保護された制御フレーム

申请号 JP2017207128 申请日 2017-10-26 公开(公告)号 JP2018050314A 公开(公告)日 2018-03-29
申请人 クゥアルコム・インコーポレイテッド; QUALCOMM INCORPORATED; 发明人 マーテン・メンゾ・ウェンティンク; アルフレッド・アスタージャディ; ジョウニ・カレビ・マリネン;
摘要 【課題】ワイヤレス通信において、電 力 関係サブフィールドをもつ制御フレームを保護する。 【解決手段】ワイヤレス通信装置は、1つまたは複数の電力関係サブフィールドと、1つまたは複数の電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて計算された完全性検査値と、を備える制御フレームを生成するように構成された処理システムと、制御フレームを送信するように構成された送信機とを含む。電力管理(PM)サブフィールド、サービス期間終了(EOSP)サブフィールド、モアデータ(MD)サブフィールドまたはトラフィック識別子(TID)サブフィールドが、追加認証データ(AAD)のグループに追加され、完全性検査値が、AADのグループに基づいて計算される。 【選択図】図6
权利要求

1つまたは複数の電関係サブフィールドと、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて計算された完全性検査値とを備える制御フレームを生成するように構成された処理システムと、 前記制御フレームを送信するように構成された送信機とを備える、ワイヤレス通信のための装置。前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドが、電力管理(PM)サブフィールド、サービス期間終了(EOSP)サブフィールド、モアデータ(MD)サブフィールド、またはトラフィック識別子(TID)サブフィールドのうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の装置。前記処理システムが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドを追加認証データ(AAD)のグループに追加するように構成され、前記完全性検査値が、AADの前記グループに基づいて計算される、請求項1に記載の装置。前記制御フレームが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含むフレーム制御(FC)フィールドを備える、請求項1に記載の装置。前記制御フレームがヌル要求フレームを備える、請求項1に記載の装置。前記ヌル要求フレームが信号(SIG)フィールドを備え、前記SIGフィールド中の肯定応答(ACK)タイプサブフィールドが通常ACKを示し、前記SIGフィールド中のアグリゲーションサブフィールドがメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)アグリゲーションまたは無MPDUアグリゲーションを示す、請求項5に記載の装置。ワイヤレス通信のための装置であって、 1つまたは複数の電力関係サブフィールドを備える制御フレームを受信するように構成された受信機と、 前記制御フレーム中で受信された完全性検査値と、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて前記装置によって計算された完全性検査値との比較に基づいて前記制御フレームの完全性検査を実行することと、 前記完全性検査が失敗した場合、前記制御フレームを廃棄することと を行うように構成された処理システムとを備える、装置。送信機をさらに備え、ここにおいて、前記制御フレームがヌル要求フレームを備え、ここにおいて、前記送信機は、前記完全性検査が成功した場合、前記ヌル要求フレームに応答してヌル応答フレームを送信するように構成された、請求項7に記載の装置。前記ヌル応答フレームが信号(SIG)フィールドを備え、前記SIGフィールド中の肯定応答(ACK)タイプサブフィールドが無ACKを示し、前記SIGフィールド中のアグリゲーションサブフィールドがメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)アグリゲーションを示す、請求項8に記載の装置。前記ヌル応答フレームが32バイトを備える、請求項8に記載の装置。前記ヌル応答フレームがヌル応答MPDUと1つまたは複数のMPDUデリミタとを備える、請求項8に記載の装置。前記ヌル応答MPDUが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含むフレーム制御(FC)フィールド、1つまたは複数のアドレスフィールド、シーケンス制御(SC)フィールド、メッセージ完全性検査(MIC)フィールド、またはフレーム検査シーケンス(FCS)フィールドのうちの少なくとも1つを備える、請求項11に記載の装置。前記ヌル応答MPDUが、制御情報を搬送するフレーム本体(FB)フィールドを備える、請求項11に記載の装置。前記ヌル応答MPDUが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含む2バイトFCフィールドと、前記1つまたは複数のアドレスフィールドと、2バイトSCフィールドと、8バイトMICフィールドと、4バイトFCSフィールドとを備える、請求項11に記載の装置。前記MICフィールドが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールド、前記1つまたは複数のアドレスフィールド、または前記SCフィールドのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づくMIC値を有する、請求項12に記載の装置。前記ヌル応答フレームが14バイトを備え、前記14バイトが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含む2バイトフレーム制御(FC)フィールドと、2バイトシーケンス制御(SC)フィールドと、8バイト完全性検査値と、2バイトフレーム検査シーケンス(FCS)とを備える、請求項8に記載の装置。前記ヌル応答フレームが14バイトを備え、前記14バイトが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含む2バイトフレーム制御(FC)フィールドと、2バイト識別子(ID)フィールドと、2バイトシーケンス制御(SC)フィールドと、4バイト完全性検査値と、4バイトフレーム検査シーケンス(FCS)とを備える、請求項8に記載の装置。1つまたは複数の電力関係サブフィールドと、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて計算された完全性検査値とを備える制御フレームを生成することと、 前記制御フレームを送信することとを備える、ワイヤレス通信のための方法。前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドが、電力管理(PM)サブフィールド、サービス期間終了(EOSP)サブフィールド、モアデータ(MD)サブフィールド、またはトラフィック識別子(TID)サブフィールドのうちの少なくとも1つを備える、請求項18に記載の方法。前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドを追加認証データ(AAD)のグループに追加することをさらに備え、ここにおいて、前記完全性検査値が、AADの前記グループに基づいて計算される、請求項18に記載の方法。前記制御フレームがヌル要求フレームを備え、前記ヌル要求フレームが信号(SIG)フィールドを備え、前記SIGフィールド中の肯定応答(ACK)タイプサブフィールドが通常ACKを示し、前記SIGフィールド中のアグリゲーションサブフィールドがメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)アグリゲーションまたは無MPDUを示す、請求項18に記載の方法。前記制御フレームが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含むフレーム制御(FC)フィールドを備える、請求項18に記載の方法。装置によるワイヤレス通信のための方法であって、 1つまたは複数の電力関係サブフィールドを備える制御フレームを受信することと、 前記制御フレーム中で受信された完全性検査値と、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて前記装置によって計算された完全性検査値との比較に基づいて前記制御フレームの完全性検査を実行することと、 前記完全性検査が失敗した場合、前記制御フレームを廃棄することとを備える、方法。前記制御フレームがヌル要求フレームを備え、前記方法は、前記完全性検査が成功した場合、前記ヌル要求フレームに応答してヌル応答フレームを送信することをさらに備える、請求項23に記載の方法。前記ヌル応答フレームが信号(SIG)フィールドを備え、前記SIGフィールド中の肯定応答(ACK)タイプサブフィールドが無ACKを示し、前記SIGフィールド中のアグリゲーションサブフィールドがメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)アグリゲーションを示す、請求項24に記載の方法。前記ヌル応答フレームが32バイトを備える、請求項24に記載の方法。前記ヌル応答フレームがヌル応答メディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)を備え、前記ヌル応答MPDUが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含むフレーム制御(FC)フィールドと、1つまたは複数のアドレスフィールドと、シーケンス制御(SC)フィールドと、メッセージ完全性検査(MIC)フィールドと、フレーム検査シーケンス(FCS)フィールドとを備え、前記MICフィールドが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドと、前記1つまたは複数のアドレスフィールドと、前記SCフィールドとに少なくとも部分的に基づくMIC値を有する、請求項24に記載の方法。前記MICフィールドが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールド、前記1つまたは複数のアドレスフィールド、または前記SCフィールドのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づくMIC値を有する、請求項27に記載の方法。前記ヌル応答フレームが14バイトを備え、前記14バイトが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含む2バイトフレーム制御(FC)フィールドと、2バイト識別子(ID)フィールドと、2バイトシーケンス制御(SC)フィールドと、4バイト完全性検査値と、4バイトフレーム検査シーケンス(FCS)とを備える、請求項24に記載の方法。前記ヌル応答フレームが14バイトを備え、前記14バイトが、前記1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含む2バイトフレーム制御(FC)フィールドと、2バイトシーケンス制御(SC)フィールドと、8バイト完全性検査値と、2バイトフレーム検査シーケンス(FCS)とを備える、請求項24に記載の方法。

ワイヤレス通信のための装置であって、 1つまたは複数のサブフィールドを備える制御フレームを取得するように構成されたインターフェースと、 前記制御フレーム中で取得された完全性検査値と、前記1つまたは複数のサブフィールドに少なくとも部分的に基づいて前記装置によって計算された完全性検査値との比較に基づいて前記制御フレームの完全性検査を実行することと、 前記完全性検査が失敗した場合、前記制御フレームを廃棄することと を行うように構成された処理システムとを備える、装置。前記制御フレームがヌル要求フレームを備え、ここにおいて、前記処理システムは、前記完全性検査が成功した場合、前記ヌル要求フレームに応答して送信のためにヌル応答フレームを出力するようにさらに構成された、請求項1に記載の装置。前記ヌル応答フレームが信号(SIG)フィールドを備え、前記SIGフィールド中の肯定応答(ACK)タイプサブフィールドが無ACKを示し、前記SIGフィールド中のアグリゲーションサブフィールドがメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)アグリゲーションを示す、請求項2に記載の装置。前記ヌル応答フレームが32バイトを備える、請求項2に記載の装置。前記ヌル応答フレームがヌル応答MPDUと1つまたは複数のMPDUデリミタとを備える、請求項2に記載の装置。前記ヌル応答MPDUが、前記1つまたは複数のサブフィールドを含むフレーム制御(FC)フィールド、1つまたは複数のアドレスフィールド、シーケンス制御(SC)フィールド、メッセージ完全性検査(MIC)フィールド、またはフレーム検査シーケンス(FCS)フィールドのうちの少なくとも1つを備える、請求項5に記載の装置。前記ヌル応答MPDUが、制御情報を搬送するフレーム本体(FB)フィールドを備える、請求項5に記載の装置。前記ヌル応答MPDUが、前記1つまたは複数のサブフィールドを含む2バイトFCフィールドと、1つまたは複数のアドレスフィールドと、2バイトSCフィールドと、8バイトMICフィールドと、4バイトFCSフィールドとを備える、請求項5に記載の装置。前記MICフィールドが、前記1つまたは複数のサブフィールド、前記1つまたは複数のアドレスフィールド、または前記SCフィールドのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づくMIC値を有する、請求項6に記載の装置。前記ヌル応答フレームが14バイトを備え、前記14バイトが、前記1つまたは複数のサブフィールドを含む2バイトフレーム制御(FC)フィールドと、2バイトシーケンス制御(SC)フィールドと、8バイト完全性検査値と、2バイトフレーム検査シーケンス(FCS)とを備える、請求項2に記載の装置。前記ヌル応答フレームが14バイトを備え、前記14バイトが、前記1つまたは複数のサブフィールドを含む2バイトフレーム制御(FC)フィールドと、2バイト識別子(ID)フィールドと、2バイトシーケンス制御(SC)フィールドと、4バイト完全性検査値と、4バイトフレーム検査シーケンス(FCS)とを備える、請求項2に記載の装置。装置によるワイヤレス通信のための方法であって、 1つまたは複数のサブフィールドを備える制御フレームを取得することと、 前記制御フレーム中で取得された完全性検査値と、前記1つまたは複数のサブフィールドに少なくとも部分的に基づいて前記装置によって計算された完全性検査値との比較に基づいて前記制御フレームの完全性検査を実行することと、 前記完全性検査が失敗した場合、前記制御フレームを廃棄することとを備える、方法。前記制御フレームがヌル要求フレームを備え、前記方法は、前記完全性検査が成功した場合、前記ヌル要求フレームに応答して送信のためにヌル応答フレームを出力することをさらに備える、請求項12に記載の方法。前記ヌル応答フレームが信号(SIG)フィールドを備え、前記SIGフィールド中の肯定応答(ACK)タイプサブフィールドが無ACKを示し、前記SIGフィールド中のアグリゲーションサブフィールドがメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)アグリゲーションを示す、請求項13に記載の方法。前記ヌル応答フレームが32バイトを備える、請求項13に記載の方法。前記ヌル応答フレームがヌル応答メディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)を備え、前記ヌル応答MPDUが、前記1つまたは複数のサブフィールドを含むフレーム制御(FC)フィールドと、1つまたは複数のアドレスフィールドと、シーケンス制御(SC)フィールドと、メッセージ完全性検査(MIC)フィールドと、フレーム検査シーケンス(FCS)フィールドとを備え、前記MICフィールドが、前記1つまたは複数のサブフィールドと、前記1つまたは複数のアドレスフィールドと、前記SCフィールドとに少なくとも部分的に基づくMIC値を有する、請求項13に記載の方法。前記MICフィールドが、前記1つまたは複数のサブフィールド、前記1つまたは複数のアドレスフィールド、または前記SCフィールドのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づくMIC値を有する、請求項16に記載の方法。前記ヌル応答フレームが14バイトを備え、前記14バイトが、前記1つまたは複数のサブフィールドを含む2バイトフレーム制御(FC)フィールドと、2バイト識別子(ID)フィールドと、2バイトシーケンス制御(SC)フィールドと、4バイト完全性検査値と、4バイトフレーム検査シーケンス(FCS)とを備える、請求項13に記載の方法。前記ヌル応答フレームが14バイトを備え、前記14バイトが、前記1つまたは複数のサブフィールドを含む2バイトフレーム制御(FC)フィールドと、2バイトシーケンス制御(SC)フィールドと、8バイト完全性検査値と、2バイトフレーム検査シーケンス(FCS)とを備える、請求項13に記載の方法。ワイヤレス通信のための局であって、 1つまたは複数のサブフィールドを備える制御フレームを受信するように構成された受信機と、 前記制御フレーム中で受信された完全性検査値と、前記1つまたは複数のサブフィールドに少なくとも部分的に基づいて前記局によって計算された完全性検査値との比較に基づいて前記制御フレームの完全性検査を実行することと、 前記完全性検査が失敗した場合、前記制御フレームを廃棄することと を行うように構成された処理システムとを備える、局。

说明书全文

米国特許法第119条に基づく優先権の主張 [0001]本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2013年3月15日に出願された米国仮特許出願第61/788,216号の利益を主張する。

[0002]本開示のいくつかの態様は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、電関係サブフィールド(power-related subfield)をもつ制御フレームを保護することに関する。

[0003]ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることが可能な多元接続ネットワークであり得る。そのような多元接続ネットワークの例としては、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークがある。

[0004]より大きいカバレージおよび増加した通信範囲に対する要望に対処するために、様々な方式が開発されている。1つのそのような方式は、電気電子技術者協会(IEEE)802.11ahタスクフォースによって開発されている(たとえば、米国では902〜928MHz範囲中で動作している)サブ1GHz周波数範囲である。この開発は、他のIEEE802.11グループよりも大きいワイヤレス範囲を有し、より低い障害損失を有する周波数範囲を利用する要望によって推進される。

[0005]本開示のいくつかの態様は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、電力関係サブフィールドをもつ制御フレームを保護することに関する。

[0006]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、一般に、1つまたは複数の電力関係サブフィールドと、1つまたは複数の電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて計算された完全性検査値(integrity check value)とを備える制御フレームを生成するように構成された処理システムと、制御フレームを送信するように構成された送信機とを含む。

[0007]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、一般に、1つまたは複数の電力関係サブフィールドを備える制御フレームを受信するように構成された受信機と、制御フレーム中で受信された完全性検査値と、電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて装置によって計算された完全性検査値との比較に基づいて制御フレームの完全性検査を実行することと、完全性検査が失敗した場合、制御フレームを廃棄することとを行うように構成された処理システムとを含む。

[0008]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、一般に、1つまたは複数の電力関係サブフィールドと、1つまたは複数の電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて計算された完全性検査値とを備える制御フレームを生成するための手段と、制御フレームを送信するための手段とを含む。

[0009]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、一般に、1つまたは複数の電力関係サブフィールドを備える制御フレームを受信するための手段と、制御フレーム中で受信された完全性検査値と、電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて装置によって計算された完全性検査値との比較に基づいて制御フレームの完全性検査を実行するための手段と、完全性検査が失敗した場合、制御フレームを廃棄するための手段とを含む。

[0010]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、一般に、1つまたは複数の電力関係サブフィールドと、1つまたは複数の電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて計算された完全性検査値とを備える制御フレームを生成することと、制御フレームを送信することとを含む。

[0011]本開示のいくつかの態様は、装置によるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、一般に、1つまたは複数の電力関係サブフィールドを備える制御フレームを受信することと、制御フレーム中で受信された完全性検査値と、電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて装置によって計算された完全性検査値との比較に基づいて制御フレームの完全性検査を実行することと、完全性検査が失敗した場合、制御フレームを廃棄することとを含む。

[0012]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品を提供する。本コンピュータプログラム製品は、一般に、命令を記憶したコンピュータ可読媒体を含み、命令は、1つまたは複数の電力関係サブフィールドと、1つまたは複数の電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて計算された完全性検査値とを備える制御フレームを生成することと、制御フレームを送信することとを行うために装置によって実行可能である。

[0013]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品を提供する。本コンピュータプログラム製品は、一般に、命令を記憶したコンピュータ可読媒体を含み、命令は、1つまたは複数の電力関係サブフィールドを備える制御フレームを受信することと、制御フレーム中で受信された完全性検査値と、電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて装置によって計算された完全性検査値との比較に基づいて制御フレームの完全性検査を実行することと、完全性検査が失敗した場合、制御フレームを廃棄することとを行うために装置によって実行可能である。

[0014]本開示のいくつかの態様はアクセスポイントを提供する。本アクセスポイントは、一般に、少なくとも1つのアンテナと、1つまたは複数の電力関係サブフィールドと、1つまたは複数の電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて計算された完全性検査値とを備える制御フレームを生成するように構成された処理システムと、少なくとも1つのアンテナを介して制御フレームを送信するように構成された送信機とを含む。

[0015]本開示のいくつかの態様はワイヤレス局を提供する。本ワイヤレス局は、一般に、少なくとも1つのアンテナと、1つまたは複数の電力関係サブフィールドを備える制御フレームを少なくとも1つのアンテナを介して受信するように構成された受信機と、制御フレーム中で受信された完全性検査値と、電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいてワイヤレス局によって計算された完全性検査値との比較に基づいて制御フレームの完全性検査を実行することと、完全性検査が失敗した場合、制御フレームを廃棄することとを行うように構成された処理システムとを含む。

[0016]本開示の様々な態様および特徴について以下でさらに詳細に説明する。

[0017]本開示の上述の特徴が詳細に理解され得るように、添付の図面にその一部を示す態様を参照することによって、上記で手短に要約されたより具体的な説明が得られ得る。ただし、その説明は他の等しく有効な態様に通じ得るので、添付の図面は、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、本開示の範囲を限定するものと見なすべきではないことに留意されたい。

[0018]本開示のいくつかの態様による、例示的なワイヤレス通信ネットワークの図。

[0019]本開示のいくつかの態様による、例示的なアクセスポイントおよびユーザ端末のブロック図。

[0020]本開示のいくつかの態様による、例示的なワイヤレスデバイスのブロック図。

[0021]本開示のいくつかの態様による、ショートフレームの例示的なフレーム制御(FC)フィールドを示すテーブル。

[0022]本開示のいくつかの態様による、例示的な保護されたショートヌルフレームを示すテーブル。

[0023]本開示のいくつかの態様による、例示的な保護されたショートヌル要求/応答交換を示す図。

[0024]本開示のいくつかの態様による、例示的な保護されたショートヌル要求/応答交換を示す図。

[0025]本開示のいくつかの態様による、例示的な14バイトの保護されたショートヌル応答フレームを示す図。

[0026]本開示のいくつかの態様による、例示的な保護されたショート制御要求/応答交換を示す図。

本開示のいくつかの態様による、例示的な保護されたショート制御要求/応答交換を示す図。


[0027]本開示のいくつかの態様による、制御フレームを送信するための例示的な動作を示す図。

[0028]図10Aに示された動作を実行することが可能な例示的な手段を示す図。

[0029]本開示のいくつかの態様による、受信制御フレームの完全性検査を実行するための例示的な動作を示す図。

[0030]図11Aに示された動作を実行することが可能な例示的な手段を示す図。




[0031]認証された様式で制御フレームを確実に送信するために追加認証データ(AAD)中に電力関係サブフィールドを含むショートフレーム構造のための技法および装置を本明細書で提供する。電力関係サブフィールドに基づいて管理完全性検査(MIC)値が計算され得る。制御フレームが完全性検査に失敗した場合、フレームは、スプーフィングされたフレームであると見なされ、ドロップされる。


[0032]添付の図面を参照しながら本開示の様々な態様について以下でより十分に説明する。ただし、本開示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示する任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の他の態様と組み合わされるにせよ、本明細書で開示する本開示のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載する態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本開示の範囲は、本明細書に記載された本開示の様々な態様に加えてまたはそれら以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーするものとする。本明細書で開示する本開示のいずれの態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。


[0033]本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様のいくつかの利益および利点について説明するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、それらのいくつかを例として、図および好適な態様についての以下の説明において示す。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。


例示的なワイヤレス通信システム [0034]本明細書で説明する技法は、直交多重化方式に基づく通信システムを含む、様々なブロードバンドワイヤレス通信システムに使用され得る。そのような通信システムの例としては、空間分割多元接続(SDMA)、時分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システムなどがある。SDMAシステムは、複数のユーザ端末に属するデータを同時に送信するために十分に異なる方向を利用し得る。TDMAシステムは、送信信号を異なるタイムスロットに分割することによって、複数のユーザ端末が同じ周波数チャネルを共有することを可能にし得、各タイムスロットは異なるユーザ端末に割り当てられる。OFDMAシステムは、全システム帯域幅を複数の直交サブキャリアに区分する変調技法である、直交周波数分割多重化(OFDM)を利用する。これらのサブキャリアは、トーン、ビンなどと呼ばれることもある。OFDMでは、各サブキャリアは独立してデータで変調され得る。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅にわたって分散されたサブキャリア上で送信するためのインターリーブFDMA(IFDMA)、隣接するサブキャリアのブロック上で送信するための局所FDMA(LFDMA)、または隣接するサブキャリアの複数のブロック上で送信するための拡張FDMA(EFDMA)を利用し得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMAでは時間領域で送られる。


[0035]本明細書の教示は、様々なワイヤードまたはワイヤレス装置(たとえば、ノード)に組み込まれ得る(たとえば、その装置内に実装されるか、またはその装置によって実行され得る)。いくつかの態様では、本明細書の教示に従って実装されるワイヤレスノードはアクセスポイントまたはアクセス端末を備え得る。


[0036]アクセスポイント(「AP」)は、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、発展型ノードB(eNB)、基地局コントローラ(「BSC」)、ベーストランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、または何らかの他の用語を備えるか、それらとして実装されるか、あるいはそれらとして知られ得る。


[0037]アクセス端末(「AT」)は、加入者局、加入者ユニット、移動局(MS)、リモート局、リモート端末、ユーザ端末(UT)、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器(UE)、ユーザ局、または何らかの他の用語を備えるか、それらとして実装されるか、あるいはそれらとして知られ得る。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、局(「STA」)、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、タブレット、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、全地球測位システム(GPS)デバイス、あるいはワイヤレスまたはワイヤード媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。いくつかの態様では、ノードはワイヤレスノードである。そのようなワイヤレスノードは、たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介した、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなど、ワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を与え得る。


[0038]図1に、アクセスポイントとユーザ端末とをもつ多元接続多入力多出力(MIMO)システム100を示す。簡単のために、図1にはただ1つのアクセスポイント110を示してある。アクセスポイントは、概して、ユーザ端末と通信する固定局であり、基地局または何らかの他の用語で呼ばれることもある。ユーザ端末は、固定でも移動でもよく、移動局、ワイヤレスデバイス、または何らかの他の用語で呼ばれることもある。アクセスポイント110は、ダウンリンクおよびアップリンク上で所与の瞬間において1つまたは複数のユーザ端末120と通信し得る。ダウンリンク(すなわち、順方向リンク)はアクセスポイントからユーザ端末への通信リンクであり、アップリンク(すなわち、逆方向リンク)はユーザ端末からアクセスポイントへの通信リンクである。ユーザ端末はまた、別のユーザ端末とピアツーピアで通信し得る。システムコントローラ130が、アクセスポイントに結合し、アクセスポイントの調整および制御を行う。


[0039]以下の開示の部分では、空間分割多元接続(SDMA)によって通信することが可能なユーザ端末120について説明するが、いくつかの態様では、ユーザ端末120は、SDMAをサポートしないいくつかのユーザ端末をも含み得る。したがって、そのような態様では、AP110は、SDMAユーザ端末と非SDMAユーザ端末の両方と通信するように構成され得る。この手法は、より新しいSDMAユーザ端末が適宜に導入されることを可能にしながら、より古いバージョンのユーザ端末(「レガシー」局)が企業に配備されたままであることを都合よく可能にして、それらの有効寿命を延長し得る。


[0040]システム100は、ダウンリンクおよびアップリンク上でのデータ伝送のために複数の送信アンテナおよび複数の受信アンテナを採用する。アクセスポイント110は、Nap個のアンテナを装備し、ダウンリンク送信では多入力(MI)を表し、アップリンク送信では多出力(MO)を表す。K個の選択されたユーザ端末120のセットは、ダウンリンク送信では多出力をまとめて表し、アップリンク送信では多入力をまとめて表す。純粋なSDMAの場合、K個のユーザ端末のためのデータシンボルストリームが何らかの手段によってコード、周波数または時間において多重化されない場合、Nap≧K≧1が成り立つことが望まれる。データシンボルストリームがTDMA技法、CDMAを用いた異なるコードチャネル、OFDMを用いたサブバンドの独立セットなどを使用して多重化され得る場合、KはNapよりも大きくなり得る。各選択されたユーザ端末は、ユーザ固有データをアクセスポイントに送信し、および/またはアクセスポイントからユーザ固有データを受信する。概して、各選択されたユーザ端末は1つまたは複数のアンテナを装備し得る(すなわち、Nut≧1)。K個の選択されたユーザ端末は同じまたは異なる数のアンテナを有することができる。


[0041]SDMAシステムは時分割複信(TDD)システムまたは周波数分割複信(FDD)システムであり得る。TDDシステムの場合、ダウンリンクとアップリンクは同じ周波数帯域を共有する。FDDシステムの場合、ダウンリンクとアップリンクは異なる周波数帯域を使用する。MIMOシステム100はまた、伝送のために単一のキャリアまたは複数のキャリアを利用し得る。各ユーザ端末は、(たとえば、コストを抑えるために)単一のアンテナを装備するか、または(たとえば、追加コストがサポートされ得る場合)複数のアンテナを装備し得る。送信/受信を異なるタイムスロットに分割し、各タイムスロットを異なるユーザ端末120に割り当てることによってユーザ端末120が同じ周波数チャネルを共有する場合、システム100はTDMAシステムでもあり得る。


[0042]図2に、MIMOシステム100におけるアクセスポイント110と2つのユーザ端末120mおよび120xとのブロック図を示す。アクセスポイント110はNt個のアンテナ224a〜224tを装備する。ユーザ端末120mはNut,m個のアンテナ252ma〜252muを装備し、ユーザ端末120xはNut,x個のアンテナ252xa〜252xuを装備する。アクセスポイント110は、ダウンリンクでは送信エンティティであり、アップリンクでは受信エンティティである。各ユーザ端末120は、アップリンクでは送信エンティティであり、ダウンリンクでは受信エンティティである。本明細書で使用する「送信エンティティ」は、ワイヤレスチャネルを介してデータを送信することが可能な独立動作型の装置またはデバイスであり、「受信エンティティ」は、ワイヤレスチャネルを介してデータを受信することが可能な独立動作型の装置またはデバイスである。以下の説明では、下付き文字「dn」はダウンリンクを示し、下付き文字「up」はアップリンクを示し、Nup個のユーザ端末がアップリンク上の同時送信のために選択され、Ndn個のユーザ端末がダウンリンク上の同時送信のために選択され、NupはNdnに等しいことも等しくないこともあり、NupおよびNdnは、静的値であり得るか、またはスケジューリング間隔ごとに変化することができる。ビームステアリングまたは何らかの他の空間処理技法がアクセスポイントおよびユーザ端末において使用され得る。


[0043]アップリンク上で、アップリンク送信のために選択された各ユーザ端末120において、送信(TX)データプロセッサ288は、データソース286からトラフィックデータを受信し、コントローラ280から制御データを受信する。TXデータプロセッサ288は、ユーザ端末のために選択されたレートに関連するコーディングおよび変調方式に基づいてユーザ端末のためにトラフィックデータを処理(たとえば、符号化、インターリーブ、および変調)し、データシンボルストリームを与える。TX空間プロセッサ290は、データシンボルストリームに対して空間処理を実行し、Nut,m個の送信シンボルストリームをNut,m個のアンテナに与える。各送信機ユニット(TMTR)254は、アップリンク信号を生成するために、それぞれの送信シンボルストリームを受信し、処理(たとえば、アナログ変換、増幅、フィルタ処理、および周波数アップコンバート)する。Nut,m個の送信機ユニット254は、Nut,m個のアンテナ252からアクセスポイントへの送信のためのNut,m個のアップリンク信号を与える。


[0044]Nup個のユーザ端末がアップリンク上の同時送信のためにスケジュールされ得る。これらのユーザ端末の各々は、それのデータシンボルストリームに対して空間処理を実行し、アップリンク上で送信シンボルストリームのそれのセットをアクセスポイントに送信する。


[0045]アクセスポイント110において、Nap個のアンテナ224a〜224apは、アップリンク上で送信するすべてのNup個のユーザ端末からアップリンク信号を受信する。各アンテナ224は、受信信号をそれぞれの受信機ユニット(RCVR)222に与える。各受信機ユニット222は、送信機ユニット254によって実行された処理を補足する処理を実行し、受信シンボルストリームを与える。RX空間プロセッサ240は、Nap個の受信機ユニット222からのNap個の受信シンボルストリームに対して受信機空間処理を実行し、Nup個の復元アップリンクデータシンボルストリームを与える。受信機空間処理は、チャネル相関行列反転(CCMI)、最小平均2乗誤差(MMSE)、ソフト干渉消去(SIC)、または何らかの他の技法に従って実行される。各復元アップリンクデータシンボルストリームは、それぞれのユーザ端末によって送信されたデータシンボルストリームの推定値である。RXデータプロセッサ242は、復号データを得るために、そのストリームのために使用されたレートに応じて各復元アップリンクデータシンボルストリームを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)する。各ユーザ端末の復号データは、記憶のためにデータシンク244に与えられ、および/またはさらなる処理のためにコントローラ230に与えられ得る。


[0046]ダウンリンク上で、アクセスポイント110において、TXデータプロセッサ210が、ダウンリンク送信のためにスケジュールされたNdn個のユーザ端末のためのトラフィックデータをデータソース208から受信し、コントローラ230から制御データを受信し、場合によってはスケジューラ234から他のデータを受信する。様々なタイプのデータが異なるトランスポートチャネル上で送信され得る。TXデータプロセッサ210は、各ユーザ端末のために選択されたレートに基づいてそのユーザ端末のトラフィックデータを処理(たとえば、符号化、インターリーブ、および変調)する。TXデータプロセッサ210はNdn個のダウンリンクデータシンボルストリームをNdn個のユーザ端末に与える。TX空間プロセッサ220は、Ndn個のダウンリンクデータシンボルストリームに対して(本開示で説明するプリコーディングまたはビームフォーミングなどの)空間処理を実行し、Nap個の送信シンボルストリームをNap個のアンテナに与える。各送信機ユニット222は、ダウンリンク信号を生成するために、それぞれの送信シンボルストリームを受信し、処理する。Nap個のアンテナ224からユーザ端末への送信のためのNap個のダウンリンク信号を与えるNap個の送信機ユニット222。


[0047]各ユーザ端末120において、Nap個のアンテナ252はアクセスポイント110からNap個のダウンリンク信号を受信する。各受信機ユニット254は、関連するアンテナ252からの受信信号を処理し、受信シンボルストリームを与える。RX空間プロセッサ260は、Nap個の受信機ユニット254からのNap個の受信シンボルストリームに対して受信機空間処理を実行し、復元ダウンリンクデータシンボルストリームをユーザ端末に与える。受信機空間処理は、CCMI、MMSEまたは何らかの他の技法に従って実行される。RXデータプロセッサ270は、ユーザ端末のための復号データを取得するために、復元ダウンリンクデータシンボルストリームを処理(たとえば、復調、デインターリーブおよび復号)する。


[0048]各ユーザ端末120において、チャネル推定器278は、ダウンリンクチャネル応答を推定し、チャネル利得推定値、SNR推定値、雑音分散などを含み得る、ダウンリンクチャネル推定値を与える。同様に、チャネル推定器228は、アップリンクチャネル応答を推定し、アップリンクチャネル推定値を与える。各ユーザ端末のコントローラ280は、一般に、そのユーザ端末のダウンリンクチャネル応答行列Hdn,mに基づいてユーザ端末の空間フィルタ行列を導出する。コントローラ230は、有効アップリンクチャネル応答行列Hup,effに基づいてアクセスポイントの空間フィルタ行列を導出する。各ユーザ端末のコントローラ280は、フィードバック情報(たとえば、ダウンリンクおよび/またはアップリンク固有ベクトル、固有値、SNR推定値など)をアクセスポイントに送り得る。コントローラ230およびコントローラ280はまた、それぞれ、アクセスポイント110およびユーザ端末120における様々な処理ユニットの動作を制御する。


[0049]図3に、MIMOシステム100内で採用され得るワイヤレスデバイス302において利用され得る様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス302は、本明細書で説明する様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。ワイヤレスデバイス302はアクセスポイント110またはユーザ端末120であり得る。


[0050]ワイヤレスデバイス302は、ワイヤレスデバイス302の動作を制御するプロセッサ304を含み得る。プロセッサ304は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ306は、命令とデータとをプロセッサ304に与える。メモリ306の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含み得る。プロセッサ304は、一般に、メモリ306内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算および算術演算を実行する。メモリ306中の命令は、本明細書で説明する方法を実装するように実行可能であり得る。


[0051]ワイヤレスデバイス302はまた、ワイヤレスデバイス302と遠隔ロケーションとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機310と受信機312とを含み得るハウジング308を含み得る。送信機310と受信機312とは組み合わされてトランシーバ314になり得る。単一または複数の送信アンテナ316が、ハウジング308に取り付けられ、トランシーバ314に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス302はまた、複数の送信機と、複数の受信機と、複数のトランシーバとを含み得る(図示せず)。


[0052]ワイヤレスデバイス302はまた、トランシーバ314によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用され得る信号検出器318を含み得る。信号検出器318は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号などの信号を検出し得る。ワイヤレスデバイス302はまた、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)320を含み得る。


[0053]ワイヤレスデバイス302の様々な構成要素は、データバスに加えて、電力バスと、制御信号バスと、ステータス信号バスとを含み得る、バスシステム322によって互いに結合され得る。


保護された制御フレーム [0054]本開示の態様は、制御フレームの追加認証データ(AAD)フィールド中に含まれる電力管理関係サブフィールドを有する保護された制御フレームを与えるために採用され得る技法を提供する。AAD中に電力管理関係サブフィールドを含むことは、メッセージ完全性検査(MIC)フィールド値が電力管理関係サブフィールドに基づいて計算されることを可能にし、したがって、電力管理サブフィールドは、局とアクセスポイントとの間で認証された様式で確実に送信され得る。


[0055]本開示は以下の頭文字を使用し得る。


A1............アドレス1 A2............アドレス2 A3............アドレス3 A4............アドレス4 AAD..........追加認証データ CBC—MAC..暗号ブロック連鎖メッセージ認証コード CCMP........CBC−MACプロトコルを用いたカウンタモード CTR..........カウンタモード DS............配信システム EOSP........サービス期間終了 FB............フレーム本体 FC............フレーム制御 FCS..........フレーム検査シーケンス ID............識別子 MAC..........メディアアクセス制御 MD............モアデータ MIC..........メッセージ完全性検査 MPDU........MACプロトコルデータユニット PHY..........物理レイヤ PM............電力管理 PS−Poll..省電力ポール PSDU........PHYサービスデータユニット PV............プロトコル値 SC............シーケンス制御 SID..........ショート識別子 SIG..........信号フィールド STA..........局 TID..........トラフィック識別子 [0056]フレームのコンテンツを保護するために、現在、従来のユニキャストおよびブロードキャストフレームにおいてMICが使用されている。「ショートフレーム」と呼ばれるいくつかのフレームはプロトコルバージョン(PV)1を使用する。ショートフレームは、たとえば、ショートフレームが、持続時間フィールドを有さない、異なるMACフレームを有するなどという点で従来のフレームとは異なる。


[0057]AADは、MICによって保護されることが望まれるすべてのフィールドおよびサブフィールドを用いて送信機および受信機内で内部的に生成されたフィールドである。MICは、フレームが、保護されたフィールドの変更されたコンテンツとともに送られることがないことを保証する。MIC値は、したがって、AADおよびセキュリティキー中に含まれるすべてのフィールドの値の結果である。MIC値はフレームに一意に一致させられ、何かが変化した場合、MIC値は受信機においてMIC生成器に一致しない。


[0058]例示的なシナリオでは、局(STA)はアクセスポイント(AP)に情報を送り得る。STAは、STAがスリープモードに入る(たとえば、STAが電力管理(PM)ビットを1に設定する)ことをAPに告げる情報を送り得る。しかしながら、現在、いくつかの他のSTAは、「スプーフィングされた」フレームを、それが元のSTAからのものであるかのようにAPに送り得、APは、フレームが元のSTAからのものであるのか、スプーフィングされたフレームであるのかを見分けることができない。これは、現在、データショートフレームのみが定義されており、制御フレームが定義されていないからである。802.11制御フレームは暗号で保護されず、再試行フィールド、PMサブフィールド、サービス期間終了(EOSP)サブフィールド、モアデータ(MD)サブフィールド、トラフィック識別子(TID)サブフィールドなど、MACヘッダのいくつかのフィールドも暗号で保護されない。これらのフィールドは、現在、AAD中に含まれない。これは、そのようなフレームまたはフレームフィールドが、場合によっては不要な影響とともに、攻撃者によってスプーフィングされ得ることを意味する。


[0059]したがって、必要なものは、制御フレームを保護するための手法である。802.11ahにおいて定義されているショートフレームにセキュアな制御フレームを追加するための技法および装置を本明細書で提供する。ショートMACヘッダのいくつかのフィールドが、それらがMICフィールドによって保護されるように、CBC/MACプロトコル(CCMP)AADを用いたカウンタモードに追加され得る。プロトコルバージョン(PV)フィールドおよびタイプフィールドなど、フレーム制御(FC)フィールドの他のサブフィールドは、通常、すでにAADのグループ中に含まれる。


[0060]図4は、本開示のいくつかの態様による、保護されたショートフレームの例示的なFCフィールドを示すテーブル400である。図4に示されているように、16ビットFCフィールドは、2ビットPVサブフィールドと、4ビットタイプサブフィールドと、1ビット配信システム(DS)サブフィールドと、1ビットモアフラグサブフィールドと、1ビットPMサブフィールドと、1ビットMDサブフィールドと、1ビットの保護されたサブフィールドと、1ビットEOSPサブフィールドと、3ビットTIDサブフィールドと、予約済みビットとを含み得る。テーブル400に示されているように、FCフィールドのサブフィールドの各々は、予約済みビットを除いてAAD中に含まれ得る。


[0061]いくつかの態様によれば、データをもたず、FCフィールドのみをもつフレームが使用され得る。いくつかの態様では、保護されたショートヌルフレームが定義され得る。図5は、本開示のいくつかの態様による、例示的な保護されたショートヌルフレームを示すテーブル500である。図5に示されているように、24バイトの保護されたショートヌルフレームは、合計24バイトについて、2バイトFCフィールドと、2バイトの第1のアドレス(A1)フィールドと、6バイトの第2のアドレス(A2)フィールドと、9バイトMICフィールドと、4バイトFCSフィールドとを有し得る。図5に示されているように、一般に送信および受信のために送信元宛先を示すために使用される第3および第4のアドレス(A3およびA4)フィールドは含まれないことがある。態様では、CCMPフィールドは、シーケンス制御(SC)フィールドと一致すると仮定され得、削減または削除され得る。態様では、フレーム本体(FB)フィールドは空であり得る。いくつかの態様では、A1フィールドとA2フィールドの順序は反転され得、A2フィールドは2バイトを有し得、A1フィールドは6バイトを有し得る。


[0062]いくつかの態様によれば、局(STA)によってアクセスポイント(AP)に送信された保護されたショートヌルフレームに対する応答はまた、第1のショートヌルフレームがトリガとして機能し、第2のショートヌルフレームが、トラフィックがバッファされたかどうかを示す肯定応答(ACK)フレームとして機能するような、保護されたショートヌルフレームであり得る。たとえば、第2のショートヌルフレームACKは、トラフィックがバッファされた場合、(たとえば、より多くのトラフィックがバッファ中にあることを示す)EOSP=0を含み得、トラフィックがバッファされない場合、(たとえば、サービス期間終了を示す)EOSP=1を含み得る。要求と応答は同じフレームであり得るが、ヌルフレームのこの交換はヌル要求/応答交換と呼ばれることがある。


[0063]PSポール/ACK交換は、バッファデータを要求するための従来の非保護手法である。ヌル要求/応答保護ショートヌルフレーム交換は、トリガとして働くヌルフレームがPSポールフレームと同様である(たとえば、既存のPSポールフレームは、トリガフレームとして働くことができる既存のQoSヌルフレームよりも短いが、ショート保護ヌルフレームは可能な最も短い長さを有する)ので、PSポール/ACK交換に取って代わり得る。


[0064]図6に、本開示のいくつかの態様による、例示的な保護されたショートヌル要求/応答交換600を示す。図6に示されているように、保護されたショートヌル要求フレーム602はトリガとして送信され得、保護されたショートヌル応答フレーム604はACKとして送られ得る。図6に示されているように、送信請求する保護されたショートヌル要求フレーム602は、(たとえば、14バイト応答がエクスプテクトされることを意味する、通常ACKを示す)2に設定され得る、802.11ahフレームの物理レイヤ(PHY)ヘッダ中にある、信号(SIG)フィールド中の2ビットACKタイプサブフィールドを含み得る。送信請求する保護されたショートヌル要求フレーム602はまた、(たとえば、PSDUが、MPDUデリミタで開始し、32バイト応答を予想することを意味する、アグリゲートMACプロトコルデータユニット(A−MPDU)を示す)1に設定され得る、SIGフィールド中のアグリゲーションサブフィールドを含み得る。


[0065]態様では、(たとえば、PHYレイヤからMACレイヤに渡された)保護されたショートヌル要求PSDUは、合計28バイトについて4バイトMPDUデリミタと24バイトの保護されたショートヌル要求MPDUとを含み得る。PSDUは0バイトのサブフレームパディングを含み得る。態様では、24バイトの保護されたショートヌル要求MPDUは、合計24バイトについて、2バイトFCフィールドと、2バイトA1フィールドと、6バイトA2フィールドと、2バイトSCフィールドと、8バイトMICフィールドと、4バイトFCSフィールドとを含み得る。


[0066]態様では、保護されたショートヌル応答フレーム604は、保護されたショートヌル要求フレーム602のショートフレーム間隔(SIFS)内に送信され得る。保護されたショートヌル応答フレーム604は、SIGフィールド中の(たとえば、無ACKを示す)ACKタイプ=0および(たとえば、アグリゲーションを示す)アグリゲーション=1とともに送られ得る。保護されたショートヌル応答フレーム604は4バイトMPDUデリミタで開始し得、フレームが、ACKタイプが2(通常ACK)であり、アグリゲーション=1(MPDUアグリゲーション)であるとき、STAによる予想される長さである、32バイト長を有することを保証するために、追加のMPDUデリミタが追加され得る。態様では、MPDUデリミタはフレームの開始または終了にあり得る。


[0067]図6に示されているように、保護されたショートヌル応答PSDUは、STAによって予想される合計32バイトについて、4バイトMPDUデリミタと、24バイトの保護されたショートヌル応答MPDUと、別の4バイトMPDUデリミタ(Len=0)とを含み得る。いくつかの態様では、第2のMPDUデリミタは第1のMPDUデリミタの直後に位置し得る。24バイトの保護されたショートヌル応答MPDUは、A1フィールドとA2フィールドとが交換され得る(6バイトA1フィールドと2バイトA2フィールド)ことを除いて、24バイトの保護されたショートヌル要求MPDUと同じフィールドを含み得る。いくつかの態様では、ショートヌル要求MPDUは6バイトA1フィールドと2バイトA2フィールドとを含み得、ショートヌル応答MPDUは2バイトA1フィールドと6バイトA2フィールドとを含み得る。


[0068]図7Aに、本開示のいくつかの態様による、例示的な保護されたショートヌル要求/応答交換700を示す。いくつかの態様では、送信請求する保護されたショートヌル要求フレーム702は、SIGフィールド中のACKタイプ2(通常ACK)およびアグリゲーション=0(無MPDUアグリゲーション)を使用する。この場合、予想される応答は24バイトの代わりに14バイトの長さを有する。図7Aに示されているように、保護されたショートヌル要求PSDUは、合計24バイトについて24バイトの保護するショートヌル要求のみを含み得る。保護されたショートヌル要求MPDUは、ACKタイプ=2、アグリゲーション=1の場合と同じであり得る。


[0069]図7Aに示されているように、保護されたショートヌル応答PSDUは、14バイトの保護されたショートヌル応答MPDUのみを含み得る。14バイトの保護されたショートヌル応答MPDUは、2バイトFCフィールドと、2バイトSCフィールドと、8バイトMICと、2バイトFCSとを含み得る。いくつかの態様では、14バイトの保護されたショートヌル応答フレーム704は、いくつかのショートカットを使用して考案され得る。たとえば、ショート識別子(SID)のみが含まれ、フルMACアドレスは含まれないことがあり、MICは部分的にのみ含まれ得、FCSは完全に省略され得る。


[0070]図7Bに、本開示のいくつかの態様による、例示的な代替の14バイトの保護されたショートヌル応答フレーム704を示す。態様では、ショートヌル応答MPDUは、2バイトFCフィールドと、2バイトSCフィールドと、6バイトMICフィールドと、4バイトFCSフィールドとを含み得る。代替的に、ショートヌル応答MPDUは、2バイトFCフィールドと、2バイトIDフィールドと、2バイトSCフィールドと、4バイトMICフィールドと、4バイトFCSフィールドとを含み得る。


[0071]いくつかの態様によれば、実装を簡略化するために、FCフィールド中の電力関係ビットはショートヌル要求/応答フレーム以外のショートフレーム上に確保され得る。


[0072]図8に、本開示のいくつかの態様による、例示的な保護されたショート制御要求/応答交換800を示す。図8に示されているように、保護されたショート制御要求フレーム802は、SIGフィールド中のACKタイプ=2(通常ACK)およびアグリゲーション=1(A−MPDU、予想される32バイト応答)で定義され得る。保護されたショート制御要求PSDUは、合計32バイトについて、4バイトMPDUデリミタと、26バイトの保護されたショート制御要求MPDUと、2バイトMPDUサブフレームパディングとを含み得る。保護されたショート制御要求MPDUは、SCフィールドの後に2バイトFBフィールドが追加された、保護されたショートヌル要求サブフレームと同じフィールドを含み得る。FBフィールドは、PMサブフィールド、MDサブフィールド、EOSPサブフィールド、TIDサブフィールドなど、制御関係情報を含んでいることがある。この場合、これらのサブフィールドはFCフィールドから省略され得る。


[0073]図8に示されているように、保護されたショート制御応答フレーム804は、SIGフィールド中のACKタイプ=0(無ACK)およびアグリゲーション=0(無A−MPDU)を含み得る。保護されたショート制御応答PSDUは、32バイトの保護されたショート制御応答MPDUを含み得る。32バイトの保護されたショート制御応答MPDUは、合計32バイトについて、2バイトFCフィールドと、6バイトA1フィールドと、2バイトA2フィールドと、2バイトSCフィールドと、8バイトFBフィールドと、8バイトMICフィールドと、4バイトFCSフィールドとを含み得る。FBフィールドは、PMサブフィールド、MDサブフィールド、EOSPサブフィールド、TIDサブフィールドなど、制御関係情報を含んでいることがある。この場合、これらのサブフィールドはFCフィールドから省略され得る。


[0074]図9に、本開示のいくつかの態様による、例示的な代替の保護されたショート制御要求/応答交換900を示す。図9に示されているように、保護されたショート制御応答フレーム902は、SIGフィールド中のACKタイプ=2(通常ACK0およびアグリゲーション=1(A−MPDU、予想される32バイト応答)で定義され得る。保護されたショート制御応答PSDUは、26バイトの保護されたショート制御応答MPDUを含み得る。26バイトの保護されたショート制御応答MPDUは、保護されたショート制御要求フレーム802と同じフィールドと、FBフィールドとを含み得る。


[0075]図9に示されているように、保護されたショート制御応答フレーム904は、ショート制御応答フレーム804と同様に、SIGフィールド中のACKタイプ=0(無ACK)およびアグリゲーション=0(無A−MPDU)を含み得る。しかしながら、保護されたショート制御応答PSDUは、14バイトの保護されたショート制御応答MPDUのみを含む。


[0076]いくつかの態様によれば、保護されたショート制御応答は、保護されたショート制御要求の1つのSIFS内に送られ得る。


[0077]図10Aは、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作1000Aの流れ図である。動作1000Aは、たとえば、装置(たとえば、図2中で参照したアクセスポイント110など)によって実行され得る。動作1000Aは、1002Aにおいて、1つまたは複数の電力関係サブフィールドと、1つまたは複数の電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいて計算された完全性検査値とを備える制御フレームを生成することによって開始し得る。たとえば、制御フレームは、PMサブフィールド、EOSPサブフィールド、MDサブフィールド、またはTIDサブフィールドのうちの少なくとも1つを含み得る。電力関係サブフィールドは、AAD中に含まれ、MICによって保護され得る。いくつかの態様では、制御フレームは、電力関係サブフィールドを含むフレーム制御(FC)フィールドを含む。


[0078]1004Aにおいて、AP110は、たとえば、制御フレームをユーザ端末120に送信し得る。いくつかの態様によれば、APは1つまたは複数の電力関係サブフィールドを追加認証データ(AAD)のグループに追加し得る。この場合、完全性検査値は、AADのグループに基づいて計算され得る。


[0079]いくつかの態様によれば、制御フレームはヌル要求フレームであり得る。ヌル要求フレームは信号(SIG)フィールドを含み得、ここにおいて、SIGフィールド中の肯定応答(ACK)タイプサブフィールドは通常ACKを示し、ここにおいて、SIGフィールド中のアグリゲーションサブフィールドはメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)アグリゲーションを示す。他の態様の場合、ヌル要求フレームはSIGフィールドを含み、ここにおいて、SIGフィールド中のACKタイプサブフィールドは通常ACKを示し、ここにおいて、SIGフィールド中のアグリゲーションサブフィールドは無MPDUアグリゲーションを示す。


[0080]図11Aは、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作1100Aの流れ図である。動作1100Aは、たとえば、ワイヤレス局(STA)(たとえば、図2中で参照したユーザ端末120など)によって実行され得る。したがって、動作1100Aは、図10Aに示されているものと相補関係にあると見なされ得る。


[0081]動作1100Aは、1102Aにおいて、1つまたは複数の電力関係サブフィールドを備える制御フレームを受信することによって開始し得る。


[0082]1104Aにおいて、STAは、制御フレーム中で受信された完全性検査値と、電力関係サブフィールドに少なくとも部分的に基づいてSTAによって計算された完全性検査値との比較に基づいて制御フレームの完全性検査を実行し得る。


[0083]1106Aにおいて、STAは、完全性検査が失敗した場合、制御フレームを廃棄し得る。


[0084]いくつかの態様によれば、制御フレームはヌル要求フレームであり得る。そのような場合、動作1100Aは、STAが、完全性検査が成功した場合、ヌル要求フレームに応答してヌル応答フレームを送信することをさらに伴い得る。


[0085]いくつかの態様によれば、ヌル応答フレームは信号(SIG)フィールドを含み、ここにおいて、SIGフィールド中の肯定応答(ACK)タイプサブフィールドは無ACKを示し、ここにおいて、SIGフィールド中のアグリゲーションサブフィールドはメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)アグリゲーションを示す。ヌル応答フレームは32バイトの長さを有し得る。いくつかの態様では、ヌル応答フレームはヌル応答MPDUと1つまたは複数のMPDUデリミタとを備える。ヌル応答MPDUは、1つまたは複数の電力関係サブフィールドを有するフレーム制御(FC)フィールドと、1つまたは複数のアドレスフィールドと、シーケンス制御(SC)フィールドと、メッセージ完全性検査(MIC)フィールドと、フレーム検査シーケンス(FCS)フィールドとを含み得る。いくつかの態様では、ヌル応答MPDUは、制御情報を搬送するフレーム本体(FB)フィールドを含む。いくつかの態様では、ヌル応答MPDUは、1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含む2バイトFCフィールドと、1つまたは複数のアドレスフィールドと、2バイトSCフィールドと、8バイトMICフィールドと、4バイトFCSフィールドとを備える。いくつかの態様では、MICフィールドは、1つまたは複数の電力関係サブフィールドと、1つまたは複数のアドレスフィールドと、SCフィールドとに少なくとも部分的に基づくMIC値を有する。


[0086]いくつかの態様によれば、ヌル応答フレームは14バイトを備える。いくつかの態様では、ヌル応答フレームは、1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含む2バイトフレーム制御(FC)フィールドと、2バイトシーケンス制御(SC)フィールドと、8バイト完全性検査値と、2バイトフレーム検査シーケンス(FCS)とを備える。他の態様では、ヌル応答フレームは、1つまたは複数の電力関係サブフィールドを含む2バイトFCフィールドと、2バイトIDフィールドと、2バイトSCフィールドと、4バイト完全性検査値と、4バイトFCSとを備える。


[0087]上記で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。それらの手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々な(1つまたは複数の)ハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含み得る。概して、図に示されている動作がある場合、それらの動作は、同様の番号をもつ対応するカウンターパートのミーンズプラスファンクション構成要素を有し得る。たとえば、図10および図11に示されている動作1000Aおよび動作1100Aは、それぞれ、図10Bおよび図11Bに示されている手段1000Bおよび手段1100Bに対応する。


[0088]たとえば、送信するための手段は、図2に示されたアクセスポイント110の送信機(たとえば、送信機ユニット222)および/または(1つまたは複数の)アンテナ224、図2に示されたユーザ端末120の送信機ユニット254および/または(1つまたは複数の)アンテナ252、または図3に示された送信機310および/または(1つまたは複数の)アンテナ316を備え得る。受信するための手段は、図2に示されたアクセスポイント110の受信機(たとえば、受信機ユニット222)および/または(1つまたは複数の)アンテナ224、図2に示されたユーザ端末120の受信機ユニット254および/または(1つまたは複数の)アンテナ252、または図3に示された受信機312および/または(1つまたは複数の)アンテナ316を備え得る。フレームを処理するための手段、フレームを決定するための手段、フレームを生成するための手段、フレームを追加するための手段、フレームを廃棄するための手段、または完全性検査を実行するための手段は、図2に示されたアクセスポイント110のRXデータプロセッサ242、TXデータプロセッサ210、および/またはコントローラ230、図2に示されたユーザ端末120のRXデータプロセッサ270、TXデータプロセッサ288、および/またはコントローラ280、または図3に描かれたプロセッサ304および/またはDSP320など、1つまたは複数のプロセッサを含み得る処理システムを備え得る。


[0089]本明細書で使用する「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、探索すること(たとえば、テーブル、データベース、または別のデータ構造の中で探索すること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含み得る。


[0090]本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cを包含するものとする。


[0091]本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。


[0092]本開示に関連して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、当技術分野で知られている任意の形態の記憶媒体中に常駐し得る。使用され得る記憶媒体のいくつかの例としては、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROMなどがある。ソフトウェアモジュールは、単一の命令、または多数の命令を備え得、いくつかの異なるコードセグメント上で、異なるプログラム間で、および複数の記憶媒体にわたって分散され得る。記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取ることができ、その記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。


[0093]本明細書で開示した方法は、説明した方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。


[0094]説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェアで実装した場合、例示的なハードウェア構成はワイヤレスノード中に処理システムを備え得る。処理システムは、バスアーキテクチャを用いて実装され得る。バスは、処理システムの特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バスは、プロセッサと、機械可読媒体と、バスインターフェースとを含む様々な回路を互いにリンクし得る。バスインターフェースは、ネットワークアダプタを、特に、バスを介して処理システムに接続するために使用され得る。ネットワークアダプタは、PHY層の信号処理機能を実装するために使用され得る。ユーザ端末120(図1参照)の場合、ユーザインターフェース(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティックなど)もバスに接続され得る。バスはまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、電力管理回路などの様々な他の回路をリンクし得るが、それらは当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上説明しない。


[0095]プロセッサは、機械可読媒体に記憶されたソフトウェアの実行を含む、バスおよび一般的な処理を管理することを担当し得る。プロセッサは、1つまたは複数の汎用および/または専用プロセッサを用いて実装され得る。例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPプロセッサ、およびソフトウェアを実行することができる他の回路がある。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、データ、またはそれらの任意の組合せを意味すると広く解釈されたい。機械可読媒体は、例として、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(読取り専用メモリ)、PROM(プログラマブル読取り専用メモリ)、EPROM(消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、EEPROM(電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、レジスタ、磁気ディスク、光ディスク、ハードドライブ、または他の好適な記憶媒体、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。機械可読媒体はコンピュータプログラム製品において実施され得る。コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を備え得る。


[0096]ハードウェア実装形態では、機械可読媒体は、プロセッサとは別個の処理システムの一部であり得る。しかしながら、当業者なら容易に理解するように、機械可読媒体またはその任意の部分は処理システムの外部にあり得る。例として、機械可読媒体は、すべてバスインターフェースを介してプロセッサによってアクセスされ得る、伝送線路、データによって変調された搬送波、および/またはワイヤレスノードとは別個のコンピュータ製品を含み得る。代替的に、または追加として、機械可読媒体またはその任意の部分は、キャッシュおよび/または汎用レジスタファイルがそうであり得るように、プロセッサに統合され得る。


[0097]処理システムは、すべて外部バスアーキテクチャを介して他のサポート回路と互いにリンクされる、プロセッサ機能を提供する1つまたは複数のマイクロプロセッサと、機械可読媒体の少なくとも一部を提供する外部メモリとをもつ汎用処理システムとして構成され得る。代替的に、処理システムは、プロセッサをもつASIC(特定用途向け集積回路)と、バスインターフェースと、アクセス端末)の場合はユーザインターフェースと、サポート回路と、単一のチップに統合された機械可読媒体の少なくとも一部分とを用いて、あるいは1つまたは複数のFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(プログラマブル論理デバイス)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、もしくは他の好適な回路、または本開示全体にわたって説明した様々な機能を実行することができる回路の任意の組合せを用いて、実装され得る。当業者なら、特定の適用例と、全体的なシステムに課される全体的な設計制約とに応じて、どのようにしたら処理システムについて説明した機能を最も良く実装し得るかを理解されよう。


[0098]機械可読媒体はいくつかのソフトウェアモジュールを備え得る。ソフトウェアモジュールは、プロセッサによって実行されたときに、処理システムに様々な機能を実行させる命令を含む。ソフトウェアモジュールは、送信モジュールと受信モジュールとを含み得る。各ソフトウェアモジュールは、単一の記憶デバイス中に常駐するか、または複数の記憶デバイスにわたって分散され得る。例として、トリガイベントが発生したとき、ソフトウェアモジュールがハードドライブからRAMにロードされ得る。ソフトウェアモジュールの実行中、プロセッサは、アクセス速度を高めるために、命令のいくつかをキャッシュにロードし得る。次いで、1つまたは複数のキャッシュラインが、プロセッサによる実行のために汎用レジスタファイルにロードされ得る。以下でソフトウェアモジュールの機能に言及する場合、そのような機能は、そのソフトウェアモジュールからの命令を実行したときにプロセッサによって実装されることが理解されよう。


[0099]ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線(IR)、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備え得る。さらに、他の態様では、コンピュータ可読媒体は、一時的なコンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を備え得る。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。


[0100]したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示した動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明した動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令をその上に記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。


[0101]さらに、本明細書で説明した方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ、および/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を可能にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)によって提供され得る。その上、本明細書で説明した方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の好適な技法が利用され得る。


[0102]特許請求の範囲は、上記で示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上記で説明した方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。



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