Involving conversion between qB / rB and xB / yB encoded bit stream, multiplexing the primary bit stream of the additional bit stream

申请号 JP2006518880 申请日 2004-07-07 公开(公告)号 JP2007529146A 公开(公告)日 2007-10-18
申请人 テクノバス; 发明人 ペサヴェント ゲイリー; クオ ジャーチェン;
摘要 一次ビットストリームの管理は、qB/rB符号化ビットストリームをxB/yB符号化ビットストリームに変換すること、および追加ビットストリームをリンクの送信側でxB/yB符号化ビットストリームと多重化することを伴う。 追加ビットストリームは次に、xB/yB符号化ビットストリームから多重分離化され、xB/yB符号化ビットストリームはリンクの受信側でqB/rB符号化ビットストリームに戻す変換を受ける。 xB/yB多重化システムと互換可能な多重化/多重分離化システムを使用して、追加ビットストリームがqB/rB符号化ビットストリームと多重化されることができるように、qB/rB符号化ビットストリームは、xB/yB符号化ビットストリームからおよびそれへ、変換される。 ある用途においては、4B/5B符号化ビットストリームが8B/10B符号化ビットストリームに変換され、追加ビットストリームはコード−ワードの操作を使用して、8B/10B符号化ビットストリームの10Bコード−ワードと多重化される。
权利要求
  • q−ビット/r−ビット(qB/rB)符号化ビットストリームを、x−ビット/y−ビット(xB/yB)符号化ビットストリームに変換し、
    追加ビットストリームのビットをxB/yB符号化ビットストリームのyBコード−ワードと多重化することを含む、一次ビットストリームと追加ビットストリームを管理するための方法。
  • qB/rB符号化ビットストリームをxB/yB符号化ビットストリームに変換することが、
    前記qB/rB符号化ビットストリームのrBコード−ワードを受信し、
    前記rBコード−ワードをqBワードに復号し、
    前記qBワードからxBワードを特定し、
    前記xBワードをyBコード−ワードに符号化することを含む、請求項1に記載の方法。
  • 前記yBコード−ワードを前記追加ビットストリームと多重化することが、
    前記xB/yB符号化ビットストリームの特定のxBワードに関連する前記yBコード−ワードである、yBコード−ワードを特定し、
    前記追加ビットストリームのビットを特定し、
    前記追加ビットストリームの前記ビットを表わすために、あるyBコード−ワードを選択することを含み、前記特定のxBワードを表わすために、個々に使用されるyBコード−ワードのグループから、前記yBコード−ワードが選択される請求項1に記載の方法。
  • 前記追加ビットストリームのビットをyBコード−ワードと多重化することが、
    前記xB/yB符号化ビットストリームの他のxBワードに関連する他のyBコード−ワードである、他のyBコード−ワードを特定し、
    前記xB/yB符号化ビットストリームのDCバランス特性に応じて、あるyBコード−ワードを選択することをさらに含み、前記他のxBワードを表わすために、個々に使用されるyBコード−ワードのグループから、前記yBコード−ワードが選択される請求項3に記載の方法。
  • yBコード−ワードの各々のグループが、正のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードのカテゴリに属する、少なくとも一つのyBコード−ワードと、負のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードのカテゴリに属する、少なくとも一つのyBコード−ワードとを含む、請求項3に記載の方法。
  • 正のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードの前記カテゴリからのyBコード−ワードは、ビット1を表わすために用いられ、負のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードの前記カテゴリからのyBコード−ワードは、ビットゼロを表わすために用いられる、請求項5に記載の方法。
  • 前記xBワードを表わすために個々に用いられるyBコード−ワードの前記グループからの一つのyBコード−ワードは、高いビットを表わし、前記xBワードを表わすために個々に用いられるyBコード−ワードの前記グループからの他のyBコード−ワードは、低いビットを表わす、請求項3に記載の方法。
  • ネットワークリンクを通して、前記多重化されたビットストリームを送信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  • 前記yBコード−ワードを受信すること、および前記yBコード−ワードからの前記追加ビットストリームのビットを多重分離化することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  • 多重分離化が、前記yBコード−ワードを、正のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリ、または負のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリに属すとして、特定することを含む、請求項9に記載の方法。
  • 前記qB/rB符号化ビットストリームは4B/5B符号化ビットストリームであり、かつ前記xB/yB符号化ビットストリームは8B/10B符号化ビットストリームである、請求項1に記載の方法。
  • 前記4B/5B符号化および前記8B/10B符号化は、IEEE802.3規格により定義される、請求項11に記載の方法。
  • 前記qBワードから前記一次ビットストリームのxBワードを特定することが、前記xBワードを形成するために多数のqBワードを組合せることを含む、請求項2に記載の方法。
  • 前記yBコード−ワードを選択する前記ステップが、単一のyBコード−ワードにより、ある既知のxB/yB符号化規格に従って前記xBワードが表わされる場合に、固有のyBコード−ワードのある翻訳されたセットから選択することを含む、請求項3に記載の方法。
  • 前記既知のxB/yB符号化規格が、IEEE802.3規格により定義されている、請求項14に記載の方法。
  • q−ビット/r−ビット(qB/rB)符号化ビットストリームに符号化された一次ビットストリームである、一次ビットストリームのr−ビット(rB)コード−ワードを受信し;
    前記一次ビットストリームを前記rBコード−ワードからq−ビット(qB)ワードに復号し、
    前記qBワードから前記一次ビットストリームのx−ビット(xB)ワードを特定し、
    x−ビット/y−ビット(xB/yB)符号化ビットストリームを形成するために、前記一次ビットストリームの前記xBワードを、y−ビット(yB)コード−ワードに符号化し、
    多重化されたビットストリームを形成するために、前記yBコード−ワードを前記追加ビットストリームと多重化することを含む、一次ビットストリームと追加ビットストリームを管理するための方法。
  • 前記yBコード−ワードを前記追加ビットストリームと多重化することが、
    前記一次ビットストリームのある特定のxBワードに関連するyBコード−ワードである、前記一次ビットストリームの前記yBコード−ワードを特定し、
    前記追加ビットストリームのあるビットを特定し、
    前記追加ビットストリームの前記ビットを表わすためにyBコード−ワードを選択することを含み、前記特定のxBワードを表わすために、個々に用いられるあるグループのyBコード−ワードから、前記yBコード−ワードが選択される請求項16に記載の方法。
  • 前記yBコード−ワードを前記追加ビットストリームと多重化することが、
    前記一次ビットストリームの他のxBワードに関連する他のyBコード−ワードである、前記一次ビットストリームの前記他のyBコード−ワードを特定し、
    前記xB/yB符号化ビットストリームのDCバランス特性に応じてあるyBコード−ワードを選択することをさらに含み、前記yBコード−ワードが、前記他のxBワードを表わすために、個々に用いられるyBコード−ワードのあるグループから選択される請求項17に記載の方法。
  • yBコード−ワードの各々のグループが、正のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードのカテゴリに属する少なくとも一つのyBコード−ワード、および負のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードのカテゴリに属する少なくとも一つのyBコード−ワードを含む、請求項17に記載の方法。
  • 正のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードの前記カテゴリからのyBコード−ワードは、ビット1を表わすために用いられ、負のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードの前記カテゴリからのyBコード−ワードは、ビットゼロを表わすために用いられる、請求項19に記載の方法。
  • 前記xBワードを表わすために個々に用いられるyBコード−ワードの前記グループからの一つのyBコード−ワードは、高いビットを表わし、前記xBワードを表わすために個々に用いられるyBコード−ワードの前記グループからの他のyBコード−ワードは、低いビットを表わす、請求項17に記載の方法。
  • ネットワークリンクを通して、前記多重化されたビットを送信することをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  • 前記多重化されたビットストリームのあるyBコード−ワードを受信すること、および前記yBコード−ワードからの前記追加ビットストリームのビットを多重分離化することをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  • 多重分離化が、前記yBコード−ワードを、正のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリ、または負のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリに属すとして、特定することを含む、請求項23に記載の方法。
  • 前記qB/rB符号化ビットストリームは4B/5B符号化ビットストリームであり、かつ前記xB/yB符号化ビットストリームは8B/10B符号化ビットストリームである、請求項16に記載の方法。
  • 前記4B/5B符号化および前記8B/10B符号化は、IEEE802.3規格により定義される、請求項25に記載の方法。
  • 前記qBワードから前記一次ビットストリームのxBワードを特定することが、前記xBワードを形成するために多数のqBワードを組合せることを含む、請求項16に記載の方法。
  • 前記yBコード−ワードを選択する前記ステップが、単一のyBコード−ワードにより、ある既知のxB/yB符号化規格に従って前記xBワードが表わされる場合に、固有のyBコード−ワードのある翻訳されたセットから選択することを含む、請求項17に記載の方法。
  • 前記既知のxB/yB符号化規格が、IEEE802.3規格により定義されている、請求項28に記載の方法。
  • あるx−ビット/y−ビット(xB/yB)符号化ビットストリームのy−ビット(yB)コード−ワードから追加ビットストリームのビットを多重分離化し、
    前記xB/yB符号化ビットストリームをq−ビット/r−ビット(qB/rB)符号化ビットストリームに変換することを含む、一次ビットストリームと追加ビットストリームを管理するための方法。
  • 前記xB/yB符号化ビットストリームをqB/rB符号化ビットストリームに変換することが、
    前記yBコード−ワードをxBワードに復号し、
    前記xBワードからqBワードを特定し、
    前記qBワードをrBコード−ワードに符号化することを含む、請求項30に記載の方法。
  • 多重分離化が、前記yBコード−ワードを、正のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリ、または負のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリに属すとして特定することを含む、請求項30に記載の方法。
  • 正のDCバランスを示す傾向がある、コード−ワードの前記カテゴリに属するyBコード−ワードは、高いビットおよび低いビットの一方を表わし、また、負のDCバランスを示す傾向がある、コード−ワードの前記カテゴリに属するyBコード−ワードは、高いビットおよび低いビットの一方を表わし、前記二つのカテゴリの一つのみが高いビットを表わし、前記二つのカテゴリの他方が低いビットを表わす、請求項32に記載の方法。
  • 前記qB/rB符号化ビットストリームは4B/5B符号化ビットストリームであり、かつ前記xB/yB符号化ビットストリームは8B/10B符号化ビットストリームである、請求項30に記載の方法。
  • 前記4B/5B符号化および前記8B/10B符号化は、IEEE802.3規格により定義される、請求項34に記載の方法。
  • 一次ビットストリームがx−ビット/y−ビット(xB/yB)符号化ビットストリームに符号化された、前記一次ビットストリームのy−ビット(yB)コード−ワードおよび追加ビットストリームを含む、多重化されたビットストリームを受信し、
    前記多重化されたビットストリームを、yBコード−ワードおよび前記追加ビットストリームのビットの分割されたストリームに多重分離化し、
    前記yBコード−ワードをx−ビット(xB)ワードに復号し、
    前記xBワードからq−ビット(qB)コード−ワードを特定し、
    q−ビット/r−ビット(qB/rB)符号化ビットストリームを形成するために、前記qBワードをr−ビット(rB)コード−ワードに符号化することを含む、一次ビットストリームと追加ビットストリームを管理するための方法。
  • 多重分離化が、前記yBコード−ワードを、正のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリ、または負のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリに属すとして、特定することを含む、請求項36に記載の方法。
  • 正のDCバランスを示す傾向がある、コード−ワードの前記カテゴリに属するyBコード−ワードは、高いビットおよび低いビットの一方を表わし、また、負のDCバランスを示す傾向がある、コード−ワードの前記カテゴリに属するyBコード−ワードは、高いビットおよび低いビットの一方を表わし、前記二つのカテゴリの一つのみが高いビットを表わし、前記二つのカテゴリの他方が低いビットを表わす、請求項37に記載の方法。
  • 前記qB/rB符号化ビットストリームは4B/5B符号化ビットストリームであり、かつ前記xB/yB符号化ビットストリームは8B/10B符号化ビットストリームである、請求項36に記載の方法。
  • 前記4B/5B符号化および前記8B/10B符号化は、IEEE802.3規格により定義される、請求項39に記載の方法。
  • q−ビット/r−ビット(qB/rB)符号化ビットストリームを、x−ビット/y−ビット(xB/yB)符号化ビットストリームに変換する手段と、および、
    追加ビットストリームをxB/yB符号化ビットストリームと多重化する手段であって、前記多重化が多重化されたビットストリームを生じるものである手段とを含む、一次ビットストリームと追加ビットストリームを管理するためのシステム。
  • 前記変換する手段が、
    前記qB/rB符号化ビットストリームのrBコード−ワードを受信し、
    前記rBコード−ワードをqBワードに復号し、
    前記qBワードからxBワードを特定し、
    前記xBワードをyBコード−ワードに符号化する手段を含む、請求項41に記載のシステム。
  • 前記多重化する手段が:
    前記一次ビットストリームの第1のxBワードに関係する、第1のyBコード−ワードと、および前記一次ビットストリームの第2のxBワードに関係する、第2のyBコード−ワードとを受信するための、第1の入力と、
    前記追加ビットストリームの第1のビットを受信するための、第2の入力と、および 前記第1のyBコード−ワードを操作することであって、前記第1のxBワードを表わすために、個々に用いられる、あるグループのyBコード−ワードからあるyBコード−ワードを選択することを含む操作である、前記追加ビットストリームの前記第1のビットを表わすための、前記第1のyBコード−ワードを操作するため、および前記第2のyBコード−ワードを操作することであって、前記第2のxBワードを表わすために、個々に用いられる、あるグループのyBコード−ワードからあるyBコード−ワードを選択することを含む操作である、前記符号化されたビットストリームの該ランニングディスパリティをバランスさせるために、前記第2のyBコード−ワードを操作するための手段を含む、請求項41に記載のシステム。
  • yBコード−ワードの各々のグループが、正のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードのカテゴリに属する、少なくとも一つのyBコード−ワードと、負のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードのカテゴリに属する、少なくとも一つのyBコード−ワードとを含む、請求項43に記載のシステム。
  • 正のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードの前記カテゴリからのyBコード−ワードは、ビット1を表わすために用いられ、負のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードの前記カテゴリからのyBコード−ワードは、ビットゼロを表わすために用いられる、請求項44に記載のシステム。
  • 前記第1のxBワードを表わすために個々に用いられるyBコード−ワードの前記グループからの一つのyBコード−ワードは、高いビットを表わし、前記第1のxBワードを表わすために個々に用いられるyBコード−ワードの前記グループからの他のyBコード−ワードは、低いビットを表わす、請求項43に記載のシステム。
  • 前記第1のyBコード−ワードからの前記追加ビットストリームの前記第1のビットを多重分離化する手段をさらに含む、請求項41に記載のシステム。
  • 前記多重分離化する手段が、前記第1のyBコード−ワードを、正のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリ、または負のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリに属すとして、特定する手段を含む、請求項47に記載のシステム。
  • 前記qB/rB符号化は4B/5B符号化であり、かつ前記xB/yB符号化は8B/10B符号化である、請求項41に記載のシステム。
  • 前記4B/5B符号化および前記8B/10B符号化は、IEEE802.3規格により定義される、請求項49に記載のシステム。
  • 前記第1のyBコード−ワードを操作することが、単一のyBコード−ワードにより、ある既知のxB/yB符号化規格に従って前記第一のxBワードが表わされる場合に、固有のyBコード−ワードのある翻訳されたセットから選択することを含む、請求項43に記載のシステム。
  • 前記既知のxB/yB符号化規格が、IEEE802.3規格により定義されている、請求項51に記載の方法。
  • あるx−ビット/y−ビット(xB/yB)符号化ビットストリームのy−ビット(yB)コード−ワードから前記追加ビットストリームのビットを多重分離化する手段と、および 前記xB/yB符号化ビットストリームをq−ビット/r−ビット(qB/rB)符号化ビットストリームに変換する手段を含む、一次ビットストリームと追加ビットストリームを管理するためのシステム。
  • 前記変換する手段が、
    前記yBコード−ワードをxBワードに復号し、
    前記xBワードからqBワードを特定し、
    前記qBワードをrBコード−ワードに符号化する、手段を含む、請求項53に記載のシステム。
  • 多重分離化する手段が、前記yBコード−ワードを、正のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリ、または負のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリに属すとして、特定する手段を含む、請求項53に記載のシステム。
  • 正のDCバランスを示す傾向がある、コード−ワードの前記カテゴリに属するyBコード−ワードは、高いビットおよび低いビットの一方を表わし、また、負のDCバランスを示す傾向がある、コード−ワードの前記カテゴリに属するyBコード−ワードは、高いビットおよび低いビットの一方を表わし、前記二つのカテゴリの一つのみが高いビットを表わし、前記二つのカテゴリの他方が低いビットを表わす、請求項55に記載のシステム。
  • 前記qB/rB符号化ビットストリームは4B/5B符号化ビットストリームであり、かつ前記xB/yB符号化ビットストリームは8B/10B符号化ビットストリームである、請求項53に記載のシステム。
  • 前記4B/5B符号化および前記8B/10B符号化は、IEEE802.3規格により定義される、請求項57に記載のシステム。
  • 说明书全文

    本出願は、2002年2月28日出願の、米国特許仮出願番号第60/360,827号の恩典を資格付けられた、2002年9月17日出願の、米国特許出願番号第10/245,854号の、一部継続出願である。
    本発明は、ディジタルコミュニケーションネットワークにおける、ビットストリームの多重化に関し、また、特に、一次ビットストリームが、最初はq−ビット/r−ビット(qB/rB)符号化ビットストリームに符号化されている、一次ビットストリームとの追加ビットストリームの多重化に関する。

    高速デジタルコミュニケーションネットワークは、一般的に1と0とが連続する、デジタルデータを送信する。 今日のネットワークにおいて要求される速度で、デジタルデータが暗号から復号されるために、バランスされた数の1と0および高い遷移密度を有する、デジタルデータストリームを送信することが、好ましい。 バランスされた数の1と0が、高電圧(一般的に1を表わす)および低電圧(一般的に0を表わす)の間の、バランスされた数の電圧遷移を有する電気信号を生成するため、データストリームにおいて、バランスされた数の1と0が望まれる。

    バランスされた数の電圧遷移を有する電気信号は、バランスされた直流(DC)と呼ばれる。 高い遷移密度を有するバランスされた直流信号は、DC信号をある交番する電流(AC)媒体と連結する場合に、正確な位相ロックループ(PLL)動作を保証し、かつトランスコアの飽和を防止するために、重要である。

    イーサネットは、デジタルコミュニケーションを実行するために幅広く用いられるプロトコルの一つの例である。 より高速度な世代のイーサネットのいくつかは、高い遷移密度を有する、DCバランスビットストリームを必要とする。 特に、1ギガビット毎秒のイーサネット(GbE)は、高い遷移密度を有する、DCバランスビットストリームを必要とする世代のイーサネットである。 バランスされたDCと高い遷移密度を達成するために、GbEはIEEEの802.3規格(36節、物理コーディングサブレイヤ(PCS)および物理媒体アタッチメント(PMA)サブレイヤ、型式1000BASE−X)でIEEEにより定義された、8−ビットから10−ビットへ(8B/10B)の符号化スキームを用いている。 この8B/10B符号化スキームを使用すると、256(2 )の8Bワードを表わすために、利用可能な1024(2 10 )の10Bコード−ワードが存在する。

    1024の利用可能な10Bコード−ワードから、各々の8Bワードを表わすために、二つの10Bコード−ワードが選択される。 各々の8Bワードを表わすために選択される10Bコード−ワードは、1と0の数に関してバランスされた10Bコード−ワードである(即ち、各々の10Bコード−ワードは、同じ数の1と0を有する)か、または1と0の数に関して殆どバランスされたコード−ワードである(即ち、各々の10Bコード−ワードは、6つの1と4つの0、または4つの1と6つの0を有する)。 この選択された10Bコード−ワードは次に、正のDCバランス(即ち、0よりも多い1を有する傾向がある10Bコード−ワード)を示す傾向があるカテゴリと、負のDCバランス(即ち、1よりも多い0を有する傾向がある10Bコード−ワード)を示す傾向がある他のカテゴリとの、二つのカテゴリに分割される。 10Bコード−ワードの、この二つのカテゴリ内の特定の10Bコード−ワードは、以上に特定されたイーサネット規格の36節で特定されている。

    GbEリンクを通して一連の10コード−ワードを送信するに際しては、そのコードのパターンが、1が多すぎる(RD+または正の不均衡)方向に行く傾向があるか、または、0が多すぎる(RD−または負の不均衡)方向に行く傾向があるかどうかに関する、記録が保持される。 この記録は、ランニングディスパリティまたはRDとして、一般的に言及される。 RDは、そのカテゴリから次の10Bコード−ワードが、各々の引き続く8Bワードを表わすために選択されるべきである、カテゴリを決定するために用いられる。 例えば、RDが正である場合は、ビットストリーム中の次の8Bワードを表わすために、1よりも0を多く示す傾向があるカテゴリから、ある10Bコード−ワードが選択され、RDが負である場合は、ビットストリーム中の次の8Bワードを表わすために、0よりも1を多く示す傾向があるカテゴリから、ある10Bコード−ワードが選択される。

    図1は、一連の8Bワードにより表わされる、あるデータストリームの実施例に対する、コードの選択ロジックを示す表である。 図1を参照すると、列Aは8Bワードのシーケンスナンバーを特定し、列Bは8Bワードの一次ビットストリームを特定し、列Cはそれぞれの8Bワードに対する10Bコードネームを特定し、列Dは正のDCバランスを示す傾向がある、コード−ワードのカテゴリからの、それぞれの10Bコード−ワードを特定し、列Eは負のDCバランスを示す傾向がある、コード−ワードのカテゴリからの、それぞれの10Bコード−ワードを特定し、列Fはそれぞれの8Bワードを表わすためのコード−ワードの二つのカテゴリにおける、10Bコード−ワードの一つの選択に適用される、コードの選択ロジックを特定する。

    図1の列Fに示されているように、ビットストリームのRDをバランスさせるように、ビットストリーム中の10Bコード−ワードのそれぞれは、コード−ワードの二つのカテゴリから選択される。 二つのカテゴリの間で、10Bコード−ワードの選択を操作することにより、送信されるコード−ワードのRDは厳密に制御され、従ってDCバランスされた信号を保証する。

    8B/10B符号化はDCバランスされた信号を保証するためによく動作するにもかかわらず、8B/10B符号化の一つの欠点は、所望のデータ転送速度を達成するために、ビットが伝送されなければならない実際の速度を、それが増加させることである。 例えば、各々の8ビットデータに対して10ビットの符号が伝送されなければならないので、1Gbpsの実効データ通信速度を達成するためには、1.25Gビット毎秒(Gbps)のライン速度でビットが伝送されなければならない。 この8B/10B符号化スキームを用いることにより、GbEの伝送効率は約80%(1Gbps/1.25Gbps)である。

    他のイーサネットの欠点は、イーサネットがパケットバーストでトラヒックを伝送する、非同期のネットワークプロトコルであることである。 最先端のデジタル通信ネットワークでは、デジタルの音声とデータを同じネットワークを通して搬送できることが望ましい。 非同期のネットワーク内をバーストでトラヒックを伝送することは、時間遅延やジッタに感度の高いデジタルの音声トラヒックのような一定のビットレートのトラヒックに対しては、不自然で適してはいない。

    以上に述べたxB/yB符号化スキーム、および特にGbEに対する8B/10B符号化の欠点を考慮すると、必要なことは、xB/yB符号化の効率を増加し、一定のビットレートのトラヒックに対して充分適して、GbE規格のようなxB/yB符号化標準を広く受け入れて互換可能な技術であること。 さらにその技術は、他の符号化されたビットストリームと互換可能とすべきことである。

    一次ビットストリームの管理のための技術は、qB/rB符号化ビットストリームをxB/yB符号化ビットストリームに変換すること、および追加ビットストリームをリンクの送信側でxB/yB符号化ビットストリームと多重化することを伴うものである。 追加ビットストリームは次に、xB/yB符号化ビットストリームから多重分離化され、xB/yB符号化ビットストリームはリンクの受信側でqB/rB符号化ビットストリームに戻る変換を受ける。 xB/yB多重化システムと互換可能な、多重化/多重分離化システムを使用して、追加ビットストリームがqB/rB符号化ビットストリームと多重化されることができるように、qB/rB符号化ビットストリームは、xB/yB符号化ビットストリームからおよびそれへ、変換される。

    ある特定の用途においては、リンクの送信側で、4B/5B符号化ビットストリームが8B/10B符号化ビットストリームに変換され、追加ビットストリームはコード−ワードの操作を使用して、8B/10B符号化ビットストリームの10Bコード−ワードと多重化される。 リンクの受信側では、追加ビットストリームが8B/10B符号化ビットストリームの10Bコード−ワードから多重分離化され、次にxB/yB符号化ビットストリームが、qB/rB符号化ビットストリームに戻る変換を受ける。 4B/5Bと8B/10Bの間の変換を実行することは、追加ビットストリームを1GbEリンク上で多重化するために用いられる、単数または複数の同じ特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、100Mイーサネットリンク上で、追加ビットストリームを多重化することを可能にする。

    一次ビットストリームがxB/yB符号化ビットストリームにコード化される一次ビットストリームに、追加ビットストリームを多重化する技術は、その追加ビットストリームのビットを担持するyBコード−ワードを選択することを伴う。 あるxB/yB符号化スキームでは、一次ビットストリームの各々のxBワードは、正のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードのカテゴリに属する少なくとも一つのyBコード−ワードと、負のDCバランスを示す傾向がある、yBコード−ワードのカテゴリに属する少なくとも一つのyBコード−ワードとを含む、yBコード−ワードの各々のグループを有する、yBコード−ワードの対応するグループからの、一つのyBコード−ワードにより表わされることができる。

    ある実施形態では、一つのカテゴリのyBコード−ワードは、1を表わすために用いられ、他のカテゴリのyBコード−ワードは、ゼロを表わすために用いられる。 追加ビットストリームからのビットは、1を伝達する二つのカテゴリの一つからyBコード−ワードを選択することにより、および0を伝達する他のカテゴリからyBコード−ワードを選択することにより、一次ビットストリームと多重化される。 ある実施形態では、追加ビットストリームのビットを伝達するためにyBコード−ワードが選択されない場合には、yBコード−ワードは符号化されたビットストリームのRDをバランスさせるために選択される。

    ある実施形態ではyBコード−ワードの選択は、一次ビットストリームへの追加ビットストリームのビットを多重化することと、符号化されたビットストリームのRDをバランスさせることとの間で交互に行われる。 追加ビットストリームは、多重化されるyBコード−ワードが属する、yBコード−ワードのカテゴリを特定することにより、符号化されたビットストリームから多重分離化される。 例えば、yBコード−ワードの一つのカテゴリに属するyBコード−ワードは1(即ち、正のDCバランスを示す傾向があるyBコード−ワードのカテゴリ)を表わし、yBコード−ワードの他のカテゴリに属するyBコード−ワードは0(即ち、負のDCバランスを示す傾向があるyBコード−ワードのカテゴリ)を表わす。

    ビット多重化技術の利点は、符号化されるビットストリームの、全体のDCバランスが維持されたままで、xB/yB符号化ビットストリーム内に、追加のバンド幅が提供されることができる点である。 多重化技術により提供される追加のバンド幅は、一次ビットストリームから盗まれたバンド幅ではなく、その結果として、xB/yB符号化ビットストリームの全体のバンド幅の効率は改善される。
    本発明の他の態様と利点は、本発明の原理を例として示す、添付の図面を参照して、以下の詳細な記述から、明らかになるであろう。

    一次ビットストリームがあるxB/yB符号化されたビットストリームにコード化されたものに、追加ビットストリームを多重化するための技術は、その追加ビットストリームを伝達する、yBのコード−ワードの選択を伴う。 あるxB/yB符号化スキームでは、各々のグループのyBコード−ワードが;正のDCバランスを示す傾向にあるyBコード−ワードのカテゴリに属する、少なくとも一つのyBコード−ワードと;負のDCバランスを示す傾向にあるyBコード−ワードのカテゴリに属する、少なくとも一つのyBコード−ワードとを含んで、ある対応するyBコード−ワードのグループからの一つのyBコード−ワードにより、各々のxBワードが表わされることができる。

    ある実施形態では、それらのカテゴリの一つからのyBコード−ワードは1を表わすために用いられ、他のカテゴリのyBコード−ワードは0を表わすために用いられる。 追加ビットストリームからのビットは、1を伝達するための二つのカテゴリの一つからのyBコード−ワードの選択と、また0を伝達するための他のカテゴリの一つからのyBコード−ワードの選択により、一次ビットストリームと多重化される。 ある実施形態では、追加ビットストリームのビットを伝達するためにyBコード−ワードが選択されない場合には、yBコード−ワードは符号化されたビットストリームのRDをバランスさせるために選択される。

    ある実施形態では、yBコード−ワードの選択は、追加ビットのビットを一次ビットストリームと多重化することと、その符号化されたビットストリームのRDをバランスさせることの間で、交互に実行される。 多重化されたyBコード−ワードがそれに属するyBコード−ワードのカテゴリを特定することにより、追加ビットストリームは符号化されたビットストリームから多重分離化される。 例えば、yBコード−ワードの一つのカテゴリに属するyBコード−ワードは1を表わし(即ちyBコード−ワードのこのカテゴリは、正のDCバランスを示す傾向にある)、yBコード−ワードの他のカテゴリに属するyBコード−ワードは0を表わしている(即ちyBコード−ワードのこのカテゴリは、負のDCバランスを示す傾向にある)。

    図2は、本発明のある実施形態に従う、8B/10B符号化GbEビットストリームにおける、一次ビットストリームとの追加ビットストリームの多重化に伴う、コード選択ロジックの実施例を示す。 特に図2は、8Bワードのシーケンスとして表わされる一連のビットを有する、一次ビットストリームの一連のビットを表わしている。 図2の実施例では、一次ビットストリームの一連のビットは、図1の例で提供された一連のビットと同じである。 この8Bワードは、列Bに特定され、各々の8Bワードのシーケンスナンバーは列Aで指定される。 各々の8Bワードは、列Dおよび列Eに特定されるように2つの10Bコード−ワードにより表わされ、この10Bコード−ワードに対応する10Bコードネームは列Cに特定される。

    図2に示されているように、追加ビットストリームの第1のビット(0)は、第1の8Bワード(シーケンスナンバー1)と多重化され、追加ビットストリームの第2のビット(1)は、第3の8Bワード(シーケンスナンバー3)と多重化される。 以上に記述したように各々の8Bワードは、正のDCバランスを示す傾向にある、10Bコード−ワードのカテゴリ(即ち、列D)からの、少なくとも一つの10Bコード−ワードにより、また、負のDCバランスを示す傾向にある、10Bコード−ワードのカテゴリ(即ち、列E)からの、少なくとも一つの10Bコード−ワードにより、特定されることができる。

    追加ビットストリームのビットは、その10Bコード−ワードがそこから選択されたカテゴリを書き取らせることにより、一次ビットストリームと多重化される。 例えば、正のDCバランスを示す傾向にある10Bコード−ワードのカテゴリからの10Bコード−ワードは、一次ビットストリームと1(即ち、「高い」ビット)を多重化するために選択され、負のDCバランスを示す傾向にある10Bコード−ワードのカテゴリからの10Bコード−ワードは、一次ビットストリームと0(即ち、「低い」ビット)を多重化するために選択される。 ビットが一次ビットストリームと多重化されない場合は、10Bコード−ワードは符号化されるビットストリームのRDをバランスさせるために選択される。

    追加ビットストリームのビットは、その10Bコード−ワードがそこから選択されたカテゴリを書き取らせることにより、一次ビットストリームと多重化される。 例えば、正のDCバランスを示す傾向にある10Bコード−ワードのカテゴリからの10Bコード−ワードは、一次ビットストリームと1(即ち、「高い」ビット)を多重化するために選択され、負のDCバランスを示す傾向にある10Bコード−ワードのカテゴリからの10Bコード−ワードは、一次ビットストリームと0(即ち、「低い」ビット)を多重化するために選択される。 ビットが一次ビットストリームと多重化されない場合は、10Bコード−ワードは符号化されるビットストリームのRDをバランスさせるために選択される。

    本発明の実施形態に従えば、各々の8Bワードに対する10Bコード−ワードの選択ロジックは、図2の列Gに特定されている。 列Gを参照すると、第一の10Bコード−ワードが、一次ビットストリームとのあるビット(シーケンスナンバー1を参照)を多重化するために選択され、次の10Bコード−ワードが、符号化されたビットストリームのRD(シーケンスナンバー2を参照)をバランスさせるために選択されるように、追加ビットは交互にこの方法で多重化される。 この処理は、追加ビットストリームを伝達するために必要なだけ、繰り返される。

    図2に示されるコードの選択ロジックが、あるビットを多重化するための10Bコード−ワードの選択と、RDをバランスさせるための10Bコード−ワードの選択の間で、各々の8Bで交番するにもかかわらず、従来技術で周知でありかつ図1に示されるコードの選択ロジックは、符号化されたビットストリームのRDをバランスさせることのみに焦点をあてている。

    図2を参照して記述された実施例が、10Bコード−ワードごとに多重化された、追加ビットを伴っているにもかかわらずビット多重化のインターバルは異ならせることができる。 例えば、全てのn番目の10Bコード−ワードは、データの1ビットを多重化するために操作することができるが、ここでnは2またはそれ以上(n≧2)の整数である。 さらに、一定のインターバル以外の10Bコード−ワードのパターンは、そのパターンが受信側の端末装置により知られている限り、ビットを多重化するために使用されることができる。 多重化されたビットの特定の分配は、その分配が受信側の端末装置により知られている限り、決定的なものではない。

    追加ビットが、nが2またはそれ以上の整数である(n≧2)、n番目のyBコード−ワード毎に、または他の既知のパターンで、多重化されることができるにもかかわらず、追加ビットがある伸長された一連のコード−ワードを超えて、yBコード−ワード毎に多重化されるべきではないのは、それが、符号化されたビットストリームがバランスされたRDを示すことを保証する、能と干渉することがあるためである。

    ある伸長された一連のコード−ワード中のどのyBコード−ワードも、符号化されたビットストリームのRDをバランスさせるために選択されないとした場合、符号化されたビットストリームのRDは、符号化されたビットストリームのRDがバランスされているという保証のないまま、追加ビットストリームの関数として変動する。 ビットがある伸長された一連のコード−ワードを超えて、yBコード−ワード毎に多重化されるべきではないにもかかわらず、連続して多重化されたビットを有する特定の分配が、実施されてもよい。

    多重化スキームが、例としての目的のための8B/10B符号化スキームを参照して、以上に記述されたにもかかわらず、この多重化スキームは他のxB/yB符号化スキーム(即ち、100Mbpsイーサネットのための4B/5B符号化)に対して適用可能であるが、ここで、xはyより小さい。 さらに、この多重化スキームがIEEE802.3GbE規格を参照して記述されたにもかかわらず、この多重化スキームは、xB/yB符号化を使用する他の伝送技術または伝送規格に、適用することができる。

    同じ符号化スキームが、データコードグループおよび/または特別なコードグループ(即ち、IEEE802.3GbE規格に定義されているような「D」コードおよび「K」コード)と共に、用いられることができる。 例えば、リンクを超えて送信される、バンド内のトラヒック(即ち、Dコード)が存在しない場合、アイドルコードのような順序づけられたセットを含む特別なコードが、追加ビットストリームを符号化されたビットストリームと多重化するために、以上に記述されたようなものと同様の方法で、操作されることができる。 DコードまたはKコードを使用する、追加ビットストリームの多重化ビットは、バンド内のトラヒックの伝送パターンに関わりなく一定の速度で、追加ビットストリームのビットが伝達されることができるようにする。

    図3は、一次ビットストリームがxB/yB符号化ビットストリームに符号化される、追加ビットストリームを一次ビットストリームと多重化するための方法の、プロセスの流れ図を示す。 ブロック302では、一次ビットストリームの第1のxBワードが認識される。 決定ブロック304では、追加ビットストリームからのあるビットが、それぞれのxBワードと多重化されるべきか否かが決定される。

    その追加ビットストリームからのあるビットが、それぞれのxBワードと多重化されるべきである場合には、次にブロック306で、その追加ビットストリームのこのビットが認識される。 ブロック308では、その追加ビットストリームのこのビットを表わすためにあるyBコード−ワードが選択されるが、ここでこのyBコード−ワードは、個々にこのxBワードを表わすために用いられる、yBコード−ワードのあるグループから選択される。

    この追加ビットストリームからのあるビットが、それぞれのxBワードと多重化されない場合は、次にブロック310で、符号化されたビットストリームのランニングディパリティRDをバランスさせるために、yBコード−ワードが選択されるが、ここでこのyBコード−ワードは、個々にこのxBワードを表わすために用いられる、yBコード−ワードのあるグループから選択される。 ブロック308または310での選択が完了した後に、プロセスはブロック302に戻る。

    IEEE802.3GbE規格の8B/10B符号化スキームによれば、256の可能な8Bワードのうち72が、一つの10Bコード−ワードにより表わされることができる。 即ち、10Bコード−ワードの二つのカテゴリ内の10Bコード−ワードは、同一である。 以上に記述された多重化スキームでは、ある選択された10Bコード−ワードが1またはゼロを表わすはずかどうかを、暗号解読することは不可能であるので、本発明のある実施形態では、与えられたGbE規格の下で、一つの10Bコード−ワードにより特定される8Bワードは、互いにユニークな二つの10Bコード−ワードと、IEEE802.3GbE規格で用いられる残りの10Bコード−ワードを伴って提供される。

    ある実施形態では、この二つのコード−ワードの一つは、正のDCバランスを示す傾向にあるコード−ワードのカテゴリに属するものとして、設定され、またこの二つのコード−ワードの他の一つは、負のDCバランスを示す傾向にあるコード−ワードのカテゴリに属するものとして、設定される。 例えば、IEEE802.3GbE規格を参照すると、8ビットバイトの値D1(110 10001)を有するコードグループD17.6は、そのコード−ワードがどのカテゴリから選択されたかとは無関係に、同じ10Bコード−ワード(100011 0110)により特定される。 1および0が、以上に記述された多重化スキームで区別されるために、その8Bワードは二つの異なる設定された10Bコード−ワードを有するべきである。

    ある実施形態ではコードの翻訳は、予め定められた翻訳テーブルを用いて実行される。 翻訳されるコード−ワードはIEEE802.3規格に規定されていないが、このコード−ワードは特定システム用のコード−ワード(すなわち、与えられた規格に適合する10Bコード−ワード)および固有のコード−ワードの翻訳されたセット間の翻訳によって8B/10B符号化規格と関連して使用することができる。 コード−ワード翻訳スキームはGbE環境における8B/10B符号化を参照して記述されているが、このコード−ワード翻訳スキームは他のxB/yB符号化スキームにも適用されることができる。

    ある実施形態では、追加ビットストリームが一次ビットストリームと多重化され、ポイントトゥポイントリンクを通して伝達される。 図4は、以上に記述された、ビットストリーム多重化および多重分離化を実行するための機能要素を含む、GbEポイント−トゥ−ポイントリンクにおける反対の終端を構成する、機能要素の実施例を示す。

    そこでは追加ビットストリームがGbE一次ビットストリームと多重化される図4の実施例では、各々のGbEの終端は、メディアアクセスコントローラ(MAC)420、8B/10Bエンコーダ422、8B/10Bデコーダ424、ビットストリーム多重化装置426、ビットストリーム多重分離化装置428、並直列変換器430、直並列変換器432、線路駆動器434、および線路受信器436を含んでいる。 ポイントトゥポイントリンク内の二つの終端は、光ファイバまたは銅線のような伝送メディアにより、しばしば接続されている。 明細書の記述全体を通して、同様の参照番号は同様の要素を特定するために用いられている。

    MAC420は、二つの終端の間のパケットの伝送のために、フレーミング、フォワーディングおよびアクセスコントロールロジックを提供する。 二つの終端の機能要素は、図4に示されているように、左から右へ、および上方の終端から下方の終端への、伝送の例に対して、以下に簡単に示されている。 ポイント−トゥ−ポイントリンクの送信側の終端(即ち、論理要素の上方のグループ)においては、外へ出ていくパケットがそれぞれのポート上で送信されるべきであるかどうかを、MACが決定する。 ポイント−トゥ−ポイントリンクの受信側の終端(即ち、論理要素の下方のグループ)においては、MACが到来するフレームのMACヘッダーを読み、到来するパケットを受信装置内部で回送されるべきであるかどうかを決定する。

    ポイント−トゥ−ポイントリンクの送信側の終端では、8B/10Bエンコーダ422が、8Bワードを10Bコード−ワードに符号化し、またビットストリーム多重化装置426が、追加ビットストリームを一次ビットストリームと多重化する。 ビットストリーム多重化装置と多重化プロセスのより詳細な記述は、以下に与えられる。 直並列変換器430は、10Bワイドパラレルデータを1Bワイドシリアルデータに変換する。 線路駆動器434は、1Bワイドシリアルデータストリームを、リンク440を通って送信されることが出来る信号に変換する。 例えばこの線路駆動器は、光リンクを通した送信のための光信号、または、ワイヤリンクを通した送信のための電気信号を、生成する。

    ポイント−トゥ−ポイントリンクの受信側の終端では、線路受信器436が受信した信号を、引き続く論理要素により利用されることが出来るある電気信号のフォーマットに変換して、1Bワイドシリアルデータを出力する。 直並列変換器432は、この1Bワイドシリアルデータを10Bワイドパラレルデータに戻す変換をし、またビットストリーム多重分離化装置428は、一次ビットストリームから追加ビットストリームを多重分離化する。 ビットストリーム多重分離化装置と多重分離化プロセスのより詳細な記述は、以下に与えられる。 8B/10Bデコーダ424は、10Bコード−ワードを元の8Bワードに戻す復号をし、その8BワードをMAC420の受信側の端部にパスする。

    図5は、図4に示されるビットストリーム多重化装置の一つの、拡大図を示す。 図5に示されるビットストリーム多重化装置は、以下の機能要素:コードマニピュレータ544、追加ビットストリームコードセレクタ546,コード翻訳機548、ランニングディスパリティバランスコードセレクタ550、およびランニングディスパリティモニター522を含んでいる。 一般的にビットストリーム多重化装置は、多重化のために元の10Bコード−ワードと追加ビットストリームを受信し、多重化された追加ビットストリームを含む10Bコード−ワードを出力する。 ビットストリーム多重化装置の各々の機能要素は、以下でより詳細に記述される。

    コードマニピュレータ544は、元の10Bコード−ワード(即ち、8B/10Bエンコーダからの原初の10Bコード−ワード)を受信し、この10Bコード−ワードが、追加ビットストリームコードセレクタ546またはランニングディスパリティバランスコードセレクタ550を経由して、処理されるかどうかを決定する。

    ある実施形態では、その元の10Bコード−ワードは、それぞれの8Bワードを表わすために、与えられた規格に従ってその8B/10Bエンコーダがその10Bコード−ワードを選択して、8B/10Bエンコーダ522から受信される。 追加ビットストリームのビットを伝達するために用いられる10Bコード−ワードは、追加ビットストリームコードセレクタにより処理され、またRDをバランスさせるために用いられる10Bコード−ワードは、ランニングディスパリティバランスコードセレクタにより処理される。

    ある実施形態では10Bコード−ワードは、ある10Bコード−ワードのインターバル毎に二つの機能要素により処理されるが、しかしながら以上に記載したように、他の多重化インターバルまたはパターンが可能である。 追加ビットストリームコードセレクタまたはランニングディスパリティバランスコードセレクタのどちらかにより、一度ある10Bコード−ワードが選択されると、出力されたコード−ワードがその選択されたコード−ワードを反映することを、コードマニピュレータは保証する。

    ある実施形態ではコードマニピュレータは、コードマニピュレータが8Bワードストリームを受信して、選択された10Bコード−ワードを出力するような、8B/10B符号化機能を含んでもよい。

    追加ビットストリーム内の次のビットのビット値に応じて、それぞれの8Bワードを表わすために個々に用いられる、利用可能なコード−ワードのグループから、追加ビットストリームコードセレクタ546は10Bコード−ワードを選択する。 即ち、一次ビットストリームと多重化される追加ビットストリームは、それぞれの8Bワードを表わすために、どの10Bコード−ワードが選択されるかを記述する。

    ある実施形態では、この10Bコード−ワードは、正のDCバランスを示す傾向がある、コード−ワードのカテゴリから、または負のDCバランスを示す傾向がある、コード−ワードのカテゴリから、選択される。

    ある実施形態では、正のDCバランスを示す傾向がある、カテゴリ内のコード−ワードは、追加ビットストリームの1を表わすために選択され、負のDCバランスを示す傾向がある、カテゴリ内のコード−ワードは、追加ビットストリームの0を表わすために選択される。 選択されたコード−ワードの表示は、追加ビットストリームコードセレクタから、コードマニピュレータ544に連絡される。

    コード翻訳機548は、単一の10Bコード−ワードにより表わされる8Bワードの場合に、10Bコード−ワードの翻訳を管理する。 以上に記述したように、IEEE802.3GbE規格によれば、256の可能な8Bワードのうち72が、単一の10Bコード−ワードにより表わされる。 ある8Bワードが単一の10Bコード−ワードにより表わされる場合には、一つの10Bコード−ワードが正のDCバランスを示す傾向がある、10Bコード−ワードのカテゴリに属するものであり、一つのコード−ワードが負のDCバランスを示す傾向がある、10Bコード−ワードのカテゴリに属するコード−ワードである、少なくとも二つの異なる10Bコード−ワードにより、その8Bワードを表わすための準備がなされる。

    図5の実施形態では、IEEE802.3GbE規格に従って単一の10Bコード−ワードにより表わされる、8Bワードに対するコード−ワードの翻訳の全てを、コード翻訳機は含んでいる。 72の単一コード−ワードの一つである、元の10Bコード−ワードに遭遇すると、追加ビットストリームからのそれぞれのビットを表わすために、どの翻訳されたコード−ワードが選択されるべきであるかを決定するために、追加ビットストリームコードセレクタ546はコード翻訳機を参照する。

    ある実施形態では、単一の10Bコード−ワードにより表わされる、72の8Bワードの全てに対する翻訳規則を含んでいる、コード翻訳テーブルにアクセスすることにより、選択されるコード−ワードが特定される。 選択されたコード−ワードの表示はコードマニピュレータ544に供給され、その選択された10Bコード−ワードはビットストリームマニピュレータ526から出力される。 選択された10Bコード−ワードは、追加ビットストリームからの一つのビットを伝達する。

    ランニングディスパリティバランスコードセレクタ550は、現在のRDに応じてそれぞれの8Bワードを表わすために、個々に用いられている利用可能なコード−ワードのグループから、10Bコード−ワードを選択する。 ある実施形態では10Bコード−ワードは、符号化されたビットストリームのRDをバランスさせるために選択される。 業界では知られているように、現在のRDが負である場合には、正のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリから、それぞれの8Bワードを表わすために、10Bコード−ワードが選択され、現在のRDが正である場合には、負のDCバランスを示す傾向があるコード−ワードのカテゴリから、それぞれの8Bワードを表わすために、10Bコード−ワードが選択される。 GbEに対するRDのバランス化の規則は、以上に言及された文書の「36節」に記載されている。

    図5の実施例では、ランニングディスパリティバランスコードセレクタ550は、ランニングディスパリティモニター552から、符号化されたビットストリームの現在のRDの表示を受信する。 ある実施形態では、ランニングディスパリティモニターは、符号化されたビットストリームが、1が多すぎる方向(正のディスパリティまたはRD+)に向かうのか、0が多すぎる方向(負のディスパリティまたはRD−)に向かうのか、どうかを表わす1ビットの情報を含んでいる。

    コードマニピュレータ544が、それぞれの元の10Bコード−ワードに対して選択された、10Bコード−ワードの表示を一度受領すると、出力された10Bコード−ワードがその選択された10Bコード−ワードを反映することを、コードマニピュレータは保証する。 選択された10Bコード−ワードが、元のコード−ワードから不変にとどまる場合には、この10Bコード−ワードはそのままで、ビットストリーム多重化装置526から回送される。 選択された10Bコード−ワードが、元のコード−ワードとは異なる場合には、この10Bコード−ワードは生成されて、ビットストリーム多重化装置から出力される。

    ある実施形態では、選択される10Bコード−ワードは、元の10Bコード−ワードを操作することにより、生成される。 例えば、元の10Bコード−ワードを、あるカテゴリから他のカテゴリに変更することは、その10Bコード−ワードのビットを反転することを含んでいる。 選択された10Bコード−ワードは、ビットストリーム多重化装置から、並直列変換器のような引き続く機能ユニットに出力される。

    図6は、図4に示されるビットストリーム多重分離化装置428の一つの、拡大図を示す。 図6に示されたビットストリーム多重分離化装置628は、以下の機能要素:マニピュレーテッドコード読取器656およびコードノルマライザ/翻訳機658を含んでいる。 マニピュレーテッドコード読取器は、多重化されたビットを担持する10Bコード−ワードの値を特定することにより、多重化されたビットストリームを読む。 即ち図2に示された実施例では、マニピュレーテッドコード読取器は、操作された10Bコードが1またはゼロを担持しているかどうかを決定するために、10Bコード−ワード毎(即ち、シーケンスナンバー1および3)に読む。

    シーケンスナンバー2および4からのコード−ワードは、無視される。 操作された10Bコード−ワードが、1またはゼロを担持しているかどうかの決定は、その10Bコード−ワードがそれに属するカテゴリを決定することに関わっている。 例えば、その10Bコード−ワードが正のDCバランスを示す傾向がある、10Bコード−ワードのカテゴリに属する場合は、10Bコード−ワードは「1」を担持し、その10Bコード−ワードが負のDCバランスを示す傾向がある、10Bコード−ワードのカテゴリに属する場合は、10Bコード−ワードは「0」を担持する。

    ある実施形態では、一次ビットストリームから追加ビットを多重分離化するために、10Bコード−ワードを読んだ後に、この操作された10Bコード−ワードは正規化される。 即ち、元の10Bコード−ワードストリームから変更された全ての10Bコード−ワードは、それらの元の状態に戻される。 さらに、ある固有の10Bコード−ワードに翻訳された任意の10Bコード−ワードは、8B/10B符号化規格により認識される、10Bコード−ワードに戻す翻訳がなされる。 図6の実施形態では正規化および翻訳は、コードノーマライザ/翻訳機658により実行される。 次に、この正規化されかつ翻訳された10Bコードストリームは、原初の8Bコードストリームに復号するために、8B/10Bデコーダ624に回送される。

    図4−図6は、説明の目的のために機能要素を示している。 これらの機能要素が、対応する個別の物理的な装置内で、具体化されても具体化されなくてもよいことが、理解されるべきである。 特に機能要素は、互に別個であってよく、互いに統合されてもよく、またはそれらの任意の組合せであってもよい。 ある実施形態では、以上に記述された機能要素は、ハードウェアおよびソフトウェアの組合せで具体化されるが、しかしながら機能要素は、第1にハードウェアまたはソフトウェア内で具体化されることが出来る。 ある実施形態では、ビットストリーム多重化装置およびビットストリーム多重分離化装置の多くの機能要素は、点線のボックス427で表わされるように、一つまたはそれ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)内で具体化される。

    図7は、従来技術に従うGbEビットストリームの符号化と、本発明のある実施形態に従う多重化追加ビットストリームを含むGbEビットストリームの符号化との間の差異を詳述する表を示す。 図7を参照して記述される実施例は、IEEE802.3GbE規格に指定される、8B/10B符号化スキームに従って符号化されたGbE環境における一次ビットストリームに関係している。

    この実施例では、列Aはある一次ビットストリームの8Bワードのシーケンスナンバーを特定し、列Bは実施例のGbEビットストリームの8Bワードのシーケンスを特定する。 列Cはそれぞれの8Bワードのバイトの値を特定し、また列Dはそれぞれの8Bワードに対するコードグループの名(IEEE802.3規格、36節、物理符号化サブレイヤ(PCS)および物理媒体アタッチメント(PMA)サブレイヤ、型式1000BASE−Xによって規定されたように)を特定する。

    列EおよびFは、列Bに与えられた、それぞれの8Bワードに対する、IEEE802.3GbE規格に従う二つの10Bコード−ワードを表わしている。 列Eの10Bコード−ワードは、正のDCバランス(バイアス)を示す傾向があるコード−ワードのカテゴリに属するので、それらはここでは(+)として特定され、列Fの10Bコード−ワードは、負のDCバランス(バイアス)を示す傾向があるコード−ワードのカテゴリに属するので、それらはここでは(−)として特定される。 等しい数の1と0を有する10Bコード−ワードは、実際に中立のバイアスを有することが、留意されるべきである。

    列Gは、それぞれの8Bワードを表わす10Bコード−ワードが、ある符号化されたビットストリームのRDを同じに留めさせる(「S」により表わされるように)か、または反転させる(「F」により表わされるように)かどうかを特定する。 ある10Bコード−ワード中の0と1の数がバランスされている場合には、その10Bコード−ワードは、ある符号化されたビットストリームのRDを同じに留めさせ、ある10Bコード−ワード中の0と1の数がバランスされていない場合には、その10Bコード−ワードは、ある符号化されたビットストリームのRDを反転させる。

    列Hは、列Bの実施例の一次ビットストリームからの結果となる、現在のRDの例を特定する。 列Hの実施例では、RDは正(+)または負(−)のどちらかであり、かつ例としての目的では、初期のRDは負(即ち、RD−)であることが仮定されている。

    列Iは、10Bコード−ワードが単にRDをバランスさせるために選択される、従来技術で周知であるような、列B(初期に負のRDを仮定している)のそれぞれの8Bワードを表わすために選択される、10Bコード−ワードを特定する。 従来技術に従えば、各々の8Bワードに対する10Bコード−ワードは、列Hに示される現在のRDに応じて、二つの可能なコード−ワードから選択される。 即ち、列Hの現在のRDが負(−)の場合には、列E(「+」コード−ワード)からの10Bコード−ワードが、8Bワードを表わすために選択され、同様に現在のRDが正(+)の場合には、列F(「−」コード)の10Bコード−ワードが、8Bワードを表わすために選択される。

    列Jは、それぞれの10Bコード−ワードの処理からの結果となる、RDを特定する。 図7の例では、一つのシーケンスナンバーに対する結果のRD(即ち、列J)は、次のシーケンスナンバーに対して現在のRD(即ち、列H)を繰り越す。 業界では知られているように現在のRDは、処理される各々の新しい10Bコード−ワードに応じて、調整される。 特に、処理される10Bコード−ワードが「S」コード−ワードである場合には、現在のRDは10Bコード−ワードの処理に際して同じに留まり、10Bコード−ワードが「F」コード−ワードである場合には、RDは10Bコード−ワードの処理に際して、正から負へ、または負から正へと反転する。

    例えば、列Hのシーケンスナンバー1を参照すると、現在のRDは負(RD−)であり、その結果として、列Eからの10Bコード−ワードが選択される。 シーケンスナンバー1に対する10Bコード−ワードは、「S」コード−ワードであり、従って現在のRDは、同じに留まる(即ち、RDは負に留まる)。 シーケンスナンバー2を参照すると、現在のRDはまだ負(RD−)であり、その結果として、列Eからの10Bコード−ワードが選択される。 シーケン番号1とは対称的に、シーケンスナンバー2に対する10Bコード−ワードは、「F」コード−ワードであり、従って現在のRDは、反転する(即ち、現在のRDはRD−からRD+に反転する)。

    列Bの一次ビットストリームとの追加ビットストリームの多重化は、列K、L、M、およびNを参照して記述される。 特に列Kは、列Bの一次ビットストリームと多重化されるべき、追加ビットストリームの例を表わしている。 この実施例ではデータの1ビットは、列Bのビットストリームの8Bワード毎に多重化される。 図7の実施例では、一つのデータビットが各々のシーケンスナンバー、1,3,5,7,9,11,13で送られる。 列Lは、初期の負のRD(RD−)を仮定した、一次ビットストリームとの追加ビットストリームの多重化からの結果となる、現在のRDの例を特定する。

    本発明の実施形態に従えば、列Mは、列Bの一次ビットストリームと、列Kの追加ビットストリームを多重化するために、列Eおよび列Fから選択された10Bコード−ワードを表わしている。 列Nは、列Mで選択された10Bコード−ワードを与える、符号化されたビットストリームのRDを表わしている。 図7の実施例では、一つのシーケンスナンバーに対する結果となるRD(即ち、列N)は、次のシーケンスナンバーに対する現在のRD(即ち、列L)に繰り越される。

    図7の実施例では、これは実施における特例であるけれども(即ち、反対の取り決めも用いられることが出来る)、列Eからの10Bコード−ワードは、1を表わすために用いられ、また列Fからの10Bコード−ワードは、0を表わすために用いられる。 列Kおよび列Mのシーケンスナンバー1を参照すると、列Bの一次ビットストリームと、あるゼロビット(ある「低い」ビット)を多重化することが望ましく、従って、列F(負のDCバランスを示す傾向がある、コード−ワードのカテゴリ)からの10Bコード−ワードが、それぞれの8Bワードを表わすために用いられる、10Bコード−ワードとして選択される。

    即ち、列Fからの10Bコード−ワードが、列Bの一次ビットストリームと多重化される、列Kからの所望のビットを表わすために、二つのコード−ワード(列Eおよび列F)から、(列Eからの10Bコード−ワードの代わりに)選択される。 この実施例では、シーケンスナンバー1の8Bワードに対する10Bコード−ワードは、「S」コード−ワードであり、従ってRDは同じに留まる(初期の負のRDを仮定しているので、RDはコード選択の後も負に留まる)。

    ここで列Kおよび列Mのシーケンスナンバー2を参照すると、列Bからの8Bワードと追加ビットは多重化されず、従って10Bコード−ワードの選択は、追加ビットストリームのビットに応じて行われない。 本発明の実施形態に従えば、シーケンスナンバー2の10Bコード−ワードは、符号化されたビットストリームのRDをバランスさせるために選択される。

    即ち、追加ビットストリームのビットを担持するために10Bコード−ワードが用いられない場合、それは符号化されたビットストリームのRDをバランスさせるために用いられる。 例えば、現在のRDが正である場合、列Fからの10Bコード−ワードが8Bワードを表わすために選択され、現在のRDが負である場合、列Eからの10Bコード−ワードが8Bワードを表わすために選択される。

    図7の実施例では、シーケンスナンバー2の現在のRDは負であり、従って列E(「+」コード−ワード)からの10Bコード−ワードが、それぞれの8Bワードの値を表わすために選択される。 この例では、それぞれの8Bワードに対する10Bコード−ワードは「F」コード−ワードであり、従って現在のRDは、負(RD−)から正(RD+)へ反転する。 正のRDは、列Nのシーケンスナンバー2に表わされている。 追加ビットストリームと現在のRDを考慮した、10Bコード−ワードの選択のプロセスは、図7の実施例に示されているように継続する。

    列Iおよび列Mに特定される10Bコード−ワードの選択から見ることが出来るように、一次ビットストリームとの追加ビットストリームの多重化は、10Bコード−ワードの選択を、ビットの多重化なしで生成されるコードパターンから、変更させることになる。

    図8は、本発明のある実施形態に従う、追加ビットストリームを一次ビットストリームと多重化するための方法のプロセスの流れ図を示すが、ここでは一次ビットストリームはxB/yB符号化ビットストリームに符号化される。 ブロック802では、ある一次ビットストリームの第1のxBワードが特定される。 ブロック804では、追加ビットストリームの第1のビットが特定される。 ブロック806では、追加ビットストリームの第1のビットを表わすために、第1のyBコード−ワードが選択されるが、ここで、この第1のyBコード−ワードは、この第1のxBワードを表わすために個々に用いられる、yBコード−ワードのあるグループから選択される。

    ブロック808では、一次ビットストリームの第2のxBワードが特定される。 ブロック810では、符号化されたビットストリームのランニングディスパリティをバランスさせるために、ある第2のyBコード−ワードが選択されるが、ここではこの第2のyBコード−ワードは、この第2のxBワードを表わすために個々に用いられるyBコード−ワードのあるグループから選択される。 ビットの多重化のインターバルは、点線の戻り線により表わされるように、プロセスが最初のブロック802へ戻るか、または中間のブロック808に戻るかどうかを決定する。

    図9は、本発明のある実施形態に従う、追加ビットストリームを一次ビットストリームと多重化するための他の方法のプロセスの流れ図を示すが、ここで一次ビットストリームはxB/yB符号化ビットストリームに符号化される。 ブロック902では、ある一次ビットストリームの第1のxBワードに関連する、第1のyBコード−ワードが受信される。 ブロック904では、追加ビットストリームの第1のビットが受信される。 ブロック906では、この第1のyBコード−ワードが、追加ビットストリームの第1のビットを表わすために操作されるが、ここでこの第1のyBコード−ワードの操作は、この第1のxBワードを表わすために個々に用いられる、yBコード−ワードのあるグループからのyBコード−ワードの選択を含んでいる。

    ブロック908では、この一次ビットストリームの第2のxBワードに関連する、第2のyBコード−ワードが受信される。 ブロック910では、符号化されたビットストリームのランニングディスパリティをバランスさせるために、第2のyBコード−ワードが操作されるが、ここでこの第2のyBコード−ワードの操作は、この第2のxBワードを表わすために個々に用いられる、yBコード−ワードのあるグループからのyBコード−ワードの選択を含んでいる。 ビットの多重化のインターバルは、点線の戻り線により表わされるように、プロセスが最初のブロック902へ戻るか、または中間のブロック908に戻るかどうかを決定する。

    図10は、本発明のある実施形態に従う、追加ビットストリームを一次ビットストリームと多重化するためのまた別の方法のプロセスの流れ図を示すが、ここで一次ビットストリームはxB/yB符号化ビットストリームに符号化される。 ブロック1002では、ある一次ビットストリームのあるxBワードを表わす、第1のyBコード−ワードが受信される。 ブロック1004では、追加ビットストリームの第1のビットが受信される。 ブロック1006では、あるyBコード−ワードが、追加ビットストリームからの第1のビットを表わすために選択されるが、ここでこのyBコード−ワードは、第1のyBコード−ワードが表現するものと同じxBワードを表わすために個々に用いられる、yBコード−ワードのあるグループから選択される。

    ブロック1008では、選択されたyBコード−ワードが出力される。 ブロック1010では、この一次ビットストリームのあるxBワードを表わす、第2のyBコード−ワードが受信される。 ブロック1012では、符号化されたビットストリームのランニングディスパリティをバランスさせるために、あるyBコード−ワードが選択されるが、ここでこのyBコード−ワードは、この第2のyBコード−ワードが表現するものと同じxBワードを表わすために個々に用いられる、yBコード−ワードのあるグループから選択される。 ブロック1014では、選択されたこのyBコード−ワードが出力される。 ビットの多重化のインターバルは、点線の戻り線により表わされるように、プロセスが最初のブロック1002へ戻るか、または中間のブロック1010に戻るかどうかを決定する。

    いくつかのネットワーク環境においては、一次ビットストリームは初めに8B/10B以外のいくつかの形式で符号化される。 例えば、100Mイーサネットビットストリームは、4B/5B符号化ビットストリーム(qB/rB符号化ビットストリームとして言及される)に符号化される。 xB/yB符号化ビットストリームを有する、追加ビットストリームを多重化するために設計されたハードウェアは、図5に関して以上に記述されたように、yBコード−ワードを見ることを期待するので、xB/yB符号化ビットストリームを有する、追加ビットストリームを多重化するために設計されたハードウェアを使用して、追加ビットストリームはqB/rB符号化ビットストリームと多重化されることが出来ない。

    本発明の実施形態に従って、かつxB/yB符号化ビットストリームのために用いられるハードウェアと同じものを使用して、qB/rB符号化ビットストリームを有する追加ビットストリームの多重化を可能にするために、多重化が始まる前に、qB/rB符号化ビットストリームを、あるxB/yB符号化ビットストリームに変換することが望ましい。 次に追加ビットストリームのビットが、xB/yB符号化ビットストリームのyBコード−ワードと多重化される。

    以下にその詳細が記述される特定の実施形態では、4B/5B符号化ビットストリームが8B/10B符号化ビットストリームに変換され、次に図2−10に関して以上に記述されたように、追加ビットストリームが8B/10B符号化ビットストリームの10Bコード−ワードと多重化される。 ある実施形態では、4B/5B符号化ビットストリームを8B/10B符号化イーサネットストリームに変換することは、受信した5Bコード−ワードを元の4Bワードに復号し、8Bワードを生成するために二つの4Bワードを組合せ、次いでその8Bワードを10Bコード−ワードに符号化することを伴う。

    図11は、本発明のある実施形態に従う、「メディア変換」技術が適用された、ネットワーク構造を示す。 図11のネットワーク構造は、レイヤ2(L2)スイッチ1160、第1および第2のメディアコンバータ1162および1164、またパーソナルコンピュータ1166および従来技術の装置1168のような、エンドユーザの装置を含んでいる。 L2スイッチは、L2ヘッダー情報に基づいてトラヒックを回送する、イーサネットベースのスイッチのような、パケット変換型装置である。

    このL2スイッチは一般的に、インターネット1161のような、単数または複数の他のネットワークに接続される。 このL2スイッチをイーサネットベースのL2スイッチとして説明したにもかかわらず、このL2スイッチがトラヒックを回送するために、イーサネットに加えて、またはその代わりに、プロトコルを使用してもよい。 このL2スイッチは、第1のメディアコンバータ(ここでは、プラント側のメディアコンバータとして言及される)に接続されている。

    図11の実施形態では、L2スイッチは100Mイーサネットリンク1170によりメディアコンバータに接続され、データが4B/5B符号化ビットストリームとして、リンクを通して送信される。 メディアコンバータはまた、一定のビットレート(CBR)のトラヒックと交信する、公衆交換電話網(PSTN)1163のような、通信網と接続されている。 図11の実施形態では、追加ビットストリームはPSTNからメディアコンバータに提供される。

    図11は、本発明のある実施形態に従う、「メディア変換」技術が適用された、ネットワーク構造を示す。 図11のネットワーク構造は、レイヤ2(L2)スイッチ1160、第1および第2のメディアコンバータ1162および1164、またパーソナルコンピュータ1166および従来技術の装置1168のような、エンドユーザの装置を含んでいる。 L2スイッチは、L2ヘッダー情報に基づいてトラヒックを回送する、イーサネットベースのスイッチのような、パケット変換型装置である。

    このL2スイッチは一般的に、インターネット1161のような、単数または複数の他のネットワークに接続される。 このL2スイッチをイーサネットベースのL2スイッチとして説明したにもかかわらず、このL2スイッチがトラヒックを回送するために、イーサネットに加えて、またはその代わりに、プロトコルを使用してもよい。 このL2スイッチは、第1のメディアコンバータ(ここでは、プラント側のメディアコンバータとして言及される)に接続されている。

    図11の実施形態では、L2スイッチは100Mイーサネットリンク1170によりメディアコンバータに接続され、データが4B/5B符号化ビットストリームとして、リンクを通して送信される。 メディアコンバータはまた、一定のビットレート(CBR)のトラヒックと交信する、公衆交換電話網(PSTN)1163のような、通信網と接続されている。 図11の実施形態では、追加ビットストリームはPSTNからメディアコンバータに提供される。

    プラント側のメディアコンバータ1162は、4B/5B符号化ビットストリームを8B/10B符号化ビットストリームに変換する機能、および追加ビットストリームのビットを8B/10B符号化ビットストリームの10Bコード−ワードと多重化する機能を、実行する。 より詳細なプラント側メディアコンバータの記述は、図12および図13を参照して以下に与えられる。

    図12は、図11のプラント側のメディアコンバータ1162の、拡大図を示す。 プラント側のメディアコンバータ1262は、プラント側の物理インターフェイスモジュール(PHY)1278、コンバータ/多重化装置1280、およびローカル側のPHY1282を含んでいる。 プラント側のPHYは、L2スイッチからの4B/5B符号化ビットストリーム(例えば、100Mイーサネット)を受信する。 プラント側のPHYは、受信した4B/5B符号化ビットストリームの信号を、プラント側のメディアコンバータにより操作されることができる信号に変換する。 プラント側のPHYは、5Bコード−ワードをコンバータ/多重化装置にパスする。

    コンバータ/多重化装置1280は、5Bコード−ワードを10Bコード−ワードのストリームに変換する機能と、追加ビットストリームを10Bコード−ワードのストリームと多重化する機能を実行する。 図12に示されているように、5Bコード−ワードをプラント側のPHY1278から、および追加ビットストリームを追加ビットストリームの信号源から受信する。 このコンバータ/多重化装置のある実施形態の拡大図は、図13に示されている。

    図13に示されているこのコンバータ/多重化装置1380は、4B/5Bデコーダ1384,4B/8Bコンバイナ1386,8B/10Bエンコーダ1322,およびビットストリーム多重化装置1326を含んでいる。 4B/5Bデコーダは、4B/5B符号化されたビットストリームの5Bコード−ワードを受信し、この5Bコード−ワードを元の4Bワードに復号する。 ある実施形態ではこの5Bコード−ワードは、標準的な100Mイーサネット復号技術を使用して復号される。 4Bワードのストリームは、4B/5Bデコーダから出力される。

    4B/8Bコンバイナ1386は、4B/5Bデコーダ1384から4Bワードのストリームを受信し、この4Bワードを8Bワードに組合せる。 ある実施形態ではこの4B/8Bコンバイナは、二つの連続する4Bワードを一つの8Bワードに組合せる、シフトレジスタとして実装される。 8Bワードのストリームは、4B/8Bコンバイナから出力される。

    8B/10Bエンコーダ1322は、4B/8Bコンバイナから8Bワードのストリームを受信する。 この8B/10Bエンコーダは、図4及び図5に関して以上に記述されたように、8Bワードを10Bコード−ワードに符号化する。 例えば8Bワードは、IEEE802.3GbE規格の8B/10B符号化スキームを使用して符号化される。 10Bコード−ワードのストリームは、8B/10Bエンコーダから出力される。

    ビットストリーム多重化装置1326は、8B/10Bエンコーダ1322から10Bコード−ワードのストリームを、またPSTNのような追加ビットストリーム源から追加ビットストリームを、受信する。 ビットストリーム多重化装置は、図2−図10に関して以上に記述した技術を使用して、10Bコード−ワード(即ち、一次ビットストリーム)のストリームに、追加ビットストリームを多重化する。 この追加ビットストリームを担持するために選択された10Bコード−ワードのストリームは、ビットストリーム多重化装置から出力される。 変換および多重化プロセスの後に、コンバータ/多重化装置は10Bコード−ワードをローカル側のPHY1282にパスする。

    図12を参照すると、ローカル側のPHY1282は、コミュニケーションリンク1272と互換な信号に、10Bコード−ワードを変換する。 ある実施形態ではローカル側のPHYは、データを10Bコード−ワードで送信する、100Mイーサネットリンクをサポートする。 以上に述べたように、このリンクはその代わりに、1GbEリンクまたはいくつかの他の型式のリンクであることができる。

    図11を参照すると、10Bコード−ワードのストリームは、リンク1172を通して一度送信されると、ローカル側のメディアコンバータ1164で受信される。 図14は、図11のローカル側のメディアコンバータの実施例の拡大図を示す。 ローカル側のメディアコンバータ1464は、プラント側のPHY1478、多重分離化装置/コンバータ1481、およびローカル側のPHY1482を含んでいる。 プラント側のPHYは、プラント側のメディアコンバータから、10Bコード−ワードを担持する信号を受信する。 プラント側のPHYは、受信した信号をローカル側のメディアコンバータにより操作されることができる信号に変換する。 プラント側のPHYは、多重分離化装置/コンバータにその10Bコード−ワードをパスする。

    多重分離化装置/コンバータ1481は、10Bコード−ワードからの追加ビットストリームを多重分離化する機能と、その10Bコード−ワードを5Bコード−ワードに変換する機能を実行する。 図14に示されているように、多重分離化装置/コンバータは、プラント側のPHY1478から10Bコード−ワードを受信する。 図2−図10に関して以上に記述したように、10Bコード−ワードは多重化された追加ビットストリームを担持する。 この多重分離化装置/コンバータの実施例の拡大図は、図15に示されている。

    図15に示される多重分離化装置/コンバータ1581は、ビットストリーム多重分離化装置1528、8B/10Bデコーダ1524、8B/4Bパーサー1588、および4B/5Bエンコーダ1590を含んでいる。 ビットストリーム多重分離化装置は、プラント側のPHY1478から10Bコード−ワードを受信する。 ビットストリーム多重分離化装置は、図2−図10に関して以上に記述した技術を使用して、10Bコード−ワードから追加ビットストリームを多重分離化する。 10Bコード−ワードのストリームおよび追加ビットストリームは、ビットストリーム多重化装置から出力される。 図15の実施形態ではこの出力された10Bコード−ワードは、図6に関して以上に記述された、正規化された10Bコード−ワードである。

    8B/10Bデコーダ1524は、10Bコード−ワードを元の8Bワードに復号する。 8B/10Bデコーダは、図6に関して以上に記述された、8B/10Bデコーダ624に類似している。 復号の後に、8Bワードのストリームは8B/10Bデコーダから出力される。

    8B/4Bパーサー1588は、8B/10Bデコーダから8Bワードを受信し、その8Bワードを4Bワードに分割する。 ある実施形態では8B/4Bの構文解析は、各々の8Bワードを二つの4Bワードに分割する、シフトレジスタにより達成される。 4Bワードのストリームは、8B/4Bパーサーから出力される。

    4B/5Bエンコーダ1590は、元の4Bワードを5Bコード−ワードに符号化する。 図15の実施形態では、4B/5Bエンコーダは、IEEE802.3規格により規定されるような、標準的な100Mイーサネット符号化を使用する。 5Bコード−ワードのストリームは、4B/5Bエンコーダから出力される。 図14に戻って参照すると、多重分離化と変換のプロセスの後に、多重分離化装置/コンバータ1481は、5Bコード−ワードをローカル側のPHY1482に、また追加ビットストリームを電話のようなエンドユーザ装置にパスする。

    変換および多重化/多重分離化技術が、4B/5B符号化ビットストリームおよび8B/10B符号化ビットストリームについて記述されたにもかかわらず、この技術は、他のqB/rBおよびxB/yB符号化ビットストリームの他の組合せに適用することができる。 変換および多重化/多重分離化技術が、ここでは1方向で記述されたにもかかわらず、このプロセスは、双方向の機能性を生成するために他の方向で実行されることができる。 さらに、図12−図15は、個別の機能要素を示すにもかかわらず、これらの機能要素は同じエーシック(ASIC)に集積されることができる。

    図16は、本発明のある実施形態に従う、一次ビットストリームと追加ビットストリームとを管理するための方法の、プロセスの流れ図である。 ステップ1602では、q−ビット/r−ビット(qB/rB)符号化ビットストリームが、x−ビット/y−ビット(xB/yB)符号化ビットストリームに変換される。 ステップ1604では、追加ビットストリームのビットが、xB/yB符号化ビットストリームのyBコード−ワードと多重化される。

    図17は、本発明の他の実施形態に従う、一次ビットストリームと追加ビットストリームとを管理するための方法の、プロセスの流れ図である。 ステップ1702では、一次ビットストリームのr−ビット(rB)コード−ワードが受信されるが、ここでこの一次ビットストリームはq−ビット/r−ビット(qB/rB)符号化ビットストリームに符号化される。 ステップ1704では一次ビットストリームは、rBコード−ワードから、q−ビット(qB)ワードに復号される。 ステップ1706では、一次ビットストリームのx−ビット(xB)ワードが、qBワードから特定される。 ステップ1708では、一次ビットストリームのxBワードが、x−ビット/y−ビット(xB/yB)符号化ビットストリームを形成するために、y−ビット(yB)コード−ワードに符号化される。 ステップ1710では、このyBコード−ワードは、多重化されたビットストリームを形成するために、追加ビットストリームと多重化される。

    図18は、本発明の他の実施形態に従う、一次ビットストリームと追加ビットストリームとを管理するための方法の、プロセスの流れ図である。 ステップ1802では、ある追加ビットストリームのビットが、x−ビット/y−ビット(xB/yB)符号化ビットストリームのy−ビット(yB)コード−ワードから多重分離化される。 ステップ1804では、xB/yB符号化ビットストリームが、q−ビット/r−ビット(qB/rB)符号化ビットストリームに変換される。

    図19は、本発明の他の実施形態に従う、一次ビットストリームと追加ビットストリームとを管理するための方法の、プロセスの流れ図である。 ステップ1902では、一次ビットストリームのy−ビット(yB)コード−ワードおよび追加ビットストリームのビットを含む、多重化されたビットストリームが受信されるが、ここで一次ビットストリームはx−ビット/y−ビット(xB/yB)符号化ビットストリームに符号化される。 ステップ1904では、この多重化されたビットストリームは、別個のyBコード−ワードのストリームと、追加ビットストリームのビットに多重分離化される。 1906では、このyBコード−ワードは、x−ビット(xB)ワードに復号される。 ステップ1908では、q−ビット(qB)ワードは、xBワードから特定される。 ステップ1910では、q−ビット/r−ビット(qB/rB)符号化ビットストリームを形成するために、qBワードはr−ビット(rB)コード−ワードに符号化される。

    本発明の特定の実施形態が記述され、かつ図示されたにもかかわらず、本発明はここに記述され、かつ図示された特定の形式または部品の配置に限定されない。 本発明は、請求項のみにより限定される。

    図1は、従来技術で知られている、一次ビットストリームからの8ビットワードに対する、コード選択ロジックの例を示す表である。

    図2は、本発明のある実施形態に従う、8B/10B符号化GbEビットストリームにおける、一次ビットストリームとの追加ビットストリームの多重化を伴う、コード選択ロジックの実施例を示す。

    図3は、本発明のある実施形態に従う、一次ビットストリームがxB/yB符号化ビットストリームに符号化される、追加ビットストリームを一次ビットストリームと多重化するための方法の、プロセスの流れ図を示す。

    図4は、本発明のある実施形態に従う、ビットストリーム多重化および多重分離化を実行するための機能要素を含む、GbEポイント−トゥ−ポイントリンクにおける反対の終端を構成する、機能要素の実施例を示す。

    図5は、図4に示されるビットストリーム多重化装置の一つの、拡大図を示す。

    図6は、図4に示されるビットストリーム多重分離化装置の一つの、拡大図を示す。

    図7は、従来技術に従うGbEビットストリームの符号化と、本発明のある実施形態に従う多重化追加ビットストリームを含む、GbEビットストリームの符号化の間の、差異を詳述する表を示す。

    図8は、本発明のある実施形態に従う、追加ビットストリームを一次ビットストリームと多重化するための方法のプロセスの流れ図を示すが、ここでは一次ビットストリームはxB/yB符号化ビットストリームに符号化される。

    図9は、本発明のある実施形態に従う、追加ビットストリームを一次ビットストリームと多重化するための他の方法のプロセスの流れ図を示すが、ここで一次ビットストリームはxB/yB符号化ビットストリームに符号化される。

    図10は、本発明のある実施形態に従う、追加ビットストリームを一次ビットストリームと多重化するためのまた別の方法のプロセスの流れ図を示すが、ここで一次ビットストリームはxB/yB符号化ビットストリームに符号化される。

    図11は、本発明のある実施形態に従う、媒体変換が適用された、ネットワーク構造を示す。

    図12は、図11のプラント側のメディアコンバータの、拡大図を示す。

    図13は、図12のコンバータ/多重化装置の、拡大図を示す。

    図14は、図11のローカル側のメディアコンバータの、拡大図を示す。

    図15は、図14の多重分離化装置/コンバータの、拡大図を示す。

    図16は、本発明のある実施形態に従う、一次ビットストリームと追加ビットストリームとを管理するための方法の、プロセスの流れ図である。

    図17は、本発明の他の実施形態に従う、一次ビットストリームと追加ビットストリームとを管理するための方法の、プロセスの流れ図である。

    図18は、本発明のある実施形態に従う、一次ビットストリームと追加ビットストリームとを管理するための方法の、プロセスの流れ図である。

    図19は、本発明の他の実施形態に従う、一次ビットストリームと追加ビットストリームとを管理するための方法の、プロセスの流れ図である。

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