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Broadcast center of cellular communication systems, methods, and the mobile station

申请号 JP2008550264 申请日 2006-11-28 公开(公告)号 JP2009524279A 公开(公告)日 2009-06-25
申请人 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル); 发明人 カンビズ ザンギ,; クマール バラカンドラン,; ラジャラム ラメシュ,;
摘要 複数の関連するセルの中で 信号 を送信する複数の基地局を有するセルラ通信システムにおいて、マクロダイバーシティの利点を活用することによって、同報中心のセルラ通信システムが、同報チャネル性能を向上させる。 そのシステムは、複数の基地局において同一の呼出信号を構築し、同一の呼出信号を同時に送信するように基地局を制御する。 移動局が、複数の基地局に共通する呼出チャネルに留まり、複数の基地局によって同時に同報される呼出メッセージを聴取する。 移動局は、適切な信号品質を有する基地局を選択し、その選択された基地局に、移動局に宛てられた呼出メッセージに対する応答を送信する。
权利要求
  • 移動局(101,102,103,104)であって、
    複数の基地局(39,40,41)に共通な呼出チャネルに一時的に留まる手段と、
    前記呼出チャネルで、前記複数の基地局により同時に同報される呼出メッセージを聴取する手段(21)と、
    前記複数の基地局から、適切な信号品質をもつ基地局を選択する手段(25)と、
    前記選択された基地局に対して、前記移動局に宛てられた呼出メッセージに対する応答を送信する手段(26)とを有することを特徴とする移動局。
  • 複数の関係するセル内で信号を送信する複数の基地局(39,40,41)を有する無線マルチセルラ通信システムであって、
    前記複数の基地局で同一の呼出メッセージを構築する手段(28)と、
    前記同一の呼出メッセージを同時に送信するように前記複数の基地局を制御する手段(27)とを有することを特徴とする無線マルチセルラ通信システム。
  • 前記呼出信号は直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式を用いて送信されることを特徴とする請求項2に記載の無線マルチセルラ通信システム。
  • 前記複数の基地局(39,40,41)から同期して同時に、全てのセルに共通なシステム固有の制御情報(11)を同報する手段(42,42,44)と、
    各基地局から個々に、セル固有の制御情報(13)を送信する手段とをさらに有することを特徴とする請求項2に記載の無線マルチセルラ通信システム。
  • 複数の関係するセル内で信号を送信する複数の基地局(39,40,41)を有する無線マルチセルラ通信システムにおいて動作する移動局(101,102,103,104)に対して呼出メッセージを送信する方法であって、
    前記複数の基地局で同一の呼出メッセージを構築する工程と、
    前記同一の呼出メッセージを前記複数の基地局から同時に送信する工程とを有することを特徴とする方法。
  • 前記同時に送信する工程は、直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式を用いて前記呼出信号を送信することを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  • 前記複数の基地局(39,40,41)から同期して同時に、全てのセルに共通なシステム固有の制御情報(11)を同報する工程と、
    各基地局から個々に、セル固有の制御情報(13)を送信する工程とをさらに有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明は移動無線通信システムに関する。 限定するものではないが、特に、本発明は、マクロダイバーシティの利点を活用することによって、セルラ通信システムの同報、呼出、及び同期の性能を向上させるシステム、方法、及び移動局に関するものである。

    セルラシステムは、移動局により受信される同報信号を送信し、適切なシステム動作のために用いられる重要な情報を取得する。 この情報の一部は、例えば、システムID、運用者名、サポートされるサービス等のようにシステム固有である。 その情報の一部は、例えば、セルにアクセスするために移動局が使用することになる最大電等のようなセル固有のものである。 一般に、すべての同報情報は、その運用者に属するセルラネットワーク全体の中の各セルで独立に送信される。 GSMでは、この情報は同報制御チャネル(BCCH)またはパケット同報制御チャネル(PBCCH)で送信される。 CDMAシステムおよびWCDMAシステムにも同様の共通チャネルが存在する。 システム固有情報およびセル固有情報はすべてのセルで送信され、帯域幅資源が同報のために各セルに別個に割り当てられる。

    従来のセルラシステムは、主としてユニキャストサービス用に設計されており、この場合、ポイント−ツウ−ポイント通信が主たる目標であって、通常は移動局が存在する単一のセル内で処理される。 他のすべての機能は、その主たる目的を支援するために構築されており、従って、単一セルの範囲内で設計されている。 例えば、GSM、CDMA2000、WCDMAでは、音声呼やデータ呼をサポートするために、移動局が選択した適切なセルに移動局が同期するための、そして、そのセル内の基地局によって送信される同報情報を取得するための手段が、各セルに設けられている。 そのような同期と同報された情報の読み取りの後で、移動局はシステムにアクセスして通信リンクを設定できる。

    GSMでは、各セルは、周波数修正チャネル(FCH)を持っていて、それによってセルに対するおよその周波数同期と時刻同期とが可能になり、また、同期チャネル(SCH)に対するポインタを提供していて、それによってセルに対するより微細な同期が可能になる。 SCHによって、セルとBCCHへのポインタの識別が可能になる。 BCCHは、システムとセルとに関するすべての同報情報を有し、そして、セル内でのさらなるポイント−ツウ−ポイント通信を監督管理する。 これらの各論理チャネルは、各個別セルの中に存在する。 FCHはすべてのセルにおいて同じ信号であるが、端末は、特定の1つのセルのFCHに同期できるだけである。 従って、すべてのセルにおいて同じFCHを有することの利点は実質的には、端末のサーチ空間を減らすことにおいてのみ有用である。

    CDMA2000では、共通パイロットチャネルが初期同期に用いられる。 同じ共通パイロットチャネルがすべてのセルで用いられるが、可変のオフセット(n*64チップ)がセルを区別する。 共通パイロットチャネルに同期しようとする端末は、特定のオフセットをもつセルに接続する。 64の倍数はおろか、64チップのオフセットでさえ、典型的なパス探索ウィンドウには大きすぎるので、それがさまざまな基地局からのパスの結合に利用される可能性は少ない。 さらなる情報を提供する同期チャネルは、共通パイロットチャネルと密接に関連しており、さらなる通信のために移動局に追加情報を提供する同報制御チャネルへのポインタを提供する。

    WCDMAでは、すべての基地局に共通のプライマリ同期コードによって、同期が達成される。 複数の基地局は通常、非同期であるので、端末が1つの特定のセルに同期する可能性が高い。 さらに、二次的な同期コードが、フレーム境界についての情報を提供し、スクランブルコードのグループを指示する。 スクランブルコードのグループを探索することによって、端末はセルを識別し、システム同報情報を受信する立場にある。

    マクロダイバーシティは、送信源同士間の大きな空間的距離によって離されている各種の無線リンクからの類似情報の受信として定義される。 受信器は、これらのリンクからの信号を適切に結合することによって、受信信号の品質を向上させることができる。 “類似情報”という用語は、2つ以上の無線送信の全部もしくは一部として、オプション的には別の方法で符号化された、同じ情報を組み込む能力に言及していると理解されるべきである。 “マクロ”という修飾語に適用される大きな空間的距離は、送信側の無線ソースが、セルのサイズの大きな部分を含む距離を含むとともに、複数の基地局サイトを包含することのできる距離で隔てられている場合を示すことを意味する。 この点に関して符号化情報は、例えば、スクランブリング、インタリーブ、或は、チャネル符号化、及びそれらの組み合わせのような操作に関する。

    マクロダイバーシティを実行する一般的なやり方は、まったく同じ情報を複数の送信器から実質的に同じ時刻に送信することである。 受信器は、異なる無線リンクを通過してきた信号の総和を受信し、適切な復調方法を用いて性能の利点を得る。 マクロダイバーシティを実行するこの方法の1つの利点は、受信器が、1つの送信器だけから信号を受信するように設計された受信器と実質的に違わないことである。

    先に述べたGSM、CDMA2000、WCDMAのシステムにおいて、たとえ本質的に類似する同期信号が複数のセルにまたがって存在しているとしても、システムは、システム同期を向上させるマクロダイバーシティの使用を許可するようには構成されていないことが明らかである。 信号の均一性は、初期同期を単純化するための手段としてのみ存在する。

    最近になって、複数のセルにわたって多くのユーザに同じ信号が同報されるかたちでセルラネットワークに同報サービスを提供することに関心が高まってきた。 これは、例えばデジタルビデオ同報−ハンドヘルド(DVB−H)のようなWCDMAや同報TVサービス向けのマルチメディア同報/マルチメディアサービス(MBMS)のような、ハンドヘルド端末へのサービスにつながってきた。 これらのサービスは、おそらくすべてのユーザに共通の情報を同報しているので、これらのサービスは、システム内でユーザへの情報配信性能の向上に役立つような、例えば、マクロダイバーシティのような方法を用いる。 今日まで、これらの同報技術はサービスを同報するために用いられてきた。 実際、そのようなサービスに用いられてきた設計の要請が、その主たる目的がポイント−ツウ−ポイント通信であるシステムにおいてさえも、システム情報を同報するための新たな方向に同様に拡張されるかもしれない。

    従来のセルラシステムにおいてシステム情報を同報するのに用いられる解決策は、情報がセル毎に異なるため、マクロダイバーシティによって提供される利点をまったく利用することができない。 現在の技術は、特定のユーザにデータを配信するためのポイント−ツウ−ポイントのサービスの利用も同時に可能とする一方で、セルラ通信システムで動作する移動局に全ての関連する同報情報を配信するための改良されたシステム、方法、移動局を必要としている。 本発明は、そのようなシステム、方法、および移動局を提供するものである。

    本発明は、マクロダイバーシティの利点を活用することによって、セルラ通信システムの同報チャネル性能を向上させ、それによって、システム固有の、そして、セル固有の情報についてシステム情報配信の性能を向上させる。 そのセルラシステムは、システムへの初期同期を目的として、(システム内の1つのセルではなく)システム全体にわたって同一の同報チャネルを使用し、移動局はシステム全体に拡がる同報チャネルから最も関連のあるシステム情報を入手する。 そのようなシステム情報を入手した後、移動局は、適切なセルを識別し、そこから、セル固有の制御情報を入手し、続いて、選択されたセルを介してシステムに接続する。

    このように本発明は、セルラネットワークにおける同報と制御チャネルの受信との性能を向上させるためにマクロダイバーシティの利用を可能にするためのシステムと、その関連する装置とを提供する。

    一つの側面から見ると、本発明は、複数の基地局に共通する呼出チャネルに留まるための手段と、複数の基地局によって同時に同報される呼出メッセージについて呼出チャネルで聴取するための手段とを含む移動局に関するものである。 また、移動局は、適切な信号品質を有する複数の基地局から1つの基地局を選択する手段と、その選択された基地局にその移動局に宛てられた呼出メッセージに対する応答を送信する手段とを有する。

    別の側面から見ると、本発明は、複数の関連セル内で信号を送信する複数の基地局を有する無線マルチセルラ通信システムに関するものである。 そのシステムは、複数の基地局で同一の呼出信号を構築する手段と、その同一の呼出信号を同時に送信するために複数の基地局を制御する手段とを有する。 また、そのシステムは、すべてのセルに共通するシステム固有の制御情報を複数の基地局から同期的かつ同時に同報するための手段と、セル固有の制御情報を各基地局から個別に送信するための手段とを有してもよい。

    さらに別の側面から見ると、本発明は、複数の関連するセル中で信号を送信する複数の基地局を有する無線マルチセルラ通信システムにおいて動作する複数の移動局へ呼出メッセージを送信する方法に関するものである。 その方法は、複数の基地局で同一の呼出信号を構築する工程と、同一の呼出信号を複数の基地局から実質的に同じ時刻に送信する工程とを含む。

    下記の節において、図で例示する代表的な実施例を参照して本発明について説明する。

    本発明は、マクロダイバーシティの利点を活用することによって、セルラ通信システムのための同報チャネル性能を向上させ、それによって、システム固有情報とセル固有情報とに関するシステム情報配信の性能を向上させるものである。

    本発明は、同報中心のセルラ通信システムを提供する。 マルチセル同報が将来のセルラシステムのいずれにおいても、その不可欠かつ重要な部分となることが予想されるため、システムの基本設計と機能性においてその利点を活用することは理に適っている。 本発明では、セルラシステムは、(システムの中の1つのセルではなく)システムへの初期同期を目的として、システム全体にわたって同一の同報チャネルを使用し、移動局はシステム全体にわたる同報チャネルから最も関連のあるシステム情報を入手する。 そのようなシステム情報を入手した後、移動局は適切なセルを識別し、そこからセル固有制御情報を入手して、その後、その選択されたセルを介してシステムに接続する。 ユニキャストサービスで始まり、より最近にはマルチキャストサービスを後から組み込もうとしている過去および現在のセルラネットワークとは対照的に、本発明はマルチキャスト設計で始まる一方、なおポイント−ツウ−ポイントのサービスも高品質で提供する。

    本発明は、同報サービスのための情報が送信されるのと本質的に同じやり方で、すべてのセルにシステム固有情報を送信する。 従って、同じ情報が、同時にすべての基地局から送信される。 移動局は、複数の基地局から情報を受信し、マクロダイバーシティの利点を得るためにマクロダイバーシティ合成を用いる。 直交周波数分割多重(OFDM)は、マクロダイバーシティの利得をほとんど実現するあまり複雑でない受信器の実装を可能にすることから、エアインタフェースには好適な選択である。 しかしながら、本発明の底流を成す原則は、各種のエアインタフェースへの適用が可能であり、典型的な実施例は、このような同じエアインタフェースを除外するとして理解されるべきではない。

    OFDMでは、移動局がただ1つの信号を受信してマクロダイバーシティの効果が活用できるように、各基地局からの実際の信号の同報は、(データ、パイロット等を含めて)同じであるべきである。 加えて、同じメッセージが複数のセルから同時に同報されるのであるから、隣接セルからの送信は、干渉ではなく有益な信号強度に貢献する。 従って、システム内の移動局は、はるかに良い品質で同報送信を受信する。

    従来のBCCHで同報サービスに用いられる信号の長所を考慮して、本発明もまた、従来のセルラシステムの動作についても本発明の基本原則を利用する。 セルラネットワーク内の移動機は、システムに接続され、システムに同期しなければならない。 この必要性を満たすのに用いられる現行の動作シーケンスは、長距離チャネル−インパルス応答についてのイコライゼーションの複雑度が途方もなく高かった非同期のネットワークとシグナリング方式の使用の結果である。 マクロダイバーシティの効率的な展開には、同期ネットワークが必要である。

    一実施例において、本発明は、システム全体にわたって均一であって、すべてのセルにおいて時刻が同期している単一システム同期チャネル(SSCH)を利用する。 SSCHは、初期の周波数と時刻同期情報を入手するために移動体端末が使用することができる、いくつかのユニークな特性をもっている。 端末は、そのユニークな特性を用いてSSCHに同期し、同期プロセスにおいてマクロダイバーシティ合成を利用する。 すべてのセルが同期することから、端末はこの段階でセルを区別する手段を有さず、すべてのセルから利用可能な電力全体を同期の目的のために用いる。 複数のセルにわたって1つの同期信号を用いると、干渉環境が改善され、従って、同期の確率が高まって誤認警報が少なくなる。

    SSCHに関連するものに、システム内のすべてのセルにわたって同じ同報情報を送信するシステム同報制御チャネル(SBCCH)がある。 SBCCHも、すべてのセルに同期しており、そして、すべてのセルにおいて同じパイロットパターンを有する。 このパイロットパターンを用いることによって、端末は受信信号全体を用いてチャネル推定値を入手し、SBCCH制御情報メッセージを復調する。 これらのメッセージは、システムのすべてのセルに共通する関連するシステム情報をすべて含んでいる。 また、これらのメッセージは、異なるセルに固有の情報を制御するためのポインタについての情報と、異なるセルについてのセル識別子とを含むと良い。 システムのセルの実際の数は大きいが、物理レイヤパラメータの点で異なるセルの数はより少ないし、そのシステムはこのようにセルを区別する必要があるにすぎない。 例えば、GSMにおいてユニークなセルの数は、基地局識別コード(BSIC)の値によって決定され、CDMA2000においてユニークなセルの数は、コードオフセットの数に等しく、そして、WCDMAにおいてユニークなセルの数は、ユニークなスクランブルコードの数に等しい。 加えて、システムは、干渉の確率が低い、少し離れたところで、これらの識別子を再使用できる。 従って、SBCCHのメッセージサイズは合理的な限度の範囲内にある。 セル識別のメカニズム(即ち、MSが接続できる適切なセルをMSが判断する方法)として、本発明は、異なる同期パターン、パイロットパターン等を物理レイヤで利用する。

    SBCCH制御情報を読み取った後、移動局は、特定の複数のセルのセル識別子について、さまざまな時間と周波数で集中探索を行う。 これらの探索は集中的であるため、誤認警報の確率はかなり低い。 従って、たとえSSCHとSBCCHにより干渉を受けやすいとしても、端末は、セル識別子を持つ信号を確実に発見することができる。 また、端末は、SBCCHからの他のポインタを用いて、セル固有の同報情報を読み取る。 そのセル固有の同報情報は、端末に、システムにアクセスして登録/アタッチ手順を行うのに十分な情報を提供する。

    別の実施例では、SBCCHだけが同報され、他方、同期とセルの識別は、セル毎に行われる。 この場合、セル固有の制御情報が最初に移動機によって読み取られ、そして、SBCCHの位置に対するポインタを提供しても良く、それによって、かなりより多くの制御情報を与える。

    セル固有情報を処理する3つの実施例について、ここで説明する。 第1実施例では、システムのさまざまなセルについてのセル固有情報はすべて照合され、上記のように同報される情報の一部として送信される。 この包括的な同報メッセージから、MSは、自分が現在接続しているかまたは接続を希望するセルに固有の情報を収集する。 第2実施例では、システム固有情報だけがすべてのセルから同時に同報される。 セル固有情報は個々のセルから送信される。 セル毎に送信されなければならない情報量が削減されるので、十分なカバレッジを達成するために、より強力な符号化が利用できる。 第3実施例では、セル固有情報の一部がすべてのセルから同報され、セル固有情報の別の一部が個々のセルから送信される。

    図1は、本発明の第1実施例における2つのセルの中で利用される送信シーケンスを例示する図である。 すべてのセルが、何らかの周期性を持って同時にすべてのセルに共通の同報情報11を送信する。 ほかの時には、各セルの中の移動機に対するデータと他の(おそらく制御情報)送信12が行われる。 同報の間隔の間、MSは、マクロダイバーシティの効果を有利なやり方で利用するため、信号を受信して、復調と復号化を実行する。

    セル固有情報を送信する間、同一チャネル干渉が存在する場合に適切な受信ができるために、セル全域で信号構造が十分異なる(例えばパイロットが異なる)ようにシステムは設計される。

    図2は、第1実施例に従う同報メッセージの代表的なメッセージ構造を例示する図である。

    図3は、本発明の第2実施例における2つのセルの中で利用される送信シーケンスを例示する図である。 この実施例において、同報送信11は、すべてのセルに関連する情報だけを含む。 次いで、異なるセルが、セル固有のデータとその他の送信12とセル固有の制御情報13とを別個に送信する。 なお、図3は、セル1とセル2がセル固有の情報を異なる時刻で送信することを示しているが、このことは必ずしも必要ではなく、セル固有の情報が同時に送信されてもよい。 またなお、その同報情報は、すべてのセルにわたって共通の信号フォーマットで送信されるが、セル固有の情報はおそらく、MSが情報をセル毎に区別できるように、各セルで異なる信号フォーマットで送信されるのが好ましい。 そのセル固有の情報は、MSが同報送信を容易に発見できるように、その同報送信に対するポインタを含んでいると良い。

    本発明の第3実施例において、システムの同報チャネルは、システム全体への情報とセル識別子のリストとを同報する。 また、システムの同報チャネルは、システムへの初期アクセスを行うことを目的として、移動局によって用いられるセル固有情報の一部を送信してもよい。 あるいは、初期アクセスに必要な情報の一部は、セル固有の同報に基づいて送信されてもよい。 移動局が初期アクセスを行った後、システムは、ポイント−ツウ−ポイントのリンクを用いて、より詳細なシステム情報を移動局へ送信する。 従って、関連情報は、システム同報と、おそらくはセル同報と、ポイント−ツウ−ポイントのトランザクションとの組み合わせを用いて送信される。 この実施例は、同報ベースで送信される情報量を最小化し、それによって同報の資源を節約する。 加えて、移動局へ送信される情報は、予想される最悪のユーザのために大きさが決められるのではなく、移動局に最適な変調及び符号化方式を用いて送信されてもよい。

    また、本発明は、セルラシステムにおける呼出手順の効率を向上させる。 従来の呼出手順では、セルラシステムのサービスエリアは、位置エリア(LA)に分割され、その各々が複数のセルを含んでもよい。 移動局(MS)はLA境界を越える度に、LA更新を実行する。 また、MSは、周期的LA更新と登録解除時のLA更新とを実行する。 また、一部のシステムでは、例えば、ルーティングエリアのような他の用語も用いられるが、本発明は何らかの特定のシステムやそのようなエリアの定義に限定されることを意味するものではない。 MSは呼出される場合にはいつでも、MSが最後にレポートしたLAの中のすべてのセルにおいて呼出される。 従来の呼出方法では、位置エリア内の各セルにおいて、別個の呼出メッセージが送信され、そして、移動機は、自分が留まっているセルの呼出チャネルの呼出メッセージを読み取る。 呼出信号と他のセルから同時に送信される他の信号とは、移動機による干渉として扱われ、これは移動機の受信器の性能に影響を与える。

    本発明では、呼出メッセージは、すべての基地局から同時に同報される単一の同報メッセージを用いて、システム全体に送信される。 これには、いくつか効果がある。 第1に、これはLA更新の必要性を除去し、それによって、アップリンクの帯域幅と電力とを節約する。 第2に、同報信号の受信は、移動機におけるより低い信号対干渉プラス雑音比を必要とするだけである。 従って、この形式での呼出信号の送信には、ダウンリンク資源がより少なくてもよいであろう。 あるいは、LA更新が依然として用いられてもよいが、その呼出信号はやはりLA内のセルにわたって同期的かつ同時的同報を用いて送信されると良い。

    図4は本発明の代表的な実施例によって変更された移動局101〜104の中の移動局トランシーバ20の簡略化されたブロック図である。 受信器21が信号を受信し、それをSSCHに同期する同期ユニット22へ送信する。 同期ユニット22からの同期情報はシステム固有制御情報ユニット23により用いられ、そのユニット23はすべてのセルによって送信されるシステム固有制御情報を読み取る。 システム固有制御情報ユニット23によって入手されるポインタ情報と、同期ユニット22から入手される同期情報とは、セル固有制御情報及びセル識別ユニット24により用いられ、適切なセルを選択し、その選択されたセルによって送信されるセル固有制御情報を読み取る。 システム固有情報とセル固有情報とは同期情報と共に、アクセスユニット25に提供される。 その後、送信機26が初期アクセスメッセージをシステムに送信する。

    図5は、本発明の代表的な実施例に従って変更されたシステムの簡略化されたブロック図である。 基地局39、40、41は、送信機34、35、36、37、38を用いて、セル30、31、32、33で動作する移動局101、102、103、104へダウンリンク送信する。 図5に示すように、基地局は、1つのセルまたは複数のセルに送信することができる。 また、基地局は、例えば、分散型アンテナシステムを用いて、複数の送信機を用いて同じセルへ送信してもよい。 基地局は、異なる送信機によって送信される同報情報を制御するシステム制御ユニット27に接続される。 また、基地局は、呼出メッセージがいつ、どの送信機で送信されるかを決定する呼出制御ユニット28にも接続される。 これは、外部ネットワークから受信した呼の要求に応じて行われるかもしれない。

    また、基地局39、40、41は、外部ネットワークへの接続を可能にするゲートウェイ29にも接続している。 なお、システム制御ユニット27、呼出制御ユニット28、及びゲートウェイ29は、図5では異なるユニットとして示されているが、それらは同じ物理的な筐体の中の単なる論理ユニットであってもよいし、複数の物理的ユニットにそれぞれの機能が分散された仮想のユニットであってもよい。 また、図5は、基地局39、40、41の中の同期ユニット(SU)42、43、44をそれぞれ示している。 SUは、時間と周波数で複数の基地局が同期することを保証するのに用いられ、それは、ここで記述したマクロダイバーシティ動作の適切な動作に必要なことである。

    次の段落では、OFDMベースの信号の物理レイヤを設計するための一般的な原則について説明する。

    SSCHは、深刻なシンボル間干渉(ISI)が存在したとしても、時間と周波数の良好なローカリゼーションを可能にするシーケンスを利用する。 SBCCHは、復調を実行するためにチャネル応答を推定するのによく適したパイロットパターンを利用する。 OFDMに基づく場合、これらの論理チャネルは両方とも、単一セル動作について通常は十分であるものより大きい巡回プレフィックスを利用することが好ましい。 これは、MSは多くの基地局から複数の信号パスを受信しなければならないという事実のためであり、これらは単一セル動作で通常見られると考えられるものより長い遅延を伴って発生する可能性がある。

    従来のOFDMシステムの大半は、初期同期のために、OFDMシンボルの反復を利用する。 受信器は、一定時間離してデータを相関させようと試み、そのような相関の最大値を探索する。 相関値は、正確な同期点でのチャネルエネルギの尺度であり、チャネルのタップを増やしてマクロダイバーシティを利用すると初期同期が向上するということは明らかである。 これは、マクロダイバーシティと共に期待されることになるSNR利得(および干渉の低減)に追加されるものである。 同様に、SBCCHの受信も、マクロダイバーシティを伴わない受信よりも良好な性能を呈することが期待される。

    セル固有の制御情報とユーザデータとを送信するのに用いられるチャネルは、従来のシステムで用いられることのあるチャネルと異なっている必要はない。 特に、OFDMでは、より長い巡回プレフィックスは必要ない。 従って、移動局が、SBCCHを読み取った後でセル識別子を見つけようと試みる場合、移動局は、より小さい巡回プレフィックスを伴う信号を探し、従って、SSCHとSBCCHとから入手する同期情報を精緻化する必要がある。

    従って、本発明は、例えば、初期同期やシステム情報同報のような最も一般的な機能がマクロダイバーシティを最大限に活用することによって処理されるセルラネットワークについての新しいパラダイムを提供する。 移動局が最初にセルを見つけて、次いで、セルに同期する既存のシステムとは対照的に、本発明では、移動局は最初にシステムに同期し、次いで、適切なセルを見つける。 本発明は初期同期について著しく性能を向上をさせる。 加えて、マクロダイバーシティの利用によって、システム情報の配信をより効率的なかたちで行うことができる。

    当業者なら理解するであろうが、本願において説明した革新的概念は、多岐にわたるアプリケーションによって修正され変更される。 従って、特許されるべき主題の範囲は、上述の具体的な代表的な例の教示内容によって限定されるべきではなく、代わりに、請求の範囲によって定義されるものである。

    本発明の第1実施例における2つのセルで用いられる送信シーケンスの例示的な図である。

    第1実施例に従う同報メッセージの代表的なメッセージ構造の例示的な図である。

    本発明の第2実施例における2つのセルで用いられる送信シーケンスの例示的な図である。

    本発明の代表的な実施例に従って変更された移動局トランシーバの簡略化されたブロック図である。

    本発明の代表的な実施例に従うシステムの簡略化されたブロック図である。

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