省電化及びデバイストラフィックのオフロード

申请号 JP2016552535 申请日 2015-03-24 公开(公告)号 JP2017514327A 公开(公告)日 2017-06-01
申请人 インテル・コーポレーション; 发明人 ジュ、ジン; チャンドラ ジャ、サティシュ; チャンドラ ジャ、サティシュ;
摘要 概して本明細書に説明されるのは、WLANへのUEトラフィックをオフロードすることが出来る、システム、装置、及び技術である。例に従うと、基地局は、(1)UEのUプレーントラフィックをWLANへ移動する第1の制御パケットをUEへ送信し、又は(2)前記UEの前記Uプレーントラフィックが前記WLANへ移動すべきことを認める前記第2の制御パケットをUEから受信し、又は(3)UEのUプレーントラフィックが送受信機によりUEへ送信されていない一方で、制御プレーン(Cプレーン)トラフィックをUEへ送信するよう構成された送受信機を含むことが出来る。基地局は、送受信機が第2の制御パケットを受信することに応じて、UEのUプレーントラフィックをWLANへルーティングする回路を含むことが出来る。
权利要求

ユーザ機器(UE)のユーザプレーン(Uプレーン)トラフィックをワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)へ移動する第1の制御パケットを前記UEへ送信し、 前記UEの前記Uプレーントラフィックが前記WLANへ移動すべきであることを認める第2の制御パケットを前記UEから受信し、 前記UEの前記Uプレーントラフィックが拡張型ノードB(eNodeB)により前記UEへ送信されていない一方で、制御プレーン(Cプレーン)トラフィックを前記UEへ送信する送受信機と、 前記送受信機が前記第2の制御パケットを受信することに応じて前記WLANへ前記UEのUプレーントラフィックをルーティングする回路と、を備えるeNodeB。前記送受信機は、更に、前記UEのセルラーネットワーク無線の間欠受信(DRX)サイクル時間を最大値にセットするための第3の制御パケットを前記UEへ送信する、請求項1に記載のeNodeB。前記第3の制御パケットは、更に、前記セルラーネットワーク無線のDRXショートサイクルを無効にし、又は、前記セルラーネットワーク無線のDRX非活動時間を最小値にセットする、請求項2のeNodeB。前記eNodeBは、周期的アップリンク(UL)制御チャネルを前記UEに割り当て、 前記送受信機は、更に、WLANリンクが機能していないことを示すスケジューリング要求(SR)パケットを前記UEから受信し、 前記回路は、前記SRパケットの受信に応じて、前記eNodeBにより割り当てられるLTE無線リソースへ前記UEの前記Uプレーントラフィックをルーティングする、請求項1から3のいずれか一項に記載のeNodeB。前記周期的UL制御チャネルの周期性は、アクティブな進化型パケットシステム(EPS)ベアラのサービスの品質要件により規定される最大の遅延より短いか、又はそれに等しい請求項4に記載のeNodeB。前記eNodeBは、専用ランダムアクセスプリアンブルを前記UEへ割り当て、 前記送受信機は、更に、前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示すスケジューリング要求(SR)パケットを前記UEから受信し、 前記回路は、前記SRパケットの受信に応じて、前記eNodeBにより割り当てられたLTE無線リソースへ、前記UEのUプレーントラフィックをルーティングする、請求項1から3のいずれか一項に記載のeNodeB。前記WLANのアクセスポイント(AP)及び前記eNodeBは、同じ場所に位置する、請求項1から3のいずれか一項に記載のeNodeB。前記送受信機は、更に、前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示す媒体アクセス制御(MAC)制御エレメント(CE)を有するスケジューリング要求(SR)パケットを前記UEから受信する、請求項1から3のいずれか一項に記載のeNodeB。前記送受信機は、更に、前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示す情報エレメント(IE)を有するRRCメッセージを前記UEから受信する、請求項1から3のいずれか一項に記載のeNodeB。ユーザ機器(UE)のユーザプレーン(Uプレーン)トラフィックをワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)へ移動する第1の制御パケットを前記UEへ送信する段階と、 前記UEの前記Uプレーントラフィックが前記WLANへ移動すべきであると認める第2の制御パケットを前記UEから受信する段階と、 前記UEのUプレーントラフィックが基地局により前記UEへ送信されない一方で、制御プレーン(Cプレーン)トラフィックを前記UEへ送信する段階と、 前記第2の制御パケットの受信に応じて前記WLANへ前記UEのUプレーントラフィックをルーティングする段階と、 前記UEのLTE無線の間欠受信(DRX)サイクル時間を最大値にセットする第3の制御パケットを前記UEへ送信する段階とを備える方法。前記第3の制御パケットを送信する段階は、前記LTE無線のDRXショートサイクルを無効にするか、又は前記LTE無線のDRX非活動時間を最小値にセットするための前記第3の制御パケットを送信する段階を有する、請求項10に記載の方法。周期的アップリンク(UL)制御チャネルを前記UEへ割り当てる段階と、 前記UEへのWLANリンクが機能していないことを示すスケジューリング要求(SR)パケットを前記UEから受信する段階と、 前記SRパケットを受信することに応じて、LTE無線リソースをサービスUE Uプレーントラフィックに割り当てる段階と、 割り当てられた前記無線リソースへ前記UEの前記Uプレーントラフィックをルーティングする段階と、 前記無線リソースを使用して、前記Uプレーントラフィックを前記UEへ送信する段階と、を更に備える、請求項10又は11に記載の方法。前記周期的UL制御チャネルの周期性は、アクティブな進化型パケットシステム(EPS)ベアラのサービスの品質要件により規定される最大の遅延より短いかそれに等しい、請求項12に記載の方法。前記UEに専用ランダムアクセスプリアンブルを割り当てる段階と、 前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示すスケジューリング要求(SR)パケットを前記UEから受信する段階と、 前記SRパケットの受信に応じて、LTE無線リソースをサービスUE Uプレーントラフィックへ割り当てる段階と、 前記UEの前記Uプレーントラフィックを割り当てられた前記無線リソースにルーティングする段階と、 前記無線リソースを使用して前記Uプレーントラフィックを前記UEへ送信する段階とを更に備える、請求項13に記載の方法。前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示す媒体アクセス制御(MAC)制御エレメント(CE)を有するスケジューリング要求(SR)を前記UEから受信する段階を更に備える、請求項10又は11に記載の方法。前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示す情報エレメント(IE)を有する、RRCメッセージを前記UEから受信する段階を更に備える、請求項10又は11に記載の方法。複数の命令をそこに格納した非一時的コンピュータ可読なストレージデバイスであって、前記複数の命令は機械により実行された場合、 ユーザ機器(UE)のユーザプレーン(Uプレーン)トラフィックをワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)へ移動する第1の制御パケットを前記UEへ送信する段階と、 前記UEの前記Uプレーントラフィックが前記WLANへ移動すべきであることを認める第2の制御パケットを前記UEから受信する段階と、 前記UEのUプレーントラフィックが送受信機により前記UEへ送信されていない一方、制御プレーン(Cプレーン)トラフィックを前記UEへ送信する段階とを有する動作を前記機械に実行させる、非一時的コンピュータ可読なストレージデバイス。前記機械により実行された場合、前記送受信機が前記第2の制御パケットを受信することに応じて、前記UEのUプレーントラフィックを前記WLANへルーティングする段階を有する動作を前記機械に実行させる、複数の命令を更に備える請求項17に記載のストレージデバイス。前記機械により実行された場合、前記UEのLTE無線の間欠受信(DRX)サイクル時間を最大値にセットする第3の制御パケットを前記UEへ送信する段階を有する動作を前記機械に実行させる複数の命令を更に備える、請求項18に記載のストレージデバイス。前記第3の制御パケットを送信するための前記複数の命令は、前記機械に実行された場合、前記LTE無線のDRXショートサイクルを無効にする、又は前記LTE無線のDRX非活動時間を最小値にセットする前記第3の制御パケットを送信する段階を有する動作を前記機械に実行させる複数の命令を備える、請求項19に記載のストレージデバイス。

ユーザ機器(UE)のユーザプレーン(Uプレーン)トラフィックをワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)へ移動する第1の制御パケットを前記UEへ送信し、 前記UEの前記Uプレーントラフィックが前記WLANへ移動すべきであることを認める第2の制御パケットを前記UEから受信し、 前記UEの前記Uプレーントラフィックが拡張型ノードB(eNodeB)により前記UEへ送信されていない一方で、制御プレーン(Cプレーン)トラフィックを前記UEへ送信する送受信機と、 前記送受信機が前記第2の制御パケットを受信することに応じて前記WLANへ前記UEのUプレーントラフィックをルーティングする回路と、を備えるeNodeB。前記送受信機は、更に、前記UEのセルラーネットワーク無線の間欠受信(DRX)サイクル時間を最大値にセットするための第3の制御パケットを前記UEへ送信する、請求項1に記載のeNodeB。前記第3の制御パケットは、更に、前記セルラーネットワーク無線のDRXショートサイクルを無効にし、又は、前記セルラーネットワーク無線のDRX非活動時間を最小値にセットする、請求項2のeNodeB。前記eNodeBは、周期的アップリンク(UL)制御チャネルを前記UEに割り当て、 前記送受信機は、更に、WLANリンクが機能していないことを示すスケジューリング要求(SR)パケットを前記UEから受信し、 前記回路は、前記SRパケットの受信に応じて、前記eNodeBにより割り当てられるLTE無線リソースへ前記UEの前記Uプレーントラフィックをルーティングする、請求項1から3のいずれか一項に記載のeNodeB。前記周期的UL制御チャネルの周期性は、アクティブな進化型パケットシステム(EPS)ベアラのサービスの品質要件により規定される最大の遅延より短いか、又はそれに等しい請求項4に記載のeNodeB。前記eNodeBは、専用ランダムアクセスプリアンブルを前記UEへ割り当て、 前記送受信機は、更に、前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示すスケジューリング要求(SR)パケットを前記UEから受信し、 前記回路は、前記SRパケットの受信に応じて、前記eNodeBにより割り当てられたLTE無線リソースへ、前記UEのUプレーントラフィックをルーティングする、請求項1から3のいずれか一項に記載のeNodeB。前記WLANのアクセスポイント(AP)及び前記eNodeBは、同じ場所に位置する、請求項1から3のいずれか一項に記載のeNodeB。前記送受信機は、更に、前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示す媒体アクセス制御(MAC)制御エレメント(CE)を有するスケジューリング要求(SR)パケットを前記UEから受信する、請求項1から3のいずれか一項に記載のeNodeB。前記送受信機は、更に、前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示す情報エレメント(IE)を有するRRCメッセージを前記UEから受信する、請求項1から3のいずれか一項に記載のeNodeB。ユーザ機器(UE)のユーザプレーン(Uプレーン)トラフィックをワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)へ移動する第1の制御パケットを前記UEへ送信する段階と、 前記UEの前記Uプレーントラフィックが前記WLANへ移動すべきであると認める第2の制御パケットを前記UEから受信する段階と、 前記UEのUプレーントラフィックが基地局により前記UEへ送信されない一方で、制御プレーン(Cプレーン)トラフィックを前記UEへ送信する段階と、 前記第2の制御パケットの受信に応じて前記WLANへ前記UEのUプレーントラフィックをルーティングする段階と、 前記UEのLTE無線の間欠受信(DRX)サイクル時間を最大値にセットする第3の制御パケットを前記UEへ送信する段階とを備える方法。前記第3の制御パケットを送信する段階は、前記LTE無線のDRXショートサイクルを無効にするか、又は前記LTE無線のDRX非活動時間を最小値にセットするための前記第3の制御パケットを送信する段階を有する、請求項10に記載の方法。周期的アップリンク(UL)制御チャネルを前記UEへ割り当てる段階と、 前記UEへのWLANリンクが機能していないことを示すスケジューリング要求(SR)パケットを前記UEから受信する段階と、 前記SRパケットを受信することに応じて、LTE無線リソースをサービスUE Uプレーントラフィックに割り当てる段階と、 割り当てられた前記無線リソースへ前記UEの前記Uプレーントラフィックをルーティングする段階と、 前記無線リソースを使用して、前記Uプレーントラフィックを前記UEへ送信する段階と、を更に備える、請求項10又は11に記載の方法。前記周期的UL制御チャネルの周期性は、アクティブな進化型パケットシステム(EPS)ベアラのサービスの品質要件により規定される最大の遅延より短いかそれに等しい、請求項12に記載の方法。前記UEに専用ランダムアクセスプリアンブルを割り当てる段階と、 前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示すスケジューリング要求(SR)パケットを前記UEから受信する段階と、 前記SRパケットの受信に応じて、LTE無線リソースをサービスUE Uプレーントラフィックへ割り当てる段階と、 前記UEの前記Uプレーントラフィックを割り当てられた前記無線リソースにルーティングする段階と、 前記無線リソースを使用して前記Uプレーントラフィックを前記UEへ送信する段階とを更に備える、請求項13に記載の方法。前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示す媒体アクセス制御(MAC)制御エレメント(CE)を有するスケジューリング要求(SR)を前記UEから受信する段階を更に備える、請求項10又は11に記載の方法。前記WLANと前記UEとの間のWLANリンクが機能していないことを示す情報エレメント(IE)を有する、RRCメッセージを前記UEから受信する段階を更に備える、請求項10又は11に記載の方法。ユーザ機器(UE)のユーザプレーン(Uプレーン)トラフィックをワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)へ移動する第1の制御パケットを前記UEへ送信する段階と、 前記UEの前記Uプレーントラフィックが前記WLANへ移動すべきであることを認める第2の制御パケットを前記UEから受信する段階と、 前記UEのUプレーントラフィックが送受信機により前記UEへ送信されていない一方、制御プレーン(Cプレーン)トラフィックを前記UEへ送信する段階とを有する動作をコンピュータに実行させる、プログラム。前記送受信機が前記第2の制御パケットを受信することに応じて、前記UEのUプレーントラフィックを前記WLANへルーティングする段階を有する動作を前記コンピュータに更に実行させる、請求項17に記載のプログラム。前記UEのLTE無線の間欠受信(DRX)サイクル時間を最大値にセットする第3の制御パケットを前記UEへ送信する段階を有する動作を前記コンピュータに更に実行させる、請求項18に記載のプログラム。前記LTE無線のDRXショートサイクルを無効にする、又は前記LTE無線のDRX非活動時間を最小値にセットする第3の制御パケットを送信する段階を有する動作を前記コンピュータに更に実行させる請求項19に記載のプログラム。請求項17から20のいずれか1項に記載のプログラムを格納するコンピュータ可読記録媒体。

说明书全文

[優先権の主張] この国際特許出願は、2014年3月27日に出願された米国特許出願第14/227,943号に対する優先権の利益を主張し、これによりその全体が本明細書に参照により組み込まれる。

複数の例は、概してデバイス若しくはセルラーネットワークのトラフィックのオフロード又は省電化に関する。より具体的には、複数の例は、セルラーネットワークリンク接続を維持し、又はデバイスのセルラーネットワーク無線を省電力化するよう構成する一方で、トラフィックをオフロードすることに関する。

現在、デバイスの省電力化のメカニズム及びスケジューリング要求(SR)についてのアップリンク(UL)無線リソース割り当ては、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)のオフロードをする場合について最適化されない。

必ずしも縮尺通りには描かれていない図面において、同様の参照番号は、同様のコンポーネントを異なる複数の図で説明し得る。異なる文字の添え字を有する同様の参照番号は、同様のコンポーネントの異なる例を表してよい。図面は、本明細書に説明される様々な実施形態を概して例示の手段によって示しており、限定の手段によって示しているのではない。

1又は複数の実施形態に係るワイヤレスネットワークの例のブロック図を示す。

1又は複数の実施形態に係るトラフィックオフロードについての技術の例のフロー図を示す。

1又は複数の実施形態に係るワイヤレスデバイスの例のブロック図を示す。

本開示における複数の例は、概してデバイス又はセルラーネットワークのトラフィックのオフロード又は省電力化に関する。より具体的には、複数の例は、セルラーネットワーク無線リンク接続を維持し、又はデバイスのセルラーネットワーク無線を構成する一方で、トラフィックをオフロードすることに関する。

本開示の1又は複数の実施形態は、WLAN(例えばWi−Fi(登録商標))デバイストラフィックのオフロードのシナリオに対するセルラーネットワーク(例えば、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク)についてのデバイスの省電力化を改善出来る。本開示の1又は複数の実施形態は、WLANからセルラーネットワークへの(又は逆)ハンドオーバ遅延時間の上限を維持することが出来る。そのような上限は、遅延に感応する応用形態(例えば、ビデオ会議、インターネットプロトコルにわたる音声(VoIP)、ビデオゲームのプレイ、又は同様のもの)について重要であり得る。

第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)リリース12において、WLANへセルラーデバイスのトラフィックをオフロードするための技術に注目した「UMTS/LTE WLAN/3GPP無線相互作用の検討」と呼ばれる検討項目が存在する。WLANへLTEトラフィックをオフロードすることは、他の利益の中でも、デバイスのトラフィック要求を満たすシステム(例えば、セルラーネットワーク、WLAN、又はそれらの組み合わせ)の能力を増加すること又はセルラーネットワーク上のトラフィック負荷を削減する等の利益を有することが出来る。

セルラーネットワーク及びWLANの相互作用は、セルラーネットワークデバイス(例えばユーザ機器(UE))上の省電力化を課題とし得る。省電力化をするための一方法は、セルラーネットワークに接続された無線の間欠受信(DRX)を構成することにより省電力化することを含み得る。

1又は複数の実施形態において、トラフィック(例えばユーザプレーン(Uプレーン)トラフィック)は、セルラーネットワークからWLANへオフロードされることが出来る。幾つかのデバイスのトラフィック(例えば制御プレーン(Cプレーン))は、デバイスをセルラーネットワークに接続された状態で維持するというように、セルラーネットワーク上で維持されることが出来る。基地局(例えばeNodeB)と、セルラーネットワークのサービングゲートウェイ(S−GW)との間のトラフィック(例えばS1ベアラ)フローは、トラフィックオフロードにより影響されないままであり続けることが出来、このトラフィックフローは、アクティブであり続けることが出来る。

図1は、1又は複数の実施形態に係るワイヤレスネットワークの例のブロック図を示す。ワイヤレスネットワーク100は、基地局102、1若しくは複数のデバイス104A、104B、104C若しくは104D、WLAN106、S−GW108、パケットゲートウェイ(P−GW)110、又はインターネット112を備えることが出来る。セルラーネットワークは、LTEネットワークであることが可能である。セルラーネットワークは、基地局102、S−GW108、P−GW110、又はインターネット112を含むことが出来る。基地局102は、eNodeBを含むことが出来る。基地局102は、スモールセルの基地局を含むことが出来る。デバイス104A−Dは、WLAN106若しくは基地局102と通信可能なスマートフォン、携帯電話、タブレット、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)又は他のデバイスのようなUEを含むことが出来る。WLAN106は、ワイヤレスフィデリティ(Wi−Fi(登録商標))ネットワーク又はアクセスポイントを含むことが出来る。

基地局102は、例えば、統合型スモールセル及びWLAN(ISW)ネットワークを生成するように、WLAN106と統合されることが出来る。基地局102及びWLAN106は、例えば、基地局102及びWLAN106を同じボックスに含むことにより、又は基地局102とWLAN106を互いに非常に近接して配置し、基地局102とWLAN106との間の有線(例えばイーサネット(登録商標))接続を提供することにより、同じ場所に位置することが可能である。

基地局102を介して受信されているデバイス104A−Dからのトラフィックは、WLAN106へオフロードされることが出来る。デバイス104A−DのUプレーントラフィック(例えばデータ無線ベアラ(DRB)トラフィック)は、例えば、トラフィックステアによって、WLANへオフロードされることが出来る。デバイス104A−Dの制御トラフィック(例えば、Cプレーントラフィック又はシグナリングトラフィック)は、基地局102とデバイス104A—Dとの間のようなセルラーネットワークリンク上にあり続けることが出来る。基地局102は、S1インタフェースのような、インタフェースにわたってS−GWと通信することが出来る。従って、基地局102とデバイス104A−Dとの間のセルラリンクにわたるデバイスUプレーントラフィック活動は存在しなくともよいが、基地局102とS−GW108との間のUプレーントラフィックはアクティブであり続けることが出来、その結果、デバイス104A−Dが接続モード(例えば、「RRC接続」モード)のままであることが出来、S1ベアラがアクティブであり続けることが出来る。

基地局102は、例えば、制御パケットをデバイス104A−Dに送信することにより、デバイス104A−D(例えば、図3における無線機330)の無線のDRXサイクルを構成することが出来る。1又は複数の実施形態において、例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)(例えば、拡張型PDCCH(EPDCCH))をモニタするデバイス104A−Dの複数のインスタンスの間の時間を増加すべく、DRXサイクルは、許容出来る最大値に設定されることが出来る。DRXサイクル時間は、秒の単位であることが出来る。PDCCH又はEPDCCHを監視することの間の時間の増加により、デバイス104A−Dは省電力化出来る。

デバイス104A−DとWLAN106との間の通信リンクは、無認可スペクトルで動作出来、WLAN無線リンクが機能不全を生じないよう、リンクはいつでも利用不可能になることが出来る。デバイス104A−Dへほぼ連続的、又は中断されないサービスの提供をすべく、Uプレーントラフィックは、基地局102に戻るように移動されることが出来る。デバイス104A−Dの無線のDRXスリープサイクルの間にWLAN106及びデバイス104A−D通信リンクの機能不全が起こる場合(例えば、デバイス104A−DがPDCCHをモニタしていない場合)、問題になり得る。

以前に言及されたように、増加したDRXサイクル時間は省電力化を達成出来る。省電力化を最大化すべく、DRXサイクル時間は、可能な最大の値に設定されるべきである。アップリンク(UL)トラフィックに対し、デバイス104A−Dは、無線DRXスリープサイクルの間でさえも起動出来、従って、DRXサイクル時間は、ULトラフィックについての伝播(air)にわたる遅延に影響を与え得ないことに留意されたい。

デバイス104A−Dは、例えば、周期的なリソースが同一の目的でデバイス104A−Dへ割り当てられる場合、RRC接続状態において、専用UL制御チャネルを使用してスケジューリング要求(SR)を送信出来る。他の複数の実施形態において、デバイス104A−Dは、SRを送信すべくランダムアクセス処理を開始することが可能であるが、これは時間がかかるものであり得る。SRに対して、デバイス104A−Dへの頻繁なULリソース割り当ては、ULトラフィックに対し伝播にわたって遅延を減少することが出来るが、ULリソースの潜在的な無駄のコストであり得る。

WLAN106リンクから基地局102リンクへのデバイス104A−DのUプレーントラフィックを移動することについてのハンドオーバ時間(例えば、トラフィックステア)レイテンシは、低減されることが出来る。ハンドオーバ時間レイテンシは、デバイス104A−Dに周期的若しくは専用UL制御チャネル又は専用ランダムアクセスコード(プリアンブル)を提供することにより低減されることが出来る。ハンドオーバレイテンシの低減メカニズムは、例えば、他のものの中でもビデオ会議、VoIP、又はビデオゲームのプレイを含む遅延を感知する応用形態に対してのような、伝播にわたる最大の遅延の観点から特定されたサービスの品質(QoS)要件を保証することを可能とすることが出来る。従って、統合型スモールセル及びISWネットワークにおいてのような、UプレーンWLANトラフィックオフロードについて伝播にわたる最大の遅延を制限し、又はデバイス104A−Dの省電力化を最大化するメカニズムは、実現されることが出来る。

要するに、デバイス104A−Dがそのトラフィック全てをWLANにオフロードされている場合、デバイスは、例えば「RRC接続」状態においてのように、基地局に接続されたままであることが出来、S1ベアラは、アクティブであり続けることが出来る。長いDRXサイクルは、例えば省電力化を増大すべく、デバイス104A−Dのセルラーネットワーク無線のために構成されることが出来る。しかしながら、そのような省電力化DRX設定は、各周期的な起動の前の時間に対し、デバイス104A−Dをスリープ状態に維持する(例えば、PDCCHをモニタしない)ことが可能である。

基地局102は、周期的ULセルラーネットワーク無線リソースをデバイス104A−Dに割り当てることが出来、その結果、例えばDRXスリープサイクルの間のように、デバイス104A−Dは、WLANからセルラーネットワークへのハンドオーバがトリガされる場合、可能なULトラフィックに対しスケジューリング要求(SR)及び制御メッセージ(例えばハンドオーバコマンド)を送信することが出来る。代替的に、基地局102は、WLAN106からセルラーネットワーク(例えば、基地局102)へのハンドオーバが、トリガされた場合、専用ランダムアクセス(RA)プリアンブルをデバイス104A−Dに割り当てることが出来、これにより、デバイス104A−Dは、ランダムアクセス手順(例えば競合のないランダムアクセス手順)を使用することが出来る。

P−GW110は、例えば、デバイス104A−Dトラフィックについてのアクセスポイントを提供することによるように、デバイス104A−Dに外部ネットワークへのアクセスを提供することが出来る。P−GW110は、デバイス104A−Dにインターネット112上のデータへのアクセスを提供することが出来る。P−GW110は、セルラーネットワーク上のトラフィックに対しポリシの実施、又はパケットフィルタリングを提供することが出来る。

図2は、1又は複数の実施形態に係るデバイスのトラフィックをオフロードするための技術200の例を示す。技術200は、デバイス104Aと基地局102との間の、デバイス104AとWLAN106との間の、又は基地局102とS−GW108との間の通信を含むことが出来る。基地局102及びWLAN106は、例えば、ISW226を形成するように、同じ場所に位置付けられ又は統合されることが出来る。

202において、複数のS1ベアラは、基地局102とS−GW108との間で通信されることが出来る。204において、Uプレーントラフィックは、基地局102によりデバイス104Aへ通信されることが出来る。206において、基地局102は、制御パケットをデバイス104Aに送信することが出来る。制御パケットは、UプレーントラフィックをWLAN106へ移動する命令を含むことが出来る。制御パケットは、RRC再設定制御パケットを含むことが出来る。208において、デバイス104Aは、肯定応答パケットを基地局102へ送信することが出来る。肯定応答パケットは、制御パケットであることが出来る。肯定応答パケットは、デバイス104AがWLAN106からのUプレーンデータを得るために必要とされる再設定を完了したかどうかを示すことが可能である。デバイス104Aは、肯定応答パケットが送信される前ならいつでも、WLANへ結合されることが出来る。肯定応答パケットは、RRC再設定完了制御パケットを含むことが出来る。

210において、Uプレーントラフィックは、例えば、UプレーンデータをWLAN106へ(例えば、デジタル若しくはアナログスイッチ、バス、又は基地局102の他のルーティング回路のような回路を使用して)ルーティングすることによるように、基地局102からWLAN106へオフロードされることが出来る。212において、WLAN106は、オフロードされたUプレーンデータをデバイス104Aへ送信することが出来る。214において、複数のS1ベアラは、S−GW108から送信され続けることが出来る(例えば、アクティブであり続けることが出来る)。セルラーネットワーク無線は、複数のS1ベアラがアクティブであり続けることが出来るので、アイドル状態(例えば、無線リソース制御(RRC)アイドル状態に遷移するよりむしろ接続状態(例えば、RRC接続状態)のままであることが出来る。

デバイス104AがそのUプレーントラフィック全てをWLAN106へオフロードした場合、基地局102は、デバイス104Aのセルラーネットワーク無線をデバイス省電力状態に設定することが出来る。216において、制御パケットは、基地局102からデバイス104Aへ送信されることが出来る。制御パケットは、RRC再設定制御パケットを含むことが出来る。制御パケットは、デバイス104Aのセルラーネットワーク無線のDRXサイクル時間を設定することが出来る。制御パケットは、デバイス104Aのセルラーネットワーク無線のDRXをより短いオン持続時間を有するように、ショートDRXサイクルを有さないように、又はより短いDRX非活動タイマを有するように設定することが出来る。従って、セルラーネットワーク無線は、(例えば、セルラーネットワーク無線が、接続状態にある一方で)省電力化(例えば、電力最適化がされた)状態において構成されたDRXを含むことが出来る。最長DRXサイクル(現在の3GPP36.331スペックによれば2.56秒)を伴う、より短いオン持続時間を伴う、ショートDRXサイクルを伴わない、又は、最小のDRX非活動タイマを伴うDRX設定は、デバイス104Aにおいて、省電力化を最大化することに役立つことが出来る。そのようなDRX設定の補助は、RRCアイドル状態におけるものと同様な省電力化を保証するのに役立つことが出来る。

制御パケットは、SRについて周期的ULリソース割り当てを含むことが出来、又は専用RAプリアンブルを含むことが出来る。従って、デバイス104AへのWLAN106のリンクが機能していない場合、UEは、基地局102からのUプレーントラフィックを受信することを開始すべく、それに割り当てられた周期的ULリソースを使用出来、又は、専用RAプリアンブルを使用出来る。

218において、WLAN106とデバイス104Aとの間のリンクは、機能しないことがあり得る。220における制御パケットが送信された後で、リンクは、機能しないことがあり得ることに留意されたい。220において、デバイス104Aは、制御パケットを基地局102へ送信することが出来る。制御パケットは、RRC再設定完了制御パケットを含むことが出来る。制御パケットは、216において、制御パケットで示される再設定が完了されたことを示すことが出来る。制御パケットは、例えば、Uプレーントラフィックを基地局102に移動するような、Uプレーントラフィックをセルラーネットワークへ移動する命令を含むことが出来る。

SR要求に対する周期的ULリソース又は専用RAプリアンブルの割り当ては、WLAN106からセルラーネットワーク(例えば、基地局102)へのハンドオーバをトリガする場合の初期のチャネルアクセス遅延を減少するのに役立つことが出来る。そのような実施形態は、WLANからセルラーネットワークへのハンドオーバにおいて主要であり得る、時間がかかる競合ベースのRAプロセスを避けるのに役立つことが出来る。

周期的ULリソース割り当ての周期性は、アクティブなEPSベアラのQoS要件により判断されることが出来る。例えば、アクティブなEPSベアラにより判断されるように、伝播にわたる最大の許容可能な遅延が150msである場合、ULリソース割り当ての周期性は、150msより短くあり得る。

SRに対する周期的ULリソース割り当てに起因するオーバヘッドは、WLANオフロードなしでのデータ送信のために必要とされるULリソースと比較した場合、正当化可能であり得る。基地局102が対応するトラフィックフローが終了したことを検出したことに応じて、基地局102は、周期的UL割り当てを取り消すことが出来る。

WLANリンクが機能不全の(すなわち、WLANからセルラーへのハンドオーバが要求された)場合、デバイス104Aは、SRを(例えば直ちに)送信出来る。基地局102は、このSRの受信をセルラーネットワークハンドオーバトリガへのWLANとして解釈することが出来、デバイス104Aのトラフィックセッションを継続すべく、セルラーネットワーク無線リソースを割り当てることが出来る。

代替的に、媒体アクセス制御(MAC)制御エレメント(CE)は、WLANからセルラーネットワークへのハンドオーバを示すよう規定されることが出来る。そのようなMAC CEは、基地局102にWLANリンクの機能不全を伝えるべく、SRメッセージにおいて含まれることが出来る。WLANリンクの機能不全を示す情報エレメント(IE)を有するRRCメッセージはまた、MAC CEと同一の目的のために規定され、使用されることが出来る。

222において、Uプレーントラフィックは、デバイス104Aにおいて受信されることが出来る。Uプレーントラフィックは基地局102により送信されることが出来る。224において、S1ベアラーは、S−GW108から基地局102へ送信されることが出来る。デバイスのトラフィックがセルラーネットワークリンクに戻るようにステアされた後、基地局102は、デバイス104Aのセルラーネットワーク無線のDRX設定を既定、通常又は以前の設定に修正してよい。

図3は、1又は複数の実施形態に係る、有線又は無線デバイス300の例のブロック図を示す。デバイス300(例えば、機械)は、本明細書で説明される複数の技術(例えば、手順)のうちの1又は複数を実行すべく動作することが出来る。代替的な複数の実施形態において、デバイス300は、スタンドアロンデバイスとして動作してよく、又は、基地局102、デバイス104A−D、WLAN106、又はS−GW108のような他の機械に接続(例えばネットワーク接続)されてよい。デバイス300は、本明細書で説明されるように、基地局102、デバイス104A−D、WLAN106又はS−GW108の一部であることが出来る。ネットワーク接続の配置では、デバイス300は、サーバクライアントネットワーク環境において、サーバ機械の機能で、クライアント機械の機能で、又はその両方で動作してよい。例において、デバイス300は、ピアツーピア(P2P)(又は他の分散型)ネットワーク環境において、ピア機械として動作してよい。デバイス300は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ウェブ機器、ネットワークルータ、スイッチ若しくはブリッジ、又は、基地局のような機械によってとられる複数のアクションを特定する(逐次又は別な方法の)複数の命令を実行可能な任意の機械であってよい。更に、単一の機械のみが示されたが、「機械」の用語は、本明細書で述べられた複数の手法のうちのいずれか1つ又は複数を実施するための複数の命令のセット(又は複数のセット)を個別又は共同に実行する、クラウドコンピューティング、software as a service(SaaS)、他のコンピュータクラスタ構成のような、複数の機械の任意の集合を含むようにも解されるべきである。

本明細書に説明されるように、複数の例は、ロジック又は多数のコンポーネント、モジュール又はメカニズムを含んでよく、又はその上で動作してよい。モジュールは、動作している場合、特定された動作を実行することが可能な有形のエンティティ(例えばハードウェア)である。モジュールは、ハードウェアを含む。例において、ハードウェアは、(例えば、ハードウェアに組み込まれた)特定の動作を実行するよう具体的に構成されてよい。例において、ハードウェアは、構成可能な実行ユニット(例えば、複数のトランジスタ、回路等)、及び、複数の命令を包含するコンピュータ可読媒体を有してよく、ここで複数の命令は、動作している場合、特定の動作を実行する実行ユニットを構成する。構成は、実行ユニット又はローディングメカニズムの指示の下で生じてよい。従って、デバイスが動作している場合、実行ユニットは、コンピュータ可読媒体に通信可能に結合される。この例において、実行ユニットは、1より多くのモジュールの集合であってよい。例えば、動作の下で、実行ユニットは、第1のセットの命令により、ある時点で第1のモジュールを実装するよう構成されてよく、第2のセットの命令により第2のモジュールを実装するよう再構成されてよい。

デバイス(例えば、コンピュータシステム)300は、ハードウェアプロセッサ302(例えば、中央演算処理装置(CPU)、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)、ハードウェアプロセッサコア、又はそれらの任意の組み合わせ)、メインメモリ304及びスタティックメモリ306を含んでよく、それらの幾つか又は全てがインターリンク(例えばバス)308を介して互いに通信してよい。デバイス300は、ディスプレイユニット310、英数字入力デバイス312(例えば、キーボード)、及びユーザインタフェース(UI)ナビゲーションデバイス314(例えばマウス)を更に含んでよい。例において、ディスプレイユニット310、入力デバイス312、及びUIナビゲーションデバイス314は、タッチスクリーンディスプレイであってよい。デバイス300は、ストレージデバイス(例えばドライブユニット)316、信号生成デバイス318(例えばスピーカ)、ネットワークインタフェースデバイス320、及び全地球測位システム(GPS)センサ、コンパス、加速度計又は他のセンサのような1又は複数のセンサ321を追加的に含んでよい。デバイス300は、1又は複数の周辺デバイス(例えば、プリンタ、カードリーダ等)と通信又は制御するために、シリアル(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB))、パラレル又は他の有線若しくは無線(例えば、赤外線(IR)、近接場通信(NFC)等)接続などの出力コントローラ328を含んでよい。デバイス300は、1又は複数の無線機330(例えば、送信、受信、又は送受信機デバイス)を含んでよい。無線機330は、信号送信を受信すべく1又は複数のアンテナを含むことが出来る。無線機330は、プロセッサ302に結合されることが出来、又は含むことが出来る。プロセッサ302は、無線機330に1又は複数の送信動作又は受信動作を実行させることが出来る。無線機330をそのようなプロセッサに結合させることは、無線機330をそのような複数の動作を実行するよう構成することと考えられることが出来る。無線機330は、基地局又はセルラーネットワークの他のコンポーネントと通信するよう構成されるセルラーネットワーク無線機であることが出来る。

ストレージデバイス316は、機械可読媒体322を含み得、そこには、本明細書において説明された技術又は機能のうちの任意の1つ又は複数を具現化し、又はそれらにより利用される、複数のデータ構造又は複数の命令324(例えばソフトウェア)のうちの1又は複数の組が格納される。命令324はまた、完全に又は少なくとも部分的に、メインメモリ304内、スタティックメモリ306内、又はデバイス300によるそれらの実行中にはハードウェアプロセッサ302内に存在してよい。例において、ハードウェアプロセッサ302、メインメモリ304、スタティックメモリ306、又はストレージデバイス316のうちの1つ又はそれらの任意の組み合わせは、機械可読媒体を構成してよい。

機械可読媒体322は単一の媒体として示されるが、「機械可読媒体」という用語は、1又は複数の命令324を格納するよう構成された単一の媒体又は複数の媒体(例えば、集中型又は分散型データベース、及び/又は関連付けられた複数のキャッシュ及び複数のサーバ)を含み得る。

用語「機械可読媒体」は、デバイス300による実行のための、本開示の複数の技術のうちいずれか1つ又は複数をデバイス300に実行させる複数の命令を格納、符号化若しくは搬送することが可能である、又は、そのような複数の命令によって使用される又はそのような複数の命令に関連する複数のデータ構造を格納、符号化又は搬送することが可能である、任意の媒体を含んでよい。非限定的な機械可読媒体の例は、複数のソリッドステートメモリ、並びに光及び磁気媒体を含んでよい。例において、大容量機械可読媒体は、静止質量を有する複数の粒子を伴う機械可読媒体を備える。大容量機械可読媒体の具体例は、半導体メモリデバイス(例えば、電気的プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM))及びフラッシュメモリデバイスのような不揮発性メモリ、内蔵ハードディスク及びリムーバブルディスクのような磁気ディスク、光磁気ディスク、並びにCD−ROM及びDVD−ROMディスクを有してよい。

命令324は、多数の転送プロトコル(例えばフレームリレー、インターネットプロトコル(IP)、送信制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)等)のうちの任意の1つを利用するネットワークインタフェースデバイス320を介して、送信媒体を用いて通信ネットワーク326にわたって更に送信され又は受信されてよい。例示の複数の通信ネットワークは、他の複数のものの中でも、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、パケットデータネットワーク(例えば、インターネット)、携帯電話ネットワーク(例えばセルラーネットワーク)、プレーンオールドテレフォン(POTS)ネットワーク、及びワイヤレスデータネットワーク(例えば、Wi−Fi(登録商標)として知られる米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11ファミリーの規格、WiMax(登録商標)として知られるIEEE 802.16ファミリーの規格、IEEE802.15.4ファミリーの規格、ピアツーピア(P2P)ネットワークを含み得る。例において、ネットワークインタフェースデバイス320は、通信ネットワーク326に接続すべく1若しくは複数の物理ジャック(例えば、イーサネット(登録商標)、同軸又は電話ジャック)、又は、1若しくは複数のアンテナを含んでよい。例において、ネットワークインタフェースデバイス320は、単入力多出力(SIMO)、多入力多出力(MIMO)、又は多入力単出力(MISO)技術のうちの少なくとも1つを使用して無線で通信するための複数のアンテナを含んでよい。用語「送信媒体」は、デジタル又はアナログ通信信号を含み、デバイス300による実行のために複数の命令を格納、符号化若しくは搬送することが可能である任意の無体物媒体、又はそのようなソフトウェアの通信を容易にする他の無体物媒体を含むものとして理解されなければならない。

[例及びノート] 本主題は、幾つかの例によって説明されてよい。

例1は、(1)WLANへデバイスのUプレーントラフィックを移動する第1の制御パケットを、デバイス(例えばUE)へ送信し、(2)デバイスのUプレーントラフィックがWLANへ移動すべきことを認める第2の制御パケットをデバイスから受信し、又は(3)Cプレーントラフィックをデバイスへ送信する一方で、デバイスのUプレーントラフィックが基地局によりデバイスへ送信されないよう構成された送受信機を含む基地局(例えば、eNodeB)を有する又は使用することが出来るような(装置、方法、動作を実行するための手段又は、デバイスにより実行された場合、デバイスに動作を実行させることが出来る命令を有するデバイスに可読なメモリのような)主題を備える又は使用することが出来る。例1の基地局は、送受信機が第2の制御パケットを受信することに応じて、デバイスのUプレーントラフィックをWLANへルーティングするよう構成された回路を有することが出来る。

例2は、送受信機は、デバイスの無線のDRXサイクル時間を最大値にセットする第3の制御パケットを、デバイスへ送信するよう更に構成されるということを、含む又は使用するよう例1の主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例3は、第3の制御パケットは、デバイスの無線のDRXショートサイクルを無効にするか又はデバイスの無線のDRX非活動時間を最小値にセットするということを、含む又は使用するよう例2の主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例4は、基地局は、周期的UL制御チャネルをデバイスに割り当てるよう構成され、送受信機は、WLANリンクが機能していないことを示すSRパケットをデバイスから受信するよう更に構成され、又は、回路は、SRパケットを受信することに応じて、基地局により割り当てられるセルラーネットワーク無線リソースへデバイスのUプレーントラフィックをルーティングするよう構成されるということを、含む又は使用するよう例1−3のうちの少なくとも1つの主題を有し得若しくは使用し得、又はオプション的に組み合わされることが出来る。

例5は、周期的UL制御チャネルの周期性は、アクティブなEPSベアラのサービスの品質要件により規定される最大の遅延より少ないか、又はそれに等しいということを、含む又は使用するよう例4の主題を有し得若しくは使用し得、又はオプション的に組み合わされることが出来る。

例6は、基地局は、専用ランダムアクセスプリアンブルをデバイスに割り当てるよう構成され、又は送受信機は、WLANとデバイスとの間のWLANリンクが機能していないことを示すSRパケットをデバイスから受信するよう更に構成され、又は、回路は、SRパケットを受信することに応じて、基地局により割り当てられるセルラーネットワーク無線リソースへデバイスのUプレーントラフィックをルーティングするよう構成されるということを、含む又は使用するよう例1−5の少なくとも1つの主題を有し得若しくは使用し得、又はオプション的に組み合わされることが出来る。

例7は、WLANの基地局及びアクセスポイント(AP)は、同じ場所に位置付けられるということを、含む又は使用するよう例1−6のうちの少なくとも1つの主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例8は、送受信機は、WLANとデバイスとの間のWLANリンクが機能していないことを示す、MAC CEを含むSRをデバイスから受信するよう更に構成されるということを、含む又は使用するよう例1−7のうちの少なくとも1つの主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例9は、送受信機は、WLANとデバイスとの間のWLANリンクが機能していないことを示す、情報エレメント(IE)を含むRRCメッセージをデバイスから受信するよう更に構成されるということを、含む又は使用するよう例1−8のうちの少なくとも1つの主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例10は、(1)WLANへデバイスのUプレーントラフィックを移動することを要求する第1の制御パケットを、デバイス(例えばUE)へ送信する段階、(2)デバイスのUプレーントラフィックがWLANへ移動すべきことを認める第2の制御パケットをデバイスから受信する段階、又は(3)基地局によりCプレーントラフィックをデバイスへ送信する一方で、デバイスのUプレーントラフィックがデバイスへ送信されてない段階を有する又は使用することが出来るような(装置、方法、動作を実行するための手段又は、デバイスにより実行された場合、デバイスに動作を実行させることが出来る命令を有するデバイスに可読なメモリのような)主題を備える又は使用することが出来る。

例11は、第2の制御パケットの受信に応じてデバイスのUプレーントラフィックをWLANへルーティングすることを、含む又は使用するよう例10の主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例12は、デバイスのセルラーネットワーク(例えばLTE)無線のDRXサイクル時間を最大値にセットする第3の制御パケットをデバイスに送信することを、含む又は使用するよう例11の主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例13は、第3の制御パケットを送信する段階は、セルラーネットワーク無線のDRXショートサイクルを無効化し、又はセルラーネットワーク無線のDRX非活動時間を最小値にセットする第3の制御パケットを送信する段階を、含む又は使用するよう例12の主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例14は、(1)周期的UL制御チャネルをデバイスに割り当てる段階、(2)デバイスへのWLANリンクが機能していないことを示すSRパケットをデバイスから受信する段階、(3)SRパケットを受信することに応じて、セルラーネットワーク無線リソースをデバイスUプレーントラフィックに役立てるよう割り当てる段階、(4)UEのUプレーントラフィックを割り当てられた無線リソースへルーティングする段階、又は(5)無線リソースを使用して、UプレーントラフィックをUEへ送信する段階を、含む又は使用するよう例10−13のうちの少なくとも1つの主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例15は、周期的UL制御チャネルの周期性は、アクティブなEPSベアラのサービスの品質要件により規定される最大の遅延より小さいか、又はそれに等しいことを、含む又は使用するよう例10−14のうちの少なくとも1つの主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例16は、(1)専用ランダムアクセスプリアンブルをデバイスに割り当てる段階、(2)WLANとデバイスとの間のWLANリンクが機能していないことを示すSRパケットをデバイスから受信する段階、(3)SRパケットを受信することに応じて、セルラーネットワーク無線リソースをサービスデバイスUプレーントラフィックに割り当てる段階、(4)UEのUプレーントラフィックを割り当てられた無線リソースへルーティングする段階、又は(5)無線リソースを使用して、UプレーントラフィックをUEへ送信する段階を、含む又は使用するよう例10−14のうちの少なくとも1つの主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例17は、WLANとデバイスとの間のWLANリンクが機能していないことを示すMAC CEを有するSRをデバイスから受信する段階を、含む又は使用するよう例10−16の主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

例18は、WLANとデバイスとの間のWLANリンクが機能していないことを示すIEを有するRRCメッセージをデバイスから受信する段階を、含む又は使用する例10−16の主題を有し得若しくは使用し得、又は、オプション的に組み合わされ得る。

上記の詳細な説明は、詳細な説明の一部を形成する添付の複数の図面の参照を含む。図面は、例示の手段により、本明細書で説明される方法、装置、及びシステムが実施されることが出来る特定の実施形態を示す。これらの実施形態はまた、本明細書において複数の「例」と呼ばれる。そのような複数の例は、示され又は説明されたものに加えて、複数の要素を含むことが出来る。しかしながら、本発明者らは、これらの示され又は説明された複数の要素のみが提供される例も想定している。更に、本発明者らは、本明細書に示され又は説明された特定の例(若しくはそれらの1又は複数の態様)に関して、又は他の複数の例(若しくはそれらの1又は複数の態様)に関して、これらの示され又は説明された複数の要素(若しくはそれらの1又は複数の態様)の任意の組み合わせ又は置換を用いる例も想定している。

この明細書において、特許明細書において共通するように、用語「1の」又は「ある」は、「少なくとも1つ」又は「1又は複数」の使用又は任意の複数の他の例とは独立に、「1又は1より大きい」を含むように使用される。本明細書において、別段の指示がない限り、用語「又は」は、「A又はB」が、「AであるがBでない」、「BであるがAでない」、及び「A及びB」を含むというような、非排他的な「又は」のことを言及するために使用される。本明細書において、用語「含む(including)」及び「ここで(in which)」という用語は、「備える(comprising)」及び「ここで(wherein)」というそれぞれの用語の平易な英語による等価物として使用される。また、以下の請求項においては、「含む(including)」及び「備える(comprising)」という用語はオープンエンド形式である。すなわち、ある請求項で、そのような用語の後に列挙されているものに加えて、複数の要素を含むシステム、デバイス、物品、構成物、製法又は処理はなおもその請求項の範囲内に含まれるものとみなされる。更に、以下の特許請求の範囲において、用語「第1」、「第2」、及び「第3」等の用語は、単に符号として使用されているのであって、これらの対象物に数的な要件を課すことが意図されているのではない。

本明細書で使用されるように、参照番号を参照する場合に使用される「−」(ダッシュ)は、ダッシュにより示された範囲内の全ての要素の以前の段落において説明された非排他的意味での「又は」を意味する。例えば、103A−Bは、{103A,103B}の範囲の複数の要素の非排他的な「又は」を意味しており、その結果、103A−103Bは、「103Aであるが、103Bでない」、「103Bであるが103Aでない」、並びに「103A及び103B」を含む。

上記の説明は例示的であることを意図しており、限定的であることを意図していない。例えば、上述の複数の例(又は、それらの1若しくは複数の態様)は、互いに組み合わせて使用されてよい。他の実施形態は、当業者などが上記の説明を検討する際に使用され得る。要約書は、読者が技術的開示の本質を速やかに確認することを可能にすべく、37C.F.R.§1.72(b)に準拠して提供される。要約書は、特許請求の範囲の範囲又は意味を解釈又は限定すべく使用されるのではないという理解のもとで提出される。また、上記の詳細な説明において、様々な特徴は、本開示を簡素化すべく、共にグループ化されてよい。これは、特許請求の範囲に記載されていない開示された特徴が、いずれの請求項においても不可欠であることを意図するものとして解釈されるべきではない。むしろ、発明の主題は、特定の開示された実施形態の全ての特徴より少ないところにあってよい。従って、以下の特許請求の範囲は、これにより複数の例又は実施形態として、詳細な説明に組み込まれ、各々の請求項は別個の実施形態として独立に成立し、そのような実施形態は、様々な組み合わせ又は置換において互いに組み合わされることが出来ることが想定される。発明の範囲は、そのような特許請求の範囲が権利を与えられる均等物の全範囲と共に、添付の特許請求の範囲を参照して決定されるべきである。

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