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ワイヤレスローカルエリアネットワーク間通信を無線アクセスネットワークによりサポートするためのシステム及び方法

申请号 JP2017552836 申请日 2016-03-08 公开(公告)号 JP2018519686A 公开(公告)日 2018-07-19
申请人 テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル); 发明人 バーリストレーム, マティアス タン; エンブスケ, ヘンリク;
摘要 第1のワイヤレスローカルアクセスネットワーク(「WLAN」)アクセスポイント(「AP」)に接続されるユーザ機器(「UE」)を動作させるためのシステムおよび方法が提供される。1つの実施形態では方法は、第1のWLAN AP及び第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値の間の第1の差をいつ報告すべきかを規定する、無線アクセスネットワーク(「RAN」)からの第1のポリシーを受信することと、第2のWLAN APを探索することとを含む。方法はさらには、第1のWLAN AP及び第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値を決定することと、第1のWLAN AP及び第2のWLAN APに対する第1の通信特性についての値の間の第1の差を、第1の差が、第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたときRANに報告することとを含む。 【選択図】図2
权利要求

第1のワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)(210)に接続されるユーザ機器(UE)(110、230)を動作させる方法であって、 前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値の間の第1の差をいつ報告すべきかを規定する、無線アクセスネットワーク(RAN)(240)からの第1のポリシーを受信すること(405)であって、前記RAN(240)は、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)とは異なる無線アクセス技術を用いる、受信すること(405)と、 前記第2のWLAN AP(220)を探索すること(415)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第1の通信特性についての値を決定すること(420)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第1の通信特性についての値の間の前記第1の差を前記第1の差が前記第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたときに、前記RAN(240)に報告する(425)ことと を備える、方法。前記決定することは、前記UE(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を測定することを備える、請求項1に記載の方法。前記決定することは、通信ノードから、前記UE(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を取得することを備える、請求項1に記載の方法。前記決定することは、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)が共通周波数帯域で動作するときに行われる、請求項1に記載の方法。前記第1の差を報告することの後の前記RAN(240)からのコマンドに応答して前記第2のWLAN AP(220)に接続する(430)ことをさらに備える、請求項1に記載の方法。前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、前記RAN(240)からの第2のポリシーを受信すること(450)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第2の通信特性についての値を決定すること(460)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第2の通信特性についての値の間の前記第2の差を前記第2の差が前記第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたときに、前記RAN(240)に報告する(465)ことと をさらに備える、請求項1に記載の方法。前記第1の差及び前記第2の差を報告することの後の前記RAN(240)からのコマンドに応答して前記第2のWLAN AP(220)に接続する(470)ことをさらに備える、請求項6に記載の方法。第1のワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)(210)に接続される装置(110、230)であって、 プロセッサ(117)と、 コンピュータプログラムコードを含むメモリ(118)とを備え、前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、少なくとも、 前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値の間の第1の差をいつ報告すべきかを規定する、無線アクセスネットワーク(RAN)(240)からの第1のポリシーを受信すること(405)であって、前記RAN(240)は、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)とは異なる無線アクセス技術を用いる、受信すること(405)と、 前記第2のWLAN AP(220)を探索すること(415)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第1の通信特性についての値を決定すること(420)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第1の通信特性についての値の間の前記第1の差を前記第1の差が前記第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたときに、前記RAN(240)に報告する(425)ことと を行わせるように設定される、 装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、前記装置(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を測定させるようにさらに設定される、請求項8に記載の装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、通信ノードから、前記装置(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を取得させるようにさらに設定される、請求項8に記載の装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、前記第1の通信特性を、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)が共通周波数帯域で動作するとき決定させるようにさらに設定される、請求項8に記載の装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、前記第1の差を報告することの後の前記RAN(240)からのコマンドに応答して前記第2のWLAN AP(220)に接続(430)させるようにさらに設定される、請求項8に記載の装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、 前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、前記RAN(240)からの第2のポリシーを受信すること(450)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第2の通信特性についての値を決定すること(460)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第2の通信特性についての値の間の前記第2の差を、前記第2の差が前記第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたとき前記RAN(240)に報告する(465)ことと を行わせるようにさらに設定される、請求項8に記載の装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、前記第1の差及び前記第2の差を報告することの後の前記RAN(240)からのコマンドに応答して前記第2のWLAN AP(220)に接続(470)させるようにさらに設定される、請求項13に記載の装置(110、230)。第1のワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)(210)に接続されるユーザ機器(UE)(110、230)と通信をしている様態で、無線アクセスネットワーク(240)内で動作可能な基地局(120)を動作させる方法であって、 前記ユーザ機器(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する第1の通信特性についての値の間の第1の差をいつ報告すべきかを規定する、第1のポリシーを提供すること(505)であって、前記RAN(240)は、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)とは異なる無線アクセス技術を用いる、提供すること(505)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第1の通信特性についての値の間の前記第1の差を示す報告を、前記第1の差が前記第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたとき受信する(525)ことと を備える、方法。前記第2のWLAN AP(220)を探索するための、前記UE(110、230)へのコマンドを提供すること(515)をさらに備える、請求項15に記載の方法。前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を決定するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを提供すること(520)をさらに備える、請求項15に記載の方法。前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)が共通周波数帯域で動作するとき、前記第1の通信特性に対する前記値を決定するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを提供することをさらに備える、請求項15に記載の方法。前記第2のWLAN AP(220)に接続するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを、前記報告を受信することの後に提供すること(530)をさらに備える、請求項15に記載の方法。前記ユーザ機器(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、前記ユーザ機器(110、230)への第2のポリシーを提供すること(550)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第2の通信特性についての値の間の前記第2の差を示す報告を、前記第2の差が前記第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたとき受信する(565)ことと をさらに備える、請求項15に記載の方法。前記第2のWLAN AP(220)に接続するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを、前記報告を受信することの後に提供すること(570)をさらに備える、請求項20に記載の方法。第1のワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)(210)に接続されるユーザ機器(UE)(110、230)と通信をしている様態で、無線アクセスネットワーク(240)内で動作可能な装置(120)であって、 プロセッサ(127)と、 コンピュータプログラムコードを含むメモリ(128)とを備え、前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、少なくとも、 前記ユーザ機器(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する第1の通信特性についての値の間の第1の差をいつ報告すべきかを規定する、第1のポリシーを提供すること(505)であって、前記RAN(240)は、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)とは異なる無線アクセス技術を用いる、提供すること(505)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第1の通信特性についての値の間の前記第1の差を示す報告を、前記第1の差が前記第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたとき受信する(525)ことと を行わせるように設定される、 装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、前記第2のWLAN AP(220)を探索するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを提供(515)させるようにさらに設定される、請求項22に記載の装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を決定するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを提供する(520)させるようにさらに設定される、請求項22に記載の装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)が共通周波数帯域で動作するとき、前記装置(120)に、前記第1の通信特性に対する前記値を決定するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを提供させるようにさらに設定される、請求項22に記載の装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、前記第2のWLAN AP(220)に接続するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを、前記報告を受信することの後に提供(530)させるようにさらに設定される、請求項22に記載の装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、 前記UE(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、前記ユーザ機器(110、230)への第2のポリシーを提供すること(550)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第2の通信特性についての値の間の前記第2の差を示す報告を、前記第2の差が前記第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたとき受信する(565)ことと を行わせるようにさらに設定される、請求項22に記載の装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、前記第2のWLAN AP(220)に接続するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを、前記報告を受信することの後に提供(570)させるようにさらに設定される、請求項27に記載の装置(120)。

第1のワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)(210)に接続されるユーザ機器(UE)(110、230)を動作させる方法であって、 前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値をいつ報告すべきかを規定する、無線アクセスネットワーク(RAN)(240)からの第1のポリシーを受信すること(405)であって、前記RAN(240)は、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)とは異なる無線アクセス技術を用いる、受信すること(405)と、 前記第2のWLAN AP(220)を探索すること(415)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第1の通信特性についての値を決定すること(420)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第1の通信特性についての前記値を、前記値の間の第1の差が前記第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたときに、前記RAN(240)に報告する(425)ことと を備える、方法。前記決定することは、前記UE(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を測定することを備える、請求項1に記載の方法。前記決定することは、通信ノードから、前記UE(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を取得することを備える、請求項1に記載の方法。前記決定することは、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)が共通周波数帯域で動作するときに行われる、請求項1に記載の方法。前記第1の差を報告することの後の前記RAN(240)からのコマンドに応答して前記第2のWLAN AP(220)に接続する(430)ことをさらに備える、請求項1に記載の方法。前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、前記RAN(240)からの第2のポリシーを受信すること(450)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第2の通信特性についての値を決定すること(460)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第2の通信特性についての値の間の前記第2の差を前記第2の差が前記第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたときに、前記RAN(240)に報告する(465)ことと をさらに備える、請求項1に記載の方法。前記第1の差及び前記第2の差を報告することの後の前記RAN(240)からのコマンドに応答して前記第2のWLAN AP(220)に接続する(470)ことをさらに備える、請求項6に記載の方法。第1のワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)(210)に接続される装置(110、230)であって、 プロセッサ(117)と、 コンピュータプログラムコードを含むメモリ(118)とを備え、前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、少なくとも、 前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値をいつ報告すべきかを規定する、無線アクセスネットワーク(RAN)(240)からの第1のポリシーを受信すること(405)であって、前記RAN(240)は、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)とは異なる無線アクセス技術を用いる、受信すること(405)と、 前記第2のWLAN AP(220)を探索すること(415)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第1の通信特性についての値を決定すること(420)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第1の通信特性についての前記値を、前記値の間の第1の差が前記第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたときに、前記RAN(240)に報告する(425)ことと を行わせるように設定される、 装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、前記装置(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を測定させるようにさらに設定される、請求項8に記載の装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、通信ノードから、前記装置(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を取得させるようにさらに設定される、請求項8に記載の装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、前記第1の通信特性を、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)が共通周波数帯域で動作するとき決定させるようにさらに設定される、請求項8に記載の装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、前記第1の差を報告することの後の前記RAN(240)からのコマンドに応答して前記第2のWLAN AP(220)に接続(430)させるようにさらに設定される、請求項8に記載の装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、 前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、前記RAN(240)からの第2のポリシーを受信すること(450)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第2の通信特性についての値を決定すること(460)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第2の通信特性についての値の間の前記第2の差を、前記第2の差が前記第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたとき前記RAN(240)に報告する(465)ことと を行わせるようにさらに設定される、請求項8に記載の装置(110、230)。前記メモリ(118)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(117)によって、前記装置(110、230)に、前記第1の差及び前記第2の差を報告することの後の前記RAN(240)からのコマンドに応答して前記第2のWLAN AP(220)に接続(470)させるようにさらに設定される、請求項13に記載の装置(110、230)。第1のワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)(210)に接続されるユーザ機器(UE)(110、230)と通信をしている様態で、無線アクセスネットワーク(240)内で動作可能な基地局(120)を動作させる方法であって、 前記ユーザ機器(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する第1の通信特性についての値をいつ報告すべきかを規定する、第1のポリシーを提供すること(505)であって、前記RAN(240)は、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)とは異なる無線アクセス技術を用いる、提供すること(505)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第1の通信特性についての前記値を示す報告を、前記値の間の第1の差が前記第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたとき受信する(525)ことと を備える、方法。前記第2のWLAN AP(220)を探索するための、前記UE(110、230)へのコマンドを提供すること(515)をさらに備える、請求項15に記載の方法。前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を決定するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを提供すること(520)をさらに備える、請求項15に記載の方法。前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)が共通周波数帯域で動作するとき、前記第1の通信特性に対する前記値を決定するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを提供することをさらに備える、請求項15に記載の方法。前記第2のWLAN AP(220)に接続するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを、前記報告を受信することの後に提供すること(530)をさらに備える、請求項15に記載の方法。前記ユーザ機器(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、前記ユーザ機器(110、230)への第2のポリシーを提供すること(550)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第2の通信特性についての値の間の前記第2の差を示す報告を、前記第2の差が前記第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたとき受信する(565)ことと をさらに備える、請求項15に記載の方法。前記第2のWLAN AP(220)に接続するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを、前記報告を受信することの後に提供すること(570)をさらに備える、請求項20に記載の方法。第1のワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)(210)に接続されるユーザ機器(UE)(110、230)と通信をしている様態で、無線アクセスネットワーク(240)内で動作可能な装置(120)であって、 プロセッサ(127)と、 コンピュータプログラムコードを含むメモリ(128)とを備え、前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、少なくとも、 前記ユーザ機器(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する第1の通信特性についての値をいつ報告すべきかを規定する、第1のポリシーを提供すること(505)であって、前記RAN(240)は、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)とは異なる無線アクセス技術を用いる、提供すること(505)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第1の通信特性についての前記値示す報告を、前記値の間の第1の差が前記第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたとき受信する(525)ことと を行わせるように設定される、 装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、前記第2のWLAN AP(220)を探索するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを提供(515)させるようにさらに設定される、請求項22に記載の装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)それぞれとの通信に対する前記第1の通信特性についての前記値を決定するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを提供する(520)させるようにさらに設定される、請求項22に記載の装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)が共通周波数帯域で動作するとき、前記装置(120)に、前記第1の通信特性に対する前記値を決定するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを提供させるようにさらに設定される、請求項22に記載の装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、前記第2のWLAN AP(220)に接続するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを、前記報告を受信することの後に提供(530)させるようにさらに設定される、請求項22に記載の装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、 前記UE(110、230)と、前記第1のWLAN AP(210)及び第2のWLAN AP(220)それぞれとの間の通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、前記ユーザ機器(110、230)への第2のポリシーを提供すること(550)と、 前記第1のWLAN AP(210)及び前記第2のWLAN AP(220)に対する前記第2の通信特性についての値の間の前記第2の差を示す報告を、前記第2の差が前記第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたとき受信する(565)ことと を行わせるようにさらに設定される、請求項22に記載の装置(120)。前記メモリ(128)および前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサ(127)によって、前記装置(120)に、前記第2のWLAN AP(220)に接続するための、前記ユーザ機器(110、230)へのコマンドを、前記報告を受信することの後に提供(570)させるようにさらに設定される、請求項27に記載の装置(120)。

说明书全文

この出願は、参照により本明細書に組み込まれる、2015年4月10日に出願された、「MEASUREMENTS TO SUPPORT INTER−WLAN ACCESS POINT STEERING CONTROLLED BY A RADIO ACCESS NETWORK AND METHOD OF PERFORMING THE SAME」という名称の、米国仮出願第62/145,886号の利益を主張する。

本発明は、一般的に、通信システムを対象とし、より詳細には、無線アクセスネットワークからのポリシーと一致する、ワイヤレスローカルアクセスネットワークアクセスポイントとの通信に対する、通信特性の値と関連付けられる差を報告するように、ユーザ機器をプロビジョニングする、システム及び方法を対象とする。

米国電気電子技術者協会(「IEEE」)では、「Wi−Fi」(一般的にはワイヤレスローカルエリアネットワーク(「WLAN」)として知られ、それらの用語は、交換可能に本明細書で使用されることになる)は、参照により本明細書に組み込まれる、IEEE 802.11技術仕様(情報技術に対するIEEE標準 − システム間の電気通信及び情報交換 − ローカル及びメトロポリタンエリアネットワーク − 具体的要件、パート11:ワイヤレスLAN媒体アクセス制御(「MAC」)及び物理レイヤ(「PHY」)仕様)で標準化されている。Wi−Fiは、2.4ギガヘルツ(「GHz」)または5GHz帯域上で動作することの多い技術である。IEEE 802.11技術仕様は、ステーション(例えば、アクセスポイントまたはワイヤレス端末)物理レイヤ、媒体アクセス制御レイヤ、及び、他の態様を規制して、アクセスポイントとワイヤレス端末(さらにはユーザ機器「UE」と呼称される)との間の互換性及び相互運用性を確保する。用語「ワイヤレス端末」及び「UE」は、交換可能に本明細書で使用されることになる。

Wi−Fiは一般的には、ライセンスのない帯域で動作し、したがって、Wi−Fiを介する通信は、任意の数の知られている、及び知られていないデバイスからの干渉源の影響下にあり得る。Wi−Fiは、普通は、例えば、家庭環境での、ならびに、空港、列車駅、及び料理店のようなホットスポットでの、固定ブロードバンドアクセスに対するワイヤレス拡張として使用される。

最近Wi−Fiは、固定ブロードバンドアクセスに対する拡張としてのみではなく、セルラーネットワークオペレータからますます関心を集めている。この関心は主に、Wi−Fi技術を、セルラー無線アクセスネットワーク技術に対する拡張または代替物として使用して、絶えず増大しているワイヤレス帯域幅需要に対処することに関する。例えば、Long Term Evolution(「LTE」)、Universal Mobile Telecommunications System(「UMTS」)/広帯域符号分割多重アクセス(「WCDMA」)、または、モバイル通信用グローバルシステム(「GSM」)などの、第3世代パートナーシッププログラム(「3GPP」)技術の任意のものによって、モバイルユーザに現在サーブしているセルラーオペレータは、Wi−Fiを、セルラーネットワークの拡張を提供し得るワイヤレス技術と見ている。用語「オペレータ制御Wi−Fi」は、いくらかのレベルで、セルラーネットワークオペレータの既存のネットワークと統合されるWi−Fi展開に関係し、その場合、3GPP無線アクセスネットワーク及びWi−Fiワイヤレスアクセスは、同じコアネットワークに接続され、同じ通信サービスを提供することさえある。

現在、いくつもの標準化団体においてオペレータ制御Wi−Fiの領域での活動が増大している。3GPP団体では、Wi−Fiアクセスポイントを3GPP仕様のコアネットワークに接続するための活動が探究されており、Wi−Fiアライアンス(「WFA」)では、Wi−Fi製品の認定に関係付けられる活動が行われており、これは、ある程度、セルラーオペレータが高い帯域幅供与をそれらのネットワークでサポートするための存続可能なワイヤレス技術に、Wi−Fiをする必要性からも推進される。用語「Wi−Fiオフロード」は、トラフィックをセルラーネットワークからオフロードすることを、例えば、ピークトラフィックアワーに、及び、セルラーネットワークが何かの理由でオフロードされることを必要とする状況で要求されるサービス品質を提供する帯域幅を最大化するために、または、単純にカバレッジのために行うことを指す。

ワイヤレスオペレータにとって、互いに隔絶して標準化されている2つの技術の混合を供与することにより生まれるのは、共存のためのインテリジェントな機構を提供するという課題である。1つのそのような領域は、無線アクセスネットワークによる、複数個のWLANアクセスポイントのカバレッジ内で動作するワイヤレス端末に対する接続管理である。

ワイヤレス端末は、今日ではたいてい、Wi−Fi、及び、いくつかの3GPPセルラー技術の両方をサポートするが、ワイヤレス端末の多くは基本的には、無線アクセス観点から2つの別々のデバイスとして挙動する。3GPP無線アクセスネットワーク、ならびに、3GPP仕様に準じて動作するモデム及びプロトコルは、基本的には、IEEE 802.11技術仕様に準じて動作しているワイヤレスアクセスWi−Fiプロトコル及びモデムを認識していない。

本明細書の上記で指摘したように、今までのところ、3GPP及びWi−Fiは、2つの別々の通信システムとして進化してきたものであり、大部分隔絶して標準化されている。しかしながら、3GPP標準団体及びWFAは最近、2つの通信システムの相互運用性を改善し、モバイルオペレータに、それらのオペレータの「オペレータ展開される」WLANに対する、より大きな制御を提供するための主導権をとるようになった。

これらの継続した取り組みにもかかわらず、セルラー無線アクセスネットワークと、複数個の、時には重複する、ワイヤレスローカルアクセスネットワークとの間の相互運用性の制限が、今や、モバイル無線アクセス技術の効率的な広い規模の展開に対する相当な障害となっている。したがって、当技術分野で必要とされるものは、現在のシステム及び方法での欠陥を克服する手法である。

これら及び他の問題は、第1のワイヤレスローカルアクセスネットワーク(「WLAN」)アクセスポイント(「AP」)に接続されるユーザ機器(「UE」)を動作させる方法のための本発明の有利な実施形態により、全体的に解決され、または巧みに回避され、技術的利点が全体的に達成される。1つの実施形態では、方法は、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値の間の第1の差をいつ報告すべきかを規定する、無線アクセスネットワーク(「RAN」)からの第1のポリシーを受信することと、第2のWLAN APを探索することとを含む。RANは、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとは異なる無線アクセス技術を用いる。方法はさらには、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値を決定することと、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに対する第1の通信特性についての値の間の第1の差を、第1の差が、第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたときRANに報告することとを含む。

別の態様では本発明は、第1のWLAN APに接続されるユーザ機器と通信をしている様態で、RAN内で動作可能な基地局を動作させる方法を提供する。1つの実施形態では方法は、UEと、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの間の通信に対する第1の通信特性についての値の間の第1の差をいつ報告すべきかを規定する、第1のポリシーを提供することを含む。RANは、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとは異なる無線アクセス技術を用いる。方法はさらには、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに対する第1の通信特性についての値の間の第1の差を示す報告を、第1の差が、第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたとき受信することを含む。

上述のことは、本発明の特徴及び技術的利点を、後に続く本発明の詳細な説明がより良好に理解され得るようにかなり幅広く概説した。本発明の追加的な特徴及び利点が、本明細書で以降説明されることになり、それらの特徴及び利点は、本発明の特許請求の範囲の主題を形成する。開示される、概念作用及び特定の実施形態は、本発明の同じ目的を履行するための、他の構造またはプロセスを、修正または設計するための基礎として容易に利用され得ることが、当業者により理解されるはずである。そのような均等な構造物は、添付される特許請求の範囲で論述されるような、本発明の趣旨及び範囲から逸脱しないことが、さらには当業者により理解されるはずである。

本発明のより完全な理解のために、ここで、添付の図面と共に以下の説明を参照する。

トラフィックステアリングをユーザ機器に対して、複数個の無線アクセス技術の間で遂行する能があるシステムを含む、通信システムの実施形態を示すシステムレベル線図を示す図である。

ユーザ機器を第1のWLAN APから第2のWLAN APに遷移させる方法の実施形態のシグナリング線図を示す図である。

WLAN APの間の通信特性の値での差を報告するための、ユーザ機器に対するポリシーを設定する、無線アクセスネットワークの実施形態のフロー線図を示す図である。

第1のWLAN APに接続されるユーザ機器を動作させる方法の実施形態のフロー線図を示す図である。

第1のWLAN APに接続されるユーザ機器と通信をしている様態で、無線アクセスネットワーク内で動作可能な基地局を動作させる方法の実施形態のフロー線図を示す図である。

異なる図での対応する数字及びシンボルは、全体的には、別段示されない限り、対応する部分を指すものであり、簡潔さのためを図って、最初の実例の後では再度説明されないことがある。図は、例示的な実施形態の、関連性のある態様を示すように描画される。

本例示的な実施形態の作製及び使用することが、詳細に下記で論考される。しかしながら、実施形態は、多種多様の特定の場面で実施され得る、多くの応用可能な発明的概念を提供することが理解されるべきである。論考される特定の実施形態は、トラフィックを、無線アクセスネットワークにより制御される2つの無線アクセス技術(「RAT」)の間でステアリングすることと関連付けられる、システム、サブシステム、及びモジュールを、作製及び使用するための特定の方策に関して、単に例示的なものである。

トラフィックステアリングをユーザ機器に対して、複数個のRATの間で遂行するためのプロセスが、特定の場面での例示的な実施形態について説明されることになるものであり、それらの実施形態は、すなわち、無線アクセスネットワーク(第1及び第2のWLAN APとは異なるRATを用いる)により提供されるポリシーと一致する、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに対する、通信特性と関連付けられる差を報告するように、ユーザ機器を制御する、システム及び方法である。原理はセルラー通信ネットワークの環境で説明されることになるが、トラフィックステアリングをユーザ機器に対して、無線アクセスネットワークにより制御可能な複数個のRATの間で可能にする、そのようなシステム及び方法から利益を手にし得る任意の環境は、申し分なく、本開示の幅広い範囲の中にある。

ここで図1に目を向けると、示されるのは、トラフィックステアリングをユーザ機器110に対して、複数個のRATの間で遂行する能力があるシステムを含む、通信システムの実施形態のシステムレベル線図である。通信システムは、無線ネットワークコントローラ130に結合された基地局120を伴うセルラー無線アクセスネットワークを含み、その無線ネットワークコントローラ130は、ユーザ機器110とワイヤレス及び双方向で通信する。単一のユーザ機器110及び基地局120のみが通信システムで示されるが、複数個のユーザ機器、基地局、及び、他のサブシステムが、セルラー無線アクセスネットワークを形成することが理解されるべきである。通信システムはさらには、Wi−Fiアクセスをユーザ機器110に対して提供する、複数のWi−Fiアクセスポイント/アクセスコントローラ(「AP/AC」)(さらには「WLAN AP」と呼称され、それらのWLAN APの1つが、WLAN AP150と指定される)を含む。通信システムは、ユーザ機器110が通信システムの中のRATを発見することを支援する、アクセスネットワーク発見及び選択機能(「ANDSF」)サーバ140を、なおもさらに含む。示されるようにユーザ機器110は、ANDSFサーバ140に、複数個の通信パスを通ってアクセスし得る。

ユーザ機器110は、アンテナ114に結合されたトランシーバ112を伴って形成される。当然ながら、複数個のアンテナが、有利に用いられ得る。ユーザ機器110は、メモリ118に結合されたプロセッサ117を伴って形成される、データ処理及び制御ユニット116を含む。当然ながら、ユーザ機器110は、キーパッド、ディスプレイ、インターフェースデバイス、その他などの、他のエレメントを含み得る。ユーザ機器110は一般的には、エンドユーザにより携行されることを意図される自己完結型ワイヤレス通信デバイス(例えば、加入者局、ワイヤレス端末、移動局、機械、または類するもの)である。

基地局120は、アンテナ124に結合されたトランシーバ/通信モジュール122を伴って形成される。当然ながら、複数個のアンテナが、有利に用いられ得る。さらにはトランシーバ/通信モジュール122は、ワイヤレス及び有線の通信に対して設定される。基地局120は、ポイントツーポイント及び/またはポイントツーマルチポイント通信サービスを提供し得る。基地局120は、メモリ128に結合されたプロセッサ127を伴って形成される、データ処理及び制御ユニット126を含む。当然ながら、基地局120は、インターフェースデバイス、その他などの、他のエレメントを含む。

基地局120は、無線リソース管理などの機能をホストし得る。例えば基地局120は、ユーザデータストリームのインターネットプロトコル(「IP」)ヘッダ圧縮及び暗号化、ユーザデータストリームのサイファリング、無線ベアラ制御、無線アドミッション制御、接続モビリティ制御、アップリンク及びダウンリンクの両方でのユーザ機器110への通信リソースのダイナミック割り当て、ならびに、モビリティ及びスケジューリングに対する測定及び報告設定などの機能を遂行し得る。

無線ネットワークコントローラ130及びANDSFサーバ140は各々、通信モジュール132、142それぞれを伴って形成される。無線ネットワークコントローラ130及びANDSFサーバ140はさらには、対応するメモリ138、148に結合された、プロセッサ137、147それぞれを伴って形成される、データ処理及び制御ユニット136、146それぞれを含む。当然ながら、無線ネットワークコントローラ130及びANDSFサーバ140は、インターフェースデバイス、その他などの、他のエレメントを含む。無線ネットワークコントローラ130は一般的には、公衆サービス電気通信ネットワーク(public service telecommunications network)(「PSTN」)(図示せず)などの電気通信ネットワークへのアクセスを提供する。アクセスは、ファイバ光学、同軸、ツイストペア、マイクロ波通信、または、適切なリンク終端エレメントに結合された同様のリンクを使用して提供され得る。ANDSFサーバ140は、制限なしに、クラウドコンピューティングを、ワールドワイドウェブを介して提供する、サービスプロバイダによりホストされ得、サービスプロバイダの通信システムの外部にあり得る。

WLAN AP150は、アンテナ154に結合されたトランシーバ/通信モジュール152を伴って形成される。当然ながら、複数個のアンテナが、有利に用いられ得る。さらにはトランシーバ/通信モジュール152は、ワイヤレス及び有線の通信に対して設定される。WLAN AP150は、ポイントツーポイント及び/またはポイントツーマルチポイント通信サービスを提供し得る。WLAN AP150は、メモリ158に結合されたプロセッサ157を伴って形成される、データ処理及び制御ユニット156を含む。当然ながら、WLAN AP150は、インターフェースデバイス、その他などの、他のエレメントを含む。上記で述べられたように、通信システムは、WLAN APnにより指定されるように、複数のWLAN APを含む。

上記で識別されたデータ処理及び制御ユニットは、基地局、無線ネットワークコントローラ、及びアクセスポイントと、それぞれのユーザ機器との間の双方向通信を指揮するための、無線及びデータ処理動作などの、様々な動作を制御するための、その動作が中で動作するそれぞれのユニットにより要される、デジタル処理機能を提供する。データ処理及び制御ユニット内のプロセッサは各々、メモリに結合され、そのメモリは、一時の、またはより永続的な性質の、プログラム及びデータを記憶する。

1つの、または複数の処理デバイスによって実現され得る、データ処理及び制御ユニット内のプロセッサは、制限なしに、アンテナゲイン/位相パラメータのプリコーディング、通信メッセージを形成する個々のビットの符号化及び復号、情報のフォーマッティング、ならびに、それぞれの通信エレメントの総体的な制御を含む、そのプロセッサの動作と関連付けられる機能を遂行する。通信リソースの管理に関係付けられる例示的な機能は、制限なしに、ハードウェア設置、トラフィック管理、性能データ分析、設定管理、セキュリティ、課金、及び類するものを含む。データ処理及び制御ユニット内のプロセッサは、ローカルアプリケーション環境に適した任意のタイプのものであり得、非制限的な例として、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、及び、マルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサの、1つまたは複数を含み得る。

データ処理及び制御ユニット内のメモリは、1つまたは複数のメモリであり、ローカルアプリケーション環境に適した任意のタイプのものであり得、半導体ベースメモリデバイス、磁気メモリデバイス及びシステム、光学メモリデバイス及びシステム、固定メモリ、ならびにリムーバブルメモリなどの、任意の適した揮発性または不揮発性データ記憶技術を使用して実現され得る。メモリに記憶されるプログラムは、関連付けられるプロセッサにより実行されたとき、それぞれの通信エレメントが、そのエレメントの意図されるタスクを遂行することを可能にする、プログラム命令またはコンピュータプログラムコードを含み得る。当然ながら、メモリは、それらのメモリに、及び、それらのメモリから送信されるデータに対するデータバッファを形成し得る。ユーザ機器の事例では、メモリは、そのユーザ機器による使用のためのアプリケーション(例えば、virus scan、ブラウザ、及びゲーム)を記憶し得る。本明細書で説明されるようなシステム、サブシステム、及びモジュールの例示的な実施形態は、少なくとも部分的に、データ処理及び制御ユニットのプロセッサにより実行可能なコンピュータソフトウェアにより、または、ハードウェアにより、または、それらのソフトウェア及びハードウェアの組み合わせにより実現され得る。

トランシーバは、情報をキャリア波形上に変調することを、それぞれの通信エレメントによる、それぞれのアンテナを経ての、別の通信エレメントへの送信のために行う。それぞれのトランシーバは、アンテナを経て受信される情報を、他の通信エレメントによるさらなる処理のために復調する。トランシーバは、複信動作をそれぞれの通信エレメントに対してサポートする能力がある。通信モジュールは、通信エレメントの間の情報の双方向転送をさらに手助けする。

トラフィックステアリングをユーザ機器に対して、複数個のRATの間で遂行するための選択案が、後に続くように説明され得る。第1のRAT(例えば、3GPPまたは他のセルラーRAT)は、第2のRAT(例えば、WLAN)へのユーザ機器の接続を、トラフィックステアリングコマンドを送出することにより制御し、それらのコマンドは、ユーザ機器に、第2のRATへの、または第2のRATからのトラフィックをステアリングする(または、第2のRATに接続する)ように指図する。トラフィックステアリングコマンドを送出するために、接続が、ユーザ機器と、第1のRATとの間で確立される。換言すればユーザ機器は、3GPP LTEネットワーク内で、LTEネットワークがトラフィックステアリングコマンドを送出すべきであるならば、無線リソース制御(「RRC」)CONNECTEDモードにある。

ユーザ機器のコネクティビティを、複数のWLANの間で、セルラー無線アクセスネットワークにより管理するための1つの配置構成では、RRC CONNECTED/セル個別チャネル(「CELL_DCH」)状態にあるユーザ機器に対するトラフィックステアリングが制御されることが、無線アクセスネットワークにより、個別トラフィックステアリングコマンドを使用して、潜在的にはさらには(ユーザ機器により報告されるような)WLAN測定に基づいて行われる。同様のプロセスが、IDLEモード、ならびに、CELL_フォワードアクセスチャネル(「FACH」)状態、CELL_ページングチャネル(「PCH」)状態、及び、UMTS地上無線アクセスネットワーク登録エリア(「URA」)_PCH状態にあるユーザ機器に対して使用され得る。あるいは、RRC状態にあるユーザ機器は、無線アクセスネットワークに接続し、個別トラフィックステアリングコマンドに対して待機するように設定され得る。ユーザプリファレンスが、RANベースまたはANDSFベースルールに対して優位をとることが(例えば、非オペレータWLANが好まれる、または、WLANがオフであるときに)ある。

そのような配置構成では、ANDSFが存在しないならば、ユーザ機器は、無線アクセスネットワークにより送信されるステアリングコマンドで示されるトラフィックを、WLANまたは3GPP LTEネットワークに移動させる。複数個のアクセスネットワークとの通信が、ANDSFポリシーによって可能であるとき、トラフィックステアリングコマンドは、アクセスネットワーク優先度の順序を無効にし得る。例えば、所定のインターネットプロトコル(「IP」)トラフィックに対して、ANDSFが、3GPPアクセス及びWLANアクセスの優先度付けされた順序を示すとしても、トラフィックを3GPPアクセスからWLANにステアリングするためのコマンドの受信を基に、ユーザ機器は、対応するトラフィックをWLANに移動させ得る。個別トラフィックステアリングコマンドは、ANDSFサーバを他の事例では無効にしないことがあり、すなわちユーザ機器は、ANDSFサーバにより禁止されるアクセスネットワークを利用可能であるとは、ステアリングコマンドに基づいて考えないことになる。ユーザ機器は好ましくは、ANDSFサーバにより制限されるアクセスネットワークを利用可能であるとは、ステアリングコマンドに基づいて考えないことになる。上記で説明されたプロセスは、ホームANDSF(「H−ANDSF」)サーバポリシーがアクティブであろうと、ビジティング(visiting)ANDSF(「V−ANDSF」)サーバポリシーがアクティブであろうと適用され得る。

例として、RRC−CONNECTED/CELL_DCHにあるユーザ機器に対するトラフィックステアリングは、以下のステップを含む。 ステップ1.測定制御:基地局(例えば、エボルブドノード(「eNB」))は、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)とともに、測定されることになる標的WLANのアイデンティティを含む、ユーザ機器測定手続を設定する。 ステップ2.測定報告:ユーザ機器は、MEASUREMENT REPORTを、測定制御によりセットされるルールにより送出するようにトリガされる。 ステップ3.トラフィックステアリングコマンド:eNB/RNCは、トラフィックステアリングを、報告される測定、及び、無線アクセスネットワーク内の負荷量に基づいて遂行するための、ユーザ機器へのステアリングコマンドメッセージを送出する。

上記の手続は、ユーザプリファレンス及び/またはWLAN無線状態を考慮に入れないことを指摘したい。例えば、ユーザプリファレンス及び/またはWLAN無線状態に基づいて、ユーザ機器は、設定された測定イベントを遂行することができないことがある。加えて手続は、ユーザ機器が、非オペレータWLANをオペレータWLANの上位に優先度付けすることを可能とすべきである。例えばユーザ機器は、オペレータWLANから解離し、より高い優先度の非オペレータWLANと関連することを、測定プロセスの間の任意の時間に行い得る。

上記で説明された手続、及び、以下の説明は、UMTS CELL_FACHにもまた適用され得ることをさらに指摘したい。手続はさらには、UMTS/LTEアイドルモード及びUMTS CELL/URA_PCH状態に拡張され得る。例えばユーザ機器は、一部のインジケーション(例えば、利用可能なWLAN測定に関する)を、RRCアップリンク(「UL」)メッセージ、例えば、RRC接続要求(UMTS/LTEでのアイドルから)、または、CELL UPDATE(UMTS CELL/URA_PCH状態で)で報告するように設定され得る。上記のステップの一部、例えばステップ1及び2は、無線アクセスネットワーク及びユーザ機器設定に基づいて、任意選択であり得ることを、さらには指摘したい。

測定制御に対する第1のステップでは、以下の例は、ユーザ機器が、オペレータ識別されるWLANを測定するように設定され得る、情報のタイプである。 1.下記の表1で規定されるような、報告をトリガすべき測定イベント。 2.下記の表2で規定されるような、標的識別。 3.下記の表3で示されるような、ユーザ機器により報告すべき測定。

参照により本明細書に組み込まれる、3GPP技術仕様TS36.331及びTS25.331で規定される測定イベントに基づいて、下記の表1は、WLANに対する候補測定イベントを示す。 表1でのしきい値は、下記の表3で規定されるような、報告すべき測定の値に基づくことを指摘したい。

標的識別は、ユーザ機器に、どのWLANを測定制御手続に対して考えるべきかを示すために使用されるものであり、標的WLAN識別子(「ID」)、及び、探索すべき動作チャネルを含む。下記の表2は、WLANに対する候補標的識別子を示す。 トラフィックをWLANからステアリングすること、すなわち、イベントW2/W4に対しては、サービングWLANが、しきい値より下の測定を報告することが充分であり得、標的識別子は必要とされないことを指摘したい。

測定報告に対する第2のステップでは、下記の表3は、WLANに対する、ユーザ機器により報告すべき候補測定を示す。

トラフィックステアリングに対する第3のステップでは、RANがトラフィックルーティングを(そのトラフィックルーティングが、サポートされることに合意されているならば)制御することを、ANDSFが使用されないならば行うために、RANは、どのアクセスポイント名/ベアラがオフロードされ得る(または、され得ない)か、を知るべきである。RANはさらには、ユーザ機器に適宜通知することになり、それゆえ、例えば、ユーザ機器は、コアネットワーク(「CN」)との対応するバインディング更新を、S2cインターフェースを介して発行し得る。このことは、CNと基地局(「eNB」)との間のシグナリング、及び、アクセス層(「AS」)レベルと非アクセス層(「NAS」)レベルとの間のユーザ機器挙動に影響を与えることになる。

下記の表4は、WLANに、またはWLANからステアリングすべきトラフィックを識別するための候補例を示す。

一部のシナリオでは、第1のネットワークがユーザ機器を第2のネットワークのノードの間でステアリングすること、例えば、LTE eNBがユーザ機器を1つのWLAN APから別のWLAN APにステアリングすることが有益であり得る。このことは、より多くの無線アクセスネットワーク制御を可能にし、ゆえに、総体的なシステム性能を改善し得、なぜならば、無線アクセスネットワークは、どのノードがユーザ機器にサーブすべきかをより良好に決定するための、通信システム負荷量、その他の総体的な見通しを有するからである。このことは、例えば、各々のユーザ機器が、どのノード(例えば、どのWLAN AP)に接続すべきか(及び/または、トラフィックをステアリングすべきか)を決定する事例と比較され得る。各々のユーザ機器は、しかしながら、ローカルな情報を有するのみであり、総体的なシステムナレッジを欠く。ユーザ機器は、不都合なモビリティ判断を行い得、そのことが、総体的なシステム性能を悪化させる。

WLAN APの間のユーザ機器のモビリティを制御する、LTEまたは他のセルラーネットワークにとって、有益なメトリックは、(例えば、ユーザ機器が、強い信号を1つのWLAN APから、及び、弱い信号を別のWLAN APから体感するならば)ユーザ機器と関連付けられる無線信号特性である。次いで、他の通信特性がほぼ同じであることが与えられると、ユーザ機器は、そのユーザ機器がWLAN APにより、より強い信号によってサーブされるならば、より高いスループット、その他を達成することができ得る。

しかしながら、前から既存の測定イベントによって、ユーザ機器は、あまりにも多くの報告(そのユーザ機器と関連付けられる通信特性に関する)を、3GPPもしくは他のセルラーネットワークに提供することがあり、そのことは、不必要な無線リソースを消費し、またはユーザ機器は、あまりにも少数の報告を、3GPPもしくは他のセルラーネットワークに提供することがあり、そのことは、3GPPもしくは他のセルラーネットワークが、充分な情報を有さないことを結果的に生じさせる。ゆえに、3GPPまたは他のセルラーネットワークは、最適なモビリティ判断を提供することができないことになる。

本明細書で紹介されるように、第1のRATの第1のネットワーク(例えば、LTEまたは他のセルラーネットワーク)は、第2のRATの第2のネットワークのネットワークノード(例えば、そのユーザ機器が接続されていないWLAN AP)がユーザ機器が接続されている第2のネットワークのネットワークノードより良好であるとユーザ機器が決定したとき通信特性を報告するようにユーザ機器を設定する。本明細書で提供されるユーザ機器報告は、ユーザ機器が、第1のネットワークとは異なるRATを使用する第2のネットワーク内のノードの間で移動するための、効率的なモビリティ判断を、第1のネットワークが遂行することを支援することになる。

ユーザ機器が、WLANに「接続される」と説明されるとき、そのことは、以下の手続の1つまたは複数を含み得ることを指摘したい。 1.IEEE 802.11認証:WLAN APに対する認証が、完了された、または進行中である。 2.IEEE 802.1x拡張認証プロトコル(「EAP」) − 加入者アイデンティティモジュール(「SIM」)認証:認証、許可、及びアカウンティング(「AAA」)サーバに対する認証が、完了された、または進行中である。 3.ユーザ機器とWLANネットワークとの間の4ウェイハンドシェイクが、完了された。 4.インターネットプロトコル(「IP」)アドレスが、ユーザ機器にWLAN内で割り振られた。 5.パケットデータネットワーク(「PDN」)接続、すなわち、ユーザ機器とPDNゲートウェイとの間の接続が、WLANネットワークを通して確立された。 6.データトラフィックが、WLANネットワークを通して開始された。

ユーザ機器は、3GPPまたは他のセルラーネットワークに、近隣WLAN AP(すなわち、非接続のWLAN AP)が、ユーザ機器が接続されているWLAN APより良好な通信特性を有すると、ユーザ機器が決定及び識別したとき報告することが理解され得る。実施形態では無線アクセスネットワークは、第1のWLAN AP(すなわち、接続されるWLAN AP)による通信特性の値より良好である第2のWLAN AP(すなわち、非接続のWLAN AP)による通信特性の値を、ユーザ機器が検出したとき、無線アクセスネットワークに帰るように報告するようにユーザ機器を設定する。第1のWLAN APは、第2のWLAN APより良好であると、1つまたは複数の判定基準が充足されていることに基づいて考えられ得る。例判定基準は、制限なしに、第1のWLAN APの信号強度が、第2のWLAN APの信号強度よりしきい値だけ高い、第1のWLAN APの信号品質が、第2のWLAN APの信号品質よりしきい値だけ高い、第1のWLAN APの負荷(例えば、基本サービスセット負荷)が、第2のWLAN APの負荷よりしきい値だけ高い、及び/または、第1のWLAN APのバックホールレートが、第2のWLAN APのバックホールレートよりしきい値だけ高い、ことを含む。上記のしきい値は、異なるWLAN APに接続するときに異なり得る。ユーザ機器は、1つのしきい値を、第1のWLAN APに接続されているときに適用し、別のしきい値を、第2のWLAN APに接続されているときに適用し得る。

しきい値はさらには、異なる近隣WLAN AP、または、非接続のWLAN APを考えるときに異なり得る。例えば、ユーザ機器が、第1のWLAN APに接続され、第1の近隣WLAN AP(または、WLAN APの第1のグループ)が第1のWLAN APより良好であるかどうかを評価しているならば、ユーザ機器は、第1のしきい値を適用し得る。翻って、ユーザ機器が、第2の近隣WLAN AP(または、WLAN APの第2のグループ)が、接続されるWLAN APより良好であるかどうかを評価しているならば、ユーザ機器は、第2のしきい値を適用し得る。そのようなしきい値は、無線アクセスネットワークにより設定され得、ユーザ機器に、無線リソース制御シグナリングを使用してシグナリングされ得る。

ユーザ機器がいずれのWLAN APにも接続されない事例では、ユーザ機器は、設定されるイベントを、延期される/非アクティブ、その他であると考え得るが、イベントを保持し得る。この手法の利益は、無線アクセスネットワークは、イベント設定をユーザ機器に、ユーザ機器がWLAN APに接続するたびに再送することを必要としないことである。あるいはユーザ機器は、ユーザ機器が、WLAN APから接続切断する、または、個別的なWLAN APへのコネクティビティを変化させるときイベントを破棄/除去し得る。この手法の利益は、ユーザ機器に対する制御は、ネットワークが、イベントをユーザ機器で、現在の状況に基づいて設定し得る(例えば、個別的なWLAN及び/または3GPPネットワーク状態を考え得る)ので、対処するのに、より簡単であり得ることであり、その事例では、ユーザ機器が、1つのWLAN APに対して提供されたイベント設定を、ユーザ機器が別のWLAN APに接続されるとき適用することが、適さないことがある。

ユーザ機器がイベントを、本明細書で紹介されるように評価するとき、ユーザ機器は、1つまたは複数の判定基準を充足するWLAN APを考えるのみであり得る。例判定基準は、制限なしに、近隣、及び、接続されるWLAN APが、共通識別子、例えば、同じサービスセット識別子(「SSID」)、及び/または、同じ同種拡張サービスセット識別子(「HESSID」)、及び/または、領域、及び/または、公衆陸上モバイルネットワーク(「PLMN」)を有することを含む。別の判定基準は、近隣WLAN APがネットワークにより識別された、例えば、ネットワークが、WLAN APに適用可能である識別子を提供したことである。近隣WLAN APは、接続されるWLAN APと同じ周波数チャネル及び/もしくは周波数帯域上にあり得、ならびに/または、近隣WLAN APは、ネットワークにより指定された周波数上にあり得る(例えば、ネットワークは、ネットワークにより示される周波数上で動作するWLAN APに対する報告を入手することに関心があるのみであり得る)。

ユーザ機器により送信される報告は、以下の情報の1つまたは複数を内に含み得、それらの情報は、制限なしに、近隣WLAN APの、測定される信号強度及び/または品質、接続されるWLAN APの、測定される信号強度及び/または品質、近隣WLAN AP及び接続されるWLAN APの、信号強度及び/または品質での差、他のWLAN AP(判定基準を充足しないことがあるWLAN AP)の、測定される信号強度及び/または品質、他のWLAN AP及び接続されるWLAN APの、信号強度及び/または品質での差、ならびに、報告に含まれるWLAN APに対する識別子(例えば、SSID、BSSID、HESSID、その他)である。

ユーザ機器は、1つまたは複数の判定基準を、そのユーザ機器が報告を送出すべきか否かを評価するとき適用し得る。例判定基準は、制限なしに、モビリティ機構、ネットワーク設定、ユーザ機器能力、ネットワーク能力、及び、所定のWLAN判定基準を含む。モビリティ機構は、いつユーザ機器がWLAN APに、所定のモビリティ機構に起因して接続したか、または、モビリティ機構のタイプに関係する。例えばユーザ機器は、報告を送出することを、ユーザ機器がWLAN APに、ネットワーク制御されるモビリティ機構に起因して接続されるという事例で行うのみであり得る。しかしながら、ユーザ機器がWLAN APに、例えば、ユーザプリファレンスに起因して接続したならば、ユーザ機器は、何らの報告も送出しないことがある。この条件を適用することの利益は、ユーザ機器のユーザが、ユーザ機器を、WLAN APに接続するようにトリガした(例えば、ユーザが、そのユーザのホームWLAN APに接続した)としても、ネットワークは、何らかの報告をこのユーザ機器から受信することに関心がないことがあることである。そのような事例では、ユーザ機器はおそらくは、ユーザ機器に選択されたWLAN APに接続されるままであるべきであり、ネットワークは、ユーザ機器を、選択されたWLAN APから離してステアリングすべきではない。

ネットワーク設定は、ユーザ機器が報告を送出することを抑制することを、無線アクセスネットワークがユーザ機器をそのようにするように設定したならば行う。このことは、例えば、ユーザ機器が、無線アクセスネットワークが使用しそうではない報告を送出しないことになることを確実にする。ユーザ機器能力については、ユーザ機器のすべてが、無線アクセスネットワークにより要求される情報を、すべての時間に、または、所定の時間に、のいずれかで報告する能力があるとは限らない。例えばユーザ機器は、報告を所定のタイプのネットワーク(例えば、LTEネットワーク、ただしUTMSネットワーク内ではない)に送出する能力があるのみであり得、ゆえに、ユーザ機器は、何らかの報告を送出することを、ユーザ機器が所定のタイプの無線アクセスネットワークと通信する能力がないならば、行うべきではない(またはむしろ、この例では、行い得ない)。

ネットワーク能力については、ユーザ機器は、報告を送出することを、ネットワークがその報告を受信する能力があるならば行うのみであり得る。ユーザ機器は、ネットワーク能力を、ネットワークからのシグナリングに基づいて、及び/または、ネットワークが、可能にされる所定の特徴を有するかどうかに基づいて決定し得る。ユーザ機器は、ネットワークが、可能にされる特徴を有するかどうかを、ネットワークが、ユーザ機器を、特徴で使用されるパラメータによって設定したかどうかに基づいて決定し得る。

ユーザ機器はさらには、報告を送出することを自制することを、ユーザ機器が接続されるWLAN APが、1つまたは複数の判定基準を充足するならば行い得る。例判定基準は、制限なしに、信号強度がしきい値より上である、信号品質がしきい値より上である、負荷(例えば、基本サービスセット負荷)がしきい値より下である、バックホールレートが高い、及び/または、ユーザ機器が、接続されるWLAN APに接続されている時間持続期間が、しきい値より下である、ことを含む。

ここで図2に目を向けると、示されるのは、ユーザ機器(「UE」)230を第1のWLAN AP210から第2のWLAN AP220に遷移させる方法の実施形態のシグナリング線図である。ユーザ機器230は初期に、接続パス250により明示されるように、第1のWLAN AP210に接続される。ユーザ機器230は、ポリシー(例えば、信号パス253により表される、通信特性に対する測定差報告判定基準)を無線アクセスネットワーク(例えば、3GPP RAN)240から受信する。ユーザ機器230は、第2のWLAN AP220などの代替的WLAN APを探索することを、256と指定されるステップまたはモジュールで行う。ユーザ機器230は、259と指定されるステップまたはモジュールで、ポリシー(通信特性に対する測定差報告判定基準)で示されるメトリックを、接続されるWLAN AP(第1のWLAN AP210)及び代替的WLAN AP(第2のWLAN AP220)に対して測定/受信する。

ユーザ機器230は、ステップまたはモジュール262で、第2のWLAN AP220に対するメトリックが、しきい値をプラスした、第1のWLAN AP210に対するメトリックより大きいかどうかを決定する。ユーザ機器230は、測定差報告判定基準(シグナリングパス265により表される)を3GPP RAN240に送信する。応答で、3GPP RAN240は、WLAN APモビリティ判断をステップまたはモジュール268で為すことを、ユーザ機器230は第1のWLAN AP210から第2のWLAN AP220にステアリングされるべきであると決定することにより行う。3GPP RAN240は次いで、第2のWLAN AP220に接続するための、ユーザ機器230へのコマンド272を提供する。ユーザ機器230は次いで、第1のWLAN AP210から接続切断し(接続切断パス275により示される)、第2のWLAN AP220に接続する(接続パス278により示される)。

ここで図3に目を向けると、示されるのは、WLAN APの間の通信特性の値での差を報告するための、ユーザ機器(「UE」)に対するポリシーを設定する、無線アクセスネットワークの実施形態のフロー線図である。方法は、ステップまたはモジュール300で始まる。ステップまたはモジュール310で、無線アクセスネットワーク(「RAN」)は、接続されるWLAN APと、他のWLAN APとの間の、しきい値より上の、信号強度の値での差、ならびに、接続されるWLAN AP、及び、他のWLAN AP上の、しきい値(例えば、10パーセントだけ、より低い)より上の、負荷の値での差を報告するための、ユーザ機器に対するポリシーを設定する。ユーザ機器は次いで、第1のWLAN APに、ステップまたはモジュール320で接続する。ステップまたはモジュール330で、ユーザ機器は、他のWLAN APに対してスキャンする。ステップまたはモジュール340で、ユーザ機器は、別のWLAN APが見出されたかどうかを決定する。別のWLAN APが見出されなかったならば、方法は、ステップまたはモジュール330に戻る。別のWLAN APが見出されたならば、ステップまたはモジュール350で、ユーザ機器は、別のWLAN APの信号強度の値が、第1のWLAN APの信号強度の値より、しきい値だけ強いかどうか、及び、別のWLAN AP上の負荷の値が、第1のWLAN AP上の負荷の値より、しきい値だけ少ないかどうかを決定する。上記の判定基準が満たされなかったならば、方法は、ステップまたはモジュール330に戻る。

上記の判定基準が満たされたならば、ユーザ機器は、ステップまたはモジュール360で、別のWLAN APが、第1のWLAN APと同じサービスセット識別子(「SSID」)を有するかどうかを決定する。SSIDが同じでないならば、方法は、ステップまたはモジュール330に戻る。SSIDが同じであるならば、ユーザ機器は、第1のWLAN APと、別のWLAN APとの間の、信号強度及び負荷の値での差を、ステップまたはモジュール370でRANに報告する。方法は次いで、ステップまたはモジュール380で終結する。

ここで図4に目を向けると、示されるのは、第1のWLAN APに接続されるユーザ機器(「UE」)を動作させる方法の実施形態のフロー線図である。方法は、開始ステップまたはモジュール400で始まる。ステップまたはモジュール405で、ユーザ機器は、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値の間の第1の差をいつ報告すべきかを規定する、無線アクセスネットワーク(「RAN」)からの第1のポリシーを受信する。RANは、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとは異なる無線アクセス技術を用いる。第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APは、共通識別子(例えば、サービスセット識別子(「SSID」)または同種拡張サービスセット識別子(「HESSID」))を有し得る。判断のステップまたはモジュール410で、第2の通信特性と関連付けられる第2のポリシーが存するかどうかが決定される。第1のポリシー、及び、第2のポリシーは、RANによりユーザ機器に、同じメッセージ、または、異なるメッセージで送信され得る。第2のポリシーが存するならば、方法は、ステップまたはモジュール450に進み、さもなければ方法は、ステップまたはモジュール415へと継続する。

ステップまたはモジュール415で、ユーザ機器、ステップまたはモジュール420で、第2のWLAN APを探索する。ユーザ機器は次いで、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値を決定する。ユーザ機器は、第1の通信特性に対する値を、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの間の通信に対する第1の通信特性についての値を測定することにより決定し得る。ユーザ機器はさらには、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの間の通信に対する第1の通信特性についての値を、通信ノードから取得し得る。第1の通信特性に対する値の決定は、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APが共通周波数帯域で動作するときへと制限され得る。

方法は次いで、ステップまたはモジュール425を継続し、ユーザ機器は、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに対する第1の通信特性についての値の間の第1の差を、第1の差が、第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたときRANに報告する。例として、第1の通信特性が、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN AP上の負荷であり、第1のWLAN AP上の負荷が、利用可能な帯域幅の90パーセントであり、第2のWLAN AP上の負荷が、利用可能な帯域幅の50パーセントであるならば、ユーザ機器が、第2のWLAN APに接続して転属することが有利であり得る。第1のポリシーが、負荷に対する第1のしきい値を10パーセント差にセットしたことを想定すると、ユーザ機器は、40パーセントの第1の差(第1のWLAN AP上の90パーセント負荷、マイナス、第2のWLAN AP上の50パーセント負荷)をRANに報告することになる。

RAN及びユーザ機器は今や、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに関する新情報を使用して、戦略を決定して、ユーザ機器のコネクティビティ及び動作を、その戦略に従って改善し得る。ステップまたはモジュール430で、ユーザ機器は、第1の差を報告することの後のRANからのコマンドに応答して第2のWLAN APに接続する。当然ながら、RANは、ユーザ機器は、第1のWLAN APとのコネクティビティを維持すべきであると、ユーザ機器と、第2のWLAN APとの間の通信と対比しての、ユーザ機器と、第1のWLAN APとの間の通信の信号強度などの、他の要因に起因して決定することがある。方法は次いで、判断のステップまたはモジュール435を継続して、上記で言及されたステップが、反復させられるべきであるかどうかを決定する。方法の、上記で言及されたステップが、反復させられるべきであるならば、方法は、ステップまたはモジュール415に戻り、さもなければ方法は、ステップまたはモジュール490で終了する。

ここでステップまたはモジュール450に戻ると、ユーザ機器は、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、RANからの第2のポリシーを受信する。第1の通信特性、及び/または、第2の通信特性は、制限なしに、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの間の通信のサービス品質、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの間の通信の信号強度、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN AP上の負荷、または、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APと関連付けられるバックホールレートを含み得る。ステップまたはモジュール455で、ユーザ機器は、第2のWLAN APを探索する。ユーザ機器は次いで、ステップまたはモジュール460で、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する、第1の通信特性、及び、第2の通信特性についての値を決定する。ユーザ機器は、値を、ステップまたはモジュール420について上記で説明されたように決定し得る。

方法は次いで、ステップまたはモジュール465を継続し、ユーザ機器は、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの通信に対する、対応する第1の通信特性、及び、第2の通信特性についての値の間の、第1の差、及び、第2の差を、第1の差が、第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えた、及び/または、第2の差が、第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたときRANに報告する。かくして、RAN及びユーザ機器は今や、複数個の通信特性を考慮に入れることを、WLAN APに従ってユーザ機器のコネクティビティ及び動作を評価する際に行い得る。ステップまたはモジュール470で、ユーザ機器は、第1の差、及び/または、第2の差を報告することの後のRANからのコマンドに応答して第2のWLAN APに接続する。方法は次いで、判断のステップまたはモジュール475を継続して、上記で言及されたステップが、反復させられるべきであるかどうかを決定する。方法の、上記で言及されたステップが、反復させられるべきであるならば、方法は、ステップまたはモジュール455に戻り、さもなければ方法は、ステップまたはモジュール490で終了する。

ここで図5に目を向けると、示されるのは、第1のWLAN APに接続されるユーザ機器(「UE」)と通信をしている様態で、RAN内で動作可能な基地局(「BS」)を動作させる方法の実施形態のフロー線図である。方法は、開始ステップまたはモジュール500で始まる。ステップまたはモジュール505で、基地局は、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの間の通信に対する第1の通信特性についての値の間の第1の差をいつ報告すべきかを規定する、第1のポリシーを提供する。RANは、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとは異なる無線アクセス技術を用いる。第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APは、共通識別子(例えば、サービスセット識別子(「SSID」)または同種拡張サービスセット識別子(「HESSID」))を有し得る。判断のステップまたはモジュール510で、第2の通信特性と関連付けられる第2のポリシーが存するかどうかが決定される。第1のポリシー、及び、第2のポリシーは、基地局によりユーザ機器に、同じメッセージ、または、異なるメッセージで送信され得る。第2のポリシーが存するならば、方法は、ステップまたはモジュール550に進み、さもなければ方法は、ステップまたはモジュール515へと継続する。

ステップまたはモジュール515で、基地局は、第2のWLAN APを探索するための、ユーザ機器へのコマンドを提供する。基地局は次いで、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値を決定するための、ユーザ機器へのコマンドを提供することを、ステップまたはモジュール520で行う。第1の通信特性に対する値を決定するための、ユーザ機器へのコマンドは、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APが共通周波数帯域で動作するときへと制限され得る。

方法は次いで、ステップまたはモジュール525を継続し、基地局は、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに対する第1の通信特性についての値の間の第1の差を示す報告を、第1の差が、第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたとき受信する。例として、第1の通信特性が、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN AP上の負荷であり、第1のWLAN AP上の負荷が、利用可能な帯域幅の90パーセントであり、第2のWLAN AP上の負荷が、利用可能な帯域幅の50パーセントであるならば、ユーザ機器が、第2のWLAN APに接続して転属することが有利であり得る。第1のポリシーが、負荷に対する第1のしきい値を10パーセント差にセットしたことを想定すると、基地局は、40パーセントの第1の差(第1のWLAN AP上の90パーセント負荷、マイナス、第2のWLAN AP上の50パーセント負荷)を示す報告をユーザ機器から受信することになる。

BS(RAN内の)及びユーザ機器は今や、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに関する新情報を使用して、戦略を決定して、ユーザ機器のコネクティビティ及び動作を、その戦略に従って改善し得る。ステップまたはモジュール530で、基地局は、第2のWLAN APに接続するための、ユーザ機器へのコマンドを、報告を受信することの後に提供する。当然ながら、基地局は、ユーザ機器は、第1のWLAN APとのコネクティビティを維持すべきであると、ユーザ機器と、第2のWLAN APとの間の通信と対比しての、ユーザ機器と、第1のWLAN APとの間の通信の信号強度などの、他の要因に起因して決定することがある。方法は次いで、判断のステップまたはモジュール535を継続して、上記で言及されたステップが、反復させられるべきであるかどうかを決定する。方法の、上記で言及されたステップが、反復させられるべきであるならば、方法は、ステップまたはモジュール515に戻り、さもなければ方法は、ステップまたはモジュール590で終了する。

ここでステップまたはモジュール550に戻ると、基地局は、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの間の通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、ユーザ機器への第2のポリシーを提供する。第1の通信特性、及び/または、第2の通信特性は、制限なしに、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの間の通信のサービス品質、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの間の通信の信号強度、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN AP上の負荷、または、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APと関連付けられるバックホールレートを含み得る。ステップまたはモジュール555で、基地局は、第2のWLAN APを探索するための、ユーザ機器へのコマンドを提供する。基地局は次いで、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する、第1の通信特性、及び、第2の通信特性についての値を決定するための、ユーザ機器へのコマンドを提供することを、ステップまたはモジュール560で行う。

方法は次いで、ステップまたはモジュール565を継続し、基地局は、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの通信に対する、対応する第1の通信特性、及び、第2の通信特性についての値の間の、第1の差、及び、第2の差を示す、ユーザ機器からの報告を、第1の差が、第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えた、及び/または、第2の差が、第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたとき受信する。かくして、基地局(RAN内の)及びユーザ機器は今や、複数個の通信特性を考慮に入れることを、WLAN APに従ってユーザ機器のコネクティビティ及び動作を評価する際に行い得る。ステップまたはモジュール570で、基地局は、第2のWLAN APに接続するための、ユーザ機器へのコマンドを、報告を受信することの後に提供する。方法は次いで、判断のステップまたはモジュール575を継続して、上記で言及されたステップが、反復させられるべきであるかどうかを決定する。方法の、上記で言及されたステップが、反復させられるべきであるならば、方法は、ステップまたはモジュール555に戻り、さもなければ方法は、ステップまたはモジュール590で終了する。

かくして、RAN(第2のRATを用いる)からのポリシーと一致する、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN AP(第1のRATを用いる)との通信に対する、通信特性の値と関連付けられる差を報告するように、ユーザ機器をプロビジョニングする、システム及び方法が紹介された。結果として、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの間の通信の報告を律するRANのポリシーは、より総合的な情報を考慮に入れることを、アクセスポイントをユーザ機器に対して選択する際に行い得る。

1つの態様では、及び、図1を後戻りして参照すると、装置(例えば、ユーザ機器110)は、第1のWLAN AP(例えば、WLAN AP150)に接続され、プロセッサ(例えば、ユーザ機器110のプロセッサ117)と、コンピュータプログラムコードを含むメモリ(例えば、ユーザ機器110のメモリ118)とを含む。装置は、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN AP(例えば、WLAN APnと指定されるWLAN AP)それぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値の間の第1の差をいつ報告すべきかを規定する、RAN(例えば、基地局120及び無線ネットワークコントローラ130を含む)からの第1のポリシーを受信するように設定される。RANは、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとは異なる無線アクセス技術を用いる。第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APは、共通識別子(例えば、サービスセット識別子(「SSID」)または同種拡張サービスセット識別子(「HESSID」))を有し得る。装置はさらには、第2のWLAN APを探索することと、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値を決定することとを行うように設定される。

装置は、第1の通信特性に対する値を、装置と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの間の通信に対する第1の通信特性についての値を測定することにより決定し得る。装置はさらには、装置と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの間の通信に対する第1の通信特性についての値を、通信ノード(例えば、別のWLAN AP、または、別のユーザ機器)から取得し得る。第1の通信特性に対する値の決定は、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APが共通周波数帯域で動作するときへと制限され得る。

装置はさらには、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに対する第1の通信特性についての値の間の第1の差を、第1の差が、第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたときRANに報告するように設定される。RAN及び装置は今や、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに関する新情報を使用して、戦略を決定して、装置のコネクティビティ及び動作を、その戦略に従って改善し得る。装置はさらには、第1の差を報告することの後のRANからのコマンドに応答して第2のWLAN APに接続するように設定される。当然ながら、RANは、装置は、第1のWLAN APとのコネクティビティを維持すべきであると、他の要因に起因して決定することがある。

装置はさらには、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、RANからの第2のポリシーを受信するように設定される。第1及び第2のポリシーは、装置とRANとの間での、同じ、または、異なるメッセージの部分であり得る。第1の通信特性、及び/または、第2の通信特性は、制限なしに、装置と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの間の通信のサービス品質、装置と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの間の通信の信号強度、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN AP上の負荷、または、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APと関連付けられるバックホールレートを含み得る。

装置はさらには、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第2の通信特性についての値を決定するように設定される。第2のポリシーが存するとき、装置は、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに対する第2の通信特性についての値の間の第2の差を、第1の差が、第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えた、及び/または、第2の差が、第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたときRANに報告するように設定される。そのことに従って、装置は、第2のWLAN APに接続することを、第1の差、及び/または、第2の差を報告することの後のRANからのコマンドへの応答で行い得る。

別の態様では、及び、図1を後戻りして参照すると、装置(例えば、基地局120)は、第1のWLAN AP(例えば、WLAN AP150)に接続されるユーザ機器(「UE」、例えば、ユーザ機器110)、及びプロセッサ(例えば、基地局120のプロセッサ127)、及び、コンピュータプログラムコードを含むメモリ(例えば、基地局120のメモリ128)と通信をしている様態で、無線アクセスネットワーク内で動作可能である。装置は、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN AP(例えば、WLAN APnと指定されるWLAN AP)それぞれとの間の通信に対する第1の通信特性についての値の間の第1の差をいつ報告すべきかを規定する、第1のポリシーを提供するように設定される。RANは、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとは異なる無線アクセス技術を用いる。第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APは、共通識別子(例えば、サービスセット識別子(「SSID」)または同種拡張サービスセット識別子(「HESSID」))を有し得る。

装置はさらには、第2のWLAN APを探索するための、ユーザ機器へのコマンドを提供することと、そのことの後に、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの通信に対する第1の通信特性についての値を決定するための、ユーザ機器へのコマンドを提供することとを行うように設定される。第1の通信特性に対する値を決定するための、ユーザ機器へのコマンドは、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APが共通周波数帯域で動作するときへと制限され得る。

装置はさらには、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに対する第1の通信特性についての値の間の第1の差を示す報告を、第1の差が、第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたとき受信するように設定される。装置(RAN内の)及びユーザ機器は今や、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APに関する新情報を使用して、戦略を決定して、ユーザ機器のコネクティビティ及び動作を、その戦略に従って改善し得る。装置はさらには、第2のWLAN APに接続するための、ユーザ機器へのコマンドを、報告を受信することの後に提供するように設定される。当然ながら、装置は、ユーザ機器は、第1のWLAN APとのコネクティビティを維持すべきであると、他の要因に起因して決定することがある。

装置はさらには、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APそれぞれとの間の通信に対する第2の通信特性についての値の間の第2の差をいつ報告すべきかを規定する、ユーザ機器への第2のポリシーを提供するように設定される。第1及び第2のポリシーは、装置とユーザ機器との間での、同じ、または、異なるメッセージの部分であり得る。第1の通信特性、及び/または、第2の通信特性は、制限なしに、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの間の通信のサービス品質、ユーザ機器と、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの間の通信の信号強度、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN AP上の負荷、または、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APと関連付けられるバックホールレートを含み得る。

装置はさらには、第1のWLAN AP、及び、第2のWLAN APとの通信に対する、対応する第1の通信特性、及び、第2の通信特性についての値の間の、第1の差、及び、第2の差を示す、ユーザ機器からの報告を、第1の差が、第1のポリシーに従って第1のしきい値を超えたる、及び/または、第2の差が、第2のポリシーに従って第2のしきい値を超えたとき受信するように設定される。かくして、装置(RAN内の)及びユーザ機器は今や、複数個の通信特性を考慮に入れることを、WLAN APに従ってユーザ機器のコネクティビティ及び動作を評価する際に行い得る。装置はさらには、第2のWLAN APに接続するための、ユーザ機器へのコマンドを、報告を受信することの後に提供するように設定される。

様々な実施形態を成り立たせるプログラムまたはコードセグメントが、コンピュータ可読媒体に記憶され、または、キャリア波、もしくは、キャリアにより変調される信号で具現されるコンピュータデータ信号により、伝送媒体を介して送信され得る。例えば、コンピュータ可読媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読媒体)に記憶されるプログラムコードを含むコンピュータプログラム製品は、様々な実施形態を形成し得る。「コンピュータ可読媒体」は、情報を記憶または転送し得る任意の媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体の例は、電子回路、半導体メモリデバイス、読み出し専用メモリ(「ROM」)、フラッシュメモリ、消去可能ROM(「EROM」)、フロッピーディスケット、コンパクトディスク(「CD」)−ROM、光学ディスク、ハードディスク、ファイバ光学媒体、無線周波数(「RF」)リンク、及び類するものを含む。コンピュータデータ信号は、電子通信ネットワーク通信チャネル、光学ファイバ、大気、電磁リンク、RFリンク、及び類するものなどの伝送媒体を介して伝搬し得る任意の信号を含み得る。コードセグメントは、インターネット、イントラネット、及び類するものなどのコンピュータネットワークを経てダウンロードされ得る。

上記で説明されたように、例示的な実施形態は、方法、及び、方法のステップを遂行するための機能性を提供する様々なモジュールからなる対応する装置の両方を提供する。モジュールは、ハードウェア(特定用途向け集積回路などの集積回路を含む、1つまたは複数のチップで具現される)として実現され得、または、コンピュータプロセッサによる実行のためのソフトウェアもしくはファームウェアとして実現され得る。特に、ファームウェアまたはソフトウェアの事例では、例示的な実施形態は、コンピュータ可読記憶構造であって、その構造上でコンピュータプログラムコード(すなわち、ソフトウェアまたはファームウェア)を、コンピュータプロセッサによる実行のために具現する、コンピュータ可読記憶構造を含むコンピュータプログラム製品として提供され得る。

実施形態、及び、それらの実施形態の利点が、詳細に説明されたが、様々な変更、置換、及び改変が、本明細書で、添付される特許請求の範囲により規定されるような、それらの実施形態の趣旨及び範囲から逸脱することなく為され得ることが理解されるべきである。例えば、上記で論考された特徴及び機能の多くは、ソフトウェア、ハードウェア、またはファームウェア、または、それらのソフトウェア、ハードウェア、及びファームウェアの組み合わせで実現され得る。さらには、特徴、機能、ならびに、それらの特徴及び機能を動作させるステップの多くは、再順序付けされる、省略される、追加される、その他のことを行われ、それでもなお、様々な実施形態の幅広い範囲の中に在り得る。

その上に、様々な実施形態の範囲は、本明細書で説明される、プロセス、機械、製造物、物質の組成、手段、方法、及びステップの、個別的な実施形態に制限されることを意図されない。通常の当業者は本開示から容易に理解するであろうが、本明細書で説明される対応する実施形態と、実質的に同じ機能を遂行する、または、実質的に同じ結果を達成する、目下既存の、または、後に開発されることになる、プロセス、機械、製造物、物質の組成、手段、方法、またはステップもまた利用され得る。したがって、添付される特許請求の範囲は、その特許請求の範囲の、範囲の中に、そのようなプロセス、機械、製造物、物質の組成、手段、方法、またはステップを含むことを意図される。

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