共有通信媒体上での競合ベースの共存

申请号 JP2018506853 申请日 2016-08-12 公开(公告)号 JP2018530935A 公开(公告)日 2018-10-18
申请人 クゥアルコム・インコーポレイテッド; QUALCOMM INCORPORATED; 发明人 カドウス、タメル・アデル; バリーアッパン、ナチアッパン; サデク、アーメド・カメル; ラデュレスク、アンドレイ・ドラゴス;
摘要 共有通信媒体上での競合を管理するための技法が開示される。共有通信媒体上で実装されるフレーム構造のための基準シグナリング、ダウンリンク媒体アクセス、アップリンク媒体アクセス、リソース再使用、チャネル構造、確認応答方式、公平性、収集、ランダムアクセス、ページング、モビリティ、事業者間軽減などの態様を容易にするための様々な技法が提供される。
权利要求

一連のフレームおよびサブフレームを定義する時分割複信(TDD)フレーム構造に従って通信媒体で情報を受信することと、 前記通信媒体で確認応答チャネルを搬送するためのサブフレームリソースのセットを決定することと、ここにおいて、サブフレームリソースの前記決定されたセットが前記サブフレームのしきい値割合以下を占有し、 サブフレームリソースの前記決定されたセットを介して前記確認応答チャネルで、前記受信された情報に関連する1つまたは複数の確認応答メッセージを送信することと を備える、通信方法。前記サブフレームの前記しきい値割合は、2つ以下の直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル期間を備える、請求項1に記載の方法。サブフレームリソースの前記決定されたセットは、OFDMトーンの1つまたは複数のインターリーブされたブロックで周波数において拡散されている、請求項2に記載の方法。前記サブフレームの前記しきい値割合は、競合なしの時間期間に対応する、請求項1に記載の方法。前記競合なしの時間期間は、前記TDDフレーム構造によって定義されたフレームの持続時間の5%以下にわたる、請求項4に記載の方法。前記受信することは、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第1のグループ上で情報を受信することと、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第2のグループ上で情報を受信することと を備え、 前記送信することは、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第1のグループ上で受信された前記情報に確認応答する確認応答メッセージを、第1のアップリンクサブフレーム上で送信することと、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第2のグループ上で受信された前記情報と1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第1のグループ上で受信された前記情報とに確認応答する確認応答メッセージを、前記第1のアップリンクサブフレームの後の第2のアップリンクサブフレーム上で送信することと を備える、請求項1に記載の方法。前記情報が第1の送信機会(TXOP)の間に正常に受信されていないと決定することと、 前記決定することに基づいて、前記確認応答チャネルでアクセス端末に、前記情報に関連する肯定確認応答メッセージを送信することと、 前記決定することに基づいて、共通制御チャネルで前記アクセス端末にいかなる送信許可も送信するのを控えることと、 第2のTXOPの間に、前記情報の再送信を受信することと をさらに備える、請求項1に記載の方法。前記第1のTXOPおよび前記第2のTXOPは、時間的に不連続である、請求項7に記載の方法。一連のフレームおよびサブフレームを定義する時分割複信(TDD)フレーム構造に従って通信媒体で情報を受信するように構成された少なくとも1つのトランシーバと、 少なくとも1つのプロセッサと、 前記少なくとも1つのプロセッサに結合された少なくとも1つのメモリと、 を備える、通信装置であって、前記少なくとも1つのプロセッサおよび前記少なくとも1つのメモリが、前記通信媒体で確認応答チャネルを搬送するためのサブフレームリソースのセットを決定するように構成され、ここにおいて、サブフレームリソースの前記決定されたセットが前記サブフレームのしきい値割合以下を占有し、 前記少なくとも1つのトランシーバは、サブフレームリソースの前記決定されたセットを介して前記確認応答チャネルで、前記受信された情報に関連する1つまたは複数の確認応答メッセージを送信するようにさらに構成される、通信装置。前記サブフレームの前記しきい値割合は、2つ以下の直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル期間を備える、請求項9に記載の装置。サブフレームリソースの前記決定されたセットは、OFDMトーンの1つまたは複数のインターリーブされたブロックで周波数において拡散されている、請求項10に記載の装置。前記サブフレームの前記しきい値割合は、競合なしの時間期間に対応する、請求項9に記載の装置。前記競合なしの時間期間は、前記TDDフレーム構造によって定義されたフレームの持続時間の5%以下にわたる、請求項12に記載の装置。前記少なくとも1つのトランシーバは、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第1のグループ上で情報を受信することと、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第2のグループ上で情報を受信することと、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第1のグループ上で受信された前記情報に確認応答する確認応答メッセージを、第1のアップリンクサブフレーム上で送信することと、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第2のグループ上で受信された前記情報と1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第1のグループ上で受信された前記情報とに確認応答する確認応答メッセージを、前記第1のアップリンクサブフレームの後の第2のアップリンクサブフレーム上で送信することと を行うようにさらに構成される、請求項9に記載の装置。前記少なくとも1つのプロセッサおよび前記少なくとも1つのメモリは、前記情報が第1の送信機会(TXOP)の間に正常に受信されていないと決定するようにさらに構成され、 前記少なくとも1つのトランシーバは、 前記決定することに基づいて、前記確認応答チャネルでアクセス端末に、前記情報に関連する肯定確認応答メッセージを送信することと、 前記決定することに基づいて、共通制御チャネルで前記アクセス端末にいかなる送信許可も送信するのを控えることと、 第2のTXOPの間に、前記情報の再送信を受信することと を行うようにさらに構成される、請求項9に記載の装置。前記第1のTXOPおよび前記第2のTXOPは、時間的に不連続である、請求項15に記載の装置。一連のフレームおよびサブフレームを定義する時分割複信(TDD)フレーム構造に従って通信媒体で情報を受信するための手段と、 前記通信媒体で確認応答チャネルを搬送するためのサブフレームリソースのセットを決定するための手段と、ここにおいて、サブフレームリソースの前記決定されたセットが前記サブフレームのしきい値割合以下を占有し、 サブフレームリソースの前記決定されたセットを介して前記確認応答チャネルで、前記受信された情報に関連する1つまたは複数の確認応答メッセージを送信するための手段と を備える、通信装置。前記サブフレームの前記しきい値割合は、2つ以下の直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル期間を備える、請求項17に記載の装置。サブフレームリソースの前記決定されたセットは、OFDMトーンの1つまたは複数のインターリーブされたブロックで周波数において拡散されている、請求項18に記載の装置。前記サブフレームの前記しきい値割合は、競合なしの時間期間に対応する、請求項17に記載の装置。前記競合なしの時間期間は、前記TDDフレーム構造によって定義されたフレームの持続時間の5%以下にわたる、請求項20に記載の装置。受信するための前記手段は、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第1のグループ上で情報を受信するための手段と、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第2のグループ上で情報を受信するための手段と を備え、 送信するための前記手段は、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第1のグループ上で受信された前記情報に確認応答する確認応答メッセージを、第1のアップリンクサブフレーム上で送信するための手段と、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第2のグループ上で受信された前記情報と1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第1のグループ上で受信された前記情報とに確認応答する確認応答メッセージを、前記第1のアップリンクサブフレームの後の第2のアップリンクサブフレーム上で送信するための手段と を備える、請求項17に記載の装置。前記情報が第1の送信機会(TXOP)の間に正常に受信されていないと決定するための手段と、 前記決定することに基づいて、前記確認応答チャネルでアクセス端末に、前記情報に関連する肯定確認応答メッセージを送信するための手段と、 前記決定することに基づいて、共通制御チャネルで前記アクセス端末にいかなる送信許可も送信するのを控えるための手段と、 第2のTXOPの間に、前記情報の再送信を受信するための手段と をさらに備える、請求項17に記載の装置。プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに通信のための動作を実行させるコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体であって、 一連のフレームおよびサブフレームを定義する時分割複信(TDD)フレーム構造に従って通信媒体で情報を受信するためのコードと、 前記通信媒体で確認応答チャネルを搬送するためのサブフレームリソースのセットを決定するためのコードと、ここにおいて、サブフレームリソースの前記決定されたセットが前記サブフレームのしきい値割合以下を占有し、 サブフレームリソースの前記決定されたセットを介して前記確認応答チャネルで、前記受信された情報に関連する1つまたは複数の確認応答メッセージを送信するためのコードと を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。前記サブフレームの前記しきい値割合は、2つ以下の直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル期間を備える、請求項24に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。サブフレームリソースの前記決定されたセットは、OFDMトーンの1つまたは複数のインターリーブされたブロックで周波数において拡散されている、請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。前記サブフレームの前記しきい値割合は、競合なしの時間期間に対応する、請求項24に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。前記競合なしの時間期間は、前記TDDフレーム構造によって定義されたフレームの持続時間の5%以下にわたる、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。受信するための前記コードは、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第1のグループ上で情報を受信するためのコードと、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第2のグループ上で情報を受信するためのコードと を備え、 送信するための前記コードは、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第1のグループ上で受信された前記情報に確認応答する確認応答メッセージを、第1のアップリンクサブフレーム上で送信するためのコードと、 1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第2のグループ上で受信された前記情報と1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの前記第1のグループ上で受信された前記情報とに確認応答する確認応答メッセージを、前記第1のアップリンクサブフレームの後の第2のアップリンクサブフレーム上で送信するためのコードと を備える、請求項24に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。前記情報が第1の送信機会(TXOP)の間に正常に受信されていないと決定するためのコードと、 前記決定することに基づいて、前記確認応答チャネルでアクセス端末に、前記情報に関連する肯定確認応答メッセージを送信するためのコードと、 前記決定することに基づいて、共通制御チャネルで前記アクセス端末にいかなる送信許可も送信するのを控えるためのコードと、 第2のTXOPの間に、前記情報の再送信を受信するための手段と をさらに備える、請求項24に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。

说明书全文

関連出願の相互参照 [0001]本出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2015年8月12日に出願された「Contention−Based Co−Existence on a Shared Communication Medium」と題する米国仮出願第62/204,303号の利益を主張する。

[0002]本出願はまた、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、本明細書と同時に出願された代理人整理番号第154728U1号を有する同時係属米国特許出願「Contention−Based Co−Existence on a Shared Communication Medium」に関する。

[0003]本開示の態様は、一般に、電気通信に関し、より詳細には、共有通信媒体上での動作などに関する。

[0004]ワイヤレス通信システムは、音声、データ、マルチメディアなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。一般のワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電など)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムである。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムなどを含む。これらのシステムは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって提供されたロングタームエボリューション(LTE(登録商標))、第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって提供されたウルトラモバイルブロードバンド(UMB)およびエボリューションデータオプティマイズド(EV−DO)、米国電気電子学会(IEEE)によって提供された802.11などの仕様に準拠して展開されることが多い。

[0005]セルラーネットワークでは、「マクロセル」アクセスポイントは、ある地理的エリアで多数のユーザに接続およびカバレージを提供する。マクロネットワーク展開は、地理的領域で良好なカバレージを提供するために慎重に計画され、設計され、実装される。住居およびオフィスビルの場合などの屋内または他の特定の地理的カバレージを改善するために、追加の「スモールセル」、一般には低電力のアクセスポイントが、従来のマクロネットワークを補完するように最近展開され始めている。スモールセルアクセスポイントはまた、能力の漸進的増大、より豊かなユーザエクスペリエンスなどを提供し得る。

[0006]たとえば、スモールセルLTE動作は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)技術によって使用されるUnlicensed National Information Infrastructure(U−NII)帯域などの免許不要(unlicensed)周波数スペクトルへと拡張されている。スモールセルLTE動作のこの拡張は、スペクトル効率、ひいてはLTEシステムの能力を高めるために設計されている。しかしながら、それはまた、一般に「Wi−Fi(登録商標)」と呼ばれるIEEE 802.11x WLAN技術を筆頭に、同じ免許不要帯域を一般に利用する他の無線アクセス技術(RAT)の動作を侵害することがある。

[0007]以下の概要は、本開示の様々な態様の説明において助けとなるためにのみ与えられ、態様の限定ではなく、態様の例示のためにのみ与えられる大要である。

[0008]一例では、通信方法が開示される。本方法は、たとえば、第1の持続時間にわたる第1の送信機会(TXOP)のために通信媒体へのアクセスを求めて競合することと、第1のTXOPの間にアクセス端末に、第2の持続時間にわたる第2のTXOPのためにアップリンクリソースをアクセス端末に許可するスケジューリング許可を送信することと、第2のTXOPのために通信媒体へのアクセスを求めて競合することと、第2のTXOPの間に、許可されたアップリンクリソースでアクセス端末からアップリンクシグナリングを受信することとを含み得る。

[0009]別の例では、通信装置が開示される。本装置は、たとえば、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合された少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのトランシーバとを含み得る。少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのメモリは、第1の持続時間にわたる第1のTXOPのために通信媒体へのアクセスを求めて競合するように構成され得る。少なくとも1つのトランシーバは、第1のTXOPの間にアクセス端末に、第2の持続時間にわたる第2のTXOPのためにアップリンクリソースをアクセス端末に許可するスケジューリング許可を送信するように構成され得る。少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのメモリは、第2のTXOPのために通信媒体へのアクセスを求めて競合するようにさらに構成され得る。少なくとも1つのトランシーバは、第2のTXOPの間に、許可されたアップリンクリソースでアクセス端末からアップリンクシグナリングを受信するようにさらに構成され得る。

[0010]別の例では、別の通信装置が開示される。本装置は、たとえば、第1の持続時間にわたる第1のTXOPのために通信媒体へのアクセスを求めて競合するための手段と、第1のTXOPの間にアクセス端末に、第2の持続時間にわたる第2のTXOPのためにアップリンクリソースをアクセス端末に許可するスケジューリング許可を送信するための手段と、第2のTXOPのために通信媒体へのアクセスを求めて競合するための手段と、第2のTXOPの間に、許可されたアップリンクリソースでアクセス端末からアップリンクシグナリングを受信するための手段とを含み得る。

[0011]別の例では、一時的または非一時的コンピュータ可読媒体が開示される。本コンピュータ可読媒体は、たとえば、第1の持続時間にわたる第1のTXOPのために通信媒体へのアクセスを求めて競合するためのコードと、第1のTXOPの間にアクセス端末に、第2の持続時間にわたる第2のTXOPのためにアップリンクリソースをアクセス端末に許可するスケジューリング許可を送信するためのコードと、第2のTXOPのために通信媒体へのアクセスを求めて競合するためのコードと、第2のTXOPの間に、許可されたアップリンクリソースでアクセス端末からアップリンクシグナリングを受信するためのコードとを含み得る。

[0012]別の例では、別の通信方法が開示される。本方法は、たとえば、第1の持続時間にわたる第1のTXOPの間に、アクセス端末による送信のためにアップリンクリソースを許可するスケジューリング許可をアクセスポイントから受信することと、第2の持続時間にわたる第2のTXOPにおけるスケジューリング許可に対応するアップリンクリソースを識別することと、第2のTXOPの間に、識別されたアップリンクリソースでアクセスポイントにアップリンクシグナリングを送信することとを含み得る。

[0013]別の例では、別の通信装置が開示される。本装置は、たとえば、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合された少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのトランシーバとを含み得る。少なくとも1つのトランシーバは、第1の持続時間にわたる第1のTXOPの間に、アクセス端末による送信のためにアップリンクリソースを許可するスケジューリング許可をアクセスポイントから受信するように構成され得る。少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのメモリは、第2の持続時間にわたる第2のTXOPにおけるスケジューリング許可に対応するアップリンクリソースを識別するように構成され得る。少なくとも1つのトランシーバは、第2のTXOPの間に、識別されたアップリンクリソースでアクセスポイントにアップリンクシグナリングを送信するようにさらに構成され得る。

[0014]別の例では、別の通信装置が開示される。本装置は、たとえば、第1の持続時間にわたる第1のTXOPの間に、アクセス端末による送信のためにアップリンクリソースを許可するスケジューリング許可をアクセスポイントから受信するための手段と、第2の持続時間にわたる第2のTXOPにおけるスケジューリング許可に対応するアップリンクリソースを識別するための手段と、第2のTXOPの間に、識別されたアップリンクリソースでアクセスポイントにアップリンクシグナリングを送信するための手段とを含み得る。

[0015]別の例では、別の一時的または非一時的コンピュータ可読媒体が開示される。本コンピュータ可読媒体は、たとえば、第1の持続時間にわたる第1のTXOPの間に、アクセス端末による送信のためにアップリンクリソースを許可するスケジューリング許可をアクセスポイントから受信するためのコードと、第2の持続時間にわたる第2のTXOPにおけるスケジューリング許可に対応するアップリンクリソースを識別するためのコードと、第2のTXOPの間に、識別されたアップリンクリソースでアクセスポイントにアップリンクシグナリングを送信するためのコードとを含み得る。

[0016]別の例では、別の通信方法が開示される。本方法は、たとえば、一連のフレームおよびサブフレームを定義する時分割複信(TDD)フレーム構造に従って通信媒体で情報を受信することと、通信媒体で確認応答チャネルを搬送するためのサブフレームリソースのセットを決定することと、ここにおいて、サブフレームリソースの決定されたセットがサブフレームのしきい値割合(a threshold fraction)以下を占有し、サブフレームリソースの決定されたセットを介して確認応答チャネルで、受信された情報に関連する1つまたは複数の確認応答メッセージを送信することとを含み得る。

[0017]別の例では、別の通信装置が開示される。本装置は、たとえば、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合された少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのトランシーバとを含み得る。少なくとも1つのトランシーバは、一連のフレームおよびサブフレームを定義するTDDフレーム構造に従って通信媒体で情報を受信するように構成され得る。少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのメモリは、通信媒体で確認応答チャネルを搬送するためのサブフレームリソースのセットを決定するように構成され得、ここにおいて、サブフレームリソースの決定されたセットがサブフレームのしきい値割合以下を占有する。少なくとも1つのトランシーバは、サブフレームリソースの決定されたセットを介して確認応答チャネルで、受信された情報に関連する1つまたは複数の確認応答メッセージを送信するようにさらに構成され得る。

[0018]別の例では、別の通信装置が開示される。本装置は、たとえば、一連のフレームおよびサブフレームを定義するTDDフレーム構造に従って通信媒体で情報を受信するための手段と、通信媒体で確認応答チャネルを搬送するためのサブフレームリソースのセットを決定するための手段と、ここにおいて、サブフレームリソースの決定されたセットがサブフレームのしきい値割合以下を占有し、サブフレームリソースの決定されたセットを介して確認応答チャネルで、受信された情報に関連する1つまたは複数の確認応答メッセージを送信するための手段とを含み得る。

[0019]別の例では、別の一時的または非一時的コンピュータ可読媒体が開示される。本コンピュータ可読媒体は、たとえば、一連のフレームおよびサブフレームを定義するTDDフレーム構造に従って通信媒体で情報を受信するためのコードと、通信媒体で確認応答チャネルを搬送するためのサブフレームリソースのセットを決定するためのコードと、ここにおいて、サブフレームリソースの決定されたセットがサブフレームのしきい値割合以下を占有し、サブフレームリソースの決定されたセットを介して確認応答チャネルで、受信された情報に関連する1つまたは複数の確認応答メッセージを送信するためのコードとを含み得る。

[0020]別の例では、別の通信方法が開示される。本方法は、たとえば、TDDフレーム構造に従って通信媒体で発見基準シグナリングの送信のための1つまたは複数のサブフレームを指定することと、指定されたサブフレームの各々の間に発見基準シグナリングを送信することとを含み得、ここにおいて、発見基準シグナリングが1次同期信号(PSS)と、2次同期信号(SSS)と、セル固有基準信号(CRS)と、チャネル状態情報基準信号(CSI−RS)と、マスタ情報ブロック(MIB)信号と、システム情報ブロック(SIB)信号とを備える。

[0021]別の例では、別の通信装置が開示される。本装置は、たとえば、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合された少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのトランシーバとを含み得る。少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのメモリは、TDDフレーム構造に従って通信媒体で発見基準シグナリングの送信のための1つまたは複数のサブフレームを指定するように構成され得る。少なくとも1つのトランシーバは、指定されたサブフレームの各々の間に発見基準シグナリングを送信するように構成され得、ここにおいて、発見基準シグナリングがPSSと、SSSと、CRSと、CSI−RSと、MIB信号と、SIB信号とを備える。

[0022]別の例では、別の通信装置が開示される。本装置は、たとえば、TDDフレーム構造に従って通信媒体で発見基準シグナリングの送信のための1つまたは複数のサブフレームを指定するための手段と、指定されたサブフレームの各々の間に発見基準シグナリングを送信するための手段とを含み得、ここにおいて、発見基準シグナリングがPSSと、SSSと、CRSと、CSI−RSと、MIB信号と、SIB信号とを備える。

[0023]別の例では、別の一時的または非一時的コンピュータ可読媒体が開示される。本コンピュータ可読媒体は、たとえば、TDDフレーム構造に従って通信媒体で発見基準シグナリングの送信のための1つまたは複数のサブフレームを指定するためのコードと、指定されたサブフレームの各々の間に発見基準シグナリングを送信するためのコードとを含み得、ここにおいて、発見基準シグナリングがPSSと、SSSと、CRSと、CSI−RSと、MIB信号と、SIB信号とを備える。

[0024]添付の図面は、本開示の様々な態様の説明において助けとなるように提示され、態様の限定ではなく、態様の例示のためにのみ与えられるものである。

[0025]例示的なワイヤレスネットワーク環境を示すシステムレベル図。

[0026]例示的な仮想時分割複信(TDD)フレーム構造を示す図。

[0027]例示的な強化型発見基準シグナリング(eDRS:Enhanced Discovery Reference Signaling)構成を示すリソースブロック図。

[0028]ダウンリンク媒体アクセスの一例を示す図。

[0029]RAT間協調のための例示的なチャネル予約メッセージを示す図。

[0030]ダウンリンク媒体アクセスの別の例を示す図。

[0031]さらなるRAT間協調のための例示的なチャネル予約メッセージを示す図。

[0032]アップリンク媒体アクセスの一例を示す図。

[0033]アップリンク波形の一例を示す図。

[0034]例示的な持越し(carry-over)アップリンク許可方式を示す図。

[0035]確認応答チャネルフォーマットを示すリソースマップ。

[0036]ダウンリンクトラフィックに確認応答するための漸進的アップリンク確認応答方式を示す図。

[0037]再送信手順を示すフローチャート。

[0038]アップリンクトラフィックに確認応答するための例示的なダウンリンク確認応答方式を示すフロー図。

[0039]例示的な不連続送信(DTX)通信方式のいくつかの態様を示す図。

[0040]システム収集(acquisition)手順を示すシグナリングフロー図。

[0041]例示的なランダムアクセス手順を示すシグナリングフロー図。

[0042]例示的なランダムアクセス手順を示すタイミング図。

[0043]例示的なページング構造を示すタイミング図。

[0044]ハンドオーバ手順の例示的な態様を示すシグナリングフロー図。

[0045]事業者間フレームずらし(inter-operator frame staggering)の一例を示す図。

[0046]本明細書で説明される技法による通信の例示的な方法を示すフロー図。

[0047]本明細書で説明される技法による通信の別の例示的な方法を示すフロー図。

[0048]本明細書で説明される技法による通信の別の例示的な方法を示すフロー図。

[0049]本明細書で説明される技法による通信の別の例示的な方法を示すフロー図。

[0050]アクセスポイントおよびアクセス端末の例示的なコンポーネントをより詳細に示すデバイスレベル図。

[0051]一連の相互に関係する機能モジュールとして表された例示的な装置を示す図。

[0052]一連の相互に関係する機能モジュールとして表された別の例示的な装置を示す図。

[0053]一連の相互に関係する機能モジュールとして表された別の例示的な装置を示す図。

[0054]一連の相互に関係する機能モジュールとして表された別の例示的な装置を示す図。




詳細な説明

[0055]本開示は、一般に、共有通信媒体上で動作する無線アクセス技術(RAT)間の共存技法に関する。共有通信媒体上で実装される(implemented)フレーム構造のための基準シグナリング、ダウンリンク媒体アクセス、アップリンク媒体アクセス、リソース再使用、チャネル構造、確認応答方式、公平性(fairness)、収集、ランダムアクセス、ページング、モビリティ、事業者間軽減などの態様を容易にするための様々な技法が以下で詳細に説明される。


[0056]一例として、アクセス端末には事実上トランスペアレントな(transparent)アクセス不可能の介在期間を作るために、送信機会(TXOP)にわたってスケジューリング許可(scheduling grants)がまとめられ(be stitched together)得る。ロバストネス(robustness)のために、各ダウンリンクサブフレームの間などの各TXOPの間にスケジューリング許可が1回または数回再送信され得る。別の例として、通信媒体で確認応答チャネルを搬送するためのサブフレームリソースが、比較的短い持続時間(たとえば、1つまたは2つのシンボル期間)にわたるように構成され得る。これは、確認応答シグナリングが、所与のフレームの短いが競合なしの割合(a short but contention-free fraction)に凝縮されること、またはさもなければ、確認応答シグナリングに必要とされる競合の量を減らすことを可能にし得る。短い持続時間を補償するために、確認応答チャネルは追加の周波数リソースに拡散され得る。またさらなる例として、様々な基準シグナリングおよび制御シグナリングが、1つまたは複数の指定されたサブフレーム上で送られる発見基準シグナリングに統合され得る。発見基準シグナリングは周期的に、また必要に応じて、発見基準シグナリングの少なくともいくつかの場合に通信媒体へのより迅速なアクセスを提供するために、より積極的な(aggressive)競合パラメータに従って送られ得る。


[0057]本開示のより具体的な態様が、例示の目的で提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替態様が考案され得る。さらに、より関係のある詳細をあいまいにしないために、本開示の周知の態様は詳細に説明されないことがある、または省略されることがある。


[0058]以下で説明される情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体を通じて言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。


[0059]さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるアクションのシーケンスに関して説明される。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つもしくは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実行され得ることが認識されよう。さらに、本明細書で説明される態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形式が、たとえば、説明されるアクションを実行する「ように構成された論理」として実装されることがある。


[0060]図1は、例として、「1次」無線アクセス技術(RAT)システム100と「競合」RATシステム150とを含むものとして示されている、例示的なワイヤレスネットワーク環境を示すシステムレベル図である。各システムは、様々なタイプの通信(たとえば、音声、データ、マルチメディアサービス、関連する制御シグナリングなど)に関係する情報を含め、ワイヤレスリンクで受信および/または送信することが一般に可能な異なるワイヤレスノードから構成され得る。1次RATシステム100は、ワイヤレスリンク130で互いに通信しているアクセスポイント110とアクセス端末120とを含むものとして示されている。競合RATシステム150は、別個のワイヤレスリンク132で互いに通信している2つの競合ノード152を含むものとして示されており、同様に、1つまたは複数のアクセスポイント、アクセス端末、または他のタイプのワイヤレスノードを含み得る。一例として、1次RATシステム100のアクセスポイント110およびアクセス端末120は、ロングタームエボリューション(LTE)技術に従ってワイヤレスリンク130を介して通信し得る一方、競合RATシステム150の競合ノード152は、Wi−Fi技術に従ってワイヤレスリンク132を介して通信し得る。各システムは地理的領域にわたって分散された任意の数のワイヤレスノードをサポートし得、示されたエンティティは単に例示のために示されていることが諒解されよう。


[0061]別段に記載されていない限り、「アクセス端末」および「アクセスポイント」という用語は、具体的なものであること、または特定のRATに限定されることは意図されていない。一般に、アクセス端末は、ユーザが通信ネットワークで通信することを可能にする任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、パーソナルコンピュータ、サーバ、エンターテインメントデバイス、モノのインターネット(IOT)/あらゆるモノのインターネット(IOE:Internet of Everything)対応デバイス、車載通信デバイスなど)であり得、代替的に、様々なRAT環境において、ユーザデバイス(UD)、移動局(MS)、加入者局(STA)、ユーザ機器(UE)などと呼ばれることがある。同様に、アクセスポイントは、アクセスポイントが展開されているネットワークに応じて、アクセス端末と通信する際に1つまたはいくつかのRATに従って動作し得、代替的に、基地局(BS)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)などと呼ばれることがある。そのようなアクセスポイントは、たとえば、スモールセルアクセスポイントに対応し得る。「スモールセル」は、一般に、フェムトセル、ピコセル、マイクロセル、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント、他の小カバレージエリアアクセスポイントなどを含むか、またはさもなければそのように呼ばれ得る低電力アクセスポイントのクラスを指す。スモールセルがマクロセルカバレージを補完するために展開され得、それは、近隣内の数ブロックまたは地方の環境における数平方マイルをカバーすることができ、それによって、改善されたシグナリング、能力の漸進的増大、より豊かなユーザエクスペリエンスなどにつながり得る。


[0062]図1に戻ると、1次RATシステム100によって使用されるワイヤレスリンク130および競合RATシステム150によって使用されるワイヤレスリンク132は、共有通信媒体140で動作し得る。このタイプの通信媒体は、(たとえば、1つまたは複数のキャリアにわたって1つまたは複数のチャネルを包含する)1つまたは複数の周波数、時間、および/または空間通信リソースから構成され得る。一例として、通信媒体140は、免許不要周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。異なる免許(licensed)周波数帯域が(たとえば、米国における連邦通信委員会(FCC)などの政府機関によって)いくつかの通信のために予約されているが、いくつかのシステム、特にスモールセルアクセスポイントを利用するシステムは動作を、Wi−Fiを含むWLAN技術によって使用されるUnlicensed National Information Infrastructure(U−NII)帯域などの免許不要周波数帯域に拡張させている。


[0063]通信媒体140の共用(shared use)に起因して、ワイヤレスリンク130とワイヤレスリンク132との間のクロスリンク干渉の可能性がある。さらに、いくつかのRATおよびいくつかの管轄区域(jurisdictions)は、通信媒体140へのアクセスのために競合または「リッスンビフォアトーク(LBT)」を必要とし得る。一例として、クリアチャネルアセスメント(CCA)プロトコルが使用されることがあり、そこでは、各デバイスが媒体感知を介して、共有通信媒体上に他のトラックがないことを、それ自体の送信のために通信媒体を捕らえる(およびいくつかの場合には予約する)前に検証する。いくつかの設計では、CCAプロトコルは、通信媒体をそれぞれRAT内トラフィックおよびRAT間トラフィックに譲る(yielding)ための、固有のCCAプリアンブル検出(CCA−PD)およびCCAエネルギー検出(CCA−ED)の機構を含み得る。欧州電気通信標準化機構(ETSI)は、たとえば、免許不要周波数帯域など、ある種の通信媒体上でのデバイスのRATに関係ないすべてのデバイスに関する競合を規定している。


[0064]以下でより詳細に説明されるように、アクセスポイント110および/またはアクセス端末120は、上記で簡単に説明された競合技法を提供またはさもなければサポートするように、本明細書の教示に従って様々に構成され得る。たとえば、アクセスポイント110は媒体アクセスマネージャ112を含み得、アクセス端末120は媒体アクセスマネージャ122を含み得る。媒体アクセスマネージャ112および/または媒体アクセスマネージャ122は、通信媒体140へのアクセスを求める競合を管理するために異なる方法で構成され得る。


[0065]図2は、アクセスポイント110/アクセス端末120と競合RATシステム150との間の競合ベースのアクセスを容易にするために通信媒体140上で1次RATシステム100のために実装され得る例示的な仮想時分割複信(TDD)フレーム構造を示す。


[0066]図示のフレーム構造は、システムフレーム番号(SFN)ヌメロロジー(numerology)に従って番号付けされ(たとえば、SFN N、N+1、N+2など)、同じく参照のために番号付けされ得る(たとえば、SF0、SF1など)それぞれのサブフレーム(SF)に分割されている一連の無線フレーム(RF)を含む。一例として、LTEフレーム構造は、それぞれ10個のサブフレームから構成された1024個の番号付けされた無線フレームに分割されているシステムフレームを含み、これらが合わさって(たとえば、1msのサブフレームを有する10msの無線フレームの場合に10.24s続く)SFNサイクルを構成する。フレーム構造の使用は、よりアドホックなシグナリング技法よりも自然で効率的なデバイス間協調を提供し得る。


[0067]図2の例示的なフレーム構造は、各サブフレームがダウンリンク(D)サブフレーム、アップリンク(U)サブフレーム、または特殊(S)サブフレームとして異なる時間に様々に動作し得るという点で、TDDである。一般に、ダウンリンクサブフレームは、アクセスポイント110からアクセス端末120にダウンリンク情報を送信するために予約され、アップリンクサブフレームは、アクセス端末120からアクセスポイント110にアップリンク情報を送信するために予約され、特殊サブフレームは、ガード期間によって分けられたダウンリンク部分とアップリンク部分とを含み得る。無線フレーム内のダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム、および特殊サブフレームの異なる配列(arrangements)は、異なるTDD構成と呼ばれ得る。上記のLTEの例に戻ると、LTEフレーム構造のTDD変形態は7個のTDD構成(TDD Config0からTDD Config6)を含み、各構成が、ダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム、および特殊サブフレームの異なる配列を有する。たとえば、異なるトラフィックシナリオに適応するために、より多くのダウンリンクサブフレームを有し得るTDD構成もあれば、より多くのアップリンクサブフレームを有し得るTDD構成もある。図2の図示の例では、LTEにおけるTDD Config3と同様であるTDD構成が用いられている。用いられる特定のTDD構成は、システム情報ブロック(SIB)メッセージ、制御領域におけるTDDフレームフォーマットを示すための新しい物理チャネルなど(たとえば、LTEにおけるSIB−1メッセージ)を使用してアクセスポイント110によってブロードキャストされ得る。


[0068]各TDD構成は異なるが、すべてのTDD構成にわたって同じである1つまたは複数のサブフレームがあり得る。これらのサブフレームは、本明細書ではアンカーサブフレームと呼ばれる。再び上記のLTEの例に戻ると、TDD Config0からTDD Config6のTDD構成の各々にわたって各無線フレームにおいて、サブフレームSF0はダウンリンクサブフレームであり、サブフレームSF1は特殊サブフレームであり、サブフレームSF2はアップリンクサブフレームであり、サブフレームSF5はダウンリンクサブフレームである。図示の例では、アンカーサブフレームは同様に各無線フレームのサブフレームSF0、SF1、SF2、およびSF5に対応するが、異なるシステムでは特定のアンカーキャリアの指定が異なり得ることが諒解されよう。


[0069]図2の例示的なフレーム構造は、通信媒体140にアクセスするための競合手順に起因して所与の場合に1次RATシグナリングによって各サブフレームが占有されること、または占有されないことがあるという点で、仮想的である。一般に、アクセスポイント110またはアクセス端末120が、所与のサブフレームのための競合に勝つことができなかった場合、そのサブフレームは不通にされ(be silenced)得る。


[0070]図2にさらに示すように、1つまたは複数のサブフレームは、本明細書では強化型発見基準シグナリング(eDRS)と呼ばれるものを含むように指定され得る。eDRSは、システム動作を容易にするための選択制御シグナリングを伝達するように構成され得る。制御シグナリングは、タイミング同期、システム収集、干渉測定(たとえば、無線リソース測定(RRM)/無線リンク測定(RLM))、追跡ループ、利得制御(たとえば、自動利得制御(AGC))、ページングなどにかかわる情報を含み得る。たとえば、eDRSは、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI−RS)、マスタ情報ブロック(MIB)信号、システム情報ブロック(SIB)信号、ページングチャネル(PCH)信号、ランダムアクセスチャネル(RACH)信号、およびそれらの様々な組合せを含み得る。LTEでは、たとえば、様々なSF0シグナリング(たとえば、CRS、SSS、MIB)は他のシグナリング(たとえば、PSS、SIB1、SIB2、PCH、RACH、より低い周期性を有するもの)とともに、それは示され得る、サブフレームリソースを過度に消費することなく、すべての必須のeDRS情報を提供する共通サブフレーム(たとえば、SF0)に統合され得る。


[0071]図3は、所与のサブフレームのスロットにわたる例示的なeDRS構成を示すリソースブロック図である。この例では、eDRSは、SSSおよび強化型SSS(eSSS)と、PSSおよび強化型PSS(ePSS)と、MIBと、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、CRSと、CSI−RSと、強化型SIB(eSIB)シグナリングとを含む。


[0072]ネットワークの検出および識別を容易にするために、PSS/SSSは、時間および/または周波数空間にわたって、数(たとえば、2〜4)回繰り返され得る。時間にわたる繰返しの場合、3つの新しいPSSフェーズが、たとえば、いくつかのアクセス端末を混乱させるのを回避するために使用され得る。この手法は周波数ダイバーシティを欠いていることがあるが、実装するのがより簡単でもあり得る。周波数にわたる繰返しの場合、既存のPSSフェーズが再使用され得る。この手法は、周波数ダイバーシティに起因してより良好なパフォーマンスを提供し得るが、さほど実装しやすいものではないことがある。さらに、ネットワーク検出のロバストネスを高めるために、アクセスポイント110は、1つまたは複数の信号をそれのパブリックランドモバイルネットワーク識別子(PLMN ID)などとともにスクランブルし得る。一例として、CRSがPLMN IDとともにスクランブルされ得、それは、広帯域の高密度信号を提供する。別の例として、CSI−RSがPLMN IDとともにスクランブルされ得るが、得られる信号は、CRSと比較して低密度であり得る。別の例として、MIBはPLMN IDを含み得る。


[0073]さらに、eDRSシグナリングは、不連続受信(DRX)スケジューリングの目的でアクセス端末120にダウンリンクトラフィック情報を伝達するためのトラフィックインジケータを含み得る。アクセス端末120にとって、アクセス端末120に向けられたダウンリンクトラフィックの欠如ではなく通信媒体140上の競合または干渉に起因して空であり得る、空の送信時間間隔をカウントするのではなく、そのようなトラフィックインジケータに基づいてそれのDRXタイマーを設定することは有利であり得る。


[0074]図2に戻ると、図示のように、eDRSは、各無線フレームの指定されたサブフレームにおいて周期的に(たとえば、10msごとに)送信され得る。たとえば、eDRSは、(例として、第1のサブフレームSF0として示されている)条件SFN mod eDRS_Cycle=0を満たす各サブフレームにおいて周期性eDRS_Cycleに従って送信され得る。いくつかの展開では、アクセスポイント110は、通信媒体140へのアクセスを求めて競合することなく、指定されたeDRSサブフレームを自動的に送信し得る。たとえば、欧州における現在のETSI競合ルールの規定は、競合が本来であれば一般に必要とされていても、競合の必要なしに送信の一定割合(たとえば、5%)が進むことを許容している。指定されたeDRSサブフレームは、かなり重要なシステム情報を含むので、アクセスポイント110は、競合なしの送信のそれの許容割合を、指定されたeDRSサブフレームとアラインし(align)得る。


[0075]一方、他の展開では、アクセスポイント110は、指定されたeDRSサブフレームを送信するために、通信媒体140へのアクセスを求めて競合する必要があり得る。図示の例では、アクセスポイント110は、指定されたeDRSサブフレームまでの1つまたは複数のサブフレームにおいて、指定されたeDRSサブフレームのための競合を開始し得、直前のサブフレームは、例示の目的で示されている。通信媒体140が捕らえられると、アクセスポイント110は、種々のシグナリング(たとえば、充填(filling)メッセージ、基準信号、またはプリアンブル)、チャネル予約シグナリング(たとえば、自己送信可(CTS2S)メッセージ)などを送信することによって、指定されたeDRSサブフレームのためにそれを押さえ(hold)得る。


[0076]通常のシグナリングの場合など、いくつかの事例では、アクセスポイント110は、競合RATシステム150に対してかなり遅延し得る比較的日和見的な競合パラメータを使用して、通信媒体140に対して競合し得る。一方、指定されたeDRSサブフレームのために通信媒体140へのアクセスを優先するためなど、他の事例では、アクセスポイント110は、比較的積極的な競合パラメータ(たとえば、シングルショットCCA、比較的低いバックオフしきい値、比較的小さい競合ウィンドウなど)を使用して、通信媒体140に対して競合し得る。一例として、アクセスポイント110は、指定されたeDRSサブフレームまで比較的低いしきい値(たとえば、遅延CCA−PDバックオフしきい値を定義する20MHzあたり−82dBm)でシグナリングエネルギーが検出されたときには、競合RATシステム150に対してアクセスを通常は延期し得る一方、アクセスポイント110は、代わりに、より高いしきい値(たとえば、より小さい遅延CCA−EDバックオフしきい値を定義する20MHzあたり−60dBm)を利用し得る。別の例として、アクセスポイント110は、より長い競合ウィンドウを必要とし得る比較的長い送信機会(TXOP)(たとえば、1無線フレーム)のために通常は競合し得る一方、アクセスポイント110は、代わりに、通信媒体140へのアクセスをより迅速に確保する(secure)ために、より短い競合ウィンドウを使用して、より短いTXOP(たとえば、指定されたeDRSサブフレームを送信するのに十分な1サブフレーム)のために競合し得る。積極的な競合は、積極的な競合周期性に従って周期的に、たとえば、積極的な競合周期性とアラインするそれらの事例の場合に数無線フレーム(たとえば、TAC-eDRS=2〜4無線フレーム)ごとに実行され得、日和見的な競合は、他の無線フレームにおいて実行される。


[0077]図4は、図2の仮想TDDフレーム構造によるダウンリンク媒体アクセスの一例を示す。例示の目的で、アクセスポイント110は、同じフレーム構造に従って動作する別のアクセスポイント410を含む協調システムの一部として示されている。アクセスポイント110およびアクセスポイント410は、たとえば、同じ事業者によって提供され得る。


[0078]図示のように、競合プロセスの間のある時点に、通信媒体140はクリア(CCAクリア)になり、アクセスポイント110はそれを捕らえる。アクセスポイント110は、一定の時間期間(たとえば、1無線フレーム)の間それ自体のために通信媒体140を予約するために、競合RATシステム150のために定義されたチャネル予約メッセージ(RSV)402を送り得る。一例として、アクセスポイント110および410は、LTEまたはMulteFireなどの1次RATに関連するフレーム構造を使用して動作し得る一方、競合RAT150は、共有通信媒体140の予約を必要とするWLANベースのRATであり得る。したがって、アクセスポイント110は、競合RAT150のプロトコルに従って共有通信媒体140を予約し得るが、1次RATのフレーム構造を使用して動作するために予約済みリソースを使用し得る。


[0079]チャネル予約メッセージ402は、1次RAT動作のために通信媒体140を予約するために(たとえば、競合RAT固有トランシーバを介して)通信媒体140で送信され得る。例示的なチャネル予約メッセージは、たとえば、802.11aデータパケット、自己送信可(CTS2S)メッセージ、送信要求(RTS)メッセージ、送信可(CTS)メッセージ、物理レイヤコンバージェンスプロトコル(PLCP)ヘッダ(たとえば、レガシー信号(L−SIG)、高スループット信号(HT−SIG)、もしくは超高スループット信号(VHT−SIG))、および競合Wi−Fi RATのための同様のメッセージ、または該当する他の競合RAT(other competing RATs of interest)のために定義された他の同様のメッセージを含み得る。チャネル予約メッセージ402は、アクセスポイント110がアクセスを求めて競合したターゲットTXOPの持続時間に対応する持続時間インジケーション(たとえば、ネットワーク割振りベクトル(NAV))を含み得る。


[0080]さらに、チャネル予約メッセージ402は、チャネル予約メッセージ402の性質について、1次RATに従って動作する他のデバイス(たとえば、アクセスポイント410)に知らせる(alert)ための、1次RATに関連する識別子を含み得る。例示的な識別子は、1次RAT動作を伝達するために選択された、新しい専用識別子または既存の再利用された(repurposed)識別子を含み得る。チャネル予約メッセージ402とともにそのような識別子を利用することによって、アクセスポイント410は、同様にそれ自体の1次RAT通信のために通信媒体140が利用可能なままであると決定することができ、それは、1次RAT自体に組み込まれた追加のRAT内協調機構(たとえば、符号分割多重化など)を介して進むことができる。このようにして、一方が他方に干渉することなく(たとえば、Wi−Fi媒体アクセス制御(MAC)手順によりLTE MAC手順が、Wi−Fiトラフィックとして誤って認識され得るものに基づいて媒体アクセスを制限することなく)両方のRATによって提供されたMAC手順を利用する「混合モード」MAC方式が用いられ得る。


[0081]図5は、RAT間協調のための例示的なチャネル予約メッセージを示す。この例では、チャネル予約メッセージ402は、RAT識別子フィールド502と、持続時間フィールド504と、随意に、所与の実装形態に必要とされる他のパラメータ506とを含む。上記で説明されたように、持続時間フィールド504は、所与のTXOPの持続時間を示すように設定され得る。他のパラメータ506は、受信機/送信機アドレス指定(addressing)、誤り訂正などに関係するフィールドを含み得る。たとえば、他のパラメータ506は、フレーム制御フィールドと、受信機アドレスフィールドと、CTSまたはCTS2Sチャネル予約メッセージのためのフレームチェックシーケンスフィールドとを含み得る。


[0082]RAT識別子フィールド502は、様々な方法で、ヘッダ部分(たとえば、MACヘッダもしくはPHYヘッダ)として、またはヘッダ部分の一部、スタンドアロン情報要素(IE)として、またはIEの一部などを含む、チャネル予約メッセージ402の様々な部分に実装され得る。いくつかの設計では、RAT識別子フィールド502は、チャネル予約メッセージ402に追加され、RAT識別にのみ使用される専用識別子であり得る。他の設計では、RAT識別子フィールド502は、以前に使用されていないビットセットまたは予約済みビットセットから切り取られ(be carved out of)得る。さらに他の設計では、RAT識別子フィールド502は、所定の値によって再利用される既存の識別子に対応し得る。


[0083]一例として、チャネル予約メッセージ402を送信するためにシグナリングプロトコルが使用される競合RATではなく1次RATの動作に関連してチャネル予約メッセージ402が送信されていることを示すための識別子として、基本サービスセット識別子(BSSID)などのネットワーク識別子の特定の値が使用され得る。別の例として、受信機アドレス(RA)の特定の値が(たとえば、ネットワークインターフェースカード(NIC)のMAC IDを定義するために従来使用されたWi−Fi CTSフレームのRAフィールドにおいて)識別子として使用され得る。


[0084]別の例として、持続時間値の特定の範囲が識別子として使用され得る。いくつかの設計では、範囲は、競合RAT動作の型にはまらないしきい値によって区別され得る。たとえば、Wi−Fi CTSパケットによって示される典型的な持続時間値は、(たとえば、最大TXOP長さである5.484msを下回るか、またはそれに等しい)典型的なWi−Fiパケットの長さによって限定される。したがって、(たとえば、15msを上回る)対応する持続時間しきい値を上回る上記の任意の検出された持続時間値は、Wi−Fi以外の対応するRATの動作に関連してチャネル予約メッセージ402が送信されていることを示すと理解され得る。


[0085]別の例として、PHYヘッダにおけるスクランブラシード(a scrambler seed)の特定の値が識別子として使用され得る。たとえば、Wi−Fi PLCPヘッダのサービスフィールドは、識別子としての働きをするために代わりに再利用され得る、受信機においてデスクランブラの初期状態を設定するために使用されることが当初意図されていたスクランブラ初期化ビットを含む。別の例として、PHYヘッダにおけるユーザ識別子の特定の値が識別子として使用され得る。たとえば、パケットがSTAと対象とするかどうかのインジケーションをSTAに提供することが当初意図されていた、(VHT−SIG−A領域におけるVHTパケットのために定義された)Wi−Fi PLCPヘッダの部分的関連付け識別子(PAID)フィールドが、少なくとも、そのようなヘッダを理解することが可能な競合RATデバイスのために、識別子としての働きをするために代わりに再利用され得る。


[0086]いくつかの設計では、チャネル予約メッセージ402は、確認応答を呼び出さない一方向通信(たとえば、CTS2S)として送られ得る。他の設計では、チャネル予約メッセージ402は、各受信エンティティによって確認応答される双方向ハンドシェイク通信(たとえば、CTS/RTS)として送られ得る。さらに、チャネル予約メッセージ402は、1次RAT通信によって影響され得るが、より短い範囲のチャネル予約メッセージを受信することができない、追加の本来隠れているノード(additional, otherwise hidden nodes)に到達するために、より大きいカバレージエリアを有するディープハンドシェイク信号(たとえば、eCTS/eRTS)として送られ得る。


[0087]図4に戻ると、アクセスポイント110が通信媒体140を捕らえた後、アクセスポイント410も後に、それ自体のために通信媒体140を捕らえることが可能である。それは、たとえば、競合RATシステム150からのシグナリングがアクセスポイント110においてよりも高いシグナリングエネルギーでアクセスポイント410において受信されたことであり得、それは、アクセスポイント410が以前に通信媒体140にアクセスすることを妨げた。通信媒体140が(当初のチャネル予約メッセージ402を、1次RAT動作に対応するものであり、追加の1次RAT動作を妨げることは意図されていないものとして認識し得る)アクセスポイント410にとってクリア(CCAクリア)になった時点に、アクセスポイント110の当初のTXOP持続時間のある割合のみ(たとえば、図示の例では7個のサブフレーム)が残っている。その場合、アクセスポイント410は、それ自体のチャネル予約メッセージ402を送信する。


[0088]いくつかの事例では、アクセスポイント410は、このチャネル予約メッセージ402の持続時間を、アクセスポイント410が通信媒体140へのアクセスを求めて競合したターゲットTXOP(たとえば、1無線フレーム)に設定し得る。一方、図示の例を含む他の事例では、アクセスポイント410は代わりに、このチャネル予約メッセージ402の持続時間を、アクセスポイント110に与えられたターゲットTXOPの残り(たとえば、図示の例では7個のサブフレーム)を表すターゲットTXOPの部分値(a partial value)に設定し得る。アクセスポイント410によって求められるターゲットTXOPの残り(たとえば、無線フレームを完了させるために図示の例では3個のサブフレーム)を予約するために、アクセスポイント410は、次の特殊サブフレームにおいて(たとえば、アクセスポイント110に関連するダウンリンクトラフィックおよびアップリンクトラフィックのないガード期間(a guard period free from downlink and uplink traffic)の間に)追加の「拡張」チャネル予約メッセージ402を送り得る。この2メッセージ手法は、アクセスポイント110とアクセスポイント410との間のノードが、いくつかのサブフレーム(たとえば、ダウンリンクサブフレームまたはアップリンクサブフレーム)の間に追加のチャネル予約メッセージ402を正しく受信することを(たとえば、アクセスポイント110の予約済みTXOPの間にアクセスポイント110に関連する干渉を介して)妨げられ得る、いわゆる誘発ブラインド端末(induced-blind-terminal)問題に対処するのを助けることができる。


[0089]図5を参照しながら上記で説明されたタイプのRAT識別子フィールド502を含むチャネル予約メッセージを使用する利点のうちの1つは、アクセスポイント110およびアクセスポイント410(またはより一般的には、同じ事業者に関連する任意のアクセスポイント)が、リソースをより効率的に共有し得ること(いわゆるリソース「再使用」)である。アクセスポイント110は、チャネル予約メッセージ402を介した競合RATシステム150に対するリソースの時分割を利用し得る一方、アクセスポイント110およびアクセスポイント410は、図4に示されるように予約済みTXOPを共有し得る。一方、アクセスポイント110およびアクセスポイント410が互いに十分に近くにあって、それらのシグナリングが強く干渉し得るときなど、いくつかのシナリオでは、アクセスポイント110およびアクセスポイント410にとって、リソースの時分割を同様に利用することが有利であり得る。


[0090]図6は、図2の仮想TDDフレーム構造によるダウンリンク媒体アクセスの別の例を示す。例示の目的で、アクセスポイント110は、ここでも、同じフレーム構造に従って動作するアクセスポイント410を含む協調システムの一部として示されている。


[0091]図示のように、この例では、ダウンリンク媒体アクセスは、アクセスポイント110とアクセスポイント410との間で時分割方法で共有される。競合プロセスの間のある時点に、通信媒体140はクリア(CCAクリア)になり、アクセスポイント110は、チャネル予約メッセージ402を送ることによって、それを捕らえる。チャネル予約メッセージ402は、この事例では、アクセスポイント410に、要求されたTXOPのために媒体をアクセスポイント110に譲らせるような方法で、さらに構成され得る。


[0092]図7は、さらなるRAT間協調のための例示的なチャネル予約メッセージを示す。図5の例の場合のように、チャネル予約メッセージ402は、RAT識別子フィールド502と、持続時間フィールド504と、随意に、所与の実装形態に必要とされる他のパラメータ506とを含む。


[0093]図示のように、この例では、RAT識別子フィールド502は、再使用情報を伝達するためのいくつかのサブフィールドを含む。一例として、RAT識別子フィールド502は、要求されたTXOPのために事業者内再使用が受け入れられるかどうかを示すハード再使用識別子サブフィールド702を含み得る。別の例として、RAT識別子フィールド502は、要求されたTXOPのために事業者内再使用が受け入れられる条件(たとえば、シグナリングエネルギーしきい値)を識別するソフト再使用識別子サブフィールド805を含み得る。


[0094]上記でより詳細に説明されたように、RAT識別子フィールド502、ひいてはサブフィールド702および704は、様々な方法で、ヘッダ部分(たとえば、MACヘッダもしくはPHYヘッダ)として、またはヘッダ部分の一部、スタンドアロン情報要素(IE)として、またはIEの一部などを含む、チャネル予約メッセージ402の様々な部分に実装され得る。


[0095]いくつかの展開では、アクセスポイント110による所与のTXOPの予約は、アクセスポイント110自体からのダウンリンク送信のためだけではなく、TXOPの間に(たとえば、アップリンクサブフレーム無線フレームの間に)スケジュールされるアクセス端末120からのアップリンク送信のためにも、競合要件を満たすのに十分であり得る。一方、他の展開では、アクセス端末120は、任意の指定されたアップリンクサブフレームの間に送信するために、通信媒体140へのアクセスを求めて別個に競合する必要があり得る。


[0096]図8は、図2の仮想TDDフレーム構造によるアップリンク媒体アクセスの一例を示す。例示の目的で、アクセスポイント110は、アクセス端末120(AT−1)と、他の点では同様のアクセス端末820(AT−2)とを含む2つの関連アクセス端末を有するものとして示されている。


[0097]図示のように、この例では、アクセス端末120およびアクセス端末820は、通信媒体140がクリア(CCAクリア)になったときに、それぞれのチャネル予約メッセージ402を送信することによって、通信媒体140へのアクセスを求めて別個に競合する。これらのチャネル予約メッセージ402は、アクセスポイント110によって確保された当初のTXOPの残存割合に対応する持続時間を指定し得る。さらに、説明されたeDRSシグナリングのための競合と同様に、アクセス端末120およびアクセス端末820は、比較的積極的な競合パラメータ(たとえば、シングルショットCCA、比較的低いバックオフしきい値、比較的小さい競合ウィンドウなど)を使用して、通信媒体140へのアクセスを求めて競合し得る。


[0098]狭帯域確認応答チャネル(たとえば、PUCCH)など、いくつかのチャネルのためのシグナリングは、規則に従って他のシグナリングのために競合が必要とされ得る場合でも、競合なしで送信され得る。


[0099]別個の競合が必要とされるかどうかにかかわらず、アクセス端末120または任意の他の関連アクセス端末は、1つまたは複数の特殊サブフレームの間に(たとえば、アクセスポイント110に関連するダウンリンクトラフィックおよびアップリンクトラフィックのないガード期間の間に)チャネル予約メッセージ402をさらなる保護として送り得る。


[00100]図9は、図2の仮想TDDフレーム構造とともに使用され得るアップリンク波形の一例を示す。いくつかの展開では、アップリンク送信は、効率的で公平なリソース割振りを促進するために予約済み帯域幅の最小割合にわたる(span)必要があり得る。図示の例では、最小割合は、帯域幅の80%(たとえば、20MHzのチャネル全体で16MHz)であるが、これは例示のためにすぎないことが諒解されよう。


[00101]図示のように、そのような広帯域配分に適応するために、アップリンクリソースがアクセス端末にわたってインターリーブされ得る。図示の例では、第1のアクセス端末(たとえば、AT−1として示されるアクセス端末120)が、少なくとも最小割合(この例では80%)を占有する帯域幅の第1の部分902においてスケジュールされ得る。第2のアクセス端末(たとえば、AT−2として示されるアクセス端末820)が、第1の部分902の両側にある、リソースのより小さい割合(この例では5%)を占有する帯域幅の第2の部分904においてスケジュールされ得る。第2の部分904は、最小割合を占有しないことがあるが、それでも、それのスケジュールされたリソースの拡散の点で最小割合にわたることがある。残りのエッジ部分906は、同様に最小割合にわたる狭帯域確認応答チャネル(たとえば、PUCCH)などの制御シグナリングのために使用され得る。


[00102]2つのアクセス端末AT−1およびAT−2は例示のためのみ示されていること、ならびに帯域幅制約に従って必要に応じて追加のアクセス端末がスケジュールされ、インターリーブされ得ることが諒解されよう。さらに、第1のアクセス端末AT−1は第2のアクセス端末AT−2よりも多くのリソースを割り振られているものとして示されているが、それぞれの割振りは、比例公平性(proportional fairness)のためにサブフレームにわたって回転され得る。


[00103]いくつかの事例では、アップリンクスケジューリングは、複数の不連続TXOPにわたり得る。たとえば、送信は、通信媒体140が競合RATシステム150によって占有される介在期間によって中断され(be interrupted)得る。再スケジューリングとスケジューリング許可の再送信とを回避するために、スケジューリング許可は、あるTXOPから次のTXOPに持ち越す(carry over)ように構成され得る。このようにして、不連続TXOPは、アクセス不可能な任意の介在期間を越えて効果的にまとめられ得る。


[00104]図10は、図2の仮想TDDフレーム構造とともに使用され得るTXOPにわたる例示的な持越しアップリンク許可方式を示す。この例では、アクセスポイント110は、第1の持続時間にわたる第1のTXOPおよび第2の持続時間にわたる第2のTXOPのために通信媒体140へのアクセスを求めて競合し(およびアクセスを予約し)、通信媒体140が占有されている介在期間の間に通信媒体140を競合RATシステム150に譲る。


[00105]図示のように、第1のTXOPの1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの間に、アクセスポイント110は、アクセス端末120にスケジューリング許可を送信する(たとえば、PDCCHなどの共通制御チャネルを介してブロードキャストする)ことができる。各スケジューリング許可は、次の(upcoming)アップリンクサブフレーム上でのリソースへのアクセスを伝達する。ロバストネスのために、2つ以上のそのようなスケジューリング許可が、アップリンクサブフレームごとに送られる(たとえば、いくつかの場合にはTXOPにわたる、連続するダウンリンクサブフレームにおいて再発信(reissued)/再送信される)ことがある。


[00106]絶対的な意味での対応するアップリンクサブフレーム(たとえば、次のスケジュールされたアップリンクサブフレーム)を識別するのではなく、相対的な意味での対応するアップリンクサブフレーム(たとえば、有効なTXOPの間の次のアップリンクサブフレーム)を、スケジューリング許可は伝達するように構成され得、および/またはアクセス端末120は理解するように構成され得る。たとえば、スケジューリング許可は、介在時間期間のためにスケジュールされた任意のアップリンクサブフレームを無視し、許可されたアップリンクリソースを第2のTXOPの間のアップリンクサブフレームに持ち越すように、アクセス端末120を構成し(configure)得る。したがって、通信媒体140が占有されている介在期間においてアップリンクサブフレームの間に送信を試みる代わりに、アクセス端末120は、再スケジューリングせずに、通信媒体140が再びアクセス可能になる後の時間に送信を試み得る。


[00107]いくつかの展開では、ACK/NACKメッセージなどの確認応答メッセージは、独立した(independent)競合要件を免除され得る。これは、所与のTXOPの予約がダウンリンク送信とアップリンク送信の両方に関して競合要件を満たすのに十分であること、または確認応答メッセージ自体に対する特別免除のいずれかに起因し得る。そのようなシナリオでは、確認応答メッセージは、必要に応じて交換され得る。一方、他の展開では、確認応答メッセージは、独立した競合要件を免除されるためにいくつかの条件を満たすことが必要とされ得る。たとえば、上記で説明されたように、欧州におけるETSI競合規定は、競合が本来であれば一般に必要とされていても、競合の必要なしに送信の一定割合(たとえば、5%)が進むことを許容している。このシナリオでは、確認応答シグナリングは、競合なしの送信の許容割合とアラインするように構成され得る。さらに他の展開では、確認応答メッセージには、とにかく独立した競合要件が適用され得る。


[00108]図11は、図2の仮想TDDフレーム構造とともに使用され得る確認応答チャネルフォーマットを示すリソースマップである。この例では、確認応答シグナリングは、競合なしの送信の許容割合とアラインするように構成されるが、確認応答チャネルの持続時間の同じまたは同様の縮小が、競合RATシステム150からの通信媒体140に対する干渉の影響を回避および/または軽減するために、より一般的には有用であり得ることが諒解されよう。


[00109]図示のように、確認応答チャネルのためのサブフレームリソースは、所与のサブフレームのしきい値割合以下を占有するために、(たとえば、OFDMシンボルの数の点で)時間的に凝縮され、(たとえば、OFDMトーンの数の点で)周波数において拡散され得る。たとえば、サブフレームのしきい値割合は、2つ以下のOFDMシンボル期間を備え得る一方、OFDMトーンの1つまたは複数のインターリーブされたブロックで周波数において拡散され得る。別の例として、サブフレームのしきい値割合は、TDDフレーム構造によって定義されたフレームの持続時間の5%以下など、競合なしの時間期間に対応し得る。図11に示される例では、確認応答チャネルは、所与の展開によって与えられた競合なしの送信の許容割合(たとえば、上記のETSIの例では5%)に関連するしきい値送信持続時間を満たすために、または他の理由で、2つのOFDM信号に凝縮され、いくつかのOFDMトーンにわたって(たとえば、12個のOFDMトーンのインターリーブされたブロックにおいて)拡散されている。


[00110]図12は、図2の仮想TDDフレーム構造とともに使用され得るダウンリンクトラフィックに確認応答するための漸進的アップリンク確認応答方式を示す。この例では、確認応答シグナリングは別個に競合する。


[00111]図示のように、漸進的確認応答方式では、連続するアップリンクサブフレームは、それら自体の指定された確認応答だけではなく、以前のアップリンクサブフレームからの確認応答も含む。このようにして、確認応答は、通信媒体140に対する競合に勝つことができないことと、競合RATシステム150から通信媒体140で受ける干渉の両方に対して、よりロバストなものにされ得る。


[00112]図示の例では、第1のアップリンクサブフレームが、ダウンリンクサブフレームの第1のグループ1202に関するACK/NACKを搬送するために指定され、第2のアップリンクサブフレームが、ダウンリンクサブフレームの第2のグループ1204に関するACK/NACKを搬送するために指定され、第3のアップリンクサブフレームが、ダウンリンクサブフレームの第3のグループ1206に関するACK/NACKを搬送するために指定される。グループごとのダウンリンクサブフレームの数およびダウンリンクサブフレームグループとアップリンクサブフレーム確認応答ロケーションとの間の特定のマッピングが、たとえば、単に例示のために示されており、適用例により異なり得ることが諒解されよう。


[00113]漸進的確認応答方式では、第1のアップリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームの第1のグループ1202に対応するACK/NACKを搬送し、第2のアップリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームの第2のグループ1204に対応するACK/NACKならびにダウンリンクサブフレームの第1のグループ1202に対応するACK/NACKを搬送し、第3のアップリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームの第3のグループ1206に対応するACK/NACKならびにダウンリンクサブフレームの第1のグループ1202に対応するACK/NACKおよびダウンリンクサブフレームの第2のグループ1204に対応するACK/NACKを搬送する。


[00114]図12にさらに示されているように、漸進的確認応答方式はまた、複数のTXOPにわたり得る。図示の例では、第1のアップリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームの第4のグループ1212に対応するACK/NACKを搬送し、第2のアップリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームの第5の第2のグループ1214に対応するACK/NACKならびにダウンリンクサブフレームの第4のグループ1212に対応するACK/NACKを搬送し、第3のアップリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームの第6のグループ1216に対応するACK/NACKならびにダウンリンクサブフレームの第4のグループ1212に対応するACK/NACKおよびダウンリンクサブフレームの第5のグループ1214に対応するACK/NACKを搬送する。より合理化された代替として、第3のアップリンクサブフレームのみが、グループ確認応答として働くことができ、第1および第2のサブフレームが、ダウンリンクサブフレームの第4のグループ1212またはダウンリンクサブフレームの第5のグループ1214についての任意の情報を省略する。


[00115]いくつかの設計では、TXOP内確認応答メッセージ(たとえば、ダウンリンクサブフレームの第1のグループ1202、ダウンリンクサブフレームの第2のグループ1204、およびダウンリンクサブフレームの第3のグループ1206に対応するACK/NACK)とTXOP間確認応答メッセージ(たとえば、ダウンリンクサブフレームの第4のグループ1212、ダウンリンクサブフレームの第5のグループ1214、およびダウンリンクサブフレームの第6のグループ1216に対応するACK/NACK)とが組み合わせられ、同じチャネル(たとえば、PUCCH)によって搬送され得る。一方、他の設計では、TXOP内確認応答メッセージとTXOP間確認応答メッセージとは、異なるチャネルによって搬送され得る。たとえば、TXOP内確認応答メッセージは、制御チャネル(たとえば、PUCCH)によって搬送され得るのに対し、TXOP間確認応答メッセージは、追加の能力および/またはダイバーシティのためにデータチャネル(たとえば、PUSCH)によって搬送され得る。


[00116]上記で説明されたタイプの漸進的アップリンク確認応答方式を実装するために、既存の展開に対する様々な修正が行われ得る。たとえば、(たとえば、キャリアアグリゲーション(CA)方式において)コンポーネントキャリアにわたって漸進的確認応答を容易にするために、単一サービングセル要件に対する変更が行われ得る。別の例として、たとえば、複数のダウンリンクサブフレームにわたる確認応答により適していることがある、多重化方式において漸進的確認応答を容易にするために、ACKバンドリング要件に対する変更が行われ得る。


[00117]図13は、図12の漸進的アップリンク確認応答方式とともに使用され得る再送信手順を示すフローチャートである。例示的な再送信手順は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)手順などを含む。手順1300は、確認応答が要求されるか、または必要とされるダウンリンク送信をアクセスポイント110が(たとえば、図12におけるダウンリンクサブフレームの第1のグループ1202のうちの1つなどのダウンリンクサブフレーム上で)アクセス端末120に送った後に始まる。


[00118]図示のように、送信に確認応答するために指定されたアップリンクサブフレーム(たとえば、ダウンリンクサブフレームの第1のグループ1202のうちの1つに対する、図12を参照しながら上記で説明された第1のアップリンクサブフレーム)において、アクセスポイント110は、ACKが受信されたかどうか、またはアクセス端末120が通信媒体140へのアクセスを獲得することができなかったかどうかを決定する(決定1302)。通信媒体140へのアクセスを獲得することができなかったことは、たとえば、不連続送信検出手順などを使用することによって決定され得る。アクセス端末120が正常に通信媒体140へのアクセスを獲得した場合(決定1302における「yes」)、アクセスポイント110は、ACKが正常に受信されているかどうかを決定する(決定1304)。たとえば、アクセスポイント110は、ACKを適切に復号することが可能であることを確実にするために、巡回冗長検査(CRC)を実行し得る。そのような決定のロバストネスを高めるために、新しいアップリンク物理チャネルが追加の完全性検査とともに実装され得る。ACKが正常に受信された場合(決定1304における「yes」)、確認応答手順は完了する(ブロック1306)。


[00119]アクセス端末120が、送信に確認応答するために指定されたアップリンクサブフレームにおいて通信媒体140へのアクセスを獲得することができなかった場合(決定1302における「no」)、またはACKが正常に受信されなかった場合(決定1304における「no」)、アクセスポイント110は、ACKが漸進的確認応答を介して再び提供されるべき後の時間にアクセス端末120が通信媒体140へのアクセスを獲得することが可能であるかどうかを確かめるために、次の1つまたは複数のアップリンクサブフレームを、迫っている(forthcoming)場合に、待つことができる(ブロック1308)。たとえば、アクセス端末120がダウンリンクサブフレームの第1のグループ1202のうちの1つに確認応答するために、図12を参照しながら上記で説明された第1のアップリンクサブフレームのために通信媒体142へのアクセスを獲得することができなかった場合、またはメッセージが受信されたが誤って受信された場合、アクセスポイント110は、漸進的確認応答ACKのために第2のアップリンクサブフレームまたは第3のアップリンクサブフレームを待ち得る。


[00120]アクセスポイント110は、ACKの正常な受信(決定1310)のために次のダウンリンクサブフレームまで待ち得る。次のダウンリンクサブフレームの前にACKが正常に受信されたとき、確認応答手順は完了する(ブロック1306)。一方、次のダウンリンクサブフレームの前にACKが正常に受信されなかったとき、アクセスポイント110は、確認応答を欠くいずれのパケットも再送信し得る(ブロック1312)。


[00121]図14は、図2の仮想TDDフレーム構造とともに使用され得るアップリンクトラフィックに確認応答するための例示的なダウンリンク確認応答方式を示すフロー図である。


[00122]手順1400は、確認応答が要求されるか、または必要とされるアップリンク送信1402をアクセス端末120がアクセスポイント110に送ることにより始まる。この例では、アクセス端末120は、下の表1に従って再送信のために構成され、ここでは、再送信行動を指示するために共通制御チャネル(たとえば、PDCCH)とともに確認応答チャネル(たとえば、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH))を利用する。



[00123]図示のように、共通制御チャネルは、新しい送信のためのスケジューリング許可または再送信のためのスケジューリング許可を提供し得る。いずれの場合も、アクセス端末120は、確認応答チャネル上でのACK/NACKインジケーションにかかわらずスケジューリング許可に従うように構成される。ただし、共通制御チャネル情報がない場合、アクセス端末120は、(ACKに応答して)再送信するのを控えること、または(NACKに応答して)再送信することによって、確認応答チャネルのACK/NACKインジケーションに従う。それでも、確認応答チャネルでACKが受信されたときでも、アクセス端末120は、確認応答されたパケットを、さらなる命令を待ちながら(pending)それの再送信バッファにおいて保持するように構成され得る。


[00124]したがって、再び図14を参照すると、アップリンク送信1402が正常に受信されず、対応するTXOP予約が、(図示のように)再送信が完了し得る前に終了するように設定されている場合、アクセスポイントはアクセス端末120に確認応答チャネル上で肯定応答(ACK)を送り、共通制御チャネル上でスケジューリング許可を送らないことがある(シグナリング1404)。確認応答チャネルおよび共通制御チャネルのインジケータの他の組合せは、パケットを再送信することなく処分する(discard)こと、または1次RAT送信のために予約されていないアップリンクサブフレームにおいて再送信することのいずれかをアクセス端末に行わせるのに対し、確認応答チャネル上でACKを送り、共通制御チャネル上でスケジューリング許可を送らないことは、アクセス端末120に、パケットを保持し、さらなる命令を待つようにさせる。通信媒体140が取り戻され(recaptured)、新しいTXOP予約が有効となる後の時点で、アクセスポイント110は、パケットを再送信するための適切なスケジューリング許可をアクセス端末120に送り得(シグナリング1406)、アクセス端末120は、しかるべくパケットを再送信し得る(シグナリング1408)。


[00125]図15は、通信媒体140上で実装され得る例示的な不連続送信(DTX)通信方式のいくつかの態様を示す。DTX通信方式は、(i)アクセスポイント110とアクセス端末120との間の1次RAT通信と(ii)競合RATシステム150に関連する他の競合RAT通信との間の共存の公平性を促進するために使用され得る。アクセスポイント110は、たとえば、上記で説明されたように比較的積極的な競合パラメータと他の技法とを使用して1次RAT通信のために通信媒体140を捕らえ得る一方、それは、通信媒体140でのそれの1次RAT通信を、一連のアクティブ期間1504に制限し、通信の他の非アクティブ期間1506の間は通信媒体140を競合RATシステム150に譲り得る。アクティブ期間1504と非アクティブ期間1506との間の関係は、公平性を保証するのを助けるように様々な方法で適応され得る。


[00126]一般に、アクティブ期間1504と非アクティブ期間1506との間の切替えは、上記でより詳細に説明された競合手順に基づいて条件付き(conditional)であり得る。図示の例では、通信媒体140は、それぞれのアクティブ期間1504に対応する、第1のTXOP(TXOP1)(たとえば、1無線フレーム)の間および再び後に第2のTXOP(TXOP2)の間における1次RAT動作のために捕らえられ、アクセスなしの散在する期間は、それぞれの非アクティブ期間1506に対応する。長さTDTXを有し、アクティブ期間1504のうちの1つまたは複数と非アクティブ期間1506のうちの1つまたは複数とを包含するDTXサイクル1508として、所与の時間期間が指定され得る。1つまたは複数のDTXサイクル1508のセットが、集合的にDTX通信パターン1500を形成し得る。


[00127]各アクティブ期間1504に関連する時間期間TONの間には、通信媒体140上での1次RAT送信は、通常の比較的高い送信電力(TXHIGH)で進み得る。一方、各非アクティブ期間1506に関連する時間期間TOFFの間には、通信媒体140上での1次RAT送信は、通信媒体140を競合RATシステム150に譲るために、無効化されるか、または少なくとも十分に、比較的低い送信電力(TXLOW)に低減される。しかしながら、この時間の間に、媒体利用測定、媒体利用感知など、様々なネットワークリスニング機能および関連する測定が実行され得る。


[00128]DTX通信方式は、1つまたは複数のDTXパラメータのセットによって特徴付けられ得る。たとえば、期間(すなわち、TCYCLEの長さ)、デューティサイクル(すなわち、Σ TON/TDTX)、ならびにアクティブ期間1504および非アクティブ期間1506の間のそれぞれの送信電力(それぞれTXHIGHおよびTXLOW)を含む、関連するDTXパラメータの各々は、DTX通信方式を動的に最適化するように通信媒体140上の現在のシグナリング状況に基づいて適応され得る。たとえば、競合RATシステム150のRATに従って動作するように構成されたアクセスポイント110の2次RATトランシーバは、通信媒体140へのアクセスを求めて1次RAT通信と競合し得る競合RATシグナリングのために、時間期間TOFFの間に通信媒体140を監視するようにさらに構成され得る。アクセスポイント110は、競合RATシステム150による通信媒体140の利用に関連する利用メトリックを決定し得る。利用メトリックに基づいて、それに基づいて通信媒体140へのアクセスを求めるそれの競合を制限する(たとえば、デューティサイクル割振りが使い尽くされると、所与のDTXサイクル1508において通信媒体140へのアクセスを求めて競合するのを中止する)ように、関連するパラメータは設定され得、アクセスポイント110の1次RATトランシーバは構成され得る。


[00129]一例として、利用メトリックが高い(たとえば、しきい値を上回る)場合、パラメータのうちの1つまたは複数は、(たとえば、デューティサイクルまたは送信電力の減少を介して)1次RATによる通信媒体140の使用が減らされるように調整され得る。逆に、利用メトリックが低い(たとえば、しきい値を下回る)場合、パラメータのうちの1つまたは複数は、(たとえば、デューティサイクルまたは送信電力の増大を介して)1次RATによる通信媒体140の使用が増やされるように調整され得る。


[00130]図2に戻ると、システム収集が適時に効率な方法で達成されることを確実にするのを助けるために、通信媒体140でのある種の同期シグナリング(synchronization signaling)のロバストネスを高めることは有利であり得る。たとえば、PSS/SSSなどの同期シグナリングは、シングルショット検出を容易にするために、周波数および/または時間で、より高い密度で繰り返され得る(たとえば、20msのウィンドウで2〜4回発生)。より広がった同期シグナリング方式は、より良好なレイテンシパフォーマンスを提供し得るが、干渉に起因する消去に直面し得る通信媒体140などの競合ベースの環境ではロバストネスを優先することが望まれ得る。図3は、PSS/SSSが4回繰り返される例示的なeDRS構成を示す。別の例として、PSS/SSSなどの同期シグナリングは、検出可能性を改善するために電力を引き上げられ得る。別の例として、PSS/SSSなどの同期シグナリングは、チャネル予約メッセージング(たとえば、アクセスポイント110および/またはアクセス端末120によるCTS2S)によって保護され得る。


[00131]図16は、図2の仮想TDDフレーム構造とともに使用され得るシステム収集手順を示すシグナリングフロー図である。この例では、アクセスポイント110は、図2の仮想TDDフレーム構造に従って通信媒体140でサービスを提供しており、アクセス端末120は、システム収集を実行している。


[00132]図示のように、アクセス端末120は最初に、システム同期情報(たとえば、PSS/SSSシグナリング)を受信する(シグナル1612)。図3および図4を参照すると、PSS/SSSなどの同期シグナリングは繰り返し受信され、必要に応じてPSS/SSSシグナリングを再構成するために周波数および/または時間で組み合わせられ得る(ブロック1614)。これから、アクセス端末120は、アクセスポイント110の物理セル識別子(PCI)と、タイムスロットと、フレーム同期とを収集し、これらは、アクセス端末120が他の情報を突き止め(locate)、復号することを可能にする。


[00133]特に、アクセス端末120は、アクセスポイント110によってブロードキャストされたMIB(シグナル1616)を復号することが可能である。上記で説明されたように、MIBは、通信媒体140などの共有動作環境において異なり得る、アクセスポイント110に関連する事業者識別情報(たとえば、PLMN ID)を区別するために使用され得る。別の例として、事業者識別情報は、CRS/CSI−RSとともにスクランブルされ得る。復号された情報に基づいて、アクセス端末120は、SIB−1、SIB−2などの他のシステム情報ブロック(シグナル1618)を復号し得る。SIB−1およびSIB−2の復号は、アクセス端末120が(たとえば、ランダムアクセスチャネル(RACH)を介して)システムにアクセスし始めることを可能にする(シグナル1620)。図3に関して上記でeSIBとして言及された、新しい凝縮された(condensed)SIBフォーマットが使用されてもよい。


[00134]図17は、図2の仮想TDDフレーム構造とともに使用するように適応され得る例示的なランダムアクセス手順を示すシグナリングフロー図である。この例では、アクセスポイント110は、図2の仮想TDDフレーム構造に従って通信媒体140でサービスを提供しており、アクセス端末120は、アップリンクリソースへのアクセスを獲得するために物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)で競合ベースのランダムアクセス手順を実行している。


[00135]競合ベースのランダムアクセスは、一般に4つの部分の手順として実行され得る。最初に、アクセス端末120は、ランダムアクセスプリアンブル(Msg1 1712)を送信し、そのフォーマットおよびPRACH時間領域リソース割振りは、PRACH−ConfigurationIndexパラメータによって示され得る。Msg1を送信するとともに、アクセス端末120は、(たとえば、ra−ResponseWindowSizeパラメータに従って)ランダムアクセス応答(RAR)タイマーを設定し(ブロック1722)、共通制御チャネル(たとえば、PDCCH)上でRARメッセージ(Msg2 1714)を待つ。RARタイマーが終了する前にMsg2を受信すると、アクセス端末120はRARタイマーをキャンセルする(ブロック1724)。それ以外は、アクセス端末120はMsg1 1712を再送信する。


[00136]Msg2では、アクセス端末120は、RRC要求(Msg3 1716)を送信する際に利用されるべきタイミングアラインメント値と、リソース(アップリンク許可)と、一時識別子(たとえば、セル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI))とを受信する。Msg3を送信するとともに、アクセス端末120は、(たとえば、mac−ContentionResolutionTimerパラメータに従って)競合解決(CR)タイマーを設定する(ブロック1726)。


[00137]Msg3の送信後、アクセス端末120は、CRタイマーの終了まで、CRメッセージの一時識別子を含むCRメッセージ(Msg4 1718)のために、共通制御チャネルを監視する。Msg4を正常に復号するとともに、アクセス端末120はCRタイマーをキャンセルする(ブロック1728)。


[00138]ランダムアクセスが図2の仮想TDDフレーム構造と協調することを確実にするために、ランダムアクセスパラメータのうちの1つまたは複数は、積極的競合eDRSに先行する無線フレームにのみ入るように、PRACH(時間)リソースとアクセスポイント応答とを制限するように特別に構成され得る。たとえば、アクセスポイントは、(たとえば、T0=2(奇数のフレームのみ)とT1=0(前半のフレームに位置する)とを満たすprach−ConfigurationIndexを介して)奇数のフレームの前半にのみ入るようにPRACHリソースを構成すること、(たとえば、ra−ResponseWindowSizeを介して)通信媒体140へのアクセスがダウンリンクのためにそれの前に取得されなかった(not won)場合に、次のeDRSサブフレームをカバーするようにRARウィンドウを構成すること、(たとえば、mac−ContentionResolutionTimerを介して)複数のeDRSサブフレームをカバーするように競合解決ウィンドウを構成すること、などができる。


[00139]図18は、図2の仮想TDDフレーム構造とともに動作するための図17のランダムアクセス手順の例示的な適応を示すタイミング図である。この例では、積極的競合eDRS周期性は、TAC-eDRS=2無線フレーム、(すなわち、奇数の無線フレームと、前半のフレームと、第2のアップリンクサブフレームとを指定する(0,2,0,1)構成に対応する)prach−ConfigurationIndex=1、RARウィンドウパラメータra−ResponseWindowSize=10ms、およびMsg3競合ウィンドウパラメータmac−ContentionResolutionTimer=64msに設定される。


[00140]図示のように、図18のタイミング図は、SFNN-1からSFNN+2まで番号付けされた4つの無線フレームを含む、積極的競合eDRSの2つのサイクルをカバーする。RAR Msg2がSFNN(積極的競合eDRS無線フレーム)において配信されることを確実にするために、アクセス端末120はそれのプリアンブルMsg1を、先行するSFNN-1において、prach−ConfigurationIndexによって指定されたアップリンクサブフレームの間に送る。RARウィンドウパラメータra−ResponseWindowSizeが比較的長い値に設定されるので(10msは説明のための例である)、SFNN(積極的競合eDRS無線フレーム)の第1のサブフレームにおいて配信されるRAR Msg2は、RARウィンドウ内にあることが保証される。


[00141]図17を参照しながら上記でより詳細に説明されたように、アップリンク許可を指定するRAR Msg2を受信すると、アクセス端末120は、RRC Msg3を(たとえば、後にSFNNにおいて)送り、それのCRタイマーを設定し得る。CRタイマーパラメータmac−ContentionResolutionTimerが比較的長い値に設定されるので(64msは説明のための例である)、アクセス端末120は、SFNN+1(競合RATシステム150に競合で負け得る日和見的競合eDRS無線フレーム)よってもたらされる遅延に起因してCRタイマーが終了することなく、CR Msg4を受信するためにSFNN+2において別の積極的競合eDRS無線フレームを待ち得る。


[00142]いくつかの設計では、様々なランダムアクセス手順メッセージは、チャネル予約メッセージによってさらに保護され得る。たとえば、アクセス端末120は、(特に、ランダムアクセスプリアンブル(Msg1)が再度送られている場合に)追加の保護のためにランダムアクセスプリアンブル(Msg1)の前にチャネル予約メッセージを送り得る。同様に、アクセス端末120はまた、追加の保護のためにRARメッセージ(Msg2)の前にチャネル予約メッセージを送り得る。アクセスポイント110は、それが、ランダムアクセスプリアンブル(Msg1)を検出したときに、RARメッセージ(Msg2)の前にチャネル予約メッセージを送り得る。アクセスポイント110(またはアクセス端末120)はまた、(たとえば、RARメッセージ(Msg2)の場合と共通または別個のチャネル予約メッセージを介して)RRC要求(Msg3)のために通信媒体140を予約しようと試み得る。チャネル予約メッセージングはまた、RRC要求(Msg3)許可済みスロットと、RRC要求(Msg3)P−HICHと、競合解決メッセージ(Msg4)とを保護するために使用され得る。(ネットワークでシグナリングされるインバウンドモビリティなどの)いくつかの場合には、アクセスポイント110はまた、チャネル予約メッセージを介してランダムアクセスプリアンブル(Msg1)を保護することが可能であり得る。


[00143]いくつかの設計では、様々なランダムアクセス手順メッセージが、アクセスポイント110の、アクセスが要求されているものとは異なるコンポーネントキャリア(PCellまたはSCell)上で送られ得る。アクセスポイント110のコンポーネントキャリア構成は、たとえば、RRCハンドオーバコマンドの一部としてブロードキャストされるか、または送られ得る。一例として、アクセス端末120は、所望の時間に空いているアクセスポイント110のどのコンポーネントキャリア上でもランダムアクセスプリアンブル(Msg1)を送り得る。アクセスポイント110も、アクセスポイント110の各コンポーネントキャリア上でRARメッセージ(Msg2)を送り得る。さらに、RRC要求(Msg3)によって指定されたアップリンク許可は、コンポーネントキャリアの各々に適用されるように指定され得る。HARQプロセスフィードバック再送信許可も、アクセスポイント110のコンポーネントキャリアの各々に適用されるように指定され得る。


[00144]アクセス端末120は、RACH手順の間に別のアクセス端末と競合することがあり、競合完了メッセージ(Msg4)をアクセス端末120は受信するが、他のアクセス端末は(たとえば、競合RATシステム150からの干渉に起因して)受信しない可能性がある。このケースに対処するために、アクセスポイント110は、競合の終わりまで競合解決アップリンクリソースの許可を回避することによって、(アクセスポイント110はそれを認識していないので潜在的な)他のアクセス端末を保護することを選択し得、これは、RRC要求(Msg3)のための再送信プロセスを一時停止することによって行われ得る。


[00145]図19は、図2の仮想TDDフレーム構造とともに使用するように適応された例示的なページング構造を示すタイミング図である。この例では、例示の目的で、積極的競合eDRS周期性が4無線フレーム(すなわち、TAC-eDRS=4)に設定され、ページングサイクルが32無線フレームに設定される。


[00146]ページングフレーム(PF)は、ページングおよびシステム情報変更通知に使用されるページングメッセージを送るための1つまたは複数のページングオケージョン(PO)サブフレームを含み得る無線フレームである。LTEでは、たとえば、アクセス端末120(この例ではLTE UE)のPFのロケーションは、いくつかのページングパラメータによって、以下の式に従って定められる。 SFN mod T = (T/N)*(UE_ID mod N) (式1)


[00147]ここで、Tはmin(UE固有DRX値,DefaultPagingCycle)であり、UE固有DRXサイクルとデフォルトのセル固有DRXサイクルとの間における最小DRXサイクルを表す。一方、Nはmin(T,nB)であり、UEのページングサイクルにおけるページングフレームの数を表し、ここでnB={2T,T,T/2,T/4,T/8,T/16,T/32}である。最後に、UE_IDは国際モバイル加入者識別情報(IMSI) mod 1024であり、擬似ランダム間隔値(a pseudorandom spacing value)として使用される。DefaultPagingCycleおよびnBパラメータは、システム情報(SIB−2)においてブロードキャストされる。


[00148]上記のLTEの例を続けると、アクセス端末120(この例でもLTE UE)のPFでのPOのロケーションは、他のページングパラメータによって、以下の式に従って定められる。 i_s=floor(UE_ID/N) mod Ns (式2)


[00149]ここで、追加のパラメータNs=max(1,nB/T)である。


[00150]積極的競合eDRSサブフレームの間にページングがスケジュールされることを確実にするために、ページングパラメータのうちの1つまたは複数は、積極的競合eDRSサブフレームを含む無線フレームとすべてのPFをアラインするように、またその中にある積極的競合eDRSサブフレームとすべてのPOをアラインするように、積極的競合eDRS周期性に基づいて特別に構成され得、これは実質的に、アクセスポイント110のTXOPとなるように保証される。たとえば、nBパラメータは、積極的競合eDRS周期性とPF周期性をマッチさせるために(T/TAC-eDRS)に設定され得る。図示の例では、図19では、積極的競合eDRS周期性は4無線フレーム(すなわち、TAC-eDRS=4)に設定されており、nBはnB=T/4=8に設定され得、したがって、N=min(T,T/4)=T/4=8およびNs=max(1,1/4)=1である。したがって、所与のPFのロケーションは、SFN mod T=4*(UE_ID mod T/4)=4の倍数にあり、これは、積極的競合eDRSサブフレームを含む無線フレームとアラインしており、所与のPOのロケーションは、i_s=floor(UE_ID/8) mod 1 =0にあり、これは、積極的競合eDRSサブフレームとアラインしており、そこでは、アクセスポイント110が通信媒体140を捕捉する可能性が最も高い。


[00151]図20は、図2の仮想TDDフレーム構造とともに使用され得るハンドオーバ手順の例示的な態様を示すシグナリングフロー図である。この例では、アクセス端末120は、アクセスポイント110との接続状態で動作しており、それは、ハンドオーバ手順のソースアクセスポイントとして働く。ソースアクセスポイント110は通信媒体140で、PCell2002とSCell2004とを含む2つのセルを介してそれぞれのコンポーネントキャリア上でサービスを提供する。近くで動作している近隣アクセスポイント2010は、ハンドオーバ手順のターゲットアクセスポイントとして働く。ターゲットアクセスポイント2010も同様に通信媒体140で、PCell2006とSCell2008とを含む2つのセルを介してそれぞれのコンポーネントキャリア上でサービスを提供する。図示のシグナリングは、関連部分においてのみ示される一般化であり、所与のハンドオーバ手順実装形態では、ある種の図示のシグナリングが省略されることがあり、他のシグナリングが追加されることがあることが諒解されよう。たとえば、バックワードハンドオーバ手順は、アクセス端末120とソースアクセスポイント110との間のある種のハンドオーバ関連情報の交換を含み得るのに対し、フォワードハンドオーバ手順は、このシグナリングを省略すること、またはアクセス端末120とターゲットアクセスポイント2010との間の同様もしくは代替のハンドオーバ関連情報の交換を含むことができる。


[00152]アクセス端末120は、ソースアクセスポイント110との接続の間に、様々なシグナリング測定を実行し、報告する(シグナリング2020)。たとえば、アクセス端末120は、それのサービングセル(たとえば、ソースアクセスポイント110のPCell2002)および任意の候補隣接セル(たとえば、ターゲットアクセスポイント2010のPCell2006)の信号強度/品質(たとえば、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信電力(RSRP)など)を監視し得る。上記でより詳細に説明されたように、測定は、図2の仮想TDDフレーム構造に基づいて1つまたは複数のeDRSサブフレームにおいて実行され得る。


[00153]いくつかの設計では、測定ギャップスケジューリングに依存するのではなく、別個の受信機チェーン(たとえば、1次RATトランシーバの第2のインスタンス)を使用して周波数間測定を実行することは有利であり得る。他の設計では、測定ギャップが利用されるとき、それらは、1つまたは複数のeDRSサブフレームとアラインする(たとえば、比較的短く頻繁になる)ようにスケジュールされ得る。さらに、フレーム構造タイミングは、あるコンポーネントキャリアから次のコンポーネントキャリアに、それらのそれぞれのeDRSサブフレームが重複しないようにオフセットされ得、それによって、周波数間測定と周波数内測定の両方が対立せずに実行されることが可能になる。


[00154]図20に戻ると、ある時点において、シグナリング測定に基づいてハンドオーバトリガリングイベントが検出され得る(ブロック2022)。たとえば、周波数内隣接セルの信号強度/品質がサービングセルの信号強度/品質を、時間のしきい値量に対するしきい値(たとえば、320msに対する3dB)だけ上回るときに、LTE「A3」イベントなどの周波数内トリガリングイベントが検出され得る。別の例として、サービングセルの信号強度/品質がしきい値(たとえば、−118dB)を割り込むときに、LTE「A2」イベントなどの周波数間トリガリングイベントが検出され得る。別の例として、周波数間隣接セルの信号強度/品質が別のしきい値を上回るときに、LTE「A4」イベントなどの周波数間トリガリングイベントが検出され得る。


[00155]ハンドオーバトリガリングイベントの検出(ブロック2022)に応答して、ソースアクセスポイント110は、ターゲットアクセスポイント2010に移動するようアクセス端末120に命令するハンドオーバコマンド(たとえば、RRC接続再構成メッセージ)をアクセス端末120に送り得る(シグナリング2024)。応答してまたは独立して、アクセス端末120は次いで、ターゲットアクセスポイント2010に接続するためのアクセス手順(たとえば、RACH、RRC接続再確立要求など)を開始し得る(シグナリング2026)。アクセス端末120がターゲットアクセスポイント2010に接続すると、それらは、ハンドオーバを完了させるためにハンドオーバ確認(たとえば、RRC接続再構成完了、RRC接続再確立、RRC接続確立完了+再構成など)を交換し得る(シグナリング2028)。


[00156]図20に示されているように、様々なハンドオーバシグナリングは、代替コンポーネントキャリアまたはさらには複数のコンポーネントキャリア上でのそれらの送信を構成することによって、通信媒体140上で生じ得る競合および干渉問題に対処するために、よりロバストなものにされ得る。たとえば、測定報告シグナリング2020が、アクセス端末120からソースアクセスポイント110にPCell2002、SCell2004、または両方を介して送られ得る。別の例として、ハンドオーバコマンドシグナリング2024が、ソースアクセスポイント110からアクセス端末120にPCell2002、SCell2004、または両方を介して送られ得る。別の例として、アクセスシグナリング2026が、アクセス端末120からターゲットアクセスポイント2010にPCell2006、SCell2008、または両方を介して送られ得る。別の例として、ハンドオーバ確認シグナリング2028が、ターゲットアクセスポイント2010とアクセス端末120との間でPCell2006、SCell2008、または両方を介して交換され得る。


[00157]同様に、同期をよりロバストに維持するために、アクセス端末はまた、ソースアクセスポイント110の場合のPCell2002、SCell2004、または両方、およびターゲットアクセスポイント2010の場合のPCell2006、SCell2008、または両方を介した同期シグナリング(たとえば、無線リンク監視(RLM))を監視し得る。


[00158]無線(over-the-air)シグナリングに加えて、ソースアクセスポイント110およびターゲットアクセスポイント2010は、ハンドオーバプロセスを容易にするためにバックホール2050(たとえば、X2接続)を介して様々なシグナリングを交換し得る。たとえば、ソースアクセスポイント110はターゲットアクセスポイント2010に、アクセス端末状態情報、セキュリティ情報、アクセス端末能力情報、アクセス端末関連論理接続の識別情報などの、アクセス端末120に関するアクセス端末コンテキスト情報2052を送り得る。


[00159]様々なバックホールハンドオーバシグナリングはまた、ハンドオーバトリガリングを予期して、早期にセットアップ情報を交換することによって、通信媒体140上で生じ得る競合およびレイテンシ問題に対処するために、よりロバストなものにされ得る。たとえば、ソースアクセスポイント110は、ターゲットアクセスポイント2010に潜在的なハンドオーバの準備をさせるために、ハンドオーバが始まる前にターゲットアクセスポイント2010にアクセス端末コンテキスト2052を予測的に提供し得る。交換は、測定報告(シグナリング2020)における情報によって促進され得る。たとえば、サービングアクセスポイント110の信号強度/品質が、実際のハンドオーバトリガしきい値よりも高いハンドオーバ警告しきい値を割り込んだときに、交換は促進され得る。


[00160]いくつかの設計では、ハンドオーバシグナリングのために通信媒体140へのアクセスを優先するために、ソースアクセスポイント110、ターゲットアクセスポイント2010、またはアクセス端末120は、eDRSサブフレームのための積極的な競合に関して上記でより詳細に説明されたような比較的積極的な競合パラメータ(たとえば、比較的低いバックオフしきい値、比較的小さい競合ウィンドウなど)を使用して、通信媒体140に対して競合し得る。


[00161]いくつかの設計では、様々なハンドオーバメッセージは、チャネル予約メッセージによってさらに保護され得る。たとえば、アクセス端末120は、測定報告シグナリング2020の前に、PCell2002、SCell2004、または両方に対応するキャリアを介して、チャネル予約メッセージを送り得る。別の例として、ソースアクセスポイント110は、ハンドオーバコマンドシグナリング2024の前に、PCell2002、SCell2004、または両方に対応するキャリアを介して、チャネル予約メッセージを送り得る。別の例として、アクセス端末120は、アクセスシグナリング2026の前に、PCell2006、SCell2008、または両方に対応するキャリアを介して、チャネル予約メッセージを送り得る。別の例として、ターゲットアクセスポイント2010は、ハンドオーバ確認シグナリング2028の前に、PCell2006、SCell2008、または両方に対応するキャリアを介して、チャネル予約メッセージを送り得る。アクセス端末120がソースアクセスポイント110を介してターゲットアクセスポイント2010のPCellおよびSCell RACH構成およびペアリングを知らされていない場合、それは、キャリアアグリゲーション目的でセルのペアにどのセルが対応するかをアクセス端末に知らせるターゲットアクセスポイント2010からのブロードキャスト情報から、ペアリングを導出し得る。


[00162]異なる事業者に関連する1次RATデバイスからeDRSサブフレームへの干渉を軽減するために、図2の仮想TDDフレーム構造は、事業者にわたってeDRSサブフレームのアラインメントを回避するように時間的にずらされ得る。


[00163]図21は、図2の仮想TDDフレーム構造による事業者間フレームずらしの一例を示す。例示の目的で、アクセスポイント110は、同じであるがオフセットされたフレーム構造に従って動作する別のアクセスポイント2110を含む協調システムの一部として示されている。アクセスポイント110およびアクセスポイント2110は異なる事業者によって提供されており、アクセスポイント110は第1の事業者A(OP−A)に対応し、アクセスポイント2110は第2の事業者B(OP−B)に対応する。


[00164]図示のように、第1の事業者Aに関連する無線フレームは、第2の事業者Bに関連する無線フレームと比較して、いくつかのサブフレームだけオフセットされる。図示の例では、オフセットは5サブフレームであり、たとえば、事業者BのSFN Nの開始は、事業者AのSFN Nの開始の5サブフレーム後に始まる。各事業者は、ランダムに、または事業者固有のパラメータに応じて(たとえば、PLMN IDに基づいて)オフセットを選択し得る。これは、無線フレームごとに送られたeDRSサブフレームの場合に1/10、1無線フレームおきに(every other radio frame)送られたeDRSサブフレームの場合に1/20、などの再使用パターンを可能にする。追加または代替として、eDRSシグナリング(たとえば、PSS/SSS)は、eDRSサブフレーム内でずらされ得、CRSなどの他のシグナリングは、周波数で(たとえば、最大3サブキャリアだけ)オフセットされ得る。


[00165]図22は、上記で説明された技法による通信の例示的な方法を示すフロー図である。方法2200は、たとえば、共有通信媒体上で動作するアクセスポイント(たとえば、図1に示されるアクセスポイント110)によって実行され得る。一例として、通信媒体は、LTE技術デバイスとWi−Fi技術デバイスとの間で共有される免許不要無線周波数帯域上に1つまたは複数の時間、周波数、または空間リソースを含み得る。


[00166]図示のように、アクセスポイントは、第1の持続時間にわたる第1のTXOPのために通信媒体へのアクセスを求めて競合し得る(ブロック2202)。アクセスポイントは、第1のTXOPの間にアクセス端末に、第2の持続時間にわたる第2のTXOPのためにアップリンクリソースをアクセス端末に許可するスケジューリング許可を送信し得る(ブロック2204)。アクセスポイントは、第2のTXOPのために通信媒体へのアクセスを求めて競合し得る(ブロック2206)。アクセスポイントは、第2のTXOPの間に、許可されたアップリンクリソースでアクセス端末からアップリンクシグナリングを受信し得る(ブロック2208)。


[00167]上記でより詳細に説明されたように、第1のTXOPおよび第2のTXOPは、第1の持続時間と第2の持続時間との間に介在時間期間があるように時間的に不連続であり得る。さらに、スケジューリング許可は、介在時間期間のためにスケジュールされた任意のアップリンクサブフレームを無視し、許可されたアップリンクリソースを第2のTXOPの間のアップリンクサブフレームに持ち越すように、アクセス端末を構成し(configure)得る。


[00168]アクセスポイントはまた、第1のTXOP、第2のTXOP、または両方のために通信媒体を予約するチャネル予約メッセージを送信し得る。


[00169]いくつかの設計では、送信すること(ブロック2204)は、共通制御チャネルでスケジューリング許可をブロードキャストすることを備え得る。


[00170]アクセスポイントはまた、第1のTXOPの間に、アクセス端末にスケジューリング許可を再送信し得る。たとえば、スケジューリング許可は、第1のTXOPの第1のダウンリンクサブフレームにおいて送信され、第1のTXOPの第2のダウンリンクサブフレームにおいて再送信され得る。スケジューリング許可はまた、さらに、第1のTXOPのためにアップリンクリソースをアクセス端末に許可し得る。


[00171]図23は、上記で説明された技法による通信の別の例示的な方法を示すフロー図である。方法2300は、たとえば、共有通信媒体上で動作するアクセス端末(たとえば、図1に示されるアクセス端末120)によって実行され得る。一例として、通信媒体は、LTE技術デバイスとWi−Fi技術デバイスとの間で共有される免許不要無線周波数帯域上に1つまたは複数の時間、周波数、または空間リソースを含み得る。


[00172]図示のように、アクセス端末は、第1の持続時間にわたる第1のTXOPの間に、アクセス端末による送信のためにアップリンクリソースを許可するスケジューリング許可をアクセスポイントから受信し得る(ブロック2302)。アクセス端末は、第2の持続時間にわたる第2のTXOPにおけるスケジューリング許可に対応するアップリンクリソースを識別し得る(ブロック2304)。アクセス端末は、第2のTXOPの間に、識別されたアップリンクリソースでアクセスポイントにアップリンクシグナリングを送信し得る(ブロック2306)。


[00173]上記でより詳細に説明されたように、第1のTXOPおよび第2のTXOPは、第1の持続時間と第2の持続時間との間に介在時間期間があるように時間的に不連続であり得る。さらに、アクセス端末は、介在時間期間のためにスケジュールされた任意のアップリンクサブフレームを無視し、許可されたアップリンクリソースを第2のTXOPの間のアップリンクサブフレームに持ち越し得る。


[00174]いくつかの設計では、アクセス端末は、共通制御チャネルでスケジューリング許可を受信し得る。アクセス端末はまた、第1のTXOPの間に、アクセスポイントからスケジューリング許可の再送信を受信し得る。たとえば、スケジューリング許可は、第1のTXOPの第1のダウンリンクサブフレームにおいて受信され、スケジューリング許可の再送信は、第1のTXOPの第2のダウンリンクサブフレームにおいて受信され得る。アクセス端末はまた、第1のTXOPにおけるスケジューリング許可に対応するアップリンクリソースを識別し、第1のTXOPの間に、識別されたアップリンクリソースでアクセスポイントにアップリンクシグナリングを送信し得る。


[00175]図24は、上記で説明された技法による通信の別の例示的な方法を示すフロー図である。方法2400は、たとえば、共有通信媒体上で動作するアクセスポイント(たとえば、図1に示されるアクセスポイント110)またはアクセス端末(たとえば、図1に示されるアクセス端末120)によって実行され得る。一例として、通信媒体は、LTE技術デバイスとWi−Fi技術デバイスとの間で共有される免許不要無線周波数帯域上に1つまたは複数の時間、周波数、または空間リソースを含み得る。


[00176]図示のように、アクセスポイントまたはアクセス端末は、一連のフレームおよびサブフレームを定義するTDDフレーム構造に従って通信媒体で情報を受信し得る(ブロック2402)。アクセスポイントまたはアクセス端末は、通信媒体で確認応答チャネルを搬送するためのサブフレームリソースのセットを決定することができ、サブフレームリソースの決定されたセットがサブフレームのしきい値割合以下を占有する(ブロック2404)。アクセスポイントまたはアクセス端末は、サブフレームリソースの決定されたセットを介して確認応答チャネルで、受信された情報に関連する1つまたは複数の確認応答メッセージを送信し得る(ブロック2406)。


[00177]上記でより詳細に説明されたように、サブフレームのしきい値割合は、たとえば、2つ以下のOFDMシンボル期間を備え得る。サブフレームリソースの決定されたセットはまた、OFDMトーンの1つまたは複数のインターリーブされたブロックで周波数において拡散され得る。別の例として、サブフレームのしきい値割合は、競合なしの時間期間に対応し得る。競合なしの時間期間は、たとえば、TDDフレーム構造によって定義されたフレームの持続時間の5%以下にわたり得る。


[00178]受信すること(ブロック2404)は、1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第1のグループ上で情報を受信することと、1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第2のグループ上で情報を受信することとを備えることができ、送信すること(ブロック2406)は、1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第1のグループ上で受信された情報に確認応答する確認応答メッセージを、第1のアップリンクサブフレーム上で送信することと、1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第2のグループ上で受信された情報と1つまたは複数のダウンリンクサブフレームの第1のグループ上で受信された情報とに確認応答する確認応答メッセージを、第1のアップリンクサブフレームの後の第2のアップリンクサブフレーム上で送信することとを備え得る。


[00179]アクセスポイントは、情報が第1のTXOPの間に正常に受信されていないと決定すると、確認応答チャネルでアクセス端末に、情報に関連する肯定確認応答メッセージを送信し、共通制御チャネルでアクセス端末にいかなる送信許可も送信するのを控えることができる。アクセスポイントは次いで、第2のTXOPの間に、情報の再送信を受信し得る。第1のTXOPおよび第2のTXOPは、時間的に不連続であり得る。


[00180]図25は、上記で説明された技法による通信の別の例示的な方法を示すフロー図である。方法2500は、たとえば、共有通信媒体上で動作するアクセスポイント(たとえば、図1に示されるアクセスポイント110)によって実行され得る。一例として、通信媒体は、LTE技術デバイスとWi−Fi技術デバイスとの間で共有される免許不要無線周波数帯域上に1つまたは複数の時間、周波数、または空間リソースを含み得る。


[00181]図示のように、アクセスポイントは、TDDフレーム構造に従って通信媒体で発見基準シグナリングの送信のための1つまたは複数のサブフレームを指定し得る(ブロック2502)。アクセスポイントは、指定されたサブフレームの各々の間に発見基準シグナリングを送信し得、発見基準シグナリングがPSSと、SSSと、CRSと、CSI−RSと、MIB信号と、SIB信号とを備える(ブロック2504)。


[00182]上記でより詳細に説明されたように、指定されたサブフレームは、周期的に発生するようにスケジュールされ得る。たとえば、指定されたサブフレームは、TDDフレーム構造の各フレームの間に1回発生するようにスケジュールされ得る。


[00183]いくつかの設計では、アクセスポイントは、発見基準シグナリングのために積極的な競合周期性を設定し、指定されたサブフレームの各々のために、積極的な競合周期性に関係するサブフレームのタイミングに基づいて、1つまたは複数の競合パラメータを選択し得る。アクセスポイントは、指定されたサブフレームの各々のために、サブフレームのために選択された1つまたは複数の競合パラメータに基づいて、通信媒体へのアクセスを求めて競合し、競合に基づいて、指定されたサブフレームの各々の間に発見基準シグナリングを選択的に送信し得る。1つまたは複数の競合パラメータは、たとえば、バックオフしきい値、競合ウィンドウサイズ、またはそれらの組合せを備え得る。ここで、積極的な競合周期性とアラインするサブフレームの場合には、積極的な競合周期性とアラインしないサブフレームの場合よりも高いバックオフしきい値が選択されること、積極的な競合周期性とアラインするサブフレームの場合には、積極的な競合周期性とアラインしないサブフレームの場合よりも短い競合ウィンドウが選択されること、またはそれらの組合せがある。


[00184]いくつかの設計では、SSSは、指定された各サブフレームの間に少なくとも2回、およびいくつかの場合には指定された各サブフレームの間に3回以上送信されるように構成された強化型SSSを備え得る。


[00185]一般性のために、アクセスポイント110およびアクセス端末120は図1において、それぞれ媒体アクセスマネージャ112および媒体アクセスマネージャ122を含むものとして関連部分においてのみ示されている。しかしながら、アクセスポイント110およびアクセス端末120は、本明細書で説明される競合技法を提供またはさもなければサポートするように様々な方法で構成され得ることが諒解されよう。


[00186]図26は、1次RATシステム100のアクセスポイント110およびアクセス端末120の例示的なコンポーネントをより詳細に示すデバイスレベル図である。図示のように、アクセスポイント110およびアクセス端末120は、それぞれ一般に、少なくとも1つの指定されたRATを介して他のワイヤレスノードと通信するための(通信デバイス2630および2650によって表される)ワイヤレス通信デバイスを含み得る。通信デバイス2630および2650は、指定されたRATに従って信号(たとえば、メッセージ、インジケーション、情報、パイロットなど)を送信および符号化するように、また逆に信号を受信し復号するように様々に構成され得る。


[00187]通信デバイス2630および2650は、たとえば、それぞれの1次RATトランシーバ2632および2652、ならびにいくつかの設計では、(たとえば、競合RATシステム150によって利用されるRATに対応する)それぞれ、(随意の)コロケートされた2次RATトランシーバ2634および2654などの、1つまたは複数のトランシーバを含み得る。本明細書で使用される「トランシーバ」は、送信機回路、受信機回路、またはそれらの組合せを含み得るが、すべての設計において送信機能と受信機能の両方を提供する必要はない。たとえば、いくつかの設計では、完全な通信を提供することが必要ではないときにコストを減らすために、低機能受信機回路(たとえば、低レベルのスニッフィング(sniffing)のみを提供する無線チップまたは同様の回路)が利用され得る。さらに、本明細書で使用される「コロケートされる」(たとえば、無線機、アクセスポイント、トランシーバなど)という用語は、様々な配置のうちの1つを指し得る。たとえば、同じハウジングにあるコンポーネント、同じプロセッサによってホストされるコンポーネント、互いに定められた距離の範囲内にあるコンポーネント、および/またはインターフェース(たとえば、イーサネット(登録商標)スイッチ)を介して接続される、任意の必要な間通信(たとえば、メッセージング)のレイテンシ要件をインターフェースが満たす、コンポーネントである。


[00188]アクセスポイント110およびアクセス端末120はまた、それぞれ一般に、それらのそれぞれの通信デバイス2630おおび2650の動作を制御する(たとえば、方向付ける、修正する、有効化する、無効化する、など)ための(通信コントローラ2640および2660によって表される)通信コントローラを含み得る。通信コントローラ2640および2660は、1つまたは複数のプロセッサ2642および2662と、それぞれプロセッサ2642および2662に結合された1つまたは複数のメモリ2644および2664とを含み得る。メモリ2644および2664は、オンボードキャッシュメモリ、別個のコンポーネント、組合せなどのいずれかとして、データ、命令、またはそれらの組合せを記憶するように構成され得る。プロセッサ2642および2662ならびにメモリ2644および2664は、スタンドアロン通信コンポーネントであり得、またはアクセスポイント110およびアクセス端末120のそれぞれのホストシステム機能の一部であり得る。


[00189]媒体アクセスマネージャ112および媒体アクセスマネージャ122が異なる方法で実装され得ることが諒解されよう。いくつかの設計では、それらに関連する機能の一部または全部は、少なくとも1つのプロセッサ(たとえば、プロセッサ2642のうちの1つもしくは複数および/またはプロセッサ2662のうちの1つもしくは複数)ならびに少なくとも1つのメモリ(たとえば、メモリ2644のうちの1つもしくは複数および/またはメモリ2664のうちの1つもしくは複数)によって実装されるか、あるいはさもなければそれらの指示によるものであり得る。他の設計では、それらに関連する機能の一部または全部は、一連の相互に関係する機能モジュールとして実装され得る。


[00190]図27は、一連の相互に関係する機能モジュールとして表される媒体アクセスマネージャ112および/または媒体アクセスマネージャ122を実装するための例示的な装置を示す。図示の例では、装置2700は、競合するためのモジュール2702と、送信するためのモジュール2704と、競合するためのモジュール2706と、受信するためのモジュール2708とを含む。


[00191]競合するためのモジュール2702は、第1の持続時間にわたる第1のTXOPのために通信媒体へのアクセスを求めて競合するように構成され得る。送信するためのモジュール2704は、第1のTXOPの間にアクセス端末に、第2の持続時間にわたる第2のTXOPのためにアップリンクリソースをアクセス端末に許可するスケジューリング許可を送信するように構成され得る。競合するためのモジュール2706は、第2のTXOPのために通信媒体へのアクセスを求めて競合するように構成され得る。受信するためのモジュール2708は、第2のTXOPの間に、許可されたアップリンクリソースでアクセス端末からアップリンクシグナリングを受信するように構成され得る。


[00192]図28は、一連の相互に関係する機能モジュールとして表される媒体アクセスマネージャ122を実装するための別の例示的な装置を示す。図示の例では、装置2800は、受信するためのモジュール2802と、識別するためのモジュール2804と、送信するためのモジュール2806とを含む。


[00193]受信するためのモジュール2802は、第1の持続時間にわたる第1のTXOPの間に、アクセス端末による送信のためにアップリンクリソースを許可するスケジューリング許可をアクセスポイントから受信するように構成され得る。識別するためのモジュール2804は、第2の持続時間にわたる第2のTXOPにおけるスケジューリング許可に対応するアップリンクリソースを識別するように構成され得る。送信するためのモジュール2806は、第2のTXOPの間に、識別されたアップリンクリソースでアクセスポイントにアップリンクシグナリングを送信するように構成され得る。


[00194]図29は、一連の相互に関係する機能モジュールとして表される媒体アクセスマネージャ112および/または媒体アクセスマネージャ122を実装するための別の例示的な装置を示す。図示の例では、装置2900は、受信するためのモジュール2902と、決定するためのモジュール2904と、送信するためのモジュール2906とを含む。


[00195]受信するためのモジュール2902は、一連のフレームおよびサブフレームを定義するTDDフレーム構造に従って通信媒体で情報を受信するように構成され得る。決定するためのモジュール2904は、通信媒体で確認応答チャネルを搬送するためのサブフレームリソースのセットを決定するように構成され得、サブフレームリソースの決定されたセットがサブフレームのしきい値割合以下を占有する。送信するためのモジュール2906は、サブフレームリソースの決定されたセットを介して確認応答チャネルで、受信された情報に関連する1つまたは複数の確認応答メッセージを送信するように構成され得る。


[00196]図30は、一連の相互に関係する機能モジュールとして表される媒体アクセスマネージャ112を実装するための別の例示的な装置を示す。図示の例では、装置3000は、指定するためのモジュール3002と、送信するためのモジュール3004とを含む。


[00197]指定するためのモジュール3002は、TDDフレーム構造に従って通信媒体で発見基準シグナリングの送信のための1つまたは複数のサブフレームを指定するように構成され得る。送信するためのモジュール3004は、指定されたサブフレームの各々の間に発見基準シグナリングを送信するように構成され得、発見基準シグナリングがPSSと、SSSと、CRSと、CSI−RSと、MIB信号と、SIB信号とを備える。


[00198]図27〜図30のモジュールの機能は、本明細書の教示に一致する様々な方法で実装され得る。いくつかの設計では、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気的コンポーネントとして実装され得る。いくつかの設計では、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサコンポーネントを含む処理システムとして実装され得る。いくつかの設計では、これらのモジュールの機能は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)の少なくとも一部分を使用して実装され得る。本明細書において論じられるように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関係するコンポーネント、またはそれらの何らかの組合せを含み得る。したがって、異なるモジュールの機能は、たとえば、集積回路の異なるサブセットとして、ソフトウェアモジュールのセットの異なるサブセットとして、またはそれらの組合せとして実装され得る。また、(たとえば、集積回路のおよび/またはソフトウェアモジュールのセットの)所与のサブセットは、機能の少なくとも一部分を2つ以上のモジュールに与え得ることが諒解されよう。


[00199]さらに、図27〜図30によって表されるコンポーネントおよび機能ならびに本明細書で説明される他のコンポーネントおよび機能は、任意の適切な手段を使用して実装され得る。そのような手段はまた、少なくとも部分的に、本明細書で教示される対応する構造を使用して実装され得る。たとえば、図27〜図30のコンポーネント「のためのモジュール」に関連して上記で説明されたコンポーネントは、同様に指定された機能「のための手段」に対応することもある。したがって、いくつかの態様では、そのような手段のうちの1つまたは複数は、アルゴリズムを含む、本明細書で教示されるプロセッサコンポーネント、集積回路、または他の適切な構造のうちの1つまたは複数を使用して実装され得る。当業者は本開示において、上記で説明された文章において、また擬似コードによって表され得るアクションのシーケンスにおいて表されるアルゴリズムを認識されよう。たとえば、図27〜図30によって表されるコンポーネントおよび機能は、LOAD演算、COMPARE演算、RETURN演算、IF−THEN−ELSEループなどを実行するためのコードを含み得る。


[00200]本明細書における「第1」、「第2」などの指定を使用した要素への任意の言及は、それらの要素の数量または順序を全般的に限定するものでないことを理解されたい。そうではなく、これらの指定は、本明細書で、2つ以上の要素または要素のインスタンスの間で区別する便利な方法として使用され得る。したがって、第1および第2の要素への言及は、そこで2つの要素のみが用いられ得ること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。また、別段に記載されていない限り、要素のセットは1つまたは複数の要素を備え得る。さらに、明細書または特許請求の範囲において使用される「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」または「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」または「A、B、およびCからなるグループのうちの少なくとも1つ」という形式の用語は、「AまたはBまたはCあるいはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。たとえば、この用語は、A、またはB、またはC、またはAおよびB、またはAおよびC、またはAおよびBおよびC、または2A、または2B、または2Cなどを含み得る。


[00201]上記の記述および説明に鑑みて、本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明瞭に示すために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、上記では全般的にその機能に関して説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装決定が、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。


[00202]したがって、たとえば、装置または装置の任意のコンポーネントは、本明細書で教示される機能を与えるように構成され得る(またはそのように動作可能になるかもしくは適応され得る)ことが諒解されよう。これは、たとえば、その機能を与えるように装置もしくはコンポーネントを製造する(たとえば、作製する)ことによって、その機能を与えるように装置もしくはコンポーネントをプログラムすることによって、または何らかの他の適切な実装技法の使用によって、達成され得る。一例として、集積回路は、必須の機能を与えるために作製され得る。別の例として、集積回路は、必須の機能をサポートするために作製され、次いで、必須の機能を与えるように(たとえば、プログラミングによって)構成され得る。また別の例として、プロセッサ回路は、必須の機能を与えるためのコードを実行し得る。


[00203]その上、本明細書で開示される態様に関して説明された方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接具現化されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで具現化されるか、またはそれらの2つの組合せで具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の一時的もしくは非一時的記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサ(たとえば、キャッシュメモリ)に一体化され得る。


[00204]したがって、たとえば、本開示のいくつかの態様が、通信のための方法を具現化している一時的または非一時的コンピュータ可読媒体を含み得ることも諒解されよう。


[00205]上述の開示は、様々な例示的な態様を示すが、様々な変更および修正が、添付の特許請求の範囲によって定義される範囲から逸脱することなく、示された例に対して行われ得ることに留意されたい。本開示は、具体的に示された例のみに限定されることは意図されていない。たとえば、別段に記載されていない限り、本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実行されなくてもよい。さらに、いくつかの態様は、単数形で説明または特許請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。


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