Transceiver device and receiving method, a receiving apparatus and method and transmitting apparatus and method

申请号 JP2000573010 申请日 1999-09-27 公开(公告)号 JP3436924B2 公开(公告)日 2003-08-18
申请人 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント; 发明人 英次 川井;
摘要
权利要求
  • (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 通信開始により、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信する送信手段と、 上記第2の信号形態の信号の受信により、第1の受信モードからこの第1の受信モードよりも より高いパルスレ
    ートに対応した第2の受信モードに切り替えて上記第1
    の信号形態の信号を受信する受信手段とを有することを特徴とする送受信装置。 【請求項2】 上記受信手段における上記第1の受信モ
    ードから上記第2の受信モードへの切り替えは、該受信
    手段の周波数応答性を高めることによって行われる、請
    求項1記載の送受信装置。 【請求項3】 上記送信手段は、上記第2の信号形態の
    信号と上記第1の信号形態の信号との間に第3の信号形
    態の信号を付加して送信し、該第3の信号形態の信号の
    期間が、上記受信手段における上記第1の受信モードか
    ら上記第2の受信モードへの切り替えに必要な期間に応
    じて設定されている、請求項1記載の送受信装置。 【請求項4】 上記送信手段では、上記第1の信号形態の信号の通信終了時に、この第1の信号形態の信号の終了を知らせる終了信号を含ませて送信し、 上記受信手段では、上記終了信号の受信により、上記第1の受信モードに切り替えることを特徴とする請求項1
    記載の送受信装置。 【請求項5】 上記第1の受信モードにおける上記受信手段の消費電流は、上記第2の受信モードにおける上記受信手段の消費電流よりも小さくしていることを特徴とする請求項1記載の送受信装置。 【請求項6】 相互に相異なるパルスレートを有する複数の情報信号 と、該複数の情報信号の各々に対応し且つ
    先行する複数のガイド信号 との対を 選択的に送信する送信手段と、 各々の上記ガイド信号の受信に応じて、受信待機モードから該ガイド信号と対となっている 上記情報信号のパルスレートに応じた受信モードに切り替えて該情報信号を受信する受信手段とを有することを特徴とする送受信装置。 【請求項7】 通信開始により、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信する送信工程と、 上記第2の信号形態の信号の受信により、第1の受信モードからこの第1の受信モードよりも より高いパルスレ
    ートに対応した第2の受信モードに切り替えて上記第1
    の信号形態の信号を受信する受信工程とを有することを特徴とする送受信方法。 【請求項8】 上記受信工程における上記第1の受信モ
    ードから上記第2の受信モードへの切り替えは、上記受
    信工程により信号を受信する受信手段の周波数応答性を
    高めることによって行われる、請求項7記載の送受信方
    法。 【請求項9】 上記送信工程では、上記第2の信号形態
    の信号と上記第1の信号形態の信号との間に第3の信号
    形態の信号を付加して送信し、該第3の信号形態の信号
    の期間が、上記受信工程における上記第1の受信モード
    から上記第2の受信モードへの切り替えに必要な期間に
    応じて設定されている、請求項7記載の送受信方法。 【請求項10】 上記送信工程では、上記第1の信号形態の信号の通信終了時に、この第1の信号形態の信号の終了を知らせる終了信号を含ませて送信し、 上記受信工程では、上記終了信号の受信により、上記第1の受信モードに切り替えることを特徴とする 請求項7
    記載の送受信方法。 【請求項11】 上記受信工程により信号を受信する受信手段における上記第1の受信モードは、上記第2の受信モードよりも消費電流を小さくしていることを特徴とする 請求項7記載の送受信方法。 【請求項12】 第1の信号形態の信号と、この第1の信号形態の信号に先行して送信されてくる当該第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号とを受信する受信装置であって、 第1の受信モードとこの第1の受信モードより もより高
    いパルスレートに対応した第2の受信モードとを切り替えて信号を受信する受信手段と、 上記第2の信号形態の信号の受信により、上記受信手段を上記第1の受信モードから上記第2の受信モードに切り替え制御して、上記第1の信号形態の信号を受信開始させる制御手段とを備えることを特徴とする受信装置。 【請求項13】 上記受信手段における上記第1の受信
    モードから上記第2の受信モードへの切り替えは、該受
    信手段の周波数応答性を高めることによって行われる、
    請求項12記載の受信装置。 【請求項14】 上記制御手段は、上記第1の信号形態の信号内に含まれるこの第1の信号形態の信号の終了を知らせる終了信号の受信により、 受信モードを上記第1
    の受信モードに切り替えることを特徴とする 請求項12
    記載の受信装置。 【請求項15】 上記受信手段における上記第1の受信モードは、上記第2の受信モードよりも消費電流を小さくしていることを特徴とする 請求項12記載の受信装置。 【請求項16】 通信開始により、上記第1の信号形態の信号に先行させて上記第2の信号形態の信号を受信する受信手段を備えていることを特徴とする 請求項12記載の受信装置。 【請求項17】 赤外線により信号を受信することを特徴とする 請求項12記載の受信装置。 【請求項18】 第1の信号形態の信号と、この第1の信号形態の信号に先行して送信されてくる当該第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号とを受信する受信方法であって、 上記第2の信号形態の信号の受信により、受信手段を第1の受信モードからこの第1の受信モードよりも より高
    いパルスレートに対応した第2の受信モードに切り替え制御して、上記第1の信号形態の信号を受信開始することを特徴とする受信方法。 【請求項19】 上記第1の受信モードから上記第2の
    受信モードへの切り替えは、上記信号を受信する受信手
    段の周波数応答性を高めることによって行われる、請求
    項18記載の受信方法。 【請求項20】 信号を送信する送信手段と、 上記送信手段を制御して、通信開始時に、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信させる送信制御手段とを備えることを特徴とする送信装置。 【請求項21】 上記送信制御手段は、上記第1の信号形態の信号の通信終了時に、この第1の信号形態の信号の終了を知らせる終了信号を含ませて送信させることを特徴とする 請求項20記載の送信装置。 【請求項22】 赤外線により信号を送信することを特徴とする 請求項20記載の送信装置。 【請求項23】 通信開始により、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信することを特徴とする送信方法。 【請求項24】 相互に相異なるパルスレートを有する
    複数の情報信号と、該複数の情報信号の各々に対応し且
    つ先行する複数のガイド信号との対を受信可能な受信装
    置であって、 各々の上記ガイド信号の受信に応じて、受信待機モード
    から該ガイド信号と対となっている上記情報信号のパル
    スレートに応じた受信モードに切り替えて該情報信号を
    受信することを特徴とする受信装置。 【請求項25】 相互に相異なるパルスレートを有する
    複数の情報信号と、該複数の情報信号の各々に対応し且
    つ先行する複数のガイド信号との対を、受信装置を用い
    て受信する方法であって、 上記受信装置のモードを、各々の上記ガイド信号の受信
    に応じて、受信待機モードから該ガイド信号と対となっ
    ている上記情報信号のパルスレートに応じた受信モード
    に切り替え、 上記受信モードにおいて上記受信装置で上記情報信号を
    受信する、 ことを特徴とする受信方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】(技術分野) 本発明は、信号を送受信するための送受信装置及び送受信方法、信号を受信するための受信装置及び方法、並びに信号を送信するための送信装置及び方法に関し、詳しくは、赤外線によりデータを送受信する赤外線送受信システムに好適な送受信方法、受信装置及び方法、並びに送信装置及び方法に関する。 【0002】(発明の背景) 従来より、通信機間において双方向でデータ通信する双方向通信技術がある。 このような双方向通信において送受信されるデータは、近年において大容量化してきており、そのため通信の高速化が望まれている。 このような場合であっても、電消費を極力抑えてデータの送受信処理をすることが好ましい。 【0003】データの双方向通信には、赤外線を利用した赤外線送受信システムがある。 この赤外線送受信システムを可能とする赤外線送受信装置は、第1図に示すように、制御手段を構成するマイクロコンピュータ102
    と、マイクロコンピュータ102によりその制御等がなされている赤外線送受信モジュール103と、発光部及び受光部とされるLED(Light Emitting Diode)10
    4及びPD(Photo Diode)105とを備えている。 【0004】また、上記マイクロコンピュータ102については、各ブロックを制御するCPU111と、赤外線送受信モジュール103に対してデータ送受信部を構成するUART(Universal Asynchronous Receiver/Tr
    ansmitter)112と、赤外線送受信モジュール103
    へ制御コマンドを送信するためのPIO(Parallel I/
    O)113とを備え、それぞれがデータバス114に接続されている。 【0005】また、赤外線送受信モジュール103については、上記LED104の駆動部であるアンプ121
    と、上記PD105からの信号の受信部を構成する受信回路(Receiver)122とを備えている。 【0006】ここで受信回路122については、第2図に示すように、PD105からの受光信号を増幅するためのI/Vアンプ123と、このI/Vアンプ123の出力信号をフィルタリングするフィルタ(Filter)12
    4と、このフィルタ124の出力信号を検出する検出器(Detector)125と、この検出器125の出力信号を所定の基準値(コンパレータ・レベル)と比較して、整形されたパルスを出力するするコンパレータ126とを備えている。 【0007】このように構成される受信回路122において、PD105により受光された受光信号に基づく各部における信号波形は、例えば、第3A図乃至第3C図に示すようになる。 ここで、第3A図に示す信号波形は、I/Vアンプ123から出力された信号(第2図に示す信号a)のものであり、第3B図に示す信号波形は、検出器125から出力された信号(第2図に示す信号b)のものであり、また、第3C図に示す信号波形は、コンパレータ126から出力された信号(第2図に示す信号c)のものである。 【0008】この赤外線送受信装置101は、マイクロコンピュータ102により、データの送信時にはプロトコル生成、フォーマッタ、パラレル/シリアル変換を行い、データの受信時にはシリアル/パラレル変換、データ解析等を行う。 【0009】そして、赤外線送受信モジュール103では、送信時には、LED104の駆動を行い、受信時には、PD105からの信号の増幅及びパルス整形等を行う。 なお、マイクロコンピュータ102は、PIO11
    3により、赤外線送受信モジュール103の送信及び受信をRX/TX制御コマンドにより切り替え、また、通信モードOFFをスタンバイ(STB)制御コマンドにより行っている。 【0010】ところで、マイクロコンピュータ102
    は、CMOSプロセスで製造されている為、素子の微細化や、低電圧化によって消費電流は下げられるが、赤外線送受信モジュール103は一般的にアナログ回路であり、LED104の駆動時やPD105による受信時には或る一定の電流が必要のため、消費電流を下げるのが困難とされている。 【0011】一方で、次のような問題がある。 ここで、
    受信回路122の各部における信号波形について、例えば、PD105が、上記第3A図に示したように、パルス幅大(低周波)又はパルス幅小(高周波)の赤外線パルスを受光した場合について説明する。 【0012】例えば、パルス幅大(低周波)の信号については、検出器125の応答でエッジが遅れる(なまる)が、パルス幅が大きいため検出器125の応答が安定するまでそのパルスが継続し、即ちパルスの立ち下がりエッジは来ない。 従って、第3図中(B)に示すように、コンパレータレベルLまで検出信号bが立ち上がる。 これにより、コンパレータ126では、第3C図に示すように、受光した信号に応じて安定した整形パルス信号cを安定して得ることができる。 【0013】しかし、パルス幅小(高周波)の信号については、検出器125では応答が安定する前に次のエッジが来るので、第3B図に示すように、検出信号bが立ち上がっても、コンパレートレベルLまで達しない結果となる。 これにより、コンパレータ126は、パルスを整形することができなくなる。 【0014】受信回路122の応答性を高めることにより、パルス幅小の赤外線パルスからも整形パルスを得ることは可能である。 例えば、受信回路122の応答性を高める方法としては、I/Vアンプ123やコンパレータ126等のバイアス電流を増やしたり、フィルタ12
    4や検出器125の時定数を小さくすることが考えられる。 しかし、このような改善方法を採ると、動作電流が増えるといった問題が生じる結果となる。 即ち、赤外線送受信モジュール103の通信高速化と消費電流削減はトレードオフの関係となってしまっていた。 【0015】また、特に受信回路122側では、通常、
    受信待機状態が必要なので当該装置全体の消費電力を抑えようとすると、高速通信化の妨げとなってしまう。 【0016】(発明の開示) そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであって、通信高速化を可能にしつつも、消費電流を抑えてデータを受信することを可能にする送受信装置及び送受信方法、受信装置及び方法、並びに送信装置及び方法の提供を目的としている。 【0017】本発明に係る送受信装置は、通信開始により、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信する送信手段と、上記第2の信号形態の信号の受信により、第1の受信モードからこの第1の受信モードよりも受信レートの高い第2の受信モードに切り替えて上記第1の信号形態の信号を受信する受信手段とを有することを特徴とする。 【0018】更に本発明に係る送受信装置は、上述の送受信装置において、上記送信手段では、上記第1の信号形態の信号の通信終了時に、この第1の信号形態の信号の終了を知らせる終了信号を含ませて送信し、上記受信手段では、上記終了信号の受信により、上記第1の受信モードに切り替えることを特徴とする。 【0019】更に本発明に係る送受信装置は、上述の送受信装置において、上記第1の受信モードにおける上記受信手段の消費電流は、上記第2の受信モードにおける上記受信手段の消費電流よりも小さくしていることを特徴とする。 【0020】更に本発明に係る送受信装置は、相互に相異なるパルスレートを有する複数の情報信号に先行させて該複数の情報信号に夫々対応する複数のガイド信号と有し、該ガイド信号と情報信号の対を選択的に送信する送信手段と、各々の上記ガイド信号の受信に応じて、受信待機モードから該ガイド信号と対となっている情報信号のパルスレートに応じた受信モードに切り替えて該情報信号を受信する受信手段とを備えたことを特徴とする。 【0021】本発明に係る送受信方法は、上述の課題を解決するために、通信開始により、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信する送信工程と、第2の信号形態の信号の受信により、第1の受信モードからこの第1の受信モードよりも受信レートの高い第2の受信モードに切り替えて第1の信号形態の信号を受信する受信工程とを有する。 【0022】このような送受信方法は、送信工程では、
    第1の信号形態の信号に先行させて第2の信号形態の信号を送信し、受信工程では、当該第2の信号形態の信号を受信することにより、第1の受信モードから第1の信号形態の信号を受信するように第2の受信モードに切り替えて受信を行う。 【0023】この送受信方法により、信号を受信する受信手段は、第1の信号状態の信号を受信するときにのみ受信レートの高い第2の受信モードにする。 【0024】また、本発明に係る受信装置は、上述の課題を解決するために、第1の受信モードとこの第1の受信モードより受信レートの高い第2の受信モードとを切り替えて信号を受信する受信手段と、第2の信号形態の信号の受信により、受信手段を第1の受信モードから第2の受信モードに切り替え制御して、第1の信号形態の信号を受信開始させる制御手段とを備える。 【0025】このような構成を有する受信装置は、制御手段が、第2の信号形態の信号の受信により、第1の受信モードとこの第1の受信モードより受信レートの高い第2の受信モードとを切り替えて信号を受信する受信手段を第1の受信モードから第2の受信モードに切り替え制御して、第1の信号形態の信号を受信開始させる。 【0026】これにより、受信装置は、第1の信号状態の信号を受信するときにのみ受信レートの高い第2の受信モードにする。 【0027】また、本発明に係る受信方法は、上述の課題を解決するために、第2の信号形態の信号の受信により、受信手段を第1の受信モードからこの第1の受信モードよりも受信レートの高い第2の受信モードに切り替え制御して、第1の信号形態の信号を受信開始する。 【0028】この受信方法により、受信装置は、第1の信号状態の信号を受信するときにのみ受信レートの高い第2の受信モードにする。 【0029】また、本発明に係る送信装置は、上述の課題を解決するために、信号を送信する送信手段と、送信手段を制御して、通信開始時に、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信させる送信制御手段とを備える。 【0030】このような構成を有する送信装置は、送信制御手段により、信号を送信する送信手段を制御して、
    通信開始時に、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信させる。 【0031】この送信装置により、受信装置側では、第1の信号状態の信号を受信するときにのみ受信レートの高い第2の受信モードにすることが可能になる。 【0032】また、本発明に係る送信方法は、上述の課題を解決するために、通信開始により、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信する。 【0033】この送信方法により、受信装置側では、第1の信号状態の信号を受信するときにのみ受信レートの高い第2の受信モードにすることが可能になる。 【0034】(発明を実施するための最良の形態) 以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳しく説明する。 この実施の形態は、本発明に係る受信装置を、赤外線送受信システムにおいて赤外線によりデータを送受信する赤外線送受信装置に適用したものである。 【0035】赤外線送受信装置は、第1の信号形態の信号と、この第1の信号形態の信号に先行して送信されてくる当該第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い(即ち、周波数の低い)第2の信号形態の信号とを受信するように構成されている。 【0036】具体的には、赤外線送受信装置1は、第4
    図に示すように、第1の受信モードである低速受信モードと第1の受信モードより受信レートの高い第2の受信モードである高速受信モードとを切り替えて信号を受信する受信手段である赤外線送受信モジュール2と、第2
    の信号形態の信号の受信により、赤外線送受信モジュール2を第1の受信モードから第2の受信モードに切り替え制御して、第1の信号形態の信号を受信開始させる制御手段であるマイクロコンピュータ3とを備えている。
    そして、この赤外線送受信装置1は、赤外線による発光部としてLED(Light Emitting Diode)4と、赤外線の受光部としてPD(Photo Diode)5とを備えている。 【0037】ここで、赤外線送受信システムにおいて使用されるプロトコル(パルス列)である第1及び第2の信号形態の信号は、例えば、第5図に示すような形態とされている。 【0038】第5図に示すように、第1の信号形態の信号は、パルスレートが高い(即ち、パルス幅小又は周波数大)の信号TDからなり、また、第2の信号形態の信号は、パルスレートが低い(即ち、パルス幅大又は周波数小)の信号TGからなる。 そして、この信号TDと信号TGとの間には、信号TAが介在されている。 【0039】ここで、上記信号TDは、赤外線送受信装置1において意味を持つ各種情報とされる。 信号TD
    は、具体的には、信号TD1と信号TD2とから構成されており、ここで、信号TD1は、例えば、データ解析に必要なデータであり、信号TD2は、当該第1の信号形態である信号TDの終了を知らせる終了信号である。 【0040】また、上記信号TGは、上記信号TDに先行して送信されるパルス列であって、いわゆるガイドパルスであって、ヘッダ情報としての役目をなす。 【0041】そして、上記信号TAは、低速受信モードから高速受信モードへの切り替え動作に必要とするに十分な期間だけ設けられている。 【0042】このような形態からなる信号は、この第1
    の信号形態の信号TDに先行して第2の信号形態の信号TGが送信され、そして、信号TGと信号TDの間に、
    信号TAが介在付加されて送信される。 【0043】次に、この赤外線送受信装置1を構成する各部について説明する。 【0044】再び第4図を参照すると、上記赤外線送受信モジュール2は、上記LED4を駆動し、並びにPD
    5からの受光信号を増幅等して信号処理する部分として構成されている。 この赤外線送受信モジュール2は、アンプ21及び受信回路(Receiver)22を備えている。
    例えば、この赤外線送受信モジュール2は、アナログ回路として構成されている。 【0045】上記アンプ21は、上記LED4へ出力する信号を増幅する部分である。 このアンプ21は、マイクロコンピュータ3のUART12から入力された信号を増幅して、それに基づいてLED4を駆動している。
    具体的には、赤外線送受信モジュール2は、このアンプ21により、マイクロコンピュータ3から送信パルスがきたときのみLED4を発光させる。 例えば、この発光には、数mA〜数十mAの電流が必要とされる。 【0046】上記受信回路22は、PD5による受光信号が入力される部分である。 この受信回路22は、例えば、上記第1図及び第2図に示した受信回路122と同様に構成され、即ち、、PD5からの受光信号を増幅するI/Vアンプ123と、このI/Vアンプの出力信号に対してフィルタリングするフィルタ124と、このフィルタの出力信号を検出する検出器125と、この検出器の出力信号を基準値(コンパレータレベル)と比較して、基準値を超える期間のみ論理1の出力をし、その他の期間は論理ゼロを出力するコンパレータ126とを備えている。 【0047】このような構成部からなる赤外線送受信モジュール2は、マイクロコンピュータ3からの制御信号により、データを送信するための送信モード、データを受信するための受信モード、及び通信機能を全く使用しないときのスタンバイ状態のいずれかに切り替えられるように構成されている。 さらに、赤外線送受信モジュール2は、受信モードについては、低レートによりデータ受信する低速受信モードと、高レート受信によりデータ受信する高速受信モードとを有している。 なお、本実施形態では、送信及び受信については、どちらか一方(同時では行われない)の半2重方式の通信方式を採用している。 【0048】ここで、高速受信モードは、パルス幅小の上記第1の信号状態の信号(信号TD)を受信するための受信モードである。 そして、低速受信モードは、高速受信モード時よりも消費電流を小さくした、いわゆる受信待機状態であって、パルス幅大の上記第2の信号状態の信号(信号TG(ガイドパルス))を受信のための受信モードである。 【0049】赤外線送受信モジュール2は、低速受信モードにおいて、バイアス電流等を必要最小限とする回路動作により、即ち、電流消費を抑えた回路動作により、
    ガイドパルスTGの入力を待機する。 【0050】赤外線送受信モジュール2は、マイクロコンピュータ3からの各種制御情報により制御されており、このような送信モード、低速受信モード及び高速受信モード、並びにスタンバイ状態への切り替えを行っている。 具体的には、マイクロコンピュータ3は、送受信制御コマンド(RX/TX)により赤外線送受信モジュール2の送信及び受信を切り替え、スタンバイ制御コマンド(STB)により赤外線送受信モジュール2をスタンバイ状態にし、或いはモード制御コマンド(MOD
    E)により赤外線送受信モジュール2の受信モード中における低速受信コマンド及び高速受信コマンドを切り替えている。 【0051】このように赤外線送受信モジュール2を制御する上記マイクロコンピュータ3は、CPU11、U
    ART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitte
    r)12、及びPIO(Parallel I/O)13を備え、それぞれがデータバス14に接続している。 このマイクロコンピュータ3は、例えば、CMOSプロセスにより製造され、いわゆる1チップマイコンとして構成されている。 【0052】上記UART12は、赤外線送受信モジュール2に対するデータ送受信部として構成されている。 【0053】上記PIO13は、赤外線送受信モジュール2へ各種制御コマンドを送信するパラレルI/Oである。 即ち、、このPIO13は、上記赤外線送受信モジュール2との制御コマンドに対するインターフェースを構成する。 【0054】上記CPU11は、各ブロックを制御する制御機能を有して構成されている。 このCPU11は、
    上述したように、赤外線送受信モジュール2を各種コマンドにより制御し、送信モード及び受信モード、受信モードにおける低速受信モード及び高速受信モード、スタンバイ状態への切り替える機能を有している。 CPU1
    1は、PIO13経由で、上述した送受信制御コマンドRX/TX、スタンバイ制御コマンドSTB、及びモード制御コマンドMODEにより、赤外線送受信モジュール2の上記各モード等を制御している。 【0055】なお、各種制御コマンドを、例えば、2ビットにより行うこともできる。 この場合、第6図に示すように制御コマンドを真理値表に割り当て、例えば、スタンバイ状態は「00」、低速受信モードは「01」、
    高速受信モードは「10」、送信モードは「11」というようにである。 これにより、モードの制御を1機能=
    1ビットの3ビットで行うことなく、2ビットの情報により行うことができるようになる。 【0056】第7図には、このCPU11がデータを受信する際に行う一連の処理工程について具体的に示している。 【0057】先ず、CPU11は、ステップS1において、通信機能を全く使用しないスタンバイ状態か否かを検出する。 ここで、スタンバイ状態であることを確認した場合には、CPU11は、赤外線送受信モジュール2
    にスタンバイ制御コマンドSTBを送信し、赤外線送受信モジュール2全体の回路を止めて、当該処理を終了させる。 また、それ以外(normal状態)では、CPU11
    は、ステップS2に進む。 【0058】ステップS2では、CPU11は、送信モードか受信モードかを判別して、ここで、送信(TX)
    モードである場合には、赤外線送受信モジュール2に送信制御コマンドTXを送信し、ステップS3において、
    送信処理を開始する。 【0059】また、ステップS2において受信(RX)
    モードである場合には、CPU11は、ステップS4において、モード制御コマンドMODEにより、赤外線送受信モジュール2に対して低速受信モードを設定する。
    これにより、赤外線送受信モジュール2は、信号TGが受信可能状態になる。 【0060】そして、信号TGの受信について、CPU
    11は、続くステップS5において、信号TGの検知を判別する。 即ち、、CPU11は、ここで、ガイドパルスである信号TGの入力を待つ。 【0061】信号TGの入力を確認したCPU11は、
    ステップS6に進み、モード制御コマンドMODEにより、赤外線送受信モジュール2に対して高速受信モードを設定する。 赤外線送受信モジュール2は、この時だけ消費電流を増加させ、信号TDといった高速パルスからなるデータを受信する。 なお、低速受信モードから高速受信モードへの切り替え動作に要する時間は、上述した信号TA以内に規定されている。 【0062】CPU11は、この高速受信モードにより、続くステップS7において、信号TD1の入力を待つ。 ここで、信号TD1の入力を確認したCPU11
    は、ステップS8において、信号TD1のデータ解析を行う。 データ解析では、受信した信号TD1からなるデータにてデータ処理を行う。 【0063】そして、続くステップS9において終了信号TD2を検知したCPU11は、これをトリガとして、当該処理の最初の処理、即ち、上記ステップS1の処理に戻る。 【0064】以上のように、赤外線送受信装置1は構成され、データ送受信の処理を行っている。 そして、赤外線送受信装置1は、データの受信モード時には、低速受信モード及び高速受信モードを切換変化させてデータの受信を行っている。 具体的には、赤外線送受信装置1
    は、受信モードにおいて信号TDを受信する時以外、低速受信モードにより受信待機状態としている。 【0065】ところで、従来より、赤外線送受信装置はマイクロコンピュータ側はデジタル回路とされ、CMO
    Sプロセスにより製造されて構成されるので消費電流は極めて低い。 更にプロセスにおける回路パターンの微細化、低電圧化が進むにつれて消費電力は低くなる方向である。 しかし、赤外線送受信モジュールに関してはアナログ回路とされ、一般的にバイポーラプロセスで構成されるので消費電流は比較的大きく、CMOSプロセスの進化の恩恵も得られ難くなっている。 また、LED、P
    Dとの接続もあり特定の仕様を満たすために電流を下げることは困難とされている。 【0066】しかし、赤外線送受信モジュールの中でも、送信側はLED駆動の為のドライバのみがアナログ回路であるため、電流はLEDを発光させる一瞬のみ流れ、その他の期間は流れない。 LEDの発光時は数mA
    〜数十mAの電流が必要となるが、かかる電流が実際に流れる期間はマイクロコンピュータからの送信パルスが来た時のみなので、トータルとしての消費電力はそれ程大きくはならない。 【0067】ところが受信側とされる受信回路は、有効パルスを受信していようがいまいが、各回路に一定のバイアス電流や基準電流が流れ続けている。 即ち、、実際に有効パルスが入力されない状態でも受信待機状態では常に一定の電流を消費している。 【0068】一方、通信方式が送信か受信のどちらか一方の半2重方式ではマイクロコンピュータから送受信制御コマンドRX/TXで送信、受信のどちらかの回路を止めることができ、また、通信機能を全く使用しない場合はマイクロコンピュータからスタンバイ制御コマンドSTBにより赤外線送受信モジュール全体の回路を止めることもできる。 しかし、通信モードにすると、そのほとんどの時間は受信待機状態であることが多いので、受信回路での消費電流がシステム全体の低消費電力化のネックとなってしまう。 更に通信レートを高めようとすると高速パルス応答特性が必要となり、受信回路にとっては定常電流を大きくせざるを得ないといった問題が生じてしまう。 【0069】本発明に係る赤外線送受信装置1は、上述したような構成をとることにより、このような諸問題を解決して、受信待機状態時には低速受信モードにして消費電流を小さくしてシステム全体の消費電流を小にし、
    かつ、ガイドパルスTGを受信したら直ちに高速受信モードに切り換えて高速データを受信可能状態にすることにより、通信高速化を図ることを可能にしている。 【0070】これにより、赤外線送受信装置1は、通信モードON/OFF、送信/受信の制御に加え、受信時の低速、高速を制御することで受信待機時の消費電流が大幅に節約することができるようになり、赤外線通信機能を備えるシステム全体の消費電力を減少と、それによるバッテリー寿命の長時間化が達成できるようになる。 【0071】なお、上記第7図に示した処理において、
    各分岐は予め決められた処理手順の中で行うのではなく割り込み信号による任意の順序となってもよい。 【0072】また、実施の形態の説明では、ガイドパルス(信号TG)とデータ(信号TD)の2段階としたが、複数のガイドパルス、複数のデータがそれぞれ通信レートが違うマルチシステムに対応させた3段階以上の切り換え方式を採択する場合でも、本発明と同じ考え方を応用することができる。 即ち、、この場合、赤外線送受信装置1は、パルスレートの異なる複数の信号TDに夫々対応した信号TGを受信して、マイクロコンピュータ3により、信号TGの形態に応じて、高速受信モードの受信レートを適宜切り替えて、それに続いて送信されてくる信号TDの受信を行う。 【0073】また、上述した赤外線送受信装置1に所定のプロトコルにより信号を送信する赤外線送信装置側の構成は、信号を送信する送信手段と、この送信手段を制御して、通信開始時に、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信させる送信制御手段とを備えて構成される。 即ち、、赤外線送信装置は、送信制御手段により、信号を送信する送信手段を制御して、通信開始時に、第1の信号形態の信号である信号TDに先行させてこの上記信号TDよりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号である上記信号TGを送信させる。 【0074】これにより、赤外線送信装置は、上記第5
    図に示したプロトコルとして信号を送信することが可能になる。 ここで、送信制御手段は、例えば、当該赤外線送信装置の各部を制御するマイクロコンピュータの一機能として構成され、送信手段は、LEDを駆動させる駆動手段を備えて信号を赤外線送受信装置1に送信する送信処理部として構成される。 【0075】本発明に係る送受信方法は、通信開始により、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信する送信工程と、第2の信号形態の信号の受信により、第1の受信モードからこの第1の受信モードよりも受信レートの高い第2の受信モードに切り替えて第1の信号形態の信号を受信する受信工程とを有することにより、送信工程では、第1の信号形態の信号に先行させて第2の信号形態の信号を送信し、受信工程では、
    当該第2の信号形態の信号を受信することにより、第1
    の受信モードから第1の信号形態の信号を受信するように第2の受信モードに切り替えて受信を行うことができる。 【0076】この送受信方法により、信号を受信する受信手段は、第1の信号状態の信号を受信するときにのみ受信レートの高い第2の受信モードにすることができる。 【0077】これにより、受信装置は、通信高速化を可能にしつつも、消費電流を節約してデータの受信することができるようになる。 【0078】また、本発明に係る受信装置は、第1の受信モードとこの第1の受信モードより受信レートの高い第2の受信モードとを切り替えて信号を受信手段と、第2の信号形態の信号の受信により、受信手段を第1の受信モードから第2の受信モードに切り替え制御して、第1の信号形態の信号を受信開始させる制御手段とを備えることにより、制御手段が、第2の信号形態の信号の受信により、第1の受信モードとこの第1の受信モードより受信レートの高い第2の受信モードとを切り替えて信号を受信手段を第1の受信モードから第2の受信モードに切り替え制御して、第1の信号形態の信号を受信開始させることができる。 【0079】よって、受信装置は、第1の信号状態の信号を受信するときにのみ受信レートの高い第2の受信モードにすることができ、これにより、通信高速化を可能にしつつも、消費電流を節約してデータの受信することができるようになる。 【0080】また、本発明に係る受信方法は、第2の信号形態の信号の受信により、受信手段を第1の受信モードからこの第1の受信モードよりも受信レートの高い第2の受信モードに切り替え制御して、第1の信号形態の信号を受信開始することにより、受信装置は、第1の信号状態の信号を受信するときにのみ受信レートの高い第2の受信モードにすることができ、これにより、通信高速化を可能にしつつも、消費電流を節約してデータの受信することができるようになる。 【0081】また、本発明に係る送信装置は、信号を送信する送信手段と、送信手段を制御して、通信開始時に、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信させる送信制御手段とを備えることで、送信制御手段により、信号を送信する送信手段を制御して、
    通信開始時に、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信させることができる。 【0082】この送信装置により、受信装置側では、第1の信号状態の信号を受信するときにのみ受信レートの高い第2の受信モードにすることが可能になり、通信高速化を可能にしつつも、消費電流を節約してデータの受信することができるようになる。 【0083】本発明に係る送信方法は、通信開始により、第1の信号形態の信号に先行させてこの第1の信号形態の信号よりもパルスレートの低い第2の信号形態の信号を送信することにより、受信装置側では、第1の信号状態の信号を受信するときにのみ受信レートの高い第2の受信モードにすることが可能になる。 【0084】これにより、受信装置は、通信高速化を可能にしつつも、消費電流を節約してデータの受信することができるようになる。 [図面の簡単な説明] 【図1】第1図は、従来の赤外線送受信装置の構成を示すブロック図である。 【図2】第2図は、赤外線送受信装置の赤外線送受信モジュールの備える受信回路の構成を示すブロック図である。 【図3】第3図は、上記受信回路の各部における信号波形を示す図である。 【図4】第4図は、本発明の実施の形態である赤外線送受信装置の構成を示すブロック図である。 【図5】第5図は、上記赤外線送受信装置を受信側とする赤外線送受信システムにおいて採用されるデータプロトコルを示す図である。 【図6】第6図は、上記赤外線送受信装置において、C
    PUが赤外線送受信モジュールに送信モード制御コマンドを示す図である。 【図7】第7図は、上記赤外線送受信装置が低速受信モードから高速受信モードによる処理へと変化させるときを示すフローチャートである。

    フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−13485(JP,A) 特公 平7−75426(JP,B2) 特公 平6−83090(JP,B2) 特公 平8−13053(JP,B2) 特公 平1−29455(JP,B2) 実公 平3−54444(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) H04L 29/08 H04B 1/04 H04B 1/16 H04B 1/40 H04L 29/06

    QQ群二维码
    意见反馈