Spatial transmission optical transceiver circuit and the space transmission equipment

申请号 JP4908298 申请日 1998-03-02 公开(公告)号 JP3529263B2 公开(公告)日 2004-05-24
申请人 日本電気株式会社; 发明人 俊太郎 山崎; 淳一 松田;
摘要
权利要求
  • (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 端末装置から入力された第一の電気信号を第一の光信号に変換して空間に送信する光信号送信手段と,空間から受信された第二の光信号を第二の電気信号に変換して 前記端末装置に出力する光信号受信手段とを有する空間伝送用光送受信回路であって、 該第二の光信号の有無を検出する光信号検出手段と、 該第一の光信号が反射物に反射されることによって発生する反射信号が該第二の光信号として該光信号受信手段に入射しているときに,該第二の光信号が該反射信号であることを検出する反射信号検出手段と、 該光信号検出手段が該第二の光信号を検出していないとき、あるいは該第二の光信号が該反射信号であることを該反射信号検出手段が検出しているときには、通信経路が遮断されたと判断 し、前記端末装置に通知する遮断検出手段とを有し、 前記反射信号検出手段は、前記第一の電気信号を各々異なる時間、遅延させる複数の遅延手段と、各々の該遅延手段からの出力信号と前記第二の電気信号との排他的論理和を各々行う複数の排他的論理和手段と、各々の該排他的論理和手段からの出力信号の時間平均を各々とる複数の平均化手段と、各々の該平均化手段の出力値と基準値との大小を比較する複数の比較手段と、各々の該比較手段の出力 から少なくとも1つが前記反射信号であるか
    否かを判定する判定手段とで構成されることを特徴とする空間伝送用光送受信回路。 【請求項2】 端末装置から入力された第一の電気信号を第一の光信号に変換して空間に送信する光信号送信手段と,空間から受信された第二の光信号を第二の電気信号に変換して 前記端末装置に出力する光信号受信手段とを有する空間伝送用光送受信回路であって、 該第二の光信号の有無を検出する光信号検出手段と、 該第一の光信号が反射物に反射されることによって発生する反射信号が該第二の光信号として該光信号受信手段に入射しているときに,該第二の光信号が該反射信号であることを検出する反射信号検出手段と、 該光信号検出手段が該第二の光信号を検出していないとき、あるいは該第二の光信号が該反射信号であることを該反射信号検出手段が検出しているときには、通信経路が遮断されたと判断 し、前記端末装置に通知する遮断検出手段とを有し、 前記反射信号検出手段は、前記第一の電気信号を各々異なる時間、遅延させる複数の遅延手段と、各々の該遅延手段からの出力信号と前記第二の電気信号との排他的論理和を各々行う複数の排他的論理和手段と、各々の該排他的論理和手段からの出力信号の時間平均を各々とる複数の平均化手段と、前記複数の平均化手段の出力値の中に 少なくとも1つ基準値以下の値がある場合に、前記第二の光信号が 前記反射信号であると判断する判定手段とで構成されることを特徴とする空間伝送用光送受信回路。 【請求項3】IEEE1394規格に基づくデータ伝送線によって端末機器と接続され、該端末機器から受信する第一の電気信号を第一の光信号に変換して空間に送信し、空間から受信された第二の光信号を第二の電気信号に変換して該端末機器に送信する空間伝送装置であって、請求項1または2に記載の空間伝送用光送受信回路を有することを特徴とする空間伝送装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルバスにより複数の端末機器が接続されるネットワークの端末機器間において、空間を媒体として光信号の送受信を行う空間伝送用光送受信器に関する。 【0002】ここで、シリアルバスとしては、IEEE
    (The Institute of Electri
    cal and Electoronics Engi
    neers)1394で標準化される高速シリアルバスが使用される(“IEEEStandard for
    a High Performance Serial
    Bus”,IEEE Inc.,96.8)。 【0003】 【従来の技術】近年のコンピュータの処理能の向上や動画像に代表される大容量データを扱いたいという要求の高まりに併せて、機器間で大容量データ転送を行いたいという要求が高まりつつある。図9にIEEE139
    4を用いたネットワークの一例を示す。 【0004】図9において、各端末機器間は、IEEE
    1394規格に基づいた伝送路と給電線を一本にまとめた給電線付ツイストペア線82で接続されており、各端末機器はツイストペア線に対してバイアス電圧を印加している。 給電線付ツイストペア線の挿抜が生じると、対向する端末機器はバイアス電圧の変化を検知して、挿抜を検出し、IEEE1394ネットワークを初期化するためのリセット信号を送出する。 【0005】このようなIEEE1394ネットワークにおいて、伝送路の一部に光ファイバを用いるための特願平8−190743号記載の光送受信器の構成を図1
    0に示す。 この光送受信器は端末機器とIEEE139
    4規格に基づいた給電線付ツイストペア線で接続され、
    図9のIEEE1394ネットワークの伝送路の一部に光ファイバを用いることを可能にする。 以下、この光送受信器の動作について説明する。 【0006】図10において、光送受信器913はバイアス回路91、符号変換回路92、ピークホールド回路93、光送信部94、光受信部95、電源回路96、I
    EEE1394規格に準拠した給電線付ツイストペア線97が接続される電気コネクタ98、光ファイバ99が接続される光コネクタ910よりなる。 【0007】光送信部94は符号変換回路92からの電気信号を光信号に変換して、変換された光信号を光コネクタ910を介して光ファイバ99b上に送出する。 光受信部94は光コネクタ910より受信される光信号を電気信号に変換して波形整形し、符号変換回路92、ピークホールド回路93に出力する機能を持つ。 【0008】給電線付ツイストペア線97にはツイストペア線が2本あり、2系列の信号が存在する。 符号変換回路92は光送信する際にはその2系列の信号を光ファイバ99で伝送可能なように1系列に変換する機能と、
    受信した1系列の光信号を、ツイストペア線上で伝送できるように2系列の信号に変換する機能を持つ。 【0009】ピークホールド回路93は、光受信部95
    が光信号から変換した電気信号より光信号の有無を検出する機能を持つ。 また、その検出結果を基にバイアス回路91の制御を行う機能を持つ。 バイアス回路91は電気コネクタ98に接続された給電線付ツイストペア線9
    7の各ツイストペア線912a/bに対してバイアス電圧を印加する機能を持ち、ピークホールド回路93からの出力によって制御される。 具体的には、光信号を受信しているときにはツイストペア線912へバイアス電圧を印加し、光信号を受信していない場合には電圧の印加を停止する。 これによって端末機器は給電線付ツイストペア線の挿抜や、光ファイバの挿抜を検知して、IEE
    E1394シリアルバスの初期化を行うことができる。 【0010】また、端末機器間の移動に伴う再配線や配線時にツイストペア線の取り回しにより美観を損なうという観点から、光や電波を用いて空間を媒体とする通信方式を利用することが考えられる。 光によるデータの無線伝送方式は光空間伝送方式と呼ばれ、例えば啓学出版の「オプトエレクトロニクスの基礎」P. 26に記載されている。 【0011】図11は特開平7−183849号公報に記載の光空間伝送装置の一例である。 以下、図を用いてこの光空間伝送装置の構成及び動作について簡単に説明する。 【0012】図11の光空間伝送装置において、送信機101は入力された情報信号をベースバンド符号に変換するエンコード回路102と、このベースバンド符号に基づいて発光部104を駆動するドライバ回路103とドライバ回路103からの電気信号を光信号に変換して空間に放出する発光部104で構成されている。 また、
    受信機105は空間伝送路より光信号を受信し電気信号に変換する受光部106と受光した信号よりクロック信号を再生するクロック再生回路107と再生されたクロック信号と受光部106からの電気信号からベースバンド符号を再生し情報信号を出力するデコード回路108
    によりなる。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術から端末機器の移動に伴う再配線の問題や、ケーブルの取り回しに伴って美観を損なうという問題を解決するために図10の光送受信器の光送受信部を光空間伝送方式にすることが考えられる。 【0014】この場合、光の通信経路が近傍で遮断されて反射光が光受信部に入射した場合、光空間伝送装置は反射信号を受信してしまい、通信経路の遮断を検出できない。 そのため、端末機器に誤ったデータを引き渡してしまい、端末機器が異常な動作になるという問題があった。 【0015】(発明の目的)本発明の目的は、上記問題を解決しIEEE1394に基づいたデータ伝送線により複数の端末機器が接続されるネットワークの端末機器間において、空間を媒体として光信号の送受信を可能とする空間伝送用光送受信器を提供することにある。 【0016】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の空間伝送用光送受信器は通信経路の遮断及び対向する空間伝送用光送受信器に接続されたデータ伝送線の挿抜を検出することを特徴とする。 【0017】特に、本発明の空間伝送用光送受信器は光送信部近傍における通信経路の遮断によって、反射光を受信している場合でも通信経路の遮断を検出する。 具体的には、空間伝送路上の光信号の有無を検出する光信号検出手段と、送受信した信号によって受信信号が反射信号であることを検出する反射信号検出手段を有する。 【0018】また、本発明の空間伝送用光送受信器は、
    通信経路の遮断や信号線の挿抜を検知し端末機器に通知することを特徴とする。 具体的には、通信経路の遮断と対向する空間伝送用光送受信器に接続されたデータ伝送線の挿抜を検知し、当該検知結果を端末機器へ通知する経路遮断・信号線挿抜通知手段を併せ持つ。 【0019】 【作用】上記の通りの本発明によれば、対向する空間伝送用光送受信器に接続されたデータ伝送線の挿抜、及び通信経路の遮断を光信号の有無により検知できる。 また、空間伝送用光送受信器近傍での遮断による反射信号を検知して通信経路の遮断を検知できる。 受信信号が無い場合には、データ伝送線が取り外された、あるいは経路が遮断されたものとし、その旨が端末機器に通知される。 また、光送受信器の近傍における経路の遮断によって、送信光信号の反射光が入射した場合にも、受信光信号が反射信号であることを検知して経路の遮断を検出し、その旨が端末機器に通知される。 これにより、端末機器は、データ伝送線の挿抜や経路の遮断を検知することができ、ネットワーク初期化の合図となるリセット信号を出力することができる。 【0020】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。 【0021】<実施例1>図1は本発明の第1の実施例の空間伝送用光送受信器の構成を示すブロック図である。 【0022】図1において空間伝送用光送受信器110
    は電源回路11、バイアス回路12、遮断・挿抜検出回路13、符号変換回路14、光送信部15、光受信部1
    6、IEEE1394規格に基づいたデータ伝送線である給電線付ツイストペア線17が接続される電気コネクタ18で構成される。 【0023】給電線付ツイストペア線17と空間伝送用
    光送受信器110は電気コネクタ18を介して接続される。 給電線付ツイストペア線17と空間伝送用光送受信器110との間の信号の入出力は、符号変換回路14を通して行われる。 符号変換回路14は、給電線付ツイストペア線17から入力される2系列の電気信号を1系列の電気信号に変換して光送信部15、遮断・挿抜検出回路13に出力する。 また、光受信部16からの1系列の電気信号を2系列の電気信号に変換して給電線付ツイストペア線17に送出する機能を持つ。 【0024】光送信部15は電気信号を光信号に変換する機能を持ち、変換された光信号を空間に放出する。 光受信部16は空間を媒体として伝送されてきた光信号を電気信号に変換して波形整形する機能を持つ。 【0025】遮断・挿抜検出回路13は、光受信部16
    から入力される受信信号と、符号変換回路14から入力される送信信号を用いて、光信号の有無を検出する機能と、光受信部16が受信した光信号が自らの送信した光信号の反射信号かどうかを検知する機能を持つ。 【0026】電源回路11は、IEEE1394規格に基づいたデータ伝送線である給電線付ツイストペア線1
    7の給電線19により供給される直流電圧を光送受信器110内部で使用する電圧レベルに変換する機能を持つ。 【0027】バイアス回路12は電気コネクタ18に接続された給電線付ツイストペア線17の各ツイストペア線111a,111bに対してバイアス電圧を印加する機能を持ち、遮断・挿抜検出回路13からの出力により、バイアス電圧の印加を制御できる。 【0028】以下、遮断・挿抜検出回路13の具体例について図面を参照して詳細に説明する。 【0029】図2に遮断・挿抜検出回路13の一例を示す。 遮断・挿抜検出回路13は光信号検出回路26と反射信号検出回路22と判定回路25により構成される。
    光受信部16で、受信された光信号は電気信号に変換され光信号検出回路26と反射信号検出回路22に入力される。 光信号検出回路26はピークホールド回路21で構成され、入力された電気信号から光信号の有無を検出し検出結果を出力する。 反射信号検出回路22は排他的論理和回路23と排他的論理和回路23からの出力信号の振幅を平均化する平均化回路27と信号検出回路24
    で構成され、入力信号として符号変換回路14の送信ポートより送信された電気信号(送信信号)と、光受信部16より受信した光信号を変換した電気信号(受信信号)が入力される。 反射信号検出回路22は入力された送信信号と受信信号より受信信号が反射信号かどうかを判別し、その結果を出力する。 判定回路25は光信号検出回路26からの検出信号と反射信号検出回路22からの検出信号の論理積をとり遮断・挿抜検出結果を出力する。 【0030】次に、この遮断・挿抜検出回路13の動作について図面を参照して詳細に説明する。 【0031】一例として図3に示すような端末機器間の通信形態を挙げる。 図4を参照すると、T0〜T1の間は経路遮断や対向する光送受信器に接続された給電線付ツイストペア線17aまたは17bの挿抜は起きていないとする。 このとき、遮断・挿抜検出回路13の光信号検出回路26のピークホールド回路21は信号を検出してHレベルの電圧を出力する。 また、反射信号検出回路22の排他的論理和回路23は、入力された送信信号と受信信号の排他的論理和をとる。 通信経路が正常で給電線付ツイストペア線17aまたは17bの挿抜が無い場合、光送受信器110aで受信される光信号は光送受信器110bから送信されたものであり、光送受信器11
    0aでの送信信号と受信信号の間に相関関係はない。 従って、排他的論理和回路23からは送信信号と相関の無いランダムな信号が出力されており、排他的論理和回路23からの出力信号の振幅電圧を平均化する平均化回路27の出力電圧は信号検出回路24のしきい値以上であるので、信号検出回路24はHレベルの電圧を出力する。 判定回路25は、反射信号検出回路22と光信号検出回路26のピークホールド回路21からの出力の論理積をとり、Hレベルを出力する。 【0032】次にT1〜T2の間、光送受信器110a
    が送信した光信号の反射光が光受信部16に入射しないように経路が遮断されると、光受信部16から光信号検出回路26のピークホールド回路21への入力がLレベルとなるため、ピークホールド回路21はLレベルの電圧を出力する。 このとき、反射信号検出回路23の排他的論理和回路23は送信信号と同一の信号を出力しており、平均化回路27の出力電圧は信号検出回路24のしきい値以上となり、信号検出回路24はHレベルの電圧を出力する。 判定回路25は、反射信号検出回路22と光信号検出回路26のピークホールド回路21の出力の論理積をとり、Lレベルを出力する。 Lレベルの電圧を入力されたバイアス回路12はツイストペア線111
    a,111bへのバイアス電圧印加を停止する。 【0033】次にT2〜T3の間、経路が復帰すると遮断・挿抜検出回路は再びHレベルの電圧を出力し、Hレベルの電圧を入力されたバイアス回路12はツイストペア線111a,111bへバイアス電圧を印加する。 【0034】次にT3〜T4の間、光送受信器110a
    の近傍で経路が遮断され、反射光が光受信部16で受信されているとする。 この場合、光受信部16からの電気信号を入力された光信号検出回路26のピークホールド回路21はHレベルの電圧を出力する。 このとき、反射信号検出回路22の排他的論理和回路23に入力される受信信号(反射信号)は送信信号に対して遅延時間だけ同期がずれたものとなり、排他的論理和回路23は光受信部16からの信号と符号変換回路14の送信ポートからの信号の遅延時間の間だけHレベルを出力する。 従って、平均化回路27の出力電圧は小さくなり、信号検出回路24のしきい値以下になって信号検出回路24はL
    レベルを出力する。 判定回路25は反射信号検出回路2
    2と光信号検出回路26のピークホールド回路21の出力の論理積をとりLレベルを出力する。 Lレベルの電圧を入力されたバイアス回路12はツイストペア線111
    へのバイアス電圧印加を停止する。 【0035】<実施例2>上述の実施例1では,送信信号と受信信号の排他的論理和の結果から,二つの信号の相関をとることにより反射信号の検出を行っている。 反射信号の伝送距離が長くなると,遅延時間が大きくなり二つの信号の相関性は弱くなるが,送信信号をあらかじめ遅延させることで遅延時間が大きい場合でも,受信信号が反射信号であることを判別できる。 【0036】以下に,反射信号の遅延時間が大きい場合にも受信信号が反射信号であることを検出することができる遮断・挿抜検出検出回路13の具体例に関して図面を用いて詳細に説明する。 【0037】図5は本発明の第2の実施例の遮断・挿抜検出回路13の構成を示すブロック図である。 【0038】図5において遮断・挿抜検出回路13は,
    遅延回路41a〜41n,相関性検出回路42a〜42
    n,反射信号判定回路43、光信号検出回路26、判定回路25で構成されている。 【0039】符号変換回路14から遮断・挿抜検出回路13に対して入力された送信信号は遅延回路41を通過するごとにT[s]だけ遅延していく。 ここで遅延回路41はD−F/F回路を用いて構成されており,Tは送・受信信号の1ビット分の時間である。 遅延回路41を通過した送信信号はそれぞれ光受信部16から遮断・挿抜検出回路13に対して入力される受信信号との相関性を相関性検出回路42で検出する。 相関性検出回路42
    は二つの信号の間に一定レベル以上の相関性が認められた場合にLレベルを出力する。 反射信号判定回路43は全ての相関性検出回路42a〜42nの出力を受けて,
    論理積をとりその結果を出力する。 判定回路25は,入力された反射信号判定回路43の出力と光信号検出回路26の出力の論理積を判定結果として,バイアス回路1
    2へ出力する。 【0040】次に,遮断・挿抜検出回路13の動作について説明する。 伝送距離による遅延時間が1ビット以上の反射信号を受信した場合,受信信号は遅延回路41を通過して数ビット分遅延した送信信号のいずれかとは,
    必ず位相ずれが1ビット以内となり相関が強くなる。 一定レベル以上に相関の強い二つの信号を入力された相関性検出回路42はLレベルの電圧を出力する。 反射信号判定回路43は入力された信号のうち一つ以上がLレベルであれば,受信信号が反射信号であると判定してLレベルの電圧を出力する。 この時,光信号検出回路26は光信号を受信しているのでHレベルの電圧を出力しているが,判定回路25は反射信号判定回路43と光信号検出回路26のそれぞれの出力の論理積を取りLレベルの電圧を出力する。 Lレベルの電圧を入力されたバイアス回路12はツイストペア線111へのバイアス電圧の印加を停止する。 【0041】以下,相関性検出回路42の具体例について図面を参照して詳細に説明する。 【0042】図6に相関性検出回路42の一例を示す。
    相関性検出回路42は,実施例1の反射信号検出回路2
    2と同様の構成で,排他的論理和回路23と平均化回路22と信号検出回路24で構成されており,その動作は実施例1の反射信号検出回路22と同じである。 【0043】また,遅延回路41は伝送路を長くして伝送遅延を生じさせることによっても実現できる。 【0044】<実施例3>近傍での遮断による反射光による誤動作を防ぐのに、光送信部から放出される光の波長を光送受信器ごとに変更し、光受信部の前段に光波長弁別器を設けてもよい。 【0045】図7は本発明の第3の実施例の光送受信器の構成を示す図である。 【0046】図7を参照すると、光受信部16の前段に光波長弁別器61が設けられており、遮断・挿抜検出回路63はピークホールド回路62で構成されている。 また、光送信部15から放出される光の波長は光送受信器ごとに異なる。 図8に光波長弁別器61の透過特性を示す。 図3のような通信形態を考えると、光送受信器11
    0aから放出された波長1の光信号は光送受信器110
    bの光受信部16の前段に設けられた光波長弁別器61
    によって弁別され光受信部16に到達する。 しかし、光送受信器101bから放出された波長2の光信号が近傍での遮断によって反射光となった場合、波長2の光信号は光波長弁別器61を透過できず光受信部16に到達できない。 そのため、光受信部16から出力される電気信号はLレベルとなり、遮断・挿抜検出回路63は遮断を検出し、バイアス回路12に対してLレベルを出力する。 【0047】<実施例4>上述の実施例1、2、3では光信号の検出をピークホールド回路で行っているが、信号の検出をカウンタ回路で行うようにすることもできる。 次にカウンタ回路の動作を説明する。 【0048】カウンタ回路は、常にカウンタ動作しており、Hレベルの信号が入力されるたびにカウント値がリセットされ、Hレベルの電圧を出力する。 一定時間の間、信号入力がLレベルになるとカウント値があらかじめ設定された判定値Tと一致し、Lレベルの電圧を出力する。 【0049】本実施例のカウンタ回路を用いて遮断・挿抜検出回路を構成した光送受信器を用いても、上述したネットワークにおける対向する光送受信器に接続されたデータ伝送線の挿抜や経路の遮断を同様に検出でき、I
    EEE1394ネットワークの初期化を行うことができる。 【0050】以上説明した本発明の空間伝送用光送受信器の応用形態としては、光送受信器を端末機器内部に実装し光インターフェースを持たせた構成としても良い。 【0051】 【発明の効果】以上説明したように構成される本発明の空間伝送用光送受信器によれば、対向する光送受信器に接続されているIEEE1394規格に準拠した給電線付ツイストペア線の取り外しや、経路の遮断を検知できるため、伝送路の一部に空間を媒体とする光空間伝送方式を適用した場合においても、IEEE1394ネットワークの初期化を行うことができる。 したがって、IE
    EE1394ネットワークにおいて、空間を媒体にした光通信方式を用いることができ、端末機器の移動に伴う再配線の問題やケーブルの取り回しに伴う美観の問題を解決できる。 【0052】また、光送受信器の近傍での遮断による反射光の漏話に対しても、本発明の光送受信器によれば、
    受信信号が反射信号かどうかを検知できるので、近傍での遮断によってもIEEE1394ネットワークの初期化を行うことができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例の光送受信器の構成を示すブロック図である。 【図2】遮断・挿抜検出回路の一例を示す図である。 【図3】本発明の光送受信器を介した端末機器間の通信形態の一例を示す図である。 【図4】遮断・挿抜検出回路の動作を説明するためのタイムチャートである。 【図5】本発明の第2の実施例の空間伝送用光送受信器の構成を示す図である。 【図6】本発明の第2の実施例の相関性検出回路の具体例を示す図である。 【図7】本発明の第3の実施例の空間伝送用光送受信器の構成を示す図である。 【図8】本発明の第3の実施例の光波長弁別器の透過特性を示す図である。 【図9】従来のIEEE1394ネットワークの一例を示すブロック図である。 【図10】IEEE1394ネットワークの伝送路の一部に光ファイバを用いることを目的とする従来の光送受信器の構成を示す図である。 【図11】従来の空間伝送用送受信装置の構成の一例を示す図である。 【符号の説明】 11 電源回路12 バイアス回路13 遮断・挿抜検出回路14 符号変換回路15 光送信部16 光受信部17 給電線付ツイストペア線18 電気コネクタ19 給電線110 空間伝送用光送受信器 111a,b ツイストペア線21 ピークホールド回路22 反射信号検出回路23 排他的論理和回路24 信号検出回路25 判定回路26 光信号検出回路27 平均化回路31a,b,81a〜81f 端末装置41a〜41n 遅延回路42a〜42n 相関性検出回路43 反射信号判定回路82 給電線付ツイストペア線61 波長弁別器62 ピークホールド回路63 遮断・挿抜検出回路91 バイアス回路92 符号変換回路93 ピークホールド回路94 光送信部95 光受信部96 電源回路97 給電線付ツイストペア線98 電気コネクタ99 光ファイバ910 光コネクタ911 給電線912 ツイストペア線913 光送受信器101 送信機102 エンコード回路103 ドライバ回路104 発光部105 受信機106 発光部107 クロック再生回路108 デコード回路109 クロック発生回路

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−280545(JP,A) 特開 平8−56198(JP,A) 特開 平5−259993(JP,A) 特開 平9−312595(JP,A) 特開 平6−53868(JP,A) 特開 平7−107037(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 H04L 12/28 - 12/66

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