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近距離無線通信装置及び登録管理プログラム

申请号 JP2014249858 申请日 2014-12-10 公开(公告)号 JP2015195565A 公开(公告)日 2015-11-05
申请人 株式会社デンソー; 发明人 越智 光;
摘要 【課題】一時的な使用者であるゲストや日常的な使用者であるホストが面倒な操作を行う必要がなく、携帯端末に保存されているデータを容易に共有する。 【解決手段】中央装置4は、携帯端末2が翳されて非 接触 通信が成立すると、その携帯端末2を登録してBT通信を許可し、その後、電源オンから電源オフに切替わり更に電源オフから電源オンに切替わると、登録されている携帯端末2を探索し、その探索に失敗すると、その探索に失敗した携帯端末2の登録を解除する。登録される携帯端末3の数の増大を抑制することができ、登録されている携帯端末3を一覧表示する際に、中央装置4を今使用しないゲストの携帯端末2を無駄に表示することがなくなる。 【選択図】図1
权利要求

携帯端末(2)との間で非接触通信を行う非接触通信手段(4c、5b)と、 前記携帯端末との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信手段(4b)と、 電源のオンオフを検知する電源検知手段(4g)と、 前記携帯端末と前記非接触通信手段との間で非接触通信が成立したと判定した場合に、その非接触通信が成立した前記携帯端末を登録し、前記近距離無線通信手段と前記携帯端末との間での近距離無線通信の接続を、当該近距離無線通信を接続不可能と判定するまで許可する制御手段(4a)と、を備え、 前記制御手段は、電源オンから電源オフに切替わり更に電源オフから電源オンに切替わったことが前記電源検知手段により検知された場合に、登録されている携帯端末の探索を前記近距離無線通信手段により行わせ、その探索に失敗した場合には、その探索に失敗した携帯端末の登録を解除することを特徴とする近距離無線通信装置(3)。請求項1に記載した近距離無線通信装置において、 前記制御手段は、前記近距離無線通信手段と前記携帯端末との間での近距離無線通信の最後の接続から所定時間が経過した場合にも、登録されている携帯端末の探索を前記近距離無線通信手段により行わせ、その探索に失敗した場合には、その探索に失敗した携帯端末の登録を解除することを特徴とする近距離無線通信装置。請求項1又は2に記載した近距離無線通信装置において、 前記制御手段は、登録されている携帯端末の探索に成功した場合には、前記携帯端末の登録を継続することを特徴とする近距離無線通信装置。携帯端末(2)との間で非接触通信を行う非接触通信手段(4c、5b)と、 前記携帯端末との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信手段(4b)と、 電源のオンオフを検知する電源検知手段(4g)と、 前記携帯端末と前記非接触通信手段との間で非接触通信が成立したと判定した場合に、その非接触通信が成立した前記携帯端末を登録し、前記近距離無線通信手段と前記携帯端末との間での近距離無線通信の接続を、当該近距離無線通信を接続不可能と判定するまで許可する制御手段(4a)と、を備え、 前記制御手段は、電源オンから電源オフに切替わったことが前記電源検知手段により検知された場合に、登録されている携帯端末の登録を解除することを特徴とする近距離無線通信装置(3)。請求項1から4の何れか一項に記載した近距離無線通信装置において、 前記制御手段は、非接触通信が成立した前記携帯端末を登録した後に、恒久登録条件が成立したと判定した場合に、その恒久登録条件が成立した前記携帯端末を恒久登録し、前記近距離無線通信手段と前記携帯端末との間での近距離無線通信を恒久登録解除条件が成立するまで許可することを特徴とする近距離無線通信装置。請求項5に記載した近距離無線通信装置において、 前記制御手段は、前記携帯端末と前記非接触通信手段との間で複数回の非接触通信が連続して成立したと判定した場合に、前記恒久登録条件が成立したと判定することを特徴とする近距離無線通信装置。請求項5に記載した近距離無線通信装置において、 ユーザの第1の操作を受付ける第1の操作受付手段(4e)を備え、 前記制御手段は、ユーザの第1の操作を前記第1の操作受付手段により受付けたと判定した場合に、前記恒久登録条件が成立したと判定することを特徴とする近距離無線通信装置。請求項6又は7に記載した近距離無線通信装置において、 ユーザの第2の操作を受付ける第2の操作受付手段(4e)を備え、 前記制御手段は、ユーザの第2の操作を前記第2の操作受付手段により受付けたと判定した場合に、前記恒久登録解除条件が成立したと判定することを特徴とする近距離無線通信装置。請求項1から8の何れか一項に記載した近距離無線通信装置において、 前記制御手段は、登録している携帯端末の種別に応じて、当該携帯端末からの受信を許可するデータを選択することを特徴とする近距離無線通信装置。請求項1から9の何れか一項に記載した近距離無線通信装置において、 前記近距離無線手段は第1の装置(4)に設けられ、前記非接触通信手段は前記第1の装置とは別の第2の装置(5)に設けられていることを特徴とする近距離無線通信装置。携帯端末(2)との間で非接触通信を行う非接触通信手段(4c、5b)と、前記携帯端末との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信手段(4b)と、電源のオンオフを検知する電源検知手段(4g)と、を有する近距離無線通信装置(3)に設けられ、マイクロコンピュータを有する制御手段(4a)に、 前記携帯端末と前記非接触通信手段との間で非接触通信が成立したと判定した場合に、その非接触通信が成立した前記携帯端末を登録する第1の手順と、 前記近距離無線通信手段と前記携帯端末との間での近距離無線通信の接続を、当該近距離無線通信を接続不可能と判定するまで許可する第2の手順と、 電源オンから電源オフに切替わり更に電源オフから電源オンに切替わったことが前記電源検知手段により検知された場合に、登録されている携帯端末の探索を前記近距離無線通信手段により行わせる第3の手順と、 前記第3の手順による探索に失敗した場合に、その探索に失敗した携帯端末の登録を解除する第4の手順と、を実行させるための登録管理プログラム。携帯端末(2)との間で非接触通信を行う非接触通信手段(4c、5b)と、前記携帯端末との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信手段(4b)と、電源のオンオフを検知する電源検知手段(4g)と、を有する近距離無線通信装置(3)に設けられ、マイクロコンピュータを有する制御手段(4a)に、 前記携帯端末と前記非接触通信手段との間で非接触通信が成立したと判定した場合に、その非接触通信が成立した前記携帯端末を登録する第1の手順と、 前記近距離無線通信手段と前記携帯端末との間での近距離無線通信の接続を、当該近距離無線通信を接続不可能と判定するまで許可する第2の手順と、 電源オンから電源オフに切替わったことが前記電源検知手段により検知された場合に、登録されている携帯端末の登録を解除する第5の手順と、を実行させるための登録管理プログラム。

说明书全文

本発明は、携帯端末との間で非接触通信を行うと共に近距離無線通信を行う近距離無線通信装置及び登録管理プログラムに関する。

従来より、NFC(Near field Communication)の機能としてBluetooth(登録商標、以下、BTと称する)ハンドオーバの機能がある。NFCのBTハンドオーバ機能によりBT通信の接続手順を行うことで、BT通信の接続を許可したい携帯端末の特定や第三者が傍受できないことによるセキュリティの確保が可能となる。NFCのBTハンドオーバ機能を利用する構成として、NFC通信部を有する携帯端末を、NFC通信部を有する例えばナビゲーション装置等の近距離無線通信装置(対向機器、通信デバイス)に翳す構成が開示されている。携帯端末を近距離無線通信装置に翳し、NFC通信を成立させることで、携帯端末を近距離無線通信装置に登録する(BT通信の接続を許可する)ことができる(例えば特許文献1参照)。

特開2011−147004号公報

しかしながら、上記したようなNFCの機能を利用して携帯端末を近距離無線通信装置に登録する構成では以下の問題がある。ここで、近距離無線通信装置の日常的な使用者をホストと称し、近距離無線通信装置の一時的な使用者をゲストと称する。ゲストの携帯端末を近距離無線通信装置に登録し続けると、近距離無線通信装置に登録される携帯端末の数が増大する。その結果、登録されている携帯端末を例えば一覧表示する際に、近距離無線通信装置を今使用するゲストの携帯端末に加え、近距離無線通信装置を今使用しないゲストの携帯端末をも表示することになる。その状態で、近距離無線通信装置を今使用するゲストが、自分の携帯端末を選択するのは面倒である。又、ホストが、近距離無線通信装置を今使用しないゲストの携帯端末の登録を解除するのも面倒である。

又、ゲストの携帯端末に保存されているデータ(例えば音楽データ等)を共有するために、登録されている全ての携帯端末とのBT通信の接続を自動的に試みるようにすると、接続しようとしている携帯端末が、近距離無線通信装置を今使用するゲストの携帯端末であるか今使用しないゲストの携帯端末であるかを判定する必要がある。その結果、接続しようとしている携帯端末が、近距離無線通信装置を今使用しないゲストの携帯端末であると判定するまでに無駄なタイムアウト時間が発生することになる。かといって、特許文献1のように、BT通信の接続を許可する携帯端末を切替えようとする都度、NFC通信を成立させるべく携帯端末を近距離無線通信装置に翳すことも面倒である。

本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、近距離無線通信装置の一時的な使用者であるゲストや日常的な使用者であるホストが面倒な操作を行う必要がなく、携帯端末に保存されているデータを容易に共有することができ、利便性を高めることができる近距離無線通信装置及び登録管理プログラムを提供することにある。

請求項1に記載した発明によれば、非接触通信手段は、携帯端末との間で非接触通信を行う。近距離無線通信手段は、携帯端末との間で近距離無線通信を行う。電源検知手段は、電源のオンオフを検知する。制御手段は、携帯端末と非接触通信手段との間で非接触通信が成立したと判定すると、その非接触通信が成立した携帯端末を登録し、近距離無線通信手段と携帯端末との間での近距離無線通信の接続を、当該近距離無線通信を接続不可能と判定するまで許可する。そして、制御手段は、電源オンから電源オフに切替わり更に電源オフから電源オンに切替わったことが電源検知手段により検知されると、登録されている携帯端末の探索を近距離無線通信手段により行わせ、その探索に失敗すると、その探索に失敗した携帯端末の登録を解除する。

即ち、電源オンから電源オフに切替わり更に電源オフから電源オンに切替わったことを契機とし、登録されている携帯端末の探索を近距離無線通信手段により行わせ、その探索に失敗すると、その探索に失敗した携帯端末の登録を解除するようにした。これにより、登録される携帯端末の数の増大を抑制することができ、登録されている携帯端末を例えば一覧表示する際に、近距離無線通信装置を今使用しないゲスト(近距離無線通信装置の一時的な使用者)の携帯端末を無駄に表示することがなくなる。その結果、近距離無線通信装置を今使用するゲストが、自分の携帯端末を容易に選択することができる。又、ホスト(近距離無線通信装置の日常的な使用者)が、近距離無線通信装置を今使用しないゲストの携帯端末の登録を解除する手間を不要とすることもできる。

又、非接触通信が成立した携帯端末を登録すると、近距離無線通信手段と携帯端末との間での近距離無線通信の接続を、当該近距離無線通信を接続不可能と判定するまで許可するようにした。これにより、近距離無線通信の接続を許可する携帯端末を切替えようとする都度、非接触通信を成立させる手間を不要とすることもできる。よって、ゲストやホストが面倒な操作を行う必要がなく、携帯端末に保存されているデータを容易に共有することができ、利便性を高めることができる。

請求項4に記載した発明によれば、非接触通信手段は、携帯端末との間で非接触通信を行う。近距離無線通信手段は、携帯端末との間で近距離無線通信を行う。電源検知手段は、電源のオンオフを検知する。制御手段は、携帯端末と非接触通信手段との間で非接触通信が成立したと判定すると、その非接触通信が成立した携帯端末を登録し、近距離無線通信手段と携帯端末との間での近距離無線通信の接続を、当該近距離無線通信を接続不可能と判定するまで許可する。そして、制御手段は、電源オンから電源オフに切替わったことが電源検知手段により検知されると、登録されている携帯端末の登録を解除する。

即ち、電源オンから電源オフに切替わったことを契機とし、登録されている携帯端末の登録を解除するようにした。これにより、上記した請求項1に記載した発明と同様に、登録される携帯端末の数の増大を抑制することができ、登録されている携帯端末を例えば一覧表示する際に、近距離無線通信装置を今使用しないゲストの携帯端末を無駄に表示することがなくなる。その結果、近距離無線通信装置を今使用するゲストが、自分の携帯端末を容易に選択することができる。又、ホストが、近距離無線通信装置を今使用しないゲストの携帯端末の登録を解除する手間を不要とすることもできる。

又、上記した請求項1に記載した発明と同様に、非接触通信が成立した携帯端末を登録すると、近距離無線通信手段と携帯端末との間での近距離無線通信の接続を、当該近距離無線通信を接続不可能と判定するまで許可するようにした。これにより、近距離無線通信の接続を許可する携帯端末を切替えようとする都度、非接触通信を成立させる手間を不要とすることもできる。よって、ゲストやホストが面倒な操作を行う必要がなく、携帯端末に保存されているデータを容易に共有することができ、利便性を高めることができる。

本発明の第1の実施形態を示す機能ブロック図

中央装置及び周辺装置の配置態様を示す図

シーケンス図(その1)

シーケンス図(その2)

シーケンス図(その3)

登録情報を管理する画面の遷移を示す図(その1)

従来との比較を示すシーケンス図(その1)

従来のシーケンス図(その1)

従来との比較を示すシーケンス図(その2)

従来のシーケンス図(その2)

プロファイルの接続を示す図

登録情報を管理する画面の遷移を示す図(その2)

本発明の第2の実施形態を示すシーケンス図

(第1の実施形態) 以下、本発明を、車両用の近距離無線通信システム1で用いられる近距離無線通信装置に適用した第1の実施形態について、図1から図12を参照して説明する。車両用の近距離無線通信システム1は、ユーザが車室内に持込み可能な携帯端末2と、車両に搭載されている近距離無線通信装置3とを有する。近距離無線通信装置3は、中央装置4(第1の装置)と、周辺装置5(第2の装置)とを有する。尚、図1では、1つの中央装置4に1つの周辺装置5が接続されている態様を示しているが、1つの中央装置4に複数(2以上の)の周辺装置5が接続されている態様でも良い。又、中央装置4は、車両の現在位置を特定する機能、車両の現在位置を道路データにマップマッチングする機能、目的地を設定する機能、車両の現在位置から目的地までの経路を探索する機能等の周知のナビゲーション処理の機能を有するナビゲーション装置から構成されていても良い。

携帯端末2は、例えばスマートホン等の多機能型の携帯情報端末である。携帯端末2は、制御部2aと、近距離無線通信部2bと、非接触通信部2cと、広域通信部2dと、表示部2eと、操作受付部2fと、音声処理部2gと、記憶部2h等を有する。制御部2aは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有するマイクロコンピュータを主体として構成されている。制御部2aは、ROMに記憶されている制御プログラムをCPUが実行することで、携帯端末2の近距離無線通信、非接触通信、登録情報の記憶等の動作全般を制御する。

近距離無線通信部2bは、後述する中央装置4の近距離無線通信部4bとの間で近距離無線通信を行う。この場合、近距離無線通信部2bは、近距離無線通信としてBluetooth(登録商標、以下、BTと称する)通信を行う。非接触通信部2cは、後述する中央装置4の非接触通信部4cや周辺装置5の非接触通信部5bとの間で非接触通信を行う。この場合、非接触通信部2cは、非接触通信としてNFC(Near field Communication)通信を行う。広域通信部2dは、携帯電話網を介して基地局との間で広域通信を行う。

表示部2eは、制御部2aから表示指令を入すると、その入力した表示指令にしたがってホーム画面やメニュー画面等の各種画面を表示する。操作受付部2fは、筐体に配置されている機械的な釦(ホーム釦等)や表示部2eに形成されるタッチ釦を含み、ユーザが釦を押下すると、そのユーザが釦を押下したことを示す操作通知を制御部2aに出力する。音声処理部2gは、マイクロホン(図示せず)が入力した音声を送話音声として送話処理したり、スピーカ(図示せず)から出力する音声を受話音声として受話処理したりする。記憶部2hは、携帯端末2の登録情報、中央装置4の登録情報等を記憶可能な記憶領域を有する。携帯端末2の登録情報とは、携帯端末2のBTアドレスやセキュリティ情報(公開鍵、乱数)である。中央装置4の登録情報とは、中央装置4のBTアドレスやセキュリティ情報(公開鍵、乱数)である。又、記憶部2hは、音楽データ等の各種データを記憶可能な記憶領域を有する。

中央装置4は、図2に示すように、車室内の運転席(図2ではS1にて示す)の近傍(例えばインパネの横等)に設置されている。即ち、中央装置4は、運転者が乗車して運転席に座ったときに、そのままの座った状態で携帯端末2を中央装置4に容易に翳すことが可能な部位に設置されている。尚、中央装置4の筐体には非接触通信の通信エリア付近を示す目印が付されている。運転者は、その目印を目標として携帯端末2を中央装置4に翳すことで、携帯端末2と中央装置4との間での非接触通信を良好に行えるようになっている。

中央装置4は、制御部4a(制御手段)と、近距離無線通信部4b(近距離無線通信手段)と、非接触通信部4c(非接触通信手段)と、表示部4dと、操作受付部4e(第1の操作受付手段、第2の操作受付手段)と、記憶部4fと、電源検知部4g(電源検知手段)と、通信部4h等を有する。制御部4aは、CPU、ROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを主体として構成されている。制御部4aは、ROMに記憶されている制御プログラム(登録管理プログラムを含む)をCPUが実行することで、中央装置4の近距離無線通信、非接触通信、登録情報の記憶等の動作全般を制御する。

近距離無線通信部4bは、携帯端末2の近距離無線通信部2bとの間で近距離無線通信を行う。非接触通信部4cは、携帯端末2が中央装置4に翳されて非接触通信の通信エリア内に存在すると、携帯端末2の非接触通信部2cとの間で非接触通信を行う。表示部4dは、制御部4aから表示指令を入力すると、その入力した表示指令にしたがってホーム画面やメニュー画面等の各種画面を表示する。操作受付部4eは、筐体に配置されている機械的な釦(電源等)や表示部4dに形成されるタッチ釦を含み、ユーザが釦を押下すると、そのユーザが釦を押下したことを示す操作通知を制御部4aに出力する。記憶部4fは、中央装置4の登録情報、携帯端末2の登録情報等を記憶可能な記憶領域を有する。

電源検知部4gは、車両のACC(アクセサリ)スイッチのオンオフを示すACC信号を入力する。制御部4aは、ACCスイッチから電源検知部4gに入力されるACC信号によりACCスイッチのオフからオンへの切替を検知すると、中央装置4を電源オフ(停止状態)から電源オン(起動状態)に切替える(中央装置4を起動する)。一方、制御部4aは、ACCスイッチから電源検知部4gに入力されるACC信号によりACCスイッチのオンからオフへの切替を検知すると、中央装置4を電源オンから電源オフに切替える(中央装置4を停止する)。電源オフとは、例えば近距離無線通信を成立させなかったりユーザからの操作を受付けなかったりする状態であり、通常よりも低い動作電力(低消費電力)で動作する状態である。電源オンとは、例えば近距離無線通信を成立させたりユーザからの操作を受付けたりする状態であり、通常の動作電力で動作する状態である。通信部4hは、後述する周辺装置5の通信部5cとの間でデータ通信を行う。この場合、通信部4hは、通信部5cとの間で有線通信及び無線通信の何れでデータ通信を行っても良い。

周辺装置5は、図2に示すように、車室内の助手席(図2ではS2)の近傍(例えばダッシュボードの助手席ドア側に近い付近等)や後部座席(図2ではS3)の近傍(例えば運転席シートや助手席シートの背面等)に設置されている。即ち、周辺装置5は、同乗者が乗車して助手席や後部座席に座ったときに、そのままの座った状態で携帯端末2を周辺装置5に容易に翳すことが可能な部位に設置されている。尚、周辺装置5の筐体にも非接触通信の通信エリア付近を示す目印が付されており、同乗者は、その目印を目標として携帯端末2を周辺装置5に翳すことで、携帯端末2と周辺装置5との間での非接触通信を良好に行えるようになっている。

周辺装置5は、制御部5aと、非接触通信部5b(非接触通信手段)と、通信部5c等を有する。制御部5aは、CPU、ROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを主体として構成されている。制御部5aは、ROMに記憶されている制御プログラムをCPUが実行することで、周辺装置5の非接触通信等の動作全般を制御する。非接触通信部5bは、携帯端末2が周辺装置5に翳されて非接触通信の通信エリア内に存在すると、携帯端末2の非接触通信部2cとの間で非接触通信を行う。通信部5cは、中央装置4の通信部4hとの間でデータ通信を行う。

ここで、携帯端末2の利用形態について説明する。運転者(車両の所有車)を、近距離無線通信装置3(特に中央装置4)の日常的な使用者であるホストと称し、同乗者を、近距離無線通信装置3の一時的な使用者であるゲスト(複数であれば、ゲストA、ゲストB、…)と称する。この場合、ホストは、乗車して運転席に座ると、自分の携帯端末2を中央装置4に翳すことになる。一方、例えばゲストAは、乗車して助手席に座ると、自分の携帯端末2に保存されているデータを共有したいと考える場合には、自分の携帯端末2を助手席に近い周辺装置5に翳すことになる。同様に、例えばゲストBは、乗車して後部座席に座ると、自分の携帯端末2に保存されているデータを共有したいと考える場合には、自分の携帯端末2を後部座席に近い周辺装置5に翳すことになる。

次に、上記した構成の作用について、図3から図12も参照して説明する。ここでは、ゲストが乗車して携帯端末2を周辺装置5に翳した場合を説明する。 ゲストが自分の携帯端末2を携帯して乗車し、携帯端末2を周辺装置5に正常に翳すと、携帯端末2の非接触通信部2cと周辺装置5の非接触通信部5bとの間で非接触通信が成立する。周辺装置5において、制御部5aは、携帯端末2との間で非接触通信が成立すると、登録情報要求を通信部5cから中央装置4に送信させる(B1)。

中央装置4において、制御部4aは、登録情報要求を通信部4hにより受信したと判定すると、記憶部4fに記憶されている中央装置4の登録情報(中央装置4のBTアドレスやセキュリティ情報)を読出す。そして、制御部4aは、その読出した中央装置4の登録情報を通信部4hから周辺装置5に送信させる(C1)。周辺装置5において、制御部5aは、中央装置4の登録情報を通信部5cにより受信したと判定すると、その受信した中央装置4の登録情報を非接触通信部5bから非接触通信で携帯端末2に送信させる(B2)。

携帯端末2において、制御部2aは、中央装置4の登録情報を非接触通信部2cにより受信したと判定すると、記憶部2hに記憶されている携帯端末2の登録情報(携帯端末2のBTアドレスやセキュリティ情報)を読出す。そして、制御部2aは、その読出した携帯端末2の登録情報を非接触通信部2cから非接触通信で周辺装置5に送信させる(A1)。周辺装置5において、制御部5aは、携帯端末2の登録情報を非接触通信部5bにより受信したと判定すると、その受信した携帯端末2の登録情報を通信部5cから中央装置4に送信させる(B3)。

中央装置4において、制御部4aは、携帯端末2の登録情報を通信部4hにより受信したと判定すると、その受信した携帯端末2の登録情報を記憶部4fに既に記憶済みであるか否かを判定し、その携帯端末2を既に登録済みであるか否かを判定する(C2)。制御部4aは、その受信した携帯端末2の登録情報を記憶部4fに記憶済みでないと判定し、その携帯端末2を登録済みでないと判定すると(C2:NO)、登録要求を通信部4hから周辺装置5に送信させる(C3)。周辺装置5において、制御部5aは、登録要求を通信部5cにより受信したと判定すると、その受信した登録要求を非接触通信部5bから非接触通信で携帯端末2に送信させる(B4)。

携帯端末2において、制御部2aは、登録要求を非接触通信部2cにより受信したと判定すると、中央装置4の制御部4aとの間で登録処理を行う。このとき、制御部2aは、登録処理を正常に終了すると、中央装置4の登録情報を記憶部2hに記憶する。又、中央装置4において、制御部4aは、登録処理を正常に終了すると、携帯端末2の登録情報を記憶部4fに記憶することで、携帯端末2を登録し、携帯端末2との間でのBT通信の接続を許可する(C4、第1の手順)。即ち、この時点では、制御部4aは、携帯端末2の登録情報を記憶部4fに記憶しているので、登録されている携帯端末2を表示部4dに一覧表示する際には、今回の登録処理により登録したゲストの携帯端末2の端末情報(例えば機種名等)を表示することになる。尚、制御部4aは、ホストの携帯端末2を既に登録していれば、今回の登録処理により登録したゲストの携帯端末2の端末情報に加え、ホストの携帯端末2の端末情報をも表示することになる。

制御部4aは、このようにして携帯端末2との間でのBT通信の接続を許可すると、近距離無線通信部4bと近距離無線通信部2bとの間でBT回線を接続する。そして、制御部4aは、BT回線を接続すると、BT回線上で所定のプロファイルを接続し、所定のプロファイルを利用したデータ通信処理を行う。即ち、携帯端末2において、制御部2aは、例えばBT回線上でAVP(Audio/Video Profile、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)及びAVRCP(Audio/Video Remote Control Profile))を接続すると、記憶部2hに保存されている音楽データを読出し、その読出した音楽データを近距離無線通信部2bから中央装置4に転送させる。中央装置4において、制御部4aは、携帯端末2から音楽データが転送されると、その転送された音楽データを中央装置4に付設されているスピーカ(図示せず)から音声出力させる。

又、中央装置4において、制御部4aは、再生コマンドや停止コマンド等のコマンドの操作指示を操作受付部4eにより受付けると、その受付けたコマンドを近距離無線通信部4bから携帯端末2に転送させる。携帯端末2において、制御部2aは、中央装置4からコマンドが転送されると、その転送されたコマンドにしたがって音楽データの再生や停止等を制御する。以上の処理により、ゲストが乗車して携帯端末2を周辺装置5に翳すと、ゲストの携帯端末2が中央装置4に登録され、携帯端末2と中央装置4の間でのBT通信の接続が許可される。そして、携帯端末2に保存されている音楽データが中央装置4に転送され、その音楽データが中央装置4に付設されているスピーカから音声出力される。これにより、ゲストの携帯端末2に保存されている音楽データを共有することができる。

これ以降、制御部4aは、ゲストが自分の携帯端末2を携帯して降車し、携帯端末2が中央装置4のBT通信の通信圏内から外れると(BT通信を接続不可能になると)、近距離無線通信部4bと近距離無線通信部2bとの間で接続していたBT回線を切断する。又、制御部4aは、ホストが降車するためにACCスイッチをオンからオフに切替えたことで、電源オンから電源オフへの切替を電源検知部4gにより検知すると(BT通信を接続不可能になると)(C5)、この場合も、近距離無線通信部4bと近距離無線通信部2bとの間で接続していたBT回線を切断する。即ち、制御部4aは、BT通信の接続を、当該BT通信を接続不可能と判定するまで許可する(第2の手順)。

次いで、制御部4aは、ホストが乗車し、ACCスイッチをオフからオンに切替えたことで、電源オフから電源オンへの切替を電源検知部4gにより検知すると(C6)、その時点で登録されている携帯端末2の探索を近距離無線通信部4bにより行わせる(C7、第3の手順)。この場合、制御部4aは、前回の(直前の電源オンから電源オフへの切替のときの)ゲストが自分の携帯端末2を携帯して乗車していれば、その前回のゲストの携帯端末2の探索に成功することになる。一方、制御部4aは、前回のゲストが自分の携帯端末2を携帯して乗車していなければ(前回のゲストが乗車していない、又は前回のゲストが乗車したが自分の携帯端末2を携帯していない)、その前回のゲストの携帯端末2の探索に失敗することになる。

制御部4aは、携帯端末2の探索に失敗した(成功しなかった)と判定すると(C8:NO)、その時点で記憶部4fに記憶されている前回のゲストの携帯端末2の登録情報を削除し(消去し)、前回のゲストの携帯端末2の登録を解除する(C9、第4の手順)。この時点で、制御部4aは、登録されている携帯端末2を表示部4dに一覧表示するときには、前回のゲストの携帯端末2の登録を解除したことで、前回のゲストの携帯端末2の端末情報を表示することはない。即ち、制御部4aは、ホストの携帯端末2を登録していれば、ホストの携帯端末2の端末情報のみを表示することになる。

一方、制御部4aは、携帯端末2の探索に成功したと判定すると(C8:YES)、前回のゲストの携帯端末2の登録を解除せずに継続する(C11)。この時点で、制御部4aは、登録されている携帯端末2を表示部4dに一覧表示するときには、前回のゲストの携帯端末2の登録を解除せずに継続したことで、前回のゲストの携帯端末2を表示することになる。即ち、制御部4aは、ホストの携帯端末2を登録していれば、ホストの携帯端末2の端末情報に加え、前回のゲストの携帯端末2の端末情報をも表示することになる。そして、制御部4aは、ゲストの携帯端末2の登録を継続したことで、近距離無線通信部4bと近距離無線通信部2bとの間でBT回線を接続し、BT回線を接続すると、BT回線上で所定のプロファイルを接続し、所定のプロファイルを利用したデータ通信処理を行う。

制御部4aは、以上に説明した処理を行うことで、登録情報を管理する画面の遷移を図6に示すように行う。即ち、制御部4aは、例えばホストの携帯端末2のみが登録されており、ゲストAの携帯端末2(携帯端末A)が登録されていない(未登録の)場合には、ホストの携帯端末2のみが登録されていることを示す画面M1を表示する。画面M1では、ホストの携帯端末2の端末情報a1、追加釦b1及び削除釦b2が表示される。

制御部4aは、この状態からゲストAが自分の携帯端末2を周辺装置5に翳したことでゲストAの携帯端末2を登録すると、画面M1から画面M2に切替え、ホストの携帯端末2とゲストAの携帯端末2が登録されていることを示す画面M2を表示する。画面M2では、ホストの携帯端末2の端末情報a1に加え、ゲストの携帯端末2の端末情報a2も表示され、ゲストの携帯端末2であることを示すアイコンC1も表示される。又、画面M2でも、追加釦b1及び削除釦b2が表示される。制御部4aは、この状態からゲストAが乗車や降車を繰り返しても電源オンのままであれば、画面M2を表示し続ける。又、制御部4aは、ゲストAが乗車したまま電源オンから電源オフに切替わると、画面M2を消去し、その後、ゲストAが乗車したまま電源オフから電源オンに切替わると、画面M2を再表示する。

制御部4aは、ゲストAが自分の携帯端末2を携帯して降車し、且つ電源オンから電源オフに切替わると、画面M2を消去する。その後、制御部4aは、電源オフから電源オンに切替わると、その時点でゲストAが乗車していなければ、又はゲストAが乗車したが自分の携帯端末2を携帯していなければ、上記したようにゲストAの携帯端末2の探索に失敗したと判定する。そして、制御部4aは、ゲストAの携帯端末2の登録情報を削除し、ゲストAの携帯端末2の登録を解除することで、画面M2を表示せずに画面M1を表示する。これにより、近距離無線通信装置3を今使用しないゲストの携帯端末2を表示することがなくなる。

即ち、制御部4aは、図7に示すように、ホストの携帯端末2を既に登録している状態で、ゲストAが自分の携帯端末2を携帯して乗車したことで、ゲストAの携帯端末2を登録すると、登録情報を管理する画面M1では、ホストの携帯端末2の端末情報a1とゲストAの携帯端末2の端末情報a2を表示する。その後、制御部4aは、電源オンから電源オフに切替わり更に電源オフから電源オンに切替わり、ゲストAではなくゲストBが自分の携帯端末2を携帯して乗車したことで、ゲストAの携帯端末2の探索に失敗すると、それまでのゲストAの携帯端末2の登録を解除する。そして、制御部4aは、ゲストBの携帯端末2を登録すると、登録情報を管理する画面M3では、ゲストAの携帯端末2の端末情報a2に代わってゲストBの携帯端末2の端末情報a3を表示する。

図8に示す従来の構成では、本発明のようにゲストAの携帯端末2を探索することはなく、その探索に失敗したゲストAの携帯端末2の登録を解除することもないので、登録情報を管理する画面M4では、これまでに登録した全ての携帯端末2の端末情報(図8では、端末情報a1、a2、…、a26、a27)及びスクロールバーd1を表示する。このように従来の構成では、ゲストBが登録情報を管理する画面M4上で自分の携帯端末2を選択することが面倒であるが、本発明の構成では、ゲストBが登録情報を管理する画面M3上で自分の携帯端末2を容易に選択することができる。

又、制御部4aは、図9に示すように、ホストの携帯端末2を既に登録している状態で、ゲストAの携帯端末2を登録すると、電源オンが継続している限りは、これ以降の登録処理を行うことなく、データ通信の対象とする携帯端末2を切替え、ゲストAの携帯端末2との間でのデータ通信処理とホストの携帯端末2との間でのデータ通信処理とを切替える。

図10に示す従来の構成(特許文献1のようにBT通信の接続を許可する携帯端末2を切替えようとする毎に携帯端末2を翳す構成)では、これ以降でも登録処理を行うことを条件とし、データ通信処理を切替える。即ち、ホストが自分の携帯端末2を中央装置4に翳したりゲストAが自分の携帯端末2を周辺装置5に翳したりすることを条件とし、ゲストAの携帯端末2との間でのデータ通信処理とホストの携帯端末2との間でのデータ通信処理とを切替える。このように従来の構成では、ゲストAやホストがデータ通信の対象(例えば音楽データの転送元)とする携帯端末2を切替えることが面倒であるが、本発明の構成では、ゲストAやホストがデータ通信の対象とする携帯端末2を容易に切替えることができる。即ち、ゲストAやホストが例えば音楽データの転送元を切替える操作を中央装置4にて行うだけで、ゲストAの携帯端末2に保存されている音楽データの音声出力とホストの携帯端末2に保存されている音楽データの音声出力とを切替えることができる。

尚、制御部4aは、携帯端末2の登録情報を通信部4hにより受信したと判定し、その携帯端末2を既に登録済みであると判定すると(C2:YES)、登録処理を既に終了しており、その携帯端末2を既に登録しているので、その携帯端末2を恒久登録する(C21)。制御部4aは、これ以降に、電源オンから電源オフへの切替を電源検知部4gにより検知し(C5)、更に電源オフから電源オンへの切替を電源検知部4gにより検知しても(C6)、その時点で恒久登録されている携帯端末2の探索を近距離無線通信部4bにより行わせることはない。即ち、制御部4aは、恒久登録されている携帯端末2については、探索の対象から除外し、登録を解除する対象から除外する。

このように本実施形態では、中央装置4は、ゲストが自分の携帯端末2を周辺装置5に1回のみ翳し、非接触通信が1回のみ成立すると、その携帯端末2を登録し、一方、ゲストが携帯端末2を周辺装置5に2回連続して翳し、非接触通信が2回連続して成立すると(恒久登録条件が成立すると)、その携帯端末2を恒久登録する。即ち、ゲストは、携帯端末2を周辺装置5に翳す回数を選択することで、一時的な登録とするか恒久的な登録とするかを選択することができる。又、例えばゲストが携帯端末2を選択した上で追加釦b1を押下した(ユーザの第1の操作を受付けた)場合にも、そのゲストが選択した携帯端末2を恒久登録しても良い。更に、例えばゲストが携帯端末2を選択した上で削除釦b2を押下した(ユーザの第2の操作を受付けた)場合に、そのゲストが選択した携帯端末2の恒久登録を解除しても良い。

尚、中央装置4は、ホストが自分の携帯端末2を中央装置4に1回のみ翳し、非接触通信が1回のみ成立すると、その携帯端末2を恒久登録する。即ち、中央装置4は、周辺装置5に翳されるゲストの携帯端末2については、周辺装置5に2回連続して翳されることを条件として恒久登録し、中央装置4に翳されるホストの携帯端末2については、中央装置4に1回のみ翳されることを条件として恒久登録する。中央装置4は、このように携帯端末2が翳された装置が中央装置4又は周辺装置5の何れであるかを判定することで、非接触通信の1回の成立により当該携帯端末2を一時的な登録とするか恒久的な登録とするかを区別する。又、以上は、ゲストが自分の携帯端末2を周辺装置5に翳すことを前提として説明したが、ゲストが自分の携帯端末2を中央装置4に翳した場合に、そのゲストの携帯端末2についても、中央装置4に1回のみ翳されることを条件として恒久登録しても良い。

尚、以上は、制御部4aが、携帯端末2との間でのBT通信の接続を許可し、近距離無線通信部4bと近距離無線通信部2bとの間でBT回線を接続すると、BT回線上でAVPを接続するようにしたが、接続するプロファイルをホストの携帯端末2とゲストAの携帯端末2との間で差別化しても良い(登録している携帯端末2の種別に応じて、当該携帯端末2からの受信を許可するデータを選択しても良い)。即ち、AVPに加え、例えばHFP(Hands Free Profile)、MAP(Message Access Profile)、PBAP(Phone Book Access Profile)、SPP(Serial Port Profile)を接続の候補とする場合を想定する。この場合、制御部4aは、ホストの携帯端末2との間でBT回線を接続するときには、図11(a)に示すように、これらのプロファイルの全てを接続する。一方、制御部4aは、ゲストAの携帯端末2との間でBT回線を接続するときには、図11(b)に示すように、これらのプロファイルのうち個人的な情報を含むデータを扱うHFPやMAPやPBAPを接続せずに個人的な情報を含むデータを扱わないAVPやSPPのみを接続する。即ち、制御部4aは、ホストの携帯端末2に対しては、ホストの携帯端末2からの全てのデータの受信を許可するが、ゲストAの携帯端末2に対しては、ゲストAの携帯端末2からの個人的な情報を含むデータの受信を禁止すると共に個人的な情報を含まないデータのみの受信を許可する。

このとき、制御部4aは、図12に示すように、ホストの携帯端末2とゲストAの携帯端末2が登録されていることを示す画面M2にて詳細釦e1、e2を表示させ、ユーザが詳細釦e1を押下すると、ホストの携帯端末2で使用可能な(サポートしている)プロファイルの一覧を表示させる。即ち、制御部4aは、接続先の携帯端末2がホストの携帯端末2であれば、使用可能なプロファイルがHFP、AVP、MAP、PBAP、SPPであることを報知する。一方、制御部4aは、ユーザが詳細釦e2を押下すると、ゲストAの携帯端末2で使用可能なプロファイルの一覧を表示させる。即ち、制御部4aは、接続先の携帯端末2がゲストAの携帯端末2であれば、使用可能なプロファイルがAVP、SPPのみであることを報知する。尚、プロファイルが使用可能であるか否かを報知する態様はどのようでも良い。図12に示すように使用可能なプロファイル名と使用不可能なプロファイル名とを色や濃淡を変えて表示しても良いし(図12では色や濃淡の違いを実線と破線にて示す)、使用可能なプロファイル名のみを表示しても良い。又、制御部4aは、接続先の携帯端末2がホストの携帯端末2であれば、BTアドレスを報知し、接続先の携帯端末2がゲストAの携帯端末2であれば、BTアドレスを報知しない(非表示とする)ようにしても良い。

以上に説明したように第1の実施形態によれば、中央装置4において、電源オンから電源オフに切替わり更に電源オフから電源オンに切替わると、登録されている携帯端末2を探索し、その探索に失敗すると、その探索に失敗した携帯端末2の登録を解除するようにした。これにより、登録される携帯端末3の数の増大を抑制することができ、登録されている携帯端末3を一覧表示する際に、中央装置4を今使用しないゲストの携帯端末2を無駄に表示することがなくなる。その結果、中央装置4を今使用するゲストが、自分の携帯端末2を容易に選択することができる。又、ホストが、中央装置4を今使用しないゲストの携帯端末2の登録を解除する手間を不要とすることもできる。又、非接触通信が成立した携帯端末2を登録すると、BT通信の接続を、当該BT通信を接続不可能と判定するまで許可するようにした。これにより、BT通信の接続を許可する携帯端末2を切替えようとする都度、非接触通信を成立させる手間を不要とすることもできる。よって、ゲストやホストが面倒な操作を行う必要がなく、携帯端末2に保存されている音楽データ等を容易に共有することができ、利便性を高めることができる。

又、登録されている携帯端末2の探索に成功すると、その探索に成功した携帯端末2の登録を解除せずに継続するようにした。これにより、例えば同じ同乗者が連続して乗車する場合には、その同乗者が自分の携帯端末2を携帯して乗車する毎に周辺装置5に翳す手間をなくすことができ、利便性をより一層高めることができる。

又、恒久登録条件が成立すると、その恒久登録条件が成立した携帯端末2を恒久登録し、BT通信を恒久登録解除条件が成立するまで許可するようにした。これにより、中央装置4を使用する頻度が高い同乗者の携帯端末2を恒久登録することで、この場合も、その同乗者が自分の携帯端末2を携帯して乗車する毎に周辺装置5に翳す手間をなくすことができ、利便性をより一層高めることができる。

又、ゲストが自分の携帯端末2を周辺装置5に1回のみ翳して非接触通信が1回のみ成立すると、その携帯端末2を登録し、ゲストが携帯端末2を周辺装置5に2回連続して翳して非接触通信が2回連続して成立すると、その携帯端末2を恒久登録するようにした。これにより、ゲストが自分の携帯端末2を周辺装置5に翳す回数を選択することで、一時的な登録とするか恒久的な登録とするかを容易に選択することができ、利便性をより一層高めることができる。

又、ゲストが携帯端末2を選択した上で追加釦b1を押下した場合に、そのゲストが選択した携帯端末2を恒久登録し、ゲストが携帯端末2を選択した上で削除釦b2を押下した場合に、そのゲストが選択した携帯端末2の恒久登録を解除するようにした。これにより、ゲストが追加釦b1や削除釦b2を押下するという簡単な操作で一時的な登録とするか恒久的な登録とするかを容易に選択することができ、利便性をより一層高めることができる。

又、近距離無線通信装置3を中央装置4と周辺装置5とに分け、周辺装置5が非接触通信部5bを有する構成とした。これにより、同乗者が自分の携帯端末2を中央装置4に翳すのではなく周辺装置5に翳すことで、同乗者の携帯端末2を中央装置4に登録することができ、利便性をより一層高めることができる。

(第2の実施形態) 次に、本発明の第2の実施形態について、図13を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は、ホストが降車するためにACCスイッチをオンからオフに切替えると、前回のゲストの携帯端末2の登録を即座に解除する構成である。

即ち、制御部4aは、ホストが降車するためにACCスイッチをオンからオフに切替えたことで、電源オンから電源オフへの切替を電源検知部4gにより検知すると(BT通信を接続不可能になると)(C5)、第1の実施形態で説明したような電源オフから電源オンへの切替を検知して携帯端末2の探索を行わせることなく、近距離無線通信部4bと近距離無線通信部2bとの間で接続していたBT回線を切断する。そして、制御部4aは、その時点で記憶部4fに記憶されている前回のゲストの携帯端末2の登録情報を削除し(消去し)、前回のゲストの携帯端末2の登録を解除する(C9、第5の手順)。

以上に説明したように第2の実施形態によれば、中央装置4において、電源オンから電源オフに切替わると、登録されている携帯端末2の登録を解除するようにした。これにより、上記した第1の実施形態と同様に、登録される携帯端末3の数の増大を抑制することができ、登録されている携帯端末3を一覧表示する際に、中央装置4を今使用しないゲストの携帯端末2を無駄に表示することがなくなる。その結果、中央装置4を今使用するゲストが、自分の携帯端末2を容易に選択することができる。又、ホストが、中央装置4を今使用しないゲストの携帯端末2の登録を解除する手間を不要とすることもできる。

(その他の実施形態) 本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。 近距離無線通信としてBT通信を例示したが、WiFi(登録商標)通信に適用しても良い。 複数(2以上)の同乗者が乗車した場合、即ち、ゲストが複数であり、複数のゲストが個別に携帯端末2を周辺装置5に翳した場合も同様である。即ち、ゲストAとゲストBが同時に乗車し、ゲストAとゲストBが個別に自分の携帯端末2を周辺装置5に翳して非接触通信を成立させた場合には、ゲストAの携帯端末2とゲストBの携帯端末2が個別に登録され、その後、電源オンから電源オフに切替わり更に電源オフから電源オフに切替わると、ゲストAの携帯端末2とゲストBの携帯端末2の探索を個別に行う。

中央装置4が非接触通信部を有する構成を例示したが、中央装置4が非接触通信部を有しない構成であっても良い。その場合、運転者も同乗者と同様にして自分の携帯端末2を周辺装置5に翳すことになる。又、中央装置4と周辺装置5とを有する構成を例示したが、中央装置4のみの構成であっても良い。その場合、同乗者も運転者と同様にして自分の携帯端末2を中央装置4に翳すことになる。

登録されている携帯端末2を、電源オンから電源オフに切替わり更に電源オフから電源オンに切替わったタイミングで探索する構成を説明したが、BT通信の最後の接続から所定時間(例えば24時間)が経過したタイミングで探索しても良い。このように構成すれば、電源オンのまま同乗者が交替する(入れ替わる)場合でも、登録される携帯端末3の数の増大を抑制することができる。 携帯端末2と中央装置4との間で接続するプロファイルは、AVP、HFP、MAP、PBAP、SPP以外であっても良い。又、複数のプロファイルをどのような順序で接続しても良い。

図面中、2は携帯端末、3は近距離無線通信装置、4は中央装置(第1の装置)、4aは制御部(制御手段)、4bは近距離無線通信部(近距離無線通信手段)、4cは非接触通信部(非接触通信手段)、4eは操作受付部(第1の操作受付手段、第2の操作受付手段)、4gは電源検知部(電源検知手段)、5は周辺装置(第2の装置)、5bは非接触通信部(非接触通信手段)である。

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