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Lte network call correlation during user equipment mobility

申请号 JP2011280572 申请日 2011-12-21 公开(公告)号 JP2012134979A 公开(公告)日 2012-07-12
申请人 Tektronix Inc; テクトロニクス・インコーポレイテッドTektronix,Inc.; 发明人 ANTONIO BOVA; VIGNESH JANAKIRAMAN;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To collect the keys needed to decipher the traffic after handover of a user equipment.SOLUTION: A network monitoring system identifies first context data associated with a first user on an S1-MME interface. Next handover path (HOP) parameters are derived from the first user equipment. The monitoring system creates a first context entry for the first user comprising of the next HOP parameters. The monitoring system also identifies second context data associated with a second user on a second S1-MME interface. Next HOP parameters are also identified for the second context data. The second context data next HOP parameters are compared to the first context data next HOP parameters. If they match, it is possible to track the user even in a case of mobility, which is used for deciphering.
权利要求
  • ネットワークモニタリングシステムにおいて、モビリティマネージメントエンティティ(MME)と第1の拡張ノード(eNodeB)の間の第1のインタフェースで第1のユーザーに関連する第1のコンテキストデータを特定することと、
    前記第1のコンテキストデータから、送信元特定子と宛先特定子と第1のユーザーに対するK ASMEキーとK eNBキーを特定することと、
    ネットワークモニタリングシステムにおいて、前記K ASMEキーとK eNBキーから第1のユーザー機器に対する一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを派生することと、
    表中において、前記第1のユーザーに対する第1のコンテキストエントリーであって、送信元特定子と宛先特定子とK ASMEキーとK eNBキーと前記第1のユーザに対する一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータとからなるものを生成することからなる方法。
  • ネットワークインタフェースに連結した一又はそれ以上のパッシブモニタリングプローブであって、該ネットワークインタフェースからデータパケットを収集できるものと、
    該婦ローブから収集したデータパケットを受信するプロセッサとからなるネットワークモニタリングシステムであって、
    該プロセッサが、
    モビリティマネージメントエンティティと第1の拡張ノード(eNodeB)の間の第1のインタフェースで第1のユーザーに関連する第1のコンテキストデータを特定することと、
    前記第1のコンテキストデータから、第1のユーザーに対するK ASMEキーとK eNBキーを特定することと、
    前記K ASMEキーとK eNBキーから第1のユーザー機器に対する一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを派生することと、
    表中において、前記第1のユーザーに対する第1のコンテキストエントリーであって、前記第1のユーザーに対するK ASMEキーとK eNBキーと一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータとからなるものを生成することと、
    前記モビリティマネージメントエンティティと第2の拡張ノード(eNodeB)の間の第2のインタフェースで第2のユーザーに関連する第2のコンテキストデータを特定することと、
    第2のコンテキストデータに対して一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを特定することと、
    前記表中のエントリに対して前記一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを比較する動作をするネットワークモニタリングシステム。
  • モニタリングシステムを制御してネットワークインタフェースから収集したデータパケットを分析する命令を含んだコンピュータ判読可能な蓄積媒体であって、該命令が、実行時に、プロフェッサにより、
    モビリティマネージメントエンティティと第1の拡張ノード(eNodeB)の間の第1のインタフェースで第1のユーザーに関連する第1のコンテキストデータを特定することと、
    前記第1のコンテキストデータから、第1のユーザーに対するK ASMEキーとK eNBキーを特定することと、
    前記K ASMEキーとK eNBキーから第1のユーザー機器に対する一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを派生することと、
    表中において、前記第1のユーザーに対する第1のコンテキストエントリーであって、前記第1のユーザーに対するK ASMEキーとK eNBキーと一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータとからなるものを生成することと、
    前記モビリティマネージメントエンティティと第2の拡張ノード(eNodeB)の間の第2のインタフェースで第2のユーザーに関連する第2のコンテキストデータを特定することと、
    第2のコンテキストデータに対して一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを特定することと、
    前記表中のエントリに対して前記一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを比較することを実行させるコンピュータ判読可能な蓄積媒体。
  • 说明书全文

    本発明は、LTEネットワークにおけるデータパケットのモニタリングに関する。 特には、ユーザー機器のハンドオーバー中に収集されたデータパケットを解読することに関連する。

    Long Term Evolution(LTE)ネットワークにおいては、ユーザー機器(UE)は、拡張ノード(eNodeB)ネットワークエンティティと通信する。 このeNodeBは、モビリティマネージメントエンティティMobility Management Entities(MME)によって制御されている。 UEがLTE)ネットワークに加わると、UEとそれに関連するMMEに認証(Authentification)及びキーアグリーメント(Key Agreement)プロセス(AKAプロセス)が行われ、UEとネットワークを互いに認証する。 この AKAプロセスは、また、UEとネットワーク間において、トラフィックの暗号化をするためのキーを発生する。 AKAプロセスが完全であると、UEとネットワーク間において交換されるメッセージトラフィックの大部分が送信前に暗号化されている。 暗号化されたトラフィックは、送信側がメッセージを暗号化するのに用いたキーを受信側が有しない限り、判読することができない。

    特表2002−521991号公報

    eNodeB間においてUEのハンドオーバーが生じるときにも別の問題が生じる。 第1のeNodeBに加わったUEに対してメッセージを解読するのに必要なキーが、UEが他のeNodeBをハンドオーバーするときに使用されうる。 しかしながら、S1ベースのハンドオーバー若しくはX2ベースのハンドオーバーが生じた場合、ネットワークモニタリング機器はUEハンドオーバーのための新たなAKAプロセスを見つけることはありそうもないと思われる。 従って、モニタリングシステムは、ハンドオーバーしたUEのために適切なセキュリティコンテキストを特定して、新たなeNodeBを通過するトラフィックを解読しなくては成らない。 モニタリングのためのキーの相関に関して3Gに利用可能なアルゴリズムは、技術上の違いにより、LTE/SAEネットワークにおいて使用されえない。 LTEネットワーク構造は、異なるインタフェースや異なるデータタイプを含めて、3Gネットワークとは全く異なる。 従って、他のネットワークに既に適したアルゴリズムは、ハンドオーバー時に使用するためのトラッキングキーの問題を解決するのに用いられない。

    ネットワークオペレータは、ネットワークインタフェースからパケットデータユニット(PDUs)を収集して分析するモニタリング機器を用いてLTEネットワークをモニターできる。 これらのPDUsは、相関可能であり、ユーザー毎にセッションレコードを作ることができる。 しかしながら、PDUs暗号化されていると、それらは容易に相関化することはできない。 モニタリング機器は、PDUsを解読するためには適正なキーを有していなくては成らない。 UEはネットワークに加わり、ネットワークに対して暗号キーを確定する。 モニタリングシステムは、UEが加わるときに、この暗号キー若しくは暗号キーを発生するために用いられる情報を収集しなくては成らない。 さもないと、UEに関連するメッセージを解読することでなきなくなるでしょう。

    UEがあるノードeNodeBから他のノードeNodeBにハンドオーバーされるUE移動時間中において、MMEはそのUEのための暗号キーを有しており、どのノードeNodeBがハンドオーバーのターゲットとなるのかを知っている。 ネットワークモニタリングシステムは、S1−MMEインタフェース上でAKA手順からソースeNodeBに向けてトラフィックを解読するのに必要なキーを初めに得ることができる。 しかしながら、ハンドオーバー中は、MMEは、ターゲットのノードeNodeBに対してハンドオーバーリクエストメッセージを送るが、しかし、このメッセージは特にUEを特定しているものではなく、異なるeNodeB間でコールレグをリンクする明白なメカニスムを提供するものでもない。 モニタリングシステムは、ハンドオーバーが起こったことを観察することができるが、しかし、どのUEが含まれているのかを決定することはできない。 ハンドオーバーの後で、UEは既存のセキュリティーコンテキストを用いて新たなeNodeBと通信する。 UEがターゲットのeNodeBに加わった場合、一般的に新たなAKA手順を開始しないので、モニタリング機器はハンドオーバー後にトラフィックを解読するのに必要なキーを収集することはできないでしょう。

    ハンドオーバーの前後からコールレグをリンクするために、モニタリング機器はハンドオーバーリクエストメッセージ内において送られるNext Hop(NH)キーパラメータを用いることができる。 このキーは、ネットワークにおいて、将来キーが破られても現在の通信秘匿性を維持する「forward security」の役割を有し、連鎖的な派生によりMMEによってK ASMEキー(Key Access Security Management Entries)とK eNbキー(eNodeB Key)から派生される。 モニタリング機器は、ハンドオーバーに先だって、UE用のK ASMEとK eNbを有する。 これらのキーを用いて、モニタリング機器は、Next Hop Chaining Counter (NCC)値とNH値を計算することができる。 モニタリングシステムは、NCC値とNH値を記憶することができ、それらを用いて異なるeNodeBに対してコールレグを関連付けする。

    本発明の第1態様は、ネットワークモニタリングシステムにおいて、モビリティマネージメントエンティティ(MME)と第1の拡張ノード(eNodeB)の間の第1のインタフェースで第1のユーザーに関連する第1のコンテキストデータを特定することと、前記第1のコンテキストデータから、送信元特定子と宛先特定子と第1のユーザーに対するK ASMEキーとK eNBキーを特定することと、ネットワークモニタリングシステムにおいて、前記K ASMEキーとK eNBキーから第1のユーザー機器に対する一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを派生することと、表中において、前記第1のユーザーに対する第1のコンテキストエントリーであって、送信元特定子と宛先特定子とK ASMEキーとK eNBキーと前記第1のユーザに対する一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータとからなるものを生成することからなる方法である。

    本発明の第2態様は、上記第1態様において、更に、ネットワークモニタリングシステムにおいて、モビリティマネージメントエンティティと第2の拡張ノード(eNodeB)の間の第2のインタフェースで第2のユーザーに関連する第2のコンテキストデータを特定することと、該第2のコンテキストデータに対する一又はそれ以上の次のHOPパラメータを特定することと、前記表中の各エントリーに対して前記一又はそれ以上の次のHOPパラメータを比較することと、前記第2のコンテキストデータに対する前記一又はそれ以上の次のHOPパラメータが前記第1のコンテキストデータに対する前記次のHOPパラメータと合致することを決定することと、前記第1のコンテキストデータと前記第2のコンテキストデータが同じユーザー機器に対応していることを決定することと、前記第1のコンテキストデータと前記第2のコンテキストデータを組み合わせることからなることを特徴とする方法である。

    本発明の第3態様は、上記第1態様において、一又はそれ以上の次のHOPパラメータが次のHOP(NH)キー若しくは次のHOP Chaining Counter(NCC)若しくはその両者を含んでいることを特徴とする方法である。

    本発明の第4態様は、上記第1態様において、第1にユーザに対するK ASMEキーとK eNBキーが認証及びキーアグリーメント手順を用いて生成されることを特徴とする方法である。

    本発明の第5態様は、上記第1態様において、更に、ネットワークモニタリングシステムにおいて、前記K ASMEキーとK eNBキーから第1のユーザー機器に対する一又はそれ以上の次のHOPパラメータを派生することと、表中において、前記第1のユーザーに対する第1のコンテキストエントリーであって、送信元特定子と宛先特定子とK ASMEキーとK eNBキーと前記第1のユーザに対する一又はそれ以上の次のHOPパラメータとからなるものを生成することからなる方法である。

    本発明の第6態様は、上記第2態様において、前記第2のコンテキストデータに対する前記一又はそれ以上の次のHOPパラメータが前記第2のインタフェースでハンドオーバーリクエストメッセージから前記モニタリングシステムによって収集されることを特徴とする方法である。

    本発明の第7態様は、上記第1態様において、前記第2のコンテキストデータに関連する前記送信元特定子と前記宛先特定子が、前記第2のインタフェースでハンドオーバーリクエスト(Handover Request)メッセージ若しくは前記第2のインタフェースでハンドオーバーリクエストアクナレッジメント(Handover Request Acknowledgement)メッセージ若しくはその両方のメッセージから収集されることを特徴とする方法である。

    本発明の第8態様は、上記第2態様において、前記第2のインタフェースがS1−MMEインタフェースであることを特徴とする方法である。

    本発明の第9態様は、上記第2態様において、前記第2のインタフェースがS10インタフェースであることを特徴とする方法である。

    本発明の第10態様は、上記第2態様において、前記第2のインタフェースがS1−MMEインタフェースであ離、更に、前記第2のコンテキストデータに対する前記一又はそれ以上の次のHOPパラメータがパススイッチリクエストアクナレッジ(PathSwitch Request Acknowledge)メッセージから前記モニタリングシステムによって収集されることを特徴とする方法である。

    本発明の第11態様は、上記第1態様において、後続する次のHOPパラメータをモニタリングシステムにおいて予め計算し、更に、該後続する次のHOPパラメータを前記第1のコンテキストデータに結びつけることを特徴とする方法である。

    本発明の第12態様は、ネットワークインタフェースに連結した一又はそれ以上のパッシブモニタリングプローブであって、該ネットワークインタフェースからデータパケットを収集できるものと、該婦ローブから収集したデータパケットを受信するプロセッサとからなるネットワークモニタリングシステムであって、該プロセッサが、モビリティマネージメントエンティティと第1の拡張ノード(eNodeB)の間の第1のインタフェースで第1のユーザーに関連する第1のコンテキストデータを特定することと、前記第1のコンテキストデータから、第1のユーザーに対するK ASMEキーとK eNBキーを特定することと、前記K ASMEキーとK eNBキーから第1のユーザー機器に対する一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを派生することと、表中において、前記第1のユーザーに対する第1のコンテキストエントリーであって、前記第1のユーザーに対するK ASMEキーとK eNBキーと一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータとからなるものを生成することと、前記モビリティマネージメントエンティティと第2の拡張ノード(eNodeB)の間の第2のインタフェースで第2のユーザーに関連する第2のコンテキストデータを特定することと、第2のコンテキストデータに対して一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを特定することと、前記表中のエントリに対して前記一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを比較する動作をするネットワークモニタリングシステムである。

    本発明の第13態様は、上記第12態様において、前記プロセッサが、更に、前記第2のコンテキストデータに対する前記一又はそれ以上の次のHOPパラメータが前記第1のコンテキストデータに対する前記次のHOPパラメータと合致することを決定することと、前記第1のコンテキストデータと前記第2のコンテキストデータが同じユーザー機器に対応していることを決定することと、前記第1のコンテキストデータと前記第2のコンテキストデータを組み合わせる動作をするネットワークモニタリングシステであることを特徴とする。

    本発明の第14態様は、上記第12態様において、前記プロセッサが、更に、前記第2のコンテキストデータに対する前記一又はそれ以上の次のHOPパラメータが前記第1のコンテキストデータに対する前記次のHOPパラメータと合致していないことを決定することと、前記第1のコンテキストデータと前記第2のコンテキストデータが同じユーザー機器に対応していることを決定することと、前記表中において、前記第2のユーザーに対する第2のコンテキストエントリーであって、前記第2のユーザーに対する一又はそれ以上の次のHOPパラメータとからなるものを生成する動作をするネットワークモニタリングシステであることを特徴とする。

    本発明の第15態様は モニタリングシステムを制御してネットワークインタフェースから収集したデータパケットを分析する命令を含んだコンピュータ判読可能な蓄積媒体であって、該命令が、実行時に、プロフェッサにより、モビリティマネージメントエンティティと第1の拡張ノード(eNodeB)の間の第1のインタフェースで第1のユーザーに関連する第1のコンテキストデータを特定することと、前記第1のコンテキストデータから、第1のユーザーに対するK ASMEキーとK eNBキーを特定することと、前記K ASMEキーとK eNBキーから第1のユーザー機器に対する一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを派生することと、表中において、前記第1のユーザーに対する第1のコンテキストエントリーであって、前記第1のユーザーに対するK ASMEキーとK eNBキーと一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータとからなるものを生成することと、前記モビリティマネージメントエンティティと第2の拡張ノード(eNodeB)の間の第2のインタフェースで第2のユーザーに関連する第2のコンテキストデータを特定することと、第2のコンテキストデータに対して一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを特定することと、前記表中のエントリに対して前記一又はそれ以上の次のハンドオーバーパス(HOP)パラメータを比較することを実行させるコンピュータ判読可能な蓄積媒体である。

    モニタリングシステムはハンドオーバー後にトラフィックを解読するのに必要なキーを収集することができる。 また、モニタリングシステムは、ハンドオーバーしたUEのために適切なセキュリティコンテキストを特定して、新たなeNodeBを通過するトラフィックを解読することができる。

    一般的な用語を用いて本発明を説明してきたが、以下の図面を簡単に説明をする。

    図1は、Long Term Evolution(LTE)及びSystemArchitecture Evolution(SAE)ネットワークアーキテクチュアを図示するブロック図である。

    図2は、Next HOP(NH)キー派生メカニスムを図示している。

    図3は、同じMMEへのS1ベースの信号方式を用いてソースeNodeBからターゲットeNodeBにUEがハンドオーバーされるMME内のモビリティを図示している。

    図4は、モニタリングシステムによって検出された現状のセキュリティコンテキストの数に関するUEコンテキスト情報を含む、コンテキストトラッキングの表を図示している。

    図5は、X2ベースのハンドオーバーに関連するX2インタフェースとS1インタフェースで交換されるメッセージを図示している。

    本発明は、添付図面に関連して以後より詳細に説明される。 しかしながら、本発明は、多くの異なる態様において実施されることがあり、ここに説明される実施の形態に限定されるものとして解されるべきではない。 むしろ、これらの実施の形態は、開示を完全且つ徹底するするために提供されるのであり、いわゆる当業者に対し発明の範囲を確実に伝えるものである。 当業者であれば、本発明の各種の実施の形態を用いることができる。

    図1は、Long Term Evolution (LTE)/System Architecture Evolution(SAE)ネットワークアーキテクチュアを図示するブロック図である。 LTE/SAEネットワーク技術は、高速IPベースサービスを提供する移動体ネットワークエボリューションを示している。 第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)として知られている、移動体規格を規定することを担当している規格化団体は、無線アクセスとコアネットワークエボリューションを含む移動体通信システムの規格を定義した。 この規格は、Evolved PackeTSystem(EPS)と名付けられており、UTRANアクセスネットワークのエボリューション(発展したUTRAN(eUTRAN)101という)とコアネットワークの同時のエボリューション(Evolved Packet Core (EPC102という)を規定している。LTEとSAEはそれぞれeUTRAN101とEPC102の同義語として一般的に用いられている。

    このネットワークは、数多くの異なる種類のネットワークノードとインタフェースで構成されている。 このノードには、例えば、拡張ノード(eNodeB 又はeNb)103と、モビリティマネージメントエンティティ(MME)104と、ホームサブスクライバーサービス(Home Subscriber Service (HSS))105と、サービングゲートウェイ(Serving Gateway (S−GW))106と、パケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network Gateway(PDN−GW))107が含まれている。 EPC領域の各ノード間のインタフェースは、一般的に「S#」のように符号付けされている。 (eNodeB間の)「X2」インタフェースと eNodeB103とユーザー機器108の間のインタフェースである)「Uu」インタフェースは、eUTRANの領域内に存在する。

    EPS技術の目的は、ユーザ利用可能な帯域を著しく増強することであり、同時に、無線接続のサービス品質Quality of Service(QoS)を改善することである。

    以下のノードがeUTRANの領域内で作動する。 ユーザー機器(UE)108は、エンドツーエンド(end−to−end)サービスの加入者エンドポイントである。 UE108は無線パス上でUuインタフェースを通ってeNodeB103と通信する。 eNodeB103は、UE108への無線パスを管理しており、物理的な無線確立と無線リンク制御とメディアアクセス制御の各機能を担当している。 eNodeB103は、また、無線パスへのデータを暗号化し、解読しており、無線リソース加入監督Radio Resource Admission and Managementを取り扱っている。

    以下のノードがEPC領域内で作動する。 MME104は、UE108から又はそれへの非アクセス層Non Access Stratum(NAS)制御プレーンメッセージを管理するために応答するノードである。 更に、MME104は、ユーザープレーンのためにS−GW106を選択する役割をし、LTE/SAE内のハンドオーバーを調整し、更に、認証及びセキュリティー手順のためにHSS105との必要な接続を確立する。 MME104は、また、UE108へのベアラー割り当てを調整する。 HSS105は、3G ホームロケーションレジスタ(Home Location Register(HLR))を同じ枠割りを有する。 HSS105は、加入者プロファイルと加入データと加入者特定子(たとえば、インターナショナルモバイルサブスクライバーアイデンティティ(International Mobile Subscriber Identity(IMSI)とモバイルサブスクライバーインテグレテッドサービスデジタルネットワークナンバー(Mobile Subscriber Integrated Service Digital Network Number(MSISDN))と加入者認証及び安全データを保持している。HSS105は、MME104からのUE108ロケーション更新手順のエンドポイントである。S−GW106は、ノードeNodeB103からのユーザープレーン接続のエンドポイントである。S−GW106は、、ノードeNodeB103間のUEハンドオーバーの場合のユーザープレーン接続のアンカーである。PDN−GW107は、EPCと例えばインターネット115のような外部のPDNネットワークの間のインタフェースを提供するネットワークノードである。

    LTE/SAEネットワークは、たびたび、ユニバーサルテレストリアルラジオアクセスネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)やGSM(登録商標) EDGEラジオアクセスネットワーク(GSM(登録商標) EDGE Radio Access Network(GERAN)のような既存の3Gネットワーク109から各ノードをインタフェース接続する。サービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node (SGSN))110は、S−GW又はMME選択の役割をし、更に、UTRAN/GERAN109とeUTRAN101の間のインターRAT(radio access technology(無線アクセス技術))ハンドオーバーの場合には、ハンドオーバー調整のためにMMEを調整する。無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller(RNC))111は、また、3G UTRAN ネットワーク109へのインタフェースを提供する。UTRAN109から又はそれへのハンドオーバーとダイレクトトンネリング(direct tunneling)の場合、RNC111はS−GW106への又はそれからのデータ接続のエンドポイントであってもよい。

    LTE/SAEネットワークのような複雑なシステムにおいては、ネットワーク性能を測定するタスクやネットワークオペレーションを修復するタスクやネットワークサービス品質を管理するタスクは、ネットワークオペレータにとって極めて難しい。 新たなネットワーク技術の導入や展開のようなネットワークのエボリュージョンはネットワーク測定や修復や制御に更なる問題や別の不安定さを生み出しこととなる。 これらのタスクを実行するために、ネットワークオペレータは、外部のモニタリングシステムをよく利用する。 これらのモニタリングシステムは、モニタリングシステムがネットワークインタフェースからデータを見つけだすことを可能にする非割り込み(non−intrusive)モードで一般的にネットワークと接続されていて、データを処理し、ネットワークオペレータがネットワークを管理するのに役立つ測定や報告を提供する。 モニタリングシステムは、一般的には、加入者によって使用されたサービスの詳細な分析を提供するためには、そして、修復や最適化目的のためにはネットワーク挙動についての情報を集めるためには、UEの活動を探知する必要がある。

    モニタリングシステム112は、ネットワーク内の一又はそれ以上のインタフェースから信号データを受動的に監視及び収集するためにLTE/SAEネットワーク内の各リンクに連結されていてもよい。 モニタリングシステム112は、例えば、エンドポイントとしてのMME104を有する、S1−MMEやS6aやS10やS11を含むEPCとeUTRANインタフェース及びエンドポイントとしてのeNodeB103を有するS1−MMEとX2のインタフェースからユーザープレーンデータとコントロールプレーンデータを収集してもよい。 ネットワーク内の他のインタフェース又はリンクのいくつか又はその全てがモニタリングシステム112により監視されていてもよいと考えられる。 モニタリングシステム112は、ある実施の形態において、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit(PDU)とeUTRAN101とEPC102からのデータパケットを収集、相関分析する一又はそれ以上のソフトウェアアプリケーションを走らせる一又はそれ以上のプロセッサによって構成されていてもよい。

    モニタリングシステム112は、ネットワーク上のリンクやノードやアプリケーションやサーバによってIPトラフィックを特徴付けることによりオープンシステムインターコネクション(Open System Interconnection(OPI))レイヤー2〜レイヤー7修復を提供するプロトコル分析器の機能、セッション分析器の機能及び/又はトラフィック分析器の機能を装備していてもよい。 このような機構は、たとえば、Tektoronix社から提供される、Iris Analyzer ToolsetとSpIprobesを含むGeoProbe G10 プラットフォームによって提供される。 単独のモニタリングシステムプローブが図に図示されてはいるが、それは単純化するためであり、相互接続されたモニタリングシステムプローブのいくつでもLTE/SAEネットワーク内の一又はそれ以上のインタフェースと接続することもできると考えられる。 単独のモニタリングシステムプローブが特定のインタフェースからデータを収集してもよいし、二つ又はそれ以上のプローブが1つのインタフェースに接続してもよい。

    モニタリングシステム112は、広帯域IPトラフィックを取り扱うのに最適な高速で高密度のプローブのようなパケット収集機器を介してネットワークインタフェースと接続してもよい。 モニタリングシステム112は、ネットワーク作動の中断なくインタフェースからメッセージトラフィックを受動的に収集する。 サービスプロバイダ又はネットワークオペレータは、ユーザインタフェースステーション113を介してモニタリングシステム112からデータにアクセスすることもできる。 モニタリングシステム112は、更に、収集したデータパケットやユーザセッションデータや呼記憶構成情報(call records configuration information)やソフトウェアアプリケーション命令を記憶するために内部若しくは外部のメモリ114を有することもできる。 モニタリングシステム112は、ネットワークインタフェースで特定のデータセッションに関連するパケットを収集して関連づけをしてもよい。 ある実施の形態においては、5−tuple関連メカニスム(5−tuple association mechanism)を用いて関連づけられてもよい。 5−tuple関連処理は、サーバーIPアドレスとクライアントIPアドレスとソースポートと宛先ポートとレイヤー4プロトコル(TCP又はUDP又はSCTP)である5つの要素から成るIP相関キーを用いる。 関連するパケットは、ネットワーク上で特定のフローやセッションや呼のレコードに組み合わせることができる。

    他の実施の形態においては、モニタリングシステム112は、例えば、MME104のようなEPCノードに存在し、ノードを通過する若しくはノードからのデータパケットを収集するソフトウェアエージェントのような能動的な構成要素であってもよい。

    移動体ネットワークを監視するときの基本的な問題の1つが移動中のユーザー活動を探知することである。 特に、LTE/SAEネットワークにおいては、2つの異なるハンドオーバーケースをフォローする必要がある。 まず、モニタリングシステムは、UEがMMEの調整を伴うソースノードeNodeBからターゲットノードeNodeBへ移動するS1ベースのハンドオーバーを検出しなければならない。 次に、モニタリングシステムは、MMEにハンドオーバー手順完了の成功について知らせる一対のノードeNodeB(ソースとターゲットのノード)により移動が行われるX−2ベースのハンドオーバーを検出しなければならない。

    UEとMMEの間のNASトラフィックは、特定のセキュリティキーとセキュリティ部材を用いて一般的に暗号化されている。 ハンドオーバー中に適正なセキュリティキーとセキュリティ部材を相関させることは、トラフィックを見つけだす中間者(man−in−the−middle)として配置された非割り込みモニタリングシステム112の特質に起因して平凡なタスクではない。 モニタリングシステム112の実施の形態は、S1ベースのハンドオーバー若しくはX2ベースのハンドオーバーのいずれかの場合において適正なセキュリティ部材を相関し検索する。 この相関は、モニタリングシステムが特定のハンドオーバーシナリオにおいて正確にソース接続パスとターゲット接続パスを結びつけることを可能にする。 例えば、モニタリングシステムは、特定のUEが第1のノードeNodeB(第1のレグ)に加わったときそのUEのための第1の呼レコードを発生する。 そして、そのUEが新しいノードeNodeBにハンドオーバーされた場合、モニタリングシステムは新しい第2のノードeNodeBでそのUEのための新しい呼レコードを特定しなければならないし、その新しい呼レコード(第2のレグ)を第1の呼レコードに組み合わせなければならない。 これは、第1と第2のレグのトラフィックが暗号化されているので、難しい。 そして、モニタリングシステムは、新たなAKA手順においてキーを獲得することがなければトラフィックを解読するためにどのキーが使用されるのかを決定しなければならない。

    ここに開示されているモニタリングシステムは、(ノードeNodeBとMMEの間の)S1−MMEインタフェースと(MMEとHSSの間の)S6aインタフェースをモニタすることにより、セキュリティキーの探知をNon Access Stratum(NAS)若しくはPacket Data Convergence Protocol(PDCP)のどちらかに適用することを可能にする。 言い換えれば、S1ベースのハンドオーバーとX2ベースのハンドオーバーにおいてセキュリティーキーを相関付けるためにモニタするのにはS1−MMEインタフェースとS6aインタフェースだけが必要である。 してみると、S10インタフェース又はS2インタフェース若しくはX2インタフェースをモニタリングすることは、この機能にとって絶対的なものではなく、それはモニタリングプローブの配置を単純にするも、UE移動中の呼相関機能を可能にしている。

    ハンドオーバー中のUEのモニタリングに含まれる基本原理は、ハンドオーバーのソース側(第1のレグ)で次のHOP(NH)キーとして特定されるセキュリティキーを予め計算しておくことである。 NHキーはK eNBキーを用いて計算され、NHがターゲット側で分かるときにハンドオーバーのターゲット側(該2のレグ)と相関付けされる。 モニタリングシステムは、また、ターゲット側が他のノードeNodeBに対して第2のハンドオーバーを行うなどの「ハンドオーバーチェーンニング(Handover Chaining)」として知られているシナリオにおいてUEの追跡を行うことができる。

    ネイティブ若しくはマップドセキュリティコンテキストのような、LTEセキュリティそして特にNASセキュリティの一般的概念は、いわゆる当業者に知られている。 たとえば、セキュリティ特徴とセキュリティメカニスムを含むセキュリティアーキテクチュアとEPCとeUTRAN内で行われるセキュリティ手順が第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)により作成された技術明細書に記載されている。 関連する技術明細の1つが、2010年10月の日付のある「デジタルセルラー通信システム(フェーズ2)」[ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)」「LTE」「3GPPシステムアーキテクチュアエボリューション(SAE)」「セキュリティアーキテクチュア」(3GPP TS 33.401バージョン9.5.0リリース9 以下「TS 33.401という)に示されている。この記載の全てを、参照によりこの明細書に組み入れる。

    図2は、Next HOP(NH)キー派生メカニスムを図示している。 MMEは、基本のK ASMEキー201からK eNBキーを派生する。 K eNBキーは、そして、UuインタフェースでCP/UPのセキュリティのために用いられる。 K eNBキーを派生するアルゴリズムは、TS 33.401の付属A. 1とA. 3に記載されている。 NHキー204は、K eNBキーからか若しくはTS 33.401の付属A. 4に記載されたようなチェインニング派生において以前に派生したNHキー(例えば、204a)から得られる。 NHキー204は、「forward security」を確実にするために使用されている。 結果として、ノードeNodeBは、UEハンドオーバー後に他のノードeNodeBにより使用されるであろうキーを予測できない。 ハンドオーバーが存在する場合、UEと新たなノードeNodeBの間で使用されるK eNB *203キーは、現在のK eNBによるか、NHキー204aのいずれかによって、得ることができる。

    図2に示すように、K eNB(initial)キー202は、K ASMEキー201から派生される。 後続のK eNB *キー203は、以前のK eNBキーから派生されうる。 これは、「平方向のキー派生」と呼ばれており、ノードeNodeB内部のハンドオーバー中に用いられる。 NHキー204は、最初のステージで、関連するNext Hop Chaining Counter (NCC)値=1(205)を有して、K ASMEキー201と、K eNB(initial)キー202から派生される。 後続する反復において、NHキー204aは、再び、K ASMEキー201と以前有効であったNHキー204から派生される。 各NHキーは関連するNCC値206を有する。

    Next Hop Chaining Counter (NCC)値=0(207)は、K eNB(initial)キー202に関連する「仮想」のNHキーに相当する。 K eNBactiveキー208がNHキー204aから派生される場合、その過程は「垂直方向のキー派生」と呼ばれている。 NH値からのK eNB *キー派生は、NCC=2以上から行うことが可能である。 してみると、NCC=1(205)のときのNH204は、のK eNBキー派生には決して使用されない。 この「垂直方向のキー派生」過程は、モニタリングシステムによって使用され、ノードeNodeB間のハンドオーバー(S1ベースのハンドオーバー若しくはX2ベースのハンドオーバー)中に異なるコールレグをリンクする。

    NHキーは、(TS 33.401の付属A.4に記載されたように)以下のように計算される。

    NH=HMAC−SHA−256(K ASME ,S)
    ここで、 HMAC−SHA−256は、キーハッシュメッセージ認証コードアルゴリズム(keyed−hash message authentification code algorithm)であり、K ASMEキーは256ビット長であり、Sパラメータは、以下に定義されるビットストリングである。

    S=FC||PO||LO
    ここで、FC=0x12であり、PO=SYNCH−input、これはNCC値に依存したK eNB又は以前に派生したNHキーのいずれかであり、LO= SYNCH−inputの長さ(例えば、0x00 0x20)であり、||は、ビット連鎖オペレータである。

    図3は、同じMME33へのS1ベースの信号方式を用いてソースノードeNodeB31からターゲットノードeNodeB32にUEがハンドオーバーされるMME内のモビリティを図示している。 ソースノードeNodeB31は、例えば、X2インタフェースがソースノードeNodeB31とターゲットノードeNodeB32の間に存在しない場合には、S1ベースのハンドオーバーをトリガすることを決定する。 ソースノードeNodeB31は、S1−MMEインタフェースにハンドオーバー要求(Handover Required)メッセージ(301)を送る。

    図3に図示されたハンドオーバー手順に先立って、図示しないUEがソースノードeNodeB31に加わる。 ソースノードeNodeB31を介したUEとMME33の間のトラフィックは、認証(Authentification)及びキーアグリーメント(Key Agreement)プロセス(AKA手順)において得られたキーを用いて暗号化される。 ネットワークモニタリングシステムは、AKA手順からUEに関するK ASMEキーを得る。 ネットワークモニタリングシステムは、また、S1−AP最初のコンテキストセットアップ要求(S1−AP Initial ContexTSetup Request)手順又はS1−AP UEコンテキスト修正(S1−AP UE Context Modification)手順からUEに関するK eNBキーを得る。 一度K eNBキーを得ると、ネットワークモニタリングシステムは、NCC=2の場合のNH値を予め計算し、そのNH値を用いてUEの全てのセキュリティコンテキスト情報をインデックス検索する。 ネットワークモニタリングシステムは、ネットワーク内で使用されていたUEコンテキストのレポジトリを維持する。 UEコンテキストのレポジトリは、それそれ使用したUEコンテキストのK ASMEキーとNCCとNHのパラメータを格納している。

    MME32は、ハンドオーバー要求(Handover Request)メッセージ(302)とハンドオーバー要求承認(Handover Request Ack)メッセージ(303)をターゲットノードeNodeB32と共に交換し、新たなノードeNodeBにUEのセキュリティコンテキスト情報を提供する。 ハンドオーバー要求(Handover Request)メッセージ(302)は、NCC値やNH値のようなセキュリティ関連情報を含むセキュリティコンテキストパラメータを含んでいる。 NCC値やNH値は、ネットワークモニタリングシステムにより用いられて、UEコンテキストレポジトリにクエリしUEによって使用されていたK ASMEキーを得る。 したがって、NHキーは、ネットワークモニタリングシステムにより用いられて、S1ハンドオーバー中にソースとターゲットのS1−MMEパス(第1と第2のレグ)を結びつける。

    ターゲットノードeNodeBは、他の(第3の)ノードeNodeBにUEをハンドオーバーさせることを決定することもできる。 ネットワークモニタリングシステムは、このようなハンドオーバー連鎖のために複数のレグを関連づけることもできる。 ネットワークモニタリングシステムは、セキュリティコンテキストのために使用されるであろう次のNCC値に対応する次のNH値を予め計算し、この新しいNH値を用いてセキュリティコンテキストをインデックス検索する。 ターゲット側のノードeNodeBが他のノードeNodeBにUEをハンドオーバーさせることを決定すると、新たなNH値が新しい(第3の)ノードeNodeBのハンドオーバー要求(Handover Request)メッセージ内で検出され、異なるノードeNodeBの間のレグを結びつけるために用いられる。 そして、第4,第5のノードeNodeBへの後続のハンドオーバーがある時には、この処理方法続行する。

    以下の表1は、UEとUEのハンドオーバーに対してセキュリティコンテキストを確立するために用いられるメッセージを示している。

    NHパラメータは、32バイト値であり、モニタリングシステムのためにインデックスとしての使用のためにはMME間において強度の一義製を提供すべきである。 異なる2つのUE間においてNH値の衝突する機会はごく僅かである。 2つのNH値がたまたま衝突した場合、異なるハンドオーバーコールレグの不正確な相関となってしまう。

    MME33は、ハンドオーバーコマンド(Handover Command)メッセージ(304)をソースノードeNodeB31に送り、ターゲット側でハンドオーバーに必要なリソースが用意されてたことを知らせる。 モニタリングシステムは、S1−MMEインタフェースでメッセージ304を収集し、そして、S1AP特定子を用いて、それをUEと関連づける。 ターゲットノードeNodeB32は、UEがターゲットノードeNodeB32に加わったときに、ハンドオーバー通知(Handover Notify)メッセージ(305)を送る。 モニタリングシステムは、ターゲットノードeNodeBへのS1−MMEインタフェースでメッセージ305を収集し、そして、S1AP特定子を用いて、それをUEと関連づける。 ハンドオーバーが完了しUEからのトラフィックを解読するのに必要な全てのセキュリティ情報をターゲットノードeNodeBが有した後に、ソースノードeNodeB31とMME33は、UEコンテキストリリース手順306を完了する。

    ネットワークモニタリングシステムは、「ターゲットMME UE S1AP ID」パラメータと「 ターゲットeNB UE S1AP ID」パラメータを用いて、ターゲットノードeNodeBとMMEの間に用いられるUEコンテキストを特定することもできる。 図4に関連して、コールレグ(LEG)1の現在のセキュリティコンテキスト407には、既知のK ASMEキーの値(403)と派生されたK eNBキーの値(404)やNCC値(405)やNH値(406)に関連する「ソースeNB UE S1AP ID」パラメータ(401)と「ソースMME UE S1AP ID」パラメータが含まれている。

    コールレグ(LEG)2(408)は、ネットワークモニタリングシステムにより検出されたセキュリティコンテキストのためのUEコンテキスト情報を含んでいる。 「ターゲットMME UE S1AP ID」パラメータ(409)は、ハンドオーバー要求メッセージ302から収集される。 NCC値とNH値(410乃至411)は、ハンドオーバー要求メッセージ302内のセキュリティコンテキスト(Security Context)パラメータから収集される。 この情報(409乃至411)は、コールレグ(LEG)2の現在のセキュリティコンテキスト408に適用する。 「ターゲットeNB UE S1AP ID」データ(412)は、ハンドオーバー要求承認(Handover Request Ack)メッセージ(303)から収集される。

    LEG1(407)とLEG2(408)のNHキーとNCC値が合致していないので、 ネットワークモニタリングシステムは、これらのレグが同じセキュリティコンテキストに適用しないこと、そして、したがって、それらがおそらく同じUEに対応するものではないことを分かっている。 従って、ネットワークモニタリングシステムは、LEG1(407)とLEG2(408)を結びつけることはしない。 ネットワークモニタリングシステムは、例えば、LEG3 (413)に示されているような他のハンドオーバー要求(Handover Required)メッセージ(301)から別のUEコンテキスト情報を収集する。 LEG3(413)のNHキーとNCC値はUEコンテキストテーブル400内の他のエントリーと合致していないので、ネットワークモニタリングシステムはこれらのエントリーを結びつけることはしない。

    やがて、ネットワークモニタリングシステムは、他のハンドオーバー要求(Handover Request)メッセージとハンドオーバー要求承認(Handover Request Ack)メッセージからLEG4(414)のためのデータを収集する。 図示された例では、LEG4(414)には、LEG1(407)のエントリーに合致するNCC値とNHキーが含まれている。 ネットワークモニタリングシステムは、この合致を認識し、LEG1(407)とLEG4(414)の呼記録とセキュリティコンテキスト情報を結びつける。 更に、ネットワークモニタリングシステムは、LEG1(407)のK ASMEキーの値(403)と派生されたK eNBキー(404)がLEG4(414)に関連するトラフィックを解読するのに使用すべきであることを今や理解している。 このようにして、ネットワークモニタリングシステムは、異なるノードeNodeB間でハンドオーバーされているときに、NHキーとNCCパラメータを用いて、UEの異なるレグを結びつけることができる。

    ソースノードeNodeBとターゲットノードeNodeBが異なるMMEによって利用されているMME間の移動の場合、ネットワークモニタリングシステムは、S1−MEインタフェースに加えてMME間のS10インタフェース(図1参照)をモニタしている場合、NHキーとNCC値を収集することがまだ可能である。 ネットワークモニタリングシステムは、S1−MMEインタフェースから収集したメッセージのために使用されたのと同じ方法で、S10インタフェースで収集されたメッセージのために、テーブル400のようなUEコンテキストトラッキングテーブルにエントリーを加えることもできる。 しかし、S10インタフェースをモニタすることは、ソースノードeNodeBとターゲットノードeNodeBの双方が同じネットワークモニタリングシステムによってモニターされている場合には、必ずしも必要ではない。

    本発明の他の実施の態様において、ネットワークモニタリングシステムは、また、ノードeNodeB間の移動の場合、X2インタフェース上でソースノードeNodeBとターゲットノードeNodeBの間で調整されるハンドオーバーを検出することもできる。
    図5は、X2ベースのハンドオーバーに関連するX2インタフェースとS1インタフェースで交換されるメッセージを図示している。

    X2ベースのハンドオーバー手順は、UEのための既存のeUTRANメセンアクセスベアラ(eUTRAN Radio Acess Bearer (E−RAB))を新たなターゲットノードeNodeBに切り換えるのに用いられる。 この移動シナリオは、X2インタフェースがハンドオーバーを確立するときに含まれるので、「X2ベースの移動」(X2−based mobility)といわれている。 ソースノードeNodeB51は、X2インタフェースを介してハンドオーバー要求(Handover Required)メッセージ(501)をターゲットノードeNodeB52に送る。 ターゲットノードeNodeB52は、ハンドオーバー要求承認(Handover Request Ack)メッセージ(502)においてハンドオーバー要求を承認する。

    ターゲットノードeNodeB52は、そして、パススイッチ要求(Path Switch Request)メッセージ503を、ターゲットノードeNodeB52に切り換えるのに必要な各E−RABのリストを付けて、MME53に送る。 パススイッチ要求(Path Switch Request)メッセージ503は、既存のセキュリティコンテキストのために使用される「ソースMME UE S1AP ID」の値を含んでいる。 MME53は、パススイッチ要求承認(Path Switch Request Acknowledge)メッセージ504をターゲットノードeNodeB52に送り返す。 メッセージ504を受領した時点で、ターゲットノードeNodeB52は、ハンドオーバー後にUEのためにトラフィックを解読継続するのに必要な全てのセキュリティ情報を所有しており、UEコンテキストリリース(UE Context Release)メッセージ(505)をソースノードeNodeB51に送る。
    パススイッチ要求承認(Path Switch Request Acknowledge)メッセージ504は、以下の表2に示されたパラメータを含んでいる。

    パススイッチ要求承認(Path Switch Request Acknowledge)メッセージ504のNHキーとNCCパラメータは、ターゲットノードeNodeBの新規なレグをソースノードeNodeBの対応する既存のUEセキュリティコンテキストと結びつける。 メッセージ504の「eNB UE S1AP ID」パラメータ と「MME UE S1AP ID」パラメータは、UEセキュリティコンテキスト情報のために新規なレグについてのメッセージを特定するのに用いられる。

    ネットワークモニタリングシステムは、上記のMME内のハンドオーバー/S1ベースハンドオーバーに用いられたのと同様のキートラッキングメカニスムを適用する。 ハンドオーバー手順に先立って、ネットワークモニタリングシステムは 、認証(Authentification)及びキーアグリーメント(Key Agreement)プロセス(AKA手順)からK ASMEキーを得ると共に、S1−AP Initial ContexTSetup 要求手順/S1−AP UE Context 修正手順カラK eNBキーを得る。 一度K eNBキーを得ると、ネットワークモニタリングシステムは、NCC=2の場合のNH値を予め計算し、そのNH値を用いて全てのセキュリティコンテキスト情報をインデックス検索する。

    NHキーは、S1−MMEパススイッチ要求承認(Path Switch Request Acknowledge)メッセージ504から得られ、ネットワークモニタリングシステムにより用いられてX2ハンドオーバー中のソースとターゲットのS1−MMEパスを結びつける。 ハンドオーバー連鎖を取り扱うために、ネットワークモニタリングシステムは、次のNCC値に対応する次のNH値を予め計算し、この新しいNH値を用いてセキュリティコンテキストをインデックス検索する。 ターゲットノードeNodeB52が新しいノードeNodeBに対するハンドオーバーを決定すると、新たなNH値が用いられると共にネットワークモニタリングシステムにより検出される。 ネットワークモニタリングシステムは、そして、このNH値を用いて別のコールレグの記録結びつける。

    ネットワークモニタリングシステムは、UEをモニタリングする間、EPS移動マネージメント(EPS Mobility Management(EMM))状態とEPS接続マネージメント(EPS Connection Management(ECM))状態を考慮する。 2つのEMM状態(EMM登録状態とEMM非登録状態)と2つのECM状態(ECMアイドル状態とECM接続状態)が存在する。 EMM状態は、移動マネージメント手順の結果であるUEの状態を記述する。 ECM状態は、UEがアイドル状態にあるか又は接続状態にあるかを記述する。 EMM非登録状態においては、MMEのEMMコンテキストは、UEの有効なローケーションとルーティング情報を保持していない。 UEは、eUTRANへの加入手順に伴う登録成功により、EMM登録状態になる。 EMM登録状態において、UEはEPSにおける登録に必要なサービスを受けることができる。 EMM登録状態において、UEは少なくとも1つのアクティブなPDN接続を有し、EPSセキュリティコンテキストをセットアップする。

    UEとネットワークの間にNAS信号接続がない場合UEはECMアイドル状態になる。 ECMアイドル状態においては、eUTRANにUEのためのUEコンテキストがないので、このUEのためのS1−MME接続は存在しない。 ECM接続状態において、UEロケーションは、サービングノードeNodeBの精度によりMMEにおいて知られている。 ECM接続状態にあるUEにとって、信号接続はUEとMMEの間で行われる。 ここで言う信号接続は、2つの部分で構成されている。 すなわち、RRC接続とS1−MME接続である。

    UEが各種の状態に移行するときに、ネットワークモニタリングシステムは、以下のような行動を取る。

    <EMM非登録状態への移行>
    EPS NAS退去(EPS NAS Detach)手順が、この移行を生じさせる。 マップされたセキュリティコンテキストが削除されると共に、NH/NCCも削除される。

    < ECM接続状態からECMアイドル状態への移行>
    NH/NCCは削除される。 ECMアイドル状態からECM接続状態への再移行があった場合、新たな最初のK eNBキーが発生される。

    < ECMアイドル状態からECM接続状態への移行>
    UEは、USIMに格納されているネイティブなEPS NASセキュリティコンテキストを用いる。 このネイティブなセキュリティコンテキストに対応するeKSIインデックスがネットワークモニタリングシステムによりS1−AP Initial UEメッセージにおいてモニタされるべきである。 このコンテクストが「現状」のコンテキストではない場合、MMEはそれは現状のものとなるようにNASSMC手順をトリガすべきである。 もしくは、MMEは新たなEPS AKA及びNAS SMC手順を行ってそれを変更することもできる。

    S1ベースのMME間ハンドオーバーシナリオにおいて、ソースMMEがうまくNASセキュリティモードコマンド(NAS Security Mode Command (SMC))手順を実行して(新たなK ASMEキーを利用した)が(この新たなK ASMEキーから派生したK eNBキーを利用する)UEコンテキスト修正(UE Context Modification)手順をまだうまく行っていない場合、MMEは対応するeKSIとNHとNCCを伴う古いK ASMEキーとS10 Forward Relocationメッセージの新たなK ASMEキーに基づく完全なEPS NASセキュリティコンテキストの双方を有している。 このように、ソース側のネットワークモニタリングシステムはUEコンテキスト修正(UE Context Modification)手順における新しいK eNBキーに基づく新しいNH値を派生しなければならず、古いNH値は削除される。 S10 Forward Relocationメッセージにおいて、UE MMコンテキストのOSCIビットが設定されている場合、古いNH値はソースS1側に結びつけるために使用される。 新しいK ASMEキーとeKSIが新しいEPSセキュリティコンテキストとして格納され、NASペイロードを解読するために使用される。

    上記のシナリオにおいて、最初のK eNBキーを移すターゲット側のUEコンテキスト修正(UE Context Modification)が存在する。 これは、新しいK ASMEキーと一緒に、NCC=1の場合のNH値を派生する。 そして、NCC=2の場合のNH値が派生され、そして、古いNH値が削除される。

    上記の説明において提供された教示のために、この発明の多くの改作と他の実施の形態が当業者には想起されるでしょう。 したがって、本発明が開示された特定の実施の形態に限定されるべきではないと理解されるべきである。 ここに特定の用語が用いられているが、それらは一般的で説明的な意味で使用されているのであって、制限的に用いられているものではない。

    本発明は、LTEネットワークにおけるデータパケットのモニタリングに利用される。

    31・・・ソースノードeNodeB
    32・・・ターゲットノードeNodeB
    33・・・モビリティマネージメントエンティティ(MME)
    51・・・ソースノードeNodeB
    52・・・ターゲットノードeNodeB
    53・・・モビリティマネージメントエンティティ(MME)
    101・・・UTRANアクセスネットワークのエボリューション102・・・EPC
    103・・・ノードeNodeB
    104・・・モビリティマネージメントエンティティ(MME)
    105・・・HSS
    106・・・サービングゲートウェイ(S−GW)
    107・・・パケットデータネットワークゲートウェイ(PDN−GW)
    108・・・ユーザー機器(UE)
    109・・・3G UTRAN ネットワーク110・・・サービングGPRSサポートノード(SGSN)
    111・・・無線ネットワークコントローラ(RNC)
    112・・・モニタリングシステムプローブ113・・・ユーザインタフェースステーション114・・・内部又は外部のメモリ115・・・インターネット400・・・UEコンテキストテーブル

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