D2D通信での送信電制御方法およびデバイス

申请号 JP2016558247 申请日 2014-05-30 公开(公告)号 JP2017505590A 公开(公告)日 2017-02-16
申请人 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd.; 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd.; 发明人 ▲鍵▼ 王; ▲鍵▼ 王;
摘要 本発明は、D2D通信での送信電 力 制御方法およびデバイスを開示する。本発明におけるネットワークデバイスは、制御情報を判断および配送し、制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得し、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D 信号 を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することにより、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信する。本発明により、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を制限することができ、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の 精度 を向上させる。
权利要求

デバイス間D2D通信における送信電制御方法であって、 制御情報を判断するステップであって、前記制御情報が、第1のサブフレーム情報および電力制御が前記第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、および第2のサブフレーム情報および電力制御が前記第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を備える、ステップと、 D2D通信でのユーザ機器が、前記第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信し、前記第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、前記制御情報を配送するステップと を備える、方法。制御情報を判断する前記ステップは、 前記第1のサブフレーム情報および前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、および前記第2のサブフレーム情報および前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを判断するステップであって、前記第1の電力制御パラメータの値が前記第2の電力制御パラメータの値とは異なる、ステップを備え、 D2D通信でのユーザ機器が、前記第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信し、前記第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、前記制御情報を配送する前記ステップが、 D2D通信での前記ユーザ機器が、前記第1の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することによって、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信し、前記第2の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することによって、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、前記第1のサブフレーム情報、前記第1の電力制御パラメータ、前記第2のサブフレーム情報、および前記第2の電力制御パラメータを配送する、ステップ を備える、請求項1に記載の方法。制御情報を判断する前記ステップは、 前記第1のサブフレーム情報および前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、および前記第2のサブフレーム情報およびD2D通信での前記ユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を判断するステップを備え、 D2D通信でのユーザ機器が、前記第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信し、前記第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、前記制御情報を配送する前記ステップが、 D2D通信での前記ユーザ機器が、前記第1の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することによって、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信し、D2D通信での前記ユーザ機器によってサポートされる前記最大送信電力を使用することによって、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、前記第1のサブフレーム情報、前記第1の電力制御パラメータ、前記第2のサブフレーム情報、および前記指示情報を配送するステップ を備える、請求項1に記載の方法。前記電力制御パラメータは、 経路損失補償係数、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、または 経路損失補償係数、電力オフセット、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力 を備える、請求項2または3に記載の方法。デバイス間D2D通信における送信電力制御方法であって、 ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するステップであって、前記制御情報が、第1のサブフレーム情報、および電力制御が前記第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、および第2のサブフレーム情報、および電力制御が前記第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を備える、ステップと、 前記第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる前記制御情報に従って、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信するステップと、前記第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる前記制御情報に従って、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するステップと を備える、方法。ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得する前記ステップは、 前記第1のサブフレーム情報および前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、および前記第2のサブフレーム情報および前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを取得するステップであって、前記第1のサブフレーム情報および前記第1の電力制御パラメータが前記ネットワークデバイスによって配送され、および前記第1の電力制御パラメータの値が前記第2の電力制御パラメータの値とは異なる、ステップを備え、 前記第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる前記制御情報に従って、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信する前記ステップ、および前記第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる前記制御情報に従って、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信する前記ステップが、 前記第1の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することにより前記第1のサブフレーム情報および前記第1の電力制御パラメータに従って、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信するステップと、 前記第2の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することにより前記第2のサブフレーム情報および前記第2の電力制御パラメータに従って、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するステップと を備える、請求項5に記載の方法。ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得する前記ステップは、 前記第1のサブフレーム情報、および前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに前記第2のサブフレーム情報、およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することにより前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を取得するステップであって、前記第1のサブフレーム情報および前記第1の電力制御パラメータが前記ネットワークデバイスによって配送される、ステップを備え、 前記第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる前記制御情報に従って、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信する前記ステップおよび前記第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる前記制御情報に従って、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信する前記ステップが、 前記第1の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することにより前記第1のサブフレーム情報および前記第1の電力制御パラメータに従って、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信するステップと、 D2D通信での前記ユーザ機器によってサポートされる前記最大送信電力を使用することにより前記第2のサブフレーム情報および前記指示情報に従って、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するステップと を備える、請求項5に記載の方法。電力制御パラメータに従って送信電力を判断するステップは、 経路損失推定、前記ネットワークデバイスによって配送されて前記ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、および前記ネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数に従って前記送信電力を判断するステップ、または 経路損失推定、前記ネットワークデバイスによって配送されて前記ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、前記ネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数、および前記ネットワークデバイスによって配送される電力オフセットに従って、前記送信電力を判断するステップを備える、請求項6または7に記載の方法。ネットワークデバイスであって、前記ネットワークデバイスは、判断ユニット、および配送ユニットを備え、 前記判断ユニットが、制御情報を判断するよう構成され、前記制御情報が、第1のサブフレーム情報、および電力制御が前記第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報、および電力制御が前記第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を備え、 前記配送ユニットが、前記判断ユニットによって判断された前記制御情報を配送するよう構成され、D2D通信でのユーザ機器が、前記第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信し、前記第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信する、 ネットワークデバイス。前記判断ユニットは、以下の方式で、すなわち、 前記第1のサブフレーム情報および前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに前記第2のサブフレーム情報および前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを判断することで前記制御情報を判断するよう特に構成され、前記第1の電力制御パラメータの値は前記第2の電力制御パラメータの値とは異なり、 前記配送ユニットは、以下の方式で、すなわち、D2D通信での前記ユーザ機器が、前記第1の電力制御方式に従って判断された前記送信電力を使用することによって、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信し、前記第2の電力制御方式に従って判断された前記送信電力を使用することによって、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するように、 D2D通信での前記ユーザ機器が、前記第1の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することによって、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信し、前記第2の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することによって、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、前記第1のサブフレーム情報、前記第1の電力制御パラメータ、前記第2のサブフレーム情報、および前記第2の電力制御パラメータを配送することで、前記制御情報を配送するよう特に構成される、請求項9に記載のネットワークデバイス。前記判断ユニットは、以下の方式で、すなわち、 前記第1のサブフレーム情報および前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに前記第2のサブフレーム情報およびD2D通信での前記ユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を判断することで、前記制御情報を判断するよう特に構成され、 前記配送ユニットは、以下の方式で、すなわち、D2D通信での前記ユーザ機器が、前記第1の電力制御方式に従って判断された前記送信電力を使用することによって、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信し、前記第2の電力制御方式に従って判断された前記送信電力を使用することによって、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するように、 D2D通信での前記ユーザ機器が、前記第1の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することによって、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信し、D2D通信での前記ユーザ機器によってサポートされる前記最大送信電力を使用することによって、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、前記第1のサブフレーム情報、前記第1の電力制御パラメータ、前記第2のサブフレーム情報、および前記指示情報を配送することで、前記制御情報を配送するよう特に構成される、請求項9に記載のネットワークデバイス。前記判断ユニットによって判断された前記電力制御パラメータが、 経路損失補償係数、および前記ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、または 経路損失補償係数、電力オフセット、および前記ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力 を備える、請求項10または11に記載のネットワークデバイス。ユーザ機器であって、前記ユーザ機器は、取得ユニット、および送信ユニットを含み、 前記取得ユニットが、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するよう構成され、前記制御情報が、第1のサブフレーム情報、および電力制御が前記第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報、および電力制御が前記第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を備え、 前記送信ユニットが、前記取得ユニットによって取得された前記制御情報に従って、前記第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信するよう、および前記第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう構成される、 ユーザ機器。前記取得ユニットは、以下の方式で、すなわち、 前記第1のサブフレーム情報および前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに前記第2のサブフレーム情報および前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを取得することで、前記ネットワークデバイスによって配送された前記制御情報を取得するよう特に構成され、前記第1のサブフレーム情報および前記第1の電力制御パラメータが前記ネットワークデバイスによって配送され、ならびに前記第1の電力制御パラメータの値が前記第2の電力制御パラメータの値とは異なり、 前記送信ユニットは、以下の方式で、すなわち、 前記第1の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することにより前記第1のサブフレーム情報および前記第1の電力制御パラメータに従って、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信することで、ならびに 前記第2の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することにより前記第2のサブフレーム情報および前記第2の電力制御パラメータに従って、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信することで、 前記第1の電力制御方式に従って判断された前記送信電力を使用することによる前記制御情報に従って、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信するよう、および前記第2の電力制御方式に従って判断された前記送信電力を使用することによる前記制御情報に従って、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、特に構成される、請求項13に記載のユーザ機器。前記取得ユニットは、以下の方式で、すなわち、 前記第1のサブフレーム情報および前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに前記第2のサブフレーム情報およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を取得することで、前記ネットワークデバイスによって配送された前記制御情報を取得するよう特に構成され、前記第1のサブフレーム情報および前記第1の電力制御パラメータが前記ネットワークデバイスによって配送され、 前記送信ユニットは、以下の方式で、すなわち、 前記第1の電力制御パラメータに従って判断された前記送信電力を使用することにより前記第1のサブフレーム情報および前記第1の電力制御パラメータに従って、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信することで、ならびに D2D通信で前記ユーザ機器によってサポートされる前記最大送信電力を使用することにより前記第2のサブフレーム情報および前記指示情報に従って、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信することで、 前記第1の電力制御方式に従って判断された前記送信電力を使用することによる前記制御情報に従って、前記第1のサブフレーム情報に対応する前記第1のサブフレームでD2D信号を送信するよう、および前記第2の電力制御方式に従って判断された前記送信電力を使用することによる前記制御情報に従って、前記第2のサブフレーム情報に対応する前記第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう特に構成される、請求項13に記載のユーザ機器。前記送信ユニットによってD2D信号を送信するために使用される前記送信電力は、以下の方式で、すなわち、経路損失推定、前記ネットワークデバイスによって配送されて前記ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、および前記ネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数に従って、D2D信号を送信するための前記送信電力を判断することで、または 経路損失推定、前記ネットワークデバイスによって配送されて前記ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、前記ネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数、および前記ネットワークデバイスによって配送される電力オフセットに従って、D2D信号を送信するための前記送信電力を判断することで、特に判断される、請求項14または15に記載のユーザ機器。

说明书全文

本発明は、無線通信技術の分野に関し、特に、D2D通信における送信電制御方法およびデバイスに関する。

近接端末間サービス(Device to Device Proximity Service,D2D ProSe)は、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3rd Generation partnership project,3GPP)ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)システムにおける研究の主要トピックとなっている。

D2D ProSeサービスを実施する通信処理は、略して、デバイス間(Device to Device,D2D)通信と称することがある。現在、D2D信号を送信する場合、D2D通信でのユーザ機器は、伝送のために単一の最大電力を使用する。例えば、D2D通信でのユーザ機器は、23dBmの送信電力をサポートし、その場合、D2D信号を送信する場合に、ユーザ機器は、伝送のために23dBmの送信電力を使用する。

実際の通信処理では、図1Aおよび図1Bに示すように、D2D通信でのユーザ機器によって送信されるD2D信号およびアップリンク通信でユーザ機器によって送信されるアップリンク信号は、周波数分割多重により共に多重伝送することができる。図1Aおよび図1Bは、1ミリ秒の時間長での10MHzの帯域幅の概略図である(50の物理的リソースブロックペア(physical resource block pair,PRB Pair))。図1Aおよび図1Bに示すように、10MHzの帯域幅では、全体で50のPRBがあり、第1のPRBから第NのPRBおよび第MのPRBから第50のPRBはアップリンク信号を送信するために使用され、第N+1のPRBから第M−1のPRBは、D2D信号を送信するために使用される。

図1Aおよび図1Bから、D2D信号が送信された場合、拡張サイクリックプレフィックス(Extended Cyclic Prefix,Extended CP)を伴うサブフレームフォーマットが使用され、すなわち、1msの期間内で、12の直行周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,OFDM)シンボルが送信され、アップリンク信号が送信された場合、通常サイクリックプレフィックス(Normal Cyclic Prefix,Normal CP)が使用され、すなわち、1msの期間内で、14のOFDMシンボルが送信されることを理解することができる。D2D信号を送信するためのサブフレームフォーマットは、アップリンク信号を送信するためのサブフレームフォーマットとは異なり、したがって、キャリア間干渉が、D2D信号とアップリンク信号との間に存在する。図1Aおよび図1Bに示すように、ユーザ機器1は、最大電力を使用することによりPRB#N+1でD2D信号を送信しており、同時に、ユーザ機器2は、PRB#Nを使用することによりアップリンク信号を送信する。ユーザ機器1によって送信されたD2D信号およびユーザ機器2によって送信されたアップリンク信号は、時間的に整列されず(14のシンボルと12のシンボルは整列できない)、ユーザ機器2によってPRB#Nで送信されたアップリンク信号を受信する場合、ネットワークデバイスはまた、ユーザ機器1によって送信されたD2D信号の漏れ信号を受信することが発生し、キャリア間干渉が発生する。ユーザ機器1は、最大電力を使用して、D2D信号を送信し、したがって、キャリア間干渉が非常に強くなる可能性があり、ユーザ機器2のアップリンク信号を受信する精度が下げられてしまう。

本発明の実施形態は、D2D通信における送信電力制御方法およびデバイスを提供し、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の精度を改善する。

第1の態様によれば、デバイス間D2D通信における送信電力制御方法が、 制御情報を判断するステップであり、制御情報が第1のサブフレーム情報、および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報、および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含むステップと、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、前記制御情報を配送するステップとを含んで提供される。

第1の態様を参照すると、第1の実装態様において、制御情報を判断するステップは、 第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを判断するステップであって、第1の電力制御パラメータの値が第2の電力制御パラメータの値とは異なる、ステップを含み、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、制御情報を配送するステップが、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、第1のサブフレーム情報、第1の電力制御パラメータ、第2のサブフレーム情報、および第2の電力制御パラメータを配送するステップを含む。

第1の態様を参照すると、第2の実装態様において、制御情報を判断するステップは、 第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を判断するステップを含み、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、制御情報を配送するステップが、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、第1のサブフレーム情報、第1の電力制御パラメータ、第2のサブフレーム情報、および指示情報を配送するステップを含む。

第1の態様の第1の実装態様または第1の態様の第2の実装態様を参照すると、電力制御パラメータは、 経路損失補償係数、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、または 経路損失補償係数、電力オフセット、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力を含む。

第2の態様によれば、デバイス間D2D通信における送信電力制御方法が、 ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するステップであって、制御情報が第1のサブフレーム情報、および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報、および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含むステップと、 第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信するステップと、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するステップとを含んで提供される。

第2の態様を参照すると、第1の実装態様において、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するステップは、 第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを取得するステップであって、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータがネットワークデバイスによって配送され、ならびに第1の電力制御パラメータの値が第2の電力制御パラメータの値とは異なるステップを含み、 第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信するステップ、および第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するステップが、 第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信するステップと、 第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより第2のサブフレーム情報および第2の電力制御パラメータに従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するステップとを含む。

第2の態様を参照すると、第2の実装態様において、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するステップは、 第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報、およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することにより第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を取得するステップであって、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータがネットワークデバイスによって配送されるステップを含み、 第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信するステップおよび第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するステップが、 第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信するステップと、 D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することにより第2のサブフレーム情報および指示情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するステップとを含む。

第2の態様の第1の実装態様または第2の態様の第2の実装態様を参照すると、第3の実装態様において、電力制御パラメータに従って送信電力を判断するステップは、 経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、およびネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数に従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断するステップ、または 経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、ネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数、およびネットワークデバイスによって配送される電力オフセットに従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断するステップを含む。

第3の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、ネットワークデバイスは、判断ユニット、および配送ユニットを含み、 判断ユニットが、制御情報を判断するよう構成され、制御情報が第1のサブフレーム情報、および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報、および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含み、 配送ユニットが、判断ユニットによって判断された制御情報を配送するよう構成され、D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信する。

第3の態様を参照すると、第1の実装態様において、判断ユニットは、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを判断することで制御情報を判断するよう特に構成され、第1の電力制御パラメータの値は第2の電力制御パラメータの値とは異なり、 配送ユニットは、以下の方式で、すなわち、D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するように、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、第1のサブフレーム情報、第1の電力制御パラメータ、第2のサブフレーム情報、および第2の電力制御パラメータを配送することで制御情報を配送するよう特に構成される。

第3の態様を参照すると、第2の実装態様において、判断ユニットは、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を判断することで制御情報を判断するよう特に構成され、 配送ユニットは、以下の方式で、すなわち、D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するように、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、第1のサブフレーム情報、第1の電力制御パラメータ、第2のサブフレーム情報、および指示情報を配送することで制御情報を配送するよう特に構成される。

第3の態様の第1の実装態様または第3の態様の第2の実装態様を参照すると、第3の実装態様において、判断ユニットによって判断された電力制御パラメータは、 経路損失補償係数、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、または 経路損失補償係数、電力オフセット、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力を含む。

第4の態様によれば、ユーザ機器が提供され、ユーザ機器は、取得ユニット、および送信ユニットを含み、 取得ユニットは、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するよう構成され、制御情報は、第1のサブフレーム情報、および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報、および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含み、 送信ユニットは、取得ユニットによって取得された制御情報に従って、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信するよう、および第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう構成される。

第4の態様を参照すると、第1の実装態様において、取得ユニットは、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを取得することで、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するよう特に構成され、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータがネットワークデバイスによって配送され、ならびに第1の電力制御パラメータの値が第2の電力制御パラメータの値とは異なり、 送信ユニットは、以下の方式で、すなわち、 第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信することで、ならびに 第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによる第2のサブフレーム情報および第2の電力制御パラメータに従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信することで、 第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信するよう、および第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう特に構成される。

第4の態様を参照すると、第2の実装態様において、取得ユニットは、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を取得することで、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するよう特に構成され、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータがネットワークデバイスによって配送され、 送信ユニットは、以下の方式で、すなわち、 第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信することで、ならびに D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによる第2のサブフレーム情報および指示情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信することで、 第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信するよう、および第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう特に構成される。

第4の態様の第1の実装態様または第4の態様の第2の実装態様を参照すると、第3の実装態様において、送信ユニットによってD2D信号を送信するために使用される送信電力は、以下の方式で、すなわち、 経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、およびネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数に従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断すること、または 経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、ネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数、およびネットワークデバイスによって配送される電力オフセットに従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断することで、特に判断される。

第5の態様によれば、通信デバイスが提供され、通信デバイスは、送信器、プロセッサ、メモリ、およびバスを含み、送信器およびメモリは、どちらも、バスを介してプロセッサに接続され、 メモリが、プロセッサによって実行されるプログラムコードを格納するよう構成され、 プロセッサが、メモリに格納されたプログラムを呼び出し、制御情報を判断するよう構成され、制御情報が、第1のサブフレーム情報、および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報、および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含み、 送信器が、プロセッサによって判断された制御情報を配送するよう構成され、D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信する。

第5の態様を参照すると、第1の実装態様において、プロセッサは、以下の方式で、すなわち、第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを判断することで制御情報を判断するよう特に構成され、第1の電力制御パラメータの値が第2の電力制御パラメータの値とは異なり、 送信器は、以下の方式で、すなわち、D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するように、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、第1のサブフレーム情報、第1の電力制御パラメータ、第2のサブフレーム情報、および第2の電力制御パラメータを配送することで、制御情報を配送するよう特に構成される。

第5の態様を参照すると、第2の実装態様において、プロセッサは、以下の方式で、すなわち、第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を判断することで制御情報を判断するよう特に構成され、 送信器は、以下の方式で、すなわち、D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するように、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、第1のサブフレーム情報、第1の電力制御パラメータ、第2のサブフレーム情報、および指示情報を配送することで、制御情報を配送するよう特に構成される。

第5の態様の第1の実装態様または第5の態様の第2の実装態様を参照すると、第3の実装態様において、プロセッサによって判断された電力制御パラメータは、 経路損失補償係数、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、または 経路損失補償係数、電力オフセット、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力を含む。

第6の態様によれば、通信デバイスが提供され、通信デバイスは、受信器、プロセッサ、メモリ、送信器、およびバスを含み、受信器、送信器、およびメモリは、全て、バスを介してプロセッサに接続され、 メモリが、プロセッサによって実行されるプログラムコードを格納するよう構成され、 受信器が、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するよう構成され、制御情報が第1のサブフレーム情報、および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報、および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含み、 プロセッサが、メモリに格納されたプログラムを呼び出し、受信器によって取得された制御情報に従って、送信器を制御して、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう構成される。

第6の態様を参照すると、第1の実装態様において、受信器は、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを取得することで、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するよう特に構成され、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータがネットワークデバイスによって配送され、ならびに第1の電力制御パラメータの値が第2の電力制御パラメータの値とは異なり、 プロセッサは、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、送信器を制御して、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信することで、ならびに 第2のサブフレーム情報および第2の電力制御パラメータに従って、制御器を制御して、第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信することで、 受信器によって取得された制御情報に従って、送信器を制御して、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう特に構成される。

第6の態様を参照すると、第2の実装態様において、受信器は、以下の方式で、すなわち、第1のサブフレーム情報および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することにより第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を取得することで、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するよう特に構成され、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータがネットワークデバイスによって配送され、 プロセッサは、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、送信器を制御して、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信することで、ならびに 第2のサブフレーム情報および指示情報に従って、制御器を制御して、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信することで、 受信器によって取得された制御情報に従って、送信器を制御して、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう特に構成される。

第6の態様の第1の実装態様または第6の態様の第2の実装態様を参照すると、プロセッサが送信器を制御してD2D信号を送信するために使用する送信電力は、以下の方式で、すなわち、 経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、およびネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数に従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断することで、または 経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、ネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数、およびネットワークデバイスによって配送される電力オフセットに従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断することで、特に判断される。

本発明の実施形態で提供されるD2D通信における送信電力制御方法では、ネットワークデバイスは、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行するための制御情報を判断および配送し、ここで、制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。ネットワークデバイスによって判断および配送された制御情報を受信すると、D2D通信でのユーザ機器は、異なる電力制御方式を使用することによって、第1のサブフレームおよび第2のサブフレームでD2D信号を送信するための送信電力を別々に判断し、D2D通信でD2D信号を送信するために使用される送信電力で動的調整制御を実施することができる。すなわち、D2D通信でのユーザ機器が先行技術における最大送信電力でのみD2D信号を送信することと比較して、本発明の実施形態におけるD2D通信でのユーザ機器は、実際の状態に従って、D2D信号を送信する場合にD2D通信デバイスが使用する送信電力を柔軟に制御することができ、その結果、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されたアップリンク信号への干渉を制限することができ、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の精度を向上させる。

先行技術における、D2D通信でのD2D信号とアップリンク通信でのアップリンク信号との周波数分割多重を示す概略図である。

先行技術における、D2D通信でのD2D信号とアップリンク通信でのアップリンク信号との周波数分割多重を示す概略図である。

D2D通信における送信電力制御方法が本発明の一実施形態により適用されるシステムアーキテクチャの図である。

本発明の実施形態1に従ってD2D通信で送信電力制御方法を実施する第1のフローチャートである。

本発明の実施形態1に従ってD2D通信で送信電力制御方法を実施する第2のフローチャートである。

本発明の実施形態1によるD2Dサブフレームに対応するD2Dサブフレーム分割および電力制御パラメータの第1の概略図である。

本発明の実施形態1に従ってD2D通信で送信電力制御方法を実施する第3のフローチャートである。

本発明の実施形態1によるD2Dサブフレームに対応するD2Dサブフレーム分割および電力制御パラメータの第2の概略図である。

本発明の実施形態2に従ってD2D通信で送信電力制御方法を実施する第1のフローチャートである。

本発明の実施形態2に従ってD2D通信で送信電力制御方法を実施する第1のフローチャートである。

本発明の実施形態2に従ってD2D通信で送信電力制御方法を実施する第1のフローチャートである。

本発明の実施形態3によるネットワークデバイスの概略構造図である。

本発明の実施形態4によるユーザ機器の概略構造図である。

本発明の実施形態5による通信デバイスの概略構造図である。

本発明の一実施形態による通信デバイスの概略構造図である。

以下で、本発明の実施形態における添付図面を参照して本発明の実施形態での技術的解決策を明確および完全に説明する。明らかに、説明する実施形態は、本発明の実施形態の一部であり、全てではない。創造的努力無しに本発明の実施形態に基づいて当業者により得られる全ての他の実施形態は、本発明の特許請求の範囲の保護範囲内にある。

本発明の実施形態で提供されるD2D通信での送信電力制御方法およびデバイスは、D2D通信技術に適用され、D2D通信技術は、LTE通信環境、2G通信環境、または3G通信環境などの、さまざまな通信環境に適用することができる。D2D通信を実行する処理の概略図に対して、図2を参照すると、図2は、本発明の一実施形態で提供されるD2D通信での送信電力制御方法が適用されるシステムアーキテクチャを示す。図2では、ユーザ機器1は、ネットワークデバイスと通信し、ユーザ機器1は、アップリンク信号を送信し、ネットワークデバイスは、ユーザ機器1によって送信されたアップリンク信号を受信し、これを、アップリンク通信と称する。ユーザ機器2とユーザ機器3との間で行われるデバイス間通信は、D2D通信である。同じスペクトル資源を、ユーザ機器1とネットワークデバイスとの間のアップリンク通信で、およびユーザ機器2とユーザ機器3との間のD2D通信で使用することができ、ユーザ機器2とユーザ機器3との間のD2D通信で使用されるスペクトル資源は、ネットワークデバイスによって割り当てられる。

本発明の実施形態におけるネットワークデバイスは、LTEシステムにおける拡張NodeB(eNB)としてもよく、またはユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System,UMTS)におけるNodeB(NB)としてもよく、またはユーザ機器と通信し、ユーザ機器に対してリソーススケジューリングを実行する別のネットワークデバイスなどとしてもよいことに留意されたい。

本発明の実施形態で提供されるD2D通信での送信電力制御方法において、ネットワークデバイスは、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行するための制御情報を判断および配送し、D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスによって判断および配送された制御情報にしたがって、D2D信号を送信するために使用される送信電力について電力制御を実行し、その結果、D2D信号からネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を制限することができ、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンクの受信の信頼性を向上する。

以下において、本発明は、特定の実施形態を詳細に参照して、本発明の実施形態で提供されるD2D通信での送信電力制御方法およびデバイスについて説明する。 実施形態1

本発明の実施形態1において、第1のデバイスが、本発明のこの実施形態で提供されるD2D通信における送信電力制御方法を実行する一例を、説明のために使用する。本発明のこの実施形態における第1のデバイスは、既存の通信システムでは、ユーザ機器と通信し、ユーザ機器に対してリソーススケジューリングを実行するネットワークデバイスとすることができるが、それに限定されず、対応する機能を実行することができる別のデバイスとしてもよい。

本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスが、本発明のこの実施形態で提供されるD2D通信における送信電力制御方法を実行する一例を、以下で説明のために使用するが、本発明は、明らかにそれに限定されない。

図3Aは、本発明のこの実施形態で提供される、D2D通信における送信電力制御方法を実施するフローチャートである。図3Aに示すように、本方法は、以下を含む。

S101:ネットワークデバイスが、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行するための制御情報を判断する。

本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスによって判断された制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。

S102:ネットワークデバイスは、ステップS101で判断された制御情報を配送する。

本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって判断された制御情報を配送することができ、D2D通信でのユーザ機器は、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信する。

本発明のこの実施形態で提供されるD2D通信における送信電力制御方法では、ネットワークデバイスは、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行するための制御情報を判断および配送し、ここで、制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。ネットワークデバイスによって判断および配送された制御情報を受信すると、D2D通信でのユーザ機器は、異なる電力制御方式を使用することによって、第1のサブフレームおよび第2のサブフレームでD2D信号を送信するための送信電力を別々に判断し、D2D通信でD2D信号を送信するために使用される送信電力で動的調整制御を実施することができる。すなわち、D2D通信でのユーザ機器が先行技術における最大送信電力でのみD2D信号を送信することと比較して、本発明のこの実施形態におけるD2D通信でのユーザ機器は、実際の状態に従って、D2D信号を送信する場合にD2D通信デバイスが使用する送信電力を柔軟に制御することができ、その結果、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されたアップリンク信号への干渉を制限することができ、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の精度を向上させる。

本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行する方式に従って制御情報を判断することができる。例えば、本発明のこの実施形態におけるネットワークデバイスは、サブフレーム情報に対応するサブフレームで電力制御を実行するためにD2D通信でのユーザ機器に対してサブフレーム情報および電力制御パラメータを判断および配送することができ、D2D通信でのユーザ機器は、サブフレーム情報に対応する受信したサブフレーム情報および受信した電力制御パラメータに従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断し、次いで、判断された送信電力を使用して、D2D信号を送信する。

電力制御は、2つの方式、すなわち、オープンループ電力制御およびクローズループ電力制御を含む。本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行する方式が、オープンループ電力制御方式であるか、クローズループ電力制御方式であるかに従って、対応する電力制御パラメータを判断および配送することができる。例えば、オープンループ電力制御方式を使用する場合、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力および経路損失補償係数などの電力制御パラメータを判断することができ、クローズループ電力制御方式を使用する場合、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、経路損失補償係数、および電力オフセットなどの電力制御パラメータを判断することができる。

本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器がD2D信号を送信するための送信電力を判断する方式は、ネットワークデバイスによって配送される電力制御パラメータで変化する。

D2D信号でのユーザ機器がD2D信号を送信するための送信電力を判断する方式1は、以下の通りである。

ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力および経路損失補償係数などの電力制御パラメータをネットワークデバイスが配送する場合、D2D通信でのユーザ機器は、オープンループ電力制御方式を使用して、以下の数式(1)および経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、およびネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数に従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断することができる。 PD2D=PO+α・PL数式(1)であり、ここで、 PD2Dは、D2D信号を送信するための、D2D通信デバイスによって判断された送信電力であり、POは、ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力であり、α∈{0,0.4,0.5,0.6,0.7,0.8,0.9,1}は、経路損失補償係数であり、PLは、ネットワークデバイスとD2D通信でのユーザ機器との間であり、計算によりD2D通信でのユーザ機器によって取得される経路損失推定である。PLは、システムが基準信号を送信する送信電力と、基準信号の、ユーザ機器によって検出される、受信電力との間の差とすることができる。

D2D通信でのユーザ機器がD2D信号を送信するための送信電力を判断する方式2は、以下の通りである。

ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、経路損失補償係数、および電力オフセットなどの電力制御パラメータをネットワークデバイスが配送する場合、D2D通信でのユーザ機器は、クローズループ電力制御方式を使用して、以下の数式(2)および経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、およびネットワークデバイスによって配送された経路損失補償係数および電力オフセットに従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断することができる。 PD2D=PO+α・PL+σP数式(2)であり、ここで、 PD2Dは、D2D信号を送信するための、D2D通信デバイスによって判断された送信電力であり、POは、ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力であり、α∈{0,0.4,0.5,0.6,0.7,0.8,0.9,1}は、経路損失補償係数であり、σPは、電力オフセットであり、PLは、ネットワークデバイスとD2D通信でのユーザ機器との間であり、計算によりD2D通信でのユーザ機器によって取得される経路損失推定である。PLは、システムが基準信号を送信する送信電力と、基準信号の、ユーザ機器によって検出される、受信電力との間の差とすることができる。

本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力PO、経路損失補償係数α、および電力オフセットσPは、全て、実際の通信状況に従ってネットワークデバイスによって設定され、D2D通信でのユーザ機器に配送され、PLは、測定によりユーザ機器によって取得される。

本発明のこの実施形態において、D2D通信デバイスがオープンループ電力制御方式を使用して、D2D信号の送信電力を判断する一例を、説明のために使用する。ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力POが−90dBmに設定され、経路損失補償係数α=1であり、測定によりD2D通信でのユーザ機器によって取得される経路損失PLが100dBであると仮定する。その場合、D2D信号の、D2D通信でのユーザ機器によって判断される送信電力は、−90dBm+100dB=10dBmである。別の例の場合、測定によりD2D通信でのユーザ機器によって取得される経路損失PLが80dBである場合、D2D信号の、D2D通信でのユーザ機器によって判断される送信電力は、−90dBm+80dB=−10dBmである。

本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、電力制御を実行するためにD2Dでのユーザ機器に対して電力制御パラメータを判断および配送し、D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスによって判断および配送された電力制御パラメータに従って、D2D信号を送信するための送信電力について電力制御を実行する。したがって、本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器は、最大送信電力でD2D信号を送信しなくてもよい。D2D通信でのユーザ機器は、D2D信号を送信するための送信電力を、ネットワークデバイスによって判断および配送され、ならびに異なる送信電力に対応する、異なる電力制御パラメータに適合させ、D2D通信でD2D信号を送信するための送信電力について電力制御を実施し、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を制限することができる。例えば、ネットワークデバイスは、比較的小さな値の電力制御パラメータを判断することができ、したがって、D2D信号の、D2D通信でのユーザ機器によって判断される送信電力もまた比較的小さくなり、その場合、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉が低減する可能性があり、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の信頼性が向上する。

本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器によって送信されるD2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を減らすために、電力制御を実行する場合、D2D通信でのユーザ機器は、サブフレームの一部または全てで、送信電力を電力制御パラメータに従って判断し、および電力制御を実行する方式を使用することができる。

先行技術でのD2D信号の送信電力が最大送信電力である場合と比較して、本発明のこの実施形態におけるD2D信号の送信電力は、D2D信号の送信電力を制御することによって減らすことができ、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を制限することができる。しかしながら、D2D信号の送信電力が減らされた場合、ユーザ機器がD2D通信を実行する有効範囲もまた、それに応じて低減する可能性があり、それにより、D2D通信の有効範囲に影響を及ぼす。

本発明のこの実施形態は、D2D信号の送信電力を制御するための方法を提供し、本方法は、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を減らすだけでなく、D2D信号の有効範囲をある程度確保することができることが好ましい。

例えば、本発明のこの実施形態におけるネットワークデバイスは、いくつかのサブフレームにおける電力制御パラメータの値が比較的小さく、サブフレームのこの部分でのD2D信号の送信電力もまた比較的小さいと判断し、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を減らすことができ、他のサブフレームでの電力制御パラメータの値が比較的大きく、D2D信号の送信電力もまた比較的大きいと判断し、D2D通信でのユーザ機器信号の有効範囲を確保することができる。

本発明の好ましい実施形態において、ネットワークデバイスは、D2D信号を送信するために使用される全てのサブフレームにおいて、電力制御方式がD2D信号の送信電力を判断する方式として使用されることを判断することができる。本発明のこの実施形態において、D2D信号を送信するために使用されるサブフレームは、少なくとも2つの種類に分けられ、異なる種類のサブフレームは、異なる電力制御パラメータに対応しており、したがって、D2D通信でのユーザ機器は、D2D信号の異なる送信電力を判断および取得することができる。D2D信号を送信するために使用される送信電力が比較的小さいサブフレームでのD2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉も比較的小さく、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号についての保護機能を有する。D2D信号を送信するために使用される送信電力が比較的大きいサブフレームでのD2D信号は、D2D信号の有効範囲を確保することができる。

以下における本発明は、ネットワークデバイスにより判断された制御情報が第1のサブフレーム情報、および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報、および第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを説明のために含む一例を使用し、ここで、第1の電力制御パラメータの値は、第2の電力制御パラメータの値と異なる。

図3Bは、本発明のこの実施形態で提供される、D2D通信におけるD2D信号の送信電力について電力制御を実行するための方法を実施する別のフローチャートである。図3Bに示すように、本方法は、以下を含む。

S201:ネットワークデバイスが、第1のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報を判断する。

本発明のこの実施形態において、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームおよび第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームの両方において、D2D信号は、電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって送信される。

S202a:ネットワークデバイスは、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータを判断する。

S202b:ネットワークデバイスは、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを判断する。

D2D通信システムでのサブフレームは、ユーザ機器とネットワークデバイスとの間にあり、アップリンク信号を送信するために使用される送信サブフレーム、およびD2D信号を送信するために使用されるD2D送信サブフレームを含む。本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、D2D信号を送信するために使用されるD2D送信サブフレームを、第1のサブフレームと第2のサブフレームとに分割する。図3Cに示すように、第1のサブフレームにおいて、D2D信号の送信電力は、第1の電力制御パラメータを使用することによって制御され、第2のサブフレームにおいて、D2D通信でのユーザ機器信号の送信電力は、第2の電力制御パラメータを使用することによって制御される。

本発明のこの実施形態において、第1の電力制御パラメータの値は、第2の電力制御パラメータの値と異なり、したがって、第1のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は、第2のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力と異なる。したがって、比較的小さな送信電力を有するD2D信号により、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を減らすことができ、比較的大きな送信電力を有するD2D信号により、D2D信号の有効範囲を確保することができる。

例えば、本発明のこの実施形態において、第1のサブフレームに対応する第1の電力制御パラメータでは、ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力がPO,1であり、経路損失補償係数αが1であると判断することができる。その場合、D2D通信でのユーザ機器によって判断されて、第1のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は、PD2D=PO,1+α・PLである。本発明のこの実施形態において、第2のサブフレームに対応する第2の電力制御パラメータでは、ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力がPO,2であり、経路損失補償係数αが1であると判断することができる。その場合、D2D通信でのユーザ機器によって判断されて、第2のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は、PD2D=PO,2+αPLである。本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、PO,1

O,2であると判断する。したがって、第2のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力と比較すると、D2D通信でのユーザ機器によって第1のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は、比較的小さく、その結果、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号は、第1のサブフレームおよび第1の電力制御パラメータを使用することにより保護することができ、D2D信号からの干渉を減らすことができる。D2D信号の有効範囲は、第2のサブフレームおよび第2の電力制御パラメータを使用することにより確保することができる。

本発明のこの実施形態でのステップS202aおよびステップS202bは、順番通りに実行されないことに留意されたい。

本発明のこの実施形態において、サブフレームのどの部分がネットワークデバイスによって第1のサブフレームとして特に判断され、サブフレームのどの部分がネットワークデバイスによって第2のサブフレームとして特に判断されるかは、実際の通信要件に従って判断され得ることにさらに留意されたい。さらに、判断されるサブフレームの種類の数は、2種類に限定されず、3種類以上であってもよい。本発明のこの実施形態において、図3Cは、概略的な説明であり、本発明は、それに限定されない。

S203:ネットワークデバイスは、ステップS201で判断された第1のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報と、ステップS202aで判断された第1の電力制御パラメータと、ステップS202bで判断された第2の電力制御パラメータとを配送し、その結果、D2D通信でのユーザ機器は、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信する。

本発明のこの実施形態において、第1のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は、第2のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力と異なる。したがって、比較的小さな送信電力を有するD2D信号により、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を減らすことができ、比較的大きな送信電力を有するD2D信号により、D2D信号の有効範囲を確保することができる。

本発明の別の好ましい実施形態において、ネットワークデバイスは、D2D信号を送信するために使用されるサブフレームの一部のサブフレームでは、送信電力が電力制御パラメータに従って判断される電力制御方式を使用し、別のサブフレームでは、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力がD2D信号の送信電力として依然として使用される電力制御方式を使用する。本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスによって送信および配送されるサブフレーム情報および対応する電力制御パラメータに従って、D2D信号のユーザ機器は、対応するサブフレームを使用することによってD2D信号を送信するための送信電力を判断する。本発明のこの実施形態において、一部のサブフレームでは、D2D信号は、電力制御が実行される送信電力を使用することにより送信され、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を減らし、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の信頼性を向上する。他のサブフレームでは、D2D信号は、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することにより送信され、D2D信号の有効範囲を確保することができる。

図3Dは、本発明のこの実施形態で提供される、D2D通信におけるD2D信号の送信電力について電力制御を実行するための方法を実施するさらに別のフローチャートである。図3Dに示すように、本方法は、以下を含む。

S301:ネットワークデバイスが、第1のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報を判断する。

本発明のこの実施形態において、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでは、D2D信号が、電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより送信され、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでは、D2D信号が、最大送信電力を使用することによって送信される。

S302a:ネットワークデバイスは、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータを判断する。

S302b:ネットワークデバイスは、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することにより第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を判断する。

本発明のこの実施形態でのステップS302aおよびステップS302bは、順番通りに実行されないことに留意されたい。

S303:ネットワークデバイスは、ステップS301で判断された第1のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報と、ステップS302aで判断された第1の電力制御パラメータと、ステップS302bで判断された指示情報とを配送し、その結果、D2D通信でのユーザ機器は、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、最大送信電力を使用することより、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信する。

D2D通信システムでのサブフレームは、ユーザ機器とネットワークデバイスとの間にあり、アップリンク信号を送信するために使用される送信サブフレーム、およびD2D信号を送信するために使用されるD2D送信サブフレームを含む。本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、D2D信号を送信するために使用されるD2D送信サブフレームを、第1のサブフレームと第2のサブフレームとに分割する。図3Eに示すように、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでは、D2D信号が、電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより送信され、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでは、D2D信号が、最大送信電力を使用することによって送信される。

本発明のこの実施形態において、第1のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は、第1の電力制御パラメータに従って判断され、第2のサブフレームを使用することにより送信されるD2D信号は、最大送信電力で依然として送信され、その結果、第1のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は、第2のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力とは異なる。第1のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は比較的小さく、したがって、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を減らすことができ、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の信頼性が向上する。第2のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は最大電力であり、D2D信号の送信電力は比較的大きく、D2D信号の有効範囲を確保することができる。

本発明のこの実施形態において、サブフレームのどの部分がネットワークデバイスによって第1のサブフレームとして特に判断され、サブフレームのどの部分がネットワークデバイスによって第2のサブフレームとして特に判断されるかは、実際の通信要件に従って判断され得ることに留意されたい。さらに、判断された第1のサブフレームはまた、異なる種類に分割してもよく、異なる種類の第1のサブフレームは、異なる電力制御パラメータに対応している。本発明のこの実施形態において、図3Eは、概略的な説明であり、本発明は、それに限定されない。

本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、サブフレーム情報、サブフレーム情報に対応するサブフレームで電力制御を実行するための電力制御パラメータ、および最大送信電力を使用するようD2D通信でのユーザ機器に指示する指示情報を判断および配送し、その結果、ユーザ機器は、ネットワークデバイスによって判断および配送されたサブフレーム情報および電力制御パラメータに従って、一部のサブフレームでD2D信号を送信するための送信電力を判断することができ、指示情報に従って、最大送信電力を直接使用して、他のサブフレームでD2D信号を送信することができる。本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器は、全てのサブフレームでD2D信号を送信するために、2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を必ずしも使用しなくてもよい。D2D通信でのユーザ機器は、電力制御パラメータに従って、D2D信号を送信するために使用される送信電力を判断し、送信電力は、ネットワークデバイスによって判断および配送されるサブフレーム情報および電力制御パラメータに適合することができる。一部のサブフレームでは、D2D信号は、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力未満の送信電力を使用することにより送信され、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を制限し、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の信頼性を向上する。最大送信電力を使用することにより送信されるD2D信号によって、D2D信号の有効範囲を確保することができる。 実施形態2

第2のデバイスが、本発明のこの実施形態で提供されるD2D通信における送信電力制御方法を実行する一例を、本発明の実施形態2で説明のために使用する。本発明のこの実施形態における第2のデバイスは、D2D通信でのユーザ機器とすることができるが、明らかに、それに限定されない。本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器のみが、以下の説明のための一例として使用される。

図4Aは、本発明のこの実施形態で提供される、D2D通信における送信電力制御方法を実施するフローチャートであり、本方法は、D2D通信でのユーザ機器によって実行される。図4Aに示すように、本方法は、以下を含む。

S401:D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得する。

本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスによって配送された指示を構文解析することによって、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得することができる。本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器によって取得された制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。

本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器によって取得された制御情報は、サブフレーム情報、およびサブフレーム情報に対応するサブフレームで電力制御を実行するための電力制御パラメータを含むことができる。D2D通信でのユーザ機器は、サブフレーム情報、およびサブフレーム情報に対応する電力制御パラメータに従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断し、次いで、判断された送信電力を使用することにより、D2D信号を送信する。

電力制御パラメータは、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行する方式が、オープンループ電力制御方式であるか、クローズループ電力制御方式であるかに従って、ネットワークデバイスによって配送される異なる電力制御パラメータを含むことができる。例えば、オープンループ電力制御方式を使用する場合、D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力および経路損失補償係数などの、ネットワークデバイスによって判断および配送される電力制御パラメータを取得することができ、クローズループ電力制御方式を使用する場合、D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、経路損失補償係数、および電力オフセットなどの、ネットワークデバイスによって判断および配送される電力制御パラメータを取得することができる。

S402:ステップS401で取得された制御情報に従って、D2D通信でのユーザ機器は、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することにより、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信する。

本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスによって配送される異なる制御情報に従って、異なる電力制御方式に従って判断される送信電力を使用することによりD2D信号を送信することができる。

本発明のこの実施形態において、電力制御パラメータに従って送信電力を判断する場合、D2D通信でのユーザ機器は、オープンループ電力制御方式またはクローズループ電力制御方式を使用することによりD2D信号の送信電力を判断することができ、以下の方式を、すなわち、経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、およびネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数に従って送信電力を判断することを、または経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、ネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数、およびネットワークデバイスによって配送される電力オフセットに従って送信電力を判断することを、特に使用することができる。

送信電力が本発明のこの実施形態における電力制御パラメータに従って判断される処理に対し、実施形態1で説明した関連方式を参照し、詳細は本明細書では再び説明しない。

本発明のこの実施形態で提供されるD2D通信における送信電力制御方法では、D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスによって配送されて、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行するための制御情報を取得し、ここで、制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。D2D通信でのユーザ機器は、異なる電力制御方式を使用することによって、第1のサブフレームおよび第2のサブフレームでD2D信号を送信するための送信電力を別々に判断し、D2D通信でD2D信号を送信するために使用される送信電力で動的調整制御を実施することができる。すなわち、D2D通信でのユーザ機器が先行技術における最大送信電力でのみD2D信号を送信することと比較して、本発明のこの実施形態におけるD2D通信でのユーザ機器は、実際の状態に従って、D2D信号を送信する場合にD2D通信デバイスが使用する送信電力を柔軟に制御することができ、その結果、D2D信号からネットワークデバイスによって受信されたアップリンク信号への干渉を制限することができ、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の精度を向上させる。

本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器は、もはや最大送信電力でのみD2D信号を送信しない。D2D通信でのユーザ機器は、D2D信号を送信するための送信電力を、ネットワークデバイスによって配送され、および異なる送信電力に対応する、異なる電力制御パラメータに適合させ、D2D通信でD2D信号を送信するための送信電力について電力制御を実施し、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を制限することができる。しかしながら、D2D信号の送信電力が減らされた場合、D2D通信でのユーザ機器がD2D通信を実行する有効範囲もまた、それに応じて低減する可能性があり、それにより、D2D通信の有効範囲に影響を及ぼす。

本発明のこの実施形態は、D2D信号の送信電力を制御するための方法を提供し、本方法は、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を減らすだけでなく、D2D信号の有効範囲をある程度確保することができる。

図4Bは、本発明のこの実施形態で提供されるD2D信号の送信電力を制御するための方法の好ましい実施形態であり、本方法は、D2D通信でのユーザ機器によって実行される。図4Bに示すように、本方法は、以下を含む。

S501:D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスによって配送される第1のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報を取得する。

本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器によって判断され、D2D信号を送信するために使用されるサブフレームは、少なくとも2つの種類のサブフレームを含む。電力制御が少なくとも2つの種類のサブフレームの各種類のサブフレームで実行される場合、送信電力は、電力制御パラメータに従って判断される。D2D通信でのユーザ機器が取得する必要のあるサブフレーム情報は、第1のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報を含む。第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームおよび第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームの両方において、D2D信号は、電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって送信される。

S502:D2D通信でのユーザ機器は、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータと、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータとを取得し、第1の電力制御パラメータおよび第2の電力制御パラメータは、ネットワークデバイスによって配送され、第1の電力制御パラメータの値は、第2の電力制御パラメータの値と異なる。

S503:第1の電力制御パラメータに従って判断される送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御パラメータに従って判断される送信電力を使用することにより、第2のサブフレーム情報および第2の電力制御パラメータに従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信する。

本発明のこの実施形態において、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで、D2D信号は、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって送信され、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで、D2D信号は、第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって送信され、その結果、第1のサブフレームを使用することによってD2D信号を送信するための送信電力は、第2のサブフレームを使用することによってD2D信号を送信するための送信電力と異なる。したがって、比較的小さな送信電力を有するD2D信号により、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を減らすことができ、比較的大きな送信電力を有するD2D信号により、D2D信号の有効範囲を確保することができる。

図4Cは、本発明のこの実施形態で提供されるD2D信号の送信電力を制御するための方法の別の好ましい実施形態であり、本方法は、D2D通信でのユーザ機器によって実行される。図4Cに示すように、本方法は、以下を含む。

S601:D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスによって配送された第1のサブフレーム情報および第2のサブフレーム情報を取得する。

本発明のこの実施形態において、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでは、D2D信号が、電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより送信され、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでは、D2D信号が、依然として、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって送信される。

S602a:D2D通信でのユーザ機器は、ネットワークデバイスによって配送されて、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための、第1の電力制御パラメータを取得する。

S602b:D2D通信でのユーザ機器は、第2のサブフレーム情報、およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することにより第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D通信を送信するよう指示する指示情報を取得し、第2のサブフレーム情報および指示情報は、ネットワークデバイスによって配送される。

本発明のこの実施形態でのステップS602aおよびステップS602bは、順番通りに実行されないことに留意されたい。

S603a:第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信する。

S603b:D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することにより、第2のサブフレーム情報および指示情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信する。

本発明のこの実施形態において、第1のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は、第1の電力制御パラメータに従って判断され、第2のサブフレームを使用することにより送信されるD2D信号は、最大送信電力で依然として送信され、その結果、第1のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は、第2のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力とは異なる。第1のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は比較的小さく、したがって、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を減らすことができ、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の信頼性が向上する。第2のサブフレームを使用することによりD2D信号を送信するための送信電力は最大電力であり、D2D信号の送信電力は比較的大きく、D2D信号の有効範囲を確保することができる。

D2D通信でのユーザ機器がD2D信号の送信電力を制御し、本発明の実施形態1に含まれる処理は、本発明の実施形態2で提供されるD2D信号の送信電力についての制御の実施に適用できることに留意されたい。したがって、本発明の実施形態2で詳細に説明されない部分に対し、実施形態1の説明および関連する添付図面を参照する。

本発明のこの実施形態において、D2D通信でのユーザ機器は、全てのサブフレームでD2D信号を送信するために、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を必ずしも使用しなくてもよい。D2D信号を送信する場合にD2D通信でのユーザ機器が使用する送信電力は、ネットワークデバイスによって判断および配送されるサブフレーム情報および電力制御パラメータに適合させることができる。一部または全てのサブフレームでは、D2D信号は、電力制御パラメータに従って判断される送信電力を使用することにより送信され、D2D信号から、ネットワークデバイスによって受信されるアップリンク信号への干渉を制限し、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の信頼性を向上させる。 実施形態3

上記の実施形態1で提供されるD2D通信での送信電力制御方法に基づいて、本発明のこの実施形態は、ネットワークデバイス500を提供する。図5に示すように、ネットワークデバイスは、判断ユニット501、および配送ユニット502を含み、判断ユニット501は、制御情報を判断するよう構成され、制御情報が、第1のサブフレーム情報、および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報、および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含み、 配送ユニット502が、判断ユニット501によって判断された制御情報を配送するよう構成され、D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信する。

上記で提供されるネットワークデバイスを参照すると、第1の実装態様において、判断ユニット501は、以下の方式で、すなわち、第1のサブフレーム情報、および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報、および第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを判断することで、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行するための制御情報を判断するよう特に構成され、ここで、第1の電力制御パラメータの値は、第2の電力制御パラメータの値と異なる。

配送ユニット502は、以下の方式で、すなわち、D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するように、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、第1のサブフレーム情報、第1の電力制御パラメータ、第2のサブフレーム情報、および第2の電力制御パラメータを配送することで、制御情報を配送するよう特に構成される。

上記で提供されるネットワークデバイスを参照すると、第2の実装態様において、判断ユニット501は、以下の方式で、すなわち、第1のサブフレーム情報、および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報、およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を判断することで、制御情報を判断するよう特に構成される。

配送ユニット502は、以下の方式で、すなわち、D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するように、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、第1のサブフレーム情報、第1の電力制御パラメータ、第2のサブフレーム情報、および指示情報を配送することで、制御情報を配送するよう特に構成される。

上記の第1の実装態様または第2の実装態様を参照すると、第3の実装態様において、判断ユニット501によって判断された電力制御パラメータは、経路損失補償係数、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、または経路損失補償係数、電力オフセット、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力を含む。

本発明のこの実施形態で提供されるネットワークデバイスを使用して、実施形態1およびその添付図面に含まれるD2D通信での送信電力制御方法を実行することができる。したがって、詳細には示していない本発明のこの実施形態で提供されるネットワークデバイスの関連説明のために、実施形態1の関連説明およびその添付図面を参照する。詳細は、本明細書では再び説明しない。

本発明の実施形態3で提供されるネットワークデバイスは、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行するための制御情報を判断および配送し、ここで、制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。ネットワークデバイスによって判断および配送された制御情報を受信すると、D2D通信でのユーザ機器は、異なる電力制御方式を使用することによって、第1のサブフレームおよび第2のサブフレームでD2D信号を送信するための送信電力を別々に判断し、D2D通信でD2D信号を送信するために使用される送信電力で動的調整制御を実施することができる。すなわち、D2D通信でのユーザ機器が先行技術における最大送信電力でのみD2D信号を送信することと比較して、本発明のこの実施形態におけるD2D通信でのユーザ機器は、実際の状態に従って、D2D信号を送信する場合にD2D通信デバイスが使用する送信電力を柔軟に制御することができ、その結果、D2D信号からネットワークデバイスによって受信されたアップリンク信号への干渉を制限することができ、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の精度を向上させる。 実施形態4

本発明の実施形態2で提供されるD2D通信での送信電力制御方法に基づいて、本発明のこの実施形態は、ユーザ機器600を提供する。図6に示すように、ユーザ機器は、取得ユニット601、および送信ユニット602を含み、取得ユニット601は、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するよう構成され、制御情報は、第1のサブフレーム情報、および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報、および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含み、 送信ユニット602は、取得ユニット601によって取得された制御情報に従って、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信するよう、および第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう構成される。

上記で提供されるユーザ機器を参照すると、第1の実装態様において、取得ユニット601は、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報、および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報、および第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを取得することで、ネットワークデバイスによって配送される制御情報を取得するよう特に構成され、ここで、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータは、ネットワークデバイスによって配送され、第1の電力制御パラメータの値は、第2の電力制御パラメータの値と異なる。

送信ユニット602は、以下の方式で、すなわち、 第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信することで、ならびに 第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより第2のサブフレーム情報および第2の電力制御パラメータに従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信することで、 第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう特に構成される。

上記で提供されるユーザ機器を参照すると、第2の実装態様において、取得ユニット601は、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報、および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報、およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を取得することで、ネットワークデバイスによって配送される制御情報を取得するよう特に構成され、ここで、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータは、ネットワークデバイスによって配送される。

送信ユニット602は、以下の方式で、すなわち、 第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信することで、ならびに D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することにより、第2のサブフレーム情報および指示情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信することで、 第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによる制御情報に従って、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう特に構成される。

第1の実装態様または第2の実装態様を参照すると、第3の実装態様において、送信ユニット602によってD2D信号を送信するために使用される送信電力は、以下の方式で、すなわち、 経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、およびネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数に従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断することで、 または経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、ネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数、およびネットワークデバイスによって配送される電力オフセットに従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断することで、特に判断される。

本発明のこの実施形態で提供されるユーザ機器を使用して、実施形態2およびその添付図面に含まれるD2D通信での送信電力制御方法を実行することができる。したがって、詳細には示していない本発明のこの実施形態で提供されるユーザ機器の関連説明のために、実施形態2の関連説明およびその添付図面を参照する。詳細は、本明細書では再び説明しない。

本発明のこの実施形態で提供されるユーザ機器は、ネットワークデバイスによって配送されて、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行するための制御情報を取得し、ここで、制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。D2D通信でのユーザ機器は、異なる電力制御方式を使用することによって、第1のサブフレームおよび第2のサブフレームでD2D信号を送信するための送信電力を別々に判断し、D2D通信でD2D信号を送信するために使用される送信電力で動的調整制御を実施することができる。すなわち、D2D通信でのユーザ機器が先行技術における最大送信電力でのみD2D信号を送信することと比較して、本発明のこの実施形態におけるD2D通信でのユーザ機器は、実際の状態に従って、D2D信号を送信する場合にD2D通信デバイスが使用する送信電力を柔軟に制御することができ、その結果、D2D信号からネットワークデバイスによって受信されたアップリンク信号への干渉を制限することができ、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の精度を向上させる。 実施形態5

実施形態1で提供されるD2D通信における送信電力制御方法および実施形態3で提供されるネットワークデバイスに基づいて、本発明の実施形態5では、通信デバイス700を提供する。図7に示すように、通信デバイスは、送信器701、プロセッサ702、メモリ703、およびバス704を含み、送信器701およびメモリ703は、どちらも、バス704を介してプロセッサ702に接続される。

メモリ703はプロセッサ702によって実行されるプログラムコードを格納するよう構成される。

プロセッサ702は、メモリ703に格納されたプログラムを呼び出し、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行するための制御情報を判断するよう構成され、ここで、制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。

送信器701は、プロセッサ702によって判断された制御情報を配送するよう構成され、その結果、D2D通信でのユーザ機器は、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することにより、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信する。

上記で提供される通信デバイスを参照すると、第1の実装態様において、プロセッサ702は、以下の方式で、すなわち、第1のサブフレーム情報、および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報、および第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを判断することで、制御情報を判断するよう特に構成され、ここで、第1の電力制御パラメータの値は、第2の電力制御パラメータの値と異なる。

送信器701は、以下の方式で、すなわち、D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するように、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、第1のサブフレーム情報、第1の電力制御パラメータ、第2のサブフレーム情報、および第2の電力制御パラメータを配送することで、制御情報を配送するよう特に構成される。

上記で提供される通信デバイスを参照すると、第2の実装態様において、プロセッサ702は、以下の方式で、すなわち、第1のサブフレーム情報、および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報、およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を判断することで、制御情報を判断するよう特に構成される。

送信器701は、以下の方式で、すなわち、D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するように、 D2D通信でのユーザ機器が、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう、第1のサブフレーム情報、第1の電力制御パラメータ、第2のサブフレーム情報、および指示情報を配送することで、制御情報を配送するよう特に構成される。

第1の実装態様または第2の実装態様を参照すると、第3の実装態様において、プロセッサ702によって判断された電力制御パラメータは、 経路損失補償係数、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、または 経路損失補償係数、電力オフセット、およびネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力を含む。

本発明の実施形態5で提供される通信デバイスを使用して、実施形態1およびその添付図面に含まれるD2D通信での送信電力制御方法を実行することができる。したがって、本発明の実施形態5において、詳細には示していない図7で示す通信デバイスの関連説明のために、実施形態1の関連説明およびその添付図面を参照する。詳細は、本明細書では再び説明しない。

本発明のこの実施形態で提供される通信デバイスは、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行するための制御情報を判断および配送し、ここで、制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。ネットワークデバイスによって判断および配送された制御情報を受信すると、D2D通信でのユーザ機器は、異なる電力制御方式を使用することによって、第1のサブフレームおよび第2のサブフレームでD2D信号を送信するための送信電力を別々に判断し、D2D通信でD2D信号を送信するために使用される送信電力で動的調整制御を実施することができる。すなわち、D2D通信でのユーザ機器が先行技術における最大送信電力でのみD2D信号を送信することと比較して、本発明のこの実施形態におけるD2D通信でのユーザ機器は、実際の状態に従って、D2D信号を送信する場合にD2D通信デバイスが使用する送信電力を柔軟に制御することができ、その結果、D2D信号からネットワークデバイスによって受信されたアップリンク信号への干渉を制限することができ、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の精度を向上させる。 実施形態6

実施形態2で提供されるD2D通信における送信電力制御方法および実施形態4で提供されるユーザ機器に基づいて、本発明の実施形態6では、通信デバイス800を提供する。図8に示すように、通信デバイスは、受信器801、プロセッサ802、メモリ803、送信器804、およびバス805を含み、トランシーバ801、メモリ803、および送信器804は、全て、バス805を介してプロセッサ802に接続される。

メモリ803はプロセッサ802によって実行されるプログラムコードを格納するよう構成される。

受信器801は、ネットワークデバイスによって配送された制御情報を取得するよう構成され、制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。

プロセッサ802は、メモリ803に格納されたプログラムを呼び出し、受信器801によって取得された制御情報に従って、送信器804を制御して、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう構成される。

上記で提供される通信デバイスを参照すると、第1の実装態様において、受信器801は、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報、および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報、および第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで電力制御を実行するための第2の電力制御パラメータを取得することで、ネットワークデバイスによって配送される制御情報を取得するよう特に構成され、ここで、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータは、ネットワークデバイスによって配送され、第1の電力制御パラメータの値は、第2の電力制御パラメータの値と異なる。

プロセッサ802は、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、送信器804を制御して、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信することで、ならびに 第2のサブフレーム情報および第2の電力制御パラメータに従って、送信器804を制御して、第2の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信することで、 受信器801によって取得された制御情報に従って、送信器804を制御し、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう特に構成される。

上記で提供される通信デバイスを参照すると、第2の実装態様において、受信器801は、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報、および第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで電力制御を実行するための第1の電力制御パラメータ、ならびに第2のサブフレーム情報、およびD2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することによって第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう指示する指示情報を取得することで、ネットワークデバイスによって配送される制御情報を取得するよう特に構成され、ここで、第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータは、ネットワークデバイスによって配送される。

プロセッサ802は、以下の方式で、すなわち、 第1のサブフレーム情報および第1の電力制御パラメータに従って、送信器804を制御して、第1の電力制御パラメータに従って判断された送信電力を使用することにより、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信することで、ならびに 第2のサブフレーム情報および指示情報に従って、送信器804を制御して、D2D通信でのユーザ機器によってサポートされる最大送信電力を使用することにより、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信することで、 受信器801によって取得された制御情報に従って、送信器804を制御し、第1の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームでD2D信号を送信し、第2の電力制御方式に従って判断された送信電力を使用することによって、第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームでD2D信号を送信するよう特に構成される。

第1の実装態様または第2の実装態様を参照すると、第3の実装態様において、プロセッサ802が送信器804を制御してD2D信号を送信するために使用する送信電力は、以下の方式で、すなわち、 経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、およびネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数に従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断することで、または 経路損失推定、ネットワークデバイスによって配送されてネットワークデバイスがアップリンク信号を受信するターゲット受信電力、ネットワークデバイスによって配送される経路損失補償係数、およびネットワークデバイスによって配送される電力オフセットに従って、D2D信号を送信するための送信電力を判断することで、特に判断される。

本発明の実施形態6で提供される通信デバイスを使用して、実施形態2およびその添付図面に含まれるD2D通信での送信電力制御方法を実行することができる。したがって、本発明の実施形態6において、詳細には示していない図8で示す通信デバイスの関連説明のために、実施形態2の関連説明およびその添付図面を参照する。詳細は、本明細書では再び説明しない。

本発明のこの実施形態で提供される通信デバイスは、ネットワークデバイスによって配送されて、D2D通信でのユーザ機器が電力制御を実行するための制御情報を取得し、ここで、制御情報は、第1のサブフレーム情報および電力制御が第1のサブフレーム情報に対応する第1のサブフレームで実行される第1の電力制御方式、ならびに第2のサブフレーム情報および電力制御が第2のサブフレーム情報に対応する第2のサブフレームで実行される第2の電力制御方式を含む。D2D通信でのユーザ機器は、異なる電力制御方式を使用することによって、第1のサブフレームおよび第2のサブフレームでD2D信号を送信するための送信電力を別々に判断し、D2D通信でD2D信号を送信するために使用される送信電力で動的調整制御を実施することができる。すなわち、D2D通信でのユーザ機器が先行技術における最大送信電力でのみD2D信号を送信することと比較して、本発明のこの実施形態におけるD2D通信でのユーザ機器は、実際の状態に従って、D2D信号を送信する場合にD2D通信デバイスが使用する送信電力を柔軟に制御することができ、その結果、D2D信号からネットワークデバイスによって受信されたアップリンク信号への干渉を制限することができ、それにより、ネットワークデバイスによるアップリンク信号の受信の精度を向上させる。

当業者は、本発明の実施形態が、方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するべきである。したがって、本発明は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせによる実施形態の形式を使用することができる。さらに、本発明は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つまたは複数のコンピュータ使用可能ストレージ媒体(これらに限定されないが、ディスクメモリ、CD−ROM、および光学メモリなど)で実施されるコンピュータプログラム製品の形式を使用することができる。

本発明は、本発明の実施形態による方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明される。コンピュータプログラム命令を使用して、フローチャートおよび/もしくはブロック図内の各処理および/もしくは各ブロック、ならびにフローチャートおよび/もしくはブロック図内の処理および/もしくはブロックの組み合わせを実施することができることを理解すべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込みプロセッサ、または機械を生成するための他の任意のプログラム可能データ処理デバイスに対して提供することができ、コンピュータまたは他の任意のプログラム可能データ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャート内の1つまたは複数の処理で、および/またはブロック図内の1つまたは複数のブロックで、特定の機能を実施するための装置を生成する。

これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ読込み可能メモリに格納することができ、コンピュータまたは他の任意のプログラム可能データ処理デバイスに特定の方式で動作するよう指示することができ、その結果、コンピュータ読込み可能メモリに格納された命令は、命令装置を含む製品を生成する。命令装置は、フローチャート内の1つまたは複数の処理で、および/またはブロック図内の1つまたは複数のブロックで、特定の機能を実施する。

これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは別のコンピュータプログラム可能処理デバイスにロードすることができ、一連の動作およびステップが、コンピュータまたは別のプログラム可能デバイスで実行され、それにより、コンピュータ実施処理を生成する。したがって、コンピュータまたは別のプログラム可能デバイスで実行される命令は、フローチャート内の1つまたは複数の処理で、および/またはブロック図内の1つまたは複数のブロックで、特定の機能を実施するためのステップを提供する。

本発明のいくつかの好適な実施形態を説明してきたが、当業者は、基本の発明概念を学習すると、これらの実施形態に対する変更および修正を行うことができる。したがって、添付の特許請求の範囲は、好適な実施形態および本発明の範囲内にある全ての変更および修正を網羅するとして解釈されることが意図される。

明らかに、当業者は、本発明の実施形態の主旨および範囲から逸脱することなく、本発明の実施形態に、さまざまな修正および変形を行うことができる。本発明は、添付の特許請求の範囲およびそれらの同等技術によって定義される保護の範囲内にあるとして提供されるこれらの修正および変形を網羅することが意図される。

500 ネットワークデバイス 501 判断ユニット 502 配送ユニット 600 ユーザ機器 601 取得ユニット 602 送信ユニット 700 通信デバイス 701 送信器 702 プロセッサ 703 メモリ 704 バス 800 通信デバイス 801 受信器 802 プロセッサ 803 メモリ 804 送信器 805 バス

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