Stretcher fixture

申请号 JP2557599 申请日 1999-02-02 公开(公告)号 JP3467641B2 公开(公告)日 2003-11-17
申请人 東陽精工株式会社; 发明人 俊哉 松村;
摘要
权利要求
  • (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両内部に略水平状態で固定される本体パイプと、 前記本体パイプの前部に固着され、ストレッチャーの前後一方の脚パイプを係止する前側係止爪と、 前記本体パイプの後部に固着され、前記ストレッチャーの前後他方の脚パイプの係止位置を決める位置決め片と、 前記本体パイプの後端側に配され、前方への操作力が外部から加えられる操作グリップと、 前記操作グリップに後端が連結されるとともに前記本体パイプの内部に前進及び後退可能に配設される作動ロッドと、 前記本体パイプの内部に配設され、前記作動ロッドに対し後方への付勢力を常時加える付勢手段と、 前記作動ロッドに連結され、該作動ロッドの動きに従って前進及び後退し、後退時、前記付勢手段の付勢力により前記他方の脚パイプを前記位置決め片に押し付けて該他方の脚パイプを係止する後側係止爪と、 を備えるストレッチャー固定具において、 前記位置決め片と前記後側係止爪との間にストッパーを設け、 該ストッパーは、前記操作グリップに対し外部から前方への操作力が加えられると、前記本体パイプの半径外方向へ突出して前記後側係止爪をロック可能にし、また、
    前記ストッパーは、前記後側係止爪がロック状態にあるとき、前記他方の脚パイプによって押圧されると、前記本体パイプの半径内方向へ引っ込み前記後側係止爪の後退を許容することを特徴とするストレッチャー固定具。 【請求項2】 請求項1において、 前記ストッパーは、前記本体パイプの前後方向に沿って配され、前記位置決め片を揺動中心として水平方向へ揺動可能な揺動レバーと、前記本体パイプの半径方向に沿って配され、前記揺動レバーの前部に対し前記本体パイプの半径外方向への付勢力を常時加える押しばねとからなり、 前記揺動レバーの前部は、平面視幅狭な先端部と、該先端部の後端から前記本体パイプの半径外方向に突出した段差部とを有しており、 前記揺動レバーの前部は、前記操作グリップが操作されていないとき、前記本体パイプの前後方向に沿って設けられた前記後側係止爪の係止孔に、該後側係止爪の前進を阻止しない状態で進入しており、 前記操作グリップに対し外部から前方への操作力が加えられると、前記揺動レバーの先端部が前記後側係止爪の前記係止孔に進入した状態で、前記揺動レバーの前記段差部が前記後側係止爪の前記係止孔から抜け出し、前記押しばねの付勢力により前記本体パイプの半径外方向へ突出し、 前記操作グリップへの前記操作力が解除されると、前記後側係止爪が前記揺動レバーの前記段差部と当接しロックされ、 前記後側係止爪がロック状態にあるとき、前記揺動レバーが前記他方の脚パイプによって前記本体パイプの半径内方向へ押圧されると、前記揺動レバーの前部が前記押しばねの付勢力に打ち勝って前記本体パイプの半径内方向へ引っ込み、前記段差部が前記後側係止爪の前記係止孔に進入可能となり、前記後側係止爪は前記係止孔内に前記段差部を収容しながら前記付勢手段の付勢力により後退し、前記他方の脚パイプを前記位置決め片に押し付けて該他方の脚パイプを係止することを特徴とするストレッチャー固定具。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、救急車等車両の内部にストレッチャーを固定させて載せるためのストレッチャー固定具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ストレッチャー固定具として、実公平2−33773号公報において従来例として示されるストレッチャー固定具が知られている。 【0003】この従来のストレッチャー固定具は、車両内部に略平状態で固定される本体パイプと、本体パイプの前部に固着され、ストレッチャーの前後一方の脚パイプを係止する前側係止爪と、本体パイプの後部に固着され、ストレッチャーの前後他方の脚パイプの係止位置を決める位置決め片と、本体パイプの後端側に配され、
    前方への操作が外部から加えられる操作グリップと、
    操作グリップに後端が連結されるとともに本体パイプの内部に前進及び後退可能に配設される作動ロッドと、本体パイプの内部に配設され、作動ロッドに対し後方への付勢力を常時加える付勢手段と、作動ロッドに連結され、作動ロッドの動きに従って前進及び後退し、後退時、付勢手段の付勢力により他方の脚パイプを位置決め片に押し付けて他方の脚パイプを係止する後側係止爪とを備えて構成される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のストレッチャー固定具によると、ストレッチャーをストレッチャー固定具に固定させ、また、ストレッチャーをストレッチャー固定具から外す際、操作グリップに対し操作力を継続的に加える必要があるため、作業者の負担が大きいという問題があった。 【0005】また、操作グリップに操作力を継続的に加える必要があることから、作業者の負担を考慮して付勢手段の付勢力を余り大きな値に設定することができなかった。 このため、後側係止爪と位置決め片とが他方の脚パイプを係止させる力が弱く、車両の振動等に起因して後側係止爪が前後方向に振動し他方の脚パイプと断続的に当り、騒音を発生するという問題があった。 【0006】本発明は、上記問題点を解決することを目的としてなされたものであり、操作グリップに対し操作力を継続的に加えなくて済む構成を採用することにより、作業者の負担の軽減を図るとともに付勢手段の付勢力の増大を通じて騒音を防止することができるストレッチャー固定具を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するためなされた本発明のストレッチャー固定具は、車両内部に略水平状態で固定される本体パイプと、前記本体パイプの前部に固着され、ストレッチャーの前後一方の脚パイプを係止する前側係止爪と、前記本体パイプの後部に固着され、前記ストレッチャーの前後他方の脚パイプの係止位置を決める位置決め片と、前記本体パイプの後端側に配され、前方への操作力が外部から加えられる操作グリップと、前記操作グリップに後端が連結されるとともに前記本体パイプの内部に前進及び後退可能に配設される作動ロッドと、前記本体パイプの内部に配設され、前記作動ロッドに対し後方への付勢力を常時加える付勢手段と、前記作動ロッドに連結され、該作動ロッドの動きに従って前進及び後退し、後退時、前記付勢手段の付勢力により前記他方の脚パイプを前記位置決め片に押し付けて該他方の脚パイプを係止する後側係止爪と、を備えるストレッチャー固定具において、前記位置決め片と前記後側係止爪との間にストッパーを設け、該ストッパーは、前記操作グリップに対し外部から前方への操作力が加えられると、前記本体パイプの半径外方向へ突出して前記後側係止爪をロック可能にし、また、前記ストッパーは、前記後側係止爪がロック状態にあるとき、前記他方の脚パイプによって押圧されると、前記本体パイプの半径内方向へ引っ込み前記後側係止爪の後退を許容することを特徴とする。 【0008】ここで、前記ストッパーは、前記本体パイプの前後方向に沿って配され、前記位置決め片を揺動中心として水平方向へ揺動可能な揺動レバーと、前記本体パイプの半径方向に沿って配され、前記揺動レバーの前部に対し前記本体パイプの半径外方向への付勢力を常時加える押しばねとからなり、前記揺動レバーの前部は、
    平面視幅狭な先端部と、該先端部の後端から前記本体パイプの半径外方向に突出した段差部とを有しており、前記揺動レバーの前部は、前記操作グリップが操作されていないとき、前記本体パイプの前後方向に沿って設けられた前記後側係止爪の係止孔に、該後側係止爪の前進を阻止しない状態で進入しており、前記操作グリップに対し外部から前方への操作力が加えられると、前記揺動レバーの先端部が前記後側係止爪の前記係止孔に進入した状態で、前記揺動レバーの前記段差部が前記後側係止爪の前記係止孔から抜け出し、前記押しばねの付勢力により前記本体パイプの半径外方向へ突出し、前記操作グリップへの前記操作力が解除されると、前記後側係止爪が前記揺動レバーの前記段差部と当接しロックされ、前記後側係止爪がロック状態にあるとき、前記揺動レバーが前記他方の脚パイプによって前記本体パイプの半径内方向へ押圧されると、前記揺動レバーの前部が前記押しばねの付勢力に打ち勝って前記本体パイプの半径内方向へ引っ込み、前記段差部が前記後側係止爪の前記係止孔に進入可能となり、前記後側係止爪は前記係止孔内に前記段差部を収容しながら前記付勢手段の付勢力により後退し、前記他方の脚パイプを前記位置決め片に押し付けて該他方の脚パイプを係止する。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。 【0010】図1は、本発明の一実施形態に係るストレッチャー固定具の平面図、図2は、同ストレッチャー固定具の後側係止爪がロック状態にあるときの要部横断面図、図3は、同後側係止爪のロック状態が解除されているときの要部横断面図をそれぞれ示す。 【0011】図1〜図3において、ストレッチャー固定具1は、中空の本体パイプ2を備える。 この本体パイプ2は、救急車等車両の内部の壁3等に取付金具4等によって略水平状態で固定されている。 【0012】本体パイプ2の前部に前側係止爪5が固着されている。 この前側係止爪5は、後方に開口する凹部5aを有し、この凹部5aにストレッチャーの前後一方の脚パイプ50Aが収容、係止される。 【0013】本体パイプ2の後部に位置決め片6が固着されている。 この位置決め片6は、ストレッチャーの前後他方の脚パイプ50Bの係止位置を決める位置決め作用を果たす。 【0014】本体パイプ2の後端側に操作グリップ7が配されている。 操作グリップ7には、前方への操作力が外部から加えられる。 【0015】操作グリップ7に作動ロッド8の後端が連結されている。 作動ロッド8は本体パイプ2の内部に前進及び後退可能に配設されている。 【0016】作動ロッド8の先端は押し棒9に固着されている。 この押し棒9は、本体パイプ2の内部において前後方向へ摺動し得るよう配設されている。 【0017】押し棒9の前方にばね受部材10が配設されている。 このばね受部材10は本体パイプ2に固着されている。 【0018】押し棒9の前面とばね受部材10の後面との間にばね11が圧縮状態で配設されている。 このばね11は、押し棒9を介して作動ロッド8に対し後方への付勢力を常時加える付勢手段である。 【0019】図2及び図3に示すように、押し棒9の外周面に連結部材12を介して後側係止爪13が連結されている。 連結部材12は、本体パイプ2に形成された前後方向の長穴2aに挿通されており、前後方向へ移動可能である。 【0020】後側係止爪13は、作動ロッド8の動きに従って前進及び後退し、後退時、ばね11の付勢力により他方の脚パイプ50Bを位置決め片6に押し付けて他方の脚パイプ50Bを係止するものである。 【0021】図2及び図3に示すように、位置決め片6
    と後側係止爪13との間にストッパー14が設けられている。 【0022】ストッパー14は、操作グリップ7に対し外部から前方への操作力が加えられると、本体パイプ2
    の半径外方向へ突出して後側係止爪13をロック可能にする。 また、ストッパー14は、後側係止爪13がロック状態にあるとき、他方の脚パイプ50Bによって押圧されると、本体パイプ2の半径内方向へ引っ込み後側係止爪13の後退を許容する。 【0023】具体的には、ストッパー14は揺動レバー15を備え、揺動レバー15は、本体パイプ2の前後方向に沿って配され、位置決め片6を揺動中心として水平方向へ揺動可能である。 また、本体パイプ2の半径方向に沿って配され、揺動レバー15の前部に対し本体パイプ2の半径外方向への付勢力を常時加える押しばね16
    を備える。 【0024】揺動レバー15の前部は、図2及び図3に示すように、平面視幅狭な先端部15aと、該先端部1
    5aの後端から本体パイプ2の半径外方向に突出した段差部15bとを有している。 【0025】次に上記のように構成されたストレッチャー固定具1の操作及び動作を説明する。 【0026】まず、操作グリップ7が操作されていないとき、図3に実線で示すように、揺動レバー15の前部は、本体パイプ2の前後方向に沿って設けられた後側係止爪13の係止孔13aに、後側係止爪13の前進を阻止しない状態で進入している。 【0027】その後、操作グリップ7に対し外部から前方への操作力を加えると、揺動レバー15の先端部15
    aが後側係止爪13の係止孔13aに進入した状態で、
    揺動レバー15の段差部15bが後側係止爪13の係止孔13aから抜け出し、押しばね16の付勢力により本体パイプ2の半径外方向へ突出するようになる。 【0028】そして、操作グリップ7への操作力を解除すると、図2に示すように、後側係止爪13が揺動レバー15の段差部15bと当接し、後側係止爪13はロックされる。 【0029】このように後側係止爪13をロック状態にした後、ストレッチャーの一方の脚パイプ50Aを前側係止爪5の凹部5aに収容し、他方の脚パイプ50Bを位置決め片6と後側係止爪13とで形成される空間17
    に進入させる。 【0030】この他方の脚パイプ50Bの進入に伴い、
    他方の脚パイプ50Bが揺動レバー15を本体パイプ2
    の半径内方向へ押圧すると、揺動レバー15の前部が押しばね16の付勢力に打ち勝って本体パイプ2の半径内方向へ引っ込み、段差部15bが後側係止爪13の係止孔13aに進入可能となり、後側係止爪13は係止孔1
    3a内に段差部15bを収容しながらばね11の付勢力により後退し、図3図示二点鎖線で示すように、他方の脚パイプ50Bを位置決め片6に押し付けて他方の脚パイプ50Bを係止する。 【0031】一方、ストレッチャー固定具1からストレッチャーを外すときは、操作グリップ7に前方への操作力を加え、揺動レバー15の段差部15bを後側係止爪13の係止孔13aから突出させ、後側係止爪13をロックする。 そして、この状態で他方の脚パイプ50Bを空間17から離脱させるとともに一方の脚パイプ50A
    を前側係止爪5の凹部5aから離脱させる。 【0032】以上説明したように、本実施形態に係るストレッチャー固定具によると、後側係止爪13がロックされた後は、操作グリップ7に対し操作力を継続して加える必要がなくなる。 したがって、ストレッチャーをストレッチャー固定具1に固定させる作業、及び、ストレッチャーをストレッチャー固定具1から外す作業がきわめて簡単になる。 【0033】また、上記のように操作グリップ7に操作力を継続的に加えなくて済むことから、ばね11の付勢力を従来のストレッチャー固定具のばねの付勢力より大きな値に設定することが可能となり、この付勢力の増大により、後側係止爪13と位置決め片6とが他方の脚パイプ50Bをより強固に係止させることができ、車両の振動等に起因して後側係止爪13が前後方向に振動し他方の脚パイプ50Bと断続的に当ることによって発生する騒音を防止することができる。 【0034】 【発明の効果】本発明によると、位置決め片と後側係止爪との間にストッパーを設け、ストッパーは、操作グリップに対し外部から前方への操作力が加えられると、本体パイプの半径外方向へ突出して後側係止爪をロック可能にし、また、ストッパーは、後側係止爪がロック状態にあるとき、他方の脚パイプによって押圧されると、本体パイプの半径内方向へ引っ込み後側係止爪の後退を許容するよう構成したため、後側係止爪がロックされた後は、操作グリップに対し操作力を継続して加える必要がなくなる。 したがって、ストレッチャーをストレッチャー固定具に固定させる作業、及び、ストレッチャーをストレッチャー固定具から外す作業がきわめて簡単になる。 【0035】また、上記のように操作グリップに操作力を継続的に加えなくて済むことから、付勢手段の付勢力を従来のストレッチャー固定具の付勢手段の付勢力より大きな値に設定することが可能となり、この付勢力の増大により、後側係止爪と位置決め片とが他方の脚パイプをより強固に係止させることができ、車両の振動等に起因して後側係止爪が前後方向に振動し他方の脚パイプと断続的に当ることによって発生する騒音を防止することができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係るストレッチャー固定具の平面図である。 【図2】同ストレッチャー固定具の後側係止爪がロック状態にあるときの要部横断面図である。 【図3】同後側係止爪のロック状態が解除されているときの要部横断面である。 【符号の説明】 1 ストレッチャー固定具2 本体パイプ5 前側係止爪6 位置決め片7 操作グリップ8 作動ロッド11 ばね(付勢手段) 13 後側係止爪14 ストッパー15 揺動レバー16 押しばね50A 前後一方の脚パイプ50B 前後他方の脚パイプ

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