側にある端末のPSDCH送信(そして/または該当PSDCHと連動されたSLSS送信)に対するパラメータが、前記端末のPSCCH(そして/またはPSSCH)送信(そして/または該当PSCCH(そして/またはPSSCH)と連動されたSLSS送信)に対するパラメータと独立的な(または、異なる)シグナリング(例えば、SIB)を介して設定される場合にのみ限定的に適用されることもできる。

ここで、一例として、前記提案規則で“最大送信電力値”は、“開ループ電力制御パラメータ(OPEN−LOOP POWER CONTROL PARAMETER)値(例えば、PO、alpha)”と拡張解釈されることができる。

他の一例として、セルカバレッジ内の端末の公共安全(PUBLIC SAFTY:PS)PSDCH送信と関連した最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSDCH)(そして/または該当公共安全PSDCHと連動されたSLSSの送信と関連した最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSBCH、PCMAX、SSSS))は、セルカバレッジ内の端末の非公共安全(non−PS)PSDCH送信と関連した最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSDCH)(そして/または該当非公共安全PSDCHと連動されたSLSS送信と関連した最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSBCH、PCMAX、SSSS))と独立的に(または、異なるように)設定されるように規則が定義されることもできる。即ち、発見種類によって最大送信電力値が変わると解釈することも可能である。

前記提案規則で“最大送信電力値”は、“開ループ電力制御パラメータ(OPEN−LOOP POWER CONTROL PARAMETER)値(例えば、PO、alpha)”と拡張解釈されることもできる。

他の一例として、中継PSDCH送信と関連した最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSDCH)(そして/または該当中継PSDCHと連動されたSLSS送信と関連した最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSBCH、PCMAX、SSSS))は、非中継PSDCH(または、非公共安全PSDCHまたはグループに属するメンバPSDCH)送信と関連した最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSDCH)(そして/または該当非中継PSDCH(または、非公共安全PSDCHまたはグループに属するメンバPSDCH)と連動されたSLSS送信と関連した最大送信電力値(例えば、PCMAX、PSBCH、PCMAX、SSSS))と独立的に(または、異なるように)設定されるように規則が定義されることもできる。即ち、発見種類によって最大送信電力値が変わると解釈することも可能である。

前記提案規則で“最大送信電力値”は、“開ループ電力制御パラメータ値(例えば、PO、alpha)”と拡張解釈されることができる。

他の一例として、D2D動作を実行する端末が、セルカバレッジ内にある時は基地局からシグナリング(例えば、SIBまたは専用RRC信号)されたPSDCH最大送信電力(そして/または(該当PSDCHと連動された)SLSS最大送信電力)をセルカバレッジ内のPSDCH(そして/または(該当PSDCHと連動された)SLSS)に適用し、セルカバレッジの外側にある時は、事前に定義されたシグナリング(例えば、SIB)上に最大送信電力関連フィールドがない場合(事前に定義された(または、シグナリングされた))最も大きいターゲットレンジに該当する最大送信電力値をセルカバレッジの外側のPSDCH(そして/または(該当PSDCHと連動された)SLSS)に適用する。それに対して、事前に定義されたシグナリング(例えば、SIB)上に最大送信電力関連フィールドがある場合、該当値をセルカバレッジの外側のPSDCH(そして/または(該当PSDCHと連動された)SLSS)に適用するように規則が定義されることもできる。

他の一例として、D2D動作を実行する端末が、互いに異なる種類の発見(または、PSDCH)送信からトリガリングされたSLSS送信が同じ時点に重なる場合、下記の一部(または、全ての)優先順位規則によって、該当SLSS送信の最大送信電力が決定されるように設定されることもできる。

ここで、一例として、下記一部(または、全ての)規則は、セルカバレッジ内でD2D動作を実行する端末(そして/またはセルカバレッジの外側でD2D動作を実行する端末そして/または中継役割のためのD2D動作を実行する端末そして/または離隔された端末)にのみ限定的に適用されることもできる。

また、一例として、互いに異なる種類の発見(または、PSDCH)送信からトリガリングされたSLSS送信が同じ時点に重ならない場合には各々の連動された事前に設定された(または、シグナリングされた)発見最大送信電力値に従うように定義されることができる。

また、一例として、下記の優先順位規則のうちいずれかを適用するかを基地局が端末に事前に定義されたシグナリング(例えば、SIB(RRCアイドル状態の端末、セルカバレッジの外側の端末)、専用信号(RRC接続状態の端末))を介して知らせるように設定されることもできる。本提案方法で“SLSS”は、一例として、PSBCH(そして/またはPSSS(そして/またはSSSS))と解釈されることができる。

(例示#1)公共安全発見信号の送信のためにトリガリングされたSLSSの送信と非公共安全発見信号の送信のためにトリガリングされたSLSSの送信が同じ時点に重なる場合、該当SLSSの最大送信電力は、事前に設定され、またはシグナリングされた公共安全発見信号に対する最大送信電力(または、非公共安全発見信号に対する最大送信電力に従うように規則が定義されることができる。

(例示#2)中継動作のための発見のためにトリガリングされたSLSS送信と非中継動作のための発見のためにトリガリングされたSLSS送信が同じ時点に重なる場合、該当SLSSの最大送信電力は、事前に設定され、またはシグナリングされた中継動作のための発見に対する最大送信電力(または、非中継動作のための発見に対する最大送信電力)に従うように規則が定義されることができる。他の一例として、中継動作のための発見のためにトリガリングされたSLSS送信とグループメンバ(または、非公共安全)発見のためにトリガリングされたSLSS送信が同じ時点に重なる場合、該当SLSSの最大送信電力は、事前に設定され、またはシグナリングされた中継動作のための発見の最大送信電力(または、グループメンバ(または、非公共安全)発見の最大送信電力)に従うように規則が定義されることができる。

他の一例として、D2D動作を実行する端末が、発見(または、PSDCH)送信からトリガリングされたSLSS送信とD2D通信(または、PSCCH(そして/またはPSSCH))送信からトリガリングされたSLSS送信が同じ時点に重なる場合、下記の一部(または、全ての)優先順位規則によって、該当SLSS送信の最大送信電力が決定されるように設定されることもできる。

ここで、一例として、下記一部(または、全ての)規則は、セルカバレッジ内でD2D動作を実行する端末(そして/またはセルカバレッジの外側でD2D動作を実行する端末そして/または中継役割のために、D2D動作を実行する端末そして/または離隔された端末)にのみ限定的に適用されることもできる。

また、D2D動作を実行する端末が、発見(または、PSDCH)送信からトリガリングされたSLSS送信とD2D通信(または、PSCCH(そして/またはPSSCH))送信からトリガリングされたSLSS送信が同じ時点に重ならない場合には、各々の連動された事前に設定された(または、シグナリングされた)(発見/D2D通信)最大送信電力値に従うように定義されることができる。

また、一例として、下記の優先順位規則のうちいずれかを適用するかを基地局が端末に設定できる。このとき、基地局は、定義されたシグナリングを使用することができ、RRCアイドル端末及びセルカバレッジの外側の端末のためにはSIBを使用し、RRC接続状態である端末に対しては専用信号を使用することができる。本提案方法で“SLSS”単語は、一例として、PSBCH(そして/またはPSSS(そして/またはSSSS))と解釈されることができる。

(例示#3)(公共安全(または、非公共安全)または中継またはグループメンバ)発見によりトリガリングされたSLSS送信とD2D通信のためにトリガリングされたSLSS送信が同じ時点に重なる場合、該当SLSSの最大送信電力は、事前に設定された(または、シグナリングされた)(公共安全(または、非公共安全)または中継またはグループメンバ)発見最大送信電力(または、D2D通信最大送信電力)に従うように規則が定義されることができる。

前記説明した提案方式に対する一例も本発明の具現方法のうち一つとして含まれることができるため、一種の提案方式と見なされることができることは明白である。また、前記説明した提案方式は、独立的に具現されることもできるが、一部提案方式の組み合わせ(または、併合)形態で具現されることができる。

前記説明した提案方式は、FDDシステム(そして/またはTDDシステム)環境下でのみ限定的に適用されるように規則が定義されることもできる。前記説明した提案方式は、モード2 D2D通信そして/またはタイプ1発見(そして/またはモード1 D2D通信そして/またはタイプ2発見)にのみ限定的に適用されるように規則が定義されることもできる。

また、前記説明した提案方式は、セルカバレッジ内でD2D動作を実行する端末(そして/またはセルカバレッジの外側でD2D動作を実行する端末)(そして/またはRRC接続状態でD2D動作を実行する端末(そして/またはRRCアイドル状態でD2D動作を実行する端末))にのみ限定的に適用されるように規則が定義されることもできる。前記説明した提案方式は、D2D発見(送信(/受信))動作のみを実行するD2D端末(そして/またはD2D通信(送信(/受信))動作のみを実行するD2D端末)にのみ限定的に適用されるように規則が定義されることもできる。

前記説明した提案方式は、D2D発見のみがサポート(設定)されたシナリオ(そして/またはD2D通信のみがサポート(設定)されたシナリオ)でのみ限定的に適用されるように規則が定義されることもできる。

前記説明した提案方式は、周波数間(INTER−FREQUENCY)上の他の(アップリンク)搬送波でのD2D発見信号受信動作を実行する場合(そして/またはPLMN間(INTER−PLMN)ベースの他のPLMNの(アップリンク)搬送波でのD2D発見信号受信動作を実行する場合)でのみ限定的に適用されるように規則が定義されることもできる。

また、一例として、前記説明した提案方式は、端末がD2D通信及びD2D発見信号を両方とも送信する時、一つのサブフレームで送信されるSLSS/PSBCHがD2D通信及びD2D発見により同時にトリガリングされる場合(または、時点)にのみ限定的に適用されるように規則が定義されることもできる。

図21は、本発明の実施例が具現される端末を示すブロック図である。

図21を参照すると、端末1100は、プロセッサ1110、メモリ1120及びRF部(radio frequency unit)1130を含む。プロセッサ1110は、提案された機能、過程及び/または方法を具現する。例えば、プロセッサ1110は、D2D発見信号送信のための電力情報(discMaxTxPower)を受信し、前記電力情報(discMaxTxPower)に基づいてD2D発見信号送信のための送信電力を決定することができる。また、プロセッサ1110は、SLSS及びPSBCHのための送信電力を決定し、前記決定された送信電力で前記SLSS及びPSBCHを送信し、前記SLSS及びPSBCHの送信がD2D(device−to−device)発見(discovery)とD2D通信(communication)の両方ともにより同時にトリガ(trigger)される場合、前記SLSS及びPSBCHのための送信電力は、前記D2D通信のための電力情報(P−Max)に基づいて決定できる。

RF部1130は、プロセッサ1110と連結されて無線信号を送信及び受信する。

プロセッサは、ASIC(application−specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路及び/またはデータ処理装置を含むことができる。メモリは、ROM(read−only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体及び/または他の格納装置を含むことができる。RF部は、無線信号を処理するためのベースバンド回路を含むことができる。実施例がソフトウェアで具現される時、前述した技法は、前述した機能を遂行するモジュール(過程、機能など)で具現されることができる。モジュールは、メモリに格納され、プロセッサにより実行されることができる。メモリは、プロセッサの内部または外部にあり、よく知られた多様な手段でプロセッサと連結されることができる。

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