無線ネットワーク内の多重接続性

申请号 JP2017512026 申请日 2015-07-15 公开(公告)号 JP2017526302A 公开(公告)日 2017-09-07
申请人 ノキア ソリューションズ アンド ネットワークス オサケユキチュア; ノキア ソリューションズ アンド ネットワークス オサケユキチュア; 发明人 タパニ マキネン ヤルモ; タパニ マキネン ヤルモ; ヤーン リウ; ヤーン リウ; サイリュ ミッコ; サイリュ ミッコ;
摘要 【課題】無線ネットワーク内の多重接続性。【解決手段】例示的技術は、ユーザー・デバイスにより無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立するステップであって、多重接続セッションが、ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続およびユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続は独立しており、多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが第1のセルおよび第2のセルの両方により受信される、ステップと、多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を受信する要求のユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御するステップと、多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するステップであって、第1のデータ・ユニット群が第2のデータ・ユニット群と異なっている、ステップとを含むことができる。【選択図】図2
权利要求

方法を実施するために命令を実行するように構成されたプロセッサを含む方法において、 ユーザー・デバイスにより無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立するステップであって、前記多重接続セッションが、前記ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続および前記ユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、前記第1の接続および前記第2の接続は独立しており、前記多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが前記第1のセルおよび前記第2のセルの両方により受信される、ステップと、 前記多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を前記第1のセルから受信する要求の前記ユーザー・デバイスによる前記第1のセルへの送信を制御するステップと、 前記多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を前記第2のセルから受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第2のセルへの送信を制御するステップであって、前記第1のデータ・ユニット群が前記第2のデータ・ユニット群と異なっている、ステップと、 を含む方法。前記多重接続セッションのどのデータ・ユニットを前記第1のセルを介して受信すべきか、および前記多重接続セッションのどのデータ・ユニットを前記第2のセルを介して受信すべきかについての決定を前記ユーザー・デバイスにより行うステップ、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記多重接続セッションのためのデータが前記第2のセルを介して通信されている間に、前記第1のセルから第3のセルへの前記第1の接続のハンドオーバーを行う決断を前記ユーザー・デバイスにより下すステップ、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記多重接続セッションのためのデータが前記第3のセルを介して通信されている間に、前記第2のセルから第4のセルへの前記第2の接続のハンドオーバーを行う決断を前記ユーザー・デバイスにより下すステップ、 をさらに含む、請求項3に記載の方法。前記ユーザー・デバイスへの配送のために前記第1のセルにおいて利用可能である前記多重接続セッションの1つ以上のデータ・ユニットを識別する第1のメッセージの、前記第1のセルからの受信を制御するステップ、 をさらに含み、 第1のデータ・ユニット群を受信する要求の前記ユーザー・デバイスによる前記第1のセルへの送信を制御する前記ステップは、前記第1のセルにおいて利用可能である前記データ・ユニットの1つ以上を受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第1のセルへの送信を制御するステップを含む、請求項1に記載の方法。前記ユーザー・デバイスへの配送のために前記第2のセルにおいて利用可能である前記多重接続セッションの1つ以上のデータ・ユニットを識別する第2のメッセージの、前記第2のセルからの受信を制御するステップ、 をさらに含み、 第2のデータ・ユニット群を受信する要求の前記ユーザー・デバイスによる前記第2のセルへの送信を制御する前記ステップは、前記第2のセルにおいて利用可能である前記データ・ユニットの1つ以上を受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第2のセルへの送信を制御するステップを含む、請求項1に記載の方法。前記第1のセルおよび前記第1の接続を介したコア・ネットワークの多重接続エンティティからの前記第1のデータ・ユニット群の少なくともいくつかの、前記ユーザー・デバイスによる受信を制御するステップと、 前記第2のセルおよび前記第2の接続を介した前記多重接続エンティティからの前記第2のデータ・ユニット群の少なくともいくつかの、前記ユーザー・デバイスによる受信を制御するステップと、 前記受信データ・ユニットの1つ以上を前記ユーザー・デバイスにより順序変更するステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記第1のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットおよび前記第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する肯定応答の、前記ユーザー・デバイスから前記第1のセルへの送信を制御するステップ、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記肯定応答の送信を制御する前記ステップは、 前記第1のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する第1のメッセージの、前記ユーザー・デバイスから前記第1のセルへの送信を制御するステップと、 前記第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する第2のメッセージの、前記ユーザー・デバイスから前記第1のセルへの送信を制御するステップと、 を含む、請求項8に記載の方法。前記第1のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットおよび前記第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する肯定応答の、前記ユーザー・デバイスから前記第2のセルへの送信を制御するステップ、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットを前記ユーザー・デバイスが受信したことを確認する第1の肯定応答の、前記ユーザー・デバイスから前記第2のセルへの送信を制御するステップと、 前記第2のデータ・ユニット群の前記1つ以上のデータ・ユニットを前記ユーザー・デバイスが受信したことを確認する第2の肯定応答の、前記第2のセルまたはコア・ネットワークから前記第1のセルへの送信を制御するステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記第1のセルに結びついた状態をユーザー・デバイスにより検出するステップと、 前記状態の検出に応答した、前記ユーザー・デバイスによる前記第2のセルに対する、前記第1のデータ・ユニット群の少なくともいくつかを前記第2のセルから受信する要求の送信を制御するステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記状態は、 前記ユーザー・デバイスにより前記第1のセルから受信された信号の、閾値よりも低い信号品質、 前記ユーザー・デバイスと前記第1のセルの間の前記第1の接続の、前記ユーザー・デバイスによって検出された不具合、 前記第1のセルから第3のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択を行うことの、前記ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決断、および 前記第1のセルに対する接続再確立を行うことの、前記ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決断、 のうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載の方法。前記第1のセルに結びついたエラー状態を検出するステップと、 前記第1のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットを前記第2のセルから再伝送する要求の、前記ユーザー・デバイスから前記第2のセルまでの送信を制御するステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記第1のセルに結びついた状態を検出するステップと、 前記第1のデータ・ユニット群の少なくともいくつかを前記第2のセルから受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第2のセルへの送信を制御するステップと、 前記第2のセルが前記ユーザー・デバイスに対して前記多重接続セッションの全てのデータを送信する間、前記第1のセルから第3のセルへの前記第1の接続のためのハンドオーバーまたはセル再選択を行うステップと、 前記多重接続セッションの第3のデータ・ユニット群を受信する要求の、前記第3のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択が完了した後の前記ユーザー・デバイスによる前記第3のセルへの送信を制御するステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。少なくとも1つのプロセッサとコンピュータ命令を含む少なくとも1つのメモリとを備えた装置において、前記コンピュータ命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されたとき、前記装置に、 ユーザー・デバイスのために無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立させ、前記多重接続セッションが、前記ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続および前記ユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、前記第1の接続および前記第2の接続は独立しており、前記多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが前記第1のセルおよび前記第2のセルの両方により受信し、 前記多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を受信する要求の前記ユーザー・デバイスによる前記第1のセルへの送信を制御させ、 前記多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第2のセルへの送信を制御させ、第1のデータ・ユニット群が第2のデータ・ユニット群と異なっている、装置。前記コンピュータ命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行された場合に、さらに前記装置に、 前記第1のセルに結びついた状態をユーザー・デバイスにより検出させ、 前記状態の検出に応答した、前記ユーザー・デバイスによる前記第2のセルに対する、前記第1のデータ・ユニット群の少なくともいくつかを前記第2のセルから受信する要求の送信を制御させる、 請求項16に記載の装置。前記状態は、 前記ユーザー・デバイスにより前記第1のセルから受信された信号の、閾値よりも低い信号品質、 前記ユーザー・デバイスと前記第1のセルの間の前記第1の接続の、前記ユーザー・デバイスによって検出された不具合、 前記第1のセルから第3のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択を行うことの、前記ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決断、および 前記第1のセルに対する接続再確立を行うことの、前記ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決断、 のうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の装置。コンピュータ可読記憶媒体を備え、実行可能なコードを記憶するコンピュータ・プログラム・プロダクトにおいて、前記実行可能なコードは、少なくとも1つのデータ処理装置によって実行されたとき、前記少なくとも1つのデータ処理装置に、 ユーザー・デバイスのために無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立するステップであって、前記多重接続セッションが、前記ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続および前記ユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、前記第1の接続および前記第2の接続は独立しており、前記多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが前記第1のセルおよび前記第2のセルの両方により受信される、ステップと、 前記多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を受信する要求の前記ユーザー・デバイスによる前記第1のセルへの送信を制御するステップと、 前記多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第2のセルへの送信を制御するステップであって、第1のデータ・ユニット群が第2のデータ・ユニット群と異なっている、ステップと、 を含む方法を実施させるように構成されている、コンピュータ・プログラム・プロダクト。方法を実施するために命令を実行するように構成されたプロセッサを含む方法において、 コア・ネットワークの多重接続エンティティにより、無線ネットワーク内で前記多重接続エンティティとユーザー・デバイス間の多重接続セッションを確立するステップであって、前記多重接続セッションが、少なくとも第1のセルを介した前記ユーザー・デバイスと前記多重接続エンティティとの間の第1の接続、および第2のセルを介した前記ユーザー・デバイスと前記多重接続セッションとの間の第2の接続を含み、前記第1の接続および前記第2の接続は独立している、ステップと、 前記多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットの前記多重接続エンティティによる受信を制御するステップと、 前記多重接続セッションの各ダウンリンク・データ・ユニットのための多重接続セッション・シーケンス数を、前記多重接続エンティティにより提供するステップと、 前記第1のセルおよび前記第2のセルの両方に対する前記多重接続セッションの複数の前記ダウンリンク・データ・ユニットのコピーの前記多重接続エンティティによる送信を制御するステップと、 を含む方法。前記ユーザー・デバイスが前記多重接続セッションの前記第1の接続のために前記第1のセルから第3のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択を行った後に、 前記第1のセルに対する前記多重接続セッションのためのダウンリンク・データ・ユニットの送信を制御するステップを前記多重接続エンティティにより中断するステップと、 前記第3のセルからの要求に基づいた前記第3のセルに対する前記多重接続セッションの前記ダウンリンク・データ・ユニットの少なくともいくつかのコピーの送信を、前記多重接続エンティティにより制御するステップと、 を行うステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。前記多重接続セッションの前記ダウンリンク・データ・ユニットの各々は、前記ユーザー・デバイスからの1つ以上の要求に基づいて前記第1のセルまたは前記第2のセルのいずれかから前記ユーザー・デバイスへと転送される、請求項20に記載の方法。前記第1のセルを介して送信された前記ユーザー・デバイスからの多重接続セッションの1つ以上のアップリンクデータ・ユニットおよび、前記第2のセルを介して送信された前記ユーザー・デバイスからの前記多重接続セッションの1つ以上のアップリンクデータ・ユニットの、前記多重接続エンティティによる受信を制御するステップであって、前記受信したアップリンクデータ・ユニットの各々が多重接続セッション・シーケンス数を含む、ステップと、 前記受信したデータ・ユニットの各々について前記多重接続セッション・シーケンス数に基づき、前記受信したアップリンクデータ・ユニットを前記多重接続エンティティによって順序変更するステップと、 をさらに含む、請求項20に記載の方法。前記第1の接続は、前記ユーザー・デバイスと前記第1のセルとの間の第1の無線接続および、前記第1のセルと前記多重接続エンティティとの間の第1のバックホール接続を含み、 前記第2の接続は、前記ユーザー・デバイスと前記第2のセルの間の第2の無線接続および、前記第2のセルと前記多重接続エンティティの間の第2のバックホール接続を含む、 請求項20に記載の方法。少なくとも1つのプロセッサとコンピュータ命令を含む少なくとも1つのメモリとを備えた装置において、前記コンピュータ命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されたとき前記装置に、 無線ネットワーク内でコア・ネットワークの多重接続エンティティとユーザー・デバイスとの間で多重接続セッションを確立させ、該多重接続セッションが少なくとも、第1のセルを介した前記ユーザー・デバイスと前記多重接続エンティティとの間の第1の接続および第2のセルを介した前記ユーザー・デバイスと前記多重接続セッションとの間の第2の接続を含み、前記第1の接続と前記第2の接続は独立しており、 前記多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットの、前記多重接続エンティティによる受信を制御させ、 前記多重接続セッションの各ダウンリンク・データ・ユニットのための多重接続セッション・シーケンス数を、前記多重接続エンティティにより提供させ、 前記第1のセルおよび前記第2のセルの両方に対する、前記多重接続セッションの複数の前記ダウンリンク・データ・ユニットのコピーの、前記多重接続エンティティによる送信を制御させる、 装置。

ユーザー・デバイスにより、無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立するステップであって、前記多重接続セッションが、前記ユーザー・デバイスと第1セルとの間の第1接続、および、前記ユーザー・デバイスと第2セルとの間の第2接続を含み、前記第1接続および前記第2接続は独立しており、前記多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが、前記第1セルおよび前記第2セルの両方により受信される、ステップと、 前記第1セルから前記多重接続セッションの第1データ・ユニット群を受信する要求の前記ユーザー・デバイスによる前記第1セルへの送信を制御するステップと、 前記第2セルから前記多重接続セッションの第2データ・ユニット群を受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第2セルへの送信を制御するステップであって、前記第1データ・ユニット群は、前記第2データ・ユニット群と異なる、ステップと、 を含む方法。前記多重接続セッションのどのデータ・ユニットを、前記第1セルを介して受信すべきか、および、前記多重接続セッションのどのデータ・ユニットを、前記第2セルを介して受信すべきか、の決定を前記ユーザー・デバイスにより行うステップ、をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記ユーザー・デバイスにより、前記多重接続セッションのためのデータが前記第2セルを介して通信されている間に、前記第1セルから第3セルへの前記第1接続のハンドオーバーを実行する決定を行うステップ、をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記ユーザー・デバイスにより、前記多重接続セッションのためのデータが前記第3セルを介して通信されている間に、前記第2セルから第4セルへの前記第2接続のハンドオーバーを実行する決定を行うステップ、をさらに含む、請求項3に記載の方法。前記ユーザー・デバイスへの配送のために前記第1セルにおいて利用可能である前記多重接続セッションの1つ以上のデータ・ユニットを識別する第1メッセージの、前記第1セルからの受信を制御するステップをさらに含み、 第1データ・ユニット群を受信する要求の前記ユーザー・デバイスによる前記第1セルへの送信を制御する前記ステップは、前記第1セルにおいて利用可能である前記データ・ユニットの1つ以上を受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第1セルへの送信を制御するステップを含む、 請求項1に記載の方法。前記ユーザー・デバイスへの配送のために前記第2セルにおいて利用可能である前記多重接続セッションの1つ以上のデータ・ユニットを識別する第2メッセージの、前記第2セルからの受信を制御するステップをさらに含み、 第2データ・ユニット群を受信する要求の前記ユーザー・デバイスによる前記第2セルへの送信を制御する前記ステップは、前記第2セルにおいて利用可能である前記データ・ユニットの1つ以上を受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第2セルへの送信を制御するステップを含む、 請求項1に記載の方法。前記第1セルおよび前記第1接続を介したコア・ネットワークの多重接続エンティティからの前記第1データ・ユニット群の少なくともいくつかの、前記ユーザー・デバイスによる受信を制御するステップと、 前記第2セルおよび前記第2接続を介した前記多重接続エンティティからの前記第2データ・ユニット群の少なくともいくつかの、前記ユーザー・デバイスによる受信を制御するステップと、 受信された前記ダウンリンク・データ・ユニットの1つ以上を前記ユーザー・デバイスにより順序変更するステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記第1データ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニット、および、前記第2データ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する肯定応答の、前記ユーザー・デバイスから前記第1セルへの送信を制御するステップ、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記肯定応答の送信を制御する前記ステップは、 前記第1データ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する第1メッセージの、前記ユーザー・デバイスから前記第1セルへの送信を制御するステップと、 前記第2データ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する第2メッセージの、前記ユーザー・デバイスから前記第1セルへの送信を制御するステップと、を含む、 請求項8に記載の方法。前記第1データ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニット、および、前記第2データ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する肯定応答の、前記ユーザー・デバイスから前記第2セルへの送信を制御するステップをさらに含む、 請求項1に記載の方法。前記第2データ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットを前記ユーザー・デバイスが受信したことを確認する第1肯定応答の、前記ユーザー・デバイスから前記第2セルへの送信を制御するステップと、 前記第2データ・ユニット群の前記1つ以上のデータ・ユニットを前記ユーザー・デバイスが受信したことを確認する第2肯定応答の、前記第2セルまたはコア・ネットワークから前記第1セルへの送信を制御するステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記第1セルに結びついた状態をユーザー・デバイスにより検出するステップと、 前記状態の検出に応答して、前記第2セルから前記第1データ・ユニット群の少なくともいくつかを受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第2セルへの送信を制御するステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記状態は、 前記ユーザー・デバイスにより前記第1セルから受信された信号の、閾値よりも低い信号品質、 前記ユーザー・デバイスと前記第1セルの間の前記第1接続の、前記ユーザー・デバイスによって検出された不具合、 前記第1セルから第3セルへのハンドオーバーまたはセル再選択を実行することの、前記ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決定、および、 前記第1セルへの接続再確立を実行することの、前記ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決定、 のうちの少なくとも1つを含む、 請求項12に記載の方法。前記第1セルに結びついたエラー状態を検出するステップと、 前記第1データ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットを前記第2セルから再伝送する要求の、前記ユーザー・デバイスから前記第2セルへの送信を制御するステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。前記第1セルに結びついた状態を検出するステップと、 前記第1データ・ユニット群の少なくともいくつかを前記第2セルから受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第2セルへの送信を制御するステップと、 前記第2セルが前記ユーザー・デバイスへ前記多重接続セッションの全てのデータを送信する間、前記第1セルから第3セルへの前記第1接続のためのハンドオーバーまたはセル再選択を実行するステップと、 前記多重接続セッションの第3データ・ユニット群を受信する要求の、前記第3セルへのハンドオーバーまたはセル再選択が完了した後の前記ユーザー・デバイスによる前記第3セルへの送信を制御するステップと、 をさらに含む、請求項1に記載の方法。少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ命令を含む少なくとも1つのメモリと、を備える装置であって、 前記コンピュータ命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されたとき、 前記装置に、 ユーザー・デバイスのために無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立させ、ここで、前記多重接続セッションが、前記ユーザー・デバイスと第1セルとの間の第1接続、および、前記ユーザー・デバイスと第2セルとの間の第2接続を含み、前記第1接続および前記第2接続は独立しており、前記多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが前記第1セルおよび前記第2セルの両方により受信され、 前記多重接続セッションの第1データ・ユニット群を受信する要求の前記ユーザー・デバイスによる前記第1セルへの送信を制御させ、 前記多重接続セッションの第2データ・ユニット群を受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第2セルへの送信を制御させ、ここで、第1データ・ユニット群が第2データ・ユニット群と異なっている、 装置。前記コンピュータ命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されたときに、前記装置に、さらに、 前記第1セルに結びついた状態をユーザー・デバイスにより検出させ、 前記状態の検出に応答して、前記第2セルから、前記第1データ・ユニット群の少なくともいくつかを受信する要求前記ユーザー・デバイスによる前記第2セルへの送信を制御させる、 請求項16に記載の装置。前記状態は、 前記ユーザー・デバイスにより前記第1セルから受信された信号の、閾値よりも低い信号品質、 前記ユーザー・デバイスと前記第1セルの間の前記第1接続の、前記ユーザー・デバイスによって検出された不具合、 前記第1セルから第3セルへのハンドオーバーまたはセル再選択を実行することの、前記ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決定、および、 前記第1セルに対する接続再確立を実行することの、前記ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決定、 のうちの少なくとも1つを含む、 請求項17に記載の装置。実行可能コードを備えるコンピュータ・プログラムであって、前記実行可能コードは、少なくとも1つのデータ処理装置によって実行されたとき、前記少なくとも1つのデータ処理装置に、 ユーザー・デバイスのために、無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立するステップであって、前記多重接続セッションは、前記ユーザー・デバイスと第1セルとの間の第1接続、および、前記ユーザー・デバイスと第2セルとの間の第2接続を含み、前記第1接続および前記第2接続は独立しており、前記多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットは、前記第1セルおよび前記第2セルの両方により受信される、ステップと、 前記多重接続セッションの第1データ・ユニット群を受信する要求の前記ユーザー・デバイスによる前記第1セルへの送信を制御するステップと、 前記多重接続セッションの第2データ・ユニット群を受信する要求の、前記ユーザー・デバイスによる前記第2セルへの送信を制御するステップであって、第1データ・ユニット群が第2データ・ユニット群と異なっている、ステップと、 を含む方法を実行させるように構成される、コンピュータ・プログラム。コア・ネットワークの多重接続エンティティにより、無線ネットワーク内で、前記多重接続エンティティとユーザー・デバイスとの間の多重接続セッションを確立するステップであって、前記多重接続セッションが、少なくとも、第1セルを介した、前記ユーザー・デバイスと前記多重接続エンティティとの間の第1接続、および、第2セルを介した、前記ユーザー・デバイスと前記多重接続セッションとの間の第2接続を含み、前記第1接続および前記第2接続は独立している、ステップと、 前記多重接続エンティティによる、前記多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットの受信を制御するステップと、 前記多重接続セッションの各ダウンリンク・データ・ユニットのための多重接続セッション・シーケンス数を、前記多重接続エンティティにより提供するステップと、 前記第1セルおよび前記第2セルの両方に対する前記多重接続セッションの複数の前記ダウンリンク・データ・ユニットのコピーの前記多重接続エンティティによる送信を制御するステップと、 を含む方法。前記ユーザー・デバイスが、前記多重接続セッションの前記第1接続のために、前記第1セルから第3セルへのハンドオーバーまたはセル再選択を行った後に、前記第1セルに対する前記多重接続セッションのためのダウンリンク・データ・ユニットの送信を制御するステップを、前記多重接続エンティティにより中断するステップと、 前記第3セルからの要求に基づいて、前記多重接続エンティティによる、前記第3セルに対する前記多重接続セッションの前記ダウンリンク・データ・ユニットの少なくともいくつかのコピーの送信を制御するステップと、 を実行するステップをさらに含む、 請求項20に記載の方法。前記多重接続セッションの前記ダウンリンク・データ・ユニットの各々は、前記ユーザー・デバイスからの1つ以上の要求に基づいて、前記ユーザー・デバイスへ、前記第1セルまたは前記第2セルのいずれかから転送される、請求項20に記載の方法。前記第1セルを介して送信された、前記ユーザー・デバイスからの多重接続セッションの1つ以上のアップリンクデータ・ユニット、および、前記第2セルを介して送信された、前記ユーザー・デバイスからの前記多重接続セッションの1つ以上のアップリンクデータ・ユニットの、前記多重接続エンティティによって、受信を制御するステップであって、前記受信したアップリンクデータ・ユニットの各々は、多重接続セッション・シーケンス数を含む、ステップと、 前記受信したデータ・ユニットの各々に対する前記多重接続セッション・シーケンス数に基づいて、前記受信したアップリンクデータ・ユニットを、前記多重接続エンティティによって順序変更するステップと、 をさらに含む、請求項20に記載の方法。前記第1接続は、前記ユーザー・デバイスと前記第1セルとの間の第1無線接続、 および、前記第1セルと前記多重接続エンティティとの間の第1バックホール接続を含み、 前記第2接続は、前記ユーザー・デバイスと前記第2セルとの間の第2無線接続、および、前記第2セルと前記多重接続エンティティとの間の第2バックホール接続を含む、 請求項20に記載の方法。少なくとも1つのプロセッサとコンピュータ命令を含む少なくとも1つのメモリと、を備える装置であって、 前記コンピュータ命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されたとき、 前記装置に、無線ネットワーク内でコア・ネットワークの多重接続エンティティと ユーザー・デバイスとの間で多重接続セッションを確立させ、ここで、前記多重接続セッションは、少なくとも、第1セルを介した前記ユーザー・デバイスと前記多重接続エンティティとの間の第1接続、および、第2セルを介した前記ユーザー・デバイスと前記多重接続セッションとの間の第2接続を含み、前記第1接続と前記第2接続は独立しており、 前記多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットの、前記多重接続エンティティによる受信を制御させ、 前記多重接続セッションの各ダウンリンク・データ・ユニットのための多重接続セッション・シーケンス数を、前記多重接続エンティティにより提供させ、 前記第1セルおよび前記第2セルの両方に対する、前記多重接続セッションの複数の前記ダウンリンク・データ・ユニットのコピーの、前記多重接続エンティティによる送信を制御させる、 装置。

说明书全文

本明細書は、通信に関する。

通信システムは、固定または移動体通信デバイスなどの2つ以上のノードまたはデバイス間の通信を可能にする設備であることができる。信号は、有線または無線キャリヤ上で搬送される可能性がある。

セルラー通信システムの一例は、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)によって規格化されているアーキテクチャである。この分野における最近の開発は、多くの場合、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)無線アクセス技術のロング・ターム・エボリューション(UTE)と呼ばれる。E−UTRA(進化型UMTS地上無線アクセス)は、移動体ネットワークのための3GPPのロング・ターム・エボリュション(LTE)アップグレード・パスのエアー・インターフェースである。LTEにおいては、エンハンスト・ノードB(eNB)と呼ばれる基地局が、カバレッジ・エリアまたはセル内部の無線アクセスを提供する。LTEにおいて、移動体デバイスまたは移動局は、ユーザー機器(UE)と呼ばれる。LTEは、多くの改善または開発を含めてきた。

一例示的実装によると、方法は、ユーザー・デバイスにより無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立するステップであって、多重接続セッションが、ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続およびユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続は独立しており、多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが第1のセルおよび第2のセルの両方により受信される、ステップと、多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を第1のセルから受信する要求のユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御するステップと、多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を第2のセルから受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するステップであって、第1のデータ・ユニット群が第2のデータ・ユニット群と異なっている、ステップと、を含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、少なくとも1つのプロセッサとコンピュータ命令を含む少なくとも1つのメモリとを含むことができ、このコンピュータ命令は、少なくとも1つのプロセッサにより実行されたとき、装置に、ユーザー・デバイスにより無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立させ、多重接続セッションは、ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続およびユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続は独立しており、多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットは第1のセルおよび第2のセルの両方により受信され、多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を受信する要求のユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御させ、多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御させ、第1のデータ・ユニット群は第2のデータ・ユニット群と異なっている。

別の例示的実装によると、コンピュータ・プログラム・プロダクトは、コンピュータ可読記憶媒体を含み、実行可能なコードを記憶し、2つの実行可能なコードは、少なくとも1つのデータ処理装置によって実行されたとき、少なくとも1つのデータ処理装置に、ユーザー・デバイスにより無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立するステップであって、多重接続セッションが、ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続およびユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続は独立しており、多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが第1のセルおよび第2のセルの両方により受信される、ステップと、多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を第1のセルから受信する要求のユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御するステップと、多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を第2のセルから受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するステップであって、第1のデータ・ユニット群が第2のデータ・ユニット群と異なっている、ステップと、を含む方法を実施させるように構成されている。

一例示的実装によると、装置は、ユーザー・デバイスにより無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立するための手段であって、多重接続セッションが、ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続およびユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続は独立しており、多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが第1のセルおよび第2のセルの両方により受信される、手段と、多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を第1のセルから受信する要求のユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御するため手段と、多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を第2のセルから受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するための手段であって、第1のデータ・ユニット群が第2のデータ・ユニット群と異なっている手段と、を含むことができる。

別の例示的実装によると、方法は、コア・ネットワークの多重接続エンティティにより、無線ネットワーク内で多重接続エンティティとユーザー・デバイス間の多重接続セッションを確立するステップであって、多重接続セッションが、少なくとも第1のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続エンティティとの間の第1の接続、および第2のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続セッションとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続とは独立している、ステップと、多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットの多重接続エンティティによる受信を制御するステップと、多重接続セッションの各ダウンリンク・データ・ユニットのための多重接続セッション・シーケンス数を、多重接続エンティティにより提供するステップと、第1のセルおよび第2のセルの両方に対する多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットのコピーの多重接続エンティティによる送信を行うステップと、を含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、少なくとも1つのプロセッサとコンピュータ命令を含む少なくとも1つのメモリとを含むことができ、このコンピュータ命令は、少なくとも1つのプロセッサにより実行されたとき装置に、無線ネットワーク内でコア・ネットワークの多重接続エンティティとユーザー・デバイスとの間で多重接続セッションをコア・ネットワークの多重接続エンティティにより確立させ、多重接続セッションは少なくとも、第1のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続エンティティとの間の第1の接続および第2のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続セッションとの間の第2の接続を含み、第1の接続と第2の接続は独立しており、多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットの、多重接続エンティティによる受信を制御させ、多重接続セッションの各ダウンリンク・データ・ユニットのための多重接続セッション・シーケンス数を、多重接続エンティティにより提供させ、第1のセルおよび第2のセルの両方に対する、多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットのコピーの、多重接続エンティティによる送信を制御させる。

別の例示的実装によると、コンピュータ・プログラム・プロダクトは、コンピュータ可読記憶媒体を含み、実行可能なコードを記憶し、この実行可能なコードは、少なくとも1つのデータ処理装置によって実行されたとき、この少なくとも1つのデータ処理装置に、無線ネットワーク内で多重接続エンティティとユーザー・デバイスとの間で多重接続セッションをコア・ネットワークの多重接続エンティティにより確立するステップであって、該多重接続セッションが少なくとも、第1のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続エンティティとの間の第1の接続および第2のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続セッションとの間の第2の接続を含み、第1の接続と第2の接続は独立している、ステップと、多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットの、多重接続エンティティによる受信を制御するステップと、多重接続セッションの各ダウンリンク・データ・ユニットのための多重接続セッション・シーケンス数を、多重接続エンティティにより提供するステップと、第1のセルおよび第2のセルの両方に対する、多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットのコピーの、多重接続エンティティによる送信を行うステップと、を含む方法を実施させるように構成されている。

別の例示的実装によると、装置は、無線ネットワーク内でコア・ネットワークの多重接続エンティティとユーザー・デバイスとの間で多重接続セッションをコア・ネットワークの多重接続エンティティにより確立するための手段であって、多重接続セッションは少なくとも、第1のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続エンティティとの間の第1の接続および第2のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続セッションとの間の第2の接続を含み、第1の接続と第2の接続は独立している手段と、多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットの、多重接続エンティティによる受信を制御する手段と、多重接続セッションの各ダウンリンク・データ・ユニットのための多重接続セッション・シーケンス数を、多重接続エンティティにより提供する手段と、第1のセルおよび第2のセルの両方に対する、多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットのコピーの、多重接続エンティティによる送信を行う手段と、を含むことができる。

1つ以上の実装例の詳細は、添付図面および以下の説明中に論述されている。他の特徴は、明細書および図面ならびに特許請求の範囲から明らかになるものである。

一例示的実装に係る無線ネットワーク130のブロック図である。

ユーザー・デバイスおよびこのユーザー・デバイスのために多重接続性を提供することのできるコア・ネットワークの一例示的実装を示す図式である。

一例示的実装に係るユーザー・デバイスの動作を示す流れ図である。

一例示的実装に係るコア・ネットワークにおける多重接続アンカーの動作を示す流れ図である。

一例示的実装に係る無線局(例えばBSまたはユーザー・デバイス)のブロック図である。

図1は、一例示的実装に係る無線ネットワーク130のブロック図である。図1の無線ネットワーク130において、ユーザー機器(UE)とも呼ばれることのあるユーザー・デバイス131、132、133および135は、同様にエンハンスト・ノードB(eNB)とも呼ばれることのある基本局(BS)134と接続される(およびこれと通信状態にある)ことができる。基地局または(e)Node Bの機能性の少なくとも一部分は、同様に、遠隔無線ヘッドなどの、送受信機に作動的に結合させることのできる任意のノード、サーバーまたはホストによっても実施可能である。BS134は、ユーザー・デバイス131、132、133および135までを含めた1つのセル136の内部の無線カバレッジを提供する。BS134に接続または取付けされているものとして示されているユーザー・デバイスは4つだけであるが、任意の数のユーザー・デバイスを提供することができる。BS134は同様に、S1インターフェース151を介してコア・ネットワーク150にも接続される。これは単に、無線ネットワークの一例にすぎず、他の無線ネットワークも使用することができる。

ユーザー・デバイス(ユーザー端末、ユーザー機器(UE))は、非限定的に、例えば移動局、モバイル・フォン、セル・フォン、スマートホン、携帯端末(PDA)、ハンドセット、ワイヤレス・モデムを使用するデバイス(アラームまたは測定デバイスなど)、ラップトップおよび/またはタッチ・スクリーン・コンピュータ、タブレット、ファブレット、ゲーム機、ノートブック型パソコン、およびマルチメディア・デバイスなどのタイプのデバイスを含む、加入者識別モジュール(SIM)を用いてまたは用いずに動作する無線移動体通信デバイスを含めた携帯型計算デバイスを意味することができる。ユーザー・デバイスは同様に、ネットワークに画像またはビデオ・クリップをロードするカメラまたはビデオ・カメラを一例とする、ほぼ排他的にアップリンク専用のデバイスでもあることができるという点を認識すべきである。

(一例として)LTEでは、コア・ネットワーク150は、BS間でのユーザー・デバイスの移動性/ハンドオーバーを処理するかまたは補助することのできる移動性管理エンティティ(MME)、BSとパケット・データ・ネットワークまたはインターネットとの間でデータまたは制御信号を転送できる1つ以上のゲートウェイ、および他の制御機能またはブロックを含むことのできる進化型パケット・コア(EPC)とも呼ぶことができる。

図2は、ユーザー・デバイスおよびこのユーザー・デバイスのために、多重接続性(例えば2重接続性)を提供することのできるコア・ネットワークの一例示的実装を示す図式である。一例示的実装によると、多重接続性(またはマルチコネクティビティ)は、独立した無線接続を含めた2つ以上の独立接続を介してユーザー・デバイス131とコア・ネットワーク150との間でデータが通信される多重接続(MC)セッションとして提供可能である。同様に、一例示的実装によると、MCセッションの各接続(または複数の接続)は、異なるセルを介して、ユーザー・デバイス131とコア・ネットワーク150との間で提供可能である。

図2を参照すると、例示的ユーザー・デバイス131は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの形で実装できる少なくとも1つの無線プロトコル・スタック212を含むことができる。一実施例実装によると、プロトコル・スタックは論理、および/またはプロトコル・スタックの各エンティティのための機能または動作を行うためにプロセッサによって実行されるコンピュータ命令を含むことができる。ユーザー・デバイス131のための一例示的プロトコル・スタック212は、例えば、多重接続(MC)エンティティ250、パケット・データ圧縮プロトコル(PDCP)エンティティ240、無線リンク制御(RLC)エンティティ242、メディア・アクセス制御(MAC)エンティティ244、物理層(PHY)エンティティ246、および無線リソース制御(RRC)エンティティ248を含むことができる。

PDCPエンティティ240は、例えば、サイファリング(データの暗号化および復号)およびヘッダー圧縮−解凍を行うことができる。RLCエンティティ242は、例えばセグメンテーション/コンカテネーション、エラー検出および訂正、データ再伝送、重複検出、および上位層への順序通りのデータ配送を行うことができる。一例示的実装によると、1つの論理チャネルに対応する1つのRLCが存在することができる。MACエンティティ244は、論理チャネルの多重化(1つ以上の論理チャネルが存在できる場合)、ハイブリッドARQ(HARQ)再伝送(ARQは自動反復要求を意味し得る)、帯域内制御シグナリングのために使用されるMAC制御要素(MAC CE)の挿入、および他のMAC関連機能を行う。PHYエンティティ246は、コーディング/デコーディング、変調/復調、マルチ・アンテナ・マッピング、および他の物理層機能を処理するかまたは行う。ユーザー・デバイス内部の多数のRLCエンティティは、1つのMACエンティティ244および1つのPHYエンティティ246を共用することができる。RRCエンティティ248は、無線アクセス・ネットワーク(RAN)に関連する多くの機能またはプロシージャの処理を担うことができる。

再びユーザー・デバイス131の例示的無線プロトコル・スタック212に言及すると、MCエンティティ250は例えば、ユーザー・デバイス131とコア・ネットワーク150との間に確立することのできる1つ以上の多重接続(MC)セッションの確立、管理および/または制御と結びついたユーザー・デバイス機能を行うことができる。指摘した通り、多重接続セッションは、2つ以上の独立した無線接続を含む2つ以上の独立接続を介してユーザー・デバイス210とコア・ネットワーク150との間でデータが通信されるセッションを含むことができる。MCセッション内で伝送されるデータは、ユーザー・デバイス131上でラン中の1つのアプリケーションのためのものであることができ、またはユーザー・デバイス上でラン中の多数のアプリケーションのためのデータ(例えば音声データ、テキスト/メッセージングアプリケーションからのテキスト・データ、ウェブ・ブラウザからのデータなど)を含むことができる。

一例示的実装によると、ユーザー・デバイス131は、各々の独立した接続または各々の独立した無線接続のための無線プロトコル・スタック212を含むことができる。同様に、1つのMCエンティティ250を、MCセッションのための多重接続間で共用することもできる。MCセッションのための多数の独立した無線接続を、同じ無線アクセス技術(RAT)のために、または異なるRAT(例えばLTE、無線LAN/WLAN、3G、EDGE...)内で提供することができる。いくつかの事例においては、無線接続が同じRAT用であるMCセッションのために、多数の独立した無線接続の間で、MACエンティティ244およびPHYエンティティ246を共用することができる。

図2の例示的実施例で示されているように、例えば、BS134により提供されるセル136およびBS144により提供されるセル146を介することを含め、複数のセルを介してコア・ネットワーク150に対してユーザー・デバイス131を結合することができる。この例では、図2には、例えば、矢印270により示されているように、ユーザー・デバイス131がセル156/BS154に向かって移動するにつれてのセル146からセル156へのハンドオーバー(またはセル再選択)をユーザー・デバイス131が行えるようにするため、BS156により提供されるセル156である第3のセルも示されている。ユーザー・デバイス131が第1のセルから第2のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択を行う決断は、ユーザー・デバイス131またはコア・ネットワーク150のいずれかによって確定することができる。

こうして、図2に示されているこの実施例においては、2つの独立した接続を介してユーザー・デバイス131をコア・ネットワーク150に結合することができ、ここで各接続は、ユーザー・デバイス131とセルの間の独立した無線接続、およびセルとコア・ネットワーク150の間のバックホール接続を含むことができる。例えば、図2に示されているように、無線接続260Aおよびバックホール接続260Bを含みセル146を介して提供される接続260ならびに無線接続262Aおよびバックホール接続262Bを含みセル136を介して提供される接続262を含めた多数の接続をユーザー・デバイス131とコア・ネットワーク150との間に含むMCセッションを確立することができる。この例示的実施例において、MCセッションは、接続を2つしか含んでいないが、MCセッションの一部として任意の数の接続を提供することができる。

無線接続260Aおよび262Aは、その各々がユーザー・デバイス131またはコア・ネットワーク150によって別個に管理されていることから、独立した無線接続であるとみなすことができ、MCセッションの無線接続のいずれかの不具合(または破断)または切断が、このMCセッションの他のいずれかの無線接続の不具合または切断をひき起こす(またはそのような結果をもたらす)ことはない。したがって、例えば、独立した無線接続として、無線接続260Aの不具合または切断が、無線接続262Aに不具合または切断をひき起こすことはなく、無線接続262Aの不具合または切断が、無線接続260Aに不具合または切断をひき起こすこともない。これは、一次セル(Pcell)を介して確立された接続の不具合または切断が、二次セル(Scell)を介して確立された接続の切断をひき起こす、PcellおよびScellの使用と対照的である。

一例示的実装によると、(例えば独立した無線接続を含む)独立した接続に起因して、MCセッションの1つの接続の不具合または切断が発生した場合、例えばユーザー・デバイスがMCセッションのためにこの不具合/切断の発生した接続に置換するように新しい接続を再確立している間、このMCセッションについてのデータの全てを、MCセッションの残りの他の接続/セルを介してユーザー・デバイス131とコア・ネットワーク150との間で通信させることができる。同様にして、ユーザー・デバイスがMCセッションの1つの接続についてのハンドオーバーを行う場合、例えば新しい接続が確立されMCセッションに加えられるまで、このようなハンドオーバープロシージャの間、MCセッションの1つ以上の他の接続/セルを介して、MCセッションについてのデータを全て通信することができる。このようにして、例示的実装の1つ以上は、改善された接続ロバスト性を提供する上で一助となることができ、ユーザー・デバイスにとっての中断の無い無線サービスという結果がもたらされる確率は高くなる可能性がある。

同様に、一例示的実装によると、例えばハンドオーバーまたはセル再選択のためのメッセージおよびリソース・スケジューリング・メッセージなどの、例えば接続管理のためのいくつかの制御信号/メッセージを、典型的には、1つのMCセッション内の各接続またはセルのために別個に送信することができる。すなわち、各接続のための少なくともいくつかの制御メッセージは、それぞれの接続上で通信される。例えば、一例示的実装によると、ユーザー・デバイスとの最初の接続を提供するBSは、ユーザー・デバイスに対する最初の接続上でこの最初の接続についての伝送スケジュールを送信することができる。同様にして、最初の接続についてのハンドオーバーメッセージおよび/またはセル再選択メッセージを、この最初の接続を介してユーザー・デバイスと基地局との間で送信することができる。

図2を参照すると、コア・ネットワーク150は、例えば、ユーザー・デバイス131とコア・ネットワーク150の間に確立できるMCセッション用など、1つ以上の多重接続(MC)セッションの確立、管理および/または制御に結びついたコア・ネットワーク機能を行うことのできる多重接続(MC)アンカー252を含むことができる。

一例示的実装によると、例えば1つのMCセッション内の多重接続/セル間で全てのデータ・ユニットについて共通のデータ・ユニットシーケンス番号セットを適用または使用できるようにするために、PDCPエンティティより上の層またはエンティティにおいてデータ・ユニット(またはパケット)ナンバリングを提供することができる。例えば、ユーザー・デバイス131に向かうダウンリンク方向において、MCアンカー252は、MCセッションのためのデータ・パケット(またはデータ・ユニット)を受信し、MCセッション・シーケンス番号を各データ・ユニットに提供または追加し、データ・ユニットの各々を(MCセッションの多数のセル/BSに対する伝送のために)複製し、このMCセッションのためにユーザー・デバイスに対する接続を提供する各セルまたはBSに対してMCセッションのための全てのデータ・ユニットを転送または送信することができる。MCセッションのためのアップリンク方向(ユーザー・デバイスからコア・ネットワークへのデータ)では、MCアンカー252は、MCセッションのためにセルの各々から1つ以上のデータ・ユニットを受信することができ(ただし、例示的実装において、典型的には、多数のセルから同じデータ・ユニットを受信しない)、各MCセッションデータ・ユニットについてのMCセッション・シーケンス番号に基づいて必要に応じて受信済みデータ・ユニットの順序変更を行うことができ、次に、インターネットまたは他のデータネットワークを介してデータ・ユニットを転送することができる。

例示的実装において、MCセッションの一部である各セル(またはこのセルを提供するBS)(またはこのMCセッションの接続を提供する各セル/BS)は、MCアンカー252からのMCセッションの全てのダウンリンク・データ・ユニットを受信し記憶することができる。したがって、例示的実装によると、MCセッションについての重複データ・ストリームが、MCアンカー252からMCセッションの各BS/セルまで(または各接続を介して)、例えばBS144/セル146の両方およびBS134/セル136まで、伝送され得る。例示的実装において、ユーザー・デバイス131は、セルからMCセッションの1つ以上のデータ・ユニット(またはデータ・ユニット群)を受信するよう要求するデータ要求を、MCセッションの各セル/BSに対し送信することができる。ユーザー・デバイス131は、典型的には、MCセッションの各BS/セル/接続からMCセッションの異なるデータ・ユニットを要求(および受信)することができるものの、MCセッションのBS/セルの各々に対しデータ・ユニットを受信する要求を送信することができる。こうして、一例示的実装によると、ユーザー・デバイス131は、MCセッションの各セル/BS/接続から異なるデータ・ユニット群を要求し受信することができる。例えば、ユーザー・デバイス131はセル146/BS144に対し、MCセッションについて(例えばMCセッション・シーケンス番号に基づき)奇数番号付番された全てのデータ・ユニットをセル146から受信する要求を送信することができ、かつユーザー・デバイス131はセル146/BS144に対し、MCセッションについて(例えばMCセッション・シーケンス番号に基づき)偶数番号付番された全てのデータ・ユニットをセル136から受信する要求を送信することができる。これは単なる一例であり、ユーザー・デバイス131は、MCセッションのセルから、任意のデータ・ユニットを要求することができる。

一例示的実装によると、MCセッションの各セルは、そのセルにより伝送されるべきデータ・ユニットならびにMCセッションの他のセルにより伝送される(または伝送のためユーザー・デバイスによって要求される)べき他のデータ・ユニットを含めたMCセッションの全てのデータ・ユニットまたはパケットを受信することができる。したがって、例示的実装によると、(MCセッションの全てのデータ・ユニットを含む)重複するダウンリンクデータ・ストリームが、MCアンカー252により、MCセッションの(またはMCセッションに割当てられた)全てのセルに対し送信され得る。同様に、一例示的実装によると、ユーザー・デバイス131は、例えばMCセッションの全てのダウンリンク・データ・ユニットがMCセッションのセル/BSの各々により受信および記憶可能であることから、ユーザー・デバイス131は、MCセッションのセル/BS/接続のいずれからでも任意のデータ・ユニットを要求することができる。これにより、例えば、異なるタイプのトラヒック(例えばデータ、音声)を異なる接続/セル上で送信できる場合、または、MCセッションを用いて各アプリケーションにより要求されるサービスの質、各無線接続のチャネル品質(例えばパケット・エラー・レート、受信済み信号強度)などの1つ以上の基準に基づいて、MCセッションの接続/セルの1つ以上に対しトラヒックを割振ることができる場合、例えばユーザー・デバイスに対するMCセッションのダウンリンクトラヒック(データ・ユニット)のスプリッティングが可能となる場合がある。例えば、ユーザー・デバイスは、各接続の信号強度を測定することができ、より大きい信号強度またはより低いエラー・レートなどを有する接続/セルから受信されるべきMCセッションのデータ・ユニットをより多く(またはより大きい百分率で)要求でき、例えばより低い信号強度またはより高いエラー・レートを有する接続/セルを介して受信すべきMCセッションのデータ・ユニットをより少なくまたはより小数だけ要求することができる。

1つ以上のデータ・ユニットの受信に応答して、ユーザー・デバイス131は、データ・ユニットの1つ以上の受信を確認するため1つ以上の肯定応答をMCセッションの1つ以上のセルに送信することができる。肯定応答の通信のためには、さまざまな技術または実装を使用することができる。例えば、ユーザー・デバイス131は、セル146から受信したデータ・ユニットおよびMCセッションの他のセル(例えばセル136)から受信したデータ・ユニットの両方を受信確認する肯定応答をセル146に送信することができる。こうして、ユーザー・デバイス131が、MCセッションのためにセル146から奇数番号付番された全てのデータ・ユニット(例えば)を受信し、セル136から偶数番号付番された全てのデータ・ユニットを受信する場合には、一例示的実装によると、ユーザー・デバイス131は、奇数番号および偶数番号付番されたデータ・ユニットの両方の受信を確認する肯定応答を両方のセル146および136に送信できる。このようにして、(異なるセルから受信したデータ・ユニットを含む)任意の受信済みデータ・ユニットについてMCセッションの各セルに通知することによって、セルは、ユーザー・デバイス131により受信された任意のデータ・ユニットを廃棄または消去することができる。肯定応答は、受信するセルによって伝送されるデータ・ユニットのみを受信確認する第1の肯定応答、および他のセルにより受信されたデータ・ユニットを受信確認する第2の(別個の)肯定応答(クロスセル肯定応答)として提供可能である。または、代替的に、MCセッションの全てのセルからのデータ・ユニットについての肯定応答を組合わせることができる。同様に、ユーザー・デバイス131からセルに送信された肯定応答は、セルに対して送信されたデータ要求上へピギーバックされ得る。例えば、セル146から1つ以上のデータ・ユニットを受信するためにユーザー・デバイス131によりセル146に送信された要求は同様に、ユーザー・デバイス131が(セル146またはセル136のいずれかから受信した)1つ以上の他のデータ・ユニットを受信したことを確認するピギーバックされた肯定応答を含むことができる。

別の例示的実装において、ユーザー・デバイス131は、各セルに対し、このようなセルから受信した(例えば唯一の)データを受信確認するために肯定応答を送信することができ、次に各セルは、(例えばユーザー・デバイス131からセルにより受信された肯定応答に基づいて)ユーザー・デバイスによってすでに受信されているデータ・ユニットを識別するためのメッセージを(例えばX2インターフェースまたはBS−BSインターフェースを介して)MCセッションの他のセル/BSに送信できる。したがって、クロスセル肯定応答(例えば他のセルからのデータ・ユニットの受信を確認する)が、ユーザー・デバイス131によってかまたはセルの1つ以上によって、例えばBS−BS(またはセル−セル)インターフェースまたは通信リンクを介して通信され得る。

ここで、ユーザー・デバイス131、MCセッションの(またはMCセッションに割当てられた)基地局(BS)、およびMCアンカーの動作に関して、いくつかの例示的実施例を説明する。図2を参照すると、ユーザー・デバイス131は例えば、最初にセル146/BS144を介してコア・ネットワーク150に対する接続260を確立することができ、次に、セル136/BS134を介してコア・ネットワーク150に対する接続262を確立することができる。ユーザー・デバイス131には、セル146および136各々の内部でユーザー・デバイスを識別できるID(または識別子)を割当てることができる。こうして、この実施例において、ユーザー・デバイス131は、2つの識別子を含むことができる。ユーザー・デバイス131は、MCアンカー252が例えば2つの識別された接続260、262を介してかまたは2つの識別されたセル146および136を介して、ユーザー・デバイス131とコア・ネットワーク150の間にMCセッションを確立またはセットアップすることを要求するため、接続260または262の一方(または両方)を介して(またはセル146または136を介して)MCアンカー252に対して多重接続(MC)セッション・セットアップ要求メッセージを送信することができる。

一例示的実装によると、MCセッション・セットアップ要求メッセージは、1つ以上のフィールド、例えばMCセッション・セットアップ要求、MCセッションに追加(またはMCセッション内に内含)すべきセル146および136を識別するためのセルID、および/またはセル136および146の各々のためのまたは各セル内部のユーザー・デバイスを識別するユーザー・デバイス識別子(例えば移動局IDまたはMSID)を標示するフィールドなどを含むことができる。MCセッションを確立した後、MCアンカー152は、MCセッションが確立されたことを標示するMCセッション・セットアップ応答メッセージをユーザー・デバイス131に対して、接続260、262の1つ以上(または両方)を介して送信できる。ユーザー・デバイス131に向けられるようにアドレス指定されたダウンリンク・データ・ユニットについては、MCアンカー152は、MCセッション・シーケンス番号(例えばPDCP層の上)を各データ・ユニットに追加し、次に、重複したデータ・ユニット(重複データ・ストリーム)をMCセッションの(またはMCセッションに割当てられた)セル/接続(セル146/BS144、およびセル136/BS134)に対して送信することができる。

ユーザー・デバイス131は、ユーザー・デバイス131がセル/BSから受信するよう要求しているMCセッションの1つ以上のデータ・ユニット(またはデータ・ユニット群)を識別するためのメッセージを、MCセッションのセル(セル136/BS134およびセル146/BS144)の各々に送信することができる。代替的には、コア・ネットワーク150は、MCセッションのどのデータ・ユニットまたはデータ・ユニットのどの部分または百分率をユーザー・デバイス131に送信すべきかを決定でき、それをMCセッションの各BS/セルに通知することができる。

ユーザー・デバイス131またはコア・ネットワークは、MCセッションのセル/BSの各々に対して(またはそれらから)どのデータ・ユニットまたはデータ・ユニットのどの部分を割振る(または送信する)べきか、を決定するために、例えば接続/セル間での等しいトラヒック負荷の平衡化、各接続のチャネル品質または無線経路状態(例えば受信された信号強度またはエラー・レート)に基づいてセルまたは接続間にトラヒックを割振ること、各セルまたはBS上のトラヒック負荷、各データ・ユニットまたはMCセッション内に含まれる異なるタイプのトラヒックの優先順、などのさまざまな基準またはアプローチを使用または考慮することができる。ユーザー・デバイス131は、上述のように、セル136および146に対し肯定応答を送信できる。クロスセル肯定応答(例えば、MCセッションの別のセルから受信したデータ・ユニットの受信について、セルに受信確認するもの)は、セルに対しユーザー・デバイス131により直接送信され得るか、または、例えばMCセッションの他のセルに対してデータ・ユニットを伝送したセル/BSによって転送される可能性がある。

アップリンク方向では、ユーザー・デバイス131は、各データ・ユニットにMCセッション・シーケンス番号を追加することができ、MCセッションの各データ・ユニットをMCセッションのセルの1つに転送することができる。例えば、多重接続/セル間で平衡化する、チャネル品質または無線経路状態などに基づいて多重接続/セルの間でトラヒックを割振る、トラヒック負荷に基づいてMCセッションについて2つ以上の接続/セル間でアップリンクデータ・ユニットをいかに割振るかを決定するために、ユーザー・デバイス131は同じまたは類似の状態を使用する。

したがって、一例示的実装によると、ダウンリンク方向では、MCセッションの各セルまたはBSは、MCセッションの両方/全てのセル/BSに対して送信されたデータ・ユニットが共通のシーケンス番号付けシステムを使用または提供し、MCセッションの1つのセル/BSのみが各データ・ユニットをユーザー・デバイス131に送信または伝送する(例えばユーザー・デバイスからの要求に基づくか、またはコア・ネットワークからの命令に基づく)MCアンカー152から全てのデータ・ユニットまたは重複するデータ・ストリームを受信することができる。しかしながら、いくつかの事例においては、セル/BSは、別のセル/BSからユーザー・デバイス131によって首尾よく受信/デコードされなかったデータ・ユニットを再伝送するように要求を受ける場合がある。一例示的実装によると、アップリンク方向において、ユーザー・デバイス131は、各データ・ユニットに対しMCセッション・シーケンス番号を追加し、次に各データ・ユニットをMCセッションのセル/BSの1つに伝送または送信することができる。こうして、一例示的実装によると、MCセッションの重複したデータ・ストリーム(または全てのデータ・ユニット)が、MCセッションのアップリンクデータについてではなくダウンリンクデータについてMCセッションの全てのセルに対してMCアンカー252から提供される。

図2を参照すると、ユーザー・デバイス131は、矢印270によって示されているように、セル146から離れてセル156に向かって移動することができる。ユーザー・デバイス131が移動するにつれて、例えば、ユーザー・デバイス131は、セル146からユーザー・デバイス131への伝送がセル136に割当てられるかまたは再度割振られる(またはセル136または他のセルからユーザー・デバイス131までの伝送のために再割当てまたは再割振りされる)ようにスケジューリング(または要求)されたMCセッションの1つ以上のデータ・ユニットをユーザー・デバイス131に再割振りさせることのできるセル146に関する複数の状態を検出することができる。例えば、ユーザー・デバイス131は、次の状態の1つ以上を検出することができる:無線接続260Aの無線リンクの不具合(または、無線接続260Aの不具合の検出)、(セル146と結びついた)無線接続260Aのための無線信号の信号品質(例えば受信信号強度)が閾値よりも低いことの検出、セル146により送信/伝送された1つ以上のデータ・ユニットが(例えば信号干渉に起因して)ユーザー・デバイス131によってデコードされなかったことの検出、セル146に関するハンドオーバー状態の検出(例えば、セル156からの信号の受信信号強度がセル146からの受信信号強度よりも大きく、ユーザー・デバイス131に対し、セル146からセル156へとハンドオーバーを行うことができるまたは行うべきであることが標示されている)(この場合、このようなハンドオーバー状態は、コア・ネットワーク150に報告されて、ユーザー・デバイスのためにコア・ネットワーク150がハンドオーバーの決断を下すことができるようにする可能性があるか、またはユーザー・デバイス31は、独自のハンドオーバーの決断を下すことができる)、セル146からセル156への接続260のハンドオーバーを行うことのユーザー・デバイス131またはコア・ネットワーク150による決断、および/または他の状態または状況の検出。これらは単に一例にすぎず、セル146から1つ以上の他のセル、例えばセル136または他のセルへの1つ以上のデータ・ユニットの伝送を再割振りまたは再割当てするためにユーザー・デバイスをトリガーするかまたはユーザー・デバイスにこれをさせるために、他の状態または状況を使用することができる。

上述の例示的状態の1つ以上をユーザー・デバイス131が検出したことに応答して、ユーザー・デバイス131は、例えばセル146から要求されたもののユーザー・デバイス131によりまだ受信/デコードされていないデータ・ユニットを含む可能性のある、1つ以上要求されてはいるものの欠如しているデータ・ユニットを識別することができる。ユーザー・デバイス131は、(一例としての)上述の状態の1つ以上の検出に応答して、MCセッションの欠如しているデータ・ユニットの1つ以上(または全て)をユーザー・デバイス131に送信/伝送するようセル136に要求する再割振りメッセージをセル136/BS134に送信することができる。ここで、MCセッションのこのような欠如しているデータ・ユニットの受信の肯定応答は、このような欠如しているデータ・ユニットがユーザー・デバイス131によってまだ受信されていないことを理由として、セル136に対しまだ送信されていなかったと考えられるという点に留意されたい。したがって、一例示的実装によると、セル136/BS134は、MCセッションの1つ以上の欠如データ・ユニットをバッファまたはメモリ内に今でも記憶しているはずであり、その場合、ユーザー・デバイス131からの要求があった時点でセル136からユーザー・デバイス131に対してこれらを伝送することができる。例えば、ユーザー・デバイス131が当初、奇数付番されたデータ・ユニットをセル146/BS144から要求し、最後に受信確認された奇数付番されたデータ・ユニットがシーケンス番号であった場合には、上述の状態の1つを検出した時点で、ユーザー・デバイス131は、奇数付番されたデータ・ユニットも送信する要求またはデータ・ユニット237、239、241(次の奇数付番されたデータ・ユニット)などを送信する要求を、セル136/BS134に送信することができる。代替的には、ユーザー・デバイス131は単に、例えば、ユーザー・デバイス131に対してMCセッションの全てのデータ・ユニット(偶数付番されたデータ・ユニットだけでなく)を送信する要求をセル136/BS134に送信することができ、これが、ユーザー・デバイス131に対する伝送のために予めスケジューリングされたまたはセルに割振られたMCセッションの任意の欠如データ・ユニットまたは次の順番の奇数付番データ・ユニットをセル136/BS134に送信させると考えられる。

一例として、セル146により送信/伝送された1つ以上のデータ・ユニットがユーザー・デバイス131によりデコードされなかったことの検出に応答して、ユーザー・デバイスは、ユーザー・デバイスにより受信またはデコードされなかった1つ以上のデータ・ユニットを送信する要求をMCセッションの他のセル(セル136/BS134)に送信することができる。ユーザー・デバイス131は、接続260が信頼できないことを(例えば、検出された状態または1つ以上のデータ・ユニットのデューディングの不具合に基づいて)仮定できることから、同様に、概してセル146からの伝送のために要求された1つ以上の追加のデータ・ユニット、例えば奇数付番されたデータ・ユニットを要求するメッセージをセル136/BS134に送信することもできる。したがって、ユーザー・デバイス131は、接続260Aを介してセル146からユーザー・デバイス131を切断する要求をセル146に送信することができる。同様に、ユーザー・デバイス131は、随時、接続アッド・メッセージ(MCアンカー151に対し、MCセッションへの接続を追加することを要求する)および/または接続ドロップ・メッセージ(MCアンカー252に対し、MCセッションから接続をドロップすることを要求する)を、MCアンカー252に送信することができる。こうして、この実施例において、ユーザー・デバイス131は、検出された状態に基づいて、MCセッションから接続260/セル146をドロップすることをMCアンカーに要求する接続ドロップ・メッセージを、MCアンカー252に送信することができる。この接続ドロップ・メッセージに基づいて、MCアンカー252は接続260をドロップし、例えばセル146/BS144に対するMCセッションのためのデータ・ユニットの送信をMCアンカー252に中止させる(またはそれ以上送信させないようにする)ことができる。このような実施例においては、接続260/セル146はMCセッションからドロップまたは削除されていることから、MCアンカー252は、(少なくとも一時的に)MCセッションのためのダウンリンク・データ・ユニットをセル136/BS134に対してのみ送信することができる。

いくつかの地点で、ユーザー・デバイス131は、セル156/BS154を介してコア・ネットワーク150に対する接続264(無線接続264Aおよびバックホール接続264Bを含む)を確立することができる。ユーザー・デバイスは、例えば、次に、MCセッションに対し接続264/セル156/BS154を追加するようMCアンカー252に要求するための接続アッド・メッセージをMCアンカー252に送信することができる。MCアンカー252は、次にセル136および(新たに追加された)セル156の両方にMCセッションのためのデータ・ユニットのコピーを送信することができる。接続264がMCセッションに追加されたことを確認する応答を受信した後、ユーザー・デバイス131は、MCセッションの1つ以上のデータ・ユニットを受信すること、例えばメッセージ内で提供され得る特定のシーケンス番号で始まるMCセッションの奇数付番されたデータ・ユニットを受信することを要求するメッセージをセル156/BS154に送信することができる。ユーザー・デバイス131は同様に、特定のシーケンス番号を有するデータ・ユニットのみ、例えば偶数付番されたシーケンス番号を有するデータ・ユニットのみを要求する(進める)メッセージを、セル136/BS134に送信することもできる。このようにして、MCセッションは、(独立した無線接続260A、262Aおよび264Aを含む)独立した接続260、262および264の2つ以上を含むことができ、たとえ接続の1つの中に無線リンクの不具合または他の問題が発生しても、ユーザー・デバイス131に対し、中断されない無線サービスを提供することができる。したがって、例示的実施例においては、接続260Aで無線リンクの不具合または他の問題が検出された後、例えば別の接続264を確立しMCセッションに追加できるまで、セル146/セル144によるユーザー・デバイス131に対する伝送のためにスケジューリングまたは割振られたMCセッションのデータ・ユニットを、MCセッションの1つ以上の残りの接続、例えば接続262/セル136/BS134に対して、再割当てまたは再割振りすることができる。これは、単なる一例示的実施例にすぎず、他の実装または実施例も使用可能である。したがって、例示的実装は、ユーザー・デバイスに対し無線サービスのロバスト性の改善を提供することができる。

別の例示的実装によると、ユーザー・デバイス131は、接続260A/セル146に関するハンドオーバー状態を検出し(例えば、セル156からの信号の受信信号強度がセル146からの受信信号強度よりも大きいことを決定すること、セル146からセル156へのハンドオーバーを行うことができるまたは行うべきであることをユーザー・デバイス131に対して標示することができる)、あるいは、ユーザー・デバイス131またはコア・ネットワーク150が、セル146からセル156への接続260のハンドオーバーを行う決断を下す。このような場合、セル146からセル156にハンドオーバーが行なわれている間、MCセッションの1つ以上のセルさらには残りの全てのセル(例えばこの例ではセル136)は、全てのデータ・ユニットを、ユーザー・デバイス131に伝送することができる。一例示的実装によると、セル136はすでに、受信されたものの未伝送である(例えば受信確認されていない)データ・ユニットの全てを記憶またはバッファリングしており、セル136は、セル146からセル156へのハンドオーバーが完了するまで、当初伝送のためセル146に割振られたデータ・ユニットの伝送を少なくとも一時的に処理できることを理由として、このハンドオーバーの一部として、未伝送のバッファリングされたパケット/データ・ユニットをセル146/BS144がセル136/BS134にまたはセル156/セル154に転送する必要はない。このようにして、ソース・セルからターゲット・セルへのハンドオーバーが完了する前にソース・セル(例えばセル146)からバッファリングされたパケットが到着するのを待つようにターゲット・セル(例えばセル156)に要求しないことにより、ハンドオーバーをより迅速に、またはより少ない遅延または待ち時間で行うことができる。

こうして、一例示的実装によると、多重接続セッションは、少なくとも2つの接続、例えば、第1のセルに対する第1の独立した無線接続および第2のセルに対する第2の独立した無線接続などを含むことができる。一例示的実装によると、ユーザー・デバイスは、第1のセルにより記憶され第1のセルからユーザー・デバイスへの配送のために利用可能である多重接続セッションの1つ以上のデータ・ユニットを識別する第1のメッセージを、第1のセルから受信することができる。ユーザー・デバイスは、同様に、第2のセルにより記憶され第2のセルからユーザー・デバイスへの配送のために利用可能である多重接続セッションの1つ以上のデータ・ユニットを識別する第2のメッセージを、第2のセルから受信できる。ユーザー・デバイスは、セルの各々から多重接続セッションのどのデータ・ユニットを受信すべきかを決定することができるが、各データ・ユニットは、典型的には、多重接続セッションのセル/接続の1つのみから伝送される。

さらに、ユーザー・デバイスは、例えば各無線接続のチャネル品質(例えば受信信号強度、エラー・レッド...)など、各接続に結びついたさまざまな状態を監視することができ、他のセルからの信号を監視することができる。ハンドオーバー状態は、(例えば第1のセルからの信号よりも強い第3のセルの受信信号を標示する)ユーザー・デバイスから報告され得、コア・ネットワークは、ユーザー・デバイスがハンドオーバーまたはセル再選択を行う決断または決定を行うことができる。一例示的実装において、ユーザー・デバイスは、いつおよびどのターゲット・セルに対してユーザー・デバイスが多重接続セッションの各セルまたは接続についてのハンドオーバーを行うかを決定することができる。

図3は、一例示的実装に係るユーザー・デバイスの動作を示す流れ図である。動作310は、ユーザー・デバイスにより無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立するステップを含み、多重接続セッションは、ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続およびユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続は独立しており、多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットは第1のセルおよび第2のセルの両方により受信される。動作320は、多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を第1のセルから受信する要求のユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御するステップを含む。そして、動作330は、多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を第2のセルから受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するステップを含み、第1のデータ・ユニット群は第2のデータ・ユニット群と異なっている。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、多重接続セッションのどのデータ・ユニットを第1のセルを介して受信すべきか、および多重接続セッションのどのデータ・ユニットを第2のセルを介して受信すべきかについての決定をユーザー・デバイスにより行うステップをさらに含むことができる。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、多重接続セッションのためのデータが第2のセルを介して通信されている間に、第1のセルから第3のセルへの第1の接続のハンドオーバーを行う決断をユーザー・デバイスにより下すステップをさらに含むことができる。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、多重接続セッションのためのデータが第3のセルを介して通信されている間に、第2のセルから第4のセルへの第2の接続のハンドオーバーを行う決断をユーザー・デバイスにより下すステップをさらに含むことができる。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、多重接続セッションのためのデータが第2のセルを介して通信されている間に、第1のセルから第3のセルへの第1の接続のハンドオーバーを行う決断をコア・ネットワークにより下すステップをさらに含むことができる。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、ユーザー・デバイスへの配送のために第1のセルにおいて利用可能である多重接続セッションの1つ以上のデータ・ユニットを識別する第1のメッセージの、第1のセルからの受信を制御するステップをさらに含むことができ、第1のデータ・ユニット群を受信する要求のユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御するステップは、第1のセルにおいて利用可能であるデータ・ユニットの1つ以上を受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御するステップを含む。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、ユーザー・デバイスへの配送のために第2のセルにおいて利用可能である多重接続セッションの1つ以上のデータ・ユニットを識別する第2のメッセージの、第2のセルからの受信を制御するステップをさらに含むことができ、第2のデータ・ユニット群を受信する要求のユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するステップは、第2のセルにおいて利用可能であるデータ・ユニットの1つ以上を受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するステップを含む。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、第1のセルおよび第1の接続を介したコア・ネットワークの多重接続エンティティからの第1のデータ・ユニット群の少なくともいくつかの、ユーザー・デバイスによる受信を制御するステップと、第2のセルおよび第2の接続を介した多重接続エンティティからの第2のデータ・ユニット群の少なくともいくつかの、ユーザー・デバイスによる受信を制御するステップと、受信データ・ユニットの1つ以上をユーザー・デバイスにより順序変更するステップと、をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、第1のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットおよび第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する肯定応答の、ユーザー・デバイスから第1のセルへの送信を制御するステップ、をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、肯定応答の送信を制御するステップは、第1のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する第1のメッセージの、ユーザー・デバイスから第1のセルへの送信を制御するステップと、第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する第2のメッセージの、ユーザー・デバイスから第1のセルへの送信を制御するステップとを含むことができる。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、第1のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットおよび第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する肯定応答の、ユーザー・デバイスから第2のセルへの送信を制御するステップをさらに含むことができる。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットをユーザー・デバイスが受信したことを確認する第1の肯定応答の、ユーザー・デバイスから第2のセルへの送信を制御するステップと、第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットをユーザー・デバイスが受信したことを確認する第2の肯定応答の、第2のセルまたはコア・ネットワークから第1のセルへの送信を制御するステップとをさらに含むことができる。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、第1のセルに結びついた状態をユーザー・デバイスにより検出するステップと、状態の検出に応答した、ユーザー・デバイスによる第2のセルに対する、第1のデータ・ユニット群の少なくともいくつかを第2のセルから受信する要求の送信を制御するステップとをさらに含むことができる。

一例示的実装において、状態は、ユーザー・デバイスにより第1のセルから受信された信号の、閾値よりも低い信号品質、ユーザー・デバイスと第1のセルの間の第1の接続の、ユーザー・デバイスによって検出された不具合、第1のセルから第3のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択を行うことの、ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決断、および第1のセルに対する接続再確立を行うことの、ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決断、のうちの少なくとも1つを含むことができる。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、第1のセルに結びついたエラー状態を検出するステップと、第1のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットを第2のセルから再伝送する要求の、ユーザー・デバイスから第2のセルまでの送信を制御するステップとをさらに含むことができる。

一例示的実装によると、図3に示された方法は、第1のセルに結びついた状態を検出するステップと、第1のデータ・ユニット群の少なくともいくつかを第2のセルから受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するステップと、第2のセルがユーザー・デバイスに対して多重接続セッションの全てのデータを送信する間、第1のセルから第3のセルへの第1の接続のためのハンドオーバーまたはセル再選択を行うステップと、多重接続セッションの第3のデータ・ユニット群を受信する要求の、第3のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択が完了した後のユーザー・デバイスによる第3のセルへの送信を制御するステップと、をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、少なくとも1つのプロセッサとコンピュータ命令を含む少なくとも1つのメモリとを含むことができ、このコンピュータ命令は、少なくとも1つのプロセッサにより実行されたとき、装置に、ユーザー・デバイスにより無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立させ、多重接続セッションが、ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続およびユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続は独立しており、多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが第1のセルおよび第2のセルの両方により受信され、多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を受信する要求のユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御させ、多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御させ、第1のデータ・ユニット群が第2のデータ・ユニット群と異なっている。

一例示的実装によると、コンピュータ命令は、少なくとも1つのプロセッサにより実行された場合に、さらに装置に、第1のセルに結びついた状態をユーザー・デバイスにより検出させ、状態の検出に応答した、ユーザー・デバイスによる第2のセルに対する、第1のデータ・ユニット群の少なくともいくつかを第2のセルから受信する要求の送信を制御させる。

一例示的実装によると、状態は、第1のセルからユーザー・デバイスにより受信された信号の、閾値よりも低い信号品質、ユーザー・デバイスと第1のセルの間の第1の接続の、ユーザー・デバイスによって検出された不具合、第1のセルから第3のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択を行うことの、ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決断、および第1のセルに対する接続再確立を行うことの、ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決断、のうちの少なくとも1つを含むことができる。

一例示的実装によると、コンピュータ・プログラム・プロダクトは、コンピュータ可読記憶媒体を含み、この実行可能なコードを記憶することができ、この実行可能なコードは、少なくとも1つのデータ処理装置によって実行されたとき、少なくとも1つのデータ処理装置に、ユーザー・デバイスのために無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立するステップであって、多重接続セッションが、ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続およびユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続は独立しており、多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが第1のセルおよび第2のセルの両方により受信される、ステップと、多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を受信する要求のユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御するステップと、多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するステップであって、第1のデータ・ユニット群が第2のデータ・ユニット群と異なっている、ステップと、を含む方法を実施させるように構成されている。

図4は、一例示的実装に係るコア・ネットワークにおける多重接続アンカーの動作を示す流れ図である。動作410は、コア・ネットワークの多重接続エンティティにより、無線ネットワーク内で多重接続エンティティとユーザー・デバイス間の多重接続セッションを確立するステップであって、多重接続セッションが、少なくとも第1のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続エンティティとの間の第1の接続、および第2のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続セッションとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続は独立している、ステップとを含むことができる。動作420は、多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットの多重接続エンティティによる受信を制御するステップを含むことができる。動作430は、多重接続セッションの各ダウンリンク・データ・ユニットのための多重接続セッション・シーケンス数を、多重接続エンティティにより提供するステップを含むことができる。そして動作440は、第1のセルおよび第2のセルの両方に対する多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットのコピーの多重接続エンティティによる送信を制御するステップを含むことができる。

一例示的実装によると、図4の方法において、送信を制御するステップは、多重接続セッションが第1のセルおよび第2のセルを含むように構成される一方で、第1のセルおよび第2のセルの両方に対する多重接続セッションの全てのダウンリンク・データ・ユニットのコピーの送信を制御するステップを含むことができる。

一例示的実装によると、図4に示された方法は、ユーザー・デバイスが多重接続セッションの第1の接続のために第1のセルから第3のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択を行った後に、第1のセルに対する多重接続セッションのためのダウンリンク・データ・ユニットの送信を制御するステップを多重接続エンティティにより中断するステップと、第3のセルからの要求に基づいた第3のセルに対する多重接続セッションのダウンリンク・データ・ユニットの少なくともいくつかのコピーの送信を、多重接続エンティティにより制御するステップと、を行うステップをさらに含むことができる。

一例示的実装によると、図4に示された方法において、多重接続セッションのダウンリンク・データ・ユニットの各々は、ユーザー・デバイスからの1つ以上の要求に基づいて第1のセルまたは第2のセルのいずれかからユーザー・デバイスへと転送される。

一例示的実装によると、図4に示された方法は、第1のセルを介して送信されたユーザー・デバイスからの多重接続セッションの1つ以上のアップリンクデータ・ユニットおよび、第2のセルを介して送信されたユーザー・デバイスからの多重接続セッションの1つ以上のアップリンクデータ・ユニットの、多重接続エンティティによる受信を制御するステップであって、受信したアップリンクデータ・ユニットの各々が多重接続セッション・シーケンス数を含む、ステップと、受信したデータ・ユニットの各々について多重接続セッション・シーケンス数に基づき、受信したアップリンクデータ・ユニットを多重接続エンティティによって順序変更するステップと、をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、図4に示された方法において、第1の接続は、ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の無線接続および、第1のセルと多重接続エンティティとの間の第1のバックホール接続を含むことができ、第2の接続は、ユーザー・デバイスと第2のセルの間の第2の無線接続および、第2のセルと多重接続エンティティの間の第2のバックホール接続を含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、少なくとも1つのプロセッサとコンピュータ命令を含む少なくとも1つのメモリとを含むことができ、このコンピュータ命令は、少なくとも1つのプロセッサにより実行されたとき装置に、無線ネットワーク内でコア・ネットワークの多重接続エンティティとユーザー・デバイスとの間でコア・ネットワークの多重接続エンティティにより多重接続セッションを確立させ、この多重接続セッションは少なくとも、第1のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続エンティティとの間の第1の接続および第2のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続セッションとの間の第2の接続を含み、第1の接続と第2の接続は独立しており、多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットの、多重接続エンティティによる受信を制御させ、多重接続セッションの各ダウンリンク・データ・ユニットのための多重接続セッション・シーケンス数を、多重接続エンティティにより提供させ、第1のセルおよび第2のセルの両方に対する、多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットのコピーの、多重接続エンティティによる送信を制御させる。

一例示的実装によると、コンピュータのためのコンピュータ・プログラム・プロダクト(例えばメモリ506、図5)は、図3および4のいずれかにおいて説明されている方法を実施することおよび/または図3または4の方法に基づいて説明されるさらなる例示的実装を行うことを含めた、本明細書中に記載の例示的実装、方法またはステップのいずれかのステップを実施するため、またはコンピュータ・プログラム・プロダクトのソフトウェア・コード部分がコンピュータ上でランされているときに以下に列挙する方法クレームのいずれかを行うためのソフトウェア・コード部分を含むことができる。

図5は、一例示的実装に係る無線局(例えばBSまたはユーザー・デバイス500のブロック図である。無線局500は、例えば2つのRF(無線周波数)すなわち無線送受信機502A、502Bを含むことができ、ここで、各無線送受機は、信号を伝送するための送信機と信号を受信するための受信機を含む。無線局は同様に、命令またはソフトウェアを実行し信号の伝送および受信を制御するためのプロセッサまたは制御ユニット/エンティティ(コントローラ)504およびデータおよび/または命令を記憶するためのメモリ506を含むこともできる。

プロセッサ504は同様に、決断または決定を下し、伝送のためにクレーム、パケットまたはメッセージを生成し、さらなる処理および本明細書中に記載の他のタスクまたは機能のために受信フレームまたはメッセージをデコードすることもできる。例えばベースバンド・プロセッサであり得るプロセッサ504は、無線送受信機502(502Aまたは502B)を介した伝送のためにメッセージ、パケット、フレームまたは他の信号を生成できる。プロセッサ504は、無線ネットワーク上での信号またはメッセージの伝送を制御することができ、(例えば無線送受信機502によりダウンコンバートされた後)、無線ネットワークを介して信号またはメッセージなどの受信を制御することができる。プロセッサ504は、プログラミング可能であり、上述のタスクまたは方法の1つ以上などの上述のさまざまなタスクおよび機能を行うために、メモリ内または他のコンピュータ媒体上に記憶されたソフトウェアまたは他の命令を実行する能を有することができる。プロセッサ504は、例えば、ハードウェア、プログラマブル論理、ソフトウェアまたはファームウェアを実行するプログラマブル・プロセッサ、および/またはこれらの任意の組合せである(またはこれらを含む)ことができる。他の専門用語を用いると、プロセッサ504および送受信機502を合わせて、例えば無線送信機/受信機システムとみなすことができる。

さらに、図5を参照すると、コントローラ(またはプロセッサ)508は、ソフトウェアおよび命令を実行でき、局500のための全体的制御を提供でき、入/出力デバイス(例えばディスプレー、キーパッド)の制御などの図5に示されていない他のシステムのための制御を提供することができ、かつ/または、無線局500上で提供される可能性のある1つ以上のアプリケーションのためのソフトウェア、例えばEメールプログラム、オーディオ/ビデオ・アプリケーション、ワード・プロセッサ、ボイス・オーバーIPアプリケーションまたは他のアプリケーションまたはソフトウェア、を実行することができる。

さらに、コントローラまたはプロセッサにより実行されたとき、プロセッサ504または他のコントローラまたはプロセッサが上述の機能またはタスクの1つ以上を行う結果となる可能性のある記憶された命令を含む記憶媒体を提供することも可能である。

別の例示的実装によると、RFまたは無線送受信機502A/502Bは、信号またはデータを受信し、かつ/または信号またはデータを伝送または送信することができる。プロセッサ504(および場合によっては送受信機502A/502B)は、信号またはデータを受信、送信、ブロードキャストまたは伝送するために、RFまたは無線送受信機502Aまたは502Bを制御できる。

装置の一実施例は同様に、ユーザー・デバイスにより無線ネットワーク内で多重接続セッションを確立するための手段であって、多重接続セッションが、ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の接続およびユーザー・デバイスと第2のセルとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続は独立しており、多重接続セッションのための1つ以上のダウンリンク・データ・ユニットが第1のセルおよび第2のセルの両方により受信される、手段(504、502A/502B)と、多重接続セッションの第1のデータ・ユニット群を第1のセルから受信する要求のユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)と、多重接続セッションの第2のデータ・ユニット群を第2のセルから受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するための手段であって、第1のデータ・ユニット群が第2のデータ・ユニット群と異なっている手段(504、502A/502B)と、を含むこともできる。

一例示的実装によると、装置は、多重接続セッションのどのデータ・ユニットを第1のセルを介して受信すべきか、および多重接続セッションのどのデータ・ユニットを第2のセルを介して受信すべきかについての決定をユーザー・デバイスにより行うための手段(504)をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、多重接続セッションのためのデータが第2のセルを介して通信されている間に、第1のセルから第3のセルへの第1の接続のハンドオーバーを行う決断をユーザー・デバイスにより下すための手段(504)をさらに含むことができる。

多重接続セッションのためのデータが第3のセルを介して通信されている間に、第2のセルから第4のセルへの第2の接続のハンドオーバーを行う決断をユーザー・デバイスにより下すための手段(504)をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、多重接続セッションのためのデータが第2のセルを介して通信されている間に、第1のセルから第3のセルへの第1の接続のハンドオーバーを行う決断をコア・ネットワークにより下すための手段(504)をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、ユーザー・デバイスへの配送のために第1のセルにおいて利用可能である多重接続セッションの1つ以上のデータ・ユニットを識別する第1のメッセージの、第1のセルからの受信を制御するための手段(504、502A/502B)をさらに含むことができ、ここで、第1のデータ・ユニット群を受信する要求のユーザー・デバイスによるこの第1のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)は、第1のセルにおいて利用可能であるデータ・ユニットの1つ以上を受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第1のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)を含む。

一例示的実装によると、装置は、ユーザー・デバイスへの配送のために第2のセルにおいて利用可能である多重接続セッションの1つ以上のデータ・ユニットを識別する第2のメッセージの、第2のセルからの受信を制御するための手段(504、502A/502B)をさらに含むことができ、ここで第2のデータ・ユニット群を受信する要求のユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)は、第2のセルにおいて利用可能であるデータ・ユニットの1つ以上を受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)を含む。

一例示的実装によると、装置は、第1のセルおよび第1の接続を介したコア・ネットワークの多重接続エンティティからの第1のデータ・ユニット群の少なくともいくつかの、ユーザー・デバイスによる受信を制御するための手段(504、502A/502B)と、第2のセルおよび第2の接続を介した多重接続エンティティからの第2のデータ・ユニット群の少なくともいくつかの、ユーザー・デバイスによる受信を制御するための手段(504、502A/502B)と、受信データ・ユニットの1つ以上をユーザー・デバイスにより順序変更するための手段(504、502A/502B)と、をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、第1のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットおよび第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する肯定応答の、ユーザー・デバイスから第1のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、肯定応答の送信を制御するための手段(504、502A/502B)は、第1のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する第1のメッセージの、ユーザー・デバイスから第1のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)と、第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する第2のメッセージの、ユーザー・デバイスから第1のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)とを含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットおよび第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットの受信を確認する肯定応答の、ユーザー・デバイスから第2のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットをユーザー・デバイスが受信したことを確認する第1の肯定応答の、ユーザー・デバイスから第2のセルへの送信を制御するため、および第2のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットをユーザー・デバイスが受信したことを確認する第2の肯定応答の、第2のセルまたはコア・ネットワークから第1のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、第1のセルに結びついた状態をユーザー・デバイスにより検出するための手段(504、502A/502B)と、状態の検出に応答した、ユーザー・デバイスによる第2のセルに対する、第1のデータ・ユニット群の少なくともいくつかを第2のセルから受信する要求の送信を制御するための手段(504、502A/502B)とをさらに含むことができる。

一例示的実装において状態は、第1のセルからユーザー・デバイスにより受信された信号の、閾値よりも低い信号品質、ユーザー・デバイスと第1のセルの間の第1の接続の、ユーザー・デバイスによって検出された不具合、第1のセルから第3のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択を行うことの、ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決断、および第1のセルに対する接続再確立を行うることの、ユーザー・デバイスまたはコア・ネットワークのいずれかによる決断のうちの少なくとも1つを含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、第1のセルに結びついたエラー状態を検出するため、および第1のデータ・ユニット群の1つ以上のデータ・ユニットを第2のセルから再伝送する要求の、ユーザー・デバイスから第2のセルまでの送信を制御するための手段(504、502A/502B)をさらに含むことができる。

一例示的実装によると、装置は、第1のセルに結びついた状態を検出するため、および第1のデータ・ユニット群の少なくともいくつかを第2のセルから受信する要求の、ユーザー・デバイスによる第2のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)、第2のセルがユーザー・デバイスに対して多重接続セッションの全てのデータを送信する間、第1のセルから第3のセルへの第1の接続のためのハンドオーバーまたはセル再選択を行うための手段(504、502A/502B)、および多重接続セッションの第3のデータ・ユニット群を受信する要求の、第3のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択が完了した後のユーザー・デバイスによる第3のセルへの送信を制御するための手段(504、502A/502B)をさらに含むことができる。

装置の別の実施例は、コア・ネットワークの多重接続エンティティにより、無線ネットワーク内で多重接続エンティティとユーザー・デバイス間の多重接続セッションを確立するための手段であって、多重接続セッションが、少なくとも第1のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続エンティティとの間の第1の接続、および第2のセルを介したユーザー・デバイスと多重接続セッションとの間の第2の接続を含み、第1の接続および第2の接続は独立している手段(504、502A/502B)と、多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットの多重接続エンティティによる受信を制御するための手段(504、502A/502B)と、多重接続セッションの各ダウンリンク・データ・ユニットのための多重接続セッション・シーケンス数を、多重接続エンティティにより提供するための手段(504、502A/502B)と、第1のセルおよび第2のセルの両方に対する多重接続セッションの複数のダウンリンク・データ・ユニットのコピーの多重接続エンティティによる送信を制御するための手段(504、502A/502B)とを含むことができる。

ユーザー・デバイスが多重接続セッションの第1の接続のために第1のセルから第3のセルへのハンドオーバーまたはセル再選択を行った後に、第1のセルに対する多重接続セッションのためのダウンリンク・データ・ユニットの送信を制御するステップを多重接続エンティティにより中断するステップと、第3のセルからの要求に基づいた第3のセルに対する多重接続セッションのダウンリンク・データ・ユニットの少なくともいくつかのコピーの送信を、多重接続エンティティにより制御するステップと、行うための手段(504、502A/502B)をさらに含むことができる。

装置の一例示的実装によると、多重接続セッションのダウンリンク・データ・ユニットの各々をユーザー・デバイスからの1つ以上の要求に基づいて第1のセルまたは第2のセルのいずれかからユーザー・デバイスへと転送することができる。

一例示的実装によると、装置は、第1のセルを介して送信されたユーザー・デバイスからの多重接続セッションの1つ以上のアップリンクデータ・ユニットおよび、第2のセルを介して送信されたユーザー・デバイスからの多重接続セッションの1つ以上のアップリンクデータ・ユニットの、多重接続エンティティによる受信を制御するための手段であって、受信したアップリンクデータ・ユニットの各々が多重接続セッション・シーケンス数を含む、手段(504、502A/502B)と、受信したデータ・ユニットの各々について多重接続セッション・シーケンス数に基づき、受信したアップリンクデータ・ユニットを多重接続エンティティによって順序変更するための手段(504、502A/502B)と、をさらに含むことができる。

多重接続の一例示的実装によると、第1の接続は、ユーザー・デバイスと第1のセルとの間の第1の無線接続および、第1のセルと多重接続エンティティとの間の第1のバックホール接続を含むことができ、第2の接続は、ユーザー・デバイスと第2のセルの間の第2の無線接続および、第2のセルと多重接続エンティティの間の第2のバックホール接続を含むことができる。

本明細書中に記載のさまざまな技術の実装は、デジタル電子回路内または、コンピュータ・ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア内、またはそれらの組合せの形で実現可能である。実装は、例えば、プログラマブル・プロセッサ、1つのコンピュータまたは多数のコンピュータなどのデータ処理装置による実行のため、またはこれらの装置の動作を制御するために、例えばマシン可読記憶媒体内または伝搬された信号内などの情報キャリヤ内で有形具現化されるコンピュータ・プログラムであるコンピュータ・プログラム・プロダクトとして実現可能である。実装は同様に、非一時的媒体であり得るコンピュータ可読媒体またはコンピュータ可読記憶媒体上で提供することもできる。さまざまな技術の実装は、同様に、一時的信号または媒体を介して提供された実装および/またはインターネットまたは他のネットワーク、つまり有線ネットワークおよび/または無線ネットワークのいずれかを介してダウンロードできるプログラムおよび/またはソフトウェア実装とも含むことができる。さらに、実装は、マシン型通信(MTC)を介してと同様モノのインターネット(IOT)を介しても提供可能である。

コンピュータ・プログラムは、ソース・コード形態、オブジェクト・コード形態、またはいくつかの中間形態をとることができ、プログラムを搬送する能力をもつ任意のエンティティまたはデバイスであることのできるいくつかの種類のキャリヤ、配布媒体またはコンピュータ可読媒体中に記憶させることができる。このようなキャリヤは、記録媒体、コンピュータメモリ、読取り専用メモリ、光電および/または電気キャリヤ信号、電気通信信号、およびソフトウェア配布パッケージなどを含む。必要とされる処理出力に応じて、コンピュータ・プログラムを、単一の電子デジタル・コンピュータ内で実行することもでき、または多くのコンピュータの間で分配することもできる。

さらに、本明細書中に記載のさまざまな技術の実装は、サイバー物理システム(CPS)(物理的エンティティを制御する協働する計算要素のシステム)を使用することができる。CPSは、異なる場所で物理的オブジェクト内に埋込まれる相互接続された莫大な量のICTデバイス(センサー、アクチュエータ、プロセッサ マイクロコントローラー...)の実装および運用を可能にすることができる。問題の物理システムが固有の移度性を有している移動体サイバー物理システムは、サイバー物理システムの下位カテゴリーである。移動体物理システムの例としては、移動ロボット工学、および人間または動物によって輸送される電子機器が含まれる。スマートホンの人気の上昇により、移動体サイバー物理システムの分野に対する関心が高まってきた。したがって、本明細書中に記載の技法の実装を、これらの技術の1つ以上を介して提供することができる。

上述のコンピュータ・プログラムなどのコンピュータ・プログラムは、コンパイラ型言語またはインタープリタ型言語を含めた任意の形態のプログラミング言語で書くことができ、スタンドアロン・プログラムとしてまたはコンピュータ環境内で使用に好適なモジュール、コンポーネント、サブルーチンまたは他のユニットまたはその一部としてを含め、任意の形態で展開可能である。コンピュータ・プログラムは、1つのサイトで1つのコンピュータ上または多数のコンピュータ上で実行されるように展開され得、または多数のサイトを横断して分配され、通信ネットワークによって相互接続され得る。

方法ステップは、入力データに対し動作し出力を生成することによって機能を行うために、1つのコンピュータ・プログラムまたは複数のコンピュータ・プログラム部分を実行する1つ以上のプログラマブル・プロセッサによって行うことができる。方法ステップは同様に、例えばFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)などの特殊用途論理回路によっても行うことができ、装置をこれらの論理回路として実装することもできる。

コンピュータ・プログラムの実行に好適なプロセッサは、例えば汎用および特殊用途の両方のマイクロプロセッサ、およびあらゆる種類のデジタル・コンピュータ、チップまたはチップセットの任意の1つ以上のプロセッサを含むことができる。概して、プロセッサは、読取り専用メモリまたはランダム・アクセス・メモリまたはその両方から命令およびデータを受信する。コンピュータの要素は、命令を実行するための少なくとも1つのプロセッサおよび命令およびデータを記憶するための1つ以上のメモリ・デバイスを含むことができる。概して、コンピュータは同様に、データを記憶するための1つ以上の大容量記憶デバイス、例えば磁気ディスク、光磁気ディスクまたは光ディスクを含むか、またはこれらのデバイスからデータを受信するかまたはこれらのデバイスにデータを転送するように作動的に結合されることができる。コンピュータ・プログラム命令およびデータを具現化するのに好適な情報キャリヤは、一例として、半導体メモリ・デバイス、例えばEPROM、EEPROM、およびフラッシュ・メモリ・デバイス、磁気ディスク、例えば内部ハード・ディスクまたはリムーバブル・ディスク、光磁気ディスク、およびCD−ROMおよびDVD−ROMディスクを含めた、全ての形態の不揮発性メモリを含む。プロセッサおよびメモリを、特殊用途論理回路によって補足するか、または、この回路内に組込むことができる。

ユーザーとのインタラクションを提供するためには、実装は、ユーザーに対して情報を表示するための、例えば陰極線管(CRT)または液晶表示(LCD)モニターなどのディスプレー・デバイスおよびユーザーがコンピュータに入力を提供できるようにするマウスまたはトラックボールなどのポインティング・デバイスおよびキーボードなどのユーザー・インターフェースを有するコンピュータ上で実現可能である。ユーザーとのインタラクションを提供するためには、他の種類のデバイスを使用することも同様に可能である。すなわち、例えば、ユーザーに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック、例えば視覚フィードバック、聴覚フィードバックまたは触覚フィードバックであり得、ユーザーからの入力は、音響、音声または触覚入力を含む、任意の形態で受信可能である。

実装は、例えばデータ・サーバーなどのバック・エンド・コンポーネントを含むか、またはアプリケーション・サーバーなどのミドルウェア・コンポーネントを含むか、またはフロント・エンド・コンポーネントを含む計算システム、例えばグラフィカル・ユーザーインターフェースを有するクライアント・コンピュータ、またはユーザーが1つの実装とインタラクトできるようにするWebブラウザ、またはこのようなバック・エンド、ミドルウェアまたはフロント・エンド・コンポーネントの任意の組合せの形で実現可能である。コンポーネントは、例えば通信ネットワークなどの任意の形態のデジタル・データ通信または通信媒体により相互接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)および広域ネットワーク(WAN)、例えばインターネットがある。

本明細書中に記載されているように、説明した実装のいくつかの特徴が例示されてきたが、当業者は、多くの修正、置換、変更および均等物を発想する。したがって、添付のクレームは、このような修正および変更の全てをさまざまな実施形態の趣旨の範囲内に入るものとしてカバーするように意図されたものである、ということを理解すべきである。

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