Electronic device having wireless transmitter

申请号 JP2001331106 申请日 2001-10-29 公开(公告)号 JP2003133972A 公开(公告)日 2003-05-09
申请人 Fujitsu Ltd; 富士通株式会社; 发明人 MARUO NOBUHIDE; SAOTOME MAKOTO; KOTANI MAKOTO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To eliminate power supply noise generated from a switching regulator in a phase modulation wireless transmitter.
SOLUTION: In a computer device 1 having a phase modulation wireless transmitting circuit 2 which receives power supply from a switching type power supply 4, the switching frequency of the power supply 4 is determined according to a comparison frequency during sampling by a PLL (phase locked loop) circuit 10 of the wireless transmitter side.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 スイッチング方式の電源から電力供給される位相変調方式の無線送信機を有する電子装置において、 前記電源のスイッチング周波数が、前記無線送信機側の周波数に基づくものであることを特徴とする無線送信機を有する電子装置。 【請求項2】 前記電源のスイッチング周波数が、前記無線送信機側のPLLの比較周波数と同一周波数である、請求項1に記載の無線送信機を有する電子装置。 【請求項3】 前記電源のスイッチング周波数が、前記無線送信機側のPLLの比較周波数から一定周波数だけずらした周波数である、請求項1に記載の無線送信機を有する電子装置。 【請求項4】 前記無線送信機側のPLLの比較周波数から一定周波数だけずらす周波数は、前記無線送信機の発振回路側に設けられているPLL内の低周波フィルタのカットオフ周波数に応じて決定されたものである、請求項3に記載の電子装置。 【請求項5】 前記無線送信機を使用しない場合は、前記無線送信機側の回路に前記電源を供給せず、前記電源のスイッチング周波数を予め設定した周波数にする電源周波数切換手段を設けた、付記1乃至4の何れか一つに記載の電子装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、位相変調方式の無線送信機を有する電子装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図8は従来技術による無線送信機を内蔵するコンピュータ機器のブロック構成図である。 無線送信機を有する電子装置、例えば図8に示す無線送信機を内蔵するコンピュータ機器101において、通常の無線機を使用しない場合に、コンピュータ機器側の低周波のロジック回路を含むデジタル回路部102では問題にならない程度のレベルの電源ノイズが、無線機を使用する場合に、無線送信機側の高周波回路部としての無線機回路103の特性に顕著な影響を及ぼす。 特に、位相変調方式を採用する無線送信機では、電源ノイズの影響により変調精度が悪化するため、無線送信機に対する電源として、ノイズの発生が少ないシリーズレギュレータを用いることが好ましい。 【0003】しかしながら、電源にシリーズレギュレータを使用した場合、電源の電効率が悪く消費電力を増大させてしまう。 それゆえ、通常、電源にスイッチングレギュレータ104が使用される。 SW(スイッチング)レギュレータ104は、AC/DCパワーサプライまたはバッテリの直流電源105から直流電力を受け、
    基準電圧に対して高周波発信回路(図示せず)から発生される出力パルスのパルス幅を制御するPWM制御回路106と直流電圧をスイッチング素子によりスイッチングして得られたパルス列をLCフィルタで平均化するスイッチング&フィルタ回路107から構成される。 PW
    M制御回路106にはスイッチング&フィルタ回路10
    7の出力から電圧が帰還され、PWM制御回路106
    は、帰還電圧と基準電圧との偏差を無くすようにパルス幅を制御し、その結果スイッチング&フィルタ回路10
    7は安定な直流電圧を出力する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源にスイッチングレギュレータを使用した無線送信機を内蔵するコンピュータ機器では、スイッチングレギュレータ104が大きな電源周波数のリップル(スイッチング)
    ノイズを発生する。 この電源から発生するノイズのリップル周波数が、位相変調方式を用いた無線回路に内蔵されたPLLのサンプリングされる比較周波数に近接したとき、無線送信機の変調精度を悪化させてしまう。 このため、電源のリップルノイズを小さくし、PLLの比較周波数がリップルノイズの影響を被らないようにするため、物理的に大きな取付スペースを要する高価なリップルフィルタ108を電源ライン上に追加しなければならないという問題がある。 【0005】しかるに、特開平11−122123号および特開平6−303772号公報は、無線受信機が受けるリップルノイズの影響を回避する技術を開示している。 前者は無線受信機の受信周波数がスイッチングレギュレータのスイッチング周波数と一致したときスイッチング周波数を切換えるものであり、後者はTVチューナ等の無線受信機への妨害波の発生を検出し、妨害波を検出したときスイッチング周波数を変更するものである。
    これらは、何れも無線受信機に関し、位相変調方式の無線送信機の変調精度に関する技術を開示するものではなく、またリップルノイズ発生時にスイッチングレギュレータのスイッチング周波数を初期設定周波数から他の周波数に切換えるものである。 【0006】本発明は、上記リップルフィルタを設けずに、位相変調方式の無線送信機に電力供給するスイッチングレギュレータから生ずる電源ノイズの影響を受けずに、かつスイッチングレギュレータのスイッチング周波数を切換えることなく、無線送信機の位相変調精度の低下を防止する無線送信機を有する電子装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発明による位相変調方式の無線送信機を有する電子装置は、スイッチング方式の電源から電力供給される位相変調方式の無線送信機を有する電子装置において、前記電源のスイッチング周波数が、前記無線送信機側の周波数に基づくものであることを特徴とする。 【0008】上記無線送信機を有する電子装置において、前記電源のスイッチング周波数が、前記無線送信機側のPLLの比較周波数と同一周波数である。 【0009】上記無線送信機を有する電子装置において、前記電源のスイッチング周波数が、前記無線送信機側のPLLの比較周波数から一定周波数だけずらした周波数である。 【0010】上記無線送信機を有する電子装置において、前記無線送信機側のPLLの比較周波数から一定周波数だけずらす周波数は、前記無線送信機の発振回路側に設けられているPLL内の低周波フィルタのカットオフ周波数に応じて決定されたものである。 【0011】上記無線送信機を有する電子装置において、前記無線送信機を使用しない場合は、前記無線送信機側の回路に前記電源を供給せず、前記電源のスイッチング周波数を予め設定した周波数にする電源周波数切換手段を設ける。 【0012】上記構成により電源のスイッチングノイズの無線送信機への影響を低減する。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。 【0014】図1は本発明の一実施形態に係るスイッチングSWレギュレータから電力供給される無線送信機を有する電子機器のブロック構成図である。 図1に示す無線送信機(以下、単に無線機と記す)を内蔵するコンピュータ機器1において、通常の無線機を使用しない場合は、コンピュータ機器側の低周波のロジック回路を含むデジタル回路2が通電状態となる。 無線機を使用する場合は、無線機側の主として高周波回路からなる無線機回路3も通電状態となる。 【0015】電源としてのSW(スイッチング)レギュレータ4は、AC/DCパワーサプライまたはバッテリの電源5から電力を受け、PWM制御回路6とスイッチング&フィルタ回路7とにより安定な直流電圧をデジタル回路2と無線機回路3に供給する。 【0016】PWM制御回路6は、一般的に基準電圧に対して内蔵する発信回路(図示せず)から発生される基準周波数の出力パルスのパルス幅を制御するものであるが、本発明の実施形態では、この出力パルスは後述する無線機回路3から供給される。 スイッチング&フィルタ回路7は、電源5から供給される直流電圧出力をスイッチング素子によりスイッチングしてパルス列を生成し、
    これをLCフィルタで平均化するものである。 PWM制御回路6にはスイッチング&フィルタ回路7の出力から電圧が帰還され、PWM制御回路6は、この帰還電圧と無線機回路3から供給される出力パルスに相当する電圧との偏差を無くすようにパルス幅を制御し、その結果スイッチング&フィルタ回路7は安定な直流電圧をディジタル回路2と無線機回路3とに供給する。 【0017】無線機回路3は、PLL回路10、発振回路11、ベースバンド12、π/4QPSK変調回路1
    3およびRF(無線周波数)増幅器14を有する。 無線機回路3のベースバンド(基底帯域)12に、コンピュータ機器のデジタル回路部からの送信データが送られると、ベースバンド12は変調波の基となる低周波数の基底帯域信号を生成し、その信号をπ/4QPSK変調回路13に送る。 【0018】一方、PLL(Phase Locked Loop)回路10は、発振回路11から高周波数の基本周波数の第1
    入力信号を受け、第1入力信号と内蔵のVCO(Voltag
    e Controlled Oscillator:電圧制御発信器)から帰還される第2入力信号との位相差から得られる電圧をLP
    F(低域フィルタ)で平滑し、平滑した電圧でVCOを制御して、VCOの出力周波数を第1入力信号の平均周波数に一致させる。 【0019】π/4QPSK(Quarter Phase Shift Ke
    ying)変調回路13は、搬送波となるPLL回路10の出力信号の位相をベースバンド12の出力信号に応じて変調しRF増幅器14に伝送する。 この位相変調は正弦波の4相の位相情報をπ/4づつシフトして伝送するのでπ/4QPSK変調と呼ばれる。 【0020】RF増幅器14は、π/4QPSK変調回路13により位相変調された信号を受け、これを増幅して無線で出力する。 【0021】次に、位相変調方式の無線送信機が受けるスイッチングレギュレータからのリップルノイズとスイッチングレギュレータの基準周波数との関係について図2〜図4を用いて以下に説明する。 【0022】図2は一般的な無線機回路におけるPLL
    回路の具体例を示す図である。 PLL回路20は発振回路21から高周波数の基本周波数の第1入力信号frを受ける。 PLL回路20と発振回路21にはスイッチングレギュレータ24から直流電圧V1が供給される。 【0023】発振回路21は、固有振動数を有する晶からなる安定度の高い発振器211と発振器211の出力周波数を分周する分周器212とからなる。 PLL回路20は、PD(Phase Detector)201、LPF20
    2、VCO203および可変分周器204からなる。 【0024】PD201は、分周器212からの第1入力信号frとVCO203から帰還される第2入力信号fpとの間の位相差を常に比較し、この位相差から得られる電圧p1をLPF202に出力する。 LPF202
    はPD201からの出力電圧p1を平滑する。 VCO2
    03はこの平滑電圧p2に応じた周波数で発振する信号を出力する。 この出力信号foは変調回路23に入力されるとともに、可変分周器204を介して第2入力信号fpとしてPD201に帰還される。 可変分周器204
    は、VCO203の出力信号foの周波数をPD201
    への分周器212からの第1入力信号frの平均周波数に一致させるよう第2入力信号fpを制御する。 スイッチングレギュレータ24は内蔵する高周波発振回路(図示せず)から発生される出力パルスを基準周波数として用いて安定な直流電圧V1をPLL回路20を含む無線機回路に供給する。 【0025】図3は図2に示す無線機回路におけるPL
    L回路内の各部の電圧波形を示す図であり、(A)は電源ノイズのない場合の電圧波形を示す図であり、(B)
    は電源ノイズ周波数が比較周波数に近い場合の電圧波形を示す図であり、(C)は電源ノイズ周波数が比較周波数に一致した場合の電圧波形を示す図である。 図2と図3を相互に参照しつつ無線機回路におけるPLL回路の電源ノイズの影響を以下に説明する。 【0026】図2において、frは第1入力信号、fp
    は第2入力信号、p1はPD201の誤差出力信号、p
    2はLPF202の出力信号であり、V1はスイッチングレギュレータの電圧信号を示す。 図3にはこれらの電圧波形の時間変化を示す。 図3の(A)に示すように、
    電源電圧信号V1にノイズが発生していない場合には、
    PD201の誤差出力信号p1には僅かなビートしか発生しないのでLPF202の出力信号p2にノイズの影響が生じないことが判る。 【0027】図3の(B)に示すように、電源電圧信号V1にノイズが発生しているときで電源ノイズ周波数が比較周波数fpに近い場合には、PD201の誤差出力信号p1にはビートが発生するのでLPF202の出力信号p2にノイズの影響が生じることが判る。 【0028】図3の(C)に示すように、電源電圧信号V1にノイズが発生しているときでも電源ノイズ周波数が比較周波数fpに一致した場合には、電源ノイズはV
    CO203からの帰還によりキャンセルされPD201
    の誤差出力信号p1にはビートが発生しないのでLPF
    202の出力信号p2にノイズの影響が生じないことが判る。 【0029】次に、位相変調方式の無線送信機がスイッチングレギュレータのリップルノイズから受ける変調精度について以下に説明する。 【0030】図4は位相変調方式の無線送信機の電源リップル周波数に対する変調精度の特性を示す図である。
    図4は、図2において、PLL回路20内でサンプリングした時の比較周波数fcmpをfcmp=300KHzとし、比較周波数fcmpからのずれΔfを示すLPF(低周波フィルタ)カットオフ周波数fcをfc=5KHzとしたときのP
    LLの変調精度の実測結果を示す。 ここで、変調精度とは無線機回路により位相変調した結果の位相シフト量を相対的に示すものであり、位相シフト量が0の理想的な場合0%で示される。 【0031】図4に示す特性からPLLのサンプリング時の比較周波数fcmpと無線機回路に入力された電源ノイズとの間に次の特徴があることが判る。 【0032】(1)PLLのサンプリング時の比較周波数fcmpから±Δfずれた周波数の電源ノイズが無線機回路に入力された場合、その変調精度がもっとも悪化するΔfはPLLのループフィルタのカットオフ周波数fc
    に一致する。 【0033】(2)PLLのサンプリング時の比較周波数fcmpと無線機回路に入力された電源ノイズの周波数が一致した場合、変調精度悪化を軽減できる。 【0034】(3)PLLのサンプリング時の比較周波数fcmpから±Δf×4以上ずれた周波数の電源ノイズが無線機回路に入力された場合、その変調精度の劣化はほぼ無視できるレベルに低減できる。 【0035】これらの特徴を利用することで、位相変調方式を用いた無線送信機用の電源であるスイッチングレギュレータの基準周波数をfcmp±Δfの帯域を避けた周波数にすれば、無線機の変調精度が許容値内に入るので、特別なリップルフィルタを設けることなく、効率の良いスイッチングレギュレータを容易に使用することが可能となることが判る。 【0036】これより、図1に示すSWレギュレータ4
    への基準周波数を無線機回路3のPLL回路10から取り出す本発明の実施形態を図5〜図7を参照しつつ以下に説明する。 【0037】図5は図1に示すSWレギュレータへの基準周波数を取り出すPLL回路の第1実施形態を示す図である。 図5に示すPLL回路50は図2に示すPLL
    回路20においてVCOと可変分周器との間にプリスケーラ505が追加された点が異なるが、他の構成要素は同一である。 プリスケーラ505は前置分周器であり、
    VCO503の出力周波数が高い場合、可変分周器50
    4で分周可能な周波数に落とすものである。 【0038】第1実施形態においては、上記(2)の特徴を利用し、位相変調方式を用いた無線送信機に使用されているPLL回路50の比較周波数fcmp(=300K
    Hz)を取り出し、その出力をスイッチングレギュレータの基準周波数として使用する。 【0039】この構成により、電源ノイズの周波数はP
    LLの比較周波数fcmpと全く同一となり、特別な電源ノイズのリップルフィルタの使用にてノイズを完全に取り去らなくてもPLL回路50は変調精度の悪化を防止することが可能となる。 【0040】図6は図1に示すSWレギュレータへの基準周波数を取り出すPLL回路の第2実施形態を示す図である。 第2実施形態においては、上記(3)の特徴を利用し、位相変調方式を用いた無線送信機に使用されているPLL回路60の比較周波数fcmp(=300KH
    z)から一定周波数(±Δf×4)だけずらした周波数(=280KHzまたは320KHz)の出力信号をスイッチングレギュレータの基準周波数として使用するものである。 【0041】この構成により、電源ノイズはPLL回路の比較周波数から、最も変調精度の悪化が発生する領域(LPF(低周波フィルタ)602のカットオフ周波数±Δf×4)を避けており、特別な電源ノイズのリップルフィルタの使用にてノイズを完全に取り去らなくてもPLL回路60は変調精度の悪化を防止することが可能となる。 【0042】第2実施形態において、スイッチングレギュレータの基準周波数として、PLL回路60の比較周波数から、変調精度が悪化しない周波数帯までシフトした周波数を得るPLL回路を構成するため、PLL回路60のLPF(低周波フィルタ)602のカットオフ周波数に連動してPLL回路60の比較周波数にオフセットを加算するfc−DCオフセット回路606と、fc
    −DCオフセット回路606による加算結果に応じて発振する回路としてのVCO607と、分周器608とを設けている。 ここで、LPF602のカットオフ周波数fcは5KHzであり、電源ノイズの周波数と比較周波数fcmpの差がカットオフ周波数fc以上であれば電源ノイズはLPF602で吸収される。 したがって、スイッチングレギュレータの基準周波数をfcmp−fcより十分低く、またはfcmp+fcより十分高くすればPLL60
    は電源ノイズの影響を受けないことになる。 それゆえ、
    分周器608はfcmp±Δf×8(=260KHzまたは340KHz)の周波数信号を出力するものとする。 【0043】この構成により、無線特性の変更などで、
    PLLのLPFの特性が変更になり、変調精度を悪化させる周波数領域が変わった場合であっても、再度調整する必要がなくなる。 【0044】図7は図1に示すSWレギュレータへの基準周波数を取り出すPLL回路の第3実施形態を示す図である。 第3実施形態においては、スイッチングレギュレータの基準周波数として、PLL回路70の比較周波数から変調精度が悪化しない周波数までシフトした周波数を得る方法として、PLLの比較周波数の出力を分周回路で実現するものである。 【0045】第3実施形態において、スイッチングレギュレータの基準周波数として、PLL回路70の比較周波数から、変調精度が悪化しない周波数帯までシフトした周波数を得るPLL回路を構成するため、分周器70
    6を設けている。 分周器706はfcmp×1/2(=15
    0KHz)の周波数信号を出力するものとする。 【0046】次に、本発明の他の形態について説明する。 【0047】図1に示す位相変調方式を用いた無線送信機を内蔵するコンピュータ機器1において、無線送信回路3を使用するか否かを判定する切換えスイッチを設け、無線送信回路3を使用する場合には、無線送信機側の回路にスイッチングSWレギュレータ4からの電力を供給し、無線送信回路3を使用しない場合には、無線送信機側の回路にスイッチングSWレギュレータ4からの電力を供給しないで、SWレギュレータ4のスイッチング周波数を予め設定した周波数に構成する。 【0048】(付記1) スイッチング方式の電源から電力供給される位相変調方式の無線送信機を有する電子装置において、前記電源のスイッチング周波数が、前記無線送信機側の周波数に基づくものであることを特徴とする無線送信機を有する電子装置。 【0049】(付記2) 前記電源のスイッチング周波数が、前記無線送信機側のPLLの比較周波数と同一周波数である、付記1に記載の無線送信機を有する電子装置。 【0050】(付記3) 前記電源のスイッチング周波数が、前記無線送信機側のPLLの比較周波数から一定周波数だけずらした周波数である、付記1に記載の無線送信機を有する電子装置。 【0051】(付記4) 前記無線送信機側のPLLの比較周波数から一定周波数だけずらす周波数は、前記無線送信機の発振回路側に設けられているPLL内の低周波フィルタのカットオフ周波数に応じて決定されたものである、付記3に記載の電子装置。 【0052】(付記5) 前記無線送信機側のPLLの比較周波数から一定周波数だけずらす周波数は、前記P
    LLの比較周波数よりも低い発振周波数を出力するため該PLL内の帰還回路とは独立の分周器にて分周されたものである、付記3に記載の電子装置。 【0053】(付記6) 前記無線送信機を使用しない場合は、前記無線送信機側の回路に前記電源を供給せず、前記電源のスイッチング周波数を予め設定した周波数にする電源周波数切換手段を設けた、付記1乃至5の何れか一つに記載の電子装置。 【0054】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
    位相変調方式の無線送信機を有する電子装置、例えば無線送信機を内蔵するPC(Personal Computer)のようなコンピュータ機器において、無線送信機へ供給する電源として、電力効率の高いスイッチングレギュレータを特別な電源ノイズ防止用のリップルフィルタを設けずとも、スイッチングレギュレータから生ずる電源ノイズの影響を受けずに、かつスイッチングレギュレータのスイッチング周波数を切換えることなく、無線送信機の位相変調精度の低下を防止する無線送信機を有する電子装置を提供できる。 【0055】また、本発明によれば、PLL回路が、リップルフィルタなどと異なり、容易にLSI化が可能であるため、電子装置における物理的スペースを確保できコンパクトかつ安価な電子装置を提供できる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係るスイッチングSWレギュレータから電力供給される無線送信機を有する電子機器のブロック構成図である。 【図2】一般的な無線機回路におけるPLL回路の具体例を示す図である。 【図3】図2に示す無線機回路におけるPLL回路内の各部の電圧波形を示す図であり、(A)は電源ノイズのない場合の電圧波形を示す図であり、(B)は電源ノイズ周波数が比較周波数に近い場合の電圧波形を示す図であり、(C)は電源ノイズ周波数が比較周波数に一致した場合の電圧波形を示す図である。 【図4】位相変調方式の無線送信機の電源リップル周波数に対する変調精度の特性を示す図である。 【図5】図1に示すSWレギュレータへの基準周波数を取り出すPLL回路の第1実施形態を示す図である。 【図6】図1に示すSWレギュレータへの基準周波数を取り出すPLL回路の第2実施形態を示す図である。 【図7】図1に示すSWレギュレータへの基準周波数を取り出すPLL回路の第3実施形態を示す図である。 【図8】従来技術による無線送信機を内蔵するコンピュータ機器のブロック構成図である。 【符号の説明】 1…電子装置(コンピュータ機器) 2…ディジタル回路3…無線機回路4、24…スイッチングレギュレータ(電源) 10、20、50、60、70…PLL回路11、21、51、61、71…発振回路12…ベースバンド13…π/4QPSK変調回路14…RF(無線周波数)増幅器23、53、63、73…変調回路201、501、601、701…PD(位相比較器) 202、502、602、702…LPF(低周波フィルタ) 203、503、603、607、703…VCO(電圧制御発振器) 204、504、604、704…可変分周器505、605、705…プリスケーラ606…fc−DCオフセット回路608、706…分周器

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 誠 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内Fターム(参考) 5K060 BB07 BB08 CC04 CC11 FF03 HH02 HH06 HH22 HH25 KK01 LL16 MM00

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