Interpolation circuit and receiving circuit

申请号 JP2012098205 申请日 2012-04-23 公开(公告)号 JP2013225821A 公开(公告)日 2013-10-31
申请人 Fujitsu Ltd; 富士通株式会社; 发明人 SHIBAZAKI TAKAYUKI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To suppress a circuit scale.SOLUTION: An interpolation circuit includes: a generating circuit that generates interpolation data from a plurality of data of input data inputted in time series; a first ADC 40 that converts the interpolation data of a data point into digital data; and a second ADC 42 that converts the interpolation data of a change point into the digital data and has a quantization bit number smaller than that of the first ADC.
权利要求
  • 時間列に入力される入力データのうち複数のデータから補間データを生成する生成回路と、
    データ点の前記補間データをデジタルデータに変換する第1ADCと、
    変化点の前記補間データをデジタルデータに変換し、前記第1ADCより量子化ビット数の小さな第2ADCと、
    を具備することを特徴とする補間回路。
  • 前記データ点の補間データの等化を行なう等化回路を具備することを特徴とする請求項1記載の補間回路。
  • 前記生成回路は、前記複数のデータのうち時間列に隣接するデータのいずれかを選択するかにより、前記データ点の前記補間データを前記第1ADCに出力し、前記変化点の前記補間データを前記第2ADCの出力することを特徴とする請求項1または2記載の補間回路。
  • 前記生成回路は、前記入力データと前記補間データとの位相差に基づき前記隣接するデータのいずれかを選択することを特徴とする請求項3記載の補間回路。
  • 前記補間データを前記第1ADCに出力するか前記第2ADCに出力するかを選択する選択回路を具備することを特徴とする請求項1または2記載の補間回路。
  • 請求項1から5のいずれか一項記載の補間回路と、
    前記変化点の補間データを用いて前記生成回路が前記補間データを生成するための前記入力データと前記補間データとの位相差を算出する算出回路と、
    を具備することを特徴とする受信回路。
  • 说明书全文

    本発明は、補間回路および受信回路に関し、例えば、時間列に入されるデータのうち複数のデータから補間データを生成する補間回路および受信回路に関する。

    通信基幹向け装置やサーバ等の情報処理機器の性能向上に伴い、これらの装置内外における信号の送受信のデータレートが高くなりつつある。 このような送受信装置の受信回路においては、入力データの位相に同期してサンプリングする同期型と入力データの位相とは同期させないでサンプリングする非同期型がある。 非同期型受信回路においては、サンプリングされたデータから補間により受信データを生成する。

    また、伝送線路等による信号の劣化を補正するため入力データの等化および補間を行なうことが知られている(例えば非特許文献1)。 補間データをデジタルデータに変換するためにアナログデジタル変換回路(ADC:Analog Digital Converter)が用いられている。

    信号送受信のデータレートが高くなると、受信感度の劣化を抑制するためADCの量子化ビット数を大きくする。 しかしながら、ADCの量子化ビット数を大きくすると回路規模が大きくなってしまう。

    本補間回路および受信回路は、回路規模を抑制することを目的とする。

    時間列に入力される入力データのうち複数のデータから補間データを生成する生成回路と、データ点の前記補間データをデジタルデータに変換する第1ADCと、変化点の前記補間データをデジタルデータに変換し、前記第1ADCより量子化ビット数の小さな第2ADCと、を具備することを特徴とする補間回路を用いる。

    上記補間回路と、前記変化点の補間データを用いて前記生成回路が前記補間データを生成するための前記入力データと前記補間データとの位相差を算出する算出回路と、を具備することを特徴とする受信回路を用いる。

    本補間回路および受信回路によれば、回路規模を抑制することができる。

    図1(a)は、比較例1に係る受信回路のブロック図、図1(b)は、サンプリング方法を説明する図である。

    図2は、実施例および比較例に係る受信回路のブロック図である。

    図3は、DFEの回路図である。

    図4は、比較例2に係る補間回路のブロック図である。

    図5(a)および図5(b)は、比較例2のアイパターンを示す模式図である。

    図6は、実施例1に係る補間回路のブロック図である。

    図7は、キャパシタ回路周辺の回路図である。

    図8は、補間回路のタイミングチャートである。

    図9は、位相コードについて示す図である。

    図10(a)および図10(b)は、実施例1のアイパターンを示す模式図である。

    図11は、実施例2に係る補間回路のブロック図である。

    図12は、実施例2の変形例2に係る補間回路のブロック図である。

    図13は、実施例2の変形例2に係る補間回路のブロック図である。

    図14は、実施例3に係る補間回路のブロック図である。

    以下、図面を参照し実施例について説明する。

    まず、非同期型受信回路について説明する。 図1(a)は、比較例1に係る受信回路のブロック図、図1(b)は、サンプリング方法を説明する図である。 図1(a)に示すように、比較例1に係る受信回路100aは、補間回路10、算出回路20および比較器21を備えている。 補間回路10は、入力データSinから位相コードPHCDを用い補間データを生成する。 比較器21は、補間データを参照値と比較することにより、受信データDoutを生成する。 算出回路20は、受信データから位相情報を検出し、位相コード(Interpolation Code)PHCDを算出する。 算出回路20としては、例えばCDR(Clock Data Recovery)回路を用いることができる。

    図1(b)は、時間に対する信号を示している。 比較例および以下の実施例においては、1ユニットインターバルにおいて2個のデータがサンプリングされる2x方式を例に説明するが、他の方式にも適用できることは言うまでもない。 Snは時間列に入力された入力データに対応する。 補間回路10は、2つの入力データSn−1およびSnから1つの補間データDnを生成する。 位相コードPHCDから生成した補間係数kを0≦k≦1としたとき、補間データDnは、Dn=(1−k)×Sn−1+k×Snにより生成できる。 これにより、入力データの位相と合った補間データを生成することができる。 このように、補間係数kは、入力データを重み付けする係数である。 2x方式においては、データ点と変化点にデータが位置する。 例えば、図1(b)において、データD1、D2およびD3がデータ点であり、データB1、B2およびB3が変化点である。

    次に、非同期型受信回路の問題について説明する。 図2は、実施例および比較例に係る受信回路のブロック図である。 受信回路100は、補間回路10、等化回路12、判定帰還等化回路(DFE:Decision Feedback Equalizer)14、クロック回路16、フィルタ18および算出回路20を備えている。 クロック回路16はクロック基準信号CKREFからクロック信号を生成し、補間回路10に出力する。 クロック信号は、例えば後述するCKSn、CKlnおよびCKRnを含む。 等化回路12は入力データSinを等化処理する。 補間回路10は、図1(b)において説明したように、クロックCKSnのタイミングで入力データをサンプリングし、補間データを生成する。 DFE14は、補間データのうちデータ点のデータDの等化処理と判定を行ない、受信データDdとして出力する。 算出回路20は、変化点のデータBの位相がサンプリングクロックより遅れているか進んでいるかを示す信号UPDNを出力する。 フィルタ18は、ローパスフィルタであり信号UPDNの高周波ノイズ成分を除去することにより位相コードPHCDを生成する。

    等化回路12は、劣化した入力信号を等化処理することにより受信感度の劣化を抑制している。 さらに、DFE14を用いて等化処理することにより入力されるノイズが増幅されず受信感度の劣化をより抑制することができる。

    図3は、DFEの回路図である。 図3は、DFE14の一例として1タップDFEの例を示している。 DFE14は、Nビットのデジタル信号を等化する。 DFE14は、加算回路22、判定回路24、フリップフロップ回路26および乗算回路28を備えている。 加算回路22は、入力信号Inと出力信号On−1×C1とを加算する。 なお、nは1からNの自然数である。 判定回路24は加算回路22の正負を判定する。 加算回路22の出力の符号ビットをそのまま判定結果としてもよい。 フリップフロップ回路26は出力タイミングを調整する。 フリップフロップ回路26から出力信号Onが出力される。 乗算回路28は、出力信号Onと等化係数C1とを乗算する。 乗算回路28の出力は加算回路22により入力信号In−1と加算される。

    Nビットの出力信号Onの各ビットは、On=sign(In+C1×On−1)となる。 ここでsignは符号ビットに相当する。 このように、1タップDFEは、入力信号Inと1ユニット前の出力信号On−1に等化係数C1を乗算した結果とを加算し、判定回路24において0または1を判定し、出力信号Onを出力する。 例えば、2タップDFEにおいては、On=sign(In−1+C1×On−1+C2×On−2)を出力信号とする。 なお、C2は等化係数である。

    以上のような、DFE14を用い等化処理する場合は、入力信号Inには量子化誤差が等化に影響を与えない程度の分解能が求められる。 そこで、補間回路10内のADCの量子化ビット数を大きくする。

    図4は、比較例2に係る補間回路のブロック図である。 図4に示すように、補間回路10aは、アンプ30、スイッチ32から36、キャパシタ38、ADC41および選択回路44を備えている。 アンプ30は、電圧信号Sinを電流信号に変換する。 スイッチ32は入力データSnに対応するクロックCKSnのタイミングでオンする。 これにより、スイッチ32からそれぞれ入力データS1からSNが出力される。 なお、nは1から2mの自然数である。 mはインターリーブ数である。 スイッチ34および35は、信号ICDnに基づきキャパシタ38をスイッチ32に接続する。 スイッチ36は、クロックCKRnのタイミングでキャパシタ38の一端を電源に接続Vddする。 キャパシタ38は、電荷を蓄積する。 ADC41は、キャパシタ38により生成された電圧信号をLビットと1ビットとの量子化ビット数でデジタル変換する。 選択回路44は信号EOに基づき、ADC41の出力をDnまたはBnとして出力する。

    図5(a)および図5(b)は、比較例2のアイパターンを示す模式図であり、図4における選択回路44の機能を説明する図である。 非同期型受信回路においては、入力データの周波数とサンプリング周波数とが異なるため、入力データと補間データとの位相差が変化する。 図5(a)および図5(b)において、サンプリングクロックCKSのエッジを矢印60で図示している。 矢印60で入力データSnをサンプリングすると、サンプリングされたデータは送信されたデータの位相とずれている。 そこで、複数の入力データSnから補間データDn、Bnを生成する。 この場合、入力データSnの位相がサンプリングの位相、補間データの位相が送信されたデータの位相に対応する。 入力データSnと補間データDnとの位相差に起因し、入力データS1とS2とでデータ点の補間データD1が生成される場合(図5(a)の場合)と変化点の補間データB1(図5(b))の場合とがある。 そこで、選択回路44は、信号EOに基づき、入力データS1とS2とで生成した補間データをデータ点のデータD1とするか変化点のデータB1とするかを選択する。

    比較例2の補間回路10aにおいては、データ点のデータD1をDFE14において等化処理するため、ADC41として、量子化ビット数の大きなADC41を用いる。 このため、回路規模が大きくなる。

    図3に示すように、補間回路10から出力されるデータ点のデータDは、量子化ビット数が大きいことが好ましい。 一方、変化点のデータBは、算出回路20における信号UPDNの算出に用いられる。 信号UPDNの算出には、1ビットの分解能があればよい。 そこで、以下に説明する実施例においては、データ点のデータは量子化ビット数の大きなADCを用いデジタルデータに変換する。 一方、変化点のデータは1ビットのADCを用いデジタルデータに変換する。

    図6は、実施例1に係る補間回路のブロック図である。 キャパシタ回路60a(生成回路)は、スイッチ33から36、キャパシタ38並びにLビットADC40(第1ADC)を備えている。 スイッチ33から35は、入力データSn−1およびSn、または入力データSnおよびSn+1のいずれかを選択する。 キャパシタ38はデータ点の補間データを出力する。 LビットADC40は、量子化ビット数がLビットのADCであり、データ点のデジタルデータDnを出力する。

    キャパシタ回路60b(生成回路)は、スイッチ33から36、キャパシタ38並びに1ビットADC42(第2ADC)を備えている。 スイッチ33から35は、入力データSnおよびSn+1、または入力データSn+1およびSn+2のいずれかを選択する。 キャパシタ38は変化点の補間データを出力する。 1ビットADC42は、量子化ビット数が1ビットのADCであり、変化点のデジタルデータBnを出力する。 その他の構成は、比較例2の図4と同じであり説明を省略する。

    図7は、キャパシタ回路周辺の回路図である。 図7に示すように、キャパシタ回路60aおよび60bは、それぞれNc個のスライス45を備えている。 Ncは、位相の分解能に相当する。 各スライス45は、AND回路48から50、スイッチ33から36並びにキャパシタ38を備えている。 各スライス45は並列に接続されており、各キャパシタ38の出力側はノード31において結合している。 キャパシタ回路60aのスイッチ33から35には、それぞれ入力データS2m、S1およびS2が入力する。 ICD回路46は、位相コードPHCDに基づき信号ICD1_1からICD1_3を生成する。 AND回路48から50には、それぞれクロックCKl2m、CKl1およびCKl2と、信号ICD1_1からICD1_3が入力する。 AND回路48から50の出力がハイの場合、スイッチ33から35がそれぞれオンする。 AND回路48から50の出力がローの場合、スイッチ33から35がそれぞれオフする。

    ICD回路46は、位相コードPHCDに基づき、入力データS2m、S1およびS2のうちデータ点を挟む入力データがS2mとS1の場合、信号ICD1_3をローにする。 ICD回路46は、位相コードPHCDに基づき補間係数knを生成する。 補間係数knは0≦kn≦Ncの整数であり、kn=0がk=0に,kn=Ncがk=0に対応する。 信号ICD1_1およびICD1_2は、補間係数knに応じハイまたはローとする。 例えば、Nc個のスライス45のうちkn個について信号ICD1_1をハイとし、信号ICD1_2をローとする。 Nc−kn個について信号ICD1_1をローとし、信号ICD1_2をハイとする。 各スライス45のキャパシタ38の容量値が同じ場合、kn個のキャパシタ38に入力データS2mに相当する電流の電荷が蓄積される。 Nc−kn個のキャパシタ38に入力データS1に相当する電流の電荷が蓄積される。 よって、ノード31には、kn×S2m+(Nc−kn)×S1に相当する電圧が生成される。 LビットADC40からデータ点の補間データD1として、kn×S2m+(Nc−kn)×S1が出力される。

    入力データS2m、S1およびS2のうちデータ点を挟む入力データがS1とS2の場合、ICD回路46は信号ICD1_1をローにする。 信号ICD1_2およびICD1_3は、補間係数knに応じハイまたはローとする。 例えば、Nc個のスライス45のうちkn個について信号ICD1_2をハイとし、信号ICD1_3をローとする。 Nc−kn個について信号ICD1_2をローとし、信号ICD1_3をハイとする。 kn個のキャパシタ38に入力データS1に相当する電流の電荷が蓄積される。 Nc−kn個のキャパシタ38に入力データS2に相当する電流の電荷が蓄積される。 よって、LビットADC40からデータ点の補間データD1として、kn×S1+(Nc−kn)×S2が出力される。

    キャパシタ回路60bのスイッチ33から35には、それぞれ入力データS1、S2およびS3が入力する。 ICD回路46は、位相コードPHCDに基づき信号ICD2_1からICD2_3を生成する。 AND回路48から50にはクロックCKl1、CKl2およびCKl3と、信号ICD2_1からICD2_3が入力する。 ICD回路46は、位相コードPHCDに基づき、入力データS1、S2およびS3のうち変化点を挟む入力データがS1とS2の場合、信号ICD2_3をローにする。 信号ICD2_1およびICD2_2は、補間係数knに応じハイまたはローとする。 例えば、Nc個のスライス45のうちkn個について信号ICD2_1をハイとし、信号ICD2_2をローとする。 Nc−kn個について信号ICD2_1をローとし、信号ICD2_2をハイとする。 各スライス45のキャパシタ38の容量値が同じ場合、kn個のキャパシタ38に入力データS1に相当する電流の電荷が蓄積される。 Nc−kn個のキャパシタ38に入力データS2に相当する電流の電荷が蓄積される。 よって、ノード31には、kn×S1+(Nc−kn)×S2に相当する電圧が生成される。 1ビットADC40から変化点の補間データD1として、ローまたはハイが出力される。

    入力データS1、S2およびS3のうち変化点を挟む入力データがS2とS3の場合、ICD回路46は信号ICD2_1をローにする。 信号ICD2_2およびICD2_3は、補間係数knに応じハイまたはローとする。 例えば、Nc個のスライス45のうちkn個について信号ICD2_2をハイとし、信号ICD2_3をローとする。 Nc−kn個について信号ICD2_2をローとし、信号ICD2_3をハイとする。 kn個のキャパシタ38に入力データS2に相当する電流の電荷が蓄積される。 Nc−kn個のキャパシタ38に入力データS3に相当する電流の電荷が蓄積される。 よって、LビットADC40からデータ点の補間データD1として、kn×S2+(Nc−kn)×S3が出力される。

    図8は、補間回路のタイミングチャートであり、入力データS1とS2とでデータD1を生成する際のキャパシタ回路60aのタイミングを示している。 状態1および状態2は、それぞれ入力データS1およびS2に対応する電流がキャパシタ38に印加されるスライス45の状態を示している。 電圧VaおよびVbは、それぞれ状態1および2のスライスのキャパシタ38の出力電圧を示している。 電圧VDは、ノード31の電圧を示している。 VddおよびVssはそれぞれ電源電圧およびグランド電圧である。

    時間t0において、クロックCKS1、CKS2およびCKC1はローである。 クロックCKR1がハイである。 クロックCKl1およびCKl2がハイとなる。 スライス45のスイッチ34および35がオンし、スイッチ33はオフである。 この状態は、状態1および2ともリセット状態である。 時間t1において、クロックCKR1がローとなる。 これにより、スイッチ36がオフする。 時間t2において、クロックCKS1がハイとなる。 これにより、入力データS1に対応するスイッチ32がオンする。 状態1のスライス45のキャパシタ38から入力データS1に対応する電荷が引き抜かれる。 よって、キャパシタ38の電圧Vaが低くなる。 時間t3において、クロックCKS2がハイとなる。 これにより、入力データS2に対応するスイッチ32がオンする。 状態2のスライス45のキャパシタ38から入力データS2に対応する電荷が引き抜かれる。 よって、キャパシタ38の電圧Vbが低くなる。

    時間t4において、クロックCKS1はローとなり入力データS1に対応するスイッチ32がオフする。 時間t2とt4との間は状態1のスライス45において、キャパシタ38から入力データS1に対応する電荷がサンプリングされる期間である。 時間t5において、クロックCKS2はローとなり入力データS2に対応するスイッチ32がオフする。 時間t3とt5との間は状態2のスライス45において、キャパシタ38から入力データS2に対応する電荷がサンプリングされる期間である。 時間t6において、クロックCKl1およびCKl2がローとなる。 これにより、スイッチ33から35は全てオフとなる。 時間t4とt6の間は、状態1のスライス45のキャパシタ38が電荷を保持するホールド状態である。 時間t5とt6の間は、状態2のスライス45のキャパシタ38が電荷を保持するホールド状態である。 時間t7において、クロックCKR1がハイとなる。 スイッチ36がオンする。 ノード31にスライス45のキャパシタ38から引き抜かれていた電荷が合成され電圧VDが上昇する。 電圧VDが安定した時間t8において、クロックCKC1がローとなる。 このタイミング(上向き矢印)において、ADC40はで電圧VDをデジタル変換する。

    クロックCKl1およびCKl2がローの期間に、クロックCKS1およびCKS2がハイとなっても、スイッチ33から35はオフのため、キャパシタ回路60aには影響しない。 時間t7から次の時間t0までは電荷合成状態である。 キャパシタ回路60bにおいても、同様に変化点のデータBを生成する。

    図9は、位相コードについて示す図である。 図9を参照し、位相コードPHCDが0°のとき、送信されたデータとサンプリングクロックとの位相が一致している。 すわなち、入力データS1とデータ点の補間データD1との位相が一致している。 このときの補間係数kn=0とする。 位相が90°のとき入力データS1とS2との間にデータ点の補間データD1が位置している。 このとき、補間係数knはNc/2である。 位相が180°のとき入力データS1と変化点の補間データB1との位相が一致している。 このとき、補間係数knは0である。 位相差が0°以上180°未満(すなわち、補間係数knが0からNc−1)のとき、信号EO=1とする。 位相が270°のとき入力データS1とS2との間に変化点の補間データB1が位置している。 このとき、補間係数knはNc/2である。 位相差が180°以上360°未満(すなわち、補間係数knが0からNc−1)のとき、信号EO=0とする。

    図10(a)および図10(b)は、アイパターンを示す図である。 図10(a)に示すように、信号EO=1のとき、図7のキャパシタ回路60aは、入力データS1とS2とからデータ点の補間データD1を生成する。 キャパシタ回路60bは、入力データS2とS3とから変化点の補間データB1を生成する。 図10(b)に示すように、信号EO=0のとき、キャパシタ回路60aは、入力データS2mとS1とからデータ点の補間データD1を生成する。 キャパシタ回路60bは、入力データS1とS2とから変化点の補間データB1を生成する。

    実施例1によれば、図7のように、キャパシタ回路60aおよび60b(生成回路)は、入力データのうち複数のデータから補間データを生成する。 ADC40は、データ点の補間データDをデジタルデータに変換する。 ADC42は、変化点の補間データをデジタルデータに変換する。 ADC42は、ADC40より量子化ビット数が小さい。 図2において説明したように、一般的に変化点のデータの分解能はデータ点より小さくてもよい。 よって、量子化ビット数が小さくてもよい変化点に対応するADCの回路規模を小さくする。 これにより、補間回路10の回路規模を抑制できる。 例えば、ADC40の量子化ビット数をLビットとすると、比較例に比べ、インターリーブ数をmとすると、m×(L+1)ビットの比較器を削減できる。

    ADC42の量子化ビット数は1ビットでなくともよいが、1ビットとすることにより、回路規模をより小さくできる。

    また、DFE14がデータ点の補間データの等化を行なう。 DFE14が等化を行なう場合、量子化誤差が等化に影響する。 よって、DFE14を用いる場合、第1ADCは、量子化ビット数を大きくすることが好ましい。 実施例1においては等化回路としてDFE14の例を説明したが、他の等化回路でもよい。

    図7のように、キャパシタ回路60aおよび60bは、複数のデータSnのうち時間列に隣接するデータのいずれかを選択する。 これにより、キャパシタ回路60aおよび60bは、データ点の補間データをADC40に出力し、変化点の補間データをADC42の出力する。 これにより、ADC40はデータ点のデータをデジタル変換し、ADC42は変化点のデータをデジタル変換できる。

    図7および図9のように、キャパシタ回路60aおよび60bは、入力データSnと補間データDnとの位相差に基づき隣接するデータのいずれかを選択する。 これにより、キャパシタ回路60aおよび60bは、容易に、隣接するデータのいずれかを選択することができる。

    図11は、実施例2に係る補間回路のブロック図である。 図11に示すように、補間回路10bにおいては、キャパシタ回路60のキャパシタ38とADC40およびADC42との間に選択回路52が接続されている。 選択回路52は、信号EOが1の場合、入力データS1とS2とで生成した補間データをLビットADC40に出力し、入力データS2とS3とで生成した補間データを1ビットADC42に出力する。 選択回路52は、信号EOが0の場合、入力データS1とS2とで生成した補間データを1ビットADC42に出力し、入力データS2とS3とで生成した補間データをLビットADC40に出力する。

    図12は、実施例2の変形例2に係る補間回路のブロック図である。 図12に示すように、補間回路10cにおいて、選択回路52は、スイッチ36とキャパシタ38との間に設けられてもよい。

    図13は、実施例2の変形例2に係る補間回路のブロック図である。 図13に示すように、補間回路10dにおいて、選択回路52は、スイッチ32とスイッチ34および35との間に設けられてもよい。

    実施例2とその変形例によれば、選択回路52は、補間データをADC40に出力するかADC42に出力するかを選択する。 これにより、ADC40はデータ点のデータをデジタル変換し、ADC42は変化点のデータをデジタル変換できる。

    さらに、選択回路52は、入力データと補間データとの位相差に基づき補間データをADC40に出力するかADC42に出力するかを選択する。 これにより、選択回路52は、容易に、データ点のデータをADC10に、変化点のデータをADC42に出力できる。

    実施例3は、3x方式の例である。 図14は、実施例3に係る補間回路のブロック図である。 図14に示すように、補間回路10eにおいては、キャパシタ回路60aおよび60bは、スイッチ33、34、35および37を備えている。 キャパシタ回路60aのスイッチ33、34、35および37には、それぞれ入力データS3m、S1、S2およびS3が入力する。 キャパシタ回路60bのスイッチ33、34、35および37には、それぞれ入力データS1、S2、S3およびS4が入力する。 キャパシタ回路60aは、4個の入力データのうち、データ点を挟む2つの入力データを選択し、選択したデータからデータ点の補間データを生成する。 キャパシタ回路60bは、4個の入力データのうち、変化点を挟む2つの入力データを選択し、選択したデータから変化点の補間データを生成する。 4個のデータは1ユニットに対応するため、4個の入力データの間にはデータ点と変化点とが含まれている。 よって、3x方式においてもデータ点および変化点の補間データを生成できる。 このように、3x方式以上においても実施例1および2の方法を用いることができる。

    以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

    なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
    (付記1)時間列に入力される入力データのうち複数のデータから補間データを生成する生成回路と、データ点の前記補間データをデジタルデータに変換する第1ADCと、変化点の前記補間データをデジタルデータに変換し、前記第1ADCより量子化ビット数の小さな第2ADCと、を具備することを特徴とする補間回路。
    (付記2)前記データ点の補間データの等化を行なう等化回路を具備することを特徴とする付記1記載の補間回路。
    (付記3)前記生成回路は、前記複数のデータのうち時間列に隣接するデータのいずれかを選択するかにより、前記データ点の前記補間データを前記第1ADCに出力し、前記変化点の前記補間データを前記第2ADCの出力することを特徴とする付記1または2記載の補間回路。
    (付記4)前記生成回路は、前記入力データと前記補間データとの位相差に基づき前記隣接するデータのいずれかを選択することを特徴とする付記3記載の補間回路。
    (付記5)前記補間データを前記第1ADCに出力するか前記第2ADCに出力するかを選択する選択回路を具備することを特徴とする付記1または2記載の補間回路。
    (付記6)前記選択回路は、前記入力データと前記補間データとの位相差に基づき前記補間データを前記第1ADCに出力するか前記第2ADCに出力するかを選択することを特徴とする付記5記載の補間回路。
    (付記7) 前記等化回路は、判定帰還等化回路であることを特徴とする付記2記載の補間回路。
    (付記8)前記第2ADCの量子化ビット数は1ビットであることを特徴とする付記1から7のいずれか一項記載の補間回路。
    (付記9)
    請求項1から8のいずれか一項記載の補間回路と、前記変化点の補間データを用いて前記生成回路が前記補間データを生成するための前記入力データと前記補間データとの位相差を算出する算出回路と、を具備することを特徴とする受信回路。

    10 補間回路 14 DFE
    20 算出回路 40、42 ADC
    60 キャパシタ回路

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