RFID付き無線通信端末、無線通信システム、無線通信方法およびプログラム

申请号 JP2013154951 申请日 2013-07-25 公开(公告)号 JP2015026212A 公开(公告)日 2015-02-05
申请人 オリンパス株式会社; Olympus Corp; 发明人 KAWASAKI MASAYA;
摘要 【課題】無線通信モジュールを不必要に起動せず、必要な場合のみ無線通信モジュールを起動するとともに、必要なデータを自動的に外部端末へ送信することができる。【解決手段】RFIDモジュール12は、外部端末が無線通信モジュール11と無線通信を行うために設定する無線通信設定情報と、送信対象データの有無を示すデータ有無情報とを記憶し、外部端末から送信される読み取り要求を検出した場合、読み取り要求に応じて、読み取り要求を送信した外部端末に対して無線通信設定情報を無線送信する。また、RFIDモジュール12は、無線通信モジュール11が第2状態で動作しているときに、読み取り要求を検出した場合かつ送信対象データが有ることを示す送信対象データを記憶している場合には、無線通信モジュール11の状態を第2状態から第1状態に遷移させる 信号 を制御部または電源制御部の何れかに出 力 する。【選択図】図2
权利要求
  • 外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行う第1状態と、前記外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行わないまたは前記外部端末とデータリンク層で無線通信するための電力が供給されない第2状態とのいずれかの状態で動作し、前記第1状態で動作する際には送信対象データを無線送信する無線通信モジュールと、
    前記無線通信モジュールに電力を供給する電源部と、
    前記電源部の電力供給制御を行う電源制御部と、
    データリンク層より上位層のパラメータを前記無線通信モジュールに設定する制御を行う制御部と、
    前記外部端末が前記無線通信モジュールと無線通信を行うために設定する無線通信設定情報と、前記送信対象データの有無を示すデータ有無情報とを記憶し、前記外部端末から送信される前記無線通信設定情報の読み取り要求を検出するとともに、前記読み取り要求を検出した場合、前記読み取り要求に応じて、前記読み取り要求を送信した前記外部端末に対して前記無線通信設定情報を無線送信するRFIDモジュールと、
    前記RFIDモジュールが記憶している前記データ有無情報を更新するデータ更新部と、
    を備え、
    前記RFIDモジュールは、前記無線通信モジュールが前記第2状態で動作しているときに、前記読み取り要求を検出した場合かつ前記送信対象データが有ることを示す前記送信対象データを記憶している場合には、前記無線通信モジュールの状態を前記第2状態から前記第1状態に遷移させる信号を前記制御部または前記電源制御部の何れかに出力する ことを特徴とするRFID付き無線通信端末。
  • 前記第1状態は、前記無線通信モジュールに前記電源部から電力が供給されている状態であり、前記第2状態は、前記無線通信モジュールに前記電源部から電力が供給されていない状態であり、
    前記電源制御部は、前記無線通信モジュールへの電力の供給を制御し、
    前記RFIDモジュールは、前記第2状態から前記第1状態に遷移させる信号として、前記無線通信モジュールへの電力の供給を指示する信号を前記電源制御部に出力する ことを特徴とする請求項1に記載のRFID付き無線通信端末。
  • データを表示する表示部 を備え、
    前記電源部は前記無線通信モジュールに電力を供給し、
    前記電源制御部は、前記表示部への電力の供給を制御する ことを特徴とする請求項2に記載のRFID付き無線通信端末。
  • 前記電源制御部は、前記RFIDモジュールから前記無線通信モジュールへの電力の供給を指示する信号が入力された場合には前記電源部の残電力量を検出し、残電力量が第1閾値以上の場合には、前記表示部と前記無線通信部とに電力を供給するように前記電源部を制御し、前記電源部の残電力量が前記第1閾値未満の場合には、前記表示部には電力を供給せず前記無線通信部には電力を供給するように前記電源部を制御する ことを特徴とする請求項3に記載のRFID付き無線通信端末。
  • 前記電源制御部は、前記RFIDモジュールから前記無線通信モジュールへの電力の供給を指示する信号が入力された場合には前記電源部の残電力量を検出し、残電力量が前記第1閾値よりも低い第2閾値以上の場合には、前記表示部には電力供給を前記無線通信部には電力を供給するように前記電源部を制御し、残電力量が前記第2閾値未満の場合には前記表示部と前記無線通信部とに電力を供給しないように前記電源部を制御する ことを特徴とする請求項4に記載のRFID付き無線通信端末。
  • 前記RFIDモジュールは、前記第2状態から前記第1状態に遷移させる信号として、前記第2の状態であるスタンバイモードから前記第1の状態であるアクティブモードに遷移させる信号を前記制御部に出力する ことを特徴とする請求項1に記載のRFID付き無線通信端末。
  • 前記RFIDモジュールは、前記データ有無情報として前記送信対象データのリストを記憶し、前記リストを前記外部端末に送信する ことを特徴とする請求項1に記載のRFID付き無線通信端末。
  • 前記データ更新部は、前記無線通信モジュールが前記外部端末に前記送信対象データを送信した後、前記RFIDモジュールが記憶している前記データ有無情報を更新する ことを特徴とする請求項1に記載のRFID付き無線通信端末。
  • 前記RFIDモジュールは、前記外部端末毎に前記データ有無情報を記憶し、
    前記データ更新部は、前記外部端末毎に前記データ有無情報を更新する ことを特徴とする請求項1に記載のRFID付き無線通信端末。
  • 前記送信対象データのメタデータを記憶する記憶部と、
    前記メタデータを元に前記データ有無情報を生成する生成部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のRFID付き無線通信端末。
  • 前記RFIDモジュールは、前記送信対象データの条件を指定する情報を前記外部端末から取得した場合には前記送信対象データに前記条件に合致したものがあるか否か判定し、前記条件に合致した前記送信データがあると判定した場合には前記無線通信設定情報を無線送信する ことを特徴とする請求項1に記載のRFID付き無線通信端末。
  • 前記電源部は、前記RFIDモジュールには電源を供給しない ことを特徴とする請求項1に記載のRFID付き無線通信端末。
  • RFID付き無線通信端末と外部端末とを含む無線通信システムであって、
    前記RFID付き無線通信端末は、
    前記外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行う第1状態と、前記外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行わないまたは前記外部端末とデータリンク層で無線通信するための電力が供給されない第2状態とのいずれかの状態で動作し、前記第1状態で動作する際には送信対象データを無線送信する無線通信モジュールと、
    前記無線通信モジュールに電力を供給する電源部と、
    前記電源部の電力供給制御を行う電源制御部と、
    データリンク層より上位層のパラメータを前記無線通信モジュールに設定する制御を行う制御部と、
    前記外部端末が前記無線通信モジュールと無線通信を行うために設定する無線通信設定情報と、前記送信対象データの有無を示すデータ有無情報とを記憶し、前記外部端末から前記無線通信設定情報の読み取り要求を検出するとともに、前記読み取り要求を検出した場合、前記読み取り要求に応じて、前記読み取り要求を送信した前記外部端末に対して前記無線通信設定情報を無線送信するRFIDモジュールと、
    前記RFIDモジュールが記憶している前記データ有無情報を更新するデータ更新部と、
    を備え、
    前記RFIDモジュールは、前記無線通信モジュールが前記第2状態で動作しているときに、前記読み取り要求を検出した場合かつ前記送信対象データが有ることを示す前記送信対象データを記憶している場合には、前記無線通信モジュールの状態を前記第2状態から前記第1状態に遷移させる信号を前記制御部または前記電源制御部の何れかに出力し、
    前記外部端末は、
    RFIDモジュールに対して前記読み取り要求を送信し、前記読み取り要求に応じて送信された前記無線通信設定情報を受信するタグ読み取り部と、
    前記タグ読み取り部が受信した前記無線通信設定情報を用いて前記無線通信モジュールと無線通信を行う端末無線通信モジュールと、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  • 外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行う第1状態と、前記外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行わないまたは前記外部端末とデータリンク層で無線通信するための電力が供給されない第2状態とのいずれかの状態で動作する無線通信モジュールが、前記第1状態で動作する際には送信対象データを無線送信する無線通信ステップと、
    前記無線通信モジュールに電力を供給する電源部の電力供給制御を行う電源制御ステップと、
    データリンク層より上位層のパラメータを前記無線通信モジュールに設定する制御を行う制御ステップと、
    前記外部端末が前記無線通信モジュールと無線通信を行うために設定する無線通信設定情報と、前記送信対象データの有無を示すデータ有無情報とを記憶するRFIDモジュールが、前記外部端末から送信される前記無線通信設定情報の読み取り要求を検出するとともに、前記読み取り要求を検出した場合、前記読み取り要求に応じて、前記読み取り要求を送信した前記外部端末に対して前記無線通信設定情報を無線送信するステップと、
    前記RFIDモジュールが、前記無線通信モジュールが前記第2状態で動作しているときに、前記読み取り要求を検出した場合かつ前記送信対象データが有ることを示す前記送信対象データを記憶している場合には、前記無線通信モジュールの状態を前記第2状態から前記第1状態に遷移させる信号を前記制御部または前記電源制御部の何れかに出力するステップと、
    を含むことを特徴とする無線通信方法。
  • 外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行う第1状態と、前記外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行わないまたは前記外部端末とデータリンク層で無線通信するための電力が供給されない第2状態とのいずれかの状態で動作する無線通信モジュールが、前記第1状態で動作する際には送信対象データを無線送信する無線通信ステップと、
    前記無線通信モジュールに電力を供給する電源部の電力供給制御を行う電源制御ステップと、
    データリンク層より上位層のパラメータを前記無線通信モジュールに設定する制御を行う制御ステップと、
    前記外部端末が前記無線通信モジュールと無線通信を行うために設定する無線通信設定情報と、前記送信対象データの有無を示すデータ有無情報とを記憶するRFIDモジュールが、前記外部端末から送信される前記無線通信設定情報の読み取り要求を検出するとともに、前記読み取り要求を検出した場合、前記読み取り要求に応じて、前記読み取り要求を送信した前記外部端末に対して前記無線通信設定情報を無線送信するステップと、
    前記RFIDモジュールが、前記無線通信モジュールが前記第2状態で動作しているときに、前記読み取り要求を検出した場合かつ前記送信対象データが有ることを示す前記送信対象データを記憶している場合には、前記無線通信モジュールの状態を前記第2状態から前記第1状態に遷移させる信号を前記制御部または前記電源制御部の何れかに出力するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  • 说明书全文

    本発明は、RFID付き無線通信端末、無線通信システム、無線通信方法およびプログラムに関する。

    無線機能付きカメラ等の無線通信端末に保存された画像データを、スマートフォン等の外部端末に転送する方法として、NFC(Near Field Communication)を利用した方法が知られている。

    例えば、無線通信端末は、外部端末が無線通信端末と通信するために必要な無線設定情報等を記憶している電子タグ(タグ)を備えている。 また、外部端末は、タグの内容を読み取るタグリーダを備えており、タグリーダを用いてタグを読み取ることによって、無線通信端末の無線設定情報を取得する。 また、外部端末は、取得した通信設定情報を用いて無線通信端末と無線接続を行い、画像データの送受信を行う。

    一般的に、無線通信端末と外部端末とで無線接続を行う場合、両端末の電源はユーザの操作によりONされる。 また、外部端末の代表例として常に電源ONされているスマートフォンがあるが、画像データを転送する際に、無線通信端末側の電源もユーザがON/OFFするのは煩雑である。

    また、通信装置が近接したことを検知して電源をONする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。 特許文献1に記載されている技術は、外部デバイスからの接続要求を待つ「待ち受け状態」において第1の消費電を消費する近接無線通信デバイスと、前記第1の消費電力よりも低い第2の消費電力で動作し、前記近接無線通信デバイスと前記外部デバイスとが近接状態にあることを検出する接近検出部と、前記接近検出部が前記近接状態を検出した場合、前記近接無線通信デバイスを起動して省電力状態又は電源オフ状態から前記待ち受け状態にし、前記接近検出部が前記近接状態の解除を検出した場合、前記近接無線通信デバイスを前記省電力状態又は前記電源オフ状態にするデバイス制御手段とを具備する構成となっている。

    特許第4585582号公報

    しかしながら、特許文献1に記載の構成を無線通信端末に適用した場合、外部端末を近づけただけで、本来起動しなくてもよい無線通信端末が起動してしまい、無線通信端末の電力が無駄に消費されてしまう可能性がある。

    そこで、本発明の幾つかの態様は、無線通信モジュールを不必要に起動せず、必要な場合のみ無線通信モジュールを起動するとともに、必要なデータを自動的に外部端末へ送信するRFID付き無線通信端末、無線通信システム、無線通信方法およびプログラムを提供する。

    本発明の幾つかの態様は、外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行う第1状態と、前記外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行わないまたは前記外部端末とデータリンク層で無線通信するための電力が供給されない第2状態とのいずれかの状態で動作し、前記第1状態で動作する際には送信対象データを無線送信する無線通信モジュールと、前記無線通信モジュールに電力を供給する電源部と、前記電源部の電力供給制御を行う電源制御部と、データリンク層より上位層のパラメータを前記無線通信モジュールに設定する制御を行う制御部と、前記外部端末が前記無線通信モジュールと無線通信を行うために設定する無線通信設定情報と、前記送信対象データの有無を示すデータ有無情報とを記憶し、前記外部端末から送信される前記無線通信設定情報の読み取り要求を検出するとともに、前記読み取り要求を検出した場合、前記読み取り要求に応じて、前記読み取り要求を送信した前記外部端末に対して前記無線通信設定情報を無線送信するRFIDモジュールと、前記RFIDモジュールが記憶している前記データ有無情報を更新するデータ更新部と、を備え、前記RFIDモジュールは、前記無線通信モジュールが前記第2状態で動作しているときに、前記読み取り要求を検出した場合かつ前記送信対象データが有ることを示す前記送信対象データを記憶している場合には、前記無線通信モジュールの状態を前記第2状態から前記第1状態に遷移させる信号を前記制御部または前記電源制御部の何れかに出力することを特徴とするRFID付き無線通信端末である。

    また、本発明の幾つかの態様は、RFID付き無線通信端末と外部端末とを含む無線通信システムであって、前記RFID付き無線通信端末は、前記外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行う第1状態と、前記外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行わないまたは前記外部端末とデータリンク層で無線通信するための電力が供給されない第2状態とのいずれかの状態で動作し、前記第1状態で動作する際には送信対象データを無線送信する無線通信モジュールと、前記無線通信モジュールに電力を供給する電源部と、前記電源部の電力供給制御を行う電源制御部と、データリンク層より上位層のパラメータを前記無線通信モジュールに設定する制御を行う制御部と、前記外部端末が前記無線通信モジュールと無線通信を行うために設定する無線通信設定情報と、前記送信対象データの有無を示すデータ有無情報とを記憶し、前記外部端末から前記無線通信設定情報の読み取り要求を検出するとともに、前記読み取り要求を検出した場合、前記読み取り要求に応じて、前記読み取り要求を送信した前記外部端末に対して前記無線通信設定情報を無線送信するRFIDモジュールと、前記RFIDモジュールが記憶している前記データ有無情報を更新するデータ更新部と、を備え、前記RFIDモジュールは、前記無線通信モジュールが前記第2状態で動作しているときに、前記読み取り要求を検出した場合かつ前記送信対象データが有ることを示す前記送信対象データを記憶している場合には、前記無線通信モジュールの状態を前記第2状態から前記第1状態に遷移させる信号を前記制御部または前記電源制御部の何れかに出力し、前記外部端末は、RFIDモジュールに対して前記読み取り要求を送信し、前記読み取り要求に応じて送信された前記無線通信設定情報を受信するタグ読み取り部と、前記タグ読み取り部が受信した前記無線通信設定情報を用いて前記無線通信モジュールと無線通信を行う端末無線通信モジュールと、を備えることを特徴とする無線通信システムである。

    また、本発明の幾つかの態様は、外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行う第1状態と、前記外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行わないまたは前記外部端末とデータリンク層で無線通信するための電力が供給されない第2状態とのいずれかの状態で動作する無線通信モジュールが、前記第1状態で動作する際には送信対象データを無線送信する無線通信ステップと、前記無線通信モジュールに電力を供給する電源部の電力供給制御を行う電源制御ステップと、データリンク層より上位層のパラメータを前記無線通信モジュールに設定する制御を行う制御ステップと、前記外部端末が前記無線通信モジュールと無線通信を行うために設定する無線通信設定情報と、前記送信対象データの有無を示すデータ有無情報とを記憶するRFIDモジュールが、前記外部端末から送信される前記無線通信設定情報の読み取り要求を検出するとともに、前記読み取り要求を検出した場合、前記読み取り要求に応じて、前記読み取り要求を送信した前記外部端末に対して前記無線通信設定情報を無線送信するステップと、前記RFIDモジュールが、前記無線通信モジュールが前記第2状態で動作しているときに、前記読み取り要求を検出した場合かつ前記送信対象データが有ることを示す前記送信対象データを記憶している場合には、前記無線通信モジュールの状態を前記第2状態から前記第1状態に遷移させる信号を前記制御部または前記電源制御部の何れかに出力するステップと、を含むことを特徴とする無線通信方法である。

    また、本発明の幾つかの態様は、外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行う第1状態と、前記外部端末とデータリンク層より上位層で無線通信を行わないまたは前記外部端末とデータリンク層で無線通信するための電力が供給されない第2状態とのいずれかの状態で動作する無線通信モジュールが、前記第1状態で動作する際には送信対象データを無線送信する無線通信ステップと、前記無線通信モジュールに電力を供給する電源部の電力供給制御を行う電源制御ステップと、データリンク層より上位層のパラメータを前記無線通信モジュールに設定する制御を行う制御ステップと、前記外部端末が前記無線通信モジュールと無線通信を行うために設定する無線通信設定情報と、前記送信対象データの有無を示すデータ有無情報とを記憶するRFIDモジュールが、前記外部端末から送信される前記無線通信設定情報の読み取り要求を検出するとともに、前記読み取り要求を検出した場合、前記読み取り要求に応じて、前記読み取り要求を送信した前記外部端末に対して前記無線通信設定情報を無線送信するステップと、前記RFIDモジュールが、前記無線通信モジュールが前記第2状態で動作しているときに、前記読み取り要求を検出した場合かつ前記送信対象データが有ることを示す前記送信対象データを記憶している場合には、前記無線通信モジュールの状態を前記第2状態から前記第1状態に遷移させる信号を前記制御部または前記電源制御部の何れかに出力するステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。

    本発明によれば、無線通信モジュールを不必要に起動せず、必要な場合のみ無線通信モジュールを起動するとともに、必要なデータを自動的に外部端末へ送信することができる。

    本発明の第1の実施の形態における無線通信システムの構成を示した概略図である。

    本発明の第1の実施の形態における無線通信端末の最小構成を示したブロック図である。

    本発明の第1の実施の形態における無線通信端末の詳細構成を示したブロック図である。

    本発明の第1の実施の形態における外部端末の構成を示したブロック図である。

    本発明の第1の実施の形態における通信設定情報とデータ有無情報とのデータ構造を示した概略図である。

    本発明の第1の実施の形態におけるRFIDモジュールが送信するデータのデータ構造を示した概略図である。

    本発明の第1の実施の形態において、無線通信端末と外部端末とがデータの送受信を行う際の外部端末の動作手順を示したフローチャートである。

    本発明の第1の実施の形態において、無線通信端末と外部端末とがデータの送受信を行う際の無線通信端末の動作手順を示したフローチャートである。

    本発明の第2の実施の形態における通信設定情報と送信対象データリストとのデータ構造を示した概略図である。

    本発明の第2の実施の形態において、無線通信端末と外部端末とがデータの送受信を行う際の外部端末の動作手順を示したフローチャートである。

    本発明の第2の実施の形態において、無線通信端末と外部端末とがデータの送受信を行う際の無線通信端末の動作手順を示したフローチャートである。

    本発明の第3の実施の形態における通信設定情報と送信対象データリストとのデータ構造を示した概略図である。

    本発明の第3の実施の形態において、無線通信端末と外部端末とがデータの送受信を行う際の外部端末の動作手順を示したフローチャートである。

    本発明の第3の実施の形態において、無線通信端末と外部端末とがデータの送受信を行う際の無線通信端末の動作手順を示したフローチャートである。

    本発明の第3の実施の形態において、制御部がデータ有無情報生成部を備える無線通信端末の構成を示したブロック図である。

    本発明の第3の実施の形態において、RFID用電源を備える無線通信端末の構成を示したブロック図である。

    本発明の第4の実施の形態における無線通信端末の構成を示したブロック図である。

    本発明の第4の実施の形態において、無線通信端末と外部端末とがデータの送受信を行う際の無線通信端末の動作手順を示したフローチャートである。

    本発明の第5の実施の形態における無線通信端末の構成を示したブロック図である。

    本発明の第5の実施の形態において、無線通信端末と外部端末とがデータの送受信を行う際の無線通信端末の動作手順を示したフローチャートである。

    (第1の実施の形態)
    以下、本発明の第1の実施形態について図を参照しながら説明する。 図1は、本実施形態における無線通信システムの構成を示した概略図である。 無線通信システム1は、無線通信端末10と外部端末20とを含んでいる。 無線通信端末10は、例えば、無線通信機能を有するデジタルカメラであり、画像などのデータを外部端末20に対して送信する。 外部端末20は、例えばスマートフォンであり、無線通信端末10から画像などのデータを受信する。

    次に、無線通信端末10の構成について説明する。 図2は、本実施形態における無線通信端末10の最小構成を示したブロック図である。 図示する例では、無線通信端末10は、無線通信モジュール11と、RFID(Radio Frequency Identification)モジュール12と、制御部13と、データ更新部14と、電源部15と、電源制御部16とを備えている。 本発明を表現するにあたり必須となる構成は、無線通信モジュール11と、RFIDモジュール12と、制御部13と、データ更新部14と、電源部15と、電源制御部16とである。

    無線通信モジュール11は、例えば無線LANを用いて画像等のデータの送受信を行う。 本実施例では、無線LANの一例として、IEEE802.11を想定する。 RFIDモジュール12は、外部端末20が設定すべき通信設定情報と、外部端末への送信対象データがあるか否かを示す送信データ有無情報とを記憶している。 また、RFIDモジュール12は、RFIDを用いて、記憶している通信設定情報と送信データ有無情報とを外部端末20に対して送信する。 本実施形態では、RFIDモジュール12が通信に用いる周波数を13.56MHzと仮定する。

    制御部13は、無線通信モジュール11に設定する(OSI参照モデル(ISO 7498として規格化されたモデル)における)データリンク層より上位層のパラメータ(例えば、IPアドレスやセキュリティ設定等)を設定する。 無線通信モジュール11は、制御部13によって設定されたパラメータに基づいて、データリンク層でパケット処理を行う。 データ更新部14は、RFIDモジュール12が記憶している通信設定情報と送信データ有無情報とを更新する。

    電源部15は、無線通信端末10が備える各部に電力を供給する。 電源制御部16は、電源部15を制御し、電力の供給先を制御する。 具体的には、電源制御部16は、電源部15が備えるバッテリー等の電圧値を取得して制御部13に通知するとともに、バッテリー電圧や各電源ICの電圧に応じて、電源ICごとにイネーブル/ディセーブル制御を行う。 また、電源制御部16は、RFIDモジュール12のタグ制御部121(図3)からの起動信号やユーザ操作により、無線通信端末10の各ブロックへの電力供給/遮断を制御する。

    つまり、無線通信モジュール11の動作状態は、無線でデータ通信可能なアクティブ状態(第1状態)と無線通信不可のスタンバイ状態(第2状態)とがある。 スタンバイ状態とは、無線通信モジュール11の電気回路に全く電力を供給せずクロックも停止する完全なOFFの状態、または、無線通信モジュール11に電源供給されているが、第1状態より低速のクロックで動作し、無線通信端末10の制御部13からの起動信号を受信した場合に第1状態に遷移可能なスリープ状態を示す。 このスリープ状態においては、無線通信モジュール11はビーコン信号などの電波を出力しない。 無線通信モジュール11は、無線通信端末10の制御部13からの起動信号により、スタンバイ状態からアクティブ状態に切り替わる。

    なお、無線通信モジュール11に電源が供給されており、ビーコン出力間隔が第1状態より長い場合、出力したビーコンに対する接続要求を無線モジュールが受信したとしても、OSI参照モデル(ISO 7498として規格化されたモデル)におけるデータリンク層(MAC等)より上位のレベルで接続要求に対して応答しない状態を第2状態としてもよい。 第1状態は、OSI参照モデルにおけるネットワーク層(IP等)からアプリケーション層(HTTP等)のレベルでデータ通信可能な状態としてもよい。

    また、無線通信モジュール11が第1状態にあるときに、RFIDモジュール12からの起動信号を電源制御部16が受け取った場合、電源制御部16は無線通信モジュール11を第1状態で保持するよう制御する。 すなわち、電源制御部16は、無線通信モジュール11用電源ICをイネーブルの状態として保持し、ディセーブルにしない。 また、制御部13は、無線通信モジュール11が第1状態にある場合、RFIDモジュール12からの起動信号に関わらず第1状態を保持し、第2状態に遷移させない。

    次に、無線通信端末10の詳細な構成について説明する。 図3は、本実施形態における無線通信端末10の詳細構成を示したブロック図である。 図示する例では、無線通信端末10は、無線通信モジュール11と、RFIDモジュール12と、制御部13と、データ更新部14と、電源部15と、電源制御部16と、記憶部17とを備えている。 無線通信モジュール11と、RFIDモジュール12と、制御部13と、データ更新部14と、電源部15と、電源制御部16とは上述したとおりである。

    無線通信モジュール11は、通信制御部111と無線部112とを備えている。 通信制御部111は、無線部112から入力される、または無線部112に出力するデジタル信号の送受信パケットの分割・再構成を行うとともに、制御部13を介して記憶部17に対してデータの読み書きを行う。 無線部112は、RFIDモジュール12で使用する電波とは異なる周波数の電波を送受信するアンテナを含む高周波部であり、通信制御部111との間でデジタル信号を送受信するインターフェースを含む。

    RFIDモジュール12は、タグ制御部121と、タグ記憶部122と、タグアンテナ部123とを備えている。 タグ制御部121は、タグアンテナ部123で発生した起電力に基づいて動作し、送信信号または応答信号を、タグアンテナ部123を介して外部端末20へ送信する。 送信方法としては、タグ制御部121は、タグ記憶部122に記憶されたデータを所定の変調方式(例えば、抵抗値を変化させることでアンテナに流れる電流を変化させ、タグアンテナから発生する磁界の強弱を変えるASK)で変調し、外部端末20に対して送信する。

    また、タグ制御部121は、読取要求検出部1211を備えている。 読取要求検出部1211は、外部端末20からデータを受信し、タグ記憶部122に記憶された通信設定情報が読み出されたことを検出し、タグ記憶部122に送信対象データがあれば、無線通信端末10の電源制御部16または制御部13に対して起動信号を出力する。 例えば、電源制御部16にタグ制御部1211から起動信号が入力された場合には、電源制御部16は制御部13に電力供給を行い、制御部13は無線通信モジュール11をアクティブにする。 また、制御部13に起動信号が入力された場合には、制御部13は、無線通信モジュール11をアクティブにする。

    タグ記憶部122は、通信設定情報と送信データ有無情報を記憶する。 タグアンテナ部123は、外部端末20が発生する高周波磁界(例えば13.56MHz)を受信することで、電磁誘導によって起電力を発生させる。 また、タグ制御部121で生成された応答信号やデータ信号を外部端末20に対して送信する。

    電源部15は、バッテリー部151と、複数のDC/DCコンバータ152とを備えている。 バッテリー部151は、例えば充電池であり、蓄積した電力を供給する。 各DC/DCコンバータ152は、電源制御部16からの制御信号に基づいて、各ブロックへ電力を供給・遮断する。 記憶部17は、無線通信端末10を動作させるプログラムを記憶する。 また、記憶部17は、例えば画像データなど、外部端末20に対して送信するデータである送信対象データを記憶する。 また、記憶部17は、制御部13からの指示によってデータの読み書きを行う。

    次に、外部端末20の構成について説明する。 図4は、本実施形態における外部端末20の構成を示したブロック図である。 図示する例では、外部端末20は、端末無線通信モジュール21と、タグ読み取り部22と、端末制御部23とを備えている。 端末無線通信モジュール21は、例えば無線LANを用いて画像等のデータの送受信を行う。 タグ読み取り部22は、無線通信端末10のRFIDモジュール12から、通信設定情報と送信データ有無情報とを受信する。 端末制御部23は、タグ読み取り部22が無線通信端末10から受信した通信設定情報を端末無線通信モジュール21に設定する。

    次に、通信設定情報とデータ有無情報とについて説明する。 図5は、本実施形態における通信設定情報とデータ有無情報とのデータ構造を示した概略図である。 本実施形態では、RFIDモジュール12のタグ記憶部122は、通信設定情報とデータ有無情報とを記憶している。 通信設定情報は、データ項目「MACアドレス」と、データ項目「通信CH」と、データ項目「IPアドレス」と、データ項目「セキュリティ」と、データ項目「SSID」と、データ項目「サブネットマスク」と、データ項目「デフォルトゲートウェイ」とを含んでいる。 データ有無情報は、データ項目「データ」を含んでいる。

    データ項目「MACアドレス」は、無線通信モジュール11のMACアドレスを記憶する。 データ項目「通信CH」は、無線通信モジュール11が使用するチャネル(周波数でもよい)を記憶する。 データ項目「IPアドレス」は、無線通信モジュール11のIPアドレスを記憶する。 データ項目「セキュリティ」は、無線通信モジュール11が用いるセキュリティの名称を記憶する。 また、無線通信モジュール11が用いるセキュリティで鍵を用いる場合には、データ項目「セキュリティ」は鍵も記憶する。

    データ項目「SSID」は、無線通信モジュール11のSSID(サービスセット識別子)を記憶する。 データ項目「サブネットマスク」は、無線通信モジュール11が使用するIPアドレスのサブネットマスクを記憶する。 データ項目「デフォルトゲートウェイ」は、無線通信モジュール11のデフォルトゲートウェイを記憶する。 データ項目「データ」は、送信対象データの有無を示すデータを記憶する。 本実施形態では送信対象データが有ることを示すデータを「1」とし、送信対象データが無いことを示すデータを「0」とする。 なお、データ項目「データ」が「0」から「1」に更新されるタイミングは、無線通信端末10の記憶部17に新しく画像データが記憶されたとき等に更新される。 詳細は後述する。

    図示する例では、データ項目「MACアドレス」には「AA:BB:CC:DD:FF:00:11」が記憶されている。 また、データ項目「通信CH」には「6」が記憶されている。 また、データ項目「IPアドレス」には「192.168.123.45」が記憶されている。 また、データ項目「セキュリティ」には「Mode=WPA2 Key=12345ABCDE」が記憶されている。 また、データ項目「SSID」には「XYZ0123」が記憶されている。 また、データ項目「サブネットマスク」には「255.255.255.0」が記憶されている。 また、データ項目「デフォルトゲートウェイ」には「192.168.123.45」が記憶されている。 また、データ項目「データ」には「1」が記憶されている。

    上述した記憶内容より、図5に示した通信設定情報は、無線通信モジュール11のMACアドレスは「AA:BB:CC:DD:FF:00:11」であることを示している。 また、無線通信モジュール11が通信に用いるチャネルは「6」であることを示している。 また、無線通信モジュール11のIPアドレスは「192.168.123.45」であることを示している。 また、無線通信モジュール11は、セキュリティとして「WPA2」を用い、Keyは「12345ABCDE」であることを示している。

    また、無線通信モジュール11のSSIDは「XYZ0123」であることを示している。 また、無線通信モジュール11のサブネットマスクは「255.255.255.0」であることを示している。 また、無線通信モジュール11のデフォルトゲートウェイは「192.168.123.45」であることを示している。 また、無線通信端末10から外部端末20に対して送信する送信対象データが有ることを示している。

    次に、RFIDモジュール12が送信するデータのデータ構造について説明する。 図6は、本実施形態におけるRFIDモジュール12が送信するデータのデータ構造を示した概略図である。 図示する例では、RFIDモジュール12が送信するデータは、ヘッダと、送信データと、CRCとの領域を含んでいる。 ヘッダは、RFIDモジュール12が送信するデータ自体に関する情報(プリアンブル含む)を送信する領域である。 送信データは、データ長と、通信設定情報と、送信データ有無情報とを送信する領域である。 データ長は、送信データのデータ長を示す情報である。 通信設定情報および送信データ有無情報は、図5を用いて説明した通りである。 CRCは、CRC(巡回冗長検査)に用いるデータを送信する領域である。 なお、送信データ有無情報を送信する領域には、各送信対象データリスト(たとえば後述の図9)の情報も入れることができる。

    次に、無線通信端末10と外部端末20とがデータの送受信を行う際の動作手順について説明する。 図7は、本実施形態において、無線通信端末10と外部端末20とがデータの送受信を行う際の外部端末20の動作手順を示したフローチャートである。

    (ステップS101)ユーザは、無線通信端末10と外部端末20との間でデータの送受信を行う場合には、外部端末20の電源スイッチをONにする。 ユーザにより電源スイッチがONにされると、外部端末20の端末電源部24は、外部端末20が備える各部に電力の供給を開始する。 その後、ステップS102の処理に進む。

    (ステップS102)端末制御部23は、無線通信端末10から通信設定情報を取得するため、端末記憶部25が記憶しているタグ読み取り用のアプリケーションを起動する。 その後、ステップS103の処理に進む。

    (ステップS103)ユーザは、無線通信端末10のタグアンテナ部123に外部端末20のタグ読み取り部22を近接させる。 タグ読み取り部22は、タグアンテナ部123と近距離無線通信を行い、タグ記憶部122が記憶しているデータを受信する。 その後、ステップS104の処理に進む。

    (ステップS104)端末制御部23は、ステップS103の処理で受信したデータから通信設定情報を取得する。 その後、ステップS105の処理に進む。
    (ステップS105)端末制御部23は、ステップS103の処理で受信したデータからデータ有無情報を取得する。 その後、ステップS106の処理に進む。

    (ステップS106)無線通信端末10の無線通信モジュール11は、アクティブである場合にはビーコン信号を送信する。 端末無線通信モジュール21は、無線通信端末10の無線通信モジュール11からビーコンが送信された場合、ビーコン信号を受信する。 端末制御部23は、端末無線通信モジュール21がビーコン信号を受信したか否かを判定する。 端末無線通信モジュール21はビーコン信号を受信したと端末制御部23が判定した場合にはステップS108の処理に進み、それ以外の場合にはステップS107の処理に進む。

    (ステップS107)端末制御部23は、タイムアウト(ステップS105の処理を終了してから所定時間経過した)か否かを判定する。 タイムアウトと端末制御部23が判定した場合には処理を終了し、それ以外の場合にはステップS106の処理に戻る。

    (ステップS108)端末無線通信モジュール21は、ステップS105の処理で取得した通信設定情報に基づいて、無線通信端末10の無線通信モジュール11に対して接続要求信号を送信する。 その後、ステップS109の処理に進む。

    (ステップS109)端末無線通信モジュール21は、無線通信端末10の無線通信モジュール11と無線接続を確立する。 その後、ステップS110の処理に進む。
    (ステップS110)端末無線通信モジュール21は、無線通信端末10の無線通信モジュール11に対して、送信対象データを要求する送信要求メッセージを送信する。 その後、ステップS111の処理に進む。

    (ステップS111)無線通信端末10の無線通信モジュール11は、送信要求メッセージを受信した場合、送信要求メッセージの送信元の端末無線通信モジュール21に対して送信対象データを送信する。 端末制御部23は、無線通信端末10の無線通信モジュール11から送信された送信対象データを端末無線通信モジュール21が受信したか否かを判定する。 送信対象データを受信したと端末制御部23が判定した場合にはステップS113の処理に進み、それ以外の場合にはステップS112の処理に進む。

    (ステップS112)端末制御部23は、タイムアウト(ステップS110の処理を終了してから所定時間経過した)か否かを判定する。 タイムアウトと端末制御部23が判定した場合には処理を終了し、それ以外の場合にはステップS111の処理に戻る。

    (ステップS113)端末無線通信モジュール21は、無線通信端末10の無線通信モジュール11から送信された送信対象データを受信する。 その後、ステップS114の処理に進む。
    (ステップS114)端末制御部23は、端末無線通信モジュール21が送信対象データの受信を完了したか否かを判定する。 送信対象データの受信を完了したと端末制御部23が判定した場合には処理を終了し、それ以外の場合にはステップS113の処理に戻る。

    図8は、本実施形態において、無線通信端末10と外部端末20とがデータの送受信を行う際の無線通信端末10の動作手順を示したフローチャートである。
    (ステップS201)外部端末20からRFIDモジュール12の読み取りのための高周波磁界をタグアンテナ部123が受信した場合、タグアンテナ部123に発生した起電力によりタグ制御部121が駆動され、読取要求検出部1211がRFIDモジュール12の読み取り検出を行う。 制御部13は、読取要求検出部1211が読み取り検出を行ったか否かを判定する。 読み取り検出を行ったと制御部13が判定した場合にはステップS202の処理に進み、それ以外の場合にはステップS201の処理に戻る。

    (ステップS202)タグ制御部121は、タグ記憶部122が記憶するデータ有無情報を読み出し、送信対象データが有るか否かを判定する。 送信対象データが有るとタグ制御部121が判定した場合にはステップS204の処理に進み、それ以外の場合にはステップS203の処理に進む。

    (ステップS203)制御部13は、無線通信モジュール11がアクティブ(第1状態)であるか否かを判定する。 アクティブであると制御部13が判定した場合にはステップS207の処理に進み、それ以外の場合にはステップS201の処理に戻る。

    (ステップS204)RFIDモジュール12は、タグ記憶部122が記憶している通信設定情報とデータ有無情報とを含んだデータを外部端末20のタグ読み取り部22に対して送信する。 その後、ステップS205の処理に進む。
    (ステップS205)タグ制御部121は、電源制御部16に対して、無線通信モジュール11への電力の供給を指示する起動信号を出力する。 その後、ステップS206の処理に進む。

    (ステップS206)電源制御部16は、ステップS205の処理で起動信号が入力されたため、電源部15を制御し、無線通信モジュール11に電力の供給を開始する。 無線通信モジュール11は、電力の供給によりアクティブ(第1状態)となる。 その後、ステップS207の処理に進む。

    (ステップS207)無線通信モジュール11は、アクティブとなったため、ビーコン信号を送信する。 その後、ステップS208の処理に進む。

    (ステップS208)外部端末20の端末無線通信モジュール21は、無線通信端末10と無線通信を行う場合には、無線通信端末10の無線通信モジュール11に対して接続要求信号を送信する。 無線通信モジュール11は、接続要求信号が送信された場合には受信する。 制御部13は、無線通信モジュール11が接続要求信号を受信したか否かを判定する。 接続要求信号を受信したと制御部13が判定した場合にはステップS210の処理に進み、それ以外の場合にはステップS209の処理に進む。

    (ステップS209)制御部13は、タイムアウト(ステップS207の処理を終了してから所定時間経過した)か否かを判定する。 タイムアウトと制御部13が判定した場合にはステップS201の処理に戻り、それ以外の場合にはステップS208の処理に戻る。

    (ステップS210)無線通信モジュール11は、ステップS208の処理で受信した接続要求信号に基づいて、外部端末20の端末無線通信モジュール21と無線接続を確立する。 その後、ステップS211の処理に進む。

    (ステップS211)外部端末20の端末無線通信モジュール21は、無線通信端末10に対して送信対象データの送信要求を行う場合には、無線通信端末10の無線通信モジュール11に対して送信要求メッセージを送信する。 無線通信モジュール11は、送信要求メッセージが送信された場合には受信する。 制御部13は、無線通信モジュール11が送信要求メッセージを受信したか否かを判定する。 送信要求メッセージを受信したと制御部13が判定した場合にはステップS214の処理に進み、それ以外の場合にはステップS212の処理に進む。

    (ステップS212)制御部13は、タイムアウト(ステップS210の処理を終了してから所定時間経過した)か否かを判定する。 タイムアウトと制御部13が判定した場合にはステップS213の処理に進み、それ以外の場合にはステップS211の処理に戻る。

    (ステップS213)制御部13は、無線通信モジュール11と外部端末20の端末無線通信モジュール21との通信接続を切断させる。 また、制御部13は、電源制御部16に対して、無線通信モジュール11への電力供給の停止を指示する停止信号を出力する。 電源制御部16は、停止信号が入力されたため、電源部15を制御し、無線通信モジュール11への電力の供給を停止する。 無線通信モジュール11は、電力の供給が停止したことによりスタンバイ(第2状態)となる。 その後、ステップS201の処理に戻る。

    (ステップS214)制御部13は、記憶部17が記憶している送信対象データを抽出する。 その後、ステップS215の処理に進む。
    (ステップS215)無線通信モジュール11は、ステップS214の処理で制御部13が抽出した送信対象データを、外部端末20の端末無線通信モジュール21に対して送信する。 その後、ステップS216の処理に進む。

    (ステップS216)制御部13は、無線通信モジュール11が送信対象データの送信を完了したか否かを判定する。 送信対象データの送信を完了したと制御部13が判定した場合にはステップS217の処理に進み、それ以外の場合にはステップS215の処理に戻る。

    (ステップS217)制御部13は、無線通信モジュール11と外部端末20の端末無線通信モジュール21との通信接続を切断させる。 また、制御部13は、電源制御部16に対して、無線通信モジュール11への電力供給の停止を指示する停止信号を出力する。 電源制御部16は、停止信号が入力されたため、電源部15を制御し、無線通信モジュール11への電力の供給を停止する。 無線通信モジュール11は、電力の供給が停止したことによりスタンバイ(第2状態)となる。 その後、ステップS218の処理に進む。

    (ステップS218)データ更新部14は、ステップS215の処理で送信対象データを全て送信したため、タグ記憶部122が記憶するデータ有無情報のデータ項目「データ」の値を「0」(送信対象データ無し)に更新する。 その後、ステップS201の処理に戻る。

    上述した処理により、本実施形態によれば、外部端末20のタグ読み取り部22が、無線通信端末10のRFIDモジュール12から情報を読み取るだけで、無線通信モジュール11を必要な場合のみ自動的にアクティブにし、必要なデータを自動的に送信することができる。 また、データの送信後には無線通信モジュール11は自動的にスタンバイに戻るため、外部端末20を操作するユーザは、無線通信端末10を一切操作することなく、所望のデータを取得することができる。

    また、上述した処理により、本実施形態によれば、外部端末20のタグ読み取り部22が、無線通信端末10のRFIDモジュール12から情報を読み取った場合においても、送信対象データがない場合には無線通信モジュール11が起動しないため、無駄な電力消費を回避することができる。

    (第2の実施形態)
    次に、本発明の第2の実施形態について説明する。 本実施形態と第1の実施形態とで異なる点は、データ有無情報ではなく送信対象データの一覧を示す送信対象データリストを用いる点である。 なお、無線通信システム1と、無線通信端末10と、外部端末20との構成は、第1の実施形態における各構成と同様である。

    図9は、本実施形態における通信設定情報と送信対象データリストとのデータ構造を示した概略図である。 本実施形態では、RFIDモジュール12のタグ記憶部122は、通信設定情報と送信対象データリストとを関連付けて記憶している。 通信設定情報は、第1の実施形態と同様である。

    送信対象データリストは、対象デバイス毎に、データ項目「MACアドレス」と、データ項目「データ」と、データ項目「アクセスパス」とを含んでいる。 データ項目「MACアドレス」は、外部端末20の端末無線通信モジュール21のMACアドレスを記憶する。 データ項目「データ」は、送信対象データの有無を示すデータを記憶する。 本実施形態では送信対象データが有ることを示すデータを「1」とし、送信対象データが無いことを示すデータを「0」とする。 データ項目「アクセスパス」は、無線通信端末10の記憶部17が記憶している送信対象データのアクセスパスを記憶する。

    図示する例では、1つめの対象デバイスのデータ項目「MACアドレス」には「01:23:45:67:89:AB」が記憶されている。 また、1つめの対象デバイスのデータ項目「データ」には「1」が記憶されている。 また、1つめの対象デバイスのデータ項目「アクセスパス」には「¥DCIM¥..¥ABC0001.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0008.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0011.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0012.JPG」とが記憶されている。

    上述した記憶内容より、図9に示した送信対象データリストのうち1つめの対象デバイスは、MACアドレス「01:23:45:67:89:AB」で特定される外部端末20に対しては、送信対象データが有り、送信対象データのアクセスパスは「¥DCIM¥..¥ABC0001.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0008.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0011.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0012.JPG」とであることを示している。

    また、図示する例では、2つめの対象デバイスのデータ項目「MACアドレス」には「98:76:54:DD:FF:00:11」が記憶されている。 また、1つめの対象デバイスのデータ項目「データ」には「0」が記憶されている。 上述した記憶内容より、図9に示した送信対象データリストのうち2つめの対象デバイスは、MACアドレス「98:76:54:DD:FF:00:11」で特定される外部端末20に対しては、送信対象データが無いことを示している。

    また、図示する例では、3つめの対象デバイスのデータ項目「MACアドレス」には「CD:AB:EF:33:22:11」が記憶されている。 また、3つめの対象デバイスのデータ項目「データ」には「1」が記憶されている。 また、3つめの対象デバイスのデータ項目「アクセスパス」には「¥DCIM¥..¥ABC0012.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0015.JPG」とが記憶されている。

    上述した記憶内容より、図9に示した送信対象データリストのうち3つめの対象デバイスは、MACアドレス「CD:AB:EF:33:22:11」で特定される外部端末20に対しては、送信対象データが有り、送信対象データのアクセスパスは「¥DCIM¥..¥ABC0012.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0015.JPG」とであることを示している。

    また、図示する例では、4つめの対象デバイスのデータ項目「MACアドレス」には「Unknown」が記憶されている。 また、4つめの対象デバイスのデータ項目「データ」には「1」が記憶されている。 また、4つめの対象デバイスのデータ項目「アクセスパス」には「¥DCIM¥..¥*.JPG」が記憶されている。

    上述した記憶内容より、図9に示した送信対象データリストのうち4つめの対象デバイスは、送信対象データリストの各対象デバイスのデータ項目「MACアドレス」で特定される外部端末20以外に対しては、送信対象データが有り、送信対象データのアクセスパスは「¥DCIM¥..¥*.JPG」であることを示している。

    すなわち、MACアドレス「01:23:45:67:89:AB」で特定される外部端末20、MACアドレス「98:76:54:DD:FF:00:11」で特定される外部端末20、MACアドレス「CD:AB:EF:33:22:11」で特定される外部端末20以外の外部端末20に対しては、送信対象データが有り、送信対象データのアクセスパスは「¥DCIM¥..¥*.JPG」、すなわち、「¥DCIM¥..¥」に記憶されている、拡張子が「JPG」である全てのファイルであることを示している。

    次に、無線通信端末10と外部端末20とがデータの送受信を行う際の動作手順について説明する。 図10は、本実施形態において、無線通信端末10と外部端末20とがデータの送受信を行う際の外部端末20の動作手順を示したフローチャートである。

    ステップS301〜ステップS304の処理は、第1の実施形態におけるステップS101〜103の処理と同様である。
    (ステップS305)端末制御部23は、ステップS303の処理で受信したデータから送信対象データリストを取得する。 その後、ステップS306の処理に進む。
    ステップS306〜ステップS309の処理は、第1の実施形態におけるステップS106〜109の処理と同様である。

    (ステップS310)端末無線通信モジュール21は、無線通信端末10の無線通信モジュール11に対して、ステップS305の処理で取得した送信対象データリストのうち、自装置のMACアドレスに対応する対象デバイスのデータ項目「アクセスパス」に記載されている送信対象データを要求する送信要求メッセージを送信する。 その後、ステップS311の処理に進む。 なお、自装置のMACアドレスに対応する対象デバイスのデータ項目「アクセスパス」に記載されている送信対象データを全て要求する送信要求メッセージを送信してもよい。 また、自装置のMACアドレスに対応する対象デバイスのデータ項目「アクセスパス」に記載されている送信対象データのうち、ユーザに指定された一部の送信対象データのみを要求する送信要求メッセージを送信するようにしてもよい。 自装置のMACアドレスに対応する対象デバイスのデータ項目「データ」が0の場合は、送信要求メッセージを送信しないことはいうまでもない。

    ステップS311ステップS314の処理は、第1の実施形態におけるステップS111〜114の処理と同様である。

    図11は、本実施形態において、無線通信端末10と外部端末20とがデータの送受信を行う際の無線通信端末10の動作手順を示したフローチャートである。
    ステップS401の処理は、第1の実施形態におけるステップS201の処理と同様である。

    (ステップS402)タグ制御部121は、タグ記憶部122が記憶する送信対象データリストを読み出し、送信対象データが有るか否かを判定する。 送信対象データが有るとタグ制御部121が判定した場合にはステップS404の処理に進み、それ以外の場合にはステップS403の処理に進む。

    (ステップS403)制御部13は、無線通信モジュール11がアクティブ(第1状態)であるか否かを判定する。 アクティブであると制御部13が判定した場合にはステップS407の処理に進み、それ以外の場合にはステップS401の処理に戻る。

    (ステップS404)RFIDモジュール12は、タグ記憶部122が記憶している通信設定情報と送信対象データリストとを含んだデータを外部端末20のタグ読み取り部22に対して送信する。 その後、ステップS405の処理に進む。
    ステップS405〜ステップS410の処理は、第1の実施形態におけるステップS205〜210の処理と同様である。

    (ステップS411)外部端末20の端末無線通信モジュール21は、無線通信端末10に対して送信対象データの送信要求を行う場合には、送信対象データリストのうち、自装置のMACアドレスに対応する対象デバイスのデータ項目「アクセスパス」に記載されている送信対象データを要求する送信要求メッセージを送信する。 無線通信モジュール11は、送信要求メッセージが送信された場合には受信する。 制御部13は、無線通信モジュール11が送信要求メッセージを受信したか否かを判定する。 送信要求メッセージを受信したと制御部13が判定した場合にはステップS414の処理に進み、それ以外の場合にはステップS412の処理に進む。

    ステップS412〜ステップS413の処理は、第1の実施形態におけるステップS212〜213の処理と同様である。
    (ステップS414)制御部13は、記憶部17が記憶している送信対象データのうち、ステップS411の処理で受信した送信要求メッセージで指定された送信対象データを抽出する。 その後、ステップS415の処理に進む。
    ステップS415〜ステップS418の処理は、第1の実施形態におけるステップS215〜218の処理と同様である。

    上述した処理により、本実施形態によれば、外部端末20のタグ読み取り部22が、無線通信端末10のRFIDモジュール12から情報を読み取るだけで、無線通信モジュール11を必要な場合のみ自動的にアクティブにし、必要なデータを自動的に送信することができる。 また、データの送信後には無線通信モジュール11は自動的にスタンバイに戻るため、外部端末20を操作するユーザは、無線通信端末10を一切操作することなく、所望のデータを取得することができる。

    また、上述した処理により、本実施形態によれば、外部端末20のタグ読み取り部22が、無線通信端末10のRFIDモジュール12から情報を読み取った場合においても、送信対象データがない場合には無線通信モジュール11が起動しないため、無駄な電力消費を回避することができる。

    また、上述した処理により、無線通信モジュール11と端末無線通信モジュール21との無線通信接続前に、タグ読み取り部22とRFIDモジュール12とで送信対象データリストを送受信することで、記憶部17が記憶する送信対象データのうち受信したい送信対象データリストを選択することができる。 これにより、不必要な送信対象データの送受信を行うことが無くなるため、無駄な電力消費を回避することができる。 さらに、送信対象データリストの送受信を、消費電力が大きい無線通信モジュール11と端末無線通信モジュール21とで行わず、タグ読み取り部22とRFIDモジュール12とで行っているため、低消費電力化に寄与することができる。

    (第3の実施形態)
    次に、本発明の第3の実施形態について説明する。 本実施形態と第2の実施形態とで異なる点は、送信対象データリストを送信する外部端末20毎に対する送信対象データが有るか否かを判定し、送信対象データが無い場合には無線通信モジュール11をアクティブにしない点である。 また、本実施形態の送信対象データリストには、送信対象データの情報を含む点である。 なお、無線通信システム1と、無線通信端末10と、外部端末20との構成は、第1の実施形態における各構成と同様である。

    図12は、本実施形態における通信設定情報と送信対象データリストとのデータ構造を示した概略図である。 本実施形態では、RFIDモジュール12のタグ記憶部122は、通信設定情報と送信対象データリストとを関連付けて記憶している。 通信設定情報は、第1の実施形態と同様である。

    送信対象データリストは、対象デバイス毎に、データ項目「MACアドレス」と、データ項目「データ」と、データ項目「アクセスパス」と、データ項目「EXIF情報」と、データ項目「DPOF」とを含んでいる。 データ項目「MACアドレス」は、外部端末20の端末無線通信モジュール21のMACアドレスを記憶する。 データ項目「データ」は、送信対象データの有無を示すデータを記憶する。 本実施形態では送信対象データが有ることを示すデータを「1」とし、送信対象データが無いことを示すデータを「0」とする。 データ項目「アクセスパス」は、無線通信端末10の記憶部17が記憶している送信対象データのアクセスパスを記憶する。

    データ項目「EXIF情報」は、送信対象データの情報を記憶する。 図示する例では、EXIF情報として、「撮影日時」と、「メーカー名」と、「モデル名」と、「撮影位置情報」とを含んでいる。 データ項目「DPOF」は、DPOF(Digital Print Order Format)を記憶する。

    図示する例では、1つめの対象デバイスのデータ項目「MACアドレス」には「CD:AB:EF:33:22:11」が記憶されている。 また、1つめの対象デバイスのデータ項目「データ」には「1」が記憶されている。 また、1つめの対象デバイスのデータ項目「アクセスパス」には「¥DCIM¥..¥ABC0012.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0015.JPG」とが記憶されている。

    また、1つめの対象デバイスのデータ項目「EXIF情報」の「撮影日時」には「2009_01−2009_12 ¥List¥date_2009.xml」と「2010_01−2020_12 ¥List¥date_2009.xml」とが記憶されている。 また、1つめの対象デバイスのデータ項目「EXIF情報」の「メーカー名」には「OLYMPUS ¥List¥OLY.xml」が記憶されている。 また、1つめの対象デバイスのデータ項目「EXIF情報」の「モデル名」には「A0001 ¥List¥Model_A0001.xml」と、「B0123 ¥List¥Model_B0123.xml」とが記憶されている。

    また、1つめの対象デバイスのデータ項目「EXIF情報」の「撮影位置情報」には「京都 ¥List¥Place¥Kyoto.xml」と「大阪 ¥List¥Place¥Osaka.xml」と、「California ¥List¥Place¥California.xml」とが記憶されている。
    また、1つめの対象デバイスのデータ項目「DPOF」には「¥DCIM¥..¥ABC0012.JPG」が記憶されている。

    上述した記憶内容より、図12に示した送信対象データリストのうち1つめの対象デバイスは、MACアドレス「CD:AB:EF:33:22:11」で特定される外部端末20に対しては、送信対象データが有り、送信対象データのアクセスパスは「¥DCIM¥..¥ABC0012.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0015.JPG」とであることを示している。

    また、送信対象データ「¥DCIM¥..¥ABC0012.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0015.JPG」とのEXIF情報は、「撮影日時」が「2009_01−2009_12 ¥List¥date_2009.xml」と「2010_01−2020_12 ¥List¥date_2009.xml」とであり、撮影したカメラの「メーカー名」は「OLYMPUS ¥List¥OLY.xml」であり、撮影したカメラの「モデル名」は「A0001 ¥List¥Model_A0001.xml」と、「B0123 ¥List¥Model_B0123.xml」とであり、「撮影位置情報」は「京都 ¥List¥Place¥Kyoto.xml」と「大阪 ¥List¥Place¥Osaka.xml」と、「California ¥List¥Place¥California.xml」とであることを示している。 また、プリント対象の送信対象データは「¥DCIM¥..¥ABC0012.JPG」であることを示している。

    また、図示する例では、2つめの対象デバイスのデータ項目「MACアドレス」には「Unknown」が記憶されている。 また、2つめの対象デバイスのデータ項目「データ」には「1」が記憶されている。 また、2つめの対象デバイスのデータ項目「アクセスパス」には「¥DCIM¥..¥*.JPG」が記憶されている。

    また、2つめの対象デバイスのデータ項目「EXIF情報」の「撮影日時」には「2009_01−2009_12 ¥List¥date_2009.xml」と「2010_01−2020_12 ¥List¥date_2009.xml」とが記憶されている。 また、2つめの対象デバイスのデータ項目「EXIF情報」の「メーカー名」には「OLYMPUS ¥List¥OLY.xml」が記憶されている。 また、2つめの対象デバイスのデータ項目「EXIF情報」の「モデル名」には「A0001 ¥List¥Model_A0001.xml」と、「B0123 ¥List¥Model_B0123.xml」とが記憶されている。

    また、2つめの対象デバイスのデータ項目「EXIF情報」の「撮影位置情報」には「京都 ¥List¥Place¥Kyoto.xml」と「大阪 ¥List¥Place¥Osaka.xml」と、「California ¥List¥Place¥California.xml」とが記憶されている。 また、2つめの対象デバイスのデータ項目「DPOF」には「¥DCIM¥..¥ABC0001.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0008.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0011.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0020.JPG」とが記憶されている。

    上述した記憶内容より、図12に示した送信対象データリストのうち2つめの対象デバイスは、送信対象データリストの各対象デバイスのデータ項目「MACアドレス」で特定される外部端末20以外に対しては、送信対象データが有り、送信対象データのアクセスパスは「¥DCIM¥..¥*.JPG」とであることを示している。

    すなわち、MACアドレス「CD:AB:EF:33:22:11」で特定される外部端末20以外の外部端末20に対しては、送信対象データが有り、送信対象データのアクセスパスは「¥DCIM¥..¥*.JPG」、すなわち、「¥DCIM¥..¥」に記憶されている、拡張子が「JPG」である全てのファイルであることを示している。

    また、送信対象データ「¥DCIM¥..¥*.JPG」のEXIF情報は、「撮影日時」が「2009_01−2009_12 ¥List¥date_2009.xml」と「2010_01−2020_12 ¥List¥date_2009.xml」とであり、撮影したカメラの「メーカー名」は「OLYMPUS ¥List¥OLY.xml」であり、撮影したカメラの「モデル名」は「A0001 ¥List¥Model_A0001.xml」と、「B0123 ¥List¥Model_B0123.xml」とであり、「撮影位置情報」は「京都 ¥List¥Place¥Kyoto.xml」と「大阪 ¥List¥Place¥Osaka.xml」と、「California ¥List¥Place¥California.xml」とであることを示している。 また、プリント対象の送信対象データは「¥DCIM¥..¥ABC0001.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0008.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0011.JPG」と、「¥DCIM¥..¥ABC0020.JPG」であることを示している。

    次に、無線通信端末10と外部端末20とがデータの送受信を行う際の動作手順について説明する。 図13は、本実施形態において、無線通信端末10と外部端末20とがデータの送受信を行う際の外部端末20の動作手順を示したフローチャートである。
    ステップS501〜ステップS505の処理は、第2の実施形態におけるステップS301〜S305の処理と同様である。

    (ステップS506)端末制御部23は、ユーザの入力に応じて、受信したい送信対象データのカテゴリ(条件)を指定する。 カテゴリとしては、外部端末20自身のMACアドレスや、送信対象データの撮影日時や撮影場所等である。 続いて、タグ読み取り部22は、端末制御部23が指定したカテゴリを示す情報を無線通信モジュール11のRFIDモジュール12に送信する。 その後、ステップS507の処理に進む。
    ステップS507〜ステップS515の処理は、第2の実施形態におけるステップS306〜S314の処理と同様である。

    図14は、本実施形態において、無線通信端末10と外部端末20とがデータの送受信を行う際の無線通信端末10の動作手順を示したフローチャートである。
    ステップS601の処理は、第2の実施形態におけるステップS401の処理と同様である。

    (ステップS602)RFIDモジュール12は、タグ記憶部122が記憶している通信設定情報と送信対象データリストとを含んだデータを外部端末20のタグ読み取り部22に対して送信する。 その後、ステップS603の処理に進む。

    (ステップS603)外部端末20のタグ読み取り部22は、RFIDモジュール12に対してカテゴリを示す情報を送信する。 RFIDモジュール12は、外部端末20から送信されたカテゴリを示す情報を受信する。 その後、ステップS604の処理に進む。

    (ステップS604)タグ制御部121は、タグ記憶部122が記憶する送信対象データリストを読み出し、ステップS603の処理で受信した情報が示すカテゴリと一致する送信対象データがあるか否かを判定する。 カテゴリと一致する送信対象データが有るとタグ制御部121が判定した場合にはステップS606の処理に進み、それ以外の場合にはステップS605の処理に進む。

    (ステップS605)制御部13は、無線通信モジュール11がアクティブ(第1状態)であるか否かを判定する。 アクティブであると制御部13が判定した場合にはステップS608の処理に進み、それ以外の場合にはステップS601の処理に戻る。

    ステップS606〜ステップS619の処理は、第2の実施形態におけるステップS405〜418の処理と同様である。

    上述した処理により、本実施形態によれば、外部端末20のタグ読み取り部22が、無線通信端末10のRFIDモジュール12から情報を読み取るだけで、無線通信モジュール11を必要な場合のみ自動的にアクティブにし、必要なデータを自動的に送信することができる。 また、データの送信後には無線通信モジュール11は自動的にスタンバイに戻るため、外部端末20を操作するユーザは、無線通信端末10を一切操作することなく、所望のデータを取得することができる。

    また、上述した処理により、本実施形態によれば、外部端末20のタグ読み取り部22が、無線通信端末10のRFIDモジュール12から情報を読み取った場合においても、送信対象データがない場合には無線通信モジュール11が起動しないため、無駄な電力消費を回避することができる。

    また、上述した処理により、無線通信モジュール11と端末無線通信モジュール21との無線通信接続前に、タグ読み取り部22とRFIDモジュール12とで送信対象データリストを送受信することで、記憶部17が記憶する送信対象データのうち受信したい送信対象データリストを選択することができる。 これにより、不必要な送信対象データの送受信を行うことが無くなるため、無駄な電力消費を回避することができる。 さらに、送信対象データリストの送受信を、消費電力が大きい無線通信モジュール11と端末無線通信モジュール21とで行わず、タグ読み取り部22とRFIDモジュール12とで行っているため、低消費電力化に寄与することができる。

    また、上述した処理により、無線通信端末10のRFIDモジュール12は、外部端末20から送信されるカテゴリを示す情報を受信する。 そして、タグ制御部121は、カテゴリに該当する送信対象データが有る場合には無線通信モジュール11をアクティブにし、カテゴリに該当する送信対象データが無い場合には無線通信モジュール11をアクティブにしない。 これにより、複数の外部端末20ごとに、無線通信モジュール11の細かな状態設定を行うことができる。

    なお、Unknownデバイスとして認識した外部端末20に対して全ての送信対象データを送信した後、データ更新部14は、タグ記憶部122が記憶している送信対象データリストに、当該外部端末20の「対象デバイス」を新たに作成する(図14に示したフローチャートではステップS619の処理)。 新たに作成する「対象デバイス」の内容は、データ項目「MACアドレス」には当該外部端末20のMACアドレスを記憶し、全ての送信対象データを送信したためデータ項目「データ」には「0」を記憶する。

    なお、データ更新部14が送信対象データリストのデータ項目「データ」の値を「1」から「0」に更新し、データ項目「アクセスパス」の値を削除するタイミングとしては、例えば、送信対象データの送信直後や通信切断後、無線モジュールへの電源遮断後またはスタンバイ指示後、無線通信端末10自体の電源OFF指示後がある。

    また、データ更新部14が送信対象データリストのデータ項目「データ」の値を「0」から「1」に更新し、データ項目「アクセスパス」に値を追加するタイミングとしては、新たな画像データが無線通信端末10の記憶部17に記憶された直後や、記憶されてから一定時間経過時がある。 例えば、無線通信端末10がデジタルカメラであれば、一定時間撮影指示が無いときや、画像再生指示後や、電源OFF指示後がある。

    また、上述した例では、外部端末20を特定する情報としてMACアドレスを使用しているが、これに限らず、UUID(User Unique ID)やニックネーム等、任意の名前で特定するようにしてもよい。

    また、送信対象データリストのうち、MACアドレスが「Unknown」である対象デバイスのアクセスパスの項目は、記憶部17に記憶された全データが送信対象データとなる場合が多い。 この場合には、送信対象データリストのデータ量が多くなるため、送信対象データリストにファイルパスやファイル名で全て記憶するのではなく、メタデータで管理するようにしてもよい。 この場合には、外部端末20のタグ読み取り部22は、無線通信端末10のRFIDモジュール12からメタデータを読み出すようにしてよい。 また、メタデータの管理は外部端末20毎に行っても良い。

    メタデータは、例えばテキスト形式で記述され、タグ記憶部122には、テキストデータでファイルパスが記憶されてもよい。 メタデータの構成自体は、公知のxml、HTML形式でもよいため、特に図示しない。

    無線通信端末10は、メタデータであるテキストデータを外部端末20に送信し、外部端末20はテキストデータから送信対象データのファイルパスを抽出し、そのファイルパス情報に基づいて、データ送信要求を行うようにしてもよい。 なお、メタデータの生成は、無線通信端末10の制御部13が備えるデータ有無情報生成部131が行うようにしてもよい。

    図15は、本実施形態において、制御部13がデータ有無情報生成部131を備える無線通信端末30の構成を示したブロック図である。 図示する例では、無線通信端末30は、無線通信モジュール11と、RFIDモジュール12と、制御部13と、データ更新部14と、電源部15と、電源制御部16と、記憶部17とを備えている。 無線通信モジュール11と、RFIDモジュール12と、データ更新部14と、電源部15と、電源制御部16とは図3に示した各部と同様である。 制御部13は、データ有無情報生成部131を備えている。 データ有無情報生成部131は、メタデータを生成する。

    また、RFIDモジュール12は、外部端末20が発生する高周波磁界による起電力に基づいて動作するが、タグ記憶部122が大量のデータを記憶することを想定し、RFIDモジュール12専用の電源を備えるようにしてもよい。

    図16は、本実施形態において、RFID用電源を備える無線通信端末40の構成を示したブロック図である。 図示する例では、無線通信端末40は、無線通信モジュール11と、RFIDモジュール12と、制御部13と、データ更新部14と、電源部15と、電源制御部16と、記憶部17と、RFID用電源18とを備えている。 無線通信モジュール11と、RFIDモジュール12と、制御部13と、データ更新部14と、電源部15と、電源制御部16とは図3に示した各部と同様である。 RFID用電源18は、RFIDモジュール12に対して電力を供給する。 なお、この構成の場合、RFIDモジュール12を用いた通信や、制御部13等とのデータの入出力や、タグ記憶部122の更新等が完了すると、RFID用電源18は、RFIDモジュール12への電源供給を遮断するよう動作する。

    また、上述した例では、無線通信端末10から外部端末20に対して送信対象データを送信する例を用いて説明したが、これに限らない。 例えば、無線通信端末10の無線通信モジュール11と、外部端末20の端末無線通信モジュール21とは通信接続を確立するため、外部端末20から無線通信端末10に対してデータを送信するようにしてもよい。

    (第4の実施形態)
    次に、本発明の第4の実施形態について説明する。 本実施形態と第1の実施形態とで異なる点は、本実施形態の無線通信端末10は表示部を備え、送信対象データを送信している際に、送信していることを示す表示を行う点である。 なお、外部端末20の構成は、第1の実施形態における構成と同様である。

    図17は、本実施形態における無線通信端末50の構成を示したブロック図である。 図示する例では、無線通信端末50は、無線通信モジュール11と、RFIDモジュール12と、制御部13と、データ更新部14と、電源部15と、電源制御部16と、記憶部17と、表示部51とを備えている。 無線通信モジュール11と、RFIDモジュール12と、制御部13と、データ更新部14と、電源部15と、電源制御部16とは図3に示した各部と同様である。 表示部51は、画像やGUIを表示するディスプレイとLEDとを備える。

    次に、無線通信端末50と外部端末20とがデータの送受信を行う際の動作手順について説明する。 無線通信端末50と外部端末20とがデータの送受信を行う際の外部端末20の動作手順は、第1の実施形態における外部端末20の動作手順と同様である。

    図18は、本実施形態において、無線通信端末50と外部端末20とがデータの送受信を行う際の無線通信端末50の動作手順を示したフローチャートである。
    ステップS701〜ステップS715の処理は、第1の実施形態におけるステップS201〜S215の処理と同様である。

    (ステップS716)制御部13は、表示部51のLEDを点灯させる。 その後、ステップS717の処理に進む。
    ステップS717の処理は、第1の実施形態におけるステップS216の処理と同様である。

    (ステップS718)制御部13は、表示部51のLEDを消灯させる。 その後、ステップS719の処理に進む。
    ステップS719〜S720の処理は、第1の実施形態におけるステップS217〜S218の処理と同様である。

    上述した処理により、本実施形態によれば、外部端末20のタグ読み取り部22が、無線通信端末50のRFIDモジュール12から情報を読み取るだけで、無線通信モジュール11を必要な場合のみ自動的にアクティブにし、必要なデータを自動的に送信することができる。 また、データの送信後には無線通信モジュール11は自動的にスタンバイに戻るため、外部端末20を操作するユーザは、無線通信端末50を一切操作することなく、所望のデータを取得することができる。

    また、上述した処理により、本実施形態によれば、外部端末20のタグ読み取り部22が、無線通信端末50のRFIDモジュール12から情報を読み取った場合においても、送信対象データがない場合には無線通信モジュール11が起動しないため、無駄な電力消費を回避することができる。

    また、上述した処理により、本実施形態によれば、送信対象データの送信中には表示部51のLEDが点灯するため、データの送信であるか否かをユーザに分かりやすく知らせることができる。 また、表示部51に供給する電力もLEDの点灯に使用するだけの最小限の電力供給とするため、無線通信端末50の省電力化に寄与できる。

    (第5の実施形態)
    次に、本発明の第5の実施形態について説明する。 本実施形態と第4の実施形態とで異なる点は、本実施形態の無線通信端末60の電源制御部16は判定部を備え、電源部15の残電力量に応じて電力の供給先を切り替える点である。 なお、外部端末20の構成は、第4の実施形態における構成と同様である。

    図19は、本実施形態における無線通信端末60の構成を示したブロック図である。 図示する例では、無線通信端末50は、無線通信モジュール11と、RFIDモジュール12と、制御部13と、データ更新部14と、電源部15と、電源制御部16と、記憶部17と、表示部51とを備えている。 無線通信モジュール11と、RFIDモジュール12と、制御部13と、データ更新部14と、電源部15と、表示部51とは図17に示した各部と同様である。 電源制御部16は判定部161を備えている。 判定部161は、電源部15の残電力量を判定する。

    次に、無線通信端末60と外部端末20とがデータの送受信を行う際の動作手順について説明する。 無線通信端末60と外部端末20とがデータの送受信を行う際の外部端末20の動作手順は、第4の実施形態における外部端末20の動作手順と同様である。

    図20は、本実施形態において、無線通信端末50と外部端末20とがデータの送受信を行う際の無線通信端末50の動作手順を示したフローチャートである。
    ステップS801〜ステップS804の処理は、第3の実施形態におけるステップS701〜S704の処理と同様である。

    (ステップS805)判定部161は、電源部15の電圧値VBATを取得する。 また、判定部161は、第1の閾値Aと第2の閾値Bとを記憶部17から読み出す。 その後、ステップS806の処理に進む。 なお、第1の閾値Aと第2の閾値Bとは予め決められていてもよく、任意に設定できるようにしてもよい。

    (ステップS806)判定部161は、ステップS805で取得した電源部15の電圧値VBATが第2の閾値Bより大きいか否かを判定する。 電源部15の電圧値VBATが第2の閾値Bより大きいと判定した場合にはステップS810の処理に進み、それ以外の場合にはステップS807の処理に進む。

    (ステップS807)判定部161は、ステップS805で取得した電源部15の電圧値VBATが第1の閾値Aより大きいか否かを判定する。 電源部15の電圧値VBATが第1の閾値Aより大きいと判定した場合にはステップS809の処理に進み、それ以外の場合にはステップS808の処理に進む。

    (ステップS808)電源制御部16は、全ブロックをスタンバイの状態とする。 また、制御部13は、表示部51のLEDを点灯させ、警告表示を行う。 その後、ステップS801の処理に戻る。
    (ステップS809)電源制御部16は、無線通信モジュール11と、記憶部17のみをアクティブの状態とする。 その後、ステップS811の処理に進む。

    (ステップS810)電源制御部16は、全ブロックをアクティブの状態とする。 その後、ステップS811の処理に進む。
    ステップS811〜ステップS819の処理は、第3の実施形態におけるステップS707〜S715の処理と同様である。

    (ステップS820)制御部13は、表示部51に送信データの送信中であることを示す情報を表示させる。 その後、ステップS821の処理に進む。 なお、送信データの送信中であることを示す情報の表示としては、ステップS810の処理で全ブロックをアクティブの状態とした場合には、表示部51に通信状態の詳細を示す情報をGUI等で表示させる。 また、ステップS809の処理で無線通信モジュール11と、記憶部17のみをアクティブの状態とした場合には、表示部51のLEDを点灯させる。

    ステップS821の処理は、第3の実施形態におけるステップS717の処理と同様である。
    (ステップS822)制御部13は、ステップS820の処理で開始した、表示部51による送信データの送信中であることを示す情報の表示を終了させる。 その後、ステップS823の処理に進む。
    ステップS823〜S824の処理は、第3の実施形態におけるステップS719〜S720の処理と同様である。

    上述した処理により、本実施形態によれば、外部端末20のタグ読み取り部22が、無線通信端末60のRFIDモジュール12から情報を読み取るだけで、無線通信モジュール11を必要な場合のみ自動的にアクティブにし、必要なデータを自動的に送信することができる。 また、データの送信後には無線通信モジュール11は自動的にスタンバイに戻るため、外部端末20を操作するユーザは、無線通信端末60を一切操作することなく、所望のデータを取得することができる。

    また、上述した処理により、本実施形態によれば、外部端末20のタグ読み取り部22が、無線通信端末60のRFIDモジュール12から情報を読み取った場合においても、送信対象データがない場合には無線通信モジュール11が起動しないため、無駄な電力消費を回避することができる。

    また、上述した処理により、本実施形態によれば、電源部15の残電力量が多い場合には、表示部51にGUI等で送信状態を表示させる。 これにより、電源部15の残電力量に余裕がある場合には、より詳細な送信状態をユーザに知らせることができる。

    なお、上述した実施形態における無線通信端末10,30,40,50,60と、外部端末20が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。 なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。

    また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。 さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。 また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。

    以上、この発明の第1の実施形態から第4の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。

    1・・・無線通信システム、10,30,40,50,60・・・無線通信端末、11・・・無線通信モジュール、12・・・RFIDモジュール、13・・・制御部、14・・・データ更新部、15・・・電源部、16・・・電源制御部、17・・・記憶部、18・・・RFID用電源、20・・・外部端末、21・・・端末無線通信モジュール、22・・・タグ読み取り部、23・・・端末制御部、24・・・端末電源部、25・・・端末記憶部、51・・・表示部、111・・・通信制御部、112・・・無線部、121・・・タグ制御部、122・・・タグ記憶部、123・・・タグアンテナ部、131・・・データ有無情報生成部、151・・・バッテリー部、152・・・DC/DCコンバータ、161・・・判定部、1211・・・読取要求検出部

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