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Radio base station, wireless communication system, program and connection control method

申请号 JP2001295110 申请日 2001-09-26 公开(公告)号 JP2003110568A 公开(公告)日 2003-04-11
申请人 Toshiba Corp; 株式会社東芝; 发明人 YAMATO KATSUMI; SAKAMOTO TAKEFUMI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a wireless system, in which a conflict concerning mac-id in a radio base station caused by the connection release of a radio terminal can be prevented. SOLUTION: A correspondence table 121 holds a correspondent relation between a MAC address uniquely specifying the radio terminal and mac-id to be temporarily assigned at a timing of connection setting with the radio terminal to be used for identifying the radio terminal in the case of communication. When a connection setting request is received from the radio terminal, on the basis of the MAC address contained in the request, a CL processing part 12 refers to the correspondence table 121 and searches whether or not the MAC address and mac-id correspondent thereto are held on the correspondence table 121. When it is judged by this search that the correspondence is held, a DLC layer processing part 14 continuously uses the relevant mac-id held on the correspondence table 121, corresponding currently to the MAC address of the radio terminal for identifying the radio terminal.
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局において、 無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を保持するための記憶手段と、 無線端末から受信されたコネクション設定要求に含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶手段を参照して、該第1の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶手段に保持されているか否かを判断するための検索手段と、 無線端末との間のコネクション設定に関する処理を行うためのコネクション制御手段とを備え、 前記コネクション制御手段は、前記無線端末から前記コネクション設定要求が受信された場合に、前記検索手段により前記対応関係が前記記憶手段に保持されていると判断されたときには、該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子に対応して現在前記記憶手段に保持されている前記第2の識別子を、該無線端末を識別するために引き続き使用することを特徴とする無線基地局。 【請求項2】前記コネクション制御手段は、前記無線端末から前記コネクション設定要求が受信された場合に、
    前記検索手段により前記対応関係が前記記憶手段に保持されていないと判断されたときには、該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子に対して新たに前記第2の識別子を割り当てて使用することを特徴とする請求項1
    に記載の無線基地局。 【請求項3】自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局において、 無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を保持するための記憶手段と、 無線端末から受信されたコネクション設定要求またはその後に受信された所定のメッセージに含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶手段を参照して、該第1の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶手段に保持されているか否かを判断するための検索手段と、 無線端末との間のコネクション設定に関する処理を行うためのコネクション制御手段とを備え、 前記コネクション制御手段は、前記無線端末から前記コネクション設定要求が受信された際に、該無線端末に対して新たに前記第2の識別子を割り当てて使用するとともに、前記検索手段により前記対応関係が前記記憶手段に保持されていると判断された場合には、該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子に対応して現在前記記憶手段に保持されている第2の識別子を、当該新たに割り当てられた第2の識別子に更新し、かつ、その更新前の第2の識別子を解放するための処理を行うことを特徴とする無線基地局。 【請求項4】前記コネクション制御手段は、前記検索手段により前記対応関係が前記記憶手段に保持されていないと判断された場合には、前記記憶手段に、該無線端末を一意に特定する第1の識別子と、前記新たに割り当てられた第2の識別子との対応関係を保持させることを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。 【請求項5】自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局において、 無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を保持するための記憶手段と、 無線端末から受信されたコネクション設定要求またはその後に受信された所定のメッセージに含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶手段を参照して、該第1の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶手段に保持されているか否かを判断するための検索手段と、 無線端末との間のコネクション設定に関する処理を行うためのコネクション制御手段とを備え、 前記コネクション制御手段は、前記無線端末から前記コネクション設定要求が受信された場合に、前記検索手段により前記対応関係が前記記憶手段に保持されていると判断されたときには、該無線端末に対して、該コネクション設定要求に係るコネクション設定手続きを中止すべき旨を通知して、該コネクション設定要求に係るコネクション設定手続きを中止することを特徴とする無線基地局。 【請求項6】前記コネクション制御手段は、前記無線端末から前記コネクション設定要求が受信された場合に、
    前記検索手段により前記対応関係が前記記憶手段に保持されていないと判断されたときには、該コネクション設定要求に係るコネクション設定手続きを続行することを特徴とする請求項5に記載の無線基地局。 【請求項7】前記無線端末は、自局との間でのコネクション設定中に周期的に自局に対して第1のリクエストメッセージを送信するとともに、各周期において、自局に対して送信した第1のリクエストメッセージに対応して自局から受信すべき第1の応答メッセージを、所定の期間内に受信しなかった場合に、自局との間のコネクションを解放するための処理を行うものであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の無線基地局。 【請求項8】前記コネクション制御手段は、コネクション設定中の前記無線端末から周期的に受信すべき前記第1のリクエストメッセージが受信できなかったと判断された場合に、該無線端末に対して前記第1のリクエストメッセージの送信を要求する第2のリクエストメッセージを送信し、該第2のリクエストメッセージに対応して該無線端末から受信すべき第2の応答メッセージを、所定の期間内に受信できなかった場合に、該無線端末との間のコネクションを解放するための処理を行うことを特徴とする請求項7のいずれか1項に記載の無線基地局。 【請求項9】前記第1の識別子は、イーサネット(登録商標)フレームの宛先アドレスとして用いられる、前記無線端末に対して固定的に割り当てられたMACアドレスであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の無線基地局。 【請求項10】請求項1ないし9のいずれか1項に記載の無線基地局と、該無線基地局が通信対象とする1以上の前記無線端末とを含むことを特徴とする無線通信システム。 【請求項11】自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、
    コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局の制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、 無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を保持するための記憶機能と、 無線端末から受信されたコネクション設定要求に含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶機能を参照して、該第1の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶機能に保持されているか否かを判断するための検索機能と、 無線端末との間のコネクション設定に関する処理を行うためのコネクション制御機能であって、前記無線端末から前記コネクション設定要求が受信された場合に、前記検索機能により前記対応関係が前記記憶機能に保持されていると判断されたときには、該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子に対応して現在前記記憶機能に保持されている前記第2の識別子を、該無線端末を識別するために引き続き使用するコネクション制御機能とをコンピュータに実現させるためのプログラム。 【請求項12】自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、
    コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局の制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、 無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を保持するための記憶機能と、 無線端末から受信されたコネクション設定要求またはその後に受信された所定のメッセージに含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶機能を参照して、該第1の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶機能に保持されているか否かを判断するための検索機能と、 無線端末との間のコネクション設定に関する処理を行うためのコネクション制御機能であって、前記無線端末から前記コネクション設定要求が受信された際に、該無線端末に対して新たに前記第2の識別子を割り当てて使用するとともに、前記検索機能により前記対応関係が前記記憶機能に保持されていると判断された場合には、該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子に対応して現在前記記憶機能に保持されている第2の識別子を、当該新たに割り当てられた第2の識別子に更新し、かつ、その更新前の第2の識別子を解放するための処理を行うコネクション制御機能とをコンピュータに実現させるためのプログラム。 【請求項13】自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、
    コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局の制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、 無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を保持するための記憶機能と、 無線端末から受信されたコネクション設定要求またはその後に受信された所定のメッセージに含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶機能を参照して、該第1の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶機能に保持されているか否かを判断するための検索機能と、 無線端末との間のコネクション設定に関する処理を行うためのコネクション制御機能であって、前記無線端末から前記コネクション設定要求が受信された場合に、前記検索機能により前記対応関係が前記記憶機能に保持されていると判断されたときには、該無線端末に対して、該コネクション設定要求に係るコネクション設定手続きを中止すべき旨を通知して、該コネクション設定要求に係るコネクション設定手続きを中止するコネクション制御機能とをコンピュータに実現させるためのプログラム。 【請求項14】自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、
    コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局のコネクション制御方法において、 無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を記憶手段に保持しておき、 前記無線端末からコネクション設定要求が受信された場合に、該コネクション設定要求に含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶手段を参照して、該第1の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶手段に保持されているか否かを判断し、 前記対応関係が前記記憶手段に保持されていると判断された場合には、要求元の前記無線端末を一意に特定する前記第1の識別子に対応して現在前記記憶手段に保持されている前記第2の識別子を、該無線端末を識別するために引き続き使用することを特徴とするコネクション制御方法。 【請求項15】自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、
    コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局のコネクション制御方法において、 無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を記憶手段に保持しておき、 前記無線端末からコネクション設定要求が受信された際に、該無線端末に対して新たに前記第2の識別子を割り当てて使用するとともに、該コネクション設定要求またはその後に受信された所定のメッセージに含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶手段を参照して、該第1の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶手段に保持されているか否かを判断し、 前記対応関係が前記記憶手段に保持されていると判断された場合には、要求元の前記無線端末を一意に特定する前記第1の識別子に対応して現在前記記憶手段に保持されている第2の識別子を、当該新たに割り当てられた第2の識別子に更新し、かつ、その更新前の第2の識別子を解放するための処理を行うことを特徴とするコネクション制御方法。 【請求項16】自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、
    コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局のコネクション制御方法において、 無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を記憶手段に保持しておき、 前記無線端末からコネクション設定要求が受信された際に、該コネクション設定要求またはその後に受信された所定のメッセージに含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶手段を参照して、
    該第1の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶手段に保持されているか否かを判断し、 前記対応関係が前記記憶手段に保持されていると判断された場合には、要求元の前記無線端末に対して、前記コネクション設定要求に係るコネクション設定手続きを中止すべき旨を通知して、該コネクション設定要求に係るコネクション設定手続きを中止することを特徴とするコネクション制御方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、無線端末との間で1つ以上のコネクションを設定してパケット通信を行う無線基地局、この無線基地局と1以上の無線端末とを含む無線通信システム及びコネクション制御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】HYPERLAN Type2(Hig
    h Performance Radio Local
    Area Network Type2)では、DL
    C(Data Link Control)レイヤの一部であるRLC(RadioLink Contro
    l)サブレイヤにおいて、無線基地局−無線端末間でのコネクションの設定、解放を制御する。 DLCレイヤでは、コネクションを識別するために、コネクションを一意に特定するための識別子(mac−id)を用いる。
    これは、無線端末とのコネクション設定時に無線基地局のRLCサブレイヤにおいて割り当てるものである。 【0003】また、HYPERLAN Type2では、無線基地局と無線端末との間にてパケット通信を行う場合、DLCレイヤの上位レイヤであるCL(Con
    vergence Layer)において、送信対象であるパケットを無線回線上での通信に用いるパケットフォーマットに変換してから、これをDLCレイヤに引き渡す。 その際、送信パケットを収容するコネクションを特定させるため、当該パケットにmac−idを付与する必要がある。 そのため、CLでは、送信対象であるパケットの宛先アドレスとmac−idとの対応付けを行う。 【0004】以下では、無線基地局より無線端末に対してイーサネットフレームを送信する場合を例にとって説明する。 また、イーサネットフレームと区別するため、
    DLCレイヤにて取り扱うパケットをDLCパケットと呼ぶものとする。 【0005】無線端末よりコネクション設定要求が行われた場合、無線基地局のRLCサブレイヤでは、当該無線端末に割り当てるmac−idを決定し、無線端末に対して該mac−idを通知する。 また、コネクション設定要求時に無線端末より通知される、無線端末のMA
    Cアドレス(IEEE802標準で定められた48ビットアドレス)と、当該無線端末に割り当てたmac−i
    dとを無線基地局のCLに通知し、CLにおいてMAC
    アドレスとmac−idとの対応関係を保持する。 このような対応関係をCLにて保持することにより、DLC
    レイヤでは、無線端末のMACアドレスを意識することなく、mac−idを参照するだけで、DLCパケットの送受信処理を行うことが可能となる。 【0006】無線端末よりコネクション解放要求が行われた場合、無線基地局のRLCサブレイヤでは、当該無線端末に割り当てたmac−idを解放して、当該ma
    c−idを用いた通信を取りやめるとともに、CLにて保持する、当該mac−idとMACアドレスとの対応関係をクリアする。 【0007】ところで、無線通信においては、無線回線品質の劣化、無線基地局の圏外への無線端末の移動、等に起因して、無線基地局と無線端末との間の通信が突如不可能となってしまう場合がある。 そこで、RLCサブレイヤにて次のような手続きが用意されている。 【0008】まず、無線端末では、自身が通信可能な状態にある旨を通知するための制御情報(RLC_MT_
    ALIVEメッセージ)を、無線基地局に対して周期的に送信することで、無線基地局と無線端末との間の通信が引き続き可能であるか否かの判断が行われる。 無線基地局では、RLC_MT_ALIVEメッセージを受信すれば、当該メッセージを送信した無線端末との通信が可能であると認識し、当該メッセージに対する応答を表す制御情報(RLC_MT_ALIVE_ACKメッセージ)を、無線端末に対して送信する。 RLC_MT_
    ALIVE_ACKメッセージを受信した無線端末は、
    自身が送信したRLC_MT_ALIVEメッセージに対する応答を受信したため、無線基地局との通信が可能であると認識する。 【0009】もし、無線端末において、自身が送信したRLC_MT_ALIVEメッセージに対する応答(R
    LC_MT_ALIVE_ACKメッセージ)が一定時間経過しても到着しない場合、無線端末は無線基地局との通信が不可能であると認識し、無線基地局に通知することなくコネクション解放処理を行い、これに伴い当該無線端末に割り当てられたmac−idも解放してしまう。 【0010】他方、無線基地局では、無線端末から周期的に送出されるRLC_MT_ALIVEメッセージを一定時間経過しても受信できなかった場合、当該無線端末に対して、RLC_MT_ALIVEメッセージの送出を要求する制御情報(RLC_MT_ALIVE_R
    EQUESTメッセージ)を送信する。 そして、当該無線端末より当該メッセージに関する応答を示す制御情報(RLC_MT_ALIVEREQUEST_ACKメッセージ)を受信しなかった際にはじめて、当該無線端末がコネクションを解放していることを認識し、当該無線基地局でも当該無線端末に対するコネクション解放処理を行い、当該無線端末に割り当てたmac−idを解放する(なお、無線端末がmac-idを解放する前にRLC_MT
    _ALIVE_REQUESTメッセーシ゛を受信した場合には、例えば、無線端末が、RLC_MT_ALIVEREQUEST_ACKメッセーシ゛、次いで、R
    LC_MT_ALIVEメッセーシ゛を送信し、これに応答して無線基地局がRLC_MT_ALIVE_ACKメッセーシ゛を送信し、これを無線端末が受信できたときに、mac-idが解放されずに保たれるようなこともあり得る)。 【0011】なお、上記のコネクション設定/解放時の動作は、電波産業界の標準規格ARIB STD−T7
    0(広帯域移動アクセスシステムHiSWANa(Hi
    ghSpeed Wireless Access N
    etwork typea))に従って通信を行う場合なども同様である。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、RLC
    _MT_ALIVE_ACKメッセージ未到達のために無線基地局に通知することなく無線端末がコネクション解放処理を行った場合、無線基地局が当該無線端末とのコネクション解放処理を行うまでには一定の時間経過が必要となる。 つまり、この間、無線基地局と無線端末とでは、当該コネクション、そして当該無線端末に割り当てたmac−idに関して矛盾が生じることとなる。 【0013】この矛盾により、次のような問題をもたらすこととなる。 【0014】RLC_MT_ALIVE_ACKメッセージ未到達のために無線基地局に通知することなくコネクション解放処理を行った無線端末が、無線基地局に対して再びコネクション設定要求を行った場合、無線基地局のRLCサブレイヤでは、当該無線端末のMACアドレスは管理していないため、本コネクション設定要求が、既にmac−idを割り当てている無線端末から到達したものか否かを判断することができない。 そして、
    当該無線端末に対して割り当てたmac−idを無線基地局のCLに通知した時点で、CLでは当該無線端末のMACアドレスと対応付けているmac−idを既に保持しているため、当該無線端末に対する矛盾が生じてしまう。 しかしながら、HIPERLAN Type2では、当該問題に関する解決方法が記載されていない。 【0015】なお、このような問題は、ARIB ST
    D−T70に従って通信を行う場合なども同様である。 【0016】本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、無線端末のコネクション解放に伴い生じる無線基地局での無線端末に割り当てる一時的な識別情報に関する矛盾を防ぐことが可能な無線基地局、無線通信システム及びコネクション制御方法を提供することを目的とする。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明は、自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局において、無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を保持するための記憶手段と、無線端末から受信されたコネクション設定要求に含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶手段を参照して、該第1の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶手段に保持されているか否かを判断するための検索手段と、無線端末との間のコネクション設定に関する処理を行うためのコネクション制御手段とを備え、前記コネクション制御手段は、前記無線端末から前記コネクション設定要求が受信された場合に、前記検索手段により前記対応関係が前記記憶手段に保持されていると判断されたときには、該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子に対応して現在前記記憶手段に保持されている前記第2の識別子を、該無線端末を識別するために引き続き使用することを特徴とする。 【0018】また、本発明は、自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局において、無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を保持するための記憶手段と、無線端末から受信されたコネクション設定要求またはその後に受信された所定のメッセージに含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶手段を参照して、該第1
    の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶手段に保持されているか否かを判断するための検索手段と、無線端末との間のコネクション設定に関する処理を行うためのコネクション制御手段とを備え、前記コネクション制御手段は、
    前記無線端末から前記コネクション設定要求が受信された際に、該無線端末に対して新たに前記第2の識別子を割り当てて使用するとともに、前記検索手段により前記対応関係が前記記憶手段に保持されていると判断された場合には、該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子に対応して現在前記記憶手段に保持されている第2の識別子を、当該新たに割り当てられた第2の識別子に更新し、かつ、その更新前の第2の識別子を解放するための処理を行うことを特徴とする。 【0019】また、本発明は、自局に通知せずに自局との間のコネクションを一方的に解放することのある無線端末との間で、コネクションを設定して、パケット通信を行う無線基地局において、無線端末を一意に特定する第1の識別子と、無線通信時に無線端末を識別するために使用される、当該無線端末とのコネクション設定を契機に一時的に割り当てられる第2の識別子との対応関係を保持するための記憶手段と、無線端末から受信されたコネクション設定要求またはその後に受信された所定のメッセージに含まれる該無線端末を一意に特定する前記第1の識別子をもとに前記記憶手段を参照して、該第1
    の識別子とこれに対して一時的に割り当てられた前記第2の識別子との対応関係が前記記憶手段に保持されているか否かを判断するための検索手段と、無線端末との間のコネクション設定に関する処理を行うためのコネクション制御手段とを備え、前記コネクション制御手段は、
    前記無線端末から前記コネクション設定要求が受信された場合に、前記検索手段により前記対応関係が前記記憶手段に保持されていると判断されたときには、該無線端末に対して、該コネクション設定要求に係るコネクション設定手続きを中止すべき旨を通知して、該コネクション設定要求に係るコネクション設定手続きを中止することを特徴とする。 【0020】好ましくは、前記第1の識別子は、イーサネットフレームの宛先アドレスとして用いられる、前記無線端末に対して固定的に割り当てられたMACアドレスであるようにしてもよい。 【0021】また、本発明に係る無線通信システムは、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の無線基地局と、該無線基地局が通信対象とする1以上の前記無線端末とを含むことを特徴とする。 【0022】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明としても成立する。 また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立する。 【0023】本発明によれば、無線端末のコネクション解放に伴い生じる無線基地局での第2の識別子に関する矛盾を防ぐことが可能になる。 【0024】例えば、無線端末に対するコネクション設定処理において、無線基地局のRLCサブレイヤが割り当てるmac−id値を決定する際に、無線基地局のC
    Lにおいて管理するMACアドレス/mac−id対応表を参照して、当該端末に既にmac−idを割り当てているか否かを判断することで、RLC_MT_ALI
    VE_ACKメッセージ未到達のため、無線端末が無線基地局に通知することなくコネクション解放を行ったとしても、当該無線端末が再度コネクション設定を行う場合に当該無線基地局より割り当てられるmac−idについての矛盾が生じることのないシステムが実現可能となる。 【0025】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の実施の形態を説明する。 【0026】本実施形態では、本発明をHYPERLA
    N Type2に基づく無線基地局あるいは無線通信システムに適用した場合を例にとって説明する。 【0027】また、本実施形態では、イーサネットフレームを無線基地局より無線端末に対して送信する場合を例にとって説明する。 【0028】図1に、本実施形態に係る無線基地局および無線端末を含む無線通信システムの一例を示す。 図1
    に示されるように、無線基地局1が、無線リンクを介して複数の無線端末3と通信可能である。 【0029】図1では、本無線通信システムの一応用形態として、無線基地局1が所定のネットワーク(例えば、インターネット、通信事業者内網等)6に接続され、無線端末3が、所定のネットワーク6、無線基地局1、無線リンクを介して、通信相手装置(例えば、We
    bサーバ等)7と通信可能になっているネットワークシステムを例示している。 なお、この場合、無線基地局1
    は、複数あって構わない(この場合、無線端末3は、例えば、その位置等に応じて選択されるいずれかの無線基地局1と接続される)。 また、1又は複数の無線基地局1(あるいは1又は複数の無線基地局1及びネットワーク6)を介して接続される他の無線端末3が通信相手となる形態も可能である。 もちろん、図1の例に限定されるものではなく、本無線通信システムは、様々な応用が可能である。 【0030】図12に、本実施形態に係る無線通信システムを構成する無線基地局および無線端末におけるプロトコルスタックの概要を示す。 図12におけるプロトコルスタックでは、上位レイヤ(Higher Laye
    r)、コンバージェンスレイヤ(CL(Converg
    ence Layer))、DLC(Data Lin
    k Control)レイヤ、物理(PHY(Phys
    ical))レイヤの4つのレイヤ構成にて示している。 また、DLCレイヤの一部として、RLC(Rad
    io Link Control)サブレイヤが存在する。 【0031】図2に、本実施形態に係る無線基地局の構成例を示す。 【0032】本無線基地局は、基本的には、図12のプロトコルスタックに対応する処理部を有する構成になっている。 すなわち、図2に示されるように、本無線基地局は、上位レイヤ処理部11、コンバージェンスレイヤ処理部(以下、CL処理部)12、DLCレイヤ処理部13、物理レイヤ処理部15を備えている。 また、DL
    Cレイヤ処理部13内には、RLCサブレイヤ処理部1
    4が存在し、RLCサブレイヤ処理部14内には、ma
    c−id管理部141が存在する。 また、コンバージェンスレイヤ処理部12内には、MACアドレス/mac
    −id対応表121が存在する。 なお、図2では、プロトコルスタックに対応する部分を中心に示しており、その他の機能やデバイスを必要に応じて備える。 【0033】上位レイヤ処理部11は、CL処理部12
    より上位に位置するプロトコル処理を行い、CL処理部12との間ではイーサネットフレームでのデータ引渡しを行う。 CL処理部12は、イーサネットフレームを複数のDLCパケットに変換する処理、逆に複数のDLC
    パケットから元のイーサネットフレームに変換する処理を行い、DLCレイヤ処理部13との間では、DLCパケットでのデータ引渡しを行う。 DLCレイヤ処理部1
    3は、DLCパケットや制御情報の送受信処理を行う。
    物理レイヤ処理部15では、無線に関連する処理を行う。 【0034】DLCレイヤ処理部13の一部として、R
    LCサブレイヤ処理部14が存在する。 RLCサブレイヤ処理部14では、無線リソースの管理を行う。 そして、コネクションを一意に識別するための識別子mac
    −idの管理を行う。 図2では、RLCサブレイヤ処理部14においてmac−idを管理するための機能として、mac−id管理部141を示している。 【0035】また、CL処理部12では、通信相手である無線端末のMACアドレスとmac−idとの対応関係を保持するMACアドレス/mac−id対応表12
    1を持つ。 【0036】図3に、本実施形態に係る無線端末の構成例を示す。 【0037】本無線端末は、上記の無線基地局と同様に、基本的には、図1のプロトコルスタックに対応する処理部を有する構成になっている。 すなわち、図3に示されるように、本無線端末は、上位レイヤ処理部31、
    コンバージェンスレイヤ処理部32、DLCレイヤ処理部33、物理レイヤ処理部35を備えている。 また、D
    LCレイヤ処理部33内には、RLCサブレイヤ処理部34が存在し、RLCサブレイヤ処理部34内には、m
    ac−id管理部341が存在する。 このように、本無線端末は、無線基地局から無線端末への方向の通信については、基本的には、従来と同様の構成で構わない。 なお、図2では、プロトコルスタックに対応する部分を中心に示しており、その他の機能やデバイスを必要に応じて備える。 【0038】なお、無線基地局から無線端末への送信のためには、無線端末においては、コンバージェンスレイヤ処理部32内にMACアドレス/mac−id対応表121を設けなくても構わないが、これを設けて使用しても構わない。 【0039】以下では、本実施形態の動作について説明する。 【0040】まず、図4に、MACアドレスが“A”である無線端末3とのコネクションが確立した時点でのM
    ACアドレスとmac−idとの対応例を示す。 【0041】この例では、無線基地局1におけるmac
    −id管理部(141)において、無線端末3とのコネクションに対してmac−id=xを割り当て、そして無線基地局1におけるMACアドレス/mac−id対応表(121)において、無線端末3のMACアドレス“A”とmac−id“x”とを対応付け、以後、宛先アドレスとして当該無線端末のMACアドレスとして“A”が記載されているイーサネットフレームには、m
    ac−idとして“x”を付与することとなる。 【0042】ここで、無線基地局1と無線端末3との間の通信が不可能となってしまい、無線端末3において、
    自身が送出したRLC_MT_ALIVEメッセージに対する応答であるRLC_MT_ALIVE_ACKメッセージを、無線基地局1より受信できなかった場合を考える。 この場合、当該無線端末3は、無線基地局1に通知することなくコネクション解放処理を行い、図5に示すように、無線端末3のmac−id管理部(34
    1)では、当該mac−idの値“x”を解放する。 【0043】他方、図5のような状態に陥った場合、無線基地局1では、一定時間経過後に無線端末3に対してRLC_MT_ALIVEメッセージの送出を要求するRLC_MT_ALIVE_REQUESTメッセージを送信し、これに対する無線端末3からの応答であるR
    LC_MT_ALIVE_REQUEST_ACKメッセージを受信しないことで、無線基地局1は当該無線端末3に対して割り当てたmac−id“x”を解放する。 【0044】しかして、本実施形態では、上述のmac
    −id解放処理が行われる前に、無線端末3よりコネクション設定要求を受けた場合、無線端末3との間に矛盾を生じさせないように、無線基地局1では、例えば以下に示すような手法にて、mac−idの割り当て処理を行う。 【0045】以下、本実施形態の無線基地局1と無線端末3との間のシーケンスおよび無線基地局1におけるm
    ac−idの割り当て処理について幾つかの例を説明する。 【0046】(第1の具体例)図6に、コネクション設定時のシーケンス例を示す。 また、図7に、無線基地局1におけるmac−id割り当て処理の手順の一例を示す。 【0047】この方法では、無線端末3からのコネクション設定要求メッセージ中に、当該無線端末3のMAC
    アドレスを含ませることとする。 【0048】この方法では、無線基地局1は、無線端末3よりコネクション設定要求を受信した場合、mac−
    idの割り当て設定を行わずに、コンバージェンスレイヤのMACアドレス/mac−id対応表121を参照して、該要求元の無線端末3のMACアドレスに対して割り当てられたmac−idが既に存在するか否かを調べ(S11)、存在しなければ(S12でNo)、新規にmac−idを割り当てて(S14)、コネクション設定要求のための手続きを行うが、存在すれば(S12
    でYes)、その既に割り当てられているmac−id
    をそのまま使用するものとして(S14)、コネクション設定要求のための手続きを行う。 【0049】以下、図6を参照しながら、本具体例について説明する。 【0050】まず、無線端末3が、無線基地局1へ通知することなしに、mac−id=“x”についてコネクション解放処理を行ったとする(S1)。 【0051】そして、無線基地局1が、このmac−i
    d=“x”についてコネクション解放処理を行っていない時点で、無線端末3よりコネクション設定要求が到着すると(S2)、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14では、まず、無線基地局1のCL処理部12に対して、受信したコネクション設定要求内に記述されている当該無線端末3のMACアドレスを通知する(S
    3)。 無線基地局1のCL処理部12では、そのMAC
    アドレス/mac−id対応表121を用いて、当該M
    ACアドレスに対してmac−id値が既に割り当てられているか否かを検索する。 【0052】図5に例示した状態の場合には、mac−
    id=“x”が未だ解放されずに割り当てられているので、無線基地局1のCL処理部12は、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14に対して、mac−id=
    “x”が割り当てられている旨を通知する(S4)。 【0053】この通知を受けた無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14では、当該無線端末3に対してma
    c−id=“x”を割り当てるように、コネクション設定処理を開始する(S5,S6)。 【0054】この場合、無線基地局1では、mac−i
    d=“x”に対するコネクションを既に設定された状態となっているので(ただし、通信相手である無線端末3
    がコネクション解放を行っているため、その状態では、
    実際は、本コネクションを用いた通信は不能である)、
    無線端末3よりコネクション設定処理に関するメッセージを受信すれば、コネクション設定処理手順に従って応答メッセージのみを生成し、これを当該無線端末3へ送出する。 【0055】一方、上記の検索の結果、当該MACアドレスに対してmac−id値が割り当てられていなければ、CL処理部12からRLCサブレイヤ処理部14
    へ、その旨が通知され、この通知を受けたRLCサブレイヤ処理部14では、通常通りのコネクション設定処理を開始する。 【0056】(第2の具体例)図8に、コネクション設定時のシーケンス例を示す。 また、図9に、無線基地局1におけるmac−id割り当て処理の手順の一例を示す。 【0057】この方法では、無線基地局1は、無線端末3よりコネクション設定要求を受信した場合、該要求元の無線端末3のMACアドレスに対して新規にmac−
    idを割り当て、該今回割り当てたmac−idを設定するが、他方、コンバージェンスレイヤのMACアドレス/mac−id対応表121を参照して、該要求元の無線端末3のMACアドレスと従前のmac−idとの対応関係が存在するか否かを調べ(S31)、存在しなければ(S32でNo)、該要求元の無線端末3のMA
    Cアドレスと今回割り当てたmac−idとの対応関係を、MACアドレス/mac−id対応表121に登録して(S34)、コネクション設定要求のための手続きを行うが、存在すれば(S32でYes)、今回割り当てたmac−idで、MACアドレス/mac−id対応表121を更新するとともに、従前のmac−idを解放して(S34)、コネクション設定要求のための手続きを行う。 【0058】以下、図8を参照しながら、本具体例について説明する。 【0059】まず、無線端末3が、無線基地局1へ通知することなしに、mac−id=“x”についてコネクション解放処理を行ったとする(S21)。 【0060】そして、無線基地局1が、このmac−i
    d=“x”についてコネクション解放処理を行っていない時点で、無線端末3よりコネクション設定要求が到着すると(S22)、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14では、まず、そのmac−id管理部141にて当該無線端末3に対して割り当てるmac−id値を決定する。 ここでは、mac−id=“y”が割り当てられたものとする。 そして、mac−id=“y”を用いたコネクション設定処理を、当該無線端末3と行う(S23,S24)。 【0061】そして、コネクション設定処理中に、無線端末3から当該無線端末3のMACアドレスが通知されたならば(S25)、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14は、無線基地局1のCL処理部12に対して、当該MACアドレスを通知する(S26)。 無線基地局1のCL処理部12では、そのMACアドレス/m
    ac−id対応表121を用いて、当該MACアドレスに対してmac−id値が既に割り当てられているか否かを検索する。 【0062】図5に例示した状態の場合には、mac−
    id=xが未だ解放されずに割り当てられているため、
    無線基地局1のCL処理部12では、当該MACアドレスに対して割り当てるmac−id値を、従前の値“x”から、今回新規に割り当てたmac−id値“y”に変更するよう、そのMACアドレス/mac−
    id対応表121を修正するとともに、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14に対して、当該MACアドレスに対して割り当てていた従前のmac−id値“x”を解放するよう指示する(S27)。 【0063】そして、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14では、無線基地局1のCL処理部12より指示されたmac−id=“x”に対するコネクション解放処理を行い、その後、無線端末3との間で、mac−
    id=“y”を用いたコネクション設定処理を引き続き行う(S28,S24)。 【0064】一方、上記の検索の結果、当該MACアドレスに対してmac−id値が割り当てられていなければ、無線基地局1のCL処理部12では、当該MACアドレスと今回新規に割り当てたmac−id値“y”との対応をMACアドレス/mac−id対応表121に登録するとともに、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14へは、解放指示は出さずに、Ackメッセージを与え、そして、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14は、無線端末3との間で、mac−id=“y”
    を用いたコネクション設定処理を引き続き行う。 【0065】なお、この方法においても、無線端末3からのコネクション設定要求メッセージ中に、当該無線端末3のMACアドレスを含ませるものとしてもよい。 【0066】(第3の具体例)図10に、コネクション設定時のシーケンス例を示す。 また、図11に、無線基地局1におけるmac−id割り当て処理の手順の一例を示す。 【0067】この方法では、無線基地局1は、無線端末3よりコネクション設定要求を受信した場合、mac−
    idの割り当て設定を行わずに、コンバージェンスレイヤのMACアドレス/mac−id対応表121を参照して、該要求元の無線端末3のMACアドレスとmac
    −idとの対応関係(あるいは該MACアドレス)が、
    MACアドレス/mac−id対応表121に既に存在するか否かを調べ(S61)、存在しなければ(S62
    でNo)、コネクション設定要求のための手続きを続行するが(S64)、存在すれば(S62でYes)、コネクション設定を中止するための手続きを行う(S6
    3)。 【0068】以下、図10を参照しながら、本具体例について説明する。 【0069】まず、無線端末3が、無線基地局1へ通知することなしに、mac−id=“x”についてコネクション解放処理を行ったとする(S41)。 【0070】そして、無線基地局1が、このmac−i
    d=“x”についてコネクション解放処理を行っていない時点で、無線端末3よりコネクション設定要求が到着すると(S42)、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14では、当該無線端末3との間でコネクション設定処理を開始する(S43)。 【0071】そして、コネクション設定処理中に、無線端末3から当該無線端末3のMACアドレスが通知されたならば(S44)、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14は、無線基地局1のCL処理部12に対して、当該MACアドレスを通知する(S45)。 CL処理部12では、そのMACアドレス/mac−id対応表121を用いて、当該MACアドレスに対してmac
    −id値が既に割り当てられているか否かを検索する。 【0072】図5に例示した状態の場合には、無線基地局1では当該無線端末3に対するmac−id値を未だ保持しているため、無線基地局1のCL処理部12は、
    当該無線端末3のMACアドレスのMACアドレス/m
    ac−id対応表121への新規設定を不可と判断し、
    無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14に対してエラー通知を行う(S46)。 このエラー通知を受けた無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14は、コネクション設定処理を中止する旨を当該無線端末3に通知する(S47,S48)。 【0073】一方、コネクション設定要求〜MACアドレス通知(S49,S50,S51,S52)は同じであるが、上記の検索の結果、該要求元の無線端末3のM
    ACアドレスとmac−idとの対応関係が、MACアドレス/mac−id対応表121に存在しない場合には、無線基地局1のCL処理部12では、MACアドレス/mac−id対応表121に当該MACアドレスを登録し、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14へは、Ackメッセージを与え(S53)、そして、無線基地局1のRLCサブレイヤ処理部14は、無線端末3
    との間で、コネクション設定処理(RLCサブレイヤでのmac−idの割り当てて設定やmac−idのMA
    Cアドレス/mac−id対応表への登録を含む)を引き続き行う(S54,S50)。 【0074】図10の例では、無線端末3が無線基地局1に通知することなくコネクション解放処理を行えば、
    無線基地局1のCL処理部12が保持するMACアドレス/mac−id対応表121から当該無線端末3についてのMACアドレスとmac−idとの対応関係の登録が削除されない限り、当該無線端末3とのコネクション設定処理は拒絶されることとなる。 この場合、無線基地局1が周期的に行うRLC_MT_ALIVE_RE
    QUESTメッセージの送出に対する応答メッセージである、RLC_MT_ALIVE_REQUEST_A
    CKメッセージが当該無線端末3より送出されないことにより、無線基地局は1、当該無線端末3とのコネクション解放処理を開始する。 これに伴い、無線基地局1のMACアドレス/mac−id対応表121から、当該無線端末3のMACアドレスに関する情報が削除されるため、それ以降は、当該無線端末3からのコネクション設定要求は拒絶されず、再度コネクションを設定することが可能となる。 【0075】なお、この方法においても、無線端末3からのコネクション設定要求メッセージ中に、当該無線端末3のMACアドレスを含ませるものとしてもよい。 【0076】なお、以上では、無線基地局から無線端末への通信がHYPERLAN Type2に基づく場合を例にとって説明したが、この場合において無線端末から無線基地局への通信は、HYPERLAN Type
    2に基づく構成と、これとは異なるプロトコルあるいは通信方式に基づく構成(例えば、無線端末から無線基地局への通信はPHSを利用する構成等)とが可能である。 【0077】また、本発明は、HYPERLAN Ty
    pe2だけでなく、ARIB STD−T70など、同様の問題が発生する他のプロトコルあるいは通信方式にも適用可能である。 【0078】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとして実現可能である。 また、本実施形態は、コンピュータに所定の手段を実行させるための(あるいはコンピュータを所定の手段として機能させるための、あるいはコンピュータに所定の機能を実現させるための)プログラムとして実施することもでき、該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として実施することもできる。 【0079】なお、この発明の実施の形態で例示した構成は一例であって、それ以外の構成を排除する趣旨のものではなく、例示した構成の一部を他のもので置き換えたり、例示した構成の一部を省いたり、例示した構成に別の機能あるいは要素を付加したり、それらを組み合わせたりすることなどによって得られる別の構成も可能である。 また、例示した構成と論理的に等価な別の構成、
    例示した構成と論理的に等価な部分を含む別の構成、例示した構成の要部と論理的に等価な別の構成なども可能である。 また、例示した構成と同一もしくは類似の目的を達成する別の構成、例示した構成と同一もしくは類似の効果を奏する別の構成なども可能である。 また、この発明の実施の形態で例示した各種構成部分についての各種バリエーションは、適宜組み合わせて実施することが可能である。 また、この発明の実施の形態は、個別装置としての発明、関連を持つ2以上の装置についての発明、システム全体としての発明、個別装置内部の構成部分についての発明、またはそれらに対応する方法の発明等、種々の観点、段階、概念またはカテゴリに係る発明を包含・内在するものである。 従って、この発明の実施の形態に開示した内容からは、例示した構成に限定されることなく発明を抽出することができるものである。 【0080】本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において種々変形して実施することができる。 【0081】 【発明の効果】本発明によれば、無線端末のコネクション解放に伴い生じる無線基地局での無線端末に割り当てる一時的な識別情報に関する矛盾を防ぐことが可能になる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る無線基地局および無線端末を含む無線通信システムの一例を示す図【図2】同実施形態に係る無線基地局の構成例を示す図【図3】同実施形態に係る無線端末の構成例を示す図【図4】無線端末とのコネクションが確立した時点でのMACアドレスとmav−idとの対応例について説明するための図【図5】無線基地局に通知することなく無線端末がコネクションを解放した時点でのMACアドレスとmac−
    idとの対応例について説明するための図【図6】同実施形態に係るコネクション設定時のシーケンスの一例を示す図【図7】同実施形態に係る無線基地局におけるmac−
    id割り当て処理の手順の一例を示す図【図8】同実施形態に係るコネクション設定時のシーケンスの他の例を示す図【図9】同実施形態に係る無線基地局におけるmac−
    id割り当て処理の手順の他の例を示す図【図10】同実施形態に係るコネクション設定時のシーケンスのさらに他の例を示す図【図11】同実施形態に係る無線基地局におけるmac
    −id割り当て処理の手順のさらに他の例を示す図【図12】同実施形態に係る無線通信システムを構成する無線基地局及び無線端末におけるプロトコルスタックの概要を示す図【符号の説明】 1…無線基地局3…無線端末6…ネットワーク7…通信相手装置11,31…上位レイヤ処理部12,32…コンバージェンスレイヤ処理部13,33…DLCレイヤ処理部14,34…RLCサブレイヤ処理部15,35…物理レイヤ処理部121…MACアドレス/mac−id対応表141,341…mac−id管理部

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 CC01 DA01 DA19 DB12 EC03 5K067 AA21 BB21 CC08 DD17 EE02 EE10 FF02 GG11 HH23 KK15

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