【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、固有の構内端末呼出番号を使って構内端末への直通選択が直接にはできない通信装置の場合に、直通選択機能を準備する方法に関する。 【0002】 【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】家庭用通信装置は、通常は、電話局接続部にのみ接続されており、固定的にプログラム化された図式に沿って、入り呼出しを構内端末接続部に分配する。 この方法で、入り呼出しは、たとえば、すべての構内端末へ、または選んだ構内端末へのみ送られる。 拡張された呼出番号による後選択という意味でのさまざまな伝送はこれまでは不可能だった。 ある程度の範囲をカバーする補助装置がI SDNのMSN(マルチ加入者番号)の導入によって作られた。 ここでは最低で3、最高で12の呼出番号がI SDN電話局接続部に割り当てられる。 しかし、こうした方法はISDN電話局回線の存在が前提であり、3つ以上の呼出番号の場合にはコストの問題がある。 【0003】この技術のもう一つの欠点は、すべての構内端末が留守状態になり接続が行われず、呼出応答器が通信装置に接続されないと情報がそのまま放置されることである。 それ故、そうした通信装置の場合の直通選択機能を実現する可能性を準備し、そのための方法および装置を提示することが課題となる。 その課題は、固有の構内端末呼出番号による構内端末への直通選択が直接にはできない通信装置の場合に、以下の特徴を持つ直通選択機能を準備する方法によって解決される。 1.1 入り通信接続は自動的に通信装置によって受け入れられる。 1.2 音によるユーザガイドが、発呼者に直通選択機能ないし後選択機能について指示し、後選択命令を入力することを発呼者に要求する。 1.3 後選択命令は多周波コード信号であるか、または音声命令として入力された信号であり、それにはそれぞれ、対応する端末のユーザの名前、または構内端末番号のような選ぶべき構内端末に割り当てられた特性が含まれる。 1.4 入力された後選択命令は音声信号のように通信装置に伝送される。 1.5.1 多周波コード信号として入力された後選択命令は、選ぶべき構内端末の電子的特性を含む電子的な中継信号に変換されるか、または 1.5.2 音声として入力された後選択命令は電子的な中継信号に変換され、そこでは音声信号が、構内端末に付随している、予め決められた音声パターンに割り当てられ、電子的中継信号が作られ、それにはその識別された構内端末の電子的特性が含まれる。 1.6 中継信号によって、通信装置端末のキー命令の入力による手動中継が電子的にシミュレートされ、それによって通信装置は後選択命令に対応する構内端末への接続を中継する。 【0004】 【課題を解決するための手段】課題の解決のためには、 方法を実行するための装置が必須であり、これはシーケンスコントロールシステムと識別ユニットを持つ。 シーケンスコントロールシステムは呼出しが入ってくると制御信号を発し、これによって通信装置は発呼者との接続がなされる。 接続がなされるとシーケンスコントロールシステムは、音声構成要素のためのメモリに保管されている通告文の出力を指示する。 この音声構成要素は発呼者に後選択機能について知らせ、対応する後選択命令の入力を発呼者に要求する。 通告文は主にユーザが定め、 どの加入者をどの構内端末につなぐか、そのためにはどの後選択命令を入力するかを発呼者に通知する。 後選択命令は多周波コード信号として入力可能であり、それは発呼者の端末のキー入力によって作られ、音声信号のように、呼出された通信装置に伝送される。 後選択命令は音声信号にすることも可能であり、話された言葉であり、それは既知のやり方で通信装置に伝送される。 こうした多周波コード信号ないし音声信号を受信し変換するために、識別ユニットには多周波受信機または音声識別子、場合によっては両方が含まれる。 【0005】多周波受信機は、多周波コード信号として入力された後選択命令を、既知の方法で、基本的にデジタル信号である電子的制御信号に変換し、それをシーケンスコントロールシステムに伝送する。 後選択命令には選ぶべき構内端末に明確に割り当てられた特性が含まれているので、変換された制御信号にも選んだ構内端末の電子的な特性が含まれている。 【0006】音声信号として入力された後選択命令の場合、後選択命令は音声信号として音声識別子に送られ、 主にデジタル化されると、音声信号とあらかじめ決められた、メモリにデジタルの形態で保管されており、構内端末に付随している音声パターンとを比較する。 後選択命令には、付随する音声パターンが後選択命令と最大の一致を示すような構内端末が割り当てられる。 音声識別子は電子的形態になっている識別結果を基本的にはデジタルの制御信号としてシーケンスコントロールシステムへ導く。 シーケンスコントロールシステムは、識別子ユニットによって伝えられ、選ぶべき構内端末の電子的特性を含む信号を中継信号に変換する。 この中継信号は、 通信装置で手動中継する場合に生じる制御信号に対応するように選択される。 こうした中継信号は、制御信号「切り替えつなぎ」および識別された構内端末番号で構成される。 このような装置で本発明による後選択機能が準備され、それによって直通選択機能がシミュレートされ、通信装置が中継信号を受信した後に、接続の中継ないし切り替えつなぎが、既知の方法で通信装置によって行われる。 通信装置の中継マトリクスは、たとえば外部から入り接続をアース側におき、希望する構内端末へ接続することを試み、構内端末で受話器が取り上げられるとその構内端末への接続と外部接続を結合させる。 【0007】この方法をさらに発展させると、中継された接続が、所定の時間内にまたは所定の回数のベル符号の後に、受け入れられない場合、中継の前の初期状態が自動的に作られる。 つまり、構内端末が応答しない。 次いで、構内端末特性ないしある決まった構内端末に割り当てられている加入者の名前を入力して後選択するための通知と要求、後選択命令、電子的な中継信号への変換、および後選択命令に対応する構内端末への接続の切り替えつなぎが再び行われる。 選ぶべき構内端末はその際、呼出応答器になることもある。 【0008】本方法をその他の設計にすると、中継された接続が受け付けられない場合は、自動的に初期状態が再び作られ、接続が自動的に呼出応答器に中継されるか、または呼出応答機能が活性化される。 本発明の装置の有利な点は、呼出応答器メモリが、個々の構内端末に割り当てられている記憶装置領域に区分されていることである。 情報を残しておく構内端末は、識別子ユニットにより上記の方法で電子的な制御信号に変換され、シーケンスコントロールシステムによって評価される多周波コード信号または音声信号の発呼者による入力で選択可能になる。 情報が呼出応答器構成要素を活性化すると、 自動的に、それ以前は接続がうまく中継されなかった構内端末へ割り当てられることもある。 【0009】アクセスを確保するために、呼出応答器メモリの記憶装置領域に、付随する構内端末から直接、その他の構内端末からはアクセスコード(PIN)入力後にアクセスできるように設計される。 本発明の装置は通信装置の統合的な構成要素になりうる。 つまり通信装置への直接の切り替え順序として使用できる。 【0010】すでに運転中の通信装置で直通選択ないし後選択機能を可能にするために、本装置を通信装置に左右されない構成要素として設計するならば、また、それが上記の切り替え順序を含むならば、有利である。 この場合、本装置は通信装置の構内端末への接続のためのインターフェースを持ち、それによって通信装置と機能的に結合可能となる。 それによって本装置は任意の端末、 たとえば電話または呼出応答器のように、通信装置の構内端末に接続される。 信号伝送あるいは電力供給も既知の方法でこうしたインターフェースを通って行われる。 応用する場合、こうした装置はそれぞれの構内端末に接続され、そこへ入り呼出しが自動的に導かれる。 この場合、通信装置はその他の構内端末すべてに入り呼出しが間接的に、持続中継によってのみ本発明の装置を介して導かれるようにプログラミングされなければならない。 【0011】本発明の切り替え順序を電話に統合することも有利であり、その際、所定の回数の呼出符号のあとに、ユーザが端末で接続を手動で受け入れることによって接続が直接なされるのでないならば、直通選択機能が呼出応答器の場合のように、活性化されるだけである。 構内端末への固有の呼出番号での直通選択が直接にはできない通信装置で、後選択機能を準備することで直通選択機能をシミュレートすることは発明的である。 【0012】 【発明の実施の形態】図1は直通選択機能を模倣するための本発明の装置が組み込まれている通信装置のブロック図である。 個々の構成要素の機能的結合は矢印で示し、矢印方向は情報の流れの方向を示す。 通信装置は、 既知の方法による電話網接続装置1および中継マトリクス2を持つ。 中継マトリクス2の機能はシーケンスコントロールシステム3によって制御され、それは、この実施形態では、通信装置の通常機能を制御し、本発明の方法を実行するためにも有用な働きをする。 シーケンスコントロールシステム3および中継マトリクス2の間では制御信号が対応する制御チャネル23を介して両方向に伝送される。 【0013】通信装置は4つの構内端末接続装置13, 14,15,16を持ち、それには3つの構内端末6, 7,8ならびに呼出応答器9が接続されている。 通常の通信装置の場合、入り呼出しは回線網アクセス1を通って中継マトリクス2に導かれる。 シーケンスコントロールシステム3は、構内端末接続装置13,14,15, 16のどれで呼出しがさらに中継されるかを定める。 つまり、構内端末6,7,8ないし呼出応答器9のどこで、入り接続を示す制御信号がさらに導かれるかを定める。 この場合、構内端末の端末が電話ならば、呼出音が鳴る。 対応する端末が活性化すると、たとえば受話器が取り上げられると、外部の呼出相互の接続および端末との接続がなされる。 その後、音声とその他の情報が外部発呼者と端末の間の接続を介して伝送される。 【0014】本発明の切り替え順序を実施する際の直通選択機能のシミュレーションないし後選択機能の準備は次のように行われる。 通信装置は電話接続装置1を介して既知の方法で電話の試験網に接続される。 まず入り呼出しが、シーケンスコントロールシステム3で活性化された内部の中継マトリクス2によって受け入れられる。 次いでシーケンスコントロールシステム3が中継マトリクス2から信号を受信し、これが入り接続を示し、データ回線23を介して制御信号を送り、これが中継マトリクス2に接続受け入れを働きかける。 【0015】シーケンスコントロールシステム3はさらに、データ回線24を介して伝送される制御信号で音声構成要素メモリ5からの通告文を出力させる。 それによってまず音声構成要素5と中継マトリクス2の接続と外部発呼者への接続がなされ、音声情報が伝送可能になる。 通告文は主にユーザが定義し、音声構成要素メモリにデジタルの形態で保管されている。 こうした音声情報はデータ回線27を介して直接、中継マトリクスに送られ、離れた発呼者が音響信号として受信できるようになる。 シーケンスコントロールシステム3はその間に中継マトリクス2を、歓迎テキストが離れた加入者へ伝送されるように調節する。 歓迎テキストで後選択のための操作案内が離れた加入者へ伝送される。 発呼者は、選ぶべき構内端末の識別符号を含む一定の後選択命令を入力するように要求される。 発呼者にはどの加入者をどの符号で、またはどのキー命令で獲得できるかが通知される。 【0016】歓迎挨拶と使用案内のあとに音声構成要素メモリ5と中継マトリクス2の間の接続は切断され、識別ユニット4のための中継マトリクス2の接続がなされる。 音声構成要素メモリ5ないし識別ユニット4と中継マトリクス2の接続は平行させることもできる。 これは、慣れたユーザなら完全な歓迎テキストを待たずに後選択命令を入力できるという利点をもたらす。 【0017】データ回線28を介して通信装置へ入る情報はデータ回線26を介して識別ユニット4へ伝送される。 発呼者が入力した後選択命令は識別ユニット4へ伝送され、識別ユニットが情報を同定できる。 識別ユニット4には多周波受信機、または音声識別子、または図3 に示した2つの要素が含まれる。 その際、後選択命令として、識別ユニットが同定し、処理できる信号が問題となる。 多周波コード信号、たとえばDTMF信号は、既知の方法でデジタルの電子的な制御信号に変換され、シーケンスコントロールシステム3に伝送される。 音声識別子の場合は、音声信号が、所定の、トレーニング段階で教え込まれた音声信号パターンと比較される。 その際の音声識別子はおもに音素ベースの、話者に無関係の音声識別子、たとえばHMM音声識別子である。 あらかじめ定めた音声パターンには特定の構内端末の特性が割り当てられる。 同定された音声パターンの特徴はデジタルの電子制御信号として識別ユニット4によりシーケンスコントロールシステム3に伝送される。 それにより、2 つのケースで、シーケンスコントロールシステムには選ぶべき構内端末を介する情報が届いている。 識別ユニット4から作られる電子制御信号は選ぶべき構内端末の番号に直接対応するか、またはその局に明確に割り当てられる。 【0018】シーケンスコントロールシステムは、さらに、選ぶべき構内端末の番号を引き入れて中継信号を作り、これはデータ回線23を介して中継マトリクス2に伝送される。 こうした信号は構内端末に接続された端末による手動の中継の際に同じ通信装置でさらに作られる信号と同じである。 中継マトリクスによって、こうした中継信号が働いて、選ぶべき構内端末への接続が構築され、離れた加入者への既に作られた第一の接続と結ばれる。 通信装置で選ぶべき構内端末への接続構築がされている間に、外部接続が基本的にはアースに置かれ、その際、発呼者にはポーズ音楽その他が流されることもある。 それによって離れた加入者のために直通選択機能が準備される。 【0019】選ばれた構内端末への接続が所定の時間内に、または所定の回数のベル符号が出た後にも受け付けられないならば、接続は選んだ構内端末への中継マトリクス2によって再び切断される。 発呼者はシーケンスコントロールシステム3でつくられた制御信号によって中継マトリクス2から呼出応答器9へ導かれる。 後選択機能を再び使用できるようにすることもできる。 つまり、 シーケンスコントロールシステム3で制御され、音声構成要素を介して新たな後選択が離れた発呼者に要求され、その際、入力された後選択命令が既に述べた方法で処理され、中継信号が生成されるようになる。 後選択によって、発呼者は、そうした接続があれば呼出応答器9 に直接つなぐことができる。 【0020】図2は適応例としての本発明の装置17の構造を示すが、それは通信装置の構内端末接続部16' に接続可能である。 その際、通信装置は構造的には変化しないので、すでに運転している既知の装置にそのような本発明のアダプタ17を用いて後選択機能をもたせることが可能になる。 通信装置の構成要素は図式的には図2の上部であり、アダプタ17の構成要素は図2の下の部分に示されており、その際、個々の構成要素の結合は矢印で示してある。 個々の構成要素の機能は本質的には図1の装置のそれに一致し、図1のシーケンスコントロールの機能は図2に示した装置ではアダプタのシーケンスコントロールシステム3'によって、および通信装置のコントローラ12によって引き受けられる。 コントローラ12は既知の方法で通信装置の呼出受け入れ、構内端末間の切り替えつなぎ、及び接続解除のような機能を制御する。 シーケンスコントロールシステム3'は、本発明のアダプタ17の機能を制御する。 アダプタはシーケンスコントロールシステム3'、識別ユニット4'音声構成要素メモリ5'、呼出応答器構成要素10、インターフェース11および個々の構成要素の間のデータ回線(23'から27')によって構成される。 【0021】図2に示す通信装置は4つの構内端末接続部13',14',15'16'を持ち、その内の3つは従来の構内端末6,7,8と接続している。 本発明の装置17は外部機器として通信装置の構内端末接続部1 6'に接続される。 通信装置とアダプタ17の間のデータ伝送は従来のデータ回線29を介して行い、それは音声信号と制御信号の伝送のために敷設されている。 信号の伝送は別々の音声チャネルと制御チャネルで行うことができるが、共通のチャネルでも可能であり、その場合制御情報と使用情報は信号の種類で区別される。 後者の場合、制御信号はたとえば多周波コード信号であり、それは音声のように伝送される。 【0022】直通選択機能をシミュレートできるようにするには、まず外部呼出しすべてが通信装置によって構内端末接続部16'へ、次いでアダプタ17へ中継されねばならない。 コントローラ12は、中継マトリクス2 がすべての入り接続をまずこの方法で中継するようにプログラミングされている。 入り接続はインターフェース11を介してアダプタ17に送られる。 データ回線29 を経て伝送された情報は、インターフェース11を介して、シーケンスコントロールシステム3'と識別ユニット4'にデータ回線23'または26'を介して送られる。 シーケンスコントロールシステム3'は伝送信号に含まれる制御情報を処理し、識別ユニット4'は伝送信号に含まれる音声情報を処理する。 【0023】シーケンスコントロールシステム3'はインターフェース11を介して制御信号を通信装置に送り、その信号は接続がなされたことを通知する。 同時にシーケンスコントロールシステム3'は音声構成要素メモリ5'から通告文を出力させ、それはデータ回線2 7'を介してインターフェース11へ導かれ、そこで電子的形態の音声信号としてデータ回線29に結合される。 音声構成要素メモリ5'と中継マトリクスとの接続は外部接続に結びついており、それによって発呼者は通告文を音響信号として受けることができる。 【0024】発呼者が入力した後選択命令は、上記のように、入り接続を介して、中継マトリクス2'とアダプタ17の間の接続に連結される。 インターフェース11 では、入り音声信号が識別ユニット4'の入力部に入る。 識別ユニット4'は上記の方法で識別結果を提供し、それはデータ回線25'を介して伝送される。 これは中継信号を作り、中継信号はインターフェース11を介して通信装置へ伝送される。 コントローラ12はこうした中継信号を受信する際に中継マトリクス2'に、選んだ構内端末との接続を構築させる。 こうした接続が構築されると電話網接続部1'を介する接続は、選んだ構内端末への接続マトリクス2'の接続と連結される。 その際、アダプタ17への中継マトリクス2'の接続は切断される。 それにより外部発呼者はアダプタ17の助けを借りて、利用できる構内端末に自動的に接続される。 【0025】選んだ構内端末が応答しないならば、つまりその構内端末への中継マトリクス2'の接続構築がうまくいかないならば、音声構成要素メモリ5'からの対応する通告文を放棄することにより、シーケンスコントロールシステム3'は、後選択命令を再度入力することをユーザに要求する。 中継が期待される外部接続は、シーケンスコントロールシステム3'による対応する制御信号によって、アースから取られ、再びアダプタと結びつく。 こうした後選択命令は、その他の構内端末に接続された呼出応答器の選択、あるいはアダプタに統合された呼出応答器構成要素10の選択になることもある。 新たな通知なしで離れた発呼者への呼出しを、直接、呼出応答器構成要素10に導くようにもできる。 さらにアダプタはインターフェース11から呼出応答器構成要素1 0へのデータ回線26”を持ち、それを介して呼出応答器構成要素が識別ユニット4'と並列に置かれている。 このデータ回線26”は呼出応答器の会話と聴取のために両方向で利用できる。 【0026】呼出応答器メモリは主に記憶装置領域で区分され、その中で情報は構内端末の仕様で保存される。 図3は識別ユニット3'の構造の概略を示す。 この識別ユニットは多周波受信機21と音声識別子22を持ち、 それらは並列につながれている。 2つの構成要素21, 22の入り口側は通信装置の音声チャネルと結びついている。 発呼者はそれによって後選択命令を多周波コード信号および音声信号として入力する。 入力された後選択命令は多周波受信機21と音声識別子22に送られ、そこではそれらの構成要素が、識別結果を入力された信号に調和する電子制御信号として送り出す。 その他の構成要素は出力信号を送り出さない。 【0027】さらに、シーケンスコントロールシステムは、識別ユニットが後選択命令を同定できなかった場合に、ユーザに後選択命令を再び入力するように要求する。 【図面の簡単な説明】 【図1】直通選択機能のシミュレーションのための統合された装置を持つ通信装置のブロック図である。 【図2】直通選択機能のシミュレーションのために構内端末に接続された別々の装置を持つ通信装置のブロック図である。 【図3】並列に配置された音声識別子および多周波受信機を持つ識別ユニットの概略図である。 【符号の説明】 1,1' 電話網アクセス 2,2' 中継マトリクス 3,3' シーケンスコントロールシステム 4,4',4” 識別ユニット 5,5' 音声構成要素メモリ 6,7,8 構内端末 9 呼出応答器 10 呼出応答器構成要素 11 内線接続用インターフェース 12 コントローラ 13,13',14,14',15,15',16,1 6' 構内端末接続部 17 直通選択機能シミュレーションのためのアダプタ 21 多周波受信機 22 音声識別子 23,23',24,24',25,25' 制御信号用データ回線 26,26',26”,27,27' 音声信号用データ回線 28,28',29 音声・制御信号伝送用データ回線 |