Monitoring method and apparatus for transparent optical network optical connection path

申请号 JP2009518849 申请日 2007-07-04 公开(公告)号 JP4711203B2 公开(公告)日 2011-06-29
申请人 アルカテル−ルーセント; 发明人 ドタロ,エマニユエル; ペローゾ,ピエール;
摘要 The method involves detecting signatures, of switching nodes` i.e. an optical cross-connect and a reconfigurable optical add/drop multiplexer (32), carried by an optical signal transiting at a point of a transparent optical network by an analysis module (80), where each signature has information uniquely linked with one node of the network. A number of hops from the detected node signatures is determined by a calculation unit (81). The number of hops is compared to a predetermined threshold so as to detect a routing error in relation to the optical signal when the threshold exceeds. An independent claim is also included for a device for monitoring an optical connection path for a transparent optical network.
权利要求
  • 複数の切換ノード(31、32)のそれぞれが前記切換ノードの上流側のリンクから前記切換ノードの下流側のリンクまで光信号を透過的に通過させ、前記光信号を 1つの前記切換ノードに一意に関連する情報を含むノード署名で、いかなる光学/電気/光学変換もなしにマーキングするようにそれぞれ構成された、 前記複数の切換ノード(31、32)で実行されるトランスペアレント光ネットワーク(30)用の光接続経路監視方法であり、前記ネットワークの 前記切換ノードで、通過している光信号がこれによりマーキングされるノード署名を検出するステップ(71)を含んでいる方法であって、
    前記検出されたノード署名から 前記光信号が通過した切り換えノードの数を示すホップの数を判断するステップ(72)と、
    前記ホップの数を所定の閾値と比較した後に、前記閾値を超えた場合に前記光信号に関するルーティングエラーを検出す るステップ(73)とを特徴とする、方法。
  • 前記ネットワークの切換ノード(32)によって受信される光信号によって運ばれる署名が検出されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  • 前記ルーティングエラーが検出される前記光信号を終端させるまたはネットワークから抽出するステップを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  • 単一の波長を有する光信号によって運ばれる署名が検出されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  • それぞれ のノード署名がネットワークの 1つの切換ノードに一意に関連する情報を含み、いかなる光学/電気/光学変換もなしに加えられた、前記ネットワークの 前記切換ノードで通過する光信号によって運ばれるノード署名を検出するように構成された分析手段(80、81)を備えたトランスペアレント光ネットワーク の前記切換ノードに設けられた光接続経路監視装置であって、
    前記分析手段が、前記検出されたノード署名から 前記光信号が通過した切り換えノードの数を示すホップの数を判断するように構成された演算手段(81)と、 前記ホップの数を所定の閾値と比較した後に、前記閾値を超えた場合に前記光信号に関連するルーティングエラーを検出す るように構成されたエラー検出手段( 81 )とを含んでいるということを特徴とする、装置。
  • 前記演算手段が、検出された別個のノード署名の数としてホップの数を判断することを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  • 複数のノード署名および複数のノード署名それぞれに関連するそれぞれの切換ノードを特定する署名ディレクトリ(82)を含み、前記演算手段が前記ホップの数を判断するために前記署名ディレクトリと協働するように構成されていることを特徴とする、請求項5または6に記載の装置。
  • 前記分析手段が、ネットワーク内を通過する波長のマルチプレックスから1つまたは複数のチャネルを分離し、その署名を検出しなければならない光信号として前記1つまたは複数の波長チャネルを供給する光学フィルタリングモジュール(66)を含んでいることを特徴とする、請求項5から7のいずれか一項に記載の装置。
  • トランスペアレント光ネットワークの切換ノード(32)用光接続経路監視装置であり、前記切換ノードが前記切換ノードに一意に関連する情報を含む少なくとも1つのノード署名で、いかなる光学/電気/光学変換もなしに光信号をマーキングするように構成された処理手段(46、47)と、前記マーキングされた光信号を前記ネットワーク内に伝達するように構成された少なくとも1つの光学出力(42)と、ネットワーク(33)の光ラインに結合されるように構成された少なくとも1つの光学入力(41)と、前記少なくとも1つの入力を前記少なくとも1つの出力に結合させる切換手段(43)とを含み、前記光信号がマーキングされる1つまたは複数の署名を検出するために 前記切換ノードによって前記処理手段の上流側 で受信された光信号を分析するように構成された分析手段を備えた装置であって、
    前記分析手段(50、55)が、 前記検出されたノード署名から前記光信号が通過した切り換えノードの数を示すホップの数を判断するように構成され、エラー検出手段(81)が、前記ホップの数を所定の閾値と比較した後に、前記閾値を超えた場合に前記光信号に関するルーティングエラーを検出す るように構成されてい ることを特徴とする、装置。
  • 前記分析手段が、波長を1つだけしか有していない光信号内の前記少なくとも1つのノード署名を調査するように構成されていることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  • 前記分析手段が、波長のマルチプレックス内の前記少なくとも1つのノード署名を調査するように構成されていることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  • 前記分析手段が、波長を1つだけしか有していない光信号内で前記少なくとも1つのノード署名が調査される単チャネル動作モードで、および波長のマルチプレックス内で前記少なくとも1つのノード署名が調査される多チャネル動作モードで選択的に機能するように構成された分析モジュール(50)を含んでいることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  • 前記分析手段が、切換ノードに関連する1つまたは複数の署名を記憶する記憶手段(48)と協働することを特徴とする、請求項9から12のいずれか一項に記載の装置。
  • 前記ルーティングエラーが検出される前記光信号に関する警告信号を作り出すように構成された警告手段(56)を備えていることを特徴とする、請求項5から13のいずれか一項に記載の装置。
  • 前記光信号が受信された切換ノード(32)に関連しており、前記ルーティングエラー検出装置が前記ルーティングエラーが検出された前記光信号を終端させるまたは抽出するように前記切換ノードの切換装置(43)に命令するように構成された制御手段(57)を備えているということを特徴とする、請求項5から14のいずれか一項に記載の装置。
  • 说明书全文

    本発明は、トランスペアレント光ネットワークに関し、より正確には、切換ノードを介したこのようなネットワーク内に構成された光接続経路の追跡に関する。

    ここでは、「光接続経路」は、トランスペアレント光ネットワーク内に1つまたは複数の所与の波長で送信される1つまたは複数の光信号によってとられる物理的経路またはルートを意味する。 この種類の物理的経路は、普通は光ファイバからなり、トランスペアレント通信ノードの対を接続させる光ライン部によって画定される。

    さらに、ここでは「トランスペアレント光ネットワーク」は、信号が常に光学ドメイン内にあるネットワークのことを意味する。

    さらに、ここでは「トランスペアレント切換ノード」は、上流側光ラインから来て、下流側光ラインを向いた多重化された波長または多重化される波長を備えたチャネルを切り換えることに関与する、トランスペアレントタイプの少なくとも1つの光学切換装置を含むネットワーク機器を意味している。

    加えて、ここでは「マルチプレックス」は、同じ媒体を共同に利用する異なる波長を備えた1セットのチャネルを意味する。 異なる波長に関連し、同じ媒体を共同に利用するチャネルはしたがって、多重化してマルチプレックスを構成することができる。 光接続経路はしたがって、波長チャネルまたは波長マルチプレックス、特に同じ接続を形成する、すなわち単一の論理要素として処理される波長マルチプレックスに関連させることができる。 トラフィックエンジニアリングを容易にするためには、異なるソースおよび/またはあて先を有する複数の波長チャネルを、共通部分上で単一の接続として処理するために、それぞれの物理的ルートのその共通部分上で統合させることができる。

    当業者が知っているように、トランスペアレント光ネットワークの切換ノード間に構成された光接続経路がこれらの切換ノードの光学切換装置のそれぞれのプログラミング状態に適合しているかどうかをオペレータが知ることが特に重要である。 あらゆる不適合性は、切換ノードの操作でのまたは光ライン部内でのプログラミングの問題により生じ、この問題は解決しなければならない。

    上で言及した適合性を検証するために、ネットワークは「光接続経路追跡および検証」として知られている方法を利用する。 この検証はしたがって、光接続経路の接続性、すなわち経路が正しいソースを正しいあて先に接続しているかどうかを検証する。 非トランスペアレント光ネットワークでは、これは比較的容易である。 というのは、制御トラフィックの追加により、各レシーバが各接続上の対応するソースに接続されていることを検証する光学/電気/光学タイプの信号変換が切換ノード内で行われるからである。

    これは、光学/電気/光学タイプ信号変換がないことにより(光学切換装置は、物理層内で、より正確にはチャネルの波長に作用するので)、トランスペアレント光ネットワークの場合には当てはまらない。

    この問題に対するいくつかの解決法が提案されている。

    非トランスペアレントネットワーク内で起こることの推定である第1の解決法は、様々な光接続経路のソースとあて先の間の一致を検査するために、制御トラフィックを光ラインに注入することからなる。 この解決法は、帯域幅を消費し、あらゆるエラーの位置に関するあらゆる情報を伝達しないという重大な欠点を有し、これにより修復がより困難になる。

    第2の解決法は、過変調によってチャネルに加えられる少なくとも1つの周波数をネットワーク内で使用される各信号ソース(したがって、各チャネル)に関連させることからなる。 ネットワークの選択位置で波長を分析することにより、ネットワークマネージャによって供給される情報のおかげでどのチャネルが存在するかを調査するために加えられる1つまたは複数の過変調周波数が決まる。 この情報は少なくとも、過変調周波数とチャネルの間の通信からなり、それによってこのチャネルによってとられるルートを決めることができる。 この解決法は、特に「Wavelength Tracker(R)」の製品名でTropics社によって提案されている。

    この第2の解決法は、ネットワークで使用されるチャネルと同じだけ、例えば可変光減衰器(VOA)タイプの多くの処理モジュールの使用が必要である。 可変光減衰器は、加えられるチャネルをトラフィックに過変調させるように、光学切換装置の各追加ポートの上流側に配置されている。 これは、高い費用につながり、新しいチャネルに加えられるように使用しなければならない新しい過変調周波数により、特定の寸法のネットワークがより大きな寸法(「拡張可能性」として知られている)のネットワークに変換される場合に問題を生じさせる。

    US2003/0099010は、各ノードが光信号が入る光ファイバの署名を使用してノードから離れるこれらの光信号を変調する符号器を備えている、波長分割多重光ネットワークのパフォーマンスの監視システムを提案している。 このシステムは、ファイバ内の断線、増幅器障害または中継器障害を検出するために、各署名に関連する信号の電を測定する。 どのチャネルがどのファイバを通して通過中であるかを判断するために、US2003/0099010は、ファイバ署名、およびネットワークの様々な点でのチャネル署名の存在を共に監視することを教示している。

    EP1347591は、検証装置がネットワーク要素に一意に割り当てられる署名の存在を検出する、波長分割多重光ネットワークの障害検出システムを提案している。 リンクまたはネットワーク要素の障害を検出するためには、システムはネットワークの正しい画像に関して、検証装置によって検出される情報を処理する。 ネットワークの正しい画像は、ネットワークマネージャによって作成および更新される。

    米国特許出願公開第2003/0099010号明細書

    欧州特許出願公開第1347591号明細書

    T. Ducellier他、「The MWS 1×4:A High Performance Wavelength Switching Building Block」、ECOC2002年会議、コペンハーゲン、2002年9月9日、2.3.1 「Reduction of Four−Wave Mixing Crosstalk in WDM Systems Using Unequally Spaced Channels」、IEEEフォトニック技術レター、第6巻、754−756ページ(1994年)

    本発明の目的は、トランスペアレント光ネットワーク内の他のタイプのエラー、特に波長チャネルに影響を与えるルーティングエラー、ネットワーク管理プレーンレベルでの構成エラー、およびハードウェアまたは人的原因を有する可能性があるエラーを検出する方法および装置を提案することである。 本発明の別の目的は、トランスペアレント光ネットワークのエラーを迅速におよび経済的に検出する方法および装置を提案することである。

    この目的のため、本発明の第1の態様は、複数の切換ノードのそれぞれが前記切換ノードの上流側のリンクから前記切換ノードの下流側のリンクまで光信号を透過的に通過させ、前記光信号を前記切換ノードに一意に関連する情報を含むノード署名でマーキングするようにそれぞれ構成された、トランスペアレント光ネットワーク用の光接続経路監視方法であり、前記ネットワークの点で通過している光信号がこれによりマーキングされるノード署名を検出するステップを含んでいる方法であって、
    前記検出されたノード署名からホップの数を判断するステップと、
    前記閾値を超えた場合に前記光信号に関するルーティングエラーを検出するように、前記ホップの数を所定の閾値と比較するステップとを特徴とする方法を提供する。

    この種類の方法のおかげで、ノード署名を使用して、IP(インターネットプロトコル)パケットの有効期間(TTL)パラメータによって提供されるものと同様の機能を得ることができる。 例えば、この方法は、光信号がネットワーク内で道に迷うこと、または光信号はそれとは異なるネットワークセクタに到達する危険がある、および/またはしたがって意図していないクライアントに伝達される危険がある可能性があるということを検出することができる。 この検出により、ローカルな修正措置を切換ノードでとることができる、および/またはネットワークの他の点で修正措置をとるために、ネットワーク管理システムに警告することができる。 例えば、ホップの数は、光信号をマーキングする異なるノード署名の数として、または検出された署名によって示される異なる通信ノードの数として判断することができる。

    所定の閾値は、ネットワークの接続形態に応じて、例えばホップ数として示されるネットワークの直径に応じて固定することができる。 光ネットワークの接続形態は一般的には頻繁に展開しないので、この閾値を頻繁に更新する必要がなくなる。 エラー検出はしたがって基本的にローカルであり、ネットワーク全体の知識を有するネットワークマネージャとの集中的な相互作用を必要としない。

    この方法は、ネットワークのあらゆる点で実施することができる。 前記ネットワークの切換ノードによって受信される光信号によって運ばれる署名が、検出されることが好ましい。

    この方法の特定の実施形態は、前記ルーティングエラーが検出される前記光信号を終端させる、またはこれをネットワークから抽出するステップを含んでいる。 例えば、この抽出または終端は、エラーが検出されるネットワークの点に隣接する切換ノードで、または検出が行なわれる切換ノードで行なうことができる。

    1つの波長しか有さない光信号によって運ばれる署名が、検出されることが好ましい。 代替実施形態は、同じ接続に属する、すなわちネットワーク内で共に切り換えられ、したがって同じポートおよび同じ接続を通る共通の経路をとる複数の波長を含む光信号によって運ばれる署名を検出する。 例えば、この実施形態では、波長は全て共にネットワーク内で切り換えられた波長の帯域に属する。

    全ての場合において、署名を検出しなければならない光信号を得るために、ネットワーク内を通過する波長のマルチプレックスの1つまたは複数のチャネルを分離させるステップを提供することができる。

    本発明はまた、
    それぞれが、ネットワークの切換ノードに一意に関連する情報を含み、前記ネットワークの点で通過する光信号によって運ばれるノード署名を検出するように構成された分析手段を備えたトランスペアレント光ネットワーク用光接続経路監視装置であって、
    前記分析手段が、前記検出されたノード署名からホップの数を判断するように構成された演算手段と、所定の閾値を超えた場合に前記光信号に関連するルーティングエラーを検出するために前記ホップの数を前記閾値と比較するように構成されたエラー検出手段とを含んでいるということを特徴とする装置を提供する。

    演算手段は、検出された別個のノード署名の数としてホップの数を判断することが好ましい。 この実施形態は、例えば1つの署名しか各ノードに割り当てられないネットワークに適合する。

    特定の一実施形態では、装置は、複数のノード署名および複数のノード署名それぞれに関連するそれぞれの切換ノードを特定する署名ディレクトリを含み、前記演算手段は前記ホップの数を判断するために前記署名ディレクトリと協働するように構成されている。 このように、演算手段は、他の署名のうちノード署名を特定し、および/またはノード詳細、例えばノードが交差する光信号を複数の署名でマーキングするということを考慮することができる。 ここで、「署名ディレクトリ」は、ノード署名とノードの間の関連を特定する参照情報を意味する。 この情報は、例えばテーブルの形またはいくつかの他の形の演算手段に利用可能にされる。

    装置は有利には、前記ルーティングエラーが検出される前記光信号に関する警告信号を生成するように構成された警告手段を備えている。 例えば、警告信号はネットワーク管理システムに対して生成することができる。 ここで「ネットワーク管理システム」は、ネットワークの切換ノードに接続された集中システム、または例えばネットワークの複数の切換ノード間で分散される複数の管理モジュールを含む分散システムを意味する。

    特定の一実施形態では、装置は前記光信号が受信される切換ノードに関連しており、前記装置は前記ルーティングエラーが検出される前記光信号を終端させるまたは抽出するように前記切換ノードの切換装置に命令するように構成された制御手段を備えている。

    分析手段は有利には、ネットワーク内を通過する波長のマルチプレックスの1つまたは複数のチャネルを分離し、その署名を検出しなければならない光信号により、前記1つまたは複数の波長チャネル、特に同じ接続に属する複数のチャネルを供給する光学フィルタリングモジュールを含んでいる。 例えば、光学フィルタリングモジュールは、チャネル逆多重化装置、帯域逆多重化装置、または同調フィルタを含んでいる。

    本発明の第2の態様は、トランスペアレント光ネットワークの切換ノード用光接続経路監視装置であり、前記切換ノードが前記切換ノードに一意に関連する情報を含む少なくとも1つのノード署名で光信号をマーキングするように構成された処理手段と、前記マーキングされた光信号を前記ネットワーク内に伝達するように構成された少なくとも1つの光学出力と、上流側光ラインに結合されるように構成された少なくとも1つの光学入力と、前記入力の少なくとも1つを前記出力の少なくとも1つに結合させる切換手段とを含み、前記光信号がマーキングされる1つまたは複数の署名を検出するために前記処理手段の上流側の前記切換ノードによって受信される光信号を分析するように構成された分析手段を備えた装置であって、前記分析手段が、前記受信した光信号が前記処理手段の上流側で前記切換ノードに関連するノード署名によってマーキングされる場合にルーティングエラーを検出するために、前記切換ノードに関連する前記少なくとも1つのノード署名を調査するように構成されているということを特徴とする装置を提供する。

    ノードに関連するノード署名が1つしかない場合、分析手段はその署名が光信号内に存在するかどうかを検出するように構成されている。 ノードに関連する複数のノード署名がある場合、分析手段はこれらの署名のいずれかが存在するかどうかを検出するように構成されていることが好ましい。 したがって、ネットワーク内のループ状ルートをとる際に切換ノードを2回通過する光信号の存在を検出することが可能である。 この検出により、ローカルな修正措置を切換ノードでとることができる、および/またはネットワークの他の点で修正措置をとるために、ネットワーク管理システムに警告することができる。 またここでは、エラー検出は基本的にローカルであり、ネットワークの全体の知識を有するネットワークマネージャとの前もった相互作用を必要としない。

    装置は有利には、前記ルーティングエラーが検出される前記光信号に関する警告信号を生成するように構成された警告手段を備えている。 例えば、警告信号はネットワーク管理システムに対して生成することができる。 ここで「ネットワーク管理システム」は、ネットワークの切換ノードに接続された集中システム、または例えばネットワークの複数の切換ノード間に分散される複数の管理モジュールを含む分散システムを意味する。

    特定の一実施形態では、装置は前記光信号が受信される切換ノードに関連しており、前記装置は前記ルーティングエラーが検出される前記光信号を終端させるまたは抽出するために前記切換ノードの切換装置に命令するように構成された制御手段を備えている。

    分析手段は、波長を1つだけしか有していない光信号内の前記少なくとも1つのノード署名を調査するように構成されていることが好ましい。

    別の実施形態では、分析手段は波長のマルチプレックス内の前記少なくとも1つのノード署名を調査するように構成されている。

    分析手段は有利には、波長を1つだけしか有していない光信号内で前記少なくとも1つのノード署名が調査される単チャネル動作モードで、および波長のマルチプレックス内で前記少なくとも1つのノード署名が調査される多チャネル動作モードで選択的に機能するように構成された分析モジュールを含んでいる。

    分析手段は、記憶手段、例えば切換ノードに関連する1つまたは複数の署名を記憶するメモリと協働することが好ましい。

    本発明によれば、上でおよびこれ以下に言及する光接続経路監視装置は、第1に多重化チャネルのトランスポート専用の上流側光ラインによって結合されるように構成された少なくとも1つの入力ポートと、第2に少なくとも1つの出力(多重化チャネルのトランスポート専用の下流側光ラインに結合されるように構成された出力ポートまたはドロップポート)と、第3に各入力ポートを各出力に結合させる切換手段とを備えたトランスペアレント光ネットワークの切換ノード用光学切換装置と組み合わせることができる。

    この光学切換装置は、切換ノードの各入力ポートに到達するチャネルに少なくともその切換ノードを示す第1の情報を含む署名を加える役割を担う処理手段をさらに備えていることを特徴とする。

    ここで「署名」は、そのチャネルの、または所与の位置でのそのマルチプレックスを構成するチャネルの通過をマーキングするチャネルまたはマルチプレックスに加えられるあらゆる変更を意味する。

    光学切換装置は、特に別個にまたは組み合わせて、他の特性を有することができる。

    その処理手段は、1つのチャネルまたは各チャネル(または、1つのマルチプレックスまたは各マルチプレックスの1つのチャネルまたは各チャネル)に、独自の切換ノードを示す第1の情報およびチャネルを受けた入力ポートを示す第2の情報を含む署名を加える役割を担うことができる。

    その処理手段は、独自の切換ノードを示す選択周波数(第1の情報を形成する)での同じ振幅過変調を、各入力ポートによって受ける1つのチャネルまたは各チャネル(または、1つのマルチプレックスまたは各マルチプレックスの1つのチャネルまたは各チャネル)に加える役割を担うことができる。

    その処理手段は、例えば、異なる入力(および追加)ポートによって受けられるチャネルに加えられる第1の情報(過変調に適用可能な場合)に、それぞれこれらの入力(または追加)ポートを示す異なる周波数でのまたは異なる相対位相での(第2の情報を形成する)振幅過変調を加える役割を担うことができ、ポートは例えば過変調周波数を変調することによってFSKコードによって特定することができる。

    その処理手段は、少なくとも入力ポートの数に等しく、それぞれ対応する入力ポートによって受けられるチャネルに署名を加える役割を担ういくつかの処理モジュールを含むことができる。

    その処理手段は、追加モジュールに結合された追加ポートによって導入されるチャネルに信号を追加する役割を担う少なくとも1つの追加の処理モジュールを含むことができる。

    その処理手段は、追加ポートの数に等しく、それぞれ対応する追加ポートによって導入されるチャネルに署名を追加する役割を担ういくつかの追加の処理モジュールを含むことができる。

    各処理モジュールは、例えば電気制御された可変光減衰器の形をとることができる。

    独自の切換ノードの処理手段によってこれらに加えられた署名を判断するために、出力の1つまたは少なくともいくつかによって運ばれるチャネルを分析する役割を担う分析手段を同様に含むことができる。

    これらの分析手段は、切換装置の物理的状態と前記チャネルが前記切換装置に到達しなければならない前記出力および入力ポートに運ばなければならないチャネルを規定するプログラミング状態の間の通信を検証し、通信がない場合に警告メッセージを生成するために、出力によって運ばれるチャネルおよび切換装置の前記処理手段によって前記チャネルそれぞれに加えられた署名の判断に基づき、切換装置の物理的状態を判断する役割を担うことができる。

    これらの分析手段は、それら自体を含む、これを通して通過した各切換ノードの処理手段によって追加された各署名を判断するために、出力によって運ばれるチャネルを分析する役割を担うことができる。

    これらの分析手段は、それら自体を含む、これを通して通過した各切換ノードの処理手段によってチャネルまたは各チャネルの第1の情報に加えられる第2の情報を分析する役割を担うことができる。

    これらの分析手段は、例えば分析される出力チャネルの数に等しく、それぞれ対応する出力によって受けられる1つまたは複数のチャネルを分析する役割を担ういくつかの分析モジュールを含むことができる。

    別法では、分析されるそれぞれの出力に結合された入力と、少なくとも1つの出力と、スイッチの出力に結合された入力を含むプール状分析モジュールを含む、分析される出力の1つによって受けられ、スイッチによって選択される1つまたは複数のチャネルを分析する役割を担う分析手段とを備えたスイッチを設けることができる。

    各分析モジュールは、例えば対応する出力によって運ばれる1つまたは複数のチャネルを分離させる役割を担う光学フィルタリングサブモジュールと、各チャネルを電気信号に変換する役割を担う少なくとも1つの光学/電気変換サブモジュールと、各別個のチャネルに加えられた各署名を特定する役割を担う電気分析サブモジュールとを備えることができる。

    その処理手段は、署名をマルチプレックスの全てのチャネルの同時に加える役割を担うことができる。

    その切換手段は、第1にそれぞれ入力ポートの1つに結合された第1のポートおよびそれぞれ第1の入力によって受けられる多重化チャネルの少なくとも1つを運ぶように構成されたM個の第1の出力を有するN個のブロードキャストモジュールを含む第1のステージと、第2にそれぞれ少なくとも1つの波長チャネルを受けるように構成されたN個の第2の入力および出力の1つを構成する出力ポートに結合され、第2の入力の1つで受けられる少なくとも1つのチャネルを運ぶように構成された第2の出力をそれぞれ有するM個の結合モジュールを含む第2のステージと、第3にN個のブロードキャストモジュールのそれぞれがM個の結合モジュールそれぞれに結合されるように、少なくとも第1の出力を第2の入力に結合させる少なくともN×M個の光リンクを含む第3のステージとを含むことができる。

    例えば、これらのブロードキャストモジュールは、例えばWSSタイプの、1つの入力およびM個の出力を備えた光結合器および波長選択モジュールから選択することができる。

    例えば、これらの結合モジュールは、例えばWSSタイプの、N個の入力および1つの出力を備えた光結合器および波長選択モジュールから選択することができる。 いずれかの機能モジュールは非選択的タイプであり、選択的タイプのブロードキャストモジュールまたは結合モジュールは選択的タイプおよび非選択的または選択的タイプのブロードキャストモジュールであることに留意する。

    本発明の第3の態様は、トランスペアレント光ネットワーク用の光接続経路監視方法であって、
    ネットワークの少なくとも1つの要素内で、ネットワークの前記要素内を通過する光信号をネットワークの前記素子に一意に関連する通過点署名でマーキングするステップと、
    ネットワークの要素を通過する波長のマルチプレックスによって運ばれる通過点署名を検出するステップと、
    検出した通過点署名で前記波長のマルチプレックスに影響を与える異常な状態を調査するステップと、
    前記波長のマルチプレックスに影響を与える異常な状態の検出に応じて、前記波長のマルチプレックスの波長のサブセットを分離し、前記波長のサブセットに影響を与える接続不良を調査するステップとを特徴とする方法を提供する。

    ここで、ネットワーク要素とは、ネットワーク内の規定の位置を有し、透過的に通過するまたは光信号をネットワーク内に発するように構成された、単純または複合、局所または拡張のあらゆるハードウェア要素、例えば、切換ノード、入力ポート、出力ポート、追加ポート、ドロップポート、導波路または光ファイバなどの光リンク、モノクロ光信号のソース、波長分割多重化光信号のソースなどのことを言う。

    ネットワークのそれぞれの要素に一意に関連する通過点署名の場合、例えば通過点署名がマルチプレックス上でマーキングされる場合、複数の波長チャネルによって同じ署名を運ぶことができる。 上に示したように、波長の前の逆多重化は普通は、例えばそのチャネルまたはチャネルのグループによって運ばれる通過点署名の助けをかりて、1つまたは複数の波長チャネルに影響を与えるルーティング異常を特定するのに必要である。 次に、各波長チャネルによって運ばれる署名の同時検出は個別に、多数の検出装置、すなわち存在するチャネルと同じ数を必要とし、それにより不利なハードウェア費用および全体寸法を示す。 別法では、単一の同調検出装置による各波長チャネルによって運ばれる署名の連続検出には長い時間が必要である。 本発明のこの態様の基本的概念は、ルーティング異常が、少なくとも部分的に全体で波長のマルチプレックスによって運ばれる通過点署名の助けをかりて検出可能である状況が存在するということである。 したがって、多数の署名検出装置を必要とすることなく、それにも関わらず、例えば迅速に警告を発する、または修正動作、例えば関連する光信号用の保護経路または保護構成部品の作動を準備または実行するために、これらの場合にスペクトルマルチプレックスの少なくとも特定のチャネルに影響を与えるルーティング異常の表示を迅速に得ることが可能である。 これらの警告、準備または保護措置を行なうことができ、異常のより洗練された特徴化が行なわれ、チャネルのスペクトルの複数の部分の連続処理が必要である。 波長のサブセットはそれぞれの場合で、単一の波長チャネルまたは複数の波長チャネル、例えばスペクトル帯域を含むことができる。 さらに、検出される異常状態の性質は、波長のサブセットに関して調査される障害のタイプの表示として使用することができる。

    第1の実施形態では、前記波長のマルチプレックスによって運ばれる通過点署名が連続した時間で検出され、前記異常状態の調査は検出された通過点署名の時間にわたる変化を検出するステップを含んでいる。 この実施形態の利点は、監視における接続経路の変化の場合に迅速に警告をトリガすることが可能であることである。

    前記異常状態は、ネットワーク内での光接続経路のプログラミングから非相関された通過点署名の変化を含むことが好ましく、前記異常状態の調査は、検出された変化に対応する再構成指示を探してネットワークの光接続経路のプログラミングを調査するステップを含んでいる。 例えば、この場合、波長の1つのまたは各サブセットに関して調査された障害は、上で言及した異常状態と同じ種類、例えば波長のサブセットの署名の変化、または測定点での波長チャネルの出現または消滅であってもよい。 調査される障害はまた、ネットワークのプログラミングと一致しない切換状態が存在することである可能性もある。 逆に、再構成指示が署名の変化に対応して検出される場合、異常状態または対応する障害は検出されない。 この場合、ネットワークの制御プレーンによって受けられる再構成指示のデータプレーン内での正しい実行を確認し、適当な場合ネットワークの管理システムに確認信号を送信する方法を使用することができる。

    第2の実施形態では、通過点署名は、処理手段に割り当てられた少なくとも1つの通過点署名で光信号をマーキングするように構成された該処理手段の方向に案内された前記光信号に対して検出され、前記異常状態は、前記処理手段の上流側の前記光信号における、前記処理手段に割り当てられた通過点署名の存在を含んでいる。 この実施形態は、ループ状接続経路の存在を検出する。 この場合、波長の1つまたは各サブセットに関して調査される障害は、上に記載した異常状態と同じ種類、すなわち前記波長のセットに対するループ状接続経路の存在であってもよい。

    この方法は有利には、前記波長のマルチプレックス内の別の波長のサブセットを選択するステップ、および前記波長の他のサブセットに影響を与える障害を調査するステップを含んでいる。 例えば、波長のサブセットを選択するステップ、および障害を調査するステップは、前記波長のマルチプレックスの波長チャネル全てに加えられるのに合わせて繰り返される。 別法では、これらのステップは、前記異常状態を生じさせる障害が波長のサブセットに関して検出されるまで繰り返すことができる。

    この方法は有利には、波長の前記または各別個のサブセットによって運ばれる通過点署名を検出するステップを含んでおり、障害調査は前記波長のサブセット内で検出された通過点署名に基づき行なわれる。

    通過点署名は、光信号の振幅過変調によってマーキングされることが好ましく、通過点署名の検出は光信号によって運ばれる振幅過変調のスペクトルを測定するステップを含んでいる。 このスペクトルは、ネットワーク内で使用される周波数に応じて選択される、所定のセットの周波数、例えば所定の範囲の周波数に対して測定することができる。 他のタイプの署名が利用される場合、分析手段はそれに応じて適応される。

    この方法は有利には、前記波長のマルチプレックスに影響を与える異常状態の検出に応じて、ネットワークの管理システムに警告信号を送信するステップを含んでいる。

    本発明の第3の態様はまた、ネットワークの少なくとも1つの要素内を通過する光信号をネットワークの前記要素に一意に関連する通過点署名でマーキングするように構成された、ネットワークの前記要素内に処理手段を含むトランスペアレント光ネットワーク用光接続経路監視装置であって、
    前記ネットワーク要素内を通過する波長のマルチプレックスによって運ばれる通過点署名を検出するためのネットワークの要素内の多チャネル分析手段であり、検出された通過点署名に基づき前記波長のマルチプレックスに影響を与える異常状態を調査するように構成された手段と、
    前記波長のマルチプレックスの波長のサブセットを分離させる光学分離手段と、
    前記波長の分離したサブセットに影響を与える障害を調査するように構成された別のチャネル分析手段とを備えていることを特徴とする装置を提案している。

    トリガ手段は有利には、前記波長のマルチプレックスに影響を与える異常状態の検出に応じて、前記障害調査を行なうように前記別のチャネル分析手段をトリガするように構成されている。

    特定の一実施形態では、多チャネル分析手段は、検出された通過点署名の時間にわたる変化を検出する一時比較手段を備えている。

    指示分析手段は、前記一時比較手段によって検出された通過点署名の変化に対応する再構成指示を探してネットワークの光接続経路のプログラミングを調査するように構成されていることが好ましい。

    別の特定の実施形態では、多チャネル分析手段および前記別のチャネル分析手段は、処理手段に割り当てられた少なくとも1つの通過点署名で光信号をマーキングするように構成された該処理手段に向かって伝播する前記光信号内の署名を検出するように構成されており、前記多チャネル分析手段および前記別のチャネル分析手段は前記処理手段に割り当てられた前記少なくとも1つの通過点署名を調査するように構成されている。

    本発明はまた、上に記載したように、光接続経路監視装置を備えた(D)WDMネットワーク用切換ノードを提案している。 このような切換ノードは例えば、トランスペアレント光相互接続または再構成可能な光学追加/ドロップ多重化装置の形をとることができる。

    本発明の他の特性および利点は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を検討して明らかになるだろう。

    異なる実施形態の監視装置を設置することができる、光学切換装置の第1の実施形態の機能図である。

    異なる実施形態の監視装置を設置することができる、光学切換装置の第2の実施形態の機能図である。

    光経路監視装置が設置される、トランスペアレント光ネットワークの機能図である。

    図3のネットワークの光切換ノードの機能図である。

    図4の監視装置の分析モジュールの機能図である。

    図4の監視装置によって実施される第1の監視方法を示すフロー図である。

    図4の監視装置によって実施される第2の監視方法を示すフロー図である。

    別の実施形態の監視装置を備えた光切換ノードの機能図である。

    図8の監視装置によって測定される署名のスペクトルを示す図である。

    図8の監視装置によって測定される署名のスペクトルを示す図である。

    添付の図面は、本発明の説明の一部を構成し、必要に応じて本発明の定義に述べる。

    これ以下では非限定的な例により、必要に応じて追加および/またはドロップ機能を備えた切換ノードはトランスペアレント光相互接続(OXC)、または光学追加/ドロップ多重化装置(OADM)であると考えられる。 より一般的には、切換手段はここでは、入力と出力の間で1つまたは複数の選択した波長を有する光信号を通過させる、または通過させないことを選択的に可能にする手段のことを言う。

    図1および図2は、前記切換の上流側のリンクから前記切換ノードの下流側のリンクまで光信号を透過的に通過させ、前記光信号を切換ノードNCに一意に関連する情報を含むノード署名でマーキングするように構成された切換ノードNCの一実施形態を示している。

    切換ノードNCは、それぞれの光入力ラインFEi(i=1からN)、例えば光信号スペクトルマルチプレックスまたは波長マルチプレックスとも呼ばれる、多重化チャネルが中で「循環する」光ファイバに結合されたN個の入力ポートを有する切換装置Dを含んでいる。 図1および図2に示す例では、(例示的な例として)Nは4と等しいので、iという接尾辞は1から4までの値をとる。 しかし、この接尾辞iは、切換装置Dの入力ポートの数Nによって設定されたこれらの値に限るものではない。 1からNの任意の値をとることができ、ここでNは1以上である(N≧1)。

    例えば、各入力光ファイバFEiは、R個の光チャネルをトランスポートすることが可能である(R>0)。

    切換装置Dはまた、それぞれの出力光ラインFSj(j=1からM)、例えば光信号スペクトルマルチプレックスとも呼ばれる、多重化チャネルが中で「循環する」光ファイバに結合されたM個の出力ポートを有する切換装置Dを含んでいる。 図1および図2に示す例では、(例示的な例として)Mは4と等しいので、jという接尾辞は1から4までの値をとる。 しかし、この接尾辞jは、切換装置Dの出力ポートの数Mによって設定されたこれらの値に限るものではない。 1からMの任意の値をとることができ、ここでMは1以上である(M≧1)。

    M個の出力ポートがM個の出力を構成することに留意することが重要である。 しかし、装置は、ドロップポートをそれぞれ画定する1つまたは複数の他の出力を有することができる(以下を参照)。 したがって、ここでは出力は、出力光ラインFSjに結合された出力ポート、またはドロップポートのいずれかを意味する。

    切換装置Dはまた、第1、第2および第3のステージE1、E2およびE3に機能的に分解することができる切換モジュールMCを含んでいる。 図1および図2を参照して記載するようなものだけではなく、あらゆるタイプの切換モジュールMCを考えることができる。

    第1のステージE1(図1および図2に示す)は、それぞれ少なくとも1つの第1の入力およびM個の第1の出力を有するN個のブロードキャストモジュールMDi(i=1からN)を含んでいる。 上に示したように、図1および図2に示す例では、NおよびMは4と等しい(N=4、M=4)が、同様に、M、Nは1以上の任意の数をとることができる(N≧1、M≧1)。

    各第1の出力は、切換装置Dの入力ポートに、したがって入力光ラインFEiに結合されることを意図している。

    各ブロードキャストモジュールMDiは、そのM個の第1の出力の1つまたは複数にそれぞれの波長に応じてその入力(入力光ラインFEiに結合された)で受ける、多重化光チャネルを切り換える役割を担っている。 すなわち、ブロードキャストモジュールMDiは、そのM個の第1の出力のそれぞれに、その単一の入力で受けたマルチプレックスの1つまたは複数の(または、全ての)光チャネルを運ぶことを可能にする「内部ルーティング」機能を与える。

    図1および図2に示す例では、各ブロードキャストモジュールMDiは、ノードNCの1つまたは複数のチャネルR1またはR2のドロップモジュールのドロップポート(または出力)に結合された第1のドロップ出力を有する。 ドロップモジュールR1およびR2は代わりに、切換装置Dの一部を形成することができる。 さらに、図1および図2は2つの別のドロップモジュールを示しているが、これらは単一のモジュールに組み合わせることができる。 この第1のドロップ出力は、ローカル処理および/またはノードNCに接続された少なくとも1つの端末への伝達のために、入力ラインFEiのいずれかによってトランスポートされる1つまたは複数のチャネル内に含まれる信号をノードNCで回復させる。

    図1に示す第1の例では、ブロードキャストモジュールMDiは非選択的なタイプである。 これらは、例えばその第1の入力で受けられる光チャネル全てを第1の出力それぞれに運ぶ役割を担っている光結合器(または、「光スプリッタ」)である。

    ブロードキャストモジュールは代わりに、選択的タイプである可能性がある。 これは、特に図2に示す第2の実施形態の場合に当てはまる。 この場合、これらは導入部に記載したものと同様に、WSSタイプの波長選択モジュール(MD'i)を構成する。 これらの波長選択モジュールMD'iは、制御入力に応じて調節可能であり、そのM個の第1の出力それぞれに第1の入力で受けられる光チャネルから選択された光チャネル、または第1の入力で受けられるマルチプレックスの光チャネルから選択された1セットの光チャネルからなるマルチプレックスのいずれかを特定の制御入力に応じて運ぶことができる。 第1の入力で受けられる各チャネルは単一の第1の出力にのみ分散することができることに留意することが重要である。 チャネル選択は、集積フィルタにより内部で行なわれる。

    WSSモジュールは、特にT. Ducellier他、「The MWS 1×4:A High Performance Wavelength Switching Building Block」、ECOC2002年会議、コペンハーゲン、2002年9月9日、2.3.1により論文で説明されている。

    WSSタイプの波長選択モジュールは有利である。 というのは、特に、これらは出力の数(M)が4より大きい場合に、単純結合器によって生じるものと比べて低い挿入損失を生じるからである。

    第2のステージE2(図1および図2に示す)は、N個の第2の入力、および切換装置DのM個の出力ポートの1つに、したがってM個の出力光ラインFSjの1つに結合された少なくとも1つの第2の出力をそれぞれ有するM個の結合モジュールMFjを含んでいる。

    各結合モジュールMFjは、1つまたは複数の第2の出力で、そのN個の第2の入力で受けられる光チャネルから選択される光チャネル、またはそのN個の第2の入力で受けられる光チャネルから選択される1セットの光チャネルからなるマルチプレックスのいずれかを供給する内部ルーティング機能(必要に応じて、プログラム可能である)を提供する。

    図1および図2に示す例では、各結合モジュールMFjは、ノードNCの1つまたは複数のチャネルT1またはT2の追加モジュールに結合された第2の追加入力を有する。 挿入モジュールT1およびT2は代わりに、切換装置Dの一部である可能性がある。 さらに、図1および図2は、2つの別の追加モジュールを示しているが、これらは単一のモジュールにグループ化することができる。 この第2の追加入力により、必要に応じて他の第2の入力の少なくとも1つによって受けられる他のチャネルで多重化するために、関連する結合モジュールMFjに1つまたは複数のチャネルを供給することが可能になる。

    図1および図2に示す例では、結合モジュールMFjは選択的タイプである。 これらは、例えば上および導入部に記載したものなどの、WSSタイプの波長選択モジュールである。 この場合、これらは制御入力に応じて調節可能であり、その単一の第2の出力で、N個の第2の入力で受けられる光チャネルから選択された光チャネル、またはN個の第2の入力で受けられる光チャネルから選択された1セットの光チャネルからなるマルチプレックスのいずれかを特定の制御入力に応じて運ぶことができる。

    しかし、これらは代わりに、非選択的タイプである可能性がある。 この場合、これらは例えば、そのN個の第2の入力で受けられる光チャネル全てからなるマルチプレックスを1つまたは複数の第2の出力で運ぶ役割を担っている光結合器を構成する。

    一般的に、結合モジュールは非選択的タイプまたは選択的タイプであり、ブロードキャストモジュールは非選択的または選択的タイプであってもよい。

    第3のステージE3(図1および図2に示す)は、N個のブロードキャストモジュールMDi(またはMD'i)の1つのM個の第1の出力の1つをM個の結合モジュールMFjの1つのN個の第2の入力の1つにそれぞれ結合させる、少なくともN×M個の光リンクLを含んでいる。 図1および図2に示すように、第3のステージE3はまた、N個のブロードキャストモジュールMDi(またはMD'i)の1つの第1の出力の1つをドロップモジュールT1、T2の1つのドロップポート(または出力)に、または追加モジュールR1、R2の1つをM個の結合モジュールMFjの少なくとも1つの第2の(追加)入力に結合させる、光リンクLを含むことができる。

    ブロードキャストモジュールMDi(またはMD'i)は、結合モジュールMFjが複数の第2の追加入力を有することができるのと同様に、複数の第1のドロップ出力を有することができることに留意することが重要である。

    ブロードキャストモジュールMDiが全て光結合器(光スプリッタ)であり、結合モジュールMFjが全て波長選択モジュール(例えば、WSSタイプの)である、切換モジュールMCの第1の実施形態を上に(図1を参照して)記載し、ブロードキャストモジュールMD'iおよび結合モジュールMFjが全て波長選択モジュール(例えば、WSSタイプの)である、切換モジュールMCの第2の実施形態を(図2を参照して)記載した。 しかし、ブロードキャストモジュールが全て波長選択モジュール(例えば、WSSタイプの)であり、結合モジュールが全て光結合器である、少なくとも1つの第3の実施形態を同様に考えることができる。

    本発明は、特に図1および図2を参照して上に記載した切換ノードの例に限るものではない。 したがって、他の実施形態の切換モジュールMCは、1つまたは複数の逆多重化装置の形で配置された第1のステージE1(必要に応じて、ドロップチャネルに適合される)と、1つまたは複数の多重化装置の形で配置された第2のステージE2(必要に応じて、追加チャネルに適合される)と、(1つまたは複数の)逆多重化装置の第1の出力を(1つまたは複数の)多重化装置の第2の入力に接続させる切換マトリックスの形で配置された第3のステージE3とを含むことができる。

    切換装置Dはまた、中に設置される少なくとも切換ノードNCを示す署名を各入力(および/または追加)ポートに到達する各チャネルに(または、マルチプレックスのチャネルのそれぞれに)加えるように構成された、その切換ノードNCの入力ポートそれぞれに処理手段MTiを備えている。

    したがって、光接続経路をとる各チャネルは、「交差する」(またはトラフィックに追加する)各ノードNC内で、ノードNCを示す第1の情報を含む署名を追加した。 すなわち、各チャネルは、それがとる光接続経路の各ノードを通るその通過の軌跡をもっている。 その後、これ以下に説明するように、とった経路を再構成するために(ローカル分析モード)各チャネルに加えられた各署名を各ノードで判断する、またはチャネルによってとられる光接続経路の「最後の」ノード内でその光接続経路の各ノードによって加えられた各署名を判断することが可能である。

    いずれの光学/電気/光学変換も伴なわない場合、ノードNCを示すことができるあらゆるタイプの署名を、そのノードNCの処理手段MTiによってチャネルに追加することができる。

    ここで、「署名」は、そのチャネルまたはそのマルチプレックスを構成するチャネルの所与の位置での通過をマーキングするためにチャネルまたはマルチプレックスに加えられる任意の変更のことを意味することに留意されたい。

    処理モジュールMTiは、マルチプレックスのチャネル全てに署名を同時に加えるように構成されていることが好ましい。

    例えば、ノードNCの処理手段MTiは、各入力ポートによって受けられる各チャネルに、そのノードNCを示し第1の情報を形成する周波数f NCの同じ過変調を加えることができる。 この場合、ネットワークの各ノードは、独自の過変調周波数(その「パイロットトーン」とも呼ぶ)を有していなければならない。

    各過変調周波数が少なくとも2つの規則を満たしていることが好ましい。

    第1に、各過変調周波数は、ネットワークの光ラインFEiおよびFSj上に設置された増幅器に対してトランスペアレントがあるように十分高くなくてはならない。 これは、増幅器がEDFA(エルビウム添加ファイバ増幅器)タイプである場合に特に当てはまる。 このタイプの増幅器は、変調周波数が第1の閾値より下である場合に増幅する信号を平滑にする。 したがって、EDFAを通過する際に過変調を維持するために、その過変調周波数は第1の閾値より上でなければならない。 各過変調周波数が、約10kHzより高いことが普通は好ましい。

    各過変調周波数はその後、チャネル内の信号によって示されるデータのスペクトルの外であるように十分低くなくてはならない。 過変調周波数が第2の閾値を超える場合、信号に干渉する可能性がある。 というのは、一連の多数の同一ビット(0または1)を示す周波数に対応する可能性があるからである。 したがって、信号が干渉されない場合、過変調周波数は第2の閾値より低くなくてはならない。 各過変調周波数は約1MHzより低いことが普通は好ましい。

    ノードNCの処理手段MTiによって各チャネルに加えられる署名が、そのノードNCだけでなく、チャネルを受ける入力ポートを示すことができることに留意することが重要である。 ノードNCの入力ポートを示す(および、そのノードNCの他のポートと区別する)ことができるあらゆるタイプの第2の情報は、あらゆる光学/電気/光変換を伴なわない場合に、ノードNCの処理手段MTiによって、第1の情報に加えて、チャネルに追加することができる。

    例えば、ノードNCの処理手段MTiは、入力ポートによって受けられる各チャネルに加えられる第1の情報に、その入力ポートを示す第2の情報を加えることができる。

    例えば、この第2の情報は、第1の情報により加えられる過変調の位相シフトの形をとることができる。 この場合、異なる入力ポートで受けられるチャネルに加えられる第1の情報の位相は互いに異なる。 図1および図2に示す例では、例えば、処理手段MTiは、第1の入力ファイバFE1に結合された第1の入力ポートで位相シフトを加えることができず、第2の入力ファイバFE2で結合された第2の入力ポートでπの位相シフト、第3の入力ファイバFE3に結合された第3の入力ポートで−π/2の位相シフト、および第4の入力ファイバFE4に結合された第4の入力ポートで+π/2の位相シフトを加えることができる。

    周波数f NC (所与のノードNCを示す)での過変調、および例えば位相シフト(ノードNCのN個の入力ポートの1つを示す)の組合せは、ノードのどの入力ポートをチャネルが通過したかを明白に示す署名を形成する。 この組合せを前提とすると、異なるノードの入力ポートに第2の情報(例えば、異なる位相シフト)を提供する必要はない。 したがって、同じ多重のN個の異なる第2の情報(例えば、N個の位相シフト)を、各ノードで使用することができる(もちろん、これらのノードが全て同じ数の入力ポートを有する場合)。

    この実施形態は、所与のノードでの入力ポートを判断するのに有用な署名のローカル部の基準のネットワーク内での定義を必要とすることがある。

    所与の入力ポートに到達するチャネルに第1の情報に加えられる選択された位相シフトの形で第2の情報を加える代わりに、例えば、その入力ポートに特有の周波数、またはその入力ポートに特有のビットの組合せでの過変調の形でポートを識別する情報が加えられる可能性がある。 すなわち、第1の変更形態では、ノードNCは、そのノードに一意に関連する過変調周波数のバッチが割り当てられ、バッチからのそれぞれの周波数はノードの各入力ポートに割り当てられている。 第2の変更形態では、ノードの入力ポートで加えられる過変調は、そのノードに割り当てられた特定の周波数を有し、加えて、入力ポートを区別するためにそれぞれのバイナリコードを運ぶ。 このコードは、過変調周波数をノードに割り当てられた周波数あたりに変調することによって加えることができる。

    各入力ポートで各署名を加えるために、処理手段MTiは例えば、図1および図2に示すように、モジュールの形をとることができる。 この場合、各入力ポートは、受けるチャネルに備えたノードNCを示す署名を加える役割を担った処理モジュールMTiを有する。

    例えば、各処理モジュールMTiは、電気制御可変光減衰器(VOA)であってもよい。 この場合、第1の情報(または例えば、過変調)は、受けた入力ポートを含むノードNCに関連する周波数に応じてその電力を減衰させることによって、チャネルに加えられる。 この種類(VOA)の処理モジュールMTiはまた、この入力ポートを同じノードNCの他の入力ポートと区別するために、例えば選択した位相シフトの形の第2の情報を各第1の情報に加えることができる。

    VOA以外の処理モジュールMTiのタイプを使用して、署名をチャネルに加えることができる。 例えば、変調器または音響光学モジュールを使用することができる。

    図1および図2に示し、上に記載したように、切換ノードNCはまた、少なくとも同じ切換装置Dの入力ポートに設置された処理手段MTiによって受けられる各チャネルに加えられた署名を判断するために、その切換装置Dの出力チャネルの少なくともいくつかに結合された分析手段MAiを含むことができる。

    図示するように、各出力ポートは分析手段によって分析されることが好ましい。 しかし、分析手段がドロップポートを分析することが同様に考えられる。 特に、これによりネットワークの最後のノード内の端部間分析が可能になる。 同様に、分析手段がドロップポートのみを分析することも考えられる。

    分析手段MAiは、それら自体を含む、各チャネルが通過した各切換ノードの処理手段MTiによってそのチャネルに加えられた各署名を判断することが可能であることが好ましい。 これは、特に切換装置Dを含むドロップポートのみが分析手段MAiによって分析される場合に必要であり、例えばリングネットワークの場合である。

    分析手段は、モジュールタイプまたはプール状タイプであってもよい。

    プール状分析手段の場合、単一の分析モジュールは、複数の出力(出力ポートおよび/またはドロップポート)によって運ばれるチャネルに加えられた署名を分析する。 この場合、分析される各出力ポートは、一方では対応する出力ファイバFSjに、もう一方では分析される出力ポートの1つを選択し、プール状分析モジュールの入力を供給するように分析されるその出力ポートによって受けられるチャネルを出力で運ぶ役割を担っているスイッチの入力の1つに結合された光Yスプリッタを備えている。

    モジュール分析手段の場合、分析される各出力は独自の分析モジュールを備えている。 これは、特に図1および図2に示す例の出力ポートの場合に当てはまる。 より正確には、各チャネルに加えられた各署名を各出力で判断するために、その出力は、一方では対応する出力ファイバFSjに、もう一方では対応する分析モジュールMAiに結合され、分析モジュールMAiを供給するようにこの出力ポートによって運ばれるチャネルの電力の少量をサンプリングする役割を担っている光Yスプリッタを備えている。 光Yスプリッタは、例えば95%/5%タイプである。

    チャネルに加えられる署名を判断する方法は、署名を生成および追加するのに使用される技術の(1つまたは複数の)タイプによる。 使用される方法に関わらず、分析モジュールMAiは第1に、光学フィルタリングサブモジュールにより、出力(ここでは出力ポート)によってマルチプレックスの形で運ばれた、分析されるチャネルをスペクトル的に分離(またはフィルタリング)しなければならない。 この分析モジュールMAiはその後、その帯域幅が署名内に含まれる周波数に適当であることが好ましい、光学/電気変換サブモジュールにより電気信号にチャネルを変換しなければならない。 この分析モジュールMAiはその後、署名、すなわち第1に必要に応じて、第1の情報を構成する1つまたは複数の過変調周波数を特定し、第2にノードに特有の第2の情報(または、前のノード用の第2の情報)を構成する位相(または過変調)を特定するために、電気分析サブモジュールによりこの電気信号を分析しなければならない。

    光学フィルタリングサブモジュールは、例えば同調フィルタにより提供することができる。

    光学/電気変換サブモジュールは例えば、光チャネルを電気信号に変換する役割を担っている光学フィルタリングサブモジュールの出力で光ダイオードの形をとることができる。

    光学フィルタリングおよび光学/電気変換サブモジュールは、同調フィルタおよび光ダイオードをカスケードすることによって、または光ダイオードのストリップに向かって波長を分割する回折格子の形で生成することができる単一の光チャネルモニタ(OCM)モジュール内でグループ化することができる。

    電気分析サブモジュールは例えば、電気信号の過変調周波数、および必要に応じて過変調の位相シフトを判断する役割を担っている同期検出(「ロックイン検出」)サブモジュールの形をとることができる。

    電気分析サブモジュールの実施は、もちろん、第1および第2の情報の性質に応じて変化する。

    このタイプのチャネルの分析のおかげで、ノードNCで、各チャネルに加えられた各署名を判断し、したがって(各ノードに関連する過変調周波数が知られている場合)通過した少なくとも各ノード、および必要に応じて各通過ノードで使用される各入力ポートを判断することが可能である。 チャネルを受けた入力ポートが分かるので、通過した、およびこれらの入力ノードに結合されたノードの出力ポートを推定することが可能である。 各チャネルによって前にとられた経路はしたがって、各分析位置で再構成することができる。

    チャネル追加ポート(追加モジュールT1およびT2の出力)の少なくとも特定のものが、上に記載したタイプの追加の処理モジュールMTiを備えることができることに留意する。 あらゆる処理モジュールMTiを備えていない場合、所与のノードに加えられるチャネルは、そのノードの出力ポートに到達する場合に、署名を有していない。 それにも関わらず、このようにチャネル上に署名がないことにより、現在のノードに加えられたことを示すので、ローカルに署名が有効に構成される。

    さらに、管理プレーンがノードに、その入力ポートそれぞれに到達すべきチャネル、およびその出力ポートそれぞれに運ばれるべきチャネルを報告する場合、分析手段MAiはその切換装置Dの物理的状態が実際にその論理状態に対応するかどうかを検証することができる。 一致がない場合(または、不適合の場合)、分析手段MAiはこれから、問題があることを推定することができ、例えば推定された問題を解決することを意図した保護機構を実行するために警告メッセージを生成することができる。

    処理および分析モジュールを備えている切換ノードは、トランスペアレント光ネットワーク内に、特にローカル分析モードで(すなわち、ネットワークの切換ノード内で行なわれる分析により)、また署名がネットワークの様々な点で累積的に加えられる場合に端部間分析モードで設定された光接続経路を追跡する。

    図3は、異なる波長チャネルルーティング監視方法を実施するように設計された、トランスペアレント波長分割多重光ネットワーク30の一部を示している。 ネットワーク30は複数の切換ノードで形成されており、それぞれその入力ポートと出力ポートの間で切り換える光信号をそれぞれのノード署名でマーキングするように構成されている。 ここで、ネットワーク30は、光学相互接続部31と、リング34を形成する光ファイバ33によって接続された再構成可能な光学追加/ドロップ多重化装置(ROADM)32とを含んでいる。 例えば図1または図2と同様の様式で生成された光学相互接続部31は、リング34を、その一部が描かれた別のネットワーク部分38に接続させる。 示した接続形態は単なる例示的なものである。 これ以下に記載する監視装置は、あらゆる寸法のネットワーク内に、あらゆる接続形態で設置することができる。

    ネットワークの1つまたは複数の切換ノード、ここではノード31および32は、ルーティングエラーを検出する光接続経路監視装置を備えている。 図3は、各ノード31および32と集中ネットワーク管理ユニット37の間の接続35および36を示している。 これらの接続は、ノードの監視装置が光信号に影響を与えるルーティングエラーを検出する場合に、管理装置37に警告信号を伝達するために使用される。 ネットワークの他のノードは、同様の様式で管理装置37に接続することができる。

    図4は、ループ状経路タイプエラーおよびストレイ経路タイプエラーを検出する監視装置を備えたROADM32の一実施形態を示している。 大まかに言うと、ROADM32は、上流側光ファイバに接続された入力ポート41と、下流側光ファイバに接続された出力ポート42と、ポート41と42の間のトランスペアレント切換マトリックス43とを有する。 切換マトリックス43は、1つまたは複数の波長チャネルを加えることを可能にするための1つまたは複数の追加ポート44と、1つまたは複数の波長チャネルを落とすことを可能にするための1つまたは複数のドロップポート45とを有する。 図1および図2による光学相互接続部と同様に、振幅過変調を入ってくる光信号に加えるための切換マトリックス43の入力ポートの処理モジュール46と、振幅過変調を加えた光信号に加えるための追加ポート44内の処理モジュール47とを備えている。 過変調は、ROADM32を通過した光信号をネットワーク内のどこでも区別することができるように、ROADM32に一意に割り当てられた1つまたは複数の周波数で加えられる。 ここではROADM32の署名を構成する、処理モジュール46および47によって加えられる(1つまたは複数の)周波数値は、接続部49によって示すように、例えば処理モジュールがアクセスすることができるメモリ48内に記憶される。 メモリ48へのアクセスはまた、周波数の構成または更新、または管理装置37からの署名の他の特徴を可能にするように管理装置37から行なわれることが好ましい。 この代わりに、またはこれと合わせて、ノード32のローカルマンマシンインターフェイスからこれらの操作を行なうことができる。

    次に、ROADM32内のループ状接続経路を検出する役割を担っている監視装置をより詳細に説明する。 この目的で、分析モジュール50は、ROADM32が上流側光ファイバから来る光信号を受信する光ラインに結合されている。 装置の操作が図6に示されている。 ステップ61では、分析モジュール50は、運ぶ(1つまたは複数の)ノード署名を判断するために、波長分割多重化光信号または別のチャネルの信号を1つずつ分析する。 (1つまたは複数の)検出された署名は、調査ユニット55に通信される。 ステップ62では、調査ユニット55は、マルチプレックスまたは別のチャネルであってもよい分析された光信号が入力ポート41でROADM32の署名を既に運んでいるかどうかを判断するために、(1つまたは複数の)検出した署名をROADM32に一意に割り当てられた(1つまたは複数の)署名と比較する。 このような場合、ステップ63では、調査ユニット55はその光信号用のループ状経路を検出する。 ループ状経路は普通、ネットワーク内では避けられるべきである。 ループ状経路は、制御プレーン内の障害、例えばプログラミングエラー、またはネットワークのデータプレーン内での障害、例えば切換構成部品の異常の結果である可能性がある。 調査ユニット55はその後、以下の修正動作の1つまたは複数を開始することができる:
    警告ユニット56が、管理装置37に警告信号を送信する。
    制御ユニット57が、光信号を終端させるまたは抽出するために、切換マトリックス43を切り換える。

    この目的で、分析モジュール50は、分析モジュールが入ってくる光信号の一部、例えば5%をサンプリングするように構成された結合器65と、この光信号の波長チャネルを選択するように調節可能であることが好ましい光学フィルタリングサブモジュール66と、選択したチャネルを電気信号に変換する光学/電子変換サブモジュール67と、ノード署名がその中で検出されなければならない電気信号を成形するフィルタおよび増幅器サブモジュール68と、変換されたチャネル上に存在する1つまたは複数の過変調周波数を判断するスペクトル分析サブモジュール69とを備えた、図5の実施形態に適合することができる。 スペクトル分析サブモジュール69は、デジタル信号プロセッサを使用して生成することができる。 例えば、分析モジュール50によって行なわれる処理の結果は、過変調が存在する周波数値f、および必要に応じて各周波数での電力の測定を与える、可変調スペクトル70の形をとることができる。

    一実施形態では、光学フィルタリングサブモジュール66は、光信号内の波長のマルチプレックス、例えば波長の帯域、または同じ接続に属する1セットの波長を選択するように設計されている。

    別の実施形態では、光学フィルタリングサブモジュール66は取り除かれる、その結果、過変調がスペクトルマルチプレックス全体で検出される。 署名はこのように極めて迅速に得ることができ、その結果、ループ状経路検出は、監視が連続して、チャネルごとに、光学フィルタリングサブモジュールを毎回調節して行なわれる場合より速くなる可能性がある。 しかし、マルチプレックスの分析がループ状経路の検出につながる場合、問題の原因を探すためにより正確な情報を得る必要がある場合がある。 この目的で、マルチプレックスの分析後に、ループ状経路をとるチャネルを特定し、そのチャネルの特定をネットワーク管理装置37に伝達するためにチャネルごとの分析に進むことが望ましいことがある。 これらの2つの分析を行なうための2つの別個の分析モジュールを提供することができる、または光学フィルタリングサブモジュール66が選択的にトランスペアレントにされるまたは選択的にバイパスされる1つの分析モジュールを提供することができる。 サブモジュール66の選択が図5に描かれており、光リンク78が結合器65を変換サブモジュール67に接続させて、フィルタリングモジュール66をバイパスし、スイッチ79が結合器65からサブモジュール66またはリンク78に入る光信号を選択的に前進させる。

    別法では、切換マトリックス43の下流側に、すなわちROADM32から出る光信号のために配置された分析モジュールの助けをかりて、ループ検出を行なうことができる。 この場合、対応する署名を加える処理モジュール46は常に、分析モジュールの下流側になくてはならない。

    調査ユニット55は、ノードの署名を調査するためにメモリ48にアクセスすることができる。 調査される署名としては、ROADM32が加える光信号をマーキングするのに使用される署名、および/またはROADM32を通過している光信号をマーキングする署名を挙げることができる。

    チャネルが特定のノードのみによって送信される場合、そのチャネルに関連する署名はまた、対応するノードの署名として取り扱うことができる。 特定のチャネル署名によってマーキングされた波長チャネルを送信するノードでは、監視装置はしたがって、そのチャネル署名の検出に基づきループ検出を行なうこともできる。

    次に、ROADM32内でネットワーク内の可能なストレイ接続経路を検出する役割を担っている監視装置をより詳細に記載する。 この目的で、分析モジュール80は、ROADM32が光信号を下流側光ファイバに伝達する光ラインに結合されている。 装置の操作が、図7に示されている。 ステップ71では、分析モジュール80は、運ぶ(1つまたは複数の)ノード署名を判断するために、波長分割多重化光信号または別のチャネルの信号を1つずつ分析する。 マルチプレックスがネットワーク内で単一のルートをとる場合に、マルチプレックスの分析が適当である。 分析モジュール80は、分析モジュール50と同一であってもよい。 (1つまたは複数の)検出された署名は、演算ユニット81に通信される。 ステップ72では、演算ユニット81は検出したノード署名によって示されるホップの数をカウントする。

    このカウントがどのように行なわれるかは、どのように署名がネットワークのノードによって加えられるかによる。 各ノードが異なる周波数で過変調を加えるネットワークの場合、信号内に存在する過変調周波数の数をカウントすれば十分である。 各ノード署名が固定数の周波数からなる場合、信号内に存在する過変調周波数の数をカウントし、合計をその固定数で割れば十分である。 より複雑な状況では、例えばノード全てが同様の署名方式を加えるわけではない場合、演算ユニット81はメモリまたは他の記憶媒体に記憶された署名ディレクトリ82と協働することができる。 署名ディレクトリ82は、例えば演算ユニット81が検出した署名をこれらの記録と比較して様々なノード署名を特定およびカウントすることを可能にする、ネットワークの各ノードの各署名の記録を含んでいる。

    ステップ73では、演算ユニット81は署名によって示されるホップの数をより高い所定の閾値と比較する。 このより高い閾値は、例えば監視装置を構成する場合は固定であり、演算ユニット81内に記憶される。

    より高い閾値は、ネットワークの接続形態に応じて固定することができる。 例えば、ネットワークの任意の2つのノードをQノードと接続させる最大数のホップを判断することが可能である。 これに対する1つの可能性のある手順は、
    (Q−1)2つのノード間のポイント間接続それぞれに対して、ホップの数に関して最短の経路を演算するステップと、
    これらの経路全てに対する最大数のホップを特定するステップとからなる。

    より高い閾値は、必要に応じて正の安全域だけ大きくなった、このような最大数に等しくすることができる。

    ホップの数がこの最大数を超える経路は普通、ネットワーク内では避けられるべきであり、したがってストレイ経路であると考えることができる。 ストレイ経路は、ネットワークの制御プレーン内の障害、例えばプログラミングエラーまたはネットワーク内で進行中の再構成と一致しないルーティング決定、またはネットワークのデータプレーン内の障害、例えば切換構成部品の異常、または人的エラーの結果である可能性がある。

    ステップ74では、最大数を超えた場合、演算ユニット81はその光信号に対するストレイ経路を検出する。 演算ユニット81はその後、以下の修正動作の1つまたは複数を開始することができる:
    ステップ75:警告ユニット56が、警告信号を管理装置37に送信する。
    ステップ76:制御ユニット57が、光信号を終端させるまたは抽出するために、切換マトリックス43を切り換える。

    余分な数のホップの検出を代わりに、切換マトリックス43の上流側に、すなわちROADM32に入る光信号のために配置された分析モジュールの助けをかりて行なうことができる。 しかし、出力ポートでの分析は、抽出されるチャネルを不必要にチェックするのを避ける点で好ましい。 監視装置はまた、あらゆる切換ノードとは別に設置することができる。

    ホップの数を検出すること、または光信号上に蓄積されたノード署名から端部間接続経路を判断することは、様々なノードの署名を各ノード署名の検出性を保持するように蓄積することができることを前提としている。 この検出性を助けるため、賢明に選択した1セットの値内でノード署名を選択することが可能である。 例えば、四波混合を少なくする1セットの周波数値は、「Reduction of Four−Wave Mixing Crosstalk in WDM Systems Using Unequally Spaced Channels」、IEEEフォトニック技術レター、第6巻、754−756ページ(1994年)でF. Foghieri他によって提起された原理により構成することができる。

    署名検出を良くするためには、分析モジュールの上流側に波長チャネル内の電力を均一にするスペクトルイコライザを提供することも有利である可能性がある。 振幅過変調は、例えば1から5%に等しくなるように選択された、ネットワーク全体を通したほぼ均一の変調深度で行なわれることが好ましい。 したがって、波長チャネルの均一化により、その過変調周波数で電力に応じて所与の署名を運ぶチャネルのカウントを容易にするために、署名の均一化を共同して引き起こすことが可能である。

    別のタイプの光切換ノード内に、例えば光学相互接続部31内に監視装置を製造する方法は、ROADM32を参照して与えられた例から簡単に推測される。 例えば、図1および図2を参照して記載するように、それぞれの分析モジュールは各ポートに割り当てることができる、またはプール状分析モジュールは複数のポートに対して利用することができる。

    ループ状接続経路監視およびストレイ接続経路監視により、相互に相補的な結果が生じ、したがって共同して実施されることが好ましい。 2つの監視装置の構成部品の特定のモジュール、例えば分析モジュール、警告ユニットまたはプログラム可能回路はしたがって、プール状にするまたは一体化させることができる。 しかし、各監視装置は他の装置とは独立して設置することもできる。 他の障害検出システムに対して、これらの2つの監視装置は、相対的に安定した参照情報、すなわちネットワークにわたるホップの最大数、およびノードに割り当てられた(1つまたは複数の)署名を使用する。 したがって、ネットワークの制御プレーンによるこの参照データの更新は、ごくまれに必要なだけであるべきである。

    ループ検出は、切換ノード以外の通過点に関連する署名と同じ原理により実施することができる。

    次に図8を参照して、各チャネルの署名の分析を行なうことができる前でさえも、波長チャネルのルーティングに影響を与えるイベントの検出を可能にする、高度なルーティング監視装置を備えたトランスペアレント切換ノードの一実施形態を説明する。 この切換ノードは、ネットワークを通過させる光信号をそれぞれの署名でマーキングする能力をそれぞれ有する1つまたは複数の要素で形成されたトランスペアレント光ネットワーク内に設置することを意図している。 これらの要素は、例えば図3に示すネットワークと同様に、ノード署名が関連する切換ノードであってもよい。

    例示する目的で、ここでは、1つまたは複数の追加ポート91および1つまたは複数のドロップポート92を備えたトランスペアレント切換マトリックス88によって相互接続された、2つの入力ポート84、85および2つの出力ポート86、87を有する切換ノード90が示されている。 例えば、ポート86に関連する切換マトリックス88の出力で署名を分析するために、ノード90内に設置された監視装置をこれ以下に説明する。 この監視装置は、波長チャネルをフィルタリングすることなく出力で通過する波長のマルチプレックスの一部分をサンプリングし、その光信号によって運ばれるノード署名全てを検出する第1の分析モジュール93を含んでいる。 分析モジュール93は、図5のものと同様であってもよいが、光学フィルタリングモジュール66は備えていない。

    定期的な間隔で、分析モジュール93は、例えばネットワーク内で使用される過変調周波数の範囲全体、または例えばノード90によって使用される過変調周波数全て、ネットワークの特定のセクタのノードによって使用される過変調周波数全て、ノード90のすぐ下流側でノードによって使用される過変調周波数全て、またはノード90に隣接するノードによって使用される過変調周波数全てを含む、その範囲の連続または非連続サブセットに対する検出署名のスペクトルを一時比較モジュール94に送信する。 一時比較モジュール94は、時間インクリメントtで受けたスペクトルを1回前のインクリメントを受けたスペクトルと比較することによって、検出した信号の一時変化を検出する。 この目的で、一時比較モジュール94は、例えば時間インクリメントt−1で1つまたは複数の経過時間で検出された署名のスペクトルの記録をメモリ95内に保持する。 このスペクトルの変化を検出する場合、一時比較モジュール94はこれをノードコントローラ96にアドバイスする。

    図9および図10は、例として、出力で署名の変化をもたらす解決法を示している。 時間tで、ゲート86は切換マトリックス88を介して、ポート84から周波数f1での過変調によってマーキングされた2つのチャネル、すなわちλ1およびλ3、およびポート85から周波数f2で過変調によってマーキングされた2つのチャネル、すなわちλ2およびλ4を受ける。 図9は、分析モジュール93によって測定された対応する署名スペクトルを示している。 その後の時間で、チャネルλ4はポート86には到達しない。 図10は、分析モジュール93によって測定された対応する署名スペクトルを示している。 一時比較モジュール94が図10のスペクトルを受けるとすぐに、例えば2つのスペクトル間の差を算出し、結果を所定の閾値と比較することによって、周波数f2での署名に関して変化が起きたことを検出する。 この警告は、ノードコントローラ96に極めて迅速に与えることができる。

    図1および図2の実施形態と同様に配置された処理モジュールの助けをかりて、周波数f1およびf2での署名を、例えば前のノードで、または例えばノード90で加えることができる。 また、2つの異なる周波数f1およびf2の代わりに、2つの入力ポート84および85で光信号によって運ばれる署名が各ポートに対して異なる位相シフトと同じ周波数を有する場合に、署名スペクトルの変化が上に記載した状況で検出されることに留意されたい。 この周波数で検出された強度はまた、この場合に変化しやすい。

    監視装置はまた、出力で通過する光信号の各波長チャネルによって運ばれるそれぞれのノード署名を検出する第2の分析モジュール98を含んでいる。 分析モジュール98は、図5のものと同様であってもよく、または図1を参照して示すように、OCMの形であってもよい。 別の実施形態では、2つの分析モジュール93および98は、上に記載した図5の変更形態と同様に、特定の構成部品を共有することができる。

    分析モジュール98は、比較モジュール94によるスペクトル変化の検出に応じて、ノードコントローラ96によってトリガされることが好ましい。 分析モジュール98の操作は、図1および図2のモジュールMAのものと同様である。 光信号は、運ぶ(1つまたは複数の)署名を判断するために、チャネルごとに分析される。 この目的で、光学フィルタリングモジュールは、各波長チャネルに連続して同調される、またはOCMの場合、ブロードキャストネットワークによって分離された各チャネルに対応する連続署名を検出するために、各光ダイオードからの電気信号は例えば電子スイッチにより連続して選択される。 プール状分析モジュール98の場合、対応するスイッチは、分析モジュール93が署名変化を検出したチャネルを選択するように命令することができる。

    各チャネルに対する検出された署名スペクトルは、光接続経路のプログラミング状態と比較するために、ノードコントローラ96まで通過される。 この比較は、ノードコントローラ96内でローカルに、またはノードコントローラ96からの測定の伝達の後に、ネットワーク管理装置内で集中して起こる可能性がある。 ここで、光接続経路のプログラミング状態というのは、どの波長チャネルが切換ノード90の各出力ポートに存在しなければならないかおよびこれらのチャネルのソースを規定する参照情報のことを言う。 したがって、この参照情報を出力で検出されたチャネルの識別および各チャネルによって運ばれる署名と比較することによって、ネットワーク構成エラー、例えば意図しないチャネルがあること、意図したチャネルがないこと、意図しないソースを有する意図したチャネルがあることなど反映する不一致を検出することができる。 分析モジュール98によって作り出されたチャネルごとの分析は、分析モジュール93によって作り出されたグローバル分析よりはるかに時間がかかる可能性がある。 早期警告がネットワークマネージャに送信された場合、この遅延は重大ではない。 というのは、検出された問題の性質を特定または確認するのに分析モジュール98が基本的に使用されるからである。

    例えば、予防策として、切換マトリックス88をバイパスする光学保護経路は、ノード90のバックアップ切換マトリックス(図示せず)を作動させることによって警告が比較モジュール94によって与えられるとすぐに作動させることができる。

    別法では、分析モジュール98は特定のトリガを必要とすることなく、分析モジュール93と平行して連続的に動作することができる。 しかし、この実施形態は、監視装置のエネルギー消費、したがって放熱、および必要に応じて同調フィルタのエージングを大きくする。

    矢印97によって示すように、ノードコントローラ96は、例えば切換マトリックス88をローカルで再構成する、例えば光経路を設定する、光経路を崩壊させる、または既存の光経路を変更するためのコマンド指示を含む制御メッセージを受信するために、制御チャネルによってネットワーク管理装置、および/またはネットワークの他のノードのノードコントローラに接続されている。 相互に、ノードコントローラ96は、制御メッセージを送信する信号伝達モジュール97を有する。

    特定の一実施形態では、比較モジュール94からの警告を受けたノードコントローラ96は、検出した署名変化がちょうど実行されたコマンド指示に対応するかどうかを判断する。 そうであれば、検出された変化は、コマンド指示の正確な実行の確認として取り扱うことができ、例えばネットワーク管理装置への確認メッセージの送信につながる可能性がある。 (図9および図10の例では、この状況は、例えば切換マトリックス88を再構成して、ポート86でチャネルλ4を取り除く指示を実行することに相当する)。 再構成指示の実行を確認することができるようにチャネルごとの分析が必要でない限り、この場合に分析モジュール98をトリガする必要がない。 逆に、そうでない場合、検出された変化は早期エラー表示として取り扱うことができ、例えばネットワーク管理装置への警告メッセージの送信、および分析モジュール98による詳細な分析のトリガにつながる可能性がある。

    切換マトリックス88の操作によって生じる署名変化を入力ポート84および85によって受信される光信号の変化によって生じる署名変化と区別することができるように、モジュール93および94と同様に、別の多チャネル署名変化検出器を入力ポートと切換マトリックスの間に追加することが有利である可能性がある。

    さらに、監視装置をノードの出力に関して説明し示したが、この装置はノードのあらゆる入力またはあらゆる出力で同じように設置することができる。

    行なわれる監視のタイプに関係なく、別の実施形態は、切換マトリックスの1つまたは複数の出力および1つまたは複数の入力にそれぞれ結合された選択可能入力を有するスイッチ、およびスイッチの出力に結合された入力を有し、スイッチに結合されたチャネルの1つから選択的に来る光信号を分析する役割を担っているプール状分析モジュールを使用することである。

    記載した様々な監視装置は、互いに独立して、または組み合わせて設置することができる。 後者の場合、異なる監視装置の特定のモジュールまたは構成部品、例えば分析モジュールは、プール状にするまたは一体化させることができる。

    「備える」または「含む」という動詞およびその活用形の使用は、特許請求の範囲で述べたもの以外の要素またはステップの存在を排除するものではない。 そうでないと示されていない限り、要素またはステップに対する「a」または「an」という不定冠詞の使用は、このような複数の要素またはステップの存在を排除するものではない。

    本発明は、ハードウェア設計が特に記した機能に対応するプログラム可能ハードウェアまたは要素によって実行される記した機能に対して特に設計されたコンピュータプログラムによって、またはプログラムおよび特定のハードウェア要素の組合せによって実施することができる。 同じハードウェア要素は、複数の手段またはユニットまたはモジュールを示すことができる。

    特許請求の範囲では、カッコ内のあらゆる参照番号は特許請求の範囲を限定するものとして解釈すべきではない。

    本発明は複数の特定の実施形態に関して記載したが、これらに限るものではなく、それらの組合せが本発明の範囲内にある場合にその組合せと共に記載した手段の技術的同等物全てを含んでいることが明らかである。

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